[0019]本発明は、ホームオートメーションの分野に関し、更に詳しくは、ユーザーが、様々なホームオートメーションモジュールを集中管理ダッシュボードに統合する能力の向上に必要なソフトウェアツールに関する。本発明の1つの実施形態において、単一の統一インターフェース及び制御機構は、接続型ホームデバイス及びホームオートメーションモジュール全てを対象に使用する。この単一インターフェースは、このようなデバイスの主制御やアクセスポイントとしての機能を有し、これらのデバイスの制御は、主要画面上又は、接続型セットトップボックス又はスマートテレビから表示される。
[0020]ある例示的な実施形態において、ホームオートメーションダッシュボードにより、テレビ、セットトップボックス又は、スマートフォン若しくはタブレット型端末等の画面付き装置からの接続モジュールの監視及び制御が可能である。このホームアプリケーションは、ビデオ画面を使用して、接続型ホーム及びホームオートメーションデバイス全てを統合して、全ての接続デバイスの状況をビデオ画面に表示する。ホームアプリケーションは、ライブビデオのストリームや他のグラフィカルインターフェース要素も表示して、それらの状況の情報をユーザーに提供する。例えば、監視カメラが警報を発すると、警報発令のメッセージがビデオ画面に表示される。次に、監視カメラの映像がビデオ画面上でユーザーに示される。ユーザーは次に、警報が誤報又は他の原因があるかを判断する。
[0021]別の実施形態において、アプリケーションにより、遠隔制御装置、又は他のタブレット型若しくは第2画面付き装置を介して、制御可能なホームオートメーションデバイスを制御可能である。これによりユーザーは、単一ユーザーインターフェースを介して、接続デバイスと通信可能である。本実施例において、ユーザーは、ビデオ警報を受信するために主要画面を視る必要はないが、第2接続デバイスからそのような警報及びメッセージを受信する場合がある。ユーザーは、遠隔制御又は、携帯電話若しくはタブレット型端末等の第2画面付き装置を使用して、主要画面をナビゲートする。例えば、ユーザーは、映像をトグルに切り換えて、警報付きの映像だけでなく、全ての映像を視る。ユーザーは、セットトップボックスの遠隔制御を介して、接続型ビデオカメラをパンし、スキャンし、ズーム機能を使用して、カメラ映像を住宅内のテレビで視る。
[0022]ある例示的な実施形態において、ホームアプリケーションは、ネットワーク化用標準インターネットプロトコルを使用して接続される。様々なスマートホーム又はホームオートメーションデバイスは現在、独自の通信規格やプロトコルを使用している。例示的な実施形態は、様々な規格に接続し、これによりこれらのデバイスが、単一ユーザーインターフェース及び制御により、通信及び制御が可能になる。ホームアプリケーションは、様々なプロトコルを制御データベースに統合し、その結果、単一アプリケーションが複数のデバイスと通信する。ダッシュボードは、画面上のテレビアプリケーションに、あらゆる状況メッセージ、データ、映像、音声及び警報を表示する。ホームアプリケーションモジュールは、ミドルウェアスタックに統合されるが、セットトップボックス又はテレビではなく、独自のデバイスで動作するスタンドアロンのソリューションの機能を有する。
[0023]例えば、ホームオートメーションデバイスは、ケーブル又はWi−Fiを介して、ホームネットワークに直接接続可能である。これらの信号は、ホームアプリケーション及びシステムにより検出された後、モジュールから送信されるデータが処理され、次に、接続されたテレビ又はモニターに表示される。ホームオートメーションデバイスは、接続型サーモスタット、並びに暖房及び換気システム、スマートロック、監視カメラ、冷蔵庫や洗濯機等の接続機器、人感センサ、スマート照明及び電気スイッチ並びにタイマーを備えて使用される。
[0024]更に別の実施形態において、ホームアプリケーションは、あらゆる付属装置のネットワークを、配線接続又はWi−Fiを介してポーリングし、装置の通信及び制御プロトコルを検出する。デバイスプロトコルが既知であれば、ホームオートメーションデバイスのホームアプリケーションデータベースに追加され、状況メッセージ及びデータもユーザーに提示される。デバイスが未知であれば、システムは既知のプロトコルを経由して、首尾よく接続される。ホームモジュールがデバイスとの通信に失敗すると、エラーメッセージがユーザーに表示される。
[0025]図1は、本発明に記載する少なくとも1つの技術を実行するシステムの一例を示すブロック図である。システム100は、本明細書記載の技術によるホームデバイスをユーザーが制御及び監視する機能を有する。図1に示す実施例において、システム100は、少なくとも1つの計算装置102A〜102N、広域ネットワーク104、ローカルエリアネットワーク106、少なくとも1つのホームデバイス108A〜108N、テレビサービス事業者サイト110、メディアサービス事業者サイト118、及びウェブページコンテンツ配信サイト120を備える。更にシステム100は、少なくとも1つのサーバ上で動作するソフトウェアモジュールを備える。ソフトウェアモジュールはメモリに記憶され、プロセッサにより実行される。サーバは、少なくとも1つのプロセッサ及び複数の内部及び/又は外部の記憶装置を備える。メモリデバイスの例として、ファイルサーバ、FTPサーバ、ネットワーク付属記憶(NAS)装置、ローカルディスクドライブ、又は他のあらゆる種類の装置又はデータ記憶可能な記憶媒体等がある。記憶媒体は、ブルーレイディスク、DVD、CD−ROM、フラッシュメモリ、又は他のあらゆる適切なデジタル記憶媒体を備える。本明細書記載の技術がソフトウェア上で部分的に実行される場合、デバイスは、適切な非一時的コンピュータ読取可能な媒体上のソフトウェアの命令を記憶し、少なくとも1つのプロセッサを使用して、ハードウェア内の命令を実行する。
[0026]図1に示す実施例において、計算装置102A〜102Nは、ユーザーが、例えば、音楽、映像、画像、ウェブページ、メッセージ、音声通信及びアプリケーション等のデジタルコンテンツにアクセスする機能を有し、広域ネットワーク104及びローカルエリアネットワーク106とデータの送受信を行う機能を有するあらゆる装置を備える。例えば、計算装置102A〜102Nは、配線式及び/又はワイヤレス通信用として装備され、セットトップボックス、デジタルビデオテープレコーダ、テレビ、デスクトップ、ラップトップ又はタブレット型コンピュータ、ゲーム専用機、更に「スマート」フォン、携帯電話及びパーソナルゲーム機を含むモバイル機器を備える。ホームデバイス108A〜108Nは、少なくとも1つの自動化タスクを実行し、広域ネットワーク104及び/又はローカルエリアネットワーク106とデータの送受信を行う機能を有するあらゆる装置を備える。ホームデバイス108A〜108Nは、洗濯機や衣類乾燥機等の家電製品、ストーブ、オーブン、電子レンジ、コーヒーメーカー等の調理器具を含む食品調理装置、冷凍装置、食器洗い機、暖房、冷房、換気装置を含む空調装置、監視カメラ、人感センサ、窓及びドアの開閉制御装置、警報システム、煙感知器、照明装置を含む防犯装置を備える。複数の実施例において、ホームデバイス108A〜108Nは、自動車並びに自動芝刈り機及び散水装置等の屋外所有物の維持設備を備える。更に複数の実施例において、ホームデバイス108A〜108Nは、アクティビティー追跡装置(例:歩数計)等の個人所有機器を備える。実施例のシステム100は異なるサイトを有するよう示しているが、そのような記載はあくまで記述目的であり、システム100を特定の物理的構造に限定するものではないことに留意したい。本明細書に含まれるシステム100及びサイトの機能は、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの実施形態のあらゆる組み合わせを使用することで実現される。
