JP2017509032A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 指板を有する弦楽器で演奏される音符を検出するための検出システムであって、前記指板は複数の導電性フレットと、前記導電性フレットに沿って延在する少なくとも１つの導電性の弦とを備え、前記検出システムは、
   前記フレットのそれぞれに接続する少なくとも１つの伝導体と、
   前記伝導体に接続する第１の端子と、前記少なくとも１つの導電性の弦に接続する第２の端子とを有する変換器であって、前記変換器は、伝達される信号を論理的に変換するように構成され、それによって、前記導電性の弦が前記フレットの１つに対して押圧されて、信号が前記導電性の弦を通じて伝達されるとき、前記信号は、前記変換器と前記フレットとの間の距離に応じた周波数で２つの論理状態間で連続して変換される変換器と、
   前記周波数を測定するように構成される周波数検出器と、
   前記周波数にしたがって前記指板に沿った前記フレットの位置を決定し、それによって前記音符を検出するように構成される制御装置と、
   を備える、検出システム。
2. 前記変換器は、多数のデータ出力ラインの１つを選択するように構成され、前記データ出力ラインのそれぞれは、前記指板に沿って延在する複数の導電性の弦を有する楽器の１つの導電性の弦に接続するように構成される、請求項１に記載の検出システム。
3. さらにデマルチプレクサを備え、前記デマルチプレクサは、入力信号を前記変換器から受信するように構成される入力部と、多数のデータ出力ラインの１つを選択するように構成される出力部とを有し、前記データ出力ラインのそれぞれは前記複数の導電性の弦の１つに接続する、請求項２に記載の検出システム。
4. 前記変換器の前記第１の端子は入力端子であり、前記第２の端子は出力端子であり、前記変換器はさらに、論理１に対応する入力電圧を論理０に対応する出力電圧に変換するように構成される、請求項１に記載の検出システム。
5. 前記複数の導電性の弦のうちのどれが、前記複数のフレットの１つに対して押圧されているかを検出するように構成される制御装置をさらに備える、請求項１に記載の検出システム。
6. さらにコンデンサを備え、前記コンデンサは前記変換器に接続し、前記信号に信号共鳴を形成し、それによって、前記信号を遅延させるために前記信号を遅延させて、前記信号の波長を増大するように構成される、請求項１〜５のいずれか１項に記載の検出システム。
7. さらにデマルチプレクサを備え、前記デマルチプレクサは、入力信号を前記変換器から受信するように構成される入力部と、多数のデータ出力ラインの１つを選択するように構成される出力部とを有し、前記データ出力ラインのそれぞれは前記複数の導電性の弦の１つに接続する、請求項１に記載の検出システム。
8. 前記変換器は、多数のデータ出力ラインの１つを選択するように構成され、前記データ出力ラインのそれぞれは、前記指板に沿って延在する複数の導電性の弦を有する楽器の１つの導電性の弦に接続するように構成される、請求項１に記載の検出システム。
9. さらにデマルチプレクサを備え、前記デマルチプレクサは、入力信号を前記変換器から受信するように構成される入力部と、多数のデータ出力ラインの１つを選択するように構成される出力部とを有し、前記データ出力ラインのそれぞれは前記複数の導電性の弦の１つに接続する、請求項８に記載の検出システム。
10. 前記複数の導電性の弦のうちのどれが、前記複数のフレットの１つに対して押圧されているかを検出するように構成される制御装置をさらに備える、請求項１に記載の検出システム。
11. 前記信号に信号共鳴を形成し、それによって、前記信号を遅延させ、前記信号の波長を増大するように構成されるコンデンサをさらに備える、請求項１に記載の検出システム。
12. 前記少なくとも１つの伝導体が２つの伝導体を備え、前記２つの伝導体は、前記複数の導電性の弦のそれぞれから前記２つの伝導体までの距離の平均が前記複数の導電性の弦の全てに対して等しくなるように、前記複数の導電性の弦のそれぞれに対して配置される、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の検出システム。
13. 指板を有する弦楽器で演奏される音符を検出するための方法であって、前記指板は、それぞれ伝導体に接続する複数の導電性フレットと、前記指板の長さに沿って延在する少なくとも１つの導電性の弦とを備え、前記方法は、
    前記導電性の弦を通じて電気信号を生成することであって、前記導電性の弦が前記フレットに対して押圧されるとき、前記信号は前記フレットの１つを通じて伝達可能であることと、
    前記信号を変換器によって論理的に変換することであって、前記変換器は前記伝導体に接続する第１の端子と、前記導電性の弦に接続する第２の端子とを有し、それによって、前記導電性の弦が前記フレットの１つに対して押圧されて、前記信号が前記伝導体を通じて伝達されるとき、前記信号は、前記変換器と前記フレットとの間の距離に応じた周波数で２つの論理状態間で連続して変換されることと、
    周波数検出器によって前記周波数を検出することと、
    前記周波数にしたがって前記指板に沿った前記フレットの位置を計算することと、
    前記位置にしたがって前記楽器で演奏される前記音符を決定することと、
    を含む、方法。
14. 検出システムと組み合わせた弦楽器の指板であって、前記指板は、長さに沿って様々な位置に配置される複数の導電性フレットと、前記指板の長さに沿って前記フレットの上に延在して、前記フレットから離間する、少なくとも１つの導電性の弦とを有し、前記検出システムは、
    前記フレットのそれぞれに接続する前記指板の長さに沿って配置される伝導体と、
    前記伝導体に接続する第１の端子と、前記少なくとも１つの導電性の弦に接続する第２の端子とを有する変換器であって、前記変換器は、伝達される信号を論理的に変換するように構成され、それによって、前記少なくとも１つの導電性の弦が前記フレットの１つに対して押圧されて、信号が前記導電性の弦を通じて伝達可能となるとき、前記信号は、前記変換器と前記フレットとの間の距離に応じた周波数で２つの論理状態間で連続して変換される変換器と、
    前記周波数を測定するための周波数検出器と、
    前記周波数にしたがって前記指板に沿った前記フレットの位置を決定するための制御装置と、
    を備える、指板。
15. 前記導電性の弦は前記変換器から信号を受信するように構成され、かつ、ユーザの指によって影響を受けない低圧電流が伝達されるように構成される、請求項１４に記載の組み合わせ。