JP2017508373A - Iratハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための方法および装置 - Google Patents

Iratハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本開示は、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための方法および装置を提示する。たとえば、方法は、ネットワークエンティティによってDCH測定時(DMO)またはIRAT測定のためのアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するステップを含み得る。方法は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するステップと、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断するステップをさらに含む。そのため、IRATハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張が達成され得る。

Description

優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2014年2月10日に出願された「METHOD AND APPARATUS FOR DOWNLINK DECODING ENHANCEMENTS DURING IRAT HANDOVER」と題する非仮出願第14/176,870号の優先権を主張する。
本開示の態様は全般にワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバに関する。
電話、ビデオ、データ、メッセージング、放送などの様々な通信サービスを提供するために、ワイヤレス通信ネットワークが広範囲に展開されている。そのようなネットワークは、たいていは多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザ向けの通信をサポートする。そのようなネットワークの一例は、UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部として定義される無線アクセスネットワーク(RAN)である。UMTSは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))技術の後継であり、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、時分割符号分割多元接続(TD-CDMA)、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)などの様々なエアインターフェース規格を現在サポートしている。UMTSは、関連するUMTSネットワークのデータ転送の速度および容量を向上させる高速パケットアクセス(HSPA)のような拡張3Gデータ通信プロトコルもサポートする。
たとえば、TD-SCDMAシステムでは、専用チャネル(DCH:Dedicated Channel)測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップは、ネットワークによって、ユーザ機器(UE)が接続モードのとき、TD-SCDMAからLTEへのハンドオーバ中またはTD-SCDMAからGSM(登録商標)へのハンドオーバ中に、UEによるLTEまたはGSM(登録商標)の測定をサポートするように構成され得る。しかしながら、3GPP規格は、DMOまたはアイドル期間ギャップ中にネットワークがダウンリンク上のデータをUEへ送信することができるかどうか明示しておらず、このことによってUEのスループットが低くなる。
したがって、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のUEにおけるスループットを改善するために、ダウンリンク復号拡張のための方法および装置が望まれる。
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
本開示は、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための例示的な方法および装置を提示する。たとえば、本開示は、ネットワークエンティティによってDCH測定時(DMO)またはIRAT測定のためのアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するための例示的な方法を提示する。例示的な方法は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するステップと、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると識別するステップをさらに含む。
追加の態様では、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための装置が開示される。装置は、ネットワークエンティティによって、IRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するための手段を含み得る。装置は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するための手段と、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断するための手段とをさらに備える。
さらなる態様では、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のためのコンピュータプログラム製品について説明される。コンピュータプログラム製品は、ネットワークエンティティによって、IRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するための、コンピュータによる実行が可能なコードを含んでいるコンピュータ可読媒体を含み得る。コンピュータプログラム製品は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するステップと、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断するステップをさらに含む。
さらに、本開示は、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための例示的な方法および装置を提示する。装置は、ネットワークエンティティによって、IRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するための、DCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップの識別構成要素を含み得る。装置は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するための、TFCI復号およびCRCの実行構成要素と、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断する、データ有効性判断構成要素とをさらに備える。
上記の目的および関連の目的の達成のために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され特許請求の範囲で具体的に指摘される特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に説明する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が利用され得る様々な方法のうちのいくつかを示すものにすぎず、この説明は、そのようなすべての態様およびそれらの等価物を含むものとする。
本開示の態様の例示的なワイヤレスシステムを示すブロック図である。 例示的な無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバマネージャについて説明するブロック図である。 IRATハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための例示的な流れ図である。 本開示によって企図される電気的構成要素の論理グルーピングの態様を示すブロック図である。 本開示によるコンピュータデバイスの態様を示すブロック図である。 処理システムを使用する装置のハードウェア実装の一例を示すブロック図である。 電気通信システムの一例を概念的に示すブロック図である。 アクセスネットワークの一例を示す概念図である。 電気通信システムにおいてUEと通信しているNodeBの一例を概念的に示すブロック図である。
