JP2017511988A - 無線アクセスネットワーク間のアクセスステアリングを向上させるための方法および装置 - Google Patents

無線アクセスネットワーク間のアクセスステアリングを向上させるための方法および装置 Download PDF

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Abstract

異なる無線アクセスネットワーク(RANs)間で通信装置のステアリングを可能にする前記通信装置により実行される方法が提供される。当該方法によれば、当該通信装置は、接続を新しいRANに要求するための理由を提供する。また、通信装置を新しいRANへステアリングすることを開始するためのネットワークノードにより実行される方法も提供される。また、通信装置がRANへのアクセスを許可されるかを決定するために当該RANにおけるネットワークにより実行される方法が提供される。対応する装置およびコンピュータプログラムも提供される。【選択図】図17

Description

提案される技術は、第1の接続を介して通信装置に対して最初にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)から、ターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へ当該通信装置をステアリングすることを可能にする方法、装置、およびコンピュータプログラムに関する。提案される技術はまた、RANからターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するための方法と装置に関する。提案される技術はさらに、ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に最初に接続される通信装置が新しいRANへのアクセスが許容されるかをネットワークノードが決定できるようにする方法、装置、およびプログラムに関する。
現代の無線通信技術の重要な側面は、通信装置が異なる技術または混合した技術を効果的に利用できるようにする機能性とメカニズムに関する。通信装置に、異なる技術または混合した技術を利用する機会を提供するためには、異なる無線アクセスネットワーク(RANs)間、および、異なる無線アクセス技術(RATs)間の通信装置を指示またはステアリングすることが可能な効果的な技術を発見することが重要である。
端末などの通信装置は、ユーザ装置(UE)、移動端末、無線端末、並びに/または移動局等としても知られる。端末は、セルラ無線システムまたはセルラネットワークとも参照されるセルラ通信ネットワークまたは無線通信システムにおいて無線で通信することが可能である。通信は、例えば、セルラ通信ネットワーク内に含まれる、無線アクセスネットワーク(RAN)と可能性として一つ以上のコアネットワークを介して、2つの端末間、端末と一般の電話間、並びに/または、端末とサーバ間で実施され得る。
端末はさらに、更なる例を挙げると、移動電話、セルラ電話、ラップトップ、または無線機能を有するサーフプレートとも参照される。本文脈における端末は、例えば、ポータブルな移動デバイス、ポケットに保持可能な移動デバイス、ハンドヘルドの移動デバイス、コンピュータ内蔵の移動デバイス、または、車両に搭載された移動デバイスであり、別の端末やサーバ等の別のエンティティとのRANを介した音声並びに/またはデータの通信が可能である。
セルラ通信ネットワークは、セルエリアに分割される地理的なエリアをカバーし、各セルエリアは、使用される技術と用語に依存して、「eNB」、「eNodeB」、「NodeB」、「B node」、またはBTS(Base Transceiver Station)と時折参照され得る無線基地局(RBS)等の基地局といったアクセスノードによりサービスを受ける。基地局は、送信電力、および、それによるセルサイズにも基づいて、マクロeNodeB、ホームeNodeB、またはピコ基地局といった異なるクラスのものであり得る。セルは、地理的なエリアであり、無線カバレッジは、基地局サイトにおける当該基地局により提供される。基地局サイトに位置する一つの基地局は、一つまたはいくつかのセルをサービスし得る。さらに、各基地局は、一つまたはいくつかの通信技術をサポートし得る。基地局は、当該基地局の範囲内で、無線周波数上で動作するエアインタフェースを介して端末と通信を行う。本開示の文脈では、基地局から移動局への送信パスに対してダウンリンク(DL)という表現が使用される。反対の方向、すなわち、移動局から基地局への送信パスに対してアップリンク(UL)という表現が使用される。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のロングタームエヴォリューション(LTE)において、eNodeBまたはeNBとしても参照され得る基地局は、一つ以上のコアネットワークに直接に接続され得る。
3GPP LTEの無線アクセス規格は、アップリンクとダウンリンクの両トラフィックに対して高ビットレートで低遅延をサポートするために記述されている。LTEにおける全てのデータ送信は、無線基地局によりLTEにおいて制御される。
IEEEにおいて、WLAN(これはWi-Fi Alliance(WFA)により認定されたWi-Fi としても知られ、これらの用語は本書類を通して区別せずに用いられる)は、IEEE 802.11仕様書(IEEE Standard for Information technology - Tele-communications and information exchange between systems. Local and metropolitan area networks-Specific requirements. Part 11: Wireless LAN (Local Area Network) Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications)において、標準化されている。WLANは、現在主に2.4GHzまたは5GHzで動作する技術である。IEEE 802.11仕様書は、STA(すなわちアクセスポイントまたは無線端末)物理レイヤ、MACレイヤ、およびアクセスポイントとポータブル端末の間の互換性と相互運用性を保証する他の側面を規定する。異なる無線アクセス技術(RATs)の無線アクセスネットワーク(RANs)における通信のために構成された通信装置は、マルチモードステーションとして参照され得る。本開示では、STA(STA=ステーション)の略語は、WLANにおけるマルチモードステーション等に対しても使用される。WLANは、一般的には、ライセンスされていない帯域において動作し、それにより、WLANを介した通信は、あらゆる数の、認識されている装置および認識されていない装置からの干渉ソースの対象となり得る。WLANは、ドメスティックな環境、および空港、駅、レストラン等のホットスポットにおいて、固定のブロードバンドアクセスへの無線の拡張として一般的に使用される。
近年、WLANは、固定のブロードバンドアクセスへの拡張だけでなく、セルラネットワークオペレーションからの関心の高まりの対象となっている。その関心は、主に、常に増加している無線帯域の要求に対処するためのセルラ無線アクセスネットワーク技術の拡張として、または、それに代わるものとして、WLAN技術を使用することに関する。現在、3GPP技術、LTE、UMTS(ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム)/WCDMA(広帯域符号分割多重アクセス)、またはGSM(グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)のいずれか等によりユーザにサービスを行っているセルラのオペレータは、それらの正規のセルラネットワークにおいて良いサポートを提供し得る無線技術としてWLANを捉えている。「オペレータ制御のWLAN」の用語は、あるレベルにおいてネットワークに存在するセルラネットワークのオペレータと統合されたWLANの発展を示し、3GPP無線アクセスネットワークとWLAN無線アクセスは、同じコアネットワークに接続され、同じサービスを提供し得る。
いくつかの標準化組織において、オペレータ制御のWLANの領域における活動(activity)は現在顕著なものとなっている。3GPPでは、WLANアクセスポイントを3GPP仕様のコアネットワークへ接続するための活動が進められ、Wi-Fi alliance (WFA)では、WLANプロダクトの認定に関連する活動が行われ、それは、それらのネットワークにおいて広帯域の提供をサポートさせるために、セルラオペレータに対して、WLANを多様な無線技術にさせるための必要性からある程度生じるものでもある。WLANオフロードという用語は、一般的に使用され、ピークトラフィック時間、および、例えば、要求されたサービスの質を提供するため、帯域を最大化するため、または単にカバレッジのために、何らかの理由でセルラネットワークがオフロードされる必要がある状況において、それらのセルラネットワークからWLANへオフロードするための手段をセルラネットワークのオペレータが探し求めることを指し示す。
無線オペレータにとって、互いに分離して標準化された2つの技術の混合を提供することにより、共存のための賢明なメカニズムを提供する課題に直面する。上記に示したように、現在まで、3GPPとWLANは、2つの別々のシステムとして発展し、分離して大きな拡張まで標準化されている。しかしながら、2つのシステムの相互運用性を向上させ、モバイルオペレータに「オペレータ制御の」WLANを介したより優れた制御を提供するために現在進行中の構想(initiatives)がある。
WLANと3GPPとの間のユーザをステアリングするためのいくつかのメカニズムが、WLAN側だけでなく3GPP側の両方で、現在検討されている。しばらくの間、3GPPにより定められ、例えば3GPP TS 23.402, 24.302および24.312に記載されている、アクセスネットワークの発見と選択の機能(Access Network Discovery and Selection Function (ANDSF))を介して、アクセスの選択とステアリングに関連する情報をUEに提供するための、オペレータに対する標準化されたメカニズムが存在している。
一般的な目的は、特定の無線アクセスネットワーク(RAN)から別の無線アクセスネットワークへ通信装置のステアリングを可能にするメカニズムを提供することである。
特に、別のRANからステアリングされた通信装置へのアクセスを許可するかについて情報に通じた決定を無線アクセスネットワーク(RAN)がとることを可能にするメカニズムを提供することが望まれる。
ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へステアリングされることが可能な通信装置により実行される方法を提供することを目的とする。
また、無線アクセスネットワーク(RAN)において、当該RANからターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するネットワークノードにより実行される方法を提供することを目的とする。
別の目的は、無線アクセスネットワーク(RAN)において、ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に最初に接続されている無線装置が当該RANへのアクセスを許可されるかを決定するために、ネットワークノードにより実行される方法を提供することである。
さらに別の目的は、ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのステアリングを可能にするように構成されたユーザ装置を提供することである。
さらに別の目的は、当該RANからターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するように構成されたネットワークノードを提供することである。
更なる目的は、最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続されている通信装置がRANへのアクセスを許可されるかを決定するように構成されたネットワークノードを提供することである。
更なる別の目的は、対応するコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品を提供することである。
これらおよび他の目的は、提案される技術の実施形態により達成される。
第1の観点によれば、第1の接続を介して通信装置に対して最初にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのステアリングを可能にするための通信装置により実行される方法が提供される。方法は、ターゲットRANへの第2の接続を要求し、当該ターゲットRANに当該要求した第2の接続に対する理由について通知することにより、当該ターゲットRANが当該通知に基づいて当該第2の接続を提供できるようにすることを含む。
第2の観点によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するための、RANにおけるネットワークノードにより実行される方法が提供される。方法は、通信装置に対してターゲットRANへの第2の接続を要求するように指示し、また、通信装置に対して第2の接続を要求するための理由を提供するように指示することを含む。
第3の観点によれば、最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続されている通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するためのRANにおけるネットワークノードにより実行される方法が提供される。方法は、接続要求であって、当該接続要求に対する前記理由についての情報を含む接続要求を受信する工程と、当該接続要求に対する当該理由についての当該受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続要求は許可され、通信装置はRANへのアクセスが与えられるかを決定する工程を含む。
第4の観点によれば、第1の接続を介して最初に通信装置に対してサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのアクセスのステアリングを可能にするように構成された通信装置が提供される。通信装置は、ターゲットRANへの第2の接続を要求するように構成され、通信装置はまた、要求した第2の接続に対する理由についてターゲットRANに通知し、当該通知に基づいてターゲットRANが第2の接続を提供することができるように構成される。
第5の観点によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するように構成されたRANにおけるネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、通信装置に対して、第2の接続をターゲットRANに要求するように指示し、ネットワークノードはまた、通信装置に対して、第2の接続を要求するための理由を提供するように指示するように構成される。
第6の観点によれば、最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続されている通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するように構成されたRANにおけるネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、接続要求であって、当該接続要求に対する理由についての情報を含む接続要求を受信するように構成される。ネットワークノードはまた、当該接続要求に対する当該理由についての当該受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続要求が許可され、通信装置はRANへのアクセスが与えられるかを決定するように構成される。
第7の観点によれば、プロセッサにより実行された場合に、当該プロセッサに対して、
- ターゲットRANへの第2の接続に対する要求を開始させ、
