JP2017524424A - 使い捨て式流体分配除毛装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、除毛手段(2)、流体分配手段(3)、流体リザーバ(10)、及び支持体(4)を有し、該支持体(4)がボール紙から形成されている、除毛及び流体塗布装置(1)に関する。

Description

本発明は、使い捨て式流体分配除毛装置に関し、該装置は、特に水源の非存在下及び又は浴室環境の外で、消費者が、追加的なシステム構成要素を必要とすることなく除毛過程を行うことを可能にし、該装置は、低コストで製造が簡便であり、また使い勝手が良い。
流体を分配することもできる再利用可能な除毛装置が当該技術分野で知られている。かかる装置は、典型的に、剃毛過程中にかみそりカートリッジを介して流体が分配される、1つ以上の流体分配オリフィスを含む。この流体は、ハンドル内に位置する交換可能なリザーバにより包含され、また、押しボタンによって作動される。かかる装置は、製造が複雑で、多くの部品を必要とし、また、かみそりカートリッジ及び流体リザーバ両方の交換を可能にするように設計されている。例えば、米国特許第US2013/0145626号、同第US2013/0145625号、同第US2013/0145601号、及び国際公開第WO2011/130372号を参照されたい。
かみそりカートリッジを交換することができない使い捨て式除毛装置も、当該技術分野でよく知られている。これらの装置は、典型的に、例えばカートリッジとハンドルとの間の旋回軸を取り除き、それによって製造を単純化して製造コストを低減させることによって、若干複雑さが低減されたバージョンの再利用可能な装置である。それにもかかわらず、これらの装置は、依然として製造がかなり複雑である。
それ故に、流体の分配も可能にし、それによって別個の流体容器の必要性をなくし、一方で、装置の複雑性及びその構成要素の数を低減させて、製造コストを低減させる、使い捨て式除毛装置を提供する必要性が依然として存在する。このことは、旅行中、又は好都合な給水が存在しない場合等の、消費者の家庭の浴室設備から離れて行われる除毛過程にとって特に望ましい。また、身体領域全体に効果的に使用することが容易である装置を提供する必要性も存在する。
当該技術分野では、流体も分配する使い捨て式除毛装置を提供するための試みが説明されてきた。例えば、欧州特許出願第EP427889A号は、取り外し可能なゲルパケットがかみそりハンドルに固定され、それによって、剃毛過程の前又は後にパケットをかみそりから取り外し、開き、そして、内容物を皮膚に塗布することができる、使い捨て式かみそりを記載している。この装置は、パケットを装置から取り外すこと、及び流体の別個の独立した塗布が必要であるので、消費者にはあまり好都合ではない。ドイツ特許出願第DE 102011117590号は、剃毛ゲルのための取り外し可能な容器を備える、使い捨て式かみそりを記載している。剃毛ゲル容器は、かみそりハンドル上に配置され、これの端部は、カミソリヘッド上に配置される。容器上の穿孔に圧力を加えると、容器が開いて、かみそりゲルが放出される。この装置は、消費者が容器をかみそりに付着させる必要があるのと同等に不都合である。
米国特許第US2004/0016126号は、手動で調整可能な除毛及び皮膚潤滑装置を記載している。この装置は、除毛過程中、内部のリザーバから独立して、又は同時に潤滑剤を吐出させるように操作することができる、U字形の本体を有する。しかしながら、この装置は、所望の使用構成を選択するために、及び特に、剃毛過程全体にわたって、所望の構成を一貫して維持して、潤滑剤を同時に分配し、かみそりカートリッジを制御するために、かなりの手先の器用さを必要とする。したがって、消費者は、連続的に構成を確認することを必要とされるが、これは、剃毛過程の中断をもたらすため特に不都合であり、また、より手の届かない身体領域を剃毛するときには非実用的である。更に、潤滑剤及びウイッキング装置は、使用前に密閉されておらず、それによって、不用意な流出及び/又は汚染が起こり易い。
しかしながら、流体分配かみそりの有用性にもかかわらず、多くの消費者は、依然として、液体分配かみそりを使用する場合であっても、剃毛過程の前に、皮膚調整処理剤を皮膚に塗布することを好む。液体分配かみそりは、典型的に、かみそりの刃の上側又は下側に直接、又はかみそりの刃を通してかみそりカートリッジ内から、液体を分配する。結果的に、消費者は、剃毛する皮膚の表面に液体が分配されたことを視覚的に確認することができない場合がある。剃毛前調製物の使用は、剃毛する前に皮膚調製物が皮膚を完全かつ念入りに覆っていることを、消費者に対して再保証し、確かにする。更に、皮膚は、剃毛する前に水和され、潤滑されるが、それは、剃毛時の経験を改善する。同様に、剃毛に続く皮膚からの組成物の除去は、その領域が剃毛されたという指標を消費者に提供する。
米国特許第US1985132号、同第US3492723号、同第US5274922号、同第US5819413号、及び国際公開第WO2010/100634号は、ハンドル及び/又はカートリッジをボール紙で構成することができる、使い捨て式かみそりを記載している。かかる装置は、安価な使い捨て式かみそりを提供するための手段として、当該技術分野において長く提案されてきた。しかしながら、かかる装置は、剃毛中の水との接触のため、構造的な完全性の維持という不利な点があり、したがって、再利用可能かつ使い捨て式の市販製品には、典型的に、プラスチックハンドルが提供される。液体剃毛組成物を貯蔵し、送達する液体分配かみそりの開発は、産業界におけるプラスチックハンドルの使用を更に強固にするだけであった。
しかしながら、依然として、特に使い捨て式の消費財におけるプラスチック材料又は構成要素の使用を低減させたい、及び/又はしたがって持続可能若しくは再生可能な資源を利用したいという願望が存在する。しかしながら、生分解性プラスチック又はリサイクルされたプラスチックは、材料の品質の変動性に一部起因して、所望のレベルの性能又は機能を提供せずに、依然として、所望の人間工学的な形状を形成するために高価なツーリング及び/又は成型設備の使用を必要とすることが分かった。
結果的に、依然として、使用し易く、かついかなる手先の器用さも必要とせず、身体領域全体に使用することができる簡単かつ好都合な様式で、剃毛前又は剃毛後の組成物の塗布を可能にする、コスト効率的な、使い捨て式流体分配除毛装置を提供する必要性が存在する。また、ツーリング又は成型設備を必要としない装置を提供する必要性も存在する。
安価で製造が容易であり、高価なツーリング設備を必要としないが、消費者製品の所望のレベルの機能を果たす使い捨て式除毛及び流体分配装置を、キャリアボード等のカートン用板紙から形成された支持体を組み込むことにより提供することができることが、今では驚きをもって見出されている。理論に束縛されるものではないが、かかる材料は、容易に所望のサイズに切断することができ、複雑又は高価なツーリングなしに所望の形状に形成され、低密度で高い強度及び剛性を提供することができる。これは、製造及び輸送のコストを低減する。更に、この材料はまた、装置の審美的外観を改善し、装置の効果的な使用を補助するための消費者への指示を提供するために、容易に印刷をほどこすことができる。その上、この材料はまた、それらのリサイクルを可能にするために、除毛手段及び流体分配装置から分離される用意もできている。
米国特許第US2013/0145626号 米国特許第US2013/0145625号 米国特許第US2013/0145601号 国際公開第WO2011/130372号 欧州特許出願第EP427889A号 ドイツ特許出願第DE 102011117590号 米国特許第US2004/0016126号 米国特許第US1985132号 米国特許第US3492723号 米国特許第US5274922号 米国特許第US5819413号 国際公開第WO2010/100634号
本発明は、除毛手段、流体分配手段、流体リザーバ、及び支持体手段を有する、除毛及び流体塗布装置に関し、該支持体はボール紙から形成されている。
本発明の第1の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第1の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 第1の実施形態の概略的な開口部を示す図である。 第2の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 第2の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第3の実施形態の使用中の斜視正面図及び斜視背面図、並びに折り畳んだ正面図である。 本発明の第3の実施形態の使用中の斜視正面図及び斜視背面図、並びに折り畳んだ正面図である。 本発明の第3の実施形態の使用中の斜視正面図及び斜視背面図、並びに折り畳んだ正面図である。 剥離ライナーを部分的に除去した、本発明の第4の実施態様の斜視正面図及び斜視背面図である。 剥離ライナーを部分的に除去した、本発明の第4の実施態様の斜視正面図及び斜視背面図である。 剥離ライナーを部分的に除去した、本発明の第4の実施態様の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第5の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第5の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第6の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第6の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第7の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第7の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 本発明の第7の実施形態の斜視正面図及び斜視背面図である。 主本体部分及び首部分を有するリザーバの断面図であり、少なくとも1つの密閉縁部が首部分に位置付けられ、そこから単一のテーパー付き開口手段が延在し、b)は、リザーバから開口手段を除去した状態を示す。 主本体部分及び首部分を有するリザーバの断面図であり、少なくとも1つの密閉縁部が首部分に位置付けられ、そこから単一のテーパー付き開口手段が延在し、b)は、リザーバから開口手段を除去した状態を示す。
