金融商品は、取引装置を介して取引されてよい。取引装置は、マッチング、取引、清算、追跡、演算、及び/又は、金融商品のための市場の確立を援助し得る他のアクションを促進してよい。従来の金融商品は、株式及び負債商品の形式になっている。金融商品の取引における、より新しいイノベーションは、例えば、先物取引及び/又はオプション取引のような、デリバティブ商品用の市場をもたらしてきた。
いくつかの実施形態においては、取引装置は、1つ以上のイベント(例えば、競技)におけるハプニングによるいくつかの方法において定義される金融商品における、取引を促進してよい。取引装置は、取引のための金融商品をリストしてよく、このような金融商品のためのビッド及びオファーのマッチングを促進してよく、このような金融商品の成立を促進してよく、このような金融商品の取引を促進してよく、このような金融商品の清算を促進してよく、及び/又は、このような金融商品と関係するいくつかの所望のアクションを行ってよい。
図1は、いくつかの実施形態の一部であり得る、例示の取引装置100を示す。この取引装置は非限定の例のみとして与えられ、及び、他の実施形態は、いくつかの所望の構造を備えてよいことについて、理解されたい。例示の取引装置は、電子市場101、競技専門家103、電子手形交換所105、競技情報ソース107、第1のユーザ装置109、及び第2のユーザ装置111を備える。このような装置及び/又は1つ以上のそれらのコンポーネントは、取引所、マッチングする開催地、取引する施設等として参照されてよい。
電子市場101は、金融商品のためのビッド及びオファーを管理してよい。市場は、ビッドを受け取ってよく、オファーを受け取ってよく、取引のために金融商品をリストしてよく、ライン又は他のパラメータに関する専門家と通信してよく、ビッド及びオファーをマッチングしてよく、クロスのための要求を開始してよく、時間のようなパラメータのリスティングのパラメータ、手形交換所への負担のオフロード等の決定等をしてよい。このようなアクションは、市場を作成する、例えばサーバのような、1つ以上の計算装置によって行われてよい。このようなアクションは、要求に応じて、イベント発生等に応じて、周期的に行われてよい。
例えば、第1のユーザは、金融商品を買うために、ビッドを市場に提出してよい。第2のユーザは、金融商品を売るために、オファーを市場に提出してよい。いくつかの数のビッド及びオファーは、いくつかの数のユーザから、いくつかの数の金融商品のために受け取られてよい。市場は、ユーザの間の取引を生成するために、ビッド及びオファーを一緒にマッチングさせてよい。プロセッサ及び/又はキューは、いくつかの実施形態においては、市場を介して取引してよい様々な金融商品のための様々なオーダーを、管理及び追跡するために用いられてよい。
電子市場は、様々な手法にて、金融商品のためにビッド及びオファーをマッチングさせてよい。例えば、いくつかの実施形態においては、比例充てんモードが用いられてよく、1つのビッド又はオファーが、比例の手法にて複数のマッチングしているオファー又はビッドに対して、マッチングされてよい。他の例として、予約を受け入れないモードが用いられてよく、入ってくるビッド又はオファーは、第1に長い時間の間ペンディングされていたマッチングしているオファー又はビッドに対して、マッチングされる。オファー及びビッドは、同じ金融商品、及び同じ価格又は価格メカニズムのためであることに基づいて、マッチングすることを決定されてよい。マッチングを見つけることに応じて、市場は、マッチングしているオーダーを実行するべく、取引を促進するために、手形交換所と通信してよい。マッチングしているオーダーは、正確な値付け及び所望のマッチングが起こるように、待ち時間又は遅延を最小化するために、ハイスピード環境において発生してよい。これは、最先端のコンピュータの、及び/又は、ネットワークの技術を用いて、達成され得る。
電子市場は、最初に、取引のために、金融商品をリストしてよい。このような商品をリスティングすることは、金融商品についての情報(例えば、ラインデータ、商品の価値がどのようにして決定されるかについての情報等)を公表することを含んでよい。例えば、今度のフットボールゲームにおける点差は、専門家からの情報を用いて決定されてよい。点差及びゲームは、取引のために市場によってリストされているときに、ユーザが、金融商品のパラメータ、及び、支払いが行われる方法及びときを知るように、金融商品のパラメータとして発表されてよい。
電子市場は、ビッド、オファー、及び取引についての情報を発表してよい。例えば、オーダーブックは、取引情報を維持してよく、及び、この情報を視認のためにユーザのために公にしてよい。ユーザは、金融商品の各サイドのオーダーの数、これらのオーダーの価格、金融商品のための完了した取引等を視認することができてよい。
このような市場を介して取引されてよい、いくつかの非限定な例示の金融商品は、(いくつかの実行におけるラインより多くによって)指定された競技にて、チームAがチームBを打ち負かす場合に、ホルダーに支払う金融商品、競技のセットにおいてクオーターバックが他のクオーターバックを超えて投げる場合に、ホルダーに支払う金融商品、(1人以上のプレーヤの)空想チームが、いくつかの目標ポイントよりも多い、いくつか競技のコースにおける方程式によって定義する空想ポイントをとる場合に、ホルダーに支払う金融商品、ポジションにおけるプレーヤが、1つ以上のゲームでのポジションにおける1人以上の他のプレーヤよりも多い空想ポイントを達成する場合に、ホルダーに支払う金融商品、参加者が、競技における指定された場所としてとる(例えば、勝つ、第2の又はよりよい場所を取る、最終ラウンドにする)場合に、ホルダーに支払う金融商品、プレーヤが競技において(例えば、負傷によって)プレーしない場合に、ホルダーに支払う金融商品、競技のプレーの間に、特定の状況が発生する(例えば、雨が降る、閾値温度よりもさむい、プレーヤに負傷が発生する等)場合に、ホルダーに支払う金融商品等を含んでよい。商品の額面価格は、義務トリガイベントが発生する場合に、ホルダーに支払われてよい。このような商品のバイヤーは、この金融商品をホールドするために、セラーに代価を支払ってよい。これらの例が非限定の例のみとして与えられており、いくつかの所望の金融商品が実施形態において用いられてよいことについて、理解されたい。例えば、ライブ競技のような、1つ以上の未来のイベントにおけるイベント又は状況に依存する、いくつかの所望の金融商品が、用いられてよい。
ユーザは、関心がある結果を達成するために、1つ以上のこのような金融商品を、ポートフォリオに組み合わせてよい。例えば、ユーザは、ゲームにおいてチームAがチームBを打ち負かすであろう、金融商品を買ってよい。ユーザは、また、チームAのオフェンスがチームBのオフェンスよりも悪いパフォーマンスを行うであろう、商品を買ってよい。このような状況において、ユーザは、オフェンスがよりよいオフェンスでないとしても(ディフェンスがチームAを支えるであろうことを望んでよく)、チームAがゲームにおいて勝つことを、効果的に予測してよい。他の例として、ユーザは、ゲームにおいて勝つためにチームを選択してよく、及び、天候パターンがゲームにおいて発生する場合に支払う他の商品を買ってよい。もしそうなら、ユーザは、天候コンディションにおいて悪いチームが勝つリスクに対してヘッジしていてよいが、ユーザは、天候パターンが発生し、及び、チームがヘッジのオプションによって負ける場合に、未だ勝ってよい。更に他の例として、ユーザは、空想ポイントにおいて他のプレーヤに対して一人のプレーヤを各々競争させる商品のセットを選択してよい。効果的には、それから、プレーヤは、互いに対してプレーするために、空想チームA及び空想チームBを選択した。
競技専門家103は、金融商品の条件を定義するために用いられてよい、ライン情報、あるいは、他の競技又は他のイベント関連情報を決定してよい。情報は、競技情報のソース(例えば、NFL.com、ラインメーカー、ニュースサイト等)から受信されてよい。例えば、競技におけるプレーヤ、競技におけるチーム、競技における参加者の統計情報、競技の日の天候、負傷情報等が受信されてよい。例えば、競技がスポーツイベントである場合、NFL又はMLBのようなスポーツイベントのデータのソースは、スポーツイベントについての情報を提供してよい。競技がテレビ競技である場合、テレビネットワークは、競技についての情報をレポートしてよい。
このような情報は、競技に基づいて、金融商品のための適切なパラメータを決定するために、専門家によって用いられてよい。例えば、決定は、競技においてチームAがチームBを5点差で打ち負かしそうであるとの、過去の統計に基づいて行われてよい。情報は、ゲームに基づく金融商品の定義における使用のために、市場に送られてよい。例えば、金融商品は、ポイントの数以上でチームAがチームBを打ち負かす場合に、商品のホルダーが満期になるように、確立されてよい。パラメータは、期待されるスコア、期待される空想ポイント、期待されるポイント差等としての、このようなことを含んでよい。
他の例として、専門家は、空想チームのセットの各々がスコアし得る、適当な空想ポイントを決定してよい。市場は、これらの空想チームのための金融商品のセットをリストするために、この情報を用いてよい。例えば、空想チームは、ゲーム期間(例えば、週末)において、15空想ポイントを獲得することを、専門家によって期待されてよい。金融市場は、チームがこの多数のポイントを獲得する場合、ホルダーに額面価格を支払う金融商品をリストしてよい。このような商品は、様々な空想チームと一緒にリストされてよい。
専門家は、このようなパラメータの継続中の決定を生成してよい。例えば、より多くのデータが受信された場合、期待されるスコアは変化してよい。例えば、怪我がスタープレーヤに発生する場合、期待されるスコアは変化してよい。市場は、様々な手法において、このような変化するパラメータを取り扱ってよい。
いくつかの実施形態においては、金融商品は、最後のパラメータ決定によって定義されてよい。このような状況において、ユーザは、パラメータが1つのレベルに設定されている間に、金融商品を買ってよいが、レベルは、(例えば、インスタンスのためのゲームのスタートのときにて)レベルの最後の設定が発生するまでに、ユーザがパラメータレベルを確信し得ないように、時間が経過するにつれて変化してよい。このような変化は、いくつかの市場においては、許容されなくてよい。
他の例として、市場は、パラメータにおける変化に応じて、新たなリスティングを生成してよい。したがって、異なるパラメータに関して、同じゲームのための金融商品の多数のリスティングがあり得る。チッカーシンボルは、ユーザが、何をビッド又はオファーしているか知られ得るように、パラメータを識別してよい。例えば、シンボルは、 TEAMA_TEAMB_GAMEDATE_LINEを示してよい。ラインは、チームBよりもチームAが何ポイント多いかを示している正又は負の数であってよい。
更に他の実施形態においては、市場は、専門家と関係ない、及び/又は、専門家とは異なる、競技のための変化するパラメータを有する様々な商品をリストしてよい。例えば、市場は、多数の異なるラインに関して、多数の異なる商品をリストしてよい。別の例として、ユーザからの要求に応じて商品をリストしてよい。(例えば、人は、ゲーム及び/又はチーム及び所望のラインを識別してよく、及び応じて、市場は、取引のために利用できる、このようなリスティングを生成してよい)。
金融商品がこのような専門家によって決定されたパラメータに基づいて取引するので、イベントの結果を正確に予測することの、専門家へのプレッシャーがあり得る。この目的を達成するために、専門家は、可能な限りより正確に期待され得る結果を決定するために、多量のデータセットに基づく複雑な統計アルゴリズムに従事してよい。
専門家は、金融商品のためのパラメータを決定するために用いられ得る、及び/又は、パラメータ自身を正確に決定し得る、情報を生成、収集、実装、及び/又は決定し得る、いくつかのコンピューティング装置、アルゴリズム、人、及びいくつかの組み合わせを含んでよい。この例示の実施形態においては、市場101から離れて示されているが、いくつかの実施形態においては、専門家及び市場は同じエンティティであってよい。
手形交換所105は、市場からのビッド及びオファーを明確にマッチングさせるために動作してよい。手形交換所は、金融商品において、条件の達成を促進するためにアクションをとってよい。手形交換所は、1つ以上の市場、1つ以上のユーザ、1つ以上の情報ソース、及び/又はいくつかの他のコンポーネントと通信する1つ以上のコンピューティング装置を備えてよい。
