JP2017510676A - 洗濯単位用量物品 - Google Patents

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Abstract

水溶性フィルム及び液体洗濯洗剤組成物を含む、多区画水溶性単位用量物品であって、前記単位用量物品の少なくとも1つの区画は前記液体洗濯洗剤組成物を含み、前記単位用量は、高さ、幅、及び長さを有し、−最大長さは、2〜5cmであり、−最大幅は、2〜5cmであり、−最大高さは、3〜5cmであり、水溶性単位用量内の液体洗濯洗剤組成物の体積は、10〜20mLである。

Description

洗濯単位用量物品に関する。
洗濯単位用量物品は、消費者に非常に人気となって来ている。かかる物品は、通常、少なくとも1つの内側区画を提供するように形状化された1つ以上の水溶性フィルムから構成されている。洗濯洗剤組成物は、内側区画内に含有されている。水に加えると、水溶性フィルムは溶解して組成物が洗液中に放出される。
かかる単位用量物品は、自動洗濯機で使用される場合に、最も人気があることが分かっている。単位用量物品は、洗浄される布地/衣類と一緒に洗濯機のドラムに加えられる。洗浄プロセスに水を加えると、水溶性フィルムは溶解して組成物がドラムの洗液中に放出される。
洗濯機のドラムに単位用量物品を加える上での問題は、物品が洗濯機のシール内に入り込んでしまう可能性があることである。自動洗濯機は、ドアとドラムとの間にシールを含む。このシールは、軟質ゴム材料から作成され、ベローを含むことが多い。ベローによって、ドラムとドアとの間のシールが破壊されることなく、ドラムが異なる動きをすることが可能となるため、洗浄サイクル中に、ドラムから洗液及び品目が漏出するのを防止できる。単位用量物品は、しばしば、ドアとシールとの間、又は更にはシールのベロー内に入り込むことがあり得ることが観察されている。
単位用量物品が入り込んだ場合、洗浄中の物品の溶解能力及びドラム中への洗浄組成物の放出能力に悪影響を与え得る。これによって、予想した洗浄性能を下回る可能性があり、及び/又は洗浄の最後に溶解しなかった単位用量フィルム材料が残ることによって消費者経験に悪影響を及ぼす。
当該技術分野において、自動洗濯機のドアとシールとの間、又はシール自体内に入り込む可能性が低い単位用量物品に対する必要性は依然として存在する。
発明者らは、驚くべきことに、本発明による単位用量物品は、自動洗濯機のドアとシールとの間、又はシール自体内に入り込む可能性が低いことを見出した。
本発明の第1の態様は、水溶性フィルム及び液体洗濯洗剤組成物を含む、多区画水溶性単位用量物品であって、単位用量物品の少なくとも1つの区画は液体洗濯洗剤組成物を含み、単位用量は、高さ、幅、及び長さを有し、
−最大長さは、2〜5cmであり、
−最大幅は、2〜5cmであり、
−最大高さは、3〜5cmであり、水溶性単位用量内の液体洗濯洗剤組成物の体積は、10〜20mLである。
本発明の第2の態様は、本発明の単位用量物品を使用して自動洗濯機で洗濯物を洗浄する方法であり、ここで、洗浄温度は、30℃以下であり、好ましくは、この方法は、5〜20分間の少なくとも1回の洗浄サイクルを含む。
本発明による単位用量物品の立体図である。 本発明による単位用量物品の側面図である。 本発明による単位用量物品の上面図である。 本発明によるプロセスに使用される洗濯機の側面断面図である。 本発明によるプロセスに使用される洗濯機の側面断面図の近接図である。
多区画水溶性単位用量物品
水溶性単位用量物品は、水溶性フィルム及び液体洗濯洗剤組成物を含む。水溶性フィルム及び液体洗濯洗剤組成物を、以下により詳細に説明する。
単位用量物品は、高さ、幅及び長さを有する。これらの寸法の最大値はいずれも、単位用量物品の対向面上の2点間の最大距離を意味するものとする。言い換えると、単位用量物品は、直線状側面を有し得ないため、測定される場所に応じて様々な長さ、幅及び高さを有し得る。したがって、最大値は、互いに最も離れた任意の2点で測定されるべきである。
最大長さは2cm〜5cm、又は更には2cm〜4cm、又は更には2cm〜3cmである。最大長さは、2cmを超え、6cm未満であり得る。
最大幅は、2cm〜5cmである。最大幅は、3cmを超え、6cm未満であり得る。
最大高さは、2cm〜5cmである。最大高さは、2cmを超え、4cm未満であり得る。最大高さは、3cm〜5cmである。
好ましくは、長さと高さとの比率は3:1〜1:1であり、又は幅と高さとの比率は3:1〜1:1、又は更には2.5:1〜1:1であり、又は、長さと高さとの比率は3:1〜1:1、及び幅:高さの比率は3:1〜1:1、又は更には2.5:1〜1:1、又はこれらの組み合わせである。
理論に束縛されるものではないが、発明者らは、単位用量物品の長さ、幅及び高さを注意深く調節することで、単位用量物品が自動洗濯機のドアとシールとの間、又はシール自体内に入り込む可能性が低くなることを見出した。
単位用量物品内の液体洗濯洗剤組成物の体積は、10〜27mL、好ましくは10〜23mL、好ましくは10〜20mLである。理論に束縛されるものではないが、体積を注意深く調節することで、単位用量物品が自動洗濯機のドアとシールとの間、又はシール自体内に入り込む可能性が低くなることを見出した。
単位用量物品は、30g未満、又は更には10g〜28g、又は更には10g〜25gの重量を有し得る。理論に束縛されるものではないが、単位用量物品の重量を注意深く調節することで、単位用量物品が自動洗濯機のドアとシールとの間、又はシール自体内に入り込む可能性が低くなることを見出した。
液体洗濯洗剤組成物は、0.6g/L〜1g/L未満の重量を有し得る。当業者には、液体の重量を計算するために、日常的な実験室試験法をどのように使用するか分かるであろう。
単位用量物品はガスを含んでよく、当該ガスの体積と液体洗濯洗剤組成物の体積との比率は、1:4〜1:20、又は更には1:5〜1:15、又は更には1:5〜1:9である。理論に束縛されるものではないが、ガスの体積:液体の体積を注意深く調節することで、フィルムの溶解度及び洗液中の液体洗濯洗剤組成物の分散度が最大化され得る。単位用量物品中に存在する高度に濃縮された界面活性剤組成物は、水と接触する際にゲル化する傾向がある。このゲル化効果によって、洗液中の有効水分に関して、内部洗濯洗剤組成物とフィルムとの間に競合が生じる。この競合によって、単位用量物品のフィルムの溶解度は減少し得る。フィルムにおいて洗剤界面ではなく空気界面を提供することで、有効水分に関して競合が少なくなり、フィルムの溶解率が上昇する。