本発明によれば、除毛及び流体塗布装置(1)は、除毛手段(2)、流体分配手段(3)、流体リザーバ(10)、及び支持体(4)を備える。除毛及び流体塗布装置(1)は、上部分(5)及び下部分(6)を備えてもよく、それぞれが、関連する正面及び背面(7、8)を有する。
除毛手段
単一又は複数、すなわち、少なくとも2つの刃、又は3つの刃、及び任意追加的に、関連付けられるかみそりハウジング又はそのためのカートリッジ、フォイル、スクレーパ、又はメッシュ等の、当該技術分野既知の任意の除毛手段(2)を本明細書で使用することができる。好ましくは、除毛手段は、ガード及びキャップを備え、キャップとガードとの間には、少なくとも1つの刃が位置する。より好ましくは、除毛手段(2)は、ハウジング及びキャップを有するかみそりカートリッジと、ハウジング上に位置するガードと、キャップとガードとの間に位置付けられた少なくとも1つの刃(複数可)とを備える。単一の刃のカートリッジを有するこのタイプの実施形態は、毛髪、皮膚、及び剃毛組成物等の剃毛残屑がカートリッジを容易に通過することを可能にし、それによって詰まりを防止するので、特に有益である。
流体分配手段
適切な流体分配手段(3)は、ユーザの皮膚に対して該手段を適用するときに、流体を分配することができる任意の材料を含む。分配速度は、ユーザの皮膚に対して分配手段に適用される圧力の量を調節することによって、消費者が容易に制御することができる。
適切な材料としては、連続気泡発泡体及び独立気泡発泡体、織布、不織布、単一又は複数の穿孔又は有孔フィルム、剛性又は半剛性の成型プラスチック、並びにこれらの組み合わせを含む、発泡体が挙げられる。流体分配手段は、同じ又は異なる材料とすることができる、単層又は複数層の材料を含むことができる。かかる層状の実施形態は、上下に重ねて層状にすることができ、それによって、各層を皮膚接触面に面する表面に向かって延在させるか、又は皮膚接触面に直接面して各層を互いに隣接して層状にすることができる。
好ましくは、流体分配手段(3)は、発泡体によって、より好ましくは連続気泡発泡体によって提供される。適切な材料としては、当該技術分野で既知であり市販の天然スポンジ、セルロース、ポリエチレン、ポリウレタン、及び他の合成発泡材料が挙げられる。発泡材料は、皮膚の上へ分配された流体を保持し、分配し、広げるように機能することができ、それによって、消費者によるユーザの皮膚の上への流体のより制御された塗布を可能にするので、特に有利である。
好ましい一実施形態では、流体分配手段は、除毛後の残屑収集器としても機能することができ、よって、除毛過程の後に皮膚上に残っている毛髪及び/又は流体の少なくとも一部を収集するように作用するように選択される。かかる実施形態のための適切な材料としては、発泡体、好ましくは連続気泡セルロース発泡体が挙げられる。あるいは、流体分配及び残屑収集の両方を提供するために、材料の組み合わせを利用することができる。適切な組み合わせとしては、例えば、連続気泡発泡体、及び独立気泡発泡体、又は発泡体及び不織布シート材料の複合材が挙げられる。
流体分配手段は、好ましくは、約0.8cm2〜約35cm2、好ましくは約5cm2〜約15cm2、より好ましくは約8cm2〜約10cm2の皮膚接触面積を有する。
流体分配手段には、下で論じられるように、リザーバと流体連通している少なくとも1つの孔又は開口部で証明することができる。
支持体
除毛及び流体塗布装置(1)は、ユーザが装置を保持し、制御すること、及び除毛手段及び流体分配手段を互いに対する所定の位置に確実に設置し、位置付けること、の両方を可能にするために、支持体(4)を更に備える。支持体(4)は、典型的に、上部分及び下部分を有し、また、主正面及び背面を有することができる。除毛手段(2)及び流体塗布手段(3)は、支持体(4)上の任意の適切な場所に位置付けることができる。かかる位置には、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)が共に支持体の上部分上に位置すること、及び若しくは共に支持体の正面又は背面上に位置すること、並びに又は1つが上部分上に位置し、1つが下部分上に位置することが含まれるが、これらに限定されない。一実施形態では、除毛手段及び流体分配手段は、反対面上に、すなわち支持体の正面及び背面それぞれに位置する。これは、除毛手段及び流体分配手段が、単一の装置上に含まれるが、いかなる干渉も伴わずに互いに独立に使用することを可能にし、それによって、消費者が、除毛装置の使用前又は使用後に、流体組成物を所望の身体表面に効果的に塗布することを可能にする。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらが水平面にほぼ整列するように位置付けることができる。あるいは、除毛手段及び流体分配手段は、除毛手段が少なくとも部分的に流体分配手段の上側にある状態、又は同様にその逆の状態のいずれかにオフセットすることができる。支持体(4)は、典型的に、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)に隣接した上部分(5)から、下部分(6)に向かって延在する。下部分(6)は、消費者が、装置(1)を容易に保持し、制御することを可能にする。
流体分配手段(3)及び除毛手段(2)は、好ましくは、装置(1)の支持体(4)の一部分に、好ましくは該装置の上部分に独立に固定される。適切な固定手段としては、接着剤、超音波溶接、両面テープ、リベット、クリップ、又は他の機械的手段、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、流体分配手段(3)及び/又は除毛手段(2)は、それぞれ、正面及び/又は背面の幅の少なくとも一部分に沿って、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%、更に好ましくは少なくとも90%に沿って独立に延在する。別の実施形態では、流体分配手段(3)及び/又は除毛手段(2)は、正面(7)及び/又は背面(8)の幅の少なくとも95%に沿って、好ましくは少なくとも99%に沿って独立に延在する。
好ましくは、支持体(4)は、消費者が装置を保持し、皮膚上に流体を塗布し分配するか、又は皮膚上に除毛装置を適用することを可能にするように、装置に十分な剛性を提供する。
本発明によれば、支持体(4)は、カートン用板紙、好ましくはキャリアボードから形成されている。支持体は、その中に開口部を有する、単一又は複数の板とすることができ、及び/又はスカフォード、ケージ、メッシュ、格子、若しくはスケルトン構成の形態、又はこれらの組み合わせとすることができる。支持体は、任意の適切なボール紙、キャリアボード、カートン用板紙、板紙、又は液体包装用板紙から形成することができる。かかる用語は、本明細書で互換的に使用される。かかる板紙は、典型的に、回収した繊維又は古紙を含む、木材又は植物に基づくパルプ源等のセルロース繊維から製造される。カートン用板紙は、単層又は多層とすることができる。カートン用板紙は、粘土、炭酸カルシウム、及び二酸化チタン等の色素被覆を含むことができ、かつ/又は接着剤及び/若しくはスチレンブタジエン等の結合剤を含むことができる。支持体は、好ましくは、特に水の存在下での消費者の取り扱い性を改善するために、及び支持体の触覚又は把持を改善するために、及び印刷をより容易に可能にするために、ワックス又はポリマー(複数可)等の適切な撥水材料で主正面及び/又は背面の少なくとも一方を表面処理することができる。材料は、波状である一部分を少なくとも有することができる。一実施形態では、カートン用板紙は、湿潤強度を更に改善するために、積層させることができる。支持体は、単一片の材料から、又は接着剤等の既知の手段を使用して接合される2片以上の材料から形成することができる。
理論に束縛されるものではないが、カートン用板紙を支持体に使用することは、多数の利点を提供する。カートン用板紙は、高価なツーリングを必要とすることなく製造過程に容易に組み込むことができ、また、所望の形状に容易に切断される。更に、下で説明されるように、カートン用板紙には、所望の折り線又は刻み線も容易に生成される。カートン用板紙は更に、頑丈だが軽量な支持体を提供するために、所望の厚さと強度の比率、及び密度を提供する。結果的に、カートン用板紙支持体は、改善された消費者の使用経験のための所望の柔軟度を有し、一方で、十分な強度を維持する装置を提供することができ、よって、消費者は、下で例示されるように、除毛又は流体塗布過程と関連付けられる所望の力を及ぼすことができる。本明細書で使用するためのカートン用板紙は、約200g/m2からの、好ましくは約225g/m2からの、より好ましくは約250g/m2からの基本重量を有することができる。カートン用板紙は、約0.25mmからの、好ましくは約0.3mmからの、及び好ましくは1.5mm未満の厚さを有することができる。
支持体は、任意の形状又は構成をとることができるが、消費者が保持するのに適したものであり、また、除毛手段及び流体分配の場所を固定することができることを条件とする。適切な構成としては、ほぼU字形状、V字形状、ダイヤモンド形状、S字形状、ほぼ平坦な形状、曲線形状、及びこれらの組み合わせが挙げられる。形状は、好ましくは、人間工学的であり、消費者による容易な取り扱いを可能にすべきである。一実施形態では、支持体の上部分の少なくとも一部分は、全般的に又はほぼ平坦である。
支持体は、流体リザーバ内に、リザーバと一体的に、又はリザーバの外部に提供することができる。一実施形態では、支持体手段は、(図1a、1b、6a、及び6bに示されるように)リザーバの外部にあり、また、主正面及び若しくは背面、又は垂直縁部のいずれかにおいて、部分的にリザーバを囲む。支持体は、好ましくは、使用中に、流体リザーバを完全には囲まない。かかる実施形態は、流体リザーバの偶発的な破裂からの保護を提供し、かつ消費者が圧力をリザーバに及ぼして、リザーバの中に含まれる流体を支持体を介して吐出させることを可能にする。
