JP2017504953A - 電子レンジドアシール - Google Patents

電子レンジドアシール Download PDF

Info

Publication number
JP2017504953A
JP2017504953A JP2016527444A JP2016527444A JP2017504953A JP 2017504953 A JP2017504953 A JP 2017504953A JP 2016527444 A JP2016527444 A JP 2016527444A JP 2016527444 A JP2016527444 A JP 2016527444A JP 2017504953 A JP2017504953 A JP 2017504953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
groove
door
cavity
door seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016527444A
Other languages
English (en)
Inventor
スコット リチャーズ,
スコット リチャーズ,
Original Assignee
リチャーズ コーポレーション
リチャーズ コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リチャーズ コーポレーション, リチャーズ コーポレーション filed Critical リチャーズ コーポレーション
Publication of JP2017504953A publication Critical patent/JP2017504953A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/76Prevention of microwave leakage, e.g. door sealings
    • H05B6/763Microwave radiation seals for doors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

本発明の実施形態の電子レンジドアシール構造は、電子レンジの電力漏洩を低減するように設計されている。提供される概念により、電子レンジと類似する周波数で動作する様々な種類の通信機器を有しており、それらの干渉の低減若しくは排除が求められる、航空機又は他の乗客輸送機関内での特有の利用法が見出される。

Description

本願は2013年11月1日に出願され、「カテゴリーMの電子レンジドアシール」と題された米国仮出願第61/898,569号に基づく優先権を主張し、その開示をここに援用して本文の記載の一部とする。
本開示の実施形態は、概して、電子レンジからの電力漏洩を低減するように設計された電子レンジドアシール構造に関する。提供される概念により、電子レンジと類似する周波数で動作する様々な種類の通信機器を有しており、それらの干渉の低減若しくは排除が求められる、航空機又は他の乗客輸送機関内での特有の利用法が見出される。
電子レンジ設計において、マイクロ波エネルギーの漏洩を防止する能力が最大の関心事である。第一に、マイクロ波エネルギーにさらされることからユーザーを守るために、漏洩を防ぐべきである。第二に、同じ帯域で動作している通信機器を干渉させないために、漏洩を防ぐべきである。例えば、Wi−Fi及び電子レンジ・メーカーは、連邦通信委員会(FCC)によって、有限な数の割り当てられた周波数帯域内で動作させることを求められている。これらの帯域は、ISM(個人、科学、及び医学)無線帯域といわれることもある。様々な要因に基づき、Wi−Fi及び電子レンジの最も理に適う帯域は、2.4〜2.5GHz帯域である。これは、電子レンジの周波数とLAN(ローカルエリア・ネットワーク)通信の周波数が同じ2.45GHzのISM帯域を使用することを意味する。電子レンジから発生する電磁的なノイズは、無線LAN通信Wi−Fi機器との潜在的な干渉を引き起こす可能性があり、通信エラーの原因となる。電子レンジの強力な放射は、同じ周波数を使用する無線通信を中断させる電磁的な干渉を引き起こし得る。これは、機内でのインターネット・サービスの必要が増大している航空機内で特に問題となり得る。