- 当該する第2の接続に対する理由を、ターゲットRANに通信される通知に組み入れることにより、ターゲットRANが当該情報に基づいて第2の接続を提供できるようにする、
ための命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
第8の関連によれば、プロセッサにより実行された場合に、当該プロセッサに対して、
- 接続要求であって、当該接続要求に対する理由についての情報を含む接続要求を読ませ、
- 当該接続要求に対する当該理由についての当該情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続要求が許可され、通信装置がRANへのアクセスが与えられるかを決定させる、
ための命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
第9の観点によれば、上記の第7の観点または第8の観点のコンピュータプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
このように、異なる無線アクセスネットワーク間のアクセスのステアリングを可能にすることが可能となる。
他の利点については、詳細な説明を読む際に理解されるだろう。
図1は、通信装置がWLANに接続している場合に実施し得るオープンシステム認証手順を概略的に示す。 図2は、LTEアタッチメント手順を概略的に示す。 図3は、eNB/無線ネットワークコントローラ(RNC)とユーザ装置(UE)間の通信を示すシグナリング図である。 図4は、どのようにeNB/RNCがUEに閾値を提供するかを示すシグナリング図である。 図5は、トラフィックステアリングで使用される実施可能な工程を示す。 図6は、提案される技術において使用することが可能な接続理由フィールドのコンテンツを示す。 図7は、提案される技術の特定の実施形態で使用することが可能な接続理由フィールドの別の図を提供する。 図8は、通信装置にサービスを行うことが可能な対応するネットワークを有する異なる無線アクセスネットワークを有する通信システムの概観を概略的に示す。 図9は、どのように通信装置またはUEが802.11仕様のプロトコルを介してWi-Fiアクセスポイントに通信を行うことができるかを概略的に示す。 図10は、LTE無線アクセスネットワークと対応するコントロールノードの一部を概略的に示す。 図11は、E-UTRAN無線アクセスネットワークとWi-Fi無線アクセスポイントが同じP-GW 340に接続されているネットワークを概略的に示す。 図12は、異なる無線アクセスネットワーク(RANs)間で通信装置のステアリングを可能にするための提案される技術に従った方法の可能な実施形態を示すフロー図である。 図13は、異なる無線アクセスネットワーク(RANs)間で通信装置のステアリングを開始するための提案される技術に従った方法の可能な別の実施形態を示すフロー図である。 図14は、最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続している通信装置が提案される技術に従ってRANへのアクセスが許可されるかを決定するための方法の実施形態を示すフロー図である。 図15は、提案される技術に従った方法の例示的な実施形態を示すフロー図である。 図16は、提案される技術に従った方法のさらに別の例示的な実施形態を示すフロー図である。 図17は、提案される技術に従った方法のさらに別の例示的な実施形態を示すフロー図である。 図18は、提案される技術の特定の実施形態に従った通信装置を示すブロック図である。 図19は、提案される技術に従ったネットワークノードの実施形態を示すブロック図である。 図20は、提案される技術に従ったネットワークノードまたは通信装置におけるコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品の使用を示す概略的な図である。 図21は、提案される技術に従った通信装置の他の実施形態を示す図である。 図22は、提案される技術に従ったネットワークノードの特定な実施形態を示す図である。 図23は、提案される技術に従ったネットワークノードの特定な実施形態を示す。
本実施形態は、異なる無線アクセスネットワーク(RAN)間、および/または、3GPPセルラRANとWLAN間のような異なる無線アクセス技術(RAT)間の通信装置のステアリングの問題に対処する。特に、本実施形態は、通信装置が、改良された方法で、異なるRAN間またはRAT間でステアリングまたは指示されるメカニズムを提供する。実施形態の特定の例により、通信装置は2つのネットワーク間で互いに接続することができずにシャッフルされるという事実に関連した課題に対応するメカニズムも提供される。これは、ネットワーク間における通信装置のピンポン(ping-ponging)として参照される。
UEのような通信装置を動かしたり、異なる無線アクセス技術間でアクセスさせる複数の異なるステアリングメカニズムで動作させる際の課題の一つは、ピンポンで生じる命令のリスクであろう。例えば、UEは3GPPネットワーク等のセルラネットワークにアクセスすべきと提案するネットワークの、WLAN側等の非セルラネットワーク側でのメカニズムまたは機能性が存在するならば、同時に、正確に同じ条件下で、UEは代わりにWLANへのアクセスを試みたり、3GPPの代わりにWLANを介してトラフィックをステアリングすべきと提案する3GPPネットワーク側でのメカニズムも存在し得る。異なるRATにステアリングに関して十分に情報に通じた決定をさせ、さらに、例えば、これらのタイプのピンポンのステアリングの命令がUEに与えられないことを確実にさせるのに役立ち得るメカニズムを実装することは優位性があるだろう。
ステアリングの決定に対して責任を負う一つのRATが常に存在するのであれば、そのようなピンポンの命令を回避することはもちろん可能である。例えば、ユーザが、たとえWLANだけと接続されているとしても、アクセスの選択とWLANへのトラフィックステアリングの両方を管理することは、3GPP側から与えられるルールや条件であり、3GPPに対する条件も同様である。しかしながら、時にUEは一つのRATとだけしか接続されていないケースが起こり得て、別のRATから(更新された)命令を転送することは難しいので、これを達成することは困難である。
したがって、ある実施形態の目的は、通信装置が、ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)として参照される、第1の無線アクセス技術(RAT)の第1の無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)として参照される、第2のRATの第2のRANへの接続を試みる場合にピンポンで生じる命令を回避することである。
提案される技術はしたがって、通信装置の運用、および/または、通信装置に、ネットワーク間でより効果的にステアリングさせることを可能にする無線アクセスネットワークにおけるネットワークノードに関する改良を提供する。
図12のフロー図は、第1の接続を介して通信装置に対して最初にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのアクセスのステアリングを可能にするために、通信装置により実行される方法に関する提案技術の特定の実施形態を概略的に示す。方法は、
- ターゲットRANに対して第2の接続を要求する(S1)ことと、
- 要求した第2の接続に対する理由についてターゲットRANに通知し(S2)、ターゲットRANに対して当該通知に基づいて第2の接続を提供させることを可能にすること、を含む。
現在、UEのような移動端末等の通信装置は、あるRANに接続するとき、当該接続に対する理由は提供しない。例えば、通信装置が無線ローカルエリアネットワークにおけるネットワークノードに接続を試みる場合、通信装置は当該接続に対する理由においてあらゆる追加の情報を提供しない。提案される技術では、第2の接続または新しい接続を要求するための理由が、要求と共に提供される。ターゲットRANにこの情報を提供することにより、ターゲットRANは、通信装置がターゲットRANへのアクセスを許容するかの、より情報に通じた(informed)決定を行うことが可能となる。
提案される技術の方法のいくつかの実施形態では、ソースRANは、第1の無線アクセス技術(RAT)のものであり、ターゲットRANは、第2の無線アクセス技術(RAT)のものである。
提案される技術のそのような実施形態は、異なる無線アクセス技術(RAT)間で通信装置が効率的なやり方でステアリングされることが可能となるようなメカニズムを提供する。
提案される方法の例示的な実施形態では、ソースRANとターゲットRANは、異なるRATに基づく。
また、提案される方法の別の例示的な実施形態では、ソースRANとターゲットRANのうちの一方は、セルラネットワークであり、他方は、非セルラネットワークである。
例として、方法の例示的な実施形態では、セルラネットワークは、第3世代パートナーシッププロジェクトネットワーク(3GPP)を含み、非セルラネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)または非3GPPネットワークを含む。
提案される方法のさらに別の実施形態は、要求された第2の接続に対する理由についてターゲットRANに通知する工程が、当該要求がソースRANから通信されたステアリングの命令に起因したものであることを示すことを含む、方法を提供する。
この情報をターゲットRANに提供することにより、通信装置が満足していないソースRANである現在のサービングRANに関連し、ターゲットRANが通信装置のターゲットRANへのアクセスを否定するか許可するかを決定する場合に考慮されるべきである、いくつかの基準があることが示される。例として、そのような基準は、例えば、ソースRAN上のトラフィックのオーバーロードまたはソースRANと通信装置間のフェージング信号強度であり得る。
オプション的な特徴として、提案される方法の例示的な実施形態は、第2の接続が第1の接続と置き換えられるか、第1の接続に追加されるか、のいずれかが要求される方法を提供する。
このようにして、通信装置は、最初の接続、すなわち、通信装置とソースRANとの間の接続は、当該最初の接続を維持する理由があるのであれば、終了すべきでないことを暗示することが可能となる。例えばこれは、ソースRAN上に実質的なトラフィックはあるが、このトラフィックは減少することが予想されているケースである。他のケースでは、最初の接続の終了がまた一方で望まれ得る。例えば、ソースRANと通信装置との間の信号強度が著しく低下した場合である。これにより、ターゲットRANが通信装置のアクセスを許可するかを決定する場合に、ターゲットRANに対して有益となり得るより多くの情報が提供される。
提案される方法のさらに別の実施形態では、ターゲットRANは、現存のフレームまたは現存のフィールドに追加された情報要素により、接続の理由として参照される、要求された第2の接続に対する理由について通知される。ターゲットRANへ送信されるメッセージに対して、現存のフレームとフィールドを再利用することにより、アクセス等を要求するための一般的なプロトコルを実質的に変更する必要はない。
ソースRANが第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを有し、ターゲットRANが無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を有する方法の特定の実施形態では、プローブ要求メッセージ、アソシエーション要求メッセージ、再アソシエーション要求メッセージ、認証要求メッセージのいずれかのフレームに情報要素を追加することにより実行される、要求された第2の接続に対する理由についてWLANに通知する工程(S2)を含む。
情報を、言及したフレームの全てに追加することは可能であるが、言及したメッセージのいずれか特定の一つに情報要素を追加することも可能である。
提案される方法の実施形態の別のバージョンでは、この情報要素は、ベンダー固有情報エレメントを含む。
提案される方法の代替的なバージョンでは、ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)を含み、ターゲットRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、ステータスコードフィールド等の既に存在するフィールドに情報エレメントを追加することにより実行される、接続の理由として参照される、要求された第2の接続に対する理由についてWLANに通知する工程(S2)を含む。
例として、提案される方法の一つの潜在的なバージョンでは、接続理由が現存のフィールド、例えば、ステータスコードフィールドに追加され、当該フィールドはプローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、および再アソシエーション要求フレームのいずれかに追加される。
接続理由は、これらのフレームのうちの特定のいずれか一つに追加することが可能であるが、言及したフレームの全てにそれらを追加することも可能である。
接続理由に応じて提案される方法のさらに別の例では、要求された第2の接続が、現在の接続と置き換える、又は現在の接続に追加するように意図されるかの情報も含む。この情報を接続理由に追加することにより、フェージング信号強度のようないくつかの特定の理由に起因して現在の接続を置き換えるか、新しい接続に加えて最初の接続を維持するために、その意思を通信する効率的な方法が提供される。
提案される技術の実行可能な実施形態は、ソースRANが無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)を含み、ターゲットRANが第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、3GPPネットワークに要求された第2の接続に対する理由を通知する工程(S2)が、ターゲットRANへアタッチメントの要因(attachment cause)として参照される情報を通信することにより実行される。
方法の特定の実施形態では、アタッチメントの要因として参照される情報は、3GPPネットワークに通信されるアタッチメント要求メッセージに組み込まれ、アタッチメント要求メッセージの一部であるRRCパラメータが当該アタッチメントの要因を含むように強化される。
提案される方法の例示的なバージョンでは、WLANのアイデンティティ、測定された信号レベル、および第2の接続を要求する工程(S2)が実行されるときの他の無線条件を含む追加的な情報も、3GPPネットワークに通信されるアタッチメントの要因に含まれる。
提案される技術の別の観点は、図13のフロー図において概略的に示され、無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するために、当該RANにおけるネットワークノードにより実行される方法を提供する。方法は、
- 通信装置に、ターゲットRANに対して第2の接続を要求するように指示すること(S10)と、
- 通信装置に、第2の接続に対する理由を提供するように指示すること(S20)、を含む。
提案される方法によれば、通信装置に対してサービスを行うソースRAN等のRANのネットワークノードは、いくつかの特定の理由に起因して、通信装置にRANまたはRATをも変更させることができる。ソースRANのネットワークノードがターゲットRANへのステアリングを開始するケースでは、ネットワークノードは、通信装置に対して、ターゲットRANへの新しい接続を要求するように指示し、また、通信装置に対して、新しい接続を提供するための理由を提供するように指示する。このようにして、ネットワークノードは、ターゲットRANが通信装置のターゲットRANへのアクセスが許可されるか否定されるかの、情報に通じた決定を行うことができることを保証するメカニズムを生じさせる。
図14は、提案される技術の別の側面の概略的な図を提供する。 図14のフロー図は、最初にソースネットワーク(ソースRAN)に接続された通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するために、当該RANにおけるネットワークノードにより実行される方法を示す。方法は、
- 接続要求であって、当該接続要求に対する前記理由についての情報を含む接続要求を受信すること(S100)と、