代替の実施形態では、支持体は、リザーバ内に含まれる。かかる実施形態では、支持手段は、その中に含まれる流体に対して不活性であるように選択される。別の代替の実施形態では、支持体は、外部の正面又は背面のうちの1つに位置付けられたリザーバの外部にあり、また、支持体によって囲まれない。
一実施形態では、支持体は、全般的に又はほぼ平坦とすることができる。支持体には、典型的に、少なくとも下部分において縦方向に延在して、又は下部分において横方向に延在して、又はそれらを組み合わせて位置付けられた、少なくとも1つの、好ましくは少なくとも2つの所定の折り線(変形線)及び/又は刻み線を提供することができる。一実施形態では、折り線(複数可)は、少なくとも上部分に位置付けられ、また、ほぼ水平に延在させることができる。代替の実施形態では、折り線(複数可)は、典型的に、上部分まで延在しない。折り線は、好ましくは、平坦な支持体が3D形状を形成することを可能にするように形成され、消費者が、装置を容易に保持すること、及び/又は輪郭を形成すること、又は流体分配手段から除毛手段を分離することを可能にする。あるいは、折り線(複数可)は更に、予め形成された3D支持体に更なる構造を提供すること、及び/又は輪郭を形成すること、又は流体分配手段から除毛手段を分離することができる。支持体は、図8a、8b、8c、6a、及び6bに示されるように、リザーバ内に、又はその外部に形成するときに、折り線を有することができる。
代替の実施形態では、支持体には、除毛及び流体分配装置を使用前及び/又は使用後に、より好都合なサイズに折り畳むことを可能にするために、少なくとも1つの、好ましくは少なくとも2つの折り線が提供される。折り線はまた、装置を折り畳むために使用することもでき、よって、除毛手段及び/又は流体分配手段は、少なくとも部分的に覆われ、それによって、清潔で汚染物質を含まない状態を維持し、更には、不用意な損傷を防止する。これは、消費者が装置を家庭から持ち運ぶ場合に特に有利である。
折り線は、好ましくは、消費者が使用前又は使用後に装置を容易に展開することができるように、弾性である。
別の実施形態では、支持体には、好ましくは、複雑な旋回ユニットを必要とすることなく、支持体と、除毛装置及び/又は流体分配手段との間にある程度の旋回運動を提供するために、所定の折り線を提供することができる。代替の実施形態では、折り線は、流体分配手段と除毛手段とを互いに分離することができ、これは、流体リザーバを開口することを容易にし、かつ/又は使用中の装置の取り扱いを改善することができる。
リザーバ
装置は更に、少なくとも1つの密閉流体リザーバ(10)、好ましくは可撓性リザーバを備える。リザーバ(10)は、装置の上部分(5)から下部分(6)まで延在させることができ、また、流体、ペースト、又はゲルを含む。本発明のリザーバは、流体を含むための任意の適切なリザーバとすることができる。好ましくは、リザーバは、流体を含むための可撓性リザーバであり、ユーザによる圧力の適用に応じたリザーバからの流体の放出を容易にする。
リザーバは、典型的に、正面及び背面、並びに少なくとも1つの側縁部(15)を有し、好ましくは、リザーバは、2つの側縁部(17)並びに1つの頂部(18)及び底縁部(19)を有する。縁部は、リザーバ(10)の外周部を画定することができる。縁部は、好ましくは直線状であるが、例えばそれぞれの隅部において、ある程度の湾曲を呈することができる。流体リザーバは、流体を含む主本体部分(20)を有する。少なくとも1つの密閉縁部(15)は、好ましくは、リザーバ(10)の頂縁部(18)上に位置する。
流体リザーバは、流体を含むのに適した任意の材料又は材料の組み合わせ、すなわち液体不浸透性の材料又は複合材から提供することができる。一実施形態では、リザーバは、プラスチックフィルム等のポリマーフィルムから、及び/又は積層プラスチックフィルムから、又は、例えば、PET/VMPE、PET/Foil/PE(好ましくは、金属フォイル、例えばアルミニウム)、PET/LLDPE、PET/PE−EVOH−PE、又はSURLYN(商標)、又は好ましくは熱密閉技法によって密閉することができる他の市販の材料等の、複合材料から形成されている。積層フィルムは、熱、圧力、又は接着剤等の、当該技術分野既知の任意の方法によって形成することができる。材料は、リザーバの容量、並びに該リザーバに含まれる流体の密度及び体積、並びに特定の用途に必要とされる強度及び柔軟性に応じて選択することができる。材料は、透明又は不透明とすることができ、後者は、流体の劣化を防止するための特定の用途を有することができる。主正面若しくは背面(複数可)又はその一部分等のリザーバの外面又は少なくともその一部分は、職布、不職布、並びに/又はシリコーン及びゴム等のポリマー等の、消費者が好む触覚の表面を提供するために追加的な材料で被覆することができる。加えて、リザーバの外面には、リザーバの内容物、使用説明書、流体を保持し、分配するための推奨される取り扱い位置等の情報を消費者に通知する指示を提供することができる。
リザーバ(10)は、単一シートの材料から形成することができ、該シートは、リザーバ(17)を形成するために、折り畳んで、頂部縁部(18)及び底部端縁部(19)並びに一方の側縁部で密閉する、好ましくは熱密閉する。任意追加的に、外周部シールを形成するために第2の密閉を行うことができる。別の実施形態では、リザーバは、リザーバを形成するために頂部、底部、及び側縁部全体に沿って密閉される、少なくとも2シートの材料から形成することができる。リザーバの縁部は、好ましくは、ほぼ直線状であるが、部分的に湾曲させることができる。リザーバは、その外周縁部全体に沿って密閉することができる。あるいは、リザーバは、押し出し加工又はブロー成型技法によって形成することができ、また、1つの単一の密閉縁部を備え、いかなる追加的な外周縁部シールも備えないことができる。リザーバは、任意の形状とすることができるが、典型的には、ほぼ長方形、正方形、楕円形、又は円形であり、好ましくはほぼ長方形である。
リザーバ(10)は、異なる組成物を塗布することを可能にするために、及び/又は同じ若しくは類似する流体組成物(複数可)の複数の塗布を可能にするために、1つ又は複数の、すなわち2つ以上の別個の流体区画を備えることができる。各別個の流体区画は、好ましくは、下に記載されるように、リザーバと関連付けられる開口手段又はタブを有する。追加的なシールの提供によって2つの区画に分割される1つの区画を有するリザーバを形成することによって、複数の区画を提供することができる。
ある特定の実施形態では、流体リザーバは、その内面又は外面のうちの1つの少なくとも一部分において、支持本体(4)に付着させることができる。接着剤、超音波溶接、両面テープ、リベット、クリップ、又は他の機械的手段、及びこれらの組み合わせ等の、リザーバを付着させるための任意の適切な手段を使用することができる。
容量
流体リザーバの容量は、最終用途及び使用状況に応じて、換言すれば、単回使用を意図するか、又は複数回使用を意図するかに依存して選択される。美容及びグルーミング用途の場合、流体リザーバは、約1ml〜500ml、好ましくは約1ml〜100ml、より好ましくは1ml〜15ml又は10ml〜25mlの容量を有することができる。流体リザーバは、典型的に、開口時の不用意な流出を防止するために、少なくとも約75%、好ましくは少なくとも80%の容量まで充填される。
開口手段
流体リザーバには更に、該リザーバ(10)を開口し、それによって、リザーバ(11)と流体分配手段(3)との間に流体連通を形成するために、開口手段(11)を提供することができる。任意の適切な開口手段を使用することができる。開口手段は、単回使用の開口手段とすることができ、又はリザーバの再利用を可能にするために再密閉可能とすることができる。適切な開口手段としては、プルタブ、プルストリング、フォイルループ、スナップシール、穴あけ器、圧力破裂シール、及びティアーストリップが挙げられる。再密閉可能な開口手段の例としては、ねじ蓋、接着性タブ、Velcro(商標)等のフック・ループ式ファスナー、Ziploc(商標)等のプラスチックジップ、押圧シール、ストッパキャップ又はプラグ、スクイズ弁及び一方向弁等の弁、並びに例えば飲料容器に見られるような、及び当業者に知られている他のタイプの市販の密閉方法が挙げられる。
一実施形態では、リザーバには、2つの表面を有する少なくとも1つの密閉縁部(15)が提供され、開口手段(11)は、該2つの表面の間に剥離可能に付着され、そこから外方に延在する。ユーザが該開口手段(11)を取り外すと、開口部(16)が密閉縁部(15)に形成されて、ユーザがリザーバ(10)に含まれる流体を分配することを可能にする。
流体リザーバ(10)には更に、リザーバの密閉縁部を開くための開口手段又はタブ(11)を提供することができる。開口手段又はタブ(11)は、開口過程を開始するために、その遠位端で、又は存在すればタグによって、消費者が容易に把持することができる。典型的に、消費者は、開口手段をリザーバから離れる方向に引っ張り、それによって、密閉縁部(15)の一部分を破裂させて、そこからの開口手段の取り外し又は部分的な取り外しに応じて開口部を作成する。次いで、リザーバに含まれる流体をユーザが分配することができる。
故に、開口手段(11)は、少なくとも1つの密閉縁部(15)を提供するために密閉される2つの接触面の間に剥離可能に付着され、そこから外方に延在する。底開口手段又はタブは、近位端(22)及び遠位端(23)を有することができる。近位端(22)の少なくとも一部分は、密閉縁部(15)の2つの接触面の間に剥離可能に付着され、遠位端(23)は、そこから外方に延在する。開口手段(11)を密閉端部(15)の2つの表面に剥離可能に付着させるために、接着剤、熱及び圧力密閉、好ましくは熱密閉が挙げられるが、これらに限定されない、任意の手段を使用することができる。開口手段(11)は、典型的に、下で論じられるように密閉して密閉縁部(15)を形成する前に、2つの隣接する表面の間に位置付けられている。開口手段を含む密閉縁部は、好ましくは、リザーバの頂部密閉縁部に提供される。