同じ帯域内で動作する電子レンジと通信機器との間の両立性を提供することを目指して、干渉を起こさないほど低いレベルにマイクロ波電力を抑える試みがなされてきた。航空無線技術委員会(RTCA)文書DO−160は、機器間での干渉のない操作を確実にするために決定された放射限度(全機器対象であって、電子レンジに特化していない)を定めている。「カテゴリーМ」限度は、2.4〜2.5GHzの周波数範囲内でもっとも厳しい限度であり、ユニットから1メートル離れた地点でわずか68dBuV/mの電界強度を許容する。
電子レンジは、一般に、ユニット上の任意の点から5cm離れた地点での電力密度が5mW/cm未満として国際的に規定されている対人安全性の要件を満たすように設計される。この限度は、ドアシールの周りにまとめて1メートル離れた地点に変換し、電力密度から電界強度に変換すると、何桁もカテゴリーМ限度を超える。
多段式ドアシールを示す側面概略図である。 多段式ドアシールと共に使用するためのキャビティシールの上面斜視図である。 図2のキャビティシールの側断面図である。 多段式ドアシールと共に使用するためのドアシールの上面斜視図である。 図4のドアシールの側断面図である。 部分的に開いた位置にあるキャビティシールとドアシールを示す側断面図である。 図6の部分拡大図である。 傾斜した壁を備えた代替の多段式ドアシールを示す側断面図である。 部分的に開いた位置にある図7の多段式ドアシールを示す側断面図である。 部分的に開いた位置にある代替の多段式ドアシールの側断面図である。 閉じた位置にある図9のシールの側断面図である。 電子レンジキャビティの所定位置にある図9及び10のシールを示す上面斜視図である。 電子レンジキャビティの所定位置にある図9及び10のシールの拡大図を示す上面斜視図である。
典型的な電子レンジの測定結果により、最大安全限度の1%未満の電力密度を放射するユニットは、1メートルでの電界強度がカテゴリーM限度を大きく超えるのに十分な電力を依然として放射することが確認されている。放射される電界強度をカテゴリーMより低いレベルに低減するには、電力漏洩を少なくとも約50dBに、又は100,000倍低減させる必要がある。
航空用(或いはカテゴリーMに準拠すべき他の輸送機関用)の電子レンジを設計する際のシール(封止)に関する最大の課題の1つは、電子レンジのドアシールである。マイクロ波エネルギーは、固体金属を透過しない。しかし、ドアは、キャビティ内に食物を置くために開閉せねばならない。ドアの機能部分及び必要とされるドアの使い易さ(例えば、ユーザーによる開閉が比較的容易でなければならない)が、電力漏洩の大幅な低減に対する課題を追加する。
試みられたいくつかのデザインは、ドアを閉じるのに非常に大きい力を要するために失敗した。そのようなデザインは、複数の導電性ガスケットを使用することが多い。導電性ガスケットに打ち勝つために要する、結果としての力が大変大きいので、ドアを閉じるために航空機からの電力を必要とする。加えて、大きな閉じる力により必要とされるドアの強度のため、及び複数の大きい導電性ガスケットのため、ドア及び境界面のフランジは重く、これは航空機用途には望ましくない。また、導電性ガスケットの有効性は、連続した低抵抗接触に依存する。この連続した接触は、食用油、油脂、小片、埃などによる汚染によって急速に低下し得る。
したがって、導電性ガスケットのみに依存しない電子レンジドアシールを提供することが望ましい。また、軽量で、航空機の電力を要せずに閉じることのできる電子レンジのドアシールを提供することが望ましい。
本開示の実施形態は、多段式ドアシール10を提供する。この多段式ドアシール10の構成要素は、チョークシール12、単一の導電性シール14、及び1つ以上の吸収材ステージ16を含む。図1を参照すると、電子レンジのキャビティ18とキャビティシール20が示されている。図1は、また、電子レンジのドア22とそれに関連するドアシール24も示す。キャビティシール20及びドアシール24の集合体は、互いに協働して多段式ドアシール10を形成する。図2−3は、キャビティシール20を示す。図4−5は、ドアシール24を示す。図1及び図6は、キャビティシール20とドアシール24との間の協働を示す。
図2を参照すると、キャビティシール20は、内部レッジ26と第1壁28を有する。内部レッジ26と第1壁28は、チョーク12が適合可能な空間30を画定するのに役立つ。キャビティシール20は、また、第2壁32と第3壁34を有してもよい。第2壁32は、第1壁28と第3壁34との間にフランジ状構造を形成する独立型の壁であってもよい。第3壁34は、キャビティの外周36の内縁であってもよい。第1溝38は、第1壁28と第2壁32との間に形成されてもよい。第2溝40は、第2壁32と第3壁34との間に形成されてもよい。これらの壁と溝は、図3の断面図にも示されている。これらの壁と溝は、マイクロ波エネルギーが内部のキャビティ18から外部へ出るために越えねばならないであろう一連の屈曲部となる。
