JP2017525190A - リソース割当方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態はリソース割当方法および装置を提供し、かつ通信分野に関する。現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装される。解決策は、ネットワーク構成情報に従って、基地局の復調基準信号DMRS層の量がNであると判定することと、8<N≦12であれば、リソースブロックRB上の3つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングすることとを含む。

Description

本発明は通信分野に関し、そして特に、リソース割当方法および装置に関する。
通信技術の急速な発展につれて、高速、大容量および広範囲が現代の通信システムの主な特徴になった。MIMO(Multi-input Multi-output、多入力多出力)技術は、空間次元におけるリソースを使用することによって、信号が空間におけるアレイ利得、多重化利得、ダイバーシチ利得および干渉除去利得を得るようにし、その結果通信システムの容量および周波数利用効率が指数的に上昇される。LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムは、複数アンテナシステムを使用することによって、送信端および受信端で、最高8つの層でのデータストリームの伝送をサポートできる。しかしながら、現代の通信システムはより大容量、より広範囲およびより高レートの課題に直面するであろうし、そして受信端および送信端はより多量のアンテナを有する、すなわち高次元MIMO(High Dimensional MIMO、HD-MIMO)システムが課題を解決するための主要技術にあるだろう。しかしながら、HD-MIMOシナリオおよび高次SU-HD-MIMO通信システムにおいて、アンテナ次元量が極めて高いと、8つの層でのデータストリームに対応する8つの層でのDMRS(De Modulation Reference Signal、復調基準信号)は決して十分ではない。アンテナスケールの制限のため、現存の規格および特許に関わるアンテナスケール(8T8R)、ならびに対応するDMRS設計体系はすべて8つ未満のストリームのデータ伝送をサポートする。たとえば、リソースブロックRBで、最大8つの層での相互に直交するDMRS信号が多重化される。DMRS信号はPDSCH(Physical Downlink Share Channel、物理ダウンリンク共有チャネル)を復調するために使用され、そしてDMRS信号はビームフォーミング技術およびプリコーディング技術をサポートするために一般に使用される。したがって、DMRS信号は予定されるリソースブロックで伝送されるのみであり、そして伝送されるDMRS信号の量はデータストリームの量(時には層の量とも呼ばれる)に関係づけられ、そして伝送されるDMRS信号はアンテナポートと一対一対応にある。8T8R MIMOシステムと比較して、高次元MIMOシステムは、システムが高ランク(Rank>8)データ伝送を実装し、そしてSU-MIMOシステムのスループットをさらに改善することをより容易に可能にする。
結論として、新しいリソース割当方法および装置を提案することが必要である。すなわち、現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装される。
本発明の実施形態はリソース割当方法および装置を提供する。現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装される。
前述の目的を達成するために、本発明の実施形態は以下の技術的解決策を使用する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、
ネットワーク構成情報に従って、ユーザ機器UEの復調基準信号DMRS層の量がNであると判定するように構成され、ここでNが24以下の正の整数である、構成ユニットと、
8<N≦12であれば、リソースブロックRB上の3つの符号分割多重化CDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、ここでRBが物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHのRBの1つであり、または12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングするように構成される処理ユニットとを含む基地局を提供する。
第1の態様の第1の可能な実装方式では、
処理ユニットは、時間領域においてポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングするように特に構成され、1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6であり、ここで、
RBは、周波数領域に12個のサブキャリアおよび時間領域に14個のシンボルを含み、そしてJ個のサブキャリアは、12個のサブキャリアにおける第1のサブキャリア、第2のサブキャリア、第6のサブキャリア、第7のサブキャリア、第11のサブキャリアおよび第12のサブキャリアであり、かつ、
8<N≦12であれば、第1のサブキャリアおよび第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第6のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、
12<N≦24であれば、第1のサブキャリアが1つのCDM群であり、第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアが1つのCDM群であり、第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、第6のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、または、
N≦8であれば、第1のサブキャリア、第6のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第2のサブキャリア、第7のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実装方式を参照して、第1の態様の第2の可能な実装方式では、基地局は、
時間領域においてRBのK個のシンボルに符号分割多重化CDM(符号分割多重化、Code Division Multiplexing)を行い、かつ周波数領域においてRBのJ個のサブキャリアに周波数分割多重化FDM(周波数分割多重化、Frequency Division Multiplexing)を行うように構成される多重化ユニットをさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実装方式に関して、第1の態様の第3の可能な実装方式では、基地局は、
PDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成するように構成されるプリコーディングユニットをさらに含む。
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、
ネットワーク構成情報に従って、ユーザ機器UEの復調基準信号DMRS層の量がNであると判定し、Nが24以下の正の整数であるステップと、