開口手段は、上で説明されるようなリザーバ材料に使用される同じ又は異なる材料又はフィルム等の、任意の適切な材料から提供することができる。適切な材料としては、金属、綿、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、プラスチック等のポリマー、積層、被覆、又はワックス塗布することができるボール紙及び紙等のセルロースに基づく材料が挙げられるが、これらに限定されない。開口手段は、可撓性又は剛性とすることができる。
開口手段は、任意の好適なサイズ、形状、及び幾何学的形状を有することができるが、但し、開口手段を、密閉縁部の2つの表面の間に剥離可能に付着させることができ、また、消費者の指によって容易に把持することができることを条件とする。好ましくは、開口手段は、ほぼ平坦である。美容及びグルーミング用途の場合、開口手段又はタブは、約0.1mm〜2.5cm、好ましくは約0.5mm〜1cmの幅、及び約1cm〜15cm、好ましくは約2cm〜10cmの長さを有することができる。しかしながら、代替の用途は、幅が2cm〜10cm及び長さが10cm〜50cmの寸法を必要とする場合がある。シールから延在し、消費者が明確に視認できる開口手段の遠位端は、対称的又は非対称的で、均一又は非均一な断面とすることができる。
開口手段は、該少なくとも1つの密閉縁部から延在し、そこから遠位のある点で終端する、単一のタブ、ストリング、又はスレッドを含むことができる。あるいは、開口手段は、該少なくとも1つの密閉縁部から延在して、(図1a及び1bに示されるような)ループを形成する、タブ、ストリング、又はスレッドとすることができる。そのような実施形態では、ループの近位端は、該少なくとも1つの密閉縁部に剥離可能に付着させることができる。遠位端はまた、密閉縁部の2つの表面の間に付着させること、又は密閉縁部の外面又はリザーバの正面若しくは背面に付着させること、又は開口手段の遠位端の一部分に付着させることもできる。一実施形態では、近位端及び遠位端はどちらも、密閉縁部の2つの表面の間に剥離可能に付着される。一実施形態では、タブには、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つのタインを、開口手段の近位端の少なくとも一部分に提供することができる。タインは、密閉縁部を形成する2つの表面の間の近位端の一部分に存在させることができ、また、リザーバの内部空洞の中へ延在させることができる。タインはまた、存在する場合は、一部の遠位端の中へ延在させることもできる。タインは、リザーバから開口手段を取り外したときの、より均一な開口部の作成、又は所望に応じて、2つ以上の開口部の作成を補助することができる。かかる複数の開口部は、リザーバから表面に分配するときの、流体のより均一な分配を補助することができる。
開口手段又はタブが密閉開口部から遠位のある点で終端する実施形態の場合、タブは更に、それに付着されるタグを備えることができる。タグは、消費者が把持し、その後に引っ張って、密閉縁部から開口手段を取り外すか、又は少なくとも部分的に分離する、より大きい表面積を提供するために、好ましくは、開口手段又はタブの遠位端よりもかなり幅が広い。代替の実施形態では、タグは、消費者が把持し、開口手段の上を引っ張ることを可能にするために、開口手段の遠位端に付着されるループの形態とすることができる。タグは、任意の形状とすることができ、また、好ましくは少なくとも0.1mm、好ましくは少なくとも2mm、より好ましくは少なくとも5mm、更に好ましくは2mm〜40mm、最も好ましくは5mm〜20mmの幅又は直径を有することができる。幅は、均一とすることができ、又は、テーパー付きとすることができる。開口手段の遠位端がループの形態である実施形態の場合、かかるタグは、消費者が開口手段を把持するための追加的な補助を提供するために、ループのほぼ中間点に提供することができる。開口手段がストリング又はスレッドである実施形態の場合、タグは、開口手段の遠位端にノット又はループを提供することによって形成することができる。タグは、開口手段と同じ又は異なる材料から提供することができる。一実施形態では、タグは、好ましくは消費者が好む触覚の表面を提供するように、異なる材料から形成されている。
開口手段又はタブは、展開した、又は折り畳んだ構成で提供することができ、該構成は、存在する場合はタブによって適所に保持することができ、また、使用前に展開される。
開口手段又はタブ、及び/又はタグには、タブの場所、及び/又は好ましい把持場所、及び/又は開口手段又はタブを引っ張って開き、リザーバからタブを少なくとも部分的に分離するか、又は取り外す方向を消費者に通知する指示を提供することができる。指示は、区別した色及び/又はシンボルの形態とすることができる。
開口手段又はタブ(11)の近位端(22)の一部分は、少なくとも1つの密閉縁部(15)を超えて、リザーバ(10)の内部空洞(21)の中へ延在させることができる。かかる実施形態は更に、密閉縁部(15)の2つの表面の間への開口手段(11)の付着を確実にすることができる。リザーバの内部空洞(21)の中に位置する開口手段又はタブ(11)は、リザーバから外方へ延在する、開口手段又はタブの遠位部分と同じ又は異なる形状を有することができる。一実施形態では、リザーバの空洞の中へ延在する近位端の一部分は、ループの形態である。そのような実施形態では、密閉縁部から延在する開口手段の遠位端もまた、ループの形態とすることができ、又はそうでない場合もある。
リザーバの内部空洞の中へ延在する開口手段の近位端の一部分は、リザーバの内面に付着させるか、又は部分的に剥離可能に付着させることができる。
開口手段がループである実施形態の場合、遠位部分はまた、リザーバ内部の中へ延在させることもできる。
一実施形態では、リザーバの内部空洞(22)の開口手段又はタブ(11)の近位端(21)の一部分は、密閉縁部(15)の2つの表面の間の開口手段の近位端(22)の一部分よりも大きい幅を有する。あるいは、内部空洞の中の開口手段の近位端の一部分は、密閉縁部から外方へ延在するタブの遠位部分よりも大きくすることができる。理論に束縛されるものではないが、リザーバの内部空洞の中の開口手段の近位端の一部分の幅を増加させると、消費者が開口手段の遠位端上で引っ張るときに、より大きい力を密閉縁部に及ぼす結果になると考えられる。それによって、これは、リザーバからの開口手段の取り外し、又は部分的な取り外しのときのシールの開口を更に改善し、また任意追加的に、接着剤等の任意の残屑を除去することもできる。リザーバの内部空洞の中へ延在する開口手段又はタブの近位端の一部分は、縁部シール又はそこから外方に延在する遠位端の間のその一部分に、異なる材料から提供することができる。材料は、リザーバ内に含まれる流体に対して不活性であるように選択される。遠位端がストリング又はスレッドによって提供される実施形態の場合、幅は、ノット又は少なくとも1つのタグの提供によって増加させることができる。
別の実施形態では、開口手段又はタブは、少なくとも一部分を、好ましくは遠位端及び/又は近位端全体をテーパー付きとすることができる。開口手段は、密閉縁部の2つの表面の間に剥離可能に付着される近位端の少なくとも一部分において、テーパー付きとすることができる。したがって、開口手段は、近位端又は遠位端の一部分に、密閉開口部を形成する2つの表面の間に位置付けられた開口手段の近位端の一部分よりも大きい幅を有することができる。同様に、開口手段の近位端の一部分は、密閉縁部の2つの表面の間に位置付けられた近位端の一部分の幅よりも大きい幅を有することができる。テーパーは、例えば砂時計又は矢じり形状を提供するように、直線状又は曲線状とすることができる。これは、近位端がリザーバの空洞の中へ延在する実施形態の特定の利点である。開口手段を取り外すために力を及ぼすと、密閉縁部の2つの表面の間に位置する近位端の一部分の幅よりも大きい幅を有する、リザーバの空洞の中に位置付けられたその近位端の一部分が、密閉縁部に対して押し付けられ、シールを破裂させ、それによって、開口部を作成し、かつ/又は開口部(複数可)を拡大させる。
開口タブは、少なくとも1つの密閉縁部に沿った任意の位置に位置付けることができる。好ましくは、開口タブは、該密閉縁部のほぼ中間点に位置するが、密閉縁部の隅部の中間点の左側又は右側の位置に、又は密閉縁部の隅部に、又は密閉縁部の隅部に向かって位置させることができる。
開口手段又はタブがループの形態で提供され、遠位端及び近位端が密閉縁部の2つの表面の間に剥離可能に付着される一実施形態では、開口手段及びリザーバは、好ましくは、リザーバと同じ又はほぼ同じ材料から提供される。かかる材料には、好ましくは、熱密閉を可能にするために積層材料によって容易に提供することができる、表面毎に異なる特性を提供することができる。密閉縁部の内面に接触するループ積層体の外面は、密閉縁部においてリザーバの積層フィルムの表面に弱く接着するように選択される。理論に束縛されるものではないが、これは、力を加えて開口手段を取り外す、又は部分的に取り外すときに、開口するためにあまり力を必要としないシールをもたらすと考えられる。これは、多層状の複合材フィルム、例えば(PET/VMPE)及び他の市販のフィルムに特に有利である。
密閉縁部の2つの表面の間の開口手段の近位端の一部分を剥離可能に付着させることに加えて、開口手段の遠位端又は近位端の一部分は、リザーバへの少なくとも1つの追加的な付着を、好ましくは剥離可能な付着部を有することができる。かかる付着部は、リザーバの外面又は内面に存在させることができる。開口手段及び/又はリザーバが、それらを製造する際に接着剤を利用する積層材料を利用する実施形態は、かかる付着部の形成に対して特定の有用性を見出すことができる。理論に束縛されるものではないが、接着剤は、特に熱及び/又は圧力の適用により、密閉縁部の、及び/又は開口手段の縁部の外周の周囲で積層体から滲出し、それによって、追加的な付着部をもたらす場合があると考えられる。
首部分
好ましい一実施形態では、リザーバは、主本体(20)を備え、該主本体には更に、そこから延在する首部分(28)が提供される。首部分(28)の存在は、改善された流体流の制御を可能にし、また、リザーバを付着させることができる装置との改善された接続も可能にすることができる。少なくとも1つの密閉縁部(15)は、リザーバの本体部分に位置させることができ、又は図9aに示されるように首部分(28)の中に位置させることができる。好ましくは、少なくとも密閉縁部は、存在する場合は、首部分に位置する。リザーバの頂部及び側縁部は、存在する場合は、それぞれ、本体から首部分まで延在する。
