JP2017522930A5 - 組織表面の温度推定値を提供するシステム - Google Patents

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本システムは、更に、シャフトを備えファイバがそのシャフトによって可摺動的に受け入れられる構成にすることができる。そのシャフトは、丸みのある先端部を有する構成にすることができる。そのシャフトは、ポリエチレン、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド及びそれらの組合せからなる集合から選定された素材を含む構成とすることができる。シャフトは、網組シャフトを有する構成にすることができる。シャフトは、体管腔内へのオーバザワイヤ挿入向けに構成及び配備することができる。シャフトは、鼻孔への挿入向けに構成及び配備することができる。シャフトは、4インチ(1インチ=約2.54cm)以下の曲率半径、2インチ以下の曲率半径又は1インチ以下の曲率半径で以て人体内に挿入しうるよう構成及び配備することができる。
第2光学アセンブリは、ファイバから受光した赤外光でセンサの受光面をオーバフィル(過多充満)しうるよう構成及び配備することができる。例えば、センサをオーバフィルすることで、ファイバ基端以外の面に発しセンサの受光面に至る赤外光を少なくする動作、ファイバ基端に発し受光面に対し接近及び離隔のうち少なくとも一方に動く光により引き起こされるエラーを小さくする動作、並びにそれらの組合せ、からなる集合から選定された動作を実行するよう、第2光学アセンブリを構成及び配備することができる。第2光学アセンブリは、ファイバから受光した赤外光でセンサの受光面をアンダフィル(過少充満)しうるよう構成及び配備することができる。例えば、ファイバ基端に発しセンサの受光面で受光された光の量を最大化すべくセンサをアンダフィルしうるよう、第2光学アセンブリを構成及び配備することができる。オーバフィル量またはアンダフィル量のうち少なくとも一方をオペレータが調整しうるよう本システムを構成及び配備することもできる。
本システムは、更に、位置決め部材を有する構成にすることができる。その位置決め部材は、組織表面からある距離の場所に第1光学アセンブリを位置決めしうるよう構成及び配備することができる。位置決め部材は、体管腔内例えば食道内で第1光学アセンブリを心決めしうるよう構成及び配備することができる。
他の態様は、組織表面の温度推定値を提供するシステムであり、ベースと、基端及び先端を有し、その基端がベースに存し且つ長手軸沿いに延びており、しかも自プローブアセンブリの基端に存するハンドルとプローブコネクタとを有するプローブアセンブリと、組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有しプローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをベースに対し上記長手軸周りで回動させること、並びに上記少なくとも1本のファイバをベースに対し且つ上記長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なよう構成及び配備された運動ユニットと、ベースに結合されておりハンドルが取り外し可能に結合される第1結合機構と、運動ユニットに存しプローブコネクタが取り外し可能に結合される第2結合機構と、を備える。
運動ユニットのロータリモータが上記長手軸周りで上記少なくとも1本のファイバを回動させている間に、上記少なくとも1本のファイバが体管腔組織表面から赤外エネルギを収集する構成にすることができる。
運動ユニットが上記少なくとも1本のファイバを上記長手軸に沿い並進させている間、並びに運動ユニットが上記少なくとも1本のファイバを上記長手軸周りで回動させている間、のうち少なくとも一方にて、上記少なくとも1本のファイバが体管腔組織表面から赤外エネルギを収集する構成にすることができる。
他の態様は、組織表面の温度推定値を提供するシステムであり、温度情報を受信し表示するモニタリングユニットと、プローブアセンブリと、組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有しプローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、患者インタフェースユニットと、上記少なくとも1本のファイバにて受け取られた赤外エネルギを複数個の温度計測値に変換するプロセッサと、を備え、その患者インタフェースユニットが、ベースと、ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをそのベースに対し長手軸周りで回動させること並びに上記少なくとも1本のファイバをそのベースに対し上記長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なように構成及び配備された運動ユニットと、ベースに結合された第1結合機構と、運動ユニットに存する第2結合機構と、を有し、第1及び第2結合機構の各々にプローブアセンブリが取り外し可能に結合されたシステムである。
本願で提供されるのは、複数個の部位に係る温度マップ、例えば患者の組織の二次元的又は三次元的な表面に係る温度マップを提供する温度計測システムである。本システムは1個又は複数個のセンサ、例えば赤外(IR)光検知器その他の赤外センサを備える構成にすることができる。実施形態によっては、本システムがサーミスタ又は熱電対型センサを備えることもある。本システムは再利用可能な部分及び1個又は複数個の使い捨て部分を備える構成にすることができる。本システムはプローブ、例えば食道、気道、結腸等の体管腔内に挿入できるよう構成及び配備されたプローブを備える構成にすることができる。プローブは長尺部材例えばシャフトを備える構成にすることができ、本システムは、その長尺部材の側方に位置し及び/又はその長尺部材の先端より前方にある複数個の組織部位での温度を計測しうるよう構成及び配備することができる。本システム又はプローブは本願出願人による係属中の国際特許出願第PCT/US2011/061802号、即ち「アブレーション及び温度計測装置」(Ablation and Temperature Measurement Devices)と題しこの参照を以てその全内容が繰り入れられるところの2011年11月22日付の出願に記載の如く、構成及び配備することができる。
シャフト110は基端111及び先端112を有している。先端112には図示の如く構成された丸みのある先端部が備わっているので、患者の体管腔内へのプローブ100の非侵襲的挿入が可能である。シャフト110は、ポリエチレン、ポリイミド、ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド及びそれらの組合せからなる集合から選定された素材で以て構成するとよい。シャフト110は網組シャフトで構成すること及び/又は1個又は複数個の網組部分を有する構成にすることができ、その網を然るべく構成及び配備することで、高いカラム強度をもたらすこと及び/又はシャフト110の基端111若しくはその近傍に加わるトルクへの応答性を高めることができる。プローブ100はガイドワイヤ越しに挿入しうるよう構成することができ、図示しないが典型的には、本件技術分野に習熟した者(いわゆる当業者)にとり既知のガイドワイヤルーメン又は先寄りガイドワイヤサイドカーを有する構成にすることができる。シャフト110の先寄り部分には略赤外透明管(即ち赤外透過管)たる窓115が備わっており、この窓115を構成する管状区画は、赤外光に対し透明又は略透明な部分を少なくとも1個有する構成にすることができる。窓115は、ポリエチレン例えば高密度ポリエチレン(HDPE)又は低密度ポリエチレン(LDPE)、ゲルマニウム又はそれに類する赤外透明素材、並びにそれらの組合せ、からなる集合から選定された素材で以て構成するとよい。シャフト110がブレイド(網組)その他の補強構造を有する実施形態にて、窓115又はその一部分にそうした補強構造がない構成にすることもできる。
シャフト110は、その長手方向に沿いリジッド(堅固)な構成にも、フレキシブル(可撓)な構成にも、或いはリジッド区画,フレキシブル区画を併有する構成にもすることができる。ファイバアセンブリ200は、その長手方向に沿いリジッドな構成にも、フレキシブルな構成にも、或いはリジッド区画,フレキシブル区画を併有する構成にもすることができる。シャフト110及びファイバアセンブリ200は、直線又は曲線幾何形状の態で配置しうるよう構成すること、例えばその半径が4インチ(1インチ=約2.54cm)以下、2インチ以下又は1インチ以下のベンド(湾曲部)を1個又は複数個有する曲線幾何形状の態で配置しうるよう構成することができ、そうした構成では例えば気道を介した食道内への挿入を行える。ある種の実施形態では、シャフト110及びファイバアセンブリ200の長手方向沿いの一部分又は複数部分に、体管腔その他の身体部位内へのプローブ100の挿入に十分な可撓性を持たせることで、例えば口又は鼻孔を介した食道内への挿入、口又は鼻孔を介した気道内への挿入、肛門を介した下部胃腸管内への挿入及び/又は尿道内への挿入を行えるようにする。シャフト110はその外径が15Fr(フレンチ;3Fr=1mm)未満、例えばその直径が12Fr未満、9Fr未満又は6Frのシャフトにするとよい。
ある種の実施形態では、プローブ100が、組織に対しプローブ100の先寄り部分(例.窓115)を位置決めしうるよう構成及び配備された機能要素、例えば図1にその展開・径方向伸長状態を示す位置決め要素118を備える。位置決め要素118は、径方向に伸長させうるよう及び/又は径方向に収縮させうるよう構成及び配備することができる。ある種の実施形態では、位置決め要素118が、プローブ100を体管腔内に配置しうる態で、例えば食道等の体管腔内で窓115を芯決めしうるよう構成及び配備されたバルーン、伸縮自在ケージ、伸縮自在ステント及び/又は径方向可展開アーム等の態で構成及び配備される。位置決め要素118は、プローブ100の一部分又は複数部分を組織の近く及び/又は組織から遠くに位置決めしうるよう構成及び配備することができる。ある種の実施形態では、プローブ100及び/又は位置決め要素118が、本願出願人による係属中の国際特許出願第PCT/US2011/061802号、即ちこの参照を以てその全内容が本願に繰り入れられる「アブレーション及び温度計測装置」(Ablation and Temperature Measurement Devices)と題する2011年11月22日付の出願に記載の如く構成及び配備される。
