本発明の実施例は通信方法及び通信装置を提供し、通信装置はレイヤ2PDUを受信して必要な接続状態を決定することで、システムのオーバーヘッドを減らし、通信の複雑さを軽減させることができる。
第1態様によれば、通信方法を提供し、第1装置が、第2装置の送信したレイヤ2プロトコルデータユニットPDUを受信するステップと、前記第1装置が、前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップと、を含む。
該技術案では、第1装置が前記レイヤ2PDUを解析するプロセスは比較的簡単であり、通信の複雑さを軽減させ、システムのオーバーヘッドを減らし、解析遅延を短縮させることができる。更に、該技術案は様々な装置間の接続状態の決定に適用でき、柔軟性が高く、互換性及び拡張性に優れる。また更に、該技術案では実行主体が様々であり、第1装置が端末装置であるかネットワーク側装置であるかに関わらず、接続状態の切替が必要である時に、接続状態の切替をタイムリーに実行できる。
第1態様の可能な実施形態では、前記第1装置は端末装置、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
従来技術ではRRC上位層シグナリングによって端末装置にアクティブ状態から非アクティブ状態への切替を指示することに比べて、該技術案は操作が簡単で、実現しやすい。
第1態様の可能な実施形態では、前記第1装置が前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、前記第1装置が前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否か又は前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップを含み、前記第1情報は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送の有無を指示することに用いられる。
該技術案では、前記第1装置は前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否かに基づき接続状態を決定する場合、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、前記レイヤ2PDUの複雑さを軽減させることができる。前記第1装置は第1情報に基づき接続状態を決定する場合、前記第1情報は余計なシグナリング指示を必要とせずに、データパケットとともに前記レイヤ2PDUにベアラでき、前記データパケットを伝送すると同時に前記第1情報を第1装置に伝送し、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、第1装置の消費電力を低減させることができる。
第1態様の可能な実施形態では、前記第1装置が前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否か又は前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示する場合、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定するステップと、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示する場合、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定するステップと、を含む。
該技術案では、第1情報の異なる指示コンテンツに異なる接続状態を対応付けることで、第1装置は前記必要な接続状態を高効率に決定できる。
第1態様の可能な実施形態では、前記第1装置が前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否か又は前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれる場合、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定するステップと、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれていない場合、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定するステップと、を含む。
該技術案では、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれることと含まれていないことに、それぞれ1種の接続状態を対応付けられることで、第1装置が前記必要な接続状態を高効率に決定できる。
第1態様の可能な実施形態では、前記レイヤ2PDUは、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含み、前記第1装置が前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、前記第1装置が前記レイヤ2PDUに含まれる第2情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップを含む。
該技術案では、第1装置が直接該レイヤ2PDUに含まれる第2情報に基づき、前記必要な状態を決定できることで、前記第1装置が前記必要な接続状態を決定する遅延を短縮させ、前記第1装置が前記必要な接続状態を決定する効率を向上させることができる。
第1態様の可能な実施形態では、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記通信方法は、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動し、又は、前記第1装置が、前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第3情報を前記第2装置に送信した後、前記第1タイマーを起動するステップと、前記第1タイマーがタイムアウトすると、前記第1装置が前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替えるステップと、をさらに含む。
該技術案では、第1装置が第1タイマーに基づき接続状態の切替を実行できることで、第1装置が接続状態の切替時点を柔軟に制御することに寄与する。
第1態様の可能な実施形態では、前記レイヤ2PDUは前記第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含み、前記第1タイマーを起動することは、前記第4情報に基づき、前記第1タイマーを起動するステップを含む。
該技術案では、第2装置が第1タイマーと第2タイマーの設定時間長さを管理できることで、第1装置と第2装置が同一時点又は近い時点内に接続状態を切り替えることに寄与し、それにより第1装置と第2装置の消費電力を節約する。
第1態様の可能な実施形態では、前記レイヤ2PDUは第2装置の第2タイマーの設定時間長さを要求するための第5情報を含み、前記通信方法は、前記第1装置が前記第2タイマーの設定時間長さを決定するステップと、前記第1装置が前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を前記第2装置に送信するステップと、をさらに含み、前記第1タイマーを起動することは、前記第1装置が前記第2装置に前記第6情報を送信した後、前記第1タイマーを起動するステップ、又は前記第1装置が前記第2装置に前記第6情報を送信し、且つ前記第2装置の送信したて、前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第7情報をした後、前記第1タイマーを起動するステップを含む。
該技術案では、第1装置が第2装置の第2タイマーの設定時間長さを決定することで、第1装置が第1タイマーと第2タイマーの設定時間長さの管理を便利になり、第1装置と第2装置が同一時点又は近い時点内に接続状態を切り替えることに寄与し、それにより第1装置と第2装置の消費電力を節約する。
第1態様の可能な実施形態では、前記第1装置が第2装置の送信したレイヤ2PDUを受信した後、前記通信方法は、前記第1装置が、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を前記第2装置に送信するステップ、又は前記第1装置が、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を前記第2装置に送信するステップをさらに含む。
該技術案では、該第1装置が決定した前記必要な接続状態を第2装置に報知できることで、第2装置が接続状態をタイムリーに切り替え、第2装置の消費電力を節約できる。
選択的に、第1態様の可能な実施形態では、前記第1タイマーは、前記第4情報で指示される前記第1タイマーの設定時間長さを含む少なくとも1つの第1設定時間長さを設定し、前記第2タイマーは、前記第6情報で指示される前記第2タイマーの設定時間長さを含む少なくとも1つの第2設定時間長さを設定する。
第1タイマーと第2タイマーはともに複数の設定時間長さを設定できることで、第1装置及び/又は第2装置は対応する設定時間長さを柔軟に選択して接続状態の切替を行うことができる。
選択的に、第1態様の可能な実施形態では、前記第1タイマーを起動することは、前記第6情報に基づき前記第1タイマーを起動するステップを含む。
第1装置が第2タイマーの設定時間長さに基づき第1タイマーを起動することで、第1装置と第2装置は第1接続状態を第2接続状態に同時に切り替えることができる。
選択的に、第1態様の可能な実施形態では、前記第1タイマーの設定時間長さ及び/又は前記第2タイマーの設定時間長さはネットワーク側装置によって設定され又はプロトコルによって合意され、前記第1タイマー及び/又は前記第2タイマーは端末に基づき設定され又は前記端末のベアラに基づき設定される。
第1タイマーと第2タイマーは設定方式が柔軟で、互換性及び拡張性に優れる。
選択的に、第1態様の可能な実施形態では、前記レイヤ2PDUはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤPDU、無線リンク制御プロトコルRLCレイヤPDU又はメディアアクセス制御MACレイヤPDUを含む。
該技術案では、前記レイヤ2PDUに含まれるコンテンツは様々であり、互換性及び拡張性に優れる。
選択的に、第1態様の可能な実施形態では、前記第1情報、前記第2情報、前記第4情報又は前記第5情報をベアラするための指示フィールドは前記レイヤ2PDUのヘッダーに位置してもよく、前記レイヤ2PDUのテールに位置してもよく、前記レイヤ2PDUの任意の位置に位置してもよく、前記指示フィールドはPDUの中の追加したフィールドであってもよく、PDUの中の特殊値を含む既存フィールドであってもよい。
該技術案では、前記指示フィールドが前記レイヤ2PDUのヘッダー又はテールに位置することで、第1装置が前記指示フィールドにベアラされる情報を高効率に取得でき、それにより第1装置が前記必要な接続状態を決定する効率を向上させる。
第2態様によれば、通信方法を提供し、第2装置が、前記第1装置が前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するためのレイヤ2プロトコルデータユニットPDUを生成するステップと、前記第2装置が前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信するステップと、を含む。
前記第2装置が前記レイヤ2PDUを送信するプロセスは比較的簡単で、通信の複雑さを軽減させ、システムのオーバーヘッドを減らし、遅延を短縮させることができる。更に、該技術案では実行主体は様々であり、第2装置が端末装置であるかネットワーク側装置であるかに関わらず、第1装置に前記レイヤ2PDUを送信でき、それにより第1装置が必要な接続状態をタイムリーに決定できる。
第2態様の可能な実施形態では、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
従来技術ではネットワーク側装置がRRC上位層シグナリングによって端末装置にアクティブ状態から非アクティブ状態への切替を指示することに比べて、該技術案は複雑さが低く、実現しやすい。
第2態様の可能な実施形態では、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置が第1装置と第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている否か及び/又は第1装置と第2装置の間の後続のデータ伝送の有無に基づき、前記レイヤ2PDUを生成するステップを含む。