- 前記接続要求に対する前記理由についての前記受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、前記接続要求が許可されて通信装置に当該RANのアクセスが与えられるかを決定すること(S200)、を含む。
この特定の観点によれば、例えばターゲットRANであるRANのネットワークノードは、通信装置がアクセスを要求する理由が含まれた接続要求を受信する。この追加的な情報は、その後、通信装置に当該RANへのアクセスが与えられるかを決定するために部分的に使用される。情報が部分的に使用されることは、ある例示的なシナリオにおいて、ネットワークノードが通信装置に対して当該RANへのアクセスを許可する前に、ターゲットRAN内の現在のトラフィックフローのような他の事情も考慮する必要があるようなケースを参照し得る。したがって、たとえターゲットRANが提供された理由に基づいて、通信装置へアクセスを許可することに傾いたとしても、ターゲットRANの内部的な理由に起因してアクセスを否定し得る。
例として、提案される方法の一つの実施形態によれば、通信装置がRANへのアクセスを最初のソースRANに戻すようにステアリングするのをやめる(refrain)こと(S300)を含む。この実施形態は、概略的に図15に示される。
ネットワークノードが通信装置を最初のソースRANに戻すようにステアリングすることをやめるメカニズムを提供することにより、通信装置が異なるRAN間でピンポンされないことを保証する措置が講じられる。
図16は、提案される方法の実行可能な実施形態を概略的に示すフロー図を提供する。当該方法は、通信装置がRANへのアクセスを与えられたケースにおいて、通信装置をソースRANへ戻すようにステアリングするために条件を調整すること(S400)をさらに含み、当該当該条件は、通信装置が最初のソースRANへ戻るようなステアリングを防ぐために調整される。
この特定の実施形態は、通信装置が異なるRAN間でピンポンされないことを保証する代替的な手法を提供する。特定の実施形態では、調整された条件は、測定報告(measurement report)においてスケーリングされた条件を参照し得る。これらの条件をスケーリングすることにより、条件が実質的に変化した場合に、著しく良くなるか、著しく悪くなるかを有する測定報告だけを報告するように、通信装置を制御することが可能となる(測定報告はサービングネットワークノードからステアリングのコマンドを引き起こし得る)。
図17は、その他の実施形態を示し、ここで、通信装置にRANへのアクセスが与えられた場合に、方法は、構成された時間期間の間に通信装置が最初のソースRANに戻るようにステアリングをするのをやめる工程(S300)と、通信装置をソースRANへ戻すようにステアリングするための条件を調整する工程(S400)とを有し、当該条件は、通信装置を最初のソースRANへ戻すようにステアリングすることを防ぐように調整される。
提案される方法はさらに、方法の工程を実行するように構成された通信装置を提供する。そのような通信装置に関連する利点は、対応する方法により得られる利点と同様である。
図18のブロック図は特に、最初に第1の接続を介して通信装置に対してサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのアクセスのステアリングができるように構成された通信装置104を示す。 通信装置は、ターゲットRANに対して第2の接続を要求するように構成され、通信装置は、当該要求した第2の接続に対する理由についてターゲットRANに通知するように構成され、ターゲットRANは、当該通知に基づいて当該第2の接続を提供することが可能となる。
通信装置104の例示的な実施形態では、ソースRANは第1の無線アクセス技術(RAT)のものであり、ターゲットRANは第2の無線アクセス技術(RAT)のものである。
通信装置の別の実施形態では、ソースRANとターゲットRANは、異なるRATに基づく。
通信装置104のさらに別の実施形態では、ソースRANとターゲットRANのいずれか一方は、セルラネットワークを含み、他方は非セルラネットワークを含む。
そのような通信装置104の特定の例において、セルラネットワークは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のネットワークを含み、非セルラネットワークは、無線アクセスネットワーク(WLAN)または非3GPPネットワークを含む。
通信装置104の特定の実施形態において、通信装置は、要求はソースRANから通信されたステアリングの命令によるものであることを示すことにより、要求した第2の接続に対する理由について、ターゲットRANに通知するように構成される。
例として、提案される技術に従った通信装置104において、第2の接続は、第1の接続を置き換えるように、または第1の接続に追加されるように要求される。
通信装置の実行可能な実施形態は、現存のフレームや現存のフィールドに情報エレメントを追加することにより、要求した第2の接続に対して、接続理由として参照される理由について、ターゲットRANに通知するように構成される通信装置104を有する。
通信装置のオプション的な実施形態では、ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のネットワークを含み、ターゲットRANは、非セルラネットワークは、無線アクセスネットワーク(WLAN)を含み、通信装置104は、プローブ要求メッセージ、アソシエーション要求メッセージ、再アソシエーション要求メッセージ、認証要求メッセージのいずれかのフレームに情報エレメントを追加することにより、要求した第2の接続に対する理由についてWLANに通知するように構成される。
通信装置のさらに別のオプション的な実施形態では、情報エレメントは、ベンダー固有情報エレメントを含む。
通信装置の例示的な実施形態では、ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のネットワークを含み、ターゲットRANは、非セルラネットワークは、無線アクセスネットワーク(WLAN)を含み、通信装置104は、ステータスコードフィールドのような既に存在するフィールドに情報エレメントを追加することにより、要求した第2の接続に対する、接続理由として参照される理由について、WLANに通知するように構成される。
オプション的な実施形態では、通信装置104は、接続理由はステータスコードのような現存のフィールドに接続理由を追加するように構成され、また、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、再アソシエーション要求フレーム、認証要求フレームのそれぞれまたはいずれかに、当該フィールドを追加するように構成される。
通信装置104の例示的な実施形態では、接続理由は、要求した第2の接続が、現在の接続に置き換えるよう意図されるか、または、現在の接続に追加するように意図されるか、の情報も含む。
提案される通信装置104のオプション的な実施形態では、ソースRANは、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)を含み、ターゲットRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、通信装置104は、アタッチメントの要因として参照される情報をターゲットRANに通信することにより、要求した第2の接続に対する理由について3GPPに通知するように構成される。
通信装置のさらに別のオプション的な実施形態では、通信装置104は、3GPPに通信されるアタッチメント要求メッセージにおいて、アタッチメントの要因として参照される情報を組み入れるように構成される。ここで、アタッチメント要求メッセージのRRCパラメータのパートは、アタッチメントの要因を含むように強化される。
特定の例に従う通信装置104は、3GPPネットワークに通信されるアタッチメントの要因に、追加的な情報を含ませるように構成される。ここで、追加的な情報は、WLANのアイデンティティについての情報、測定された信号レベル、および第2の接続が要求された時点での他の無線条件を含む。
提案される通信装置の特定のバージョンを、図18のブロック図に示す。通信装置104は、プロセッサ1200とメモリ1300を有し、メモリ1300は、プロセッサ1200が実行された場合に、当該プロセッサに、最初に第1の接続を介して通信装置104にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースLAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのアクセスのステアリングを可能にさせるための命令を含む。
オプション的に、通信装置104はまた、通信回路1100を有する。 図18と図20の例では、オプション的な通信回路1100は、ネットワークにおける他の装置および/またはネットワークノードとの有線および/または無線の通信のための機能を有し得る。 特定の例では、ネットワークノードは、一つ以上の他のノードと、情報の送信および/または受信を含む通信のための無線回路を有し得る。通信回路は、プロセッサおよび/またはメモリと相互接続され得る。
提案される技術はまた、無線アクセスネットワーク(RAN)において、当該RANからターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのステアリングを開始するように構成されたネットワークノード106、106’、112も提供する。ネットワークノード106、106’、112は、通信装置に、ターゲットRANへの第2の接続を要求するように指示するように構成される。ネットワークノードはまた、通信装置に、当該第2の接続を要求するための理由を提供するように指示するように構成される。
そのようなネットワークノードは、図19と図20においてブロック形式で示される。ネットワークノード106、106’、112は、プロセッサ2200とメモリ2300を有し、メモリ2300は、プロセッサにおいて実行された場合に、当該プロセッサに、第1の接続を介して最初に通信装置にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始させるための命令を含む。
オプション的に、ネットワークノード106、106’、112はまた、通信回路を有し得る。 図20の例では、オプション的な通信回路2100は、ネットワークにおける他の装置および/またはネットワークノードとの有線および/または無線の通信のための機能を有し得る。特定の例では、ネットワークノードは、一つ以上の他のノードと、情報の送信および/または受信を含む通信のための無線回路を有し得る。通信回路は、プロセッサおよび/またはメモリと相互接続され得る。
提案される技術のさらに別の観点によれば、無線アクセスネットワーク(RAN)におけるネットワークノード106、106’、112が提供され、当該ノードは、ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に最初に接続されている通信装置が当該RANへのアクセスを許可されるかを決定するように構成される。ネットワークノード106、106’、112は、接続要求であって、当該接続要求に対する前記理由についての情報を含む接続要求を受信するように構成され、また、当該ネットワークノードは、当該接続要求に対する当該理由についての当該受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続理由が許可されて通信装置にRANへのアクセスが与えられるかを決定するように構成される。そのようなネットワークノードの実施形態は、図19に概略的に示される。
提案されるネットワークノードの特定の実施形態では、通信装置がRANへのアクセスを与えられた場合に、ネットワークノード106、106’、112は、構成可能な時間期間の間に、通信装置を最初のソースRANに戻すようにステアリングすることをやめる(refrain)ように構成される。
ネットワークノードの別の特定の実施形態は、通信装置がRANへのアクセスを与えられた場合に、ソースRANへ通信装置を戻すための条件を調整するように構成されたネットワークノード106、106’、112に関連する。当該条件は、通信装置が最初のソースRANに戻るようにステアリングすることを回避するように調整される。
ネットワークノードの例示的な実施形態を図20に供される。図20は、プロセッサ2200とメモリ2300を有するネットワークノード106、106’、112を示す。メモリ2300は、プロセッサ2200が実行された場合に、当該プロセッサに、最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続された通信装置がRANへのアクセスが与えられるかを決定させるための命令を有する。
オプション的に、ネットワークノード106、106’、112は、通信回路2100も有し得る。 図19と図20の例では、例示的な通信回路2100は、ネットワークにおける他の装置および/またはネットワークノードとの有線および/または無線の通信のための機能を有し得る。 特定の例では、ネットワークノードは、一つ以上の他のノードと、情報の送信および/または受信を含む通信のための無線回路を有し得る。通信回路は、プロセッサおよび/またはメモリと相互接続され得る。
以下に、提案される技術が、いくつかの例示的な実施形態と図を参照してより詳細に示される。なお、これらの実施形態は、相互に排他的ではない。一つの実施形態からの要素(component)は、別の実施形態に表れることが暗黙に想定され、当業者にとって、これらの要素が他の例示的な実施形態においてどのように使用され得るかは明らかであろう。
いくつかの実施形態は、図8におけるセルラRAN102または非セルラRAN110のような第1のRANにおける第1の接続を有する、図8における通信装置104のような通信装置に関連する。通信装置は、図8における非セルラRAN110またはセルラRAN102といった第2のRANへの第2の接続を開始または要求するように構成され、また、第2のRAN に、当該第2に対する理由を通知するように構成される。それにより、第2のRANは、第2の接続を提供するか否かを決定するために、情報に通じた許可制御の決定を行い得る。
通信装置は、第2のRANへの第2の接続を開始するように構成された手段を有し得る。さらに、通信装置は、第2のRANに含まれる、図8におけるネットワークノード106、106’、112といった一つ以上のネットワークノードと通信を行うことにより、当該第2の接続に対する理由について当該第2のRAN通知するように構成された手段を有し得る。
いくつかの実施形態は、セルラRAN102または非セルラRAN110のような第1のRANにおける第1の接続を有する、通信装置104のような通信装置における方法に関連する。方法は、非セルラRAN110またはセルラRAN102といった第2のRANへの第2の接続を開始または要求することを含む。これは、通信装置に含まれる開始モジュールまたは要求モジュールといった手段により実行され得る。方法はさらに、第2の接続に対する理由について第2のRANに通知することを含み、それにより、第2のRANは、第2の接続を提供するか否かを決定するために、情報に通じた許可制御の決定を行い得る。これは、通信装置に含まれる通知モジュールといった手段により実行され得る。
方法はさらに、当該第2のRANへの当該第2の接続を開始し、当該第2のRANに含まれる一つ以上のネットワークノードと通信を行うことにより、当該第2の接続に対する理由について当該第2のRANに通知することを含む。これは、通信装置に含まれる通信モジュールといった手段により実行され得る。
通信装置に含まれる手段は、処理モジュールといった処理手段に含まれ得る。したがって、開始モジュール、通知モジュールおよび/または通信モジュールは、処理モジュールに含まれ得る。
いくつかの実施形態は、第1のRANに関連し、これは例えば、当該第1のRANにおいて第1の接続を有する通信装置に対して、第2の接続を第2のRANに開始させるまたは要求するように指示するように構成される、当該第1のRANに含まれる第1のネットワークノードである。第1のRANは、セルラRAN102または非セルラRAN110であり得る。また、第1のネットワークノードは、セルラネットワークノード106、106’または非セルラネットワークノード112であり得る。第1のRANはさらに、通信装置に対して、非セルラネットワーク110またはセルラネットワーク102の第2のネットワークノード106、106’、112等の第2のRANに、第2の接続に対する理由について通知するように指示するように構成され得る。
