JP2017533469A - 光学パラメータを決定するための装置および方法 - Google Patents

光学パラメータを決定するための装置および方法 Download PDF

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Abstract

眼鏡(4)が使用位置でユーザ(2)の頭部上に配置された状態でユーザ(2)の光学パラメータを決定するための装置(10)は、光投影を用いてユーザ(2)の頭部のおよび/またはユーザの眼鏡(4)の部分領域をマーキングするように設計されて配置される少なくとも1つの投影機器(12)と、少なくともユーザ(2)の頭部のおよび/またはユーザの眼鏡(4)のマーキングされた部分領域から画像データを生成するように設計されて配置される少なくとも1つの画像記録機器(11)と、データ処理機器であって、生成された画像データに基づいて頭部のおよび/または眼鏡(4)のマーキングされた部分領域からユーザデータを決定するように設計されるユーザデータ決定機器であり、ユーザデータが頭部のおよび/または眼鏡(4)の部分領域のポイントの三次元空間における空間情報を備える、ユーザデータ決定機器と、ユーザデータに基づいてユーザ(2)の光学パラメータを決定するように設計されるパラメータ決定機器とを有するデータ処理機器とを備える。

Description

本発明は、ユーザの光学パラメータを決定するための装置、ユーザの光学パラメータを決定するための方法、および、方法を実施するためのコンピュータプログラムプロダクトに関する。
個別に最適化される眼鏡レンズの導入により、視覚障害を伴う人のニーズに対処できるとともに、例えば個別に最適化される視覚領域を伴う眼鏡レンズを提供することができる。個別に適合される眼鏡レンズは、眼鏡レンズのユーザの光学的な視覚障害の最適な補正を可能にする。大きな偏向、顔形角度、および、前傾角によって特徴付けられるスポーツ眼鏡に関しては眼鏡レンズの個々の計算および適合も可能である。
個々の眼鏡レンズ、特に個別に適合される可変焦点レンズの光学的な利点を完全に引き出すためには、ユーザの使用位置の知識を用いてこれらの眼鏡レンズを計算して製造するとともに、それらの眼鏡レンズを計算および製造のために使用された使用位置にしたがって着用することが必要である。使用位置は、複数のパラメータ、例えば、ユーザの瞳孔間距離、顔形角度、眼鏡レンズの前傾角、眼鏡フレーム、眼鏡および眼の系の角膜頂点距離、および、眼鏡レンズの適合高さに依存する。使用位置を表すために使用されてもよいまたは必要なこれらのパラメータおよび更なるパラメータは、関連する標準規格、例えばDIN EN ISO 1366、DIN 58208、DIN EN ISO 8624、および、DIN 5340に含まれる。また、使用位置で眼鏡レンズが実際に光学パラメータに対応して着用されるように製造のために使用された光学パラメータに対応する眼鏡フレームに眼鏡レンズが配置されるまたは中心付けられることも必要である。
眼の前方の眼鏡レンズの位置を決定するためには、複数のパラメータが決定されなければならない。それにより、一方では、フレームへの適合および挿入のために必要な情報が得られてもよく、したがって、他方では、使用位置にあるときに眼鏡レンズを着用位置に適合させるために、最適化が眼鏡レンズ自体で行われてもよい。
例えば、そのようなパラメータを決定するために、2つの画像記録機器を有する装置がドイツ特許出願公開第10 2005 003 699号明細書から知られており、この装置は、眼鏡を着用するユーザのそれぞれの画像を異なる記録方向から撮り、その画像から、前記装置が例えば三次元ユーザデータを計算する。
他の装置は、複数の画像を使用して所望のパラメータを決定する二次元計算方法を用いて動作する。これに加えて、手動決定の可能性、例えば、瞳孔計および瞳孔間距離ルーラーがある。
これらの全ての製造方法では、測定者および測定の実施への依存がある。例えば、二次元画像を使用した瞳孔間距離の決定を考えると、個々の角膜頂点距離を決定することができず、それにより、被検者およびフレームに依存する瞳孔間距離の系統立ったずれが生じる。
立体撮影カメラシステムを使用して三次元空間内のユーザの光学パラメータを決定することを考えると、対応問題が起こる。対応問題は、異なる視野から取得される2つの画像中で互いに対応するポイントの同定に関連する。両方の画像で互いに対応するポイントが決定された後でのみ、画像ポイントの3D再構成を行うことができる。
実際には、画像の手動評価によって対応するポイントが決定される。この手動評価は、かなりの時間消費を必要とするとともに、ユーザ依存性に起因して、3D再構成にとっては潜在的な誤差の源である。
ドイツ特許出願公開第10 2005 003 699号
本発明は、ユーザの光学パラメータを決定する改善された可能性を与えるという目的に基づいている。
この目的は、独立請求項の主題によって達成される。
第1の態様は、眼鏡が使用位置でユーザの頭部上に配置された状態でユーザの光学パラメータを決定するための装置に関する。装置は、光投影を用いてユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡の部分領域をマーキングするように設計されて配置される少なくとも1つの投影機器を有する。装置は、ユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡の少なくとも1つのマーキングされた部分領域の画像データを生成するように設計されて配置される少なくとも1つの画像記録機器を更に有する。画像データは、眼鏡を伴う頭部の系の付加的な領域を含んでもよい。これに加えて、装置はデータ処理機器を有し、データ処理機器は、生成された画像データを使用して頭部のおよび/または眼鏡のマーキングされた部分領域のユーザデータを決定するように設計されるユーザデータ決定機器を有し、この場合、ユーザデータは、頭部のおよび/または眼鏡のマーキングされた部分領域のポイントの三次元空間における空間情報を含む。データ処理機器は、ユーザデータを使用してユーザの光学パラメータを決定するように設計されるおよび[原文のまま(sic)]パラメータ決定機器を更に有する。
投影機器は光投影を生成する。投影機器は、電磁放射を生成する放射体として設計されてもよい。例えば、投影機器は、LEDとしてまたはレーザとして設計されてもよい。装置は、少なくとも1つの投影機器を有するが、ユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡の拡張された部分領域を露出させる1つ以上の更なる投影機器を付加的に有してもよい。
それにより露出される(したがってマーキングされる)ユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡の部分領域は、「眼鏡を伴う頭部」系の部分領域、したがって、ユーザの頭部の部分領域および使用位置で頭部上に配置されるユーザの眼鏡の部分領域に関連する。使用位置は、例えば先に挙げられた標準規格で規定される。頭部の部分領域、眼鏡の部分領域、または、好ましくは頭部の一部および眼鏡の一部の両方を有する部分領域のいずれかが光投影によってマーキングされてもよい。頭部の部分領域内のマーキングポイントは、例えば、一方または両方の瞳、特に瞳の中心点、および、鼻根が眼鏡フレームによって覆われない限りにおいてユーザの鼻根であってもよい。眼鏡のマーキングされる部分領域のポイントは、特に、眼鏡フレーム上のポイント、例えば側頭におよび/または鼻に配置される内側および/または外側フレーム境界ポイント、並びに、瞳の上側および/または下側に配置される内側および/または外側フレーム境界ポイントであってもよい。部分領域の複数のポイントが光投影を用いてマーキングされてもよい。
