JP2017515382A

JP2017515382A - データ伝送方法、伝送デバイス、及び受信デバイス

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Publication number: JP2017515382A
Application number: JP2016562595A
Authority: JP
Inventors: マ、ジエ; カオ、ツェンツェン
Original assignee: ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Priority date: 2014-04-15
Filing date: 2014-04-15
Publication date: 2017-06-08
Also published as: EP3125488A4; CN105210346A; WO2015157912A1; EP3125488A1; US20170034862A1

Abstract

本発明の複数の実施形態は、データ伝送方法、伝送デバイス、及び受信デバイスを提供する。当該方法は、伝送デバイスにより、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階と、伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵをその送信方式に従って送信する段階とを備える。複数の伝送デバイスが、受信デバイスに、複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。この処理において、受信デバイスは、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＳＤＵを同時に処理することができ、従って、Ｄ２Ｄ通信におけるデータ伝送信頼度を向上させることができる。

Description

本発明の複数の実施形態は、複数の無線通信技術に関し、特に、データ伝送方法、伝送デバイス、及び受信デバイスに関する。

現在、セルラ移動通信システムにおいて、従来の通信方式が、主に２つの移動端末の間の通信のために用いられる。この方式では、互いに通信する必要のある２つの端末は、基地局による転送を用いて通信する。火事などの公共安全事件が発生した後、レスキュー隊が、特定の領域において指揮チームと通信し、大量のビデオストリームなどが、複数の異なるグループの複数の移動端末の間で伝送される必要がある。基地局の輻輳により引き起こされる救援の失敗を回避するために、通信端末デバイスツーデバイス（ｄｅｖｉｃｅｔｏｄｅｖｉｃｅ、Ｄ２Ｄ）技術が導入されている。

Ｄ２Ｄ技術において、２つの移動端末の間の距離が特定の範囲内に含まれる場合、その２つの移動端末は、直接通信することができ、基地局によるアップリンク及びダウンリンク転送を用いて通信する必要がない。特に、従来の通信方式で基地局による移動端末へのデータ送信処理と同様に、デバイスツーデバイス通信方式では、送信機デバイスが、受信機デバイスに、送信されるべきデータを直接送信する。

しかしながら、デバイスツーデバイス方式では、複数の送信機が１つの受信機にデータを同時に送信するシナリオが存在し得る。例えば、レスキュー隊の複数のメンバーが、指揮チームの１つのメンバーに、データを同時に送信する。この場合、移動端末のメディアアクセス制御（ＲａｄｉｏＬｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）層は、１つの伝送デバイスからのデータしか処理できないので、データ伝送が失敗する。

本発明の複数の実施形態は、データ伝送方法、伝送デバイス、及び受信デバイスを提供する。複数の伝送デバイスのデータの同時処理ができるＭＡＣ層構造が提案されており、これにより、データ伝送信頼度が向上される。

第１態様によれば、本発明の実施形態は、伝送デバイスにより、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階と、伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵをその送信方式に従って送信する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。

第１態様の第１の可能な実装方式では、伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階は、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加する段階を含む。

第１態様の第２の可能な実装方式では、伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階は、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加する段階を含む。

第１態様の第３の可能な実装方式では、伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階は、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加する段階を含む。

第１態様、若しくは第１態様の第１、第２、又は第３の可能な実装方式に関連して、第１態様の第４の可能な実装方式では、ＭＡＣＳＤＵが、伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、方法は、伝送デバイスにより、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加する段階をさらに備え、ここで、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す。

第１態様、若しくは第１態様の第１、第２、第３、又は第４の可能な実装方式に関連して、第１態様の第５の可能な実装方式では、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する。

第２態様によれば、本発明の実施形態は、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、ＭＡＣＰＤＵは、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信される、段階と、受信デバイスにより、伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、ＭＡＣＰＤＵを送信する段階と、受信デバイスにより、無線リンク制御ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。

第２態様の第１の可能な実装方式では、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階は、受信デバイスにより、ブロードキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階を含む。

第２態様の第２の可能な実装方式では、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階は、受信デバイスにより、ユニキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持する、段階を含み、受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する段階は、受信デバイスにより、ユニキャスト宛先アドレスが受信デバイスの識別子と一致するか否かを判断し、ユニキャスト宛先アドレスが受信デバイスの識別子と一致する場合、ＲＬＣ層に、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む。

第２態様の第３の可能な実装方式では、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階は、受信デバイスにより、マルチキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持する、段階を含み、受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する段階は、受信デバイスにより、マルチキャスト宛先アドレスが受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断し、マルチキャスト宛先アドレスが受信デバイスのグループ識別子と一致する場合、ＲＬＣ層に、ＭＡＣＰＤＵに対応するＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む。

第２態様、若しくは、第２態様の第１、第２、又は第３の可能な実装方式に関連して、第２態様の第４の可能な実装方式では、ＭＡＣＰＤＵが伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する段階は、受信デバイスにより、ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットがＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに追加される、段階を含み、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示し、受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する段階の前に、方法は、受信デバイスにより、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵを、シリアルナンバービットに従ってソーティングし、ＲＬＣ層に、ソーティングされた複数のＭＡＣＳＤＵを送信する段階を備える。

第２態様、若しくは第２態様の第１、第２、第３、又は第４の可能な実装方式に関連して、第２態様の第５の可能な実装方式では、受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する段階は、受信デバイスにより、論理チャンネル識別子に対応し、かつ、ＲＬＣ層における論理チャンネルに、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って送信する段階を含む。

第３態様によれば、本発明の実施形態は、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定するよう構成される設定モジュールと、設定モジュールにより設定された送信方式に従って、ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信するよう構成される送信モジュールとを備える伝送デバイスを提供する。

第３態様の第１の可能な実装方式では、設定モジュールは、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加するよう具体的に構成される。

第３態様の第２の可能な実装方式では、設定モジュールは、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される。

第３態様の第３の可能な実装方式では、設定モジュールは、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される。

第３態様、若しくは第３態様の第１、第２、又は第３の可能な実装方式に関連して、第３態様の第４の可能な実装方式では、伝送デバイスは、ＭＡＣＳＤＵが伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加するよう構成される追加モジュールであって、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、追加モジュールをさらに備える。

第３態様、若しくは第３態様の第１、第２、第３、又は第４の可能な実装方式に関連して、第３態様の第５の可能な実装方式では、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する。

第４態様によれば、本発明の実施形態は、伝送デバイスにより送信されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信するよう構成される受信モジュールであって、ＭＡＣＰＤＵは、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信される、受信モジュールと、伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、受信モジュールにより受信されたＭＡＣＰＤＵを送信し、次に、無線リンク制御ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう構成される送信モジュールとを備える受信デバイスを提供する。

第４態様の第１の可能な実装方式では、受信モジュールは、ブロードキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成される。

第４態様の第２の可能な実装方式では、受信デバイスは、判断モジュールをさらに備え、ここで、受信モジュールは、ユニキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持し、判断モジュールは、ユニキャスト宛先アドレスが受信デバイスの識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、送信モジュールは、判断モジュールが、ユニキャスト宛先アドレスが受信デバイスの識別子と一致すると判断した場合、ＲＬＣ層に、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

第４態様の第３の可能な実装方式では、受信デバイスは、判断モジュールをさらに備え、ここで、受信モジュールは、マルチキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持し、判断モジュールは、マルチキャスト宛先アドレスが受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、送信モジュールは、判断モジュールが、マルチキャスト宛先アドレスが受信デバイスのグループ識別子と一致すると判断した場合、ＲＬＣ層に、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

第４態様、若しくは第４態様の第１、第２、第３の可能な実装方式に関連して、第４態様の第４の可能な実装方式では、受信デバイスは、ソーティングモジュールをさらに備え、ここで、受信モジュールは、ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに追加され、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示し、ソーティングモジュールは、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵを、シリアルナンバービットに従ってソーティングするよう構成され、送信モジュールは、ＲＬＣ層に、ソーティングモジュールによりソーティングされた複数のＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

第４態様、若しくは第４態様の第１、第２、第３、又は第４の可能な実装方式に関連して、第４態様の第５の可能な実装方式では、送信モジュールは、論理チャンネル識別子に対応し、かつ、ＲＬＣ層における論理チャンネルに、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

第５態様によれば、本発明の実施形態は、プロセッサとメモリとを備える伝送デバイスを提供し、ここで、メモリは、実行命令を格納し、伝送デバイスが動作している場合、プロセッサは、メモリと通信し、プロセッサは、その実行命令を実行し、これにより、伝送デバイスは、第１態様又は第１態様の第１から第５の可能な実装方式のいずれか１つに記載の方法を実行する。

第６態様によれば、本発明の実施形態は、プロセッサとメモリとを備える受信デバイスを提供し、ここで、メモリは、実行命令を格納し、受信デバイスが動作している場合、プロセッサは、メモリと通信し、プロセッサは、その実行命令を実行し、これにより、受信デバイスは、第２態様又は第２態様の第１から第５の可能な実装方式のいずれか１つに記載の方法を実行する。