ある種の実施形態では、プローブ100を使用することで、例えば心臓の後壁に対し加熱療法(例.アブレーション性の高温又は低温を用いるそれ)が適用される臨床手順の実行中に、食道の表面温度をモニタすることができる。ある種の実施形態では、プローブ100がガイドワイヤ越しに食道内に挿入され(例.体管腔内へのオーバザワイヤ挿入)、例えば窓115付近からガイドワイヤを除去すべく、1回又は複数回の温度計測を実行するのに先立ちそのガイドワイヤが除去され又は部分的に引き出される。加熱療法の例はアブレーション療法、例えば先端電極21を有するアブレーションカテーテル20等のアブレーションカテーテルを用い実行されるRFアブレーション療法であろう。加熱療法の例には、これに限られるものではないが、複数電極RF処置、低温処置、レーザエネルギ処置、超音波エネルギ処置、マイクロ波エネルギ処置及びそれらの組合せからなる集合から選択された療法も含まれよう。図2の実施形態では、アブレーションカテーテル20の電極21に対し光学看取窓115(帯125同士の間のスペース)がほぼ芯決めされるよう、図示の如くプローブ100が配置されている。帯125を視認可能とすることでこの要領でのプローブ100の位置決めを助けること、例えば少なくとも1個の放射線不透過部分を有する帯125を用いての蛍光透視下でそうすることができる。
ある種の用途では、組織が、光学素子230aを取り巻く赤外透明管の外面、例えば図1の窓115の上又は付近に配される。その管の直径より小さいかほぼ等しい直径を有する体管腔、例えば気道、結腸又は尿道を含む体管腔内にカテーテルが挿入される用途では、その周囲管のすぐそばに組織が位置することがしばしばある。ある種の実施形態では、食道をその体管腔とし、例えば本システムを用いた心アブレーションのさなかに食道の温度がモニタされることとなろう。ほ乳類の食道の特性からすれば、食道壁はその管の周りで縮み上がることがある。こうした実施形態では、光学素子230aの中心軸と周囲管の外面との間の直交方向距離にほぼ等しくなるよう、焦点距離を選定し且つ被写界深度を狭めに選定するとよい。
ある種の用途では、組織が、光学素子230bを取り巻く赤外透明管例えば図1の窓115から離れた未知距離の個所、及び/又は、その管からの離れ方が小さい個所及び大きい個所の双方に配置される。組織の位置が周囲管から離れること及び/又はその管から距離までの距離が変化することは、太めの体管腔例えば食道、結腸、気道又は胃で生じうる。体管腔例えば食道内に位置しているときには、組織・周囲管間の一通り又は複数通りの距離が未知となりうる。これらの諸用途では、その体管腔の自然半径又は緩和半径とほぼ等しくなるよう焦点距離を選定する一方、体管腔の半径変動又は体管腔内にある(例.管腔壁の周沿い区画と接する一方その向かい側の管腔壁周沿い区画からの距離が大きめな位置にある)装置の位置変動とほぼ等しくなるよう被写界深度を選定するとよい。ある種の実施形態では、食道がその体管腔とされ、例えば、食道壁が周囲管からある距離範囲内にあると思われるとき、本システムを用いた心アブレーションのさなかに食道の温度がモニタされることとなろう。例えば、食道壁のある周沿い区画に面し配置されている(例.周囲管から0mmである又は光学素子230bの中心軸Aから約1.5mmである)ときには、周囲管からその食道壁の併存区画までは0mm〜10mmとなろう。こうした実施形態では、周囲管の外面と組織表面までの最大推定距離の点との間の距離のほぼ半分になるよう最適焦点距離を選定する(例.焦点距離を0mm〜10mmにする)とよい。被写界深度は、温度計測の実行中に遭遇するものと推測又は期待される距離範囲にほぼ等しくなるよう設定するとよい。
ある種の実施形態では、例えば、ファイバ210の基端以外の物体又は面に発する赤外光が面511により受光されることを最小化する目的、誤整列、不均一回動その他の不正常性に起因していてファイバ210の基端に発する光を面511上及び/又は面511外に動かしかねないエラーを抑える目的、並びにそれらを組み合わせた目的で、図8Aのオーバフィル型構成が選択される。他種の実施形態では、例えばファイバ210の基端に発し面511で受光される光の量を最大化するため、図8Bのアンダフィル型構成が選択される。ある種の実施形態では、検知器510がほぼ完全に“フィル”(充満)され、面511上に投射された光のサイズが面511のサイズとほぼ整合することとなるよう、光学アセンブリ520が構成及び配備される。ある種の実施形態では、面511で受光された赤外光のフィル量又はオーバフィル量をオペレータが変化させること、例えば上述の如く光学アセンブリ520の倍率を調整することで変化させることができるよう、本発明概念のシステムが構成及び配備される。
モニタリングユニット1110は、本願で参照したユーザインタフェース300と類似又は同一のユーザインタフェースを有する構成とすることができる。プロセッサ1150は、本願で参照したSPU400と類似又は同一のものとすることができる。特に、プロセッサ1150は、上記少なくとも1本のファイバが受け取った赤外エネルギを複数通りの温度計測値に変換するよう構成することができる。モニタリングユニット1110は、データ例えばコマンドその他の情報をオペレータがシステム1100に入力できるようにする入力装置と、ユーザインタフェースとを、有する構成にすることができる。従って、モニタリングユニット1110により温度情報を受信しユーザインタフェースに表示させること、例えば体管腔壁又はそれに類する組織表面がプローブアセンブリ1130から受け取ったIRエネルギに応じ温度マップ、温度値、現在温度情報、過去温度情報等として表示させることができる。
ある種の実施形態では、プローブアセンブリ1130がハンドル1135に結合されたシース1136を有することとなろう。シース1136即ちハイポチューブ又はそれに類するものの内部には、少なくとも1本の光ファイバ又はそれに類する赤外信号伝送要素を備えるファイバアセンブリ1140を配置し、基端1131からハンドル1135及びシース1136を通り先端1132へと延ばすことができる。従って、プローブアセンブリ1130内に配置されたファイバアセンブリ1140の先端1142又はその付近でIRエネルギを受け取り、受け取ったIRエネルギを、その長手方向に沿い基端1141(図12参照)即ち患者インタフェースユニット1120に結合している端へと導き又は差し向けることができる。特に、プローブアセンブリ1130が挿入される体管腔又はその付近にある1個又は複数個の組織表面位置からのIRエネルギ又はそれに類するものを、例えば本願記載の他の諸実施形態と類似又は同一の要領で、プローブアセンブリ1130を構成する光ファイバの先端により受け取ることができる。集まったIRエネルギは、ファイバアセンブリ1130を構成する1本又は複数本のファイバに沿い基端1141に伝送させることができる。ファイバアセンブリ1140内の光ファイバは本願中の他の諸実施形態に備わるファイバと同一又は類似のものでよい。他の光学素子例えばミラー、リフレクタ、センサ等も、例えば本願中の他の諸実施形態で述べた如くに、プローブアセンブリ1130に組み込むことができる。他種の実施形態では、例えば本願図2の温度センサ121と同種の温度センサ(図示せず)例えば熱電対又はサーミスタが、基準温度データ又はそれに類するものを収集するためプローブアセンブリ1130に組み込まれ且つ1本又は複数本の導電ワイヤその他の情報伝送路に接続され、そうした温度センサ情報がセンサアセンブリの患者インタフェースユニット1120及び/又はモニタリングユニット1110へとその情報伝送路により伝送されることとなろう。
ある種の実施形態では、プローブアセンブリ1130が無菌の使い捨て型又は複数回使用型カテーテルとして構成及び配備され、それを体管腔内例えば食道、気道又は結腸その他の体管腔内に挿入することで、サーマルイメージング又はそれに類する動作が実行されることとなろう。ある種の実施形態では、プローブアセンブリの配置に相応なガイドワイヤが本願記載の如く使用されよう。ある種の実施形態では、再利用可能な構成要素が幾つかプローブアセンブリ1130に備わる。例えば、ある種の実施形態では、ファイバアセンブリ1140を再利用可能とするも、手順実行中に患者と接触しうる部分例えばハンドル1135及びシース1136は使い捨て可能とされよう。他種の実施形態では、ファイバアセンブリ1140も使い捨て可能とされよう。
ある種の実施形態では、図11及び図13に示す通り、患者インタフェースユニット1120が更にロッキングアーム1270を有し、そのロッキングアーム1270が並進テーブル1229に結合されていて、ベース1250に結合されているアクチュエータ1273と取り外し可能に係合するようロッキングアーム1270が構成及び配備されている構成とされよう。本実施形態では、ロッキング機構1270及びそれに対応するアクチュエータ1273がシース取付フレーム1240寄りの領域に位置しているが、他の部位でもかまわない。ある種の実施形態では、アクチュエータ1273が、図13に示す往復プランジャ又はピン1274を有する。ある種の実施形態では、伸展ポジションとなるようそのプランジャ1274がバネ付勢される。ロッキングアームの傾斜面に面する傾斜面をプランジャ1274が有し、両者が互いに可摺動的に係合し向かい側平坦面で互いにクロックドポジションで捕捉される構成にしてもよい。アクチュエータ1273から延びるプランジャ1274にロッキングアーム1270が係合しているときには、そのロッキング機構1270の後部領域に面し位置している並進テーブル1229の働きで、ロッキングアーム1270ひいては並進テーブル1229の直線方向への移動が妨げられる。そのため、例えば、患者インタフェースユニット1120が動作していないとき例えば患者インタフェースユニット1120の輸送中に、或いは現場でユニットを稼働させる手順と手順の狭間で、並進テーブル1229上の部材例えばロータリモータアセンブリ1220を静止状態にすることができる。ある種の実施形態では、センサアセンブリ1230を患者インタフェースユニット1120に係合させ又はそこから分離させようとしているときに、並進テーブル1229が静止状態となりアクチュエータ1273によってその場にロックされる。ある種の実施形態では、特定の電圧をワイヤ1272に印加することで制御されるソレノイドによりプランジャ1274が引っ込められることとなろう。並進テーブル1229の過剰な並進その他の輸送を防ぐハードストップ1275を有する構成としてもよい。ある種の実施形態では、そのハードストップを取付フレーム1240側の有形部分と対面させることで過剰並進が防がれることとなろう。プランジャ1274によりそのテーブルがロックドポジションに保持されているときの並進テーブル1229の揺れ又はガタツキが制限され又は防止されるように、プランジャ1276をバネ付勢してもよい。プランジャ1276には、テーブル1229の位置を確認するためのセンサ又はスイッチを併設することができる。
