JP2017513630A - 歯科用光照射装置 - Google Patents

歯科用光照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017513630A
JP2017513630A JP2016564140A JP2016564140A JP2017513630A JP 2017513630 A JP2017513630 A JP 2017513630A JP 2016564140 A JP2016564140 A JP 2016564140A JP 2016564140 A JP2016564140 A JP 2016564140A JP 2017513630 A JP2017513630 A JP 2017513630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
light source
reflector
light guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016564140A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6623172B2 (ja
Inventor
カー.ベルカー シュテファン
カー.ベルカー シュテファン
ユン ジーショユン
ユン ジーショユン
シュミット ルドルフ
シュミット ルドルフ
シェプケ−ゲルラッハ コルビニアン
シェプケ−ゲルラッハ コルビニアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2017513630A publication Critical patent/JP2017513630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6623172B2 publication Critical patent/JP6623172B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/30Collimators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/003Apparatus for curing resins by radiation
    • A61C19/004Hand-held apparatus, e.g. guns
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0004Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed
    • G02B19/0028Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed refractive and reflective surfaces, e.g. non-imaging catadioptric systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source
    • G02B19/0052Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source the light source comprising a laser diode
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source
    • G02B19/0061Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source the light source comprising a LED
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/02Simple or compound lenses with non-spherical faces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/02Simple or compound lenses with non-spherical faces
    • G02B3/04Simple or compound lenses with non-spherical faces with continuous faces that are rotationally symmetrical but deviate from a true sphere, e.g. so called "aspheric" lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

歯科用光照射装置が、青色光を発するように適応される。装置は、光源と、光源から発せられた光をコリメートする手段と、導光体とを有する。光をコリメートする手段は、平坦面が光源に向くように方向付けられた平凸レンズと、内部円錐形反射面を有する中空のリング型構造体によって形成される反射体とを備える。反射体は、その内部断面が前記レンズに向かって広がるように構成され、かつ、レンズの平坦面と光源との間の距離全体にわたって延びる。光源は、実質的にレンズの有効焦点距離に位置付けられ、導光体は、光源から発せられた光を受けるための入力面、及び、その光のための出力面を有する。

Description

本発明は歯科用光照射装置に関し、特に、作業領域内において、所定の最小範囲内の光強度分布で発光するように適応された歯科用光照射装置に関する。
光硬化可能材料又は光硬化性材料は、歯の修復、例えば、歯の空洞を充填するために、歯科医術で広く用いられている。このような材料は典型的には、天然の歯の光学的特性に類似する光学的特性を提供するように作られることができる。このことが、これらの材料を、例えば、不快な見た目のアマルガム材料に代わる好ましい代替物としている。