いくつかの実施形態は、第1のRANにおける方法、例えば、第1のRANに含まれる第1のネットワークノードにおける方法に関する。方法は、第1のRANにおける第1の接続を有する通信装置に、第2のRANへの第2の接続を開始させるまたは要求するように指示することを含む。第1のRANはさらに、通信装置に対して、第2の接続に対する理由について第2のRANに通知することを指示し得る。これは、通信装置に含まれる指示モジュールといった手段により実行され得る
第1のRANに含まれる手段、例えば、第1のRANに含まれる第1のネットワークに含まれる手段は、処理モジュールといった処理手段に含まれ得る。したがって、開始モジュール、通知モジュールおよび/または通信モジュールは、処理モジュールに含まれ得る。
いくつかの実施形態は、第2のRANに関連し、これは例えば、通信装置から、接続要求と当該接続要求に対する理由を受信するように構成され、また、当該接続要求が許可または却下され得るために、当該理由に少なくとも部分的に基づいて、情報に通じた許可制御の決定を行うように構成される、当該第2のRANに含まれる第2のネットワークノードであり得る。
第2のRANは、非セルラRAN110またはセルラRAN102であり得る。また、第2のネットワークノードは、非セルラネットワークノード11またはセルラネットワークノード106、106’であり得る。
いくつかの実施形態は、第2のRANにおける方法に関連し、方法は、通信装置から、接続要求と当該接続理由に対する理由を受信することを含む。これは、第2のRANに含まれる、例えば、第2のネットワークノードに含まれる、受信モジュールといった手段により実行され得る。さらに、方法は、当該理由に少なくとも部分的に基づいて、情報に通じた許可制御の決定を行うことを含み、これにより、接続要求は許可または却下され得る。これは、第2のRANに含まれる、例えば第2のネットワークノードに含まれる、決定モジュールといった手段により実行され得る。
第2のRANに含まれる手段、例えば第2のネットワークノードに含まれる手段は、処理モジュールといった処理手段に含まれ得る。したがって、決定モジュールは、処理モジュールに含まれ得る。
第1のRANと第2のRANは、異なるRATに基づき得る。いくつかの実施形態では、第1のRANと第2のRANの一方は、3GPPネットワークのようなセルラネットワークであり、他方は、Wi-Fiネットワークや別の非3GPPネットワークのような非セルラネットワークである。
第2の接続は、第1の接続に置き換えられ得る。または、第1の接続に追加され得る。
上述したように、第2の接続に対する理由は、第2のRANに送信される。しかしながら、UEを3GPPにリダイレクトするWLANの識別子のような追加的な情報、測定された信号レベル、および、このリダイレクションの時点における他の無線条件等は、第2のRANに送信され得る。当該追加的な情報は、アタッチメントの手順の間に含まれるか、アタッチメントが行われた後またはアタッチメントの手順が完了する前にネットワークによる要求に応じて送信され得る。
図8では、概略的な通信システム100が示される。通信システム100は、3GPPネットワーク等のセルラネットワークといった第1のRAN102、および、非3GPPネットワーク等の非セルラネットワークといった第2のRANを含む。
通信装置104は、第1の無線ネットワークノード106、106’を介して、第1のRAN102においてセルラ通信を行うことが可能である。ときにセルとして参照される一つ以上の地理的エリア内に位置する通信装置104は、無線ネットワークノード106によりサービスを受けるさらに、通信装置104は、アップリンク(UL)送信において、無線インタフェースを介して、第1の無線ネットワークノー106にデータを送信し、無線ネットワークノード106は、ダウンリンク(DL)送信において、通信装置104にデータを送信する。第1の無線ネットワークノード106、106’は、eNB、eNodeB、NodeB、ホームeNodeB、無線ネットワークコントローラ、基地局コントローラ、アクセスポイント、固定または移動可能なリレーノード、リレーをサービスするドナーノード、GSM/EDGE無線基地局、マルチスタンダード無線(MSR)基地局、または、第1のネットワーク102に含まれる無線装置または別の無線ネットワークノードに対してサービスを行うことが可能なあらゆる他のネットワークユニット等の基地局であり得る。
通信装置104はさらに、第2のRAN110において通信を行うように構成され得る。通信装置104は、第2の無線ネットワークノード112を介して第2の無線RANにおいて通信を行うように構成される。第2の無線ネットワークノード112は、WLANアクセスポイント等のアクセスポイントであり得る。
実施形態は、特徴を実現化し、説明するアクションを実行するように構成された一つ以上のモジュールを有する。
[実施形態の優位点]
ステアリングおよび/またはソースネットワークからのリダイレクション(例えば3GPPからWLAN(逆も同様))により、通信装置がターゲットネットワークに近づくことを通信することにより、ターゲットネットワークは、2つのネットワーク間のピンポンを回避するためのメカニズムを強化することが許容される。
WLAN側におけるステアリングメカニズムと3GPPネットワーク側におけるステアリングメカニズムとの間のある種の調整を許容する一つの方法は、ステアリングが生じたことを異なる無線アクセス技術(RAT)に示すこと、すなわち、いずれかのRATにおけるアクセス要求に対する理由が他のRATからのステアリングの指示の結果であることを示すことである。このようにして、ターゲットRANにおけるこの情報を考慮し、可能な場合に、UEに対してピンポンの指示を行わないようにし得るアクションを取ることが可能となる。
実施形態は、移動端末のような通信装置に対する方法であって、現在接続を要求しているRATにその接続に対する理由について伝えるための方法を提案する。接続に対する理由は、例えば、移動端末が別のRATからステアリングされることであり得る。
提案される技術のコンセプトを容易に理解するために、以下のセクションは、使用される多様な接続手順のアウトラインを提供する。3GPPの観点からユーザ装置(UE)、WLANの観点から「STA」への参照が主に行われるが、「STA」、「UE」、「通信装置」および「無線装置」は、同義に使用され得ることを理解すべきであろう。
[WLANへの最初の接続]
WLANへ接続する際、通信装置STAは、図1に示すように、オープンシステム認証手順(Open-System Authentication procedure)をまず実行する。その後、この手順は、EAP認証と4way handshakeに引き継がれるが、それらは本実施形態と関連しないため、図には示さない。
図1に示される工程の詳細な説明を以下の記載に示す。
1. 通信装置STAは、他のパラメータの中で、アクセスポイント(AP)が属する拡張サービスセット(ESS)に関連するセキュリティの特徴を表すビーコンフレームを受信する。ESSの説明は、参考文献[2]の4.3.4.2節に記載される。ビーコンフレームのフォーマット並びにそれを伝達する情報エレメントは、IEEE802.11(参考文献[1])の8.3.3.2節に記載される。
2. 通信装置(STA)は、何らかの理由によりビーコンフレームを受信しなかった場合、プローブ要求を生成し、それをアクセスポイント(AP)に送信する。この手順は、アクティブスキャニングと呼ばれ、それを実行することにより、STAはアクセスポイント(AP)から、ビーコンメッセージから得られるものと同じ情報を受信し得る。プローブ要求フレームは、IEEE802.11(参考文献[1])の8.3.3.9節に記載される。
3. アクセスポイント(AP)は、プローブ応答(IEEE802.11(参考文献[1])、8.3.3.10節)で回答する。
a. 注意: 上記工程1または2、と、工程3のいずれかで構成されるディスカバリの手順、すなわち、ビーコンフレームを受信することとプローブメッセージを交換することは互いに排他的である。
4. 通信装置(STA)は、IEEE802.11(参考文献[1])の11.2.3.2節に定義されるようなオープンシステム認証要求を送信する。
5. アクセスポイント(AP)は、オープンシステム認証応答で応答する。
6. 通信装置(STA)はその後、後に使用されるセキュリティパラメータを示すアソシエーション要求を送信する。
7. アクセスポイント(AP)は、アソシエーション応答で応答する。
a. 注意: オープンシステム認証は、セキュリティを提供しない。通信装置(STA)とAPとの間の通信は、認証と鍵共有手順の手段により、後に守られる。それにもかかわらず、オープンシステム認証メッセージの交換において、セキュリティパラメータを改ざんする、可能性のあるアタックが、鍵導出の段階で検出され得る。
8. この時点で、オープンシステム認証は完了し、通信装置(STA)は、アクセスポイント(AP)とだけ通信を行い得る。残りのトラフィックは、IEEE802.1X(参考文献[2])に定義されるようなポートベースネットワーク制御(PBNC)によりブロックされる。しかしながら、外部のホストへのいくらかのトラフィックは、RADIUSサーバとの通信の場合のように、APにより転送される。
[3GPPへの最初の接続]
LTEアタッチメント(attachment)の手順が図2に示される。メッセージの詳細のために、以下の参考文献が参照される。すなわち、ユーザ装置(UE)等の通信装置と基地局(eNB)間の無線リソース制御(RRC)メッセージのためのTS 36.331、eNBとモバイルマネージメントエンティティ(MME)との間のS1-APメッセージのためのTS 36.413、MMEとホームサブスクライバサーバ(HSS)との間のダイアメータ(diameter)メッセージのためのTS 29.272、MME、サービングゲートウェイ(SGW)、およびパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)間のGTPコントロールプレーン(GTP-c)メッセージのためのTS 29.274、MMEとUE間のNASレベル通信のためのTS 24.301、およびセキュリティに関連するメッセージのためのTS 33.401である。図2に示すように、LTEアタッチメントの手順は以下の工程を含む。
1. ユーザ装置(UE)は、RRC接続セットアップ要求を、基地局(eNB)へ送信する。これは、UEアイデンティティ、またはSAEテンポラリモバイルサブスクライバアイデンティティ(S-TMSI、UEが既に登録されている場合、またはその他の場合はランダム値)、およびセットアップ要求(例えば、緊急の移動局による呼び出し)のための要因の値を含む。
2. eNBは、無線ベアラ、物理チャネル、電力制御等をシグナリングするために最初の構成パラメータを含んだRRC接続セットアップメッセージで応答する。
3. UEは、RRC接続モードに進み、RRC接続セットアップ完了メッセージでeNBに応答する。このケースでは、RRC接続は、アタッチメントの目的に対して意図されたものであり、メッセージはまた、MMEに向けられたNASメッセージである「アタッチ要求」および「パケットデータネットワーク(PDN)接続要求」を含む。
4. eNBは、RRCセットアップ完了メッセージから非アクセス階層(NAS)メッセージを抽出し、それらをS1-APイニシャルUEメッセージを用いてMMEに転送する。
5. MMEは、IMSI、PLMN IDを含む認証情報要求メッセージをHSSに対して送信する。
6. HSSは、示されたIMSIに対するサブスクリプション情報を見つけた場合は、LTEのケースに対する、RAND(ランダム数)、XRES(予想ユーザ応答)、AUTN(認証)およびKASME(キーアクセスセキュリティ管理エンティティ)のパラメータを含む認証情報AVP(属性情報ペア)を返す。 RANDとAUTNは、UEにより応答を計算するために使用されるチャレンジパラメータ(challenge parameters)であり、当該応答は後にMMEによりXRESと比較され、また、KASMEは、EPS暗号化保護および鍵暗号化の階層のために使用されるルート鍵である。
7. MMEは、UEに対するNAS認証要求を、DL NASトランスポートメッセージを介して透過的にeNBへ送信する。
8. eNBは、NAS認証要求をUEに伝える。
9. UEは、USIMアプリケーションにおいてAUTHENTICATEコマンドを実行してRES(結果)とCK(暗号鍵)を取得して、eNBに向けたUL情報伝送メッセージを介してNAS認証応答を用いて透過的にRESをMMEに向けて送信する。
10. eNBはNAS認証応答メッセージをMMEに伝える。
11. MMEは、RESと、HSSからメッセージ6において受信したXRESとを比較する。それらが合致した場合、認証(AKA)手順は成功し、MMEはeNBに向けたDL NAS伝送メッセージを介して、NASセキュリティモードコマンドをUEに送り返す。セキュリティモードコマンドは、UEとMMEの将来のNASメッセージを保証する(secure)ために使用されるパラメータを含む。
12. eNBは、MMEからのセキュリティモードコマンドを、RRC DL情報伝送メッセージを用いて、UEに伝える。
13.セキュリティモードコマンドがUEに受け入れられ得る場合(UEが完全性チェック(integrity check)をメッセージに対して実行した後に、受信され再生されたUEのセキュリティ能力と受信したnonceUE(nonceは、認証/符号化/暗号化等の間に一つだけ使用される数を記述するために暗号法(cryptography)で使用される用語である)が、UEがネットワークに送信した最新の値と比較して変化していない場合)、UEは、eNBに対して、UL情報伝送メッセージに含まれるNASセキュリティモード完了メッセージを送信することにより応答する。
14. eNBは、UL NASトランスポートメッセージを用いて、NASセキュリティモード完了メッセージをMMEに伝える。
15. MMEは、現在UEに対してサービスを行っているMMEのアイデンティティについてHSSに伝え、オプション的に端末情報またはUE単一無線音声呼連続性(SRVCC)能力をHSSに提供するために、IMSI、PLMN ID、RATタイプ等の情報を含む更新位置要求メッセージを送信する。
16. HSSは、サブスクリプションデータがIMSIに対して存在するかを確認し、存在するのであれば、対象とするユーザのサブスクリプション情報を含む更新位置回答で応答する。
17. MMEは、SGW/PGW選択を行い、クリエイトセッション要求メッセージを、選択したSGWへ送信する。当該メッセージには、UEのIMSI、APN、PGW S5/S8アドレス/完全修飾(Fully Qualified)トンネルエンドポイント識別子(F-TEID)、PDNタイプ、進化型(Evolved)パケットコア(EPS)ベアラID、デフォルトEPSサービス品質(QoS)、総計の(aggregate)最大ビットレート、PDNアドレス等が生成されるセッションのための詳細な情報を含む。
18. GWは、クリエイトセッション要求メッセージをPGWに伝える(SGWユーザプレーントンネリングエンドアイデンティティ(TEID)に関する追加的な情報を含む)。
19. PGWは、(デフォルト+オプション的に専用の)ベアラのリストを決定するために、(ローカルまたはPCRFから受信した)UEに対するQoSポリシーを用いる。その後、PGWはクリエイトセッション応答メッセージでSGWに応答し、それは、PDNアドレス、総計の最大ビットレートおよびデフォルト/専用のベアラコンテキストといったクリエイトセッションについての詳細な情報を含む。そして、DLデータは、PGWから正しいSGWに流れる。
20. SGWは、このクリエイトセッション応答をMMEに伝える。