図17A〜図17Dでは、ロータリモータ1520の中空シャフト1532内にプローブコネクタ1560を挿入し、そのモータ1520で中空シャフト1532を回動させることができる。複数個ある平衡錘要素1522は求心力発生用のものであり、モータ1520の他端、即ちモータ1530のプローブコネクタ1560用進入点にてシャフト1532に結合されている。各平衡錘要素1522内には少なくとも1個のスリップボルト1523又はそれに類するものが延びており、プローブコネクタ1560にネジ止めその他で結合させうる取り外し可能なファイバアセンブリノーズ1536に、それにより力を加えることができる。スリップボルト1523がスリップ1539内に配置されているので、求心力が加わったときにスリップボルト1523の運動が生じうる。ファイバアセンブリ1140の基端をファイバアセンブリノーズ1536内に配置することで、例えば本願記載の他の諸実施形態と同じく、検知器から所定距離の場所にその端を位置決めすることができる。プローブアセンブリ1560は、コレット1537のフィンガと係合してプローブアセンブリ1560をその場にロックするカプリング1535を、その先端に備える構成とすることができる。
本実施形態では、プローブ2000が、ロータリモータ2020と、プローブシース2011の先端に位置する光学素子2015とを有している。この実施形態では、実装スリーブ2017が、その先端にてモータ2020の可回動中空シャフト2023に結合されている。モータシャフト2023のうちロータリモータ2020・実装スリーブ2017間の露出領域付近には分離要素2026を配置することができる。諸実施形態では、この分離要素が潤滑素材、ベアリング又はラニングギャップ(意図的間隙)を有する構成とされよう。ロータリモータ2020はプローブシース2011内に配置しうるよう構成されており、そのシース2011は体管腔内に挿入しうるよう構成されている。例えば、ある種の実施形態では、ロータリモータ2020の外径が約2.4mm以下とされよう。プローブ2000は、導電ワイヤ2028又はそれに類するものをロータリモータ2020に結合させる電気コネクタ2028aを有し、それにより例えばロータリモータ2020に電力を供給する構成とすることができる。プローブシース2011は、IR又はそれに類する電磁エネルギのプローブ2000への入射又はプローブ2000からの出射に関し少なくとも幾ばくかの透明性をもたらす素材で形成するとよい。プローブシース2011の少なくとも一部分例えばプローブシース2011の先端に、赤外不透明領域が備わっていてもよい。
ファイバアセンブリ2502の先端に結合されている光学素子2504は、光ファイバ、レンズ、ミラー、フィルタ、プリズム、増幅器、屈折媒体、スプリッタ、偏向器、アパーチャ及びそれらの組合せからなる集合から選定された1個又は複数個の光学部品を有する構成とすることができる。光学素子2504により、管腔壁その他の組織性源泉から赤外光又はそれに類するものを受け取り、ファイバアセンブリ2502に備わる少なくとも1本のファイバにその赤外光を差し向けることで、そのファイバの基端に通ずるセンサアセンブリへとそのIRエネルギを伝送することができる。本願記載の通り、ある種の実施形態では、ファイバ2502の先端例えばそのファイバアセンブリ2502に備わる光ファイバの先割れ端か、そのファイバ2502の中葉部分を以て、光学素子2504が構成され、そこでIRエネルギが集められてそのファイバの長手方向に沿い運ばれることとなろう。
本願記載の通り、ある種の実施形態に係るプローブを体管腔内例えば食道内に配置し、そのプローブで360°断面のスキャンを1回又は複数回実行することで、その体管腔の組織表面エリアから受かるIRエネルギを集めることができる。集まったIRエネルギはその組織表面エリアの温度に関連付けることができる。基準温度、例えば別々の組織温度計測手段例えばサーミスタ又は熱電対から受け取った温度読取値を、ファイバのその部位で集められたIRエネルギに関連付ければ、例えば、本願記載のシステム校正手順を実行することができる。モニタ2900には、例えば本願記載の如く、複数個の収集部位からなる幾何形状に係る温度マップを表示させることができる。
例えば、本願記載のリニアアセンブリにより、2個のマーカ帯間に存するあるスポットへと、ファイバアセンブリを並進させることができる。そのプローブで組織表面領域の断面の回動方向スキャン、いわゆるAスキャンを実行することができる。そのプローブで、プローブのIR透過領域の長手方向に沿ったスキャンいわゆるBスキャンを実行すること、例えばマーカ帯若しくは不透明領域に係り又は2個のマーカ帯間に存するプローブシース基端にて実行することもできる。また、ファイバアセンブリを直線的に動かしつつ回動させている間に、1回又は複数回のスキャンを実行してもよい。Aスキャン又はBスキャンのさなかに、その内側にプローブが位置している体管腔の表面から複数個のIRエネルギ読取値を採取すれば、温度マップを生成することができる。
図27に示す通り、Aスキャン又はBスキャン中のプローブスキャンによって相対的な“ホットスポット”2902、例えば体管腔の注目領域が所望温度域を(上方又は下方に)はみ出す温度であること又はその体管腔の他領域の温度より高い(又は低い)温度であることを示すスポットを見つけ出し、それを表示画面温度マップ2901と共に表示させることができる。表示フィールド2906には対応するピーク温度即ち47.1℃が表示されている。表示フィールド2907には37.5℃なるコア温度が表示されている。コア温度は、プローブシースと一体化された独立な熱電対又はサーミスタを用い判別することができる。コア温度が計測される個所は、IR温度計測が実行される体腔内又はその付近に位置するが、プローブでモニタされる注目視野に対しある距離を有する個所である。温度マップ上での表示色を本来の温度に関連付ける温度キー2904を、表示画面2901と共に表示させることができる。例えば、温度キー2904に従い、ホットスポット2902が約47℃であると推定される。表示フィールド2906では、これに対応する温度即ちホットスポット2902の実際のピーク温度たる47.1℃を提示することができる。表示フィールド2907には、温度マップ2901上でホットスポット2902を取り巻いている領域のコア温度たる37.5℃を表示させることができる。また、温度マップ2901に加え又は代え、プローブによるAスキャンの結果をグラフィカルな形態で表すグラフ2908も表示させることができる。これに類する構成では、温度勾配や時間的又は空間的な変化速度が、時間の関数として且つ色マッピングキーの態でそれら表示フィールド内に表示されよう。このようにして、温度の変化速度及び温度変化のピーク速度その他のパラメタを、間断なく判別してユーザに届けることができる。温度データの変化速度を孕み本発明概念と矛盾していない類似発明概念が包括される。
図28に、本発明概念のある種の実施形態に係る組織表面IR走査の二次元(2D)温度マップ表示2901,一次元(1D)温度マップ表示2911それぞれを示す。2D温度マップ2901は図27に示し同図を参照して説明したものと類似又は同一とすることができるが、グリッド又はアレイが描出されている点で異なっている。複数個の要素で構成されるこのグリッド又はアレイは、データ集合全体から取り出したある個数即ちN個の隣接データ要素の包括的統計表現を含んでいる。統計表現要素の例としては、温度又は温度由来パラメタのうち、N個の隣接要素の平均値、メディアン値及びモード値がある。本発明概念は2D温度マップ2901や1D温度マップ2911に限定されない。従って、他の温度データ表現方法も遜色なく適用できる。付加的な色マッピングを伴い又は伴わない態で諸画素の相対配置又はエレベーションを提示可能な三次元的描出も、この説明に包含されるものと見なすことができる。同様に、付加的な温度情報及び生理学的情報を組み合わせて単一の可視表現にすること及び時間の関数としてそれらを更新することができるので、より高次元な表示も考えられる。加えて、体管腔表面から深まった場所での温度を、表面温度の時間及び空間特性と他のパラメタ例えば比熱(J/Kg・K)、熱伝導率(W/m・K)、エネルギ源又はその集合の詳細(W/m3)及び灌流熱損失(W/m3)の組合せ並びに代謝要因と幾何学的パラメタの組合せに基づき推定することができる。既知の体管腔表面温度、解剖学的な詳細、並びに適用エネルギパラメタを、相応な熱輸送支配等式が組み込まれている予測モデルに代入することで、体管腔表面を越えた体内での温度の統計性推定値を取得し表示することができる。図28ではIR走査で得られたデータ、例えば本願記載の諸実施形態に係るプローブで実行された走査で得られたそれを、看取者例えば内科医向けのわかりやすい解釈及び提示に適した1D表示として、併せて又は代わりに表示させることができる。そうした表示が的を射そうな場合の例は、Bスキャンで得られる軸方向位置情報の方が径方向温度の具体的詳細より重要な場合である。即ち、体管腔軸に沿った個々の解剖学的レベルでの温度が詳細な周方向温度情報より重要な場合である。1D表現2911では、全Aスキャン即ち360°(2π)スキャンを、そのスキャンにおけるピーク温度、平均温度、温度変化速度その他の温度パラメタを描出する単一の色彩又は陰影として、或いはそのAスキャンの他の何らかの統計的表現として、表現することができる。二次元的描出と同様に、M回の連続的なAスキャンを数学的又は統計的に組み合わせることで、体管腔内の所与の解剖学的レベルに関し温度又は温度パラメタ情報を得ることができる。例えば、5cm長Bスキャンを、各5mm長のイメージング対象体管腔に係るピーク温度を表す10個の色区画を有する1Dカラーマップ2911として、まとめ上げることができよう。2D表示2901は複数本のロー及び複数本のカラムからなるアレイとして表示されている。2Dアレイのローは、いわゆる当業者にとり既知の統計的方法及び/又は変換関数、例えば平均値、中央値、モード値、標準偏差、ピーク温度、曲線当てはめ、空間的及び時間的な変換等に関わる技術を用い特異値に変換することができる。1D表示2911は複数個のデータ要素からなるカラムとして表示されている。1Dアレイのローは、いわゆる当業者にとり既知の統計的方法及び/又は変換関数、例えば平均値、中央値、モード値、標準偏差、ピーク温度、曲線当てはめ、空間的及び時間的な変換等に関わる技術を用い特異値に変換することができる。その際、単一のロー、或いはロー複数本の組合せを、そのレベルにおける温度の単一表現に変換し、1D表示2911として表示させることができる。これらのアプローチにより複雑さが軽減され、看取者にとってのサーマルマッピングデータの適切性が改善される。
