JP2017524542A - 可撓性基板上のmemsデバイス - Google Patents

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Abstract

1つ以上のMEMS素子を含む可撓性フィルム及びその可撓性フィルムを含む物品が説明される。本可撓性フィルムは、2つの金属層間にポリマー層を含み、これらの金属層のうちの一方は穿孔を含む。このポリマー層は、これらの2つの金属層の相対運動を可能にするボイド領域を含む。【選択図】図2

Description

微小電気機械システム(MEMS)は、従来、バッチプロセスを使用してシリコンウェハ又は他の剛性基板上に作製される。一度に作製され得るMEMS素子の数は、シリコンウェハのサイズにより制限される。サイズ制限及びバッチ処理の必要性により、従来のMEMS処理の費用対効果に悪影響が及ぼされている。加えて、剛性基板の存在により、既存のMEMSデバイスの適用性が制限されている。
したがって、連続プロセスで作製することができ、剛性基板を必要としないMEMSデバイスが必要とされている。
少なくとも1つの態様では、本明細書は、第1の外側主表面及び第1の内側主表面を有する第1の金属層と、第1の金属層に隣接する第1のポリマー層であって、第1の内側主表面が第1のポリマー層に対向する、第1のポリマー層と、第2の外側主表面及び第2の内側主表面を有する第2の金属層であって、第2の金属層が第1の金属層と反対側の第1のポリマー層に隣接して配置されており、第2の内側主表面が第1のポリマー層に対向する、第2の金属層と、を含む、可撓性フィルムを提供する。本可撓性フィルムは、1つ以上のMEMS素子を含む。各MEMS素子は、第1の金属層における第1の金属領域と、第1のポリマー層における第1のボイド領域と、第2の金属層における第2の金属領域と、を含む。第1の金属領域は、第1の穿孔を含み、第2の金属領域は、第1の金属領域に対する運動が可能な部分を含む。
いくつかの実施形態では、第1のボイド領域は、第1の連続開放領域が第1の金属層の第1の外側主表面から第2の金属層の第2の内側主表面までの間に延びるように、第1の穿孔と整列している。いくつかの実施形態では、第2の金属領域は、第1の連続開放領域が第1の金属層の第1の外側主表面から第2の金属層の第2の外側主表面までの間に延びるように、第1のボイド領域と整列したパターンを含む。いくつかの実施形態では、第1の穿孔は、少なくとも1つの孔を含む。いくつかの実施形態では、第1の穿孔は、1〜約100個の孔を含み、各孔は、約30マイクロメートル〜約200マイクロメートルの直径を有する。いくつかの実施形態では、各MEMS素子は、第2の金属層から第1の金属層まで延びる1つ以上のビアを更に含む。いくつかの実施形態では、各MEMS素子は、バネ共振器、サーペンタイン共振器、固定ガイド固定(fixed-guided-fixed)共振器、片持ち梁、クランプ膜、及び相互嵌合コム駆動(inter-digitated comb-drive)共振器からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、第1のポリマー層は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ベンゾシクロブテンポリマー、液晶ポリマー、又はポリジメチルシロキサンを含む。いくつかの実施形態では、第1の金属層及び第2の金属層のうちの一方又は両方は、銅、ニッケル、クロム、チタン、アルミニウム、金、銀、ベリリウム、及びそれらの合金を含む。
いくつかの実施形態では、本可撓性フィルムは、第1のポリマー層と反対側の第2の金属層に隣接する第2のポリマー層と、第3の外側主表面及び第3の内側主表面を有する第3の金属層と、も含み、第3の金属層は、第2の金属層と反対側の第2のポリマー層に隣接して配置されており、第3の内側主表面は、第2のポリマー層に対向している。各MEMS素子は、第2のポリマー層における第2のボイド領域と、第3の金属層における第3の金属領域であって、第2の穿孔を含む、第3の金属領域と、を更に含んでもよい。いくつかの実施形態では、第2のボイド領域は、第2の連続開放領域が第3の金属層の第3の外側主表面から第2の金属層の第2の外側主表面までの間に延びるように、第2の穿孔と整列している。
いくつかの実施形態では、第1の金属領域に対する運動が可能な第2の金属領域の該部分の運動は、第2の外側主表面に実質的に垂直な方向においてである。他の実施形態では、この運動は、実質的に第2の外側主表面を含む平面においてである。
いくつかの実施形態では、1つ以上のMEMS素子は、複数のMEMS素子である。いくつかの実施形態では、フィルムは、約100ミリメートルを超える寸法を少なくとも1つ有する。いくつかの実施形態では、一巻の可撓性フィルムが提供される。
いくつかの実施形態では、第1の外側主表面は、第1の自立表面である、又は第1の外側ポリマー層若しくは第1の接着剤層に直接隣接しており、第2の外側主表面は、第2の自立表面である、又は第2の外側ポリマー層若しくは第2の接着剤層に直接隣接している。
いくつかの実施形態では、第1のポリマー層は、約0.5マイクロメートルを超え、約100マイクロメートル未満の厚さを有する。いくつかの実施形態では、第1のポリマー層の厚さは、約10マイクロメートルを超え、約100マイクロメートル未満である。
本明細書のいくつかの実施形態は、表面を有し、可撓性フィルムがその表面に形状適合的に取り付けられた物品を含む。
少なくとも1つの態様では、本明細書は、非平面状表面を有する三次元物体と、その非平面状表面に形状適合的に取り付けられた連続フィルムと、を含む物品を提供する。この連続フィルムは、ポリマー層及び1つ以上のMEMS素子を含む。各MEMS素子は、第1の外側主表面及び第1の内側主表面を有する第1の金属層であって、第1の金属層がポリマー層に隣接して配設されており、第1の内側主表面がポリマー層に対向する、第1の金属層と、ポリマー層における第1のボイド領域と、第2の外側主表面及び第2の内側主表面を有する第2の金属層であって、第2の金属層が第1の金属層と反対側のポリマー層に隣接して配置されており、第2の内側主表面がポリマー層に対向する、第2の金属層と、を含む。第1の金属層は、第1の穿孔を含む。第1のボイド領域は、第1の連続開放領域が第1の金属層の第1の外側主表面から第2の金属層の第2の内側主表面までの間に延びるように、第1の穿孔と整列している。第2の金属層の一部は、第1の金属層に対する運動が可能である。
いくつかの実施形態では、第2の金属層は、連続開放領域が第1の金属層の第1の外側主表面から第2の金属層の第2の外側主表面までの間に延びるように、第1のボイド領域と整列したパターンを含む。いくつかの実施形態では、三次元物体は、手袋、靴、ヘルメット、人工デバイス、又はロボット構造である。いくつかの実施形態では、三次元物体は平行六面体であり、1つ以上のMEMS素子は、複数のMEMS加速度計を含み、各MEMS加速度計は、平行六面体の個別の面に取り付けられている。いくつかの実施形態では、平行六面体は立方体であり、複数のMEMS加速度計は、3〜6つのMEMS加速度計を含む。
複数のMEMS素子を有する可撓性フィルムの概略上面図である。 MEMS素子を含む可撓性フィルムの一部の概略側面図である。 パターン化されていないフィルムの概略側面図である。 マスクが取り付けられた、図3Aのパターン化されていないフィルムの概略側面図である。 外側金属層区域がエッチングされた、図3Bのフィルムの概略側面図である。 ポリマー層領域がエッチングされた、図3Cのフィルムの概略側面図である。 金属層領域の概略上面図である。 金属層領域の概略上面図である。 金属層領域の概略上面図である。 金属層領域の概略上面図である。 金属層領域の概略上面図である。 金属層領域の概略上面図である。 金属層領域の概略上面図である。 MEMS素子を含む可撓性フィルムの一部の概略側面図である。 MEMS素子を含む可撓性フィルムの概略側面図である。 MEMS素子を含む可撓性フィルムを有する物品の一部の概略斜視図である。 MEMS素子を含む可撓性フィルムの概略斜視図である。 加速度計の概略斜視図である。更に、 MEMS素子の画像である。 MEMS素子の画像である。 MEMS素子の画像である。 MEMS素子の画像である。 MEMS素子の画像である。 MEMS素子の画像である。 MEMS素子の画像である。
