JP5122990B2 - 異なるファイバを相互接続するための光ファイバ装置および方法 - Google Patents

異なるファイバを相互接続するための光ファイバ装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5122990B2
JP5122990B2 JP2008014521A JP2008014521A JP5122990B2 JP 5122990 B2 JP5122990 B2 JP 5122990B2 JP 2008014521 A JP2008014521 A JP 2008014521A JP 2008014521 A JP2008014521 A JP 2008014521A JP 5122990 B2 JP5122990 B2 JP 5122990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
coupling
waveguide
mode
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008014521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008181131A (ja
Inventor
デー. ヤブロン アンドリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric North America Inc
Original Assignee
Fitel USA Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fitel USA Corp filed Critical Fitel USA Corp
Publication of JP2008181131A publication Critical patent/JP2008181131A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5122990B2 publication Critical patent/JP5122990B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/32Optical coupling means having lens focusing means positioned between opposed fibre ends
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/028Optical fibres with cladding with or without a coating with core or cladding having graded refractive index
    • G02B6/0288Multimode fibre, e.g. graded index core for compensating modal dispersion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03605Highest refractive index not on central axis
    • G02B6/03611Highest index adjacent to central axis region, e.g. annular core, coaxial ring, centreline depression affecting waveguiding
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/14Mode converters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/063Waveguide lasers, i.e. whereby the dimensions of the waveguide are of the order of the light wavelength
    • H01S3/067Fibre lasers
    • H01S3/06708Constructional details of the fibre, e.g. compositions, cross-section, shape or tapering
    • H01S3/06729Peculiar transverse fibre profile

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Description

本発明は、一般に、光ファイバ装置および方法に関し、詳細には、異なるファイバを相互接続するための光ファイバ装置および方法に関する。
通常、高出力ファイバ・レーザ、増幅器、および他の装置は、低い光学的損失で相互接続されなければならない多くの個別ファイバおよび部品から組み立てられる。最近開発された高出力光ファイバは、例えば100マイクロメートル四方より大きく、リング状などの任意の基本LP01モードの界の形状と、モードの界の中央に平坦域を有する等の、非伝統的なモードの界の領域を有する。さらに、ある光ファイバは、これもまた非伝統的な形状をしたLP02モードなどの高次横モードの信号を搬送するように設計される。
こうした非標準的なモードの界は既存技術を使用しては効率的に相互接続されることができない。
上述の問題その他が本発明によって対処され、本発明の態様は、少なくともその1つが非ガウス形である異なる横モードの界分布を有する送出ファイバと受信ファイバとの間の低損失結合を提供するためのシステムおよび技法を対象とする。システムは、送出ファイバと受信ファイバとの間に相互接続される特別に設計された結合導波路を含む。結合導波路は、非放物線状屈折率分布を有する一体に形成されたグレーデッド・インデックス・レンズを含む。グレーデッド・インデックス・レンズは、入力として、送出ファイバによって送り出された光信号の結合モードの界を受け取り、この結合モードの界を受信ファイバの対応する結合モードの界に整合する横方向空間分布に変換する。
本発明のさらなる態様によると、説明されている結合導波路は、入射する放射の形式で受け取られた入力のモードの界分布を変換するために受信ファイバの先端に接続されることができる。別法として、結合導波路は、その出力を出射された放射の形式で供給する前に送出ファイバ出力のモードの界分布を変換するために送出ファイバの終端に接続されることもできる。
本発明のさらなる特徴および利点は、以降の詳細な説明および添付の図面を参照することによって明らかになるであろう。
本発明の態様は、その少なくとも1つが非ガウス形である異なるモードの界を有する送出ファイバと受信ファイバとの間の結合損失を減少させるための技法を提供する。送出ファイバと受信ファイバとの間に相互接続された場合に、受信ファイバのモードの界分布に実質的に整合させるために送出ファイバの出力モードの界のサイズと形状とを円滑に変換する、非放物線状屈折率分布を有する特別にあつらえられたマルチモード・ファイバを設計し製造するための技法が説明される。この説明される技法および結合導波路は、例えばファイバ相互接続のために短い長さの放物線状屈折率分布マルチモード・ファイバが使用される従来技術の技法を含む結合損失を低減させるための従来技術の技法に比較して、著しく改善された結合損失の低減を達成する。本明細書で説明されるように、相互接続されるべきファイバの特性に基づいてこうした特殊な非放物線状マルチモード中間ファイバを設計するために、数値的ファイバ設計手段が使用されることができる。説明されたファイバ装置を製造するために、内付け化学気相成長法(MCVD)または他の適切なファイバ製造技術が使用されることができる。
