JP2017518184A - 複数の結晶粒組織を有し、高応力環境で使用するための物品 - Google Patents

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Abstract

物品を形成する方法は、金属温度を有する溶融金属を形成するために金属を加熱するステップと、鋳型を金属温度以上の鋳型温度に加熱するステップと、鋳型へ溶融金属を導入するステップと、溶融金属の第1の部分を、溶融金属の第2の部分を金属温度に維持しつつ、冷却するステップであって、第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を有し、第2の側面は、第1の側面の反対側にあって、第2の部分に隣接し、冷却するステップは、凝固界面が第1の側面から第2の側面まで進行するように、第1の部分を第1の側面から第2の側面まで漸進的に冷却するステップを含む、ステップと、第1の部分が結晶化温度以下に冷却された後に、溶融金属の残部を複数の方向から冷却するステップとを含むことができる。【選択図】図1

Description

本明細書で開示される主題は、高応力環境で使用するための物品及びその製造方法に関する。より具体的には、本主題は、タービンの高温部で使用する物品の耐久性を向上させることに関する。
高温環境に曝される物品は、物品内の局所的な応力による応力亀裂を受ける可能性がある。この局所的な応力は、異なる膨張率につながる可能性がある材料内の温度勾配によって生じることがある。材料の一部がより急速に膨張する場合があり、隣接する領域に張力を生じさせる可能性がある。応力亀裂は、緩和させない場合には、物品を通して伝播し、クリープ及び熱疲労などの物品の故障を引き起こすおそれがある。
亀裂が生じた物品を溶接することにより、一時的な修理を行うことができる。このような修理により、物品を、ある期間、業務運転に復帰させることができる。しかし、この種の修理は破壊的であるおそれがあり、かつ高価であり得る。例えば、発電ガスタービンの修理は、タービンを強制的にオフラインにする場合があり、或いはジェットエンジンの修理は、修理を行う間、航空機を強制的に地上にとめておく場合がある。結果として、製造業者は、応力により生じる亀裂の頻度を低減し、修理と修理との間の時間を長くすることができる、より長く持続する部品を所望する。
応力亀裂の可能性を低減するために、これらの製品の製造に超合金を使用することができる。これらの材料は、他の金属合金に比べて優れた機械的性質を提供することができる。しかし、これらの材料であっても応力により生じる亀裂を受ける可能性があり、定期的な修理を必要とする場合がある。これらの高強度合金は、溶接性に劣り、溶接による修理が困難である場合があり、したがって部品が修理不可能になるおそれがある。このように、修理せずに長い期間にわたって動作することができる、又は溶接することができる、高応力環境における耐久性が向上した物品に対する技術上の必要性がある。
欧州特許出願公開第2727669号明細書
本発明の一態様によれば、物品を形成する方法は、金属温度を有する溶融金属を形成するために金属を加熱するステップと、鋳型を金属温度以上の鋳型温度に加熱するステップと、鋳型へ溶融金属を導入するステップと、溶融金属の第1の部分を、溶融金属の第2の部分を金属温度に維持しつつ、冷却するステップであって、第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を有し、第2の側面は、第1の側面の反対側にあって、第2の部分に隣接し、冷却するステップは、凝固界面が第1の側面から第2の側面まで進行するように、第1の部分を第1の側面から第2の側面まで漸進的に冷却するステップを含む、ステップと、第1の部分が結晶化温度以下に冷却された後に、溶融金属の残部を複数の方向から冷却するステップとを含むことができる。
本発明の別の態様によれば、タービン用部品は、基壁及び取り付け部を有する基部であって、取り付け部は、タービン部品の機械的取り付けのために構成された、基部と、基壁から延在する翼形部とを含むことができ、部品は、基部及び翼形部の第1のセクションを含む第1の部分と、翼形部の第2のセクションを含む第2の部分とを含み、第1の部分は、方向性凝固結晶粒を有する金属を含み、第2の部分は、等軸性結晶粒を有する金属を含み、方向性凝固結晶粒の最長寸法は、部品が使用されている場合に予想される引張応力に平行に延びる。
これらの及び他の利点並びに特徴は、図面と合わせて以下の説明からさらに明らかになろう。
本発明とみなされる発明の主題は、本明細書の最後の特許請求の範囲において特に示され、明確に請求される。本発明の上述した及び他の特徴並びに利点は、添付した図面と合わせて以下の詳細な説明から明らかである。
鋳造されている金属部品の断面を示す図である。 方向性凝固(DS)結晶粒を有する鋳造されている金属部品の断面を示す図である。 混成結晶粒組織を有する鋳型内の金属部品の断面を示す図である。 2つの壁部の間に固定された翼形部を有する、タービンに使用される金属部品を示す図である。
詳細な説明では、例として図面を参照しながら、本発明の実施形態を利点及び特徴と共に説明する。
タービン部品は、翼形部を有するブレード及び/又はベーンを含むことができる。タービン部品は、高温流体の流れに曝され得る。この流れは、タービン部品のいくつかの領域に高い熱応力を発生させ、この熱応力は、少なくとも部分的に、部品の表面に沿って流れる高温流体によって部品に生じる熱勾配に起因する。タービン部品は、中空部分、空洞、又は通路を含む場合があるので、部品内の温度勾配を低減する様々な方法を用いて冷却することができ、それによって部品内の内部応力の大きさを低減することができる。このような冷却方法は、内部冷却方法(例えば、対流冷却及び衝突冷却など)又は外部冷却方法(例えばフィルム冷却、滲出冷却、吹出冷却及びピンフィン冷却など)を含むことができる。