例として、手形交換所は、金融商品のためのビッド及びオファーがマッチングしていることを示している、市場からの情報を受信してよい。手形交換所は、市場にビッドを提出したユーザと、市場にオファーを提出した第2のユーザとの間において、金融商品の取引を促進するために動作してよい。
例えば、いくつかの実施形態における手形交換所は、第1のユーザからの金額及び第2のユーザからの金融商品の両方を所有する。手形交換所は、この後、金銭の所有権をそれ自身から第2のユーザに送ってよく、及び、金融商品を第1のユーザに送ってよい。従って、手形交換所は、1人のユーザから他へのそれ自身を介する金融商品、及び、1人のユーザから他へのそれ自身を介する金銭の移転を促進したかもしれない。このような移転のメカニズムは、例えば、負債又株式商品のような商品のために、非常に適してよい。
他の例として、手形交換所は、いくつかの実施形態において、ユーザ及び第2のユーザに関する義務に従事する。例えば、先物契約は、チームAがゲームに勝つ場合に、パーティBがパーティAに支払い義務を負うであろう、フォームを取ってよい。パーティAは、市場にビッドを設けることによって、いくつかの金額のための市場を介するこのような先物契約を買う関心を示してよい。パーティBは、市場への先物契約を得るためにオファーを提供することによる先物のこのような契約の売却において、関心を示してよい。ビッド及びオファーをマッチングさせるとすぐに、市場は、マッチングを手形交換所に通知してよい。応じて、手形交換所は、パーティAからの金銭を受け取ってよく、同意に従事してよく、それによって、手形交換所は、チームAがゲームに勝つ場合に、パーティAに支払うことに同意する。そして、手形交換所は、パーティBに関するオフセット処理に従事するであろう、それによって、手形交換所は、パーティAから受け取ったのと同じ金額をパーティに支払い、チームAがゲームに勝つ場合に、支払いを受け取るためにパーティBでの義務に従事するであろう。
このシナリオにおいて、手形交換所は、オフセット処理によるリスクの最小化に関して、パーティA及びパーティBの中央にスタンドする。例は媒介者を介するオフセット処理に関して与えられ得るが、いくつかの実施形態においては、これらの移転は、理論上のみであってよい(例えば、組成のパーティにおける発生よりもむしろ、手形交換所を介するオフセット処理が起きることである場合、例えば、行う手形交換所への最初の移転、そしてこの後の、行う手形交換所からの移転よりもむしろ、移転がパーティBからパーティAに直接的に行われるように、集合において起きてよい)。パーティが取引先リスクを緩和されることは、これらが手形交換所を信用し得ることである。このような移転のメカニズムは、例えば、先物契約のような、デリバティブ商品における取引のために非常に適してよい。
これらの例示の移転のメカニズムが、非限定の例のみとして与えられることについて、理解されたい。他の実施形態は、手形交換所、市場、及び/又は所望の他のエンティティによって行われ得るいくつかの所望のメカニズムを含んでよい。例えば、いくつかの実施形態は、契約条件の最後まで、移動される金額を含まなくてよく、いくつかの実施形態は、(例えば、額面価格と同額等の)支払いの義務が発生することに備えて、予備の手形交換所に関してホールドでの額を有することを、パーティBに要求することを含み、いくつかの実施形態は、イベントが終わるまで、ホールドでのビッドの支払いを保持すること、及び、オファーしているパーティによる預金において投入もされるために、ビッドの額面の金額を要求すること等を含む。他の例として、いくつかの実施形態は、媒介者としての手形交換所を用いなくてよいが、むしろ、パーティの間において直接的に契約を移転してよい。このようなアクションの様々なエレメントは、手形交換所及び/又は所望の市場にて発生してよい。例えば、下記のように、市場は、ユーザのためにアカウントを維持してよく、及び、手形交換所は、市場を介する金銭へのアクセスを有しているのみであってよい。従って、市場は、金銭を、ホールド、あるいは、義務が支払いを要求するときにリスクをヘッジするために、凍結された状態に保持してよく、及び、手形交換所は、義務を果たすために預金残高を調整するために市場を管理してよい。
いくつかの実施形態においては、手形交換所は、取引された金融商品において具現化された義務の遂行を促進するために、継続中の責任を有してよい。例えば、手形交換所は、1つ以上のパーティから、手形交換所が移転を支援した先物契約への支払いを生成すること、及び/又は、当該支払いを受けることを要求されてよい。手形交換所は、イベントの結果を識別する情報ソース107からの情報を受信してよい。この情報に基づいて、手形交換所は、追跡する(例えば、媒介者のための機器)金融商品から、どんな義務がトリガされるかを決定してよい。応じて、手形交換所は、(例えば、制御する残高を直接調整することによるような、預金残高を調整することにより、及び/又は、つり合い調整を行うために市場を管理することにより、)イベントの結果に基づいて、いくつかの義務付けられている金銭の移転を、発生させてよい。
例えば、パーティA及びパーティBが先物取引を行っている与えられた例においては、手形交換所は、チームAがゲームに勝つことを決定してよい。応じて、手形交換所は、手形交換所がパーティAに支払い義務を負うことを決定してよく、手形交換所は、パーティBから支払い義務を負われる。手形交換所は、金銭を、パーティBから手形交換所に移転してよく、及び、応じて(例えば、このような移転を生成するために市場を管理することによって)、手形交換所からパーティAに移転してよい。いくつかの実施形態においては、2つの移転は、これらが互いにオフセットしているので、用いられなくてよい。むしろ、パーティBからパーティAへの単一の移転が用いられてよい。
他の例として、パーティたち自身が、その間にある手形交換所を介しない、互いの直接の同意を有する場合、手形交換所は、義務の完了を同様に促進してよい。例えば、手形交換所は、イベントの結果、及び、結果がどの義務をトリガするかを決定してよい。手形交換所は、この後、これらの義務(例えば、チームの勝ちに応じて、パーティBのアカウントから、パーティAのアカウントへの金銭の移転)を発生させてよい。
いくつかの実施形態においては、イベントがキャンセルされること、あるいは、いくつかの他のキャンセルのイベントが発生することを、情報が決定される(例えば、イベントがキャンセルされるよりも、情報ソースが手形交換所に告げる、空想チームにおけるプレーヤがプレーしない等)場合、手形交換所は、応じて、金融商品をキャンセルするために、アクションをとってよい。例えば、手形交換所は、パーティに/から、移転された金銭を(ことによると、コミッションを除いて)戻してよい。手形交換所は、また、取引の結果として、従事されていてよい、いくつかの途中の義務をキャンセルしてよい。
途中の義務の遂行を促進している手形交換所の例が、非限定の例のみのために与えられることについて、理解されたい。他の実施形態は、他のアクション、キャンセルのイベント(例えば、不履行の勝者)への他の応答、及び/又は、手形交換所を全く含んでいないこと(例えば、他のエンティティがアクションをとってよい、トリガされた義務を決定することのようなアクションを市場がとってよい、パーティ自身がアクションに責任をおってよい等)を含んでよい。
市場及び/又は手形交換所は、プロセスに沿っているいくつかのポイントにて、コミッションをとってよい。例えば、収集され、及び/又は、結局は、1つのパーティから他に支払い義務を負われた金額の一部は、現実には他のパーティへ与えられてなくてよい。むしろ、この金額のいくつかの部分は、コミッションとして収集されてよい。よって、パーティBのアカウントからパーティAのアカウントに移転される額の議論が議論されるときに、から及びに移転された額は、提供されたサービスのために収集された、いくつかのコミッションの額だけ異なってよい、ことについて理解されたい。これは、移転されているビッド/オファーされる金額に適用し得る。
情報ソース107は、イベントの結果を決定するために用いられ得る情報のソースを含む。このような情報は、金融商品へのパーティの義務を決定するために、市場、手形交換所、及び/又は他のエンティティによって用いられてよい。上述のように、例えば、チームがゲームに勝つ場合、これは1つのパーティから他のパーティに行われる支払いをトリガしてよく、チームがゲームに勝ったことの情報が、情報ソースからソースされてよい。このようなソースは、例えば、ニュースソース、ウェブサイト、NFL、MLB、テレビ局、公式リーグソース、サードパーティ監査システム等を含んでよい。このようなソースは、専門家が専門家情報を決定するために、用いられるソースを含んでよく、及び/又は、異なるソースであってよい。情報ソースは、イベントの結果を決定してよく、及び、この情報を発表してよい。この情報は、例えば、APIを介して、ソースからプッシュ又はプルされてよい。ソースは、イベントについて情報を受信し、及び/又は、決定し、及び、この情報を有効にする、1つ以上のコンピューティング装置を備えてよい。
ユーザ109及び111は、金融商品の取引に従事するために、市場101を介して、ビッド及び/又はオファーを行ってよいユーザを含んでよい。ユーザは、市場のユーザインターフェース及び/又はAPIを用いているネットワークを介して、オーダーを行うためのコンピューティング装置を用いてよい。例えば、ユーザ109は、(上述のパーティAであってよく)ビッドのオーダーを提出してよく、及び、ユーザ111は、(上述のパーティBであってよく)オファーのオーダーを提出してよい。上述のように、オーダーがマッチングされてよく、義務がトリガされてよい。
ユーザは、取引が起こり得るアカウントを維持してよい。アカウントは、各ユーザのために、市場で維持されてよい。ユーザは、アカウントへのアクセスを得るために、市場で、信頼できることを証明してよい。ユーザは、このようなアカウントの内及び外に金銭を移転してよく、及び/又は、取引に従事するために金銭を用いてよい。このような方法において維持されるアカウントは、また、義務を支払うために、及び/又は、遭遇した義務の結果として支払いを受け取るために、金銭のソースであってよい(例えば、パーティBがパーティAに支払い義務を負う金銭は、パーティBのアカウントから取り出されて、パーティAのアカウントに預金されてよく、又は、同様にして、媒介者としての手形交換所に関して移転されてよい)。いくつかの実施形態においては、手形交換所及び市場は、アカウントの間でのこのような移転を促進するために通信してよい(例えば、手形交換所は、移転を行うために市場に通知してよく、及び、市場は、応じて、移転を行ってよく、及び、手形交換所に完了を通知してよい)。いくつかの実施形態においては、市場は、義務が行われるまでに、ホールドするために手形交換所のために手形交換所に金銭を移転してよく、この後、手形交換所は、どこに預金するかの指示と一緒に、市場に金銭を移転し返してよい。いくつかの実施形態においては、市場は、ビッド及びオファーを清算するために、手形交換所に金銭(例えば、パーティAのアカウントからの金銭)を移転してよい。手形交換所は、金銭をどこに預金するかの指示と一緒に、市場に(例えば、パーティBのアカウント内に)金銭を返す。
他の実施形態においては、アカウントは、各ユーザのための市場に関してというよりも、手形交換所にて維持されてよい。従って、手形交換所は、アカウントの移転への直接のアクセスを有してよい。手形交換所は、いくつかの実施形態においては、残高の市場が、このようなアカウント等の間の移転のために直接に取り得ること等を、通知してよい。
いくつかの実施形態においては、市場は、取引のための適正を決定するために、預金残高を用いてよい。例えば、ユーザは、取引が発生し得る前に、残高のいくからを有することを要求されてよい。例えば、ユーザは、ユーザがビッドのオーダーを行う前に、アカウントにおいて、金融商品を買うために、ビッドのための支払いを行うために、金額を有することを要求されてよい。このような支払いを行うための金銭は、このようなオーダーがペンディングしている間、アカウントにおいて凍結されてよい。市場及び/又は手形交換所は、誰がアカウントを維持しているかに依存しているこのような金銭を凍結するために、互いに通信してよい(例えば、市場は、オーダーを受信してよく、手形交換所のアカウントにおいて残高を決定してよく、及び、いくらかの金額がオーダーのために凍結されるべきであることを、手形交換所に通信してよく、あるいは、市場は、アカウントを維持してよく、及び、アカウントにおける金銭を凍結してよい)。凍結された金銭は、アカウントから取り除かれてよく、及び/又は、アカウントに留まってよいが、ペンディングしており及び凍結している結果になった取引以外において、取引又は引き出しにおける使用のために不適当であってよい。