首部分は、好ましくは、その頂縁部から延在する本体部分の幅のほぼ中間点に位置する。代替の構成としては、首部分が中間点からオフセットされる、又は本体部分の上隅縁部のうちの1つに向かって位置する実施形態が挙げられる。首部分は、本体部分の側縁部の長さの最大50%の長さまで延在させることができる。かかる実施形態では、リザーバの側縁部は、首部分の側縁部を形成するために、本体部分から延在させることができ、同様に、リザーバの頂縁部又は頂縁部の一部分は、首部分の中に位置することができる。好ましくは、首部分は、リザーバの主要正面又は背面の本体部分の幅の好ましくは75%未満、好ましくは50%未満、より好ましくは40%未満、リザーバの本体の幅よりも小さい幅を有する。
首部分は、任意の適切な形状を有することができ、また、対称的又は非対称的とすることができ、好ましくは、開口部に向かう流体の流れを高めるように選択される。首部分は、リザーバを出る流体の収束を支援するテーパー付き首部を提供するために、ほぼ垂直又はある角度にすることができる、ほぼ直線状の側部又は曲線状の側部を有することができる。
好ましい実施形態では、開口手段は、図1a及び1bに示されるように、消費者が遠位端又はタグに容易を容易に利用することができるように、リザーバから、流体支持体(4)及び/又は分配手段(3)を通って、少なくとも装置の正面まで延在する。かかる実施形態では、流体分配手段(3)には、開口手段(11)が流体分配手段(3)を通過することを可能にするようにサイズ決定された、少なくとも1つの孔又は開口部(9)を提供することができる。かかる開口部(9)はまた、リザーバから皮膚に流体を送達するように機能することもできる。
流体リザーバに、好ましくは、首部分が提供される実施形態の場合、首部分は、流体分配手段に向かって延在させることができ、更に好ましくは、少なくとも一部分を、開口部又は開孔を介して、流体分配手段内に、又はその上へ、又はそれを通して延在させることができ、それによって、流体リザーバと流体分配手段との間に流体経路を作成することができる。開口手段は、典型的に、存在する場合は、首部分に位置する。
流体分配手段は、該開口手段及び該リザーバと流体連通している、少なくとも1つの流体経路を有する。支持体が流体リザーバと流体分配手段との間に位置付けられている実施形態の場合、支持体には、リザーバの一部分が少なくとも部分的にそこを通って延在する開口部を提供することができる。あるいは、流体リザーバは、流体分配手段を利用するために、支持体の周りに延在させることができる。
キャップ/カバー
除毛及び流体塗布装置は更に、複数回使用の実施形態の場合、使用前に、使用中に、及び使用後に除毛手段及び/又は流体分配手段を保護するために、キャップ(複数可)、及び/又はカバー(複数可)、及び/又は使い捨て式シール若しくは剥離ライナーを備えることができる。フローラップ等の任意の適切なキャップ又はシールを使用することができる。カバーは、加えて、装置を完全に覆い、囲むこともできる。キャップは、支持体について記載される材料と同じ材料で、又は異なる材料で提供することができる。キャップ又はカバーは、支持体と一体的とすることができ、又は支持体とは別個とすることもできる。
流体
リザーバは、皮膚及び/若しくは剃毛ケア活性物質、並びに/又は除毛若しくは脱毛組成物を含むことができる、液体、ゲル、又はペーストを含むことができる。組成物は、水性、油中水型、又は水中油型乳濁液とすることができる。
除毛装置で使用する組成物を選択するときに、分配した後に皮膚又はかみそりから流れ落ちない、十分に濃厚で粘度のある組成物を選択することが特に望ましくなり得ることが分かっている。加えて、剃毛前の毛髪への水分補給、除毛過程中の皮膚の保湿、剃毛中の摩擦を低減するための肌の潤滑が挙げられるが、これらに限定されない、複数の利益を可能にするために、流体分配除毛装置で使用するための保湿組成物が望ましくなり得る。保湿には、皮膚若しくは毛髪の水分補給、又は水分損失を防ぐための皮膚若しくは毛髪の閉塞、又は流体分配装置と皮膚との間の滑りを高め、かつ摩擦を低減するための毛髪若しくは皮膚の潤滑を含むことができることを当業者は理解するであろう。

本発明の剃毛ケア組成物は、水を含む。一実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約30重量%の水を含む。代替の実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約40重量%の水を含む。代替の実施形態では、剃毛ケア組成物は、少なくとも約50重量%、より好ましくは少なくとも60重量%、更に好ましくは少なくとも80重量%、更に好ましくは少なくとも90重量%の水を含む。高レベルの水を有する組成物は、組成物を皮膚に塗布する、又は塗布後に組成物を皮膚から除去するための追加的な水源を必要とすることなく、装置を使用することを可能にする。
親油性皮膚コンディショニング剤
本発明の剃毛ケア組成物は、1つ以上の親油性皮膚コンディショニング剤を含むことができる。皮膚コンディショニング剤の濃度レベルは、単独的又は集合的に、ベース組成物の約1%〜約50重量%、好ましくは約10%〜約40%、より好ましくは約13%〜約30%の範囲とすることができる。例示的な皮膚コンディショニング剤としては、炭化水素、重合炭化水素、エステル、エーテル、及びアルキルエーテル、鉱油、イソパラフィン、C20を超える水素化ポリイソブテンからなる群から選択されるシリコーン、並びに分岐C16〜C22アルキル鎖で構成されるエステル、及び直鎖又は分岐C1〜C6アルキル鎖からなる群から選択されるモノアルキル基が挙げられる。いくつかの好ましい皮膚コンディショニング剤は、イソステアリン酸誘導体、例えば、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、PPG−15ステアリルエーテル、ペトロラタム、ジメチコーン、及びジメチコノール(dimethoconol)、並びにこれらの混合物を含む。
一実施形態では、2つ以上の炭化水素相が、乳化に先立ってプレブレンドされる。かかる成分のプレブレンドが、肌触りの改善につながり得ることが分かっている。例は、鉱油又はパルミチン酸イソプロピルとブレンドされたペトロラタムを含む。
皮膚コンディショニング剤はまた、本明細書で提供される組成物の摩擦係数を低減させるのを補助することもできる。摩擦の低減は、皮膚とかみそりの刃等の除毛装置とを1回以上接触させることによって生じ得る、皮膚の炎症の可能性を減少させることができる。この状況における皮膚コンディショニング剤の利用はまた、剃毛調製物に含まれる潤滑剤のタイプ及び濃度レベルに関して、配合の柔軟性も可能にすることができる。
本発明の一実施形態では、分散相皮膚コンディショナーの粒径は、分散相質量の95%で、20ミクロン未満、好ましくは15ミクロン未満、より好ましくは10ミクロン未満、最も好ましくは5ミクロン未満の平均粒径を有する。粒径は、Horiba粒径分析器を使用して測定され、D50値として報告される。理論に束縛されるものではないが、特に剃毛組成物がかみそりの刃の前に配置されている場合の剃毛中、又は組成物が皮膚に付着しているときのかみそりの再ストローク時に、分散した相の皮膚コンディショナーが皮膚に保持されるために、より小さい粒径が非常に重要である。皮膚は平面ではなく、小さい粒子ほど大きい粒子より簡単に皮膚の凹部内、及び毛嚢周りに付着して残留し得ることが認識されている。
増粘剤
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.1重量%〜約4重量%、あるいは約0.25重量%〜約3重量%の、1つ以上の増粘剤を含むことができる。
非限定的な増粘剤の種類としては、カルボン酸ポリマー、架橋ポリアクリレートポリマー。ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、粘土、及びゴム、並びに適切であればこれらの混合物から選択される増粘剤が挙げられる。一実施形態では、本明細書の組成物として、カルボン酸ポリマー、架橋ポリアクリレートポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、及びこれらの混合物から選択される、より好ましくはカルボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、多糖類、及びこれらの混合物から選択される、増粘剤が挙げられる。
好ましい増粘剤/懸濁化剤は、溶液内にあるときにずり減粘になる、電解質感応性ポリマーを含む。ずり減粘は、液体の広がり及び吸い上げを容易にする特性である。電解質感応性ポリマーが、所望の性能プロファイルを有することを発見した。理論に束縛されるものではないが、電解質感応性ポリマーは、皮膚に残った残留性の界面活性剤又は電解質と相互作用し、かみそり及び皮膚表面に広げるための潤滑剤及び/又は懸濁したコンディショニング剤を放出する。好ましい電解質感応性ポリマーとしては、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレート/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、ポリアクリル酸アンモニウム、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸/ジメチルアクリルアミドクロスポリマー、Seppicから購入可能なヒドロキシエチルアクリレート/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、又はLubrizolから購入可能なUltrez 10、Carbopol 934、Carbopol 980、及びETD 2050等のカルボン酸ポリマー(カルボマー)、又はClariantから購入可能なアクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/VPコポリマー、アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/VPコポリマー、アクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25クロスポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。最も好ましい電解質感応性ポリマーは、Sepigel 305(ポリアクリルアミド及びC13−14イソパラフィン及びラウレス−7)として入手可能なポリアクリルアミドである。