タービン部品は、金属合金などの金属から鋳造することができる。これらの部品の耐久性を向上させるために、超合金を使用することができる。固相金属及び金属合金は、微視的結晶組織を有することができる。これらの微視的結晶は、結晶粒とも呼ばれ、固体金属の体積内のミクロ組織を形成することができる。これらの結晶粒組織は、引張強度、極限強度、硬度及び延性などを含む構造的特性などの特定の特性を金属に付与する。本明細書では、部品の異なる領域に2つ以上の異なる結晶粒組織などの混成結晶粒組織を有する金属タービン部品及びこれらの構造を形成する方法が開示される。
タービン部品を製造する際には、例えば鋳造工程で、金属を選択した部品形状に成形することができる。このような工程では、溶融温度、例えば金属を溶融して均質な金属混合物を形成するのに十分な温度に金属を加熱することができ、均質な金属混合物は単相ミクロ組織を有する。例えば、均質な金属混合物では、組成を均一にすることができる。溶融温度は、鋳造用に選択した金属の組成に応じて変化することがあり得る。溶融温度は、金属合金の金属成分の溶融温度よりも高くすることができるので、金属は均質な混合物を形成することができる。溶融温度は、2300°F(1260℃)以上、例えば、2500°F(1371℃)〜3000°F(1649℃)、又は、2600°F(1427℃)〜2800°F(1538℃)とすることができる。
鋳型を溶融温度以上の温度に加熱することができるので、溶融金属が固化せずに鋳型空洞に流入して充填することができる。鋳型を炉内又は他の適切な熱源内に配置することにより、鋳型を加熱することができる。炉は、鋳型の温度を溶融温度以上に維持することができる。任意選択的に、鋳型は、付加的な加熱を提供するための及び/又は鋳型表面の一部に沿って温度を制御するための電気加熱要素を含むことができる。
鋳型の表面は、溶融金属の隣接する体積を凝固させるために冷却することができる。溶融金属の一部がこの冷却表面に沿って冷却される間、溶融金属の残部の温度は溶融温度より高く維持することができる。このようにして、溶融金属中に温度勾配を確立することができる。温度勾配は、溶融金属の単一の直線寸法に沿って確立することができる。この勾配は、鋳型の寸法に沿った鋳型の空洞表面の温度及び冷却表面の温度を制御することによって維持することができる。溶融金属から熱エネルギーが流れ出る方向は、確立された温度勾配によって制御することができる。金属から出る熱流束が平面を通るように、冷却表面に隣接する平面に沿って熱エネルギーを除去することができる。
溶融金属の体積が固化温度より低い温度に冷却されると、冷却表面に隣接する凝固した金属の層を形成することができる。凝固した金属は、凝固した層に隣接する溶融金属から熱を除去する熱伝導体として作用し、冷却表面と凝固界面(例えば溶融相及び固化相の両方が当接する表面)との間の距離を架橋することができる。このようにして、凝固界面は、冷却表面から鋳型の空洞体積の中を段階的に移動することができる。冷却過程中の熱エネルギーの流れを制御することにより、方向性凝固(DS)結晶粒組織を凝固した金属中に確立することができる。このような結晶粒組織は、協調した配向を含む互いに隣接する金属結晶、すなわち結晶粒を有することができる。これらの結晶粒は、共通の軸方向寸法(例えば、最長寸法)を共有することができるので、各結晶粒の最長寸法は共通軸線に平行に延びている。これらのDS結晶粒の軸方向寸法の方向は、冷却中に熱エネルギーが抽出される平面に対して垂直とすることができる。DS結晶粒の軸方向寸法の方向は、金属の表面から熱が取り除かれる方向と平行にすることができる。
凝固する際に金属から熱エネルギーが取り除かれる方向を維持することによって、例えば、選択された温度勾配を維持することによって、DS結晶粒が寸法に沿って成長することができる。鋳型空洞内の金属全体の温度は、炉などの熱源から金属に流入するエネルギーの量と、チルプレートなどの冷却表面から取り除かれるエネルギーの量とを制御することによって制御することができる。金属の冷却速度は、冷却表面から取り除かれるエネルギーの量を調整することによって制御することができる。エネルギーを取り除く速度を制御することにより、溶融金属を冷却表面から段階的に、例えば、漸進的に冷却することができる。エネルギーを取り除く具体的な速度は、部品設計、肉厚及び材料などの特定の部品に基づいて容易に決定される。
金属鋳造の冷却速度を制御することにより、強化された構造的特性を部品に付与することができる。しかし、このような処理は時間がかかり、鋳造部品の処理時間が延びることがあり得る。選択した領域(単数又は複数)の鋳造金属部品にDSミクロ組織を形成することにより、鋳造部品が全体にわたってDSミクロ組織を有するように形成された場合と比較して、処理時間を短縮することができる。このようにして、部品が所望の構造的特性を有することができ、処理時間を短縮しつつ、より優れた構造的完全性が部品の高応力領域に設けられる。
漸進的な冷却によって、冷却表面に対して垂直な軸を有する方向性凝固結晶粒の形成が可能になる。隣接する金属が冷却されて固体DS結晶粒となるにつれて、凝固界面が冷却表面から温度勾配の次元に沿って移動することができる。金属の一部(例えば、ある体積)が冷却されると、鋳型を熱源から取り除くことができ、残りの溶融金属を冷却表面からだけでなく複数の表面に沿って冷却することができる。このようにして、残りの金属は、DS結晶粒組織を形成するために冷却される金属の部分と比較して、急速に冷却することができる。このような冷却は、エネルギーが鋳型空洞の複数の表面を通して引き抜かれるので、残った金属中に等軸性結晶粒を形成することができる。この等軸部分における金属結晶粒成長は、複数の方向に、複数の次元に沿って生じる。