電子市場及び/又は手形交換所によって運用されている、リスク管理モジュールは、リスクを追跡してよく、及び、このリスクに基づいてアカウントの能力を調整してよい。例えば、オーダーを行うために使用されるのでファンドが凍結される場合、リスクマネージメントモジュールは、取引のために利用できるファンドを追跡してよい。これらのファンドは、ユーザがオーダーを行う資格があるか否かを決定するために、新たな取引の要求と比較されてよい。ユーザがオーダーのために利用できる十分なファンドを有する場合、ユーザは、オーダーを行うことを許可されてよい。違う場合、ユーザは、オーダーを行うことを防止され、不足を通知されてよい。このようなモジュールと市場及び/又は手形交換所との間の通信は、ファンドの有効性を追跡するために用いられてよい(例えば、アマウントのユーザは、市場におけるペンディングしているオーダーを行い、手形交換所を介して完了したオーダー等は、有効なファンドを決定するために追跡されてよい)。
いくつかの実施形態においては、取引は、可能な継続中の義務を生成してよい(例えば、上述のゲームに基づく先物取引の例においては、チームAが勝つ場合、パーティBはパーティAに支払い義務を負ってよい)。この未来の義務は、イベントの結果に基づいて支払い期限が来てよい金額であり得る。リスク管理モジュールは、取引のために利用可能でない、凍結された金額として支払い義務を負われてよい、可能な額をカウントしてよい。同様に、リスク管理モジュールは、義務が支払い期限になるイベントにおいて、可能な支払いを行うために、アカウントにおいて十分な金銭がある場合に、取引が許可のみされ得るように、リスクとしての額をカウントしてよい。このような制限を用いて、システムは、発生し得るいくつかの義務を遂行するために、パーティがファンドを有することを保証してよい。いくつかの実施形態においては、(例えば、キャンセルされて、またはさもなければ、イベントの結果が決定されて)可能な義務が最後になることを、手形交換所が決定するときに、金銭の移転は、発生してもよく、あるいは、発生しなくてもよく、及び、この義務に関連する凍結されたファンドは、非凍結されてよい。このようなリスク管理は、手形交換所のアクション、ユーザアカウントの預金又は引き出し、市場のアクション及び/又はこのようなアクションについての通信のいくつかの組み合わせによって追跡されてよい。
いくつかの実施形態においては、手形交換所は、義務を支払うために必要であり得るファンドをホールドしてよい。いくつかの実施形態においては、市場は、ユーザのアカウントにて(義務が遂行されるまでの制限あり又はなしで)このようなファンドを投入してよい。いくつかの実施形態においては、手形交換所は、発生し得る義務が遂行されるまで、金融商品を買うために支払われるファンドをホールドしてよい。いくつかの実施形態においては、市場、ユーザのアカウントにおいて(義務が遂行されるまでの使用の制限あり又はなしで)このようなファンドを投入してよい。
例えば、上述の例示の取引においては、金銭は、手形交換所をできる限り介して、ビッド支払いのために、パーティAからパーティBへ移転されてよい。チームAが勝つ場合、金銭は、手形交換所をできる限り介して、パーティBからパーティAに移転されてよい。チームAの勝ちに基づく移転の可能性を有する金銭は、パーティBのアカウントにおいて担保物件として保持されてよく、義務が未解決である間、取引のために使用可能でなくてよい。金銭は、そのほかの場所にて保持されてよく、また、他の実施形態においては、異なるように取り扱われてよい。
リスク管理のこのような例は、非限定の例のみとして与えられる。他の実施形態は、このようなリスク管理を含まなくてよく、マージンの能力を含んでよく、サードパーティアカウントシステム及び/又はリスクシステムを含んでよく、手形交換所及び市場にて分離しているアカウント(例えば、ビッドの料金を支払うために、市場におけるアカウントを有するに違いないアカウント、及び、義務をカバーするために、十分なファンドを有するに違い無い手形交換所におけるアカウント)を含んでよく、及び/又は、リスク管理の他の方法を含んでよい。
図1のエレメントは、互いに通信してよい。例えば、LAN又はインターネットのような通信ネットワークは、エレメントを互いに接続してよく、エレメントの間の電気通信を可能にし得る。例えば、オーダー情報は、ユーザから電子市場に送信されてよく、取引情報及び/又はリスク情報は、市場及び手形交換所等の間で通信されてよい。
図1の例が非限定の例のみとして与えられることについて、理解されたい。他の実施形態は、金融商品の取引を促進するために、アクションのいくつかの所望の組み合わせを行い得る、エンティティのいくつかの所望の組み合わせを含んでよい。
図2は、いくつかの実施形態において動作されてよい例示のプロセスを示す。このようなプロセスは、取引装置の1つ以上のエレメントによって行われてよい。例えば、このようなプロセスは、電子市場101によって行われてよい。このようなプロセスは、金融商品における取引を促進し得る。
示されているように、いくつかの実施形態は、競技専門家から、勝利パラメータを定義している情報を受信することを含んでよい。このような情報は、例えば上述のもののような専門家から受信されてよい。このような情報は、例えば、(例えば、専門家の演算に基づく、少なくともラインの量にて、参加者Aが競技で勝つであろう)競技のためのラインを含んでよい。他の例のように、このような情報は、(例えば、空想チームが、競技の期間において、空想ポイントX点を取るであろう)イベントにおける1人以上の参加者のための結果の期待を含んでよい。勝利パラメータを定義するために用いられ得る情報のこれらの例が、非限定の例のみであることについて、理解されたい。いくつかの実施形態においては、このような情報は、いくつかの組み合わせにおける、統計情報、及び/又は専門家情報に基づいて決定されてよい。リスティングするためにパラメータをセットするために用いられるいくつかの情報は、いくつかの所望の手段を介して、いくつかの数のソースから受信されてよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、1つ以上のイベントの結果及び勝利パラメータに基づいて、商品のホルダーに、支払いへの権利を与える、金融商品をリスティングすることを含んでよい。勝利パラメータは、何が勝ちの結果であるか、及び、何が勝ちの結果でないかを定義するパラメータを含んでよい。例えば、いくつかの実施形態においては、情報は、スポーツイベント又は他の競技のためのラインを定義してよい、あるいは、定義するために用いられてよい、専門家から受信されてよい。市場は、金融商品の可能な未来の義務を定義するために、この情報を用いてよい。金融商品は、公にされてよく、及び取引が許可されてよい(例えば、情報がオーダーブックにおいて発表されてよく、市場は、チッカーシンボルをリストしてよく、市場は、オーダーを取るのを開始してよい等)。スポーツイベントの結果が勝利パラメータに合う場合(例えば、少なくともラインによって、ゲームにおいてチームAがチームBを打ち負かす場合、空想チームが、ゲームにおいて、少なくとも空想ポイントの額をもうける場合等)、金融商品は、ホルダーへの支払いの義務を負わせてよい。各金融商品は、いくつかの額面価格(例えば、$1、$10、$100、$1000、$10000等)を有してよい。勝利パラメータが満たされる場合、額面価格は、商品のホルダーが支払い期限になってよい金額を示し得る。例えば、商品は、ゲームにおいてチームAがチームBを打ち負かす場合、ホルダーに$100の義務を負わせるであろうと、リストされ得る。額面価格は、商品から商品で異なってよく(例えば、野球は、フットボールとは異なる額面価格を有してよい)、あるいは、商品から商品で同じであってよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、第1の価格にて金融商品を売るための、オファーを受信すること含んでよい。オファーは、金融商品の数量(例えば、可能な$1000の負けのための、$100の額面価格を有する10の商品)及びこれらの商品の各々の価格(例えば、各商品のための$90)によって定義されてよい。例えば、コンピューティング装置は、第1のユーザへの取引インターフェースを提示してよい。ユーザは、取引インターフェースに情報(例えば、ユーザが売る気の価格、ユーザが売却を見守っている商品の個数等)を入力してよい。いくつかの実施形態においては、商品は、全体の単位において売られてよい。他の実施形態においては、商品は、分割の単位において売られてよい。ユーザは、コンピューティング装置に対してオーダー情報を市場に送信させるために、1つ以上の制御を作動させてよい。市場は、オファーを定義している情報を受信してよい。応じて、市場は、オーダーブックにこのようなオーダーを追加してよく、及び/又は、さもなければ、マッチングのためにオーダーを処理してよい。市場は、いくつかの個数の価格にて、金融商品のいくつかの個数を売るために、いくつかの個数のオファーを受信してよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、第1の価格にて金融商品を買うための、ビッドを受信することを含んでよい。ビッドは、金融商品の数量(例えば、可能な$1000の勝ちのための、$100の額面価格を有する10の商品)及びこれらの商品各々の価格(例えば、各商品のための$90)によって定義されてよい。例えば、コンピューティング装置は、第2のユーザへの取引インターフェースを提示してよい。ユーザは、取引インターフェースに情報(例えば、ユーザが買う気の価格、ユーザが購入を見守っている商品の個数等)を入力してよい。いくつかの実施形態においては、商品は、全体の単位において買われてよい。他の実施形態においては、商品は、分割の単位において買われてよい。ユーザは、コンピューティング装置に対してオーダー情報を市場に送信させるために、1つ以上の制御を作動させてよい。市場は、ビッドを定義している情報を受信してよい。応じて、市場は、オーダーブックにこのようなビッドを追加してよく、及び/又は、さもなければ、マッチングのためにオーダーを処理してよい。市場は、いくつかの個数の価格にて、金融商品のいくつかの個数を買うために、いくつかの個数のオファーを受信してよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、第1の価格のためのビッドを受信すること、及び、第1の価格のためのオファーを受信することに応じて、オファー及びビッドをマッチングさせることを含んでよい。同じ価格での同じ金融商品の取引の反対側のためのオーダーは、マッチングさせるために考慮されてよい。例えば、$90にて金融商品を第1の個数だけ売るためのオファー、及び、$90にて金融商品を第2の個数だけ買うビッドは、いくつかの実施形態において、マッチングされているオーダーと考えられるであろう。取引のマッチングエンジンは、連続的に、定期的に、時折等の所望である基礎にて、ビッド及びオファーをマッチングさせることを、担当してよい。このようなマッチングエンジンは、いくつかのマッチングされているオーダーがあるか否かを決定するために、市場のオーダーブックにおいて、金融商品のいくつかのペンディングしているビッド及びオファーを比較してよい。
オファー及びビッドは、いくつかのオーダーにて、いくつかの個数及び組み合わせにて、受信されてよい。このようなオーダーは、市場におけるペンディングしているオーダーのオーダーブックにおいて、投入されてよい。マッチングすることは、オーダーが受信されるときに、発生してよい。このようなマッチングは、FIFO、比例配分、価格、及び時間優先、等のマッチングを含んでよい。