理論に束縛されるものではないが、驚くべきことに、発明者らは、水溶性単位用量物品のエンベロープ密度を注意深く調節することは、技術的な問題を解決するのに貢献することを見出した。エンベロープ密度は、単位用量物品の重量及び単位用量物品の体積の関数である。内部液体体積(及び重量):単位用量物品の全寸法及び体積を注意深く調節することで、単位用量物品が浮く可能性が低くなることが分かった。これは、単位用量物品が、洗濯機のドラム中の布地ウォッシュロード内に巻き込まれるため、そのために機械的外乱要素に曝される可能性が高いことを意味する。これによって、単位用量物品がシールと接触して、巻き込まれる事例が減少することになる。
水溶性単位用量物品は、複数の区画を含む。単位用量物品は、2つ、又は3つ、又は4つ又は5つの区画を含み得る。
少なくとも1つの区画は、組成物を含む。各区画は、同じ又は異なる組成物を含み得る。単位用量物品は、液体組成物を含むが、異なる区画中に異なる組成物を含んでもよい。組成物は、固体、液体、ゲル、流体、分散体、又はこれらの組み合わせであり得る。
水溶性フィルムは、区画の形状を画定し、その区画がフィルムによって完全に囲まれるように形状化される。区画は、フィルム単体、又は複数のフィルムから形成され得る。例えば、区画は、一緒に封止(例えば、ヒートシール、溶媒封止又はこれらの組み合わせ)されている2枚のフィルムから形成され得る。水溶性フィルムは、保管中に区画から組成物が漏出しないように封止されている。しかしながら、水溶性パウチを水に加えると、水溶性フィルムは溶解し、洗液中に内部区画の内容物を放出する。
水溶性単位用量物品は、組成物を保持するのに好適な、すなわち単位用量物品を水と接触させる前に組成物及び任意の追加の成分を単位用量物品から放出させない任意の形態、形状、及び材料であり得る。正確な実施は、例えば、単位用量物品中の組成物の種類及び量によって変化する。単位用量物品は、実質的には、正方形、長方形、卵形、楕円形、超楕円形、又は円形の形状を有し得る。形状は、2枚以上のフィルムが一緒に封止される点において、フランジ又はスカートとして存在する任意の過剰な材料を含んでも含まなくてもよい。実質的にというのは、本明細書においては、形状が、例えば正方形であるという全体的な印象を有することを意味する。これは、角丸及び/又は非直線状側部を有し得るが、全体的には、例えば正方形である印象を与える。
最大長さ又は最大幅又は最大高さは、フランジを含み得る。あるいは、最大長さ、最大幅、又は最大高さは、フランジ材料を含まずに、区画のみを含んでもよい。
多区画単位用量物品の形態は、化学的に不適合な成分を分離するなどの理由において望ましく、又は成分の一部が洗濯物に早く又は遅く放出されるのが望ましいような場合に、望ましいであろう。
複数の区画が、任意の好適な配向で配置され得る。例えば、単位用量物品は、下部区画、及び少なくとも第1上部区画を含んでよく、この上部区画は、下部区画上に重ねられている。単位用量物品は、下部区画と、少なくとも第1上部区画及び第2上部区画とを含んでよく、この上部区画は並べて配置されており、かつ下部区画上に重ねられており、好ましくは、物品は、下部区画と、少なくとも第1、第2、及び第3上部区画とを含み、この上部区画は並べて配置されており、かつ下部区画上に重ねられている。単位用量物品は、下部区画と、少なくとも第1上部区画及び第2上部区画とを含んでよく、この上部区画は並べて配置されており、かつ下部区画上に重ねられており、好ましくは、物品は、下部区画と、少なくとも第1、第2、及び第3上部区画とを含み、この上部区画は並べて配置されており、かつ下部区画上に重ねられており、最大長さは、2cm〜5cm、又は更には2cm〜4cm、又は更には2cm〜3cmであり、最大幅は2cm〜5cm、及び最大高さは2cm〜5cmである。
合わせた上部区画の表面積−体積の比率と、下部区画の表面積−体積の比率との比率は、1:1.25〜1:2.25、又は更には1:1.5〜1:2である。このような状況において、表面積は、外部環境のみと接触するものであって、隣接区画と接触するものではない。理論に束縛されるものではないが、上部区画と下部区画との表面積と体積とを特定の比率にすることで、単位用量物品が入り込む事例を減少させるのに役立つことが分かった。
あるいは、区画は全て、並べた配列に配置され得る。かかる配列において、区画は互いに連結され、仕切り壁を共有され得るか、又は実質的に分離され、コネクタ又はブリッジによってまとめられ得る。あるいは、区画は、「タイヤ及びリム」配向で配置されてよく、すなわち、第1区画は第2区画の隣りに配置されるが、第1区画は第2区画を少なくとも部分的に囲み、第2区画を完全に取り囲まない。
好ましくは、単位用量物品は、1Lビーカー中、20〜21℃で950mLの脱イオン水に単位用量物品が付加されると、10秒〜5分で崩壊し、ここで水は、5cmの磁気撹拌棒で350rpmで撹拌される。崩壊するということは、本明細書中、フィルムが視覚的に破壊されるか又は分解されるように見えることを意味する。フィルムが破壊又は分解した直後、内部液体洗剤組成物は、単位用量物品から出て周りの水に入るように見えるであろう。
水溶性フィルム
単位用量物品のフィルムは、水に可溶性であるか、又は分散性であり、20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルターを使用した後に本明細書で示される方法によって測定する場合に、好ましくは少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更に少なくとも95%の水溶性を有する:
予め秤量した400mLビーカーに、50グラム±0.1グラムのフィルム材料を加え、245mL±1mLの蒸留水を加える。これを、600rpmに設定した磁気撹拌機上で30分間激しく撹拌する。その後、混合物を、上記で定義した孔径(最大20マイクロメートル)の折り畳んだ定性分析用焼結ガラス濾紙で濾過する。回収した濾液から任意の従来の方法によって水を乾燥させ、残った材料の重量を測定する(これが溶解又は分散画分である)。その後、溶解度(%)又は分散度(%)を計算することができる。
好ましいフィルム材料は、好ましくはポリマー材料である。フィルム材料は、当該技術分野において既知であるように、例えば、ポリマー材料の注型成形、ブロー成形、押出成形、又はブロー押出成形により得ることができる。