光硬化性材料はしばしば、重合性マトリクス材料と、着色剤を含む充填材料とを含み、初期には、概して柔らかい、又は、流動性であり得、そのため、これらの材料は、所望の場所及び形状に適用されることができる。例えば、歯の修復のためには、修復後の歯が天然の歯に類似するように、歯科材料を歯の空洞に充填し、成形することができる。一旦所望の形状が形成されると、材料を、所望の波長の光に、材料依存の特定の期間の間、曝露することで硬化させることができる。典型的には、光は歯科材料内の光開始剤を活性化し、これがマトリクス材料を重合させる。
約450〜500nmの波長の青色光で硬化可能な歯科材料を使用するのが、歯科医術では一般的になっている。したがって、このような歯科材料を硬化させるために用いられる歯科用光照射装置は典型的にはこのような波長の光を発し、典型的には、装置が、事前選択された、若しくは、事前選択可能な期間のみにわたり発光するように自動的に制御することを可能にしている。このような歯科用光照射装置は、例えば、独国3M ESPEから、Elipar(商標)S10 LED Curing Lightという商品名で入手可能である。
通常、歯科材料に照射することにより、装置から発せられた十分な強度の光に暴露された、歯科材料の部分を硬化させる。通常は、所望の事前選択された動作時間にわたり、装置を一度アクティブ化することにより、非常に少量の歯科材料を硬化することができる。しかしながら、歯の大きな空洞を充填するためには、通常、いくつかの部分に歯科材料を提供して、連続的に硬化させる。更に、大量の歯科材料を硬化させるためには、歯科材料のすべての関係する部分を光に曝露することを確実に行うために、光装置は、一度若しくは数度、再配置されなければならない。事前選択された動作時間での装置の動作中に、このような再配置が一部の歯科医師によって行われることがあることが分かった。しかしながら、このことにより、歯科材料の異なる部分のそれぞれは、事前選択された時間よりも短い時間、光に曝露されるということが生じる。このことは、更に、歯科材料が十分に硬化しないという結果になり、したがって、耐久性が不十分な歯科充填になり得る。さもなければ、一部の歯科医師は、それぞれの位置において、事前選択された動作時間での装置の動作による再配置を、数回実行することがある。これは、しかしながら、歯科材料の加熱を引き起こし、患者に施術後の疾患を引き起こす恐れがある。更に、これが原因で、歯科材料が硬化し過ぎたり、脆くなったりし得る。歯科医師は一般的に大きな充填物でも適切に硬化させるように歯科用光装置を制御する技術を有しているが、一方の充填物の品質及び患者の快適性と、他方の歯科医師の歯科用光照射装置の扱い方との間には比較的高い依存関係がある。
通常は、従来技術の装置は、歯科材料の適切な硬化を制御するために、異なる動作時間で、及び/又は異なる強度で、動作することができる。したがって、歯科の長すぎる、又は短すぎる曝露は通常は制御可能である。しかしながら、充填物の品質と装置の扱い方との間の依存関係を最小化する装置に対するニーズが依然として存在する。更に、様々な状況で歯科材料を適切に硬化させるための容易な操作を可能にする装置を提供することが依然として望まれる。
本発明は、青色光を発するように適応された歯科用光照射装置に関する。本明細書の目的においては、「青色光」は約430nm(ナノメートル)〜約490nmの範囲の波長を有し、約444nm〜約453nmの範囲のピーク波長を有する光を指す。更に、このような青色光は、好ましくは、約430nm〜約490nmの範囲の外側の波長の光を実質的に含まない。例えば、装置から発せられた光量の少なくとも90%、より好ましくは95%が、約430nm〜約490nmの範囲の波長を有する青色光によって形成される。
本発明の装置は、光源と、光源から発せられた光をコリメートする手段とを備える。光コリメート手段は、(好ましくは単一の、即ちただ1つの)平凸レンズを備える。このような平凸レンズは、凸面とその反対側の平坦面とを有する。平凸レンズは、平坦面が光源に向くように方向付けられる。光コリメート手段は、反射体を更に備える。反射体は、内部円錐形反射面を有する中空のリング型構造体によって形成される。したがって、反射体は、全反射と対照的に表面反射に基づいて働く。したがって、光損失は最小化され得る。
装置の反射体は、その内部断面がレンズに向かって広がるように構成される。更に、反射体は、レンズの平坦面と光源との間の距離全体にわたって延びる。光源は、レンズの有効焦点距離に実質的に位置付けられる(又は、レンズの有効焦点距離に位置付けられる)。装置は導光体を更に備える。導光体は、光源から発せられた光を受けるための入力面と、光のための出力面とを有する。更に、装置は反射管を有する。反射管は、光をコリメートする手段と導光体との間に配置される。
換言すると、本発明の装置は、光源と、光源から発せられた光をコリメートする手段と、導光体とを備える装置として、説明され得る。導光体は、光源から発せられた光を受けるための入力面と、光のための出力面とを有する。好ましくは、導光体は、導光体の入力面が光をコリメートする手段の方に向くように装置内に配置されるように構成、又は適応され、光をコリメートする手段が光源と導光体との間に配置される。
出力面は、
そこから光が発せられる全領域と、
全領域内の内接第1円によって仮想的に画定される基準領域と、
第1円内に同心的に配置される第2円によって仮想的に画定される、より小さい作業領域と、を有し、
第2円の直径は第1円の直径の80%であり、
第1円軸が、第1及び第2円の中心を貫通して、かつ、第1及び第2円の平面内に仮想的に画定され、
第2円軸が、第1及び第2円の中心を貫通して、かつ、第1及び第2円と同じ平面内に仮想的に画定され、第2円軸は第1円軸に対して直角をなして配置される。
装置は、出力面から発せられる光が、第1円内部で第1円軸にわたって測定される第1光強度プロファイルを示すように適応される。第1光強度プロファイルは、少なくとも1つの第1光強度最大値を示す。更に、光源、光をコリメートする手段、及び導光体はそれぞれ、第2円内部の第1光強度プロファイルが第1光強度最大値の70%〜100%の範囲内に収まるように、構成され、協働するために(組み合わせて)配置される。光源、光をコリメートする手段、及び導光体はそれぞれ、第2円内部の第1光強度プロファイルが第1光強度最大値の、72%〜100%の範囲内、より好ましくは74%〜100%の範囲内、及び最も好ましくは76%〜100%の範囲内に収まるように、構成され、協働するために配置され得る。
