JP2017510805A - Bwr給水スパージャ用の先端ブラケットピンクランプ - Google Patents

Bwr給水スパージャ用の先端ブラケットピンクランプ Download PDF

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Abstract

沸騰水型原子炉の給水スパージャ用のクランプが開示および説明される。クランプアセンブリは、基部および協働ボルト、反動アーム、およびクロスピンを含む。クロスピンを除いて、それらの部品は予め組み立てられ、次にスパージャピンヘッド上に取り付けられる。次に、クロスピンは、クランプ基部を通して、かつ、スパージャピンを通して取り付けられる。次に、クランプボルトは、締め付けられ、クランプおよびスパージャピンを係止する。クランプは、スパージャピンの周りに360度伸長する増加した表面積を提供する。この増加した表面積は、プラント稼働中のクランプまたはブラケットの磨滅の可能性を減少し、クランプは、元のピンヘッドまたはブラケットが磨滅したなら、先端ブラケットの接触面に相対的なスパージャピンヘッドの位置を復元する。

Description

本発明は、沸騰水型原子炉の給水スパージャに関し、より具体的には、給水スパージャの先端ブラケットアセンブリ用のクランプに関する。
本発明は、様々な産業にて使用されてもよいが、沸騰水型原子炉(BWR)の原子力発電所の環境が、本明細書にて説明目的で議論されるだろう。BWRにおいて、気水混合物が、原子炉冷却材(水)が炉心を通して上方に移動する際に生成され、燃料によって生成された熱を吸収する。気水混合物は、炉心の上部を出発して、湿分分離器に入り、そこで、蒸気が蒸気ラインに入ることが可能となる前に、水滴が除去される。蒸気ラインは、蒸気を主タービンに向け、このことは、蒸気による、主タービンおよび取り付けた発電機の回転を引き起こす。次に、蒸気は、これが水に凝縮される凝縮器に排気される。結果として生じる水は、凝縮器から原子炉容器に給水として汲み戻される。再循環ポンプおよびジェットポンプは、オペレータが炉心を通した冷却材の流れを変えて、原子炉出力を変更することを可能にする。
BWR容器内で、複数の炉心シュラウドが、炉心を囲み、環/降水管(炉心シュラウドと原子炉容器壁との間の空間)を通る下方への冷却材の流れを炉心および燃料束を通した上方への流れから分離する障壁を提供する。給水が複数のノズルを通して原子炉容器内に注入され、複数の給水スパージャによって分配される。その複数の給水スパージャは、原子炉容器内に配置され、原子炉容器の内半径と同心状態で曲げられた二つの管の分岐を備えた中央T接続部を含む。各曲げられた管は、給水が注入されるノズル一式を有する。
各曲げられた管は、管に溶接された先端ブラケットを有する。複数の先端ブラケットは、C形状をして、原子炉容器壁に溶接される取付けラグを囲む。比較的大きな直径のヘッドを有する複数のピンが、先端ブラケットおよび取付けラグを通して挿入される。各ピンは底部に、ピンの肩部に対してきつく取り付けられた固定用のナットを有し、ピンのヘッドが当該ブラケットの上部に対して停止している間に、当該ナットと先端ブラケットの底部との間の隙間を可能にする。スパージャ先端ブラケットは、取付けラグに軸方向に固定されるが、当該先端ブラケットは溝がつけられ、給水スパージャアセンブリの相対的な熱膨張および熱収縮を許容する。図7は、ピン2およびブラケット3を含む典型的なスパージャ先端ブラケットアセンブリの部分断面等角図を示す。
複数のスパージャの目視検査により、複数の先端ブラケットおよび複数のピンヘッドの磨滅が明らかにされた。磨滅は、ブラケットに相対するピンの振動によって引き起こされ、これは流れにより誘発された振動によって引き起こされるものと考えられる。
本発明は、上記に議論した磨滅の問題に対する解決策を提供し、給水スパージャ用の先端ブラケットピンに取り付けられ、給水スパージャ用の先端ブラケットピンを除去することなく、ピンヘッドのベアリング面積を増加させるクランプとして集合的に作用するいくつかの構成要素を含む。クランプの増加した表面積は、ブラケットのより大きい面積にわたりスパージャピンの重量を分散させ、それにより、ブラケットの表面に相対するピンヘッドの単位面積当たりの負荷を低減する。より大きい接触面積により、将来的なブラケットおよび/あるいはピン磨滅は減少するであろう。さらに、当該装置はまた、元のピンヘッドまたはブラケットが磨滅したなら、先端ブラケットの接触面と相対的なスパージャピンヘッドの位置を復元する。