パウチ材料としての使用に好適な好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを包含するポリサッカライド、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択し、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択する。好ましくは、パウチ材料中のポリマーの濃度、例えば、PVAポリマーの濃度は、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは、約1000〜1,000,000、より好ましくは、約10,000〜300,000、更により好ましくは、約20,000〜150,000である。
ポリマーの混合物は、フィルム材料としても使用可能である。これは、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を、これらの適用及び必要とされるニーズに応じて、制御するのに有用であり得る。好適な混合物には、例えば1つのポリマーが他のポリマーよりもより高い水溶性を有する、及び/又は1つのポリマーが他のポリマーよりもより高い機械的強度を有する、混合物が含まれる。異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物、例えば、重量平均分子量が約10,000〜40,000、好ましくは20,000前後のPVA又はそのコポリマーと、重量平均分子量が約100,000〜300,000、好ましくは150,000前後のPVA又はそのコポリマーとの混合物も、好適である。ポリマーブレンド組成物も本明細書で好適であり、例えば、ポリラクチドとポリビニルアルコールとを混合することによって得られ、典型的には約1〜35重量%のポリラクチドと約65〜99重量%のポリビニルアルコールとを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールなどの加水分解性でかつ水溶性のポリマーブレンドを含む。本明細書での使用に好ましいポリマーは、材料の溶解特性を改善するために約60%〜約98%加水分解された、好ましくは約80%〜約90%加水分解されたポリマーである。
好ましいフィルム材料はポリマー材料である。フィルム材料は、例えば、当該技術分野において知られるように、ポリマー材料を注型成形、ブロー成形、押出成形、又はブロー押出成形することによって得ることができる。パウチ材料として使用するために好適な好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリカルボン酸及び塩、ポリアミノ酸又はペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプン及びゼラチンを包含する多糖類、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレート類及び水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類から選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール類、ポリビニルアルコールコポリマー類及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、並びにこれらの組み合わせから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマーの濃度、例えば、PVAポリマーの濃度は、少なくとも60%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有してもよく、好ましくは、約1000〜1,000,000、より好ましくは、約10,000〜300,000、更により好ましくは、約20,000〜150,000である。ポリマー混合物もパウチ材料として使用することができる。これは、その用途及び必要とされるニーズに応じて、区画又はパウチの機械的特性及び/又は溶解特性を制御するのに有益であり得る。好適な混合物には、例えば、1つのポリマーが別のポリマーよりも高い水溶性を有し、及び/又は1つのポリマーが別のポリマーよりも高い機械強度を有する混合物が挙げられる。異なる重量平均分子量を有するポリマーの混合物、例えば、重量平均分子量が約10,000〜40,000、好ましくは20,000前後のPVA又はそのコポリマーと、重量平均分子量が約100,000〜300,000、好ましくは150,000前後のPVA又はそのコポリマーとの混合物も、好適である。同様に本明細書で好適なものはポリマーブレンド組成物であり、例えば、ポリラクチドとポリビニルアルコールとを混合することによって得られ、典型的には約1〜35重量%のポリラクチドと約65〜99重量%のポリビニルアルコールとを含む、ポリラクチドとポリビニルアルコールなどの加水分解性でかつ水溶性のポリマーブレンドを含む。本明細書での使用に好ましいポリマーは、材料の溶解特性を改善するために約60%〜約98%加水分解された、好ましくは約80%〜約90%加水分解されたポリマーである。
冷水中で優れた溶解性を示すフィルムが好ましく、冷水とは水道水そのままの非加熱水を意味する。好ましくは、かかるフィルムは、25℃未満、より好ましくは21℃未満、より好ましくは15℃未満の温度で優れた溶解性を示す。優れた溶解性とは、フィルムが、上述の20マイクロメートルの最大孔径を有するガラスフィルターを使用した後に、本明細書で示される方法によって測定する場合に、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又は更に少なくとも95%の水溶性を示すことを意味する。
好ましいフィルムは、Monosolから商品参照番号M8630、M8900、M8779、M8310で供給されるものである。
好ましい水溶性フィルムは、1つ以上のPVAポリマーを含むものであり、好ましい上記水溶性フィルムの樹脂は、PVAポリマーのブレンドを含む。例えば、PVA樹脂は、少なくとも2つのPVAポリマーを含んでよく、本明細書で使用するとき、第1のPVAポリマーは第2のPVAポリマーより小さい粘度を有する。第1のPVAポリマーは、少なくとも8cP(cPは、センチポアズを意味する)、10cP、12cP、又は13cP、最大40cP、20cP、15cP、又は13cP、例えば、約8cP〜約40cP、又は約10cP〜約20cP、又は約10cP〜約15cP、又は約12cP〜約14cPの範囲、又は13cPの粘度を有し得る。更に、第2のPVAポリマーは、少なくとも約10cP、20cP、又は22cP、最大約40cP、30cP、25cP、又は24cP、例えば、約10cP〜約40cP、又は20〜約30cP、又は約20〜約25cP、又は約22〜約24cPの範囲、又は約23cPの粘度を有し得る。PVAポリマーの粘度は、British Standard EN ISO 15023−2:2006 Annex E Brookfield Test methodに記載されるように、ULアダプタを備えたBrookfield LV型粘度計を使用して、新たに作成した溶液を測定することにより決定される。20℃における4%水性ポリビニルアルコール溶液の粘度を指定することが国際的な慣行である。本明細書においてcPで記載される全ての粘度は、特に指定のない限り、20℃における4%のポリビニルアルコール水溶液の粘度を指すと理解すべきである。同様に、樹脂が特定の粘度を有する(又は有していない)と記載されるとき、特に指定のない限り、指定された粘度は、対応する分子量分布を本質的に有する、樹脂の平均粘度であることが意図されている。