DS結晶粒を有する(例えば、DS結晶粒組織を有する)ように製造される金属部品の部分は、金属部品の任意の部分であるように選択することができる。DS結晶粒を有するように形成された部品の部分は、このようにして、部品の全体積の60%まで、例えば10%〜50%、又は25%〜50%を含むことができる。
DS結晶粒を形成するように冷却された金属部品の体積は、部品が使用される場合に最も高い応力を受ける部品の部分を含むように選択することができる。最も高い応力を受ける部品の部分は、経験的又は解析的に決定することができる。これらの応力は、少なくとも部分的に、部品の表面に当たるガス温度と、タービン軸の周りの回転に起因して部品に作用する遠心力と、の結果として生じる可能性がある。例えば、外側壁部に隣接する翼形部の一部、又は外側シュラウドは、最も高い応力を有することがあり得る。したがって、外側シュラウド及び翼形部の隣接する一部は、この領域の部品の耐久性を高めるためにDS結晶粒組織を有するように形成することができる。DS結晶粒は、結晶粒の最長寸法が部品の使用時に予想される引張荷重と平行になるように配向することができる。DS結晶粒は、結晶粒の最長寸法が翼形部の長さL(添付図面ではl軸方向に延びる)と平行になるように配向することができる。DS結晶粒の配向は、部品の引張強度が部品の使用時(すなわちタービンの動作時)に部品に働く引張応力を超えることができるように、部品に対して引張強度の向上に寄与することができる。
DS結晶粒組織は、部品の選択した体積に形成することができる。例えば、鋳型の冷却表面は、翼形部の前縁の表面に平行な方向に沿った溶融金属からの熱流束を制御することができる。DS結晶粒組織(例えば、図4の線84の左側の領域)は、矢印82の方向に熱を抜き取ることなどにより、前縁の表面に垂直に、前縁からある深さまで形成することができる(図4の深さDを参照)。DS結晶粒を含む部品の選択した体積は、経験的又は解析的に決定された部品の高応力領域を含むことができる。
図1は、鋳型14内で鋳造されている金属部品10の断面を示す。金属2は、炉6内の坩堝などのホルダ4内に保持することができる。炉6は、金属2を溶融させるための及び/又は鋳型14を加熱するための熱エネルギー8を供給することができる。炉6の熱エネルギー8は、金属2を均質な溶融状態20(波線で示す)に維持するために使用することができる。一旦溶融すると、金属2は、例えば重力により流れて、通路22及び鋳型入口24を経由して鋳型空洞12に導入することができる。金属2を鋳型空洞12に導入するために、任意の好適な方法、例えば圧力で補助されたポンピング及び/又は真空で補助されたプリングを用いることができる。鋳型は、金属2により所望の体積まで充填することができる。冷却流体は、冷却プレート30に導入することができる。冷却プレート30は、冷却表面32を提供することができる。冷却表面は、金属2から熱エネルギーを抽出する熱流束34を生成することができる。冷却表面32は、単一次元に沿って、例えばl軸次元に沿って金属2から熱エネルギーを抽出することができる。
図2は、方向性凝固(DS)結晶粒42(l軸次元に平行な直線で示す)を有する鋳造されている金属部品10の断面を示す。DS結晶粒42は、冷却プレート30から冷却表面32に直交する方向に、冷却表面32を通る熱流束34の方向と反対方向に成長することができる。DS結晶粒42の軸方向寸法(例えば、最長寸法)は、金属のDS部分全体にわたって協調された配向を有することができるので、結晶粒の軸は、冷却表面32に直交する共通の軸線(例えば、l軸)と平行に延びている。残部を炉6で加熱するなどして、金属2の残部を均質な溶融相20に維持しつつ、DS結晶粒42を形成することができる。これによって、溶融金属が凝固した金属相に当接する凝固界面38を確立することができる。凝固界面38は、冷却表面32を通る熱流束34の反対方向に冷却表面32から段階的に進行することができる。例えば、隣接するDS結晶粒42が微視的層の凝固界面38に沿って段階的に形成されるにつれて、鋳型14を方向50に沿って炉から漸進的に引き出すことができる。このようにして、凝固界面38が熱流束34と反対方向に進むように、別の部分をDS結晶粒42に固化しつつ、金属の一部を溶融均質相20(波線で示す)のままにしておくことができる。
図3は、金属2の凝固が完了した後の、混成結晶粒組織を有する鋳型14内の金属部品10の断面を示す。金属部品10は、基部26及び翼形部70を含むことができる。基部26は、シュラウド、シャフト、隣接する部品の基部及びプラットフォームなどのタービン部品に機械的に取り付けるように構成することができる。このような取り付けは、非恒久的なものとすることができるので、金属部品10を取り外して(例えば、タービン外部から)修理し、或いは周囲の部品を損傷することなく交換することができる。
金属部品10は、冷却プレート30の冷却表面32によって生じる第1の次元(l軸次元)に沿った熱流束34により、最初に冷却することができる。熱流束34は、冷却表面32を通る熱流束34に平行な単一方向に金属2から熱エネルギーを取り除くことができる。鋳型14内の均質な溶融金属20の残部は、温度勾配がl軸次元に確立され得るように、金属2の溶融温度以上の温度に維持することができる。凝固界面38が所定の位置(例えば、冷却表面32からある距離)まで進むと、DS結晶粒42の形成を停止させるために、鋳型14を炉6から取り除くことができる。凝固界面38は、冷却表面32に当接する第1の側面55から第2の側面57まで進行して、DS結晶粒42を有する第1の部分56を画成することができる。第1の部分56は、翼形部70の第1のセクション76を含むことができる。
