JP2017535810A - ビーム整形コンポーネントを備える光ファイバアセンブリ - Google Patents
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Abstract
光ファイバ、及び前記光ファイバの先端に取り付けられるビーム整形コンポーネントを含む光ファイバアセンブリが提供される。前記光ファイバは、第1の形状を画定する空間プロファイルを有する導波モードをサポートする。前記ビーム整形コンポーネントは、光路を画定し、且つ、内側の屈折率値よりも大きい外側の屈折率値を含む横断屈折率プロファイルを有する。前記ビーム整形コンポーネントは、前記第1の形状と前記第1の形状とは異なる第2の形状との間で光路に沿って伝搬する光ビームの空間プロファイルを変換する。前記光学アセンブリは、例えば、ガウス光ビームをフラットトップ又はドーナツ形状に変換し得る。
Description
本発明は、光ファイバの分野に関するものであり、より具体的には、光ファイバの先端から突き出るビーム整形コンポーネントを有する光ファイバアセンブリに関する。
光ファイバは、多数の用途に関して光を導くために用いられる。標準的な単一モード光ファイバでは、導かれた光は、その強度がファイバの縦軸に対して横断的にガウス様プロファイルを画定するように光が空間的に分布する一つの利用可能なモード、つまり、ガウス形状に強く酷似する横断光分布、において伝搬する。多モード光ファイバの基本モードもまた、ガウス様形状を画定する。
いくつかの用途に関して、光ファイバから出力される光が異なる空間プロファイルを有することが望まれ得る。例えば加工用途に関して、鋭い遷移を備える明確に画定されたプロファイル、例えば、可能な限り切り立ったビームの端での遷移及びこれらの端の間での一定の光強度を備える“フラットトップ”プロファイル、を有することが光ビームにとってしばしば好ましい。フラットトッププロファイルはまた、集積光導波路内へ光を結合するために有用である。他の可能な形状の内、ビームプロファイルが暗い又は低い強度中心の周りでより高い強度のリングを画定する“ドーナツ様”形状はまた、例えば、光学顕微鏡、プラスチック加工及びレーザートラッピング用途において、関心がある。
典型的な光ファイバによって導かれるガウスビームをフラットトップビーム又は標準的なガウス様プロファイルとは異なる他の形状に変換するための様々な技術が当該技術分野において知られている。
いくつかのこのような技術は、レンズ、フィルター、回折素子及び同様のもの等の、光ファイバの出力の下流に配されるバルク素子の使用を含む。様々な配置における非球面レンズが、この目的のために一般的に用いられる。しかしながら、自由空間解決法は、いくつかの欠点により苦労する。それらはしばしば嵩張り、それらは、コンポーネントのアライメントに大きく依存し得、低い製作公差を有し得、低い効率により典型的に苦労し得る。
非特許文献1は、凹型コーンチップを形成するために単一モード光ファイバの端部が逆エッチングによって修正されるビーム変換スキームを教示する。エッチングされたコーンは、ファイバのコアへ閉じ込められ得る、又はクラッド内へ伸び得る。このアプローチは、単一モードファイバにおいて伝搬するガウスビームからの、いくらかフラットトップ形状の出力を提供し得る。
光ビームを運ぶ光ファイバの変換を含む他のビーム整形方法は、ファイバにおけるLPG(Long Period Grating)の規定(例えばUS2009/00907807(GU等)を参照)、又は切り立ったテーパー(非特許文献2)を含む。しかしながら、いずれの方法も、大きな損失に苦しみ得、LPGsはさらに、いくつかの用途に有害であり得る固有の波長依存性を有し得る。
非特許文献3は、ガウスビームをシルクハット、ドーナツ形状、テーパー形状及びベッセル様ビーム等の異なる形状のビームに変換するために、光ファイバの端部で取り付けられる円筒状多モード導波路の短い部分の使用を教示する。この技術は、導波路の追加された部分における多モード干渉(MMI)の原理に基づく。しかしながら、このアプローチは、多モード導波路の長さ上の厳密な製作公差により苦労し得る。
光ビームの空間プロファイルを、光ファイバによって典型的には運ばれるガウス様形状からフラットトップ又は他の所望の形状に変換するための、効率的な、単純な且つ低コストのビーム整形スキームに関する必要性が残る。
MAYEH等("Laser Beam Shaping and Mode Conversion in Optical Fibers", Photonic Sensors (2011) Vol. 1 No. 2: 187-198)
Tian等 "Laser beam shaping using a single-mode fiber abrupt taper", Optics Letters vol. 34, No. 3: 229 (February 1, 2009)