21. MMEは、eNBに最初のコンテキストセットアップ手順を開始させる指示を行うために、万事整える。 MMEは、S1 UEコンテキスト{S1AP ID、ベアラID、TEID}を作成し、また、セキュリティ鍵(KeNB)をKASMEから導出し、最初のコンテキストセットアップ要求メッセージを送信する。当該メッセージは、UE S1AP ID、総計の最大ビットレート、デフォルト/専用のベアラコンテキスト、UEセキュリティ能力、KeNBといった詳細の情報を含む。 コンテキストセットアップ要求はまた、2つのNAS PDUSを含む。すなわち、EMMアタッチの許可と、アクティベートデフォルトEPSベアラコンテキスト要求である。
22. eNBは、EPSベアラを許可し、S1 UEコンテキストを作成し、GTP-UにベアラIDトンネルIDマッピングを通知し、更なるRRC手順を開始するために、無線リソース管理(RRM)手順を実行する。 最初のRRC手順は、暗号化および暗号化保護を開始するためのアクセス層(AS)セキュリティ手順(ASセキュリティモードコマンド)であり、ここでeNBは、ユーザプレーンデータ暗号化(KUPenc)ならびに制御プレーン(RRC)データに対する暗号化と完全化の鍵(それぞれKRRCencおよびRRCint)を導出するために、KeNBを用いる。
23. eNBはまた、無線ベアラと関連するPDCP/RLC/MAC/PHYエンティティを構成するために詳細な情報を含んだRRC接続再構成メッセージも送信する。MMEから受信したメッセージ21に含まれる、NASアタッチの許可とアクティブデフォルトEPSベアラコンテキスト要求は、このメッセージにも含まれる。
24. ASセキュリティモードコマンドを受信したことに応じて、UEはまた、暗号化および暗号化保護を開始するために、KeNBから、 KUPenc、KRRCint、およびKRRCencを導出する。 UEは、RRC ASセキュリティモード完了メッセージをeNBへ送信する。
25. RRC接続再構成メッセージの受信を受けて、UEは、含まれる構成を適用し、RRC接続再構成完了メッセージを送信する。
26. eNBは、最初のコンテキストセットアップ応答を、MMEに向けて送信する。当該応答は、E-RABのセットアップに成功したこと、および失敗したことのリストを含む。
27. UEは、(21/23のNASパートの応答で)NAS 応答アタッチ完了およびアクティベートデフォルトEPSベアラコンテキスト許可メッセージを送信するために、RRC UL情報伝送メッセージを用いる。ULデータは、サービングeNBに正しく流れる。
28. eNBは、メッセージ27に含まれるNASメッセージを、UL NASトランスポートメッセージを用いて透過的にMMEに向けて転送する。
29. MMEは、eNBに関連する詳細をSGWに伝えるために、GTP-C手順を、SGWに向けて開始する。これは、修正ベアラ要求メッセージを用いることによりなされる。
30. SGWは、要求が許可されたことを確認する修正ベアラ応答メッセージで応答する。そして、DLユーザデータは、SGWから正しいeNBに向けて流れ得る。
メッセージ30の後、LTEの最初のアタッチ手順が完了する。UEが、アタッチされ、RRC接続され、EMM登録され、ECM接続状態となり、デフォルトのベアラ並びに(もしあれば)専用のベアラがアクティブにされる。
[リリース12 3GPP RANレベルの統合]
より多くのオペレータ操作、改善されたユーザ経験およびシステム性能/利用性を提供することが可能なRANレベルの統合が、オペレータ制御のWLANの開発がより一般化し、WLANの利用が増加するにつれ、必要となっている。このRANレベルの統合に対処するために、3GPPの全体会議#58でスタディアイテム(SI)が提案され、ここで、RANレベルで連系して動作する、オペレータ開発の、および/またはオペレータ制御のWLANと3GPPの問題について対応されている(参考文献[3])。SIの主な目的は、オペレータが開発したWLANの未活用、WLANに接続している間の準最適なユーザの性能、および不必要なWLANスキャンによるバッテリのドレナージ(drainage)を対処する解決策を見つけることである。参考文献[4]に記載されるスタディアイテムフェーズの間に、3つの解決策が、解決策1、2、3として提案された。
解決策1は、通信装置(UE)ベースの解決策であり、すなわち、UEが最終的なステアリングの決定を行い、ここで、アクセスネットワークディスカバリおよび選択機能(ANDSF)が、UEに対して、ブロードキャストシグナリングを介して、およびオプション的には図3に示すような専用のシグナリングを介して提供された3GPP RAN支援情報(assistance information)を用いた追加的なポリシーを伴って強化される。配備されたANDSFポリシーがない場合、またはUEがそれをサポートしない場合、強化された所有のWi-Fi-ifカバレッジメカニズムが使用される。UEに提供される主な支援情報は、RANのロード(負荷):パーセンテージのロード、ロードのレベル(例えば、低ロード、中ロード、高ロード)、およびオフロード選好インジケータ等である。追加的または代替的には、3GPP、WLAN閾値、例えば、受信信号強度インジケータレベル(RSSI)またはAP/BSSロード閾値上でのUEに対する最大の予想リソース割り当てといった情報である。トラフィックステアリングの決定のために満たされる必要がある3GPP参照信号受信電力(RSRP)/受信信号コード電力(RSCP)の閾値。
決定は、RAN支援情報、UEの測定、WLANにより提供された情報、およびポシリー(例えば、ANDSFを介して、または、他のオープンモバイルアライアンスデバイスマネージメント(OMA-DM)メカニズムを介して取得されるか、WLANまたはRANへのトラフィックをステアリングするためにUEにおいてあらかじめ構成されている条件)に基づく。例えば、ANDSFインターシステムルーティングポリシー(ISRP)ルールは、RAN支援およびWLANが提供した情報を利用するために強化され得る。
● RAN RSRPが第1の閾値(閾値s)より低く、RANダイレクトロードが第2の閾値(閾値x)より高く、WLAN RSSIが第3の閾値(閾値r)より高く、さらに、WLAN BSSロードが第4の閾値(閾値y)より低い場合、WLANへ移行する。
● RAN RSRPが閾値sより高く、RANダイレクトロードが閾値xより低く、WLAN RSSIが閾値rより低く、WLAN BSSが閾値yより高い場合、UMTS/LTEへ移行する。
RAN RSRP/RSCP閾値等の閾値の値はまた、RAN支援情報に含まれずに、ANDSF自身により提供され得る。
解決策2は、3GPPにおけるIDLE(アイドル)モードの動作に似た原則に従う。ここで、通信装置(UE)は、セルの(再)選択を実行するために、RAN特定のルールに従う。RANは、図4に示すように、ルールにおいて使用される閾値を(例えば、専用のシグナリング、および/またはブロードキャストのシグナリングを介して)提供する。
以下に、解決策2に対して規定されるRANルールのいくつかの例を示す。
● 測定されたメトリックAが閾値1より低く、測定されたメトリックBが閾値2より高い場合、WLANへ移行する。
● 測定されたメトリックAが閾値3より高く、測定されたメトリックBが閾値4より低い場合、3GPPへ移行する。
上記の例において、閾値1から閾値4はパラメータの一部であり、測定されたメトリックAから測定されたメトリックB は、UEが集めた測定値であり、ルール自体は、RAN仕様書に規定されている。RANルールに加え、ANDSFルールも、例えばISRPを介したトラフィックステアリングに基づくフローに対して、使用され得る。
解決策3は、3GPPにおけるCONNECTED(接続)モードの動作に似た原則に従い、図5に示すように、次の3つの主たる工程がトラフィックステアリングのために用いられる。
1. 測定制御の構成:RANは、測定されるターゲットWLANの、例えば、SSID/BSSID/HESOOD等の特定のアイデンティティ等の詳細、または動作周波数のようなより一般的な情報、および、例えばWLAN信号がある閾値より良い/悪い時、WLAN信号がある閾値より良い/悪く3GPP信号が別の閾値より悪い/良い時等の、測定報告を開始するためのイベント/閾値といった情報を送信する。
2. 測定報告: 工程1において構成されたような、閾値を開始するための条件が満たされた場合、UEは、測定報告を3GPP RANへ送信する。
3. トラフィックステアリング: 工程2において受信した測定報告に基づいて、RANは、受信した測定およびeNB/RNCにおいて取得された他の関連する情報を評価し、この結果として、ステアリングされるトラフィックを特定し得るトラフィックステアリングコマンドをUEに送信する。これは、すなわち、DRB/RB-IDを特定することにより、移動される各ベアラの明示的な表示であり得る。または、多くのベアラに一度に適用され得る、QoSクラス識別子(QCI)のようなより一般的なものであり得る。
4. UE ACK/応答 この工程では、UEは、トラフィックステアリングコマンドにより指示されたアクションの実行が成功したか否かを、RANに示す。
IDLE(アイドル)モードのUEは、工程1の条件が満たされた場合に、測定報告を送る目的でRRC接続をセットアップすることを要求し得る。他に、IDLEとCONNECTEDのUEの両方に平等に適用可能な解決策1または解決策2が、IDLE UEを操作するために使用することができるが、解決策3がCONNECTEDのUEに対してのみ使用される。
RAN #62の全体会議では、解決策1と解決策2とを合わせた解決策を提案するワークアイテム(WI)を進める決定がなされた(参考文献[5])。このワークアイテムの目的は、WLAN/3GPPアクセスネットワーク選択およびトラフィックステアリングに対するメカニズムを特定することである。
アクセスネットワーク選択のパートについて:
● システムブロードキャストおよび/または専用のシグナリングを介して送信される、選択されたRANの支援パラメータは、
o強化されたANDSFがネットワークにおいて配備されないか、UEにサポートされていない場合は、RANワーキンググループ(WG)の仕様書内で定義されるRANルール内で使用される。
o強化されたANDSFがネットワークにおいて配備されており、UEにサポートされている場合は、ANDSFポリシー内で使用される。
● RAN支援情報は、ANDSFが配備されておらず、UEによりサポートされていない場合に、WLAN識別子と共に強化され得る。
トラフィックルーティングパートについて、
● システムブロードキャストおよび/または専用のシグナリングを介して送信される、選択されたRANの支援パラメータは、
o強化されたANDSFがネットワークにおいて配備されないか、UEによりサポートされていない場合は、RAN2WGの仕様書で定義されるRANルール内で使用される。
o強化されたANDSFがネットワークにおいて配備されており、UEにサポートされている場合は、ANDSFポリシー内で使用される。
● RAN支援情報は、ANDSFが配備されておらず、UEによりサポートされていない場合は、オフロードの粒度(granularity)といったトラフィックルーティング情報と共に強化され得る。
[WLANから3GPPへのトラフィックステアリング]
WLANアクセスポイント(AP)およびセルラ基地局は、統合されたピコセル等に、同一場所に配置され得る。または、マクロセルラ基地局「下」の分離したWi-Fi APであり得る。セルラネットワークおよびWi-Fi ネットワークは、同じオペレータにより認証される。両ネットワークは、必ずしも必要ではないが、典型的には、オフロードまたはユーザ経験を最大化することを期待する同じオペレータにより配備される。
[Wi-Fi → Cellular Steering at Association]
Wi-Fi 無線とセルラ無線の両方を有するマルチモード局(STA)(WLANの世界では、マルチモードSTAは、UEの語と同等と考えられている)は、アクセスポイント(AP)に関連づけることを試みる。APは、現在のロード(負荷)、干渉状況、APにおけるU/L信号強度およびAPネットワーク接続状況等を知っている。これらの一つ以上のパラメータにより、APは、新しく参加したSTAを許可しないことを決定し、より良いサービスを提供できるネットワーク、この場合ではセルラネットワーク、にマルチモードSTAを明示的にステアリングすることを決定する。このように、Wi-Fiのロードは、さらに悪化することなく、ユーザ経験は維持または向上される。
[Wi-Fi → Cellular Steering Post Association]
マルチモードSTAはすでにアクセスポイント(AP)に関連づけられている。APは、現在のロード(負荷)、干渉状況、APにおけるU/L信号強度およびAPネットワーク接続状況等を知っている。ある時間ポイントでは、これらのパラメータの一つ以上は、許容できないレベルに達する。その後、APは、より良いサービスを提供できるネットワーク、この場合ではセルラネットワーク、にマルチモードSTAを明示的にステアリングすることが可能である。このように、Wi-Fiのロードは、緩和され、ユーザ経験は、維持または向上される。
セルラネットワークとWi-Fiネットワークは、同じオペレータにより認証される。両ネットワークは、必ずしも必要ではないが、典型的には、オフロードまたはユーザ経験を最大化することを期待する同じオペレータにより配備される。
以下は、実施形態において共通に使用される略語であり、以下に詳述する。
無線ネットワークノード:いくつかの実施形態において、非限定的な用語である無線ネットワークノードは、より共通に使用され、UEに対してサービスを行う、および/または他のネットワークノードに接続されるあらゆるタイプのネットワークノード、ネットワークエレメント、またはUEから信号を受信するあらゆる無線ノードを参照する。無線ネットワークノードの例は、NodeB、基地局(BS)、マルチスタンダード無線(MSR)のMRS BSのような無線ノード、eNodeB、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ、中継機、中継機を制御するドナーノード、基地局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード等である。
ネットワークノード:いくつかの実施形態において、より一般的な用語である「ネットワークノード」が使用され、それは、少なくとも無線ネットワークノードと通信する、あらゆるタイプの無線ネットワークノードまたはあらゆるネットワークノードに対応し得る。ネットワークノードの例は、上述したあらゆる無線ネットワークノード、コアネットワークノード(例えば、MSC、MME等)、O&M、OSS、SON、ポジショニングノード(例えばE-SMLC)、MDT等である。
ユーザ装置:いくつかの実施形態において、非限定的な用語であるユーザ装置(UE)が使用され、それは、通信システムにおいて、ネットワークノードと通信するあらゆるタイプの無線装置を参照する。UEの例は、ターゲットデバイス、デバイス・ツー・デバイスUE、マシーンタイプUEまたはマシーン・ツー・マシーン通信が可能なUE、PDA、iPAD、タブレット、移動端末、スマートフォン、ラップトップ埋め込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル(dongles)等である。
実施形態はまた、マルチポイントキャリアアグリゲーションシステムに適用される。なお、3GPP LTEからの用語が本開示で実施形態を例示するために使用されるが、当該実施形態の範囲を前述のシステムだけに限定するように理解されるべきではない。WCDMA、WiMax、UMBおよびGSMを含む他の無線システムもまた、本開示内でカバーされるアイディアを用いることにより、利点を供する。
また、eNodeBとUEといった用語は、非限定的に考慮されるべきであり、特に、2つの間の特定の階層的な関係を暗示すべきではない。一般的に、「eNodeB」は一般的にデバイス1と、「UE」はデバイス2と考慮され、これらの2つのデバイスは、ある無線チャネルを介して互いに通信を行う。たとえダウンリンクにおける無線送信が記載されていたとしても、本実施形態はアップリンクにも同等に適用可能であることが理解されるべきである。
このセクションでは、いくつかの例示的な実施形態により、より詳細に本発明の実施形態を示す。これらの実施形態は互いに排他的ではないことに注意すべきである。一つの実施形態からの要素は、別の実施形態に暗黙に想定され得る。そして、それらの要素は、他の例示的な実施形態においてどのように用いられるかは、当業者にとって明らかであろう。