ここで、本発明の設計および作用が、従来のシングル・モード・ファイバ(SMF)および代表的なラージ・モード・エリア(LMA)エルビウム/イッテルビウム(Er:Yb)ドープ利得ファイバの基本LP01モードの界に関する結合損失の低減に関連して説明される。説明される技法の範囲は、本実施例の中で使用される特定のファイバおよび結合モードを越えて適用されることが以下の議論から理解されよう。
以下でより詳細に説明されるように、SMFファイバのLP01モードの界分布は実質的にガウス形である形状を有し、一方、LMAファイバのLP01モードの界は高度に非ガウス形である形状を有する。2つのファイバの間の差異が図1Aおよび図1Bに示される。図1Aは、SMFファイバ102とLMAファイバ104についてのそれぞれの屈折率分布を比較するグラフ100を示す。グラフ100において、x軸は各ファイバを横断するマイクロメートル単位の径方向位置に対応し、各ファイバの中心は原点に対応する。y軸は、径方向位置に応じた各ファイバの屈折率に対応する。階段形状の線102はSMFファイバの屈折率分布を示し、M型の線104はLMAファイバの屈折率分布を示す。図1Aにおいて、従来のSMFに比較して、LMAファイバの屈折率分布は、(1)極めて大きなコア−クラッドの屈折率差異と、(2)強い中央部のくぼみと、(3)極めて大きなコアの直径とを有することが理解されよう。
図1Bは、波長1550nmにおいて同等の光パワーを有する2つのファイバそれぞれの各LP01基本モードの界分布を比較するグラフ120を示す。グラフ120で、この場合もやはりx軸は2つのファイバのそれぞれの径方向位置に対応する。y軸は任意の単位で表された電界に対応する。より高く、単峰性の線122はSMFファイバのLP01基本モードの界分布を示す。低く双峰性である線124は、LMAファイバのLP01基本モードの界分布に対応する。図2Aおよび図2Bは、SMFファイバ140およびLMAファイバ160についての、波長1550nmにおける基本LP01モードの界の数値予測された近視野光強度を比較する一対のグラフ140およびグラフ160である。
図1B、図2A、および図2Bからわかるように、基本LP01モードの界はその形状とそのサイズの両方で異なっている。これら2つのモードの界の間の重なり積分を介して計算された光学的損失は約7.4dBである。結果として、これら2つのファイバが突き合せ結合、融着接続、またはバルク・レンズなどの従来の方法を使用して互いに直接的に接続された場合には、著しい量の光学的損失が存在する。もう1つの問題は、例えばこの実施例におけるLMAファイバなどのようにファイバの一方または双方が高次モードを導波可能であるときは、「失われた」光エネルギーのいくらかが高次モードによって捕捉されることができ、それによってマルチパス干渉(MPI)または他の有害な影響を引き起こすことである。
熱誘導式ドーパント拡散は、融着接続の部分のモードの界のサイズおよび形状の両方をコントロールするために使用されることができる。融着接続が高温度に維持される場合は、コアに含まれるドーパントはガウス形濃度分布に近づき、したがって、ラージ・モード・ファイバの継ぎ合わせ接続の部分でガウス形のモードの界の形状を形成する。しかし、ドーパント拡散に必要とされる時間は線形距離の二乗に比例する。したがって、本明細書で示されたLMAファイバなどのようにコア直径が相対的に大きな場合には、拡散の速度は最大可能な温度においてさえも実用的であるには遅すぎる。その上、ドーパント拡散は極めて融通性のある技法ではない。
図3は、SMF送出ファイバ210をLMA受信ファイバ220に相互接続させることによる光ファイバ伝送路200の構成を説明する簡略化された分解図を示す。信号伝播の方向は矢印202で示される。参照に便利なように、2つのファイバ210および220に対するそれぞれの基本LP01モードの界分布212および222が、それぞれのファイバ端の上に示されている。上で議論されたように、2つのモードの界分布212および222の形状およびサイズの相違は、著しい量の結合損失をもたらす。
結合損失を低減させるために使用されてきた1つの技法は、ガウス形の形状を有する出力モードの界を、なおガウス形の形状を有するけれども異なるサイズのモードの界に変換するために、放物線状屈折率分布を有する精密で短い、通常1ミリメートル未満の長さのグレーデッド・インデックスマルチモード・ファイバを備えた、「徐々に増加する屈折率レンズ」とも呼ばれるグレーデッド・インデックス(GRIN)ファイバ・レンズを使用することである。この技法の限界が図4に示される。
図4は修正された光学伝送路250を説明する簡略化された分解図を示し、ここでは、最適化された放物線状屈折率分布を有するGRINレンズを組み込んだ結合導波路230の使用を通じて結合損失が低減される。結合導波路230は送出ファイバ210の光信号出力を変換する。変換された信号の基本LP01モードの界分布232が、結合導波路230の出力端の上に示される。図4に示されるように、変換されたモードの界232は、受信ファイバのモードの界分布222のサイズにより密接に整合している。しかし、図4から明らかなように、2つのモードの界232および222はなお著しく異なる形状を有しており、著しい量の結合損失をもたらすこととなる。
図5は本発明の態様による伝送路300の簡略化された分解図を示し、ここでは、本明細書で説明される技法によって設計された最適化された非放物線状屈折率分布を有するGRINレンズを組み込んだ結合導波路240の使用を通じて結合損失が低減されている。図5に示されるように、結合導波路240の出力は受信ファイバのモードの界分布222への著しく改良された整合である横モードの界分布242であり、図4に示されたような放物線状の屈折率分布を有する結合導波路を使用した場合の到達可能な結合損失低減の大きさに比較して、結合損失低減に著しい改善をもたらす。
本発明は、ファイバ光学と従来の光学との間の類推を通して説明されることができる。放物線状屈折率分布を備えたGRINファイバ・レンズは従来の光学で使用される球面レンズに類似している。球面レンズは、その球面の輪郭の形状が研磨するのに容易で経済的であるので広く使用されている。光学技術者は、非球面レンズが収差を克服し全体として球面レンズより性能が優れることができるけれども、製造することが相対的に困難で高価であることを何世紀にもわたって理解してきた。球面レンズの光路長は、放物線状屈折率ファイバの光路長と全く同様に、光軸からの距離の二乗に伴って変化する。本発明は非放物線状屈折率分布を備えたマルチモードGRINファイバ・レンズを利用する。非放物線状GRINファイバ・レンズは非球面レンズに類似している。しかし、従来の光学素子とは異なり、非放物線状屈折率光ファイバに対する放物線状屈折率光ファイバの製造上の優位性は存在しない。
ガウス形のモードの界分布は、あるモードの電界分布Eは、数学的関数、



(Aは定数、rはファイバ中の径方向位置、ωはモード・フィールド径)