オーダーは、様々なタイプを取り得る。例えば、いくつかのオーダーは、一部においてマッチングするのを許可されるが、他のオーダーは、全体においてのみマッチングされるのを許可されてよい。例えば、100個の契約を買うビッドは、100個の契約を売るオファーに対してマッチングしてよい。いくつかのオーダーは、その例において、全部おいてマッチングするのみであってよいことを明示してよい。他の例として、100個の契約を買うビッドは、90個の契約を売るオファーに対してマッチングしてよい。10個の買われていない契約は、ビッドにおいて残ってよい。この遂行されなかったビッドの部分は、キャンセルされてよく、及び/又は、実装に依存してペンディングのまま残ってよい。オーダーの一部がペンディングのまま残る場合、他のオファー(例えば、10個の売る契約のオファー、あるいは、他のいくつかの個数の契約)に対してマッチングしてよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、ビッド及びオファーをマッチングさせることに応じて、ビッド及びオファーの各々の少なくとも一部を遂行する取引を促進することを含んでよい。例えば、市場は、取引を実行するために、情報及び/又は金銭を手形交換所に送信してよく、及び/又は、市場自身が、取引を実行してよい。上述のように、市場は、金銭を、金融商品の数量の購入のコストをカバーするために、入札者のアカウントから手形交換所へ送信してよい。市場は、また、オファー及びビッドがマッチングしたこと、及び、取引を行うべきであること示してよい。
非限定の例として、90ドルのための100個の買う契約のユーザAのビッド各々は、90ドルのための100個の売る契約のユーザBのオファーに対してマッチングしてよい。市場は、9000ドルをユーザAのアカウントから手形交換所へ送信してよく、及び、オファー及びビッドを遂行する契約が行われるべきであることについて示してよい。この実行は、実装に依存している多数のフォームにおいて行ってよい。例えば、手形交換所は、媒介者として動作してよく、及び/又は、パーティは、互いに直接取引してよい。取引の実行の様々な例は、本明細書において与えられる。
いくつかの実施形態においては、手形交換所よりもむしろ、市場が取引を実行してよい。市場は、媒介者、あるいは、実装に依存しているネットとして、同様に動作してよい。媒介者は、別な場所にて記述されるように、カウンターパーティを除去することを支援する。
媒介者の手形交換所の実施形態においては、促進の最後にて、手形交換所は、別な場所にて記述されているように、パーティA及びパーティBの各々とのオフセット義務を有し得る。また、手形交換所は、(いくらかのコミッションが取り出されてよい)ユーザBのアカウントにおいて投入するための指示に関して、市場に9000ドルを戻してよい。他の実施形態においては、この金銭は、オフセットリスクに保持されてよく、あるいは、別な方法では、手形交換所及び/又は市場によって凍結されてよい。
図面において示されていないが、いくつかの実施形態は、ユーザのためにアカウントを開くこと、及び/又は、維持することを含んでよい。このようなアクションは、取引によって行われてよい。金銭は、預金されてよく、引き出されてよく、使用されてよく、及び/又は送られてよい。例えば、ユーザAは、金銭をアカウントに預金してよく、及び、金融商品を買うために、金銭を使用してよい。ユーザBは、同様に金銭を預金してよく、及び、商品を買うために金銭を使用してよく、及び/又は、上述の例のケースにおいては、ユーザBがユーザAに支払い義務を負い得る、可能な義務を遂行するために、金銭を使用してよい。市場は、購入を行う及び/又は売却を行うために、アカウントにおいて十分なファンドがあること決定してよい。コスト及び/又は可能なペンディングしている義務をカバーするために、ユーザのアカウントにおいて、不十分なファンドがある場合、ユーザは、購入、引き出し、及び/又は売却を防止されてよい。
市場(及び/又は手形交換所)は、ユーザBの例えば可能な義務の全てを追跡してよい。市場は、ユーザが、アカウントにおける金銭を超えて、費やすこと、引き出すこと、及び/又は、ことによれば、できる限り、ユーザ自身に義務を負わせること、を防止してよい。例えば、ユーザBのアカウントが、ユーザAから9000ドルの購入額を受領する後に、$10,000を有する場合、ユーザBは、金銭を引き出すことを禁止されてよい。ユーザAへのユーザBの可能な負債が$10000である(すなわち、額面価格$100で100個の契約)。アカウントからの金銭の引き出しが、ユーザBをユーザAへの支払いが不可能な状態にし得るので、ユーザBが彼のアカウントにて残高を増加させない限り、このような処理を禁止してよい。
いくつかの例が専門家からのラインパラメータに関して与えられるが、他の実施形態は、そのように限定されなくてよいことについて、理解されたい。例えば、いくつかの実施形態は、いくつかのライン無しでの、ストレートの参加者から参加者への競技を含んでよい。いくつかの実施形態は、スポーツに関連して、あるいは、ポイントでのヘッドからヘッドへの競技に関連して与えられるが、他の実施形態は、いくつかのライブイベントを含んでよいことについても、理解されたい。例えば、アメリカンアイドルの勝者は、契約の対象であってよい。契約は、契約を定義する競技者(あるいは、競技者のグループのいくつか)が、アメリカンアイドル競技に勝つ又は負けるか否かに基づいて、勝ってよくあるいは負けてよい。他の実装においては、このような契約は、競技者によって受け取られる票の数に基づくラインを含んでよい(例えば、競技者Aは500票未満によって負けるであろう、競技者Bは少なくとも1000票によって勝つであろう等)。
図3は、いくつかの実施形態において、実行されてよい例示のプロセスを示す。このようなプロセスは、取引装置の1つ以上のエレメントによって実行されてよい。例えば、このようなプロセスは、手形交換所105によって実行されてよい。このようなプロセスは、マッチングされたオーダーの取引を促進してよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、金融商品のために、マッチングしているビッド及びオファーを決定することを含む。図2は、マッチングしているビッド及びオファーを決定することの例を与える。このようなマッチングは、市場によって行われてよい。市場は、マッチングしているビッド及びオファーを識別する情報を、電気ネットワークを介して、手形交換所に送信してよい。手形交換所は、このような情報を受信し、そしてそれによって、ビッド及びオファーがマッチングすることを決定してよい。例えば、$90にて100個の商品を買うユーザAのオーダーが、$90にて100個の商品を売るユーザBのオーダーに対してマッチングすることの指示は、受信される。参加者Aが競技に勝つ場合、商品は、商品毎に$100のユーザAへの支払いを負わせてよい。受信された情報は、金融商品、価格、数量及び取引へのユーザを識別してよい。手形交換所は、また、市場からのユーザAのアカウントの購入フォームをカバーするための金銭のような金銭を受け取ってよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、マッチングしているビッド及びオファーを決定することに応じて、第1のユーザのアカウントへの第2のユーザのアカウントからの金銭の移転を促進することを含んでよい。このような促進は、実際にアカウントの間の金銭の移転を行うこと、金銭を移転するために他を管理すること、行くべき場所の指示と一緒に市場に金銭を送ること等を含んでよい。例えば、手形交換所は、売却のための代償として、ユーザBのアカウントに預金する指示と一緒に、$9000(コミッションがとられる場合は、$9000未満)を市場に送ってよい。
いくつかの実施形態においては、この移転は、各インスタンスにおいて行われてよい。いくつかの実施形態においては、金銭の移転は、いくつかのインスタンスにおいて行われるのみであってよい。例えば、手形交換所は、義務の結果が決定されるまで、このようなファンドを保持してよい。義務が例えばユーザAのためである場合、ファンドは、この義務を遂行するために用いられてよい。義務が期限にならない場合、ファンドは、ユーザBに移転されてよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、マッチングしているビッド及びオファーを決定することに応じて、結果が勝利パラメータに合う場合、第2のユーザへの金額の支払いを行うために第1の義務を生成することを含んでよい。このような義務を生成することは、手形交換所のデータ構造にこのような義務を入力することを含んでよい。例えば、ユーザは、彼女に代わって義務に入力するために、手形交換所に権限を与えることへの同意を有してよい。マッチングしているオーダーが手形交換所に識別されるとき、手形交換所は、例えば、取引において実装される義務への同意を、義務を追跡するデータベースにおいて記録することのような、いくつかのアクションをとってよい。ユーザAの及びユーザBの取引の例においては、参加者Aが競技に勝つ場合、手形交換所がユーザAに$10,000(すなわち、額面価格、掛ける、契約の数)を支払うであろうことを指示する義務が生成されてよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、マッチングしているビッド及びオファーを決定することに応じて、結果が勝利パラメータに合う場合、第1のユーザからの金額の支払いを受けるために第2の義務を生成することを含んでよい。このような義務を生成することは、手形交換所のデータ構造にこのような義務を入力することを含んでよい。例えば、ユーザは、彼女に代わって義務に入力するために、手形交換所に権限を与えることへの同意を有してよい。マッチングしているオーダーが手形交換所に識別されるとき、手形交換所は、例えば、取引において実装される義務への同意を、義務を追跡するデータベースにおいて記録することのような、いくつかのアクションをとってよい。ユーザAの及びユーザBの取引の例においては、参加者Aが競技に勝たない場合、手形交換所がユーザAに$10,000(すなわち、額面価格個*契約の数)の支払い義務を負わせるであろうことを指示する義務が生成されてよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、結果が勝利パラメータに合うのを決定することを含んでよい。手形交換所は、上述のように、金融商品から勝利パラメータを決定してよい。手形交換所は、金融商品が基づいている、イベントの結果を決定してよい。例えば、手形交換所は、結果情報を識別するイベント情報ソースからの情報を受信してよい。手形交換所は、イベントの結果が勝利パラメータにマッチングするか否かを決定するために、金融商品の勝利パラメータを、イベントの結果と比べてよい。例えば、ユーザA及びユーザBの例においては、手形交換所は、参加者Aが勝った場合、それによって、勝利パラメータへの合うことを決定してよい。他の実施形態においては、勝ちのために(一緒に、及び/又は、いくつかの組み合わせにおいて、離れて)合わされてよい、ライン、あるいは、他の1つ以上のパラメータがあってよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、結果が勝利パラメータに合うのを決定することに応じて、第2のユーザへの金額の支払いを促進することを含んでよい。契約の個数、掛ける、契約の額面価格、に等しい金額は、手形交換所から第2のユーザへの支払いとして生成されてよい。このような支払いを生成することは、直接的に及び/又は市場を介して、第2のユーザのアカウントに金銭を移転することを含んでよい。例えば、我々の例において、参加者Aがゲームに勝つ場合、$10,000は、金銭をユーザAのアカウントに投入する指示と一緒に、手形交換所から市場に移転されてよい。市場はこのよう情報を受信してよく、ファンドは、ユーザAのアカウントの残高を調整するために、移転及び前進する。いくつかの実施形態においては、移転され及び/又は預金された額は、コミッションが手形交換所及び/又は市場によってとられ得るので、より少なくてよい。このアクションは、手形交換所及び第2のユーザが生成した義務を遂行してよい。
示されているように、いくつかの実施形態は、結果が勝利パラメータに合うのを決定することに応じて、第1のユーザからの金額の支払いを促進することを含んでよい。契約の個数、掛ける、契約の額面価格、に等しい金額は、第1のユーザから手形交換所への支払いとして生成されてよい。このような支払いを生成することは、直接的に及び/又は市場を介して、第2のユーザのアカウントから金銭を移転することを含んでよい。例えば、我々の例において、参加者Aがゲームに勝つ場合、$10,000は、市場にてユーザBのアカウントから手形交換所に移転されてよい。市場は、このような移転がユーザBのアカウントの残高を調整するために、発生し及び移転するべきであることを指示する情報を受信してよく、及び、金銭を手形交換所に移転してよい。いくつかの実施形態においては、移転され及び/又は預金された額は、コミッションが手形交換所及び/又は市場によってとられ得るので、$10,000とは異なっていてよい。このアクションは、手形交換所及び第1のユーザが生成した義務を遂行してよい。