この説明を通して、WLANと3GPPは、説明の目的のためだけの例示的なネットワークとして用いられ、全ての実施形態の全体的なアイディアは、3GPPネットワーク等のセルラネットワークと、WLAN以外の技術に基づいた、他の非3GPPネットワーク等の非セルラネットワーク間のステアリングに適用可能である。
[6.1 接続に対する理由についての非3GPP RANへの通知]
実施形態は、3GPPネットワーク102における3GPP接続をすでに有する図8における端末104がWLANネットワーク110との接続を開始する際のケースを含む。このケースでは、WLANネットワーク110が情報に通じた許可制御の決定を行い得るように、端末104がWLANネットワーク110に対して、接続に対する理由について通知することは有益であり得る。それにより、WLANネットワーク110は、接続を許可すべきか棄却すべきかを決定し得る。さらに、接続に対する理由は、端末104が現在のアクセスを置き換えるか、アクセスに追加するかの検討を含み得る。もし端末104が現在のアクセスを置き換えるのであれば、端末104が3GPPからWLANへ移行することを意味し、移行した後は、3GPPの接続を有さない。もし端末104がアクセスを追加するのであれば、端末が例えば3GPPからWLANへ移行する端末がWLANへ接続し、現在行っている3GPPの接続も維持することを意味する。実装に対する異なる方法を説明する。
いくつかの実施形態において、WLAN110に接続している移動端末104は、接続の理由についてWLANに通知する。このことを実装する一つの手法は、新しい情報エレメント(接続理由)をプローブ要求およびリアソシエーション要求および参考文献[1]における認証要求フレームに導入することである。情報エレメントは、接続の理由に関する情報を伝達する。STA104が提供し得る理由には、いくつかの異なるものが存在し得る。いくつかの例を、図6に示す表に与える。
図6に示されるように、情報エレメント「0」は、「予備(reserved)」の情報を伝達し、例えばそれは使用されるべきではない。情報エレメント「1」は、「3GPPからステアリングされ、3GPPアクセスをWLANに置き換える」という情報を伝達し、情報エレメント「2」「3GPPからステアリングされ、アクセスを追加する(すなわち、3GPPアクセスはまだアクティブであり、WLANとの接続後も使用される)」という情報を伝達し、情報エレメント「3」は、「別のWLANからステアリングされる」という情報を伝達し、情報エレメント「4」は、「UE/STAは(ANDSFポリシー、RANルールまたはコマンド等で提供される)3GPP下で動作する」という情報を伝達し、情報エレメント「ラスト」は、「予備(reserved)」の情報を伝達する。
新しいエレメントを導入するにはいくつかの手法がある。ここでは、方法を、新しいエレメントがIEEEスタンダードにおける導入であるか、またはWFA固有のエレメントとして導入されているか、で分離する。
[6.1.1 IEEEにおける「接続の理由」の導入]
「接続の理由」を導入する一つの例示的な手法は、新しいマネージメントフレームボディコンポーネント(すなわち、参考文献[1]の8.4.1に記載されている全てのフィールドのように、情報エレメントではないフィールド)を定義することであり得る。新しいフィールドは、「接続理由」と呼ばれ、図6に示す情報を含み得る。そして、「接続理由」フィールドは、以下のフレームにおいて含まれる必要があり得る。
● プローブ要求‐オーダー26またはそれ以上として
● アソシエーション要求‐オーダー19またはそれ以上として
● 再アソシエーション要求‐オーダー24またはそれ以上として
● 認証要求‐オーダー16またはそれ以上として
「接続理由」情報を導入する別の例示的な手法は、新しい情報を既に存在するフィールドに含めることであり得る。例えば、そのようなフィールドは、「ステータスコード」(参考文献[1]の8.4.1.9に記載されている)であり得る。このケースでは、図6に示される全ての情報が含まれ、拡張として、「ステータスコード」フィールドにおける情報フィールドの既に存在するリストとなり得る。さらに、「ステータスコード」フィールドは、以下のフレームに追加される必要があり得る。
●プローブ要求‐オーダー26またはそれ以上として
●アソシエーション要求‐オーダー19またはそれ以上として
●再アソシエーション要求‐オーダー24またはそれ以上として
「認証要求」フレームは、既に「ステータスコード」フィールドに含まれ得ることに注意されたい。
[6.1.2 WFAにおける「接続理由」の導入]
「接続理由」がWFAに導入された場合、(参考文献[1]の8.4.2.28に定義されるような)「ベンダー固有」情報エレメントが使用される必要があり、この「接続理由」フィールドは、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、再アソシエーション要求フレーム、認証要求フレームに追加される必要があり得る。
図7は、「接続理由」情報がどのようにベンダー固有情報エレメントに含まれ得るかを示す。このケースでは、「エレメントID」フィールドは、1オクテットフィールドであり、その値は、ベンダー固有情報エレメントに対する値であり得る(値221)(参考文献[1]の表7-26を参照)。「長さ」フィールドは、1オクテットフィールドであり、その値は「4+N」に設定され得る。OIは、3オクテットフィールドであり、参考文献[1]におけるセクション8.4.2.71.5に定義され得る。「OI」フィールドは、Wi-Fi Allianceで使用されているように、0x、50、6F、9Aの値に設定され得る。「タイプ」フィールドは、1オクテットであり、WFAにより定義された値に設定され得る。「接続理由」フィールドは、図6に示す値のうちの一つであり得る。
[6.2接続に対する理由についての3GPP RANへの通知]
このパートは、セクション6.1と対になるものであり、既にWLAN接続を有する端末104が3GPPネットワーク102への接続を開始するか、3GPPネットワーク102へ戻る際のケースを含む。このケースでは、3GPPネットワークが接続は許可されるべきか否かを決定するために情報に通じた決定を行い得るように、端末104が3GPPネットワーク102に対して接続に対する理由について通知することは、有益であろう。さらに、接続に対する理由は、端末104が、自身の現在のアクセスを置き換えるか(すなわち、WLAN110から3GPP 102に移行し、移行後にWLAN接続を有さない)、アクセスに追加するか(すなわち、端末は3GPPに接続するが、WLAN接続も維持する)の検討も含み得る。
例えば、UEが自身のトラフィックの全てをWLANにステアリングした場合、すなわち、LTEを介したPDN接続がない場合、UEはLTEから離れる。しばらく経過後、WLAN AP/ACはUEをLTEに向け直し得る(リダイレクトし得る)。例えばこれは、より多くのリソースを高いQoSプロファイルのUEに与えるためにWLANがオーバーロードする場合、または、検知されたレーダーアクティビィティ、オペレータによる他の所有の理由等によりWLAN APをシャットダウンする場合であり得る。
一方、LTEを介したPDN接続が存在する場合、WLANが上述した理由と同様な理由で3GPPにUEを戻すようにステアリングをするとき、UEは、LTEにおけるIDLEモードまたはCONNECTEDモードとなり得る。
もし、UEがWLANからステアリングコマンドを受信したときに分離された場合、新しいアタッチメントの要因(例えば、「WLANからステアリングされること」(置き換えとしての3GPP)または「WLANからステアリングされること」(追加のアクセスとしての3GPP))が、3GPPネットワークがこのUEが再アタッチする理由がわかるように、アタッチメント手順の間に通信される。理由のコードとは別に、UEを3GPPに向け直す(リダイレクトする)WLANのアイデンティティ、測定された信号レベル、および、このリダイレクトの時間における他の無線条件等といった追加的な理由が含まれ得る。追加的な情報は、アタッチメントの手順の間に含まれ得る。または、アタッチメントが行われた後またはアタッチメントの手順の完了の前に、ネットワークによる要求に応じて送信され得る。どのメッセージがアタッチメントの要因および追加的な情報を伝達し得るかについては、いくつかの可能性がある。例えば、最初のアタッチメントの手順のアタッチ要求メッセージ(3GPP TS 23.401を参照)は、MMEへのアタッチ要求並びにMMEを識別するために使用されるRRCパラメータを含む。このメッセージのRRCパラメータのパートは、アタッチメントの要因ならびに追加的な情報を含むために強化され得る。他の手法は、アタッチ要求のパートにおける情報(それはMMCに透過的に伝えられる)を有することであり得る。また、MMEは、それを、イニシャルコンテキストセットアップ要求メッセージにおいてeNBに戻すように通信する。
もし、UEが3GPPにおけるIDLEモードであり、WLANがUEを3GPPにステアリングする場合、UEはまずRRC接続をセットアップする必要がある。そして、新しい確立の要因(establishment cause)(例えば「WLANからステアリングされること(置き換えとしての3GPP)」または「WLANからステアリングされること(追加のアクセスとしての3GPP)」)がこの手順の間に含まれ得る。RRC接続が確立した後、UEを3GPPに向け直す(リダイレクトする)WLANのアイデンティティ、測定された信号レベル、およびこの向け直し(リダイレクト)の時間における他の無線条件等といった追加的な情報が3GPPネットワークからの要求に応じて提供される。RRC接続確立の手順はまた、UEがアタッチ要求メッセージを送信する前にどうにかRRC接続を設定する必要があるので、上述した分離したUEのケースに対する情報を通信するために(完全にまたは部分的に)使用され得る。他の手法は、RRC通信がセットアップされた後に、UEがトリガしたサービス要求手順(3GPP TS 23.401を参照)を用いることであり得る。ここで、確立の要因と追加的な情報は、サービス要求NASメッセージを含むRRCメッセージにおいて通信され、またはそれはNASの一部分であり、後にMMEからeNodeBへ、イニシャルコンテキストセットアップ要求メッセージにおいて通信される。
UEがCONNECTEDモードの場合、既にRRC接続を有しており、ステアリングコマンドの影響は、UEが、ステアリングされたトラフィックを3GPPへルーティングするためにPDN接続をセットアップしようとすることであり、それは、UEが開始したPDN接続手順(3GPP TS 23.401を参照)を介してなされ得る。情報、すなわち、ステアリングの要因および上述したオプション的な追加的な情報は、(MMEに透過的に送信される)PDN接続性要求メッセージに含まれ、ベアラセットアップ要求メッセージにおいてeNBへ戻すように通信され得る。
なお、ステアリングの要因の値および追加的な情報を通信するために現存のメッセージの強化に替えて、またはそれに加えて、新しいメッセージがこの情報を通信するために定義され得る。
3GPPからWLANへのステアリングメカニズムが完全にネットワークに制御されている場合、すなわち、ネットワークが明示的なコマンドをUEへ送り、WLANへのステアリングを伝える場合に(UEが3GPPにおけるPDN接続をリアタッチ/接続/確立する理由についての情報なしに)起こる得ることは、UEがしばらくの間、再度WLANへステアリングされることを最終的にコマンドされ得ることである。3GPPネットワークがこの情報、すなわち、ステアリングの要因と(もしあれば)追加的な情報を取得すると、このUEを再度WLANへ戻すようにステアリングすることについて、特別な考慮がなされ得る。例えば、
● 3GPPネットワークは、このUEに対するステアリングの条件が満たされたとしても、構成可能な時間期間に対して、UEをWLANへ送ることをやめる。WLANへのステアリングからのタイムアウトは、あらゆるWLANに適用可能であり、または、UEがステアリングされるAPのアイデンティティについての情報が提供された場合、(例えばBSSIDが提供された)特定のAPまたは(例えばSSID/HESSIDが提供された)同じWLANに属するあらゆるAPに適用可能である。タイムアウト値は、受信した追加的な情報(例えば測定報告)に依存してスケーリングされ得る。
● 3GPPネットワークは、その特定のUEをWLANへステアリングするための閾値/条件を調整し得る。例えば、WLANからステアリングされることなくアタッチされたUEに対する構成に対して、WLAN上の条件がかなり良い、または、3GPPの条件がかなり悪い場合にのみ、UEが(その後ステアリングコマンドをトリガし得る(生じ得る))測定報告を報告するように、測定報告をトリガする(生じさせる)条件がスケーリングされ得る。
UEがWLANへステアリングすることの達成を受けて3GPPからWLANへのステアリングがネットワークにより支援されている場合、すなわち、ネットワークが条件/閾値を特定する場合、UEが3GPPに戻るようにステアリングした後、すなわち、WLANへ戻すようステアリングするための条件が満たされ、UEが、3GPPへステアリングしたWLANへ戻ることを試みた後に、同様のシナリオが直ちに生じる。新しいステアリングの要因の値、および、上述したリダイレクトするWLANのアイデンティティ等といった他の追加的な情報も、このケースで使用され得る。3GPPネットワークがこの情報を取得したとき、ピンポンを避けるために、対象のUEに対して、ステアリングの閾値/条件を修正し得る。例えば、
● 3GPPネットワークは、構成可能な時間期間に対してUEがWLANへステアリングしないようコマンドし得る。これを達成する一つの手法
は、WLANへステアリングするために、満足されないであろう閾値/条件でUEを構成し、必要な時間が過ぎた後に当該閾値/条件を通常値に戻すよう変更することである。他の可能性としては、WLANへのステアリングをやめることを明示的に伝える新しいメッセージを導入することである。上述したような完全にネットワークに制御されたケースのように、WLANへのステアリングからのタイムアウトは、あらゆるWLANに適用可能であり、または、もし、UEがステアリングされるAPのアイデンティティについての情報が提供された場合に、それは、(例えばBSSIDが提供された)特定のAPまたは(SSID/HESSIDが提供された)同じWLANに属するあらゆるAPにのみ適用可能である。タイムアウト値は、受信された追加的な情報(例えば、測定報告)に依存してスケーリングされ得る。
● 3GPPネットワークは、その特定のUEをWLANにステアリングするために、閾値/条件を調整し得る。例えば、WLANへ戻るUEの可能性が、WLANからステアリングされることなく(リ)アタッチされるUEと比較して低くなるように、RSRP閾値はスケールダウンおよび/またはRSSI閾値はスケールアップされ得る。
3GPPから分離されたUEのケースを考慮すると、いくつかの実施形態は、完全にWLANにステアリングされ3GPPから分離されたUEが、条件付きのアタッチメント構成を取得することを含む。それにより、UEは、いつ3GPPにリアタッチするかを伝える閾値および/または条件が提供される。そのような方法が実施される場合、WLANからのステアリングコマンドは、閾値/条件がその時間に満たされないのであれば、効力を有さない。したがって、UEがWLANからステアリングコマンドを取得して3GPPに移行して、条件付きのアタッチメント閾値で構成されることに気付いた場合、いくつかのやり方で矛盾が解消され得る。例えば、
● WLANからのステアリングコマンドは、条件付きのアタッチメント構成より優位であり、UEは直ちにアタッチを試みる。
● 条件付きのアタッチメント閾値および/または条件は、リアタッチメントの可能性が高くなるようにスケーリングされる。
● WLANから認証ざれない/関連性をもたない、のでなければ、UEは3GPPステアリングから与えられた条件付きのアタッチメント閾値が満たされるような時まで、ステアリングコマンドを無視し得る。いくつかの実施形態において、これは、WLANアクセスポイント/ステアリングメカニズムに、例えば、WLANに残るためにWLAN APへの要求とともに、示され得る。