8<N≦12であれば、RB上の3つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、または12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、RBが物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHのRBの1つであるステップとを含むリソース割当方法を提供する。
第2の態様の第1の可能な実装方式では、3つのCDM群/2つのCDM群/6つのCDM群にN個のDMRSポートをマッピングするための方法は、
時間領域においてポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6であるステップを含み、
RBは、周波数領域に12個のサブキャリアおよび時間領域に14個のシンボルを含み、そしてJ個のサブキャリアは、12個のサブキャリアにおける第1のサブキャリア、第2のサブキャリア、第6のサブキャリア、第7のサブキャリア、第11のサブキャリアおよび第12のサブキャリアであり、かつ、
8<N≦12であれば、第1のサブキャリアおよび第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第6のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、
12<N≦24であれば、第1のサブキャリアが1つのCDM群であり、第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアが1つのCDM群であり、第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、第6のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、または、
N≦8であれば、第1のサブキャリア、第6のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第2のサブキャリア、第7のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
第2の態様および第2の態様の第1の可能な実装方式に関して、第2の態様の第2の可能な実装方式では、3つのCDM群/2つのCDM群/6つのCDM群にN個のDMRSポートをマッピングするステップの後に、方法は、
時間領域においてRBのK個のシンボルに符号分割多重化CDMを行うステップと、
周波数領域においてRBのJ個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを行うステップとをさらに含む。
第2の態様の第2の可能な実装方式に関して、第2の態様の第3の可能な実装方式では、RBのJ個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを行うステップの後に、方法は、
PDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成するステップをさらに含む。
本発明の実施形態はリソース割当方法および装置を提供する。現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、ポートグルーピングを設定することによって、DMRSポートは異なるCDM群にマッピングされて、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法を実装し、これは、多量のアンテナが構成されると、ユーザが24個のデータストリームの並列伝送および有効復調を実装することができるようにし、それによってMIMOシステムのスループットを大いに改善する。加えて、本発明の解決策は、位相反転方式での現存の規格における層1〜8のためのDMRSポートマッピング解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックを実装でき、それによってシステム設計のオーバーヘッドおよび複雑さを低減させる。
本発明の実施形態における、または先行技術における技術的解決策をより明確に記載するために、以下、実施形態または先行技術を記載するために必要とされる添付の図面を簡潔に紹介する。明らかに、以下の記載における添付の図面は本発明のいくつかの実施形態を図示するにすぎず、そして当業者は創造的労力なしでこれらの添付の図面から他の図面をさらに導出してよい。
本発明の実施形態に係る基地局の第1の概略構造図である。 本発明の実施形態に係る基地局の第2の概略構造図である。 本発明の実施形態に係る基地局の第3の概略構造図である。 本発明の実施形態に係るリソース割当方法の第1の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係る8<N≦12であるときに得られるDMRSパイロットパターンである。 本発明の実施形態に係る12<N≦24であるときに得られるDMRSパイロットパターンである。 本発明の実施形態に係るN≦8であるときに得られるDMRSパイロットパターンである。 本発明の実施形態に係るリソース割当方法の第2の概略フローチャートである。 本発明の実施形態に係るリソース割当方法におけるスループットと先行技術におけるそれとの間の比較の概略図である。
以下、本発明の実施形態において、添付の図面を参照して本発明の実施形態における技術的解決策を明確にかつ完全に記載する。明らかに、記載される実施形態は、本発明の実施形態のすべてというよりはむしろ一部であるにすぎない。
通信システムにおける受信端による復調のプロセスでは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重化)システムにおける各キャリアの変調の間、キャリアは抑制されるので、受信端によるコヒーレント復調の間、基準信号が必要とされる。基準信号はパイロット信号または参照信号(Reference Signal、RS)とも呼ばれる。OFDMシンボル上で、基準信号は二次元空間(すなわち、時間/周波数空間)における異なるリソース要素(Resource Element、リソース要素)に分配され、かつ既知の振幅および位相を有する。同様に、MIMOシステムにおいて、各送信アンテナ(仮想アンテナまたは物理アンテナ)は独立したデータチャネルを有する。受信機は、既知のRS信号に基づいて各送信アンテナに対してチャネル推定を行い、そしてチャネル推定に基づいて送信データを復元する。
現存の規格において、DMRSがダウンリンクにおいて使用される層の量によってサポートされるストリームの最大量は8である。DMRS層の量がDMRSが設けられるシステムのスループットを直接決定するので、より高次のSU-HD-MIMO通信システムにおいて、チャネル特徴および潜在能力は大部分の時間で8つのストリームのデータ伝送には十分に使用され得ない(たとえば、32T32Rシステムにおいて、システムは多くのシナリオにおいて同時に24個のデータストリームを多重化でき、そしてそのようなアンテナ構成に基づいて、単一のユーザのスループットは、64QAM+0.667ビットレートのMCS(Modulation and Coding Scheme、変調および符号体系)構成により10Gbpsに到達するかもしれず、それは現存の規格において8つの層でDMRSを使用することによっては到達され得ない)。適当なチャネルおよび高次元アンテナ構成により、システムの高スループットを得るために、端末はより高ランクの伝送を行ってよく、かつそうする必要がある。
結論として、より高次のDMRSをもつHD-MIMOをサポートするために、特定のDMRS信号設計が必要とされる。本発明の実施形態は装置およびリソースブロックのためのリソース割当方法を提供し、それらは新しいポートマッピング解決策およびDMRSパイロットパターンを含む。