一実施形態では、光をコリメートする手段は、単一の平凸レンズ及び反射体のみから構成される。装置は、患者の口中で歯科用光硬化性材料を硬化させる際の信頼性の最大化を助けることにおいて有利である。小さな領域に向けて光を焦点合わせすることによって光強度を最大化することを狙った従来技術の装置以外に、本発明の装置は、広がる光を平行光にコリメートする光学機能を実現する。硬化された歯科材料の同等の品質に基づいて、従来技術の装置と比較すると、本発明の装置の硬化させる材料に対する位置付けの正確さはあまり重要でない、ことが判明している。換言すると、一部の従来技術の装置は、正確に位置付ければ優れた品質で歯科材料を硬化させることができるが、本発明の装置を使えば、より大きな位置付け許容誤差で位置付けながら、同様の結果を得ることができる。一実施形態では、出力面は、導光体の、平坦な、又はほぼ平坦な端面によって形成される。
更なる実施形態では、装置は、出力面から発せられる光が、第1円内部で第2円軸にわたって測定される第2光強度プロファイルを示すように適応される。この実施形態では、第2光強度プロファイルは、少なくとも1つの第2光強度最大値を示す。更に、光源、光をコリメートする手段、及び導光体はそれぞれ、第2円内部の第2光強度プロファイルが第2光強度最大値の70%〜100%の範囲内に収まるように、構成され、協働するために(組み合わせて)配置される。光源、光をコリメートする手段、及び導光体はそれぞれ、第2円内部の第2光強度プロファイルが第2光強度最大値の、72%〜100%の範囲内、より好ましくは74%〜100%の範囲内、及び最も好ましくは76%〜100%の範囲内に収まるように、構成され、協働するために配置され得る。
更なる実施形態では、光源は青色LED(発光ダイオード)又は青色レーザダイオードである。光源は、6W〜12Wの入力電力、及び約1W〜約3Wの、好ましくは少なくとも約1.12Wの光学的出力電力を有する単一の高出力LEDによって形成され得る。更に、光源は、点光源を本質的に形成し得る。実際のこのような点光源は、照射領域を有し得る。このような照射領域は、20mmを超えず、例えば、2mm〜3mm、より具体的には約2.25mmであり得る。本明細書で規定された照射領域は、両方の寸法がほぼ等しい大きさの2次元平面領域を指し、例えば、ほぼ円形、又はほぼ正方形の領域である。光をコリメートする手段は、好ましくは、光を実質的に平行な光ビームにコリメートするように、適応され、光源に対して配置される。当業者であれば、光源の放射角度、光をコリメートする手段のコリメート特性、及び、光源と光をコリメートする手段との間の距離に応じて、光をコリメートする手段と光源の適切な組み合わせを選択することができるであろう。
一実施形態では、光源はレンズを備え得る。例えば、LEDのオーバーモールドを成形して、レンズを画定してもよい。このようなレンズは、通常は光源の一体的かつ分離不能な構成要素を形成する。本明細書の目的で用いる「分離不能」は、一方又は他方の構成要素に損傷を与えずに、あるいは、一方又は他方の構成要素の原理性質に影響を与えずに、互いから分離することができない複数の構成要素(例えば、レンズと光源の残部)を指す。
一実施形態では、レンズの凸面は非球面である。レンズは反射防止コーティングを有し得る。したがって、レンズを通して透過可能な光の品質を最大化できる。更に好ましい実施形態では、反射体の反射面は金属でコーティング(例えば、アルミニウムでコーティング)される。反射体は、更に金属で作られてもよく、反射面は反射体を構成する金属によって形成されてもよい。反射体の反射面は、例えば、ダイヤモンド切削された表面によってもたらされてもよい。
一実施形態では、光源の中心は、(平凸)レンズの有効焦点距離に(又は、実質的に有効焦点距離に)位置付けられる。換言すると、光源は、その中心が、(平凸)レンズのいわゆる「後側主平面」から有効焦点距離だけオフセットされるように、位置付けられる。2つの主平面を有する(平凸)レンズにおいて、「後側主平面」は光源に近い方に位置する主平面を指す。このような構成(反射体とレンズとを備える)を実装した装置は、光源がレンズの有効焦点距離の外側に位置付けられた同じ装置よりも均一な光強度プロファイルの光出力を提供することが判明した。更に、このような構成は、強い光強度と均一な光分布との間の優れたバランスを提供する。
一実施形態では、反射管は円筒形の内部反射形状を有する。反射管は、光をコリメートする手段内部で、及び/又は光源によって、意図せずに散乱した任意の光を捕捉するのを助ける。光の散乱は、例えば、光をコリメートする手段、光源、及び/又はこれらの構成要素を構成する材料内の不正確な部分、若しくは僅かな不純物に起因する。反射管は光ビームプロファイルの均一性、及び光強度を最大化するのを補助することが分かった。
一実施形態では、装置は、透明な閉鎖部によって閉じられた筐体を有する。好ましくは、光源は、筐体内に、封入され、好ましくは密封される。装置は、好ましくは、導光体を取り外し可能に取り付けるように適応される。具体的には、筐体は、導光体をその上に取り外し可能に取り付けるための口金を有してもよい。口金の端面は、好ましくは閉鎖部を備える。したがって、導光体は洗浄及び/又は消毒のために取り外され、その後、再取り付けされることができる。更に、装置は、取り付けられた導光体が装置に対して回転可能であるように適応され得る。具体的には、口金は円筒形であり得る。したがって、導光体はユーザによって装置の筐体に対して位置付けられ得る。
装置の反射管は、好ましくは、レンズの凸面と閉鎖部との間の全距離にわたって延びる。したがって、反射管、レンズ、及び、反射体は、好ましくは、互いに直接接している。
更なる実施形態では、導光体の入力面は、閉鎖部に隣接して、又は閉鎖部に接して配置される。このようにして、導光体は、閉鎖部、反射管、レンズ、及び反射体を介して、光源と光学的に結合される。
一実施形態では、導光体及び筐体は、磁気結合によって互いに取り付けられている。したがって、導光体及び筐体は、ユーザによって容易に取り外し、再取り付けされることができる。
更なる実施形態では、装置の筐体は、光源に電力を供給するための電池と、事前選択可能な動作時間の間光源を動作させるため、及び、動作時間の経過時に自動的に光源を非アクティブ化するための制御ユニットと、を更に密封する。筐体は、装置を、電池を充電するための充電器に接続するための接点を有し得る。あるいは、筐体は、充電器と非接触方式で結合するためのコイルを更に封入してもよい。