以下の説明において、本明細書の説明の一部を構成し、いくつかの特定の実施形態が例示として示される添付の一連の図面を参照する。図面は、必ずしも寸法通りではない。一般に、様々な実施形態において同様の特徴には同様の参照番号を使用する。別途記載のない限り、これらの同様の特徴は、同じ材料を含み、同じ属性を有し、同じ又は同様の機能を果たし得る。一実施形態について記載される追加又は任意の特徴は、明確に述べられていなくても、適切な場合は、他の実施形態に対する追加又は任意の特徴でもあり得る。他の実施形態が企図され、本説明の範囲又は趣旨から逸脱することなく行われ得ることを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で理解されるべきではない。
別途記載のない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される特徴部の寸法、量、及び物理的特性を表わす全ての数字は、いずれの場合においても「約」なる語によって修飾されているものとして理解されるべきである。したがって、そうでない旨が示されない限り、本明細書及び添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、本明細書に開示される教示を利用して当業者が求める所望される特性に応じて変動し得る近似値である。終点による数の範囲の使用は、その範囲内(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)及びその範囲内の任意の範囲に包含される全ての数を含む。
別途記載のない限り、「コーティングする」、「コーティング」、「コーティングされた」等の用語は、スプレーコーティング、ディップコーティング、フラッドコーティング等の特定の種類の塗布方法に限定されず、蒸着法、めっき法、コーティング法等の堆積法等を含む、記載された材料に好適な任意の方法によって堆積した材料を指し得る。
本明細書で使用される場合、層、構成要素、又は要素は、互いに隣接していると記載され得る。層、構成要素又は要素は、直接的に接触することにより、1つ以上の他の構成要素を介して連結することにより、又は互いに隣り合った状態若しくは互いに付着し合った状態に保持されることにより、相互に隣接し得る。直接接触している層、構成要素、又は要素は、直接隣接していると記載され得る。
MEMSデバイスは、従来、バッチ処理技法を使用してシリコンウェハ、ガラスウェハ、又はセラミックウェハ等の剛性基板上に作製される。従来から使用されているバッチ処理技術の制約により、MEMS素子の数十ミリメートルを超えるアレイへの組み入れが困難であった。この従来のアプローチの更なる制限は、基板の剛性である。MEMSデバイスを物品の曲面又は可撓性物品に取り付けることが望ましい場合があり、これは、基板が剛性であるという理由から、伝統的なMEMSデバイスでは困難である。本明細書は、連続ロールツーロールプロセスで作製され得るMEMSデバイスを含む可撓性フィルムを提供する。可撓性フィルムは、従来のMEMS処理で達成され得る長さを超える長さ寸法を有し得る。例えば、100ミリメートルを超える、又は約500ミリメートルを超える、又は約1メートルを超える、又は約10メートルを超える長さ寸法を有する可撓性フィルムが、フィルムの長さの実質的に全体にわたって本フィルムに組み入れられたMEMS素子で作製され得る。結果として生じるフィルムは十分に可撓性であるため、本フィルムがいくつかの区分に切り取られ、物品に形状適合的に取り付けることができ、他の方法では作製することができないMEMS系デバイスの作製を可能にする。
本明細書において、MEMSデバイスは、金属層がポリマー層の各表面上にあるポリマー層を有するフィルムに製作される。ポリマー層は、MEMSデバイスの形成の際の犠牲層としての機能とMEMSデバイスを1つにまとめるキャリア層としての機能の両方を果たす。
図1は、複数のMEMS素子112を含む可撓性フィルム110を示す。いくつかの実施形態では、MEMS素子112は、図1に示されるように周期的アレイで配置される。他の実施形態では、他の配置が可能である。いくつかの実施形態では、MEMS素子は、規則的パターン、周期的パターン、ランダムパターン、偽ランダムパターン、又はその他のパターンで配置される。いくつかの実施形態では、MEMS素子は、第1の方向には周期的パターンで配置されるが、第2の方向にはランダム若しくは偽ランダムパターン又はその他の規則的若しくは不規則的パターンで配置される。
図2は、個々のMEMS素子212を含む可撓性フィルム210の一部を示す。可撓性フィルム210は、第1の外側主表面222及び第1の内側主表面224を有する第1の金属層220、第2の外側主表面232及び第2の内側主表面234を有する第2の金属層230、並びに第1の内側主表面224に隣接する第1のポリマー主表面243及び第2の内側主表面234に隣接する第2のポリマー主表面245を有する第1のポリマー層240を含む。可撓性フィルム210は、ビア250、第2の金属層230におけるパターン260、第1の金属層220における第1の穿孔270、第1の金属層220における第1の金属領域282、第2の金属層230における第2の金属領域284、第1のポリマー層240における第1のボイド領域286、及び第1の連続開放領域290を更に含む。第1のポリマー層240は、第1の金属層220に隣接しており、第1の内側主表面224が第1のポリマー層240に対向し、第2の金属層230は、第1の金属層220と反対側の第1のポリマー層240に隣接して配設されており、第2の内側主表面234が第1のポリマー層240に対向している。
第1のボイド領域286は、第1の連続開放領域290が第1の金属層220の第1の外側主表面222から第2の金属層の第2の内側主表面234までの間に延びるように、第1の穿孔270と整列している。図2に示される実施形態では、第2の金属領域284は、第1の連続開放領域290が第1の金属層220の第1の外側主表面222から第2の金属層230の第2の外側主表面232までの間に延びるように、第1のボイド領域286と整列したパターン260を含む。
本明細書に従ってMEMSデバイスを組み込む可撓性フィルムは、図3A〜3Dに例示されるように調製されることができる。図3Aは、第1の金属層220に対応する第1の金属層320、第2の金属層230に対応する第2の金属層330、及び第1のポリマー層240に対応する第1のポリマー層340を含む、パターン化されていないフィルム301を示す。第1の金属層320は、第1の外側主表面322を有し、第2の金属層330は、第2の外側主表面332を有する。パターン化されていないフィルム301は、第1の金属層320及び第2の金属層330を第1のポリマー層340に堆積させるか、ないしは別の方法で取り付けることにより作製され得る。いくつかの実施形態では、金属層は、金属コーティングを第1のポリマー層340の両側にスパッタリングし、その後、各金属コーティングを電気めっきして所望の厚さにすることにより調製される。各金属層の好適な厚さは、約3マイクロメートル〜約50マイクロメートルの範囲であり得る。あるいは、金属層を両側に有するポリマーフィルムが市販されている。例えば、Ube Industries(Japan)製のUPISEL Nは、銅箔がポリイミド層の両表面上にある市販のポリイミドポリマー層である。
図3Bは、第1の金属層320に取り付けられた第1のマスク333及び第2の金属層330に取り付けられた第2のマスク335を示す。第2のマスク335はマスクパターン360aを含み、第1のマスク333はマスク穿孔370aを含む。