本発明の複数の実施形態は、データ伝送方法、伝送デバイス、及び受信デバイスを提供する。伝送デバイスは、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定し、その送信方式に従ってＭＡＣＳＤＵを送信し、これにより、受信デバイスは、ＭＡＣＳＤＵをキャッシュして処理する。複数の伝送デバイスが、受信デバイスに、複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。この処理において、受信デバイスは、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＳＤＵを同時に処理することができ、従って、Ｄ２Ｄ通信におけるデータ伝送信頼度を向上させることができる。

本発明に係るデータ伝送方法におけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの模式図である。本発明に係るデータ伝送方法の実施形態１のフローチャートである。本発明に係る伝送デバイスのＭＡＣエンティティの概略構造図である。本発明に係るデータ伝送方法における送信方式設定及びアドレス追加処理のフローチャートである。本発明に係るデータ伝送方法の実施形態２のフローチャートである。本発明に係る受信デバイスのＭＡＣエンティティの概略構造図である。本発明に係るデータ伝送方法における、ブロードキャスト方式で送信されるＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における、ユニキャスト方式で送信されるＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における、マルチキャスト方式で送信されるＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣ‐Ｕエンティティの概略構造図である。本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣ‐ＧＵエンティティの概略構造図である。本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣ‐Ｕエンティティの別の概略構造図である。本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣＰＤＵの、シリアルナンバービットが追加されたパケットヘッダの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における共通パケットヘッダ及びサブパケットヘッダの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における別の共通パケットヘッダ及び別のサブパケットヘッダの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における、ブロードキャスト方式で送信されたＭＡＣＰＤＵが逆多重化された後に取得されたデータパケットの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における、ユニキャスト方式で送信されたＭＡＣＰＤＵが逆多重化された後に取得されたデータパケットの概略形式図である。本発明に係るデータ伝送方法における、マルチキャスト方式で送信されたＭＡＣＰＤＵが逆多重化された後に取得されたデータパケットの概略形式図である。本発明に係る伝送デバイスの実施形態１の概略構造図である。本発明に係る伝送デバイスの実施形態２の概略構造図である。本発明に係る受信デバイスの実施形態１の概略構造図である。本発明に係る受信デバイスの実施形態２の概略構造図である。本発明に係る伝送デバイスの実施形態３の概略構造図である。本発明に係る受信デバイスの実施形態３の概略構造図である。

本発明の複数の実施形態の複数の目的、複数の技術的解決手段、及び複数の利点をより明確にするために、以下にて、本発明の複数の実施形態に添付の複数の図面を参照し、本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決手段を明確にかつ完全に説明する。説明される複数の実施形態は、本発明の複数の実施形態の一部であって、全てではないことは明らかである。当業者により本発明の複数の実施形態に基づいて創造的な努力なしで取得される他の全ての実施形態が、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

本発明の複数の実施形態では、移動端末が、従来のセルラ通信及び端末デバイスツーデバイス通信の両方を実行することができるセルラデバイスツーデバイス端末である。以下にて、説明を明確にするために、データを送信するセルラデバイスツーデバイス端末が、伝送デバイスと称され、データを受信するセルラデバイスツーデバイス端末が、受信デバイスと称される。Ｄ２Ｄ通信処理において、伝送デバイス及び受信デバイスのユーザ・プレーン・プロトコル・スタックが図１に示されている。図１は、本発明に係るデータ伝送方法におけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの模式図である。図１に示されているように、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックは、上から下の順で、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル（ＰａｃｋｅｔＤａｔａＣｏｎｖｅｒｇｅｎｃｅＰｒｏｔｏｃｏｌ、ＰＤＣＰ）層と、無線リンク制御（ＲａｄｉｏＬｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌ、ＲＬＣ）層と、メディアアクセス制御（ＲａｄｉｏＬｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）層と、物理（ＰＨＹ）層とを含む。本発明に係るデータ伝送方法は、以下にて、このユーザ・プレーン・プロトコル・スタックに従って、詳細に説明される。

図２は、本発明に係るデータ伝送方法の実施形態１のフローチャートである。この実施形態は、伝送デバイスにより実行され、複数の伝送デバイスが、デバイスツーデバイス通信で、１つの受信デバイスにデータを同時に送信するシナリオに適用可能である。具体的には、この実施形態は、以下の複数の段階を備える。

１０１．伝送デバイスは、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式を、そのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する。

概して、各移動端末は、ＭＡＣエンティティを有する。伝送デバイスのＭＡＣエンティティが、トランスポートチャンネルへの論理チャンネルのマッピングを実行することができ、マッピングされた後、各トランスポートチャンネルは、異なる論理チャンネルに対応する。論理チャンネル（ＬｏｇｉｃａｌＣｈａｎｎｅｌ、ＬＣＨ）は、複数のデータフローを区別するように、複数の異なるサービスの複数のデータフローを分類することによって取得され、ブロードキャスト制御チャンネル（ＢｒｏａｄｃａｓｔＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ、ＢＣＣＨ）と、物理制御チャンネル（ＰｈｙｃａｌＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ、ＰＣＣＨ）と、マルチキャスト制御チャンネル（ＭｕｌｔｉｃａｓｔＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ、ＭＣＣＨ）と、マルチキャストトラフィックチャンネル（ＭｕｌｔｉｃａｓｔＴｒａｆｆｉｃＣｈａｎｎｅｌ、ＭＴＣＨ）と、共通制御チャンネル（ＣｏｍｍｏｎＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ、ＣＣＣＨ）と、専用制御チャンネル（ＤｅｃｉｃａｔｅｄＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ、ＤＣＣＨ）などとを含む。トランスポートチャンネルは、ブロードキャストチャンネル（ＢｒｏａｄｃａｓｔＣｈａｎｎｅｌ、ＢＣＨ）と、ダウンリンク共有チャンネル（ＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ、ＤＬ‐ＳＣＨ）と、ページングチャンネル（ＰａｇｉｎｇＣｈａｎｎｅｌ、ＰＣＨ）と、アップリンク共有チャンネル（ＵｐｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ、ＵＬ‐ＳＣＨ）と、ランダムアクセスチャンネル（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓＣｈａｎｎｅｌ、ＲＡＣＨ）と、マルチキャストチャンネル（ＭｕｌｔｉｃａｓｔＣｈａｎｎｅｌ、ＭＣＨ）などとを含む。マッピングされた後、ＰＣＣＨは、ＰＣＨに対応し、ＭＣＣＨ及びＭＴＣＨは、ＭＣＨに対応する。

この段階では、伝送デバイスは、複数のＬＣＨを、その複数のＬＣＨの複数の送信方式に従って、複数の異なる種類に事前に分類し得る。例えば、ＢＣＣＨ及びＰＣＣＨは、ブロードキャスト方式で送信され、ブロードキャスト型に分類される。ＭＣＣＨ及びＭＴＣＨは、マルチキャスト方式で送信され、マルチキャスト型に分類される。ＣＣＣＨ及びＤＣＣＨは、ユニキャスト方式で送信され、ユニキャスト型に分類される。次に、ＭＡＣＳＤＵの送信方式は、そのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定される。例えば、ＭＡＣＳＤＵがＢＣＣＨ又はＰＣＣＨのデータである場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式は、ブロードキャストに設定される。ＭＡＣＳＤＵがＭＣＣＨ又はＭＴＣＨのデータである場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式は、マルチキャストに設定される。ＭＡＣＳＤＵがＣＣＣＨ又はＤＣＣＨのデータである場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式はユニキャストに設定される。

１０２．伝送デバイスは、その送信方式に従って、ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信する。

伝送端では、各層がより高い層からＳＤＵを受信し、下部の層にＰＤＵを出力する。従って、この段階では、論理チャンネル種類に従ってＭＡＣＳＤＵの送信方式を設定した後、伝送デバイスは、その送信方式に従って、ＭＡＣＳＤＵから取得されたＭＡＣＰＤＵを送信し、これにより、受信デバイスがＭＡＣＰＤＵをキャッシュして処理する。この処理において、複数の伝送デバイスが受信デバイスに複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。

本発明のこの実施形態において提供されているデータ伝送方法では、伝送デバイスが、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定し、その送信方式に従って、ＭＡＣＳＤＵを送信し、これにより、受信デバイスがＭＡＣＳＤＵをキャッシュして処理する。複数の伝送デバイスが、受信デバイスに複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。この処理において、受信デバイスは、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＳＤＵを同時に処理することができ、従って、Ｄ２Ｄ通信におけるデータ伝送信頼度を向上させることができる。

Ｄ２Ｄ通信において、ＭＡＣ層エンティティが、ＰＨＹ層においてデータを処理し、ＲＬＣ層に処理したデータを送信し、各サービスデータフローが、ＲＬＣ層においてデータパケットに封入され、確実に伝送される。ＲＬＣ層エンティティが、論理チャンネルに対応し、ＭＡＣ層は、データを伝送するため、トランスポートチャンネルへとＰＨＹ層においてデータを処理する。従って、伝送デバイスのＭＡＣエンティティは、エアインタフェースリソースを最大限に利用するべく、ＲＬＣ層において論理チャンネルをトランスポートチャンネルにマッピングする機能と、複数の論理チャンネルを１つのトランスポートチャンネルに多重化する機能とを有する必要がある。具体的には、図３を参照すると、図３は、本発明に係る伝送デバイスのＭＡＣエンティティの概略構造図である。