クランプアセンブリは、基部および協働ボルト、反動アーム、およびクロスピンを含む。クロスピンを除いては、部品は予め組み立てられ、次にスパージャブラケットの表面の上方にスパージャピンヘッドを持ち上げた後、スパージャピンヘッドの上に取り付けられる。次に、クロスピンが、クランプ基部を通し、かつ、スパージャピンヘッドの(予め存在する)穴を通して取り付けられる。次に、クランプボルトが、締め付けられ、スパージャピンヘッドの上面に対して反動アームを押し付ける。これにより、ダウエルピン(反動アームをクランプボルトに係止する)をクランプ基部内に捕捉し、スパージャピンヘッドをクロスピンに対して押し当て、クランプ基部上の接触面に対してクロスピンを押し付ける。次に、所定トルクが当該ボルトにかけられ、クランプをスパージャピンヘッドに固定する。クランプボルトを締めることにより、反動アームを下げ、反動アームの遠位端にクロスピンを捕捉させ、それをクランプ基部と係止する。プラント稼働中のボルトの移動を防止するために、圧着カップは、ボルト軸の特徴となるよう変形させられる。クランプは、ボルトのトルク低減を行うことによりスパージャピンから除去することができる。トルク低減プロセスに応じるために、圧着カップは、クランプ基部に対して係止ピンで固定され、圧着カップの移動を防止する。クランプの再取り付けは、圧着カップを置き換えた後に可能である。
本発明は、複数の添付の図面を参照して記載されるが、それらの図面は、複数の例示的な実施形態を図示し、図面において、同様な参照符号は同様な要素を参照する。本明細書に開示される複数の実施形態および図は、限定的よりもむしろ例示的と考えるべきことが意図される。
本発明のクランプアセンブリの複数の構成要素の分解斜視図を示す。 スパージャブラケットピンのヘッド上の適所にある、図1のクランプアセンブリの断面図を示す。 図1のクランプアセンブリの基部の等角図を示す。 図1のクランプアセンブリのボルトの等角図を示す。 図1のクランプアセンブリの反動アームの等角図を示す。 図1のクランプアセンブリの圧着カップの等角図を示す。 典型的なスパージャ先端ブラケットおよびピンアセンブリの部分断面等角図を示す。
図1は、本発明のクランプアセンブリ1の複数の構成要素の分解斜視図を示し、図2は、スパージャブラケットピン2のヘッド上の使用位置におけるクランプアセンブリ1の断面図を示す。クランプアセンブリ1は、スパージャピン2のヘッド上および周りに適合するように構成されたチャンバ101を画定する本体を備えた基部10を含む。好適な実施形態において、基部10は、1または複数の側壁110、および上壁112を含む。図1および2に図示された基部10の実施形態は、複数の側壁110を備えた角のある形状を有するが、基部10は、単一の側壁110のみを有しうる、丸または円形状などの代替のプロファイルを有してもよい。いずれにせよ、基部10は、面取りされるか、斜面をつけられてもよい、チャンバ101を画定する本体を有し、スパージャピン2上への基部10の配置を容易にする。
基部10の本体は、これを貫通する複数の穴を画定する。基部本体10は、側壁110を通過する穴102を画定する。好ましくは、対応する穴102は、対向する側壁110を通過し、基部10を完全に通る通路を画定する。基部10はさらに、上壁112を通過する穴104を画定する。この上部の穴104は、ボルト12上の対応するねじ山と係合するようにねじ筋が付けられている。
クランプアセンブリ1は、側壁の開口部102を通して基部10と係合するように構成される反動アーム14をさらに含む。好適な実施形態において、反動アーム14は、実質的に直角をなすアーム141および142を画定するL形状を有する。反動アームは、近位アーム142が基部側壁110に隣接して下方に伸長するように、側部の穴102によって形成される基部側壁110の棚部の上を通るように構成される。図2にて分かるように、反動アーム14は、したがって基部10と相対的に片持ちされる。