該技術案では、第2装置が第1装置と第2装置の間での伝送状況に基づき、前記レイヤ2PDUを生成することで、第1装置は前記レイヤ2PDUに基づき前記必要な接続状態をタイムリーかつ正確に決定できる。
第2態様の可能な実施形態では、前記第2装置が前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っているか否か及び/又は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送の有無に基づき、前記レイヤ2PDUを生成することは、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている場合、前記第2装置が前記データパケットを含む前記レイヤ2PDUを生成するステップと、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っていない場合、前記第2装置がデータパケットを含まない前記レイヤ2PDUを生成するステップと、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がない場合、前記第2装置が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップと、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がある場合、前記第2装置が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップと、を含む。
該技術案では、第1装置が前記必要な接続状態を決定するように、第2装置は複数の方式によって対応する前記レイヤ2PDUを生成でき、該技術案は柔軟性が高い。
第2態様の可能な実施形態では、前記通信方法は、前記第2装置が前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップをさらに含み、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置が前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップを含む。
該技術案では、第2装置は前記必要な接続状態を指示するための第2情報を第1装置に直接送信できることで、前記第1装置が前記必要な接続状態を決定する遅延を短縮させ、前記第1装置が前記必要な接続状態を決定する効率を向上させることができる。
第2態様の可能な実施形態では、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記通信方法は、前記第2装置が前記レイヤ2PDUを送信した後、第2タイマーを起動し、又は、前記第2装置が前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第3情報を受信した後、第2タイマーを起動するステップと、前記第2タイマーがタイムアウトすると、前記第2装置が前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替えるステップと、をさらに含む。
該技術案では、第2装置が第2タイマーに基づき接続状態の切替を実行できることで、第2装置が接続状態の切替時点を柔軟に制御することに寄与する。
第2態様の可能な実施形態では、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置が前記第1装置の第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含む前記レイヤ2PDUを生成することにより、前記第1装置が前記第4情報に基づき前記第1装置の第1タイマーを起動するステップを含む。
該技術案では、第2装置が第1タイマーと第2タイマーの設定時間長さを管理できることで、第1装置と第2装置が同一時点又は近い時点内に接続状態を切り替えることに寄与し、それにより第1装置と第2装置の消費電力を節約する。
第2態様の可能な実施形態では、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置が前記第2タイマーの設定時間長さを要求するための第5情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップを含み、前記通信方法は、前記第2装置が前記第1装置の送信した、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を受信するステップをさらに含み、前記第2タイマーを起動することは、前記第2装置が前記第1装置の送信した前記第6情報を受信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動するステップ、又は前記第2装置が前記第1装置の送信した前記第6情報を受信し、且つ前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第7情報を前記第1装置に送信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動するステップを含む。
該技術案では、第1装置が第1タイマーと第2タイマーの設定時間長さを管理できることで、第1装置と第2装置が同一時点又は近い時点内に接続状態を切り替えることに寄与し、それにより第1装置と第2装置の消費電力を節約する。
第2態様の可能な実施形態では、前記第2装置が前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信した後、前記通信方法は、前記第2装置が前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を受信するステップ、又は前記第2装置が前記第1装置の送信した、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を受信するステップをさらに含む。
該技術案では、第2装置は第2装置の送信した第9情報を受信できることで、第2装置が接続状態をタイムリーに切り替えることができ、第2装置の消費電力を節約する。
選択的に、第2態様の可能な実施形態では、前記第1タイマーは、前記第4情報で指示される前記第1タイマーの設定時間長さを含む少なくとも1つの第1設定時間長さを設定し、前記第2タイマーは、前記第6情報で指示される前記第2タイマーの設定時間長さを含む少なくとも1つの第2設定時間長さを設定する。
第1タイマーと第2タイマーはともに複数の設定時間長さを設定できることで、第1装置及び/又は第2装置は対応する設定時間長さを柔軟に選択して接続状態の切替を行うことができる。
選択的に、第2態様の可能な実施形態では、前記第2タイマーを起動することは、前記第4情報に基づき前記第1タイマーを起動するステップを含む。
第2装置が第1タイマーの設定時間長さに基づき第2タイマーを起動することで、第1装置と第2装置は第1接続状態を第2接続状態に同時に切り替えることができる。
選択的に、第2態様の可能な実施形態では、前記第1タイマーの設定時間長さ及び/又は前記第2タイマーの設定時間長さはネットワーク側装置によって設定され又はプロトコルによって合意され、前記第1タイマー及び/又は前記第2タイマーは端末に基づき設定され又は前記端末のベアラに基づき設定される。
第1タイマーと第2タイマーは設定方式が柔軟で、互換性及び拡張性に優れる。
選択的に、第2態様の可能な実施形態では、前記レイヤ2PDUはパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPレイヤPDU、無線リンク制御プロトコルRLCレイヤPDU、又はメディアアクセス制御MACレイヤPDUを含む。
該技術案では、前記レイヤ2PDUに含まれるコンテンツは様々であり、互換性及び拡張性に優れる。
選択的に、第2態様の可能な実施形態では、前記第1情報、前記第2情報、前記第4情報又は前記第5情報をベアラするための指示フィールドは前記レイヤ2PDUのヘッダーに位置してもよく、前記レイヤ2PDUのテールに位置してもよく、前記レイヤ2PDUの任意の位置に位置してもよく、前記指示フィールドはPDUの中の追加したフィールドであってもよく、PDUの中の特殊値を含む既存フィールドであってもよい。
該技術案では、前記指示フィールドが前記レイヤ2PDUのヘッダー又はテールに位置することで、第1装置が前記指示フィールドにベアラされる情報を高効率に取得でき、それにより第1装置が前記必要な接続状態を決定する効率を向上させる。
第3態様によれば、通信方法を提供し、タイマーを起動するステップと、前記タイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるステップと、を含む。
第1装置又は第2装置がタイマーに基づき、第1接続状態を第2接続状態に切り替えることができ、該技術案は制御しやすく、互換性及び拡張性に優れる。
第3態様の可能な実施形態では、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
従来技術ではRRC上位層シグナリングによって端末装置にアクティブ状態から非アクティブ状態への切替を指示することに比べて、該技術案は余計なシグナリング指示が不要で、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、消費電力を低減させることができる。
第3態様の可能な実施形態では、前記タイマーを起動することは、前記第1装置が前記第2装置にデータパケット又はシグナリングを送信した後、前記タイマーを起動するステップ、又は前記第1装置が前記第2装置の送信した前記データパケット又は前記シグナリングの第1情報を受信した後、前記タイマーを起動し、前記第1情報が、前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられるステップを含む。
該技術案では、第1装置又は第2装置がタイマーに基づき接続状態の切替を実行できることで、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、第1装置の消費電力を低減させることができる。
第3態様の可能な実施形態では、前記タイマーを起動することは、第2装置が前記第1装置の送信したデータパケット又はシグナリングを受信した後、前記タイマーを起動するステップ、又は前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングに対応する第2情報を前記第1装置に送信した後、前記タイマーを起動し、前記第2情報が、前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられるステップ、又は前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動するステップを含む。
該技術案では、第1装置又は第2装置がタイマーに基づき接続状態の切替を実行できることで、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、第2装置の消費電力を低減させることができる。
第3態様の可能な実施形態では、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラは単一のタイマーに対応し、前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、タイマーを起動することは、前記第1装置と第2装置の間のすべての無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動するステップを含む。
該技術案では、すべての無線ベアラが単一のタイマーに対応することで、タイマーを節約し、コストを削減させることができる。
第3態様の可能な実施形態では、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラの各々は1つのタイマーに対応し、前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、タイマーを起動することは、前記第1装置と前記第2装置の間の各無線ベアラの確立が完了した後、対応するタイマーを起動するステップを含み、前記タイマーの設定した時間がタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えることは、前記すべての無線ベアラに対応するすべてのタイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるステップを含む。
該技術案では、各無線ベアラが1つのタイマーに対応することで、タイマーが各無線ベアラに狙いをつけて制御でき、柔軟性が高く、互換性に優れる。
