JP2017507281A - サイドストリームを伴うバックトゥバック型圧縮機を動作させるための方法及びシステム - Google Patents

サイドストリームを伴うバックトゥバック型圧縮機を動作させるための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

圧縮機システムは、背中合わせの配置を成す第1の圧縮段(1A)及び第2の圧縮段(1B)を有する圧縮機(1)を備える。第1のガス流(F1)が圧縮機の吸込側で供給される。第1の圧縮段と第2の圧縮段との間にシール構造(17)が設けられる。サイドストリームライン(19)が第2の圧縮段の吸込側(12)と流体連通する。第2のガスの流れ(F2)を調整するためにサイドストリームライン上のサイドストリームバルブ(20)及びサンプルストリームコントローラ(22)が設けられる。第1の圧縮段のサージを防止するためにバイパスライン(21)及びアンチサージバルブ(23)から構成されるアンチサージ装置が第1の圧縮段に配置される。サイドストリームコントローラ(22)は、アンチサージ装置を通じたガスの再循環により引き起こされる第1の圧縮段の両端間の圧力比の変化が検出されるときに第2のガスの流れを減少させるように構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、圧縮機に関し、より詳細には、背中合わせの形態を成して配置される第1の圧縮段と第2の圧縮段との間にサイドストリームを有する、いわゆるバックトゥバック型圧縮機に関する。
遠心圧縮機は多種多様な産業用途で使用される。例えば、遠心圧縮機は、炭化水素ガスの圧力を高めるために石油産業及びガス産業で使用される。遠心圧縮機の回転インペラ及びディフューザを通じてガスを圧縮するために必要な圧縮仕事は、圧縮機シャフトに作用する軸方向推力を生み出す。シャフトベアリングに作用する全体の軸方向推力を減少させるためにバランスドラムがしばしば使用される。
幾つかの公知の圧縮機は、圧縮機シャフトに作用する軸方向推力を減少させる、いわゆるバックトゥバック形態を有する。第1の圧縮段の吐出側が第2の圧縮段の吐出側と対向し、それにより、処理済みガスは、ほぼ一方向で第1の圧縮段を通じて流れるとともに、ほぼ反対の方向で第2の圧縮段を通じて流れる。圧縮機により処理されるガスの主ストリームは、第1の圧縮段の吸込側で吸い込まれ、第2の圧縮段の吐出側で吐出される。
幾つかの用途では、第1の圧縮段の吐出側と第2の圧縮段の吸込側との間にサイドストリームガスを注入するためにサイドストリームラインが設けられる。幾つかの用途において、サイドストリームガスは、第1の圧縮段で吸い込まれるガスの化学組成とは異なる化学組成を有する。例えば、第1の圧縮段により処理される第1のガスは、サイドストリームガスの分子量よりも高い分子量を有する。したがって、第1の圧縮段からのガスとサイドストリームガスとの混合物である、第2の圧縮段を通じて流れるガスは、第1の圧縮段を通じて流れるガスよりも低い平均分子量を有する。
第2の圧縮段内の吐出側にある最後のインペラから第1の圧縮段内の最後のインペラへと向かう逆流を減らすために、圧縮機シャフト上には第1の圧縮段と第2の圧縮段との間にシール構造が設けられる。シール効率は、通常、第2の圧縮段内の最後のインペラにより供給されるガスの重量で約10−20%が第1の圧縮段内の最後のインペラへ向けて逆流するようになっている。
第1の圧縮段には、通常はアンチサージバルブを含む再循環バイパスラインを備えるアンチサージ装置が設けられる。バイパスラインは、第1の圧縮段の吸込側に吐出側を接続する。第1の圧縮段の動作ポイントがアンチサージ限界ラインに近づくと、アンチサージバルブが開放され、第1の圧縮段の吐出側で吐出されるガス流の一部が第1の圧縮段の吸込側へ向けて再循環される。
