JP2017536244A - スポット溶接ガンから電極キャップを解放する機構 - Google Patents

スポット溶接ガンから電極キャップを解放する機構 Download PDF

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Abstract

スポット溶接ガンの一対の電極キャップホルダから一対の電極キャップを解放する機構。軸の周りで回転できる回転可能部材は円筒内壁を備えた軸方向の貫通キャビティを有し、軸方向に間隔を空けた2つの組のニッチ(20)をその円筒内壁に形成する。各ニッチは回転軸に対して偏心した形状を備えた湾曲軸壁を有する。各組のニッチは同じ周方向に次第に増大する深さおよび曲率(20a、20b)を有する。2つの組のニッチ(20)に部分的に収容される2つの組のグリップローラ(24)は同じ溶接ガン上の2つの電極キャップをグリップするために設けられる。【選択図】図13

Description

本発明は、一般に自動装置によって実行されるスポット溶接の分野に含まれる。特に、本発明はロボットの溶接ガンからおよび/または地面に取り付けた溶接ガンによって除去されなければならない消耗した(worn)電極キャップを解除する機構に関する。
多くの製造ライン、特に自動車製造の分野では抵抗スポット溶接が広く用いられ、ロボットアーム上に取り付けたおよび/または地面に固定した溶接ガンを用いる。各溶接ガンは一般に凸状の円筒外形を有する2つの対向可能な電極キャップを有する。各電極キャップは台座を構成する円錐凹部を有し、溶接ガンの電極キャップホルダ上にカプセルを強力に取り付けることができる。多くの場合、電極キャップは電極ホルダ上の円錐連結(conical coupling)を介して強力に取り付けられ、それは更にガンのアームの1つに同様に固定される。他の場合、電極キャップは溶接ガンの電極ホルダアームに固定したステムにネジ連結を介して取り付けられる。
電極キャップはかなりの消耗に曝され、従って頻繁に新しいものと交換しなければならない。強力に取り付けた電極キャップの除去は、溶接ガンにネジ連結した電極キャップを解放するために行われるように、ネジを外すことと同様の回転運動を与えることによって実行される。
特許文献1は電極キャップを除去する装置を開示する。その装置は、電極キャップをグリップするための回転可能クランプ手段を有する除去器具と、その器具の回転運動用の駆動ユニットと、電極キャップホルダからのその除去後の電極キャップの吸引、および電極キャップホルダの開口端部から現れる冷却媒体の吸引用の吸引手段を備える。
同じ面に並列配置した2つの除去器具を有し、それぞれ逆の回転方向(時計回りと反時計回り)に回転させる装置が提案されている。溶接ロボットは2つの電極キャップの第1の電極キャップを2つの器具の一方に近づけ、その後、第2の器具に第2のキャップを導入するように移動し、第1のものと反対方向にネジを外す動きを与えるようにプログラムしなければならない。
特許文献2は楔形の形状を有する一対の対向フォークを有する電極キャップ除去用の装置を開示し、各フォークはシャンクの厚さに対応する幅を有する。
特許文献3はスポット溶接ガンの電極キャップの交換用装置を開示する。その装置は、溶接ガンの電極キャップホルダから電極キャップを解除する機構を含む。回転可能部材は、所定の軸の周りで回転制御可能であり、回転軸からより偏心したまたは遠くのものと、あまり偏心していないものとを散在させた、交互のシーケンスの長手方向を画定するカム状キャビティと、カム状キャビティ内に収容される電極キャップをグリップする1つの組のローラを有する。解放機構は、回転可能部材を第1の角度位置まで回転させ、最も偏心した区画に沿ってローラを配置し、半径方向に互いに間隔を空け、溶接ガンの電極キャップホルダから除去される電極キャップをそれらの間に導入可能な脱係合状態と、回転可能部材を第2の角度位置まで回転させ、あまり偏心していない長手方向に沿ってローラを配置し、これらのキャップの間に半径方向に締め付ける係合状態の2つの動作状態を交互に取ることができる。第1の角度位置から離れるように回転可能部材を更に回転させることで、キャップは電極キャップホルダから解除される。
EP2327500A1 EP2546018A1 IT1338264
従って、本発明の目的は電極キャップの交換をスピードアップし簡略化することである。本発明の別の目的は、電極キャップキャリアを損傷することなくキャップを除去することである。本発明の他の目的は、組立ライン近傍の嵩高さ(容量)を低減することである。以上のおよび他の目的および利点は、これ以降に現れるが、請求項1に記載の特徴を有する電極キャップを解除する機構によって本発明に従って実現される。好ましい実施形態は従属請求項に記載される。
要約すると、解放機構(リリース機構)は、軸の周りで回転でき、円筒内壁を備えた軸方向の貫通キャビティを有する回転可能部材を備える。円筒内壁には2つの組または2つの配列(orders)のニッチまたは凹部を形成し、それらは、軸方向に互いに間隔を空けて、回転軸に直交する2つの幾何学的平面内にそれぞれ整列される。各ニッチは回転軸に対して偏心した形状を備えた軸方向の湾曲壁を有する。各組のニッチは同じ周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有する。更に、解放機構は第1および第2の組のローラを備え、同じ溶接ガンに取り付けられた2つの電極キャップのそれぞれ一つに係合する。各ローラは、それぞれのニッチに部分的に収容される。
一実施形態では、全てのニッチは同じ周方向に、より狭くなり、2つの電極キャップを同時に解放可能にする。別の実施形態では、1つの組のニッチは、他の組のニッチがより狭くなる周方向とは反対の周方向により狭くなる。この実施形態では、2つの連続するステップで2つの電極キャップを解除可能であり、溶接ガンにネジ留めした電極キャップホルダに適用できる。