手形交換所及び市場を用いて金銭を移転することの例は、非限定の例のみであることについて、理解されたい。いくつかの実施形態においては、いくらかの金銭が、義務の遂行が発生するまで、市場にてアカウントに移転されるよりもむしろ、手形交換所にて残ってよい。例えば、100個の契約のために支払われた9,000ドルは、結果が決定されるまで、手形交換所で残ってよい。このような実施形態においては、手形交換所は、この9000を用いてよく、及び、ユーザAへの支払いのために、追加の1000を用いてよい。手形交換所は、また、全体の$10,000というよりもむしろ、ユーザBからの追加の$1000を移転してよい。更に他の例として、いくつかの実施形態は、離れている手形交換所及び市場を含まなくてよく、よって、2つの間での金銭の移転が発生しなくてよい。更に他の実施形態においては、手形交換所は、市場にアカウントを有してよい。手形交換所への及びからの金銭の移転は、アカウントへの金銭の投入、又は、アカウントからの金銭の引き出しによって発生してよい。
この例示のプロセスは、金融商品の購入者のための勝っている結果の条件において与えられること、についても理解されたい。いくつかのシチュエーションにおいては、購入者は、敗者側にて終わってよい。このようなシチュエーションにおいては、手形交換所によって従事された義務は、トリガされなくてよく、及び、更なる金銭が移転され得ない。手形交換所は、売却者のアカウントにおいて凍結され得た金銭が、決定されていたこのようなイベントの結果に応じて、非凍結されるべきであることを、市場に通信してよい。市場が、トリガする義務のリスクを追跡し、及び、ファンドの使用を制限する、実装において、これは行われてよい。結果が決定されるまで、手形交換所が金銭をホールドする実装においては、金銭(例えば、9000ドル)は、売っているユーザ(例えば、ユーザB)に移転されてよい。
いくつかの実施形態においては、キャンセルのイベントが発生してよい(例えば、いくつかの予期しない理由により、ゲームが行われない)。このようなシチュエーションにおいては、金銭は売却者から購入者へ戻されてよく、及び、義務はキャンセルされてよい。
以下は、取引されている、空想スポーツ金融商品の可能な例示の実装である。市場は、1つの現実のチームからのクオーターバック、他の現実のチームからのラインバッカー、及び第3の現実のチームからのディフェンスによってなる、空想のフットボールチームのための、(例えば、専門家からの)スコア予測を受信してよい。スコア予測は、20空想ポイントであってよい。空想チームは、市場から要求されたのでよく、ユーザによって要求されたのでよく、専門家によって生成されたのでよく、及び/又は、いくつかの手法にて決定されたのでよい。応じて、市場は、来たる週末(時間フレームは、例えば、ゲーム、日、週、年、シーズン、10年間、分、時、ハーフ、クオーター、トーナメント等のように所望に変化してよい)に開催されるフットボールゲームの間に、空想チームが20ポイント以上を取得する場合に、ホルダーが$1000の期限であろう、と定義された金融商品を取引するためにリストしてよい。
市場に関するアカウントにて金銭を有するユーザAは、コンピューティング装置を介して、金融商品の1つを買うために$900のビッドを入力してよい。市場は、このビッドを受信してよく、ユーザAがビッドのために彼のアカウントにおいて十分なファンドを有することを決定してよく、及びオーダーブックにそれを入力してよい。市場に関するアカウントにて金銭を有するユーザBは、また、コンピューティング装置をインターフェース介して、当該金融商品又は他の金融商品のためのオーダーブック内であり得る、当該ビッド及び他のビッドを見てよい。ユーザBは、金融商品の1つを売るために、コンピューティング装置のインターフェースを介して、オファーを入力してよい。市場は、オファーを受信してよく、及び、(例えば、ユーザBのアカウントへの購入価格の追加に関して)、ユーザBが、商品の売却のための潜在的な支払い義務をカバーするために、彼のアカウントに十分なファンドを有することを決定してよい。時間及び価格優先マッチングメカニズムを用いている市場は、ビッド及びオファーがマッチングすることを決定してよい。市場は、ユーザAのアカウントから$900を差し引いてよく、及び、それを手形交換所に(例えば、市場にて保持される手形交換所のアカウントに)移転してよい。市場は、潜在的な義務を支払うのに必要であってよい、ユーザBのアカウントにおいて、ファンドを凍結してよい(例えば、$100を凍結してよい)。市場は、手形交換所にマッチングを通知してよい。
マッチングが通知されることに応じて、空想チームが20ポイント以上スコアする場合、手形交換所は、ユーザAに$1000を支払うために、それ自身及びユーザAの間における義務を生成してよい。空想チームが20ポイント以上をスコアする場合、手形交換所は、自身とユーザBとの間において、手形交換所に$1000支払う義務をユーザBに負わせる義務を生成してよい。手形交換所は、(例えば、金銭を手形交換所のアカウントからユーザBのアカウントに移転することを市場に告げることによって)$900を市場にてユーザBのアカウントに移転してよい。手形交換所への可能な義務を支払うことが可能であるように、市場は、金銭を移転し、及び、ユーザBのアカウントにおいて$900を凍結してよい。効果的には、手形交換所は、ユーザBから金融商品を買ってよく、及び、ユーザAに金融商品を売ってよかった。
手形交換所は、空想チームが20ポイント以上をスコアしたか否かを指示する情報を受信してよい。例えば、手形交換所は、空想チームのために空想スコアを決定するために用いられてよい統計データを受信してよく、手形交換所は、空想チームのための空想スコアを受信等してよい。このような情報は、データソース、専門家、市場、及び/又は、他の場所から受信されてよい。この情報は、金融商品取引のいくつかの義務がトリガされたらどうなるかを決定するために、手形交換所によって用いられてよい。空想チームが20ポイント以上をスコアした場合、手形交換所は、電子市場に、手形交換所(例えば、市場にて保持された手形交換所のアカウント)からユーザAのアカウントへ$1000を移転させてよい。手形交換所は、市場に、ユーザBのアカウントから手形交換所へ凍結された$1000を移転させてよい。他方、チームが20ポイント以上スコアしなかった場合、手形交換所は、市場に、ユーザBのアカウントにおける$1000を非凍結させてよい。空想ゲームがキャンセル又は無効にされる場合、手形交換所は、ユーザBのアカウントにおける$900を、ユーザAのアカウントに移転させてよく、及び、ユーザBのアカウントにおける凍結され続けている$100を非凍結してよい。キャンセル/無効、及び、空想チームが20ポイント以上スコアしていない何れかのケースにおいては、金融商品における義務は、トリガされた状態であってよい。
この例は、コミッション又は適用される料金無しで与えられる。しかし、いくつかの実装は、1人以上の購入者及び売却者にチャージされている料金又はコミッションを含んでよい。例えば、ユーザAに支払われる支払いである$1000の一部は、手形交換所及び/又は市場によって代わって保持されてよく、ユーザBへ支払われる$900の一部は、手形交換所及び/又は市場によって保持されてよい等。
様々な例がフルゲーム、あるいは、週末におけるゲームのセットに関して与えられるが、実施形態がそのように限定されないことについて、理解されたい。いくつかの実施形態は、ゲームのハーフタイム、ゲームのクオーター、ゲームにおける個人プレー、バット(bats)での個々、トーナメント、単一プレーヤのゲーム、トーナメントの個々のパート、カードの個々のハンド、配られている個々のカード、勝利パラメータと評価されてよい何か等に関する結果を含んでよい。
例は金銭を売却者に移転している購入者に関して与えられるが、いくつかの実施形態がこのようなアクションを含まないでよいことについて、理解されたい。むしろ、いくつかの金融商品に従事するために支払いが行われなくてよい。
例えば、いくつかの金融商品は、2つの面の支払い義務のセットを含んでよい。例えば、チームAがゲームに勝つ場合、ユーザAは額面支払いを得る、及び、チームBがゲームに勝つ場合、ユーザBが額面支払いを得る。勝ちは、勝利パラメータを設立するために、ラインによって調整されてよい。支払いは、このような両側のある勝ちの義務の金融商品において用いられるが、他の実装において用いられなくてよい。支払いは、典型的には、単一の側への単一の勝ちの支払いがある実装におけるものよりも、この実装において、より少なくてよい。
また、例は額面価格より少ない及び額面価格に近い購入価格で与えられたが、このような例は、また、非限定であることについて、理解されたい。他の実施形態は、額面価格よりも高い又は額面価格から著しく異なっている購入価格を含んでよい。
いくつかの実施形態においては、金融商品は、ゲーム又は競技に関連してよいが、現実にゲーム又は競技の一部でなくてよい、イベントに基づいてよい。例えば、いくつかの実施形態においては、金融商品は、プレーヤの怪我に基づいてよい。他の実施形態においては、このようなイベントは、ゲームをプレーするプレーヤの能力(例えば、阻止、病気、トレードアウェイされている等)に影響してよい他のタイプのイベントを含んでよい。このようなケースにおいて、金融商品は、イベントが発生する場合に、ホルダーに支払う義務によって定義されてよい(例えば、プレーヤが怪我する場合、チームにおけるプレーヤが怪我する場合、空想チームにおけるプレーヤが怪我する場合等)。これらの商品は、様々な時間フレーム(例えば、次のゲーム、シーズン、週、プレーヤの契約等)を有する他のものと同様であってよい。
いくつかの実施形態において。このような金融商品は、1つで、及び/又は、1つ以上の金融商品の組み合わせにおいて、用いられてよい。例えば、勝つチームに基づく金融商品は、ユーザAによって買われてよい。ユーザAは、また、怪我をしているチームAのクオーターバックに基づいて、金融商品を買ってよい。よって、ユーザは、クオーターバックが怪我をしない限り、チームAが勝つだろうポジションを有してもよかった。これは、ユーザAに、このような不運の可能性に対するヘッジを可能にする。
ヘッジすることのこの例はゲームに関して与えられるが、他の実施形態は、他のイベントタイプを含んでよいことについて、理解されたい。例えば、いくつかの実施形態においては、パフォーマンスタイプのイベントが、このようなヘッジしている商品の基礎を生成してよい。例えば、ユーザは、いくつかのイベントにおける参加者の健康(あるいは、いくつかのイベントにおける参加者の参加)に基づいて、金融商品を買ってよい。例えば、レディーガガ、又は、いくつかの他のアーティスト、又は、プレーヤが、コンサート、歌の競技、又は他のイベントにおいて演技しない場合、ユーザは、支払う金融商品を買ってよい。他の例として、ユーザは、イベントの発生に基づいて、金融商品(例えば、しかし、天気、及び/又は、いくつかの他のイベントによって、キャンセルされないであろう商品)を買ってよい。商品は、支払うキャンセルのタイプを識別してよい(例えば、アーティストの選択は支払わなくてよいが、天気、及び、怪我は支払ってよい)。
更に他の例として、いくつかの実施形態は、天気に基づく金融商品を含んでよい。このような実施形態においては、場所及び日にちが、スケールに基づいてレーティングを有してよい。例えば、100が良い日であるスケールが設定されてよい。例えば、南の島において、100は、温かい気温での大部分は晴れた日を意味してよい。天気オーソリティは、100が複数の日での複数の場所の各々のための何を指すかを設定してよい(例えば、冬における日は、夏における日とは異なってよい)。このように設定することは、履歴データ、及び/又は、場所の典型的なユーザの願望、に基づいてよい。例えば、スキー場において、良い日はスキーのために良い日であってよい。野外のフットボール又は野球場においては、良い日は、フットボール又は野球のプレーのために良い日であってよい。