ZHU等("Coherent beam transformations using multimode waveguides", Optics Express 7506, Vol. 18, No. 7, 29 March 2010)
一態様に従うと、第1の形状を画定する空間プロファイルを有する導波モードをサポートする光ファイバを含む光ファイバアセンブリが提供される。光学アセンブリは、光ファイバの先端に取り付けられ且つ光学的に結合される第1の端部、及び第1の端部の反対側の第2の端部を有するビーム整形コンポーネントをさらに含む。ビーム整形コンポーネントは、第1の端部と第2の端部との間の光路を画定し、内側の屈折率値よりも大きい外側の屈折率値を含む横断屈折率プロファイルを有する。ビーム整形コンポーネントは、第1の端部及び第2の端部の内の一つで注入される光ビームの空間プロファイルを変換し、第1の端部での第1の形状と第2の端部での第1の形状とは異なる第2の形状との間で光路に沿って伝搬する。
光ファイバは、単一モード又は多モードであり得る。いくつかの実施形態では、ビーム整形コンポーネントとは、光ファイバの先端に融合され得る。
有利には、いくつかの変形例では、ビーム整形コンポーネントは、光ファイバからの光ビームをガウス形状から、例えば“フラットトップ”又は“ドーナツ”形状等の非ガウス形状に変換し得る。
いくつかの実装では、ビーム整形コンポーネントは、内側の屈折率値によって特徴づけられる内側領域、及び外側の屈折率値によって特徴づけられる外側領域を有し得る。例えば、光ファイバがシリカ系ファイバである場合では、ビーム整形コンポーネントの外側領域は、シリカガラスで作製され得、内側領域は、少なくとも一つの屈折率低下ドーパントによってドープされたシリカガラスで作製され得る。屈折率低下ドーパントは、例えばホウ素、フッ素又はそれらの組み合わせを含み得る。いくつかの変形例では、内側領域は、コア、第1のリング及び第2のリングを同心円状に含み得る。
他の特徴及び優位点は、添付の図面を参照して好ましい実施形態を読むことでより良く理解されるであろう。
本発明の実施形態に従って、光ファイバの先端に取り付けられるビーム整形コンポーネントを有する光学アセンブリが提供される。
図1A(従来技術)は、光ファイバ22、及びこのようなファイバによって出力される光ビームの典型的なプロファイル21を示す。典型的な光ファイバは、導波コア26及びクラッド28を含み、複数のクラッド、及び/又は保護ジャケット若しくはコーティング(図示されない)をさらに含み得る。
光ファイバ22は、一以上の導波モードをサポートし得る。当業者によって容易に理解されるように、“モード”との語句は、どのように光が空間を介して分布するかを指す。光ファイバによって運ばれる又はサポートされるモードは、典型的には、横モードである。つまり、光ビームに関連した電場が、光ビームの伝搬方向に対して横方向に沿って振動する。それゆえ、光ファイバにおける各導波モードは、ファイバの縦軸に対して横断する平面に沿った光強度分布によって特徴づけられる空間プロファイルを有する。当業者によってさらに理解されるように、“導波モード”との語句は、ファイバ構造において効率的に導かれるモードを指す。そのため、光は、低い損失で、且つそのモード分布を保存して、通常はファイバコアにおいて、長い距離にわたって伝搬し得る。光ファイバ又は他のタイプの導波路では、導波モードは典型的には、外側の屈折率値よりも高い内側の屈折率値を設けることによってサポートされ、幾何光学において全内部屈折を有することに類似する。
当該技術分野において知られる光ファイバは、単一モードであり得る。つまり、導波コア26が、ただ一つの導波モードをサポートする。典型的には、このような光ファイバによって出力される光ビームの空間プロファイルは、図1Aに示されるようにガウス様形状を有する。他のタイプの光ファイバは多モードであり得るので、導波コア26及び/又はクラッド28は、ガウス様形状を画定する空間プロファイルを典型的には有する基本モードを含む複数の導波モードをサポートする。本記載を通して、単一モードファイバの単一導波モード、及び、多モードファイバの基本モードは、ファイバによってサポートされる“基本モード”を指すであろう。さらに、本明細書で用いられる“ガウス形状”又は“ガウス分布”との語句は、十分にそのように認識されるガウス曲線に似たガウス様光分布パターンを覆うことが意図される。当業者は、その中の光分布がガウス曲線を完全に再現しないとしても、典型的な光ファイバがガウス基本モードを有すると考えることを容易に理解するであろう。