スキャン動作中に、例えば本願記載の如く、マーカ帯位置MB1及びMB2を判別することができる。他種の実施形態では他の長手方向位置、例えばそれぞれマーカ帯3025A,Bから所定の長手方向距離にある位置P1,P2が判別されよう。プローブシース3036のうちマーカ帯位置MB1・MB2間又は位置P1・P2間の領域即ち第1注目領域は、マップ3010中ではR1で示されており、体管腔のうちプローブ3000が位置している領域に対応している。
ファイバアセンブリ3040により、体管腔の組織表面のうち第1注目領域R1内でプローブシース3036付近にある面から、IRエネルギ又はそれに類するものを集めることができる。ファイバアセンブリ3040は、IRエネルギ又はそれに類するものを集めつつ、プローブシース3036内で第1所定速度例えばFASTにて、それぞれリニア並進モータアセンブリ1230及び/又は回動モータアセンブリ1220により直線的及び/又は回動的に動かすことができる。マーカ帯位置MB1及びMB2により境界線が画定されるので、それを受け、マーカ帯3035A,B又はその付近に位置しているときにリニア並進モータアセンブリ1230によりファイバアセンブリ3040の移動方向を変更させることで、ファイバアセンブリ3040によりマーカ帯3035A・B間領域R1内でのスキャン動作を実行することができる。
上述の通り、気道、食道その他の体管腔内に温度マッピングシステムを挿入し、医療手順例えば腫瘍、慢性障害肺疾患(COPD)又は喘息の気道アブレーション処置の途上でアブレーションの進行具合をモニタすることができる。また、温度マッピングシステムを用い、そうしたアブレーション手順の途上での潜在的な対近傍組織オフターゲット(標的外れ)損傷に備え食道及び/又はその隣にある気道の温度をモニタすることもできる。但し、これまでに参照した本発明概念は上述した用途に限定されるものではなく、他の管腔温度センシング用途にも適用することができる。
IR検知器によるIRエネルギ出力に対応する電圧変動又はそれに類するものをプロセッサで受け取り処理することもできる。温度及び電圧計測値は好ましくは同時又はほぼ同時に採取される。このプロセッサにより、IR検知器により出力される電圧変動及び電圧計測値差を比較することができる。その比較結果を用い、関係の判別結果及び集まったIRデータ例えば電圧変動に応じた校正値を算出することができる。このプロセッサにより、温度計測システム300により採取される後続の計測結果、例えば体管腔内に挿入して継続使用している間のそれを、校正値に応じ修正することができる。
いわゆる当業者にはご理解頂けるように、本発明概念の諸態様はシステムとしても方法としてもコンピュータプログラム製品としても具現化可能である。従って、本発明の諸態様は、全ハードウェア実施形態、全ソフトウェア実施形態(例えばファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等々)、或いはソフトウェア態様及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態即ち本願中でいずれも「回路」「モジュール」又は「システム」と通称される実施形態、といった形態を採りうる。本発明の諸態様に係る動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、一種類又は複数種類のプログラミング言語の任意な組合せで記述することができる。そのプログラムコードは、ユーザのコンピュータ上での全面実行、ユーザのコンピュータ上での部分実行、スタンドアロンソフトウェアパッケージとしての実行、一部はユーザのコンピュータ上でまた一部はリモートなコンピュータ上での実行、或いはリモートなコンピュータ又はサーバ上での全面実行が可能である。
<付記>
[1]
組織表面の温度推定値を提供するシステムであって、
ベースと、
基端及び先端を有し、その基端が上記ベースに存し且つ長手軸沿いに延びており、且つ
自プローブアセンブリの基端に存するハンドル、及び
プローブコネクタ、を有するプローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
上記ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをベースに対し上記長手軸周りで回動させること、並びに当該少なくとも1本のファイバをベースに対し且つ当該長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なよう構成及び配備された運動ユニットと、
上記ベースに結合されており上記ハンドルが取り外し可能に結合される第1結合機構と、
上記運動ユニットに存し上記プローブコネクタが取り外し可能に結合される第2結合機構と、
を備えるシステム。
[2]
上記[1]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが、
その内部にプローブコネクタが配置される中空シャフトを有し、上記少なくとも1本のファイバが上記長手軸周りで回動するよう当該中空シャフトが上記運動ユニットによって駆動されるロータリモータと、
上記少なくとも1本のファイバ及び上記ロータリモータを上記長手軸に沿い直線方向に並進させるリニアモータと、
を備えるシステム。
[3]
上記[2]に記載のシステムであって、上記ロータリモータアセンブリ及び上記リニアモータが互いに独立に作動するシステム。
[4]
上記[1]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが、
その内部に上記プローブコネクタが配置される中空シャフトを有するロータリモータを有し、上記少なくとも1本のファイバが上記長手軸周りで回動するよう当該中空シャフトが上記運動ユニットによって駆動されるシステム。
[5]
上記[4]に記載のシステムであって、上記プローブコネクタの基端が円錐状ノーズを有し、その円錐状ノーズには上記少なくとも1本のファイバの基端が存し、上記ロータリモータの中空シャフトの基端が上記プローブコネクタの円錐状ノーズと番うシステム。
[6]
上記[5]に記載のシステムであって、更に、上記ロータリモータに隣ずる光学素子を備え、その光学素子に対し上記少なくとも1本のファイバが上記長手軸に沿い整列するよう、上記円錐状ノーズが上記中空シャフト内に配置されるシステム。
[7]
上記[6]に記載のシステムであって、自システムの動作中に上記少なくとも1本のファイバと上記光学素子との間の同心性が保たれるよう、上記プローブコネクタの円錐状ノーズが上記ロータリモータの中空シャフトの円錐状空洞内に適合配置されるシステム。
[8]
上記[4]に記載のシステムであって、所定角度をなす二通りの位置間で上記ロータリモータが回動するとき、そのロータリモータと同じ上記所定角度にて且つ当該ロータリモータと同時に上記少なくとも1本のファイバが回動するシステム。
[9]
上記[4]に記載のシステムであって、上記第2結合機構が、上記ロータリモータの中空シャフトに存するバネ付勢ロータリモータカプリングを有し、そのバネ付勢ロータリモータカプリングが少なくとも1個の溝を有し、上記プローブコネクタが、当該ロータリモータの中空シャフトにて当該少なくとも1個の溝と番わせうるよう構成及び配備された少なくとも1本の係合ピンを有するシステム。
[10]
上記[4]に記載のシステムであって、更に自動結合機構を備え、その自動結合機構が、上記ハンドルが上記第1結合機構に存することを検知することで上記プローブコネクタを上記ロータリモータに結合させ、そのプローブコネクタに対峙させるべく当該ロータリモータの連結インタフェースを当該プローブコネクタの方に追いやるシステム。
[11]
上記[4]に記載のシステムであって、上記ロータリモータが、求心力をもたらすべく上記中空シャフトに結合された複数個の平衡錘を有し、それら平衡錘に、上記プローブコネクタの基端に結合させるべく上記第2結合機構が配置されるシステム。
[12]
上記[11]に記載のシステムであって、上記第2結合機構がコレットを有し、そのコレットと対峙するカプリングを上記プローブコネクタが有するシステム。
[13]
上記[4]に記載のシステムであって、上記プローブコネクタが少なくとも1個のスロットを有し、上記中空シャフトが、当該プローブコネクタの少なくとも1個のスロットと整列する少なくとも1個の開口を有し、本システムが更に、それら整列している少なくとも1個のスロット及び開口内に配置され上記プローブコネクタが上記中空シャフトに対し軸方向に動くことを妨げるリンケージ装置を備えるシステム。
[14]
上記[13]に記載のシステムであって、更に、上記中空シャフトに対する上記リンケージ装置の挿入及び除去を制御する制御装置を備えるシステム。
[15]
上記[13]に記載のシステムであって、上記少なくとも1個のコネクタスロットが、上記プローブコネクタを上記中空シャフトの端にぶつからせるため軸方向に力を加えるランプを有するシステム。
[16]
上記[4]に記載のシステムであって、上記ロータリモータの中空シャフトがネジ山付領域を有し、当該ロータリモータのネジ山付領域と番うネジ山を上記プローブコネクタが有するシステム。
[17]
上記[16]に記載のシステムであって、更に、上記第1結合機構に存しその第1結合機構に上記ハンドルが結合されたことを検知するセンサを備え、上記並進テーブルにより上記ロータリモータを上記プローブコネクタを基準にしてある方向に動かすことで、上記ネジ山付きのプローブコネクタを上記ロータリモータのネジ山付領域と結合させるシステム。
[18]
上記[1]に記載のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバを上記長手軸に沿い直線方向に並進させるリニアモータを備えるシステム。
[19]
上記[18]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが、更に、上記リニアモータにより上記長手軸に沿い上記直線方向へと上記ベース沿いで動かされる並進テーブルを有するシステム。
[20]
上記[19]に記載のシステムであって、更に、上記並進テーブルに結合されたロッキング機構と、上記ベースに結合されたアクチュエータと、を備え、そのアクチュエータに当該ロッキング機構を係合させることで当該並進テーブルの直線運動を妨げるシステム。
[21]
上記[1]に記載のシステムであって、組織表面を有する体管腔の表面温度推定値を提供するよう構成及び配備されているシステム。
[22]
上記[1]に記載のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバから上記赤外エネルギを受け取り受け取った赤外エネルギを温度情報信号に変換するセンサを有するセンサアセンブリを備えるシステム。
[23]