このような天気金融商品は、イベント又は他の金融商品と関連することを制限しなくてよいことについて、理解されたい。むしろ、例えば、ユーザは、不十分な休暇又は他の計画されたハプニング(例えば、ピクニック、新婚旅行、休暇、結婚式等)に対してヘッジするために、このような天気金融商品を用いてよい。
このような天気金融商品は、日ベース、週ベース、シーズンベース、イベントベース等であってよい。このような天気金融商品は、特定の領域、例えば、郵便番号、都市、州、国、領域等に基づいてよい。例えば、1週間の平均は、1週間の指標値を決定するために用いられてよい。他の例としては、1週間の高低は、1週間の指標値を生成するために用いられてよい。
いくつかの実施形態においては、指標は、時間での場所における天気のために生成されてよい。例えば、時間での現実の天気に基づいて、指標値は決定されてよい。アルゴリズムは、指標の値を決定するために確立されてよい。例えば、測られることが、風、降水量、雪の量、気温、雲量等のようなものに適用されてよい。各々の測定が行われ、及び、アルゴリズムは現実の値を生成するために適用されてよい。
指標決定は、天気金融商品の目標値(例えば、与えられた例において100)と比べられてよい。数が目標数を下回る場合、ホルダーは、(例えば、ユーザは良い日を有さなかったので)支払いの期限がきてよい。いくつかの実施形態においては、(例えば、90の下は支払いをトリガしない)支払いをトリガしない範囲が存在してよい。
いくつかの実施形態においては、このような一方側の義務よりもむしろ、2つの面をもった義務があってよい。例えば、指標がいくつかの数を超える場合、ユーザは支払いの義務を負ってよい。例えば、指標がいくつかの数を超える場合、ユーザは支払いの義務を負ってよい。例えば、ユーザが115日を有した場合、ユーザは売却者にいくらかの金銭の義務を負ってよい。
例は、よい日である100が与えられるが、いくつかの実施形態においては、100にて最大設定が存在してよい。目標の日は、それよりも低くてよい。1が最悪の可能な日であってよく、100が最良の可能な日であってよい。選択される特定の数は、非限定の例のみとして与えられる、ことについて理解されたい。
更に他の例として、いくつかの実施形態は、ビュワー、観客、及び/又は出席者の数に基づいている金融商品を含んでよい。例えば、オーディエンス専門家は、イベントのために視聴者層の目標を設定してよい。視聴者がイベントを視聴する場合、支払いがホルダーに対して期限になってよい。他の実施形態においては、購入者は、目標数を設定してよい。更なる他の実施形態においては、より多くの視聴者がより少ないものより視聴する場合、商品は支払ってよい。手形交換所は、現実の視聴者の数についての情報を受信してよく、及び、どの支払いが期限になり得るかを決定してよい。
様々な例は、期限が来る又は来ない、額面支払いに関して与えられる。しかしながら、このような例が非限定の例のみとして与えられることについて、理解されたい。いくつかの実施形態は、ディフェレンシャルベースの支払いメカニズムを含んでよい。このような実施形態においては、現実の指標値(例えば、天気指標、空想ポイント指標、ゲームにおけるスコアの差等)が増加する場合、支払われるべきものも増加してよい。支払い期限を増加させるために、様々な、トリガしている閾値があってよい。支払い期限が来てよい支払いを決定するために、アルゴリズム(例えば、方程式)があってよい。2つの面をもった義務状況での、いくつかの実施形態においては、各々の側は、ディフェレンシャル支払いメカニズムを有してよい。例えば、支払いのスライディングスケールは、1つの側から、目標値から離れている指標の値に依存している他の側への支払いの期限であってよい。手形交換所は、このような金融商品の条件に基づいて、イベントの結果及び請求額を決定してよく、及び、従って、金銭の移転を促進してよい。様々な実施形態が記載されたが、このような実施形態が全て非限定であることについて、理解されたい。システムの構造的なエレメントは例のみである。プロセスのアクションは、例のみである。様々な実施形態は、同様な、異なる、他の、異なっているオーダー、異なってアレンジされた等のエレメントを含んでよい。様々な実装からの様々なエレメントは、所望のいくつかの組み合わせにおいて、一緒に組み合わされてよい。
以下のセクションI−Xは、本願を解釈するガイドを提供する。
I.用語
用語「製品」は、明示的に別段の定めがない限り、任意の機械、製造品、および/または組成物を意味する
用語「プロセス」は、明示的に別段の定めがない限り、任意のプロセス、アルゴリズム、方法等を意味する。
各プロセスは(方法、アルゴリズム、または他の方法で呼ばれようが)1つまたは複数のステップを固有に含み、したがってプロセスの「ステップ(stepまたはsteps)」へのあらゆる言及は、用語「プロセス」または同様の用語の単なる記述において固有の先行詞を有する。したがって、プロセスの「ステップ(stepまたはsteps)」への請求項の中でのいかなる言及も十分な先行詞を有する。
用語「発明」等は、明示的に別段の定めがない限り、「本願の中で開示する1つまたは複数の発明」を意味する。
用語「一実施形態」、「実施形態(embodiment、embodiments)」、「実施形態(the embodiment、the embodiments)」、「1つまたは複数の実施形態」、「一部の実施形態」、「特定の実施形態」、「ある実施形態」、「別の実施形態」等は、明示的に別段の定めがない限り、「開示する発明の(全てではないが)1つまたは複数の実施形態」を意味する。
発明の「改変形態」という用語は、明示的に別段の定めがない限り本発明の一実施形態を意味する。
ある実施形態を説明する際の「別の実施形態」への言及は、明示的に別段の定めがない限り、言及した実施形態が別の実施形態(例えば言及した実施形態の前に記載した実施形態)と相互排除的であることを示すものではない。
用語「含む」、「備える」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「含むが、必ずしもこれだけに限定されない」ことを意味する。したがって、例えば「このポートフォリオは赤いウィジェットと青いウィジェットを含む」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むが、何か他のものを含んでもよいことを意味する。
用語「からなる」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「含み、それに限定される」ことを意味する。したがって、例えば「このポートフォリオは赤いウィジェットと青いウィジェットからなる」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むが、他に何も含まないことを意味する。
用語「構成する」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「構成部品、コンポーネント、または部材をなす」ことを意味する。したがって、例えば「赤いウィジェットと青いウィジェットがポートフォリオを構成する」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットを含むことを意味する。
用語「排他的に構成する」、およびその変化形は、明示的に別段の定めがない限り「構成部品を排他的になし、唯一のコンポーネントであり、または唯一の部材である」ことを意味する。したがって、例えば「赤いウィジェットと青いウィジェットがポートフォリオを排他的に構成する」という文は、そのポートフォリオが赤いウィジェットと青いウィジェットからなり、他に何も含まないことを意味する。
用語「ある(a、an)」および「その(the)」は、明示的に別段の定めがない限り「1つまたは複数の」を意味する。
用語「複数」は、明示的に別段の定めがない限り「2つ以上」を意味する。
用語「本明細書では」は、明示的に別段の定めがない限り「参照により援用され得るあらゆるものを含む本願では」を意味する。
複数のもの(列挙されたものの一覧など)を修飾する場合、語句「のうちの少なくとも1つ」は、明示的に別段の定めがない限り、それらのものの1つまたは複数の任意の組合せを意味する。例えば語句「ウィジェット、車、および車輪のうちの少なくとも1つ」は、(i)ウィジェット、(ii)車、(iii)車輪、(iv)ウィジェットと車、(v)ウィジェットと車輪、(vi)車と車輪、または(vii)ウィジェット、車、および車輪のいずれかを意味する。複数のものを修飾する場合、語句「のうちの少なくとも1つ」は、複数のもの「のそれぞれのうちの1つ」という意味ではない。
何かの数量を示すための基数として用いる場合(例えば1つのウィジェット、2つのウィジェット)、「1つ」、「2つ」等の数的用語は、その数的用語が示す数量を意味し、その数的用語が示す数量以上を意味するものではない。例えば、語句「1つのウィジェット」は「少なくとも1つのウィジェット」という意味ではなく、したがって語句「1つのウィジェット」は例えば2つのウィジェットを範囲に含まない。
語句「基づく」は、明示的に別段の定めがない限り「だけに基づく」という意味ではない。つまり、語句「基づく」は、「だけに基づく」および「少なくとも基づく」の両方を表す。語句「少なくとも基づく」は、語句「少なくとも部分的に基づく」と等価である。
用語「相当する」および同様の用語は、明示的に別段の定めがない限り排他的でない。例えば用語「相当する」は、明示的に別段の定めがない限り「だけに相当する」という意味ではない。つまり、語句「このデータはクレジットカード番号に相当する」は、「このデータはクレジットカード番号だけに相当する」および「このデータはクレジットカード番号に相当し、何か他のものにも相当する」の両方を表す。
本明細書では用語「それにより」は、前にかつ明確に説明した何らかの事項の意図した結果、目的、または成行きだけを表す節または1組の他の語の前に置くために専ら用いる。したがって、用語「それにより」を請求項の中で用いる場合、用語「それにより」が修飾する節または他の語は、その請求項の特定のさらなる限定は設けず、または他の方法でその請求項の意味もしくは範囲を制限しない。
用語「例えば(e.g.)」および同様の用語は、「例えば(for example)」を意味し、よってそれが説明する用語または語句を限定することはない。例えば、「コンピュータは、インターネットを介してデータ(例えば命令、データ構造)を送る」という文の中で、「例えば」という用語は、「命令」が、コンピュータがインターネットを介して送ることができる「データ」の一例であることを説明し、「データ構造」が、コンピュータがインターネットを介して送ることができる「データ」の一例であることも説明する。ただし、「命令」も「データ構造」も単に「データ」の例に過ぎず、「命令」および「データ構造」以外の他のものも「データ」であり得る。
用語「それぞれの」および同様の用語は、「個々に見る」ことを意味する。したがって、2つ以上のものが「それぞれの」特性を有する場合、それぞれのかかるものが独自の特性を有し、それらの特性は互いに異なることができるが同じでもよい。例えば、「2つのマシンの各々が、それぞれの機能を有する」という語句は、第1のかかるマシンがある機能を有し、第2のかかるマシンも同様にある機能を有することを意味する。第1のマシンの機能は、第2のマシンの機能と同じでも同じでなくてもよい。
用語「すなわち」および同様の用語は「つまり」を意味し、よってそれが説明する用語または語句を限定する。例えば、「コンピュータは、インターネットを介してデータ(すなわち命令)を送る」という文の中で、「すなわち」という用語は、コンピュータがインターネットを介して送る「データ」が「命令」であることを説明する。
ある所与の数値範囲は、その範囲内の数の整数および小数を含むものとする。例えば「1から10」までの範囲は、1から10の間の整数(例えば1、2、3、4、...9)、および非整数(例えば1.1、1.2、...1.9)を明確に含むように解釈すべきである。
2つ以上の用語または語句が(例えばそれらの用語または語句が同義であるという明確な記述により)同義の場合、そのようなある用語/語句の例は、別のそのような用語/語句の例が異なる意味を有さなければならないことを意味するものではない。例えば、ある記述が「含む」の意味を「含むがこれだけに限定されない」と同義にする場合、単に「含むがこれだけに限定されない」という語句を用いることは、「含む」という用語が「含むがこれだけに限定されない」以外の何かを意味するわけではない。
II.決定