いくつかの実装に従って、光ファイバによって出力される光ビームの空間プロファイルを、ファイバの導波モードに対応する形状、典型的にはガウス形状から、光ビームが向かうことになる用途にさらに適した他の一つの形状へと変換することが所望され得る。上述のように、フラットトッププロファイル等の、鋭い遷移を備える明確に画定されたプロファイルを有する光ビームは、加工用途等のいくつかの用途に関して、又は集積光導波路に光を結合することに関して、有用であり得る。他の可能性のある形状のうち、ビームプロファイルが暗い又は低い強度の中心の周りに、より高い強度のリングを画定する“ドーナツ様”形状はまた、例えば光学顕微鏡、プラスチック加工及びレーザートラッピング用途において関心がある。このようなプロファイル及び用途は、例示のみで与えられ、本発明の範疇を制限するものとしては考えられるべきではない。
他の実装では、光ファイバの導波モードの空間プロファイルとは異なる空間プロファイルを有する光ビームは、光ファイバ内への挿入を促進するために、ファイバによってサポートされる導波モードに近い形状に変換される必要があり得る。このような実装の例は、半導体ダイオードからの光を光ファイバに結合することである。ダイオードのモードプロファイルは、ビーム変換デバイスを用いて適合され得て、ファイバ内へのより良い結合効率を得る。
図1Bを参照すると、一実施形態による光学アセンブリ20が概略的に示される。光学アセンブリ20は、光ファイバ22及びビーム整形コンポーネント24を含む。光ファイバ22は、導波コア26及びクラッド28を有する。いくつかの実施形態では、光ファイバは、複数のクラッド、及び/又は保護ジャケット若しくはコーティング(図示されない)を含み得る。いくつかの実施形態では、光ファイバは、例えば電気通信又は同様のものに関して用いられる、標準的なゲルマニウムドープファイバであり得る。他の実装では、光ファイバは、例えば、偏光維持ファイバ、中空コアファイバ、又は微細構造ファイバ等の特化したファイバによって具現化され得る。光ファイバは、シリカガラス、フッ化物又はカルコゲナイド等の適切な材料で作製され得、ゲルマニウム、アルミニウム、ホウ素、フッ素等の任意の数のドーパントを有し得る。ファイバは、追加で又は代わりに、イッテルビウム、エルビウム、ツリウム若しくは任意の他の希土類又は光を発生する若しくは増幅する他の元素等の一以上の活性ドーパントを含み得る。
光ファイバ22は、第1の形状を画定する空間プロファイル21を有する導波モードを有する。いくつかの実施形態では、光ファイバは単一モードであり得、その場合、導波モードの空間プロファイル21の第1の形状がガウスであり得る。他の実装では、光ファイバ22は多モードであり得る。一変形例によると、第1の形状を有する多モード光ファイバの導波モードは基本モードであり得、第1の形状は、例えばガウス形状であり得る。他の変形例では、第1の形状を有する導波モードは、より高いオーダーのモード又はクラッドモードであり得る。
いまだに図1Bを参照すると、上述のように、光学アセンブリ20は、ビーム整形コンポーネント24を含む。ビーム整形コンポーネント24は、第1の端部30と、第1の端部30の反対側である第2の端部32を有する。第1の端部30は、光ファイバ22の先端23に取り付けられ、光ファイバ22からの導波モードを受け取るために、そこへ光学的に結合される。ビーム整形コンポーネント24は、様々な方法で光ファイバ22の先端23に取り付けられ得る。いくつかの実装では、ビーム整形コンポーネント24の第1の端部30は、既知の技術である融着接続に従って光ファイバ22の先端23と融合される。他の変形例では、エポキシ、接着剤、ゾル−ゲル又は機械的固定具が、光ファイバにビーム整形コンポーネント24を固定するために用いられ得る。容易に理解されるように、光ファイバにビーム整形コンポーネントを取り付けるために用いられる方法は、これらの2つのコンポーネントの間の適切な光結合、つまり、低い損失、又は、光学アセンブリが向かうことになる用途の要件と互換性のある損失のレベルで、一方から他方へ光が伝搬することを可能にすること、を保証するべきである。
いくつかの実装では、ビーム整形コンポーネント24は円筒形状を有し、光ファイバ22と同軸である。このような実施形態では、第1の端部30及び第2の端部32は、円筒形状の向かい合った円形面によって画定される。様々な実施形態では、ビーム整形コンポーネント24の直径は、光ファイバ22の直径よりも大きい、同じ又は小さいことがある。他の実施形態では、ビーム整形コンポーネントは、本発明の範疇から逸脱することなく、円筒形以外の形状を有し得る。
ビーム整形コンポーネント24は、それに沿って横断屈折率プロファイルを有する、第1の端部30と及び第2の端部32との間の光路34を画定する。当該技術分野においてよく知られるように、“屈折率”との語句は、どのように光がそれを通って伝搬するかを決定する材料の本質的な特性を指す。“横断プロファイル”との語句は、光伝搬方向に対して横断する、つまり、本例では光路34に対して横断する、平面における屈折率の変化を指すと理解される。