PVA樹脂の加水分解度が本明細書に記載の範囲内にある限り、個々のPVAポリマーは、任意の好適な加水分解度を有し得る。任意で、PVA樹脂は、それに加え又はそれに代わるものとして、約50,000〜約300,000ダルトン、又は約60,000〜約150,000ダルトンの範囲の分子量を有する第1のPVAポリマー、及び、約60,000〜約300,000ダルトン、又は約80,000〜約250,000ダルトンの範囲の分子量を有する第2のPVAポリマー、を含む。
PVA樹脂は、約10〜約40cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する、1つ以上の追加のPVAポリマーを更に含むことができる。
PVA樹脂が約11cP未満の平均粘度及び約1.8〜約2.3の範囲の多分散指数を有する第1のPVAポリマーを含む場合には、ある種の実施形態では、PVA樹脂は、約30重量%未満の第1のPVAポリマーを含有する。同様に、PVA樹脂が、約11cP未満の平均粘度及び約1.8〜約2.3の範囲内の多分散指数を有する第1のPVAポリマーを含む場合には、別の非限定的な種類の実施形態では、PVA樹脂は、約70,000ダルトン未満の分子量を有する約30重量%未満のPVAポリマーを含有する。
本明細書に記載のフィルム中のPVA樹脂の総含有量に対して、PVA樹脂は、約30〜約85重量%の第1のPVAポリマー、又は約45〜約55重量%の第1のPVAポリマーを含み得る。例えば、PVA樹脂は、各PVAポリマーを約50重量%含有することができ、第1のPVAポリマーの粘度は約13cPであり、第2のPVAポリマーの粘度は約23cPである。
ある種の実施形態は、約10〜約15cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する第1のPVAポリマーを約40〜約85重量%含むPVA樹脂によって特徴付けられる。別の種類の実施形態は、約10〜約15cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する第1のPVAポリマーを約45〜約55重量%含むPVA樹脂によって特徴付けられる。PVA樹脂は、約20〜約25cPの範囲の粘度及び約84%〜約92%の範囲の加水分解度を有する第2のPVAポリマーを約15〜約60重量%含むことができる。意図されるある種の実施形態は、第2のPVAポリマーを約45〜約55重量%含むPVA樹脂によって特徴付けられる。
PVA樹脂が複数のPVAポリマーを含む場合、PVA樹脂のPDI値は、あらゆる個々の含まれるPVAポリマーのPDI値よりも大きい。所望により、PVA樹脂のPDI値は、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.5、又は5.0より大きい。
好ましくは、PVA樹脂は、約80〜約92%、又は約83〜約90%、又は約85〜89%の重み付けされた平均加水分解度
Figure 2017510676
を有する。例えば、2つ以上のPVAポリマーを含むPVA樹脂における
Figure 2017510676
は、式:
Figure 2017510676
によって計算され、式中、Wは、それぞれのPVAポリマーの重量パーセントであり、Hは、それぞれの加水分解度である。また、約10〜約25、又は約12〜22、又は約13.5〜約20の加重対数粘度
Figure 2017510676
を有するPVA樹脂を選択することが望ましい。2つ以上のPVAポリマーを含むPVA樹脂における
Figure 2017510676
は、式:
Figure 2017510676
によって計算され、式中、μιは、それぞれのPVAポリマーの粘度である。
また更に、0.255〜0.315、又は0.260〜0.310、又は0.265〜0.305、又は0.270〜0.300、又は0.275〜0.295、好ましくは0.270〜0.300の範囲の樹脂選択指数(RSI)を有するPVA樹脂を選択することが望ましい。RSIは、以下の式:
Figure 2017510676
によって計算され、式中、μτは17であり、μιはそれぞれのPVOHポリマーの各平均粘度であり、Wιは、それぞれのPVOHポリマーの重量パーセントである。
当然のことながら、異なるフィルム材料及び/又は異なる厚さのフィルムも、また、本発明の区画の作成に用いられてもよい。異なるフィルムを選択する利点は、その結果得られる区画が異なる溶解性、すなわち放出特性を呈し得ることである。
また、本明細書のフィルム材料は、1つ以上の添加剤成分を含み得る。例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、及びこれらの混合物などの可塑剤の添加が有益であることがある。他の添加剤としては、洗浄水に送達される機能性洗剤添加剤、例えば有機ポリマー分散剤などが挙げられる。
フィルムは、ラクトンを含まくてもよい。これは、フィルムがいかなるラクトンをも含まないことを意味する。あるいは、フィルムは、不純物のために存在するが、故意に加えられてはいない非常に低濃度のラクトンを含み得る。しかしながら、本質的には、フィルムはラクトンを含まない。
フィルムは、印刷領域を含み得る。印刷領域は、フィルム全体又はフィルムの一部を覆い得る。印刷領域は、単色を含み得るか、又は複数の色、更には3色を含み得る。印刷領域は、顔料、染料、青味剤又はこれらの混合物を含み得る。印刷は、フィルムの表面上に層として存在し得るか、又はフィルム中に少なくとも部分的に浸透し得る。単位用量物品は、少なくとも2枚のフィルム、又は更には少なくとも3枚のフィルムを含んでよく、このフィルムは一緒に封止されている。印刷領域は1枚のフィルム上に存在するか、1枚を超えるフィルム、例えば2枚のフィルム上、又は更には3枚のフィルム上に存在し得る。
印刷領域は、フレキソ印刷又はインクジェット印刷などの標準的な技術を使用して達成される。好ましくは、印刷領域は、フィルムに印刷された後、開放区画の形状に成形されるフレキソ印刷によって達成される。次に、洗剤組成物で区画が充填され、第2フィルムが区画上に載置され、第1フィルムと封止される。印刷領域は、フィルムのいずれの面上にあってよい。