[0027]広域ネットワーク104及びローカルエリアネットワーク106は各々、無線及び/又は有線通信メディアのあらゆる組み合わせを備える。広域ネットワーク104及びローカルエリアネットワーク106は各々、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペアケーブル、無線の送信機及び受信機、ルータ、スイッチ、中継器、基地局、又は様々な装置とサイト間の通信を容易にするために有効な他の機器を備える。広域ネットワーク104及びローカルエリアネットワーク106は、アクセスの種類に基づいて区別される。例えば、広域ネットワーク104は、ユーザーがインターネット等のワールドワイドウェブにアクセスする機能を有するネットワークを備える。一方、ローカルエリアネットワーク106は、ユーザーが装置(例:ユーザー住宅内に設置されるホームデバイス及び計算装置)の一部にアクセスする機能を有する。そのようなアクセスは、ファイアウォール105に規定される一連の法則に基づいて、特定な目的を持つユーザーに限定される。ローカルエリアネットワーク106は、個人使用のネットワークを指す。
[0028]広域ネットワーク104、ファイアウォール105及びローカルエリアネットワーク106は各々、少なくとも1つの電気通信プロトコルの組み合わせにより動作する。電気通信プロトコルは、独自アスペクト及び/又は標準化電気通信プロトコルを備える。標準化電気通信プロトコルの例として、デジタルビデオ放送(DVB)規格、米国高度化テレビジョンシステム委員会(ATSC)規格、統合サービスデジタル放送(ISDB)規格、ケーブルによるデータサービスインタフェース(DOCSIS)規格、第2世代移動通信システム(GSM(登録商標))規格、符号分割多元接続(CDMA)規格、第3世代移動体通信システム(3GPP)規格、欧州電気通信標準化機構(ETSI)規格、インターネットプロトコル(IP)規格、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)規格、及び少なくとも1つの802規格(例:Wi−Fi)等のIEEE規格等がある。1つの実施例において、ホームデバイス108A〜108Nは、ZigBee、超広域帯プロトコル、又はISM周波数帯に基づくプロトコル等の少なくとも1つの独自及び/又は標準化ホームオートメーションプロトコルを使用して、ローカルエリアネットワーク106と通信する。更に1つの実施例において、ホームデバイス108A〜108Nは、中間デバイスを使用して、ローカルエリアネットワーク106と通信する。例えば、一部のホームデバイス108A〜108Nは、ZigBee等のプロトコルを使用して、ゲートウェイ装置又はルータと通信し、ゲートウェイ装置は、Wi−Fi等のプロトコルを使用して、ローカルエリアと通信する。更に1つの実施例において、計算装置102A〜102Nは、ゲートウェイ装置として機能する。
[0029]図1に示すように、テレビサービス事業者サイト110、メディアサービスサイト118及びウェブページコンテンツ配信サイト120は各々、広域ネットワーク104及びローカルエリアネットワーク106を介して、計算装置102A〜102Nによりアクセスされる。テレビサービス事業者サイト110、メディアサービスサイト118及びウェブページコンテンツ配信サイト120は各々、それぞれ異なる種類のネットワークを使用して、アクセスされることに留意したい。例えば、計算装置のユーザーは、ケーブルテレビ事業者が管理する同軸ネットワークに接続されるケーブルモデムを介して、ウェブページにアクセスして、無線放送によりテレビサービスを利用する。
[0030]テレビサービス事業者110は、テレビサービス事業者サイトの1例である。テレビサービス事業者110は、計算装置102A〜102Nにテレビサービスを提供する。例えば、テレビサービス事業者110は、公共放送局、ケーブルテレビ事業者又は衛星テレビ事業者であり、アナログ及び/又はデジタルテレビ並びにセットトップボックスにテレビサービスを提供する。図1に示す実施例において、テレビサービス事業者110は、オンエア配信エンジン112及びオンデマンドエンジン114を備える。オンエア配信エンジン112は、複数のオンエア放送を受信し、計算装置102A〜102Nにその放送を配信する。例えば、オンエア配信エンジン112は、衛星アップリンク/ダウンリンクを介して、少なくとも1つの無線テレビ放送を受信し、加入契約制ケーブルテレビサービスの少なくとも1人のユーザーに無線テレビ放送を配信する。オンデマンドエンジン114は、マルチメディアライブラリを利用し、少なくとも1つの計算装置102A〜102Nにマルチメディアコンテンツを配信する。例えば、オンデマンドエンジン114は、マルチメディアデータベース116Aに記憶されるマルチメディアコンテンツ(例:音楽、映画及びテレビ番組)を利用し、ケーブルテレビサービスの加入者にペイパービュー(PPV)方式で映画を配信する。マルチメディアデータベース116Aは、マルチメディアコンテンツを記憶する記憶装置である。オンデマンドエンジン114を介して利用されるマルチメディアコンテンツは、システム100内の様々なサイトでも配備されることに留意されたい(例:ピアツーピア配信)。
[0031]メディアサービス事業者サイト118は、マルチメディアサービス事業者の1例である。メディアサービス事業者サイト118は、マルチメディアライブラリを利用して、少なくとも1つの計算装置102A〜102Nにマルチメディアコンテンツを配信する。例えば、メディアサービス事業者サイト118は、マルチメディアデータベース116Bに記憶されるマルチメディア(例:音楽、映画及びテレビ番組)を利用し、メディアサービスのユーザーにマルチメディアを提供する。複数の実施例において、マルチメディアは、ライブ映像(例:スポーツイベント)及び/又は生放送のテレビ番組を備える。マルチメディアデータベース116Bは、マルチメディアコンテンツを記憶する記憶装置である。1つの実施例において、メディアサービス事業者サイト118は、インターネットプロトコルのパッケージソフトを使用して、少なくとも1つの計算装置102A〜102Nにコンテンツを配信する。複数の実施例において、メディアサービスは、ストリーミングサービスを指す。メディアサービスの商業的な1例として、HuLu、ユーチューブ、ネットフリックス、アマゾンプライム及びネットワーク型ストリーミングサービス(例:Watch ESPN)等がある。
[0032]ウェブページコンテンツ配信サイト120は、ウェブページサービス事業者の1例である。ウェブページコンテンツ配信サイト120は、公共ネットワーク108を介して、少なくとも1つの計算装置102A〜102Nにハイパーテキスト型コンテンツを提供する。ハイパーテキスト型コンテンツは、音声及びビデオコンテンツを備えることに留意されたい。ハイパーテキスト型コンテンツは、ハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)、ダイナミックHTML及び拡張マークアップ言語(XML)等のプログラミング言語により定義される。ウェブページコンテンツ配信サイトの例として、ウィキペディアウェブサイト及び米国特許商標庁ウェブサイト等がある。
[0033]図2は、本発明の少なくとも1つの技術を実行する計算装置の1例を示すブロック図である。計算装置200は、通信ネットワークとデータの送受信を行い、ユーザーがマルチメディアコンテンツを利用可能にして、少なくとも1つのアプリケーションを実行する計算装置の1例である。計算装置200は、固定式計算装置(例:デスクトップ型コンピュータ、テレビ、セットトップボックス、ゲーム専用機、専用のマルチメディアストリーミング装置、又はデジタルビデオテープレコーダ)、携帯式計算装置 (例:携帯電話、ラップトップ型コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、又はタブレット型装置)又は他の種類の計算装置を備え、あるいはその一部をなす。