好適なマスクは、フォトレジスト又は金属マスク等の硬質マスクを含む。好適なフォトレジストとしては、米国特許第3,469,982号、同第3,448,098号、同第3,867,153号、及び同第3,526,504号に開示されるもの等のネガティブ作用型の水性現像可能なフォトポリマー組成物が挙げられる。そのようなフォトレジストとして、少なくとも架橋性モノマー及び光開始剤を含むポリマーマトリックスが挙げられる。フォトレジストに典型的に用いられるポリマーとして、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、及びアクリル酸のコポリマー、スチレン及び無水マレイン酸イソブチルエステルのコポリマー等が挙げられる。架橋性モノマーは、トリメチロールプロパントリアクリレートなどのマルチアクリレートであってもよい。
本明細書に従って用いられ得る市販の水性(例えば、炭酸ナトリウム)現像可能なネガティブ作用型のフォトレジストとしては、E.I.duPont de Nemours and Co.から商品名RISTON(例えば、RISTON 4720)で入手可能なもの等のポリメチルメタクリレートフォトレジスト材料が挙げられる。他の有用な例としては、LeaRonal,Inc.(Freeport,N.Y.)から入手可能なAP850、及びHitachi Chemical Co.Ltd.から入手可能なPHOTEC HU350が挙げられる。有用な代替物としては、MacDermid(Waterbury,CT)から商品名AQUA MERで入手可能なドライフィルムフォトレジスト組成物が挙げられる。「SF」及び「CF」シリーズを含む好適なAQUA MERフォトレジストのいくつかのシリーズが存在し、SF120、SF125、及びCF2.0が、それらの材料の代表的なものである。
水性処理可能なフォトレジストは、標準の積層技法を使用して、パターン化されていないフィルム301の両側に積層され得る。このフォトレジストの厚さは、約10マイクロメートル〜約50マイクロメートルの範囲であり得る。積層体の両側上のフォトレジストを化学放射線(例えば、紫外線等)にマスクを通して露光すると、フォトレジストの露光された部分は、架橋により不溶性になる。その後、このレジストは、所望のマスクパターン360a及びマスク穿孔370aが得られるまで露光されていないポリマーを希釈水溶液、例えば、0.5〜1.5%炭酸ナトリウム溶液で除去することにより現像される。
図3Cは、第2の金属層330におけるパターン360及び第1の金属層320における穿孔370を示す。パターン360及び穿孔370は、ロールツーロールエッチングプロセスで使用されるときにポリマー層を著しく損なわない任意のエッチング液を使用して金属層をエッチングすることにより形成され得る。好適なエッチング液としては、過酸化水素及び硫酸系エッチング液、例えば、Electrochemicals,Inc(Maple Plain,MN)から入手可能なPERMA ETCH等、塩化第二鉄系エッチング液、フッ化水素酸系若しくはフッ化水素酸と硝酸との混合物系エッチング液、リン酸、酢酸、及び硝酸系エッチング液、並びに王水(硝塩酸)系エッチング液、又は固体金属をイオン性金属種に還元することができる任意の化学エッチング液が挙げられる。
所望のパターン又は穿孔を金属層にエッチングすることに対する代替案は、所望のパターン又は穿孔を有する金属層を直接電気めっきすることである。これは、最初に、金属層を第1のポリマー層340の両面上にスパッタリングし、その後、電気めっきして各金属層に所望の厚さをもたらすことにより行われ得る。好適な厚さは、約1〜5マイクロメートルである。次に、フォトレジスト又は金属マスク等の硬質マスクが各金属層に塗布され、金属が設置される領域が露光されないように、所望のパターン又は穿孔が各フォトレジストに露光される。その後、このレジストが現像され、露光されていないレジストが他の箇所に記載されるように除去される。その後、金属が両方の露光された表面上に電気めっきされて、約3マイクロメートル〜約50マイクロメートルの範囲であり得る所望の厚さにする。その後、このフォトレジストが除去されて、より厚い金属領域を所望の場所に残し、より薄い金属を別のエッチング工程により除去され得るパターン及び穿孔区域に残す。
図3Dは、第1のポリマー層340における第1のボイド領域386を示す。第1のボイド領域386は、ポリマーエッチングプロセスを使用して形成され得る。任意の好適なエッチング液が使用されてよく、これはポリマー材料に応じて異なり得る。好適なエッチング液は、アルカリ金属塩、例えば、水酸化カリウム、可溶化剤のうちの一方又は両方、例えばアミン及びアルコール、例えばエチレングリコールを有するアルカリ金属塩を含み得る。本明細書のいくつかの実施形態に好適な化学エッチング液としては、参照により全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2007/0120089号(Maoら)により詳細に記載されるもの等のKOH/エタノールアミン/エチレングリコールエッチング液が挙げられる。他の好適な化学エッチング液は、参照により全体が本明細書に組み込まれる、米国特許出願公開第2013/0207031号(Palaniswamy)により詳細に記載されるKOH/グリシン化学物質及びKOH/グリシン/エチレンジアミン化学物質である。KOH/グリシンエッチング液は、緩徐制御型エッチングを提供する。エッチング速度は、エチレンジアミンをエッチング液製剤に添加することにより上昇させることができる。本ポリマーは、約50℃〜約120℃の範囲の温度でエッチングされ得る。いくつかの場合では、気相エッチング液が使用される。例えば、本ポリマーは、O及びSFプラズマ又はO及びCFプラズマを使用した反応性イオンエッチングプロセスでエッチングされ得る。半導体製造産業で既知の他の化学エッチング液を使用することもできる。
ポリマー層をエッチングした後、マスク層333及び335は、積層体の両側から剥離される。フォトレジストがマスク層として使用される場合、このフォトレジストは、約25℃〜約80℃の範囲の温度の2〜5%アルカリ金属水酸化物溶液を使用して除去され得る。
図2に示されるビア250等の1つ以上のビアは、第2のマスク335にビアのパターンを含み、ビアの領域で第2の金属層330をエッチングし、ビアの領域で第1のポリマー層340をエッチングし、その後、標準の金属化技法を使用してエッチングされた領域を金属化してビアを生成することにより、可撓性フィルムに含まれ得る。
図3A〜3Dに示されるプロセス工程は全て、標準の連続ウェブ処理技法を使用した連続ロールツーロールプロセスで行われ得る。この連続プロセスは、ウェブ材料をこのプロセス順序で供給ロールからMEMS素子を含む大量生産された可撓性フィルムを収集する巻取ロールまで移送するように設計された設備を使用して自動的に行われ得る。この処理設備は、フォトレジストコーティングを塗布、露光、及び現像し、金属層をエッチング及び/又はめっきし、ポリマーフィルムをエッチングするための、様々な処理ステーションを有するウェブハンドリングデバイスを含み得る。エッチングステーションは、移動するウェブ上にエッチング剤を噴霧してウェブの架橋フォトレジストによって保護されていない部分をエッチングするジェットノズルを有する多数のスプレーバーを含んでもよい。更なる好適なロールツーロールプロセスは、例えば、米国特許第5,055,416号(Weber)及び米国特許第8,486,593号(Haaseら)に記載されている。本明細書に記載のプロセスは、MEMS素子が製作されるコア基板材料としての、かつ局所領域から除去されるとMEMSデバイス又はMEMSセンサの固定構造から自由運動構造を解放する犠牲材料としての、ポリマーウェブの併用を利用する。
図4Aは、第1の金属層420の第1の金属領域482を示す。第1の金属領域482は、穿孔470を含む。第1の金属層220に対応する第1の金属層420は、本明細書の可撓性フィルムの1つの層である。いくつかの実施形態では、穿孔470は、図4Aに示されるように少なくとも1つの孔を含む。いくつかの実施形態では、穿孔470は、1〜約100個の孔を含む。これらの孔の数及びサイズは、ポリマー層が効果的にエッチングされ得るように選択され得る。各孔の直径は、約0.4マイクロメートルを超える、又は約1マイクロメートルを超える、又は約10マイクロメートルを超える、又は約30マイクロメートルを超えてよく、各孔の直径は、約100マイクロメートル未満又は約150マイクロメートル未満、又は約200マイクロメートル未満であってよい。例えば、いくつかの実施形態では、各孔は、約30マイクロメートル〜約200マイクロメートルの直径を有する。典型的には、気相エッチングが使用されるときにより多い数のより小さい孔が選択され、より少ない数のより大きい孔が液相エッチングで使用される。孔のサイズの上限は、MEMSデバイスのサイズにより制限される。各MEMSデバイスは、約1マイクロメートルを超える、又は約10マイクロメートルを超え約5mm未満若しくは約1mm未満のサイズ(例えば、MEMSデバイスの平面の長さ又は幅)を有し得る。