図３に示されているように、伝送デバイスのＭＡＣエンティティは、制御モジュールを有し、制御モジュールを用いて、論理チャンネル優先処理機能と、多重化機能と、パケットヘッダ処理と、グループ加入制御などを実装する。これらの機能は、図３に関連して以下にて詳細に説明される。

図３に示されているように、ＬＣＨ１、ＬＣＨ２、及びＬＣＨ３の複数のＭＡＣＳＤＵが、論理チャンネル優先処理、多重化、及びパケットヘッダ処理の後に、Ｄ２ＤＳＣＨにマッピングされ、アップリンク制御チャンネル（ＵｐｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ、ＵＣＣＨ）が、用いることによって伝送デバイスが無線グループに加入する論理チャンネルであり、そのアップリンク制御チャンネルに対応するトランスポートチャンネルが、Ｄ２ＤＰＲＡＣＨであり、グループ・アナウンスメント・チャンネル（ＧｒｏｕｐＡｎｎｏｕｎｃｅｍｅｎｔｃｈａｎｎｅｌ、ＧＡＣＨ）に対応するトランスポートチャンネルが、Ｄ２ＤＧＡＣＨである。

概して、公共事件において複数の移動端末が、複数の異なる無線グループに属し、例えば、レスキュー隊又は指揮チームに属してよく、若しくは複数の異なるレスキュー隊に属してよい。同じ無線グループに属する複数の移動端末のうち少なくとも１つが、グループヘッドノードであり、残りの複数の移動端末が、グループナンバーノードである。図３を参照すると、伝送デバイスがグループヘッドノードである場合、伝送デバイスのＲＬＣ層エンティティが、ＧＡＣＨ論理チャンネルを有する。論理チャンネルについての情報が、ＰＨＹ層に、ＭＡＣ層において透過的に伝送され、グループヘッドノードは、ＧＡＣＨを用いて「グループ・アナウンスメント」情報を定期的に送信し、これにより、グループヘッドノードのカバレッジ領域内の別のノードが、グループヘッドノードの存在を知り、このグループに加入する。加えて、グループヘッドノードは、複数の限定された無線リソースをより良く利用し、干渉及び衝突を回避するべく、別のグループメンバーノードのデータ送信をさらにスケジューリングし得る。伝送デバイスがグループメンバーノードである場合、伝送デバイスが無線グループのメンバーになるように、伝送デバイスは、ＵＣＣＨを用いて、グループヘッドノードに、初期アクセス要求を送信し得る。移動端末は、少なくとも２つの無線グループに加入してよく、従って、伝送デバイスは、いくつかの無線グループのグループヘッドノードであってよく、かつ、同時に、伝送デバイスは、別の無線グループのグループメンバーノードであってよいことが、留意されるべきである。

Ｄ２Ｄ通信において、伝送デバイスは、受信デバイスに、ビデオ及び画像などのサービスデータを送信し、各種類のサービスは、少なくとも１つのデータフローを有する。例えば、ビデオサービスは、音声及び画像の２つのデータフローを有し、各データフローは、１つの論理チャンネル（すなわち、１つのＲＬＣインスタンス）に対応する。従って、複数の論理チャンネル上のデータが送信される必要がある場合、ＭＡＣ層は、複数の無線リソースが多数ある場合にその複数の無線リソースを用いて、複数の論理チャンネル上のデータを伝送してよく、これにより、ＭＡＣ層は、多重化機能を有する。さらに、サービスデータのサービス品質を確実にするべく、複数の論理チャンネルを多重化する場合、ＭＡＣ層は、複数の論理チャンネルに優先順位を付け、これにより、ＭＡＣ層は、論理チャンネル優先処理機能を有する。

優先処理及び多重化が実行された後、複数の論理チャンネル上の複数のデータパケットが、パケットヘッダ処理段階に入り、複数の論理チャンネルの複数の論理チャンネル種類が、ＭＡＣＳＤＵと共にパケットヘッダ処理に入る。複数の論理チャンネル種類がユニキャスト型及びマルチキャスト型である場合、ユニキャスト宛先アドレス及びマルチキャスト宛先アドレスも、パケットヘッダ処理段階に入る。具体的には、図４を参照すると、図４は、本発明に係るデータ伝送方法における送信方式設定及びアドレス追加処理のフローチャートである。この実施形態は、１つのＭＡＣＰＤＵが１つのＭＡＣＳＤＵのみを含むシナリオ、又は、１つのＭＡＣＰＤＵが複数のＭＡＣＳＤＵを含むが、その複数のＭＡＣＳＤＵの複数の論理チャンネル種類が一致し、複数の宛先アドレスが一致するシナリオに適用可能であり、この実施形態は、以下の複数の段階を備える。

２０１．ＭＡＣエンティティが論理チャンネル種類を保持するＭＡＣＳＤＵを受信する。２０２．ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がブロードキャスト型であるか否かを判断し、ブロードキャスト型である場合、段階２０３が実行され、そうでない場合、段階２０４が実行される。

ＭＡＣエンティティは、構成パラメータなどに従って、論理チャンネル種類を判断し得る。例えば、０、１、２はそれぞれ、ブロードキャスト型、ユニキャスト型、及びマルチキャスト型を示すのに用いられる。

２０３．ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加し、これにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をブロードキャスト送信方式に設定する。

伝送端では、各層がより高い層からＳＤＵを受信し、下部の層にＰＤＵを出力する。従って、この段階では、ＭＡＣエンティティが、論理チャンネル種類がブロードキャスト型であると判断した場合、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットは、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに追加される。ＭＡＣＰＤＵがブロードキャストモードであるため、宛先アドレスが追加される必要はない。パケットヘッダ処理が完了された後、ＭＡＣＰＤＵは、ＰＨＹ層に送信される。

２０４．ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がユニキャスト型であるか否かを判断し、ユニキャスト型である場合、段階２０５が実行され、そうでない場合、段階２０６が実行される。

２０５．ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加し、これにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をユニキャスト送信方式に設定する。

ＭＡＣエンティティが、論理チャンネル種類がユニキャスト型であると判断した場合、ＭＡＣエンティティは、パケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットとユニキャスト宛先アドレスとを追加する。具体的には、ユニキャスト宛先アドレスは、２つの種類に分類される。１つ目は、宛先アドレスに対応する移動端末と伝送デバイスとが同じ無線グループに属する場合、グループ内ローカルアドレスが、宛先アドレスを説明するのに用いられ得る。２つ目は、宛先アドレスに対応する移動端末と伝送デバイスとが同じ無線グループに属していない場合、グローバルアドレス、すなわち、ターゲット移動端末のグループ識別子及びグループ内アドレスが追加される必要がある。伝送端では、各層がより高い層からＳＤＵを受信し、下部の層にＰＤＵを出力する。従って、データパケット処理が完了された後、処理済みＭＡＣＰＤＵは、ＰＨＹ層に送信される。

２０６．ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加し、これにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をマルチキャスト送信方式に設定する。

論理チャンネル種類が、ブロードキャスト型又はユニキャスト型ではなく、マルチキャスト型である場合、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットとマルチキャスト宛先アドレスとがパケットヘッダに追加される。マルチキャスト宛先アドレスは概して、グループ識別子としてみなされる。パケットヘッダ処理が完了された後、処理済みＭＡＣＰＤＵは、ＰＨＹ層に送信される。

１つのＭＡＣＰＤＵが１つのＭＡＣＳＤＵのみを含む場合、先述のＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダへのブロードキャスト・モード・インディケータ・ビット、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビット、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビット、又は同様のものの追加は、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダへのブロードキャスト・モード・インディケータ・ビット、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビット、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビット、又は同様のものの追加を指し、１つのＭＡＣＰＤＵが複数のＭＡＣＳＤＵを含む場合、先述のＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダへのブロードキャスト・モード・インディケータ・ビット、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビット、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビット、又は同様のものの追加は、ＭＡＣＰＤＵのサブパケットヘッダへのブロードキャスト・モード・インディケータ・ビット、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビット、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビット、又は同様のものの追加を指すことが、留意されるべきである。

図４のパケットヘッダ処理段階では、パケットヘッダは、論理チャンネル種類に従って処理され、これにより、マルチキャスト、ユニキャスト、及びブロードキャスト機能が実装され、パケットヘッダのオーバヘッドが最小である。

選択的に、先述の実施形態１では、ＲＬＣ層におけるＲＬＣＰＤＵが大きく、伝送のために複数のＭＡＣＰＤＵに分割される必要がある場合、伝送デバイスは、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットをさらに追加する必要があり、ここで、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、パケットヘッダの後にパケットヘッダ又はＭＡＣＳＤＵが存在しているか否かを示す。このように、ＭＡＣＰＤＵを受信した後、受信デバイスのデータパケットが判断された場合、受信デバイスは、ＳＮに従って、同じＲＬＣＰＤＵに属する複数のＭＡＣＰＤＵを組み合わせてＲＬＣＰＤＵを復元する。