それにより、マーキングは、画像データ中で素早く確実に検出され得る光波長を用いて、コンピュータ制御される評価により、例えば自動的に行われることが好ましい。
例えば、デジタルカメラが画像記録機器として使用されてもよい。画像記録機器は、デジタルカメラと、少なくとも1つの光偏向素子または偏向ミラーとを備えてもよく、この場合、偏向ミラーまたは偏向素子を用いてカメラにより部分領域の画像データが記録されるおよび/または生成される。
画像記録機器は画像データを生成し、これは画像の記録によって行われてもよい。したがって、画像データが記録のデジタルデータに相当してもよい。それにより、そのような態様で生成される記録は、光投影によりマーキングされるユーザの頭部の部分領域および/または眼鏡の部分領域を少なくとも含む。画像データは、ユーザの両眼の記録、特にユーザの両方の瞳の記録、および、ユーザの眼鏡のフレームの記録を含むことが好ましい。マーキングされた部分領域は、少なくともこの記録中の個々のポイントに関連し、したがって、これらの画像データ中の少なくとも個々のポイントに関連する。
装置は、立体撮影カメラシステムを有してもよく、したがって、例えば、2つの異なる視野からマーキングされた部分領域の画像データを生成する2つの画像記録機器を有してもよい。あるいは、装置は、旋回できる1つの画像記録機器のみを有してもよく、この画像記録機器は、2つの異なる視野からマーキングされた部分領域の画像データを生成する。
画像データは、眼鏡を伴う頭部の系のマーキングされた部分領域を少なくとも含むが、頭部のおよび/または眼鏡の付加的な部分を含んでもよい。
データ処理機器は、コンピュータとして設計されてもよく、および/または、マイクロプロセッサを有してもよい。ユーザデータ決定機器およびパラメータ決定機器は互いに独立に動作してもよい。データ処理機器は、ユーザデータ決定機器およびパラメータ決定機器が共通のマイクロプロセッサによって動作されるように設計されてもよい。言い換えると、データ処理機器は、少なくとも1つのマイクロプロセッサがユーザデータ決定機器の作業およびパラメータ決定機器の作業の両方を実行するように設計される。
画像記録機器は、ユーザの少なくとも一方の瞳および瞳の[原文のまま]フレームエッジおよび/または眼鏡レンズエッジが生成される画像データ中でマッピングされるように設計されて配置されてもよく、この場合、ユーザの少なくとも一方の瞳は、生成される画像データ中で眼鏡フレームエッジおよび/または眼鏡レンズエッジによって画定される。
ユーザデータ決定機器はユーザデータを生成する。ユーザデータは、マーキングされた部分領域の僅かなポイントに関する空間情報を含む。ユーザデータは、光投影によるマーキングを含む画像データから生成される。このため、画像記録機器は、それが光投影の光波長を検出できるように設計される。したがって、画像記録機器は、光投影の光波長範囲を感受するように設計される。ユーザデータは、三次元空間内のマーキングされた部分領域の個々のポイントの空間情報を含んでもよく、および/または、記録の完全な3D再構成を可能にしてもよい。3D再構成は、例えばエピポーラ幾何学を用いて2つの記録から数学的に行われてもよい。ユーザデータは、以下のポイントのうちの少なくとも1つに関する空間情報を含んでもよい。
− ユーザの基準系内の水平面と眼鏡の眼鏡レンズエッジおよび/または眼鏡フレームエッジとの交点であって、ユーザの水平面は、ユーザの両方の瞳と交わるとともに、ユーザの所定のゼロの視線と平行に進む交点、
− ユーザの基準系内の垂直面と眼鏡の眼鏡レンズエッジおよび/または眼鏡フレームエッジとの交点であって、ユーザの垂直面は、ユーザの水平面と直交してユーザの所定のゼロの視線と平行に進むとともに、ユーザの瞳と交わる交点、
− 瞳の少なくとも1つの中心点、
− ボクシングシステム内の寸法付けにしたがったユーザの少なくとも1つの眼鏡レンズの境界、
− 眼鏡の眼鏡フレームの眼鏡中心点。
この発明の意味におけるボクシングシステムでの寸法付けにより理解されるべきものは、それが関連する標準規格、例えばDIN EN ISO 8624および/またはDIN EN ISO 1366DIN[原文のまま]および/またはDIN 58208および/またはDIN 5340に記載されるような測定システムである。ボクシングシステムおよび付加的に使用される従来の用語およびパラメータに関しては、Dr.Roland Endersによる書籍“Die Optik des Auges und der Sehhilfen”[“The Optics of the Eye and of Visual Aids”]、1995 Optische Fachveroffentlichung GmbH,Heidelberg、および、Heinz DiepesおよびRalf Blendowskiによる書籍“Optik und Technik der Brille”[“Optics and Engineering of Spectacles”],2002 Verlag Optische Fachveroffentlichungen GmbH,Heidelbergも参照されたい。用語定義に関し、標準規格および引用書籍[原文のまま]は同様に、本出願の不可欠の開示構成要素を表す。
ボクシングシステムでの寸法付けに係る境界は、例えば、更に外側にまたは内側におよび/または上側にまたは下側に位置される単眼または両眼におけるフレームポイントを含む。これらのフレームポイントは、眼鏡フレームの接線またはそれぞれの眼と関連する眼鏡フレームの領域を使用して従来のように決定される(例えば、DIN 58 208、例示3参照)。
この発明の意味において、ゼロの観察方向は、平行な固定線が与えられる真っ直ぐな観察方向である。言い換えると、ゼロの観察方向は、ユーザの頭部に対する眼の位置によって規定される観察方向であり、この場合、眼は、眼の高さに位置されて無限遠ポイントに配置される固定物体を見る。例えば、画像記録機器が固定物体として使用されてもよい。実際の固定物体を無限遠に配置できないため、実際には、観察方向は、これがゼロの観察方向に対応するように、眼モデルの助けにより、固定物体からの眼の距離から補正されてもよい。この発明の意味において、ゼロの観察方向は、結果として、ユーザの頭部に対する眼の位置のみによって決定される。ユーザの頭部が通常の直立位置に位置されれば、ゼロの観察方向は、地球の基準系内の水平方向にほぼ対応する。しかしながら、ゼロの観察方向は、例えばユーザが眼の付加的な動きを伴うことなく自分の頭部を前方へまたは側方へ傾ける場合には、地球の基準系内の水平方向に対して傾けられてもよい。同様に、地球の基準系内の水平面と略平行な平面が両眼のゼロの観察方向によってまたがれる。2つの眼の2つのゼロの観察方向によってまたがれる平面も同様に、例えばユーザが自分の頭部を前方へまたは側方へ傾ける場合には、地球の基準系内の水平面に対して傾けられてもよい。
ユーザの水平面が第1の平面に対応してもよい。ユーザの垂直面は、第1の平面に直交する第2の平面に対応してもよい。例えば、ユーザの基準系内の水平面は、地球の基準系内の水平面と平行に配置されて、単に瞳の中心点を通って進むだけでもよい。これは、特に、ユーザの両眼が(地球の基準系内の)異なる高さに配置される場合に当てはまる。
パラメータ決定方向は、ユーザの求められる光学パラメータをユーザデータから決定する。ユーザの光学パラメータは、以下の値のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
− 瞳孔間距離、
− 単眼瞳孔間隔、
− 基準ポイントの要件および/または眼の回転中心の要件にしたがった角膜頂点距離、