アンチサージバルブが開くと、第1の圧縮段と第2の圧縮段との間のシール構造を通じて漏れるサイドストリームからのガスは、第1の圧縮段の吸込側で再循環される。アンチサージガス再循環の結果として、低分子量ガスが第1の圧縮段内に蓄積する。したがって、第1の圧縮段により処理されるガスの平均分子量が減少する。圧縮段の圧力比は、処理済みガスの分子量によって決まるとともに、分子量が減少するときに降下するため、アンチサージ再循環は、第1の圧縮段の両端間の圧力比の降下をもたらす。これは、最終的に、第1段吸込ヘッダでのガス圧の増大をもたらし得る。幾つかの構成では、吸込ヘッダで供給されるガスの圧力が制限されて自由自在に増大し得ない。この場合、圧力比の降下及びそれに伴う圧縮機吸込側での圧力の増大は、吸込ヘッダを通じて供給されるガス流を減らす。幾つかの状況下で、この事態は、最終的に、圧縮機トレインを通じたガス流の損失をもたらし得る。この事態は、2つ以上の圧縮機トレインが並列に配置されて同じガス源により供給されるときに特に重大である。実際のところ、この場合、1つの圧縮機の吸込側での圧力増大は、不安定なガス流をもたらし、圧力比が降下した圧縮機を通じた流量が減少するとともに、他の並列の圧縮機を通じた流量が増大する。
したがって、低分子量サイドストリームを伴うバックトゥバック型圧縮機装置の故障のリスクを軽減する必要性が存在する。
国際公開第2010/084422号
第1の態様によれば、本明細書中に開示される主題は、背中合わせの配置を成す第1の圧縮段及び第2の圧縮段であって、圧縮機により処理されるガスの方向に関して第1の圧縮段が第2の圧縮段の上流側に配置される、第1の圧縮段及び第2の圧縮段と、第1の圧縮段と第2の圧縮段との間のシール構造と、第1の圧縮段と第2の圧縮段との間のサイドストリームラインとを備えるガス圧縮機を動作させるための方法に関する。幾つかの実施形態によれば、方法は、第1の分子量を有する第1のガスを第1の圧縮段の吸込側へ供給して、第1のガスを第1の圧縮段を通じて圧縮することを行なう。また、方法は、第2のガスのサイドストリーム流をサイドストリームラインを通じて第2の圧縮段へ供給することを行ない、第2のガスは第1のガスよりも低い分子量を有する。第1のガス及び第2のガスにより形成されるガス混合物は、第2圧縮段を通じて圧縮される。例えばアンチサージバイパスラインが開放されるときに、ガス混合物の再循環に起因する第1の圧縮段の両端間の圧力比降下を防止する或いは減少するために、サイドストリームガス流が減少される。これは、第2の圧縮段の両端間の圧力比を増大させ、したがって、第1の圧縮段の両端間の圧力比の減少に抗する。
方法は、サイドストリームガスが第1の上流側の圧縮段に入るガスよりも低い分子量を有する場合におけるシステム内のアンチサージ目的のガスの再循環が第1の圧縮段により処理されるガスの分子量の減少を引き起こすという認識に基づく。分子量のそのような変化は、第1の圧縮段の両端間の圧力比を減少させる。圧力比の降下を対照させる或いは補償するために、第2の圧縮段を通じて処理されるガスの分子量は、サイドストリームラインを通じた流量を減少させることによって増大される。
更なる態様によれば、本明細書中に開示される主題は、背中合わせに配置される第1の圧縮段及び第2の圧縮段を備え、これらの圧縮段間にシール構造を伴う圧縮機に関する。システムは、第1の圧縮段の吸込側で供給される主ガス流の分子量よりも低い分子量を有するサイドストリームガス流を供給するために第2の圧縮段の吸込側と流体連通するサイドストリームラインを更に備える。サイドストリームラインを通じた第2のガスの流れを調整するためにサイドストリームバルブ及びサイドストリームコントローラが更に設けられる。バイパスラインとアンチサージバイパスとから構成されるアンチサージ装置が第1の圧縮段と組み合わされる。第1の圧縮段内のサージング現象を防止するべく第1の圧縮段により処理されるガス流の一部を再循環させるために必要に応じてアンチサージバルブが開放される。第1の圧縮段の少なくとも1つの圧力パラメータ、例えば圧力比及び/又は吸込圧を検出するためにトランスデューサ装置が更に設けられる。サイドストリームコントローラは、アンチサージ装置を通じたガスの再循環により引き起こされる第1の圧縮段の両端間の圧力比の減少を示す圧力パラメータの変化を圧力トランスデューサ装置が検出するときにサイドストリームを通じたガスの流れを減少させるように構成される。