図4Bは、第2の外側主表面432を有する第2の金属層430の第2の金属領域484を示す。第2の金属領域484は、パターン460及び可動部分481を含む。第2の金属層230に対応する第2の金属層430は、本明細書の可撓性フィルムの1つの層である。可撓性フィルムは、第1の金属層220に対応する図4Aに示される第1の金属層420も含む。可動部分481は、第1の金属層420に対するモーメントが可能である。図4Bに示される実施形態では、可動部分481の運動は、第2の外側主表面432に実質的に垂直である(すなわち、図4Bの平面に出入りする)。他の実施形態では、他のタイプの運動が可能である。
平行の金属層に作製され得る任意のタイプのMEMSデバイスが本明細書の可撓性フィルムに含まれ得る。図4Bの第2の金属領域484由来のMEMSデバイスは、バネ共振器の一例である。図4Cは、第2の外側主表面432cを有する第2の金属層430cの代替の第2の金属領域484cを示す。第2の金属領域484c由来のMEMSデバイスは、あるタイプのバネ共振器であるクラブレッグ(crab-leg)共振器の一例である。可動部分481cは、第2の外側主表面432cに実質的に垂直な方向への運動が可能である。図4Dは、第2の外側主表面432dを有する第2の金属層430dの代替の第2の金属領域484dを示す。第2の金属領域484d由来のMEMSデバイスは、相互嵌合コム駆動共振器の一例である。可動部分481dは、実質的に第2の外側主表面432dを含む平面における(すなわち、図4Dの平面における)運動が可能である。
他の可能なタイプのMEMSデバイスとしては、固定ガイド固定共振器、片持ち梁、及びサーペンタイン共振器が挙げられる。図4Eを参照すると、可動部分481eを有する第2の金属層430eの第2の金属領域484eを使用して、固定ガイド固定共振器が作製され得る。図4Fを参照すると、可動部分481fを有する第2の金属層430fの第2の金属領域484fを使用して、片持ち梁デバイスが作製され得る。図4Gを参照すると、可動部分481gを有する第2の金属層430gの第2の金属領域484gを使用して、サーペンタイン共振器が作製され得る。別の可能なMEMSデバイスは、単にあるパターンを第2の金属層にエッチングすることなく作製されるクランプ膜デバイス又はクランプダイアフラムデバイスである。この場合、第1のポリマー層におけるボイド領域は、金属領域の偏向によりボイド領域に隣接する第2の金属層の金属領域の運動を可能にする。このタイプのMEMSデバイスは、例えば、圧力センサとして有用であり得る。いくつかの実施形態では、本可撓性フィルムは、1つのタイプのMEMSデバイスのアレイを含む。他の実施形態では、本可撓性フィルムは、複数のタイプのMEMSデバイスを含む。
MEMSデバイスは、センサ又はアクチュエータであってよく、圧力センサ、タッチセンサ、衝撃センサ、加速度計、マイクロホン等として使用され得る。例えば、いくつかの実施形態では、MEMSデバイスは、加速度計であり得、衝撃検知又は振動検知のために使用することができる。他の実施形態では、MEMSデバイスは、圧力センサであり得、圧力分布を決定するために使用することができる。他の実施形態では、MEMSデバイスは、マイクロホンであり得、MEMSマイクロホンを含むフィルムは、形状適合性マイクロホンアレイを提供することができる。
上述の連続ウェブ処理技法を使用して作製されたMEMS素子の画像が図10〜15に示される。MEMS素子の寸法は、約0.5mm〜約2.5mmの範囲である。図10は、この図の平面から外方に向く可動部分1081を含む第2の金属層1030を有するクラブレッグ共振器を示す。穿孔1070を含む第1の金属層1020は、第2の金属層1030のエッチングされた部分を通して見える。図11は、この図の平面から外方に向く可動部分1181を含む第2の金属層1130を有するサーペンタインバネ共振器を示す。穿孔1170を含む第1の金属層1120は、第2の金属層1130のエッチングされた部分を通して見える。図12は、この図の平面から外方に向く可動部分1281を含む第2の金属層1230を有する固定ガイド固定共振器を示す。穿孔1270を含む第1の金属層1220は、第2の金属層1230のエッチングされた部分を通して見える。図13は、この図の平面から外方に向く可動部分1381を含む第2の金属層1330を有する片持ち梁共振器を示す。穿孔1370を含む第1の金属層1320は、第2の金属層1330のエッチングされた部分を通して見える。図14は、この図の平面から外方に向く可動部分1481を含む第2の金属層1430を有する共振器を示す。穿孔1470を含む第1の金属層1420は、第2の金属層1430のエッチングされた部分を通して見える。図15は、この図の平面から外方に向く穿孔1570を含む第1の金属層1520を有するクランプ膜共振器を示す。可動部分1581を含む第2の金属層1530は、穿孔1570を通して見える。図10〜15で見える孔は、約150マイクロメートルの直径を有する。これらの例での第2の金属層の可動部分を第2の金属層の部分の残り部分に接続するバネ要素は、約75マイクロメートルの幅を有する。図10〜12における可動部分(共振器)の寸法は、約600マイクロメートル×600マイクロメートルである。
図10〜14に示される実施形態では、比較的大量の金属が可動部分(共振器)付近の第2の金属層から除去されている。他の実施形態では、より少ない金属が共振器(可動部分)周辺から除去される。除去される金属の量を共振器付近の比較的局所的な領域に制限することにより、そのような局所的領域がより効率的にエッチングされ得るため、収率が改善され得る。この一例が、この図の平面から外方に向く第2の金属層1630を有するクラブレッグバネ共振器を示す図16に例示されている。第2の金属層1630は、可動部分1681を含む。第1のポリマー層1640は、第2の金属層1630が除去されている場所で見える。図16の可動部分1681の寸法は、約500マイクロメートル×600マイクロメートルである。
場合によっては、金属層の可動部分がフィルム積層物の中心付近である対称的なMEMSデバイスを有することが所望され得る。図5は、個々のMEMS素子510aを含む可撓性フィルム510の一部を示す。可撓性フィルム510は、第1の外側主表面522及び第1の内側主表面524を有する第1の金属層520、第2の外側主表面532及び第2の内側主表面534を有する第2の金属層530、並びに第1の内側主表面524に隣接する第1のポリマー主表面543及び第2の内側主表面534に隣接する第2のポリマー主表面545を有する第1のポリマー層540を含む。可撓性フィルム510は、第3のポリマー主表面583及び第4のポリマー主表面585を有する第2のポリマー層580、並びに第3の外側主表面592及び第3の内側主表面594を有する第3の金属層591も含む。可撓性フィルム510は、ビア550、第2の金属層530におけるパターン560、第1の金属層520における第1の穿孔570、第1の金属層520における第1の金属領域582、第2の金属層530における第2の金属領域584、第3の金属層591における第3の金属領域582a、第1のポリマー層540における第1のボイド領域586、第2のポリマー層580における第2のボイド領域586a、第1の連続開放領域590、第2の連続開放領域590a、及び第2の穿孔597を更に含む。
第1のポリマー層540は、第1の金属層520に隣接しており、第1の内側主表面524が第1のポリマー層540に対向し、第2の金属層530は、第1の金属層520と反対側の第1のポリマー層540に隣接して配設されており、第2の内側主表面534が第1のポリマー層540に対向している。第2のポリマー層580は、第1のポリマー層540と反対側の第2の金属層530に隣接して配設されている。第3の金属層591は、第2の金属層530と反対側の第2のポリマー層580に隣接して配設されており、第3の内側主表面594が第2のポリマー層580に対向している。