− 単眼心出しポイント間隔、
− 心出しポイント座標、
− 視神経円板間隔、
− 心出しポイントの偏心、
− 視神経円板の高さおよび幅、
− 視神経円板中心距離、
− 眼鏡レンズの前傾、
− 顔形角度、
− 適合高さ。
光学パラメータは、眼の回転中心および/またはパラメータを更に含むことが好ましく、前記パラメータを使用してユーザの動的な視覚応答、例えば眼位置の輻輳および/または凝視偏向が決定されてもよい。
瞳孔間距離は、瞳中心の間隔にほぼ対応する。
光学パラメータは、眼鏡着用者の特に好ましい生理学的パラメータおよび解剖学的パラメータ、フレーム固有の特性、および、例えばDIN 58208に記載されるユーザの眼鏡−眼系の特徴を含む。ユーザの眼鏡−眼系の特徴は、例えば、眼鏡レンズを計算するために、および、眼レンズの正確な心出しのために使用されてもよく、[原文のまま]心出しデータは、視神経円板面またはフレーム面に関連して挙げられた標準規格にしたがって正確に決定される。これにより、視神経円板面は、眼鏡フレームにおける右または左のボクシングシステムの(地球の基準系内の)水平および垂直な中心線を通る平面である。フレーム面は、眼鏡フレームの右および左の視神経円板面を定めるボクシングシステムの中心線を通る平面であり、これらの中心線は互いに対して垂直である。
投影機器の光投影により、部分領域のポイントは、画像データ中の特定の位置の同定が少なくとも簡略化されるようにマーキングされる。画像データ中の特定の位置の自動的または半自動的な同定が特にマーキングによって可能にされてもよい。例えば、互いに対応するポイントを立体撮影カメラシステムの記録中で同定することができる。それにより、例えば、3D再構成に関連する対応問題を解決できる。これらの同じポイント(したがって、互いに対応するポイント)が両方の記録中で同じマーキングによって(すなわち、光投影によって)マーキングされるという点において、対応するポイントを簡単かつ素早く同定できる。データ処理機器は、画像データ中の自動的に決定されたマーキングポイントを検出して更に使用するように、または選択されたポイントをこれらのポイントを承認または拒絶してもよいオペレータ(例えば眼鏡技師)に対して簡単かつ迅速に提案するように設計されてもよい。
したがって、装置は、対応問題の解決を簡略化するとともに、画像データ中の個々のポイントの少なくとも部分的に自動化されるおよび/またはコンピュータ制御される同定を可能にする。これにより、場合により不正確なオペレータによる3D再構成の危険が減少される。
また、装置は、特に眼鏡のフレーム上および/またはユーザ上に物理的なマーキングを伴うことなく光学パラメータの簡単な決定を可能にする。
1つの実施形態において、投影機器は、ユーザの頭部上および/または眼鏡上の特定の個々のポイントが光投影によって画像データ中でマーキングされるように設計されて配置される。それにより、投影機器は、眼鏡を伴う頭部の系の所定のポイントにこれらのポイントを明確にマーキングできるべく光投影を明確に方向付けることができるように設計される。部分領域は、画像データ中のマーキングに起因して特にコンピュータ制御態様またはコンピュータ支援態様で簡単に同定され得る複数のそのような個々のポイントを有してもよい。
この実施形態の進展において、投影機器は、画像データ中で以下のユーザポイント、すなわち、
− 瞳中心点、
− 外側側頭フレームポイント、
− 内側鼻フレームポイント、
− 瞳の上側の内側フレームポイント、および/または、
− 瞳の下側の内側フレームポイント、
のうちの少なくとも1つが明確にマーキングされるように設計されて配置される。
この場合、用語「上側」および「下側」はユーザの基準系に関連し、「上側」は本質的に垂直上側を意味し、また、「下側」は本質的に垂直下側を意味する。これにより、用語「垂直」はユーザの基準系に関連する。用語「鼻」および「側頭」は、瞳から略水平に隔てられるフレーム上のポイントに関連する。眼鏡技師にとって重要な場合があるユーザの光学パラメータは、前述したユーザポイントから、特に挙げられた10個の全てのユーザポイント(それぞれの眼ごとに挙げられたそれぞれの5つのユーザポイント)から特に有利に決定され得る。したがって、頭部のおよび/または眼鏡の部分領域における有利なユーザポイントは、光投影を用いて既にマーキングされることが好ましく、これらのユーザポイントは、三次元空間情報を用いてユーザデータ決定機器によりユーザデータへ変換される。マーキングポイントは、幾つかのユーザポイントを含んでもよく、または、(ユーザポイントを含めて)全てのポイントを既に含んでもよく、これらのポイントに関して空間情報が三次元空間内で決定される。
縁なしのフレームの場合には、それにより、挙げられたフレームポイントの代わりとして、対応する眼鏡エッジポイントがマーキングされてもよい。
1つの実施形態によれば、投影機器は、画像データ中の光投影が少なくとも部分的に少なくとも1つの線、少なくとも1つの線交差、および/または、少なくとも1つのポイントの形状を有するように設計されて配置される。細いマーキング−例えば線−は、例えば線と眼鏡のフレーム、瞳中心点、内側および/または外側フレームエッジ、眼鏡エッジ等との交点として、画像データ中のポイントの特に簡単な同定を可能にする。ポイントは、線を用いて、線交差を用いて、および/または、投影機器のポイントによってマーキングされてもよい。例えば、光投影は、投影機器の光学的な中心点から広がる投影面を有してもよく、この投影面は、本質的に、線の形態で部分領域をマーキングする。この線は、ユーザのおよび/または眼鏡フレームの光学的な条件に適合し、したがって、例えばユーザの顔面からフレームエッジへの「跳ね上がり」が与えられると、画像データ中で僅かな湾曲および/または途切れを成す場合がある。したがって、これにより、用語「線」、「線交差」、および/または、「ポイント」は、厳密に数学的な意味で理解されるべきでなく、むしろ、光投影によりマーキングされるポイントが線上にほぼ位置するまたはポイントにほぼ位置する範囲で理解されるべきである。画像データ中の個々のポイントは、投影機器のそのような実施形態によって特に簡単に同定され得る。
光投影は、それが眼鏡を伴う頭部の系における少なくとも1つの寸法において2mm、好ましくは最大で1mmの最大範囲を有するように設計されてもよい。この最大範囲は、例えば眼鏡を伴う頭部の系における最大線幅および/または最大ポイント直径に関連してもよい。
1つの実施形態によれば、投影機器が画像記録機器に対して較正され、また、ユーザデータ決定機器がこの較正に関する情報を使用してユーザデータを決定する。これにより、較正は、画像記録機器の位置に対するおよび画像記録機器の光軸の方向ベクトルに対する投影機器の位置および投影方向に関する情報を含む。投影機器の光学的な中心は、例えば、画像記録機器の光学的な中心から明確な距離を隔てて配置されてもよい。また、投影機器の方向ベクトルおよび画像記録機器の光軸の方向ベクトルは、装置の基準系内で予め知られている。予め知られる方向および位置に関するこの情報は、較正として定められる。画像記録機器に対する投影機器の較正が固定されてもよい。あるいは、2つの機器のうちの一方が可変調整できてもよく、この実施形態では、互いに対する位置−したがって2つの機器の較正−が、測定されて決定されてもよく、その後、ユーザデータ決定機器に記憶されてもよい。
ユーザデータ決定機器は、較正に関する情報を使用して、ユーザデータを決定する。例えば、光投影が線を有するとともに画像データの線と平行に配置される場合、ユーザからの装置の距離は、画像データ中の投影された線の線高さに応じて、三角測量を用いて決定されてもよい。較正に関する情報がユーザデータ決定機器に記憶される場合、装置は、単一の記録、したがって画像データの単一のセットを用いて、ユーザの必要な光学パラメータを決定してもよい。これにより、ユーザデータは、特に較正された装置の基準系における三次元空間情報として決定されてもよい。