解放機構は溶接ロボットの動作を低減できる。それは、溶接ガンから各電極キャップを除去ために、これまで互いに間隔を空けていた2つの解除位置の間で移動するよう、溶接ガンによってこれまで実行されていた複数の動作をなくすことができる。単一の動作によって溶接ガンは本発明の機構を達成し、両方の電極キャップが同時に解除および除去され、またはいずれにせよ溶接ガンを移動させる必要はない。
凹部の構成は、強いクランプ力を必要としない電極キャップに強いクランプ力が加えられないようにする。これは円錐形の電極キャップホルダの界面における損傷を防止し、電極キャップのテーパフィット(taper fit)が無効になり、キャップが電極キャップホルダから外れ、溶接ガンの動作中、金属板に溶接されたままになる危険性を低減する。
ここで、本発明による解放機構のいくつかの好ましいが非限定的な実施形態の構造および機能的特徴を説明する。添付の図面の参照を行う。
本発明の一実施形態による解放機構の斜視図である。 図1の機構の側面図である。 図1の解放機構の部分切り欠き斜視図である。 図1の機構の一部である歯車の斜視図である。 図4の詳細の拡大図である。 図1の機構の内部部品の斜視図である。 図6の部品の別の実施形態の斜視図である。 図1の機構の歯車部材の側面図である。 図8の矢印IXにおける図である。 図8の矢印Xにおける図である。 第1の動作位置の解放機構の正面図である。 図11の詳細の拡大図である。 第2の動作位置の図11の機構の正面図である。 図1の機構の一部である歯車部材の別の実施形態の側面図である。 図14の矢印XVにおける図である。 図14の矢印XVIにおける図である。 図6の部品を含む解放機構の分解図である。 図7の部品を含む解放機構の分解図である。
最初に図1を参照すると、全体として10で指定される解除または解放機構は、回転中心軸xを画定する回転可能部材11を備える。回転可能部材11、この例ではギア部材は、一対のベアリング13、14を介して固定支持部12に対して軸xの周りで回転可能なように取り付けることができる。
回転可能部材11は、スリーブ部18と、スリーブ18の両端に対する横断中心面内で回転軸xと直交するように延在する円形フランジ15とを構成する。円形フランジ15は半径方向の外周歯16を提供できる。この明細書では、「偏心(eccentric)」、「周(circumferential)」、「半径方向(radial)」、「軸方向(axial)」、「内側(inner)」および「外側(outer)」等の位置および向きに関する用語および表現は回転可能部材11の回転軸xに対して言及される。
一般に円筒形の管状のスリーブ部18は軸方向に延在する円筒内壁を有する内側キャビティ19を備え、円筒内壁には軸方向に間隔を空けた2組の偏心ニッチ(窪み)または凹部20、21を形成する。各組のニッチは、円筒部22によって互いに離間された複数の、この例では3つの偏心ニッチを備える。ニッチ20、21は、回転軸xに対して偏心している形状を有する軸方向に延在する湾曲壁20c、21cをそれぞれ有する。更に、各組のニッチは回転軸xと直交する同じ半径方向または横方向に延在する幾何学的平面内にある。
キャビティ19は好ましくは軸方向の貫通キャビティであり、図9と10で視認可能なスリーブ部18の2つの軸方向の両面18a、18b上に開口している。
各シリーズの凹部またはニッチは同じ周方向で次第に増大する深さおよび曲率を有する。
従って、各ニッチは、第1の円筒部22に隣接する、深くなく(つまり、x軸により近く)あまり湾曲していない第1の端部20a、21aと、第1の円筒部から周方向に隣接し且つ間隔を空けた第2の円筒部22に隣接する、より深く(つまり、x軸からより離れ)より湾曲した第2の端部20b、21bを提供する。
言い換えると、キャビティ19の内側に沿った周方向で、各組のニッチのレベルにおいて、円筒面22によって分離されたより大きな曲率を有するより偏心した凹面と、より小さな偏心であり、より小さな曲率を有し、つまり、回転可能部材11の回転中心軸xにより近い凹面との交互の並び(配列)が提供される。
互いに等しく間隔を空けた2つの組の転がり要素24、25、この例ではローラを保持するように適合された保持ケージ23が、キャビティ19内に、半径方向にいくらかの遊びを有して受領されている。各ローラは、その凹部の壁に隣接して各凹部20、21内に部分的に収容される。転がり要素24、25は消耗した電極キャップをクランプするグリップ要素として機能し、溶接ガン上の電極キャップホルダ(不図示)からそれを解放する。
ケージ23は軸方向に間隔を空けた2つのシリーズのポケット26、27を提供し、各ポケットは同じ組の別のローラから周方向に離間されたローラを保持するように適合されている。
一実施形態では、各ポケットは半径方向の当接面28を有し、ローラが同じ解放機構の他のローラと接触しないようにする。
本明細書で示される実施形態では、2つの組のポケットは2つのそれぞれ複数の軸方向の弓状壁の間に形成される。各ポケットはローラの直径より小さな半径方向の厚さまたは深さを有する。図6の実施形態では、一方の組のポケット26は他方の組のポケット27に対して軸方向で交互に配置されている。図7の実施形態では、一方の組のポケット26は他方の組のポケット27に対して軸方向で整列されている。図17と図18は、図6と図7によるケージをそれぞれ用いる解放機構の分解図を示す。ローラ24、25を軸方向で保持するために、2つの環状端部ディスク29、31は、例えば、ネジ30または他の留め具によって、スリーブ部18の軸方向の両端部に固定される。