光ファイバは典型的には、走行光がその2つの間の界面で反射されるように、周囲のクラッドよりも大きい屈折率を有するコアを含む、導波コアに沿った光の誘導に有利な横断屈折率プロファイルを有する。本明細書で記載される光学アセンブリ20の一態様では、ビーム整形コンポーネント24の屈折率プロファイルは、内側の屈折率値よりも大きい外側の屈折率値を含む。光路34に沿って走行する光は、より低い屈折率値によって画定される領域内で誘導されないので、ビームは回折に起因して徐々発散し、ビームが伝搬するにつれて、次第により大きいビーム直径につながる。以下でさらに説明されるように、このような屈折率プロファイルは、第1端部及び第2の端部の内の一つで注入される光ビームの空間プロファイル21をビーム整形コンポーネントが変換し、且つ第1の端部での第1の形状と第2の端部での第1の形状とは異なる第2の形状との間で光路に沿って伝搬することを可能にする。
図2A及び2Bを参照すると、一実施形態によるビーム整形コンポーネント24の断面図、及び対応する横断屈折率プロファイル36が示される。この実施形態では、ビーム整形コンポーネント24は、内側領域38及び外側領域40を含む。ビーム整形コンポーネント24の横断屈折率プロファイル36は、内側領域38における一定の内側の屈折率値42、及び外側領域における一定の外側の屈折率値44によって特徴づけられる。上記で説明されるように、外側の屈折率値44は、内側の屈折率値42よりも大きい。いくつかの実装では、例えば光ファイバがシリカ系ファイバである場合、ビーム整形コンポーネント24の外側領域40は、シリカガラスで作製される。外側領域40のガラス材料は、例えば、純粋なシリカであり得る、又は、ゲルマニウム若しくはアルミニウム等の一以上のドーパント、若しくは、イッテルビウム、エルビウム、ツリウム若しくは任意の他の希土類等の活性ドーパントによってドープされ得る。ドーピングは、当該技術分野においてよく知られるように、ガラス材料の屈折率値に影響を与え得る。ビーム整形コンポーネント24の内側領域38は、少なくとも一つの屈折率低下ドーパントによって追加でドープされた、外側領域40と同じシリカガラスで好ましくは作製される。屈折率低下ドーパントは、例えばホウ素、フッ素又は両方であり得る。ドーピングレベルが高いほど、結果として得られる屈折率は低くなり、ビーム変換に異なる影響を与えることになる。しかしながら、いくつかの実施形態では、1×10−5以上である内側の屈折率値と外側の屈折率値との間の差異は、ビーム整形コンポーネントを伝搬する光ビームの空間プロファイルの所望の形状を得るのに十分であり得ることが理解されるであろう。例えば、図2Bの示される例では、外側領域40内の外側の屈折率値は、1μmの波長の周りで純粋なシリカのそれはn2=1.4504であるのに対して、屈折率低下ドーパントによるドープを通して得られる内側の屈折率値はn1=1.4503である。
有利には、本明細書で記載されるいくつかの実施形態によるビーム整形コンポーネントは、第1の端部でガウス形状を有する導波モードを、第2の端部で非ガウス形状、例えばフラットトップ又はドーナツに近い形状に変換し得ることが見出される。ビーム整形コンポーネントの第1の端部と第2の端部との間の長さは、所望のフラットトップ形状又はドーナツ形状を提供するように選択され得る。この点を示すために、図3Aは、図2Bに示されるような屈折率プロファイルを有するビーム整形コンポーネントを通るガウスビームに関するビーム伝搬シミュレーションの結果を示す。このシミュレーション例では、ガウスビームは、20μmのコア直径、及び、1064nmの光波長で動作する0.10の開口数(NA)を有する光ファイバ22から受ける。開口数は、その中で光が入る又は出ることが可能な受け入れ円錐を代表する無次元パラメータであり、内側領域及び外側領域の屈折率に依存する。ビーム整形コンポーネントは、23μmの直径を有する内側領域38を有し、且つ、0.02の負のNAを有し、“負の”は、内側領域38の屈折率が外側領域40の屈折率よりも低いという事実を指す。結果として得られるグラフは、ビーム整形コンポーネント24の長さに沿って左から右へのビームの空間プロファイルの発達を示す。従って、ビーム整形コンポーネント24に関して所定の長さを選択することは、走行光の出力空間プロファイルに関して対応する形状を提供し得る。図3Bは、1000μm、1235μm又は1500μmのいずれかの、入力と出力との間の長さを選択することによって得られ得る3つの空間プロファイルを示す。分かるように、得られた形状は、非ガウスであり、ガウス形状の側端よりも切り立った側端を有するフラットトップ形状に近づく。1235μmの長さで得られるフラットトップ形状は、側端間で実質的に一定値を有するのに対して、1500μmで得られる形状は、側端間で中心のくぼみを与える。図3Aに示されるシミュレーションから観測され得るように、より長い伝搬長さは、ドーナツのように見える形状をもたらすであろう。