1つの実施形態によれば、投影機器が調整可能な投影方向を有する。したがって、投影機器は、投影方向を設定できるように、装置の少なくとも一部と共に移動できるべく設計されてもよい。例えば、光投影が線の形状を有する場合、この線は、画像データの記録中でユーザの2つの瞳中心点を通って配置されてもよい。投影方向に加えて、投影機器の位置が調整可能であってもよい。これは、ユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡のマーキングされた部分領域内の明確に選択されたポイントの目標とされるマーキングを可能にし、これらのポイントは、光学パラメータ(例えば、前述したユーザポイントの一部または全部)の決定のために特に有利である。これに加えてまたは代えて、光投影は、光投影が眼鏡フレームと垂直に交わるように、光投影の少なくとも一部がユーザの少なくとも一方の瞳を通って(ユーザの基準系内で)略垂直に進むべく調整されてもよい。
1つの実施形態によれば、投影機器によって与えられる光投影は、ユーザの頭部の部分領域および/または眼鏡の露出された部分領域上に線を少なくとも部分的に投影する少なくとも1つの投影面を含む。これにより、線と眼鏡のフレーム、眼鏡エッジ、および/または、瞳中心点との交点が、画像データ中の個々のポイントをマーキングしてもよい。
この実施形態の進展において、投影機器は、画像記録機器の光軸と投影面とが予め知られる交角で交わるように画像記録機器に対して較正される。この出願の範囲内で、画像記録機器の光軸は、必ずしもカメラ自体の光軸ではなく、むしろ、例えば1つ以上の鏡での偏向の後にユーザの眼鏡を伴う頭部の系に突き当たる光軸である。同様に、投影面は、ユーザの眼鏡を伴う頭部の系に突き当たる光投影のその平面を示す。また、光投影の投影面および/または投影方向は、光投影が光源(例えば、LEDまたはレーザ)から出た後に、鏡、プリズム、ビーム拡大器等の1つ以上の光学的な構造要素によって修正されてもよい。この較正に関する情報は、ユーザデータ決定機器によるユーザデータの較正を可能にする。
この実施形態の進展において、予め知られる交角は、少なくとも10°、最大で70°である。予め知られるこの範囲内の交角は、装置の所定の較正として特に良く適している。予め知られる交角は、好ましくは少なくとも20°であり、特に好ましくは少なくとも30°である。また、予め知られる交角は、好ましくは最大で60°である。特に好ましい実施形態において、予め知られる交角は40°〜50°である。
1つの実施形態において、投影機器により与えられる光投影は、所定の角度で交わる少なくとも2つの投影面を含む。装置は、2つの投影面の交線が画像データ中の交点として含まれるように設計されて配置される。例えば、2つの投影面の交点が画像データ中の瞳中心点に配置されてもよい。例えば、2つの投影面の交点が画像データ中の瞳中心点に配置されてもよい。2つの投影面の交角は好ましくは少なくとも90°である。投影方向を調整できる場合、例えばユーザの基準系内で、1つの投影面が略垂直に配置され、もう1つの投影面が略水平に配置され、この場合、交点は瞳中心点に配置される。
1つの実施形態によれば、ユーザデータ決定機器は、該ユーザデータ決定機器が画像記録機器の単一の記録を用いて生成される画像データからユーザデータを決定するように設計されて配置される。光投影によりマーキングされるポイントを含む単一の記録からのデータの決定は、光学パラメータの特に高速の決定を可能にする。この実施形態において、装置は、データ処理機器が光学パラメータを決定するために必要とする全ての情報を単一の記録を用いて記録できる単一の画像記録機器のみを必要とする。これにより、ユーザデータ決定機器は、装置の較正に関する情報を使用できる。
これに代わる実施形態において、ユーザデータ決定機器は、それが2つの異なる記録位置からの画像データの2つのセットからユーザデータを決定するように設計されて配置される。これにより、装置は、2つの記録位置からほぼ同時の記録を生成する少なくとも2つの画像記録機器を有してもよく、または、旋回できて異なる記録位置から2つの記録を取得する1つの画像記録機器を有してもよい。これにより、画像データの2つのセットがそれぞれ光投影によるマーキングを含み、それにより、画像データにおける対応問題をマーキングを用いて簡単に解決できる。
この実施形態の進展において、ユーザデータ決定機器は、それが光投影によるマーキングを使用して画像データの2つのセットで対応する画像ポイントを同定するように設計されて配置される。したがって、この実施形態において、マーキングは、3D再構成における対応問題の簡略化された解決に役立つ。
1つの実施形態によれば、投影機器が不可視波長の光投影を与える。ユーザを刺激しないように、人の眼に感知できない波長の放射が使用されるのが好ましい。したがって、この実施形態において、光投影は、それがユーザの瞳を直接に通って進むようにユーザに支障を来すことなく調整されてもよい。例えば、光投影が赤外線波長範囲内にあってもよく、それにより、ユーザは失明しない。画像記録のためおよび可視スペクトル(例えば赤外線)を上回るスペクトル範囲内の露光のための大量生産物品としての複数の標準的な構成要素が存在する。これにより、対応する装置を高い費用効率で実現できる。不可視波長は画像記録機器によって登録される。したがって、この画像記録機器は、光投影により使用される不可視波長範囲で感度が良い。
原理的に、光投影は、他のスペクトル範囲で、特に可視スペクトル範囲またはUV範囲で実現されてもよい。
1つの実施形態において、光投影は、ユーザの眼鏡を伴う頭部の系の個々のポイントの付加的な差別化、および、マーキングを可能にする異なる波長を含んでもよい。
1つの実施形態において、装置は、ユーザの頭部の部分領域および/または眼鏡のいずれの部分領域に光投影が位置合わせされるのかを表示するプレビュー出力機器を有する。特に、不可視波長を伴う実施形態において、投影機器の調整は、前記投影機器が所望の部分領域をマーキングするように、プレビュー出力機器によって可能にされる。プレビュー出力機器は、例えば、プレビュー出力機器で見える波長の光投影を示すディスプレイとして設計されてもよい。したがって、光投影は、ユーザを失明させることなくプレビュー出力機器でのみ示される。
1つの実施形態によれば、装置は、携帯できる移動可能な装置として設計される。ここで、携帯できる移動可能とは、装置の重量が最大で10kg、好ましくは最大で5kg、特に好ましくは最大で2kgであることを意味する。この実施形態において、装置は、それをオペレータによって特に往診またはイベントへ持ち運びできるように取り扱われ得る。それにより、装置をオペレータの手で持ち運んで動作させることができる。移動可能な使用においては、例えば、画像記録機器の対物レンズがユーザのための固定物体として使用されてもよく、ユーザは、ゼロの観察方向で対物レンズを見つめる。
1つの実施形態によれば、装置は、ユーザの所定の光学パラメータの少なくとも一部を出力するように設計されるデータ出力機器を有する。データ出力機器は、モニタおよび/またはディスプレイとして設計されてもよい。光学パラメータは、データ出力機器で表示されて、そこで読み出されてもよい。また、データ出力機器は、別の装置から読み出されてもよいデジタルデータとして光学パラメータを与えてもよい。
第2の態様は、眼鏡が使用位置でユーザの頭部上に配置された状態でユーザの光学パラメータを決定するための方法に関し、該方法では、
− ユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡の部分領域が光投影を用いてマーキングされ、
− ユーザの頭部の部分領域および/またはユーザの眼鏡の少なくともマーキングされた部分領域の画像データが生成され、
− 生成された画像データを使用して頭部のおよび/または眼鏡のマーキングされた部分領域のユーザデータが決定され、ユーザデータが頭部のおよび/または眼鏡の部分領域のポイントの三次元空間における空間情報を含み、
− ユーザデータを使用してユーザの光学パラメータが決定される。
方法は、第1の態様に係る装置を使用して光学パラメータを決定することに特に適している。
1つの実施形態によれば、ユーザデータは、画像データを生成するために画像記録機器の位置決めおよび位置合わせに対する光投影の較正の考慮下で決定される。これにより、較正に関する情報は、例えばエピポーラ幾何学における計算を用いてユーザデータを三次元空間で決定するために、ユーザデータの較正に入る。
この実施形態の進展によれば、画像記録機器の位置とユーザの位置との間の距離は、較正の考慮下で、三角測量を用いて画像データから推定される。この距離は、付加的なユーザデータを決定できるように重要な変数として役立つ。
1つの実施形態によれば、画像データの生成時に、光投影は、光投影の投影面がユーザの両方の瞳を通って進むように調整される。投影面は、眼鏡のフレームおよび/または眼鏡エッジと更に交わってもよい。光投影のこの調整は、光学パラメータの特に簡単な決定を可能にする。
第3の態様は、コンピュータに取り込まれるときに第2の態様に係る方法を実施するように設計されるプログラム部分を含むコンピュータプログラムプロダクトに関する。
以下、図により与えられる本発明の態様を使用して、本発明を詳しく説明する。
光学パラメータを決定するための装置の構成要素の配置の概略図を側方視で示す。 光学パラメータを決定するための装置の概略斜視図を示す。 ユーザおよび眼鏡を用いて光学パラメータを決定するための装置の概略斜視図を示す。 眼鏡を着用するユーザのマーキングによる記録の概略図を示す。
図1は、光学パラメータを決定するための装置の構成要素の概略図を側方視で示す。図1には装置の構成要素として画像記録機器11および投影機器12が示される。画像記録機器11は、例えばカメラとして、特にデジタルカメラとして設計されてもよい。投影機器12は、光源として、特に線光源として設計されてもよい。
画像記録機器11および投影機器12はいずれも被写体1に位置合わせされ、被写体1は、単に測定方法を例示する役目を果たすにすぎず、形状がほぼ立方形である。
画像記録機器11および投影機器12は互いに対して較正される。図1に描かれる座標系において、画像記録機器11および光投影機器12は、予め知られる離間距離をZ方向で有する。また、画像記録機器11および光投影機器12の位置合わせに関する情報は較正に属する。図1の座標系において、画像記録機器11は、画像記録機器11の[原文のまま]光軸16の方向ベクトルがY方向とほぼ一致するように位置合わせされる。投影機器12は、Y成分およびZ成分をいずれも有するがX成分を有さない投影方向17に位置合わせされる。
光軸16の方向ベクトルおよび投影機器の方向ベクトル17は、予め知られる角度で交わる。角度の大きさ、および、投影機器12からの画像記録機器11の離間距離は、装置の較正の構成要素である。光投影機器12からの画像記録機器11の離間距離は三角測量基準としての機能を果たし、この三角測量基準を用いて、画像記録機器11からの被写体1の離間距離、図示の例示的な実施形態ではY方向の離間距離を決定することができる。
投影機器12は、投影方向17に放射される光投影を生成して、被写体1の部分領域をマーキングする。装置の構成要素は、このマーキングが画像記録機器11により取得される画像データに含まれるように配置される。言い換えると、光投影により引き起こされるマーキングが記録中で見える。
図中、Z方向は、ユーザの基準系内に略垂直に配置され、Y方向は、画像記録機器11からユーザまたは被写体1へ向けて略水平に配置され、また、X方向は、ユーザ2の2つの瞳中心点を貫いて略水平に配置される、および/または、画像記録機器11の光軸16に対して直交する。
概略斜視図において、図2は、図1に既に示される2つの構成要素を有する装置10を示す。この場合、画像記録機器11は、その光軸16のみが図2に示されるように、装置10の背面によって覆われる。投影機器12は、線の形態を成すマーキング14を被写体1上に投影する。マーキング線は、X方向に延び、したがって図1では見えない。投影機器12は、被写体1側で線として見える投影方向17に沿って投影面13内で光を放射する。それにより、投影方向17の方向ベクトルは、投影機器12から被写体1の方へ向く。光投影の放射される光ビームは、特定の幅(例えば、画像記録機器からの被写体距離で少なくとも10cm)を有するが、本質的に高さを有さない。これにより、投影面13に対する光投影の形状が生じる。したがって、投影方向17の方向ベクトルは投影面13内に位置する。また、投影面13は、図1に示される図面の平面に対して直交して配置される略水平な成分を有する。したがって、図1では、投影面13が横から投影方向17で線として示される。
投影機器12によってもたらされるマーキング14は、本質的に、実線の形態を成す。画像記録機器11によって記録される記録では、マーキング14の一部分が更に下に見え(Z方向で見て)、別の部分が更に上に見える(図2参照)。画像記録機器11により近い位置に配置される被写体1の部分は、線の形態を成して光投影と更に下側で(マイナスZ方向で)交差し、したがって、画像記録機器11を用いて記録される画像中でも同様に更に下側に配置される。図2に見えるように、被写体1の背後に配置される壁上に投影されるマーキング14の部分は、マイナスY方向に突出する被写体1の部分に投影されるマーキング14の部分よりもZ方向で更に上側に配置される。
したがって、画像記録機器11からおよび/または装置10からのマーキングされた部分領域のポイントの離間距離は、記録中のマーキングポイントの位置、特に図示の実施形態ではZ軸上の位置が決定されるという点において、画像データ中で決定され得る。そのため、装置10の較正により、画像記録機器11の画像データ中の被写体1上のマーキングポイントの被写体1に対する(Y方向の)離間距離を三角測量を用いて計算できる。
図2に示されるように、装置10は、被写体1から見て外方に向く装置10の側に配置されるディスプレイ15を有する。ディスプレイ15は、例えば、モニタまたはディスプレイとして設計されてもよい。ディスプレイ15は、例えば、装置10により決定される光学パラメータを表示するデータ出力機器として使用されてもよい。
これに加えてまたは代えて、ディスプレイ15は、投影機器12により生成されるマーキング14と共に画像データのプレビューを表示するように設計されて設けられてもよい。したがって、ディスプレイ15は、プレビュー出力機器としての機能を果たすように記録されるべき画像のプレビューを生成する。これは、人のユーザに見えない不可視波長の放射、例えば赤外線を投影機器12が生成する場合に特に有利である。被写体1に対して装置10を調整するおよび/または位置合わせするために、オペレータ(例えば眼鏡技師)は、ディスプレイ15上で、投影機器12が被写体1のいずれの部分領域をマーキングするのかを見てもよい。