添付の図面に関する下記の詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実行され得る唯一の構成を表すように意図されているわけではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらす目的で、具体的な詳細を含んでいる。しかし、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実行され得ることが、当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にするのを回避する目的で、周知の構造および構成要素がブロック図の形式で示されている。
本態様は、全般に、IRATハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張に関する。具体的には、TD-SCDMAシステムでは、DMOまたはアイドル期間ギャップは、ネットワークによって、UEが接続モードのとき、たとえばT2LおよびT2GといったIRAT測定をサポートするように構成され得る。しかしながら、3GPP規格は、DMO/アイドル期間ギャップ中にデータがネットワークからUEに送信され得るかどうか明示していない。その結果、異なるネットワークベンダは異なる手法を選択する可能性があり、たとえば、DMO/アイドル期間ギャップを含んでいる送信タイミング期間(TTI)中にダウンリンク上にデータを送信するか、またはDMO/アイドル期間ギャップを含んでいるTTI中にダウンリンク上にデータを送信しない。DMO/アイドル期間ギャップで構成されたTTIは「影響を受けたTTI」とも呼ばれる。影響を受けたTTI中にネットワークがデータを送信し、影響を受けたTTI中にUEがダウンリンクチャネルを復号しなければ、UEの性能が影響を受ける可能性がある。たとえば、UEのスループットが低下する可能性がある。
本方法および本装置の態様によれば、UEにおけるダウンリンクのスループットを改善するために、ダウンリンク復号拡張はIRATハンドオーバ中に行われ得る。
図1を参照すると、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバを促進するワイヤレス通信システム100が示されている。システム100に含まれるユーザ機器(UE)102は、1つまたは複数のオーバージエアリンク116および/または118を介して、それぞれ、たとえばソースネットワークエンティティ112および/またはターゲットネットワークエンティティ114といった1つまたは複数のネットワークエンティティと通信し得る。一態様では、UE102はモバイル装置でよく、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端子、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることもある。
一態様では、ソースネットワークエンティティ112および/またはターゲットネットワークエンティティ114は、限定はしないが、アクセスポイント、基地局(BS)またはNodeBまたはeNodeB、マクロセル、フェムトセル、ピコセル、リレー、ピアツーピアデバイス、認証、認可および課金(AAA:authentication, authorization and accounting)のサーバ、モバイル交換センターなど(MSC:mobile switching center)を含み得る。さらに、ネットワークエンティティ112および/または114に含まれ得る1つまたは複数の任意のタイプのネットワーク構成要素により、UE102は、ソースネットワークエンティティで112および/またはターゲットネットワークエンティティ114とそれぞれ通信するリンク116および/または118と通信すること、および/またはこれらを確立して維持することが可能になり得る。さらに、ネットワークエンティティ114は、UE102がハンドオーバを実行するときハンドオーバの候補になり得る。例示的な態様では、ネットワークエンティティ112は時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)によって動作してよく、および/または、ネットワークエンティティ114は、Long Term Evolution(LTE)または3GPP規格で定義されるようなGlobal System for Mobile Communications(GSM(登録商標))規格に従って動作してよい。
さらに、一態様では、UE102が含み得るIRATハンドオーバマネージャ104は、ユーザ機器(UE)において、ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中にダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別することによって、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張用に構成されてよく、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するステップと、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断する。
追加または随意の態様では、UE102および/またはIRATハンドオーバマネージャ104は、TFCI復号またはCRCが成功しなかったとき、TTI中にデータを廃棄するようにさらに構成されてよい
図2は、例示的なIRATハンドオーバマネージャ104と、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のためにIRATハンドオーバマネージャ104のいくつかの態様に含まれ得る様々な構成要素とを示す。
たとえば、一態様では、IRATハンドオーバマネージャ104は、DMOまたはアイドル期間ギャップの1つまたは複数の識別構成要素202、TFCI復号およびCRCの実行構成要素204、データ有効性判断構成要素206、および/またはデータ廃棄構成要素208を含み得る。
一態様では、UE102がソースネットワークエンティティ112にキャンプオンしてTD-SCDMAのRATで動作しているとき、たとえばソースネットワークエンティティ112といったネットワークは、UEがDMO/アイドル期間ギャップ中にIRAT測定を実行するようにDMO/アイドル期間ギャップを構成してよい。しかし、3GPP規格がDMO/アイドル期間ギャップ中のダウンリンク上の送信に関して明確でないので、DMO/アイドル期間ギャップ中の、UEに対するダウンリンクにおけるデータ送信に関して、ネットワークオペレータの間に整合性はない。したがって、あるネットワークオペレータは、影響を受けたTTIのうちのいくつかまたはすべての部分を通じて前述のようにデータを送信する可能性があり、別のネットワークオペレータは、影響を受けたTTI中にデータを全く送信しない可能性がある。これは、たとえばUEのスループットの低下といった性能低下をもたらす可能性がある。
例示的な態様では、40ミリ秒のTTIを有するシグナリング無線ベアラ(SRB)は、ソースネットワークエンティティ112とUE102との間の通信のために80ミリ秒の周期性および/または7のオフセット(offset of 7)を有するDMO/アイドル期間を構成し得る。すなわち、DMO/アイドル期間の構成によって、そのようなSRBのTTIの少なくとも50%が詰め込まれてよく、かつ/または2つのTTIごとにIRAT測定のために少なくとも1つの10ミリ秒のタイムスロットが割り振られる。
一態様では、DCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップの識別構成要素202は、ネットワークエンティティによって、IRAT測定のためのDMOまたはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するように構成され得る。すなわち、アイドル期間ギャップの識別構成要素202は、前述のように、影響を受けたTTI中にダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するように構成される。