選択的に、先述の実施形態１では、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する。このように、受信端では、各層が下部の層からＰＤＵを受信し、より高い層にＳＤＵを出力する。従って、ＭＡＣＰＤＵを受信した後、受信デバイスのデータパケットが判断された場合、受信デバイスは、論理チャンネル識別子に従って、対応するＲＬＣエンティティに、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを伝送する。

図５は、本発明に係るデータ伝送方法の実施形態２のフローチャートである。この実施形態は、受信デバイスにより実行され、複数の伝送デバイスがデバイスツーデバイス通信で１つの受信デバイスにデータを同時に送信するシナリオに適用可能である。具体的には、この実施形態は、以下の複数の段階を備える。

３０１．受信デバイスが、伝送デバイスにより送信されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信し、ここで、ＭＡＣＰＤＵは、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信される。

受信デバイスの物理層が、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する。

３０２．受信デバイスは、伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、ＭＡＣＰＤＵを送信する。

受信デバイスは、各伝送デバイスのために、ＭＡＣ‐Ｕエンティティ、すなわち、キャッシュエンティティを確立する。ＭＡＣＰＤＵを受信した後、受信デバイスは、対応するキャッシュエンティティに、ＭＡＣＰＤＵを送信する。複数の伝送デバイスが存在する場合、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵは、複数の対応するキャッシュエンティティに送信される。

３０３．受信デバイスは、無線リンク制御ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信する。

逆多重化及びパケットヘッダ除去などの処理を実行した後、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵ上において、受信デバイスは、論理チャンネル識別子に従って、対応するＲＬＣエンティティに、処理済みＭＡＣＳＤＵを送信する。

本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送方法では、ＭＡＣＰＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信されたＭＡＣＰＤＵを受信した後、受信デバイスが、ＭＡＣＰＤＵをキャッシュして処理する。複数の伝送デバイスが、受信デバイスに複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。この処理において、受信デバイスは、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵを同時に処理することができ、従って、Ｄ２Ｄ通信におけるデータ伝送信頼度を向上させることができる。

図６は、本発明に係る受信デバイスのＭＡＣエンティティの概略構造図である。図６に示されているように、受信デバイスのＭＡＣエンティティは、制御モジュールを有し、制御モジュールを用いて、各伝送デバイスのためにキャッシュエンティティＭＡＣ−Ｕを確立する。データ伝送処理において、ＰＨＹ層が伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信した後、分配モジュールが、対応するＭＡＣ−ＵにＭＡＣＰＤＵを送信し、ＭＡＣ−Ｕは、パケットヘッダ処理などを実行し、次に、対応する論理チャンネルにＭＡＣＳＤＵを送信する。受信デバイスのＭＡＣエンティティの分配モジュール、キャッシュエンティティなどについては、以下にて、図６を参照して詳細に説明する。

まず、分配モジュールについて詳細に説明する。具体的には、受信デバイスにより受信されたＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、伝送デバイスの識別子と、論理チャンネル識別子と、伝送モードインディケータビット「Ｂ／Ｐ／Ｍ」とを保持する。Ｂは、ブロードキャスト送信方式であり、伝送デバイスが、伝送デバイスのデータパケットを受信することができる全ての受信デバイスに、ブロードキャスト方式でＭＡＣＰＤＵを送信することを示し、Ｐは、ユニキャスト送信方式であり、伝送デバイスが、特定の受信機に、ＭＡＣＰＤＵを送信することを示し、Ｍは、マルチキャスト送信方式であり、伝送デバイスが、特定の特徴を有する複数の受信機に、ＭＡＣＰＤＵを送信することを示す。従って、分配モジュールは、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダにおける情報に従って、複数の対応するＭＡＣ−Ｕエンティティに、複数の異なる伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵを送信する機能を有する。具体的には、図７Ａから図７Ｃを参照してよい。

図７Ａは、本発明に係るデータ伝送方法における、ブロードキャスト方式で送信されるＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダの概略形式図である。図７Ａに示されているように、伝送モードインディケータビット「Ｂ／Ｐ／Ｍ」がＢである場合、パケットヘッダが、受信機のアドレス情報又は識別子を含まず、データが物理層において正確に受信されることができることを条件として、後続の処理は実行されることができる。この場合、分配モジュールが、パケットヘッダにおいて保持される、伝送デバイスの識別子に従って、分配を実行し、すなわち、その伝送デバイスのその識別子に対応するＭＡＣ−Ｕエンティティに、データパケットを送信する。

図７Ｂは、本発明に係るデータ伝送方法における、ユニキャスト方式で送信されるＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダの概略形式図である。図７Ｂに示されているように、伝送モードインディケータビット「Ｂ／Ｐ／Ｍ」がＰである場合、パケットヘッダが、受信機のアドレス情報又は識別子を含む必要がある。この場合、伝送モードインディケータビットがＰであると判断した後、分配モジュールが、パケットヘッダを読み取り続け、ユニキャスト宛先アドレスを取得し、ユニキャスト宛先アドレスを分配モジュールの識別子と比較する。２つの識別子が一致する場合、分配モジュールは、分配モジュールの受信デバイスがターゲット受信デバイスであるとみなし、伝送デバイスの識別子に対応するＭＡＣ−Ｕエンティティに、データパケットを送信する。２つの識別子が不一致である場合、分配モジュールは、分配モジュールの受信デバイスがこのデータパケットの受信機ではないとみなし、分配モジュールは、そのデータパケットを破棄する。図７Ｂは、１つのデータパケットが複数の論理チャンネルを有するデータユニットを示していることが、留意されるべきである。

図７Ｃは、本発明に係るデータ伝送方法における、マルチキャスト方式で送信されるＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダの概略形式図である。図７Ｃに示されているように、伝送モードインディケータビット「Ｂ／Ｐ／Ｍ」がＭである場合、パケットヘッダが、受信機のアドレス情報又は識別子を含む必要がある。この場合、伝送モードインディケータビットがＭであると判断した後、分配モジュールが、パケットヘッダを読み取り続け、宛先グループ識別子（ターゲットグループＩＤ）などのマルチキャスト宛先アドレスを取得し、グループ識別子を分配モジュールのグループのグループ識別子と比較する。２つのグループ識別子が一致する場合、分配モジュールは、分配モジュールの受信デバイスがターゲット受信デバイスであるとみなし、伝送デバイスの識別子に対応するＭＡＣ−Ｕエンティティに、データパケットを送信する。２つのグループ識別子が不一致である場合、分配モジュールは、分配モジュールの受信デバイスがこのデータパケットの受信機ではないとみなし、分配モジュールは、そのデータパケットを破棄する。

次に、キャッシュインスタンス、すなわち、ＭＡＣ‐Ｕについて、詳細に説明する。具体的には、図８を参照すると、図８は、本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣ‐Ｕエンティティの概略構造図である。図８に示されているように、受信デバイスが、各伝送デバイスのためにＭＡＣ−Ｕを確立し、ＭＡＣ−Ｕは、データパケットの逆多重化、ＭＡＣ層におけるパケットヘッダの除去などを行い、ＲＬＣＰＤＵを取得し、次に、論理チャンネル識別子に従って、対応するＲＬＣエンティティに、各ＲＬＣＰＤＵを送信する。

加えて、受信デバイスはまた、複数の無線グループに加入し得る。受信デバイスがグループメンバーノードとして機能する場合、ＭＡＣエンティティは、ＭＡＣ‐ＧＡエンティティをさらに確立する。具体的には、図９を参照すると、図９は、本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣ‐ＧＡエンティティの概略構造図である。ＭＡＣ‐ＧＡインスタンスは、ＧＡＣＨ論理チャンネルに対応し、グループヘッドノードにより送信される「グループ・アナウンスメント」情報を受信するのに用いられる。ＧＡＣＨチャンネルは、物理層においてユニークな物理リソースを有し、そのユニークな物理リソースは、例えば、周波数に関して独立するリソース、又は時間に関して独立するリソースである。たとえ、受信端ノードが複数の無線グループに加入する場合でも、複数のグループの「グループ・アナウンスメント」情報が複数の物理リソースを用いて区別されることができ、すなわち、１つのデータがＧＡＣＨのデータであるか否かは、物理層において区別されることができるので、受信デバイスの物理層は、ＧＡＣＨチャンネルに属するデータを受信した後、ＭＡＣ−ＧＡエンティティに、データを直接送信する。次に、ＭＡＣ−ＧＡは、データにパケットヘッダを追加しないが、ＧＡＣＨに対応する論理チャンネルのＲＬＣエンティティに、データを直接統合する。

本発明に係るデータ伝送方法の実施形態３では、ＭＡＣＳＤＵが、例えば、伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって、取得され、この場合、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが、受信デバイスにより受信されたＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに追加される。セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に、別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す。受信デバイスにおいて確立されたＭＡＣ‐Ｕエンティティが、シリアルナンバービットに従って、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された複数のＭＡＣＳＤＵをソーティングし、ＲＬＣ層に、ソーティングされた複数のＭＡＣＳＤＵを送信する。この処理において、ＭＡＣ‐Ｕの概略構造図が図１０に示されており、図１０は、本発明に係るデータ伝送方法におけるＭＡＣ−Ｕの別の概略構造図である。ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダは図１１に示されており、図１１は、本発明に係るデータ伝送方法における、ＭＡＣＰＤＵの、シリアルナンバービットが追加されたパケットヘッダの概略形式図である。図１１に示されているように、Ｓはセグメンテーションビットであり、現在のデータパケットがセグメント化されたデータパケットであるか否かを示し、Ｅ又はＥ１は、パケットヘッダインディケータビットであり、このビットの後にデータパケットヘッダ又はデータパケットが存在するか否かを示す。