第4態様によれば、第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行する通信装置を提供する。具体的には、該通信装置は、第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行するモジュール及び/又はユニットを備える。
第5態様によれば、第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行する通信装置を提供する。具体的には、該通信装置は第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行するモジュール及び/又はユニットを備える。
第6態様によれば、第3態様又は第3態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行する通信装置を提供する。具体的には、該通信装置は第3態様又は第3態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行するモジュール及び/又はユニットを備える。
第7態様によれば、通信機器を提供し、送受信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。送受信機、メモリ及びプロセッサはバスシステムによって接続され、メモリは命令を記憶し、プロセッサはメモリに記憶された命令を実行し、送受信機が信号を送受信するように制御し、且つプロセッサがメモリに記憶された命令を実行する時、プロセッサが第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行する。
第8態様によれば、通信機器を提供し、送受信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。送受信機、メモリ及びプロセッサはバスシステムによって接続され、メモリは命令を記憶し、プロセッサはメモリに記憶された命令を実行し、送受信機が信号を送受信するように制御し、且つプロセッサがメモリに記憶された命令を実行する時、プロセッサが第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行する。
第9態様によれば、通信機器を提供し、送受信機、メモリ、プロセッサ及びバスシステムを備える。送受信機、メモリ及びプロセッサはバスシステムによって接続され、メモリは命令を記憶し、プロセッサはメモリに記憶された命令を実行し、送受信機が信号を送受信するように制御し、且つプロセッサがメモリに記憶された命令を実行する時、プロセッサが第3態様又は第3態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行する。
第10態様によれば、コンピュータ可読媒体を提供し、第1態様又は第1態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶する。
第11態様によれば、コンピュータ可読媒体を提供し、第2態様又は第2態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶する。
第12態様によれば、コンピュータ可読媒体を提供し、第3態様又は第3態様の任意の可能な実施形態に係る方法を実行するための命令を含むコンピュータプログラムを記憶する。
以下、本願の実施例の図面を参照して、本願の実施例の技術案を明瞭且つ完全に説明する。明らかなように、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づき、当業者が創造的な労働をせずに想到し得るほかの実施例はすべて、本願の保護範囲に属する。
本願は、端末装置とアクセスネットワーク装置の各実施例を組み合わせる。端末装置はアクセス端末、ユーザー機器(user equipment、UE)、ユーザーユニット、ユーザー局、移動局、モバイルステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザー装置とも呼称される。アクセス端末はセルラーホン、コードレス電話、SIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)電話、WLL(Wireless Local Loop、ワイヤレスローカルループ)ステーション、PDA(Personal Digital Assistant、パーソナルデジタルアシスタント)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティング装置、又は無線モデムに接続されたほかの処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、及び将来の5Gネットワークにおける端末装置であってもよい。
ネットワーク側装置は移動装置と通信することに適用でき、ネットワーク側は移動体通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication、GSM)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)における基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)における基地局(NodeB、NB)であってもよく、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)における進化型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)、又は中継局又はアクセスポイント、又は車載装置、ウェアラブル装置及び将来の5Gネットワークにおけるアクセスネットワーク装置であってもよい。
本願の実施例の理解を便利にするために、ここで本願の実施例を説明する前、以下の要素を導入する。
端末装置とネットワーク側装置の接続状態は少なくとも以下の3種を含む。
1、非接続状態。すなわち、端末装置がアイドルモードにある時、端末装置とネットワーク側装置は非接続状態である。アイドルモードは1つのアイドル(Idle)状態しかない。Idle状態では、端末装置のすべての接続はアクセスレイヤでクローズされる。UTRANでは、アイドルモードの端末装置にコンテキストを作成してないため、特定の端末装置をアドレッシングするには、1つのセル内ですべての端末装置又は同じページング期間をモニタリングする複数の端末装置にページングメッセージを送信するしかできない。
2、端末装置がアクティブ状態にある時の端末装置とネットワーク側装置の接続状態。アクティブ状態は端末装置が上位層シグナリング接続の接続モードにある状態を含む。
3、端末装置が非アクティブ状態にある時の端末装置とネットワーク側装置の接続状態。端末装置が非アクティブ状態にある時、端末装置のRRC接続とベアラはネットワーク側装置に保留されるが、端末装置のアクセスレイヤでの挙動はネットワーク側装置に通知しない。
図1は本発明の一実施例に係る通信方法100の概略フローチャートである。該通信方法100は、
S110、第1装置は第2装置の送信したレイヤ2プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)を受信するステップと、
S120、前記第1装置は、前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップと、を含む。
具体的には、上記のように、第1装置と第2装置の接続状態は複数種を含み、第1装置は前記レイヤ2PDUに基づき、必要な接続状態を決定できる。選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUはパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、 PDCP)レイヤPDU、無線リンク制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)レイヤPDU又はメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)レイヤPDUを含んでもよい。
従来技術では端末装置がネットワーク側装置の送信したRRC上位層シグナリングを解析することに比べて、第1装置が前記レイヤ2PDUを解析するプロセスは比較的簡単で、通信の複雑さを軽減させ、システムのオーバーヘッドを減らし、解析遅延を短縮させることができる。
更に、該技術案では、第1装置と第2装置のうち両方はネットワーク側装置であり、又は第1装置と第2装置のうち両方は端末装置であり、又は第1装置と第2装置のうち一方はネットワーク側装置、他方は端末装置であり、選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。該通信方法100は、様々な通信装置間の必要な接続状態を決定でき、柔軟性が高く、互換性と拡張性に優れる。
また更に、該技術案では、実行主体は端末装置又はネットワーク側装置であってもよく、端末装置又はネットワーク側装置は前記レイヤ2PDUに基づき、前記必要な接続状態をタイムリーに決定でき、それにより端末装置又はネットワーク側装置は接続状態の切替を必要とする場合、接続状態を高効率に切り替えることができる。
以上、図1を参照して全体の観点から通信方法を説明し、前記通信方法100では、第1装置はレイヤ2PDUに基づき、第1装置と第2装置の必要な接続状態を決定でき、以下、いくつかの具体的な実施形態を参照して、第1装置が如何に前記レイヤ2PDUに基づき、前記必要な接続方式を決定するかを詳細に説明する。
選択的に、一例として、前記第1装置は前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否か又は前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定し、前記第1情報は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送の有無を指示することに用いられる。
具体的には、第1装置が前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、
前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示する場合、前記第1装置は前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定するステップと、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示する場合、前記第1装置は前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定するステップと、を含む。
図2は本発明の一実施例に係るレイヤ2PDUの模式図である。図2に示すように、前記レイヤ2PDUはRLC PDUであり、前記RLC PDUのヘッダーは前記第1情報をベアラするためのLフィールド(該Lフィールドは指示フィールドとも呼称される)を含み、前記指示フィールドの値及び意味は表1に示される。
第1装置は前記第1情報を含むPDUを受信した後、前記第1情報をベアラする指示フィールドの値が「0」である場合、前記第1装置は前記第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定し、前記第1情報をベアラする指示フィールドの値が「1」である場合、前記第1装置は前記第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定する。
なお、前記第1装置が前記第1情報に基づき、前記必要な接続状態を決定する場合、前記レイヤ2PDUはデータパケットを含んでもよく、データパケットを含まなくてもよい(すなわち前記レイヤ2PDUはステートパケットであってもよい)。選択的に、前記PDUがデータパケットを含むと、前記第1情報はさらに前記レイヤ2PDUに含まれるデータパケットが前記第2装置の伝送した最後のデータパケットであるか否かを指示する。図3は本発明の別の実施例に係るレイヤ2PDUの模式図である。図3に示すように、前記レイヤ2PDUはPDCP PDUであり、前記PDCP PDUのヘッダーは前記第1情報をベアラするためのLフィールド(該Lフィールドは指示フィールドとも呼称される)を含み、前記指示フィールドの値及び意味は表2に示される。