乳化剤
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約20重量%、あるいは約0.5重量%〜約15重量%、あるいは約1.0重量%〜約12重量%の、1つ以上の乳化剤を含むことができる。本明細書で使用するための、非限定的な乳化のための界面活性剤の例は、Allured Publishing Corporationによって発行された、McCutcheon’s,Detergents and Emulsifiers、North American edition(1986)、及びMcCutcheon’s,Functional Materials,North American Edition(1992)に開示されている。好ましい乳化剤は、非イオン性界面活性剤/乳化剤である。本明細書で非限定的な有用な乳化剤としては、アルキルグルコシド、アルキルポリグルコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルコキシル化脂肪酸エステル、スクロースエステル、アルコキシル化脂肪アルコール、アミンオキシド、及びこれらの混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。最も好ましくは、アルコキシル化脂肪族アルコール、アルキルグルコシド、及びこれらの混合物である。
一実施形態では、流体組成物は、約5%未満、又は約3%未満、又は約2%未満の1つ以上の泡立ち界面活性剤を含む。一実施形態では、流体は、泡立ち界面活性剤を含まないか、又は実質的に含まない。泡立ち界面活性剤は、水と組み合わせて、機械的に撹拌したときに気泡又は泡を発生させる界面活性剤として定義される。泡立ち界面活性剤としては、陰イオン、及び両性泡立ち界面活性剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。陰イオン泡立ち界面活性剤としては、サルコシネート、硫酸塩、スルホネート、イセチオネート、タウリネート、リン酸塩、ラクチレート、グルタミメート、8〜24個の炭素を有する脂肪酸のアルカリ金属塩(すなわち、石鹸)、及びこれらの混合物が挙げられる。
潤滑剤
流体組成物は、組成物の約0.1重量%〜約8重量%、あるいは約0.1重量%〜約5重量%、あるいは約0.2重量%〜約3重量%の1つ以上の潤滑剤を用いることができる。例示の潤滑剤としては、潤滑性水溶性ポリマー、非水溶性粒子、及びヒドロゲル形成(又は水膨張性)ポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。
有益な潤滑性水溶性ポリマーは、約300,000〜15,000,000ダルトンよりも大きい、好ましくは約1,000,000ダルトンを超える分子量を有してよい。好適な潤滑性水溶性ポリマーの非限定例としては、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、及びポリアクリルアミドが挙げられる。非限定的な、有用な非水溶性粒子としては、無機粒子又は有機ポリマー粒子が挙げられ得る。ヒドロジェル形成性ポリマーは、水中でおよそナノメートルスケールの組織化された3次元ドメインを形成する、典型的に親水性の高いポリマーである。追加のポリマー潤滑剤としては、ヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロース等のヒドロキシアルキルセルロースポリマー、カルボキシメチルセルロース、及びセルロースメチルエーテル等のセルロース誘導体、並びに、例えばキサンタンガム、カラギーナンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、及びヒドロキシプロピルグアーガム等の多糖類ガムが挙げられる。
感覚剤
本発明の一実施形態において、組成物は、感覚剤又は感覚剤の組み合わせを含むことができる。感覚剤は、熱変化、例えば加熱又は冷却の感覚を提供する材料とすることができる。出願人らは、この組成物を使用した感覚剤の添加により、より長続きする皮膚感覚及び快適さといった利益を提供することを発見した。非限定的な例としては、p−メタン−3,8−ジオール、イソプレゴール、メントキシプロパン−1,2−ジオール、クルクミン、メンチルラクテート、ジンゲロール、イシリン、メントール、茶木油、サリチル酸メチル、カンファー、ペパーミント油、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、N−[4−(シアノメチル)フェニル]−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサン−カルボキサミド、エチル3−(p−メンタン−3−カルボキサミド)アセテート、2−イソプロピル−N,2,3−トリメチルブチルアミド、メントングリセロールケタール、及びこれらの混合物が挙げられる。
ゲルネットワーク
流体組成物は、好ましくは、ゲルネットワーク相を実質的に含まない。本明細書で使用するとき、用語「ゲルネットワーク」とは、少なくとも1種類の脂肪族両親媒性物質を含む、層状の、又は小胞性の固体結晶相を指す。本発明は、約3%未満、あるいは約1%未満、あるいは約0.5%未満の少なくとも1種類の脂肪族両親媒性物質を含む。ゲルネットワークは、これらの系のすすぎ特性を低減させることが分かっている。脂肪族アルコールゲルネットワークは、長年化粧用のクリーム及び毛髪コンディショナーに使用されてきた。ゲルネットワークは、脂肪族両親媒性物質(例えば、セチル又はステアリルアルコール)及び親水性相(例えば水)によって形成される再固化液晶ゲル相である。この相は、親水性相で融解後に再固化過程を経ることによって形成される。ゲルネットワークは典型的に、それ自体の脂肪族両親媒性物質の溶解温度よりも低い温度遷移を有する。
任意の成分
流体組成物は更に、追加的な任意の成分を含むことができる。好適な追加の任意成分としては、香料、防腐剤、キレート剤、感覚剤(メンソール等)、落屑活性物質、抗アクネ剤、抗しわ/抗皮膚萎縮剤、老化防止剤/ラジカルスカベンジャー、フラボノイド、抗炎症剤、抗セルライト剤、表面麻酔剤、タンニング活性物質、皮膚美白剤、皮膚鎮静及び治癒活性物質、抗菌活性物質、日焼け止め活性物質、皮膚外観向上剤、湿潤剤、及び加湿剤(グリセリン、グリコール、ソルビット等)、並びにその他同種類のものが挙げられる。かかる任意成分は、米国特許出願第11/367,918号(2006年3月3日出願)に詳細に記載されている。好ましい追加の任意成分としては、サリチル酸、乳白剤(雲母及び二酸化チタン等)、香料、親水性コンディショニング剤(例えばグリセリン等)、及び皮膚感覚剤(メントール等)が挙げられる。
流体組成物は、サリチル酸、その異性体、互変異性体、塩、及びこれらの誘導剤を含むことができる。あるいは、組成物は、約0.001%〜約5%のサリチル酸を含む。あるいは、組成物は、約0.01%〜約2%のサリチル酸を含む。あるいは、組成物は、約0.1%〜約1%のサリチル酸を含む。理論に束縛されるものではないが、サリチル酸は皮膚上のアクネ治療に有効であると考えられる。更に、サリチル酸は、皮膚上のアクネの存在を治療及び/又は軽減することが可能である。本発明の剃毛ケア組成物によるかかる治療は、かみそりを介して皮膚に剃毛ケア組成物を適用することと、剃毛ケア組成物で治療された皮膚を剃毛することと、を伴う。
サリチル酸の誘導体としては、CH3基が個別に又は組み合わされてアミド類、エステル類、アミノ基類、アルキル類、及びアルコールエステル類によって置換されたあらゆる化合物が挙げられるが、これらに限定されない。サリチル酸の互変異性体は、互いに容易に変化でき、そのため通常は平衡状態で存在する、サリチル酸の異性体である。したがって、サリチル酸の互変異性体は、化学式C7H6O3を有すると記載することができ、一般にサリチル酸と類似の構造を有する。
本発明の組成物は、約0.001%〜約5%、あるいは約0.01%〜約2%、あるいは約0.1%〜約1%の、α−又はβ−ヒドロキシ酸、並びにその誘導体、塩、異性体、及びそれらの互変異性体を含み得る。α−及びβ−ヒドロキシ酸の非限定的な例としては、α−ヒドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシイソカプロン酸、α−ヒドロキシイソ吉草酸、アトロ乳酸、β−ヒドロキシ酪酸、β−フェニル乳酸、β−フェニルピルビン酸、クエン酸、ピルビン酸エチル、ガラクツロン酸、グルコヘプトン酸、グルコヘプトノ−1,4−ラクトン、グルコン酸、グルクロノラクトングルクロン酸、グルクロノラクトン、グリコール酸、ピルビン酸イソプロピル、乳酸、リンゴ酸、マンデル酸(amndelic acid)、ピルビン酸メチル(emthyl pyruvate)、ムチン酸、ピルビン酸、サッカリン酸、サッカリン酸1,4−ラクトン、酒石酸、及びタルトロン酸、並びにこれらの混合物が挙げられる。
乳白剤は、本発明の剃毛ケア組成物に添加されてよい。乳白剤は、無機又は有機化合物であってよい。無機乳白剤としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、雲母若しくは被覆雲母(チタン、スズ、若しくは鉄の酸化物、又はオキシ塩化ビスマスによる)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、オキシ塩化ビスマス、又はその他のミネラルが挙げられる。これらの化合物は、粉末、分散体、又は複合体として添加され得る。有機乳白剤としては、例えば、不透明乳濁液(例えば、スチレン/PVPコポリマー、ビニルポリマー、又はラテックスを含む)、1分子当たり14〜20の炭素原子を含むアミンの金属塩、1分子当たり14〜20の炭素原子を含むアルカノールアミド、1分子当たり14〜20の炭素原子を含む有機アルコール、ステアリン酸、グリコールモノ−又はジステアレート、プロピレングリコール及びグリセロールモノステアレート、並びにパルミチン酸の不溶性塩が挙げられる。これらの乳白剤の混合を使用してもよい。不透明化添加剤は、組成物の約1重量%〜約6重量%、好ましくは約2重量%〜約5重量%の量で典型的に含有される。