[0034]図2に示す実施例において、計算装置200は、テレビネットワークを介して、データの送受信を行い、ローカルエリアネットワークを介して、データの送受信を行う。本明細書記載の技術は、ありとあらゆる組み合わせの通信ネットワークを使用して、通信する装置により利用されることに留意されたい。図2に示すように、計算装置200は、中央処理装置202、システムメモリ204、システムインターフェース210、モデム212、輸送モジュール214、AVデマックス216、ネットワークインターフェース218、記憶装置220、入出力装置222、オーディオデコーダ224、音声プロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィックス処理装置230及び表示プロセッサ232を備える。図2に示すように、システムメモリ204は、オペレーティングシステム206及びアプリケーション208を備える。中央処理装置202、システムメモリ204、システムインターフェース210、モデム212、輸送モジュール214、AVデマックス216、ネットワークインターフェース218、記憶装置220、入出力装置222、オーディオデコーダ224、音声プロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィックス処理装置230及び表示プロセッサ232は各々、部品間通信で相互接続され(物理的、通信的及び/又は動作可能に)、少なくとも1つのマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション固有の集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、個別論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのあらゆる組み合わせ等の様々な適切な回路のいずれかとして使用される。実施例の計算装置200は、個別の機能ブロックを有するものとして示しているが、そのような記載はあくまでも記述目的であり、計算装置200を特定のハードウェアアーキテクチャに限定するものではないことに留意されたい。計算装置200の機能は、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの実施形態のあらゆる組み合わせを使用することで実現される。
[0035]中央処理装置202は、計算装置200内で実行するため、機能及び/又は処理の命令を実行する。中央処理装置202は、更に本明細書記載の少なくとも1つの技術を実行する命令、コード及び/又はデータ構造を検索及び処理可能である。命令は、システムメモリ204又は記憶装置220等のコンピュータ読取可能な媒体に記憶される。中央処理装置202は、マルチコア中央処理装置を備える。
[0036]システムメモリ204は、非一時的又は接触型コンピュータ読取可能な記憶媒体として記載されている。システムメモリ204は、複数の実施例において、一時的及び/又は長期の記憶を提供する。複数の実施例において、システムメモリ204又はその部分は、不揮発性メモリと記載され、他の実施例において、システムメモリ204の部分は、揮発性メモリと記載される。揮発性メモリの例として、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、及び静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)等がある。不揮発性メモリの例として、磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピーディスク、フラッシュメモリ、又は電気式プログラマブルメモリ(EPROM)又は電気式消去可能及びプログラマブルメモリ(EEPROM)の形式等がある。
[0037]システムメモリ204は、計算装置200が動作中に使用する情報を記憶する。更にシステムメモリ204は、中央処理装置202が実行するプログラム命令を記憶するために使用され、計算装置200で動作するソフトウェア又はアプリケーションにより使用され、プログラム実行中に情報を一時的に記憶する。例えば、システムメモリ204は、オペレーティングシステム206及びアプリケーション208に関連する命令を記憶する。アプリケーション208は、計算装置200内又はそれにより実行されるアプリケーションを備え、計算装置200の構成部品内で実行され又はそれに含まれ、動作可能で、実行され、及び/又はアプリケーション208は、動作可能に/通信可能に、連結される。アプリケーション208は、計算装置200の中央処理装置202が特定の機能を果たす命令を備える。アプリケーション208は、以下記載のグラフィカルユーザーインターフェースを作成するアプリケーションを備える。アプリケーション208は、更にフォアループ、whileループ、if文、doループ等のコンピュータプログラミング命令文に記載されるアルゴリズムを備える。アプリケーションの開発は、特定のプログラミング言語を使用する。プログラミング言語の例として、アクションスクリプト(商標)、HTML(登録商標)、Java(登録商標)、Jini(登録商標)、C、C++、Perl、Python(登録商標)、Unixシェル、Visual Basic(登録商標)、及びVisual Basic Script等がある。
[0038]更に図2に示すように、アプリケーション208は、オペレーティングシステム206と連動して、実行される。即ち、オペレーティングシステム206は、中央処理装置202及び計算装置200の他のハードウェア構成部品とアプリケーション208の通信を容易にする。複数の実施例において、オペレーティングシステム206の構成部品及びオペレーティングシステム206と連動して動作する構成部品は、ミドルウェアを指すことに留意されたい。本明細書記載の技術は、ソフトウェアアーキテクチャのありとあらゆる組み合わせを使用して、動作する装置により利用される。オペレーティングシステム206は、ラップトップ、デスクトップ、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、セットトップボックス、デジタルビデオテープレコーダ、テレビ及び/又はゲーム機にインストールするよう設計されるオペレーティングシステムである。1つの実施例において、オペレーティングシステム206は、Open TV、Windowsオペレーティングシステム、Linux(登録商標)オペレーションシステム、Macオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、及びそれらのありとあらゆる組み合わせにより開発される、少なくとも1つのオペレーティングシステム又はミドルウェア構成部品を備える。
[0039]システムインターフェース210は、計算装置200の構成部品間で通信する機能を有し、1つの実施例において、あるピアデバイスから別のピアデバイス又は記憶媒体までデータを送信する機能を有する構造を備える。例えば、システムインターフェース210は、チップセット支援アクセラレーテッドグラフィックスポート(「AGP」)ベースのプロトコル、周辺構成部品接続特別利益団体(PCI−SIG)又はピアデバイスを相互接続するために使用される他の構造形態が管理する、PCI ExpressTM(「PCIe」)バス仕様等の周辺構成部品接続(PCI)バスベースのプロトコルを備える。
[0040]記憶装置220は、システムメモリ204よりも比較的長期間、比較的大量の情報を記憶する計算装置200のメモリを示す。例えば、計算装置200が、デジタルビデオテープレコーダの一部として含まれる実施例において、記憶装置220は、多数のビデオファイルを記憶する。記憶装置220は、システムメモリ204と同様に、少なくとも1つの非一時的又は接触型コンピュータ読取可能な記憶媒体を備える。記憶装置220は、内部及び/又は外部の記憶装置を備え、複数の実施例において、揮発性及び不揮発性の記憶素子を備える。メモリデバイスの例として、ファイルサーバ、FTPサーバ、ネットワークアタッチトストレージ(NAS)装置、ローカルディスクドライブ、又はデータ記憶が可能な他のあらゆる種類の装置又は記憶媒体がある。記憶媒体は、ブルーレイディスク、DVD、CD−ROM、フラッシュメモリ、又は他のあらゆる適切なデジタル記憶媒体を備える。