用語「決定する」およびその文法上の変化形(例えば価格を決定する、値を決定する、一定の基準を満たすオブジェクトを決定する)は、極めて広い意味で用いる。用語「決定する」は多岐にわたる行動を包含し、したがって「決定する」は、計算、演算、処理、導出、調査、探索(例えば表、データベース、または他のデータ構造の探索)、確認等を含むことができる。また、「決定する」は、受け取ること(例えば情報を受け取ること)、アクセス(例えばメモリ内のデータにアクセスすること)等を含むことができる。また、「決定する」は、解決、選択、選定、確立等を含むことができる。
用語「決定する」は確実性または絶対的な精度を含意せず、したがって「決定する」は推定、推論、予測、推測等を含むことができる。
用語「決定する」は、数学的処理を実行しなければならないことを意味せず、数値的方法を使用しなければならないことを意味せず、アルゴリズムまたはプロセスが用いられることも意味しない。
用語「決定する」は、ある特定の装置を使用しなければならないことを意味しない。例えば、コンピュータが必ずしも決定を行う必要はない。
III.文の形式
第1の請求項の限定が、特徴の1つならびに特徴の複数を範囲に含み(例えば「少なくとも1つのウィジェット」などの限定は、1つのウィジェットだけでなく複数のウィジェットを範囲に含む)、第1の請求項に従属する第2の請求項において、第2の請求項がその限定を指すために定冠詞「the」を用いる場合(例えば「the widget」)、これは第1の請求項が特徴の1つだけを範囲に含むことを意味せず、第2の請求項が特徴の1つだけを範囲に含むことも意味しない(例えば「the widget」は、1つのウィジェットおよび複数のウィジェットの両方を範囲に含むことができる)。
序数(「第1の」、「第2の」、「第3の」等)を用語の前の形容詞として用いる場合、その序数は(明示的に別段の定めがない限り)、特定の特徴を同じ用語または同様の用語によって記載される別の特徴と区別するためなど、単に特定の特徴を示すために用いる。例えば「第1のウィジェット」は、例えば「第2のウィジェット」と単に区別するためにそのように名付けることができる。したがって、「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、2つのウィジェット間の他の任意の関係を示すものではなく、同じく、一方または両方のウィジェットの他の任意の特性を示すものでもない。例えば「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、(1)順序または位置に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの前にまたは後に来ることを意味せず、(2)時間に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの前にまたは後に発生しもしくは動作することを意味せず、(3)重要度または品質に関し、いずれかのウィジェットがその他のウィジェットの上にまたは下にランクすることを意味しない。さらに、序数を単に用いることは、序数が識別する特徴について数的な限定を定めるものではない。例えば「ウィジェット」という用語の前に序数「第1の」および「第2の」を単に用いることは、3つ以上のウィジェットがあってはならないことを意味しない。
本明細書に単一の装置、物、または他の製品を記載する場合、記載されている単一の装置/物の代わりに、(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置/物を代替的に用いることができる。したがって、ある装置が保持するものとして記載する機能は、(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置/物が代替的に保持することができる。
同様に、本明細書に(一緒に動作しようがしまいが)2つ以上の装置、物、または他の製品を記載する場合、記載されている2つ以上の装置または物の代わりに、単一の装置/物を代替的に用いることができる。例えば、複数のコンピュータベース装置を単一のコンピュータベース装置で置換することができる。したがって、2つ以上の装置または物が保持するものとして記載する様々な機能は、単一の装置/物が代替的に保持することができる。
記載する単一の装置の機能および/または特徴は、記載しているがかかる機能/特徴を有するものとしては明示的に記載していない、1つまたは複数の他の装置によって代わりに実施することができる。したがって、他の実施形態は記載した装置自体を含む必要はなく、代わりに、かかる機能/特徴をそれらの他の実施形態で有する1つまたは複数の他の装置を含むことができる。
IV.開示した例および用語は非限定的である
タイトル(本願の最初の頁の冒頭に記載)も要約(本願の末尾に記載)も、開示した発明の範囲として決して限定的に解釈すべきでなく、どの請求項の意味を解釈する際にも用いるべきでなく、どの請求項の範囲を限定する際にも用いるべきでない。要約は、単に37C.F.R.§1.72(b)の下で求められているので本願に含めている。
本願の中で示す本願のタイトルおよび節の見出しは専ら便宜上のものであり、決して本開示を限定するものとして解釈すべきでない。
本願の中で数多くの実施形態を記載し、専ら例示目的で示した。記載した実施形態は、いかなる意味においても限定的でなく、限定的であることも意図しない。本開示から容易に明らかなように、ここに開示した発明は数多くの実施形態に広く適用可能である。開示した発明は、構造上の修正、論理的な修正、ソフトウェアの修正、電気的な修正など、様々な修正および改変を加えて実施できることを当業者なら理解されよう。開示した発明の特定の特徴を1つまたは複数の特定の実施形態および/または図面に関して説明し得るが、明示的に別段の定めがない限り、かかる特徴は、かかる特徴をそれに関して記載した1つまたは複数の特定の実施形態または図面での使用に限定されないことを理解すべきである。
いくつかの特徴を含むものとして実施形態を開示する場合もあるが、本発明の他の実施形態は全てのかかる特徴よりも少ない特徴を含んでもよい。したがって、例えばある請求項は、開示した実施形態の中の1組の全ての特徴未満を対象とすることができ、かかる請求項は、その請求項が明示的に記述する特徴を超える特徴は含まない。
本願に記載した方法ステップまたは製品要素のどの実施形態も、本明細書の中で明示的にそうであると述べられている場合、または請求項の中で明示的に記述されている場合を除き、本明細書で特許請求する発明を構成せず、または本明細書で特許請求する発明に必須ではなく、本明細書で特許請求する発明と同じ対象を指すわけではない。
添付の特許請求の範囲の前文は、特許請求する発明の目的、利益、および可能な用途を記述するに過ぎず、特許請求する発明を限定することはない。
本開示は、本発明の全ての実施形態の逐語的な説明ではない。また、本開示は、全ての実施形態になければならない本発明の特徴を列挙したものでもない。
開示した全ての実施形態が(たとえ全ての未決クレーム、補正クレーム、発行クレーム、およびキャンセルクレームを含めても)必ずしも特許請求の範囲によって保護されるとは限らない。さらに、ある実施形態がいくつかの請求項によって保護される場合がある(しかし必ずしもそうである必要はない)。したがって、(未決、補正、発行、またはキャンセルに関係なく)請求項が特定の実施形態を対象とする場合、それは他の請求項の範囲が同様にその実施形態を保護しないという証拠にはならない。
互いに通信すると記載した装置は、明示的に別段の定めがない限り、互いに継続的に通信する必要はない。それどころか、かかる装置は必要に応じてまたは所望のときに互いに伝送すれば十分であり、実際にはデータ交換をほとんどの時間控えることができる。例えばインターネットを介して他のマシンと通信するマシンは、長い期間にわたり(例えば一度に数週間)他のマシンにデータを伝送しなくてもよい。さらに、互いに通信する装置は、1つまたは複数の媒介物を介して直接、または間接的に通信することができる。
いくつかのコンポーネントまたは特徴を有する実施形態についての記載は、かかるコンポーネント/特徴の全てあるいはいずれかが必要であることを意味するものではない。それどころか、本発明の多岐にわたる可能な実施形態を例示するために、様々なオプションのコンポーネントを記載する。明示的に別段の定めがない限り、どのコンポーネント/特徴も必須または必要ではない。
プロセスステップ、アルゴリズム等を特定の順序で説明し、または特許請求の範囲に記載し得るが、かかるプロセスは異なる順序で機能するように構成することができる。つまり、明示的に説明しまたは特許請求の範囲に記載することができるステップのいずれの順番または順序も、ステップをその順序で行う要件を必ずしも示すわけではない。本明細書に記載したプロセスのステップは、可能な任意の順序で実行することができる。さらに、一部のステップは、(例えばあるステップを他のステップの後に記載するという理由で)非同時に生じるものとして記載しまたは暗示していても、同時に実行することができる。さらに、図面の描写によるプロセスの例示は、図示のプロセスがそのプロセスに対する他の改変および修正を除外することを意味せず、図示のプロセスまたはそのステップのいずれかが本発明に必要であることを意味せず、図示のプロセスが好ましいことも意味しない。
複数のステップを含むものとしてプロセスを記載する場合もあるが、そのことはそれらのステップの全てまたはいずれかが好ましい、必須である、または必要であることを意味しない。記載した本発明の範囲内の他の様々な実施形態が、記載したステップの一部または全てを省いた他のプロセスを含む。明示的に別段の定めがない限り、どのステップも必須または必要ではない。
プロセスを単独でまたは他の製品もしくは方法を参照することなしに記載する場合もあるが、一実施形態では、プロセスが他の製品または方法と相互作用することができる。例えばかかる相互作用には、あるビジネスモデルを別のビジネスモデルに結び付けることが含まれ得る。かかる相互作用は、プロセスの柔軟性または望ましさを高めるために提供することができる。
製品は複数のコンポーネント、側面、品質、特性、および/または特徴を含むものとして記載する場合があるが、このことは、これら複数のうちのいずれかまたは全てが好ましい、必須である、もしくは必要であることを示すものではない。記載した本発明の範囲内にある他の様々な実施形態は、記載した複数の一部または全てを省いた他の製品を含む。
明示的に別段の定めがない限り、列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが相互排除的であることを意味するものではない。同様に、明示的に別段の定めがない限り、列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが任意のカテゴリを網羅することを意味するものではない。例えば列挙する一覧、「コンピュータ、ラップトップ、PDA」は、その一覧の3つの項目のいずれかまたは全てが相互排除的であることを意味せず、その一覧の3つの項目のいずれかまたは全てが任意のカテゴリを網羅することも意味しない。
列挙される(番号付けされていてもいなくてもよい)項目の一覧は、それらの項目のいずれかまたは全てが互いに等価であること、または互いに容易に置換されることを意味するものではない。
全ての実施形態は例示的であり、本発明または任意の実施形態が場合に応じて作成され、もしくは実行されたことを意味するものではない。
V.コンピューティング
本明細書に記載した様々なプロセスを、例えば適切にプログラムされた汎用コンピュータ、専用コンピュータ、およびコンピューティング装置によって実施できることが当業者には容易に明らかである。典型的には、プロセッサ(例えば1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のマイクロコントローラ、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ)が(例えばメモリなどの装置から)命令を受け取り、それらの命令を実行し、それによりそれらの命令が定める1つまたは複数のプロセスを実行する。命令は、例えば1つまたは複数のコンピュータプログラム、1つまたは複数のスクリプトによって具体化することができる。
