JP2001242278A - 炉心スプレイスパージャの補強工法 - Google Patents

炉心スプレイスパージャの補強工法

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JP2001242278A
JP2001242278A JP2000055955A JP2000055955A JP2001242278A JP 2001242278 A JP2001242278 A JP 2001242278A JP 2000055955 A JP2000055955 A JP 2000055955A JP 2000055955 A JP2000055955 A JP 2000055955A JP 2001242278 A JP2001242278 A JP 2001242278A
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support
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reinforcing
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end plates
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JP2000055955A
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English (en)
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Shigeki Ono
茂樹 大野
Nobuo Tada
伸雄 多田
Minoru Maeda
稔 前田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C15/00Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
    • G21C15/18Emergency cooling arrangements; Removing shut-down heat
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】沸騰水型原子力プラントの炉内構造物である炉
心スプレイスパージャのエンドプレートの簡易な補強方
法が無かった。 【解決手段】互いに向かいあったエンドプレートの間に
エンドプレートを支持するサポートを設置する。 【効果】本発明では、簡易に炉心スプレイスパージャの
エンドプレートを補強できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉内構造物の
炉心スプレイスパージャエンドプレートの補強工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】比較的応力腐食割れの感受性の高い材料
で構成された既設の原子炉内構造物の予防保全として特
開平8−071919号記載のように、溶接部近傍をピ
ーニング施工し残留応力を低減したり、特開平5−14
8674号記載のように水素注入により腐食環境を緩和
する等の工法が提案されている。また、特開平9−29
2486号や特許第2766179号に記載のように、
炉内構造物を応力腐食割れの感受性の低い材料に全て取
り替えるなどの工法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】沸騰水型の原子炉で
は、緊急時に炉心部に均等に冷却水を注入するため炉心
スプレイスパージャが設けられている。当該炉心スプレ
イスパージャは、複数のノズルが設置された半孤状の配
管4本より構成されており、炉心シュラウドの上部胴内
面に、上下に2本ずつ、更にその2本に対して炉心シュ
ラウドの中心に対し点対象に2本が据え付けられてい
る。なお、各配管の端部は、エンドプレートが配管に溶
接により取り付けられて閉止されている。
【0004】エンドプレートの溶接部近傍に応力腐食割
れなどが発生すると、前記エンドプレートが欠落し燃料
等を損傷させる可能性がある。また、緊急時に注水する
場合、エンドプレートが欠落していると炉心部に均等に
注水できない可能性がある。
【0005】上記従来の技術に記載のように、応力腐食
割れを抑制するため種々の予防保全工法が提案されてい
るが、冷却水が沸騰し気泡が発生する領域では、水素注
入による腐食環境の改善効果は小さく、当該領域に位置
する炉心スプレイスパージャには、別途予防保全を実施
することが望ましいと考えられている。また、炉心スプ
レイスパージャの内面への装置の接近は難しいため、ピ
ーニング施工するには配管の一部を取り外すことなどが
必要になる。炉心シュラウド等炉内構造物の取り替えを
行うと、炉心スプレイスパージャも耐食性に優れた構造
材料に取り替えることができるが、非常に大掛かりとな
り長期間のプラント停止が余儀なくされる。
【0006】本発明の目的は、従来の技術では簡易に予
防保全できない炉心スプレイスパージャのエンドプレー
トに関し、欠落を防止するための補強工法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、炉心スプレイスパージャのエンドプレートに機械的
な締結による支持サポートを取り付ける。
【0008】これにより、万が一エンドプレートの溶接
部近傍が全周に渡り割れた場合でも、エンドプレートは
支持サポートによりその位置を保持されているので欠落