図4を参照すると、ドアシール24は、ドアの前面を形成する基部42を含んでいる。基部42の最も内側の部分には、窓装着部44がある。これは、内側プレート48を取り付けることができる領域である。この内側プレートは、ユーザーが電子レンジの中身を見ることができるように窓を含み得る中央部101を含んでもよい。或いは、中央部101は、窓なし(素板)であってもよい。いずれの場合でも、内側プレート48(窓あり、若しくは窓なし)は、装着部44を超えて外側に延在してもよい。これは、ユーザーが電子レンジにかける内容物を見ることができるように電子レンジ窓を取り付け得る領域である。
ドアシール24は、また、マイクロ波チョーク12を含んでもよい。このチョーク12は、ドアシール24上の起立壁46とドアシール24の基部42とによって、一部分が画定される。図1及び図6に示されるように、チョークは、また、窓開口部50を覆う内側プレート48の壁部102と、キャビティシール20の内部レッジ26によっても、一部分が画定される。市場で入手可能な大半の電子レンジは、ドアとキャビティとの間のつなぎ目からのマイクロ波エネルギーの漏洩を減衰する、若しくは防ぐチョーク構造を有する。チョークシール12は、概して、マイクロ波エネルギーが移動し得るU字形又は箱型の領域30を創出する。放射されるマイクロ波エネルギーは、チョーク壁に沿って移動し、自身に反射してそのインピーダンスを変える。これによって、インピーダンスの不一致を引き起こし、周辺への漏洩を著しく減衰する。しかし、ある信号レベルのエネルギーは、この第1のチョークシール12を逃れる可能性がある。したがって、更なるシール要素の概要が以下に説明される。
図4のドアシール24を再び参照すると、起立壁46に隣接して内溝52がある。内溝52は、起立壁46と内側ドアフランジ54との間に配置されている。図4は、外側ドアフランジ56も図示する。外側ドアフランジ56と内側ドアフランジ54との間には、外溝58がある。これらのフランジと溝は、図5の断面図にも示されている。これらのフランジと溝は、マイクロ波エネルギーが内部のキャビティ18から外部へ出るために越えねばならないであろう一連の屈曲部となる。
図3に示されるように、単一の導電性ガスケットシール14をキャビティシール20に設けてもよい。1つの例では、導電性ガスケットシール14は、第1壁28の内面60に沿って設けられてもよい。導電性ガスケットシール14は、短絡を作り出してエネルギーが逃げるのを防ぐために、ドアとキャビティ壁の間を押す1つ以上の銅フィンガーであってもよい。導電性ガスケットシール14は、アルミニウム、鋼鉄、又はステンレス鋼の細長い帯状物であってもよい。導電性ガスケットシール14は、連続気泡発泡体の内芯の周りに巻かれた導電性の布であってもよい。導電性ガスケットシール14は、他のいかなる種類の導電性ガスケットシールであってもよい。複数のそのようなシールの欠点の1つが、開けるために大きな力を要することであるため、単一の導電性ガスケットシールのみを使用することを概して意図している。2つ以上の導電性シールを用いると、開けるために航空機の電力を必要とする、或いは、少なくともユーザーの大きな力を必要とするドアとなってしまう。これでは、洗練された外観と雰囲気を備える電子レンジとはならないであろう。しかし、単一の導電性シールを使用すると、漏洩レベルを向上することができ、一方では比較的小さい閉める力を要するのみであることが判明した。
吸収材ステージ16も設けられている。図6Aは、図6の吸収材ステージ16の拡大図を示す。吸収材ステージ16は、キャビティシール20とドアシール24の両方の最も外側の端部の方に配置されてもよい。しかし、様々なシールオプション12、14、及び16は、所望するならば、位置が入れ替わってもよいと理解されるべきである。吸収材ステージ16は、一連の屈曲部内に配置された吸収材62の1つ以上のステージ(段)を提供する。このステージ16は、ドアシール24の機構と協働するキャビティシール20の機構によって形成されてもよい。