転がり要素の数は様々であってもよい。本明細書で示される例示的な実施形態では、2つの組が示され、各組は3つの転がり要素を備える。他の実施形態では、3つ以上の組を提供してもよく、および/または1つ以上の組に4つ以上の転がり要素を提供してもよい。ローラの代替え形態として転がり要素はボールであってもよい。
ロボット(図示せず)の溶接ガンから一対の消耗した電極キャップを除去するために、ロボットは解放機構10の近傍にそれ自体の溶接ガンを移動させる。その後、溶接ガンは閉鎖し、軸方向の両側からキャビティ19内に両方の電極キャップを導入する。図11と図12では、面18a側からキャビティ19内に挿入される、2つの電極キャップの一方がEで示されている。より詳細には、電極キャップはローラ24とケージ23との間に画定される空間に挿入される。電極キャップがキャビティ19に入る際、電極キャップは第1の組の凹部20のより深くより湾曲した端部20aに向かって周方向にローラ24を移動させる。同じことは反対側でも起こり、面18b側からキャビティ19内への他の電極キャップの導入は、第2の組の凹部21のより深くより湾曲した端部21bに向かって周方向にローラ25を移動させる。
解放機構を動作させるために、歯16と係合するラック・アンド・ピニオン機構またはギア等のアクチュエータ(図示せず)が用いられ、回転軸xの周りで歯付き回転可能部材11を回転させる。矢印A(図13)によって示される回転方向でのキャビティ19の回転は、キャビティ19に対するローラ24の相対的な変位を引き起こす。解放機構は図11の角度位置から図13の角度位置に移動する。ローラ24が電極キャップEの円筒側面とニッチ20との間に半径方向でクランプされたままになるまで、ローラ24はニッチ20のより深くより偏心した端部20bからあまり深くなくあまり偏心していない端部20aに向かって次第に移動する。回転可能部材11とキャビティ19の回転を継続することによって、ローラ24は電極Eをクランプし、電極Eを駆動して回転可能部材11と共に回転させる。従って、溶接ガン(図示せず)の電極と電極キャップホルダとの間のテーパフィットまたは円錐連結が解放される。
解放機構は同じ溶接ガンの両方の電極キャップを解放させることができ、いったん機構10に溶接ガンを近づけたら、更に溶接ガンを移動させる必要はない。
図8〜図10に示した一実施形態に従って、溶接ガンの2つの電極キャップは2つの連続的なステップで1つずつ解放される。図9の矢印Aは、第1の電極キャップ上にローラ24をクランプさせ、次に溶接ガンの電極キャップホルダからこのキャップをクランプ解除するために、回転可能部材11に与えられる回転方向を示す。図9で視認可能な側面では、周方向がA1で示されており、その方向に、第1の組の凹部20が広がり、第1の組の凹部20は、より浅い端部20aからより深い端部20bに向かって行く。
図9で視認可能な側面では、回転可能部材11の回転方向Aはニッチ20の拡大方向A1と一致しているが、反対側(図10)では回転方向Aは周方向A2とは一致せず、周方向A2では第2の組のニッチ21が広がり、より浅い端部21aからより深い端部21bに向かって行く。言い換えると、第1の組のニッチ20は同じ第1の周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有するが、第2の組の凹部21は第1の周方向とは反対の同じ第2の周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有する。この構成の結果として、回転可能部材11を回転方向Aで回転させると、第1の組のローラ24はニッチ20のあまり深くない端部20aに向かって導かれ、第1の電極キャップを半径方向に締め付ける。同時に、第2の電極キャップを回転させることなく、第2の組のローラ25は凹部21のより深い端部21bに向かって同時に移動する。回転方向Aとは反対方向に回転可能部材を回転させる場合、逆のことが発生する。従って、2つの回転方向のいずれか一方での図8〜10の回転可能部材11の回転が2つの電極キャップの1つだけをクランプさせ、その後、これを解放する。両方のキャップを解除するには、図8〜図10の回転可能部材11を最初に第1の回転方向に回転させ、その後、逆方向に回転させる必要がある。
2つの組のニッチの上記の反対の方向は、同じ溶接ガンの2つの電極キャップホルダにそれぞれ取り付けた2つの電極キャップの解除を2つの連続的なステップで可能にする。これは、溶接ガンの各アーム上に力連結(圧力連結;force coupling)または円錐連結(テーパフィット)で取り付けられたタイプの電極キャップホルダと、溶接ガンにネジで取り付けられた(ネジ留めされた)電極キャップホルダとの両方に当てはまる。後者の形態では、回転可能部材に与えられる回転は溶接ガンの各アームへの電極ホルダのネジ留め方向と一致する。与えられる回転は溶接ガンから電極キャップホルダをねじって外すことはない。
図14〜図16に示した別の実施形態は、タイトフィット(tight fit)またはテーパフィットによって溶接ガンの2つのアームに取り付けられた電極キャップの両方を、単一ステップで同時に解除することを可能にする。全ての凹部20と21、つまり第1の組の両方と第2の組の両方が、1つの同じ周方向で次第に増大する深さおよび曲率を有する。
図15の矢印Aは、回転可能部材11に回転が与えられたとき、第1の電極キャップ上のローラ24にクランプを発生させ、次に溶接ガンの支持シャンクからこのキャップを解放させる回転方向を示す。図15に示した側面では、周方向がA1で示されており、その方向に、第1の組の凹部20が広がり、より浅い端部20aからより深い端部20bに向かって行く。図15で視認可能な側面では、回転可能部材11の回転方向Aはニッチ20の拡大方向A1と一致する。更に、反対の側面(図16)では、回転方向Aは第2の組のニッチ21を拡大し、より浅い端部21aからより深い端部21bに向かって行く周方向A2と一致する。この構成の結果として、回転可能部材11を回転方向Aに回転させると、第1の組のローラ24および第2の組のローラ25の両方がニッチ20、21のより浅い端部20a、21aに向かって移動され、それによって2つの電極キャップを半径方向に締め付ける。回転可能部材11を回転方向Aとは反対方向に回転させると、第1の組のローラ24と第2の組のローラ25の両方がニッチ20、21のより深い端部20b、21bに向かって移動され、電極キャップを締め付けることも、それらを回転させることもない。