上述の例示的な説明において、2つの例示的な要因値、すなわち、「WLANからステアリングされたこと(置き換えとしての3GPP)」または「WLANからステアリングされたこと(追加的なアクセスとしての3GPP)」が使用された。他の方法は、一つの要因値、すなわち、「WLANからステアリングされたこと」のみを有し、UEが、UEにより提供される追加的な情報においてWLANアクティブ(WLAN active)をまだ有するかの情報を含むことであり得る。
UEがまだWLANアクティブを有するか否かのケースを区別するための理由は、3GPPアクセスリンクがその時間にそのUEに対してのみ利用可能であるかに基づいて、3GPPネットワークに、許可制御の検討を行わせることであり得る。UEが3GPPに許可されなかった場合、UEはWLANへ戻り得る。
いくつかの例示的な実施形態を、図9を参照して説明する。
図9は、802.11で規定されたプロトコルを介して、Wi-Fiアクセスポイント110に対して通信を行うことが可能な無線端末UE100を概略的に示す。 ダウンリンク通信120は、Wi-Fiアクセスポイント110からUE100へ向けられ、アップリンク通信130は、UE100からWi-Fiアクセスポイント110へ向けられる。
UEが接続されるアクセスポイントを見つけるために、ビーコン信号がWi-Fiアクセスポイントから送信される。このビーコン信号は、アクセスポイントについての詳細を示し、UEに、アクセスのための要求を送信できるように十分な情報を提供する。Wi-Fiアクセスポイントにアクセスすることは、UE100とWi-Fiアクセスポイント110との間の情報交換を含む。例えば、プローブ要求と応答、認証要求と応答である。これらのシーケンスの正確な内容は、明確性のために省略される。加えて、UEはまた、Wi-Fiアクセスポイントから802.11u(HS2.0)情報エレメントを要求する。当該エレメントには、Wi-Fiロード、バックホールの制限、並びに、このWi-Fiアクセスネットワークでローミングをサポートするオペレータ、例えばローミングコンソーシアムのアイデンティティを含み得る。
図10は、LTE無線アクセスネットワークと制御ノードの部分を概略的に示す。進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRAN)は、エンハンストNodeB(eNBまたはeNodeB)と呼ばれる基地局を含み、EUTRAユーザプレーンと制御プレーンプロトコルの終端(terminations)を、ユーザ装置(UE)に向けて提供する。eNBは、X2インタフェース250、252、254により、互いに相互接続される。eNBはまた、SIインタフェースにより、進化型パケットコア(EPC)260、262、264、266に接続される。より具体的には、SI-MMEインタフェースを介してモバイルマネージメントエンティティ(MME)220、210に、S1-Uインタフェースによりサービングゲートウェイ(SGW)200、210に接続される。S1インタフェースは、MMEs/S-GWsとeNBs間の多対多(many-to-many)の関係をサポートする。
eNBは、無線リソースマネージメント(RRM)、無線ベアラ制御、許可制御、サービングゲートウェイに向けたユーザプレーンデータのヘッダ圧縮、サービングゲートウェイに向けたユーザプレーンデータのルーティングといった機能性をホストする。MMEは、UEとCNとの間のシグナリングを行う制御ノードである。MMEの主たる機能は、接続管理とベアラ管理に関連し、それらは、非アクセス層(NAS)手順を介して処理される。S-GWは、UEモビリティのアンカーポイントであり、UEがページされている間の一時的なDLデータバッファリング、パケットルーティングおよび正しいeNBの転送、チャージングおよび法定の遮断のための情報の収集といった他の機能性も有する。PDNゲートウェイ(P-GW)は、UE IPアドレス割り当て、並びに、サービス品質(QoS)の向上に対して責任を負う。
図11は、E-UTRAN無線アクセスパート320、322、および、Wi-Fi無線アクセスポイント310が両方同じP-GW340に接続されているネットワークを概略的に示す。UEは、300で示され、Wi-Fiアクセスポイント310とLTE eNB320、322の両方からサービスを受けることが可能である。図11は、Wi-Fiアクセスポイントが3GPP仕様のアクセスネットワークとして、同じコアネットワークに接続する一つの可能性のある手法を概略的に示す。なお、実施形態は、Wi-Fiアクセスネットワークがこの手法で接続される際のシナリオに限定されない。ネットワークが、図9と図10に示されるようにより分離されるシナリオもまた可能性のあるシナリオである。
実施形態は、一つ以上のプロセッサを介して実装され得る。当該プロセッサは、本実施形態の機能およびアクションを実行するためのコンピュータプログラムを伴う、各RANのネットワークノードにおけるプロセッサや通信装置におけるプロセッサである。 プログラムコードは、セルラネットワークおよび/または非セルラネットワークの両方における一つまたはいくつかのネットワークノード、および/または通信装置(例えばUEおよび/またはSTA)において実装され得る。上述したプログラムコードはまた、例えば、ネットワークノードまたは通信装置にロードされた際に本実施形態を実行するためのプログラムコードを運ぶデータキャリアの形式で、コンピュータプログラム製品として提供され得る。一つのそのようなキャリアは、CD-ROMディスクの形式におけるものである。しかしながら、メモリスティックのような他のデータキャリアで実現可能である。コンピュータプログラムコードはさらに、サーバ上、または、ネットワークノードまたは通信装置にダウンロードされる純粋なプログラムとして提供され得る。
各RANのネットワークノードと通信装置はさらに、一つ以上のメモリユニットを有するメモリを有する。メモリは、RANまたは通信装置において実行された場合に本発明の方法を実行するために、取得した情報、記憶データ、構成、スケジューリングおよびアプリケーション等を格納するために配置される。
したがって、提案される技術は、コンピュータプログラム1350を通信装置により使用されるために提供する。コンピュータプログラム1350は、プロセッサにより実行された場合に、プロセッサに、
● ターゲットRANに第2の接続に対する要求を開始させ、
● 当該要求した第2の接続に対する理由を、ターゲットRANへ通信される通知に組み入れ、これにより、ターゲットRANが当該情報に基づいて当該第2の接続を提供できるようにする、ための命令を含む。
コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品1450に含まれることが可能である。
そのような通信装置におけるコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品の使用が概略的に図20に示される。
提案される技術の別の観点では、ネットワークノードにより使用されるコンピュータプログラム2350が提供される。当該コンピュータプログラムは、プロセッサが実行された場合に、当該プロセッサに、
● 接続要求であって、当該接続要求に対する前記理由についての情報を含む接続要求を読ませ、
● 当該接続要求に対する当該理由についての当該情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続要求が許可されて通信装置にRANへのアクセスが与えられるかを決定させる、ための命令を含む。
コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品において含まれることが可能である。
ネットワークノードにおけるそのようなコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品の使用が概略的に図20に示される。
当業者はまた、実施形態は、特徴と機能を実現し、説明したアクションを実行するための一つ以上のモジュールを有することを理解するだろう。モジュールは、アナログ回路およびデジタル回路の組み合わせ、および/または例えばメモリに格納されたソフトウェアおよび/またはファームウェアで構成された一つ以上のプロセッサを参照する。ここで、RANにおけるプロセッサといった一つ以上のプロセッサにより実行された場合に、ネットワークノードと通信装置は、上述したように実行する。これらのプロセッサの一つ以上、並びに、他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれ得る。または、いくつかのプロセッサおよび多様なデジタルハードウェアは、それぞれパッケージされているかシステムオンチップ(SoC)にアセンブルされている、いくつかの分離したコンポーネントに分散され得る。
すなわち、フロー図またはここに示した図表は、ゆえに、一つ以上のプロセッサにより実行された場合に、コンピュータフロー図または図表としてみなされ得る。対応する通信装置またはネットワークノードは、ゆえに、機能モジュールのグループとして定義され得る。ここで、プロセッサにより実行される各工程は、機能モジュールに対応する。このケースでは、機能モジュールは、プロセッサ上で動作するコンピュータプログラムとして実装される。ゆえに、通信装置またはネットワークノードは、代替的に、機能モジュールのグループとして定義され得る。ここで、機能モジュールは、少なくとも一つのプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムとして実装される。
したがって、メモリに属するコンピュータプログラムは、プロセッサにより実行された場合に、説明した工程および/またはタスクの少なくとも一部を実行するように構成された適切な機能モジュールのグループとして組織され得る。 そのような機能モジュールの例が、図21、図22、図23に示される。
図21は、機能モジュールのグループを有する通信装置の例を示す概略的なブロック図である。詳細には、第1の接続を介して通信装置にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へアクセスのステアリングが可能な通信装置が示される。通信装置は、
- 第2の接続をターゲットRANへ要求するための要求モジュール(125)と、
- 当該要求した第2の接続に対する理由について当該ターゲットRANへ通知して、当該ターゲットRANが当該通知に基づいて当該第2の接続を提供できるようにする通知モジュール(135)と、を有する。
図22は、無線アクセスネットワーク(RAN)のためのネットワークノードであって、当該RANからターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始するためのネットワークノードを概略的に示す。ネットワークノードは、
- 第2の接続を当該RANへ要求するよう当該通信装置に指示するための指示モジュール(225)と、
- 当該第2の接続に対する理由を提供するよう当該通信装置に指示するための指示モジュール(235)と、を有する。
図23は、最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続された通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するためのネットワークノードを示す。ネットワークノードは、
- 接続要求であって、当該接続要求に対する前記理由についての情報を含む接続要求を受信するための受信モジュール(325)と、
- 当該接続要求に対する当該理由についての当該受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続要求が許可されて当該通信装置が当該RANへのアクセスが与えられるかを決定するための決定モジュール(335)と、を有する。
他に、図20〜図23におけるモジュールは、ハードウェアモジュールにより、または代替的にはハードウェアにより、大部分を実現化することが可能である。ハードウェアに対するソフトウェアの及ぶ範囲は、純粋に実装の選択である。
「有する(comprise)」または「有している(comprising)」の語を使う場合は、非限定的に、すなわち、「少なくとも構成される(consist at least of)」という意味に解釈されるべきである。
本発明の実施形態は、上記に説明した好ましい実施形態に限定されない。多様な代替、修正、および等価物が使用され得る。従って、上述の実施形態は、本発明の範囲を限定するように捉えられるべきではなく、付随のクレームにより規定される。
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Claims (49)

  1. 第1の接続を介して最初に通信装置にサービスを行うソースアクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲットアクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのステアリングが可能な前記通信装置により実行される方法であって、
    ターゲットRANに対して第2の接続を要求すること(S1)と、
    前記要求した第2の接続に対する理由について前記ターゲットRANへ通知して、当該ターゲットRANが当該通知に基づいて前記第2の接続を提供できるようにすること(S2)、
    を含む方法。
  2. 前記ソースRANは、第1の無線アクセス技術(RAT)のものであり、前記ターゲットRANは、第2の無線アクセス技術(RAT)のものである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ソースRANおよび前記ターゲットRANは、異なるRATに基づく、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ソースRANおよび前記ターゲットRANの一方は、セルラネットワークを含み、他方は非セルラネットワークを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記セルラネットワークは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記非セルラネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)または非3GPPネットワークを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記要求した第2の接続に対する前記要求について前記ターゲットRANへ通知することは、前記要求が前記ソースRANから通信されたステアリングの指示に起因することを示すこと、を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第2の接続は、前記第1の接続と置き換える、または、前記第1の接続に追加するように要求される、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ターゲットRANは、現存のフレームまたは現存のフィールドに追加された情報エレメントにより、前記要求した第2の接続に対する、接続理由として参照される、前記理由について通知される、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記ターゲットRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記要求した第2の接続に対する前記理由について前記WLANへ通知すること(S2)は、情報エレメントを、プローブ要求メッセージ、アソシエーション要求メッセージ、再アソシエーション要求メッセージ、認証要求メッセージのいずれかのフレームに追加することにより実行される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記情報エレメントは、ベンダー固有情報エレメントを含む、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記ターゲットRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記要求した第2の接続に対する、接続理由として参照される、前記理由について前記WLANへ通知すること(S2)は、前記情報エレメントを、ステータスコードフィールドといった既に存在するフィールドに追加することにより実行される、請求項8に記載の方法。