反動アーム14は、反動アーム14がスパージャピン2の上にあるように、基部10の厚さの大部分を通して伸長する。反動アーム14は、スパージャピンヘッドの上面と係合するように構成される第1面145を有する。好適な実施形態では、これは、反動アーム14の本体141から離れて伸長する係合部分を含んでもよい。反動アーム14はさらに、以下により詳細に議論されるようにクランプボルト12と係合するように構成される第2面146を備える。
クランプアセンブリは、基部の上壁112を通してねじ筋付きの開口部104と噛合して係合するように構成されるボルト12をさらに含む。当接面121が、ボルト12の下端に設けられる。ボルト12のねじ状領域122を基部の上開口部104の対応するねじ筋と係合することにより、ボルト当接面121は、反動アームの上面146と接触するよう下げることができる。したがって、力が反動アーム14にかけられることができ、反動アームの下面145を通してスパージャピン2へと伝達される。これにより、以下にさらに議論されるように、クランプアセンブリ1をクロスピン18に係止する。反動アームの上面146は、ボルト当接面121と係合するように構成される窪みまたは凹みを含んでもよい。
クランプアセンブリ1は、基部10と、スパージャピン2のヘッドに設けられた穴21とを通して伸長するように構成されるクロスピン18をさらに含む。好ましくは、図1の図示された実施形態に示されるように、基部の側方開口部102は、クロスピン18の複数の先端が停止する側壁110の下方の複数の棚部に複数のV溝を含む。反動アーム14に対向する側のV溝は、基部側壁110を通して完全には伸長しない。しかしながら、これにより、クロスピン18の対向する先端は、基部側壁110の内面と接触して、基部10内のクロスピン18を係止し、これがクランプアセンブリ1から外れることを防止する。クロスピン18は、それの先端に隆起付き凹部181を含み、挿入を容易にしてもよく、所望ならば、クランプアセンブリ1からのクロスピン18の除去を容易にしてもよい。
クロスピン18が基部10およびスパージャピン2内に配置されている状態で、ボルトはトルクがかけられ、反動アームの上面146と接触するようその当接面121を下げる。ボルト12の継続したトルクがけにより、反動アーム14を下げさせ、反動アームの下面145を下げさせ、スパージャピン2の上面に対して力をおよぼすことを引き起こす。したがって、スパージャピン2およびクロスピン18は、下方に押し込まれる。ボルト12が所定のトルクまで締め付けられた場合、クランプアセンブリ1は、スパージャピン2にしっかりと係止される。したがって、基部10の下フランジ114が配置され、スパージャピン2のヘッドにより提供される、元の接触表面積に対して増加した表面積を有するスパージャ先端ブラケットの上面と係合する。さらに、クランプアセンブリ1、およびフランジ114は特に、スパージャピン2の周りに360度の接触を提供する。これにより、先端ブラケットの上面の複数の個別領域が、独創的なクランプアセンブリ1の取り付け前に、原子炉の動作に起因して磨滅または浸食されているか否かにかかわらず、接触の保証を提供する。
圧着カップ16は、クランプアセンブリ1に含まれてもよい。圧着カップ16は、基部10およびボルト12の中間に配置されるように構成される。円筒状部分161は、ねじ筋の付いた、基部の上開口部104と噛合して係合する複数の雄ねじ162と、ボルトの複数のねじ山122と噛合して係合する複数の雌ねじ163とを含む。円筒状部分161の非ねじ状領域165は、ねじ状領域162を越えて伸長する。
圧着カップ16は、基部の上開口部104の下側から、すなわち、基部内部のチャンバ101を通して基部の上開口部104に挿入される。複数の雄ねじ162は、圧着カップ16の下部分のフランジ166が基部の上壁112の内面と接触するまで基部の上開口部104と噛合して係合される。次に、ボルトは、圧着カップ16の複数の雌ねじ163と結合される。