によって記述されることができる場合であると理解される。定義により、導波される横モードはファイバの断面を横切って一定の複素位相角、すなわち、平面位相を有する。この理由により、本発明が2つの光ファイバの導波横モード間のモード変換器として使用される場合は、ファイバの断面を横切る位相角は、マルチモード光結合導波路セグメントの入力端および出力端の両方で実質的に一定になる。
所与の軸対象のモードの界分布がどの程度ガウス形に近いかは、



として定義されるMパラメータを用いて定量化されることができ、ここで、ガウス形の形状はM=1.0で定義される。Mパラメータが大きくなるに伴って、モードの界の形状は次第に非ガウス形になる。一般的に言えば、ここに説明された技法は、1.2未満のMパラメータを有する第1ファイバを1.2より大きなMパラメータを有する第2ファイバに結合させる場合、または、それぞれが1.2より大きなMパラメータを有する2つのファイバを結合させる場合に、特に有益である。しかし、ここに説明される技法は、そのうちの少なくとも1つが非ガウス形のモードの界を有するファイバの任意の組合せに対して結合損失を低減するために使用されてもよいことを理解されよう。
ここで、見本のSMFファイバとLMAファイバとの間の結合損失を低減させるための結合導波路を設計するための技法が説明される。最初に、上で議論された図1B、図2A、および図2Bに示されたモードの界分布に基づいて、最適化された放物線状屈折率分布が、円筒対称スカラー有限差分ビーム伝播法(FD−BPM)などの適切な技法を使用して創り出された。図6は最適化された放物線状屈折率分布402を示すグラフ400を示す。
次いで、最適化された放物線状屈折率分布402には、式(3)に含まれるものなどの様々な乱れの原因が与えられる。選択される固有の乱れの原因は相互接続されるべき特定のファイバに応じて変わることができる。例えば、現在議論されているSMFファイバとLMAファイバとの間の結合損失を低減させるためには、固有の乱れの原因は、放物線状屈折率分布の中に中央部のくぼみを持ち込み、径方向依存性の指数を2から約2.5に変化させる乱れの原因を含む。
乱れの原因が存在する下での放物線状分布の光学的結合を予測するために、FD−BPMコードなどの適切な数値処理ルーティンが使用されることができる。改良された性能をもたらす乱れのある屈折率分布を見出すために、関連するパラメータ空間を探索するためのトライ・アンド・エラー法または非線形最適化ルーティンが使用されることができる。改良された性能は、LP01−LP01結合損失として、または、送出ファイバおよび受信ファイバの任意の他の2つのモード間の結合損失として、定量化されることができる。以下に言及されるように、改良された性能は、受信ファイバの望ましくないモードの中への結合を最小化させることであることができる。
上述された技法の適用を通じて、(1)ガウス形の形状の中央部のくぼみと、(2)径方向への屈折率の非放物線状依存性とを含む乱れのある屈折率分布が見出された。図7は、乱れのある屈折率分布452の全体的形状を示すグラフ450を示す。屈折率分布452は、以下の式によって表現されることができ、



ここで、n(r)は径方向位置rの関数としての屈折率分布、nはr=0であるコア中心の屈折率、ncladはクラッドの屈折率、aはコアの半径、gはコアの急峻さを制御するパラメータ、Cはガウス形の形状の中央くぼみの深さを制御するパラメータ、wはガウス形の形状の中央くぼみの幅を制御するパラメータである。Δは、
によって与えられるコア中心とクラッドとの比屈折率差である。
指数gが2に等しく係数Cが0に等しいときは、この場合には、式(3)および式(4)は放物線状屈折率分布を表す。図6に示された最適化された放物線状屈折率分布402は、
clad=1.444、
=1.4725、
Δ=0.01917、
a=43μm、
g=2、および
C=0
の値を有する。
もし式(3)でC≠0またはg≠2、またはその両方であるとき、この場合には、結果として得られる屈折率分布は非放物線状である。図7に示された最適化された非放物線状屈折率分布452は、
clad=1.444、
=1.4725、
Δ=0.01917、
a=20.6μm、
g=2.46、
w=4.7μm、および
C=0.22
の値を有する。
非放物線状屈折率分布を数学的に表現するために他の技法および等式が使用されることができることに留意すべきである。したがって、式(3)は説明された技法の1つの例として提示されたものであり、説明された技法の範囲はこの特定の例を越えて拡張されることを理解されよう。
図8は、送出ファイバとして作用するSMFのLP01モードからのエネルギーを受信ファイバとして作用するLMAファイバの基本LP01モードの中に結合させるための3つの異なる結合導波路の屈折率分布を比較したグラフ500を示す。線502は上で議論された最適化された放物線状屈折率分布を示す。線504は、同様に上で議論された最適化された非放物線状屈折率分布を示す。線506は線504の階段状の近似を示し、ここで線504は10個の対称的な階段506a〜506jに分解されている。
図9は、LMAファイバ552の基本LP01モードの界を、放物線状屈折率分布結合導波路552の出力の横モードの界分布、ならびに非放物線状屈折率分布結合導波路556の出力の横モードの界分布と比較したグラフ550である。LMAファイバ552および非放物線状屈折率分布結合導波路556のモードの界分布の間の改善された一致が明らかである。
これらの屈折率分布に対する予測結合損失が、円筒対称スカラー有限差分ビーム伝播法(FD−BPM)の助けにより計算された。最適化された放物線状屈折率分布ファイバのセグメントが約346マイクロメートルの長さであるとき、図8の放物線状屈折率分布502は約1.25dBの予測結合損失を有した。対照的に、マルチモード結合導波路セグメントが約205マイクロメートルの長さであるとき、連続的な非放物線状屈折率分布504は約0.1dBの予測結合損失を有した。送出ファイバの個々のモードと受信ファイバの個々のモードとの間の結合損失は両方の伝播方向で同一であり、言い換えると結合損失は相反的であることに留意されるべきである。したがって、本発明は光学的に相反でありいずれの伝播方向における光学結合にも有効である。
本発明の効率は、実質的に非放物線状のマルチモード結合導波路セグメントの内側でのいくつかの導波横モード間の光学的干渉に依存する。入力の電界がマルチモード結合導波路セグメントに入ると、入力の電界はいくつかの導波横モードに分解され、そのそれぞれはマルチモード結合導波路セグメントを異なる軸方向伝播定数で、言い換えると、相異なる位相速度で進む。通常、マルチモード結合導波路セグメントによって導波される横モードのわずかなものだけが、入力の界によって実質的に励起される。異なる導波横モードのそれぞれの中に含まれる光パワーの量は、それらがマルチモード結合導波路セグメントの中を独立して進むので実質的に一定のままである。しかし、各モードは異なる位相速度で進むので、それらがマルチモード結合導波路セグメントの出力端で再結合されるときには、通常、さまざまなモード間の相対位相差が累積される。さまざまなモード間の累積された相対位相差は、マルチモード結合導波路セグメントの出力における光学的な界をその入力における光学的な界とは実質的に異なるものにする。これらのモードは、励起される横モードの位相速度によって決定されるある特定の距離においては、累積された相対位相差がほとんど無い状態で再結合される。このような特別な場合には、最初の入力の界が出力端で実質的に再生される。