特徴及び実施形態は、ここでは以下に開示されるとともに、この明細書本文の不可欠な部分を形成する添付の特許請求の範囲に更に記載される。先の簡単な説明は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように且つ当該技術分野に対する本発明の寄与がより良く分かるように、本発明の様々な実施形態の特徴を記載する。無論、以下で説明されて添付の特許請求の範囲に記載される本発明の他の特徴が存在する。この点において、本発明の幾つかの実施形態を詳しく説明する前に、本発明の様々な実施形態がそれらの適用において以下の説明に記載される或いは図面に示される構成の細部に及び構成要素の配置に限定されないことが理解される。本発明は、他の実施形態が可能であるとともに、様々な方法で実施して行なうことができる。また、本明細書中で使用される表現及び専門用語が説明のためのものであって限定的に見なされるべきでないことが理解されなければならない。
したがって、当業者であれば分かるように、本開示が基づいている考え方は、本発明の幾つかの目的を果たすための他の構造、方法、及び/又は、システムを設計するための基準として手軽に利用されてもよい。そのため、特許請求の範囲がそのような等価な構成をそれらの構成が本発明の思想及び範囲から逸脱しない限りにおいて含むと見なされることが重要である。
本発明の開示された実施形態及びその付随する利点の多くの更に完全な正しい認識は、添付図面に関連して考慮されるときに以下の詳細な説明を参照することにより、実施形態及びその付随する利点が更に良く理解されるように容易に得られる。
圧縮機ロータの回転軸を含む平面にしたがったバックトゥバック圧縮機の断面図を示す。 圧縮機及び関連するアンチサージシステムの概略図を示す。 図1及び図2の圧縮機の第1及び第2の圧縮段における2つの流量対圧力比線図を示す。 図1及び図2の圧縮機の第1及び第2の圧縮段における2つの流量対圧力比線図を示す。 圧力制御を表わす図を示す。
典型的な実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面を参照する。異なる図面中の同じ参照番号は、同一又は同様の要素を特定する。加えて、図面は、必ずしも原寸に比例して描かれない。また、以下の詳細な説明は発明を限定しない。代わりに、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。
明細書の全体にわたって「1つの実施形態」又は「一実施形態」又は「幾つかの実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、又は、特性が開示される主題の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、明細書の全体にわたる様々な場所での「1つの実施形態において」又は「一実施形態において」又は「幾つかの実施形態において」という表現の出現は、必ずしも同じ実施形態に言及していない。更に、特定の特徴、構造、又は、特性は、1つ以上の実施形態において任意の適した態様で組み合わされてもよい。
図1は、圧縮機ロータの回転軸A−Aを含む平面にしたがったバックトゥバック圧縮機1の断面を概略的に示す。圧縮機1は、ケーシング3と、ケーシング3内に回転可能に配置されるシャフト5とを備える。
圧縮機1は、バレル5Aと2つのヘッドエンドカバー3B、3Cとを有する垂直分割型圧縮機であってもよい。図示しない他の実施形態において、圧縮機は、圧縮機シャフトの回転軸を含む実質的に水平面に沿って合致する2つの半体から構成されるケーシングを有する水平分割型圧縮機であってもよい。
図1に示される実施形態において、圧縮機1は、背中合わせに配置される第1の圧縮段1A及び第2の圧縮段1Bを備える。第1の圧縮段1Aは、軸A−Aの周りで回転できるようにシャフト5に装着される1つ以上のインペラ7を備える。圧縮機ダイヤフラムに形成される複数のディフューザ8及び戻しチャネル9が、吸込側10で第1の圧縮段1Aに入って吐出側11で出るガスのための第1の圧縮経路を画定する。
吸込側10は、第1のインペラ7と流体連通するガス入口プレナムを備えることができる。吐出側11はボリュートを備えることができ、このボリュートからガスが収集されて更に接続ダクト(図1に示されない)を通じて第2の圧縮段1Bの吸込側12へと運ばれる。