図2に示されるように、圧着カップ16の非ねじ状領域165は、フランジ166が基部10と当接した場合、基部の上壁112を越えて伸長するであろう。圧着カップ16は、ステンレス鋼などの可鍛性材料で形成される。一旦、ボルト12が、規定の力までトルクがかけられ、クランプアセンブリ1がスパージャピン2に係止されると、圧着カップ16の非ねじ状領域165が、ボルト12の軸上に形成された複数の溝123となるよう塑性変形されることができる。この圧着により、適所にボルト12を係止し、ボルト12が後退してクランプアセンブリ1から外れてくることを防止する。
好ましくは、圧着カップ16の複数の雌ねじ163および複数の雄ねじ162は、反対のねじ構成を有する。例えば、雄ねじ162は左ねじでよく、雌ねじ163は右ねじでよい。これにより、ボルト12の圧着カップ16への回転は、圧着カップ16の基部10に対する結合を固くするように働くので、圧着カップ16はボルト12の係合中に適所に維持するよう保証するのに役立つ。
クランプアセンブリ1は、例えば、20−25フィートポンドなど、十分な大きさのトルクを及ぼすことによりスパージャピン2から除去され、圧着カップ16の圧着部分165を複数のボルト溝123から解放することができる。次に、ボルト12は、クランプアセンブリ1から後退され、クロスピン18に対して及ぼされた力を解放し、クロスピン18をアセンブリ1からの除去のため自由にすることができる。クランプアセンブリ1は、圧着カップ16の取り替えにより再使用することができる。
ダウエルピン20が、クランプアセンブリ1に設けられてもよい。ダウエルピン20は、基部10の穴103を通して溝201に挿入され、この溝はボルト12に形成された溝124と、反動アーム14の遠位端に形成された溝143とによって協働的に形成される。穴103は、ボルト12が基部10に部分的に挿入された場合、ボルトの溝124が穴103と位置合わせされるように配置される。溝201内にダウエルピン20がある状態で、ボルト12をさらに締めれば、ダウエルピン20が穴103の下方へ下がる。したがって、ダウエルピン20は、クランプアセンブリ1から外れたり、離れたりできなくなるように基部10内に捕捉される。穴103はまた、例えば、ダウエルピン20が外れなくなるさらなる保証を提供するためにツールを用いてその縁をたたくことなどによって変形することができる。
ダウエルピン20が溝201内の適所にある状態で、反動アーム14はボルト12に係止される。これにより、アセンブリ1をスパージャピン2にクランプすべくボルト12を全トルクがけする前に、反動アーム14が、クランプアセンブリ1から外れてくることを防止する。したがって、反動アーム14は、クロスピン18の挿入前のクランプアセンブリ1の原子炉への取り付け中に、クランプアセンブリ1に固定される。
係止ピン22が、クランプアセンブリ1に設けられてもよい。係止ピン22は、基部の上壁112に設けられた穴に挿入され、圧着カップのフランジ166の上面に挿入される。係止ピン22は、ボルト12がトルク低減された(つまり、基部10からボルト12を除去する方向に回転された)場合、圧着カップ16の回転および基部10からの結合解除を防止する。係止ピン22が挿入された穴は、クランプアセンブリ1からそれが外れてくることを防止するべく、ツールでその縁をたたくことなどにより変形され得る。係止ピン22は、挿入を容易にし、所望なら、クランプアセンブリ1からの係止ピン22の除去を容易にするべく、それの先端に隆起付き凹部を含み得る。
使用において、クランプアセンブリ1は、原子炉へのその取り付け前に部分的に予め組み立てられる。先ず、圧着カップ16は、フランジ166が基部の上壁112の下面に当接するように、圧着カップ16を上壁穴104に螺合することにより基部10に結合される。次に、ボルト12は、圧着カップの雌ねじ163にボルト12を螺合することにより、圧着カップ16に結合される。ボルト12は、その溝124が基部のダウエルピンの穴103と位置合わせされるときの場所まで挿入される。次に、反動アーム14は、その溝143がボルトの溝124に隣接し、それによりダウエルピンの溝201を形成するように基部の側方開口部102に挿入される。次に、ダウエルピン20は、基部穴103を通して溝201に挿入される。この挿入は、プランジャまたはエアシリンダーによってなどの、既知の手法にて行ってもよい。次に、ボルト12は、基部10にさらに螺合され、基部10内のダウエルピン20を捕捉し、反動アーム14をボルト12に係止する。ボルト12は、ダウエルピン20を捕捉するが、それでもなお反動アーム14と、基部の側方開口部102の下縁のV溝との間に隙間を残すのに十分遠くに挿入される。基部10、ボルト12、反動アーム14、圧着カップ16、およびダウエルピン20はここでは、サブアセンブリまたはユニットとして一緒に固定される。