実施形態1
図1に図示されるように、本発明のこの実施形態は、
ネットワーク構成情報に従って、ユーザ機器UEの復調基準信号DMRS層の量がNであると判定するように構成され、ここでNが24以下の正の整数である、構成ユニット01であって、
ネットワーク構成情報が、受信および送信アンテナの量、UEによって送られるチャネル情報、ならびにUEのチャネル推定アルゴリズムを含む、構成ユニット01と、
処理ユニット02であって、
8<N≦12であれば、リソースブロックRB上の3つの符号分割多重化CDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、ここでRBが物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHのRBの1つであり、または12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングするように構成される処理ユニット02とを含む基地局を提供する。
さらに、処理ユニット02は、
時間領域においてポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ、
周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、ここで1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6であるように特に構成される。
RBは、周波数領域に12個のサブキャリアおよび時間領域に14個のシンボルを含む。J個のサブキャリアは、12個のサブキャリアにおける第1のサブキャリア、第2のサブキャリア、第6のサブキャリア、第7のサブキャリア、第11のサブキャリアおよび第12のサブキャリアである。
8<N≦12であれば、第1のサブキャリアおよび第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第6のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
12<N≦24であれば、第1のサブキャリアが1つのCDM群であり、第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアが1つのCDM群であり、第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、第6のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
N≦8であれば、第1のサブキャリア、第6のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第2のサブキャリア、第7のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
さらに、図2に図示されるように、基地局は、
時間領域においてRBのK個のシンボルに符号分割多重化CDMを行い、かつ周波数領域においてRBのJ個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを行うように構成される多重化ユニット03をさらに含む。
さらに、図3に図示されるように、基地局は、
PDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成するように構成されるプリコーディングユニット04をさらに含む。
本発明のこの実施形態において提供される基地局は、ネットワーク構成情報に従って、基地局の復調基準信号DMRS層の量がNであると判定し、そして8<N≦12であれば、リソースブロックRB上の3つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングする。現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、解決策によれば、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装され、これは、多量のアンテナが構成されると、ユーザが24個のデータストリームの並列伝送および有効復調を実装することができるようにし、それによってMIMOシステムのスループットを大いに改善する。加えて、本発明の解決策は、位相反転方式での現存の規格におけるRank1〜8のためのDMRSマッピング解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックを実装でき、それによってシステム設計のオーバーヘッドおよび複雑さを低減させる。
実施形態2
図4に図示されるように、本発明のこの実施形態は、以下のステップを含むリソース割当方法を提供する。
101. 基地局が、ネットワーク構成情報に従って、UEの復調基準信号DMRS層の量がNであると判定する。
Nは24以下の正の整数であり、そしてネットワーク構成情報は、受信および送信アンテナの量、UE(User Equipment、ユーザ機器)によって送られるチャネル情報、ならびにUEのチャネル推定アルゴリズムを含む。
アンテナスケールの制限のため、現存の規格および特許に関わるアンテナスケール(8T8R)、ならびに対応するDMRS設計体系はすべて8つ未満のストリームのデータ伝送をサポートする。たとえば、リソースブロックで、最大8つの層での相互に直交するDMRS信号が多重化される。しかしながら、5Gの重要な進化方向として、高次元MIMOシステム(32T32Rおよび256T32Rなど)はシステム容量を急激に上昇させてよく、それが必要な解決策であると広く信じられている。したがって、基地局は、受信および送信アンテナの量、UEによって送られるチャネル情報、ならびにUEのチャネル推定アルゴリズムに従って、8つを超えるデータストリームがUEに割り当てられてよいと判定する。詳細には、基地局は、UEによって送られる受信および送信アンテナの量、UEによって送られるチャネル情報、ならびにUEのチャネル推定アルゴリズムなどの基準値に従って、対応する量のデータストリームをUEに割り当てる。データストリームの量がDMRS層の量に対応しているので、基地局は、UEの復調基準信号DMRS層の量がNであり、かつN≦24であるとさらに判定して、24個のデータストリームまたは24個未満のデータストリームの並列伝送および有効復調を実装し、それによってMIMOシステムのスループットを改善する。
102. 8<N≦12であれば、基地局は、リソースブロックRB上の3つの符号分割多重化CDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングする。
103. 12<N≦24であれば、基地局は、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングする。
104. N≦8であれば、基地局は、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングする。
RBは、物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHのRBの1つであり、そして各RBは、周波数領域における12個のサブキャリアおよび時間領域における14個のシンボルによって形成される168個のリソース要素REを含む。