ビーム整形コンポーネントの長さに加えて、内側領域及び外側領域の直径もまた、アセンブリの出力で得られる非ガウス形状に影響を与える要因であり得る。図3Aの例では、ビーム整形コンポーネントの外側領域の直径は、光ファイバに関する125μmと比較して、400μmに設定され、有利には、光路に沿って伝搬する光が、ビーム整形コンポーネントの外側表面と、周囲の媒体、典型的には空気、アクリレート又はポリマーとの間の外側界面によるその変換に関して要求される伝搬長さの間に影響されないことを保証する。しかしながら、他の実装では、ビーム整形コンポーネントは、より小さい直径を有し得、ビーム変換は、伝搬する光が外側界面によって影響される場合でさえ効果的に起こり得る。
図4Aから4Dを参照すると、内側領域の異なる直径に関するシミュレーションの結果が示される。内側領域及び外側領域の屈折率の上記の同じ値に関して、3つの異なる、つまり、光ファイバの導波コアの直径よりも、小さい(10μm)、等しい(20μm)及び、大きい(30μm)直径を備える内側領域を有するビーム整形コンポーネント、がシミュレートされた。各場合に関して得られる光学形状が、図4Aに示され、振幅において規格化される。利用可能な最善の“フラットトップ”形状に対応するビーム整形コンポーネントの長さが、光ファイバのコアの直径に対するビーム整形コンポーネントの内側領域の直径への依存性を示すことに注意することが重要である。図4Bは、振幅において規格化されただけでなく、形状の半値幅に対して幅においても規格化された同じビーム形状を示す。図4Cは、各曲線の20%と80%との間の、ビームの半値幅によって割った、側端の計算された規格化された傾斜を示す。内側領域の直径がファイバコアのそれよりも小さい場合は、他の2つの試験ケースよりも、切り立ちが小さいフラットトップ形状の端をもたらすことがわかる。等しい直径及びより大きい直径形状はフラットトップと同様に見えるが、傾斜計算は、内側領域の直径がファイバの導波コアの直径と同じ場合が、より切り立った側端をもたらすことを示す。
ビーム整形コンポーネントの出力で光ビームの横断プロファイルの形状に潜在的に影響を与える他の一つの要因は、ときどき開口数(NA)で表現される、その内側領域と外側領域との間の屈折率差(dn)である。図4Dは、ビーム整形コンポーネントのdnの関数としての出力ビームの空間プロファイルを示す。分かるように、空間プロファイルの形状の険しさは、ビーム整形コンポーネントのNAによって変化され得、一方で、中央の振動にも影響を与える。
図5A及び5Bを参照すると、他の一つの実施形態によるビーム整形コンポーネント24の設計が示される。図2Aの実施形態のように、ビーム整形コンポーネント24は、内側領域38及び外側領域40を含む。しかしながら、内側領域38はここで、同心円状に、コア46、第1のリング48及び第2のリング50を含む。好ましくは、外側領域40及び第1のリング48は、それぞれ、コア46及び第2のリング50よりも高い屈折率を有する。一変形例では、ビーム整形コンポーネントの外側領域40及び第1のリング48はシリカガラスで作製され得るのに対して、ビーム整形コンポーネントのコア46及び内側領域の第2のリング56は、少なくとも一つの屈折率低下ドーパントによってドープされたシリカガラスで作製される。上述のように、屈折率低下ドーパントは、例えばホウ素、フッ素又は両方であり得る。この例では、第2のリング56は、第2のリング56における屈折率が非常に低くなるように、コア46よりも高濃度にドープされ、コア46における屈折率プロファイルは、第1のリング48における純粋なシリカの屈折率に対してわずかなくぼみのみを作成する。一変形例では、コア46及び第1のリング48は、同じ材料で作製され得るので、ビーム変換に大きく影響を与えることなく、一定の屈折率値の大きなコア構造を画定し得る。
図6は、図5Bの屈折率プロファイルに関する伝搬シミュレーションの結果を示す。観測され得るように、第1のリング48と第2のリング50との間の屈折率差は、第1のリング48において伝搬する光ビームの誘導につながる。しかしながら、この実施形態では、ビーム整形コンポーネントは(第2のリング50における)内側の屈折率値よりも大きい(外側領域40における)外側の屈折率値を含むことがいまだに言われ得る。フラットトップは、LP01及びLP02モードである、第1のリング48によって誘導される2つのモードの重ね合わせから周期的に得られる。図7は、図5Bの屈折率プロファイルに対応する、図6においてシミュレートされたビーム整形コンポーネントに関して得られる空間プロファイルの例を点線で示す。分かるように、得られる全体的な形状は、比較のために示された図2Bの屈折率プロファイルを通して得られるフラットトップ形状と比較しても、非常に鋭い側端を備えるフラットトップを提供する。