上記[22]に記載のシステムであって、上記センサアセンブリを上記少なくとも1本のファイバの基端に対し整列させるべく当該センサアセンブリが位置決めプレート上に配置されるシステム。
[24]
上記[23]に記載のシステムであって、上記位置決めプレートが、上記少なくとも1本のファイバの基端に対しピッチ方向、ヨー方向、ロール方向、x方向、y方向及びz方向のうち少なくとも一方向に沿い上記センサアセンブリを調整しうる位置決めプレートであるシステム。
[25]
上記[22]に記載のシステムであって、上記センサアセンブリが、上記センサの一部分又は複数部分を除熱しうるよう構成及び配備された除熱アセンブリを有するシステム。
[26]
上記[22]に記載のシステムであって、更に、上記センサアセンブリにより受け取られた赤外エネルギを処理し赤外エネルギ処理結果に係る温度データを含む出力を生成するコントローラを備えるシステム。
[27]
上記[1]に記載のシステムであって、上記ファイバアセンブリのうち上記プローブコネクタ・上記第1カプリングアセンブリ間の部分が、上記少なくとも1本のファイバの並進中に上記長手軸に沿い上記直線方向に延びるシステム。
[28]
上記[27]に記載のシステムであって、上記少なくとも1本のファイバが、上記第1カプリングアセンブリ・上記運動ユニット間に直に延びるシステム。
[29]
上記[1]に記載のシステムであって、上記ファイバアセンブリが受動的であり、上記組織表面から赤外エネルギを収集のみするようそのファイバアセンブリが構成及び配備されているシステム。
[30]
上記[1]に記載のシステムであって、上記第1結合機構が、上記ベースに結合されたシースバルクヘッドを有し、そのシースバルクヘッドが、上記プローブアセンブリのハンドルを受け入れうるスロットを有するシステム。
[31]
上記[30]に記載のシステムであって、上記シースバルクヘッドが、上記スロットに存するツイストロックカプリングを有し、上記ハンドルが、当該スロットに存する当該ツイストロックカプリングと番うことで上記長手軸周りでの自ハンドルの回動を妨げるバヨネット部分を有するシステム。
[32]
上記[31]に記載のシステムであって、上記ツイストロックカプリングがバネ装荷ピン作動要素を有し、上記ハンドルのバヨネット部分が少なくとも1個のローブを有し、当該バネ装荷ピン作動要素が上記シースバルクヘッドユニットに来た当該少なくとも1個のローブを付勢するシステム。
[33]
上記[1]に記載のシステムであって、上記運動ユニットがヤンキーネジ及びロータリモータを有し、そのヤンキーネジが、上記少なくとも1本のファイバ及び当該ロータリモータを上記長手軸に沿い直線方向に並進させるヤンキーネジモータを有するシステム。
[34]
上記[33]に記載のシステムであって、上記ヤンキーネジモータを動作させることで、双対面連続螺旋溝を有する上記ヤンキーネジを回動させ、当該ヤンキーネジモータにより当該ヤンキーネジを回動させることで、上記少なくとも1本のファイバ及び上記ロータリモータを上記直線方向に並進させるシステム。
[35]
上記[33]に記載のシステムであって、上記ファイバアセンブリの並進速度及び回動速度が共に上記ロータリモータによって駆動されるシステム。
[36]
上記[1]に記載のシステムであって、上記運動ユニットのロータリモータが上記長手軸周りで上記少なくとも1本のファイバを回動させている間に当該少なくとも1本のファイバが体管腔組織表面から赤外エネルギを収集するシステム。
[37]
上記[1]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが上記少なくとも1本のファイバを上記長手軸に沿い並進させている間、並びに当該運動ユニットが当該少なくとも1本のファイバを当該長手軸周りで回動させている間、のうち少なくとも一方にて、当該少なくとも1本のファイバが体管腔組織表面から赤外エネルギを収集するシステム。
[38]
上記[1]に記載のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバにより収集された赤外エネルギを処理し赤外エネルギ処理結果に係る温度データを含む出力を生成するコントローラを備えるシステム。
[39]
上記[38]に記載のシステムであって、上記出力が、二次元(2D)グラフィカル温度マップ、一次元(1D)グラフィカル温度マップ、温度値、警報及び温度変化速度のうち少なくとも1個を含むシステム。
[40]
上記[1]に記載のシステムであって、上記プローブアセンブリが、更に、上記ハンドルに結合されたシースを有し、そのシース内には上記ファイバの先端が配置され、当該ファイバの先端が当該シースに対し並進及び回動のうち少なくとも一方を為すシステム。
[41]
上記[1]に記載のシステムであって、更に、上記シースの先端に位置する少なくとも1個のマーカ帯を備え、当該少なくとも1個のマーカ帯に対し並進しうるよう上記ファイバアセンブリの先端が構成及び配備されているシステム。
[42]
上記[41]に記載のシステムであって、上記シースが、上記マーカ帯の先寄り側に存する赤外不透明領域と、当該マーカ帯の基寄り側に存する赤外透過領域と、を有するシステム。
[43]
上記[41]に記載のシステムであって、上記少なくとも1個のマーカ帯が先帯及び基帯を含み、その先帯・基帯間で並進しうるよう上記第1ファイバアセンブリが構成及び配備されているシステム。
[44]
上記[43]に記載のシステムであって、それら先帯・基帯間での往復運動の態で上記ファイバを並進させうるよう上記並進アセンブリが構成及び配備されており、そのファイバが先帯・基帯間領域から上記赤外エネルギを受け取るシステム。
[45]
上記[41]に記載のシステムであって、センサが上記少なくとも1本のファイバの基端に通じるよう、ひいては当該少なくとも1本のファイバの先端が上記少なくとも1個のマーカ帯から赤外光を受光したとき所定信号が生成されるよう、当該少なくとも1個のマーカ帯が構成及び配備されているシステム。
[46]
上記[41]に記載のシステムであって、上記少なくとも1個のマーカ帯がC字状であり、そのC字状のマーカ帯が、2個の端と、それら2個の端の間のギャップと、を有するシステム。
[47]
上記[46]に記載のシステムであって、上記ギャップにより上記少なくとも1本のファイバの回動位置が識別されるシステム。
[48]
上記[46]に記載のシステムであって、組織と上記マーカ帯の素材との間の放射率差がためそのマーカ帯の残りとは別様且つ可弁別な信号が上記ギャップによりもたらされるシステム。
[49]
上記[1]に記載のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバにて受け取られた上記赤外エネルギを複数個の温度計測値に変換するプロセッサを備えるシステム。
[50]
上記[1]に記載のシステムであって、更に、上記プロセッサから上記温度計測値を受け取り上記組織表面に対応するグラフィカル温度マップを表示する表示型のユーザインタフェースを備えるシステム。
[51]
上記[50]に記載のシステムであって、上記組織表面の一次元的表現、二次元的表現及び三次元的表現のうち少なくとも一つの温度マップを表示しうるよう、上記ユーザインタフェースが構成及び配備されているシステム。
[52]
上記[51]に記載のシステムであって、上記組織表面の四次元的表現の温度マップを表示しうるよう上記ユーザインタフェースが構成及び配備されているシステム。
[53]
上記[50]に記載のシステムであって、他の温度情報を表示しうるよう上記ユーザインタフェースが構成及び配備されているシステム。
[54]
上記[53]に記載のシステムであって、上記他の温度情報が、ピーク温度情報、温度変化速度情報、並びに複数個の組織表面に係る平均温度情報のうち、少なくとも一種類を含むシステム。
[55]
プローブアセンブリであって、
長手軸に沿い延びる可回動中空シャフトを有するロータリモータと、
上記長手軸に沿い上記中空シャフト内を延びる光学装置と、
上記光学装置に通ずる静止ファイバアセンブリと、
上記長手軸に沿い上記中空シャフトに結合されている実装スリーブと、
実装スリーブ内に存し、受け取った赤外エネルギを上記光学装置の先端へと出力しうるよう上記光学装置の先端に直通している光学素子と、
を備え、上記ロータリモータが、上記長手軸に沿い上記ファイバアセンブリに対して上記中空シャフトを回動させ、その中空シャフトが、当該静止ファイバアセンブリに対し当該長手軸周りで上記実装スリーブを回動させるプローブアセンブリ。
[56]
上記[55]に記載のプローブアセンブリであって、更に、上記ロータリモータ及び実装スリーブ周りにプローブシースを備え、そのプローブシースが赤外透過面を有し、上記光学素子が当該赤外透過面を介し組織表面から上記赤外エネルギを受け取れるプローブアセンブリ。
[57]
上記[55]に記載のプローブアセンブリであって、上記光学装置が上記ファイバアセンブリの一部分であり、上記ロータリモータがそのファイバアセンブリ周りで上記中空シャフトを回動させるプローブアセンブリ。
[58]
上記[57]に記載のプローブアセンブリであって、更に、上記静止ファイバアセンブリの少なくとも一部分の周りにスリップリングを備え、そのスリップリングが当該静止ファイバアセンブリと上記中空シャフトとの間に位置するプローブアセンブリ。
[59]
上記[58]に記載のプローブアセンブリであって、上記光学素子、上記ファイバアセンブリ並びにそのファイバアセンブリの基端に隣ずる静止光学素子、の組合せを整列させうるよう、上記スリップリングが、上記中空シャフトの露出領域であり上記ロータリモータの基端に存する露出領域に結合されているプローブアセンブリ。
[60]
上記[57]に記載のプローブアセンブリであって、更に、上記ロータリモータから延びる中空シャフトの露出領域を取り巻くロータリモータ・実装スリーブ間分離要素を備えるプローブアセンブリ。
[61]
上記[60]に記載のプローブアセンブリであって、上記分離要素が潤滑素材、ベアリング又はラニングギャップを有するプローブアセンブリ。
[62]
上記[55]に記載のプローブアセンブリであって、上記光学装置が上記ファイバアセンブリ・上記光学素子間にインデクスマッチド光学素子を有し、当該光学素子が当該インデクスマッチド光学素子に沿い当該ファイバアセンブリへと赤外エネルギを差し向けるプローブアセンブリ。
[63]
上記[55]に記載のプローブアセンブリであって、更に、上記ロータリモータに電力を供給するための電気コネクタを備えるプローブアセンブリ。
[64]
組織表面の温度推定値を提供する温度マッピングシステムであって、
プローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
受け取られた赤外エネルギを温度情報信号に変換するプロセッサと、