図6Aに示されるように、1つの例では、吸収材62aは、キャビティシール20の第1溝38内に配置されてもよい。吸収材62bは、キャビティシール20の第2溝40内に配置されてもよい。吸収材62cは、ドアシール24の内溝52内に配置されてもよい。吸収材62dは、ドアシール24の外溝58内に配置されてもよい。吸収材の4つのステージが示され記載されているが、それよい多い又は少ないステージを使用してもよいと理解されるべきである。例えば、キャビティシール20及びドアシール24の各々は、追加の溝を創出するために、追加の壁又はフランジを有してもよい。代わりに、例えば、キャビティシール20及びドアシール24の各々が、それぞれ1つの溝のみを創出するために、より少ない壁又はフランジを有してもよい。
吸収材ステージ16は、入り組んだ通路に沿って複数の吸収材構成要素62を提供する。全般的な目標は、チョーク12によって減衰されない、若しくは導電性ガスケット14(図6Aでは、検討を容易にするために示されていない)によってショートされないエネルギーを吸収するのに吸収材ステージ16が役立つことである。そのような逃げるエネルギーが電子レンジから完全に出るには、記載された壁、フランジ、及び溝によって作り出される一連の曲がり角を超えねばならない。導電性ガスケット14を通り過ぎて逃れ得るどのようなエネルギーも第1壁28を越えねばならない。しかし、このステージを通過するために、エネルギーは吸収材62cを備えた内溝52に向かう。逃れ得るどのようなエネルギーも内側ドアフランジ54を越えねばならない。このステージを通過するために、エネルギーは吸収材62aを備えた第1扉シール溝38に向かう。逃れ得るどのようなエネルギーも第2キャビティ壁32を越えねばならない。このステージを通過するために、エネルギーは吸収材62dを備えた外溝58に向かう。逃れ得るどのようなエネルギーも外側ドアフランジ56の周りを越えねばならない。このステージを通過するために、エネルギーは吸収材62bを備えた第2溝40に向かう。エネルギーが曲がらざるを得ないたびに、小さい入射角に直面する。ここで使用される場合、この用語は角度が垂線に近いことを意味するために使用される。このデザインの1つの意図は、入射波の角度を強制的に可能な限り垂線に近くなるようにすることである。エネルギーが曲がらざるを得ないたびに、エネルギーは吸収材62にも接触する。
1つの例では、吸収材は、シリコーン、天然若しくは合成ゴム、或いはバインダー及び/又はキャリアーとしての役割を果たすことのできる他のキャリアーで形成され得る。フェライト又は強磁性材料をシリコーンバインダーの中に埋め込んでもよい。エネルギーの漏洩を吸収する特性を有するいかなる材料でも使用することができる。材料の限定されない例は、アルニコ、ビスマノール、酸化クロム、炭素、コバルト、ジスプロシウム、フェルニコ、フェライト(鉄又は磁石)、ガドリニウム、ホイスラー合金、鉄、マグネタイト、メトグラス(metglas:登録商標)、MK鋼、ネオジム磁石、ニッケル、パーマロイ、希土類磁石、サマリウムコバルト磁石、センダスト、スエッス鉱(suessite)、イットリウム鉄ガーネット、又はそれらの組み合わせを含むが、それに限定されない。
吸収材は、記載された各々の溝の中に押し込むことのできる環状ガスケットとして形成されてもよい。吸収材ガスケットは、溝によって形成される各U字形のスペースの高さHを超えないように形成され得る。これによって、キャビティシール20の各溝38、40は、ドアシール24の対応するフランジ54、56を受容することができる。これによって、ドアシール24の各溝52、58は、キャビティシール20の対応する壁28、32を受容することができる。
ドア22が図6及び6Aに示されるように開いた位置から閉じた位置へ移動すると、ドア22がキャビティの開口部18に対して閉じることによって、この受容動作を生じさせることが分かる。この構成は、エネルギーが電子レンジから逃げるために越えねばならない一連の入り組んだ屈曲部を提供する。各屈曲部の吸収材ガスケット62は、約6dBから約10dBの放射を低減することができる。
逃げる電力は、小さい入射角で吸収材に出会わせる通路に従わざるを得えず、これが吸収材の有効性を最大限に高める。加えて、吸収材を配置しなくとも、屈曲部自体がある程度の減衰を提供する。