  12. 前記接続理由は、ステータスコードフィールドといった既に存在するフィールドに追加され、当該フィールドは、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、再アソシエーション要求フレームのいずれかに追加される、請求項8に記載の方法。
  13. 前記接続理由はまた、前記要求した第2の接続が、現在の接続と置き換えることを意図するか、前記現在の接続に追加することを意図するかの情報を含む、請求項8から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記ソースRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記ターゲットRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記要求した第2の接続に対する前記理由を前記3GPPへ通知すること(S2)は、アタッチメントの要因として参照される情報を前記ターゲットRANに通信することにより実行される、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
  15. アタッチメントの要因として参照される前記情報は、前記3GPPネットワークに通信されるアタッチメント要求メッセージに組み込まれ、前記アタッチメント要求メッセージのRRCパラメータのパートは、前記アタッチメントの要因を含むように強化される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記WLANのアイデンティティ、測定した信号レベル、および、第2の接続を要求すること(S2)が行われる時点における他の無線条件を含む追加的な情報はまた、前記3GPPネットワークに通信される前記アタッチメントの要因に含まれる、請求項14または15に記載の方法。
  17. 無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へ通信装置のステアリングを開始するために前記RANにおけるネットワークノードにより実行される方法であって、
    前記通信装置に、前記ターゲットRANに対して第2の接続を要求するように指示すること(S10)と、
    前記通信装置に、前記第2の接続を要求するための理由を提供するように指示すること(S20)、
    を含む、方法。
  18. 最初にソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続されている通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するために前記RANにおけるネットワークノードにより実行される方法であって、
    接続要求であって、当該接続要求に対する理由についての情報を含む接続要求を受信すること(S100)と、
    前記接続要求に対する前記理由についての前記受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、前記接続要求が許可されて通信装置に当該RANのアクセスが与えられるかを決定すること(S200)、
    を含む、方法。
  19. 前記通信装置に前記RANへのアクセスが与えられた場合、構成可能な時間の間、前記通信装置が前記最初のソースRANに戻すようにステアリングするのをやめること(S300)を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記通信装置に前記RANへのアクセスが与えられた場合、前記通信装置をソースRANへ戻すようにステアリングするために条件を調整すること(S400)をさらに含み、当該条件は、前記通信装置が前記最初のソースRANへ戻るようなステアリングを回避するように調整される、請求項18または19に記載の方法。
  21. 第1の接続を介して通信装置にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へアクセスのステアリングを行うことがを可能にするために構成された通信装置(104)であって、
    前記通信装置(104)は、第2の接続をターゲットRANへ要求するように構成され、
    前記通信装置(104)は、前記要求した第2の接続に対する理由について前記ターゲットRANへ通知し、前記ターゲットRANが前記通知に基づいて前記第2の接続を提供できるようにする、ように構成される、通信装置。
  22. 前記ソースRANは、第21の無線アクセス技術(RAT)のものであり、前記ターゲットRANは、第2の無線アクセス技術(RAT)のものである、請求項21に記載の通信装置。
  23. 前記ソースRANおよび前記ターゲットRANは、異なるRATに基づく、請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記ソースRANおよび前記ターゲットRANの一方は、セルラネットワークを含み、他方は非セルラネットワークを含む、請求項23に記載の通信装置。
  25. 前記セルラネットワークは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記非セルラネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)または非3GPPネットワークを含む、請求項24に記載の通信装置。
  26. 前記通信装置(104)は、前記要求が前記ソースRANから通信されたステアリングの指示に起因することを示すことにより、前記要求した第2の接続に対する前記要求について前記ターゲットRANへ通知するように構成される、請求項21から25のいずれか1項に記載の通信装置。
  27. 前記第2の接続は、前記第1の接続と置き換える、または、前記第1の接続に追加するように要求される、請求項21から26のいずれか1項に記載の通信装置。
  28. 前記通信装置(104)は、現存のフレームまたは現存のフィールドに追加された情報エレメントにより、前記要求した第2の接続に対する、接続理由として参照される、前記理由について前記ターゲットRANへ通知するように構成される、請求項21から27のいずれか1項に記載の通信装置。
  29. 前記ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記ターゲットRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記通信装置(104)は、情報エレメントを、プローブ要求メッセージ、アソシエーション要求メッセージ、再アソシエーション要求メッセージ、認証要求メッセージのいずれかのフレームに追加することにより、前記要求した第2の接続に対する前記理由について前記WLANへ通知するように構成される、請求項28に記載の通信装置。
  30. 前記情報エレメントは、ベンダー固有情報エレメントを含む、請求項28または29に記載の通信装置。
  31. 前記ソースRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記ターゲットRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記通信装置(104)は、前記情報エレメントを、ステータスコードフィールドといった既に存在するフィールドに追加することにより、前記要求した第2の接続に対する、接続理由として参照される、前記理由について通知するように構成される、請求項28に記載の通信装置。
  32. 前記通信装置(104)は、ステータスコードのような現存のフィールドに前記接続理由を追加し、プローブ要求フレーム、アソシエーション要求フレーム、再アソシエーション要求フレーム、認証リクエストフレームに、前記フィールドを追加するように構成される、請求項28に記載の通信装置。
  33. 前記接続理由はまた、前記要求した第2の接続が、現在の接続と置き換えるように意図されるか、前記現在の接続に追加するように意図されるかの情報を含む、請求項28から32のいずれか1項に記載の通信装置。
  34. 前記ソースRANは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記ターゲットRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ネットワークを含み、前記通信装置(104)は、アタッチメントの要因として参照される情報を前記ターゲットRANに通信することにより、前記要求した第2の接続に対する前記理由を前記3GPPネットワークへ通知するように構成される、請求項25から27のいずれか1項に記載の通信装置。
  35. 前記通信装置(104)は、3GPPネットワークに通信されるアタッチメント要求メッセージにおいて、アタッチメントの要因として参照される前記情報を組み込むように構成され、前記アタッチメント要求メッセージのRRCパラメータのパートは、アタッチメントの要因を含むように強化される、請求項34に記載の通信装置。
  36. 前記通信装置(104)は、3GPPネットワークに通信されるアタッチメントの要因に追加的な情報を含めるように構成され、当該追加的な情報は、前記WLANのアイデンティティについての情報、測定された信号レベル、および第2の接続が要求された時点での他の無線条件についての情報を含む、請求項34または35に記載の通信装置。
  37. 前記通信装置(104)は、プロセッサ(1200)とメモリ(1300)を有し、前記メモリ(1300)は、前記プロセッサ(1200)において実行された場合に、当該プロセッサに、最初に第1の接続を介して前記通信装置にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(WLAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へのアクセスのステアリングを可能にさせるための命令を含む、請求項21から36のいずれか1項に記載の通信装置。
  38. 無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へ通信装置のステアリングを開始するように構成された前記RANにおけるネットワークノード(106、106’、112)であって、
    前記ネットワークノード(106、106’、112)は、前記通信装置に、ターゲットRANへの第2の接続を要求するように指示するように構成され、
    前記ネットワークノード(106、106’、112)は、前記通信装置に、前記第2の接続を要求するための理由を提供するように指示するように構成される、ネットワークノード。
  39. 前記ネットワークノード(106、106’、112)は、プロセッサとメモリを有し、前記メモリは、前記プロセッサにおいて実行された場合に、当該プロセッサに、第1の接続を介して最初に通信装置にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)への通信装置のステアリングを開始させるための命令を含む、請求項38に記載のネットワークノード。
  40. ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に最初に接続されている通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するように構成される、前記RANにおけるネットワークノード(106、106’、112)であって、
    前記ネットワークノード(106、106’、112)は、接続要求であって、当該接続要求に対する理由についての情報を含む接続要求を受信するように構成され、
    前記ネットワークノード(106、106’、112)は、前記接続要求に対する前記理由についての前記受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、前記接続要求が許可され、前記通信装置にRANへのアクセスが与えられるかを決定するように構成される、ネットワークノード。
  41. 前記ネットワークノード(106、106’、112)は、前記通信装置に前記RANへのアクセスを与えられた場合に、構成可能な時間期間の間に、前記通信装置を前記最初のソースRANに戻すようにステアリングすることをやめるように構成される、ネットワークノード。
  42. 前記ネットワークノード(106、106’、112)は、前記通信装置が前記RANへのアクセスを与えられた場合に、前記通信装置をソースRANへ戻すようにステアリングするために条件を調整するように構成され、前記条件は、前記通信装置が前記最初のソースRANへ戻るようなステアリングを回避するように調整される、請求項40または41に記載のネットワークノード。
  43. 前記ネットワークノード(106、106’、112)は、プロセッサとメモリを有し、前記メモリは、前記プロセッサにおいて実行された場合に、当該プロセッサに、ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に接続されていた通信装置に前記RANへのアクセスが許可されるかを決定させるための命令を含む、請求項40から42のいずれか1項に記載のネットワークノード。
  44. 第1の接続を介して通信装置にサービスを行うソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へアクセスのステアリングを行うことが可能な通信装置(104)であって、
    第2の接続をターゲットRANへ要求するための要求モジュール(125)と、
    前記要求した第2の接続に対する理由について当該ターゲットRANへ通知して、前記ターゲットRANが前記通知に基づいて前記第2の接続を提供できるようにするための通知モジュール(135)と、を有する、通信装置。
  45. 無線アクセスネットワーク(RAN)からターゲット無線アクセスネットワーク(ターゲットRAN)へ通信装置のステアリングを開始するための、前記RANにおけるネットワークノード(106、106’、112)であって、
    前記通信装置に、第2の接続を前記ターゲットRANへ要求するように指示するための指示モジュール(225)と、
    前記通信装置に、前記第2の接続に対する理由を提供するように指示するための指示モジュール(235)と、を有する、ネットワークノード。
  46. ソース無線アクセスネットワーク(ソースRAN)に最初に接続されている通信装置が無線アクセスネットワーク(RAN)へのアクセスを許可されるかを決定するための、前記RANにおけるネットワークノード(106、106’、112)であって、
    接続要求であって、当該接続要求に対する理由についての情報を含む接続要求を受信するための受信モジュール(325)と、
    前記接続要求に対する前記理由についての前記受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、前記接続要求が許可されて前記通信装置に前記RANへのアクセスが与えられるかを決定するための決定モジュール(325)と、を有する、ネットワークノード。
  47. コンピュータプログラム(1350)であって、プロセッサにより実行された場合に、当該プロセッサに、
    ターゲットRANへの第2の接続に対する要求を開始させ、
    前記要求した第2の接続に対する理由を、ターゲットRANへ通信される通知に組み込ませ、ターゲットRANが前記情報に基づいて前記第2の接続を提供できるようにする、ための命令を含む、コンピュータプログラム。
  48. コンピュータプログラム(2350)であって、プロセッサにより実行された場合に、当該プロセッサに、
    接続要求であって、当該接続要求に対する理由についての情報を含む接続要求を読ませ、
    当該接続要求に対する当該理由についての当該情報に少なくとも部分的に基づいて、当該接続要求が許可されて通信装置にRANへのアクセスが与えられるかを決定させる、ための命令を含む、コンピュータプログラム。
  49. 請求項47または48のコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。コンピュータプログラム製品。
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