上記プローブアセンブリの基端に結合されており、上記少なくとも1本のファイバを長手軸周りで回動させること並びに当該ファイバアセンブリを上記温度信号に従い変化する速度で当該長手軸に沿い並進させること、のうち少なくとも一方が可能なように構成及び配備された運動ユニットと、
を備えるシステム。
[65]
上記[64]に記載のシステムであって、上記運動ユニットによる上記ファイバアセンブリの回動の速度及び並進の速度に依存する量の温度データを、上記プロセッサが処理するシステム。
[66]
上記[64]に記載のシステムであって、上記組織表面に存する注目エリアが識別されたとき上記運動ユニットが上記ファイバアセンブリの回動速度を上昇させるシステム。
[67]
上記[65]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが上記ファイバアセンブリの並進速度を低下させ上記注目エリアまでの並進距離を減らすシステム。
[68]
上記[67]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが更に上記ファイバアセンブリの回動速度を上昇させるシステム。
[69]
上記[65]に記載のシステムであって、上記運動ユニットが、比例的に、上記ファイバアセンブリの並進速度を上昇させ且つ上記注目エリア若しくはその近傍における当該ファイバアセンブリの回動速度を上昇させるシステム。
[70]
組織表面の温度推定値を提供するシステムであって、
上記温度情報を受け取り表示するモニタリングユニットと、
プローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
患者インタフェースユニットであり、
ベース、
上記ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをそのベースに対し長手軸周りで回動させること並びに当該少なくとも1本のファイバを当該ベースに対し当該長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なように構成及び配備された運動ユニット、
上記ベースに結合された第1結合機構、並びに
上記運動ユニットに存する第2結合機構、
を有し、上記第1及び第2結合機構の各々に上記プローブアセンブリが取り外し可能に結合されている患者インタフェースユニットと、
上記少なくとも1本のファイバにて受け取られた赤外エネルギを複数個の温度計測値に変換するプロセッサと、
を備えるシステム。
[71]
上記[70]に記載のシステムであって、上記患者インタフェースユニットが、上記並進テーブル上で上記ロータリモータと共存するセンサアセンブリを有するシステム。
[72]
温度計測プローブを制御する方法であって、
プローブシースの先端にあり、長手方向に沿い互いに分離されており、第1注目領域がそれらの間に挟まれている第1長手方向位置及び第2長手方向位置を、画定するステップと、
上記第1注目領域内で上記プローブシースの付近にある組織からのデータを、そのプローブシース内に延びるファイバにて収集するステップと、
収集されたデータに応じ上記第1注目領域内で第2注目領域を画定するステップと、
上記第2注目領域内でデータを収集しているときのそれが、上記第1注目領域内だが上記第2注目領域外にあるデータを収集しているときに比べ異なることとなるよう、収集領域における上記ファイバの移動速度を制御するステップと、
を有する方法。
[73]
組織表面の温度推定値を提供するシステムであって、
ベースと、
基端及び先端を有し、その基端が上記ベースに存し且つ長手軸沿いに延びており、且つ
自プローブアセンブリの基端に存するハンドル、及び
プローブコネクタ、を有するプローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
上記ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをベースに対し上記長手軸周りで回動させること、並びに当該少なくとも1本のファイバをベースに対し且つ当該長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なよう構成及び配備された運動ユニットと、
上記ベースに結合されており上記ハンドルが取り外し可能に結合される第1結合機構と、
上記運動ユニットに存し上記プローブコネクタが取り外し可能に結合される第2結合機構と、
を備えるシステム。
[74]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが、
その内部にプローブコネクタが配置される中空シャフトを有し、上記少なくとも1本のファイバが上記長手軸周りで回動するよう当該中空シャフトが上記運動ユニットによって駆動されるロータリモータと、
上記少なくとも1本のファイバ及び上記ロータリモータを上記長手軸に沿い直線方向に並進させるリニアモータと、
を備えるシステム。
[75]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ロータリモータアセンブリ及び上記リニアモータが互いに独立に作動するシステム。
[76]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが、
その内部に上記プローブコネクタが配置される中空シャフトを有するロータリモータを有し、上記少なくとも1本のファイバが上記長手軸周りで回動するよう当該中空シャフトが上記運動ユニットによって駆動されるシステム。
[77]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記プローブコネクタの基端が円錐状ノーズを有し、その円錐状ノーズには上記少なくとも1本のファイバの基端が存し、上記ロータリモータの中空シャフトの基端が上記プローブコネクタの円錐状ノーズと番うシステム。
[78]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記ロータリモータに隣ずる光学素子を備え、その光学素子に対し上記少なくとも1本のファイバが上記長手軸に沿い整列するよう、上記円錐状ノーズが上記中空シャフト内に配置されるシステム。
[79]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、自システムの動作中に上記少なくとも1本のファイバと上記光学素子との間の同心性が保たれるよう、上記プローブコネクタの円錐状ノーズが上記ロータリモータの中空シャフトの円錐状空洞内に適合配置されるシステム。
[80]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、所定角度をなす二通りの位置間で上記ロータリモータが回動するとき、そのロータリモータと同じ上記所定角度にて且つ当該ロータリモータと同時に上記少なくとも1本のファイバが回動するシステム。
[81]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記第2結合機構が、上記ロータリモータの中空シャフトに存するバネ付勢ロータリモータカプリングを有し、そのバネ付勢ロータリモータカプリングが少なくとも1個の溝を有し、上記プローブコネクタが、当該ロータリモータの中空シャフトにて当該少なくとも1個の溝と番わせうるよう構成及び配備された少なくとも1本の係合ピンを有するシステム。
[82]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に自動結合機構を備え、その自動結合機構が、上記ハンドルが上記第1結合機構に存することを検知することで上記プローブコネクタを上記ロータリモータに結合させ、そのプローブコネクタに対峙させるべく当該ロータリモータの連結インタフェースを当該プローブコネクタの方に追いやるシステム。
[83]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ロータリモータが、求心力をもたらすべく上記中空シャフトに結合された複数個の平衡錘を有し、それら平衡錘に、上記プローブコネクタの基端に結合させるべく上記第2結合機構が配置されるシステム。
[84]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記第2結合機構がコレットを有し、そのコレットと対峙するカプリングを上記プローブコネクタが有するシステム。
[85]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記プローブコネクタが少なくとも1個のスロットを有し、上記中空シャフトが、当該プローブコネクタの少なくとも1個のスロットと整列する少なくとも1個の開口を有し、本システムが更に、それら整列している少なくとも1個のスロット及び開口内に配置され上記プローブコネクタが上記中空シャフトに対し軸方向に動くことを妨げるリンケージ装置を備えるシステム。
[86]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記中空シャフトに対する上記リンケージ装置の挿入及び除去を制御する制御装置を備えるシステム。
[87]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記少なくとも1個のプローブコネクタスロットが、上記プローブコネクタを上記中空シャフトの端にぶつからせるため軸方向に力を加えるランプを有するシステム。
[88]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ロータリモータの中空シャフトがネジ山付領域を有し、当該ロータリモータのネジ山付領域と番うネジ山を上記プローブコネクタが有するシステム。
[89]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記第1結合機構に存しその第1結合機構に上記ハンドルが結合されたことを検知するセンサを備え、上記並進テーブルにより上記ロータリモータを上記プローブコネクタを基準にしてある方向に動かすことで、上記ネジ山付きのプローブコネクタを上記ロータリモータのネジ山付領域と結合させるシステム。
[90]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバを上記長手軸に沿い直線方向に並進させるリニアモータを備えるシステム。
[91]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが、更に、上記リニアモータにより上記長手軸に沿い上記直線方向へと上記ベース沿いで動かされる並進テーブルを有するシステム。