本発明のこの実施形態は、RB(Resource Block、リソースブロック)にリソース割当を行うための方法を提供し、それは最高24個の層でDMRSをサポートしてよいポートマッピング解決策である。解決策は3つの事例を含み、8<N(DMRS層の量)≦12であれば、基地局は、RB上の3つの符号分割多重化CDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、12<N≦24であれば、基地局は、RB上の6つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、基地局は、RB上の2つのCDM群にDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、それによって最終的にPDSCHにおける各RB上でリソース割当を実装する。
ステップ102において、8<N≦12であれば、基地局は、時間領域においてポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、ここで1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6である。第1のサブキャリアおよび第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第6のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、その結果、基地局が時間領域においてK個のシンボルにCDM(符号分割多重化、Code Division Multiplexing)を行い、かつ周波数領域においてRB上のJ個のサブキャリアにFDM(周波数分割多重化、Frequency Division Multiplexing)を行うことが実装される。N個のDMRS層の時間領域位置および周波数領域位置を決定するための具体的な方法は実施形態3に詳述されるため、詳細はここには記載されない。
CDMは、様々な原信号が異なる符号体系に従って区別される多重化方式であり、そして主に様々な多重アクセス技術と組み合わされて、無線および有線アクセスを含め、様々なアクセス技術を生成する。
符号分割多重アクセスシステムは各ユーザに特定のアドレス符号を割り当て、そして情報は共通のチャネルを使用することによって伝送される。FDMにおいて、チャネルを伝送するために使用される総帯域幅が数個のサブバンド(またはサブチャネルと呼ばれる)に分割され、そして各サブチャネルが1つの信号を伝送する。周波数分割多重化は、総周波数幅がすべてのサブチャネル周波数の和より大きいことと、サブチャネル上で伝送される信号が互いに干渉されないことを確実にするために、サブチャネル間に分離帯が設定されて、信号が互いに干渉されないことを確実にするべきであることとを必要とする(条件の1つ)。周波数分割多重化技術の特徴は、すべてのサブチャネル上で伝送される信号が並列方式で作用することであり、そして伝送遅延は各信号の伝送の間、考慮されなくてよい。したがって、周波数分割多重化技術は非常に広い適用性を得る。例示的に、図5に図示されるように、各RBが周波数領域に第1から第12のサブキャリアを含み、かつ時間領域に第1から第14のシンボルを含む場合、基地局はN個のDMRS層を3つの群に分割する。第1および第7のサブキャリアは第1のCDM群を形成し、第2および第11のサブキャリアは第2のCDM群を形成し、そして第6および第12のサブキャリアは第3のCDM群を形成する。時間領域において、基地局は、第1のCDM群、第2のCDM群および第3のCDM群に対して対応する長さをもつスクランブル符号を別々に割り当てて、第6のシンボル、第7のシンボル、第13のシンボルおよび第14のシンボル上でCDMベースのDMRS多重化を実装し、かつ周波数領域において、基地局は、CDMベースのDMRS多重化が実装される3つのCDM群に周波数分割多重化FDMを行う。
ステップ103において、12<N≦24であれば、基地局は、時間領域においてポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、ここで1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6である。第1のサブキャリアが1つのCDM群であり、第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、第2のサブキャリアが1つのCDM群であり、第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、第6のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
例示的に、図6に図示されるように、各RBが周波数領域に第1から第12のサブキャリアを含み、かつ時間領域に第1から第14のシンボルを含む場合、基地局はN個のDMRS層を6つの群に分割する。第1のサブキャリアは第4のCDM群であり、第2のサブキャリアは第5のCDM群であり、第6のサブキャリアは第6のCDM群であり、第7のサブキャリアは第7のCDM群であり、第11のサブキャリアは第8のCDM群であり、そして第12のサブキャリアは第9のCDM群である。時間領域において、基地局は、第4のCDM群、第5のCDM群、第6のCDM群、第7のCDM群、第8のCDM群および第9のCDM群に対応する長さをもつスクランブル符号を別々に割り当てて、第6のシンボル、第7のシンボル、第13のシンボルおよび第14のシンボル上でCDMベースのDMRS多重化を実装し、かつ周波数領域において、基地局は、CDMベースのDMRS多重化が実装される6つのCDM群に周波数分割多重化FDMを行う。
ステップ104において、N≦8であれば、基地局は、時間領域においてポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、ここで1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6である。第1のサブキャリア、第6のサブキャリアおよび第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ第2のサブキャリア、第7のサブキャリアおよび第12のサブキャリアが1つのCDM群である。
例示的に、図7に図示されるように、各RBが周波数領域に第1から第12のサブキャリアを含み、かつ時間領域に第1から第14のシンボルを含む場合、基地局はN個のDMRS層を2つの群に分割する。第1、第6および第11のサブキャリアは第10のCDM群を形成し、第2、第7および第12のサブキャリアは第11のCDM群を形成する。時間領域において、基地局は、第10のCDM群および第11のCDM群に対応する長さをもつスクランブル符号を別々に割り当てて、第6のシンボル、第7のシンボル、第13のシンボルおよび第14のシンボル上でCDMベースのDMRS多重化を実装し、かつ周波数領域において、基地局は、CDMベースのDMRS多重化が実装される2つのCDM群に周波数分割多重化FDMを行う。
明らかに、ステップ102〜104は、ステップ101が行われた後に存在する3つの異なる事例である。したがって、ステップ102〜104間には論理シーケンスがない。
ここまで、本発明のこの実施形態は高次DMRSポートマッピング方法を提供する。先行技術と比較して、現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、解決策によれば、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装され、これは、多量のアンテナが構成されると、ユーザが24個のデータストリームの並列伝送および有効復調を実装するようにし、それによってMIMOシステムのスループットを大いに改善する。加えて、本発明の解決策は、位相反転方式での現存の規格におけるRank1〜8のためのDMRS解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックを実装できる。