流体組成物は、硫化物塩、チオグリコール、チオグリセロール、チオグリコミド、チオグリコールヒドラジド、チオグリコール酸、カリウム等のチオグリコール酸塩、カルシウム及びアンモニウム、チオサリチル酸、チオリンゴ酸、チオ乳酸アンモニウム、システイン、並びにシステアミン等の、任意のケラチン還元剤が挙げられる、脱毛活性物質を含むことができる。還元剤は、組成物の約0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜15重量%、より好ましくは0.5重量%から10重量%の量で存在する。好ましくは、脱毛組成物は更に、pHを制御するために、ナトリウム又は水酸化カリウム、モノエタノールアミド等のアンモニアアルカノールアミド、及びこれらの混合物等の塩基を含むことができる。
具体的な実施形態
以下、本発明の具体的な実施形態を参照して、本発明を更に説明する。
図1a及び1bは、本発明の第1の実施形態を示す。この実施形態は、装置(1)の正面(7)の上部分(5)上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を備える、除毛手段(2)を備える。流体分配手段(3)は、背面(8)の上部分(5)上に位置する。流体分配手段(3)は、上部分(5)の背面(8)の幅全体をほぼ横断して延在する、スポンジを備える。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらがそれぞれの皮膚接触面に面して反対方向に位置するように、所定の位置に配設される。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、支持体(4)に固定される。支持体(4)は、撥水材料で被覆するか、又は積層させることができる、単一片のカートン用板紙から形成されている。カートン用板紙は、その中間点を中心にして折り畳んでU字形状を形成し、積層シートを備える流体リザーバ(10)が該U字形状の中に位置し、よって、支持体(4)は、該U字形状の中に保持される流体リザーバ(10)の正面及び背面をほぼ覆う。支持体(4)には、リザーバの一部分が挿入されて、流体分配手段(3)への液体経路を形成する、開口部が提供される。リザーバ(10)には、支持体開口部を通り、そして、分配手段(16)を通ってリザーバ(10)から延在する、プルタブ開口手段(11)が提供される。
図3a及び3bは、本発明の第2の実施形態の正面斜視図及び背面斜視図を記載する。この実施形態は、装置(1)の正面(7)の上部分(5)上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を有する、除毛手段(2)を備える。流体分配手段(3)は、背面(8)の上部分(5)上に位置する。流体分配手段(3)は、上部分(5)の背面(8)の幅全体をほぼ横断して延在する、スポンジを備える。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらがそれぞれの皮膚接触面にほぼ直径方向に対向し、面するように、所定の位置に配設される。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ほぼ平坦な支持体(4)に固定され、該支持体は、上部分(5)から下部分(6)まで延在して、使用時に消費者が保持する一部分を形成する。支持体(4)は、撥水材料で被覆するか、又は積層させることができる、ボール紙から形成されている。積層フィルムから形成されたリザーバ(10)は、支持体(4)の背面(8)に付着され、リザーバ(10)は、流体分配手段(3)と液体連通している。リザーバ(10)及び流体分配手段(3)は、装置のユーザが容易に取り外すことができる剥離層開口手段(13)によって密閉され、保護される。代替の実施形態において、リザーバは、流体分配手段から密閉され、スナップシールが開口手段を提供する。
図4a、4b、及び4cは、本発明の第3の実施形態を説明する。この実施形態は、装置(1)の正面の上部分(5)上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を有する、除毛手段(2)を備える。流体分配手段(3)は、背面の上部分(5)上に位置する。流体分配手段(3)は、上部分(5)の背面の幅全体を横断して延在する、スポンジを備える。積層フィルムから形成された流体リザーバ(10)は、流体分配手段(3)の真後ろに隣接して位置し、装置(1)の上部分(5)から下部分(6)まで延在する。除毛手段(2)及び流体リザーバ(3)は、ほぼ平坦な支持体(4)に固定され、該支持体は、上部分(5)から下部分(6)まで延在する。流体分配手段(3)は、装置のユーザが容易に取り外すことができる剥離層開口手段(13)によって密閉され、保護される。代替の実施形態において、リザーバは、流体分配手段から密閉され、スナップシールが開口手段を提供する。
支持体(4)は、撥水材料で被覆するか、又は積層させることができる、単一のボール紙から形成されている。支持体(4)には、所定の折り線(12)a、b、及びcが提供される。第1及び第2の折り線は、上部分(5)の除毛手段(2)及び流体分配手段(3)の長手方向軸に隣接してほぼ平行に位置し、第3の折り線は、第1及び第2の折り線とほぼ平行に、下部分の背面又は正面のいずれかに位置する。図4b及び4cの実施形態では、使用準備済みの構成が示され、それによって、除毛手段及び流体分配手段を利用することができる。図4aは、閉じた又は旅行時の構成を示し、それによって、除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、折り畳まれた支持体(4)によって部分的に囲まれる。装置(1)には、好ましくは、閉じた構成及び/又は使用準備済みの構成を維持するために、接着性タブ等の閉鎖手段が提供される。
図5a、5b、及び5cは、本発明の第4の実施態様を示す。この実施形態は、装置の正面の上部分上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を備える、除毛手段(2)を備える。流体分配手段(3)は、背面(8)の上部分(5)上に位置する。流体分配手段(3)は、上部分(5)の背面(8)の幅をほぼ横断し、下部分(6)に向かって延在する、スポンジを備える。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらがほぼ直径方向に対向し、それらのそれぞれの皮膚接触面に面するように、所定の位置に配設される。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ほぼ平坦な支持体(4)に直接的又は間接的に固定され、該支持体は、上部分(5)から下部分(60)まで延在して、使用時に消費者が保持する一部分を形成する。支持体(4)は、ボール紙から形成されている。積層フィルムから形成された密閉可撓性リザーバ(10)は、正面又は背面を完全に覆い、該フィルムは、他の表面の少なくとも一部分を覆って、支持体(4)を少なくとも部分的に囲むように延在する。流体リザーバ(10)は、流体分配手段(3)と流体連通し、該流体分配手段は、図5aに示されるように、装置のユーザが容易に取り外すことができる剥離層(11)によって密閉され、保護される。代替の実施形態において、流体リザーバは、流体分配手段から密閉され、スナップシールが開口手段を提供する。除毛手段は、剥離層(13)によって保護され、該剥離層を部分的に取り外した状態を図5cに示す。
図6a及び6bは、本発明の第5の実施形態を説明する。この実施形態は、装置(1)の正面(7)の上部分(5)上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を備える、除毛手段(2)を有する。流体分配手段(3)は、背面(8)の上部分(5)上に位置する。流体分配手段(3)は、上部分(5)の背面(8)の幅全体をほぼ横断して延在する、スポンジを備える。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらがそれぞれの皮膚接触面にほぼ直径方向に対向し、面するように、所定の位置に配設される。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ほぼ平坦な支持体(4)に固定され、該支持体は、上部分(5)から下部分(6)まで延在する。支持体(4)は、流体リザーバ(10)が挿入され、保持される中央開口部を有する、ボール紙フレームから形成されている。支持体(4)は、単一の折り畳んだ片で構成することができ、又はこの実施形態に示されるように、支持体は、2つのほぼ同じ片を備えることができ、各実施形態において、流体リザーバ(10)の側縁部は、任意の適切な手段によって互いに固定される2片の支持体(4)の間に位置する。リザーバ(10)は、支持体(4)と流体分配手段(3)との間で装置(1)の上部分(5)まで延在し、上部分(5)において支持体(4)に付着される。流体リザーバ(10)は、積層フィルムから形成されている。流体分配手段(3)は、密閉され、プルタブ開口手段(11)を有し、また、示されるように、装置のユーザによって容易に取り外すことができる剥離層及び/又はキャップ(14)によって保護される。支持体は、フレームの各側部に2つ、装置(5)の上部分に折り線12を有し、該折り線は、約30〜50°の角度を形成して、使用中に3D構造を形成する。