該技術案では、前記第1情報は余計なシグナリング指示を必要とせずに、データパケットとともに前記レイヤ2PDUにベアラでき、前記データパケットを伝送すると同時に、前記第1情報を第1装置に伝送することで、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、第1装置の消費電力を節約できる。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは特殊フィールドを含み又はフィールドは特殊値を含む。第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、該特殊フィールドの値又はフィールド中の特殊値に関わらず、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であると決定する。前記特殊フィールドは指示フィールドを含んでもよい。
換言すれば、第1装置は新フィールドを追加した前記レイヤ2PDUを受信した後、第1装置と第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であると決定できる。
更に、一例として、第1装置と第2装置の接続状態は複数種であり、各接続状態は1つの特殊フィールドに対応し、第1装置は前記レイヤ2PDUに含まれる特殊フィールド(又は特殊フィールドの位置)に基づき、第1装置と第2装置の必要な接続状態を決定できる。たとえば、第1接続状態は特殊フィールドJ、第2接続状態は特殊フィールドL、第3接続状態は特殊フィールドTに対応する場合、前記レイヤ2PDUが特殊フィールドTを含むと、前記第1装置は前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第3接続状態であると決定でき、該技術案の実施形態は柔軟である。
具体的には、第1装置は前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否かに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、
前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれる場合、前記第1装置は前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定するステップと、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれていない場合、前記第1装置は前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定するステップと、を含む。
合意に基づいて、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否かを1つの指示とするようにしてもよい。該技術案では、PDUに指示フィールド又はほかの指示情報を追加する必要がなく、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、前記レイヤ2PDUの複雑さを軽減させ、第1装置が前記必要な接続状態を決定する効率を向上させることができる。換言すれば、前記レイヤ2PDUはステートパケット(又は空きパケット)である場合、前記第1装置と前記第2装置第2接続状態にある必要があると指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含み、前記第1装置が前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定することは、前記第1装置が前記レイヤ2PDUに含まれる第2情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップを含む。
該技術案では、前記第1装置の受信した前記レイヤ2PDUは前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を直接指示するための第2情報を含み、第1装置は前記第2情報を受信した後、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を直接決定(又は取得)できることで、前記第1装置が前記必要な接続状態を決定する遅延を短縮させ、前記第1装置が前記必要な接続状態を決定する効率を向上させることができる。
以上、図2及び図3を参照して、第1装置が如何に前記レイヤ2PDUに基づき、前記必要な接続状態を決定するかを詳細に説明した。前記必要な接続状態が前記第1装置と前記第2装置の現在の接続状態と異なると、第1装置は接続状態の切替を行う必要がある。以下、第1装置が如何に接続状態の切替を行うかを詳細に説明する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記通信方法100は、前記第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動し、又は、前記第1装置は前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示する(又は前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信したことを指示する)ための第3情報を前記第2装置に送信した後、前記第1タイマーを起動するステップと、前記第1タイマーがタイムアウトすると、前記第1装置は前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替えるステップと、をさらに含む。選択的に、前記第3情報はACK情報であってもよい。
具体的には、第1装置の第1タイマーは前記第1装置の接続状態の切替を制御することに用いられる。前記レイヤ2PDUの確認が必要がない場合、前記第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、前記第1タイマーを起動し、それによりシグナリングのオーバーヘッドを減らし、第1装置の消費電力を節約し、前記レイヤ2PDUの確認が必要がある場合、前記第1装置は前記第3情報を送信した後、前記第1タイマーを起動し、それにより第2装置は前記第1装置の状況をタイムリーに取得して、接続状態をタイムリーに切り替えられる。第1装置はプロトコルに基づいて前記第1タイマーの設定時間長さを合意し、又はほかの方式によって前記第1タイマーの設定時間長さを取得し、詳細は後述する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第1接続状態であり、前記第1装置は前記第1接続状態を維持する。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは前記第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含み、前記第1タイマーを起動することは、前記第4情報に基づき、前記第1タイマーを起動するステップを含む。
具体的には、前記第1装置は前記第4情報を含む前記レイヤ2PDUを受信した後、前記第1タイマーの設定時間長さを取得できる。図4は本発明のさらに別の実施例に係るレイヤ2PDUの模式図である。MAC制御要素の英訳は(MAC Control Element)であり、図4に示すように、前記レイヤ2PDUはMAC PDUであり、前記MAC PDUのテールは前記第4情報をベアラするための指示フィールドを含み、前記指示フィールドの値及び意味は表3に示される。
該技術案では、第1装置は前記レイヤ2PDUに含まれる第4情報に基づき、前記第1タイマーを起動できることで、第1装置は第2装置の指示に基づき所定の設定時間経過して前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替える。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは第2装置の第2タイマーの設定時間長さの取得を要求するための第5情報を含み、前記通信方法100は、前記第1装置は前記第2タイマーの設定時間長さを決定するステップと、前記第1装置は前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を前記第2装置に送信するステップと、をさらに含み、前記第1タイマーを起動することは、前記第1装置は前記第2装置に前記第6情報を送信した後、前記第1タイマーを起動するステップ、又は、前記第1装置は前記第2装置に前記第6情報を送信し、且つ前記第2装置の送信した、前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第7情報を受信した後、前記第1タイマーを起動するステップを含む。
具体的には、第1装置は前記第5情報を含む前記レイヤ2PDUを受信した後、第2装置が前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えることを要求することを取得でき、第1装置は第5情報を含む前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定でき、更に第1装置は前記第1タイマーを起動できる。
なお、前記第1装置は前記第6情報に基づき、前記第1タイマーを起動できる。換言すれば、第1装置は第2タイマーに設定した設定時間長さに基づき第1タイマーを起動することで、第1装置と第2装置を同時に第1接続状態から第2接続状態に切り替えることができる。
なお、前記第6情報の確認が必要がない場合、前記第1装置は前記レイヤ2PDUを受信し、且つ前記第2装置に前記第6情報を送信した後、前記第1タイマーを起動し、前記第6情報の確認が必要がある場合、前記第1装置は前記第2装置に前記第6情報を送信し、且つ前記第2装置の送信した第7情報を受信した後、前記第1タイマーを起動する。前記第3情報と前記第6情報は異なる情報であってもよく、同じ情報(又は同じフィールドにベアラされた情報)であってもよい。たとえば、前記第6情報は、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するだけでなく、前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示する。
なお、第1装置の受信又は送信した情報の確認が必要があるか否かは、第1装置と第2装置が予め合意されてもよい。第1装置の受信又は送信した情報が確認が必要がないと、情報の複数回の伝送によってデータ又はシグナリングの正確的な受信を確保できる。たとえば、第2装置が第1装置に複数の前記レイヤ2PDUを送信することで、第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信でき、この場合、第1装置は第2装置に第3情報を送信する必要がなく、第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動し、対応する第2装置は複数の前記レイヤ2PDUを送信した後に第2タイマーを起動する。第1装置の受信又は送信した情報の確認が必要がある場合、第1装置は対応する確認情報(たとえば第3情報又は第6情報の送信)を送信又は受信した後、第1タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記第1装置が第2装置の送信したレイヤ2PDUを受信した後、前記通信方法100は、前記第1装置は前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を前記第2装置に送信するステップ、及び/又は前記第1装置は前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を前記第2装置に送信するステップをさらに含む。
前記第1装置が前記第2装置に前記第8情報を送信することで、前記第2装置が前記レイヤ2PDUを重複送信することを回避でき、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、前記第1装置が前記第2装置に第9情報を送信することで、前記第2装置に必要な接続状態をタイムリーに通知し、前記第2装置が接続状態の切替をタイムリーに実行でき、それにより前記第2装置の消費電力を低減させる。
選択的に、前記第1装置は上位層シグナリング、PDU又は物理層シグナリング過程によって前記第2装置に前記第9情報を送信する。
選択的に、一例として、前記第1情報、前記第2情報、前記第4情報又は前記第5情報をベアラするための指示フィールドは前記レイヤ2PDUのヘッダーに位置してもよく、前記レイヤ2PDUのテールに位置してもよく、前記レイヤ2PDUの任意の位置に位置してもよい(換言すれば、前記指示フィールドは前記レイヤ2PDUのヘッダーフィールド又はテールフィールドであってもよい)。前記指示フィールドはPDUの中の追加したフィールドであってもよく、PDUの中の特殊値を含む既存フィールドであってもよく、それについて本発明では限定しない。