「プロセッサ」は、そのアーキテクチャ(例えばチップレベルマルチプロセッシング/マルチコア、RISC、CISC、パイプラインステージがインターロックされないマイクロプロセッサ、パイプライン構成、同時マルチスレッディング)に関係なく、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、コンピューティング装置、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサもしくはそのような装置、またはその任意の組合せを意味する。
したがってプロセスについての記述は、同様に、そのプロセスを実行するための装置についての記述である。プロセスを実行する装置には、例えばプロセッサや、プロセスを実行するのに適した入力装置および出力装置が含まれ得る。
さらに、かかる方法を実施するプログラム(ならびに他の種類のデータ)は、多岐にわたる媒体(例えばコンピュータ可読媒体)を用いていくつもの方法で記憶し伝送することができる。一部の実施形態では、様々な実施形態のプロセスを実施可能なソフトウェア命令の一部または全ての代わりに、またはそれと組み合わせて、ハードワイヤード回路またはカスタムハードウェアを用いることができる。したがって、ソフトウェアだけではなく、ハードウェアとソフトウェアの様々な組合せを用いることができる。
用語「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータ、プロセッサ、または同様の装置が読み取ることができるデータ(例えば命令、データ構造)を提供することに関与する任意の媒体、複数の媒体、または様々な媒体の組合せを指す。かかる媒体は、これだけに限定されないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体が含まれる多くの形態を取ることができる。不揮発性媒体には、例えば光学ディスクまたは磁気ディスク、および他の永続メモリが含まれる。揮発性媒体には、典型的にはメインメモリを構成するダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)が含まれる。伝送媒体には、プロセッサに結合されるシステムバスを構成する線を含め、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが含まれる。伝送媒体は、音波、光波、ならびに無線周波(RF)および赤外(IR)データ通信中に生じるものなど、電磁放射を含みまたは伝えることができる。コンピュータ可読媒体の一般的な形態には、例えばフロッピディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、他の任意の磁気媒体、CD−ROM、DVD、他の任意の光学媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを有する他の任意の物理媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEEPROM、他の任意のメモリチップまたはカートリッジ、以下に記載する搬送波、またはコンピュータが読取り可能な他の任意の媒体が含まれる。
データ(例えば一連の命令)をプロセッサに運ぶ際、様々な形態のコンピュータ可読媒体を用いることができる。例えばデータは、(i)RAMからプロセッサに送ることができ、(ii)無線伝送媒体を介して運ぶことができ、(iii)イーサネット(登録商標)(またはIEEE802.3)、SAP、ATP、Bluetooth(登録商標)、TCP/IP、TDMA、CDMA、3Gなど、数多くの形式、規格、またはプロトコルに従ってフォーマットしかつ/または伝送することができ、かつ/または(iv)当技術分野でよく知られている様々な方法のいずれかで暗号化し、プライバシを保護しまたは不正を防止することができる。
したがってプロセスについての記述は、同様に、そのプロセスを実行するためのプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体についての記述である。コンピュータ可読媒体は、本方法を実行するのに適したそれらのプログラム要素を(任意の適切な形式で)記憶することができる。
プロセス内の様々なステップについての記述が、記載されている全てのステップが必要であることを示さないのと同様に、装置の実施形態は、記載したプロセスの(必ずしも全てではないが)一部を実行するように動作可能なコンピュータ/コンピューティング装置を含む。
同じく、プロセス内の様々なステップについての記述が、記載されている全てのステップが必要であることを示さないのと同様に、プログラムまたはデータ構造を記憶するコンピュータ可読媒体の実施形態は、実行時に、記載したプロセスの(必ずしも全てではないが)一部をプロセッサに実行させることができるプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体を含む。
データベースについて記載する場合、(i)記載したデータベースに対する代替的データベース構造を容易に用いることができ、(ii)データベース以外の他のメモリ構造を容易に用いることができることを当業者なら理解されよう。本明細書に示す任意のサンプルデータベースについてのいずれの例示または説明も、記憶されている情報表現に関する例示的構成である。例えば図面に示す表や他の箇所で提案するもの以外に、任意の数の他の構成を用いることができる。同様に、例示する任意のデータベースのエントリは例示的な情報を表すに過ぎず、当業者はエントリの数および内容が本明細書に記載の数および内容と異なってもよいことを理解されよう。さらに、表としてのデータベースの任意の記述をよそに、本明細書に記載のデータの種類を記憶し操作するために、(リレーショナルデータベース、オブジェクトベースモデル、および/または分散データベースが含まれる)他の形式を用いることができる。同様に、本明細書に記載など、様々なプロセスを実施するために、オブジェクトメソッドまたはデータベースの動作を用いることができる。さらにデータベースは、局所的にまたはかかるデータベース内のデータにアクセスする装置から離して、知られている方法で保管することができる。
様々な実施形態は、1つまたは複数の装置と(例えば通信ネットワークを介して)通信するコンピュータを含む、ネットワーク環境内で機能するように構成することができる。コンピュータはそれらの装置と直接、または任意の有線媒体もしくは無線媒体(例えばインターネット、LAN、WANまたはイーサネット、トークンリング、電話回線、ケーブル回線、無線チャネル、光通信回線、商用オンラインサービスプロバイダ、掲示板システム、衛星通信回線、上記のものの任意の組合せ)を介して間接的に通信することができる。装置のそれぞれは、それ自体がコンピュータ、またはコンピュータと通信するようになされるIntel(登録商標)Pentium(登録商標)もしくはCentrino(商標)プロセッサに基づくものなど、他のコンピューティング装置を含むことができる。任意の数および種類の装置がコンピュータと通信することができる。
一実施形態では、サーバコンピュータまたは集中的権限が必要でなく、または望ましくない場合がある。例えば本発明は、一実施形態では、集中的権限なしに1つまたは複数の装置上で実施することができる。そのような実施形態では、サーバコンピュータによって実行されるものとして本明細書に記載するいずれの機能も、サーバコンピュータ上に記憶されるものとして記載するいずれのデータも、代わりに1つまたは複数のかかる装置によって実行し、またはかかる装置上に記憶することができる。
プロセスについて記述する場合、一実施形態では、プロセスが利用者による一切の介入なしに機能することができる。別の実施形態では、プロセスが何らかの人間による介入を含む(例えばあるステップが人間によって実行され、または人間の助けを借りて実行される)。
VI.継続出願
本開示は、いくつかの実施形態および/または発明の権限付与的記述を当業者に提供する。これらの実施形態および/または発明の一部は本願では特許請求しない場合があるが、本願の優先権の利益を主張する1つまたは複数の継続出願において特許請求することができる。
出願人は、開示され使用可能にされているが、本願では特許請求しない内容の特許を追及するために、さらに出願を申請する予定である。
VII.米国特許法第112条パラグラフ6
請求項の中で、「ための手段」または「ためのステップ」という語句を含む請求項の限定は、米国特許法第112条パラグラフ6がその限定に適用されることを意味する。
請求項の中で、「ための手段」または「ためのステップ」という語句を含まない請求項の限定は、その限定がある機能を、かかる機能を実行するための構造、材料、または行為の列挙なしに記述するかどうかに関係なく、米国特許法第112条パラグラフ6がその限定に適用されないことを意味する。例えば、ある請求項の中で、その請求項のまたは別の請求項の1つもしくは複数のステップに言及する際に「のステップ(step of、steps of)」という語句を単に用いることは、米国特許法第112条パラグラフ6がそのステップに適用されることを意味するものではない。
米国特許法第112条パラグラフ6による、指定の機能を実行するための手段またはステップに関し、本明細書に記載の対応する構造、材料、または行為、およびその等価物は、指定の機能とともに追加の機能を実行してもよい。
コンピュータ、プロセッサ、コンピューティング装置、および同様の製品は、多岐にわたる機能を実行することができる構造である。かかる製品は、その製品のメモリ装置内またはその製品がアクセスするメモリ装置内に記憶されたプログラムなど、1つまたは複数のプログラムを実行することにより指定した機能を実行するように動作可能とすることができる。明示的に別段の定めがない限り、かかるプログラムは、本願の中で開示している場合がある任意の特定のアルゴリズムなど、ある特定のアルゴリズムに基づく必要はない。指定した機能を様々なアルゴリズムによって実施することができ、いくつかの異なるアルゴリズムのどれも、指定した機能を実行するための単なる設計選択であることが当業者にはよく知られている。
したがって米国特許法第112条パラグラフ6による、指定の機能を実行するための手段またはステップに関し、指定の機能に対応する構造には、指定の機能を実行するようにプログラムされた任意の製品が含まれる。かかる構造には、その機能を実行するプログラム済み製品が含まれ、その製品が(i)その機能を実行するための開示したアルゴリズム、(ii)開示したアルゴリズムと類似のアルゴリズム、または(iii)その機能を実行するための異なるアルゴリズムでプログラムされるかどうかは関係ない。
方法である機能を実行するための手段について記述する場合、この方法を実行するためのある構造には、その機能を実行するための適切なハードウェアでプログラムされかつ/または構成されたコンピューティング装置(例えば汎用コンピュータ)が含まれる。
さらに、当業者なら理解するように、他のアルゴリズムによってその機能を実行するための適切なハードウェアでプログラムされかつ/または構成されたコンピューティング装置(例えば汎用コンピュータ)も含まれる。
VIII.権利放棄
特定の実施形態への数多くの言及は、追加の様々な実施形態の権利放棄または否定を意味するものではなく、同様に、特定の特徴を全てが含む実施形態の説明への言及は、その特定の特徴を含まない実施形態の権利放棄または否定を意味するものではない。本願における明確な権利放棄または否定は、「含まない」または「実行することができない」という語句によって前置きするものとする。
IX.参照による援用
本明細書で言及するいずれの特許、特許出願、または他の文献も、米国特許法第112条パラグラフ1による記述および実施可能性のみを目的として本開示の一部として参照により本特許出願に援用し、そのような参照による援用なしでは当業者が通常の意味を突き止めることができない場合を除き、決して本願の任意の用語を限定し、定義し、または他の方法で解釈するために用いるべきではない。かかる当業者は、参考文献の中で与えられるいかなる実施形態によっても決して限定されている必要はない。
本特許出願の中で明示的に別段の定めがない限り、参照によるいかなる援用もそれ自体は、援用するいかなる特許、特許出願、または他の文献に含まれる任意の記述、意見、論証、または特徴付けの、いかなる保証、承認、または黙従も意味するものではない。
X.審査経過
本願(特許請求の範囲を含む)を解釈する際、当業者は、本願に関係するとみなされる他の特許出願があるかどうかにかかわらず、および本願と優先権の主張を共有する他の特許出願があるかどうかにかかわらず、他の任意の特許または特許出願ではなく、本願の審査経過を参照すべきである。