JP2017507778A5

JP2017507778A5 - 高効率な逆浸透膜フィルタ

Info

Publication number: JP2017507778A5
Application number: JP2016557137A
Authority: JP
Filing date: 2015-03-19
Publication date: 2018-05-24

Claims

逆浸透膜フィルタであって、該逆浸透膜フィルタは：
多孔質の支持層；
支持層上でイオンおよび小分子を除去することが可能であるスキン層、および、
スキン層および／または支持層に結合した少なくとも１種のペプトイド、
を含むことを特徴とする逆浸透膜フィルタ。
スキン層はポリアミド、酢酸セルロース、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、およびこれらの混合物から成る群から選択される組成物を含む、請求項１に記載の逆浸透膜フィルタ。
少なくとも１種のペプトイドはスキン層に結合し、Ｎ−置換グリシンペプトイドを含む、請求項１または２に記載の逆浸透膜フィルタ。
スキン層はポリアミドを含み、少なくとも１種のペプトイドはＡｃ（Ｎｓｅｒ） _３、Ａｃ（Ｎｍｅ） _３、およびこれらの混合物から成る群から選択され、少なくとも１種のペプトイドはスキン層に結合する、請求項３に記載の逆浸透膜フィルタ。
支持層はポリスルホンを含む、請求項１−４のいずれか１つに記載の逆浸透膜フィルタ。
少なくとも１種のペプトイドは支持層に結合している、請求項１または２に記載の逆浸透膜フィルタ。
少なくとも１種のペプトイドはスキン層および／または支持層との間でスキン層に結合している、請求項１に記載の逆浸透膜フィルタ。
逆浸透膜フィルタを製造する方法であって、該方法は：
多孔質の支持層を得る工程；
スキン層を得る工程；
少なくとも１種のペプトイドをスキン層に結合する工程、および、
支持層上にスキン層を積層する工程、
を含むことを特徴とする、方法。
スキン層は、ポリアミド、酢酸セルロース、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、およびこれらの混合物から成る群から選択される組成物を含み、
ペプトイド−アミンカップリング剤、ペプトイド−酢酸セルロースカップリング剤、ペプトイド−イミドカップリング剤、ペプトイド−ポリベンズイミダゾールカップリング剤、およびこれらの混合物から成る群から選択されるカップリング剤を用いて、少なくとも１種のペプトイドをスキン層に結合する、請求項８に記載の方法。
ペプトイド−アミンカップリング剤は、カルボキシルに一級アミンを結合することが可能なカルボキシル活性化剤である、請求項９に記載の方法。
ペプトイド−アミンカップリング剤は、１−エチル−３−（３−ジメチルアミノプロピル）カルボジイミド（ＥＤＣ）である、請求項１０に記載の方法。
逆浸透膜フィルタであって、該逆浸透膜フィルタは：
多孔質の支持層、および、
スキン層を含み、スキン層はポリアミド、酢酸セルロース、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、およびこれらの混合物から成る群から選択される組成物を提供することによって生成され、かつ、ペプトイド−アミン結合剤、ペプトイド−酢酸セルロース結合剤、ペプトイド−イミド結合剤、ペプトイド−ポリベンズイミダゾール結合剤、およびこれらの混合物から成る群から選択される結合剤を用いることによって、少なくとも１種のペプトイドをスキン層に結合し、
少なくとも１種のペプトイドはスキン層と支持層との間で結合しており、スキン層は多孔質の支持層の上に配される、ことを特徴とする逆浸透膜フィルタ。
ペプトイド−アミン結合剤はカルボキシルに一級アミンを結合することが可能なカルボキシル活性化剤である、ことを特徴とする請求項１２に記載の逆浸透膜フィルタ。