幾つかの実施形態によれば、第2の圧縮段1Bは、軸A−Aの周りで回転できるようにシャフト5に装着される1つ以上のインペラ13を備える。第2の圧縮段1Bは、圧縮機ダイヤフラムに形成されるとともに第2の圧縮段1Bにより処理されるガスのための第2の圧縮経路を画定するディフューザ14及び戻しチャネル15を更に備える。
ガスは、入口又は吸込側12で第2の圧縮段1Bに入るとともに、第2の圧縮段1Bのインペラ、ディフューザ、及び、戻しチャネルを通じて連続的に処理される。圧縮されたガスは、最終的に、圧縮機1の吐出側にも相当する第2の圧縮段1Bの吐出側16で吐出される。圧縮機1の吐出側16はボリュートを備えることができ、このボリュートは、最後のインペラのディフューザからガスを収集して、圧縮ガスを図示しない出口ダクトへ向けて運ぶ。
第1の圧縮段1Aの最後のインペラ7Lと第2の圧縮段1Bの最後のインペラ13Lとの間には、圧縮機シャフト5の周りにシール構造17が設けられる。シール構造17は、ガスがより高い圧力を得てしまった第2の圧縮段1Bの最後のインペラ13Lからガスがより低い圧力にある第1の圧縮段1Aの最後のインペラ7Lへと向かうシャフト5に沿う漏出を減少させる。シール構造を例えばラビリンスシールから構成することができる。
シール構造にもかかわらず、圧縮動作中、重量で10−20%、一般的には約15%と18%の間の漏出物が、第2の圧縮段1Bから第1の圧縮段1Aへ向けて流れて、第2の圧縮段1Bの吸込側12に戻される。
図2は、圧縮機1及び関連するガス接続部の概略図である。図2には、シール構造17を通じたガス漏れが18で概略的に示される。参照番号30は、第1の圧縮段1Aの吐出側11を第2の圧縮段1Bの吸込側12に接続するダクトを概略的に表わす。参照番号40は、第1の圧縮段1Aの吸込ヘッダを示す。
図1を継続して参照して、図2に最も良く示されるように、サイドストリームライン19がサイドストリームガス流を第1の圧縮段1Aの吐出側11と第2の圧縮段1Bの吸込側との間に供給する。サイドストリームバルブ20をサイドストリームライン19に設けることができる。参照番号22は、以下で更に説明されるようにサイドストリームバルブ20を制御するためのサイドストリームコントローラを概略的に示す。サイドストリームラインは、ダクト30に接続されるように概略的に示される。幾つかの実施形態によれば、サイドストリームライン19は、第2の圧縮段1Bの第1のインペラ、すなわち、最も上流側のインペラ13の入口で直接にサイドストリーム流を供給できるサイドストリームノズルを介して、第2の圧縮段1Bの入口と流体連通し得る。
図2の概略図において、P1は、第1の圧縮段1Aの吸込側の吸込側圧力、すなわち、圧縮機1の吸込圧を示す。P3は、第2の圧縮段1Bの吐出側16の吐出圧、すなわち、圧縮機1の吐出圧を示す。参照符号P2は、第2の圧縮段1Bの吸込圧、すなわち、段間圧力を示す。以下の説明のため、圧縮機1の吐出側の吐出圧P3が一定に維持され得ると仮定される。
参照番号21は、第1の圧縮段1Aのためのアンチサージ装置のバイパスラインを示す。参照番号23は、バイパスライン21に配置される対応するアンチサージバルブを示す。トランスデューサ装置24を圧縮機入口に設けることができる。幾つかの実施形態において、トランスデューサ装置24は圧力トランスデューサ25を含むことができ、圧力トランスデューサ25は、圧縮機1の吸込側、すなわち、第1の圧縮段1Aの吸込側でガス圧を検出する。トランスデューサ装置24は、圧縮機1の吸込側でガス流量を検出するために流量トランスデューサ27を更に備えることができる。幾つかの実施形態によれば、トランスデューサ装置24は、圧縮機1の吸込側でガス流温度を検出する温度トランスデューサ29を備えることができる。大まかに言えば、トランスデューサ装置24は、特定の圧縮段1Aのために使用されるアンチサージ制御により必要とされるそれらの手段から構成される。