次に、プリアセンブリが、原子炉への挿入用に特別設計されたツールに装填される。ツールによるサブアセンブリの把持を容易にするべく、基部10に複数の追加の開口部が設けられ得る。ツールはまた、凹部181内のへこみの配置などによりクロスピン18を保持する。次に、ツールおよびクランプアセンブリの複数の構成要素が、原子炉中の対象のスパージャピン2の位置まで下げられる。ツールの複数のアームが係合されてスパージャピンボルトを持ち上げ、スパージャピンヘッドとスパージャブラケットとの間に隙間を作る。サブアセンブリがスパージャピンヘッドの頂部に配置された状態で、クロスピン18は、基部の側方開口部102およびスパージャピン2を通して挿入される。ツールのエアシリンダーまたはプランジャが、クロスピン18を挿入するために使用されてもよい。
クロスピン18が適所にある状態で、ボルト12はトルクがかけられ、クランプアセンブリ1をスパージャピン2に係止する。これはツーリングにより実現され、ボルト12におおよそ20フィートポンドまでトルクをかける。また、ボルト12にトルクをかけることにより、その近位アーム142がクロスピン18を覆いクロスピン18をクランプアセンブリ1内に捕捉するように、反動アームを下げる。近位アーム142の下面の切欠き144は、ツーリングが、ボルト12にトルクがかけられている間に、クロスピン18と係合されることを可能にする。しかしながら、切欠き144は、クロスピン18よりも小さく、クロスピン18が切欠き144を通過することを可能にしない。最後に、圧着カップ16の上部分165が圧着され、ボルト12を適所に係止する。したがって、クランプアセンブリは、スパージャピン2にしっかりと係止され、ツーリングは原子炉から除去される。
スパージャピン2は、一般に304ステンレス鋼で形成される。クランプアセンブリ1の複数の構成要素の複数の材料は、原子炉の係合および動作により生じる熱膨張により、クランプアセンブリ1がスパージャピン2から緩んでくるよりもむしろ、クランプアセンブリ1をスパージャピン2に締め付けさせるように選択される。したがって、クランプアセンブリ材料は、スパージャピン2よりも熱膨張係数が小さい。クランプアセンブリ1の1つの好適な材料は、XM19ステンレス鋼である。
上部、底部、上および下などの複数の方向基準が本明細書にて参照されているが、これらは図面に示される図示された実施形態に相対した説明目的で使用されるにすぎず、限定するように解釈されるべきではない。
本発明の好適な実施形態が上記に記載されているが、これらは例として提示されているにすぎず、それに限定するものではないと理解されるべきである。形態および細部の各種の変更は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、その中で行うことができることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、上記に記載された例示的な実施形態によって制限されるべきではなく、その特許請求の範囲およびその均等物に基づいてのみ定められるべきである。さらに、本発明の複数の特定の利点が本明細書にて記載されているが、このような利点の全てが、本発明の特定の実施形態に基づいて必ずしも実現され得ないことは理解されるべきである。したがって、例えば、当業者が本明細書にて教示または示唆されるような他の利点を必ずしも実現することなく、本明細書にて教示されるような1つの利点またはグループの利点を実現または最適化する手法にて、本発明は具現または実行してもよいことは当業者なら認識するであろう。

Claims (14)