詳細には、現存のLTE-A規格において、SU-MIMOは多くとも8つの層の直交DMRS多重化をサポートする、すなわちシステムはデータ伝送において多くとも8つのストリームを多重化してよい。詳細には、DMRS層の量Nが1または2(Rank1〜2)であるとき、DMRS信号は符号分割多重化CDM方式で直交化され、そして12個のリソース要素REが各リソースブロックRB上で占有される。図6に図示されるように、RB上のN個のDMRS層の分布は以下の通りである。N個のDMRS層は周波数領域において各RBの第2、第7および第12のサブキャリアに分配され、かつN個のDMRS層は時間領域において各サブフレームの第6、第7、第13および第14のシンボルに分配される。この事例では、DMRSのオーバーヘッドは7.1%である。DMRSのオーバーヘッド(overhead_DMRS)を計算するための方法は、各リソースブロックRB上のDMRSによって占有されるリソース要素REの量/各RB上のREの量である。前述の事例では、DMRSのオーバーヘッド=12/(14*12)=7.1%。
3≦N≦8(Rank3〜8)である事例では、CDM-周波数分割多重化FDM混合多重化方式が使用され、そして合計24個のREが各RB上で占有される。図6に図示されるように、RB上のN個のDMRS層の分布は以下の通りである。N個のDMRS層は周波数領域において各RBの第1、第2、第6、第7、第11および第12のサブキャリアに分配され、かつN個のDMRS層は時間領域において各サブフレームの第6、第7、第13および第14のシンボルに分配される。この事例では、DMRSのオーバーヘッドは14%である(DMRSのオーバーヘッド=24/(14*12)、ここで各RBは合計で12(周波数領域における)*14(時間領域における)リソース要素を有する)。
特定のパイロットオーバーヘッドに対して、Rank≦8であるDMRS設計体系と比較して、本発明において、各層でのDMRSのパイロット密度は、多重化される層の量の増加につれて徐々に減少する。1≦N≦8(Rank1〜8)であるとき、パイロット密度は3つのRE/RBであり、加えて9≦N≦12(Rank9〜12)であるとき、パイロット密度は2つのRE/RBであり、そして13≦N≦24(Rank12〜24)であるとき、パイロット密度は1つのRE/RBに減少される。加えて、解決策によれば、より高ランクのデータ伝送および復調が確実にされ、かつ解決策は、位相反転方式での現存の規格におけるRank1〜8のためのDMRSポートマッピング解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックを実装でき、それによってシステム設計のオーバーヘッドおよび複雑さを低減させる。
本発明のこの実施形態に記載されるDMRSパイロット密度は、各CDM群によって占有されるサブキャリアの量であることが留意されるべきである。Rank≦8であるとき、各CDM群は3つのサブキャリアを含む、たとえば第1、第2、第3および第4の層が第1、第6および第11のサブキャリアを占有すれば、DMRSパイロット密度は3つのRE/RBであることが考えられる。同様に、8<Rank≦12であるとき、各CDM群は2つのサブキャリアを含み、そしてしたがって、対応するDMRSパイロット密度は2つのRE/RBである。12<N≦24であるとき、各CDM群は1つのサブキャリアを含み、そしてしたがって、対応するDMRSパイロット密度は1つのRE/RBである。
本発明のこの実施形態において提供されるリソース割当方法によれば、ネットワーク構成情報に従って、基地局の復調基準信号DMRS層の量がNであると判定され、そして8<N≦12であれば、DMRS層の量に対応するN個のDMRSポートがリソースブロックRB上の3つのCDM群にマッピングされ、12<N≦24であれば、DMRS層の量に対応するN個のDMRSポートがRB上の6つのCDM群にマッピングされ、またはN≦8であれば、DMRS層の量に対応するN個のDMRSポートがRB上の2つのCDM群にマッピングされる。現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、解決策によれば、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装され、これは、多量のアンテナが構成されると、ユーザが24個のデータストリームの並列伝送および有効復調を実装するようにし、それによってMIMOシステムのスループットを大いに改善する。加えて、本発明の解決策は、位相反転方式での現存の規格におけるRank1〜8のためのDMRSマッピング解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックを実装でき、それによってシステム設計のオーバーヘッドおよび複雑さを低減させる。
実施形態3
図8に図示されるように、本発明のこの実施形態は、以下のステップを含むリソース割当方法を提供する。
201. 基地局が、ネットワーク構成情報に従って、UEにN個のデータストリームを割り当て、そしてUEのDMRS層の量がNであるとさらに判定する。
202. 基地局が、DMRS層の量Nに従ってRB上のDMRS層の量に対応するN個のDMRSポートのためのリソース割当解決策を決定する。
203. 基地局が、RBのK個のシンボルに符号分割多重化CDMを別々に行い、かつRBのJ個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを別々に行う。
204. 基地局が、予め設定されるプリコーディングベクトルを使用することによって、PDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成し、その結果基地局によって送られるDMRS信号を受信した後に、ユーザ端末がチャネル推定を行ってデータ復調を完了する。
ステップ201において、ネットワーク構成情報は、受信および送信アンテナの量、UEによって送られるチャネル情報、ならびにUEのチャネル推定アルゴリズムを含む。
一般に、基地局は、ネットワーク構成情報においてUEによってフィードバックされるRI(Rank Indication、RANK指標)に従って、配信されるデータストリームの量を判定し、またはTDD(Time Division Duplexing、時分割複信)システムにおいて、基地局は、取得されるチャネルおよびネットワーク構成情報に基づいてランクの量を計算し、そしてランクの量に基づいて、対応するデータストリームを配信してUEのDMRS層の量を判定する。
ステップ202において、DMRSリソース割当解決策は、ポートに対応するK個のシンボルにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域においてポートに対応するJ個のサブキャリアにRB上のN個のDMRSポートを別々にマッピングすることを含み、ここで1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6である。
例示的に、DMRSポートマッピング解決策に基づいて、本発明のこの実施形態は、特定のDMRSパイロットパターン(すなわち、REの時間および周波数リソース割当の概要図)を提供する。PDSCHチャネルは数個のリソースブロックRBを含むことが留意されるべきである。各RBは、周波数領域における12個のサブキャリアおよび時間領域における14個のシンボルによって形成される168個のリソース要素REを含む。垂直座標は周波数領域方向として使用され、かつ水平座標は時間領域方向として使用される。開始点からの行は周波数領域方向にそれぞれ第1のサブキャリアから第12のサブキャリアであり、そして開始点からの列は時間領域方向にそれぞれ第1のシンボルから第14のシンボルであることが指定される。