従って、両方のキャップを締め付けることは、2つの可能な回転方向の1つのみの方向に図14〜図16による回転可能部材11を回転させることによって実現される。
図14〜図16の実施形態は、同じ回転周方向で増大する曲率および深さを有する2つの組のニッチを提供する。この実施形態は、溶接ガンのアームにテーパフィットまたはタイトフィットで取り付けられた電極キャップホルダから2つの電極キャップを解放する場合に適用可能である。この実施形態は、同じ方向に両方のカプセルを同時に回転させると、溶接ガンのアームから電極キャップホルダの一方をねじって外すことになるので、溶接ガンにネジで取り付けた電極キャップホルダには適さない。
解除後は、電極キャップは重力によって容器に落下する。
当然のことながら、解放機構は自己適応型(self-adaptive)である。既知のように、電極キャップを解放するために必要なトルクは、組み立て中に加えられた閉鎖力、および電極キャップと電極キャップホルダの円錐シャンクとの界面に生じる酸化の度合いの関数として随時変動する。この解放機構は、要求される解除トルクに実質的に比例する半径方向のクランプ力を各電極キャップに加える。従って、強いクランプ力は強い解除トルクを必要とする電極キャップにだけ加えられる。適度な力で取り付けられたまたは酸化していない(錆びていない)電極キャップは、適度な半径方向のクランプ力を加えることによって解除される。これは、大部分の電極キャップに、電極キャップキャリアの円錐界面の表面を損傷させる可能性がある過度に強い半径方向のクランプ力を加えることを防止する。本開示内容の解放機構では、溶接ロボットは、解放機構内にx軸と同軸方向にキャップを導入するために、x軸に沿っての移動のみを実行することが要求されるので、溶接ロボットのプログラミング時間および必要な移動が低減される。以降の追加の回転移動は必要とされない。最後に、両方の電極キャップを解除するための単一の作業台は、全体の寸法を低減し、機構をフレキシブルにし、例えば、ドレッシング装置(dressing device)の近傍等、最も便利な場所で溶接ライン内によりフレキシブルに設置できるようにする。
本発明の様々な態様および実施形態を説明した。当然のことながら、各実施形態は任意の他の実施形態と組み合わせてもよい。例えば、図8〜図10に示した実施形態によるまたは図14〜図16による回転可能部材11は図6または図7によるケージと共に用いてもよい。他の実施形態(図示せず)では、回転可能部材11は、例えば、ベルトまたは別の種類の駆動部によって駆動される外周歯のない車輪であってもよい。他の実施形態(図示せず)では、回転可能部材は駆動接続ロッドに連結されたレバーであってもよい。更に、本発明は説明した実施形態には限定されないが、添付の請求項によって規定される範囲内で様々であってもよい。
本発明は、一般に自動装置によって実行されるスポット溶接の分野に含まれる。特に、本発明はロボットの溶接ガンからおよび/または地面に取り付けた溶接ガンによって除去されなければならない消耗した(worn)電極キャップを解除する機構に関する。
多くの製造ライン、特に自動車製造の分野では抵抗スポット溶接が広く用いられ、ロボットアーム上に取り付けたおよび/または地面に固定した溶接ガンを用いる。各溶接ガンは一般に凸状の円筒外形を有する2つの対向可能な電極キャップを有する。各電極キャップは台座を構成する円錐凹部を有し、溶接ガンの電極キャップホルダ上にカプセルを強力に取り付けることができる。多くの場合、電極キャップは電極ホルダ上の円錐連結(conical coupling)を介して強力に取り付けられ、それは更にガンのアームの1つに同様に固定される。他の場合、電極キャップは溶接ガンの電極ホルダアームに固定したステムにネジ連結を介して取り付けられる。
電極キャップはかなりの消耗に曝され、従って頻繁に新しいものと交換しなければならない。強力に取り付けた電極キャップの除去は、溶接ガンにネジ連結した電極キャップを解放するために行われるように、ネジを外すことと同様の回転運動を与えることによって実行される。
特許文献1は電極キャップを除去する装置を開示する。その装置は、電極キャップをグリップするための回転可能クランプ手段を有する除去器具と、その器具の回転運動用の駆動ユニットと、電極キャップホルダからのその除去後の電極キャップの吸引、および電極キャップホルダの開口端部から現れる冷却媒体の吸引用の吸引手段を備える。
同じ面に並列配置した2つの除去器具を有し、それぞれ逆の回転方向(時計回りと反時計回り)に回転させる装置が提案されている。溶接ロボットは2つの電極キャップの第1の電極キャップを2つの器具の一方に近づけ、その後、第2の器具に第2のキャップを導入するように移動し、第1のものと反対方向にネジを外す動きを与えるようにプログラムしなければならない。
特許文献2はスポット溶接ガンの各対の電極キャップホルダから一対の電極キャップを解放する機構を開示する。その機構は第1のおよび第2の歯車を備え、電極キャップをそれぞれ解除する。第2の歯車への回転運動を伝達および反転するために機械式伝達機が設けられる。
特許文献3は楔形の形状を有する一対の対向フォークを有する電極キャップ除去用の装置を開示し、各フォークはシャンクの厚さに対応する幅を有する。