DS結晶粒42を有する第1の部分56が凝固したら、鋳型14内の均質な溶融金属20の残部を冷却することができる。第1の部分56が形成された後に、均質な溶融金属20の残部によって第2の部分58を画成することができる。第2の部分58は、翼形部70の第2のセクション78を含むことができる。第2のセクション78は、複数の表面を通る複数の方向の複数の熱流束36によって冷却することができる。単一の温度勾配が維持されない、この種の冷却においては、均質な溶融金属20は、個々の結晶粒の軸方向が協調された配向を有するように形成されない、或いは共通の軸に平行になるように形成されない等軸性結晶粒44(クロスハッチング線で示す)を有するように凝固することができる。等軸性結晶粒44を形成する際の冷却速度は、DS結晶粒42を形成する際よりも高速にすることができる。等軸性結晶粒44を形成する際の冷却速度は、鋳型14を通して及び/又は鋳型14の表面に沿って冷却流体を圧入することによって、速くすることができる。等軸性結晶粒44を形成する際には、金属2を、空気、オイル及び水などの任意の適切な急冷剤で急冷することができる。
図4は、内側壁部62及び外側壁部64に固定された翼形部70を有する、タービンに使用される金属部品60を示す。翼形部は、内側壁部62からl軸次元に延びる長さL、前縁72及び後縁74を有することができる。金属部品60は、高応力領域80を有することができる。高応力領域80は、外側壁部64に隣接する前縁72の領域にあってもよい。金属部品60は、第1の側面55及び第2の側面57を有する第1の部分56がDS結晶粒42を含み、かつ、第2の部分58が等軸性結晶粒44を含む混成結晶粒組織を有するように、鋳造することができる。第1の側面55は、第2の側面57の反対側にあってもよい。第1の部分56は、高応力領域80を含むことができる。第1の部分56は、翼形部70の第1のセクション及び外側壁部64を含むことができる。第2の部分58は、翼形部70の第2のセクション及び内側壁部62を含むことができる。第1の部分56の第2の側面57は、第2の部分58に隣接することができる。金属部品60が複数の方向に冷却される直前の凝固界面38の位置は、DS結晶粒42を有する部品の部分と等軸性結晶粒44を有する金属部品60の部分との間の境界を決定することができる。部品が混成結晶粒組織を有する場合である。
鋳造された部品は、中空部分を含むことができる。中空部分は、動作中に部品を冷却するために冷却流体が部品を通過することを可能にすることができる。中空部分は、部品の質量を低減することができる。
タービン用部品は、翼形部及び基部を有するタービンブレードを含むことができる。タービン用部品は、中央翼形部及び2つのシュラウド部(例えば、内側シュラウド、もしくは基部及び外側シュラウド)を有するベーンを含むことができる。内側シュラウドは、タービンブレードの基部に相当するとみなすことができる。基部は、部品をタービンの構成要素に固定するための機械的取り付け部を含むことができ、部品と構成要素とが機械的に連係される。部品の基部は、シュラウド、シャフト、隣接する部品の基部及びプラットフォームなどを含むことができるタービン構成要素に取り付けることができる。
タービン部品は、高応力環境に曝される可能性がある。高い応力は、少なくとも部分的には、部品の表面に沿って流れて、部品内に温度勾配を生成する高温流体の結果であり得る。したがって、温度勾配によって部品内に高い内部応力が生じる可能性があり、それによって部品の表面に応力亀裂が生じるおそれがある。
金属合金は、任意の金属及び/又はメタロイドを含むことができる。金属合金は、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)、炭素(C)、コバルト(Co)、クロム(Cr)、ハフニウム(Hf)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、ニオブ(Nb)、レニウム(Re)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、タングステン(W)及びジルコニウム(Zr)、並びに上記のうちの少なくとも1つを含む組合せ、例えばニッケル基超合金(例えば、Ni、Cr及びCoを含む合金、或いはNi、Cr、Co、Al、Ti、B、Zrを含む合金)などを含むことができる。金属合金のいくつかの例としては、Hastelloy、Inconel合金(「IN」)、Waspaloy、Rene合金、例えばGTD111、GTD222、GTD262、Mar M247、IN738、Rene80、IN939、Rene N2、Rene108、IN706、Nimonic263など、或いは上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを挙げることができる。合金中のこれらの元素の組成は、大幅に変化してもよい。例えば、金属合金の組成は、以下の重量パーセント(重量%)の範囲を有することができる。
Al:0重量%〜6.0重量%、例えば、0重量%超〜6.0重量%、又は0.5重量%〜4.5重量%;
B:0重量%〜0.06重量%、例えば、0重量%超〜0.06重量%、又は0.01重量%〜0.05重量%;
C:0重量%〜0.2重量%、例えば、0重量%超〜2.0重量%、又は0.05重量%〜0.15重量%;
Co:0重量%〜20重量%、例えば、0重量%超〜20重量%、又は2.0重量%〜18.0重量%;
Cr:5重量%〜22.5重量%、又は8重量%〜18重量%;
Hf:0重量%〜1.5重量%、例えば、0重量%超〜1.5重量%、又は0.1重量%〜1.0重量%;
Fe:0重量%−19重量%、例えば、0重量%超〜19重量%、又は5.0重量%〜15.0重量%;
Ni:40重量%〜85重量%、例えば、45重量%〜80重量%、又は50重量%〜80重量%;