図6に示される実施形態では、光ファイバは、ビーム整形コンポーネントによる変換に関する追加のモードをサポートする多モード光ファイバであると仮定された。ビーム整形コンポーネントの横断屈折率プロファイルは、第1の端部でのそれらの注入時にこれらの追加のモードの各々の空間プロファイルの変換、及びビーム整形コンポーネントの第2の端部へ向かう伝搬を提供する。各追加のモードは、第1の端部での初期形状から第1の形状とは異なる第2の端部での最終形状へ変換される。この実施形態では、ビーム整形コンポーネントにおいて始められる追加のモードは、ビーム整形コンポーネントの伝搬長に沿って誘導されるいくつかのモードを引き起こすであろう。これらのいくつかのモードは、干渉して、所定の長さで、注入されたビームプロファイルと比較して変更されたビームプロファイルを形成する。有利には、ビーム整形コンポーネントの長さに対するこの構成の感度は、Zhu(“Coherent beam transformations using multimode waveguides”, Optics Express 7506, Vol. 18, No. 7, 29 March 2010)において示されるような多モードデバイスと比較して小さい。ビーム整形要素によって誘導されるモードの数は、20個未満であり得、図6の特殊な場合におけるように、2個であり得る。
図8A及び8Bは、一実施形態による光ファイバ及びビーム整形コンポーネントを有する光学アセンブリを用いた実験の実演から得られた結果を示す。光ファイバは、20μm直径のコア、0.12の開口数NA、125μmの直径を有するシリカクラッドを有し、ガウス分布のLP01モードをサポートした。ビーム整形コンポーネントは、上述のように光ファイバの出力へ接合された。ビーム整形コンポーネントは、フッ素ドープシリカで作製され、23μmの直径及び−0.023の負のNAを有する内側領域を有した。ビーム整形コンポーネントは、125μmの直径を有するシリカで作製された外側領域をさらに有した。図8Aは、その2つの異なる長さに関してビーム整形コンポーネントの出力での光ビームの空間プロファイルを示す。観測され得るように、0.3mmの短いビーム整形コンポーネントは、ビームに影響を与えるには小さすぎであり、プロファイルはガウス分布のままである。しかしながら、1.1mの長さを有するビーム整形コンポーネントを用いることは、フラットトップ様ビームプロファイルへの所望のビーム変換を提供する。小さなくぼみは、ビーム空間プロファイルにおいて見られ得るが、このような特徴は、いくつかの用途に関して有害ではない。
図8Aに示される結果では、ビームの空間プロファイルは、光ファイバを出た後1mmから35mm測定された。ビームプロファイルは、ビームプロファイラによって測定される。図8Bは、1.1mm長さのビーム整形要素から得られるプロファイルを示すが、ビームが、11mmの焦点距離の回折限界の非球面レンズによってコリメートされた後である。ファイバ先端は、レンズの焦点近くに配される。その焦点距離で、コリメートされたレンズを使用することは、フレネル近似がこのビーム伝搬に適用されるので、ビームプロファイルのフーリエ変換を実施することに等しい。図8Bは、1.1mmのビーム整形コンポーネントによる図8Aのビームプロファイルの、計算されたフーリエ変換を示す。実験のビームプロファイルが、図8B上に並置される。モードのサイドローブを示す実験とシミュレーションとの間で相関が得られる。その後、コリメートされたビームは、250mm焦点距離のレンズを用いて再び焦点が合わせられた。集束レンズの後ろで、図8Aのフラットトップビームプロファイルは、数十mmの伝搬にわたって再び得られる。したがって、図8Aは、ビーム整形コンポーネントを出るフラットトップ様プロファイル、又はそれらの焦点近くで用いられるコリメートし集束するレンズを用いて再結像されたものの両方を与える。理論では、フラットトップビームは、250mmでレンズの焦点で再結像される。しかし実際には、フラットトップビームは、不完全なコリメーションにおそらく起因して、レンズの後ろ330mmあたりで再結像された。同様の結果が、異なる焦点距離を備える光学素子を用いる異なるタイプのレンズ又はレンズ様システムを用いて得られるであろう。図8Aのフラットトップビームは、その焦点距離の外側でレンズを用いることによって他の形状において変換され得る。例えば、三角形状が、250mm焦点距離の集束レンズの後ろ400mmのビームプロファイルを測定することによって観測された。