第2の圧縮段1Bには別個のアンチサージ装置を設けることができる。図2を再び参照すると、参照番号31は、第2の圧縮段1Bのためのアンチサージ装置のバイパスラインを示す。参照番号33は、バイパスライン31に配置される対応するアンチサージバルブを示す。トランスデューサ装置34を第2の圧縮段1Bの入口又は吸込側12に設けることができる。幾つかの実施形態において、トランスデューサ装置34は、第2の圧縮段1Bの吸込側でガス圧を検出する圧力トランスデューサ35を備えることができる。トランスデューサ装置34は、第2の圧縮段1Bの吸込側でガス流量を検出するために流量トランスデューサ37から更に構成され得る。幾つかの実施形態によれば、トランスデューサ装置34は、第2の圧縮段1Bの吸込側でガス流温度を検出する温度トランスデューサ39を備えることができる。大まかに言えば、トランスデューサ装置34は、特定の圧縮段1Bのために使用されるアンチサージ制御により必要とされるそれらの手段から構成される。
アンチサージシステムは、圧縮機制御の当業者に知られる任意の利用可能なアンチサージアルゴリズムにしたがって動作できる。アンチサージアルゴリズムの詳細を本明細書中で説明する必要はない。あえて言うなら、アンチサージバルブは、圧縮段の動作ポイントがサージ限界ラインに近づくときに開放し、それにより、サージ現象が圧縮段で生じることが防止される。バイパスライン21又は31を通じたガス流のアンチサージ再循環は、圧縮段の吸込側で吸い込まれるガス流が圧縮段を安定した動作状態に維持するのに不十分であるときに必要とされる。
動作中、第1のガス流又は主ガス流F1が、第1の圧縮段1Aの吸込側10へ供給されて、第1の圧縮段1Aを通じて処理される。第1のガス流のガスは第1の分子量MW1を有する。ガス組成は、圧縮機の動作中に一定又は可変であってもよい。本開示のために、分子量MW1は一定又は準一定であると仮定される。
第2のガス流F2が、第2の圧縮段1Bの吸込側12でサイドストリームライン19に沿ってサイドストリームガス流として供給される。サイドストリームライン19を通じて供給されるガスは、第1の分子量MW1よりも低い第2の分子量MW2を有する。本開示のために、第2の分子量MW2は動作中に一定であると仮定される。
サイドストリームガス流F2は、第1の圧縮段1Aの吐出側11から吐出される主ガス流F1と混ざり合う。第1のガス流F1と第2のガス流F2とのガス混合物F3は、第2の圧縮段1Bを通じて処理される。第2の圧縮段1Bを通じて処理されるガスの平均分子量MW3は、MW1よりも低い分子量MW2を有するサイドストリームガスの寄与に起因して、第1の圧縮段1Aにより処理される第1のガスの分子量MW1よりも低い。
通常動作中、シール構造17の全体にわたる圧力降下に起因する漏れ流FLが、第2の圧縮段1Bの吐出側16から第1の圧縮段1Aの吐出側11へ向けて流れる。漏れ流FLが第1のガス流F1よりも低い分子量MW3を有するにもかかわらず、漏れ流FLは、第1の圧縮段1Aの動作状態に影響を及ぼさない。これは、漏れ流FLが、第1の圧縮段を通じて処理されず、むしろ、第2の圧縮段1Bの入口12へ直接に戻されるからである。
第1の圧縮段1Aがサージ限界ラインから離れて動作すると、アンチサージバルブ23が閉じられる。しかしながら、第1の圧縮段1Aの動作ポイントが図3の流量対圧力比(流量/ヘッド)線図においてSLで概略的に表わされるサージ限界ラインに近づけば、アンチサージバルブ23は、第1の圧縮段1Aを通じて処理されるガス流の一部を再循環させるべく開放し、それにより、第1の圧縮段1Aを通じた流量を増大させる。圧縮段1Aの吐出側11のガスがより低い分子量MW2の第2のガスの一部を含むため、バイパスライン21を通じた再循環は、第1の圧縮段1Aを通じて処理されるガスの分子量MW1の減少をもたらす。
両方の圧縮段1A、1Bの圧力比は、処理済みガスの分子量によって決まる。より具体的には、圧力比は、分子量が減少するときに減少し、逆もまた同様である。図3は、第1の圧縮段1Aの複数の特性曲線CCAをこの圧縮段により処理されるガスの分子量MW1の異なる値に関して示す。図3中の矢印A1は、分子量の減少方向を示す。所定の流量においては、ガス分子量の減少が圧力比の対応する減少をもたらし、逆もまた同様であることが分かる。
したがって、第1の圧縮段1Aの両端間の圧力比は、第1の圧縮段1Aを通じて処理されるガスの平均分子量MW1の間接的な指標を与える。アンチサージ制御器がアンチサージバルブ23を開放すると、第1の圧縮段1Aの両端間の圧力比、或いは、より一般的には、それに関連する圧力パラメータ、例えば吸込側圧力P1は、アンチサージバイパスライン21からの低分子量ガスの一部分の再循環に起因する、第1の圧縮段1Aにより処理されるガスの分子量の変化の間接的な表示を与える。