図7は、角度がつけられた壁とフランジを備えた代替例を示す。図8は、この例における、少し開いているキャビティシール20’とドアシール24’を示す。これらの図に示されるように、キャビティシール20’は、第1壁64、第2壁66、及びキャビティの外周壁68を有する。キャビティシール20’もまた、第1溝70及び第2溝72を有する。この例では、壁64及び66は角度がつけられている。これによって、シール部20’、24’の一部が互いにぶつかることなく、よりスムーズにドアを開くことができる。この例では、溝70、72も角度がつけられている。これによって、先の尖った溝領域をもたらすことができる。
同様に、ドアシール24’は、チョーク12’、チョーク壁74、内側フランジ76、及び外側フランジ78を有する。ドアシール24’もまた、内溝80及び外溝82を有する。この例では、フランジ76及び78は角度がつけられている。これによって、シール部20’、24’の一部が互いにぶつかることなく、よりスムーズにドアを開くことができる。この例では、溝80及び溝82も角度がつけられている。これによって、先の尖った溝領域をもたらすことができる。
図8に示されるように、ドアシール24’がキャビティシール20’の方へ移動すると、第1壁64の平坦な上面は、内溝80内に配置された吸収材84を圧縮する。吸収材84は、三角形の先の尖った溝に適合する形をしている点が異なるが、特性と機能は、上記の吸収材62と同様である。(図8において、吸収材はハッチングされており、全ての吸収材に符合が付されているわけではない。)
この例は、傾斜機構が設けられているため、よりしっかりと締まった適合をもたらす。逃げる信号エネルギーは、上記に概説したように壁、フランジ、溝、及び吸収材を越えねばならない。エネルギーは、小さい入射角でこの機構に突き当たる。
図1〜6のシール20、24は、アルミニウムから機械加工されてもよい。図7及び8のシール20’、24’は、所望の傾斜した壁、フランジ、及び先の尖った溝を設けるために、1つの全体構造として成型してもよい。
図9は、更なる例を図示する。図9では、チョーク12”は、ドアシール24”に横向きに設けられてもよい。これは、チョーク12”がマイクロ波側に侵入しないが、ドアと共に移動するので有益である。この例では、キャビティシール20“は、V字形90を間に形成する第1壁86及び第2壁88を有してもよい。吸収材ガスケット62が、その中に配置されてもよい。第1壁86もまた、導電性ガスケット14を支持してもよい。しかし、この導電性ガスケット14は、ドアシールに移されてもよい。
ドアシール24”は、角度がつけられた側壁を備えたフランジ92を有してもよく、それにより、フランジ92はV字形90内に受容される。ドアシール24”は、ドアシール24”をキャビティシール20”に対して閉じるときに第2壁88へ圧縮されるように配置された、吸収ガスケット材62も有してもよい。この例においても、逃げるエネルギーは、入り組んだ一連の屈曲部を越えねばならない。各屈曲部は、望まない放射を低減するのに役立つ。吸収ガスケット材62の例はどれも、望まない放射を低減するのに役立つ。図10は、キャビティシール20”に対して閉じられたドアシール24”を示す。図11は、図9及び図10のシール構成を備えた電子レンジキャビティ18の上面図を示す。図12は、定位置にあるシール構成の図を示す。導電性ガスケット14用合せ面(第1壁86)の穏やかな先細り部は、閉じる力の低減を促進することができる。
いくつかの態様では、マイクロ波シールは、次の例のうちの1つ以上に従って提供され得る。
<例1>
電子レンジドアシールであって、互いに協働するキャビティシール及びドアシールと、吸収材ステージとを備え、前記吸収材ステージは(a)第1溝及び第2溝を備えるキャビティシールと、(b)内溝及び外溝を備えるドアシールとを備え、第1溝及び第2溝の各々が、その中に収容された吸収材を備え、内溝及び外溝の各々が、その中に収容された吸収材を備える、電子レンジドアシール。
<例2>
航空機で使用される電子レンジ用の電子レンジドアシールであって、互いが協働するキャビティシール及びドアシールと、チョークシールと、導電性ガスケットシールと、吸収材ステージシールとを備え、前記吸収材ステージシールは(a)第1溝及び第2溝を備えるキャビティシールと、(b)内溝及び外溝を備えるドアシールとを備え、第1溝及び第2溝の各々が、その中に収容された、シリコーン及びフェライトの吸収材を備え、内溝及び外溝の各々が、その中に収容された、シリコーン及びフェライトの吸収材を備える、電子レンジドアシール。
<例3>
電子レンジドアシールであって、互いが協働するキャビティシール及びドアシールと、吸収材ステージとを備え、前記吸収材ステージにおいて、キャビティシール及びドアシールは、逃げるマイクロ波エネルギーを強制的に小さい入射角で接触させる入り組んだ一連の屈曲部を形成し、屈曲部の各々が、それに関連付けられている吸収材を備える、電子レンジドアシール。