第1のボイド領域586は、第1の連続開放領域590が第1の金属層520の第1の外側主表面522から第2の金属層530の第2の内側主表面534までの間に延びるように、第1の穿孔570と整列している。同様に、第2のボイド領域586aは、第2の連続開放領域590aが第3の金属層591の第3の外側主表面592から第2の金属層530の第2の外側主表面532までの間に延びるように、第2の穿孔597と整列している。図5に示される実施形態では、パターン560は、第1の連続開放領域590及び第2の連続開放領域590aが第1の外側主表面522と第3の外側主表面592との間に延びる連続開放領域を形成するようなものである。可撓性フィルム510は、最初に、他の箇所に記載されるような第1のポリマー層540を有する可撓性フィルムを第1の金属層520及びパターン560を有する第2の金属層530で作製することにより作製され得る。その後、標準の積層技法を使用して、第2のポリマー層580が第2の金属層530に積層され得る。その後、第3の金属層591を第2の金属層530と反対側の第2のポリマー層580上に堆積させてもよいし、又は代わりに、第2のポリマー層580には、第2のポリマー層580をパターン化された第2の金属層530に積層する前に、第3の金属層591が取り付けられてもよい。第2の穿孔597は、第1の穿孔570を生成するための他の箇所に記載される技法を使用して第3の金属層591内に作製され得る。その後、第2のボイド領域586aは、第1のボイド領域586を生成するための他の箇所に記載される技法を使用して第2のポリマー層580内に作製され得る。
本明細書の可撓性フィルムのポリマー層での使用に好適なポリマー材料としては、ポリエステル、ポリカーボネート、液晶ポリマー、ポリイミド、ベンゾシクロブテンポリマー、ポリジメチルシロキサン、及びポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられる。好適なポリイミドとしては、DuPont(Wilmington,DE)から入手可能なKAPTON、Kaneka Corporation(Otsu,Japan)から入手可能なAPICAL、SKC Kolon PI Inc(Korea)から入手可能なSKC Kolon PI、並びに全てUbe Industries(Japan)から入手可能なUPILEX S、UPILEX SN、及びUPISEL VT等の、UPILEX及びUPISELの商品名で入手可能なものが挙げられる。これらのUPILEX及びUPISELポリイミドは、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)及びフェニルジアミン(PDA)等のモノマーから作られる。
約1マイクロメートルよりも薄いポリマー層は、ロールツーロールプロセスでの取り扱いが困難であり得る。本明細書の多くの実施形態では、ポリマー層は、約1マイクロメートルを超える厚さを有する。約200マイクロメートルよりも厚いポリマー層は可撓性フィルムの剛性をもたらし得、それは用途によっては高すぎる場合がある。加えて、そのような厚さのポリマーフィルムのエッチングは、困難であるか、又は多大な時間を必要とし得る。いくつかの実施形態では、ポリマー層の厚さは、約0.5マイクロメートルを超える、又は約1マイクロメートルを超える、又は約2マイクロメートルを超える、又は約5マイクロメートルを超える、又は約10マイクロメートルを超え、約200マイクロメートル未満、又は約100マイクロメートル未満、又は約50マイクロメートル未満である。
いくつかの実施形態では、ポリイミドフィルムがポリマー層として使用される。多くの市販のポリイミドフィルムは、ピロメリト酸二無水物(PMDA)、又はオキシジアニリン(ODA)、又はビフェニル二無水物(BPDA)、又はフェニレンジアミン(PDA)のモノマーを含む。これらのモノマーのうちの1つ以上を使用して作製されると考えられるポリイミドフィルム製品は、商品名KAPTON H、K、Eフィルム(DuPont、Wilmington,DE)及びAPICAL AV、NPフィルム(Kaneka Corporation、Japan)に指定されている。
別の好適なポリイミドフィルムは、そのエステル単位含有構造がp−フェニレンビス(トリメリット酸モノエステル無水物)を含むモノマーの重合に由来するコポリマーであると考えられるAPICAL HPNFポリイミドフィルム(Kaneka Corporation、Japan)である。当業者にとっては、APICAL HPNFに使用されるものと同様のモノマーの選択に応じて他のエステル単位含有ポリイミドポリマーを合成することは正当である。このような合成は、APICAL フィルム用のポリイミドポリマーの範囲を拡げ得るものであり、これらのフィルムはHPNFのように制御可能にエッチングすることができる。エステル含有ポリイミドポリマーの数を増やすために選択し得る材料としては、1,3−ジフェノールビス(無水トリメリテート)、1,4−ジフェノールビス(無水トリメテート)、エチレングリコールビス(無水トリメテート)、ビフェノールビス(無水トリメリテート)、オキシ−ジフェノールビス(無水トリメリテート)、ビス(4−ヒドロキシフェニルスルフィド)ビス(無水トリメリテート)、ビス(4−ヒドロキシベンゾフェノン)ビス(無水トリメリテート)、ビス(4−ヒドロキシフェニルスルホン)ビス(無水トリメリテート)、ビス(ヒドロキシフェノキシベンゼン)、ビス(無水トリメリテート)、1,3−ジフェノールビス(アミノベンゾエート)、1,4−ジフェノールビス(アミノベンゾエート)、エチレングリコールビス(アミノベンゾエート)、ビフェノールビス(アミノベンゾエート)、オキシ−ジフェノールビス(アミノベンゾエート)、ビス(4アミノベンゾエート)ビス(アミノベンゾエート)などが挙げられる。
液晶ポリマー(LCP)は、ポリマー層として使用されてもよい。液晶ポリマーの好適なフィルムとmを含有するコポリマー、例えば、BIACフィルム(Japan Gore−Tex Inc.、Okayama−Ken,Japan)、及びp−ヒドロキシ安息香酸を含有するコポリマー、例えば、LCP CTフィルム(Kuraray Co.,Ltd.、Okayama,Japan)などの芳香族ポリエステルが挙げられる。好適なフィルムとしては、ESPANEXフィルム(Nippon Steel & Sumikin Chemical Co.Ltd)も挙げられる。
他の適切なフィルムとしては、押出し及び幅出し(2軸延伸)された液晶ポリマーフィルムが挙げられる。例えば、米国特許第4,975,312号に記載のプロセスは、商品名VECTRA(ナフタレン系、Hoechst Celanese Corp.から入手可能)及び商品名XYDAR(ビフェノール系、Amoco Performance Productsから入手可能)で識別される、市販の液晶ポリマー(LCP)の多軸(例えば、2軸)配向サーモトロピックポリマーフィルムを提供している。
ポリカーボネートフィルムは、ポリマー層として使用されてもよい。好適なポリカーボネート材料の例としては、置換及び非置換ポリカーボネート;GE Plastics(Pittsfield,Mass)からの商品名XYLEXで入手可能なブレンド、ポリカーボネート/ポリエチレンテレフタレート(PC/PET)ブレンド、ポリカーボネート/ポリブチレンテレフタレート(PC/PBT)ブレンド、及びポリカーボネート/ポリ(エチレン2,6−ナフタレート)((PPC/PBT、PC/PEN)ブレンド、及びポリカーボネートと熱可塑性樹脂との任意のその他のブレンドを含む、ポリカーボネート/脂肪族ポリエステルブレンド等のポリカーボネートブレンド;並びにポリカーボネート/ポリエチレンテレフタレート(PC/PET)及びポリカーボネート/ポリエーテルイミド(PC/PEI)等のポリカーボネートコポリマーが挙げられる。