[0041]入出力装置222は、計算装置200の動作中に入力を受信し出力を提供する。入力操作は、押しボタン式遠隔制御、人感ベースの遠隔制御、タッチスクリーンを含む装置、トラックパッドを含む装置、マウス、キーボード、マイク、ビデオカメラ、人感センサ、又はユーザー入力を受信する他のあらゆる種類の装置等の入力装置から行う。1つの実施例において、入力装置は、スマートフォン又はタブレット型コンピュータ等の最先端のユーザー入力装置を備える。例えば、入力装置は、第2計算装置であり、タッチジェスチャー、第2計算装置のボタン及び/又は音声制御を介して、ユーザー入力を受信する。更に複数の実施例において、入力装置は、本明細書記載のグラフィカルユーザーインターフェースを表示する表示装置を備える。例えば、計算装置200がテレビを備える場合、入力装置はテレビと通信するスマートフォンを備える。本実施例において、ユーザーは、スマートフォンに表示されるグラフィカルユーザーインターフェースの部分を動作させることで、テレビに指令を与える。出力は、内部スピーカ、統合型表示装置等の出力装置及び/又は第2計算装置等の外部構成部品に与えられる。複数の実施例において、入出力装置222は、ユニバーサルシリアルバスプロトコル(USB)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee等の標準化通信プロトコル、又は専有赤外線通信プロトコル等の専有通信プロトコルを使用して、計算装置200に動作可能に連結される。
[0042]図2に示す実施例において、モデム212、輸送モジュール214、及びAVデマックス216は、テレビ事業者ネットワークに関連する下位層処理を行い、ネットワークインターフェース218は、ローカルエリアネットワーク106に関連する下位層処理を行う。1つの実施例において、モデム212は、テレビ事業者ネットワークで利用される物理層及びMAC層により、物理的信号伝達、アドレス指定及びチャネルアクセス制御を実行する。1つの実施例において、モデム212は、同軸ケーブルから信号及び/又は無線で信号を受信し、低レベル信号処理(例:復調)を実行する。1つの実施例において、モデム212は、同軸ケーブルから受信した信号からトランスポートストリームを抽出する。1つの実施例において、トランスポートストリームは、Moving Pictures Experts Group(MPEG)が規定するトランスポートストリームに基づく。1つの実施例において、トランスポートストリームは、複数のプログラムストリームを備え、プログラムストリームは各々、テレビネットワークから利用可能なプログラムにそれぞれ対応する。更に、トランスポートストリームは、複数のデータストリームを備える(例:プログラムマップテーブル及びEPGデータ)。
[0043]輸送モジュール214は、モデム212からデータを受信し、受信データを処理する。例えば、輸送モデル214は、複数のプログラムストリームを含むトランスポートストリームを受信し、受信トランスポートストリームから個々のプログラムストリームを抽出する。1つの実施例において、プログラムストリームは、ビデオストリーム、オーディオストリーム、及びデータストリームを備える。AVデマックス216は、輸送モジュール214からデータを受信し、受信データを処理する。例えば、AVデマックス216は、輸送モジュール214からプログラムストリームを受信し、オーディオパケット、ビデオパケット、及びデータパケットを抽出する。即ち、AVデマックス216は、多重分離技術を利用して、プログラムストリームからビデオストリーム、オーディオストリーム、及びデータストリームを分離する。1つの実施例において、AVデマックス216は、パケット化されたエレメンタリビデオ及びオーディオストリームを、MPEG−2パート1が規定するトランスポートストリームからカプセル解除する。モデム212、輸送モジュール214、及びAVデマックス216は、個別の機能ブロックを有すると記載されているものの、モデム212、輸送モジュール214、及びAVデマックス216が実行する機能は、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの実施形態のあらゆる組み合わせを使用して、高度に統合され、実現されることに留意されたい。
[0044]ネットワークインターフェース218は、計算装置200が、ローカルエリアネットワークを介して、データの送受信を行う機能を有する。ネットワークインターフェース218は、イーサネット(登録商標)カード等のネットワークインターフェースカード、光トランシーバ、無線周波数送受信部、又は情報の送受信を行う他のあらゆる種類の装置を備える。ネットワークインターフェース218は、ローカルエリアネットワーク106等のローカルエリアネットワークで利用される物理層及びMAC層により、物理的信号伝達、アドレス指定及びチャネルアクセス制御を実行する。更に、上述の輸送モジュール214及びAVデマックス216に関する技術と同様に、オーディオパケット、ビデオパケット、及びデータパケットをデータストリームから抽出する。例えば、ネットワークインターフェース218は、インターネットプロトコル(IP)、通信制御プロトコル(TCP)、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、ユーザーデータグラムプロトコル(UDP)、リアルタイムプロトコル(RTP)、MPEGトランスポートストリームプロトコル、及びIPTVプロトコルの少なくとも1つにより、ビデオパケット、オーディオパケット、及びデータパケットを抽出する。本明細書記載の技術は一般的に、デジタルコンテンツ配信のありとあらゆる方法に適用可能であり、特定の通信ネットワーク機器に限定されないことに留意されたい。
[0045]図2を再度参照して、音楽、映像、画像、ウェブページ、メッセージ、音声通信、及びアプリケーション等のデジタルコンテンツに関連するデータは、システムメモリ204及び記憶装置220等のコンピュータ読取可能な媒体に記憶される。メモリデバイスに記憶されるデータは、中央処理装置202、オーディオデコーダ224、音声プロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィックス処理装置230、及び表示プロセッサ232により検索及び処理される。上述のように、中央処理装置202は、本明細書記載の少なくとも1つの技術を実行する命令、コード及び/又はデータ構造を検索及び処理可能である。オーディオデコーダ224、音声プロセッサ226、ビデオデコーダ228、グラフィックス処理装置230、及び表示プロセッサ232は各々、本明細書記載の少なくとも1つの技術を実行する命令、コード及び/又はデータ構造を検索及び処理可能である。
[0046]オーディオデコーダ224は、符号化音声データを検索及び処理する。例えば、オーディオデコーダ224は、音声コーデックのアスペクトを実行するために使用するハードウェア及びソフトウェアの組み合わせからなる。音声データは、ドルビーデジタルシアターシステムにより開発されたフォーマット等のマルチチャネルフォーマットを使用して、符号化される。音声データは、圧縮又は非圧縮フォーマットを使用して、符号化される。圧縮音声フォーマットの例として、MPEG−1、2音声レイヤII及びIII、AC−3、AAC、及びOgg Vorbis等がある。非圧縮音声フォーマットの例として、パルス−符号変調(PCM)音声フォーマットを備える。音声プロセッサ226は、録音した音声サンプルを検索し、音声データを処理してオーディオシステム(図示せず)に出力する。複数の実施例において、音声プロセッサ226は、デジタル−アナログコンバータを備える。オーディオシステムは、ヘッドフォン、単一スピーカシステム、マルチスピーカシステム、又はサラウンドサウンドシステム等の様々な音声出力装置を備える。
[0047]ビデオデコーダ228は、符号化ビデオデータを検索及び処理する。例えば、ビデオデコーダ228は、ビデオコードのアスペクトを実行するために使用するハードウェア及びソフトウェアの組み合わせからなる。1つの実施例において、ビデオデコーダ228は、ITU−TH.261、ISO/IEC MPEG−1 Visual、ITU−TH.262又はISO/IEC MPEG−2 Visual、ITU−TH.263、ISO/IEC MPEG−4 Visual、ITU−TH.264(別称:ISO/IEC MPEG−4AVC)、VP8、及び次世代映像圧縮技術(HEVC)等のあらゆる数のビデオ圧縮規格により符号化されるビデオデータを復号化する。