幾つかの実施形態によれば、第1の圧縮段1Aの吸込側10及び第2の圧縮段1Bの吸込側の圧力トランスデューサ25、35によって圧力比の降下を検出できる。圧力比P2/P1は、第1の圧縮段1Aを通じて処理されているガスの分子量の変化の間接的な証拠を与える第1の圧縮段の圧力パラメータとして使用され得る。
他の実施形態によれば、第1の圧縮段1Aの吸込側10の圧力P1は、ガスの分子量が変化しているかどうかを決定するためのパラメータとして使用され得る。例えば、圧縮機1の吐出側の圧力P3が固定されれば、吐出圧P3及び段間圧力P2が一定のままであるため、分子量MW1の降下は吸込圧P1の増大をもたらす。
吸込ヘッダ40における圧力P1が圧縮段1Aにより処理されるガスの分子量の減少に起因して増大すれば、圧縮機1を通じた流量も、第1の圧縮段1Aの吸込ヘッダ40へガスを供給する上流側プロセスが最終的にガス流を圧縮機へ向けて供給できなくなるまで降下する。最終的に、圧縮機1を通じたガス流が停止する。
圧縮機1を通じたガス流の最終的な破たんを防止するために、吸込圧P1の増大が検出されれば、或いは、圧力比P2/P1の減少が検出されれば、サイドストリームコントローラ22がサイドストリーム流を減少させるようにサイドストリームバルブ20に作用する。サイドストリーム流の減少時には、サイドストリームライン19からの低分子量ガスのパーセンテージが減少するため、第2の圧縮段1Bにより処理されるガスの平均分子量MW3が増大する。
これは、ひいては、圧力比P3/P2の増大をもたらす。吐出圧P3が一定であれば、第2の圧縮段1Bの吸込圧P2、したがって、第1の圧縮段1Aの吸込圧P1は、第2の圧縮段1Bにより処理されるガス流F3の分子量の増大の結果として降下する。
好ましい実施形態において、圧縮段1Aの吸込側10における吸込圧P1の変化に基づくサイドストリーム流制御は、第1の圧縮段1Aのアンチサージ制御が作用している場合にのみ、すなわち、アンチサージバルブ23が少なくとも部分的に開放している場合、及び/又は、第1の圧縮段1AがサージラインSLに近づいている場合に可能にされる。これは、例えば圧縮段1Aの動作ポイントがヘッド/流量チャート(図3)の右側へ向けて移動することにより圧力比P2/P1が降下する場合にサイドストリーム流の減少を防止する。確かに、圧力比P3/P2の減少は、圧縮機1を通じた流量を増大させることによっても引き起こされ得る。この場合、圧力パラメータの検出される変化は、第1の圧縮段1Aを通じて処理されているガスの分子量の変化に起因せず、また、サイドストリーム制御が作用されるべきでない。
サイドストリーム流量の調整による圧力比の制御は、第2の圧縮段1Bにおける流量対圧力比線図を示す図4を見れば分かる。図4は、第2の圧縮段1Bの複数の特性曲線CCBをこの圧縮段により処理されるガスの分子量MW3の異なる値に関して示す。図4中の矢印A2は、分子量の増大方向を示す。図4は、所定の流量に関して、ガス分子量MW3を増大させることにより、圧力比も増大することを示す。
したがって、圧縮段1Aの吸込圧P1が設定点に達するまでサイドストリーム流量を調整することができ、それにより、圧縮機1を通じた流れの破たんが防止される。
図5は、前述の制御プロセスを図式的に示す。左側の図は、正常動作状態(アンチサージ非作用)下で、圧力値と、第1の圧縮段の両端間の圧力比(PR1=P2/P1)及び第2の圧縮段の両端間の圧力比(PR2=P3/P2)とを示す。中央の図は、第1の圧縮段1Aを通じて流れるガスの分子量MW1の減少により引き起こされる圧力比及び圧力値の挙動を示す。三番目の図は、サイド流量を減少させることで第2の圧縮段1Bにより処理されるガスの分子量MW3を増大させることによって得られる圧力調整を示す。吸込側圧力P1は、設定点値へ向けて再び徐々に降下する。