たとえば、いくつかの通信技術のタイプ(たとえばTD-SCDMAなどの時分割技術)では、特定のタイムスロットが特定の事前に定義された通信特性とともに指定されることがある。たとえば、時分割技術では、フレームおよび/またはサブフレーム内のすべてのオカレンスにおける周波数間測定値/周波数内測定値を取得するために、TS0および/または特別なスロットが一般に利用され得る。すなわち、ユーザ機器(UE)は、たとえばセルの再選択および/またはハンドオーバを促進するために、すべてのTS0および/または特別なタイムスロットオカレンスにおいて周波数間測定値/周波数内測定値を取得してよい。
たとえば、DMOまたはアイドル期間ギャップの識別構成要素202は、影響を受けたTTI、すなわちIRAT測定のためのDMO/アイドル期間ギャップで構成されたTTI中に、ダウンリンクチャネル上で、たとえばソースネットワークエンティティ112といったネットワークエンティティから1つまたは複数の送信が受信されたことを識別するように構成され得る。追加または随意の態様では、ソースネットワークエンティティ112からUE102へのダウンリンク上の送信は、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネル、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)チャネル、またはR4チャネル上のものでよい。
例示的な態様では、前述のDMOまたはアイドル期間ギャップの識別構成要素202によってなされた判断は、UEによって、影響を受けたTTI(たとえばDMO/アイドル期間ギャップで構成されたTTI)中に送信されたデータをUEにおいて復号すべきかどうか判断するのに使用され得る。UEが、ダウンリンクチャネル上でネットワークから受信されたデータを復号することをスキップすると、ネットワークがデータを再送信しようとすることがあり、UEにおけるスループットの低下もたらす。随意に、UEが、影響を受けたTTI中にダウンリンク上で送信されたデータを制限なく復号すると、UEが、たとえばIRAT測定といった他の比較的重要なタスクのためのタイミングおよび/またはリソースを使用する可能性があるので、UEの性能に悪影響がある恐れがある。
一態様では、TFCI復号およびCRCの実行構成要素204は、影響を受けたTTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するように構成され得る。たとえば、一態様では、UE102はTFCI復号を実行してTFCI復号が成功したかどうか判断してよい。追加の態様では、一旦、TFCI復号が成功したと判断されると、復号データに対してCRCが実行される。
一態様では、データ有効性判断構成要素206は、TFCI復号およびCRCが成功したとき、影響を受けたTTI中に受信されたデータが有効であると判断するように構成され得る。たとえば、データ有効性判断構成要素206は、TFCI復号およびCRCが成功したとき、たとえばソースネットワークエンティティ112といったネットワークエンティティからダウンリンク上で受信されたデータが有効であると判断してよい。一旦、UEにおいて受信されたデータが有効であると判断されると、UEは、さらなる処理のために、データを上位層へ転送することになる。
随意の態様では、データ廃棄構成要素208は、TFCI復号またはCRCのうち少なくとも1つが成功しなかったとき、影響を受けたTTI中に受信されたデータを廃棄するように構成され得る。たとえば、受信されたデータのTFCI復号またはCRCが失敗したとき、UEにおいて受信されたデータが廃棄されてよい。追加の態様では、影響を受けたTTIにおいてネットワークがデータを送信していない可能性があるので、外側ループ電源制御(OLPC:outer loop power control)に対してCRCエラーが報告されない。さらに、これは、ネットワークの他のUEの性能に対するいかなる影響も最小化し得る。たとえば、TFCI復号またはCRCが成功しなかったとき、OLPCに対してCRCエラーが報告されると、UE102は、たとえばソースネットワークエンティティ112といったネットワークに、たとえば電力といった追加ソースを要求してよく、これによって、ソースネットワークエンティティによって他のUEに割り振られるリソースを低減すること、および/またはより大きい電力がUE102に割り振られることによる他のUEへの干渉の増大を低減することができる。
追加の態様では、UE102は、ネットワークエンティティがたとえばソースネットワークエンティティ112であるということに基づいてUEの復号挙動を適応させてよく、以前の影響を受けたTTIの復号に基づいて、影響を受けたTTI中に送信してよい。たとえば、DMO/アイドル期間ギャップ中にたとえばソースネットワークエンティティ112といったネットワークがデータを送信する場合、UEは、特定のシナリオでは、シグナリングおよびスループットを改善するために、DMO/アイドル期間ギャップ中に積極的にIRAT測定をスキップすることによって、この知識を利用してよい。たとえば、一態様では、UEは1つまたは複数のDMO/アイドル期間ギャップ中にIRAT測定を実行するのを意図的にスキップして、全体のTTIの復号を試みてよい。これによってスループットが向上し得、1つまたは複数のDMO/アイドル期間ギャップをスキップすることが、IRATハンドオーバに大きな影響を与えないことが可能である。
追加の態様では、UEは、新規のセルまたは新規のネットワークからメッセージを受信し始めるときTTIを復号してよい。こうすることによって、前述の、影響を受けたTTI中の、UEに対するダウンリンク上の送信に関するネットワーク挙動における不整合性に対処し得る。たとえば、一態様では、UEは、たとえば可動性のために、セル識別子および/または陸上移動通信ネットワーク識別子(PLMN ID:public land mobile network identifier)に基づき、新規のネットワークおよび/または新規のセルからメッセージを受信していると識別し得て、影響を受けたTTI中にダウンリンク上で受信されたメッセージを復号し始め得る。
図3は、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための例示的な方法300を示す。一態様では、ブロック302において、方法300は、ユーザ機器(UE)において、ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中にダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するステップを含み得る。たとえば、UE102、IRATハンドオーバマネージャ104および/またはDMOもしくはアイドル期間ギャップの識別構成要素202は、たとえばソースネットワークエンティティ122といったネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、UE102において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別し得る。
さらに、ブロック304において、方法300は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するステップを含み得る。たとえば、一態様では、IRATハンドオーバマネージャ104ならびに/あるいはTFCI復号およびCRCの実行構成要素204は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するように構成され得る。
さらに、ブロック306において、方法300は、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断するステップを含み得る。たとえば、一態様では、データ有効性判断構成要素206および/またはIRATハンドオーバマネージャ104は、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断するように構成され得る。
随意の態様では、ブロック308において、方法300は、TFCI復号またはCRCが成功しなかったとき、TTI中に受信されたデータを廃棄するステップを含み得る。たとえば、一態様では、IRATハンドオーバマネージャ104および/またはデータ廃棄構成要素208は、TFCI復号またはCRCが成功しなかったとき、TTI中に受信されたデータを廃棄するように随意に構成され得る。