上記情報が前記レイヤ2PDUのヘッダー又はテールに位置すると、第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、上記情報を迅速に取得でき、それにより第1装置は前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を高効率に決定できる。
選択的に、一例として、前記第1タイマーは、前記第4情報で指示される前記第1タイマーの設定時間長さを含む少なくとも1つの第1設定時間長さを設定し、前記第2タイマーは、前記第6情報で指示される前記第2タイマーの設定時間長さを含む少なくとも1つの第2設定時間長さを設定する。
選択的に、一例として、前記第1タイマーの設定時間長さ及び/又は前記第2タイマーの設定時間長さはネットワーク側装置によって設定され又はプロトコルによって合意され、前記第1タイマーの設定時間長さ及び/又は前記第2タイマーの設定時間長さは端末に基づき設定され又は前記端末のベアラに基づき設定される。タイマーの設定時間長さが端末のベアラに基づき設定されることについて、詳細は後述する。
以上、本発明の一実施例に係る通信方法を説明したが、以下、本発明の別の実施例に係る通信方法を説明する。
図5は本発明の別の実施例に係る通信方法の概略フローチャートであり、図5に示すように、前記通信方法200は、
S210、第2装置は前記第1装置が前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するためのレイヤ2PDUを生成するステップと、
S220、前記第2装置は前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信するステップと、を含む。
具体的には、第2装置により生成されるレイヤ2PDUは前記第1装置が前記必要な接続状態を決定することに使用でき、前記第2装置が前記レイヤ2PDUを送信するプロセスは比較的簡単で、通信の複雑さを軽減させ、システムのオーバーヘッドを減らし、遅延を短縮させることができる。更に、該技術案では実行主体が様々であり、第2装置が端末装置であるかネットワーク側装置であるかに関わらず、第1装置に前記レイヤ2PDUを送信でき、それにより第1装置が必要な接続状態をタイムリーに決定できる。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置が第1装置と第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている否か及び/又は第1装置と第2装置の間の後続のデータ伝送の有無に基づき、前記レイヤ2PDUを生成するステップを含む。
具体的には、第2装置が第1装置と第2装置の間での伝送状況に基づき、前記レイヤ2PDUを生成できることで、第1装置は前記レイヤ2PDUに基づき前記必要な接続状態をタイムリーかつ正確に決定できる。
選択的に、一例として、前記第2装置が第1装置と第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている否か及び/又は第1装置と第2装置の間の後続のデータ伝送の有無に基づき、前記レイヤ2PDUを生成することは、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている場合、前記第2装置は前記データパケットを含む前記レイヤ2PDUを生成するステップと、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っていない場合、前記第2装置はデータパケットを含まない前記レイヤ2PDUを生成するステップと、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がない場合、前記第2装置は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップと、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がある場合、前記第2装置は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップと、を含む。
選択的に、一例として、前記通信方法は、前記第2装置は前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するステップをさらに含み、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置は前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップを含む。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記通信方法は、前記第2装置は前記レイヤ2PDUを送信した後、第2タイマーを起動し、又は、前記第2装置は前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第3情報を受信した後、第2タイマーを起動するステップと、前記第2タイマーがタイムアウトすると、前記第2装置は前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替えるステップと、をさらに含む。
選択的に、一例として、前記第2装置は前記第1装置の第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、それにより前記第1装置は前記第4情報に基づき前記第1タイマーを起動する。
なお、前記第2装置は前記第4情報に基づき、前記第2タイマーを起動できる。換言すれば、第2装置は第1タイマーに設定した設定時間長さに基づき第2タイマーを起動することで、第1装置と第2装置を第1接続状態から第2接続状態に同時に切り替えることができる。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは第5情報を含み、前記第2装置がレイヤ2PDUを生成することは、前記第2装置は前記第2タイマーの設定時間長さの取得を要求するための第5情報を含む前記レイヤ2PDUを生成するステップを含み、前記通信方法は、前記第2装置は前記第1装置の送信した、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を受信するステップをさらに含み、前記第2タイマーを起動することは、前記第2装置は前記第1装置の送信した前記第6情報を受信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動するステップ、又は前記第2装置は前記第1装置の送信した前記第6情報を受信し、且つ前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第7情報を前記第1装置に送信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動するステップを含む。
選択的に、一例として、前記第2装置が前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信した後、前記通信方法は、前記第2装置は前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を受信するステップ、又は前記第2装置は前記第1装置の送信した、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を受信するステップをさらに含む。
なお、該通信方法200における第2装置は上記通信方法100における第2装置に対応し、該通信方法200における第1装置は上記通信方法100における第1装置に対応し、該通信方法200におけるレイヤ2PDU、第1タイマー、第2タイマー及びレイヤ2PDUに含まれる種々の情報の関連説明は通信方法100における関連説明を参照すればよく、簡潔にするために、本発明では、ここで重複説明を省略する。
図6は本発明により実施される通信方法のインタラクションフローチャートである。本発明の実施例の各用語についての説明は上記各実施例と同様である。
注意すべきなのは、これは当業者が本願の実施例をよく理解するためのものであり、本願の実施例の範囲を限定しない。且つ、これらのステップ又は操作は一例に過ぎず、本発明の実施例では、ほかの操作、又は図6中の各操作の変形をさらに実行してもよい。また、図6中の各ステップは図6と異なる順序で実行されてもよく、且つ必ずしも図6中のすべての操作を実行しない。
310、第2装置は前記レイヤ2PDUを生成する。
320、第2装置は前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信する。
330、第1装置は前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定する。
前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が前記第1接続状態である場合、前記第1装置は前記第1接続状態を維持する。
前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態である場合、前記レイヤ2PDUの確認が必要がないと、S330を実行した後、340と350を実行し、前記レイヤ2PDUの確認が必要があると、S330を実行した後、360、370及び380を実行する。
340、第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動する。
350、第2装置は前記レイヤ2PDUを送信した後、第2タイマーを起動する。
360、第1装置は第2装置に第3情報を送信する。
370、第1装置は前記第2装置に第3情報を送信した後、第1タイマーを起動する。
380、前記第2装置は前記第1装置の送信した第3情報を受信した後、第2タイマーを起動する。
なお、第1装置と第2装置が対応するタイマーを起動する時点はプロトコルに基づき合意される。
たとえば、第1装置と第2装置は前記レイヤ2PDUを確認する必要がなく、且つ前記レイヤ2PDUをタイマーのトリガーに使用することに合意し、前記第2装置は前記レイヤ2PDUを送信した後、第2タイマーを起動し、前記第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動する。換言すれば、第1装置と第2装置の間でレイヤ2PDUの伝送がある限り、前記レイヤ2PDUのコンテンツに関わらず、対応するタイマーを起動する。
また、たとえば、第1装置と第2装置は前記レイヤ2PDUを確認する必要がなく、且つ接続状態の切替が発生したと決定すると、タイマーを起動することに合意する。この時、第2装置は前記レイヤ2PDUを送信する前、接続状態の切替が必要があると決定し、それにより前記レイヤ2PDUを送信した後、前記第2タイマーを起動し、第1装置は前記レイヤ2PDUを受信した後、前記レイヤ2PDUに基づき、接続状態の切替が必要があると決定し、それにより前記レイヤ2PDUを受信した後、前記第1タイマーを起動する。
それに対応して、第1装置と第2装置は前記レイヤ2PDUを確認する必要があることに合意し、更に前記第1装置が前記第3情報を送信した後、前記第1タイマーを起動し、前記第2装置が前記第3情報を受信した後、前記第2タイマーを起動する。
なお、第1装置と第2装置の接続状態が第1接続状態から第2接続状態に切り替わると、第1装置が第1タイマーを起動し、第2装置が第2タイマーを起動し、且つ第1タイマーの設定時間長さと第2タイマーの設定時間長さが同じであり、それにより第1装置と第2装置が第1接続状態から第2接続状態に同時に入ることができる。該技術案では、第1装置と第2装置はプロトコルに基づいて設定時間長さを合意し又はほかの方式によって設定時間長さを取得でき、具体的には、本発明の実施例の関連説明を参照すればよく、ここで重複説明を省略する。
図7は別の実施例に係る通信方法の概略フローチャートである。前記通信方法の実行主体は第1装置又は第2装置であってもよく、図7に示すように、前記通信方法400は、
S410タイマーを起動するステップと、
S420前記タイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるステップと、を含む。
該技術案では、該第1装置又は第2装置がタイマーに基づき、第1接続状態を第2接続状態に切り替えることができ、指示用の複雑なシグナリングが不要であり、シグナリングのオーバーヘッドを減らし、互換性及び拡張性に優れる。