[92]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記並進テーブルに結合されたロッキング機構と、上記ベースに結合されたアクチュエータと、を備え、そのアクチュエータに当該ロッキング機構を係合させることで当該並進テーブルの直線運動を妨げるシステム。
[93]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記組織表面を有する中空体腔の表面温度推定値を提供するよう構成及び配備されているシステム。
[94]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバから上記赤外エネルギを受け取り受け取った赤外エネルギを温度情報信号に変換するセンサを有するセンサアセンブリを備えるシステム。
[95]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記センサアセンブリを上記少なくとも1本のファイバの基端に対し整列させるべく当該センサアセンブリが位置決めプレート上に配置されるシステム。
[96]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記位置決めプレートが、上記少なくとも1本のファイバの基端に対しピッチ方向、ヨー方向、ロール方向、x方向、y方向及びz方向のうち少なくとも一方向に沿い上記センサアセンブリを調整しうる位置決めプレートを有するシステム。
[97]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記センサアセンブリが、上記センサの一部分又は複数部分を除熱しうるよう構成及び配備された除熱アセンブリを有するシステム。
[98]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記センサアセンブリにより受け取られた赤外エネルギを処理し赤外エネルギ処理結果に係る温度データを含む出力を生成するコントローラを備えるシステム。
[99]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ファイバアセンブリのうち上記プローブコネクタ・上記第1カプリングアセンブリ間の部分が、上記少なくとも1本のファイバの並進中に上記長手軸に沿い上記直線方向に延びるシステム。
[100]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記少なくとも1本のファイバが、上記第1カプリングアセンブリ・上記運動ユニット間に直に延びるシステム。
[101]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ファイバアセンブリが受動的であり、上記組織表面から赤外エネルギを収集のみするようそのファイバアセンブリが構成及び配備されているシステム。
[102]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記第1結合機構が、上記ベースに結合されたシースバルクヘッドを有し、そのシースバルクヘッドが、上記プローブアセンブリのハンドルを受け入れうるスロットを有するシステム。
[103]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記シースバルクヘッドが、上記スロットに存するツイストロックカプリングを有し、上記ハンドルが、当該スロットに存する当該ツイストロックカプリングと番うことで上記長手軸周りでの自ハンドルの回動を妨げるバヨネット部分を有するシステム。
[104]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ツイストロックカプリングがバネ装荷ピン作動要素を有し、上記ハンドルのバヨネット部分が少なくとも1個のローブを有し、当該バネ装荷ピン作動要素が上記シースバルクヘッドユニットに来た当該少なくとも1個のローブを付勢するシステム。
[105]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットがヤンキーネジ及びロータリモータを有し、そのヤンキーネジが、上記少なくとも1本のファイバ及び当該ロータリモータを上記長手軸に沿い直線方向に並進させるヤンキーネジモータを有するシステム。
[106]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ヤンキーネジモータを動作させることで、双対面連続螺旋溝を有する上記ヤンキーネジを回動させ、当該ヤンキーネジモータにより当該ヤンキーネジを回動させることで、上記少なくとも1本のファイバ及び上記ロータリモータを上記直線方向に並進させるシステム。
[107]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ファイバアセンブリの並進速度及び回動速度が共に上記ロータリモータによって駆動されるシステム。
[108]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットのロータリモータが上記長手軸周りで上記少なくとも1本のファイバを回動させている間に当該少なくとも1本のファイバが体管腔組織表面から赤外エネルギを収集するシステム。
[109]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが上記少なくとも1本のファイバを上記長手軸に沿い並進させている間、並びに当該運動ユニットが当該少なくとも1本のファイバを当該長手軸周りで回動させている間、のうち少なくとも一方にて、当該少なくとも1本のファイバが体管腔組織表面から赤外エネルギを収集するシステム。
[110]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバにより収集された赤外エネルギを処理し赤外エネルギ処理結果に係る温度データを含む出力を生成するコントローラを備えるシステム。
[111]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記出力が、二次元(2D)グラフィカル温度マップ、一次元(1D)グラフィカル温度マップ、温度値、警報及び温度変化速度のうち少なくとも1個を含むシステム。
[112]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記プローブアセンブリが、更に、上記ハンドルに結合されたシースを有し、そのシース内には上記ファイバの先端が配置され、当該ファイバの先端が当該シースに対し並進及び回動のうち少なくとも一方を為すシステム。
[113]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記シースの先端に位置する少なくとも1個のマーカ帯を備え、当該少なくとも1個のマーカ帯に対し並進しうるよう上記ファイバアセンブリの先端が構成及び配備されているシステム。[114]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記シースが、上記マーカ帯の先寄り側に存する赤外不透明領域と、当該マーカ帯の基寄り側に存する赤外透過領域と、を有するシステム。
[115]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記少なくとも1個のマーカ帯が先帯及び基帯を含み、その先帯・基帯間で並進しうるよう上記第1ファイバアセンブリが構成及び配備されているシステム。
[116]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、それら先帯・基帯間での往復運動の態で上記ファイバを並進させうるよう上記並進アセンブリが構成及び配備されており、そのファイバが先帯・基帯間領域から上記赤外エネルギを受け取るシステム。
[117]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、センサが上記少なくとも1本のファイバの基端に通じるよう、ひいては当該少なくとも1本のファイバの先端が上記少なくとも1個のマーカ帯から赤外光を受光したとき所定信号が生成されるよう、当該少なくとも1個のマーカ帯が構成及び配備されているシステム。
[118]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記少なくとも1個のマーカ帯がC字状であり、そのC字状のマーカ帯が、2個の端と、それら2個の端の間のギャップと、を有するシステム。
[119]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記ギャップにより上記少なくとも1本のファイバの回動位置が識別されるシステム。
[120]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、組織と上記マーカ帯の素材との間の放射率差がためそのマーカ帯の残りとは別様且つ可弁別な信号が上記ギャップによりもたらされるシステム。
[121]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記少なくとも1本のファイバにて受け取られた上記赤外エネルギを複数個の温度計測値に変換するプロセッサを備えるシステム。
[122]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、更に、上記プロセッサから上記温度計測値を受け取り上記組織表面に対応するグラフィカル温度マップを表示する表示型のユーザインタフェースを備えるシステム。
[123]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記組織表面の一次元的表現、二次元的表現及び三次元的表現のうち少なくとも一つの温度マップを表示しうるよう、上記ユーザインタフェースが構成及び配備されているシステム。
[124]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記組織表面の四次元的表現の温度マップを表示しうるよう上記ユーザインタフェースが構成及び配備されているシステム。
[125]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、他の温度情報を表示しうるよう上記ユーザインタフェースが構成及び配備されているシステム。
[126]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記他の温度情報が、ピーク温度情報、温度変化速度情報、並びに複数個の組織表面に係る平均温度情報のうち、少なくとも一種類を含むシステム。
[127]
プローブアセンブリであって、