図4を参照して、無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のために、例示的なシステム400が表示される。たとえば、システム400は、たとえばUE102といったユーザ機器(図1)および/またはIRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)内に少なくとも部分的に存在し得る。システム400は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実施される機能を表す機能ブロックであり得る、機能ブロックを含むものとして表されていることを諒解されたい。システム400は、連携して動作することができる電気的構成要素の論理グルーピング402を含む。たとえば、論理グルーピング402は、ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことをユーザ機器(UE)において識別するための電気的構成要素404を含み得る。一態様では、電気的構成要素404は、IRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)および/またはDMOもしくはアイドル期間ギャップの識別構成要素202(図2)を備え得る。
さらに、論理グルーピング402は、TTI中に受信された送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するための電気的構成要素406を含み得る。一態様では、電気的構成要素406は、TFCI復号およびCRCの実行構成要素204(図2)および/またはIRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)を備え得る。
さらに、論理グルーピング402は、TFCI復号およびCRCが成功したとき、TTI中に受信されたデータが有効であると判断するための電気的構成要素408を含み得る。一態様では、電気的構成要素408は、データ有効性判断構成要素206(図2)および/またはIRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)を備え得る。
さらに、論理グルーピング402は、TFCI復号またはCRCが成功しなかったとき、TTI中に受信されたデータを廃棄するための電気的構成要素410を随意に含み得る。一態様では、電気的構成要素410は、IRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)および/またはデータ廃棄構成要素208(図2)を備え得る。
さらに、論理グルーピング402は、TFCI復号またはCRCが成功しなかったとき、TTI中に受信されたデータの廃棄を引き起こすための電気的構成要素410を含むことができる。一態様では、電気的構成要素410は、IRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)および/またはデータ廃棄構成要素208(図2)を備え得る。
さらに、システム400は、電気的構成要素404、406、408、および410に関連付けられた機能を実行するための命令を保持すること、電気的構成要素404、406、408、および410によって使用または取得されるデータを記憶することなどを行うメモリ412を含むことができる。電気的構成要素404、406、408、および410は、メモリ412の外部にあるものとして示されているが、これらの電気的構成要素のうちの1つまたは複数は、メモリ412内に存在し得ることを理解されたい。一例では、電気的構成要素404、406、408、および410は、少なくとも1つのプロセッサを含むことができ、または、各電気的構成要素404、406、408、および410は、少なくとも1つのプロセッサの対応するモジュールとすることができる。さらに、追加または代替の例では、電気的構成要素404、406、408、および410は、コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品とすることができ、各電気的構成要素404、406、408、および410は、対応するコードとすることができる。
図5を参照すると、一態様では、UE102および/またはIRATハンドオーバマネージャ104は、特別にプログラムまたは構成されたコンピュータデバイス500によって表され得る。実施態様の一態様では、コンピュータデバイス500は、特別にプログラムされたコンピュータ可読指令またはコード、ファームウェア、ハードウェア、またはそのいくつかの組合せなどのUE102および/またはIRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)を含み得る。コンピュータデバイス500は、本明細書で説明する構成要素および機能のうちの1つまたは複数に関連する処理機能を実行するための、プロセッサ502を含む。プロセッサ502は、プロセッサまたはマルチコアプロセッサの単一のセットまたは複数のセットを含み得る。その上、プロセッサ502は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装されてもよい。
コンピュータデバイス500は、プロセッサ502によって実行されているアプリケーションの本明細書で使用されるデータおよび/またはローカルバージョンを記憶するなどのためのメモリ504をさらに含む。メモリ504は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなど、コンピュータが使用できる任意のタイプのメモリを含むことができる。
さらに、コンピュータデバイス500は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し維持することを可能にする、通信構成要素506を含む。通信構成要素506は、コンピュータデバイス500上の構成要素間の通信、ならびに、コンピュータデバイス500と、通信ネットワーク上に位置するデバイス、および/またはコンピュータデバイス500に直列またはローカルに接続されたデバイスなどの外部デバイスとの間の通信を、伝え得る。たとえば、通信構成要素506は、1つまたは複数のバスを含んでもよく、外部デバイスとのインターフェースをとるように動作可能な、送信機および受信機にそれぞれ関連付けられる送信チェーン構成要素および受信チェーン構成要素、またはトランシーバをさらに含んでもよい。追加の態様では、通信構成要素506は、1つまたは複数の加入者ネットワークから1つまたは複数のページを受信するように構成され得る。さらなる態様では、そのようなページは、第2の加入に対応することができ、第1の技術タイプの通信サービスを介して受信され得る。
さらに、コンピュータデバイス500は、データ記憶装置508をさらに含んでよく、データ記憶装置508は、本明細書で説明する態様に関連して利用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を実現する、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得る。たとえば、データ記憶装置508は、プロセッサ502によって現在実行されていないアプリケーションおよび/または任意のしきい値もしくは指位置の値のためのデータリポジトリであり得る。
コンピュータデバイス500は、さらに、コンピュータデバイス500のユーザから入力を受け取るように動作可能で、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能な、ユーザインターフェース構成要素510を含み得る。ユーザインターフェース構成要素510は、限定はしないが、キーボード、ナンバーパッド、マウス、タッチ感知式ディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識構成要素、ユーザからの入力を受け取ることが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む、1つまたは複数の入力デバイスを含み得る。さらに、ユーザインターフェース構成要素510は、限定はされないが、ディスプレイ、スピーカー、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザに出力を提示することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の出力デバイスを含み得る。