図7a及び7bは、本発明の第6の実施形態を説明する。この実施形態は、装置(1)の正面の上部分(5)上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を有する、除毛手段(2)を備える。流体分配手段(3)は、背面の上部分(5)上に位置する。流体分配手段(3)は、上部分(5)の背面の幅全体をほぼ横断して延在する、スポンジを備える。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらがそれぞれの皮膚接触面に面して反対方向に位置するように、所定の位置に配設される。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、支持体(4)に固定される。支持体は、単一の(又は2片の)カートン用板紙から形成されている。支持体は、湾曲したU字形状を形成する。支持体(4)は、該U字形状の中に保持される流体リザーバ(10)の正面及び背面をほぼ覆う。積層シートを備える流体リザーバは、上部分(5)において支持体(4)に付着される。支持体には、リザーバの一部分が挿入されて、流体分配手段(3)への液体経路を形成する、開口部が提供される。流体分配手段は、装置のユーザが容易に取り外すことができる剥離層(図示せず)によって密閉され、保護される。装置は更に、使用前及び使用後に除毛手段(2)及び流体分配装置(3)を保護するために、保護キャップを備える。
図8a、8b、及び8cは、本発明の第7の実施形態を示す。この実施形態は、装置(1)の正面の上部分(5)上に位置するハウジングの中に提供される少なくとも1つのかみそり刃を有する、除毛手段(2)を備える。流体分配手段(3)は、背面の上部分(5)上に位置する。流体分配手段は、上部分の背面の幅全体をほぼ横断して延在する、スポンジを備える。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、それらがそれぞれの皮膚接触面にほぼ直径方向に対向し、面するように、所定の位置に配設される。除毛手段(2)及び流体分配手段(3)は、ほぼ平坦な支持体(4)に固定され、該支持体は、上部分(5)から下部分(4)まで延在して、使用時に消費者が保持する一部分を形成する。支持体(4)は、ボール紙から形成されている。積層フィルムから形成された密閉可撓性リザーバは、背面(図示せず)を完全に覆う。除毛手段及び流体分配手段は、支持体(4)に固定される。支持体には、3Dの形態及び2つのパッキング折り線12a及びbを作成するために、使用中に折り畳むための所定の折り線12が提供される。少なくとも第1の使用中の折り線(12)は、上部分から下部分まで延在し、除毛手段の長手方向軸に対してほぼ垂直である。2つの更なる線が、約30〜50°の角度で、第1の折り線から除毛装置の縁部に向かって位置付けられている。パッキング折り線(a)及び(b)は、互いからほぼ均等に離間配置され、除毛手段に対してほぼ平行である。図8cでは、実施形態は、使用準備済みの構成で示され、それによって、除毛手段及び流体分配手段を利用することができ、装置は、折り線12に沿って折り畳まれて、ユーザが装置を保持し、使用することを可能にするハンドル部分を提供する。図8aは、閉じた又は旅行時の構成を示し、それによって、除毛手段及び流体分配手段は、支持体(4)によって部分的に囲まれ、折り線a及びbの周りで折り畳まれる。装置には、好ましくは、閉じた構成及び/又は使用準備済みの構成を維持するために、接着性タブ等の閉鎖手段(図示せず)が提供される。流体分配手段は、装置のユーザが容易に取り外すことができる剥離層(図示せず)によって密閉され、保護される。流体リザーバは、スナップシール又はプルタブ(図示せず)を使用して開口される。
使用方法
本発明の除毛及び流体分配装置は、図2に示されるように、身体から効果的に除毛するための簡単で好都合な方法を提供する。消費者は、典型的に、装置を展開し、その使用位置に折り畳む場合は、除毛手段又は流体分配手段を保護するために存在する任意のキャップ又は剥離層を取り外す。消費者は、次いで、流体リザーバを開口し、開口手段ループを引っ張り、そこから開口手段を取り外す。任意追加的に、消費者は、リザーバから流体分配手段への流体の流れを容易にするために、使用前又は使用後に流体リザーバに対して圧力を加えることができる。次いで、消費者は、処理される表面上に流体分配手段を位置付け、分配手段を使用して流体を塗布する。次いで装置を回転させ、消費者は除毛装置を同じ表面に位置付け、次いで適用して除毛する。この過程は、所望の除毛を達成するまで、同じ又は更なる表面上で、反復である。加えて、消費者は、皮膚表面から任意の残屑又は過剰な組成物を収集し、除去するために、除毛工程の後に、流体分配手段を同じ表面に位置付けて、適用することができる。あるいは、消費者は、流体分配手段の前に、最初に除毛手段を使用することができ、これは、剃毛後組成物を送達するために使用される。本発明の除毛及び流体分配装置は、機能するために水源を必要とせず、具体的には、皮膚は、濡らすこと、又はいかなる剃毛前組成物若しくは剃毛後組成物を塗布することも必要としない。更に、本装置は、いかなる使用後のすすぎも必要としない。
本明細書において開示されている寸法及び値は、列挙されている正確な数値に厳密に限定されるものと理解すべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (21)

  1. 除毛手段(2)、流体分配手段(3)、流体リザーバ(10)、及び支持体(4)を有し、前記支持体(4)がカートン用板紙から形成されている、除毛及び流体塗布装置(1)。
  2. 前記支持体(4)が、前記除毛手段(2)及び前記流体分配手段(3)の所定の場所を提供する、請求項1に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  3. 前記装置(1)が、正面(7)及び背面(8)並びに上部分(5)及び下部分(6)を備え、前記上部分(5)の前記正面(7)が、前記除毛手段(2)を備え、前記上部分(5)の前記背面(8)が、前記流体分配手段(3)を備える、請求項1に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  4. 前記除毛手段(2)及び前記流体分配手段(3)の各々が、それぞれの皮膚接触面を有し、前記除毛手段(2)の前記皮膚接触面が、前記流体分配手段(3)の皮膚接触面のほぼ反対方向に位置付けられている、請求項1に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  5. 前記支持体(4)が、前記除毛手段(2)及び前記流体分配手段(3)に隣接した上部分(5)から、下部分(6)に向かって延在する、請求項2に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  6. 前記リザーバ(10)が、開口手段(11)を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  7. 前記リザーバが、タブ(24)、スレッド、又はストリング(25)を含む開口手段(11)を更に備える、請求項6に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  8. 前記除毛手段(2)が、少なくとも1つの刃、好ましくは刃及びカートリッジを備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  9. 前記流体分配手段(3)が、発泡体、織布、不織布、有孔又は穿孔フィルム、プラスチック、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  10. 前記分配手段(3)が、連続気泡発泡体又は独立気泡発泡体である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  11. 前記支持体(4)が、撥水材料又は積層体で表面処理されたボール紙から形成されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  12. 前記支持体(4)が、少なくとも1つの、好ましくは少なくとも2つの所定の折り線(12)を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  13. 前記支持体(4)が、前記流体リザーバ(10)を少なくとも部分的に囲む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  14. 前記支持体(4)が、周縁部及び開口部を備え、前記開口部が好ましくは、前記リザーバ(10)を備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  15. 前記リザーバ(10)が、前記装置(1)の背面(8)上に位置付けられている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  16. 前記リザーバ(10)が、前記流体分配手段(3)と流体連通している、請求項1〜15のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  17. 前記流体分配手段(3)が、前記リザーバ(10)と流体連通している少なくとも1つの孔を有する、請求項1〜16のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  18. 前記装置(1)が、折り畳み構成、及び使用時展開構成を有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  19. 前記装置(1)が、好ましくは前記除毛手段(2)及び又は前記流体分配手段(3)のうちの少なくとも1つを覆うための、取り外し可能なカバー(14)又は剥離ライナー(13)を更に備える、請求項1〜18のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  20. 前記リザーバ(10)が、少なくとも80重量%の水と0.1重量%〜5重量%の増粘剤とを含む組成物を含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載の除毛及び流体塗布装置(1)。
  21. 流体を塗布して皮膚から毛を除去するための方法であって、好ましくは水源の非存在下で、皮膚表面を、請求項1に記載の装置(1)の前記除毛手段(2)又は流体分配手段(3)と接触させる工程を含む、方法。
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