なお、該通信方法400の実行主体が第1装置である場合、第1装置は第1装置のタイマー(すなわち第1タイマー)を起動し、該技術案の実行主体が第2装置である場合、第2装置は第2装置のタイマー(すなわち第2タイマー)を起動する。第1装置又は第2装置のタイマー及びタイマーの起動についての関連説明は本発明の実施例の関連説明を参照すればよく、ここで重複説明を省略する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記タイマーを起動することは、前記第1装置が前記第2装置にデータパケット又はシグナリングを送信した後、前記タイマーを起動するステップ、又は前記第1装置が前記第2装置の送信した前記データパケット又は前記シグナリングの第1情報を受信した後、前記タイマーを起動するステップを含み、前記第1情報は、前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられる。選択的に、該技術案の実行主体は第1装置であってもよく、前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記タイマーを起動することは、前記第1装置は前記第2装置の送信したデータパケット又はシグナリングを受信した後、前記タイマーを起動するステップ、又は前記第1装置は前記データパケット又は前記シグナリングに対応する第2情報を前記第2装置に送信した後、前記タイマーを起動し、前記第2情報は前記第1装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられるステップ、又は前記第1装置は前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、タイマーを起動するステップを含む。選択的に、該技術案の実行主体は第2装置であってもよい。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラは単一のタイマーに対応し、前記第1装置は前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、タイマーを起動することは、
前記第1装置と第2装置の間のすべての無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動するステップを含む。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラの各無線ベアラは1つのタイマーに対応し、前記第1装置と前記第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、タイマーを起動することは、前記第1装置と前記第2装置の間の各無線ベアラの確立が完了した後、対応するタイマーを起動するステップを含み、前記タイマーの設定時間がタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えることは、前記すべての無線ベアラに対応するすべてのタイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替えるステップを含む。
たとえば、仮に第1装置と第2装置の間に合計8個の無線ベアラを有する場合、前記8個の無線ベアラが8個のタイマーに対応し、8個の無線ベアラの各無線ベアラの確立が完了した後、対応するタイマーを起動し、8個の無線ベアラのうちすべての無線ベアラに対応するタイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置は前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替える。
なお、上記通信方法400におけるタイマー及びタイマーの起動等についての関連説明は、同様に上記通信方法100と通信方法200に適用できる。
以上、図1〜図7を参照して本発明の実施例の通信方法を詳細に説明したが、以下、図8〜図13を参照して、本発明の実施例に係る通信装置と通信機器を詳細に説明する。図8は本発明の一実施例に係る通信装置500の概略ブロック図である。図8に示すように、通信装置500は第1装置であり、前記通信装置500は、
第2装置の送信したレイヤ2プロトコルデータユニットPDUを受信する受信モジュール510と、
前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定する決定モジュール520と、を備える。
該通信装置が前記レイヤ2PDUを解析するプロセスは比較的簡単で、通信の複雑さを軽減させ、システムのオーバーヘッドを減らし、解析遅延を短縮させることができ、更に、該技術案は様々な通信装置間の接続状態の決定に適用でき、柔軟性が高く、互換性及び拡張性に優れ、また更に、該技術案では実行主体が様々であり、通信装置が端末装置であるかネットワーク側装置であるかに関わらず、接続状態の切替が必要がある時、接続状態の切替をタイムリーに実行できる。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記決定モジュール520は具体的には、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否か又は前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定し、前記第1情報は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送の有無を指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記決定モジュール520は具体的には、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示する場合、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定し、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示する場合、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定する。
選択的に、一例として、前記決定モジュール520は具体的には、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれる場合、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定し、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれていない場合、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定する。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含み、前記決定モジュール520は具体的には、前記レイヤ2PDUに含まれる第2情報に基づき、前記第2装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記通信装置500は、前記受信モジュール510が前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動する処理モジュールをさらに備え、又は前記通信装置500は、前記第2装置に第3情報を送信する送信モジュールをさらに備え、前記処理モジュールは、前記送信モジュールが第3情報を送信した後、第1タイマーを起動し、前記第3情報は前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示することに用いられ、前記処理モジュールはさらに、前記第1タイマーがタイムアウトすると、前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替える。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは前記第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含み、前記処理モジュールは具体的には、前記第4情報に基づき、前記第1タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは第2装置の第2タイマーの設定時間長さの取得を要求するための第5情報を含み、前記決定モジュール520はさらに、前記第2タイマーの設定時間長さを決定し、前記送信モジュールはさらに、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を前記第2装置に送信し、前記処理モジュールは具体的には、前記送信モジュールが前記第2装置に前記第6情報を送信した後、前記第1タイマーを起動し、又は前記送信モジュールが前記第2装置に前記第6情報を送信し、且つ前記受信モジュール510が前記第2装置の送信した、前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第7情報を受信した後、前記第1タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記通信装置は、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を前記第2装置に送信し、及び/又は、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を前記第2装置に送信する送信モジュールをさらに備える。
なお、該通信装置500は本発明の実施例に係る通信方法における第1装置に対応し、且つ該通信装置500の各モジュール及び上記ほかの操作又は機能はそれぞれ図1〜図6に示される各実施例における第1装置の実行した対応するプロセスを実現し、簡潔にするように、ここで重複説明を省略する。
図9は本発明のさらに別の実施例に係る通信装置600の概略ブロック図である。図9に示すように、通信装置600は、
前記第1装置が前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するためのレイヤ2プロトコルデータユニットPDUを生成する生成モジュール610と、
前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信する送信モジュール620と、を備える。
該通信装置が前記レイヤ2PDUを送信するプロセスは比較的簡単で、通信の複雑さを軽減させ、システムのオーバーヘッドを減らし、遅延を短縮させることができる。更に、該技術案では実行主体が様々であり、該通信装置が端末装置であるかネットワーク側装置であるかに関わらず、第1装置に前記レイヤ2PDUを送信でき、それにより第1装置は必要な接続状態をタイムリーに決定できる。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、前記生成モジュール610は具体的には、第1装置と第2装置の間で現在データパケット伝送を行っているか否か及び/又は第1装置と第2装置の間の後続のデータ伝送の有無に基づき、前記レイヤ2PDUを生成する。
選択的に、前記生成モジュール610は具体的には、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている場合、前記データパケットを含む前記レイヤ2PDUを生成し、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っていない場合、データパケットを含まない前記レイヤ2PDUを生成し、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がない場合、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がある場合、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成する。
選択的に、前記通信装置600は、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定する決定モジュールをさらに備え、前記生成モジュール610は具体的には、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含む前記レイヤ2PDUを生成する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記通信装置600は、前記送信モジュール620が前記レイヤ2PDUを送信した後、第2タイマーを起動する処理モジュールをさらに備え、又は、前記通信装置は、前記第1装置の送信した第3情報を受信する受信モジュールをさらに備え、前記処理モジュールは前記受信モジュールが前記第3情報を受信した後、第2タイマーを起動し、前記第3情報は前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示することに用いられ、前記処理モジュールはさらに、前記第2タイマーがタイムアウトすると、前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替える。