図5に図示されるように、これは8<DMRS層の量N≦12であるときに得られる対応するDMRSパイロットパターンである。
詳細には、8<N(DMRS層の量)≦12であれば、基地局はN個のDMRS層を3つの群に分割する。第1および第7のサブキャリアが第1のCDM群を形成し、第2および第11のサブキャリアが第2のCDM群を形成し、かつ第6および第12のサブキャリアが第3のCDM群を形成する。時間領域において、基地局は、第1のCDM群、第2のCDM群および第3のCDM群に長さが対応する量であるスクランブル符号を別々に割り当てて、第6のシンボル、第7のシンボル、第13のシンボルおよび第14のシンボル上でCDMベースのDMRS多重化を実装し、かつ周波数領域において、基地局は、CDMベースのDMRS多重化が実装される3つのCDM群に周波数分割多重化FDMを行って、層でのDMRSの直交性を確保する。
図6に図示されるように、これは12<DMRS層の量N≦24であるときに得られる対応するDMRSパイロットパターンである。
詳細には、12<DMRS層の量N≦24であれば、基地局はN個のDMRS層を6つの群に分割する。第1のサブキャリアが第4のCDM群であり、第2のサブキャリアが第5のCDM群であり、第6のサブキャリアが第6のCDM群であり、第7のサブキャリアが第7のCDM群であり、第11のサブキャリアが第8の群であり、かつ第12のサブキャリアが第9のCDM群である。時間領域において、基地局は、第4のCDM群、第5のCDM群、第6のCDM群、第7のCDM群、第8のCDM群および第9のCDM群に長さが対応する群でのデータストリームの量であるスクランブル符号を別々に割り当てて、第6のシンボル、第7のシンボル、第13のシンボルおよび第14のシンボル上でCDMベースのDMRS多重化を実装し、かつ周波数領域において、基地局は、CDMベースのDMRS多重化が実装される6つのCDM群に周波数分割多重化FDMを行って、層でのDMRSの直交性を確保する。
以下、DMRS層の量N=24であるときのリソース割当における周波数領域位置および時間領域位置を計算するための具体的な方法を与える。
周波数領域位置の値は、
Figure 2017525190
であり、
Figure 2017525190
は各RBの周波数領域スケールであり、そしてサブキャリアの量として表され、nPRBはPDSCHチャネルのRB指標であり、kはPDSCHチャネル全体における24個の層でのDMRSに対応する周波数領域位置であり、かつk'は各RB上の24個の層でのDMRSに対応する周波数領域位置であり、そして
Figure 2017525190
である。
前述の式では、207〜230は基地局によって予め設定されるポート番号であり、そして207〜230は第1から第24の層でのDMRSに対応する。Nの値が決定されると、Nの値に対応するポート番号は決定される。加えて、基地局によって予め設定されるポート番号は207〜230を含むが、しかし207〜230に制限されず、たとえば、基地局によって予め設定される24個のポート番号を示すために7〜30が使用されることが留意されるべきである。
DMRS層の量N=24である(207から230まで24個のポート番号を含む)とき、k'の値は1、2、6、7、11および12である、すなわちN=24であるとき、基地局によって割り当てられる周波数領域位置は図6における第1、第2、第6、第7、第11および第12のサブキャリアであることが前述の式から理解され得る。時間領域位置の値は、
Figure 2017525190
であり、nsは時間枠指標である。
DMRS層の量N=24であるとき、l'の値は6、7、13および14、すなわち図6における第6、第7、第13および第14のシンボルであることが前述の式から理解され得る。
基地局は、ポートマッピング解決策および計算式に従って、N=24であるときに使用されるDMRSポートマッピング解決策を決定する。次いで、基地局は、決定した時間領域位置および周波数領域位置に従って、長さが4であるOCC符号を使用することによって、時間領域において4つの層でのDMRSにCDM多重化を行い、かつCDM多重化が行われる6つのDMRSの群にFDM多重化を行い、その結果合計24個のREが各RB上で占有されてDMRSポートマッピングを完了する。図6に図示されるように、N=24であるとき、RB上のDMRSの分布は以下の通りである。DMRSは周波数領域において各RBの第1、第2、第6、第7、第11および第12のサブキャリアに分配され、かつDMRSは時間領域において各サブフレームの第6、第7、第13および第14のシンボルに分配される。この事例では、DMRSパイロットオーバーヘッドはやはり14%であるが、しかし24個のデータストリームの並列伝送および有効復調がサポートされる。
以下、DMRS層の量N=11であるときのリソース割当における周波数領域位置および時間領域位置を計算するための具体的な方法を与える。
DMRS層の量N=11であるとき、基地局は、リソース割当解決策に従って、11個の層でのDMRSに対応するポートが各RB上に設けられる時間領域位置および周波数領域位置を決定しその結果、PDSCHチャネルのリソースマッピングを完了する必要がある。
DMRS層の量N=11であるとき、周波数領域位置の値は、
Figure 2017525190
であり、
Figure 2017525190
は各RBの周波数領域スケールであり、そしてサブキャリアの量として表され、nPRBはPDSCHチャネルのRB指標であり、kはPDSCHチャネル全体における24個の層でのDMRSに対応する周波数領域位置であり、かつk'は各RB上の24個の層でのDMRSに対応する周波数領域位置であり、そして
Figure 2017525190
である。
前述の式では、207〜215は基地局によって予め設定されるポート番号であり、そして207〜215は第1から第11の層でのDMRSに対応する。前述の式およびDMRS層の量N=24ときに得たk'の式に関して、DMRS層の量Nが異なると、k'の式はNの値とともに変化することが明らかにされ得る。N≦8であるとき、
Figure 2017525190
である。
8<N≦12であるとき、
Figure 2017525190
である。
すなわち、k'の式は合計で24個の事例を有する。
DMRS層の量N=11である(207から215まで11個のポート番号を含む)とき、k'の値は1、2、6、7、11および12、すなわち図5における第1、第2、第6、第7、第11および第12のサブキャリアであることが明らかにされ得る。
DMRS層の量N=11であるとき、時間領域位置の値は、
Figure 2017525190
であり、式中、nsは時間枠指標である。
DMRS層の量N=11であるとき、図2において、第1および第7のサブキャリア上の第6、第7、第13および第14のシンボル、第2および第11のサブキャリア上の第6、第7、第13および第14のシンボル、ならびに第6および第12のサブキャリア上の第6、第7および第13のシンボルが多重化されることが前述の式から明らかにされ得る。
図7に図示されるように、これはDMRS層の量N≦8であるときに得られる対応するDMRSパイロットパターンである。