[0048]上述のように、メディア再生機能を有する装置は、ユーザーがコンテンツを選択する機能を有するグラフィカルユーザーインターフェースを提供する。グラフィカルユーザーインターフェースは、ビデオコンテンツ(例:映像上に配置される再生アイコン)と共に表示される画像及びグラフィックスを備える。グラフィックス処理装置230は、本明細書記載のグラフィカルユーザーインターフェースを含む、グラフィカルユーザーインターフェースを作成する専用の処理装置の1例である。即ち、グラフィックス処理装置230は、指令、コンテンツデータ及び出力画素データを受信し、グラフィックパイプライン処理(例:入力アセンブラ、頂点シェーダー、ジオメトリシェーダー、ラスタライザ、ピクセルシェーダー、及び出力マージャ)により動作する。グラフィックス処理装置230は、複数の処理コアを含み、Open GL(クロノスグループ管理のオープングラフィックライブラリ)及び/又はDirect 3D(マイクロソフト社管理)により動作する。
[0049]表示プロセッサ232は、表示される画素データを検索及び処理する。例えば、表示プロセッサ232は、ビデオデコーダ228及び/又はグラフィックス処理装置230から画素データを検索し、表示されるデータを出力する。表示プロセッサ232は、標準化通信プロトコル(例:HDMI(登録商標)、DVI、表示ポート、構成部品ビデオ、コンポジットビデオ及び/又はVGA)を使用して、表示装置250(図1に図示せず)等の表示装置に連結される。表示装置250は、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等の様々な表示装置の1つ、又はユーザーにビデオデータを提示可能な別の種類の表示装置を備える。表示装置250は、標準精細度テレビ、ハイビジョンテレビ又は超解像度ディスプレイを備え、更に携帯式計算装置(例:携帯電話、ラップトップ型コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、又はタブレット型装置)の統合型表示装置を備える。上述のように、複数の実施例において、携帯式計算装置は、固定式計算装置用の入出力装置として動作する。
[0050]図3は、本発明の少なくとも1つの技術を実行するホームデバイスの1例を示す概念図である。ホームデバイス300は、通信ネットワークとのデータの送受信、及び少なくとも1つの自動化タスクを実行する装置の1例である。図3に示すように、ホームデバイス300は、中央処理装置302、メモリ304、ネットワークインターフェース306、センサ308、システムインターフェース310、制御装置314、及びユーザーインターフェース314を備える。
[0051]中央処理装置302は、機能を実行及び/又はホームデバイス300で実行される命令の処理を行い、本明細書記載の少なくとも1つの技術を実行するための命令、コード及び/又はデータ構造を検索及び処理可能である。命令は、メモリ304等のコンピュータ読取可能な媒体に記憶される。システムメモリ304は、非一時的又は接触型コンピュータ読取可能な記憶媒体として記載される。ネットワークインターフェース306は、ホームデバイス300が、ローカルエリアネットワークを介して、データの送受信を行う機能を有する。システムインターフェース310は、ホームデバイス300の構成部品間の通信機能を有する。中央処理装置302、メモリ304、ネットワークインターフェース306、及びシステムインターフェース310は各々、上述の図2に示す、中央処理装置202、システムメモリ204、ネットワークインターフェース218、及びシステムインターフェース210と同様の機能を有する。しかしながら、複数の実施例において、ホームデバイス300は、計算装置200と比較して、計算機能が限られていることに留意されたい。即ち、ホームデバイス300は、ローカルエリアネットワークを介して一連の基本的な動作を実行する。例えば、ホームデバイス300が洗濯機を備える場合、ホームデバイス300は、洗濯動作を行うのに必要な計算機能を備えるが、最先端のグラフィック処理を行うのに必要な計算機能は含まない。
[0052]ユーザーインターフェース308は、ユーザーが、ホームデバイス300の動作を制御する機能を有する物理インターフェースを備える。ユーザーインターフェース308は更に、ボタン、ノブ、スイッチ、ダイアル、キーパッド、タッチスクリーンインターフェース、LED及びLCDディスプレイ等の視覚表示器を含む表示器、ブザー及びトーンジェネレータ等の音声表示器のありとあらゆる組み合わせを備える。例えば、ホームデバイスが電子レンジを備える場合、ユーザーインターフェース308は、キーパッド、LCD数値表示部、及びトーンジェネレータを備える。複数の実施例において、ユーザーインターフェース308は、ユニバーサルシリアルバスプロトコル(USB)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee等の標準化通信プロトコル又は専有赤外線通信プロトコル等の専有通信プロトコルを使用して、ホームデバイス300に動作可能に連結される遠隔制御を備えることに留意されたい。
[0053]制御装置312は、ユーザーインターフェース308から検索される入力に応じてホームデバイス300が少なくとも1つの動作を実行する、電気機械制御を備える。更に、以下詳細に記載する通り、制御装置312は、ホームデバイス300が、グラフィカルユーザーインターフェースを介して、ユーザー入力の受信に応じて、動作を実行する。例えば、ホームデバイス300が洗濯機を備える場合、制御装置312は、洗濯機内外に水を流すポンプ及びバルブを備える。センサ308は、ホームデバイス300の動作に関連する測定値を取得する。センサ314による測定値を使用して、制御装置312にフィードバックを与える。例えば、ホームデバイス300がオーブンを備える場合、センサ314は、加熱要素を制御するために使用する温度センサを備える。更に、センサ314による測定値を使用して、ユーザーに視覚的表示器を提示する。1つの実施例において、視覚的表示器は、計算装置により作成されるグラフィカルユーザーインターフェースの部分として、表示される。実施例のホームデバイス300は、個別の機能ブロックを有するよう示しているが、そのような記載はあくまで記述目的であり、特定の物理アーキテクチャにホームデバイス300を限定しないことに留意されたい。ホームデバイス300の機能は、電気機械、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェアの実施形態のあらゆる組み合わせを使用することで実現される。更に、複数の実施例において、ホームデバイス300上の機能ブロックは、個別の物理デバイスを使用して、実行される。例えば、ホームデバイス300がランプを備える場合、中央処理装置302、メモリ304、及びネットワークインターフェース306は、ローカルエリアネットワークと通信するランプに動作可能に連結されるアドオン装置となる。
[0054]上述のように、共通のアプリケーションを介して複数のホームデバイスを制御するには制限がある。更に、上述のように、デジタルメディア再生機能を有する装置は、ユーザーが、コンテンツ再生を選択する機能を有するグラフィカルユーザーインターフェースを表示する。複数の例において、これらのグラフィカルユーザーインターフェースは、電子番組表(EPG)そのものを指す、及び/又はそれを備える。従来のEPGは、ホームデバイスの制御をメディア再生と有効に統合することはできない。以下詳細に記載する通り、計算装置200は、本明細書記載の少なくとも1つのグラフィカルユーザーインターフェースを提供することで、ユーザーが、複数のホームデバイスを監視及び制御する機能を有する。
[0055]以下記載のように、ユーザーが複数のホームデバイスを監視及び制御する機能を有するグラフィカルユーザーインターフェースは、デジタルメディア再生と統合される。本明細書記載のグラフィカルユーザーインターフェースは、計算装置及び/又は計算装置と通信する入出力装置に提供される。例えば、グラフィカルユーザーインターフェースは、セットトップボックスと通信するタブレット型コンピュータ上に表示される。本明細書記載のグラフィカルユーザーインターフェースは、ローカルエリアネットワーク106に動作可能に連結される計算装置により表示されると記載されるものの、複数の実施例において、グラフィカルユーザーインターフェースは、広域ネットワーク104と通信するあらゆる計算装置上に表示されることに留意されたい。広域ネットワークからホームデバイス108A〜108Nへのアクセスは、クラウドベースのアクセスを指す。例えば、計算装置は、ウェブブラウザを介して提供されるログインページを介して、本明細書記載のグラフィカルユーザーインターフェースにアクセスする。