  1. ブラケットと、前記ブラケットを通過し、貫通する穴を有するヘッドを含むスパージャピンを含む沸騰水型原子炉のスパージャ先端アセンブリ用のクランプであって、
    前記スパージャピンの前記ヘッドの上および周りに適合するチャンバを画定する基部であって、貫通する第1穴を有する上壁と、貫通する第2穴を有する側壁とを含む基部と、
    前記第1穴を通して適合するボルトであって、当接面を含むボルトと、
    前記第2穴を通して適合し、かつ、前記スパージャピンの上面と係合する第1面、および前記第1面に対向し、前記当接面と係合する第2面を有する反動アームと、
    前記第2穴と、前記スパージャピンの前記ヘッドの前記穴とを通して適合するクロスピンと、を備え、
    前記ボルトの回転が、前記反動アームを通した力を前記スパージャピンおよび前記クロスピンに分け与え、前記基部と、前記スパージャピンとを結合する、
    クランプ。
  2. 前記基部は、前記スパージャピンの前記ヘッドを囲むフランジを含み、前記フランジは、前記ブラケットと係合する当接面を画定する、請求項1に記載のクランプ。
  3. 前記当接面は、前記スパージャピンの前記ヘッドにより画定される当接面より大きい表面積を有する、請求項2に記載のクランプ。
  4. 前記反動アームの前記第2面は、窪みを含み、前記窪みは前記ボルトの当接面と係合する、請求項1から3のいずれか一項に記載のクランプ。
  5. 前記基部と前記ボルトとの間に配置された圧着カップをさらに備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のクランプ。
  6. 前記圧着カップは、複数の雌ねじおよび複数の雄ねじを有する中空の円筒状部分を含み、前記複数の雌ねじは、前記ボルト上に設けられた複数のねじ山と噛合して係合され、前記複数の雄ねじは、前記基部の前記第1穴に設けられた複数のねじ筋と噛合して係合される、請求項5に記載のクランプ。
  7. 前記複数の雌ねじおよび前記複数の雄ねじは、複数の反対のねじ構成を有する、請求項6に記載のクランプ。
  8. 前記圧着カップは、前記ボルトの非ねじ状軸部分の周りに適合する伸長部分を含む、請求項5から7のいずれか一項に記載のクランプ。
  9. 前記ボルトは、前記非ねじ状軸部分上において、前記圧着カップの前記伸長部分の下にある1または複数の凹みを含み、前記圧着カップの前記伸長部分が、前記1または複数の凹みとなるよう塑性変形可能である、請求項8に記載のクランプ。
  10. 前記ボルトおよび前記反動アームに形成された溝と適合し、それにより前記反動アームを前記ボルトに係止するダウエルピンをさらに備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のクランプ。
  11. 前記溝は、前記ボルトおよび前記反動アームに形成された複数の隆起部と協働することにより形成される、請求項10に記載のクランプ。
  12. 前記ダウエルピンは、前記クランプの動作構成にて前記基部内に捕捉される、請求項10または11に記載のクランプ。
  13. 前記クランプは第1熱膨張係数を有する第1材料で形成され、前記スパージャピンは第2熱膨張係数を有する第2材料で形成され、前記第1熱膨張係数は、前記第2熱膨張係数よりも小さい、請求項1から12のいずれか一項に記載のクランプ。
  14. ブラケットと、前記ブラケットを通過し、貫通する穴を有するヘッドを含むスパージャピンとを含む沸騰水型原子炉のスパージャ先端アセンブリ用のクランプであって、
    前記スパージャピンの前記ヘッドの上および周りに適合するチャンバを画定する基部であって、貫通する第1穴を有する上壁と、貫通する第2穴を有する側壁とを含む基部と、
    前記基部に結合され、当接面を含む当接部材と、
    前記当接部材に結合され、前記スパージャピンと係合する第1面と、前記第1面に対向し、前記当接面と係合する第2面とを有する反動アームと、
    前記基部と、前記スパージャピンとを結合する固定具と、
    を備える
    クランプ。
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