本発明のある実施形態において、マルチモード導波路内で実質的に励起されるモードの数は比較的少なく、すなわち10未満であり、したがって、その位置で励起されたモードの全てが極めてゼロまたはπラジアンに近い相対位相を累積する1つまたは複数の距離が存在する。これらの距離の場所では、入力および出力モードの界は、共に平面位相を有し、したがって、例えば受信光ファイバの特有のモードであることが可能な平面位相の出力電界に結合させるのに適している。本発明において、実質的に励起されたモードの少なくともいくつかの累積相対位相が0ラジアンの代わりに実質的にほぼπラジアンである場合は、出力電界は入力電界とは実質的に異なるサイズおよび形状を示すことができる。
従来技術の放物線状屈折率GRINファイバ・レンズでは位相速度の全ては等間隔であり、その結果、平面位相をもたらす距離はいわゆる「フルピッチ」、「1/2ピッチ」および「1/4ピッチ」距離として定義されることができる。「フルピッチ」距離では、全てのモードの間の累積された相対位相は2πの倍数であり、出力電界は入力信号と同じ極性を有する。「1/2ピッチ」距離では、全てのモード間の相対位相差は同様に2πの倍数であるが、電界は入力信号と逆の極性を有する。「1/4ピッチ」距離では、全ての奇数のモード(LP01、LP03、LP05など)は極めて0ラジアンに近い累積相対位相を有するが、一方、全ての偶数のモード(LP02、LP04、LP06など)はπラジアンに極めて近い蓄積相対位相を有する。この事実は、従来技術のGRINファイバ・レンズにガウス形入力信号のサイズとガウス形出力信号のサイズとの間に大きな差異をもたらすことを可能にさせたが、入力電界と出力電界との間の形状の差異は可能にさせなかった。本発明のある実施形態において、同様に、励起されたモードの位相速度は互いに整数倍だけ異なるが、この場合には、「1/4ピッチ」差が隣接するモードが極めてπラジアンに近い累積相対位相差を有する距離として定義されることができる特殊な距離が存在する。しかし、この場合において、本発明は入力電界と出力電界のサイズと形状の両方の間で大きな差異を生じさせることができる。
送出ファイバ、結合導波路、および受信ファイバのそれぞれのコアの位置決めのために、傾斜へき開、またはコア同心化によるなどしてわずかに乱されることが可能であることに留意すべきである。その場合、少量の光が望まれていないモードの中に結合されることがある。こうしたランダムな結合は本発明の動作の上述の原理に対して実質的な影響を及ぼすことはない。
本発明を、2つの異なる光ファイバの特定のモードの間の光信号を直接的に結合させるために使用する場合には、送出ファイバのモードから非放物線状マルチモード結合導波路セグメントの任意の横モードの中に結合されるパワーの総量が、非放物線状マルチモード結合導波路の横モードと受信ファイバの所望のモードとの間で結合されるパワーの総量に近似的に等しくなるべきである。この結合は、重なり積分を適切に正規化されたモードの界に適用することによって数値的に評価されることができる。入力の界と出力の界との間の光学的結合が(例えばマルチモード結合導波路セグメントの屈折率分布を微調整するなどして)より対称的に行なわれる場合は、本発明はより効率的な結合を提供しよう。
したがって、本発明を使用して2つの異なるファイバのモードの界の直接的な結合を得ようとする場合は、その目標は次の2つの重要な特性を示す非放物線状結合導波路セグメントを設計することであり、すなわち、(1)入力の界とそのセグメント内の所与のモードとの間の光学結合は、所望の出力の界とセグメントのそのモードとの間の光学結合に近似的に等しくなるべきであり、(2)セグメントの長さは、結合導波路内に励起されたモードの少なくともいくらかの累積相対位相が実質的にnラジアンであり、結合導波路内の他の励起されたモードの累積相対位相が実質的に0ラジアンになるような長さの近傍にあるように選択されるべきである。
図10は、様々なモードの受信ファイバの間で結合される光エネルギーの量が、非放物線状屈折率分布結合導波路の長さに依存する程度を示すグラフ600である。線601〜線604は、それぞれ、受信ファイバのLP01、LP02、LP03およびLP04モードの長さ依存性を示す。線601は、受信ファイバのLP01モードから失われる信号パワーのパーセントを結合導波路の長さに応じて示し、一方、線602〜線604は、受信ファイバ中のいくつかの望ましくない高次コア・モードによって得られる信号パワーのパーセントを示す。グラフ600は、特定の結合導波路設計のセグメント長さがLP01モードから失われるエネルギーの量にいかに影響を及ぼし、ならびに、いかに多くのエネルギーが望ましくない高次コア・モードに結合されるかを示している。
特に、グラフ600に示されるように、205マイクロメートルの特定のセグメント長さにおいて、LP01モード601から失われるエネルギーの量が最小化される。しかしながら、受光LMAファイバの高次コア・モードに結合されるエネルギーの量は、このセグメント長さにおいては最小化されることができない。例えば、受光LMAファイバのLP03モード603の中に結合される光エネルギーの量は約163マイクロメートルで最小化され、局部的最大値は205マイクロメートルの近くにある。もしも、最も重要な設計目標がLP03モード603の中への結合を最小化することであるならば、そのときは、そのセグメント長さがLP01モード損失601の増加をもたらすとしても、セグメントの長さは163マイクロメートル付近にあるように選択されることができる。
いったん、結合導波路のための適切な屈折率分布が設計されてしまうと、ファイバは、内付け化学気相成長法(MCVD)などの従来技術で知られた標準的な光ファイバ製造技法によって製造されることができる。この工程では、化学反応が気相化された化学的スートを層ごとに重ねる方法でシリカ(SiO)または他の適切な材料で製造された外管の内面上に堆積させる。各スート層は次の層の堆積に先立って固化される。
化学的堆積工程が完成されると、基材の管は、中実で円柱状プリフォームを形成するために、その管の崩壊を引き起こさせ堆積されたスート層を焼結させるのに十分な高温に加熱される。必要であれば、プリフォームの外径を調節するためにフッ化水酸化、プラズマエッチング、または他の適切な技法が使用されることができる。加えて、プリフォームの外径を修正するために、シリカ・チューブがオーバークラッドとしてプリフォームに加えられてもよい。次いで、出来上がったプリフォームが光ファイバに線引きされる。
堆積されたスート層は完成したファイバ内の同心円状の円筒領域になる。1つまたは複数の屈折率変更ドーパントを各堆積されたスート層の中に添加することによって、完成されたファイバ中の各円筒領域の屈折率分布を精密に制御することが可能である。典型的なドーパントは、ゲルマニウム、アルミニウム、フッ素、およびリンを含む。説明された技法は、個々の層の屈折率および径方向寸法を極めて高精度に制御された状態にすることができる。