図9Aは、他の一つの実施形態によるビーム整形コンポーネントの屈折率プロファイルを示す。この実装では、屈折率プロファイルは、負の勾配の屈折率形状を有する。図9Bは、図9Aの屈折率プロファイルのビーム変換結果の例を示す。20μmコア直径及び0.10NAファイバからのLP01ガウスビームプロファイルを用いて、長さ2.5mmの且つ図9Aの屈折率プロファイルを有するビーム整形コンポーネントは、ファイバの先端に取り付けられた。用いられる屈折率は、0.04の負のピークNA及び20μmの半値半幅を有する。図9Bの出力ビーム空間プロファイルは、ビーム整形コンポーネントを通って2.5mmの伝搬後に入力ガウスビームがドーナツビームに変換されることを示す。同様の出力空間プロファイルは、長さ1mmのビーム整形コンポーネントに関して得られ、ビーム出力空間プロファイルが、この実装ではファイバ長さに対してあまり敏感ではないことを示すように思われる。実際、シミュレーションは、ビーム変換の多くが、500μmの伝搬の後で生じることを示す。ビーム整形コンポーネントの直径は、このシミュレーションに関して400μmに設定された。
図10は、他の一つの実施形態による、シミュレートされたビーム整形コンポーネントの屈折率プロファイルを示す。この屈折率プロファイルは、内側の屈折率値よりも大きい外側の屈折率値を再び与え、その2つの間で鋭い遷移を有し、内側領域の屈折率は中心に向かって徐々に増加する。
他の実装によると、ビーム整形コンポーネントは、光路に沿って先細りにされ得る。つまり、その外側直径が、伝搬方向に沿って徐々に増加し得る。このような実施形態は、ビーム変換をさらに最適化するために有用であり得る。図11Aを参照すると、シミュレーション結果は、図3A上に示されるものと似た構成に関して示されるが、ビーム整形コンポーネントは、外側領域に関して一定の直径を有する代わりに、広がるテーパー形状を有するように仮定された。図11Bは、それぞれ1、2及び3のテーパー比を有するビーム整形コンポーネントに関する出力ビームの空間プロファイルを示す。当業者によって容易に理解されるように、3のテーパー比は、ビーム整形コンポーネントの外側直径が、その入力端でよりもその出力端で3倍大きいことを意味する。ビーム整形コンポーネントの屈折率プロファイルは、テーパーの直径変化に比例して、直径が拡大・縮小する。図11Bの空間プロファイルの、正規化された遷移傾斜を計算することによって、出力の内側領域のコア直径の関数として側端傾斜を示す図11Cのグラフに示されるように、テーパーの使用が、フラットトップビームプロファイルの険しさに影響を与えることが観測され得る。テーパーのプロファイルは本明細書で示されるシミュレーションに関して線形で変化したが、例えば二乗余弦(raised−cosine)又は修正指数関数形状等の異なるテーパー形状は、他の変形例(Marcuse, “Mode conversion in Optical Fibers with Monotonically Increasing Core Radius”, Journal of LIghtwave Technology, Vol. LT-5, No.1, 1987)において用いられ得ることが留意される。出力直径が入力よりも小さい逆の状況もまた行われ得る。
フラットトップ様又はドーナツ様ビームプロファイルへのビーム変換の例が例として本明細書で与えられたが、他の実装に関して、他の空間プロファイルへの変換は、ビーム整形コンポーネントにおける異なる屈折率プロファイルを用いて達成され得ることが留意される。
もちろん、多数の変形が、添付の特許請求の範囲において定義されるような本発明の範疇から逸脱することなく、上記実施形態へ為され得る。
Claims (20)
- 光ファイバアセンブリであって、
−第1の形状を画定する空間プロファイルを有する導波モードをサポートする光ファイバと、
−前記光ファイバの先端に取り付けられ且つ光学的に結合される第1の端部、及び前記第1の端部と反対側の第2の端部を有するビーム整形コンポーネントであって、前記ビーム整形コンポーネントが、前記第1の端部と第2の端部との間で光路を画定し、且つ内側の屈折率値よりも大きい外側の屈折率値を含む横断屈折率プロファイルを有し、前記ビーム整形コンポーネントが、前記第1の端部及び第2の端部の内の一つで注入される光ビームの空間プロファイルを変換し、且つ前記第1の端部での前記第1の形状と前記第2の端部での前記第1の形状とは異なる第2の形状との間で前記光路に沿って伝搬する、ビーム整形コンポーネントと、