長手軸に沿い延びる可回動中空シャフトを有するロータリモータと、
上記長手軸に沿い上記中空シャフト内を延びる光学装置と、
上記光学装置に通ずる静止ファイバアセンブリと、
上記長手軸に沿い上記中空シャフトに結合されている実装スリーブと、
実装スリーブ内に存し、受け取った赤外エネルギを上記光学装置の先端へと出力しうるよう上記光学装置の先端に直通している光学素子と、
を備え、上記ロータリモータが、上記長手軸に沿い上記ファイバアセンブリに対して上記中空シャフトを回動させ、その中空シャフトが、当該静止ファイバアセンブリに対し当該長手軸周りで上記実装スリーブを回動させるプローブアセンブリ。
[128]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、更に、上記ロータリモータ及び実装スリーブ周りにプローブシースを備え、そのプローブシースが赤外透過面を有し、上記光学素子が当該赤外透過面を介し組織表面から上記赤外エネルギを受け取れるプローブアセンブリ。
[129]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、上記光学装置が上記ファイバアセンブリの一部分であり、上記ロータリモータがそのファイバアセンブリ周りで上記中空シャフトを回動させるプローブアセンブリ。
[130]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、更に、上記静止ファイバアセンブリの少なくとも一部分の周りにスリップリングを備え、そのスリップリングが当該静止ファイバアセンブリと上記中空シャフトとの間に位置するプローブアセンブリ。
[131]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、上記光学素子、上記ファイバアセンブリ並びにそのファイバアセンブリの基端に隣ずる静止光学素子、の組合せを整列させうるよう、上記スリップリングが、上記中空シャフトの露出領域であり上記ロータリモータの基端に存する露出領域に結合されているプローブアセンブリ。
[132]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、更に、上記ロータリモータから延びる中空シャフトの露出領域を取り巻くロータリモータ・実装スリーブ間分離要素を備えるプローブアセンブリ。
[133]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、上記分離要素が潤滑素材、ベアリング又はラニングギャップを有するプローブアセンブリ。
[134]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、上記光学装置が上記ファイバアセンブリ・上記光学素子間にインデクスマッチド光学素子を有し、当該光学素子が当該インデクスマッチド光学素子に沿い当該ファイバアセンブリへと赤外エネルギを差し向けるプローブアセンブリ。
[135]
先行する項のうちいずれか一項のプローブアセンブリであって、更に、上記ロータリモータに電力を供給するための電気コネクタを備えるプローブアセンブリ。
[136]
組織表面の温度推定値を提供する温度マッピングシステムであって、
プローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
受け取られた赤外エネルギを温度情報信号に変換するプロセッサと、
上記プローブアセンブリの基端に結合されており、上記少なくとも1本のファイバを長手軸周りで回動させること並びに当該ファイバアセンブリを上記温度信号に従い変化する速度で当該長手軸に沿い並進させること、のうち少なくとも一方が可能なように構成及び配備された運動ユニットと、
を備えるシステム。
[137]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットによる上記ファイバアセンブリの回動の速度及び並進の速度に依存する量の温度データを、上記プロセッサが処理するシステム。
[138]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記組織表面に存する注目エリアが識別されたとき上記運動ユニットが上記ファイバアセンブリの回動速度を上昇させるシステム。
[139]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが上記ファイバアセンブリの並進速度を低下させ上記注目エリアまでの並進距離を減らすシステム。
[140]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが更に上記ファイバアセンブリの回動速度を上昇させるシステム。
[141]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記運動ユニットが、比例的に、上記ファイバアセンブリの並進速度を上昇させ且つ上記注目エリア若しくはその近傍における当該ファイバアセンブリの回動速度を上昇させるシステム。
[142]
組織表面の温度推定値を提供するシステムであって、
上記温度情報を受け取り表示するモニタリングユニットと、
プローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
患者インタフェースユニットであり、
ベース、
上記ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをそのベースに対し長手軸周りで回動させること並びに当該少なくとも1本のファイバを当該ベースに対し当該長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なように構成及び配備された運動ユニット、
上記ベースに結合された第1結合機構、並びに
上記運動ユニットに存する第2結合機構、
を有し、上記第1及び第2結合機構の各々に上記プローブアセンブリが取り外し可能に結合されている患者インタフェースユニットと、
上記少なくとも1本のファイバにて受け取られた赤外エネルギを複数個の温度計測値に変換するプロセッサと、
を備えるシステム。
[143]
先行する項のうちいずれか一項のシステムであって、上記患者インタフェースユニットが、上記並進テーブル上で上記ロータリモータと共存するセンサアセンブリを有するシステム。
[144]
医療手順を実行するシステムであって、
ベースと、
基端及び先端を有し、その基端が上記ベースに存し且つ長手軸沿いに延びており、且つ
自プローブアセンブリの基端に存するハンドル、及び
プローブコネクタ、を有するプローブアセンブリと、
上記組織表面から赤外エネルギを受け取りうるよう構成及び配備された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
上記ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをベースに対し上記長手軸周りで回動させること、並びに当該少なくとも1本のファイバをベースに対し且つ当該長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方が可能なよう構成及び配備された運動ユニットと、
上記ベースに結合されており上記ハンドルが取り外し可能に結合される第1結合機構と、
上記運動ユニットに存し上記プローブコネクタが取り外し可能に結合される第2結合機構と、
を備えるシステム。

Claims (12)

  1. 組織表面の温度推定値を提供するシステムであって、
    ベースと、
    基端及び先端を有するプローブアセンブリであって、その基端が上記ベースに存し且つ長手軸沿いに延びており、且つ
    前記プローブアセンブリの基端に存するハンドル、及び
    プローブコネクタ、
    を有する前記プローブアセンブリと、
    上記組織表面から赤外エネルギを受け取るよう成された少なくとも1本のファイバを有し、上記プローブアセンブリ内に延びているファイバアセンブリと、
    上記ベースに存し、上記少なくとも1本のファイバをベースに対し上記長手軸周りで回動させること、並びに当該少なくとも1本のファイバをベースに対し且つ当該長手軸に沿い直線方向に並進させること、のうち少なくとも一方を行うように成された運動ユニットと、
    上記ベースに結合されており上記ハンドルが取り外し可能に結合される第1結合機構と、
    上記運動ユニットに存し上記プローブコネクタが取り外し可能に結合される第2結合機構と、
    を備えるシステム。
  2. 前記ファイバから赤外光を受け取るように構成され、且つ、センサの受光面に光を向けるように構成された光学アセンブリを更に備える請求項1に記載のシステム。
  3. 前記センサに対する前記光学アセンブリの少なくとも二次元的な位置決めを可能にするように構成された調整アセンブリを更に備える請求項1に記載のシステム。
  4. 前記システムは被除熱ハウジングを備え、前記光学アセンブリの少なくとも一部分がその被除熱ハウジング内に保持される請求項1に記載のシステム。
  5. 前記光学アセンブリは反射防止面を有する部材を備える請求項2に記載のシステム。
  6. 前記光学アセンブリは、6μm〜15μmの波長を有する光に対して透過性の部材を有する請求項2に記載のシステム。
  7. 前記光学アセンブリは前記センサの少なくとも一部からギャップによって分離さ
    せられる合焦レンズを備える請求項2に記載のシステム。
  8. 前記光学アセンブリは前記ファイバから受光した赤外光によって前記センサの受光面をオーバフィルするように構成される請求項2に記載のシステム。
  9. 前記光学アセンブリは前記センサをオーバフィルすることにより、ファイバ基端以外の面から発してセンサの受光面に至る赤外光を少なくする動作と、ファイバ基端から発して受光面に対して接近する及び離隔する内の少なくとも一方に動く光により引き起こされるエラーを小さくする動作との内の少なくとも一方から選択される動作を実行するように構成される請求項8に記載のシステム。
  10. 前記光学アセンブリは前記ファイバから受光した赤外光によって前記センサの受光面をアンダフィルするように構成される請求項2に記載のシステム。
  11. 前記光学アセンブリは前記センサをアンダフィルすることにより、前記ファイバ基端から発して前記センサの受光面によって受光される光の量を最大化するように構成される請求項10に記載のシステム。
  12. 前記システムはオーバフィル量またはアンダフィル量のうち少なくとも一方をオペレータが調整しうるように構成される請求項2に記載のシステム。
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