MCVD技法は、非放物線状屈折率分布を有する結合導波路を製造するために使用されることができる。図8の線506で示されたように、屈折率分布は一連の階段506a〜506jを使用して近似されることができる。各階段が堆積されたスートの層に対応する。階段の数および各階段の特定の寸法は、上述されたモデリング技法を使用して最適化される。加えて、使用されるべき層の数を決定するときに製造費用が考慮されることができる。特定の状況によって層の数はこの範囲の外になることもあるが、層の数は7と50との間に及ぶことが期待される。実際には、堆積された層は結合導波路の性能に影響を与える可能性があるリップルまたは他の非均一性を示すことがある。これらの非均一性は、結合導波路の径方向屈折率設計を調節することにより補償されることができる。通常、いくつかのガラス・プリフォームが製造されることが必要とされ、設計は、プリフォームまたはファイバの設計のいくつかの繰り返しを通じて洗練されることが必要とされる可能性がある。図11は、完成されたファイバ700の縮尺どおりには表されていない断面を示す。ファイバ700は、コア702と外側のクラッド704を含む。コアは10個の同心円の層状領域704a〜704jを含み、各層は図8に示された階段状屈折率分布506の1つの階段に対応する。
数値シミュレーションは、階段状の設計が小さな製造上の変動を許容することを示している。さらに、そうした変動の存在のもとでも、予測された結合損失は、通常、放物線状屈折率分布を使用して達成可能な結合損失よりもはるかに小さい。融着接続とそれに続く精密へき開に基づいて、2つの他のファイバの間に精密でサブミリメートルのセグメントのファイバを組み立てるための方法は、当技術分野で知られている。
本発明のさらなる態様によると、結合装置の性能は、非放物線状マルチモード結合導波路セグメントの屈折率分布を操作することによって調整されることができる。UV照射、熱的に誘導されたドーパント拡散、または高温度での結合導波路セグメントの物理的伸張または圧縮などの技法が、組み立てられた結合導波路セグメントの屈折率分布を操作するために使用されることができる。このような方法で、プリフォームから線引きされたファイバまたは組み立てられた結合装置の性能は、調整され改善されることができる。本明細書で使用されているように、調整は、次のいずれかまたは全てを単独でまたは組合せて含み、それらは、(1)異なる光ファイバの送出および受光モード間の光学的損失を低減させること、(2)光ファイバ末端に結合させる場合の光学的損失を低減させること、(3)M2、およびしたがって光ファイバ末端から放出されるビーム品質を改良すること、または(4)他の適切な技法、である。
図12は、異なるファイバ間の結合損失を低減させるために非放物線状屈折率分布を有する結合導波路を設計し製造するための上述の技法による全体的な方法800の流れ図を示す。工程801で、最適化された放物線状屈折率分布が結合されるべきモードの界に基づいて創り出される。工程802で、最適化された放物線状屈折率分布に対する様々な乱れの原因の存在のもとで、光学的結合を予測するために数値処理ルーティンが使用される。工程803で、改善された性能をもたらす乱れのある屈折率分布を見出すためにパラメータ空間が探索される。最後に、工程804で、所望の屈折率分布を有する結合導波路が製造される。上で議論されたように、通常、工程804は、径方向の屈折率設計の反復する調整と改良とを含む。
図13〜図15は、非放物線状屈折率分布を備えたマルチモード結合導波路を含む光伝送システムの代替の構成を説明する一連の図を示す。図13〜図15は、本発明の態様による例示の構成であり網羅的な構成でないことが意図されていることを理解されよう。
図13は本発明の態様による光学的伝送路900を示す。伝送路は、それらの少なくとも1つが非ガウス形である異なるモードの界分布を有する送出ファイバ902と受信ファイバ904とを含む。本明細書で説明されたような特別設計されたものであるマルチモード・ファイバ906が、送出ファイバ902と結合導波路906とを相互接続するために使用される。結合導波路906は、送出ファイバ902に接続される本明細書で「入力端」と呼ばれる第1端と、受信ファイバ904に接続される本明細書で「出力端」と呼ばれる第2端とを有する。上で議論されたように結合導波路は精密な長さを有する。
マルチモード結合導波路906は、機械的突き合せ結合、融着接続、または他の適切な技法で他のファイバ902および904に取り付けられることができる。マルチモード・ファイバ906の特殊な設計は、この設計が送出ファイバ902から出射する光信号のサイズと形状の両方を受信ファイバ904のサイズと形状に実質的に整合するように変換し、それによって結合損失の実質的な低減をもたらすことを確実にする。送出ファイバ902または受信ファイバ904のいずれか一方はシングル・モードまたはマルチモードであることが可能であることを理解されよう。さらに、本発明の本態様は送出ファイバ902および受信ファイバ904の基本LP01モードに関して説明されているが、説明された技法は、送出ファイバの任意特定のモードを受信ファイバの任意特定のモードに結合させるために適用されることができる。
図14および図15に示されるように、本発明による特別に設計された結合導波路は光ファイバの末端で使用されることができる。例えば、図14で、結合導波路926の出力端は受信ファイバ924の先端に接続される。送出ファイバはいずれも結合導波路926の入力端に接続されていない。その代わりに、結合導波路の入力端は露出されたままであり、入射する放射922の形をした光入力を受光する。したがって、この構成を使用して、精密な長さの特別設計された非放物線状マルチモード・ファイバが、バルク光学源928等などの外部源からファイバの中に送出される強度パターンのサイズまたは形状を変換するために使用されることができる。
図15で、結合導波路946の入力端が送出ファイバ942に接続される。受信ファイバはいずれも結合導波路946の出力端に接続されていない。その代わりに、結合導波路の出力端は露出されたままであり、例えばバルク光学受容器948に信号を供給するために使用されることができる出射する放射の形式で光出力を提供する。したがって、この構成を使用して、精密な長さの特別設計されたマルチモード・ファイバが、ファイバの終端から出射される強度分布のサイズおよび/または形状を操作するために使用されることができる。このようにして、光ファイバ・レーザまたは増幅器などの光ファイバ源の放射の空間分布がよりガウス形に作られることができる。
上述のシステムおよび技法は、結合導波路入力部の高次モードから結合導波路出力部の実質的にガウス形の形状の横方向空間分布への結合を提供するために使用されることができることに留意されるべきである。実質的にガウス形の形状の横方向空間分布は、必ずしもそうである必要ではないが、基本モードに対応することができる。こうした構成は、例えば、極めて大きなモードエリアを有する可能性のある高次モード増幅器のための増幅器出口で使用されることができる。高次モード増幅器の出力を実質的にガウス形の横方向空間分布に変換することは、従来の光学素子が結果として生じるビームを平行化し透過させるために使用されることができるので望ましい。この変換は位相板を使用して自由空間で行なわれることができるが、中央ローブの高い強度を低減させるためにエンド・キャップをファイバ末端に設置することが必要となる可能性がある。共振長周期グレーティング・モード変換器の使用は、相対的に小さなモードエリアの基本モードの中への結合に限定されるであろう。本明細書で説明されたような非放物線状結合導波路は、高次モードを大きな実質的にガウス形の形状の横方向空間分布に結合させるために使用されることができる。出力セグメントは高次モード・ファイバとは異なるであろう。結合導波路はラージ・コアを有する出力ファイバの中で、コアレス・ファイバ・セグメントの中で、または自由空間で終了することができる。