特許文献4はスポット溶接ガンの電極キャップの交換用装置を開示する。その装置は、溶接ガンの電極キャップホルダから電極キャップを解除する機構を含む。回転可能部材は、所定の軸の周りで回転制御可能であり、回転軸からより偏心したまたは遠くのものと、あまり偏心していないものとを散在させた、交互のシーケンスの長手方向を画定するカム状キャビティと、カム状キャビティ内に収容される電極キャップをグリップする1つの組のローラを有する。解放機構は、回転可能部材を第1の角度位置まで回転させ、最も偏心した区画に沿ってローラを配置し、半径方向に互いに間隔を空け、溶接ガンの電極キャップホルダから除去される電極キャップをそれらの間に導入可能な脱係合状態と、回転可能部材を第2の角度位置まで回転させ、あまり偏心していない長手方向に沿ってローラを配置し、これらのキャップの間に半径方向に締め付ける係合状態の2つの動作状態を交互に取ることができる。第1の角度位置から離れるように回転可能部材を更に回転させることで、キャップは電極キャップホルダから解除される。
EP2327500A1 EP2639005A2 EP2546018A1 IT1338264
従って、本発明の目的は電極キャップの交換をスピードアップし簡略化することである。本発明の別の目的は、電極キャップキャリアを損傷することなくキャップを除去することである。本発明の他の目的は、組立ライン近傍の嵩高さ(容量)を低減することである。以上のおよび他の目的および利点は、これ以降に現れるが、請求項1に記載の特徴を有する電極キャップを解除する機構によって本発明に従って実現される。好ましい実施形態は従属請求項に記載される。
要約すると、解放機構(リリース機構)は、軸の周りで回転でき、円筒内壁を備えた軸方向の貫通キャビティを有する回転可能部材を備える。円筒内壁には2つの組または2つの配列(orders)のニッチまたは凹部を形成し、それらは、軸方向に互いに間隔を空けて、回転軸に直交する2つの幾何学的平面内にそれぞれ整列される。各ニッチは回転軸に対して偏心した形状を備えた軸方向の湾曲壁を有する。各組のニッチは同じ周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有する。更に、解放機構は第1および第2の組のローラを備え、同じ溶接ガンに取り付けられた2つの電極キャップのそれぞれ一つに係合する。各ローラは、それぞれのニッチに部分的に収容される。
一実施形態では、全てのニッチは同じ周方向に、より狭くなり、2つの電極キャップを同時に解放可能にする。別の実施形態では、1つの組のニッチは、他の組のニッチがより狭くなる周方向とは反対の周方向により狭くなる。この実施形態では、2つの連続するステップで2つの電極キャップを解除可能であり、溶接ガンにネジ留めした電極キャップホルダに適用できる。
解放機構は溶接ロボットの動作を低減できる。それは、溶接ガンから各電極キャップを除去ために、これまで互いに間隔を空けていた2つの解除位置の間で移動するよう、溶接ガンによってこれまで実行されていた複数の動作をなくすことができる。単一の動作によって溶接ガンは本発明の機構を達成し、両方の電極キャップが同時に解除および除去され、またはいずれにせよ溶接ガンを移動させる必要はない。
凹部の構成は、強いクランプ力を必要としない電極キャップに強いクランプ力が加えられないようにする。これは円錐形の電極キャップホルダの界面における損傷を防止し、電極キャップのテーパフィット(taper fit)が無効になり、キャップが電極キャップホルダから外れ、溶接ガンの動作中、金属板に溶接されたままになる危険性を低減する。
ここで、本発明による解放機構のいくつかの好ましいが非限定的な実施形態の構造および機能的特徴を説明する。添付の図面の参照を行う。
本発明の一実施形態による解放機構の斜視図である。 図1の機構の側面図である。 図1の解放機構の部分切り欠き斜視図である。 図1の機構の一部である歯車の斜視図である。 図4の詳細の拡大図である。 図1の機構の内部部品の斜視図である。 図6の部品の別の実施形態の斜視図である。 図1の機構の歯車部材の側面図である。 図8の矢印IXにおける図である。 図8の矢印Xにおける図である。 第1の動作位置の解放機構の正面図である。 図11の詳細の拡大図である。 第2の動作位置の図11の機構の正面図である。 図1の機構の一部である歯車部材の別の実施形態の側面図である。 図14の矢印XVにおける図である。 図14の矢印XVIにおける図である。 図6の部品を含む解放機構の分解図である。 図7の部品を含む解放機構の分解図である。
最初に図1を参照すると、全体として10で指定される解除または解放機構は、回転中心軸xを画定する回転可能部材11を備える。回転可能部材11、この例ではギア部材は、一対のベアリング13、14を介して固定支持部12に対して軸xの周りで回転可能なように取り付けることができる。
回転可能部材11は、スリーブ部18と、スリーブ18の両端に対する横断中心面内で回転軸xと直交するように延在する円形フランジ15とを構成する。円形フランジ15は半径方向の外周歯16を提供できる。この明細書では、「偏心(eccentric)」、「周(circumferential)」、「半径方向(radial)」、「軸方向(axial)」、「内側(inner)」および「外側(outer)」等の位置および向きに関する用語および表現は回転可能部材11の回転軸xに対して言及される。
一般に円筒形の管状のスリーブ部18は軸方向に延在する円筒内壁を有する内側キャビティ19を備え、円筒内壁には軸方向に間隔を空けた2組の偏心ニッチ(窪み)または凹部20、21を形成する。各組のニッチは、円筒部22によって互いに離間された複数の、この例では3つの偏心ニッチを備える。ニッチ20、21は、回転軸xに対して偏心している形状を有する軸方向に延在する湾曲壁20c、21cをそれぞれ有する。更に、各組のニッチは回転軸xと直交する同じ半径方向または横方向に延在する幾何学的平面内にある。