印刷領域は、純粋に審美的なものであってよく、又は消費者に有用な情報を提供するものであってもよい。
印刷領域は、不透明であっても、半透明であっても、透明であってもよい。
液体洗濯洗剤組成物
単位用量物品は、液体洗濯洗剤組成物を含む。液体組成物は、不透明であっても、半透明であっても、透明であってもよい。各区画は、同じ又は異なる組成物を含み得る。単位用量物品は、液体組成物を含むが、異なる区画中に異なる組成物を含んでもよい。区画は、任意の好適な組成物であり得る。組成物は、固体、液体、分散体、ゲル、ペースト、流体又はこれらの混合物であり得る。組成物は、異なる区画中で異なる形態であり得る。組成物の非限定的な例としては、洗浄組成物、布地ケア組成物、自動食器洗浄組成物及び硬質表面洗剤が挙げられる。より詳しくは、組成物は、前処理又は浸漬組成物を含む洗濯、布地ケア又は食器洗浄組成物、並びに他のすすぎ添加剤組成物であり得る。洗濯洗剤組成物は、本洗浄プロセス中に使用され得るか、又は前処理又は浸漬組成物としても使用され得る。
洗濯洗剤組成物としては、布地洗剤、布地柔軟剤、ツーインワン型洗剤入り柔軟剤、前処理組成物などが挙げられる。洗濯洗剤組成物としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染抑制剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、光沢剤、泡抑制剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤及び/又は顔料、及びこれらの混合物が挙げられる。組成物は、シェーディング染料、界面活性剤、ポリマー、香料、カプセル化香料材料、構造化剤及びこれらの混合物からなる群から選択される成分を含む洗濯洗剤組成物であり得る。
液体洗濯洗剤組成物は、漂白剤、漂白触媒、染料、色調染料、アルコキシル化ポリアミン及びポリエチレンイミンを含む洗浄ポリマー、汚れ放出ポリマー、界面活性剤、溶媒、移染抑制剤、キレート剤、酵素、香料、カプセル化香料、ポリカルボン酸塩、構造化剤及びこれらの混合物から選択される成分を含み得る。
界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、双極性、非イオン性、両性又はこれらの混合物から選択され得る。好ましくは、布地ケア組成物は、アニオン性、非イオン性、又はこれらの混合物を含む。
アニオン性界面活性剤は、直鎖型アルキルベンゼンスルホネート、アルキルエトキレートサルフェート及びこれらの組み合わせから選択され得る。
本明細書で有用である好適なアニオン性界面活性剤は、液体洗剤製品で典型的に使用される従来のアニオン性界面活性剤のいかなる種類をも含み得る。これらには、アルキルベンゼンスルホン酸及びこれらの塩、並びにアルコキシル化又は非アルコキシル化アルキルサルフェート材料が挙げられる。
本明細書に用いるのに好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコールアルコキシレート非イオン性界面活性剤が挙げられる。アルコールアルコキシレートは、一般式:R(C2mO)OHに相当する材料であり、式中、Rは、C〜C16アルキル基であり、mは、2〜4であり、nは、約2〜約12の範囲である。1つの態様では、Rは、一級又は二級であってよく、約9〜15個の炭素原子、又は約10〜14個の炭素原子を含むアルキル基である。1つの態様では、アルコキシル化脂肪族アルコールは、1分子当たり、平均で約2〜12個のエチレンオキシド部分、又は1分子当たり、平均で約3〜10個のエチレンオキシド部分を含有するエトキシル化材料である。
本発明の洗濯洗剤組成物に用いられるシェーディング染料は、ポリマー性又は非ポリマー性の染料、顔料、又はこれらの混合物を含み得る。好ましくは、シェーディング染料は、発色団成分及びポリマー性成分を含むポリマー染料を含む。発色団成分は、光に曝露すると、青、赤、スミレ色、紫、又はこれらの組み合わせの範囲の波長の光を吸収するものであると特徴付けられる。1つの態様では、発色団成分は、水及び/又はメタノール中で最大約520ナノメートル〜約640ナノメートルの吸収スペクトルを示し、別の態様では、水及び/又はメタノール中で約560ナノメートル〜約610ナノメートルの吸収スペクトルを示す。
任意の好適な発色団が使用され得るが、染料発色団は、ベンゾジフラン、メチン、トリフェニルメタン、ナフタルイミド、ピラゾール、ナフトキノン、アントラキノン、アゾ、オキサジン、アジン、キサンテン、トリフェノジオキサジン及びフタロシアニン染料発色団から選択されるのが好ましい。モノ及びジ−アゾ染料発色団が好ましい。
シェーディング染料は、少なくとも3つの連続する繰り返し単位のうちの1つ以上と共有結合する発色団を含む染料ポリマーを含み得る。繰り返し単位自体は、発色団を含む必要はないことを理解すべきである。染料ポリマーは、少なくとも5、又は少なくとも10、又は更には少なくとも20個の連続する繰り返し単位を含み得る。
繰り返し単位は、オキシアルキレンオキシ及びポリオキシアルキレンオキシと組み合わされたジカルボン酸フェニルから誘導され得る。繰り返し単位は、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、及びヒドロキシブチルメチルセルロースなどの変性セルロースを含む単位を含む、アルケン、エポキシド、アジリジン、炭水化物、又はこれらの混合物から誘導され得る。繰り返し単位は、アルケン、又はエポキシド、又はこれらの混合物から誘導され得る。繰り返し単位は、C2〜C4アルキレンオキシ基(アルコキシ基と呼ばれることもある)であってよく、好ましくは、C2〜C4アルキレンオキシドから誘導され得る。繰り返し単位は、C2〜C4アルコキシ基、好ましくはエトキシ基であり得る。
本発明の目的において、少なくとも3つの連続する繰り返し単位は、ポリマー性成分を形成する。ポリマー性成分は、連結基を介して直接又は間接的に発色団基と共有結合され得る。好適なポリマー性成分の例は、複数の繰返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。1つの態様では、ポリマー性成分は、2個〜約30個の繰返し単位、2個〜約20個の繰返し単位、2個〜約10個の繰返し単位、更には約3又は4〜約6個の繰返し単位を有するポリオキシアルキレン鎖を含む。ポリオキシアルキレン鎖の非限定的な例としては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリシドールオキシド、ブチレンオキシド、及びこれらの混合物が挙げられる。