本発明は、従来の光ファイバ、微細構造化光ファイバ、偏波面保持(PM)光ファイバ、シングル・モード光ファイバ、マルチモード光ファイバ、光ファイバおよび増幅器の中で使用されるものなどの希土類ドープ利得発生ファイバ、ダブルクラッド・ファイバなどのクラッディング励起(cladding pumped)光ファイバ等、とともに使用されることができることを理解されたい。
さらに、本発明は主としてラージ・モード・エリア光ファイバの非ガウス形の形状のLP01モードの界の間のエネルギーを結合させることを意図しているが、また、本発明は、非ガウス形の光の界を結合させる他の場合にも適用されることができる。例えば、また、本発明は、エネルギーを実質的に非ガウス形の形状を概して示す高次の光ファイバ・モード(LP02、LP03など)の中に、またはそこから結合させるために使用されることもできる。その他の例として、本発明は、著しい非放物線状屈折率分布を示すファイバではなく光ロッドの形式で表明されることができる。こうした非放物線状屈折率分布ロッド・レンズは、バルク・レンズまたはミラー、または他の類似の非ファイバ装置の組み立てにおいて有用であることができる。
本明細書で説明された技法は、その少なくとも1つが非ガウス形である任意の2つの異なる形状をしたモードの界の分布間の結合損失を低減させるために適用されることができる。結合導波路の所望の入力および出力モードの界の分布を数学的にモデル化することによって、結合損失を低減させる結合導波路のための非放物線状屈折率分布の数学モデルを生成することができる。次いで、モデル化された結合導波路は、本明細書で説明されたようにMCVD技法または他の適切な技法を使用して作られることができる。性能を最適化するために、経験的技法が結合導波路の屈折率分布を調整するために使用されることができる。
前述の説明は当業者が本発明を実施できるようにする詳細を含んでいるが、この説明は実際には例示的であり、それらの多くの修正および変更がこれらの教示の利益を有する当業者には明らかであることを理解されたい。したがって、本明細書中の本発明はここに添付された特許請求の範囲によってのみ定義され、本特許の請求範囲は可能な限り広範囲に従来技術によって容認されることが意図される。
図1A及び図1Bは、それぞれ例示のシングル・モード・ファイバ(SMF)およびラージ・モード・エリア(LMA)エルビウム/イッテルビウム(Er:Yb)ドープ利得ファイバについて、屈折率分布およびLP01基本モードの界の分布を比較した一対のグラフを示す図である。 図2A及び図2Bは、それぞれSMFファイバおよびLMAファイバについて、波長1550nmにおける基本LP01モードの界の数値予測された近視野光強度を比較した一対のグラフを示す図である。 例示のSMFファイバおよびLMAファイバから組み立てられた光伝送路の分解図である。 放物線状屈折率分布を有する結合導波路が例示のSMFファイバとLMAファイバとの間に相互接続された光伝送路の分解図である。 本発明の態様によって設計された非放物線状屈折率分布を有する結合導波路が例示のSMFファイバとLMAファイバとの間に相互接続された光伝送路の分解図である。 結合導波路のための最適化された放物線状屈折率分布を示す図である。 本発明の態様による結合導波路のための最適化された非放物線状屈折率分布を示す図である。 結合導波路のための最適化された放物線状屈折率分布と、結合導波路のための最適化された非放物線状屈折率分布と、非放物線状屈折率の階段状近似とを示すグラフである。 LMAファイバのLP01モードの界分布と、最適化された放物線状屈折率を有する結合導波路の信号出力と、最適化された非放物線状屈折率を有する結合導波路の信号出力とを比較するグラフである。 様々な結合モードについて、結合損失の長さ依存性を示すグラフである。 本発明のさらなる態様によるマルチモード結合導波路の、尺度どおりには表されていない断面図である。 本発明のさらなる態様による結合導波路を設計するための方法を説明する流れ図である。 本発明による結合導波路を組み込んだ光ファイバ送信路についての代替の構成を示す一連の図である。 本発明による結合導波路を組み込んだ光ファイバ送信路についての代替の構成を示す一連の図である。 本発明による結合導波路を組み込んだ光ファイバ送信路についての代替の構成を示す一連の図である。

Claims (11)

  1. 光ファイバ結合システムであって、前記システムは、光信号を送出する送出ファイバと光信号を受信する受信ファイバとを含む一対の伝送ファイバを備え、前記送出ファイバおよび前記受信ファイバは、その少なくとも1つが非ガウス形である異なる横モードの界分布を有し、前記システムはさらに、前記送出ファイバに接続される入力端と前記受信ファイバに接続される出力端とを有する所定の長さのマルチモード結合導波路とを備え、
    前記結合導波路は、前記送出ファイバによって送出された光信号の結合モードの界を入力として受信し、前記結合モードの界を前記受信ファイバの対応する結合モードの界に整合する横方向空間分布に変換するよう構成され、
    前記結合導波路は、異なる位相速度を有する複数の導波横モードに入力結合モードの界が分解されるよう構成された屈折率分布を有するグレーデッド・インデックス・レンズを含み、前記導波横モードの少なくとも1つに相対位相差が累積され、
    前記結合導波路の前記出力端において、前記結合導波路にわたって実質的に一定である光位相を有し、前記入力の界のとは実質的に異なる光エネルギの横方向分布を有する出力の界に前記横モードが再結合するよう、前記グレーデッド・インデックス・レンズがさらに構成される、光ファイバ結合システム。
  2. 前記結合導波路の前記屈折率分布は、軸方向ではなく横断方向に変化する請求項1に記載のシステム。
  3. 記横モードの少なくとも1つによって前記結合導波路の軸方向長さにわたって累積される相対位相は約πラジアン又はその倍数であり、他の横モードによって前記結合導波路の前記軸方向長さにわたって累積される相対位相は約0ラジアンであるように構成された屈折率分布を、前記グレーデッド・インデックス・レンズが有する、請求項2に記載の結合システム。
  4. 結合導波路内の任意の2つの導波横モードの軸方向伝搬定数間の差異ΔnはΔn=N×Δ(Nは整数、Δは結合導波路設計の指標となる数値)として表すことができるように、前記一連の導波横モードのうちの任意の2つのモードは、
    によって与えられるコアの中央とクラッドとの間の屈折率差である数値Δの整数倍だけ分離するよう構成された屈折率分布を、前記グレーデッド・インデックス・レンズが有する、請求項3に記載の結合システム。
  5. 隣接する軸方向伝搬定数を有する結合導波路モード間で結合導波路の長さにわたって累積された約πラジアンの相対位相が存在するように、前記結合導波路は約1/4ピッチになるように選択された長さを有する請求項4に記載の結合システム。
  6. 前記グレーデッド・インデックス・レンズは、前記受信ファイバの基本モードLP01の界の分布に実質的に整合する横方向空間分布を有するように、前記光信号の前記基本モードLP01を変換する請求項5に記載の結合システム。
  7. 前記結合導波路の前記入力および出力端と前記一対の伝送ファイバとの間の接続のうちの少なくとも1つが融着接続である請求項1に記載の結合システム。
  8. 前記一対の伝送ファイバの少なくとも1つは1.2より大きいMパラメータを備えたモードの界を有する請求項1に記載の結合システム。