キャビティ19は好ましくは軸方向の貫通キャビティであり、図9と10で視認可能なスリーブ部18の2つの軸方向の両面18a、18b上に開口している。
各シリーズの凹部またはニッチは同じ周方向で次第に増大する深さおよび曲率を有する。
従って、各ニッチは、第1の円筒部22に隣接する、深くなく(つまり、x軸により近く)あまり湾曲していない第1の端部20a、21aと、第1の円筒部から周方向に隣接し且つ間隔を空けた第2の円筒部22に隣接する、より深く(つまり、x軸からより離れ)より湾曲した第2の端部20b、21bを提供する。
言い換えると、キャビティ19の内側に沿った周方向で、各組のニッチのレベルにおいて、円筒面22によって分離されたより大きな曲率を有するより偏心した凹面と、より小さな偏心であり、より小さな曲率を有し、つまり、回転可能部材11の回転中心軸xにより近い凹面との交互の並び(配列)が提供される。
互いに等しく間隔を空けた2つの組の転がり要素24、25、この例ではローラを保持するように適合された保持ケージ23が、キャビティ19内に、半径方向にいくらかの遊びを有して受領されている。各ローラは、その凹部の壁に隣接して各凹部20、21内に部分的に収容される。転がり要素24、25は消耗した電極キャップをクランプするグリップ要素として機能し、溶接ガン上の電極キャップホルダ(不図示)からそれを解放する。
ケージ23は軸方向に間隔を空けた2つのシリーズのポケット26、27を提供し、各ポケットは同じ組の別のローラから周方向に離間されたローラを保持するように適合されている。
一実施形態では、各ポケットは半径方向の当接面28を有し、ローラが同じ解放機構の他のローラと接触しないようにする。
本明細書で示される実施形態では、2つの組のポケットは2つのそれぞれ複数の軸方向の弓状壁の間に形成される。各ポケットはローラの直径より小さな半径方向の厚さまたは深さを有する。図6の実施形態では、一方の組のポケット26は他方の組のポケット27に対して軸方向で交互に配置されている。図7の実施形態では、一方の組のポケット26は他方の組のポケット27に対して軸方向で整列されている。図17と図18は、図6と図7によるケージをそれぞれ用いる解放機構の分解図を示す。ローラ24、25を軸方向で保持するために、2つの環状端部ディスク29、31は、例えば、ネジ30または他の留め具によって、スリーブ部18の軸方向の両端部に固定される。
転がり要素の数は様々であってもよい。本明細書で示される例示的な実施形態では、2つの組が示され、各組は3つの転がり要素を備える。他の実施形態では、3つ以上の組を提供してもよく、および/または1つ以上の組に4つ以上の転がり要素を提供してもよい。ローラの代替え形態として転がり要素はボールであってもよい。
ロボット(図示せず)の溶接ガンから一対の消耗した電極キャップを除去するために、ロボットは解放機構10の近傍にそれ自体の溶接ガンを移動させる。その後、溶接ガンは閉鎖し、軸方向の両側からキャビティ19内に両方の電極キャップを導入する。図11と図12では、面18a側からキャビティ19内に挿入される、2つの電極キャップの一方がEで示されている。より詳細には、電極キャップはローラ24とケージ23との間に画定される空間に挿入される。電極キャップがキャビティ19に入る際、電極キャップは第1の組の凹部20のより深くより湾曲した端部20aに向かって周方向にローラ24を移動させる。同じことは反対側でも起こり、面18b側からキャビティ19内への他の電極キャップの導入は、第2の組の凹部21のより深くより湾曲した端部21bに向かって周方向にローラ25を移動させる。
解放機構を動作させるために、歯16と係合するラック・アンド・ピニオン機構またはギア等のアクチュエータ(図示せず)が用いられ、回転軸xの周りで歯付き回転可能部材11を回転させる。矢印A(図13)によって示される回転方向でのキャビティ19の回転は、キャビティ19に対するローラ24の相対的な変位を引き起こす。解放機構は図11の角度位置から図13の角度位置に移動する。ローラ24が電極キャップEの円筒側面とニッチ20との間に半径方向でクランプされたままになるまで、ローラ24はニッチ20のより深くより偏心した端部20bからあまり深くなくあまり偏心していない端部20aに向かって次第に移動する。回転可能部材11とキャビティ19の回転を継続することによって、ローラ24は電極Eをクランプし、電極Eを駆動して回転可能部材11と共に回転させる。従って、溶接ガン(図示せず)の電極と電極キャップホルダとの間のテーパフィットまたは円錐連結が解放される。
解放機構は同じ溶接ガンの両方の電極キャップを解放させることができ、いったん機構10に溶接ガンを近づけたら、更に溶接ガンを移動させる必要はない。
図8〜図10に示した一実施形態に従って、溶接ガンの2つの電極キャップは2つの連続的なステップで1つずつ解放される。図9の矢印Aは、第1の電極キャップ上にローラ24をクランプさせ、次に溶接ガンの電極キャップホルダからこのキャップをクランプ解除するために、回転可能部材11に与えられる回転方向を示す。図9で視認可能な側面では、周方向がA1で示されており、その方向に、第1の組の凹部20が広がり、第1の組の凹部20は、より浅い端部20aからより深い端部20bに向かって行く。