一実施形態では、導光体は少なくとも部分的にほぼ矩形の断面で延びる。例えば、少なくとも光出力部は、ヒトの臼歯の形状とほぼ一致するように矩形形状を有してもよい。このことは、光硬化性歯科材料を充填された歯に対して光出力部を適切に位置付けるための、ユーザに対するガイダンスを提供し得る。したがって、この実施形態は、光硬化性歯科材料の光硬化の信頼性を更に最大化するために、役立ち得る。
一実施形態では、レンズは、凸面と平坦面との間の寸法としての厚さが5.8mm±0.1mmであり、厚さに対して直角をなす寸法としての直径が10mm〜0.1mmである。更に、レンズの非球面のプロファイルは、以下のように特徴付けられ得る:R=4.18464mm、k=−0.602689、A=0.00022、及び、以下の式に従う:
Figure 2017513630
式中、rはレンズの半径を指し、r=0mm〜5mmの範囲である。
本発明の実施形態による、装置の斜視図である。 図1に示された装置の断面部分図である。 光装置の光強度プロファイルを標準手法で決定するための基礎として用いられる、特定の仮想幾何学形状を示す略図である。 従来技術による装置の光強度プロファイルを示す図表である。 本発明による装置の光強度プロファイルを示す図表である。 光装置から発せられる光強度を測定するためのキャリブレータの写真である。 従来技術による光装置から測定される光強度曲線を、本発明による光装置との比較で示す図表である。 本発明の実施形態による装置で用いられ得る導光体の斜視図である。 本発明の実施形態による装置で用いられ得る導光体の断面図である。 本発明の実施形態による装置で用いられ得る更なる導光体の断面図である。 本発明の実施形態による装置の一部分の断面図である。
図1は、例示的な歯科光照射装置1を示す。装置1は、筐体3と、光出力部4を備える導光体2とを有する。実施例の歯科用光照射装置1は、基部5に取り外し可能に配置される。装置1は、電池駆動であり、それゆえ、装置1と基部5との間を恒久的に有線接続する必要なしに、基部5から分離可能である。基部5は、装置が基部5に配置されているときに、装置1を充電するための電源を有する。このような電源は、装置1の対応する接点に接触するための物理的電気接点、又は、装置1の対応する誘導結合部と結合するための誘導結合部を備え得る。例示的な歯科用光照射装置1は、2つのボタン、即ち、オン/オフボタン10とセレクタボタン11を更に有する。セレクタボタン11は、典型的には、オン/オフボタン10を介して装置がスイッチオンされるとすぐに装置が動作する、期間を事前選択するために用いられる。したがって、装置1は、様々な歯科材料とともに、及び様々な用途のために、例えば、様々な厚さをもつ歯科材料の層を硬化させるために、使用することができる。オン/オフボタン10は、典型的には、装置をスイッチオンするために使用され、その結果、装置はユーザによって事前選択された期間の間動作し、その後自動的にスイッチオフする。しかしながら、装置はまた、事前選択された期間が経過する前にいつでもオン/オフボタンを押すことによって、スイッチオフされ得る。図1に示した装置1において、典型的には、セレクタボタン11によって、ユーザは様々な既定の期間の中から事前選択することが可能である。例えば、セレクタボタン11を押すたびに、動作時間を一定の時間単位分だけ増加させることができる。利用可能な最大値に達したときに、セレクタボタン11を更に押すと、期間は再び最小値にリセットされる。このように、ユーザはこのボタンを必要な回数押すことによって、特定の期間(LED 12によって装置上に表示される)を事前選択することができる。
実際上、ユーザ(通常は歯科医)は、所望の場所、例えば、患者の口中の歯、に歯科材料を供給する。歯科医は続いて通常は、使用する歯科材料に応じて、及び、材料の用途特性に応じて、動作時間を事前選択し、セレクタ11をそれに応じて押す。例えば、歯科医は、充填材料を硬化させるのと、コーティングを硬化させるのとでは、異なる動作時間を用いてもよい。通常、材料の厚さ、又は材料の場所(例えば、空洞深くなのか、歯の表面なのか)などの他の要因も、歯科医によって考慮される。歯科材料の硬化のためには、通常、歯科医は、装置1の光出力部4を歯科材料の近くに位置付け、アクティベータ10によって、装置1をアクティブ化する。こうして、装置は、事前選択された動作時間の間、光出力部4を通じて光を発する。
図2は装置1の一部分の断面図である。装置1は光源6と平凸レンズ8とを有する。光源6とレンズ8は所定の距離だけ互いに離間される。空間が光源6とレンズ8との間に形成され、ここには、固体の構造体、例えば、ガラス又はプラスチック、は何も存在しないことが好ましい。反射体14がレンズ8と光源6との間に配置される。反射体14は長手方向軸Lに沿って円形断面で延び、漏斗形状(円錐形)の内部反射面を形成する。本明細書の目的のために使用される用語「反射面」は、光学的に透明な材料でコーティングされ、したがって、最外面を形成しない反射面を包含する。反射体14は、その内部断面がレンズ8に向かって広がるように構成される。この実施例では、長手方向軸Lを通る平面で反射面の両側の辺の間を測ったとき、反射体は50度の角度で広がっている(長手方向軸Lから両側の辺に向かって25度)。更に、反射体は、レンズ8の平坦面と光源6との間の距離全体にわたって延びる。この実施例の反射体14は、アルミニウム(AlMgSi1、AW−6082)で作られ、窒化クロムコーティングによってコーティングされたダイヤモンド切削された表面を内側に有する。このようなコーティングを有することにより、反射体の反射率は比較的長期間にわたり高い水準を維持することができることが分かっている。レンズホルダ11が、光源6に対してレンズ8を位置付けるために装置内に配置されている。この実施例では、レンズホルダ11は筐体3の口金10内にねじ式に受容されたインサートによって形成される。しかしながら、代替の実施例では、レンズホルダは例えば、口金10によって形成されてもよい。レンズホルダ11は、多段構造を有する貫通孔を有する。特に、レンズホルダ11によって形成される貫通孔は、光源6に近接する第1の直径と、光源からより離れた、より小さい第2の直径とを有する。