本明細書中に記載される主題の開示された実施形態を図面で示して幾つかの典型的な実施形態に関連して入念に詳しく十分説明してきたが、当業者であれば明らかなように、本明細書中に記載される新規の技術、原理、及び、概念、並びに、添付の特許請求の範囲に挙げられる主題の利点から実質的に逸脱することなく、多くの改変、変更、及び、省略が想定し得る。そのため、開示される技術革新の適切な範囲は、そのような改変、変更、及び、省略の全てを包含するべく添付の特許請求の範囲の最も広い解釈によってのみ決定されるべきである。様々な実施形態の異なる特徴、構造、及び、手段を異なって組み合わせることができる。
1 圧縮機
1A 第1の圧縮段
1B 第2の圧縮段
3 ケーシング
3B、3C ヘッドエンドカバー
5 シャフト
5A バレル
7 インペラ
8 ディフューザ
9 戻しチャネル
10 吸込側
11 吐出側
12 吸込側
13 インペラ
14 ディフューザ
15 戻しチャネル
16 吐出側
17 シール構造
19 サイドストリームライン
20 サイドストリームバルブ
21 バイパスライン
22 サイドストリームコントローラ
23 アンチサージバルブ
24 トランスデューサ装置
25 圧力トランスデューサ
27 流量トランスデューサ
29 温度トランスデューサ
30 ダクト
31 バイパスライン
33 アンチサージバルブ
34 トランスデューサ装置
35 圧力トランスデューサ
37 流量トランスデューサ
39 温度トランスデューサ
40 吸込ヘッダ

Claims (13)

  1. 背中合わせの配置を成す第1の圧縮段(1A)及び第2の圧縮段(1B)と、前記第1の圧縮段(1A)と前記第2の圧縮段(1B)との間のシール構造(17)と、前記第1の圧縮段(1A)と前記第2の圧縮段(1B)との間のサイドストリームライン(19)とを備えるガス圧縮機(1)を動作させるための方法において、
    − 第1の分子量(MW1)を有する第1のガスを前記第1の圧縮段(1A)の吸込側(10)へ供給して、前記第1のガスを前記第1の圧縮段(1A)を通じて圧縮するステップと、
    − 第2のガスのサイドストリーム流(F2)を前記サイドストリームライン(19)を通じて前記第2の圧縮段(1B)へ供給するステップであって、前記第2のガスが前記第1のガスよりも低い分子量(MW2)を有する、ステップと、
    − 前記第1のガス及び前記第2のガスのガス混合物を前記第2圧縮段(1B)を通じて圧縮するステップと、
    − 前記第1の圧縮段(1A)の圧力パラメータを検出するステップと、
    − 前記ガス混合物の前記第2の圧縮段(1B)から前記第1の圧縮段(1A)への再循環によって引き起こされる前記第1の圧縮段(1A)により圧縮されるガスの分子量の変化によってもたらされる圧縮機全体にわたる圧力比変化を補正するために前記サイドストリーム流(F2)を調整するステップと、
    を備える方法。
  2. 前記圧力パラメータが前記第1の圧縮段(1A)の両端間の圧力比である請求項1記載の方法。
  3. 前記圧力パラメータが前記第1の圧縮段(1A)の吸込側における吸込圧である請求項1記載の方法。
  4. − バイパスライン(21)とアンチサージバルブ(23)とから構成されるアンチサージシステムを前記第1の圧縮段(1A)のために設けるステップと、
    − 前記アンチサージシステムが作用している場合にのみ前記サイドストリーム流(F2)を調整する前記ステップを有効にするステップと、
    を更に備える請求項1、2又は3記載の方法。
  5. ガス圧縮機(1)を動作させるための方法において、
    − 背中合わせの配置を成す第1の圧縮段(1A)及び第2の圧縮段(1B)を設けるステップと、
    − 前記第1の圧縮段(1A)と前記第2の圧縮段(1B)との間にシール構造(17)を設けるステップと、
    − 前記第1の圧縮段(1A)と前記第2の圧縮段(1B)との間にサイドストリームライン(19)を設けるステップと、
    − 第1の分子量(MW1)を有する第1のガスを前記第1の圧縮段(1A)の吸込側(10)へ供給して、前記第1のガスを前記第1の圧縮段(1A)を通じて圧縮するステップと、
    − 第2のガスのサイドストリーム流(F2)を前記サイドストリームライン(19)を通じて供給するステップであって、前記第2のガスが前記第1のガスの分子量(MW1)よりも低い分子量(MW2)を有する、ステップと、