染料は、有機合成経路の直接の結果である未精製混合物の形態の洗剤組成物中に組み込まれ得る。したがって、染料ポリマーに加えて、少量の未反応の出発原料、副反応による生成物、及び異なる鎖長の繰り返し単位を含む染料ポリマーも存在する可能性があり、これは任意の重合工程によるものと予想される。
組成物は、洗浄性能及び/又は布地ケア効果を提供する1つ以上の洗剤酵素を含み得る。好適な酵素の例としては、限定するものではないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、βグルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられる。典型的な組み合わせは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素をアミラーゼと組み合わせた混液である。
本発明の洗濯洗剤組成物は、1つ以上の漂白剤を含み得る。漂白触媒以外の好適な漂白剤としては、光触媒、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸、及びこれらの混合物が挙げられる。一般的に、漂白剤が使用される場合、本発明の組成物は、標記洗浄組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更に約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでよい。
本組成物は、増白剤を含み得る。好適な増白剤は、増白剤15などのスチルベンである。他の好適な増白剤は、疎水性増白剤、及び増白剤49である。増白剤は、3〜30マイクロメートル、又は3マイクロメートル〜20マイクロメートル、又は3〜10マイクロメートルの範囲内の重量平均粒径を有する微粉化粒子形態であってよい。増白剤は、α−又はβ−結晶形態であってよい。
本明細書の組成物は、任意で1つ以上の銅、鉄及び/又はマンガンキレート剤を含有してもよい。用いる場合、キレート剤は、一般的には、本明細書の組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は更には本明細書の組成物の約3.0重量%〜約15%重量含まれるであろう。
組成物は、1−ヒドロキシエタンジホスホン酸(HEDP)及びこれらの塩、N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタン−1,5−二酸及びこれらの塩、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸及びこれらの塩、及び、これらの任意の組み合わせ、からなる群から選択されるものなどの炭酸カルシウム結晶成長抑制剤を含み得る。
本発明の組成物は更に、1つ以上の移染防止剤を含んでよい。好適なポリマー移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書における組成物中に存在する場合、移染防止剤は、洗浄組成物の約0.0001重量%から、約0.01重量%から、約0.05重量%から、洗浄組成物の約10重量%まで、約2重量%まで、又は更には約1重量%までの濃度で存在する。
洗濯洗剤組成物は、1つ以上のポリマーを含み得る。好適なポリマーとしては、カルボキシレートポリマー、ポリエチレングリコールポリマー、テレフタレートポリマーなどのポリエステル汚れ放出ポリマー、アミンポリマー、セルロース系ポリマー、移染防止ポリマー、イミダゾールとエピクロロヒドリンの縮合によって生成される縮合オリゴマーなどの染料固定ポリマー、任意に1:4:1の比率のヘキサメチレンジアミン誘導体ポリマー、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。
他の好適なセルロース系ポリマーは、0.01〜0.99の置換度(DS)と、DS+DBが少なくとも1.00であるか、又はDB+2DS−DSが少なくとも1.20であるかのいずれかとなるようなブロック度(DB)とを有し得る。置換セルロース系ポリマーは、少なくとも0.55の置換度(DS)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、少なくとも0.35のブロック度(DB)を有し得る。置換セルロース系ポリマーは、1.05〜2.00のDS+DBを有し得る。好適な置換セルロース系ポリマーは、カルボキシメチルセルロースである。
別の好適な置換セルロース系ポリマーは、カチオン変性ヒドロキシエチルセルロースである。
好適な香料としては、香料マイクロカプセル、シッフ塩基香料/ポリマー複合体を含むポリマー支援香料送達システム、デンプンにカプセル化された香料アコード、香料充填ゼオライト、ブルーミング香料のアコード、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。好適な香料マイクロカプセルは、メラミンホルムアルデヒド系であり、典型的には、メラミンホルムアルデヒドを含むシェルによってカプセル化される香料を含む。このような香料マイクロカプセルは、ポリビニルホルムアミド(PVF)及び/又はカチオン変性ヒドロキシエチルセルロース(catHEC)等のカチオン性材料及び/又はカチオン性前駆体材料をシェル内に含むことが非常に好適であり得る。
好適な抑泡剤としては、シリコーン及び/又はステアリン酸などの脂肪酸が挙げられる。
液体洗濯洗剤組成物は、着色され得る。液体洗濯洗剤組成物の色は、物品のフィルム上の任意の印刷領域と同じであっても異なっていてもよい。単位用量物品の各区画は、異なる色を有し得る。好ましくは、液体洗濯洗剤組成物は、少なくとも16の平均アルコキシル化度を有する非直接染料を含む。
単位用量物品の少なくとも1つの区画は、固体を含み得る。存在するのであれば、固体は、単位用量物品の少なくとも5重量%の濃度で存在し得る。
パウチの作成方法
本発明は、本発明による単位用量物品の作成方法にも関する。本発明のプロセスは、連続的であっても又は断続的であってもよい。プロセスは、好ましくは水溶性フィルムを型に入れて開放パウチを形成する、開放パウチを形成する工程と、組成物をその開放パウチに充填する工程と、好ましくは第2の水溶性フィルムを使用して単位用量物品を形成する、組成物が充填されている開放パウチを閉鎖する工程と、の一般的な工程を含む。第2のフィルムは区画を含んでもよく、区画は組成物を含んでも含まなくてもよい。あるいは、第2のフィルムは、1つ以上の区画を含む第2の閉鎖したパウチであってよく、開放パウチを閉鎖するのに使用され得る。好ましくは、プロセスは、単位用量物品のウェブが作成される際に、ウェブは切断されて個別の単位用量物品を形成するものである。