貫通孔の第1の直径と第2の直径との間の推移によって形成される段階は、レンズ8のための配置止め(positioning stop)を形成する。反射体14が、第1の直径の領域内でレンズホルダ11内にねじ留めされ、レンズ8を配置止めに固定する。装置1の筐体3は、透明な閉鎖部13、例えば、2つの対向する平行な平坦面を有するガラス若しくはプラチック板、によって閉じられる。このようにして、光源6、反射体14、及びレンズ8は、筐体3と閉鎖部13との間に封入される。閉鎖部13は、両面に反射防止コーティングを有する。このコーティングは、約400〜約700nmの波長の光の閉鎖部13の透過を最大化するように最適化されている。この実施例では、このコーティングは0.5%未満の残留反射率を提供する。当業者であれば、例えば、接着する、超音波溶接する、又は、レンズホルダ11内部で長手方向軸Lを中心としてレンズ8の周囲に径方向に配置された1つ以上のねじにより固定する、など、装置1内部にレンズを固定する他の可能性も認識するであろう。実施例の装置1は、ほぼ円筒形の内部反射面を有する反射管15を更に有する。反射管はレンズ8の凸面と透明な閉鎖部13との間の距離全体に沿って延びる。反射管は光ビームプロファイルの均一性を最大化するのに役立つことが分かっている。しかしながら、反射管15は任意選択である。
レンズ8は光源6から発せられた光を実質的な平行光にコリメートする集光レンズとして働く。この実施例では、光源6がレンズ8の焦点距離の外側に配置されているが、レンズ8及び反射体14は、組み合わせて、光源から発せられた光をほぼ平行な光に変換する、光をコリメートする手段を形成する。したがって、より一般的には、光源6、レンズ8、及び反射体14は、組み合わせてほぼ平行な光を発するように、互いに対して構成及び配置される。これは、光装置が光効率を最大にするために光をコリメートする手段を有している従来技術とは対照的である。そのような従来技術の光装置の幾つかは、典型的には、光源から発せられた光のほぼすべてを捕捉するための、及び、捕捉した光を不均一な向きで導光体に反射するための、反射体を有している。そのような従来技術の装置の他のものは、光効率を最大化するために光を(例えば、一点又は小さな領域に向けて)焦点合わせするためにコリメータを用いる。
図3は、装置1の光出力部4(例えば、図1の示したような)をより詳細に示す。この実施例では、光出力部4は円形断面に沿って延びる導光体の端部によって形成される。導光体は、例えば、ほぼ円筒形の構造、即ち、屈曲した、若しくは湾曲した円筒によって形成され得る。導光体は、互いに接続する複数のガラス繊維、又はガラス繊維の束によって形成され得る。点線で示された別の実施例では、光出力部4’は、矩形断面に沿って延びる、又は矩形断面で終端する導光体の端部によって形成され得る。より一般的には、光出力部は円形又は矩形の外側断面を有し得る。異なる形状の断面も可能である。外側断面は、そこから光を発することができる光出力部の全領域を形成することが好ましい。望ましいことではないが、光出力部は、部分的に、例えば、光遮蔽コーティングによって、マスクされ得る。そのような場合は、全領域は、そこから光を発し得るマスクされていない領域に相当する。
光出力部の断面形状に関わらず、本発明の目的のためには、特に光出力部から発せられた光の特性を決定するためには、特定の仮想幾何学形状が、光出力部の幾何学形状に与えられる。これについて、より詳細に以下に更に説明する。
この実施例では、光出力部は円形断面を有する導光体によって形成される。仮想基準領域Rは、光出力部4の全領域T内の仮想内接第1円31によって画定される。本実施例では、導光体が円形断面を有しているため、内接第1円31は、光出力部の断面の物理形状に相当する。この実施例によれば、全領域Tと基準領域Rとは同一である。光出力部4’の断面が矩形(点線)である他の実施例では、全領域T’は基準領域R’より大きい。しかしながら、基準領域RとR’とは同一である。したがって、基準領域R又はR’は、光出力部の形状に依らず基準として使用されることができる。
更なる仮想の第2円32が、第1円31内に同心的に画定される。第2円は本発明の目的のためだけの作業領域を画定する。第2円は第1円の直径の80%の寸法の直径を有する。例えば、直径10mmの円形光出力部は、直径10mmの第1円と直径8mmの第2円とを有する。更に、仮想第1円軸Xと仮想第2円軸Yが第1及び第2円31、32に割り当てられる。第1及び第2円軸X、Yは、第1及び第2円31、32の中心軸に対して直角をなし、したがって、第1及び第2円31、32と同一平面に配置される。
仮想幾何学形状、具体的には第1及び第2円31、32、並びに第1及び第2円軸X、Yは、光出力部から発せられる任意の光の第1及び第2光強度プロファイルを決定するために用いられ得る。より具体的には、第1光強度プロファイルが、第1円31内部で、第1円軸Xにわたって測定され得る。このような第1光強度プロファイル(この図には示されていない)は、図に示された第1幅D1xを有する。更に、第2光強度プロファイルが、第1円31内部で、第2円軸Yにわたって測定され得る。第2光強度プロファイル(この図には示されていない)は、図に示された第2幅D1yを有する。第2円32は、幅D1x、D1yの内部に中心にそれぞれ配置される、幅D2x、D2yで示される80%の範囲を決定する。
図4は、従来技術の装置の光出力部の第1円(図3参照)内で測定された光強度を表す図表を示す。使用した従来技術の装置は、3M Deutschland GmbHから市販されているElipar(商標)S10 LED Curing Lightであった。第1円の直径は8.8mmであった。図表の左側には、光出力部の第1軸に沿って測定された第1強度プロファイル21xが示されており、光出力部の第2軸に沿って測定された第2強度プロファイル21yが右側に示されている。第1及び第2強度プロファイル21x、21yは、第1及び第2強度最大値を、それぞれのプロファイルのほぼ中央に、それぞれ有する。第1及び第2強度最大値は、異なる絶対値を有し得るが、図表では100%に正規化されている。図示されているように、第2円(第1の直径の80%)内部の第1及び第2強度プロファイル21x、21yはそれぞれ、第1及び/又は第2光強度最大値の50%〜100%の範囲内にある。このように、従来技術の装置から発せられた光は、光ビームの中央に向かって焦点合わせされており、したがって、光ビームの中央において比較的強い光強度を提供する。しかしながら、光出力部の縁部に向かって比較的急速に光強度が落ちる。