詳細には、DMRS層の量N≦8であれば、基地局はN個のDMRS層を2つの群に分割する。第1、第6および第11のサブキャリアが第10のCDM群を形成し、かつ第2、第7および第12のサブキャリアが第11のCDM群を形成する。時間領域において、基地局は、第10のCDM群および第11のCDM群に長さが対応する量であるスクランブル符号を別々に割り当てて、第6のシンボル、第7のシンボル、第13のシンボルおよび第14のシンボル上でCDMベースのDMRS多重化を実装し、かつ周波数領域において、基地局は、CDMベースのDMRS多重化が実装される2つのCDM群に周波数分割多重化FDMを行う。DMRS層の量N≦8であるときに使用される、本発明のこの実施形態において提供されるリソース割当解決策は、先行技術と一貫している。すなわち、本発明において提案される設計体系は、より高次のDMRS多重化ならびにより高次のデータ伝送および復調を実装するだけでなく、位相反転方式での現存の規格におけるRank1〜8のためのDMRSポートマッピング解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックも実装でき、それによってシステム設計のオーバーヘッドおよび複雑さを低減させる。
ここまで、本発明のこの実施形態において提供されるリソース割当解決策によれば、各RBに対応するDMRSポートマッピングは、DMRS層の量N≦8、12<N≦24および8<N≦12である3つの事例に対して完了されてPDSCHチャネルのリソースマッピングを完了する。
ステップ204において、基地局は、プリコーディングベクトルを使用することによって、リソースマッピングが行われるPDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成し、その結果基地局によって送られるDMRS信号を受信した後に、ユーザ端末がチャネル推定を行ってデータ復調を完了する。ここで、プリコーディングベクトルを生成する方式は、特異値分解SVDまたは離散フーリエ変換DFTを含むが、これに限定されない。
ここまで、本発明の実施形態は高次DMRSリソース割当方法を提供する。図7に図示されるように、水平座標は信号対雑音比/dBであり、そして垂直座標はスループット/bpsである。DMRS層の量がそれぞれ8および20であることが例として使用される。現存のDMRSポートマッピング方法(8つの層でのDMRSのためのポートマッピング)と比較して、本発明において提案される設計体系(20個の層でのDMRSのためのポートマッピング)は、高次アンテナシングルユーザMIMOがより高いスループットを得ることを可能にできる。
本発明のこの実施形態において提供されるリソース割当方法によれば、ネットワーク構成情報に従って、基地局の復調基準信号DMRS層の量がNであると判定され、そして8<N≦12であれば、DMRS層の量に対応するN個のDMRSポートがリソースブロックRB上の3つのCDM群にマッピングされ、12<N≦24であれば、DMRS層の量に対応するN個のDMRSポートがRB上の6つのCDM群にマッピングされ、またはN≦8であれば、DMRS層の量に対応するN個のDMRSポートがRB上の2つのCDM群にマッピングされる。現存のDMRSパイロットオーバーヘッドの前提で、解決策によれば、最高24個のデータストリームのための直交DMRS設計方法が新しいポートマッピングによって実装され、これは、多量のアンテナが構成されると、ユーザが24個のデータストリームの並列伝送および有効復調を実装できるようにし、それによってMIMOシステムのスループットを大いに改善する。加えて、本発明の解決策は、位相反転方式での現存の規格におけるRank1〜8のためのDMRSマッピング解決策と両立して、任意の層の切替えおよび円滑な下位ロールバックを実装でき、それによってシステム設計のオーバーヘッドおよび複雑さを低減させる。
便宜的かつ簡潔な記載の目的のため、前述の機能モジュール分割のみが記載の例として使用されることが当業者によって明確に理解されるだろう。実際の適用では、前述の機能は必要に応じて実装のために異なる機能モジュールに割り当てられる、すなわち装置の内部構造が異なる機能モジュールに分割されて、上記した機能のすべてまたはいくつかを実装する。前述のシステム、装置およびユニットの詳細な作動プロセスに関して、前述の方法実施形態における対応するプロセスに参照がなされてよいため、詳細はここには記載されない。
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置および方法は他の方式で実装されてよいことが理解されるべきである。たとえば、記載される装置実施形態は例示的であるにすぎない。たとえば、モジュールまたはユニット分割は論理的機能分割であるにすぎず、そして実際の実装では他の分割でよい。たとえば、複数のユニットまたは構成部品が別のシステムに組み合わされても、または一体化されてもよく、またはいくつか特徴が無視されても、または行われなくてもよい。加えて、表示される、または論じられる相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを通じて実装されてよい。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的、機械的または他の形態で実装されてよい。
別々の部品として記載されるユニットは物理的に別々でも、またはそうでなくてもよく、そしてユニットとして表示される部品は物理ユニットでも、またはそうでなくてもよく、1つの位置に設けられてもよく、または複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実施形態の解決策の目的を達成する実際の必要性に従って、ユニットの一部またはすべてが選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは1つのプロセスユニットに一体化されてよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに一体化される。一体化ユニットはハードウェアの形態で実装されてよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてよい。
一体化ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、そして独立した製品として販売または使用される場合、一体化ユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または先行技術に奇与する部分、または技術的解決策のすべてまたは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、かつ本発明の実施形態に記載される方法のステップのすべてまたは一部を行うようにコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバもしくはネットワーク装置でよい)またはプロセッサ(processor)に命令するための数個の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
前述の記載は本発明の具体的な実施形態であるにすぎないが、本発明の保護範囲を限定するものとは意図されない。本発明に開示される技術的範囲内で当業者によって容易に想像される任意の変形または置換は、本発明の保護範囲に入るべきである。したがって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
01 構成ユニット
02 処理ユニット
03 多重化ユニット
04 プリコーディングユニット

Claims (8)

  1. ネットワーク構成情報に従って、ユーザ機器UEの復調基準信号DMRS層の量がNであると判定するように構成され、Nが24以下の正の整数である、構成ユニットと、