あるいは、第2のフィルムは1つを超える区画を含む開放パウチに形成され得る。この場合、第1のパウチから形成される区画は、並べられているか、又は「タイヤ及びリム」配向であり得る。第2のフィルムは区画を含んでもよく、区画は組成物を含んでも含まなくてもよい。あるいは、第2のフィルムは、第2の閉鎖したパウチであってよく、多区画開放パウチを閉鎖するのに使用され得る。
単位用量物品は、熱形成、真空形成又はこれらの組み合わせによって作成され得る。単位用量物品は、当該技術分野で既知の任意の封止方法を使用して形成され得る。好適な封止方法としては、ヒートシール、溶媒封止、圧力封止、超音波封止、圧力封止、レーザー封止又はこれらの組み合わせが挙げられる。
単位用量物品は、散布剤が振りかけられ得る。散布剤としては、タルク、シリカ、ゼオライト、カーボネート又はこれらの混合物が挙げられる。
本発明の単位用量物品を作成する代表的な手段は、いずれかの先行するクレームによる物品の作成における連続プロセスであり、
a.複数の型を含む連続的に回転して移動する無端表面の水平部分上、又はその非水平部分上に第1の水溶性フィルムを連続的に供給する工程、及び前述の水平部分にフィルムを連続的に移動させる工程と、
b.連続的に移動する表面の水平部分上、及び表面上の型中のフィルムから、連続的に移動する水平に配置された開放パウチのウェブを形成する工程と、
c.連続的に移動する水平に配置された開放パウチに、製品を充填して、水平に配置された、開放され充填されたパウチのウェブを得る工程と、
d.好ましくは、第2の水溶性フィルムを水平に配置された、開放され充填されたパウチ上に供給して閉鎖パウチを得ることによって、好ましくは、連続的に開放パウチのウェブを閉鎖し、閉鎖パウチを得る工程と、
e.任意で、閉鎖パウチを封止して、閉鎖パウチのウェブを得る工程と、を含む。
第2の水溶性フィルムは、少なくとも1つの開放された、又は閉鎖された区画を含み得る。
1つの実施形態では、開放パウチの第1ウェブは、閉鎖パウチの第2ウェブと組み合わされ、好ましくは、この第1及び第2ウェブは、好適な手段によって一緒にまとめられ、一緒に封止され、好ましくは、第2ウェブは回転ドラム構成である。かかる構成において、パウチは、ドラムの頂部で充填され、好ましくは、その後、フィルムの層で封止され、それらの閉鎖パウチは下がって、好ましくは水平な成形面で形成されたパウチ(好ましくは、開放パウチ)の第1ウェブと合流する。回転ドラム装置を水平成形面装置の上に載置するのが特に好適であることが分かっている。
好ましくは、生じた閉鎖パウチのウェブは切断されて個別の単位用量物品が作製される。
フィルムは、印刷領域を含み得る。印刷領域は、フィルム全体又はフィルムの一部を覆い得る。印刷領域は、単色を含み得るか、又は複数の色、更には3色を含み得る。印刷領域は、白色、黒色及び赤色を含み得る。印刷領域は、顔料、染料、青味剤又はこれらの混合物を含み得る。印刷は、フィルムの表面上に層として存在し得るか、又はフィルム中に少なくとも部分的に浸透し得る。印刷領域は、単位用量物品の外側に存在し得るか、又はフィルムの内側、すなわち、液体洗濯洗剤組成物と接触して存在し得る。あるいは、印刷領域は単位用量物品の外側及び内側の両方に存在し得る。
単位用量物品は、少なくとも2枚のフィルム、又は更には少なくとも3枚のフィルムを含んでよく、このフィルムは一緒に封止されている。印刷領域は1枚のフィルム上に存在するか、1枚を超えるフィルム、例えば2枚のフィルム上、又は更には3枚のフィルム上に存在し得る。
印刷領域は、フレキソ印刷又はインクジェット印刷などの標準的な技術を使用して達成される。好ましくは、印刷領域は、フィルムに印刷された後、上述のa〜eによって単位用量物品に成形されるフレキソ印刷によって達成される。印刷は、単位用量物品の内側又は外側にあってよい。
当業者であれば、本発明による単位用量物品を作成するために必要な型の適切な寸法を認識するであろう。
単位用量物品の使用方法
本発明は、本発明による物品を使用する洗濯物を機械的に洗浄するプロセスでもあり、本発明の少なくとも1つの物品を洗浄される洗濯物と一緒に洗濯機内に載置する工程、及び洗浄又はクリーニング作業を実行する工程を含む。
任意の好適な洗濯機が使用され得る。当業者は、関連の洗浄作業に好適な洗濯機を認識するであろう。本発明の物品は、布地添加剤、布地柔軟剤、すすぎ助剤他の組成物とともに使用され得る。
洗浄温度は、30℃以下であり得る。洗浄プロセスは、5〜20分間の洗浄サイクルを少なくとも1回含み得る。自動洗濯機は回転ドラムを含んでよく、少なくとも1回の洗浄サイクル中、ドラムは15〜40rpm、好ましくは20〜35rpmの回転速度を有する。
洗浄プロセスは、自動洗濯機中で実行されてよく、この自動洗濯機は、ドラム、ドア及びシールを含み、ドラムは、上部、下部及び開口部を含み、ドアは前部、後部、側壁を含み、ドアの後部はドラム中に突出部を有しており、シールはドラムの開口部とドアとの間に設置されており、シールはベローを含み、ベローは開口部を含み、ここで、
a)ドラムの下部からシールまでの高さは、7〜15cmであり、
b)水平面からドアの側部までの角度は、5°〜30°であり、
c)水平面からシールまでの角度は、0°〜25°であり;
d)ベローの開口部の幅は2cm未満であり、
e)突出部は0〜6cmである。
図1は、本発明による多区画単位用量物品(1)を示す。単位用量物品(1)は、下部区画(2)、第1上部区画(3)、及び第2上部区画(4)を含む。単位用量物品は、フランジ(5)もまた含む。
単位用量物品(1)は、3枚のフィルムを含む。上部区画(3,4)は、一緒に封止される第1フィルム及び第2フィルムから形成される。次に、封止された上部区画を使用して、第3のフィルムから形成される下部(2)を閉鎖する。封止された上部区画は、下部区画のフィルムと封止される。シール、ヒートシール又はその両方を含む任意の好適な封止手段が使用され得る。
図2は、単位用量物品(1)の側面図である。最大高さ(6)は、単位用量物品の対向面上の2点間の最大距離である。最大高さ(6)は、2cm〜5cm、又は更には2cm〜4cm、又は更には2cm〜3cmである。
図3は、単位用量物品(1)の上面図である。最大幅(7)は、単位用量物品の対向面上の2点間の最大距離であり、最大長さ(8)は、単位用量物品の対向面上の2点間の最大距離である。最大幅は2cm〜5cmであり、最大長さは2cm〜5cmである。