を含む、光ファイバアセンブリ。 - 前記光ファイバが、単一モード光ファイバである、請求項1に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記光ファイバが、多モード光ファイバであり、前記導波モードが前記多モード光ファイバの基本モードに対応する、請求項1に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記ビーム整形コンポーネントの入力が、前記光ファイバの前記先端と融合される、請求項1から3の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記ビーム整形コンポーネントが、前記光ファイバの直径よりも大きい直径の円筒形状を有する、請求項1から4の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記内側の屈折率値と前記外側の屈折率値との間の差異が、1×10−5以上である、請求項1から5の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記第1の形状がガウス形状であり、前記第2の形状が非ガウス形状である、請求項1から6の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記非ガウス形状が、前記ガウス形状の側端よりも切り立った側端を有するフラットトップ形状である、請求項7に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記フラットトップ形状が、前記側端間で中心のくぼみを画定する、請求項8に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記ビーム整形コンポーネントが、前記フラットトップ形状を提供するために選択された前記第1の端部と第2の端部との間の長さを有する、請求項8又は9に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記ビーム整形コンポーネントは、前記内側の屈折率値によって特徴づけられる内側領域、及び前記外側の屈折率値によって特徴づけられる外側領域を含む、請求項1から10の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
- −前記光ファイバが、シリカ系ファイバであり、
−前記ビーム整形コンポーネントの前記外側領域が、シリカガラスで作製され、
−前記ビーム整形コンポーネントの前記内側領域が、少なくとも一つの屈折率低下ドーパントによってドープされたシリカガラスで作製される、請求項11に記載の光ファイバアセンブリ。 - 前記少なくとも一つの屈折率低下ドーパントが、ホウ素、フッ素又はそれらの組み合わせを含む、請求項12に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記内側領域が、前記光ファイバの導波コアの直径以上の直径を有する、請求項11から13の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記ビーム整形コンポーネントが、
−コア、第1のリング及び第2のリングを同心円状に含む内側領域と、
−前記内側領域を囲む外側領域と、
を含み、
前記外側領域及び前記第1のリングが、それぞれ、前記コア及び第2のリングよりも高い屈折率を有する、請求項1から10の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。 - −前記光ファイバが、シリカ系ファイバであり、
−前記ビーム整形コンポーネントの前記外側領域及び第1のリングが、シリカガラスで作製され、
−前記ビーム整形コンポーネントの前記内側領域の前記コア及び第2のリングが、少なくとも一つの屈折率低下ドーパントによってドープされたシリカガラスで作製される、請求項15に記載の光ファイバアセンブリ。 - 前記少なくとも一つの屈折率低下ドーパントが、ホウ素、フッ素又はそれらの組み合わせを含む、請求項16に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記第2のリングが、前記少なくとも一つの屈折率低下ドーパントによって、前記内側領域の前記コアよりも高濃度にドープされる、請求項16又は17に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記多モード光ファイバが、前記ビーム整形コンポーネントによる変換に関して追加のモードをサポートし、前記ビーム整形コンポーネントの前記横断屈折率プロファイルが、前記第1の端部でのその注入及び前記ビーム整形コンポーネントの前記第2の端部に向かう伝搬時に前記第1の端部での初期形状から前記第1の形状とは異なる前記第2の端部での最終形状へ、前記追加のモードの各々の空間プロファイルの変換を提供する、請求項3に記載の光ファイバアセンブリ。
- 前記ビーム整形コンポーネントが、テーパー形状を有する、請求項1から19の何れか一項に記載の光ファイバアセンブリ。
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