Ｄ２Ｄ通信処理において、伝送デバイスが一度に、複数の論理チャンネルの複数のデータパケットを送信してよく、この場合、これらのデータパケットの複数のパケットヘッダは、伝送デバイスの同じ識別子を含むが、複数の異なる伝送モードインディケータビットと複数の異なる論理チャンネル識別子とを含む。説明を明確にするために、パケットヘッダは、２つの部分に分割される。各パケットヘッダにおける伝送デバイスの識別子が、共通パケットヘッダと称され、各パケットヘッダにおける、伝送デバイスの識別子以外の部分が、サブパケットヘッダと称され、複数のデータパケットの複数のサブパケットヘッダは概して異なる。具体的には、図１２Ａ及び図１２Ｂを参照すると、図１２Ａは、本発明に係るデータ伝送方法における共通パケットヘッダ及びサブパケットヘッダの概略形式図であり、図１２Ｂは、本発明に係るデータ伝送方法における別の共通パケットヘッダ及び別のサブパケットヘッダの概略形式図である。

図１２Ａ及び図１２Ｂの両方を参照すると、伝送デバイスにより送信された２つのデータパケットの複数のパケットヘッダ形式がそれぞれ、図１２Ａ及び図１２Ｂに示されている通りと仮定し、その２つのパケットヘッダは、伝送デバイス同じ識別子、すなわち、共通パケットヘッダを含むが、複数の異なるサブパケットヘッダを含み、すなわち、図１２Ａの第２のバイトは、図１２Ｂの第２のバイトから第６のバイトまでのバイトと異なる。

図６に示されている先述のアーキテクチャでは、受信されたＭＡＣＰＤＵに対して、受信デバイスの分配モジュールが、ＭＡＣＰＤＵが受信デバイスのデータパケットであると判断した場合、分配モジュールは、対応するＭＡＣ−Ｕに、受信されたＭＡＣＰＤＵを送信し、ＭＡＣ−Ｕは、ＭＡＣＰＤＵを逆多重化し、論理チャンネル識別子に従って、対応するＲＬＣエンティティに、ＭＡＣＳＤＵを送信する。受信デバイスの分配モジュールが、ＭＡＣＰＤＵが受信デバイスのデータパケットではないと判断した場合、分配モジュールは、そのデータパケットを破棄する。しかしながら、本発明は、それらに限定されるものではなく、別の実施可能な実装方式では、分配モジュールはまず、各ＭＡＣＰＤＵを逆多重化し、ＭＡＣＰＤＵの各サブパケットヘッダに従って、分配モジュールが正しい受信機であるか否かを判断してよく、正しい受信機である場合、ＭＡＣ−Ｕエンティティに、各データパケットを送信してよく、そうでない場合、そのデータパケットを破棄してよい。この場合、ＭＡＣ‐Ｕエンティティの逆多重化機能が取り消される。この処理において、分配モジュールが逆多重化を実行した後に取得されたデータパケットが、図１３Ａから図１３Ｃに示されている。図１３Ａは、本発明に係るデータ伝送方法における、ブロードキャスト方式で送信されたＭＡＣＰＤＵが逆多重化された後に取得されたデータパケットの概略形式図であり、図１３Ｂは、本発明に係るデータ伝送方法における、ユニキャスト方式で送信されたＭＡＣＰＤＵが逆多重化された後に取得されたデータパケットの概略形式図であり、図１３Ｃは、本発明に係るデータ伝送方法における、マルチキャスト方式で送信されたＭＡＣＰＤＵが逆多重化された後に取得されたデータパケットの概略形式図である。

加えて、別の可能な実装方式では、分配モジュールは、伝送デバイスの識別子のみに従って、ＭＡＣ‐Ｕに、ＭＡＣＰＤＵを送信してよく、ＭＡＣ−Ｕは、各ＭＡＣ‐ＰＤＵを逆多重化する。次に、ＭＡＣ‐Ｕは、サブパケットヘッダに従って、ＭＡＣ−Ｕが正しい受信機であるか否かを判断し、正しい受信機である場合、ＭＡＣ‐Ｕエンティティに、各データパケットを送信し、そうでない場合、そのデータパケットを破棄する。

図１４は、本発明に係る伝送デバイスの実施形態１の概略構造図である。この実施形態において提供されている伝送デバイスは、本発明の図２の実施形態に対応する装置の実施形態である。具体的な実装過程について、ここでは説明されない。具体的には、この実施形態において提供される伝送デバイス１００が、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定するよう構成される設定モジュール１１と、設定モジュール１１により設定された送信方式に従って、ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信するよう構成される送信モジュール１２とを具体的に備える。

本発明のこの実施形態において提供される伝送デバイスは、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をそのＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定し、その送信方式に従って、ＭＡＣＳＤＵを送信し、これにより、受信デバイスがＭＡＣＳＤＵをキャッシュして処理する。複数の伝送デバイスが、受信デバイスに、複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。この処理において、受信デバイスは、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＳＤＵを同時に処理することができ、従って、Ｄ２Ｄ通信におけるデータ伝送信頼度を向上させることができる。

選択的に、本発明の実施形態では、設定モジュール１１は、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加するよう具体的に構成される。

選択的に、本発明の実施形態では、設定モジュール１１は、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される。

選択的に、本発明の実施形態では、設定モジュール１１は、ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、ＭＡＣＳＤＵの送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される。

図１５は、本発明に係る伝送デバイスの実施形態２の概略構造図である。図１５に示されているように、図１４に示されている構造に基づき、この実施形態における伝送デバイス１００が、ＭＡＣＳＤＵが、伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加するよう構成される追加モジュール１３をさらに備え、ここで、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化されることによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す。

選択的に、本発明の実施形態では、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する。

図１６は、本発明に係る受信デバイスの実施形態１の概略構造図である。この実施形態において提供されている受信デバイスは、本発明の図５における実施形態に対応する装置の実施形態である。具体的な実装過程について、ここでは説明されない。具体的には、この実施形態において提供されている受信デバイス２００が、伝送デバイスにより送信されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信するよう構成される受信モジュール２１であって、ＭＡＣＰＤＵは、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信される、受信モジュール２１と、伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、受信モジュール２１により受信されたＭＡＣＰＤＵを送信し、次に、無線リンク制御ＲＬＣ層に、キャッシュエンティティにおけるＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう構成される送信モジュール２２とを具体的に備える。

ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って伝送デバイスにより設定された送信方式で送信されたＭＡＣＰＤＵを受信した後、本発明のこの実施形態において提供されている受信デバイスは、ＭＡＣＰＤＵをキャッシュして処理する。複数の伝送デバイスが、受信デバイスに、複数のＭＡＣＰＤＵを同時に送信する場合、受信デバイスは、複数の異なる伝送デバイスに対応する複数のキャッシュエンティティに、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵをキャッシュし、複数のＭＡＣＰＤＵを処理する。この処理において、受信デバイスは、複数の伝送デバイスにより送信された複数のＭＡＣＰＤＵを同時に処理することができ、従って、Ｄ２Ｄ通信におけるデータ伝送信頼度を向上させることができる。

選択的に、本発明の実施形態では、受信モジュール２１は、ブロードキャスト方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成される。

図１７は、本発明に係る受信デバイスの実施形態２の概略構造図である。図１７に示されているように、図１６に示されている構造に基づき、この実施形態における受信デバイス２００が、判断モジュール２３をさらに備え、受信モジュール２１は、ユニキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、ここで、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持し、判断モジュール２３は、ユニキャスト宛先アドレスが受信デバイスの識別子と一致しているか否かを判断するよう構成され、送信モジュール２２は、判断モジュール２３が、ユニキャスト宛先アドレスが受信デバイスの識別子と一致すると判断した場合、ＲＬＣ層に、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

選択的に、本発明の実施形態では、受信モジュール２１は、マルチキャスト送信方式で伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、ここで、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持し、判断モジュール２３は、マルチキャスト宛先アドレスが受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、送信モジュール２２は、判断モジュール２３が、マルチキャスト宛先アドレスが受信デバイスのグループ識別子と一致すると判断した場合、ＲＬＣ層に、ＭＡＣＰＤＵに対応するＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

図１７を参照すると、選択的に、本発明の実施形態では、受信デバイスは、ソーティングモジュール２４をさらに備え、受信モジュール２１は、ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、ここで、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに追加され、セグメンテーションビットは、ＭＡＣＳＤＵが、ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、シリアルナンバービットは、ＲＬＣＰＤＵにおけるＭＡＣＳＤＵの位置を示し、コンカチネーションビットは、ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示し、ソーティングモジュール２４は、シリアルナンバービットに従って、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵをソーティングするよう構成され、送信モジュール２２は、ＲＬＣ層に、ソーティングモジュール２４によりソーティングされた複数のＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

選択的に、本発明の実施形態では、送信モジュール２２は、ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って、論理チャンネル識別子に対応し、かつ、ＲＬＣ層における論理チャンネルに、ＭＡＣＰＤＵに含まれるＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される。