Nb:0重量%〜5重量%、例えば、0重量%超〜5.0重量%、又は1.0重量%〜4.0重量%;
Re:0重量%〜3重量%、例えば、0重量%超〜3.0重量%、又は0.05重量%〜2.5重量%;
Ta:0重量%〜7.5重量%、例えば、0重量%超〜7.5重量%、又は1.0重量%〜6.5重量%;
Ti:0重量%〜5重量%、例えば、0重量%超〜5.0重量%、又は0.05重量%〜4.0重量%;
W:0重量%〜12.5重量%、例えば、0重量%超〜12.5重量%、又は2.0重量%〜10重量%;
Zr:0重量%〜0.1重量%、例えば、0重量%超〜0.1重量%、又は0.05重量%〜0.1重量%である。
DS結晶粒組織を有する材料は、等軸性結晶粒組織と比較して増強されたクリープ歪み耐性を示すことができる。例えば、DS結晶粒組織を有する金属合金は、破壊前に等軸性結晶粒組織の12倍までのクリープ歪みに耐えることができ、85%長い間クリープ歪みに耐えることができる。
本願は、部品、例えば、翼形部及びブレードなどのタービン部品について多くの利点を提供する。部品が高い応力の領域にDS結晶粒を含んでいるので、これらの領域が強化されている(例えば、等軸性結晶粒のみを有する部品と比較して)。結果的に、部品の材料選択肢が拡大され、所望の特性を達成しつつ、以前は所望の機械的特性を提供するには不十分であった、溶接可能な材料を用いることができる。
以下では、本明細書に開示された、物品を形成するための方法及び物品のいくつかの実施形態について説明する。
実施形態1:物品を形成する方法であって、金属温度を有する溶融金属を形成するために金属を加熱するステップと、鋳型を金属温度以上の鋳型温度に加熱するステップと、鋳型へ溶融金属を導入するステップと、溶融金属の第1の部分を、溶融金属の第2の部分を金属温度に維持しつつ、冷却するステップであって、第1の部分は、第1の側面及び第2の側面を有し、第2の側面は、第1の側面の反対側にあって、第2の部分に隣接し、冷却するステップは、凝固界面が第1の側面から第2の側面まで進行するように、第1の部分を第1の側面から第2の側面まで漸進的に冷却するステップを含む、ステップと、第1の部分が結晶化温度以下に冷却された後に、溶融金属の残部を複数の方向から冷却するステップとを含む。
実施形態2:実施形態1の方法であって、溶融金属の残部を冷却するステップは、すべての鋳型表面から溶融金属を冷却するステップをさらに含む。
実施形態3:実施形態1〜2のいずれかの方法であって、第1の部分の体積は、物品の全体積の20%以上である。
実施形態4:実施形態1〜3のいずれかの方法であって、物品の高応力領域を決定するステップを含む。
実施形態5:実施形態4の方法であって、高応力領域は、第1の部分内にある。
実施形態6:実施形態1〜5のいずれかの方法で製造されたタービン用部品である。
実施形態7:タービン用部品であって、基壁及び取り付け部を有する基部と、基壁から延在する翼形部とを含み、部品は、基部及び翼形部の第1のセクションを含む第1の部分と、翼形部の第2のセクションを含む第2の部分とを含み、第1の部分は、方向性凝固結晶粒を有する金属を含み、第2の部分は、等軸性結晶粒を有する金属を含む。
実施形態8:実施形態7の部品であって、シュラウド壁を有するシュラウドを含み、翼形部は、基部とシュラウド壁との間に延在し、第2の部分は、シュラウドをさらに含む。
実施形態9:実施形態7〜8のいずれかの部品であって、第1の部分は、第1の部分体積を含み、第1の部分体積は、部品の全体積の60%以下である。
実施形態10:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属は、GTD111、GTD222、GTD262、Mar M247、IN738、Rene80、IN939、Rene N2、Rene108、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む。
実施形態11:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属が金属合金であって、金属合金が、7.5〜9.0重量%のCr、9.5〜10.5重量%のCo、5.0〜6.0重量%のAl、0.50〜1.5重量%のTi、0.2〜1重量%のMo、2〜4重量%のTa、9〜11重量%のW、1〜2重量%のHf、0.025〜0.075重量%のZr、0.010〜0.020重量%のB、0.10〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含む(例えば、金属は、8.1重量%のCr、10重量%のCo、5.5重量%のAl、1重量%のTi、0.6重量パーセントのMo、3重量%のTa、10重量%のW、1.5重量%のHf、0.05質量%のZr、0.015重量%のB、0.16重量%のC、及び残部のNiを含む)。
実施形態12:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属が金属合金であって、金属合金が、13〜15重量%のCr、9〜10重量%のCo、2〜4重量%のAl、4〜6重量%のTi、1〜3重量%のMo、2〜4重量%のTa、3〜5重量%のW、0.01〜0.03重量%のZr、0.008〜0.02重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含む(例えば、金属は、14重量%のCr、9.5重量%のCo、3重量%のAl、4.9重量%のTi、1.6重量%のMo、2.8重量%のTa、3.8重量%W、0.02重量%のZr、0.012重量%のB、0.10重量%のC、及び残部のNiを含む)。