本明細書における使用に好適な別のタイプのポリマー材料は、ポリカーボネート積層体又はPET積層体等の積層体である。そのような積層体は、互いに隣接する少なくとも2つの異なるポリマー層を有してもよく、又は熱可塑性材料層に隣接するポリカーボネート層(例えば、GE Plasticsからのポリカーボネート/ポリビニリデンフルオリド(PVDF)積層体である、LEXAN GS 125DL)を少なくとも1つ有してもよい。ポリマー材料は、カーボンブラック、シリカ、アルミナ等で充填されていてもよく、又はポリマー材料は、難燃剤、UV安定剤、顔料等の添加物を含有してもよい。ポリマー材料は、特定用途向け構造体のために、又は材料特性の改変のために微粒子又はナノ粒子を含んで、性能を強化する、信頼性を増大させる、又は耐久性を増大させることができる。
任意のエッチング液が望ましいエッチング速度及び望ましい結果を提供する任意のポリマー材料が、本明細書のいずれかのポリマー層に使用され得る。他の好適なポリマーの例としては、ポリアミドイミド及びポリエステル、例えば、非晶質PET、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等が挙げられる。
本明細書のいずれかの金属層における使用に好適な金属としては、化学的にエッチングされ得る任意の金属が挙げられる。例としては、銅、ニッケル、クロム、チタン、銀、アルミニウム、金、ベリリウム、及びそれらの合金、例えば、ベリリウム−銅合金が挙げられる。
本明細書の可撓性フィルムは連続ロールツーロールプロセスで作製され得るため、従来のシリコンウェハ製作技法と比較してより長い長さスケールが達成され得る。いくつかの実施形態では、本可撓性フィルムは、約100ミリメートルを超える、500ミリメートル、又は約1mを超える、又は約3mを超える、又は約10mを超える、又は更には約30mを超える長さを有する。いくつかの実施形態では本可撓性フィルムは、約1m〜約500mの範囲の長さスケールを有する。いくつかの実施形態では、本可撓性フィルムは、少なくとも10個のMEMSデバイス又は少なくとも10個のMEMSデバイス又は少なくとも10個のMEMSデバイスを含む。いくつかの実施形態では、本可撓性フィルムは、少なくとも10個のMEMSデバイス又は少なくとも10個のMEMS素子又は少なくとも10個のMEMS素子を含み、1015個未満のMEMS素子又は1020個未満のMEMS素子を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のMEMS素子が最終用途に特有の1つ以上の位置で製作される。いくつかの実施形態では、一巻の本可撓性フィルムが提供される。いくつかの実施形態では、可撓性フィルムは、MEMS素子を1つのみ有するか、又は1〜約10個若しくは1〜約100個のMEMS素子を有する可撓性フィルムが生成されるように、単体化され得る。
いくつかの実施形態では、第1の外側主表面は、自立表面である。他の実施形態では、第1のコーティングは、第1の外側主表面に塗布されてよい。第1のコーティングは、第1の外側ポリマー層又は第1の接着剤層であり得る。第1の外側ポリマー層は、保護層として使用され得る。同様に、いくつかの実施形態では、第2の外側主表面が自立表面である一方で、他の実施形態では、第2のコーティングが第2の外側主表面に塗布されてもよい。第2のコーティングは、第2の外側ポリマー層又は第2の接着剤層であり得る。第2の外側ポリマー層は、保護層として使用され得る。接着剤層は、フィルムを物品の表面に形状適合的に取り付けるために、第1の外側主表面又は第2の外側主表面のいずれかに塗布されてよい。例えば、MEMS加速度計又はMEMSマイクロホンのアレイが物品の表面に形状適合的に取り付けられてもよい。
図6は、可撓性フィルム610及び接着剤層611を含む可撓性フィルム600を示す。可撓性フィルム610はMEMS素子612を含み、第1の外側主表面622及び自立表面である第2の外側主表面632を有する。接着剤層611は、第1の外側主表面622に取り付けられる。第1の外側主表面622及び第2の外側主表面632はいずれもシリコン又は他の剛性基板に取り付けられないため、可撓性フィルム600は、MEMSデバイスがシリコン基板上に作製される従来のシリコンウェハ製造プロセスでは得ることができなかった。
MEMSデバイスを可撓性フィルムに組み込むことにより、従来のMEMSデバイスよりも様々な物品との統合がより容易になる。図7は、表面702を有する物品の一部700を示す。MEMS素子712を含む可撓性フィルム710は、表面702に形状適合的に取り付けられている。表面702は、実質的に平らであってもよいし、非平面状表面であってもよい。
本明細書の一態様では、物品は、非平面状表面を有する三次元物体を含む。この非平面状表面は、曲面であってもよいし、又は一緒に接合された2つ以上の平面、例えば、立方体の表面からなってもよい。この非平面状表面は、物品が第1の状態にあるときに非平面状であり、物品が第2の状態にあるときに平面状又は略平面状であってもよい。これは、可撓性物品、例えば、物品が応力に供されると非平面状になるが、物品が応力を受けていないときには実質的に平面状である表面を有する物品の場合に当てはまり得る。例えば、この非平面状表面は、靴が屈曲されると曲がる靴底の表面であり得る。この表面は、外側表面であり得るか、又はこの表面は、埋め込まれた表面、例えば、2つの層間の界面であり得る。この物品は、この表面に形状適合的に取り付けられた可撓性フィルムを含み、この可撓性フィルムは、少なくとも1つのMEMS素子を含む。そのような可撓性フィルムは、他の箇所に記載の本明細書の可撓性フィルムのうちのいずれかの一部を切り取ることにより作製され得、切り取られた部分は少なくとも1つのMEMS素子を含む。これにより、連続フィルムの一体部分として1つ以上のMEMS素子の物品への組み入れが可能になる。好適な物品としては、手袋、ヘルメット、靴、人工デバイス、又はロボットアーム等のロボット構造が挙げられる。
いくつかの実施形態では、可撓性フィルムは、複数のMEMS系圧力センサを含む。そのようなフィルムは、着用者が歩行又は走行する際に靴への圧力分布に関するデータを収集するために、例えば靴底等の物品に使用されることができる。そのようなデータは、足治療又はスポーツ科学において有用であり得る。いくつかの実施形態では、圧力センサは、多重データ転送のために共通の行及び列に電気接続される。いくつかの実施形態では、圧力センサを一緒に接続する電気トレースは、好適なパターンを可撓性フィルムの金属層、例えば、図2の第2の金属層230にエッチングすることにより形成される。いくつかの実施形態では、可撓性フィルムを組み込む靴等の物品は、圧力センサからのデータを受信及び記憶するデータ記憶装置を含む。いくつかの実施形態では、この物品は、圧力センサからのデータを受信及び送信するための送信機を含み得る。いくつかの実施形態では、この物品は、圧力センサからのデータを調整するための回路を含む。いくつかの実施形態では、この物品は、電力をセンサ及び関連電子機器に供給するためのバッテリ又は他の電源を含む。いくつかの実施形態では、バッテリは、印刷技法又はめっき技法を使用して回路に組み入れられる。
いくつかの実施形態では、3つ以上のMEMS加速度計を有する可撓性フィルムを三次元物体に形状適合的に取り付けることにより、3方向加速度計が得られる。いくつかの実施形態では、三次元物体は、平行六面体であり、各MEMS加速度計は、平行六面体の個別の面に取り付けられている。この平行六面体は立方体であり得、可撓性フィルムは、3〜6つのMEMS加速度計を含んでよく、各MEMS加速度計が立方体の個別の面に取り付けられている。いくつかの実施形態では、複数のMEMS素子を有する可撓性フィルムを平らな表面又は曲面に形状適合的に取り付けることにより、多軸(例えば、3軸以上)加速度計システムが得られる。そのような加速度計システムは、いずれかの任意軸を中心とした加速を検知するために使用され得、それにより角度衝撃応答面の作製を可能にすることができる。