図3は、図2から知られる装置10を図2の場合と同様の視野から概略斜視図で示す。図2に概略的に描かれる被写体1とは対照的に、図3には眼鏡4を着用するユーザ2が概略的に配置される。画像データの記録が与えられると、投影機器12の投影方向17および特に投影面13は、それによりもたらされるマーキング14’がユーザ2の2つの瞳中心を通って進むように位置合わせされる。マーキング14’は、ユーザ2の右瞳3Rの中心とユーザ2の左瞳3Lの中心とを通って進む。また、マーキング14’は、フレームの複数の鼻位置および側頭位置で、特に眼鏡4の内側および外側の鼻フレームポイントおよび側頭フレームポイントで、眼鏡4のフレームと交わる。これらのポイントの一部に関する空間的な情報は、好ましくは、光学パラメータを特に有利に計算するためにユーザポイントとして決定されてもよい。
この場合、図3は、マーキング14’を概略的にのみ示す。画像記録機器11により生成される画像データにおいて、マーキング14’−図2に概略的に描かれるマーキング14と同様−は、特にフレームからユーザの頭部への移行時に途切れる線として見える。これは、眼鏡4のフレームが頭部のマーキングされた部分領域、例えばユーザ2の2つの瞳3L,3Rよりも画像記録機器11の方に近い位置に配置されるからである。
眼鏡4のフレーム上のマーキングポイントの画像記録機器11からの離間距離、および、ユーザ2の頭部上のマーキングポイントの画像記録機器11からの離間距離は、画像記録機器11によって記録される記録中のマーキング14’の異なるZ位置から三角測量を用いて計算することができる。それにより、三次元空間におけるユーザデータを計算できる。ユーザデータは、装置10のマイクロプロセッサにアクセスできるユーザデータ決定機器を用いて計算されてもよい。ユーザ2の光学パラメータは、パラメータ決定機器によってユーザデータから決定されてもよい。
装置10は、3D再構成によるビデオセンタリングのための設計において、センタリングデータおよびユーザの個人パラメータなどの光学パラメータを決定するために能動的な露光を使用する。
図示の装置に代わる手段として、2つの異なる視野から画像データを生成する例えばドイツ特許出願公開第10 2005 003 699号明細書の文献からのステレオカメラシステムが使用されてもよい。これにより、付加的な投影機器12により与えられる能動的な露光は、互いに対応するポイントを2つの異なる視野からの記録中で同定しなければならない場合に結果として生じる対応問題を解くおよび/またはこの対応問題の解決を加速させるために使用されてもよい。
ユーザ2は、画像データの記録が与えられると自分が固定する固定物体として画像記録機器11または装置10の別のポイントを使用してもよい。使用される固定物体のユーザの瞳からの距離は、その後、輻輳(convergence)補正のために使用されてもよい。あるいは、ユーザ2に対して決定され得るポイント、例えば鏡像におけるユーザの鼻根が、固定ポイントとして使用されてもよく、この場合、鏡像は、予め知られる位置で画像記録機器11に取り付けられる鏡によって与えられる。
ステレオカメラシステムを用いる実施形態
ユーザの光学パラメータを決定するための装置としての前述したステレオカメラシステムにおいて、マーキングは、同時にまたは時間的なオフセットを伴って記録される画像データ中で互いに対応するポイントの位置を同定するために使用されてもよい。これは、自動および/または手動の画像処理によって行われてもよい。この場合、手動評価は、線として投影されるマーキングのエピポーラ線が画像データの2つのセットで一致しなければ、第1のセットまで下げられてもよい。画像データの第1のセットで選択されるポイントから、画像データの第2のセットにおける対応するポイントが、エピポーラ線および投影されたマーキングとの交点によって定められる。この交点は、例えば自動画像処理によって決定されてもよい。
また、ステレオカメラシステムは、異なる視角からユーザへと向かう画像データの2つのセットを時間的なオフセットを伴って記録する1つの画像記録機器のみを有してもよい。この場合、カメラ位置の較正は、必ずしも予め知られておらず、記録された画像データから方法ステップで決定されてもよい。較正のため、例えば、眼鏡のフレームに対する瞳3Lおよび/または瞳3Rの位置が使用されてもよい。瞳およびフレームは画像記録機器の2つの位置から異なる距離を隔てて位置されるため、観察方向に応じて対応するオフセットが生じる。
ユーザの2つの瞳に加えて、画像データの両方のセットでそれぞれ選択されるフレーム上の5つの特徴的なポイントが方向の決定のために使用されてもよい。移動ポイントが固定物体として予め決定されれば、ユーザおよび/またはフレーム上の2つの他の不変のポイントがユーザの2つの瞳の代わりに選択されてもよい。これらの全部で7つのポイントから、取得される画像データからのポイントの3D再構成が、エピポーラ幾何学から知られる7点アルゴリズムによって行われてもよい。
画像データの1つのセットを用いる実施形態
図で示されるような装置の実施形態では、単一の記録から(したがって、画像データの単一のセットから)光学パラメータが決定される。これにより、画像記録機器11および投影機器12は、互いに対しておよび装置の内部に対して較正される。三次元のユーザデータの計算は、投影機器12によって生成される画像データ中のマーキング14,14’から可能にされる。それにより、線として生成されるマーキングがエピポーラ面に対して略直交して配置されるマーキング14,14’の位置合わせが設定されてもよい。それに関し、三角形が三角測量基準物体として使用されてもよく、その場合、三角測量基準は略垂直に(図ではZ方向で)位置合わせされる。
画像データの機械的なおよび/または自動の画像処理、および/または、2つの瞳中心点の手動選択により、画像データから瞳離間距離(例えば)が三次元で決定されてもよい。マーキングポイントおよび生成されたユーザデータから、付加的なパラメータ、例えば、顔形角度、および、眼のトポグラフィーの水平断面、並びに、おおよその角膜頂点距離、左視神経円板長さ、右視神経円板長さなどが決定されてもよい。これにより、投影されたマーキングに沿って(図示の実施形態では、線に沿って)単一の記録の画像データの評価が行われる。したがって、評価を非常に素早く実施できる。
付加的な光学パラメータは、付加的な第2の線、例えば垂線(図示せず)の付加的な第2の投影によって決定されてもよい。略水平に位置合わせされる第1のマーキング14,14’とは対照的に、(例えば)第2の投影機器により生成されるこの略垂直に位置合わせされる第2のマーキングは、第2の三角測量基準を用いて較正され得る。このため、例えば、画像記録機器11からの第2の投影機器の(図示の実施形態ではX方向の)水平距離が予め知られてもよい。いずれにしても、光軸16に対する第2の投影機器の方向ベクトルおよび画像記録機器11に対する第2の投影機器の位置が付加的な情報として予め知られてもよい。
この付加的な略垂直のマーキングにより、付加的な光学パラメータ、例えば、前傾角、視神経円板高さ、角膜頂点距離等が計算されてもよい。
それにより、この第2のマーキングは、それが瞳上にわたって配置され、したがって、ユーザの右瞳または左瞳を通じて略垂直に進むように位置されてもよい。
1つの実施形態において、複数の−特に2つの−そのような垂直マーキングは、眼鏡を伴う頭部の系へと線の形態を成して投影される。1つの典型的な実施形態では、線の形態を成す互いに平行な2つの垂直マーキングが使用され、これらの垂直マーキングの互いからの距離は、カメラからの所定の測定距離で典型的な瞳孔間距離(約64mmを意味する)にほぼ対応する。それにより、付加的な光学パラメータは、実際にはそれぞれの眼に関して互いに別々に決定されてもよい。
画像記録機器の起動、したがって画像データの記録は、自動で行われてもよい。これにより、検出、したがって画像データの記録は、適切な起動条件が満たされて検出される場合、例えば瞳位置が自動的に検出される場合には装置の位置決め中に実行されてもよい。
図に与えられる装置10では、投影機器12により生成される光投影が、ユーザ2側に略水平なマーキング14’を生成する投影方向17を有する。それにより、投影機器12により生成されるマーキングは、特に画像記録機器がデジタルカメラとして設計される場合には、画像記録機器の画像データ中の線と平行に位置合わせされることが好ましい。これは、簡単な三角測量基準、および、画像データ中のマーキングされた画像ポイントの距離決定を可能にする。
マーキングは、特にフレームエッジとのおよび/または瞳中心点とのマーキングの交点で、画像データ中の個々のポイントの簡略化された選択を可能にする。
図4は、図1〜図3に示される装置10により記録された、眼鏡4を着用するユーザの頭部系の記録の概略図を示す。画像記録機器11により記録される画像データが、図4に概略的に示される記録に対応してもよい。
記録は、ユーザの両方の瞳および眼鏡4のフレームの画像データを含む。記録は、ユーザのゼロの観察方向に対抗して装置10により記録された。また、記録は二次元記録として設計される。画像データは、投影面13を用いて光投影機器12により生成されるマーキング14’を含む。それにより、記録中のマーキング14’は本質的に線の形状を有する。画像データ中のマーキング14’の異なる高さ(したがって、Z軸上の異なる位置)を明確にするために、図4における投影された線のZ軸方向の変化が誇張された形で与えられる。実際の記録では、マーキング14’が本質的により多くの線の形状を有する。
記録の起動時、投影されたマーキング14’は、それがユーザの2つの瞳中心点PMR,PMLを通って進むように位置合わせされた。
以下、図4に示される記録を通じて左から右へ、したがって、ほぼプラスX方向で、マーキング14’の曲線について説明する。マーキング14’は、そこでは、右外側側頭フレームポイントATRからフレームエッジを横切って右内側側頭フレームポイント(別個にマーキングされない)まで進む。このポイントから、マーキング14’は、記録中でユーザの右眼の右の方の(マイナスX方向の)位置へとプラスZ方向に(したがって上方に)「跳ね上がる」。そこから、マーキング14’は、右瞳中心点PMRを横切って鼻根の方向に進む。そこから、マーキング14’は、鼻の位置で、より正確には右内側鼻フレームポイントINRでフレームへ向けて「跳ね上がり」、右外側鼻フレームポイント(マーキングされない)へ向かうとともに、更なる「跳ね上がり」の後に更にユーザの鼻を横切る。
そこから、マーキング14’は、ほぼ鏡面対称性をもって、左眼およびフレーム半分を横切って、特に左内側鼻フレームポイントINL、左瞳中心点PMLを横切って、左外側側頭フレームポイントATLに至るまで進む。
図4に示される記録の画像データは、例えば各画像ポイントのピクセル位置を含む。それぞれのマーキングポイントのX,Y,Z座標は、較正を使用して、これらのXピクセル位置およびZピクセル位置から三角測量により決定されてもよい。したがって、例えば、Y座標は、マーキングポイントのそれぞれのZピクセル位置に応じて、マーキングポイントのための較正により三角測量および情報を用いて決定されてもよい。画像データ中のXピクセル位置およびZピクセル位置からのマーキングポイントの実際のX座標およびZ座標の変換は、スケーリングファクタを用いてY座標に応じて計算されてもよい。したがって、三次元空間における空間情報は、それぞれのマーキングポイントごとに、特に6つの目標とされたマーキングポイントATR,PMR,INR,INL,PML,ATLに関して決定されてもよい。
これらの6つのポイントATR,PMR,INR,INL,PML,ATLの全ては、投影機器12により与えられるマーキング線を用いて画像データ中で明確にマーキングされる。前述したように、瞳孔間距離、左視神経円板長さ、右視神経円板長さ、顔形角度、眼のトポグラフィーの水平断面、おおよその角膜頂点距離等の光学パラメータは、眼鏡を伴う頭部の系のこれらの6つの選択されたポイントの三次元空間情報から前述したように計算されてもよい。
付加的な第2の光投影を用いて、したがって、垂直方向の第2のマーキングを用いて、瞳の上側の右内側フレームポイントIOR、前と同様に右瞳中心点PMR、および、瞳の上側の右内側フレームポイントIURのポイントが更にマーキングされてもよい。これらのポイントは図4に示されるが、対応する第2のマーキングを伴わない。
(例えば水平方向の)この第2の光投影の較正に関する情報の考慮下で、第2の光投影によりマーキングされるそれぞれのポイントごとに、特に3つの明確にマーキングされたポイントIOR,PMR,IURに関して、三次元空間における空間情報が決定されてもよい。これらの付加的なポイントの三次元空間情報を用いて、前傾角、視神経円板高さ、角膜頂点距離等の付加的な光学パラメータが右眼に関して計算されてもよい。
これと同様に、瞳の上側の左内側フレームポイントIOL、前と同様に左瞳中心点PML、および、瞳の下側の左内側フレームポイントIULの付加的なポイント[原文のまま]が垂直方向の第2の光投影と平行な付加的な第3の光投影を用いてマーキングされてもよい。これらのポイントは、対応する第3のマーキングを伴わずに図4に示される。
(例えば水平方向の)この第3の光投影の較正に関する情報の考慮下で、第3の光投影によりマーキングされるそれぞれのポイントごとに、特に3つの明確にマーキングされたポイントIOL,PML,IULに関して、三次元空間における空間情報が決定されてもよい。これらの付加的なポイントの三次元空間情報を用いて、前傾角、視神経円板高さ、角膜頂点距離等の付加的な光学パラメータが左眼に関して計算されてもよい。
記録の起動時、これらの随意的な第2および第3のマーキング線は、それぞれのマーキング線がユーザのそれぞれの瞳中心点PMRまたはPMLを通って(Z軸と平行に)垂直に進むように位置合わせされる。
以下、先に挙げられたポイントの三次元空間情報からの光学パラメータの2つの例の計算について説明する。
光学パラメータ「瞳孔間距離」は、三次元空間内のポイントPMR,PML間の長さとして計算されてもよい。瞳孔間距離を右瞳孔間距離と左瞳孔間距離とに分けることが更に付加的な光学パラメータとして行われてもよい。このため、瞳中心面が規定されてもよく、この瞳中心面は、ポイントINL,INRから同じ距離を有し、したがって、これらの2つのポイント間に配置される。この瞳中心面と2つのポイントPMR,PMLの接続線との交点は、光学パラメータ「瞳孔間距離」の(PMRへ向かうこの交点の区間としての)右瞳孔間距離および(PMLへ向かうこの交点の区間としての)左瞳孔間距離への分割をもたらす。
光学パラメータ「顔形角度」は、区間ATR−INRおよび区間ATL−INLにより与えられる直線間の角度から水平投影で計算されてもよい。
一般に、先に明確に挙げられた10個よりも多いおよび/または10個以外のポイントが光学パラメータの計算のために使用されてもよい。光学パラメータ「視神経円板長さ」および「視神経円板高さ」に関しては、挙げられた10個のポイントを用いて近似計算のみが可能である。これらのパラメータの正確な計算のため、ユーザデータで考慮に入れられてもよい前述のボクシングシステムが使用されてもよい。
ボクシングシステムをユーザデータの構成要素として決定するために、眼鏡レンズの境界の選択が画像データ中の長方形によって(例えばユーザデータ決定機器により)行われてもよい。これにより、所定の方向のみを使用して境界の境界線をシフトすることができる。したがって、上側境界線が、視神経円板面内に水平線として配置され、それに応じて、画像データ中に投影として描かれてもよい。この上側境界線は、例えば垂直方向のみに沿ってシフトされてもよい。内側境界線に関しては、水平シフトのみが同様に与えられてもよく、その場合、内側境界線は視神経円板面内に垂直線として描かれる。ボクシングシステムの頂点の三次元空間情報の決定は、三次元空間情報が存在する既に選択されたポイントによって、および、これらのポイントを結びつけるスケーリングファクタによって行われてもよい。