  9. 前記結合導波路は
    (C≠0、またはg≠2またはその両方)で表される屈折率分布を有する請求項1に記載の結合システム。
  10. 光伝送路を構築する方法であって、
    入力端と出力端とを有する所定の長さのマルチモード結合導波路を準備する工程を備え、前記マルチモード・ファイバのセグメントは、異なる位相速度を有する複数の導波横モードに入力結合モードの界が分解されるよう構成された屈折率分布を有する一体的に形成されたグレーデッド・インデックス・レンズを含み、前記導波横モードの少なくとも1つに相対位相差が累積され、前記結合導波路の前記出力端において、前記結合導波路にわたって実質的に一定である光位相を有し、前記入力の界のとは実質的に異なる光エネルギの横方向分布を有する出力の界に前記横モードが再結合するよう、前記グレーデッド・インデックス・レンズがさらに構成され、前記方法はさらに、
    前記結合導波路セグメントの一端をある光伝送ファイバの末端に接続する工程を備え、前記結合導波路セグメントは、その2つのモードの界分布の少なくとも1つは非ガウス形である前記第1セグメント端における第1のモードの界分布と前記第2セグメント端における第2のモードの界分布との間の結合を提供する方法。
  11. 前記結合導波路セグメントの他端を第2の光伝送ファイバの末端に接続する工程をさらに備え、前記光伝送ファイバはその少なくとも1つが非ガウス形である異なるモードの界の分布を有し、前記結合導波路が前記2つのファイバ間の低損失結合を提供する請求項10に記載の方法。
JP2008014521A 2007-01-25 2008-01-25 異なるファイバを相互接続するための光ファイバ装置および方法 Expired - Fee Related JP5122990B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/627,070 2007-01-25
US11/627,070 US7340138B1 (en) 2007-01-25 2007-01-25 Optical fiber devices and methods for interconnecting dissimilar fibers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008181131A JP2008181131A (ja) 2008-08-07
JP5122990B2 true JP5122990B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=39125501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008014521A Expired - Fee Related JP5122990B2 (ja) 2007-01-25 2008-01-25 異なるファイバを相互接続するための光ファイバ装置および方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7340138B1 (ja)
EP (1) EP1950589B1 (ja)
JP (1) JP5122990B2 (ja)
CN (1) CN101231368B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006014276B4 (de) * 2005-04-01 2021-02-18 Smc K.K. Elektromagnetventil und Elektromagnetventil-Antriebsschaltung

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7844146B2 (en) * 2008-04-30 2010-11-30 Ofs Fitel, Llc All-fiber module for femtosecond pulse compression and supercontinuum generation
US20100061410A1 (en) * 2008-09-11 2010-03-11 Nikolai Platonov System and method for controlling nonlinearities in laser units
US8218928B2 (en) * 2009-04-23 2012-07-10 Ofs Fitel, Llc Spatial filtering of higher order modes in multimode fibers
DK2764386T3 (en) * 2011-10-06 2019-03-25 Ofs Fitel Llc Fiber designs for wavelength adjustable lasers with ultra-short pulses
US9882255B2 (en) * 2012-01-18 2018-01-30 Sony Corporation Transmission line and transmission method
JP6068859B2 (ja) * 2012-07-31 2017-01-25 株式会社ディスコ レーザー加工装置
US9431788B2 (en) 2014-04-21 2016-08-30 Ofs Fitel, Llc Mode converter for high power, higher-order mode optical fiber amplifiers
CA2964493A1 (en) * 2014-10-23 2016-04-28 Coractive High-Tech Inc. Optical fiber assembly with beam shaping component
WO2016178595A1 (en) * 2015-05-07 2016-11-10 Huawei Technologies Co., Ltd. Graded index waveguide optical coupler
US9588296B2 (en) * 2015-07-28 2017-03-07 Lumentum Operations Llc Semiconductor optical waveguide device
JP6442432B2 (ja) 2016-04-19 2018-12-19 株式会社フジクラ 光デバイスの製造方法、レーザ装置の製造方法、レーザ装置のビーム品質の調整方法
WO2019213163A1 (en) * 2018-05-01 2019-11-07 Finisar Corporation Mmf optical mode conditioning device
JP6853291B2 (ja) * 2019-03-14 2021-03-31 株式会社フジクラ レーザ装置の製造方法
CN111624700A (zh) * 2020-05-10 2020-09-04 桂林电子科技大学 一种纤维集成的光纤凹透镜及其制备方法
WO2023141029A1 (en) * 2022-01-24 2023-07-27 Corning Research & Development Corporation Fiber array unit formation