単位用量物品(1)は、長さ:高さの比率が3:1〜1:1、幅:高さの比率が3:1〜1:1、又は更には2.5:1〜1:1、長さ:高さの比率が3:1〜1:1を有する。
図4は、ドラム(20)、ドア(30)及びシール(40)を含む、本発明による自動洗濯機(10)を示す。ドラム(20)は、上部(50)、下部(60)及び開口部(70)を含む。ドア(30)は、前部(80)、後部(90)及び側壁(100)、側壁を備え、ドアの後部はドラム(20)中に突出部(110)を有している。シール(40)はドラム(70)の開口部とドア(30)との間に設置されている。シール(30)はベロー(120)を含み、ベロー(120)は開口部(130)を含む。
図5は、図1の自動洗濯機(10)の拡大図である。ドラム(60)の下部からシール(40)までの高さ(140)は7〜15cmである。水平面(150)からドア(100)の側部までの角度(160)は、5°〜30°である。水平面(150)からシール(40)までの角度(170)は、0°〜25°である。ベローの開口部(130)の幅(180)は、2cm未満である。突出部(110)は、0〜6cmである。
単位用量物品(1)は、10〜27mLであり、30g未満の重量である。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (16)

  1. 水溶性フィルム及び液体洗濯洗剤組成物を含む、多区画水溶性単位用量物品であって、前記単位用量物品の少なくとも1つの区画は前記液体洗濯洗剤組成物を含み、前記単位用量は、高さ、幅、及び長さを有し、
    −最大長さは、2〜5cmであり、
    −最大幅は、2〜5cmであり、
    −最大高さは、3〜5cmであり、前記水溶性単位用量内の前記液体洗濯洗剤組成物の体積は、10〜20mLである、多区画水溶性単位用量物品。
  2. 前記最大高さは、2cm〜4cmであり、好ましくは2cm〜3cmである、請求項1に記載の多区画物品。
  3. 前記液体洗濯洗剤組成物は、0.7g/L〜1g/L未満の重量を有する、請求項1又は2に記載の多区画物品。
  4. 30g未満、又は更には10g〜28g、又は更には10g〜25gの重量を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の多区画物品。
  5. 前記物品は、下部区画と、少なくとも第1上部区画とを含み、前記上部区画は、前記下部区画上に重ねられている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の多区画物品。
  6. 下部区画と、少なくとも第1上部区画及び第2上部区画とを含み、前記上部区画は並べて配置されており、かつ前記下部区画上に重ねられており、好ましくは、前記物品は、下部区画と、少なくとも第1、第2、及び第3上部区画とを含み、前記上部区画は並べて配置されており、かつ前記下部区画上に重ねられている、請求項5に記載の多区画物品。
  7. 合わせた上部区画の表面積−体積の比率と下部区画の表面積−体積の比率との比率は、1:1.25〜1:2.25、又は更には1:1.5〜1:2である、請求項5又は6に記載の多区画物品。
  8. (a)長さと高さとの比率は、3:1〜1:1であるか、又は
    (b)幅と高さとの比率は、3:1〜1:1、又は更には2.5:1〜1:1であるか、又は
    (c)長さと高さとの比率は、3:1〜1:1であり、及び幅と高さとの比率は、3:1〜1:1、又は更には2.5:1〜1:1であるか、又は
    (d)これらの組み合わせ
    である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の多区画物品。
  9. 少なくとも1つの区画は固体を含み、前記固体は前記多区画物品の少なくとも5重量%の濃度で存在する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の多区画単位用量物品。
  10. 前記液体洗濯洗剤組成物は、漂白剤、漂白触媒、染料、色調染料、アルコキシル化ポリアミン及びポリエチレンイミンを含む洗浄ポリマー、汚れ放出ポリマー、界面活性剤、溶媒、移染抑制剤、キレート剤、酵素、香料、カプセル化香料、ポリカルボン酸塩、構造化剤及びこれらの混合物から選択される成分を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の多区画単位用量物品。
  11. 前記単位用量物品は、1Lビーカー中、20〜21℃で950mLの脱イオン水に前記単位用量物品が付加されると、10秒〜5分で崩壊し、前記水は、5cmの磁気撹拌棒で350rpmで撹拌される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の多区画単位用量物品。
  12. 前記フィルムはラクトンを含まない、請求項1〜11のいずれか一項に記載の多区画単位用量物品。
  13. 前記単位用量物品はガスを含み、前記ガスの体積と前記液体洗濯洗剤組成物の体積との比率は、1:4〜1:20、又は更には1:5〜1:15、又は更には1:5〜1:9である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の多区画単位用量物品。
  14. 洗浄温度は、30℃以下であり、好ましくは、5〜20分間の少なくとも1回の洗浄サイクルを含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の単位用量物品を使用して、自動洗濯機で洗濯物を洗浄する方法。
  15. 前記自動洗濯機は回転ドラムを含み、少なくとも1回の洗浄サイクル中、前記ドラムは15〜40rpm、好ましくは20〜35rpmの回転速度を有する、請求項13に記載の方法。
  16. 前記自動洗濯機は、ドラム、ドア及びシールを含み、
    前記ドラムは、上部、下部及び開口部を含み、
    前記ドアは前部、後部、側壁を含み、前記ドアの後部はドラム中に突出部を有しており、
    前記シールはドラムの開口部とドアとの間に設置されており、
    前記シールはベローを含み、前記ベローは開口部を含み、
    ここで、
    a)前記ドラムの前記下部から前記シールまでの高さは、7〜15cmであり、
    b)水平面から前記ドアの側部までの角度は、5°〜30°であり、
    c)水平面から前記シールまでの角度は、0°〜25°であり、
    d)前記ベローの前記開口部の幅は2cm未満であり、
    e)前記突出部は0〜6cmである、
    請求項14または15に記載の方法。
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