実施形態13:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属が金属合金であって、金属合金が、19〜25重量%のCr、12〜21重量%のCo、1.5〜3.5重量%のAl、1.0〜3.9重量%のTi、0.050〜3.0重量%のTa、0.050〜3.5重量%のW、0.0050〜0.050重量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、0.05〜2重量%のNb、及び残部のNiを含む(例えば、金属は、22.5重量%のCr、19重量%のCo、1.2重量%のAl、2.3重量%のTi、1重量%のTa、2重量%のW、0.012重量%のZr、0.005重量%のB、0.10重量%のC、0.8重量%のNb、及び残部のNiを含む)。
実施形態14:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属が金属合金であって、金属合金が、15.5〜17.5重量%のCr、7〜9重量%のCo、1〜5重量%のAl、2.5〜6.0重量%Ti、0.50〜3.0重量%のMo、0.70〜3.0重量%のTa、0.050〜3.5重量%のW、0.0050〜0.15重量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、0.05〜2重量%のNb、及び残部のNiを含む(金属は、16重量%のCr、8.5重量%のCo、3.5重量%のAl、3.5重量%のTi、1.7重量%のMo、1.7重量%のTa、2.5重量%のW、0.05〜0.1質量%のZr、0.01重量%のB、0.09〜0.17重量%のC、0.8重量%のNb、及び残部のNiを含む)。
実施形態15:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属が金属合金であって、金属合金が、13〜15重量%のCr、7.0〜11重量%のCo、1〜5重量%のAl、2.5〜6.0重量%のTi、3.1〜6重量%のMo、2〜6重量%のW、0.0050〜0.15質量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含む(金属は、14重量%のCr、9.5重量%のCo、3重量%のAl、5重量%のTi、4重量%のMo、4重量%のW、0.03質量%のZr、0.015重量%のB、0.16重量%のC、及び残部のNiを含む)。
実施形態16:実施形態7〜15のいずれかの部品であって、方向性凝固結晶粒の最長寸法は、部品が使用されている場合に予想される引張応力に平行に延びる。
実施形態17:実施形態7〜16のいずれかの部品であって、取り付け部は、タービン部品の機械的取り付けのために構成される。
実施形態18:実施形態7〜10のいずれかの部品であって、部品は溶接可能ではない。
実施形態19:実施形態18の部品であって、金属は、Mar M247、IN738、Rene80、IN939、Rene N2、Rene108、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む。
実施形態20:実施形態18の部品であって、金属は、IN738、Rene80、IN939、Rene N2、Rene108、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む。
実施形態21:実施形態7〜10のいずれかの部品であって、部品は溶接可能である。
実施形態22:実施形態21の部品であって、金属は、GTD111、GTD222、GTD262、IN X−750、Waspaloy、Nimonic263、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む。
実施形態23:実施形態21の部品であって、金属は、GTD111、GTD222、GTD262、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む。
実施形態24:実施形態7〜9のいずれかの部品であって、金属が金属合金であって、金属合金が、0重量%超〜6.0重量%のAl、0重量%超〜0.06重量%のB、0重量%超〜2.0重量%のC、0重量%超〜20重量%のCo、5重量%〜22.5重量%のCr、0重量%超〜19重量%のFe、0重量%超〜5.0重量%のNb、任意選択的にRe、Ta、Ti、W及び/又はZn、残部のNiを含む。
金属合金の溶接性は、それが含むガンマプライム相の量によって特徴付けることができる。これらの材料は、合金中のチタンの重量%に対するアルミニウムの重量パーセントの関係によって特徴付けることができる。以下の関係が、アーク溶接、酸素−燃料溶接、電気抵抗溶接、レーザビーム溶接、電子ビーム溶接及びテルミット溶接などの通常の融解溶接技術を用いて溶接可能とみなし得る金属合金についてのYAl対XTiグラフの領域を確立することが分かっている。
Al≦−0.5XTi+3, [1]
ここで、YAlは合金のアルミニウムの重量パーセントであり、XTiは合金のチタンの重量パーセントである。
本明細書において、[1]の関係を満たすことができる組成を有する金属合金は、溶接可能とみなすことができる。本明細書において、[1]の関係を満たさない組成を有する金属合金は、溶接可能ではないとみなすことができる。
本発明について限られた数の実施形態にのみ関連して詳述しているが、本発明がこのような開示された実施形態に限定されないことが直ちに理解されるべきである。むしろ、これまでに記載されていない任意の数の変形、変更、置換又は等価な構成を組み込むために、本発明を修正することができ、それらは本発明の趣旨と範囲に相応している。さらに、本発明の様々な実施形態について記載しているが、本発明の態様は記載した実施形態のうちのいくつかのみを含んでもよいことを理解すべきである。したがって、本発明は、上記の説明によって限定されるとみなされるのではなく、添付した特許請求の範囲によって限定されるだけである。