図8は、MEMS素子812及びトレース808を含む可撓性フィルム810を示す。可撓性フィルム810は、MEMS素子を含むより大きい可撓性フィルムから一区分を切り取ることにより調製され得る。トレース808は、あるパターンを可撓性フィルム810の第1又は第2の金属層に好適にエッチングすることにより作製され得る。あるいは、トレース808は、印刷プロセスを使用して適用されて、導電材料を堆積させることができる。図9は、可撓性フィルム910が立方体900に形状適合的に取り付けられた立方体900を示す。可撓性フィルム810に対応する可撓性フィルム910は、MEMS素子912を含む。MEMS素子912は、MEMS加速度計であり得る。
いくつかの実施形態では、MEMS加速度計を含む可撓性フィルムは、衝撃センサとして使用するために、物品に取り付けられるか、又は物品に組み入れられる。例えば、MEMS加速度計を含む可撓性フィルムは、衝撃センサとして使用するために、ヘルメットに取り付けられる、又はヘルメットに組み入れられることができる。いくつかの実施形態では、この物品は、信号調整回路、バッテリ等の電源、及びメモリ装置又はデータ送信装置を含む。いくつかの実施形態では、この物品は、閾値力が検出されたときに点灯するLED力表示灯を含む。
いくつかの実施形態では、1つの回路又は複数の回路が可撓性フィルムに含まれる。いくつかの実施形態では、これらの回路は、MEMSセンサデータを受信及び送信することができる高周波(RF)無線マイクロチップを含む。いくつかの実施形態では、これらの回路は、データを、モバイルコンピューティングデバイス、スマートフォン、又はスマート家電上で実行されるAndroid(登録商標)又はiOS(登録商標)アプリケーションで管理し、かつそれに送信することができるアプリケーション特有のファームウェアを含む。
以下は、本明細書の例示的実施形態のリストである。
実施形態1は、
第1の外側主表面及び第1の内側主表面を有する第1の金属層と、
前記第1の金属層に隣接する第1のポリマー層であって、前記第1の内側主表面が前記第1のポリマー層に対向する、第1のポリマー層と、
第2の外側主表面及び第2の内側主表面を有する第2の金属層であって、前記第2の金属層が前記第1の金属層と反対側の前記第1のポリマー層に隣接して配設されており、前記第2の内側主表面が前記第1のポリマー層に対向する、第2の金属層と、を備える可撓性フィルムであって、
前記可撓性フィルムが、1つ以上のMEMS素子を含み、各MEMS素子が、
前記第1の金属層における第1の金属領域であって、第1の穿孔を含む、第1の金属領域と、
前記第1のポリマー層における第1のボイド領域と、
前記第2の金属層における第2の金属領域であって、
前記第1の金属領域に対する運動が可能な部分を含む、第2の金属領域と、を含む、可撓性フィルムである。
実施形態2は、第1の連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の内側主表面までの間に延びるように、前記第1のボイド領域が前記第1の穿孔と整列している、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態3は、前記第1の連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の外側主表面までの間に延びるように、前記第2の金属領域が、前記第1のボイド領域と整列したパターンを含む、実施形態2の可撓性フィルムである。
実施形態4は、前記第1の穿孔が少なくとも1つの孔を含む、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態5は、前記第1の穿孔が、1〜約100個の孔を含み、各孔が約30マイクロメートル〜約200マイクロメートルの直径を有する、実施形態4の可撓性フィルムである。
実施形態6は、各MEMS素子が、前記第2の金属層から前記第1の金属層まで延びる1つ以上のビアを更に含む、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態7は、各MEMS素子が、バネ共振器、サーペンタイン共振器、固定ガイド固定共振器、片持ち梁、クランプ膜、及び相互嵌合コム駆動共振器からなる群から選択される、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態8は、前記第1のポリマー層が、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ベンゾシクロブテンポリマー、液晶ポリマー、及びポリジメチルシロキサンからなる群から選択されるポリマーを含む、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態9は、前記第1の金属層及び前記第2の金属層のうちの少なくとも一方が、銅、ニッケル、クロム、チタン、アルミニウム、金、銀、ベリリウム、及びそれらの合金からなる群から選択される金属を含む、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態10は、
前記第1のポリマー層と反対側の前記第2の金属層に隣接する第2のポリマー層と、
第3の外側主表面及び第3の内側主表面を有する第3の金属層であって、前記第3の金属層が、前記第2の金属層と反対側の前記第2のポリマー層に隣接して配置されており、前記第3の内側主表面が前記第2のポリマー層に対向する、第3の金属層と、を更に備え、
各MEMS素子が、
前記第2のポリマー層における第2のボイド領域と、
前記第3の金属層における第3の金属領域であって、第2の穿孔を含む、第3の金属領域と、を更に含む、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態11は、第2の連続開放領域が前記第3の金属層の前記第3の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の外側主表面までの間に延びるように、前記第2のボイド領域が前記第2の穿孔と整列している、実施形態10の可撓性フィルムである。
実施形態12は、前記運動が前記第2の外側主表面に実質的に垂直な方向においてである、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態13は、前記運動が実質的に前記第2の外側主表面を含む平面においてである、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態14は、前記1つ以上のMEMS素子が複数のMEMS素子である、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態15は、前記可撓性フィルムが、約100ミリメートルを超える寸法を少なくとも1つ有する、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態16は、一巻の実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態17は、前記第1の外側主表面が、第1の自立表面である、又は第1の外側ポリマー層若しくは第1の接着剤層に直接隣接しており、前記第2の外側主表面が、第2の自立表面である、又は第2の外側ポリマー層若しくは第2の接着剤層に直接隣接している、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態18は、前記第1のポリマー層が、約0.5マイクロメートルを超え、約100マイクロメートル未満の厚さを有する、実施形態1の可撓性フィルムである。
実施形態19は、前記厚さが約10マイクロメートルを超える、実施形態18の可撓性フィルムである。
実施形態20は、表面及び実施形態1の可撓性フィルムを備える物品であって、前記可撓性フィルムが前記表面に形状適合的に取り付けられている、物品である。
実施形態21は、
非平面状表面を有する三次元物体と、
前記非平面状表面に形状適合的に取り付けられた連続フィルムと、を備え、前記連続フィルムが、ポリマー層及び1つ以上のMEMS素子を含み、前記1つ以上のMEMS素子の各々が、
第1の外側主表面及び第1の内側主表面を有する第1の金属層であって、前記第1の金属層が前記ポリマー層に隣接して配置されており、前記第1の内側主表面が前記ポリマー層に対向し、前記第1の金属層が第1の穿孔を含む、第1の金属層と、
前記ポリマー層における第1のボイド領域と、