図１８は、本発明に係る伝送デバイスの実施形態３の概略構造図である。図１８に示されているように、この実施形態において提供されている伝送デバイス３００が、プロセッサ３１とメモリ３２とを備える。伝送デバイス３００は、トランスミッタ３３と受信機３４とをさらに備え得る。トランスミッタ３３と受信機３４とは、プロセッサ３１に接続され得る。トランスミッタ３３は、データ又は情報を送信するよう構成される。受信機３４は、データ又は情報を受信するよう構成される。メモリ３２は、実行命令を格納する。伝送デバイス３００が動作している場合、プロセッサ３１は、メモリ３２と通信し、プロセッサ３１は、メモリ３２における実行命令を呼び出し、図２に示されている方法の実施形態を実行する。それらの複数の実施原理及び複数の技術的効果は同様であり、複数の詳細について、ここでは説明されない。

図１９は、本発明に係る受信デバイスの実施形態３の概略構造図である。図１９に示されているように、この実施形態において提供される受信デバイス４００が、プロセッサ４１とメモリ４２とを備える。受信デバイス４００は、トランスミッタ４３と受信機４４とをさらに備え得る。トランスミッタ４３と受信機４４とはプロセッサ４１に接続され得る。トランスミッタ４３は、データ又は情報を送信するよう構成される。受信機４４は、データ又は情報を受信するよう構成される。メモリ４２は、実行命令を格納する。受信デバイス４００が動作している場合、プロセッサ４１は、メモリ４２と通信し、プロセッサ４１は、メモリ４２における実行命令を呼び出し、図５に示されている方法の実施形態を実行する。それらの複数の実施原理及び複数の技術的効果は同様であり、複数の詳細について、ここでは、説明されない。

当業者であれば、複数の方法の実施形態の複数の段階の全て又は一部が、関連ハードウェアを命令するプログラムにより実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。プログラムが実行されている場合、複数の方法の実施形態の複数の段階が実行される。先述の記憶媒体は、ＲＯＭ、ＲＡＭ，磁気ディスク、又は光ディスなど、プログラムコードを格納することができる任意の媒体を含む。

最後に、複数の先述の実施形態は単に、本発明の複数の技術的解決手段を説明することを意図しており、本発明を制限することを意図していないことが、留意されるべきである。本発明は複数の先述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者はそれでも、本発明の複数の実施形態の複数の技術的解決手段の範囲から逸脱することなく、複数の先述の実施形態において説明されている複数の技術的解決手段に対して複数の変更例を作成し得、又は、それらの一部又は全ての技術特徴に対して同等の複数の置換例を作成し得ることを理解するべきである。

現在、セルラ移動通信システムにおいて、従来の通信方式が、主に２つの移動端末の間の通信のために用いられる。この方式では、互いに通信する必要のある２つの端末は、基地局による転送を用いて通信する。火事などの公共安全事件が発生した後、レスキュー隊が、特定の領域において指揮チームと通信し、大量のビデオストリームなどが、複数の異なるグループの複数の移動端末の間で伝送される必要がある。基地局の輻輳により引き起こされる救援の失敗を回避するために、通信端末デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ）技術が導入されている。

しかしながら、デバイスツーデバイス方式では、複数の送信機が１つの受信機にデータを同時に送信するシナリオが存在し得る。例えば、レスキュー隊の複数のメンバーが、指揮チームの１つのメンバーに、データを同時に送信する。この場合、移動端末のメディアアクセス制御（ＭＡＣ）層は、１つの伝送デバイスからのデータしか処理できないので、データ伝送が失敗する。

本発明の複数の実施形態の複数の目的、複数の技術的解決手段、及び複数の利点をより明確にするために、以下にて、本発明の複数の実施形態に添付の複数の図面を参照し、本発明の複数の実施形態における複数の技術的解決手段を明確に説明する。説明される複数の実施形態は、本発明の複数の実施形態の一部であって、全てではないことは明らかである。当業者により本発明の複数の実施形態に基づいて創造的な努力なしで取得される他の全ての実施形態が、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

本発明の複数の実施形態では、移動端末が、従来のセルラ通信及び端末デバイスツーデバイス通信の両方を実行することができるセルラデバイスツーデバイス端末である。以下にて、説明を明確にするために、データを送信するセルラデバイスツーデバイス端末が、伝送デバイスと称され、データを受信するセルラデバイスツーデバイス端末が、受信デバイスと称される。Ｄ２Ｄ通信処理において、伝送デバイス及び受信デバイスのユーザ・プレーン・プロトコル・スタックが図１に示されている。図１は、本発明に係るデータ伝送方法におけるユーザ・プレーン・プロトコル・スタックの模式図である。図１に示されているように、ユーザ・プレーン・プロトコル・スタックは、上から下の順で、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル（ＰＤＣＰ）層と、無線リンク制御（ＲＬＣ）層と、メディアアクセス制御（ＭＡＣ）層と、物理（ＰＨＹ）層とを含む。本発明に係るデータ伝送方法は、以下にて、このユーザ・プレーン・プロトコル・スタックに従って、詳細に説明される。

概して、各移動端末は、ＭＡＣエンティティを有する。伝送デバイスのＭＡＣエンティティが、トランスポートチャンネルへの論理チャンネルのマッピングを実行することができ、マッピングされた後、各トランスポートチャンネルは、異なる論理チャンネルに対応する。論理チャンネル（ＬＣＨ）は、複数のデータフローを区別するように、複数の異なるサービスの複数のデータフローを分類することによって取得され、ブロードキャスト制御チャンネル（ＢＣＣＨ）と、物理制御チャンネル（ＰＣＣＨ）と、マルチキャスト制御チャンネル（ＭＣＣＨ）と、マルチキャストトラフィックチャンネル（ＭＴＣＨ）と、共通制御チャンネル（ＣＣＣＨ）と、専用制御チャンネル（ＤＣＣＨ）などとを含む。トランスポートチャンネルは、ブロードキャストチャンネル（ＢＣＨ）と、ダウンリンク共有チャンネル（ＤＬ‐ＳＣＨ）と、ページングチャンネル（ＰＣＨ）と、アップリンク共有チャンネル（ＵＬ‐ＳＣＨ）と、ランダムアクセスチャンネル（ＲＡＣＨ）と、マルチキャストチャンネル（ＭＣＨ）などとを含む。マッピングされた後、ＰＣＣＨは、ＰＣＨに対応し、ＭＣＣＨ及びＭＴＣＨは、ＭＣＨに対応する。

図３に示されているように、ＬＣＨ１、ＬＣＨ２、及びＬＣＨ３の複数のＭＡＣＳＤＵが、論理チャンネル優先処理、多重化、及びパケットヘッダ処理の後に、Ｄ２ＤＳＣＨにマッピングされ、アップリンク制御チャンネル（ＵＣＣＨ）が、用いることによって伝送デバイスが無線グループに加入する論理チャンネルであり、そのアップリンク制御チャンネルに対応するトランスポートチャンネルが、Ｄ２ＤＰＲＡＣＨであり、グループ・アナウンスメント・チャンネル（ＧＡＣＨ）に対応するトランスポートチャンネルが、Ｄ２ＤＧＡＣＨである。

概して、公共事件において複数の移動端末が、複数の異なる無線グループに属し、例えば、レスキュー隊又は指揮チームに属してよく、若しくは複数の異なるレスキュー隊に属してよい。同じ無線グループに属する複数の移動端末のうち少なくとも１つが、グループヘッドノードであり、残りの複数の移動端末が、グループメンバーノードである。図３を参照すると、伝送デバイスがグループヘッドノードである場合、伝送デバイスのＲＬＣ層エンティティが、ＧＡＣＨ論理チャンネルを有する。論理チャンネルについての情報が、ＰＨＹ層に、ＭＡＣ層において透過的に伝送され、グループヘッドノードは、ＧＡＣＨを用いて「グループ・アナウンスメント」情報を定期的に送信し、これにより、グループヘッドノードのカバレッジ領域内の別のノードが、グループヘッドノードの存在を知り、このグループに加入する。加えて、グループヘッドノードは、複数の限定された無線リソースをより良く利用し、干渉及び衝突を回避するべく、別のグループメンバーノードのデータ送信をさらにスケジューリングし得る。伝送デバイスがグループメンバーノードである場合、伝送デバイスが無線グループのメンバーになるように、伝送デバイスは、ＵＣＣＨを用いて、グループヘッドノードに、初期アクセス要求を送信し得る。移動端末は、少なくとも２つの無線グループに加入してよく、従って、伝送デバイスは、いくつかの無線グループのグループヘッドノードであってよく、かつ、同時に、伝送デバイスは、別の無線グループのグループメンバーノードであってよいことが、留意されるべきである。

図１２Ａ及び図１２Ｂの両方を参照すると、伝送デバイスにより送信された２つのデータパケットの複数のパケットヘッダ形式がそれぞれ、図１２Ａ及び図１２Ｂに示されている通りと仮定し、その２つのパケットヘッダは、伝送デバイスの同じ識別子、すなわち、共通パケットヘッダを含むが、複数の異なるサブパケットヘッダを含み、すなわち、図１２Ａの第２のバイトは、図１２Ｂの第２のバイトから第６のバイトまでのバイトと異なる。