[0056]図5A〜図9Bは、本発明の少なくとも1つの技術による、計算装置により作成されるグラフィカルユーザーインターフェースの実施例を示す概念図である。図4は、本発明の少なくとも1つの技術による、計算装置により作成されるグラフィカルユーザーインターフェースの実施例に関するナビゲーションパスの実施例を示す概念図である。即ち、図4は、特定のグラフィカルユーザーインターフェースを提示させる指令シーケンス(例:入出力装置又は同等の音声指令又は身振りを使用して、ボタンを起動するシーケンス)の例を示す。計算装置は、図5A〜図9Bに示すグラフィカルユーザーインターフェースのありとあらゆる組み合わせを表示し、ユーザーに対するグラフィカルユーザーインターフェースの提示方法の実施例の記載が、あくまで記述目的であることに留意されたい。例えば、計算装置は、図4が示すナビゲーションパスの実施例以外のナビゲーションパスを使用して、本明細書記載のグラフィカルユーザーインターフェースの一部を提示する。
[0057]図4に示す実施例において、ユーザーは、ダッシュボードと呼ばれるグラフィカルユーザーインターフェース500を、ダッシュボード指令を実行することで表示させる。ユーザーのダッシュボード指令方法は複数存在する。例えば、ダッシュボード指令は、遠隔制御装置の専用のボタンを起動し、マウスを使用してグラフィカルユーザーインターフェースのアイコンを起動し、タッチスクリーンインターフェースのアイコンを作成し、及び/又は指令を言葉で表示することを備える。更に、複数の実施例において、ダッシュボードグラフィカルユーザーインターフェースは、例えば、ユーザーが初めに計算装置の電源を入れて、及び/又はユーザーアカウントにログインする時に、最初に提示される。図5A〜図5C及び図6は、本発明の少なくとも1つの技術による、グラフィカルユーザーインターフェースの実施例を示す概念図である。図5A〜図5Cは、ダッシュボードグラフィカルユーザーインターフェースの1つの実施例を示し、図6は、ダッシュボードグラフィカルユーザーインターフェースの別の実施例を示す。以下詳細に示すように、計算装置は、ユーザーにグラフィカルユーザーインターフェース500及びグラフィカルユーザーインターフェース550の両方を提示する。
[0058]図5A〜図5Cに示すように、グラフィカルユーザーインターフェース500は、ビデオペイン502a〜502d及びホームデバイスのアイコン506を備える。図5A〜図5Cに示すように、ビデオペイン502a〜502d及びホームデバイスのアイコン506の1つを、選択アイテム504で選択する。ビデオペイン及びホームデバイスのアイコンの数は、ローカルエリアネットワークに接続されるホームデバイスの数及び種類及び/又は表示装置の大きさ及び解像度によって、異なることに留意されたい。図5A〜図5Cに示す実施例において、ビデオペイン502a−502cは、監視カメラから受信される映像を備える。図5A〜図5Cに示す実施例において、監視カメラは各々、ユーザーの住宅に人が入るたびにそれに焦点が合う。図5A〜図5Cに示す実施例において、ビデオペイン502dは、テレビサービス事業者サイト110、メディアサービス事業者サイト118及び/又はウェブページコンテンツ配信サイト120の1つから受信されるビデオコンテンツを備える。他の実施例において、ビデオソースの他の組み合わせは、グラフィカルユーザーインターフェース500に提示されることに留意されたい。例えば、グラフィカルユーザーインターフェース500は、テレビサービス事業者サイト110から配信される2つのビデオ及びぞれぞれの監視カメラからの2つの映像を備える。図5A〜図5Cに示すように、ビデオペイン502a〜502dは各々、ソースIDを備える。
[0059]上述のように、ホームデバイスは、自動化タスクを実行するあらゆる装置を備える。図5A〜図5Cに示す実施例において、グラフィカルユーザーインターフェース500は、照明(玄関口、通用口、及び裏口の照明)の他、監視カメラの信号及び監視動作、警報システム、ドアロック、電源監視、ネットワーク接続信号、サーモスタット、コーヒーメーカー、及びドライヤに関連するそれぞれのホームデバイスのアイコン506を備える。複数の実施例において、ホームデバイスに関連するアイコンはホームデバイスの使用又は不使用により、動的に表示されることに留意されたい。例えば、ドライヤに関連するアイコンは、ドライヤを使用しない時に表示されない、及び/又は洗濯機を使う時、洗濯機に関連するアイコンが表示される。図5A〜図5Cに示すように、ホームデバイスのアイコン506は各々、ホームデバイスの状況を示す。例えば、アイコンは、照明が点いているか消えているか、警報が作動又は作動していないかどうか、ドアがロック又はロックされていないか、更にサーモスタットの現在の設定、実際の温度、及び機器の状況を示す。
[0060]図5A〜図5Cに示すように、グラフィカルユーザーインターフェースは、ユーザーが、ビデオペイン502a〜502d及びホームデバイスのアイコン506の1つを選択する機能を有する。1つの実施例において、ユーザーが、遠隔制御装置上のナビゲーション矢印キーのシーケンスを起動することで、アイコンを選択する。1つの実施例において、ユーザーがカーソル(可視又は不可視)をグラフィカルユーザーインターフェース500内の位置まで動かす(例:マウスを使用、又はタッチスクリーン上の点をタッチする)ことで、アイコンを選択する。図5Aにおいて、ビデオペイン502bは、選択504として示される。図5B〜図5Cにおいて、ドアロックに関連するホームデバイスのアイコンが選択される。ビデオペイン又はホームデバイスのアイコンを最初に選択した後も、更にアイコン選択が可能である。図4に示すように、ビデオペインを更に選択すると、映像を全画面表示モードで提示させ、更にホームデバイスのアイコンを選択すると、機器制御に関連するグラフィカルユーザーインターフェースが提示される。更に、図4に示すように、ユーザーがバック(戻る)指令を起動すると、グラフィカルユーザーインターフェース500が提示される。
[0061]複数のホームデバイスは、制御用に専用のグラフィカルユーザーインターフェースを有し、他のホームデバイスは、グラフィカルユーザーインターフェース500から制御されることに留意されたい。例えば、図5B〜図5Cに示す実施例において、ドアロックに関連するホームデバイスのアイコンを選択した後、ユーザーは更に、ドアを施錠/開錠する機能を有し、グラフィカルユーザーインターフェース500は、ドアロックの更新状況を表示する。即ち、図5B〜図5Cに示すように、ホームデバイスの選択アイコン504内の施錠及び開錠を示す記号の位置が変化する。図5A〜図5Cに示す他のホームデバイスのアイコン506には、同様な選択機能を追加することが可能である。例えば、グラフィカルユーザーインターフェース500は、ユーザーが照明をオンオフし、警報を作動/解除し、温度設定を変更し、ドライヤのタイマー設定を変更し、及びコーヒーメーカーのコーヒー抽出サイクルを開始する機能等を追加できる。このように、グラフィカルユーザーインターフェース500は、ユーザーが複数のホームデバイスを監視及び制御する機能を有する一方、マルチメディアコンテンツを視る機能も有する。図4に示すように、及び以下の図8A〜図9Bを参照して更に詳細に記載するように、機器の制御は、ユーザーにその通知が全画面表示モードで提示された上で、開始される。