選択的に、一例として、前記生成モジュール610は具体的には、前記第1装置の第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、それにより前記第1装置は前記第4情報に基づき前記第1タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記生成モジュール610は具体的には、前記第2タイマーの設定時間長さの取得を要求するための第5情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、前記受信モジュールはさらに、前記第1装置の送信した、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を受信し、前記処理モジュールは具体的には、前記受信モジュールが前記第6情報を受信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動し、又は、前記受信モジュールが前記第1装置の送信した前記第6情報を受信し、且つ前記送信モジュール620が前記第1装置に第7情報を送信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動し、前記第7情報は、前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記通信装置600は、前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を受信し、又は前記第1装置の送信した、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を受信する受信モジュールを備える。
なお、該通信装置600は本発明の実施例に係る通信方法における第2装置に対応し、且つ該通信装置600の各モジュール及び上記ほかの操作又は機能はそれぞれ図1〜図6に示される各実施例における第2装置の実行した対応するプロセスを実現し、簡潔にするように、ここで重複説明を省略する。
図10は本発明の別の実施例に係る通信装置700の概略ブロック図である。図10に示すように、通信装置700は、
タイマーを起動する第1処理モジュール710と、
前記タイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替える第2処理モジュール720と、を備える。
通信装置はタイマーに基づき第1接続状態を第2接続状態に切り替えることができ、該技術案は制御しやすく、互換性及び拡張性に優れる。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記第1処理モジュール710は具体的には、前記第1装置が前記第2装置にデータパケット又はシグナリングを送信した後、前記タイマーを起動し、又は前記第1装置が前記第2装置の送信した前記データパケット又は前記シグナリングの第1情報を受信した後、前記タイマーを起動し、前記第1情報は、前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記第1処理モジュール710は具体的には、第2装置が前記第1装置の送信したデータパケット又はシグナリングを受信した後、前記タイマーを起動し、又は前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングに対応する第2情報でを前記第1装置に送信した後、前記タイマーを起動し、前記第2情報は前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられ、又は前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラは単一のタイマーに対応し、前記第1処理モジュール710は具体的には、前記第1装置と第2装置の間のすべての無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラの各無線ベアラは1つのタイマーに対応し、前記第1処理モジュール710は具体的には、前記第1装置と前記第2装置の間の各無線ベアラの確立が完了した後、対応するタイマーを起動し、前記第2処理モジュール720は具体的には、前記すべての無線ベアラに対応するすべてのタイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替える。
なお、該通信装置700は本発明の実施例に係る通信方法400の実行主体に対応し、且つ該通信装置700の各モジュール及び上記ほかの操作又は機能はそれぞれ図7に示される各実施例に係る通信方法400の実行した対応するプロセスを実現し、簡潔にするように、ここで重複説明を省略する。
図11は本発明のさらに別の実施例に係る通信機器800の概略ブロック図である。図11に示すように、前記通信機器800は、送受信機810、メモリ820、プロセッサ830及びバスシステム840を備える。送受信機810、メモリ820及びプロセッサ830はバスシステム840によって接続され、メモリ820は命令を記憶し、プロセッサ830はメモリ820に記憶された命令を実行して、送受信機810が信号を送受信するように制御し、
該送受信機810は、第2装置の送信したレイヤ2プロトコルデータユニットPDUを受信し、
該プロセッサ830は、前記レイヤ2PDUに基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定する。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記プロセッサ830は具体的には、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれるか否か又は前記レイヤ2PDUに含まれる第1情報に基づき、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定し、前記第1情報は前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送の有無を指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記プロセッサ830は具体的には、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示する場合、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定し、前記第1情報が前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示する場合、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定する。
選択的に、一例として、前記プロセッサ830は具体的には、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれる場合、前記第1装置と前記第2装置が第1接続状態にある必要があると決定し、前記レイヤ2PDUにデータパケットが含まれていない場合、前記第1装置と前記第2装置が第2接続状態にある必要があると決定する。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含み、前記プロセッサ830は具体的には、前記レイヤ2PDUに含まれる第2情報に基づき、前記第2装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記プロセッサ830はさらに、前記送受信機810が前記レイヤ2PDUを受信した後、第1タイマーを起動し、又は前記送受信機810はさらに第3情報を前記第2装置に送信し、前記プロセッサ830はさらに前記送受信機810が第3情報を送信した後、前記第1タイマーを起動し、前記第3情報は前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示することに用いられ、前記プロセッサ830はさらに、前記第1タイマーがタイムアウトすると、前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替える。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは前記第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含み、前記プロセッサ830は具体的には、前記第4情報に基づき、前記第1タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記レイヤ2PDUは第2装置の第2タイマーの設定時間長さの取得を要求するための第5情報を含み、前記プロセッサ830はさらに、前記第2タイマーの設定時間長さを決定し、前記送受信機810はさらに、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を前記第2装置に送信し、前記プロセッサ830は具体的には、前記送受信機810が前記第2装置に前記第6情報を送信した後、前記第1タイマーを起動し、又は前記送受信機810が前記第2装置に前記第6情報を送信し、且つ前記送受信機810が前記第2装置の送信した第7情報を受信した後、前記第1タイマーを起動し、前記第7情報は、前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示することに用いられる。
選択的に、前記送受信機810はさらに、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を前記第2装置に送信し、及び/又は、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を前記第2装置に送信する。
なお、該通信機器800は本発明の実施例に係る通信方法における第1装置に対応し、且つ該通信機器800の各モジュール及び上記ほかの操作又は機能はそれぞれ図1〜図6に示される各実施例における第1装置の実行した対応するプロセスを実現し、簡潔にするように、ここで重複説明を省略する。
図12は本発明のさらに別の実施例に係る通信機器900の概略ブロック図である。図12に示すように、該通信機器900は送受信機910、メモリ920、プロセッサ930及びバスシステム940を備える。送受信機910、メモリ920及びプロセッサ930はバスシステム940によって接続され、メモリ920は命令を記憶し、プロセッサ930はメモリ920に記憶された命令を実行して、送受信機910が信号を送受信するように制御し、
前記プロセッサ930は、前記第1装置が前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定するためのレイヤ2プロトコルデータユニットPDUを生成し、前記第1装置に前記レイヤ2PDUを送信する。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記プロセッサ930は具体的には、第1装置と第2装置の間で現在データパケット伝送を行っているか否か及び/又は第1装置と第2装置の間の後続のデータ伝送の有無に基づき、前記レイヤ2PDUを生成する。
選択的に、一例として、前記プロセッサ930は具体的には、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っている場合、前記データパケットを含む前記レイヤ2PDUを生成し、前記第1装置と前記第2装置の間で現在データパケット伝送を行っていない場合、データパケットを含まない前記レイヤ2PDUを生成し、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がない場合、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がないことを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送がある場合、前記第1装置と前記第2装置の間の後続のデータ伝送があることを指示するための第1情報を含む前記レイヤ2PDUを生成する。