図6のブロック図が示す装置600のハードウェア実装の一例は、たとえばUE102および/またはIRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)を含み、IRATセル再選択のための方法などの本開示の態様を実行するための処理システム614を採用している。この例では、処理システム614は、バス602によって全般的に表されるバスアーキテクチャで実装され得る。バス602は、処理システム614の具体的な用途および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス602は、プロセッサ604によって概略的に表される1つまたは複数のプロセッサ、コンピュータ可読媒体606によって概略的に表されるコンピュータ可読媒体を含む様々な回路と、限定はしないが、IRATハンドオーバマネージャ104、DMOまたはアイドル期間ギャップの識別構成要素202、TFCI復号およびCRCの実行構成要素204、データ有効性判断構成要素206、および/またはデータ廃棄構成要素208(図1〜図2)など、本明細書で説明された1つまたは複数の構成要素とを互いにリンクさせる。バス602は、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクさせることもでき、これらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。バスインターフェース608は、バス602とトランシーバ610との間にインターフェースを提供する。トランシーバ610は、送信媒体上の様々な他の装置と通信するための手段を提供する。また、装置の性質に応じて、ユーザインターフェース612(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなど)が設けられてもよい。
プロセッサ604は、バス602の管理、およびコンピュータ可読媒体606上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を受け持つ。ソフトウェアは、プロセッサ604によって実行されると、任意の特定の装置の以下で説明される様々な機能を処理システム614に実行させる。コンピュータ可読媒体606は、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ604によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。
図7は、本明細書で論じられたようにUE102と第1のネットワークエンティティ112との間の通信に使用され得るTD-SCDMAキャリアのためのフレーム構造750を示す。TD-SCDMAキャリアは、図示のように、長さが10ミリ秒であり得るフレーム752を有する。フレーム752は2つの5ミリ秒のサブフレーム754を有し得て、サブフレーム754の各々が7つのタイムスロット(TS0〜TS6)を含む。第1のタイムスロットTS0は周波数間測定/周波数内測定および/またはダウンリンク通信に割り振られてよく、一方、第2のタイムスロットTS1はアップリンク通信に割り振られてよい。残りのタイムスロットTS2〜TS6は、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかに使用されてよく、このことは、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかの方向における、より高度なデータ送信時間中のより高い融通性を可能にする。ダウンリンクのパイロットタイムスロット(DwPTS)756、ガード期間(GP)758、およびアップリンクのパイロットタイムスロット(UpPTS)760(アップリンクパイロットチャネル(UpPCH)としても知られている)は、TS0とTS1との間にあり、特別なタイムスロットと随意に呼ばれ得る。各タイムスロット(TS0〜TS6)は、たとえば最大で16のコードチャネルに多重化されたデータ送信を可能にし得る。コードチャネル上のデータ送信は、ミッドアンブル764によって分離され、ガード期間(GP)768が後続する2つのデータ部分762を含む。ミッドアンブル764はチャネル推定などの機能に使用され得、一方、GP768はバースト間干渉を回避するために使用され得る。
図8を参照すると、UTRANアーキテクチャのアクセスネットワーク800が示されており、IRATハンドオーバマネージャ104(図1)を含むように構成された1つまたは複数のユーザ機器(UE)を含み得る。多重アクセスワイヤレス通信システムは、セル802、804、および806を含んでいる複数のセル領域(セル)を含み、その各々が、図1のネットワークエンティティ112および/または114であり得る1つまたは複数のセクタを含み得る。複数のセクタはアンテナのグループによって形成されてよく、各々のアンテナがセルの一部にあるUEとの通信を担う。たとえば、セル802において、アンテナグループ812、814、および816は、各々異なるセクタに対応し得る。セル804において、アンテナグループ818、820、および822は、各々異なるセクタに対応する。セル806において、アンテナグループ824、826、および828は、各々異なるセクタに対応する。セル802、804、および806は、各セル802、804、または806の1つまたは複数のセクタと通信していてもよい、たとえば、図1のUE102を含む、いくつかのワイヤレス通信デバイス、たとえばユーザ機器またはUEを含み得る。たとえば、UE830および832は、NodeB842と通信していてもよく、UE834および836は、NodeB844と通信していてもよく、UE838および840は、NodeB846と通信していてもよい。ここで、各NodeB842、844、846は、それぞれのセル802、804、および806の中のすべてのUE830、832、834、836、838、840のために、アクセスポイントを提供するように構成される。さらに、各NodeB842、844、846は図1のネットワークエンティティ112、114であり得、かつ/または各UE830、832、834、836、838、840は図1のUE102であり得て、本明細書で概説された方法を実行し得る。
UE834がセル804における図示された位置からセル806に移動するとき、サービングセル変更(SCC)またはハンドオーバが生じて、UE834との通信が、ソースセルと呼ばれ得るセル804からターゲットセルと呼ばれ得るセル806に移行することがある。UE834において、それぞれのセルに対応するNodeBにおいて、拡張パケットコア(Enhanced Packet Core)において、またはワイヤレスネットワークにおける別の適切なノードにおいて、ハンドオーバプロシージャの管理が生じ得る。たとえば、ソースセル804との呼の間、または任意の他の時間において、UE834は、ソースセル804の様々なパラメータ、ならびに、セル806、および802のような近隣セルの様々なパラメータを監視することができる。さらに、これらのパラメータの品質に応じて、UE834は、近隣セルの1つまたは複数との通信を保つことができる。この期間において、UE834は、UE834が同時に接続されるセルのリストであるアクティブセットを保持することができる(すなわち、ダウンリンク専用物理チャネルDPCHまたはフラクショナルダウンリンク専用物理チャネルF-DPCHをUE834に現在割り当てているUTRAセルが、アクティブセットを構成し得る)。いずれにせよ、UE834は、本明細書で説明された再選択動作を再選択マネージャ104に実行させ得る。