しなくなる。また、それによって緊急時においても、冷
却水を均等に注入する機能を保つことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施例1)本発明の第一の実施
例を図1から図3により説明する。図1は、本発明によ
る支持サポート2を据え付けた状況を示す。図2に原子
炉圧力容器3内の炉心スプレイスパージャ1並びに配管
の鳥瞰図を、図3に本発明の対象となる炉心スプレイス
パージャ1の構造図を示す。
【0010】図3に示すように、炉心スプレイスパージ
ャ1は、ヘッダ1bとスプレイノズル1cより構成され
ており、炉心シュラウド上部胴4の内面に沿って複数の
サポートブラケット1dにより上下2本、左右対照に計
4本が支持されている。ヘッダ1の両端はエンドプレー
ト1aにより閉止されており、各高さでのエンドプレー
ト1aはそれぞれ向かいあっている。
【0011】本発明では、図1に示すように、向かいあ
ったエンドプレート1a間にそれぞれ支持サポート2を
設置し、エンドプレート1aを支持する。当該支持サポ
ート2は、両端のソケット2aと各ソケット2aを連結
するジャッキ2c、ジャッキ2cの長さを調整するため
の調整ネジ2dより構成されている。ソケット2aは、
ヘッダ1bの端面と嵌め合い、ジャッキ2cが多少緩ん
でも脱落しないよう、周縁にヘッダ1b外径より僅かに
内径の大きいリングを有する構造となっている。なお、
リングの変わりに複数の爪を用いても良い。
【0012】支持サポート2の据え付けにあたり、ジャ
ッキ2cを短くした状態でソケット2aの位置決めを行
い、調整ネジ2dを回してソケット2がエンドプレート
1aと接触するまでジャッキ2cを伸ばし据え付ける。
その場合、各ソケットに適切な荷重が付加され、互いに
突っ張るようにしても良い。その後、調整ネジ2dの廻
り止め溶接を行う。なお、調整ネジ2dの廻り止めに
は、廻り止め用のキャップを用いても良い。また、上下
のソケット2aを連結して一体とし、上下のソケット2
aを一回で取り付けるようにしても良い。
【0013】(実施例2)以下、本発明の第二の実施例
を図4により説明する。本発明では、図4に示すよう
に、向かいあったエンドプレート1a間にそれぞれ支持
サポート5を設置し、エンドプレート1aを支持する。
当該支持サポート5は、両端のソケット5a、ロッド5
b、ロッド5bを連結する形状記憶合金製のスリーブ5
cより構成されている。スリーブ5cは、常温ではその
内径が、ロッド5bの外径よりも大きく、昇温すると、
径が収縮してロッド5bを締め付けるように作られてい
る。
【0014】支持サポート5は下記手順にて据え付け
る。まず、ソケット5aをそれぞれのエンドプレート1
a間に押し付ける。この時、スリーブ5cは、片側のロ
ッド5bに貫通されつつ、当該ロッド5bに設置された
ソケット5a側へ寄せて、もう片方の並びにロッド5b
の据え付けを阻害しないようにしておく。その後、スリ
ーブ5cの位置をずらして、もう片方のソケット5aの
ロッド5bに嵌め込み、加熱してロッド5bを半径方向
に収縮変形させ両ロッド5bを締結する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、簡易に炉心スプレイス
パージャの予防保全を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】炉心スプレイスパージャエンドプレートに補強
サポートを据え付けた状況を示す図である。
【図2】原子炉圧力容器の断面を示す図である。
【図3】炉心スプレイスパージャの構造を示す図であ
る。
【図4】炉心スプレイスパージャエンドプレートに補強
サポートを据え付けた状況を示す図である。
【符号の説明】
1…炉心スプレイスパージャ、1a…エンドプレート、
1b…ヘッダ、1c…スプレイノズル、1d…サポート
ブラケット、2…支持サポート、3…原子炉圧力容器、
4…炉心シュラウド上部胴、5…支持サポート、5a…
ソケット、5b…ロッド、5c…スリーブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸騰水型原子力プラントの原子炉内構造
    物である炉心スプレイスパージャの各エンドプレートに
    ソケットを取り付け、互いに向かいあっているエンドプ
    レートに取り付けられた前記ソケットをジャッキにて突
    っ張り前記ソケットを支持する構造のサポートを取り付
    けることを特徴とした炉心スプレイスパージャの補強工
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ジャッキに形状記憶
    合金製のスリーブを用いて向かいあったエンドプレート
    に嵌め込まれたソケットを連結した支持サポートを取り
    付けることを特徴とした炉心スプレイスパージャの補強
    工法。
JP2000055955A 2000-02-28 2000-02-28 炉心スプレイスパージャの補強工法 Pending JP2001242278A (ja)

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JP2015514221A (ja) * 2012-04-16 2015-05-18 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH 原子力発電所用給水分配システムおよび原子力発電所の運転方法

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