選択的に、一例として、前記プロセッサ930はさらに、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を決定し、前記プロセッサ930は具体的には、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第2情報を含む前記レイヤ2PDUを生成する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置が現在第1接続状態にあり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態が第2接続状態であり、前記プロセッサ930はさらに、前記送受信機910が前記レイヤ2PDUを送信した後、第2タイマーを起動し、又は前記送受信機910が前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示するための第3情報を受信した後、第2タイマーを起動し、前記第2タイマーがタイムアウトすると、前記接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替える。
選択的に、一例として、前記プロセッサ930は具体的には、前記第1装置の第1タイマーの設定時間長さを指示するための第4情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、それにより前記第1装置は前記第4情報に基づき前記第1タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記プロセッサ930は具体的には、前記第2タイマーの設定時間長さの取得を要求するための第5情報を含む前記レイヤ2PDUを生成し、前記送受信機910はさらに、前記第1装置の送信した、前記第2タイマーの設定時間長さを指示するための第6情報を受信し、前記プロセッサ930は具体的には、前記送受信機910が前記第1装置の送信した前記第6情報を受信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動し、又は前記送受信機910が前記第1装置の送信した前記第6情報を受信し、且つ前記送受信機910が前記第1装置に第7情報を送信した後、前記第6情報に基づき前記第2タイマーを起動し、前記第7情報は、前記第2装置が前記第2接続状態を開始すると決定することを指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記送受信機910はさらに、前記第1装置の送信した、前記第1装置が前記レイヤ2PDUを正確に受信することを指示するための第8情報を受信し、又は前記第1装置の送信した、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態を指示するための第9情報を受信する。
なお、該通信機器900は本発明の実施例に係る通信方法における第2装置に対応し、且つ該通信機器900の各モジュール及び上記ほかの操作又は機能はそれぞれ図1〜図6に示される各実施例における第2装置の実行した対応するプロセスを実現し、簡潔にするように、ここで重複説明を省略する。
図13は本発明の別の実施例に係る通信機器1000の概略ブロック図である。図13に示すように、前記通信機器1000は送受信機1010、メモリ1020、プロセッサ1030及びバスシステム1040を備える。送受信機1010、メモリ1020及びプロセッサ1030はバスシステム1040によって接続され、メモリ1020は命令を記憶し、プロセッサ1030はメモリ1020に記憶された命令を実行し、送受信機1010が信号を送受信するように制御し、
前記プロセッサ1030は、タイマーを起動し、前記タイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替える。
該通信装置はタイマーに基づき、第1接続状態を第2接続状態に切り替えることができ、該技術案は制御しやすく、互換性及び拡張性に優れる。
選択的に、一例として、前記第1装置は端末装置であり、前記第2装置はネットワーク側装置であり、又は、前記第1装置はネットワーク側装置であり、前記第2装置は端末装置であり、前記第1装置と前記第2装置の必要な接続状態は第1接続状態又は第2接続状態を含み、前記第1接続状態は前記端末装置がアクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態であり、前記第2接続状態は前記端末装置が非アクティブ状態にある時の前記端末装置と前記ネットワーク側装置の接続状態である。
選択的に、一例として、前記プロセッサ1030は具体的には、前記第1装置が前記第2装置にデータパケット又はシグナリングを送信した後、前記タイマーを起動し、又は前記第1装置が前記第2装置の送信した前記データパケット又は前記シグナリングの第1情報を受信した後、前記タイマーを起動し、前記第1情報は、前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられる。
選択的に、一例として、前記プロセッサ1030は具体的には、第2装置が前記第1装置の送信したデータパケット又はシグナリングを受信した後、前記タイマーを起動し、又は前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングに対応する第2情報を前記第1装置に送信した後、前記タイマーを起動し、前記第2情報は前記第2装置が前記データパケット又は前記シグナリングを正確に受信することを指示することに用いられ、又は前記第1装置と第2装置の間の無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラは単一のタイマーに対応し、前記プロセッサ1030は具体的には、前記第1装置と第2装置の間のすべての無線ベアラの確立が完了した後、前記タイマーを起動する。
選択的に、一例として、前記第1装置と前記第2装置の間のすべての無線ベアラの各無線ベアラは1つのタイマーに対応し、前記プロセッサ1030は具体的には、前記第1装置と前記第2装置の間の各無線ベアラの確立が完了した後、対応するタイマーを起動し、前記すべての無線ベアラに対応するすべてのタイマーがタイムアウトすると、前記第1装置と前記第2装置の接続状態を第1接続状態から第2接続状態に切り替える。
なお、前記通信機器1000は本発明の実施例に係る通信方法400における実行主体に対応し、且つ該通信機器1000の各モジュール及び上記ほかの操作又は機能はそれぞれ図7に示される各実施例における通信方法400の実行した対応するプロセスを実現し、簡潔にするように、ここで重複説明を省略する。
なお、本発明の実施例では、プロセッサは汎用型中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は1つ又は複数の集積回路を採用することによって、関連プログラムを実行して、本発明の実施例に係る技術案を実現する。
該送受信機は移動端末装置とほかの装置又は通信ネットワークとの通信を実現できる。
該メモリは読み出し専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、プロセッサに命令とデータを提供できる。プロセッサの一部は不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。たとえば、プロセッサはさらに装置のタイプ情報を記憶できる。
該バスシステムはデータバス以外、電源バス、制御バス及び状態信号バス等をさらに含んでもよい。明瞭に説明するために、図中、各種のバスをバスシステムと記す。
実現の過程において、上記方法の各ステップはプロセッサのハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって行われる。本発明の実施例に開示されている通信方法は直接ハードウェアプロセッサによって実行され、又はプロセッサのハードウェア及びソフトウェアモジュールの組合せによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野で成熟した記憶媒体に格納されてもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリの中の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを実行する。ここで重複説明を省略する。
なお、本発明の実施例では、「Aに対応するB」はBとAが関連付けられ、Aに応じてBを決定できることを示す。しかし、Aに応じてBを決定するとは、Aのみに応じてBを決定することを意味せず、A及び/又はほかの情報に応じてBを決定するようにしてもよいと理解すべきである。本明細書では、用語「及び/又は」は、関連対象の関係のみを示し、3種の関係が存在することを示し、たとえば、A及び/又はBの場合、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することという3種類を含むと理解すべきである。また、本明細書では、文字「/」は、一般にその前後の関連対象が「又は」の関係であることを示す。
なお、本発明の種々の実施例では、上記各プロセスの番号は実行順序を示すものではなく、各プロセスの実行順序はその機能と内部ロジックで決めされ、本発明の実施例の実施過程を限定するものではない。
当業者であれば、本明細書に開示されている実施例を参照して説明される各例のユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実現されると理解できる。これらの機能をハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定の応用と設計制約条件に決められる。当業者は説明した機能を特定の応用に応じて異なる方法で実現できるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすできではない。
当業者であれば、説明の簡潔さと便宜上、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、上記方法の実施例の対応するプロセスを参照すればよく、ここで重複説明を省略すると理解できる。
本願に係るいくつかの実施例では、開示されているシステム、装置及び方法は、ほかの形態によって実現できると理解できる。たとえば、上記説明された装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、たとえば、該ユニットの分け方は単なるロジック機能分け方であり、実際、実施する時に、別の分け方を採用してもよく、たとえば、複数のユニット又は要素を組み合わせたり別のシステムに集積したりし、又は一部の特徴を無視したり実行しなかったりする。また、表示又は検討される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はほかの形態としてもよい。
前記分離部材として説明されるユニットは物理的に分離したものであってもよく物理的に分離したものでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく物理ユニットでなくてもよく、すなわち、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際のニーズに応じてその一部又はすべてのユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現できる。
また、本発明の各実施例による各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが個別物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
出願書類を簡潔かつ明確にするために、上記一実施例の技術的特徴と説明は、ほかの実施例に適用できると理解でき、例えば、方法の実施例の技術的特徴は装置の実施例又はその他方法の実施例に適用でき、ほかの実施例の重複説明を省略する。
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品で販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶できる。このような理解に基づき、本発明の技術案は本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形態で具体化でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本発明の各実施例に係る方法のすべて又は一部のステップを実行させる複数の命令を含む。上記記憶媒体は、Uディスク、モバイルディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどプロクラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者が本発明に開示されている技術的範囲を逸脱せずに容易に想到し得る変更や置換はすべて、本発明の保護範囲に属する。従って、本発明の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に定められる。