さらに、アクセスネットワーク800によって用いられる変調方式および多元接続方式は、導入されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。例として、規格は、Evolution-Data Optimized(EV-DO)またはUltra Mobile Broadband(UMB)を含み得る。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、CDMAを用いて移動局にブロードバンドインターネットアクセスを提供する。規格は代替的に、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびTD-SCDMAなどのCDMAの他の変形態を用いるUniversal Terrestrial Radio Access(UTRA)、TDMAを用いるGlobal System for Mobile Communications(GSM(登録商標))、ならびにOFDMAを用いるEvolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、およびFlash-OFDMであり得る。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE Advanced、およびGSM(登録商標)は、3GPP団体による文書に記述されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記述されている。実際の利用されるワイヤレス通信規格、多元接続技術は、具体的な用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。
図9はUE950と通信するNodeB910のブロック図であり、NodeB910はソースネットワークエンティティ112および/またはターゲットネットワークエンティティ114でよく、UE950はIRATハンドオーバマネージャ104(図1〜図2)を含み得るUE102でよい。ダウンリンク通信では、送信プロセッサ920は、データ源912からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ940から制御信号を受信することができる。送信プロセッサ920は、参照信号(たとえばパイロット信号)とともに、データ信号および制御信号のための様々な信号処理機能を提供する。たとえば、送信プロセッサ920は、誤り検出のための巡回冗長検査(CRC)コード、順方向誤り訂正(FEC)を支援するための符号化およびインターリービング、様々な変調方式(たとえば、二位相偏移変調(BPSK)、四位相偏移変調(QPSK)、M-位相偏移変調(M-PSK)、M-直角位相振幅変調(M-QAM)など)に基づいた信号配列へのマッピング、直交可変拡散率(OVSF)による拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングコードとの乗算を、提供することができる。送信プロセッサ920のための、符号化方式、変調方式、拡散方式および/またはスクランブリング方式を決定するために、チャネルプロセッサ944からのチャネル推定が、コントローラ/プロセッサ940によって使われ得る。これらのチャネル推定は、UE950によって送信される参照信号から、またはUE950からのフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ920によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ930に与えられる。送信フレームプロセッサ930は、コントローラ/プロセッサ940からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機932に与えられ、送信機932は、アンテナ934を通じたワイヤレス媒体によるダウンリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。アンテナ934は、たとえば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイまたは他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含み得る。
UE950において、受信機954は、アンテナ952を通じてダウンリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機954によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ960に与えられ、受信フレームプロセッサ960は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ994に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ970に提供する。受信プロセッサ970は次いで、NodeB910中の送信プロセッサ920によって実行される処理の逆を実行する。より具体的には、受信プロセッサ970は、シンボルを逆スクランブルおよび逆拡散し、次いで変調方式に基づいて、NodeB910によって送信された、最も可能性の高い信号配列点を求める。これらの軟判定は、チャネルプロセッサ994によって計算されるチャネル推定に基づき得る。そして軟判定は、データ信号、制御信号、および参照信号を回復するために、復号されてデインターリーブされる。そして、フレームの復号が成功したかどうか判断するために、CRCコードが確認される。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータがデータシンク972に与えられ、データシンク972は、UE950および/または様々なユーザインターフェース(たとえばディスプレイ)において実行されているアプリケーションを表す。復号に成功したフレームが搬送する制御信号は、コントローラ/プロセッサ990に与えられる。受信プロセッサ970によるフレームの復号が失敗すると、コントローラ/プロセッサ990は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
アップリンクでは、データ源978からのデータおよびコントローラ/プロセッサ990からの制御信号が、送信プロセッサ980に与えられる。データ源978は、UE950で実行されているアプリケーションおよび様々なユーザインターフェース(たとえばキーボード)を表し得る。NodeB910によるダウンリンク送信に関して説明する機能と同様に、送信プロセッサ980は、CRCコード、FECを支援するための符号化およびインターリービング、信号配列へのマッピング、OVSFによる拡散、および、一連のシンボルを生成するためのスクランブリングを含む、様々な信号処理機能を提供する。NodeB910によって送信される参照信号から、または、NodeB910によって送信されるミッドアンブル中に含まれるフィードバックから、チャネルプロセッサ994によって導出されるチャネル推定が、適切な符号化方式、変調方式、拡散方式、および/またはスクランブリング方式を選択するために、使われ得る。送信プロセッサ980によって生成されたシンボルは、フレーム構造を作成するために、送信フレームプロセッサ982に与えられる。送信フレームプロセッサ982は、コントローラ/プロセッサ990からの情報とシンボルとを多重化することによって、このフレーム構造を作成し、一連のフレームが得られる。次いでこのフレームは送信機956に与えられ、送信機956は、アンテナ952を通じたワイヤレス媒体によるアップリンク送信のために、増幅、フィルタリング、およびフレームのキャリア上への変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
アップリンク送信は、UE950において受信機機能に関して説明されたのと同様の方式で、NodeB910において処理される。受信機935は、アンテナ934を通じてアップリンク送信を受信し、その送信を処理してキャリア上へ変調されている情報を回復する。受信機935によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ936に与えられ、受信フレームプロセッサ936は、各フレームを解析し、フレームからの情報をチャネルプロセッサ944に提供し、データ信号、制御信号、および参照信号を受信プロセッサ938に提供する。受信プロセッサ938は、UE950中の送信プロセッサ980によって実行される処理の逆を実行する。次いで、復号に成功したフレームによって搬送されるデータ信号および制御信号が、データシンク939およびコントローラ/プロセッサにそれぞれ与えられ得る。フレームの一部が、受信プロセッサによる復号に失敗すると、コントローラ/プロセッサ940は、確認応答(ACK)プロトコルおよび/または否定応答(NACK)プロトコルを用いて、そうしたフレームの再送信要求をサポートすることもできる。