これに対し図5は、本発明の装置の光出力部の第1円(図3参照)内で測定された光強度を表す図表を示す。この実施例では、第2円(第1の直径の80%)内部の第1及び第2強度プロファイル22x、22yはそれぞれ、第1及び/又は第2光強度最大値の70%(対するに、従来技術では50%)〜100%の範囲内にあり、より詳細には、72%〜100%、74%〜100%、又は76%〜100%の範囲内にある。したがって、本発明の装置の光ビームによって提供される第1及び第2の強度プロファイル22x、22yは、光出力部にわたって比較的均一である。
図4及び図5の実施例では、本発明の装置及び従来技術の装置の両者の光出力部は、10mmの直径D1の第1円によって画定される基準領域によって形成された。光出力部は、それぞれの装置の導光体の平坦な自由端によって形成された。更に、基準領域は、それぞれの装置の光出力部の全領域に相当した。
本発明の装置によって提供される均一な光ビームプロファイルが、歯の空洞内の歯科材料を硬化させるための装置の使用中の信頼性を最大化するのに有用であることが分かっている。
このような信頼性は、例えば、図6に示すようなBlue Light Analytics Inc.社から「Marc Resin Calibrator(商標)」という品名で入手可能なキャリブレータ100によって評価することができる。
キャリブレータ100はセンサで受けた光の光強度を測定するための光センサ101を有する。キャリブレータ100は、特定の光照射装置によって照射された場合に光硬化性歯科材料が晒される光強度を評価するために典型的に使用される。この実施例では、装置1の光出力部は、その中心を、初期にキャリブレータ100の光センサ101の中心に位置付けられた。光出力部は続いて、初期の中心位置から1秒に4mmだけ相対する方向に繰り返し動かされ、これによって、光出力部がセンサ101の中心点を中心として8mmの長さのストロークで動かされた。これは、患者の口中で歯科材料を硬化させるために使用中の光装置の移動をほぼ模擬していることになる。このような移動の最中、光センサ101が受ける強度の変動が、10秒間モニターされ、図7に示す図表102にマッピングされた。図表102は、本発明による光照射装置の性能を示す第1曲線104と、例えば図4で説明したような従来技術による光照射装置の性能を示す第2曲線105とを示す。本発明による装置の強度の変動は、従来技術の装置の変動に比べて小さかった。したがって、本発明による装置の歯科材料の硬化のための使用において、ユーザが装置を歯科材料に対して上述の範囲内の移動を行っても、材料の硬化に実質的に影響しない。これは、材料に対する装置の通常の移動の間、材料が晒される光の強度が実質的に均一であるためである。
図8は、本発明の一実施形態において使用され得る矩形の導光体2を示す。少なくとも光出力部4における導光体2は、ヒトの天然の臼歯の平均寸法に従った断面で、実質的に寸法決定がなされることが好ましい。具体的には、光出力部側の全領域は、約8mm×約8mm〜約10mm×約10mmの矩形によって画定され得る。導光体2は図9に示すように、固体構造に結合された複数の透明繊維で形成されることができる。更に、導光体2は、図10に示すように、内側に鏡が付いた中空構造で形成されることができる。図9に示すように、レンズ8が導光体2の中に組み込まれ得る。図9において、導光体2は、光出力部4に向かって光を反射するための鏡17を更に有する。
図11は、装置1の一部分の断面図を示す。この図は、平凸レンズ8に関連して、平凸レンズ8のいわゆる前側主平面Hと後側主平面H’を示す。後側主平面H’は光源6に近い方に位置する主平面である。この実施例では、前側主平面Hはレンズ8の凸面への接面を形成するのに対して、後側主平面H’はレンズ8の凸面と平坦面との間に位置する。この実施例のレンズ8の凸面は非球面形状を有する。後側主平面H’と後側焦点F’との間の距離を意味する有効焦点距離EFLは、この実施例では7.8mmである。前側主平面Hと前側焦点Fとの間の距離もまた、有効焦点距離EFLに対応し、この実施例では、すでに述べたように7.8mmである。レンズ8の平坦面と後側焦点F’との間の距離を意味する後側焦点距離BFLは、この実施例では5.17mmである。更に、レンズ8の非球面と前側焦点Fとの間の距離を意味する前側焦点距離FFLは、有効焦点距離EFLに等しい。これは、前側主平面Hがレンズ8の非球面への接面を形成するためである。更に、光源6の中心は後側焦点F’上に位置する。この実施例では、更に、光源6の中心は、光源が取り付けられたプリント回路板から5.7mmに位置する。
光源6は、高出力LED(詳細は示さない)であり、好ましくは、例えば、独国OSRAM社のDO BDL 8W OSという品名のLEDモジュールとして入手可能な、単一の8W高出力LEDである。このようなLEDモジュールは450nm(ナノメートル)のピーク波長を提供する。LEDモジュールは約1mm〜2mmの厚さのPCB(プリント回路板)16上に取り付けられ、PCBは好ましくはヒートシンク7上に取り付けられる。LEDモジュール内のLEDは好ましくは、LEDから発せられた光の事前コリメーションを提供するために、少なくともLEDから発せられる、若しくは発せられ得る光の光学経路において、凸ドーム型に成形された、透明カバー18によって覆われる。したがって、この実施例では、LEDモジュールは約120度(長手方向軸Lから両側に向けて60度ずつ)の照射角度を有する。例えば、Cree Inc.、Samsung Electronics GmbH、Philips N.V.などの会社から入手可能な、他のLEDを使用してもよい。
レンズ8は、その平坦面が光源6に向くように、及びレンズ8の凸面が光源6から遠ざかる方向で導光体2の方に向くように、方向付けられる。
更に、レンズは、厚さ(凸面と平坦面との間の寸法)が5.8mm±0.1mm、直径(厚さに対して直角をなす寸法)が10mm−0.1mmである。この実施例で使用されるレンズ8の非球面の形状(プロファイル)は、以下のように特徴付けられる:
R=レンズ頂点における半径
k=円錐定数
A=非球面係数(A、A、A、A、...)