    8<N≦12であれば、リソースブロックRB上の3つの符号分割多重化CDM群にDMRS層の前記量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、前記RBが物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHのRBの1つであり、または12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の前記量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の前記量に対応するN個のDMRSポートをマッピングするように構成される処理ユニットとを備える、基地局。
  2. 前記処理ユニットが、時間領域において前記ポートに対応するK個のシンボルに前記RB上の前記N個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域において前記ポートに対応するJ個のサブキャリアに前記RB上の前記N個のDMRSポートを別々にマッピングするように特に構成され、1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6であり、
    前記RBが、前記周波数領域に12個のサブキャリアおよび前記時間領域に14個のシンボルを備え、そして前記J個のサブキャリアが、前記12個のサブキャリアにおける第1のサブキャリア、第2のサブキャリア、第6のサブキャリア、第7のサブキャリア、第11のサブキャリアおよび第12のサブキャリアであり、かつ、
    8<N≦12であれば、前記第1のサブキャリアおよび前記第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第2のサブキャリアおよび前記第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ前記第6のサブキャリアおよび前記第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、
    12<N≦24であれば、前記第1のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第2のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第6のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ前記第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、または、
    N≦8であれば、前記第1のサブキャリア、前記第6のサブキャリアおよび前記第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ前記第2のサブキャリア、前記第7のサブキャリアおよび前記第12のサブキャリアが1つのCDM群である、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記基地局が、
    前記時間領域において前記RBの前記K個のシンボルに符号分割多重化CDMを行い、かつ前記周波数領域において前記RBの前記J個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを行うように構成される多重化ユニットをさらに備える、請求項1または2に記載の基地局。
  4. 前記基地局が、
    前記PDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成するように構成されるプリコーディングユニットをさらに備える、請求項3に記載の基地局。
  5. ネットワーク構成情報に従って、ユーザ機器UEの復調基準信号DMRS層の量がNであると判定し、Nが24以下の正の整数であるステップと、
    8<N≦12であれば、リソースブロックRB上の3つの符号分割多重化CDM群にDMRS層の前記量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、前記RBが物理ダウンリンク共有チャネルPDSCHのRBの1つであり、または12<N≦24であれば、RB上の6つのCDM群にDMRS層の前記量に対応するN個のDMRSポートをマッピングし、またはN≦8であれば、RB上の2つのCDM群にDMRS層の前記量に対応するN個のDMRSポートをマッピングするステップとを含む、リソース割当方法。
  6. 前記3つのCDM群/前記2つのCDM群/前記6つのCDM群に前記N個のDMRSポートをマッピングするための前記方法が、
    時間領域において前記ポートに対応するK個のシンボルに前記RB上の前記N個のDMRSポートを別々にマッピングし、かつ周波数領域において前記ポートに対応するJ個のサブキャリアに前記RB上の前記N個のDMRSポートを別々にマッピングし、1≦K≦4であり、かつ1≦J≦6であるステップを含み、
    前記RBが、前記周波数領域に12個のサブキャリアおよび前記時間領域に14個のシンボルを備え、そして前記J個のサブキャリアが、前記12個のサブキャリアにおける第1のサブキャリア、第2のサブキャリア、第6のサブキャリア、第7のサブキャリア、第11のサブキャリアおよび第12のサブキャリアであり、かつ、
    8<N≦12であれば、前記第1のサブキャリアおよび前記第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第2のサブキャリアおよび前記第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ前記第6のサブキャリアおよび前記第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、
    12<N≦24であれば、前記第1のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第7のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第2のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、前記第6のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ前記第12のサブキャリアが1つのCDM群であり、または、
    N≦8であれば、前記第1のサブキャリア、前記第6のサブキャリアおよび前記第11のサブキャリアが1つのCDM群であり、かつ前記第2のサブキャリア、前記第7のサブキャリアおよび前記第12のサブキャリアが1つのCDM群である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記3つのCDM群/前記2つのCDM群/前記6つのCDM群に前記N個のDMRSポートをマッピングする前記ステップの後に、前記方法が、
    前記時間領域において前記RBの前記K個のシンボルに符号分割多重化CDMを行うステップと、
    前記周波数領域において前記RBの前記J個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを行うステップとをさらに含む、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記RBの前記J個のサブキャリアに周波数分割多重化FDMを行う前記ステップの後に、前記方法が、
    前記PDSCHチャネルにプリコーディング動作を行ってDMRS信号を生成するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
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