最後に、複数の先述の実施形態は単に、本発明の複数の技術的解決手段を説明することを意図しており、本発明を制限することを意図していないことが、留意されるべきである。本発明は複数の先述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者はそれでも、本発明の複数の実施形態の複数の技術的解決手段の範囲から逸脱することなく、複数の先述の実施形態において説明されている複数の技術的解決手段に対して複数の変更例を作成し得、又は、それらの一部又は全ての技術特徴に対して同等の複数の置換例を作成し得ることを理解するべきである。
（項目１）
データ伝送方法であって、
伝送デバイスにより、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式を上記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階と、
上記伝送デバイスにより、上記送信方式に従って、上記ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信する段階と
を備える
方法。
（項目２）
伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式を上記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する上記段階は、上記ＭＡＣＳＤＵの上記論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、上記ＭＡＣＳＤＵの上記送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加する段階を含む、項目１に記載の方法。
（項目３）
伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式を上記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する上記段階は、上記ＭＡＣＳＤＵの上記論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、上記ＭＡＣＳＤＵの上記送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加する段階を含む、項目１に記載の方法。
（項目４）
伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式を上記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する上記段階は、上記ＭＡＣＳＤＵの上記論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、上記ＭＡＣＳＤＵの上記送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加する段階を含む、項目１に記載の方法。
（項目５）
上記ＭＡＣＳＤＵが、上記伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、上記方法は、上記伝送デバイスにより、上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加する段階をさらに備え、
上記セグメンテーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵが上記ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、上記シリアルナンバービットは、上記ＲＬＣＰＤＵにおける上記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、上記コンカチネーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、
項目１から４の何れか一項に記載の方法。
（項目６）
上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する、項目１から５の何れか一項に記載の方法。
（項目７）
データ伝送方法であって、
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、上記ＭＡＣＰＤＵは、上記伝送デバイスによりメディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定された送信方式で送信される、段階と、
上記受信デバイスにより、上記伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、上記ＭＡＣＰＤＵを送信する段階と、
上記受信デバイスにより、無線リンク制御ＲＬＣ層に、上記キャッシュエンティティにおける上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階と
を備える
方法。
（項目８）
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する上記段階は、上記受信デバイスにより、ブロードキャスト送信方式で上記伝送デバイスにより送信された上記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階を含む、項目７に記載の方法。
（項目９）
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する上記段階は、上記受信デバイスにより、ユニキャスト送信方式で上記伝送デバイスにより送信された上記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持する、段階を含み、
上記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、上記キャッシュエンティティにおける上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信する上記段階は、上記受信デバイスにより、上記ユニキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスの識別子と一致するか否かを判断し、上記ユニキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスの上記識別子と一致する場合、上記ＲＬＣ層に、上記ＭＡＣＰＤＵに対応する上記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む、
項目７に記載の方法。
（項目１０）
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する上記段階は、上記受信デバイスにより、マルチキャスト送信方式で上記伝送デバイスにより送信された上記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持する、段階を含み、
上記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、上記キャッシュエンティティにおける上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信する上記段階は、上記受信デバイスにより、上記マルチキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断し、上記マルチキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスの上記グループ識別子と一致する場合、上記ＲＬＣ層に、上記ＭＡＣＰＤＵに対応する上記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む、
項目７に記載の方法。
（項目１１）
上記ＭＡＣＰＤＵが上記伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する上記段階は、上記受信デバイスにより、上記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが、上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダに追加され、上記セグメンテーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵが上記ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、上記シリアルナンバービットは、上記ＲＬＣＰＤＵにおける上記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、上記コンカチネーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、段階を含み、
上記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、上記キャッシュエンティティにおける上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信する上記段階の前に、上記方法は、
上記受信デバイスにより、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵを上記シリアルナンバービットに従ってソーティングし、上記ＲＬＣ層に、ソーティングされた上記複数のＭＡＣＳＤＵを送信する段階を備える
項目７から１０の何れか一項に記載の方法。
（項目１２）
上記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、上記キャッシュエンティティにおける上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信する上記段階は、上記受信デバイスにより、上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って、上記論理チャンネル識別子に対応し、かつ、上記ＲＬＣ層に存在する論理チャンネルに、上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む、項目７から１１の何れか一項に記載の方法。
（項目１３）
メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式を上記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定するよう構成される設定モジュールと、
上記設定モジュールにより設定された上記送信方式に従って、上記ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信するよう構成される送信モジュールと
を備える
伝送デバイス。
（項目１４）
上記設定モジュールは、上記ＭＡＣＳＤＵの上記論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、上記ＭＡＣＳＤＵの上記送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加するよう具体的に構成される、項目１３に記載の伝送デバイス。
（項目１５）
上記設定モジュールは、上記ＭＡＣＳＤＵの上記論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、上記ＭＡＣＳＤＵの上記送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される、項目１３に記載の伝送デバイス。
（項目１６）
上記設定モジュールは、上記ＭＡＣＳＤＵの上記論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、上記ＭＡＣＳＤＵの上記送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される、項目１３に記載の伝送デバイス。
（項目１７）
上記ＭＡＣＳＤＵが、上記伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加するよう構成される追加モジュールをさらに備え、上記セグメンテーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵが上記ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、上記シリアルナンバービットは、上記ＲＬＣＰＤＵにおける上記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、上記コンカチネーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、項目１３から１６の何れか一項に記載の伝送デバイス。
（項目１８）
上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する、項目１３から１７の何れか一項に記載の伝送デバイス。
（項目１９）
伝送デバイスにより送信されるメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信するよう構成される受信モジュールであって、上記ＭＡＣＰＤＵは、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って上記伝送デバイスにより設定された送信方式で送信される、受信モジュールと、
上記伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、上記受信モジュールにより受信された上記ＭＡＣＰＤＵを送信し、次に、無線リンク制御ＲＬＣ層に、上記キャッシュエンティティにおける上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう構成される送信モジュールと
を備える
受信デバイス。
（項目２０）
上記受信モジュールは、ブロードキャスト送信方式で上記伝送デバイスにより送信された上記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成される、項目１９に記載の受信デバイス。
（項目２１）
判断モジュールをさらに備え、
上記受信モジュールは、ユニキャスト送信方式で上記伝送デバイスにより送信された上記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持し、
上記判断モジュールは、上記ユニキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスの識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、
上記送信モジュールは、上記判断モジュールが、上記ユニキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスの上記識別子と一致すると判断した場合、上記ＲＬＣ層に、上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、
項目１９に記載の受信デバイス。
（項目２２）
判断モジュールをさらに備え、
上記受信モジュールは、マルチキャスト送信方式で上記伝送デバイスにより送信された上記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、上記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、上記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持し、
上記判断モジュールは、上記マルチキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、
上記送信モジュールは、上記判断モジュールが、上記マルチキャスト宛先アドレスが上記受信デバイスの上記グループ識別子と一致すると判断した場合、上記ＲＬＣ層に、上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、
項目１９に記載の受信デバイス。
（項目２３）
ソーティングモジュールをさらに備え、
上記受信モジュールは、上記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダに追加され、上記セグメンテーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、上記シリアルナンバービットは、上記ＲＬＣＰＤＵにおける上記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、上記コンカチネーションビットは、上記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示し、
上記ソーティングモジュールは、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵを上記シリアルナンバービットに従ってソーティングするよう構成され、
上記送信モジュールは、上記ＲＬＣ層に、上記ソーティングモジュールによりソーティングされた上記複数のＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、
項目１９から２２の何れか一項に記載の受信デバイス。
（項目２４）
上記送信モジュールは、上記ＭＡＣＰＤＵの上記パケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って、上記論理チャンネル識別子に対応し、かつ、上記ＲＬＣ層に存在する論理チャンネルに、上記ＭＡＣＰＤＵに含まれる上記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、項目１９から２３の何れか一項に記載の受信デバイス。
（項目２５）
プロセッサとメモリとを備える伝送デバイスであって、上記メモリは、実行命令を格納し、上記伝送デバイスが動作している場合、上記プロセッサは、上記メモリと通信し、上記プロセッサは、上記伝送デバイスに項目１から６の何れか一項に記載の方法を実行させるべく、上記実行命令を実行する、伝送デバイス。
（項目２６）
プロセッサとメモリとを備える受信デバイスであって、上記メモリは、実行命令を格納し、上記受信デバイスが動作している場合、上記プロセッサは上記メモリと通信し、上記プロセッサは、上記受信デバイスに項目７から１２の何れか一項に記載の方法を実行させるべく、上記実行命令を実行する、受信デバイス。