r=レンズの中心軸(この実施例では長手方向軸L)に対する可変半径
z=前側主平面Hからレンズ8の表面へのサグ量(rに依存)
レンズの非球面の断面プロファイルは、以下の式及び指定パラメータに従って決定されることができる。
Figure 2017513630
R=4.0638mm
k=−1
=0.0003631265
r=0〜5mm
この実施例のレンズ8は、独国B&M Optik GmbH社からLiba 2000という品名で入手可能な材料で作られている。代替的に、独国Schott AG社からB270という品名で入手可能な材料、又は同様の材料を使用してもよい。
更に、レンズ8は、反射を最小化するために、平坦面及び凸面に反射防止コーティングを有する。

Claims (13)

  1. 青色光を発するように適応された歯科用光照射装置であって、前記装置は、
    光源と、
    前記光源から発せられた光をコリメートする手段であって、
    平坦面が前記光源に向くように方向付けられた平凸レンズ、及び、
    内部円錐形反射面を有する中空のリング型構造体によって形成される反射体を備え、
    前記反射体は、その内部断面が前記レンズに向かって広がるように構成され、かつ、前記レンズの前記平坦面と前記光源との間の距離全体にわたって延びる、光をコリメートする手段と、を備え、
    前記光源は、実質的に前記レンズの有効焦点距離に位置付けられ、
    前記装置は、前記光源から発せられた光を受けるための入力面、及び、前記光のための出力面を有する、導光体を更に備える、歯科用光照射装置。
  2. 更なる反射管が、前記光をコリメートする手段と前記導光体との間に配置される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記光源が青色LEDである、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記光源が、6W〜12Wの間の入力電力を有する単一の高出力LEDによって形成される、請求項3に記載の装置。
  5. 前記レンズの凸面が非球面である、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記光源の中心が前記レンズの前記有効焦点距離に位置付けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 透明な閉鎖部によって閉じられる筐体を更に有し、前記反射管は、前記レンズの前記凸面と前記閉鎖部との間の距離全体に沿って延びる、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記筐体は、前記導光体を取り外し可能に取り付けるように適応されている、請求項7に記載の装置。
  9. 前記導光体と前記筐体は磁気結合により互いに取り付け可能である、請求項8に記載の装置。
  10. 前記筐体は、前記光源と、前記光源に電力供給するための電池と、事前選択可能な動作時間の間、前記光源を動作させるため、及び、前記動作時間の経過時に自動的に前記光源を非アクティブ化するための制御ユニットと、を更に密封する、請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記導光体が、少なくとも部分的にほぼ矩形の断面で延びる、請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記レンズの前記凸面と前記平坦面との間の厚さが、5.8mm±0.1mmであり、前記レンズの前記厚さに対して直角をなす直径が、10mm〜0.1mmである、請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記レンズの非球面のプロファイルが、R=4.18464mm、k=−0.602689、A=0.00022、及び、以下の式:
    Figure 2017513630
    に従うことによって特徴付けられ、式中、r=0mm〜5mmである、請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
JP2016564140A 2014-04-24 2015-04-16 歯科用光照射装置 Active JP6623172B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14165892.2 2014-04-24
EP14165892 2014-04-24
PCT/US2015/026154 WO2015164180A1 (en) 2014-04-24 2015-04-16 A dental light irradiation device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017513630A true JP2017513630A (ja) 2017-06-01
JP6623172B2 JP6623172B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=50542930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016564140A Active JP6623172B2 (ja) 2014-04-24 2015-04-16 歯科用光照射装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20170143461A1 (ja)
EP (1) EP3134028B1 (ja)
JP (1) JP6623172B2 (ja)
CN (1) CN106233190A (ja)
WO (1) WO2015164180A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017153582A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社アイキャット 歯科用光照射装置
CN110868959A (zh) * 2017-02-22 2020-03-06 英特尔梅迪股份有限公司 利用泛音特征、吸收染料和材料特性加热牙科材料
EP3603566B1 (en) 2018-07-31 2020-11-25 3M Innovative Properties Company A dental light polymerization device
US20220287800A1 (en) * 2019-09-19 2022-09-15 3M Innovative Properties Company Device For Heating A Dental Material

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030081430A1 (en) * 2001-10-30 2003-05-01 William Becker L.E.D. curing light for dental composite
US20130344454A1 (en) * 2010-11-10 2013-12-26 Günther Nath Optical Irradiation Appliance for Dermatology and Beauty Care
WO2014011466A1 (en) * 2012-07-10 2014-01-16 Board Of Trustees Of Michigan State University Biomedical diagnostic and treatment apparatus using a laser

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54143661A (en) * 1978-04-28 1979-11-09 Canon Inc Recording optical system
US4812025A (en) * 1987-03-23 1989-03-14 Westinghouse Electric Corp. Optical interface for a magneto-optical current transducer
US5207673A (en) * 1989-06-09 1993-05-04 Premier Laser Systems, Inc. Fiber optic apparatus for use with medical lasers
US5667291A (en) * 1995-05-23 1997-09-16 Surgical Acuity, Inc. Illumination assembly for dental and medical applications
US6373633B1 (en) * 2000-07-06 2002-04-16 Mems Optical, Llc Shaping irradiance profiles using optical elements with positive and negative optical powers
US20020151941A1 (en) * 2001-04-16 2002-10-17 Shinichi Okawa Medical illuminator, and medical apparatus having the medical illuminator
ES2241772T3 (es) * 2001-11-22 2005-11-01 Mectron S.R.L. Sistema optico para una pieza manual dental para la polimerizacion de compuestos o resinas fotopolimerizables.