CN116050029A (zh) * 2023-03-31 2023-05-02 中国船舶集团有限公司第七〇七研究所 集成光纤陀螺的模式匹配方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1081230B (it) * 1976-05-10 1985-05-16 Cselt Centro Studi Lab Telecom Equalizzatore ottico con indice di rifrazione graduale per trasmissione di segnali su guide ottiche multimodo
US4701011A (en) * 1985-01-15 1987-10-20 American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories Multimode fiber-lens optical coupler
GB9814526D0 (en) * 1998-07-03 1998-09-02 Univ Southampton Optical fibre and optical fibre device
US20020150333A1 (en) 2001-02-17 2002-10-17 Reed William Alfred Fiber devices using grin fiber lenses
US20020150364A1 (en) * 2001-04-04 2002-10-17 Ian Bassett Single mode fibre
FR2836725A1 (fr) * 2002-03-04 2003-09-05 Cit Alcatel Adaptateur de mode optique
JP2007501447A (ja) * 2003-05-29 2007-01-25 ミシガン大学リージェンツ ダブルクラッドファイバー走査型顕微鏡
US6970624B2 (en) * 2003-06-13 2005-11-29 Furukawa Electric North America Cladding pumped optical fiber gain devices

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006014276B4 (de) * 2005-04-01 2021-02-18 Smc K.K. Elektromagnetventil und Elektromagnetventil-Antriebsschaltung

Also Published As

Publication number Publication date
EP1950589B1 (en) 2017-12-27
JP2008181131A (ja) 2008-08-07
CN101231368A (zh) 2008-07-30
CN101231368B (zh) 2012-10-10
EP1950589A1 (en) 2008-07-30
US7340138B1 (en) 2008-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5122990B2 (ja) 異なるファイバを相互接続するための光ファイバ装置および方法
TWI695196B (zh) 可調整射束特性
CN107924023B (zh) 具有用于增加的光束参数乘积的中心折射率受抑制的纤维
US7376307B2 (en) Multimode long period fiber bragg grating machined by ultrafast laser direct writing
US8655130B2 (en) Precisely-shaped core fibers and method of manufacture
US7860360B2 (en) Monolithic signal coupler for high-aspect ratio solid-state gain media
US8483533B1 (en) Fiber-coupled laser diode illumination systems with stable beam propagation
CN109154699B (zh) 光纤和光纤器件
US20170351029A1 (en) Optical fiber assembly with beam shaping component
CN114488389B (zh) 一种绝热导波系统
CN110073557A (zh) 串联泵浦光纤放大器
US20150253499A1 (en) Broadband Multi-Mode Optical Fibers With Flat-Zone In Dopant Concentration Profile
JP2017510832A (ja) マルチモード光ファイバの設計及び製造
US20220037847A1 (en) Optical fiber for a fiber laser, fiber laser, and production method for optical fiber for a fiber laser
Perumal Sankar et al. A novel method to increase the coupling efficiency of laser to single mode fibre
EP1038338A1 (en) Double-clad rare earth doped optical fibers
US20080118213A1 (en) Multimode Optical Fibre
DK2260549T3 (en) HIGH POWER LASER FIBER SYSTEM
JP5215699B2 (ja) フォトニック結晶ファイバ
Jung et al. Enhanced butt coupling efficiency of VCSELs into hollow core fibre using a graded index fibre lens
Moura et al. Design and optimization of subwavelength silicon photonics edge coupler for cleaved fibers
US20230275389A1 (en) Single mode beam
Yu et al. A new generation of plastic optical fibers and its functional exploiting
WO2023056435A1 (en) Selectable gaussian and ring beam characteristics
Terai et al. Core Diameter Dependence of Loss Characteristics in Anti-Resonant Hollow Core Fibers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110314

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110614

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5122990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees