JP2017531114A - 移動式ドリリングリグ - Google Patents

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Abstract

移動式ドリリングリグを走行装置が取り付けられた別途のドライブシャーシに設けることができる。別途のメインフレームは細長い部材を有し、各々の部材はエクステンションと垂直サポートとを有する。スライドシャーシがパワープラントを備えたメインフレームの一端部においてスライドし、メインフレームの他端部にマストピボットサポートがピボット可能に設けられる。細長いマストにドリルヘッドが動くことができるように設けられ、マストピボットサポートにマストがスライド可能に設けられ、マストが垂直方向と水平方向との間にピボットすることができる。スライドシャーシ、マスト及びドリルヘッドが動いて、丘を上り下りする時のドリリングリグの安全性を高める。【選択図】図1

Description

本発明は、地面に穴を開けるドリリングリグに関し、具体的には、油井や井戸を掘ってサンプルを得る様々な目的で地面に穴を開ける地域まで移動できる移動式ドリリングリグに関する。
従来の移動式ドリリングリグは、オフロード条件の道路を走行するには適切ではなく、丘のある険しい道路を安全に走行することもできない。
このようなドリリングリグは、深い井戸を掘るほどドリル装置が安定しておらず、深い穴を開ける時に垂直反応力が相当に強いため、穴の深さに制限があるのが普通である。
従来のドリリングリグは構造が複雑であるため、製造費用と維持管理費用が相当に多くかかったりもする。
本発明の目的は、従来の装置に比べて険しい地形と表面状態が様々な地域にも容易で安全に適応することができ、ドリルヘッドが取り付けられた直立マストを多様に位置させてマストに沿ってドリルヘッドが迅速に動き、横にも傾くようにして、傾斜した地域の傾いた穴も開けるようにする汎用の移動式ドリリングリグを提供することにある。
本発明の他の目的は、ティッピング動作に対する安定化を図り、従来よりさらに深い穴を開けることができる移動式ドリリングリグを提供することにある。
本発明のまた他の目的は、比較的に安価で製作/維持管理され、非常に様々な現場状態にも適応できる移動式ドリリングリグを提供することにある。
本発明のまた他の目的は、ドリル作業中に作動要素をさらによく見ることができるように作業者のシートを動かすことができ、ドリル作業をする場所の間を走行できる移動式ドリリングリグを提供することにある。
本発明のこのような目的はモジュール構造の移動式ドリリングリグによって達成される。車輪、軌道、スキー等を含む様々な走行装置によって支持されて駆動されるドライブシャーシは、その上にメインフレームを載せて支持し、幾つかの締結具だけで締結されているので迅速な分解結合が可能である。
メインフレームは互いに固定されてX形状をなす細長い部材からなり、各々の部材の端部にエクステンションが伸び可能に設けられているため、メインフレームの安全性を高めるために部材の長さを伸ばすことができる。
各々のエクステンションの端部に垂直サポートが取り付けられており、このような垂直サポートも地面とドライブシャーシ上のメインフレームを昇降させるように長さ調節が可能である。
ドリルヘッドを支持する細長いマストがメインフレームの一端部のマストピボットサポートに設けられ、マストをメインフレーム上から後側にバックオーバーした水平位置からメインフレーム前方位置での垂直ドリル位置に動くことができる。
マストは、マストサポートにおいて垂直である時には上下に、水平である時には前後に動くこともできる。
ドリルヘッドはマストのパワーシリンダーと機械式運動器具によってマストの長さに沿って動き、機械式運動器具はパワーシリンダーの運動に対してドリルヘッドの動きを加速する。
スライドシャーシはエンジンと油圧ポンプとからなるパワープラント、燃料タンク、油体容器、及び車輪や軌道のような走行装置に支持されたドライブシャーシを動かして油圧で作動する様々なアクチュエータを作動させるのに必要な他の要素を支持する。
パワープラントが各種アクチュエータとドリルモータだけを作動するのに使われ、ドリリングリグを動かすには使われない場合、平台型トラックをドライブシャーシとして使ってもよい。
スライドシャーシは、マストサポートの反対側のメインフレームの端部に付着された可変間隔の一対のレールにおいて動くことができる。
パワープラントのスライディング動作のためにエンジンと他要素の維持管理と取替えが容易であり、移動中のドリリングリグの安定性も増加する。
メインフレームは車輪や軌道が付けられたドライブシャーシにおいて輸送されてもよい。
ドリルヘッドは一対のスプロケットを備えた二重作動パワーシリンダーによって作動する機械式動作器具によってマストにおいて上下や前後に動くことができ、各々のスプロケットにチェーンが巻かれている。パワーシリンダーのシリンダーロッドの端部はマストに固定される。シリンダーが加圧されてマストに沿ってある方向に動く時、スプロケットはシリンダーのストロークよりさらに大きい距離でチェーンを動かす。チェーンの一区間に連結されたドリルヘッドはマストのガイド面においてチェーン区間と共に動く。他のチェーン区間はマストに固定される。
本発明によれば、パワープラント、マスト及びドリルヘッドの前後水平運動は傾斜地を上り下りする時に安定性を維持するのに役に立つ。
丘を上り下りする時に発生するドリリングリグの重心の移動を検知し、マスト/ドリルヘッド/パワープラントを自動で前後に動かして全ての重心の移動を相殺することができる。
すなわち、ドリリングリグが丘を降りる時には後側に動き、丘を登る時には前面に動いて、重心を可能な限り中央に来るようにする。
作業者のシートもメインフレームの片方において動くようにし、ドリリングリグが作業する時には前に動くように作業者が様々なアクチュエータを操作することができるようにする。
本発明のドリリングリグの斜視図である。 図1のドリリングリグの側面図である。 図1のドリリングリグの底面図である。 図1のドリリングリグのドライブシャーシの斜視図である。 カバープレートが除去されたドライブシャーシの斜視図である。 図1のドリリングリグのドライブシャーシの平面図である。 図1のドリリングリグのメインフレームの斜視図である。 後退状態の作業者シートの構造的支持部材を備えた図5のメインフレームの平面図である。 作業者シートが繰り広げられた状態の図6のメインフレームの平面図である。 垂直サポートと水平エクステンションが両方とも後退状態にあり、作業者シートの構造的支持部材のない図5のメインフレームの斜視図である。 垂直サポートが完全に伸ばされた状態の図8のメインフレームの斜視図である。 水平エクステンションが完全に繰り広げられたメインフレームの平面図である。 完全に繰り広げられたメインフレームに設けられたスライドシャーシの斜視図である。 メインフレームから完全に伸ばされるスライドシャーシの平面図である。 全ての主要素が本来の位置にあり、油圧ホースガイドラックが破断線で示されたスライドシャーシの側面図である。 図11で省略された支持要素が本来の位置にあり、メインフレームから完全に繰り広げられたスライドシャーシの平面図である。 メインフレームにおいて完全な後退位置にあるスライドシャーシの斜視図である。 図14Aの平面図である。 スライドシャーシのレールの部分の拡大図である。 図1のドリリングリグのマストピボットサポートの正面図である。 図16の斜視図である。 図16のA−A線断面図である。 マストピボットサポートの平面図である。 マストピボットサポートのバックプレートの背面図である。 マストピボットサポートの正面図である。 図20の側面図である。 マストが左側に傾いた状態の図20のマストピボットサポートの正面図である。 図22の側面図である。 マストが完全に右側に傾いた状態のスライドシャーシとメインフレーム一部の斜視図である。 マストが水平状態であるスライドシャーシとメインフレームの側面図である。 マストが垂直であるメインフレームの側面図である。 マストが前に若干傾いた状態のメインフレームの側面図である。 マストが上昇した状態のマストピボットサポートとマストとドリルヘッドの後方斜視図である。 マストが下降状態にあるマストピボットサポートとマストとドリルヘッドの後方斜視図である。 マストピボットサポートとマストとドリルヘッドの平面図である。 マストが水平状態であり、マストにおいてドリルヘッドの動きを増加させるためのドリルヘッドドライブ部分の概略図である。 図31のドライブ部分を示す拡大図である。 丘を降りる時に稼動要素が動いて安全性を高めることを示す側面図である。 丘を登る時に稼動要素が動いて安全性を高めることを示す側面図である。 作業者シートと関連した色々なコントローラの連結関係を示すブロック図である。 ドライブシャーシとして既存のトラックを使う例を示す側面図である。 軌道型ドライブシャーシの利用例を示す側面図である。 図37の底面図である。
図1〜5によれば、本発明の移動式ドリリングリグ10は、維持管理のために容易に分離または取替えできる4個のメインアセンブリーからなる。
このようなアセンブリーは後述するパワープラント16によって作動する形態のドライブシャーシ12を有し、このようなシャーシは地面や道路に接する要素を備えたギアを設けたスチールフレーム13を含み、ここではダブルホイールセット15A、15Bを備えた車輪式ドライブシャーシを利用する。セット当たりの車輪数は2個であるが、米国特許出願14/702,853に紹介されたインサート装置によって異なってもよい。
ドライブシャーシ12はメインフレーム14を支持し、メインフレームは図5に示すようにX字形態で交差する部材25からなり、図4の取付板40の穴に結合される8個のねじ(図示せず)によってドライブシャーシ12に付着される。
メインフレーム14の左側端部に支持されたスライドシャーシ16にパワープラント18が設けられ、パワープラントは油圧源である油圧ポンプ19を駆動するディーゼルエンジン17、燃料タンク52及び油体容器54を含む(図1A参照)。アクチュエータのような油圧装置と車輪を駆動するのに油圧を利用する。(図示していない)油圧配管は破断線で示されたトラック(T)を通過して、スライドシャーシが動く時にトラックが油圧配管をガイドする。
メインフレーム14の右側端部に支持された細長いマスト20は図1〜3のように垂直や図25のように水平である時、マスト長さに沿って動くドリルヘッド22を支持する。マスト20はメインフレーム14の一端部に固定された一対の短い直立ビーム21Aにピボット可能に連結されたマストピボットサポート21にピボット可能に設けられる。
ドリルヘッド22に取り付けられたドリルモータ24によってドリル(図示せず)がマスト20に沿って下降しながら穴を開ける。
サポート、配線、バルブ等を備えた油圧配管のような既存の色々な部分は、便宜上、図面では省略した。
ドライブシャーシ12は、フレーム13下に設けられ、複数のポンプからなる油圧モータアセンブリー28と既存のトランスファーケース26とを含む。トランスファーケース26の両側に伸びる駆動軸34、36によって既存の前後方差動装置30、32が作動する(図2参照)。ダブルホイールセット15A、15Bは各々差動装置30、32によって駆動される。
前方差動装置30と関連車軸とダブルホイールセットは、ピボット連結部48を介してフレーム13の一端部においてピボットできるように、サブフレーム38に支持される(図3、3A参照)。
前方ダブルホイールセット15Bは、パワーシリンダー44によって作動する既存のステアリングリンケージ50とギアラック46とタイバー47によってステアリングされる。
制動は油圧装置による摩擦によって行うこともできるが、油圧モータ(図示せず)にした方が良い。
フレーム13上に4個の取付板40の穴57に締結具を締めて取付板をフレームに付着して、ドライブシャーシ12のフレーム13を覆う上板56をメインフレーム14に固定する(図4参照)。
ダブルホイールセット15A、15Bはハブ58に連結される。
図5〜10に示されたメインフレーム14は中央でX字形態で交差して溶接された細長い部材25を含む。右側端部を補強するクロスビーム60、62がマスト20のピボットサポート21をホールドする一対の直立ポスト21Aを支持する。直立ポスト21Aの上端にある穴63が開けられたベアリングプレート64は後述するようにマストピボットサポート21に含まれたU型構造物66のためのものである。この構造物66をピボットするのに使われる大型パワーシリンダー70を設けるためのベアリングブロック68がクロスビーム60に固定される(図1参照)。
各々の部材25にエクステンション72が嵌められ、エクステンションの端部は油圧シリンダー74のロッド76に連結され、図10に示すようにドリル作業時に発生する反動に抵抗するようにロッド76を介してエクステンション72を外に伸ばして部材25の有効長さを伸ばすことができる。
各々のエクステンション72には垂直に設けられたパワーシリンダー78からなる高さ調節支柱が取り付けられており、パワーシリンダーの出力ロッド82には地面に対する傾きを調節することができるように踏み板80が取り付けられている。図9に示すように、ドリル作業をしたりドライブシャーシ12を取替えしたり補修したりする時、ロッド82を垂直に伸ばしてメインフレーム14を選択的に上昇させることができる。
エクステンション72が公知の方式で動く時、油圧ホース(図示せず)の動きを調節するために、油圧ホースガイドトラック85を設け、部材74とエクステンション72の各々にトラックホルダー86、87を設ける。
図6〜7に示すようにシート支持部94を内外に揺さぶるスライド92とパワーシリンダー90によって作動する(片方の部材25上の)シートスイング連結部88がメインフレーム14に取り付けられている。この部分により、作業者はドリル作業をする駆動部分をよく調べることができる。
図11〜15はメインフレーム14上のスライドシャーシ16の配置と動きを詳しく示すものである。
メインフレーム部材25に一対の平行したスライドチャネル96が付着され、このようなチャネルに一対のスライドシャーシ部材98を嵌め、ボックス型ビーム102とチャネル96との間に摩擦防止層100を配置する。
部材98の間に伸びる交差部品104、106、108がパワープラント18、燃料タンク52及び容器54を支持する。メインフレーム14上に長さ方向に大型油圧シリンダー110が伸びており、シリンダーボディー112の端部はメインフレーム14に固定され、出力ロッド114がシャーシ16に連結される。それにより、スライドシャーシ16が図11〜14に示された位置に伸びるか、図14A〜Bに示された位置に完全に後退することができる。
このような構造のため、パワープラント部品を迅速で簡単に設置し取替えることができ、このような動きを利用して掘削の安全性を高めることができる。
図16〜23はピボットサポート21に対するマスト20の配置を詳しく示すものである。
ピボット連結プレート65に一対のプレート63を溶接したマストピボット支持構造66をメインフレーム14に固定し、メインフレームの一端部において直立ポスト21Aにピボットされるように連結する(図1参照)。
各々のサイドプレート63のボス116はメインフレーム14に固定された直立ポスト21Aの上端部にあるプレート64の穴65に嵌められる(図5参照)。
パワーシリンダー70の出力ロッド71に取り付けられた連結軸73の端部が各々の管状ホルダー118に嵌められ、パワーシリンダー70が図24〜27のように動いてマスト20を垂直やほぼ垂直位置からメインフレーム14とスライドシャーシ16上の水平位置に回転させる時にピボット支持構造66をピボットさせる(図1参照)。
プレート63とそこに固定されたピボット連結プレート65はフレーム部材21に設けられて回転することができないため、前後にはピボットするが、横には動くことができない(図16参照)。
ピボットバックプレート122に固定されたロータリーチューブ120がサイドプレート63の間の隙間に突出することができるようにする穴がプレート65に形成されている。ロータリーチューブ120によってピボットバックプレート122はプレート65の両側に回転することができる。プレート65に固定された外側チューブ120Aと後端キャップ120Bがロータリーチューブ120を囲む。
一対のアーチ型カバーピース124A、124Bがピボットバックプレート122に固定されて連結プレート65の上下エッジに広がる。
一対のパワーシリンダー126の各々の出力ロッド128の上端部が連結プレート65の両側のピボット部130に連結される。
シリンダーボディー131の下端部は延長プレート132とピボット部134を介してピボットバックプレート122の両側に連結される。
摩擦減少材からなる一対のスペーサ136がピボットバックプレート122の裏面に固定され、このようなスペーサに一対のマスト保持プレート138が設けられる。このようにして生じられた一対の空間137にマストバックプレート142の端部を嵌める。
マストバックプレート142とピボットバックプレート122との間に摩擦減少材からなる平板140を嵌める。
図18に示すように、マスト20がピボットサポート21にスライド可能に設けられており、ピボット軸に対するマスト20の方向に沿ってマスト20が垂直や水平にガイドされる。それと共に、マスト20がピボットバックプレート122と共に回転して、両側面方向に限定されたティッピング運動をすることができる。
図20と22に最もよく示されているが、図21、28、29でも見ることができる一対の長いパワーシリンダー144は出力ロッド146がマスト20に固定されたクロスバー148に連結され、ボディー150はピボットサポート152を介してマストピボットサポート21に連結されるため(図21、23参照)、マスト20がマストピボットサポート21に対して上下や前後にスライドすることができる。
二重作動パワーシリンダー126A、126Bが図22のように互いに反対に動作すれば、マストを側面のどちらにも傾けることができ、図22では左側に傾け、図24では右側に傾ける。
図25〜26に示すように、マストは水平や水平に位置して長さ方向に動くこともできる。
図27に示すように、マスト20が制限された程度で傾くこともできる。
図28〜32はマスト20におけるドリルヘッド22の移動状態を示すものである。ドリルヘッド22をアクチュエータより2倍の速度で動かすことができる。
マスト20の内部に設けられた二重作動パワーシリンダー152の出力ロッド154はシリンダーボディー156から突出し、マスト20の端壁158に連結される。シリンダーボディー156は油圧によってマスト20の内部において長さ方向に動くことができる。
シリンダーボディー156の両端部に一対のスプロケット160がシリンダーボディーの移動方向に直角である軸線を中心に回転可能に設けられ、図28〜29には片方のスプロケット160のみ見られる。
スプロケットにチェーン162A、162Bが各々噛み合っており、スプロケットの各々の間に2個のチェーン区間168A、168Bが形成される。
ドリルヘッド22そのものは本発明を構成するものではなく、本発明のドリリングリグ10はシングルドリルヘッドは勿論、様々な形式のドリルデザインやドリルヘッドやドライバーに適用することができる。
マスト20の側面に沿って動いてドリルヘッド22の要素を設置するベースプレート164を設ける。
一対のIビームガイド部材166A、166Bがプレート162下に付着され、マスト20の両側にあるステップ166に噛み合わされる。
ドリルヘッド22がマスト20に沿って動く時、摩擦面の間の摩擦を最小化するように摩擦減少カバーリングを設けることが好ましい。
図32に示すように、ドリルヘッド22がコネクター170を介して上部チェーン区間168Aが固定され、シリンダーボディー156が内部のピストン(図示せず)によって動く時にドリルヘッド22が上部チェーン区間168Aと共に動く。下部チェーン区間168Bはコネクター172によって固定構造物に固定される。それにより、上部チェーン区間168Aはシリンダーボディー156と同じ方向にシリンダーボディーよりさらに速やかに動く。
図32〜33によれば、ドライブシャーシ12に固定されたメインフレーム14におけるスライドシャーシ16、マストピボットサポート21におけるマスト20、及びマスト20におけるドリルヘッド22の動きを利用して、丘を上り下りする時のドリリングリグ10の安全性を高めることができる。
すなわち、図34のように丘を登る時、スライドシャーシ16、マスト20及びドリルヘッド22が全てドライブシャーシ12に比べて上方に動く。それにより、傾いた時に発生するドリリングリグ10の重心の移動がカバーされる。すなわち、ドリリングリグ10の後側に重心が移動して生じられるフリップバック(flip back)現象が減る。
図33は丘を降りる状態であって、スライドシャーシ16、マスト20及びドリルヘッド22が上方に動くことを示すものである。このような動きによってドリリングリグ10が後側にひっくり返る現象が減る。
このような移動は、関連アクチュエータによって手動や、重心センサ174とコントローラ176によって自動で実行される。丘によるドリリングリグ10の重心移動を制限するのに必要な程度と方向にこのような移動を自動で行うこともできる。
図35はシート178に作業者が座って付近のコントローラ176を使う状況を示すものである。作業者がドリリングリグ10のそばに立って無線遠隔コントローラ177を用いて作業をすることもできる。
バルブにドライブコントローラ180を連結し、バルブに連結されたハンドル182を操作して速度や回転を調節することもできる。このようなコントローラは当業界で公知のものである。
ドライブコントローラ180に別途のブレーキペダル184を連結して制動作業を便利にすることもできる。
車輪型ドライブシャーシを分離し、軌道やスキーが取り付けられた他のドライブシャーシを設けて使用することもできる。
パワープラントを分離し、他のエンジンを設けることもできる。
また、図36に示すように、貨物トラック184にドリリングリグ10を載せて長距離輸送をすることもできる。この時にはスライドシャーシ16をメインフレーム14において後退させた方が良い。支持部材188をトラック184のベット190とメインフレーム14に固定する。
ドリリング作業はトラック184を利用して行うか、ドライブシャーシ12を別途に運んで現場でメインフレームを支持するのに使用することもできる。
図37〜38はトラックデッキ196に固定された部材194を介してメインフレーム14に連結されたドライブシャーシ192を示すものである。

Claims (16)

  1. 走行装置が取り付けられたドライブシャーシに着脱可能に固定して輸送され、前記走行装置を経て下方へ延長して地面に接するようになっている4個の垂直サポートを備えたメインフレーム、
    ドリリングリグを作動させるアクチュエータを駆動するために前記メインフレームに支持されたパワープラント、
    前記メインフレームの一端部に位置したマストピボットサポートを介してメインフレームの一端部に設けられた細長いマスト、及び
    ドリルヘッドに設けられたドリル工具を駆動できる前記パワープラントによって作動しマストに設けられるドリルヘッドを含み、
    前記マストピボットサポートがアクチュエータにより選択的にピボットされることにより、前記マストがメインフレームの一端部での垂直位置とメインフレーム上から後側にバックオーバーした水平位置との間にピボットすることができ、
    前記マストピボットサポートにおいて前記マストを水平位置と垂直位置に駆動することができるようにするアクチュエータが前記マストピボットサポートに含まれており、
    前記パワープラントによって作動するドリルヘッドのドライブがドリルヘッドを前記マストの長さ方向に沿って動くようにすることを特徴とする移動式ドリリングリグ。
  2. 前記パワープラントが前記メインフレームの他端部にスライド可能に取り付けられたスライドシャーシに支持され、スライドシャーシドライブによって前記スライドシャーシが長さ方向に前後に動いてドリリングリグの重心を移動させることを特徴とする、請求項1に記載の移動式ドリリングリグ。
  3. 前記メインフレームが4個の細長いフレーム部材を含み、前記フレーム部材の各々の一端部に前記垂直サポートが各々設けられることを特徴とする、請求項1に記載の移動式ドリリングリグ。
  4. 前記フレーム部材の各々の端部がエクステンションを形成し、前記エクステンションは前記フレーム部材の残りの部分内に挿入されて前記フレーム部材の長さを調節することができ、前記垂直サポートが前記エクステンションに設けられることを特徴とする、請求項3に記載の移動式ドリリングリグ。
  5. 前記垂直サポートが関連アクチュエータにより伸びたり縮んだりして前記メインフレームを昇降させることを特徴とする、請求項4に記載の移動式ドリリングリグ。
  6. 前記マストピボットサポートがアクチュエータによってピボットされるように前記メインフレームに設けられたピボット構造を含み、前記マストを垂直位置と水平位置との間に位置させることを特徴とする、請求項1に記載の移動式ドリリングリグ。
  7. 前記マストピボットサポートがアクチュエータによってメインフレームの両側に向かってピボットされるように前記ピボット構造に設けられたピボットバックプレートを含めて前記マストを前記メインフレーム上でどちらの方向にも傾けることができることを特徴とする、請求項6に記載の移動式ドリリングリグ。
  8. 前記ピボットバックプレートがガイドレールを含み、アクチュエータによって前記マストが垂直である時には上下に動き、水平である時には水平に動くように、前記ガイドレールがスライド可能に噛み合わされることを特徴とする、請求項7に記載の移動式ドリリングリグ。
  9. 前記ドリルヘッドが前記マストにおいて長さ方向に伸びる二重作動パワーシリンダーを含み、前記二重作動パワーシリンダーは前記ドリルヘッドを前記マストに沿った長さ方向の両方向に駆動する出力要素を有することを特徴とする、請求項1に記載の移動式ドリリングリグ。
  10. 前記ドリルヘッドの移動量を前記二重作動パワーシリンダーの移動量より大きくする機械的運動部が前記二重作動パワーシリンダーとドリルヘッドとの間に配置されることを特徴とする、請求項9に記載の移動式ドリリングリグ。
  11. 前記機械的運動部が、前記出力要素を備えた前記二重作動パワーシリンダーのボディーの両端部にある各々のスプロケットと噛み合わされるチェーンと、一地点で前記マストに固定された、前記各々のスプロケットの一方の側の間に延びるチェーン区間と、他の離れた地点で前記ドリルヘッドに固定された、前記各々のスプロケットの他方の側の間に伸びる他のチェーン区間とを含み、前記二重作動パワーシリンダーがシリンダーボディーの両端から突出するロッドを含み、前記二重作動パワーシリンダーが前記ロッドによって両方向に動くことができることを特徴とする、請求項10に記載の移動式ドリリングリグ。
  12. 連結部によってメインフレームに設けられる作業者シートと、作業者シートを動かすアクチュエータとをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の移動式ドリリングリグ。
  13. 前記作業者シートが関連アクチュエータによってメインフレームの一端部に向かって動くように設けられることを特徴とする、請求項12に記載の移動式ドリリングリグ。
  14. 前記メインフレームを支持するドライブシャーシをさらに含み、前後方ホイールセット対を含む走行装置がドライブシャーシに設けられ、前記ホイールセット対の全てがパワープラントによって作動する油圧モータによって駆動されることを特徴とする、請求項1に記載の移動式ドリリングリグ。
  15. 前記パワープラントが油圧ポンプを駆動するエンジンを含み、前記油圧モータは前記油圧ポンプによって加圧される油体によって作動し、油圧モーターはトランスファーケースを駆動し、前記トランスファーケースは各々のホイールセット対の差動装置を機械的に駆動することを特徴とする、請求項14に記載の移動式ドリリングリグ。
  16. 走行装置を経て下方に延長して地面に接する4個の垂直サポートが下方に突出したメインフレーム、
    ドリリングリグを作動させるアクチュエータを駆動するため前記メインフレームに支持されたパワープラント、
    前記メインフレームの一端部に位置したマストピボットサポートを介してメインフレームの一端部に設けられた細長いマスト、及び
    ドリルヘッドに設けられたドリル工具を駆動できる、前記パワープラントによって作動し前記マストに設けられるドリルヘッドを含み、
    前記マストピボットサポートがアクチュエータにより選択的にピボットされることにより、前記マストが前記メインフレームの一端部での垂直位置と前記メインフレーム上から後側にバックオーバーした水平位置との間にピボットすることができ、
    前記マストピボットサポートにおいて前記マストを水平位置と垂直位置に駆動することができるようにするアクチュエータが前記マストピボットサポートに含まれており、
    前記パワープラントによって作動する前記ドリルヘッドのドライブが前記ドリルヘッドを前記マストの長さ方向に沿って動くようにすることを特徴とする移動式ドリリングリグ。
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