US20030215766A1 (en) * 2002-01-11 2003-11-20 Ultradent Products, Inc. Light emitting systems and kits that include a light emitting device and one or more removable lenses
US7101072B2 (en) * 2003-03-13 2006-09-05 Gc Corporation Photoirradiation device and fiber rod
KR100643516B1 (ko) * 2003-05-06 2006-11-10 가부시키가이샤 모리타 세이사쿠쇼 의료용 광조사장치
US7412129B2 (en) * 2004-08-04 2008-08-12 Colorado State University Research Foundation Fiber coupled optical spark delivery system
US7340129B2 (en) * 2004-08-04 2008-03-04 Colorado State University Research Foundation Fiber laser coupled optical spark delivery system
US7616987B2 (en) * 2004-10-05 2009-11-10 Agency For Science, Technology And Research Microprobe for 3D bio-imaging, method for fabricating the same and use thereof
US7857619B2 (en) * 2005-02-26 2010-12-28 Yongqian Liu LED curing light having fresnel lenses
US8459852B2 (en) * 2007-10-05 2013-06-11 Dental Equipment, Llc LED-based dental exam lamp
US7645050B2 (en) * 2005-11-23 2010-01-12 Kerr Corporation User-wearable illumination assembly
CA2575918C (en) * 2006-01-26 2014-05-20 Brasscorp Limited Led spotlight
CN201028360Y (zh) * 2007-01-18 2008-02-27 郭保平 大功率led台灯
JP2008228770A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Morita Mfg Co Ltd 医療用照明装置
JP5254744B2 (ja) * 2008-10-31 2013-08-07 株式会社エンプラス 照明用レンズおよびこれを備えた照明装置
US8172751B2 (en) * 2008-11-10 2012-05-08 Steris Corporation Method and apparatus for electronic adjustment of illuminance of surgical lamp
EP2196167A1 (en) * 2008-12-10 2010-06-16 3M Innovative Properties Company Dental light device
EP2339382A1 (en) * 2009-12-22 2011-06-29 3M Innovative Properties Company A light guide for a dental light device and a method of making the light guide
US8789969B2 (en) * 2010-08-17 2014-07-29 GE Lighting Solutions, LLC Compact LED light engine with reflector cups and highly directional lamps using same
US9046241B2 (en) * 2011-11-12 2015-06-02 Jingqun Xi High efficiency directional light source using lens optics
JP5370619B1 (ja) * 2012-04-06 2013-12-18 コニカミノルタ株式会社 撮像光学系、撮像装置およびデジタル機器
GB2511554A (en) * 2013-03-07 2014-09-10 Dent Innovations For Dentistry Sa I Dental apparatus for a dental treatment in a mouth
US9320580B2 (en) * 2013-04-21 2016-04-26 Oraceutical Llc Hand-held tooth whitening instrument with applicator reservoir for whitening composition and methods of using same
CN203280525U (zh) * 2013-05-21 2013-11-13 李奋 牙科手持工具照明装置
CN103550008A (zh) * 2013-11-04 2014-02-05 桂林市啄木鸟医疗器械有限公司 光固化机
US9629532B1 (en) * 2016-05-26 2017-04-25 Dental Smartmirror, Inc. System for in-room use of an intraoral mirror with an integrated camera, and applications thereof

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030081430A1 (en) * 2001-10-30 2003-05-01 William Becker L.E.D. curing light for dental composite
US20130344454A1 (en) * 2010-11-10 2013-12-26 Günther Nath Optical Irradiation Appliance for Dermatology and Beauty Care
WO2014011466A1 (en) * 2012-07-10 2014-01-16 Board Of Trustees Of Michigan State University Biomedical diagnostic and treatment apparatus using a laser

Also Published As

Publication number Publication date
JP6623172B2 (ja) 2019-12-18
EP3134028A1 (en) 2017-03-01
EP3134028B1 (en) 2017-08-02
WO2015164180A1 (en) 2015-10-29
CN106233190A (zh) 2016-12-14
US20170143461A1 (en) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7106523B2 (en) Optical lens used to focus led light
KR100643516B1 (ko) 의료용 광조사장치
JP6623172B2 (ja) 歯科用光照射装置
US8231383B2 (en) Curing light instrument
JP4056930B2 (ja) 医療用光照射装置
US10568726B2 (en) Photocomposite, light source and thermal detector
US20030215766A1 (en) Light emitting systems and kits that include a light emitting device and one or more removable lenses
EP1374797A1 (en) LED curing light
CA2511761A1 (en) Dental light guide
US20070037113A1 (en) Dental curing light including a light integrator for providing substantially equal distribution of each emitted wavelength
JP2000245747A (ja) 特に歯科分野で利用される感光性複合材料の光活性化を可能にする機器
Pelissier et al. Three generations of LED lights and clinical implications for optimizing their use. 1: from past to present
US20130344456A1 (en) Low Pass Filter Attachments for Use with Dental Curing Lights
WO1997036552A1 (en) Apparatus and method for polymerising dental photopolymerisable compositions
US20120251973A1 (en) light guide for a dental light device and a method of making the light guide
JPH0910238A (ja) 歯科用光照射器
US20070020578A1 (en) Dental curing light having a short wavelength LED and a fluorescing lens for converting wavelength light to curing wavelengths and related method
US20030147258A1 (en) Curing light with plurality of LEDs and corrresponding lenses configured to focus light
US20040214131A1 (en) Spot curing lens used to spot cure a dental appliance adhesive and systems and methods employing such lenses
US20200008914A1 (en) A dentaly light polymerization device
EP3603566B1 (en) A dental light polymerization device
WO2011139844A1 (en) Dental curing light including magnetically retained accessories
JP2004275276A (ja) ファイバーロッド及び光照射装置
JP2022165927A (ja) 歯科用レーザー治療装置
JP2008006043A (ja) 歯科用光重合照射器及び集光用アダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190514

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6623172

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111