コントローラ/プロセッサ940および990は、それぞれNodeB910およびUE950における動作を指示するために使われ得る。たとえば、コントローラ/プロセッサ940および990は、タイミング、周辺インターフェース、電圧調整、電力管理、および他の制御機能を含む、様々な機能を提供することができる。メモリ942および992のコンピュータ可読媒体は、それぞれ、NodeB910およびUE950のためのデータおよびソフトウェアを記憶することができる。NodeB910におけるスケジューラ/プロセッサ946は、リソースをUEに割り振り、UEのダウンリンク送信および/またはアップリンク送信をスケジューリングするために、使われ得る。
WCDMA(登録商標)システムを参照して、電気通信システムのいくつかの態様を示してきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明する様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャおよび通信規格に拡張され得る。
例として、様々な態様は、他のUMTS、たとえばTD-SCDMA、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセスプラス(HSPA+)およびTD-CDMAに拡張され得る。様々な態様はまた、Long Term Evolution(LTE)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、LTE-Advanced(LTE-A)(FDD、TDD、またはこれら両方のモードによる)、CDMA2000、Evolution-Data Optimized(EV-DO)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-Wideband(UWB)、Bluetooth(登録商標)、および/または他の適切なシステムを利用するシステムに拡張され得る。実際の利用される電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、具体的な用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。
本開示の様々な態様によれば、要素または要素の一部分または要素の組合せを、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」で実装できる。プロセッサの例として、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理回路、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実施するように構成された他の適切なハードウェアがある。処理システム内の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。ソフトウェアはコンピュータ可読媒体上に存在し得る。コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、取り外し可能ディスク、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。
また、コンピュータ可読媒体は、例として、搬送波、伝送路、ならびに、コンピュータがアクセスし読み取ることができるソフトウェアおよび/または命令を送信するための任意の他の適切な媒体も含み得る。コンピュータ可読媒体は、処理システムの中に存在してもよく、処理システムの外に存在してもよく、または処理システムを含む複数のエンティティに分散してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラム製品として具現化され得る。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料内のコンピュータ可読媒体を含み得る。当業者は、具体的な用途およびシステム全体に課される全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって示される説明する機能を最善の形で実装する方法を認識するだろう。
開示した方法におけるステップの特定の順序または階層は例示的なプロセスを示していることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層は再構成可能であることを理解されたい。添付の方法クレームは、サンプル的順序で様々なステップの要素を提示しており、クレーム内で明記していない限り、提示した特定の順序または階層に限定されるように意図されているわけではない。
上記の説明は、本明細書で説明する様々な態様を当業者が実施できるようにするために与えられる。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、請求項は本明細書で示す態様に限定されるよう意図されているわけではなく、請求項の文言と整合するすべての範囲を許容するように意図されており、単数の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するよう意図されている。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は「1つまたは複数の」を意味する。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」という語句は、単一の要素を含め、それらの項目の任意の組合せを意味する。たとえば、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」は、「a」、「b」、「c」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、「a、bおよびc」を含むことが意図されている。当業者が知っているか、後に知ることになる、本開示全体にわたって説明した様々な態様の要素と構造的かつ機能的に同等のものはすべて、参照により本明細書に明確に組み込まれ、請求項によって包含されることが意図される。また、本明細書で開示する内容は、そのような開示が請求項で明記されているか否かにかかわりなく、公に供することは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という語句を使用して要素が明記されている場合、または方法クレームで「のためのステップ」という語句を使用して要素が記載されている場合を除き、米国特許法第112条第6項の規定に基づき解釈されることはない。
100 ワイヤレス通信システム
102 ユーザ機器
104 IRATハンドオーバマネージャ
112 ソースネットワークエンティティ
114 ターゲットネットワークエンティティ
116 オーバージエアリンク
118 オーバージエアリンク
202 DMOまたはアイドル期間ギャップの識別構成要素
204 TFCI復号およびCRCの実行構成要素
206 データ有効性判断構成要素
208 データ廃棄構成要素
400 システム
402 論理グルーピング
404 電気的構成要素
406 電気的構成要素
408 電気的構成要素
410 電気的構成要素
414 メモリ
500 コンピュータデバイス
502 プロセッサ
504 メモリ
506 通信構成要素
508 データ記憶装置
510 ユーザインターフェース構成要素
600 装置
602 バス
604 プロセッサ
606 コンピュータ可読媒体
608 バスインターフェース
610 トランシーバ
612 ユーザインターフェース
614 処理システム
750 フレーム構造
752 フレーム
754 サブフレーム
756 ダウンリンクのパイロットタイムスロット
758 ガード期間
760 アップリンクのパイロットタイムスロット
762 データ部分
764 ミッドアンブル
768 ガード期間
800 アクセスネットワーク
802 セル
804 セル、ソースセル
806 セル
812 アンテナグループ
814 アンテナグループ
816 アンテナグループ
818 アンテナグループ
820 アンテナグループ
822 アンテナグループ
824 アンテナグループ
826 アンテナグループ
828 アンテナグループ
830 ユーザ機器
832 ユーザ機器
834 ユーザ機器
836 ユーザ機器
838 ユーザ機器
840 ユーザ機器
842 NodeB
844 NodeB
846 NodeB
910 NodeB
912 データ源
920 送信プロセッサ