図9で視認可能な側面では、回転可能部材11の回転方向Aはニッチ20の拡大方向A1と一致しているが、反対側(図10)では回転方向Aは周方向A2とは一致せず、周方向A2では第2の組のニッチ21が広がり、より浅い端部21aからより深い端部21bに向かって行く。言い換えると、第1の組のニッチ20は同じ第1の周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有するが、第2の組の凹部21は第1の周方向とは反対の同じ第2の周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有する。この構成の結果として、回転可能部材11を回転方向Aで回転させると、第1の組のローラ24はニッチ20のあまり深くない端部20aに向かって導かれ、第1の電極キャップを半径方向に締め付ける。同時に、第2の電極キャップを回転させることなく、第2の組のローラ25は凹部21のより深い端部21bに向かって同時に移動する。回転方向Aとは反対方向に回転可能部材を回転させる場合、逆のことが発生する。従って、2つの回転方向のいずれか一方での図8〜10の回転可能部材11の回転が2つの電極キャップの1つだけをクランプさせ、その後、これを解放する。両方のキャップを解除するには、図8〜図10の回転可能部材11を最初に第1の回転方向に回転させ、その後、逆方向に回転させる必要がある。
2つの組のニッチの上記の反対の方向は、同じ溶接ガンの2つの電極キャップホルダにそれぞれ取り付けた2つの電極キャップの解除を2つの連続的なステップで可能にする。これは、溶接ガンの各アーム上に力連結(圧力連結;force coupling)または円錐連結(テーパフィット)で取り付けられたタイプの電極キャップホルダと、溶接ガンにネジで取り付けられた(ネジ留めされた)電極キャップホルダとの両方に当てはまる。後者の形態では、回転可能部材に与えられる回転は溶接ガンの各アームへの電極ホルダのネジ留め方向と一致する。与えられる回転は溶接ガンから電極キャップホルダをねじって外すことはない。
図14〜図16に示した別の実施形態は、タイトフィット(tight fit)またはテーパフィットによって溶接ガンの2つのアームに取り付けられた電極キャップの両方を、単一ステップで同時に解除することを可能にする。全ての凹部20と21、つまり第1の組の両方と第2の組の両方が、1つの同じ周方向で次第に増大する深さおよび曲率を有する。
図15の矢印Aは、回転可能部材11に回転が与えられたとき、第1の電極キャップ上のローラ24にクランプを発生させ、次に溶接ガンの支持シャンクからこのキャップを解放させる回転方向を示す。図15に示した側面では、周方向がA1で示されており、その方向に、第1の組の凹部20が広がり、より浅い端部20aからより深い端部20bに向かって行く。図15で視認可能な側面では、回転可能部材11の回転方向Aはニッチ20の拡大方向A1と一致する。更に、反対の側面(図16)では、回転方向Aは第2の組のニッチ21を拡大し、より浅い端部21aからより深い端部21bに向かって行く周方向A2と一致する。この構成の結果として、回転可能部材11を回転方向Aに回転させると、第1の組のローラ24および第2の組のローラ25の両方がニッチ20、21のより浅い端部20a、21aに向かって移動され、それによって2つの電極キャップを半径方向に締め付ける。回転可能部材11を回転方向Aとは反対方向に回転させると、第1の組のローラ24と第2の組のローラ25の両方がニッチ20、21のより深い端部20b、21bに向かって移動され、電極キャップを締め付けることも、それらを回転させることもない。
従って、両方のキャップを締め付けることは、2つの可能な回転方向の1つのみの方向に図14〜図16による回転可能部材11を回転させることによって実現される。
図14〜図16の実施形態は、同じ回転周方向で増大する曲率および深さを有する2つの組のニッチを提供する。この実施形態は、溶接ガンのアームにテーパフィットまたはタイトフィットで取り付けられた電極キャップホルダから2つの電極キャップを解放する場合に適用可能である。この実施形態は、同じ方向に両方のカプセルを同時に回転させると、溶接ガンのアームから電極キャップホルダの一方をねじって外すことになるので、溶接ガンにネジで取り付けた電極キャップホルダには適さない。
解除後は、電極キャップは重力によって容器に落下する。
当然のことながら、解放機構は自己適応型(self-adaptive)である。既知のように、電極キャップを解放するために必要なトルクは、組み立て中に加えられた閉鎖力、および電極キャップと電極キャップホルダの円錐シャンクとの界面に生じる酸化の度合いの関数として随時変動する。この解放機構は、要求される解除トルクに実質的に比例する半径方向のクランプ力を各電極キャップに加える。従って、強いクランプ力は強い解除トルクを必要とする電極キャップにだけ加えられる。適度な力で取り付けられたまたは酸化していない(錆びていない)電極キャップは、適度な半径方向のクランプ力を加えることによって解除される。これは、大部分の電極キャップに、電極キャップキャリアの円錐界面の表面を損傷させる可能性がある過度に強い半径方向のクランプ力を加えることを防止する。本開示内容の解放機構では、溶接ロボットは、解放機構内にx軸と同軸方向にキャップを導入するために、x軸に沿っての移動のみを実行することが要求されるので、溶接ロボットのプログラミング時間および必要な移動が低減される。以降の追加の回転移動は必要とされない。最後に、両方の電極キャップを解除するための単一の作業台は、全体の寸法を低減し、機構をフレキシブルにし、例えば、ドレッシング装置(dressing device)の近傍等、最も便利な場所で溶接ライン内によりフレキシブルに設置できるようにする。
本発明の様々な態様および実施形態を説明した。当然のことながら、各実施形態は任意の他の実施形態と組み合わせてもよい。例えば、図8〜図10に示した実施形態によるまたは図14〜図16による回転可能部材11は図6または図7によるケージと共に用いてもよい。他の実施形態(図示せず)では、回転可能部材11は、例えば、ベルトまたは別の種類の駆動部によって駆動される外周歯のない車輪であってもよい。他の実施形態(図示せず)では、回転可能部材は駆動接続ロッドに連結されたレバーであってもよい。更に、本発明は説明した実施形態には限定されないが、添付の請求項によって規定される範囲内で様々であってもよい。