    − 前記第1のガス及び前記第2のガスのガス混合物を前記第2圧縮段(1B)を通じて圧縮するステップと、
    − 前記ガス混合物を前記第2の圧縮段(1B)から前記第1の圧縮段(1A)の吸込側(10)へと再循環させるステップと、
    − 再循環される前記ガス混合物によって引き起こされる前記第1の圧縮段(1A)により処理されるガスの分子量の変化によってもたらされる圧縮機全体にわたる圧力比変化を補正するために前記サイドストリーム流(F2)を調整するステップと、
    を備える方法。
  6. 前記サイドストリーム流(F2)は、前記第1の圧縮段(1A)の両端間の圧力比の減少が検出されるときに減少される請求項5記載の方法。
  7. 前記サイドストリーム流(F2)は、前記第1の圧縮段(1A)の吸込側における吸込圧の増大が検出されるときに減少される請求項5記載の方法。
  8. − 吸込側(10)及び吐出側(11)を有する第1の圧縮段(1A)であって、前記吸込側(10)が分子量(MW1)を有する第1のガスの流れ(F1)を受けるためのものである、第1の圧縮段(1A)と、吸込側(12)及び吐出側(16)を有する第2の圧縮段(1B)であって、前記第1の圧縮段及び前記第2の圧縮段が背中合わせに配置される、第2の圧縮段(1B)と、前記第1の圧縮段(1A)と前記第2の圧縮段(1B)との間のシール構造(17)とから構成される圧縮機(1)と、
    − 前記第1のガスよりも低い分子量(MW2)を有する第2のガスの流れ(F2)を供給するために前記第2の圧縮段(1B)の前記吸込側(12)と流体連通するサイドストリームライン(19)であって、前記第1のガス及び前記第2のガスの混合物流(F3)が前記第2の圧縮段(1B)を通じて処理される、サイドストリームライン(19)と、
    − 前記第2のガスの前記流れ(F2)を調整するための前記サイドストリームライン(19)上のサイドストリームバルブ(20)と、
    − 前記サイドストリームバルブ(20)を制御するためのサイドストリームコントローラ(22)と、
    − ガスを前記第1の圧縮段(1A)の前記吐出側(11)から前記吸込側(10)へと再循環させるためのバイパスライン(21)と、前記バイパスライン(21)上のアンチサージバルブ(23)とから構成されるアンチサージ装置と、
    − 前記第1の圧縮段(1A)の少なくとも1つの圧力パラメータを検出するための圧力トランスデューサ装置(25、35)と、
    を備え、
    前記サイドストリームコントローラ(22)は、前記アンチサージ装置を通じたガスの再循環により引き起こされる前記第1の圧縮段(1A)の両端間の圧力比の減少を示す前記圧力パラメータの変化を前記圧力トランスデューサ装置が検出するときに前記第2のガスの前記流れ(F2)を減少させるように構成される、
    圧縮機システム。
  9. 前記圧力トランスデューサ装置は、前記第1の圧縮段(1A)の前記吸込側(10)におけるガスの圧力の変化を検出するように構成される請求項8記載のシステム。
  10. 前記圧力トランスデューサ装置は、前記第1の圧縮段(1A)の両端間の圧力比の変化を検出するように構成される請求項8記載のシステム。
  11. 前記サイドストリームコントローラ(22)は、前記第1の圧縮段(1A)の両端間の圧力比の減少が検出されるときに前記サイドストリーム流(F2)の減少を引き起こすように構成される請求項8乃至10のいずれか1項記載のシステム。
  12. 前記サイドストリームコントローラ(22)は、前記第1の圧縮段(1A)の前記吸込側におけるガス圧の増大が検出されるときに前記サイドストリーム流(F2)の減少を引き起こすように構成される請求項8乃至10のいずれか1項記載のシステム。
  13. 前記サイドストリームコントローラ(22)は、前記アンチサージ装置が作用している場合又は前記第1の圧縮段(1A)がサージ限界ライン付近で動作している場合に前記サイドストリーム流(F2)の減少を可能にするように構成される請求項8乃至12のいずれか1項記載のシステム。
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