[0062]図6について説明する。図6に示すグラフィカルユーザーインターフェース550は、グラフィカルユーザーインターフェース500に代わるダッシュボード、更に複数のペインを備える。ペインは各々、マルチメディアコンテンツ、ホームデバイス、広域ネットワークから受信される情報、計算装置が提供する情報、及び別のグラフィカルユーザーインターフェースにそれぞれ関連する。図6に示す実施例において、グラフィカルユーザーインターフェース550は、日時表示ペイン552、ユーザーIDペイン554、天気情報表示ペイン556、ダッシュボードペイン558、選択ペイン560、機器ペイン562、メディアサービスペイン564、サーモスタットペイン566、及び交通情報ペイン568を備える。グラフィカルユーザーインターフェース550に含まれるペインは、特定ユーザー及び装置により異なり、特定ユーザーによっては定期更新を要するほど異なることに留意されたい。グラフィカルユーザーインターフェース550に含まれる別の種類のペインは、計算装置のアプリケーションに関連するペインを含み、例えば、ペインは、ソーシャルメディアアプリケーション(例:友人からの郵便物)、オンラインショッピングアプリケーション、個人のフィットネスアプリケーション(例:個人活動の追跡アプリケーション)、個人融資アプリケーション(例:株価速報)、予定リストアプリケーション、及びニュース配信アプリケーションに関連する。簡略化目的のため、本明細書では全ての種類のペインを詳細に記載しない。グラフィカルユーザーインターフェース550に含まれる種類のペインの詳細については、同一出願人による同時係属の米国特許出願第14/465,043号(2014年8月21日出願)に参考例としてすべて開示されており、参照されたい。
[0063]図6に示す実施例において、日時表示ペイン552は、現在の日時を表示し、ユーザーのスケジュール管理に役立つ。ユーザーIDペイン554は、グラフィカルユーザーインターフェース550を表示する計算装置にアクセスする、現在のユーザーID(例:画像、アイコン及び/又はテキストID)を備える。即ち、複数のユーザーが計算装置にログイン可能な場合、ユーザーIDペイン554は、ログインしたユーザーを示し、グラフィカルユーザーインターフェース550は、そのユーザーにカスタマイズされた状態となる。更に、ユーザー選択後、ユーザーIDペイン554は、ユーザーの追加情報を表示する。天気情報表示ペイン556は、ユーザー現在地での現在の天気、天気予報及び/又は気象警報に関する情報を備える。同様に、交通情報ペイン568は、現在の交通状況、交通予測、及び交通警報等の交通情報をユーザーに提供する。
[0064]図6に示す実施例において、選択ペイン560は、ビデオコンテンツを表示するペインを備える。ビデオコンテンツは、上述のビデオソースの少なくとも1つから選択される。グラフィカルユーザーインターフェース550は、マルチメディアコンテンツに関連する別のペインを備え、図6に示す実施例において、テレビ事業者110又はメディアサービス事業者118から利用可能なコンテンツを含むメディアサービスペイン564を備える。図6に示す実施例において、メディアサービスペイン564は、インターネットラジオストリーミングサービスに関連する。図6に示すように、選択ペインは、他のペインより大きく表示される。更に選択ペインは、音声コンテンツに関連する。1つの実施例において、ユーザーは、遠隔制御装置のナビゲーション矢印キーのシーケンスを起動し、カーソルをグラフィカルユーザーインターフェース550内の位置に移動することで、ペインを選択する。複数の実施例において、ペインは、ユーザーがグラフィカルユーザーインターフェース550をナビゲートする際、上下左右の方向にスクロールする。上述の図5A〜図5Bに関する記載事項と同様に、ペイン選択後、更に別のペインの選択も可能である。
[0065]図6に示すように、グラフィカルユーザーインターフェース550は、ダッシュボードペイン558、機器ペイン562、及びサーモスタットペイン566を備える。ダッシュボードペイン558は、別のダッシュボードグラフィカルユーザーインターフェースに関連し、図6に示す実施例において、ダッシュボードグラフィカルユーザーインターフェース500の1つのバージョンを備える。ダッシュボードペイン558は、表示装置250の大きさ及び解像度及びグラフィカルユーザーインターフェース550を表示する装置のビデオ処理機能により、ビデオ再生を更新及び含むグラフィカルユーザーインターフェース500のフルバージョン、グラフィカルユーザーインターフェースを示す静止画像及び/又はそれらのありとあらゆる組み合わせを備える。図6に示す実施例において、ダッシュボードペイン558は、図5A〜図5Cを参照して上記に示す一部のビデオペイン及びホームデバイスのアイコンを備える。機器ペイン562及びサーモスタットペイン566は、上述の図5A〜図5Cに関するホームデバイスのアイコン506と同様である。即ち、機器ペイン562及びサーモスタットペイン566は、ホームデバイスの状況を示し、ペイン選択後、ユーザーがホームデバイスを制御する機能を有する。1つの実施例において、ユーザーは、専用のペインを使用して、グラフィカルユーザーインターフェース550に示すホームデバイスを選択し、更にダッシュボードペイン558に含まれるホームデバイスを選択するよう、グラフィカルユーザーインターフェース550を構成することが可能である。
[0066]1つの実施例において、ダッシュボードペイン558の選択後に、グラフィカルユーザーインターフェース500が提示される。上述の図4に関する記載事項の通り、ユーザーは、グラフィカルユーザーインターフェース500に含まれるビデオペイン502a〜502dのうち1つを選択する。図7は、監視カメラに関連するビデオペインを選択する実施例を示す。図8A〜図9Bは、メディアサービスに関連するビデオペインを選択する実施例を示す。図7に示すように、グラフィカルユーザーインターフェース600は、監視カメラビデオ(カメラ2)の全画面表示及びコントロールバー602を備え、ビデオソースの全画面表示モードを提示し、機器(監視カメラ)を制御するグラフィカルユーザーインターフェースとなる。コントロールバー602は、ビデオ再生制御装置(巻き戻し、一次停止/再生、及び早送り)及びカメラの位置を制御するアイコンを備える。即ち、コントロールバー602は、アイコン各々の起動後、ユーザーがカメラを左右にパンする機能を有する。このように、グラフィカルユーザーインターフェース500は、ユーザーが更に制御を行うよう、ホームデバイスを選択する機能を有する。
[0067]上述のように、図4に示すホームデバイスからの通知は、ユーザーが全画面表示でコンテンツを視る間、ユーザーに提示される。図8A〜図8Bは、ホームデバイスからの通知を含むグラフィカルユーザーインターフェースの実施例を示す。図8A〜図8Bに示すように、グラフィカルユーザーインターフェース800は、ビデオコンテンツの全画面表示、及び通知バー802を備える。通知バー802は、ホームデバイス108A〜108Nから受信される情報に基づいて、表示装置250に表示される。1つの実施例において、通知バー802は、音声通知に関連し、及び/又はアニメーション(例:赤色点滅領域、動作等)を含み、ユーザーから注意を引きつける。通知バー802は、ホームデバイスを識別し、ホームデバイスに特有な通知を提供する。例えば、図8Aに示すように、監視カメラに関連する「人感」通知が表示される。図8Bに示すように、コーヒーメーカーに関連する「コーヒー抽出完了」通知が表示される。通知が1回ずつ図8A〜図8B各々に表示されるものの、他の実施例において、複数の通知が同時に表示されることに留意されたい。例えば、複数の通知はリスト形式で表示、又はそれぞれ画面の異なる位置(例:画面隅)に表示される。複数の実施例において、通知の大きさは、相対的な重要度に基づいて、ユーザーが動的に決定する。例えば、住宅のセキュリティに関する通知は、機器の状況に関連する通知よりも大きく表示される。グラフィカルユーザーインターフェース800に含まれる他の種類の通知は、住宅のセキュリティに関連する通知及び/又はサイクル状況通知等の機器に関連する通知を備える。簡略化目的のため、本明細書では全ての通知を詳細に記載しない。
[0068]図4に示すように、ホームデバイスからの通知は、ユーザーが選択する。1つの実施例において、ユーザーが通知バー802を選択後に、ホームデバイスを制御する機能を有するグラフィカルユーザーインターフェースが表示される。1つの実施例において、グラフィカルユーザーインターフェースは、グラフィカルユーザーインターフェース600等の全画面グラフィカルユーザーインターフェースを備える。1つの実施例において、ユーザーが通知バー802を選択後、バーは拡大されて表示される。