Claims (10)

  1. スポット溶接ガンの各対の電極キャップホルダから電極キャップ対を解放する機構において、
    軸(x)の周りで回転するように駆動可能で、且つ円筒内壁を備えた軸方向に延在する貫通キャビティ(19)を有する回転可能部材(11)であって、前記円筒内壁に、第1の組のニッチ(20)と、前記第1の組のニッチ(20)から軸方向に間隔をあけた第2の組のニッチ(21)とが形成され、前記ニッチはそれぞれ前記回転軸(x)に対して偏心した形状を備えた湾曲軸壁(20c、21c)を有し、各組の前記ニッチは同じ周方向に次第に増大する深さおよび曲率を有する、回転可能部材(11)と、
    第1および第2の電極キャップ(E)をそれぞれグリップするための第1の(24)および第2の(25)組のグリップ転がり要素であって、各転がり要素が各ニッチ(20、21)に部分的に収容される、第1の(24)および第2の(25)組のグリップ転がり要素と、を備える機構。
  2. 各組の前記ニッチは円筒壁(22)の長さによって分離され、各ニッチは円筒壁(22)の長さに隣接する低深度且つ低湾曲の第1の端部(20a、21a)と、円筒壁(22)の別の長さに隣接し、前記第1の端部よりも高深度且つ高湾曲の第2の端部(20b、21b)を有する、請求項1に記載の解放機構。
  3. 前記回転可能部材(11)は前記回転軸の周りの2つの角度位置、つまり、
    前記2つの組の転がり要素の少なくとも一方の転がり要素(24、25)が前記各ニッチ(20、21)の高深度且つ高湾曲の前記第2の端部(20b、21b)に隣接して配置され、溶接ガンの電極キャップホルダによって保持された電極キャップ(E)を前記少なくとも1つの組の転がり要素の間に導入可能な第1の角度位置と、
    前記第1の角度位置に対して回転された第2の角度位置であって、前記少なくとも1つの組の転がり要素が前記電極キャップと前記ニッチの低深度且つ低湾曲の端部(20a、21a)との間に半径方向にクランプされ、前記第1の角度位置から離れる前記回転可能部材(11)の更なる回転によって前記溶接ガンの前記各電極キャップホルダから前記電極キャップを解放する第2の角度位置と、
    に交互に到達可能である、請求項2に記載の解放機構。
  4. 前記第1の組のニッチ(20)は同じ第1の周方向に次第で増大する深さおよび曲率を有し、前記第2の組のニッチ(21)は前記第1の周方向とは反対の同じ第2の周方向で次第に増大する深さおよび曲率を有し、それによって前記転がり要素は前記回転軸の周りの2つの角度位置、つまり、
    前記2つの組の転がり要素の第1の組の転がり要素(24)が各ニッチ(20)の高湾曲且つ高深度の前記第2の端部(20b)に隣接して配置され、前記第2の組の転がり要素(25)が前記各ニッチ(21)の低湾曲且つ低深度の第1の端部(21a)に隣接して配置される第1の角度位置と、
    前記第1の角度位置に対して回転された第2の角度位置であって、前記第1の組の転がり要素(24)が前記各ニッチ(20)の低湾曲且つ低深度の前記第1の端部(20a)に隣接して配置され、前記第2の組の転がり要素(25)が前記各ニッチ(21)の高湾曲且つ高深度の前記第2の端部(21b)に隣接して配置される第2の角度位置と、
    に交互に到達可能である、請求項2または3に記載の解放機構。
  5. 前記第1のおよび第2の組の全てのニッチ(20、21)は同じ単一の周方向で次第に増大する深さおよび曲率を有し、それによって前記回転可能部材は回転軸の周りの2つの角度位置、つまり、
    前記第1のおよび第2の組の転がり要素の前記転がり要素(24、25)が前記各ニッチ(20、21)の高湾曲且つ高深度の前記第2の端部(20b、21b)に隣接して配置される第1の角度位置と、
    前記第1の角度位置に対して回転された第2の角度位置であって、前記第1のおよび第2の組の転がり要素の前記転がり要素(24、25)が前記各ニッチ(20、21)の低湾曲且つ低深度の前記第1の端部(20a、21a)に隣接して配置される第2の角度位置と、
    に交互に到達可能である、請求項2または3に記載の解放機構。
  6. 前記キャビティ(19)内の半径方向の遊びをもって収容される保持ケージ(23)を備え、前記保持ケージ(23)は軸方向に間隔を空けた2つの組のポケット(26、27)を有し、各ポケットは同じ組の他の転がり要素から周方向に間隔を空け、且つ各ニッチ(20、21)に部分的に収容される前記転がり要素(24、25)の1つを保持する、請求項1から5のいずれか一項または複数項に記載の解放機構。
  7. 前記1つの組のポケット(26)は前記他の組のポケット(27)に対して軸方向に交互に配置されている、請求項6に記載の解放機構。
  8. 前記1つの組のポケット(26)は前記他の組のポケット(27)に対して軸方向に整列されている、請求項6に記載の解放機構。
  9. 前記グリップ転がり要素(24、25)はローラである、請求項1から8のいずれか一項に記載の解放機構。
  10. 前記回転可能部材(11)は、
    前記軸方向に延在する内部キャビティ(19)、および前記キャビティ(19)が開口している2つの軸方向に対向する面(18a、18b)を提供する中央スリーブ部(18)と、
    前記スリーブ部(18)から半径方向外向きに延在する円形フランジ(15)と、
    前記円形フランジ(15)上に形成され、前記回転軸(x)の周りで前記回転可能部材(11)の回転を引き起こすアクチュエータ装置と係合する半径方向外面(16)と、
    を備える請求項1から9のいずれか一項に記載の解放機構。
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