[実施態様1]
物品を形成する方法であって、
金属温度を有する溶融金属を形成するために金属(2)を加熱するステップと、
鋳型(14)を金属温度以上の鋳型温度に加熱するステップと、
鋳型(14)へ溶融金属を導入するステップと、
溶融金属の第1の部分(56)を、溶融金属の第2の部分(58)を金属温度に維持しつつ、冷却するステップであって、第1の部分(56)は、第1の側面(55)及び第2の側面(57)を有し、第2の側面(57)は、第1の側面(55)の反対側にあって、第2の部分(58)に隣接し、冷却するステップは、凝固界面(38)が第1の側面(55)から第2の側面(57)まで進行するように、第1の部分(56)を第1の側面(55)から第2の側面(57)まで漸進的に冷却するステップを含む、ステップと、
第1の部分(56)が結晶化温度以下に冷却された後に、溶融金属の残部を複数の方向から冷却するステップとを含む方法。
[実施態様2]
溶融金属の残部を冷却するステップは、すべての鋳型表面から溶融金属を冷却するステップをさらに含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様3]
第1の部分(56)の体積は、物品の全体積の20%以上である、実施態様1に記載の方法。
[実施態様4]
物品の高応力領域(80)を決定するステップを含む、実施態様1に記載の方法。
[実施態様5]
高応力領域(80)は、第1の部分(56)内にある、実施態様4に記載の方法。
[実施態様6]
実施態様1に記載の方法で製造されたタービン用部品(60)。
[実施態様7]
タービン用部品(60)であって、
基壁及び取り付け部を有する基部(26)と、
基壁から延在する翼形部(70)とを含み、
部品(60)は、基部(26)及び翼形部(70)の第1のセクション(76)を含む第1の部分(56)と、翼形部(70)の第2のセクション(78)を含む第2の部分(58)とを含み、第1の部分(56)は、方向性凝固結晶粒(42)を有する金属(2)を含み、第2の部分(58)は、等軸性結晶粒(44)を有する金属(2)を含む、部品。
[実施態様8]
シュラウド壁を有するシュラウドを含み、翼形部(70)は、基部(26)とシュラウド壁との間に延在し、第2の部分(58)は、シュラウドをさらに含む、実施態様7に記載の部品。
[実施態様9]
第1の部分(56)は、第1の部分体積を含み、第1の部分体積は、部品の全体積の60%以下である、実施態様7に記載の部品。
[実施態様10]
金属(2)が金属合金であって、金属合金が、GTD111、GTD222、GTD262、Mar M247、IN738、Rene80、IN939、Rene N2、Rene108、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む、実施態様7に記載の部品。
[実施態様11]
金属(2)が金属合金であって、金属合金が、7.5〜9.0重量%のCr、9.5〜10.5重量%のCo、5.0〜6.0重量%のAl、0.50〜1.5重量%のTi、0.2〜1重量%のMo、2〜4重量%のTa、9〜11重量%のW、1〜2重量%のHf、0.025〜0.075重量%のZr、0.010〜0.020重量%のB、0.10〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含む、実施態様7に記載の部品。
[実施態様12]
金属(2)が金属合金であって、金属合金が、13〜15重量%のCr、9〜10重量%のCo、2〜4重量%のAl、4〜6重量%のTi、1〜3重量%のMo、2〜4重量%のTa、3〜5重量%のW、0.01〜0.03重量%のZr、0.008〜0.02重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含む、実施態様7に記載の部品。
[実施態様13]
金属(2)が金属合金であって、金属合金が、19〜25重量%のCr、12〜21重量%のCo、1.5〜3.5重量%のAl、1.0〜3.9重量%のTi、0.050〜3.0重量%のTa、0.050〜3.5重量%のW、0.0050〜0.050重量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、0.05〜2重量%のNb、及び残部のNiを含む、実施態様7に記載の部品。
[実施態様14]
金属(2)が金属合金であって、金属合金が、15.5〜17.5重量%のCr、7〜9重量%のCo、1〜5重量%のAl、2.5〜6.0重量%Ti、0.50〜3.0重量%のMo、0.70〜3.0重量%のTa、0.050〜3.5重量%のW、0.0050〜0.15重量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、0.05〜2重量%のNb、及び残部のNiを含む、実施態様7に記載の部品。
[実施態様15]
金属(2)が金属合金であって、金属合金が、13〜15重量%のCr、7.0〜11重量%のCo、1〜5重量%のAl、2.5〜6.0重量%のTi、3.1〜6重量%のMo、2〜6重量%のW、0.0050〜0.15質量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含む、実施態様7に記載の部品。
2 金属
4 ホルダ
6 炉
8 熱エネルギー
10 金属部品
12 鋳型空洞
14 鋳型
20 均質な溶融相、溶融均質層、均質な溶融状態、均質な溶融金属
22 通路
24 鋳型入口
26 基部
30 冷却プレート
32 冷却表面
34 熱流束
36 熱流束
38 凝固界面
42 DS結晶粒
44 等軸性結晶粒
50 方向
55 第1の側面