930 送信フレームプロセッサ
932 送信機
934 アンテナ
935 受信機
936 受信フレームプロセッサ
938 受信プロセッサ
939 データシンク
940 コントローラ/プロセッサ
942 メモリ
944 チャネルプロセッサ
946 スケジューラ/プロセッサ
950 ユーザ機器
952 アンテナ
954 受信機
956 送信機
960 受信フレームプロセッサ
970 受信プロセッサ
972 データシンク
978 データ源
980 送信プロセッサ
982 送信フレームプロセッサ
990 コントローラ/プロセッサ
992 メモリ
994 チャネルプロセッサ

Claims (20)

  1. 無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための方法であって、
    ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するステップと、
    前記TTI中に受信された前記送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するステップと、
    前記TFCI復号および前記CRCが成功したとき、前記TTI中に受信されたデータが有効であると判断するステップとを含む方法。
  2. 前記TFCI復号または前記CRCが成功しなかったとき、前記TTI中に受け取った前記データを廃棄するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記TTI中に受信された前記データが、外側ループ電源制御(OLPC)に対する関連するCRCエラーをカウントせずに廃棄される請求項2に記載の方法。
  4. 前記UEが時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)からLong Term Evolution(LTE)へのIRATハンドオーバを実行しているとき前記識別が行われる請求項1に記載の方法。
  5. 前記ダウンリンクチャネルが、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネル、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)チャネルおよびR4チャネルを含むリストから選択される請求項1に記載の方法。
  6. 無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための装置であって、
    ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するための手段と、
    前記TTI中に受信された前記送信の、トランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するための手段と、
    前記TFCI復号および前記CRCが成功したとき、前記TTI中に受信されたデータが有効であると判断するための手段とを備える装置。
  7. 前記TFCI復号または前記CRCが成功しなかったとき、前記TTI中に受け取った前記データを廃棄するための手段をさらに備える請求項6に記載の装置。
  8. 前記TTI中に受信された前記データが、外側ループ電源制御(OLPC)に対する関連するCRCエラーをカウントせずに廃棄される請求項7に記載の装置。
  9. 前記UEが時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)からLong Term Evolution(LTE)へのIRATハンドオーバを実行しているとき前記識別が行われる請求項6に記載の装置。
  10. 前記ダウンリンクチャネルが、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネル、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)チャネルおよびR4チャネルを含むリストから選択される請求項6に記載の装置。
  11. 無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のためのコンピュータプログラムであって、
    ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ユーザ機器(UE)において、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別することと、
    前記TTI中に受信された前記送信の、トランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行することと、
    前記TFCI復号および前記CRCが成功したとき、前記TTI中に受信されたデータが有効であると判断することを行うための、コンピュータによって実行可能なコードを含むコンピュータプログラム。
  12. 前記TFCI復号または前記CRCが成功しなかったとき、前記TTI中に受け取った前記データを廃棄するためのコードをさらに含む請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記TTI中に受信された前記データが、外側ループ電源制御(OLPC)に対する関連するCRCエラーをカウントせずに廃棄される請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記UEが時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)からLong Term Evolution(LTE)へのIRATハンドオーバを実行しているとき前記識別が行われる請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記ダウンリンクチャネルが、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネル、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)チャネルおよびR4チャネルを含むリストから選択される請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  16. 無線アクセス技術間(IRAT)ハンドオーバ中のダウンリンク復号拡張のための装置であって、
    ネットワークエンティティによってIRAT測定のためのDCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップ用に構成された送信タイミング期間(TTI)中に、ダウンリンクチャネル上で送信が受信されたことを識別するための、DCH測定時(DMO)またはアイドル期間ギャップの識別構成要素と、
    前記TTI中に受信された前記送信のトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)復号および巡回冗長検査(CRC)を実行するための、TFCI復号およびCRCの実行構成要素と、
    前記TFCI復号および前記CRCが成功したとき、前記TTI中に受信されたデータが有効であると判断する、データ有効性判断構成要素とを備える装置。
  17. 前記TFCI復号または前記CRCが成功しなかったとき、前記TTI中に受信された前記データを廃棄するためのデータ廃棄構成要素をさらに備える請求項16に記載の装置。
  18. 前記TTI中に受信された前記データが、外側ループ電源制御(OLPC)に対する関連するCRCエラーをカウントせずに廃棄される請求項17に記載の装置。
  19. 前記UEが時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)からLong Term Evolution(LTE)へのIRATハンドオーバを実行しているとき前記識別が行われる請求項16に記載の装置。
  20. 前記ダウンリンクチャネルが、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)チャネル、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)チャネルおよびR4チャネルを含むリストから選択される請求項16に記載の装置。
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