第2の外側主表面及び第2の内側主表面を有する第2の金属層であって、前記第2の金属層が前記第1の金属層と反対側の前記ポリマー層に隣接して配設されており、前記第2の内側主表面が前記ポリマー層に対向する、第2の金属層と、を含み、
連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の内側主表面までの間に延びるように、前記第1のボイド領域が前記第1の穿孔と整列しており、前記第2の金属層の一部分が前記第1の金属層に対する運動が可能である、物品である。
実施形態22は、前記連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の外側主表面までの間に延びるように、前記第2の金属層が前記第1のボイド領域と整列したパターンを含む、実施形態21の物品である。
実施形態23は、前記三次元物体が、手袋、靴、ヘルメット、人工デバイス、及びロボット構造からなる群から選択される、実施形態21の物品である。
実施形態24は、前記三次元物体が平行六面体であり、前記1つ以上のMEMS素子が複数のMEMS加速度計を含み、各MEMS加速度計が前記平行六面体の個別の面に取り付けられている、実施形態21の物品である。
実施形態25は、前記平行六面体が立方体であり、前記複数のMEMS加速度計が3〜6つのMEMS加速度計を含む、実施形態24の物品である。
図における要素に関する記載は、別段の指定がない限り、他の図の対応する要素に等しく適用されると理解すべきである。本発明は、前述した特定の実施形態に限定されると考えてはならないが、それは、このような実施形態が、本発明の種々の態様の説明を容易にするために詳細に説明しているためである。むしろ、本発明は、添付の請求項及びそれらの均等物によって規定される本発明の範囲に入る種々の変更、等価なプロセス、及び代替的なデバイスを含む、本発明のすべての態様に及ぶと理解すべきである。

Claims (15)

  1. 第1の外側主表面及び第1の内側主表面を有する第1の金属層と、
    前記第1の金属層に隣接する第1のポリマー層であって、前記第1の内側主表面が前記第1のポリマー層に対向する、第1のポリマー層と、
    第2の外側主表面及び第2の内側主表面を有する第2の金属層であって、前記第2の金属層が、前記第1の金属層と反対側の前記第1のポリマー層に隣接して配置されており、前記第2の内側主表面が前記第1のポリマー層に対向する、第2の金属層と、を備える、可撓性フィルムであって、
    前記可撓性フィルムが、1つ以上のMEMS素子を含み、各MEMS素子が、
    前記第1の金属層における第1の金属領域であって、第1の穿孔を含む、第1の金属領域と、
    前記第1のポリマー層における第1のボイド領域と、
    前記第2の金属層における第2の金属領域であって、前記第1の金属領域に対する運動が可能な部分を含む、第2の金属領域と、を含む、可撓性フィルム。
  2. 第1の連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の内側主表面までの間に延びるように、前記第1のボイド領域が前記第1の穿孔と整列している、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  3. 前記第1の連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の外側主表面までの間に延びるように、前記第2の金属領域が、前記第1のボイド領域と整列したパターンを含む、請求項2に記載の可撓性フィルム。
  4. 前記第1の穿孔が、1〜約100個の孔を含み、各孔が約30マイクロメートル〜約200マイクロメートルの直径を有する、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  5. 各MEMS素子が、前記第2の金属層から前記第1の金属層まで延びる1つ以上のビアを更に含む、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  6. 各MEMS素子が、バネ共振器、サーペンタイン共振器、固定ガイド固定(fixed-guided-fixed)共振器、片持ち梁、クランプ膜、及び相互嵌合コム駆動(inter-digitated comb-drive)共振器からなる群から選択される、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  7. 前記第1のポリマー層と反対側の前記第2の金属層に隣接する第2のポリマー層と、
    第3の外側主表面及び第3の内側主表面を有する第3の金属層であって、前記第3の金属層が、前記第2の金属層と反対側の前記第2のポリマー層に隣接して配置されており、前記第3の内側主表面が前記第2のポリマー層に対向する、第3の金属層と、を更に備え、
    各MEMS素子が、
    前記第2のポリマー層における第2のボイド領域と、
    前記第3の金属層における第3の金属領域であって、第2の穿孔を含む、第3の金属領域と、を更に含む、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  8. 第2の連続開放領域が前記第3の金属層の前記第3の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の外側主表面までの間に延びるように、前記第2のボイド領域が前記第2の穿孔と整列している、請求項7に記載の可撓性フィルム。
  9. 前記運動が前記第2の外側主表面に実質的に垂直な方向においてである、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  10. 前記運動が実質的に前記第2の外側主表面を含む平面においてである、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  11. 前記1つ以上のMEMS素子が複数のMEMS素子である、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  12. 前記第1の外側主表面が、第1の自立表面である、又は第1の外側ポリマー層若しくは第1の接着剤層に直接隣接しており、前記第2の外側主表面が、第2の自立表面である、又は第2の外側ポリマー層若しくは第2の接着剤層に直接隣接している、請求項1に記載の可撓性フィルム。
  13. 非平面状表面を有する三次元物体と、
    前記非平面状表面に形状適合的に取り付けられた連続フィルムと、を備え、前記連続フィルムが、ポリマー層及び1つ以上のMEMS素子を含み、前記1つ以上のMEMS素子の各々が、
    第1の外側主表面及び第1の内側主表面を有する第1の金属層であって、前記第1の金属層が前記ポリマー層に隣接して配置されており、前記第1の内側主表面が前記ポリマー層に対向し、前記第1の金属層が第1の穿孔を含む、第1の金属層と、
    前記ポリマー層における第1のボイド領域と、
    第2の外側主表面及び第2の内側主表面を有する第2の金属層であって、前記第2の金属層が、前記第1の金属層と反対側の前記ポリマー層に隣接して配置されており、前記第2の内側主表面が前記ポリマー層に対向する、第2の金属層と、を含み、
    連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の内側主表面までの間に延びるように、前記第1のボイド領域が前記第1の穿孔と整列しており、前記第2の金属層の一部分が前記第1の金属層に対する運動が可能である、物品。
  14. 前記連続開放領域が前記第1の金属層の前記第1の外側主表面から前記第2の金属層の前記第2の外側主表面までの間に延びるように、前記第2の金属層が前記第1のボイド領域と整列したパターンを含む、請求項13に記載の物品。
  15. 前記三次元物体が平行六面体であり、前記1つ以上のMEMS素子が複数のMEMS加速度計を含み、各MEMS加速度計が前記平行六面体の個別の面に取り付けられている、請求項13に記載の物品。
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