56 第1の部分
57 第2の側面
58 第2の部分
60 金属部品
62 内側壁部
64 外側壁部
70 翼形部
72 前縁
74 後縁
76 第1のセクション
78 第2のセクション
80 高応力領域
82 矢印
84 線

Claims (10)

  1. 物品を形成する方法であって、
    金属温度を有する溶融金属を形成するために金属(2)を加熱するステップと、
    鋳型(14)を金属温度以上の鋳型温度に加熱するステップと、
    鋳型(14)へ溶融金属を導入するステップと、
    溶融金属の第1の部分(56)を、溶融金属の第2の部分(58)を金属温度に維持しつつ冷却するステップであって、第1の部分(56)が第1の側面(55)及び第2の側面(57)を有し、第2の側面(57)が第1の側面(55)の反対側にあって、第2の部分(58)に隣接し、冷却ステップが、凝固界面(38)が第1の側面(55)から第2の側面(57)まで進行するように、第1の部分(56)を第1の側面(55)から第2の側面(57)まで漸進的に冷却することを含んでいる、ステップと、
    第1の部分(56)が結晶化温度以下に冷却された後に、溶融金属の残部を複数の方向から冷却するステップと
    を含む方法。
  2. 溶融金属の残部を冷却するステップが、すべての鋳型表面から溶融金属を冷却することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 物品の高応力領域(80)を決定するステップを含んでいて、高応力領域(80)が第1の部分(56)内にある、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の方法で製造されたタービン用部品(60)。
  5. タービン用部品(60)であって、当該部品が、
    基壁及び取り付け部を有する基部(26)と、
    基壁から延在する翼形部(70)と
    を備えており、当該部品(60)が、基部(26)及び翼形部(70)の第1のセクション(76)を含む第1の部分(56)と、翼形部(70)の第2のセクション(78)を含む第2の部分(58)とを含んでおり、第1の部分(56)が方向性凝固結晶粒(42)を有する金属(2)を含み、第2の部分(58)が等軸性結晶粒(44)を有する金属(2)を含む、部品。
  6. シュラウド壁を有するシュラウドを含んでおり、翼形部(70)が基部(26)とシュラウド壁との間に延在し、第2の部分(58)がシュラウドをさらに含む、請求項5に記載の部品。
  7. 第1の部分(56)が第1の部分体積を含み、第1の部分体積が部品の全体積の60%以下である、請求項5又は請求項6に記載の部品。
  8. 金属(2)が金属合金であって、金属合金が、GTD111、GTD222、GTD262、Mar M247、IN738、Rene80、IN939、Rene N2、Rene108、又は上記のうちの少なくとも1つを含む組合せを含む、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の部品。
  9. 金属(2)が金属合金であって、金属合金が、7.5〜9.0重量%のCr、9.5〜10.5重量%のCo、5.0〜6.0重量%のAl、0.50〜1.5重量%のTi、0.2〜1重量%のMo、2〜4重量%のTa、9〜11重量%のW、1〜2重量%のHf、0.025〜0.075重量%のZr、0.010〜0.020重量%のB、0.10〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含んでいるか、或いは
    金属(2)が金属合金であって、金属合金が、13〜15重量%のCr、9〜10重量%のCo、2〜4重量%のAl、4〜6重量%のTi、1〜3重量%のMo、2〜4重量%のTa、3〜5重量%のW、0.01〜0.03重量%のZr、0.008〜0.02重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含んでいる、請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の部品。
  10. 金属(2)が金属合金であって、金属合金が、19〜25重量%のCr、12〜21重量%のCo、1.5〜3.5重量%のAl、1.0〜3.9重量%のTi、0.050〜3.0重量%のTa、0.050〜3.5重量%のW、0.0050〜0.050重量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、0.05〜2重量%のNb、及び残部のNiを含んでいるか、或いは
    金属(2)が金属合金であって、金属合金が、15.5〜17.5重量%のCr、7〜9重量%のCo、1〜5重量%のAl、2.5〜6.0重量%Ti、0.50〜3.0重量%のMo、0.70〜3.0重量%のTa、0.050〜3.5重量%のW、0.0050〜0.15重量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、0.05〜2重量%のNb、及び残部のNiを含んでいるか、或いは
    金属(2)が金属合金であって、金属合金が、13〜15重量%のCr、7.0〜11重量%のCo、1〜5重量%のAl、2.5〜6.0重量%のTi、3.1〜6重量%のMo、2〜6重量%のW、0.0050〜0.15質量%のZr、0.0010〜0.060重量%のB、0.050〜0.20重量%のC、及び残部のNiを含んでいる、請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載の部品。
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