1 被写体
2 ユーザ
3R 右瞳
3L 左瞳
4 眼鏡
10 装置
11 画像記録機器
12 投影機器
13 投影面
14 マーキング
14’ マーキング
15 ディスプレイ
16 光軸
17 投影方向
PMR 右瞳中心点
PML 左瞳中心点
ATR 右外側側頭フレームポイント
ATL 左外側側頭フレームポイント
INR 右内側鼻フレームポイント
INL 左内側鼻フレームポイント
IOR 瞳の上側の右内側フレームポイント
IOL 瞳の上側の左内側フレームポイント
IUR 瞳の下側の右内側フレームポイント
IUL 瞳の下側の左内側フレームポイント

Claims (19)

  1. 眼鏡(4)が使用位置でユーザ(2)の頭部上に配置された状態でユーザ(2)の光学パラメータを決定するための装置(10)において、
    光投影を用いてユーザ(2)の頭部のおよび/またはユーザの前記眼鏡(4)の部分領域をマーキングするように設計されて配置される少なくとも1つの投影機器(12)と、
    ユーザ(2)の頭部のおよび/またはユーザの前記眼鏡(4)の少なくともマーキングされた前記部分領域の画像データを生成するように設計されて配置される少なくとも1つの画像記録機器(11)と、
    データ処理機器であって、
    前記生成された画像データを使用して頭部のおよび/または前記眼鏡(4)のマーキングされた前記部分領域のユーザデータを決定するように設計されるユーザデータ決定機器であり、前記ユーザデータが頭部のおよび/または前記眼鏡(4)の前記部分領域のポイントの三次元空間における空間情報を含む、ユーザデータ決定機器と、
    前記ユーザデータを使用してユーザ(2)の光学パラメータを決定するように設計されるパラメータ決定機器と、
    を有するデータ処理機器と、
    を有する装置(10)。
  2. 前記投影機器(12)は、ユーザの頭部上および/または眼鏡(4)上の特定の個々のポイントが前記光投影によって前記画像データ中でマーキングされるように設計されて配置される請求項1に記載の装置。
  3. 前記投影機器(12)は、前記画像データ中で以下のユーザポイント、すなわち、
    瞳中心点(PMR,PML)
    外側側頭フレームポイント(ATR,ATL)
    内側鼻フレームポイント(INR,INL)
    瞳の上側の内側フレームポイント(IOR,IOL)、および/または、
    瞳の下側の内側フレームポイント(IUR,IUL)
    のうちの少なくとも1つが明確にマーキングされるように設計されて配置される請求項2に記載の装置。
  4. 前記投影機器(12)は、前記画像データ中の前記光投影が少なくとも部分的に少なくとも1つの線、少なくとも1つの線交差、および/または、少なくとも1つのポイントの形状を有するように設計されて配置される請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記投影機器(12)が前記画像記録機器(11)に対して較正され、前記ユーザデータ決定機器がこの較正に関する情報を使用して前記ユーザデータを決定する請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記投影機器(12)が調整可能な投影方向(17)を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記投影機器(12)によって与えられる前記光投影は、ユーザの頭部の部分領域および/または前記眼鏡(4)の露出された前記部分領域上に線(14)を少なくとも部分的に投影する少なくとも1つの投影面(13)を含む請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記投影機器(12)は、前記画像記録機器(11)の光軸(16)と前記投影面(13)とが少なくとも10°、最大で70°の交角で交わるように前記画像記録機器(11)に対して較正され、前記交角が予め知られている請求項7に記載の装置。
  9. 前記投影機器(12)により与えられる前記光投影は、所定の角度で交わる少なくとも2つの投影面を含む請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ユーザデータ決定機器は、それが前記画像記録機器(11)の単一の記録を用いて生成される画像データから前記ユーザデータを決定するように設計されて配置される請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記ユーザデータ決定機器は、それが異なる記録位置からの画像データの2つのセットから前記ユーザデータを決定するとともに、前記光投影を通じたマーキング(14;14’)を使用して画像データの前記2つのセットで対応する画像ポイントを同定するように設計されて配置される請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記投影機器(12)が不可視波長の光投影を与える請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. ユーザの頭部の部分領域および/または前記眼鏡(4)のいずれの部分領域に不可視光投影が位置合わせされるのかを表示するプレビュー出力機器(15)を有する請求項12に記載の装置。
  14. 前記装置(10)が携帯できる移動可能な装置として設計される請求項1から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 眼鏡(4)が使用位置でユーザ(2)の頭部上に配置された状態でユーザ(2)の光学パラメータを決定するための方法であって、
    ユーザ(2)の頭部のおよび/またはユーザ(2)の前記眼鏡(4)の部分領域が光投影を用いてマーキングされ、
    ユーザ(2)の頭部のおよび/またはユーザの前記眼鏡(4)の少なくともマーキングされた前記部分領域の画像データが生成され、
    前記生成された画像データを使用して頭部のおよび/または前記眼鏡(4)のマーキングされた前記部分領域のユーザデータが決定され、前記ユーザデータが頭部のおよび/または前記眼鏡(4)の前記部分領域のポイントの三次元空間における空間情報を含み、
    前記ユーザデータを使用してユーザ(2)の光学パラメータが決定される、
    方法。
  16. 前記ユーザデータは、前記画像データを生成するために画像記録機器(11)の位置決めおよび位置合わせに対する前記光投影の較正の考慮下で決定される請求項15に記載の方法。
  17. 前記画像記録機器(11)の位置とユーザ(2)の位置との間の距離は、前記較正を考慮に入れて、三角測量を用いて前記画像データから推定される請求項16に記載の方法。
  18. 前記光投影は、前記光投影の投影面(13)がユーザ(2)の両方の瞳(3R,3L)を通って進むように前記画像データの生成時に調整される請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. コンピュータに取り込まれるときに請求項15から18のいずれか一項に記載の方法を実施するように設計されるプログラム部分を備えるコンピュータプログラムプロダクト。
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