Claims

データ伝送方法であって、
伝送デバイスにより、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式を前記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する段階と、
前記伝送デバイスにより、前記送信方式に従って、前記ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信する段階と
を備える
方法。
伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式を前記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する前記段階は、前記ＭＡＣＳＤＵの前記論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、前記ＭＡＣＳＤＵの前記送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加する段階を含む、請求項１に記載の方法。
伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式を前記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する前記段階は、前記ＭＡＣＳＤＵの前記論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、前記ＭＡＣＳＤＵの前記送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加する段階を含む、請求項１に記載の方法。
伝送デバイスにより、ＭＡＣＳＤＵの送信方式を前記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定する前記段階は、前記ＭＡＣＳＤＵの前記論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、前記ＭＡＣＳＤＵの前記送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加する段階を含む、請求項１に記載の方法。
前記ＭＡＣＳＤＵが、前記伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、前記方法は、前記伝送デバイスにより、前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加する段階をさらに備え、
前記セグメンテーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵが前記ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、前記シリアルナンバービットは、前記ＲＬＣＰＤＵにおける前記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、前記コンカチネーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、
請求項１から４の何れか一項に記載の方法。
前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する、請求項１から５の何れか一項に記載の方法。
データ伝送方法であって、
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、前記ＭＡＣＰＤＵは、前記伝送デバイスによりメディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定された送信方式で送信される、段階と、
前記受信デバイスにより、前記伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、前記ＭＡＣＰＤＵを送信する段階と、
前記受信デバイスにより、無線リンク制御ＲＬＣ層に、前記キャッシュエンティティにおける前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階と
を備える
方法。
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する前記段階は、前記受信デバイスにより、ブロードキャスト送信方式で前記伝送デバイスにより送信された前記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階を含む、請求項７に記載の方法。
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する前記段階は、前記受信デバイスにより、ユニキャスト送信方式で前記伝送デバイスにより送信された前記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持する、段階を含み、
前記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、前記キャッシュエンティティにおける前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信する前記段階は、前記受信デバイスにより、前記ユニキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスの識別子と一致するか否かを判断し、前記ユニキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスの前記識別子と一致する場合、前記ＲＬＣ層に、前記ＭＡＣＰＤＵに対応する前記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む、
請求項７に記載の方法。
受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する前記段階は、前記受信デバイスにより、マルチキャスト送信方式で前記伝送デバイスにより送信された前記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持する、段階を含み、
前記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、前記キャッシュエンティティにおける前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信する前記段階は、前記受信デバイスにより、前記マルチキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断し、前記マルチキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスの前記グループ識別子と一致する場合、前記ＲＬＣ層に、前記ＭＡＣＰＤＵに対応する前記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む、
請求項７に記載の方法。
前記ＭＡＣＰＤＵが前記伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、受信デバイスにより、伝送デバイスにより送信されたＭＡＣＰＤＵを受信する前記段階は、前記受信デバイスにより、前記ＭＡＣＰＤＵを受信する段階であって、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが、前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダに追加され、前記セグメンテーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵが前記ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、前記シリアルナンバービットは、前記ＲＬＣＰＤＵにおける前記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、前記コンカチネーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、段階を含み、
前記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、前記キャッシュエンティティにおける前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信する前記段階の前に、前記方法は、
前記受信デバイスにより、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵを前記シリアルナンバービットに従ってソーティングし、前記ＲＬＣ層に、ソーティングされた前記複数のＭＡＣＳＤＵを送信する段階を備える
請求項７から１０の何れか一項に記載の方法。
前記受信デバイスにより、ＲＬＣ層に、前記キャッシュエンティティにおける前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信する前記段階は、前記受信デバイスにより、前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って、前記論理チャンネル識別子に対応し、かつ、前記ＲＬＣ層に存在する論理チャンネルに、前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信する段階を含む、請求項７から１１の何れか一項に記載の方法。
メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの送信方式を前記ＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って設定するよう構成される設定モジュールと、
前記設定モジュールにより設定された前記送信方式に従って、前記ＭＡＣＳＤＵから取得されたメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを送信するよう構成される送信モジュールと
を備える
伝送デバイス。
前記設定モジュールは、前記ＭＡＣＳＤＵの前記論理チャンネル種類がブロードキャスト型である場合、前記ＭＡＣＳＤＵの前記送信方式をブロードキャスト送信方式に設定するように、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ブロードキャスト・モード・インディケータ・ビットを追加するよう具体的に構成される、請求項１３に記載の伝送デバイス。
前記設定モジュールは、前記ＭＡＣＳＤＵの前記論理チャンネル種類がユニキャスト型である場合、前記ＭＡＣＳＤＵの前記送信方式をユニキャスト送信方式に設定するように、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される、請求項１３に記載の伝送デバイス。
前記設定モジュールは、前記ＭＡＣＳＤＵの前記論理チャンネル種類がマルチキャスト型である場合、前記ＭＡＣＳＤＵの前記送信方式をマルチキャスト送信方式に設定するように、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダに、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを追加するよう具体的に構成される、請求項１３に記載の伝送デバイス。
前記ＭＡＣＳＤＵが、前記伝送デバイスの無線リンク制御層プロトコルデータユニットＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された場合、前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダに、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットを追加するよう構成される追加モジュールをさらに備え、前記セグメンテーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵが前記ＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、前記シリアルナンバービットは、前記ＲＬＣＰＤＵにおける前記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、前記コンカチネーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示す、請求項１３から１６の何れか一項に記載の伝送デバイス。
前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダは、論理チャンネル識別子をさらに保持する、請求項１３から１７の何れか一項に記載の伝送デバイス。
伝送デバイスにより送信されるメディアアクセス制御層プロトコルデータユニットＭＡＣＰＤＵを受信するよう構成される受信モジュールであって、前記ＭＡＣＰＤＵは、メディアアクセス制御層サービスデータユニットＭＡＣＳＤＵの論理チャンネル種類に従って前記伝送デバイスにより設定された送信方式で送信される、受信モジュールと、
前記伝送デバイスに対応するキャッシュエンティティに、前記受信モジュールにより受信された前記ＭＡＣＰＤＵを送信し、次に、無線リンク制御ＲＬＣ層に、前記キャッシュエンティティにおける前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう構成される送信モジュールと
を備える
受信デバイス。
前記受信モジュールは、ブロードキャスト送信方式で前記伝送デバイスにより送信された前記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成される、請求項１９に記載の受信デバイス。
判断モジュールをさらに備え、
前記受信モジュールは、ユニキャスト送信方式で前記伝送デバイスにより送信された前記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、ユニキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、ユニキャスト宛先アドレスとを保持し、
前記判断モジュールは、前記ユニキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスの識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、
前記送信モジュールは、前記判断モジュールが、前記ユニキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスの前記識別子と一致すると判断した場合、前記ＲＬＣ層に、前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、
請求項１９に記載の受信デバイス。
判断モジュールをさらに備え、
前記受信モジュールは、マルチキャスト送信方式で前記伝送デバイスにより送信された前記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、前記ＭＡＣＰＤＵのパケットヘッダが、マルチキャスト・モード・インディケータ・ビットと、前記伝送デバイスの識別子と、マルチキャスト宛先アドレスとを保持し、
前記判断モジュールは、前記マルチキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスのグループ識別子と一致するか否かを判断するよう構成され、
前記送信モジュールは、前記判断モジュールが、前記マルチキャスト宛先アドレスが前記受信デバイスの前記グループ識別子と一致すると判断した場合、前記ＲＬＣ層に、前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、
請求項１９に記載の受信デバイス。
ソーティングモジュールをさらに備え、
前記受信モジュールは、前記ＭＡＣＰＤＵを受信するよう具体的に構成され、セグメンテーションビット、シリアルナンバービット、又はコンカチネーションビットが前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダに追加され、前記セグメンテーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵがＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得されたことを示し、前記シリアルナンバービットは、前記ＲＬＣＰＤＵにおける前記ＭＡＣＳＤＵの位置を示し、前記コンカチネーションビットは、前記ＭＡＣＳＤＵの後に別のＭＡＣＳＤＵがまだ存在しているか否かを示し、
前記ソーティングモジュールは、同じＲＬＣＰＤＵをセグメント化することによって取得された、複数のＭＡＣＰＤＵに含まれる複数のＭＡＣＳＤＵを前記シリアルナンバービットに従ってソーティングするよう構成され、
前記送信モジュールは、前記ＲＬＣ層に、前記ソーティングモジュールによりソーティングされた前記複数のＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、
請求項１９から２２の何れか一項に記載の受信デバイス。
前記送信モジュールは、前記ＭＡＣＰＤＵの前記パケットヘッダにおいて保持される論理チャンネル識別子に従って、前記論理チャンネル識別子に対応し、かつ、前記ＲＬＣ層に存在する論理チャンネルに、前記ＭＡＣＰＤＵに含まれる前記ＭＡＣＳＤＵを送信するよう具体的に構成される、請求項１９から２３の何れか一項に記載の受信デバイス。
プロセッサとメモリとを備える伝送デバイスであって、前記メモリは、実行命令を格納し、前記伝送デバイスが動作している場合、前記プロセッサは、前記メモリと通信し、前記プロセッサは、前記伝送デバイスに請求項１から６の何れか一項に記載の方法を実行させるべく、前記実行命令を実行する、伝送デバイス。
プロセッサとメモリとを備える受信デバイスであって、前記メモリは、実行命令を格納し、前記受信デバイスが動作している場合、前記プロセッサは前記メモリと通信し、前記プロセッサは、前記受信デバイスに請求項７から１２の何れか一項に記載の方法を実行させるべく、前記実行命令を実行する、受信デバイス。