[0069]図9A〜図9Bは、グラフィカルユーザーインターフェースの1例で、通知バー802の選択を示す概念図である。図9A〜図9Bに示すように、グラフィカルユーザーインターフェース900は、ビデオコンテンツの全画面表示及び拡大した通知902を備える。拡大した通知902は、通知に関連する補足情報ペイン904を備える。図9Aに示す実施例において、補足情報ペイン904は、監視カメラから送信される映像を備える。1つの実施例において、ユーザーが補足情報ペイン904を選択して、通知に関連するビデオの全画面表示が表示される。更に、1つの実施例において、ユーザーが補足情報ペイン904を選択して、グラフィカルユーザーインターフェース500等のダッシュボードグラフィカルユーザーインターフェースが表示される。他の実施例において、補足情報ペイン904の選択後、ユーザーがホームデバイスを制御する機能を有するグラフィカルユーザーインターフェースが提示される。1つの実施例において、グラフィカルユーザーインターフェースは、図9Bに示すように、補足情報ペインに含まれる。図9Bに示す実施例において、補足情報ペイン904は、ユーザーが家電製品、即ちコーヒーメーカーを制御する機能を有する一方、全画面表示モードでマルチメディアコンテンツの視聴を継続する機能も有する。このように、計算装置200は、ユーザーが、ホームデバイスを監視及び制御する機能を有する一方、デジタルメディアにアクセスする装置の1例である。
[0070]複数の実施形態は、命令を具現化する機械可読媒体にも適用される。詳しくは、そのような命令を機械が実行する時に、その命令によって機械が、本明細記載のいずれか少なくとも1つの方法を実行する機械可読媒体である。他の特徴は、添付図面及び詳細な説明から自明であろう。実施例は、あくまで代表的な変形例に過ぎず、特に明示がなければ、構成部品及び機能は選択可能で、結合や分割が可能である。発明の作用の順番は変更可能であり、結合や分割が可能である。以下の記載において、記述目的により特定な詳細を複数記載するので、例示的な実施形態を十分に理解されたい。しかしながら本発明の主題が、これらの特定な詳細がなくても実施されることは、当業者には自明であろう。
[0071]本明細書記載の実施形態及び他の実施形態、モジュール及び機能上の作用は、デジタル電子回路、又は本明細書記載の構造及びそれに同等な構造を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェア、又はそれらのうち少なくとも1つの組み合わせにおいて実行可能である。本明細記載の実施形態及び他の実施形態は、少なくとも1つのコンピュータプログラム製品、即ち、データ処理機器により実行され、又はデータ処理機器の動作を制御するための、コンピュータ読取可能な媒体で符号化されるコンピュータプログラム命令の少なくとも1つのモジュールとして、実行可能である。コンピュータ読取可能な媒体は、機械可読記憶装置、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝播信号を生じる組成物、又はそれらの少なくとも1つの組み合わせである。「データ処理装置」とは、1例として、プログラム可能なプロセッサ、コンピュータ、又は複数のプロセッサ又はコンピュータを備える、データ処理装置及び機械全てを含む。そのような装置は、ハードウェアに加えて、プロセッサファームウェア、プロトコルトラック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、又はそれらの少なくとも1つの組み合わせを構成するコード等の、対象となるコンピュータプログラムの動作環境を作成するコードを備える。伝播信号は、適切な受信機装置への送信する情報を符号化するために生じる、機械が作成する電気、光、又は電磁信号等の人工的に発する信号である。
[0072]コンピュータプログラム(別称:プログラム、ソフトウェア、ソフトウェア アプリケーション、スクリプト、又はコード)は、コンパイラ型又はインタプリタ型言語を含むあらゆる形態のプログラミング言語で作成可能で、独立プログラムとして、又はモジュール、構成部品、サブルーチン、又はコンピュータ環境内で適切に使用される他の装置としてのものを含め、あらゆる形式で作成される。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに必ずしも対応するものではない。プログラムは、他のプログラム又はデータ(例:マーク付け言語文書に記憶される少なくとも1つのスクリプト)を保持するファイルの一部に、対象のプログラムに専用の単一ファイルに、又は複数の調整ファイル(例:少なくとも1つのモジュール、サブプログラム、又はコード部分を記憶するファイル)に記憶可能である。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ、又は1つのサイトに位置し、複数のサイト間で配信され、通信ネットワークにより相互接続される複数のコンピュータ上で実行されるよう作成される。
[0073]本明細書記載のプロセス及び論理の流れは、入力データ上で動作し、出力を行うことにより機能を実行するため、少なくとも1つのコンピュータプログラムを実行する、少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサにより実行可能である。プロセス及び論理の流れは、FPGA(フィールドプログラマブルムゲートアレイ)又はASIC(アプリケーションに特有な集積回路)等の特殊目的の論理回路により実行され、また装置はそのようなものとして動作する。
[0074]コンピュータプログラムの実行に適切なプロセッサは、1例として、一般的及び特殊目的のマイクロプロセッサの両方、及びあらゆる種類のデジタルコンピュータの少なくとも1つのあらゆるプロセッサを備える。一般的にプロセッサは、読み出し専用のメモリ若しくはランダムアクセスメモリ又は両方から命令及びデータを受信する。コンピュータに不可欠な要素として、命令を実行するためのプロセッサ、並びに命令及びデータを記憶する少なくとも1つのメモリデバイスがある。一般的にコンピュータは、磁気ディスク、光磁気ディスク、又は光ディスク等の、データを記憶する少なくとも1つの大容量記憶装置を備え、又はそれとの送受信のうちどちらか又は両方を行うため動作可能に接続される。しかしながら、コンピュータは、そのような装置を必要としない。コンピュータプログラムの命令及びデータを記憶するのに適切なコンピュータ読取可能なメディアは、1例として、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリデバイス等の半導体記憶装置、内部ハードディスク又はリムーバブルディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、及びCD−ROM及びDVD−ROMディスクを含む、全ての形式の不揮発性メモリ、メディア及びメモリデバイスを備える。プロセッサ及びメモリは、特殊目的の論理回路により補足されるかそれに組み込まれる。
[0075]本明細書は特定な項目を多く備えるものの、これらを、請求項に係る発明又は請求可能な発明の範囲を制限するものではなく、特定の実施形態に特有な特徴を記載するものとして解釈すべきことに留意されたい。個別の実施形態として本明細書に記載する特徴は、それらを組み合わせることで、単一の実施形態として実施可能である。反対に、単一の実施形態として記載される様々な特徴は、複数の実施形態を個別に、又は個別部分を適切に結合する形で実施可能である。更に、複数の特徴をある組み合わせで動作するとして上述したが、当初その内容で請求項として記載したとしても、その請求項に記載の組み合わせの少なくとも1つの特徴は、その組み合わせから削除される場合がある。その請求項は、組み合わせの構成要素、又はその変形例として扱われる。同様に、作用を特定の順序で図面に記載しても、望ましい結果を得る目的で、そのような作用を、記載される特別な順番又は並び順で実行し、又は記載作用を全て実行しなければならないと理解すべきではない。
[0076]本明細書が開示する発明に関する実施例及び実施形態は、ほんの数例に過ぎず、記載内容に基づいて、本明細書記載の実施例及び実施形態及び他の実施形態に関して、変形、修正及び改良が可能である。