上記の、且つ図面に示された構造及び方法に対し、本発明及び以下の特許請求の範囲の範囲又は主旨から逸脱しない範囲で、変更及び改変、付加、並びに削除が成されてもよい。

Claims (15)

  1. 電子レンジドアシールであって、
    互いに協働するキャビティシール及びドアシールと、
    吸収材ステージとを備え、
    前記吸収材ステージは、(a)第1溝及び第2溝を備える前記キャビティシールと、(b)内溝及び外溝を備える前記ドアシールとを備え、
    第1溝及び第2溝の各々が、その中に収容された吸収材を備え、
    前記内溝及び前記外溝の各々が、その中に収容された吸収材を備える電子レンジドアシール。
  2. チョークシールをさらに備える請求項1に記載のシール。
  3. 導電性ガスケットシールをさらに備える請求項1又は2に記載のシール。
  4. 前記吸収材は、フェライト材がその中に含まれるシリコーン材を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のシール。
  5. 前記キャビティシールは、さらに、(i)第1溝を画定する第1壁及び第2壁と、(ii)第2壁とともに第2溝を画定する第3壁とを備える請求項1〜4のいずれか一項に記載のシール。
  6. 前記ドアシールは、さらに、(i)前記内溝を画定する起立壁及び内側フランジと、(ii)前記内側フランジとともに前記外溝を画定する外側フランジとを備える請求項5に記載のシール。
  7. 前記キャビティシール及び前記ドアシールが閉じられるとき、第1壁は、前記内溝に収容された前記吸収材に当接し、第2壁は、前記外溝に収容された前記吸収材に当接する請求項6に記載のシール。
  8. 前記キャビティシール及び前記ドアシールが閉じられるとき、前記内側フランジは、第1溝に包含された前記吸収材に当接し、前記外側フランジは、第2溝に包含された前記吸収材に当接する請求項6に記載のシール。
  9. 航空機で使用される電子レンジ用の電子レンジドアシールであって、
    互いに協働するキャビティシール及びドアシールと、
    チョークシールと、
    導電性ガスケットシールと、
    吸収材ステージシールとを備え、
    前記吸収材ステージシールは(a)第1溝及び第2溝を備える前記キャビティシールと、(b)内溝及び外溝を備える前記ドアシールとを備え、
    第1溝及び第2溝の各々は、その中に収容されたシリコーン及びフェライトの吸収材を備え、
    前記内溝及び前記外溝の各々は、その中に収容されたシリコーン及びフェライトの吸収材を備える電子レンジドアシール。
  10. 前記キャビティシールは、さらに、(i)第1溝を画定する第1壁及び第2壁と、(ii)第2壁とともに第2溝を画定する第3壁とを備える請求項9に記載のシール。
  11. 前記ドアシールは、さらに、(i)前記内溝を画定する起立壁及び内側フランジと、(ii)前記内側フランジとともに前記外溝を画定する外側フランジとを備える請求項9又は10に記載のシール。
  12. 前記キャビティシール及び前記ドアシールが閉じられるとき、第1壁は、前記内溝に収容された前記吸収材に当接し、第2壁は、前記外溝に収容された前記吸収材に当接する請求項11に記載のシール。
  13. 前記キャビティシール及び前記ドアシールが閉じられるとき、前記内側フランジは、第1溝に収容された前記吸収材に当接し、前記外側フランジは、第2溝に収容された前記吸収材に当接する請求項11記載のシール。
  14. 電子レンジドアシールであって、
    互いに協働するキャビティシール及びドアシールと、
    吸収材ステージと、を備え、
    前記吸収材ステージにおいて、前記キャビティシール及び前記ドアシールは、逃げるマイクロ波エネルギーを強制的に小さい入射角で接触させる入り組んだ一連の屈曲部を形成し、前記屈曲部の各々が、それに関連付けられている吸収材を備える電子レンジドアシール。
  15. 前記入り組んだ一連の屈曲部は、(a)第1溝及び第2溝を備える前記キャビティシールと、(b)内溝及び外溝を備える前記ドアシールとを備え、第1溝及び第2溝の各々は、その中に収容された吸収材を備え、前記内溝及び前記外溝の各々は、その中に収容された吸収材を備える請求項14に記載のシール。
JP2016527444A 2013-11-01 2014-11-03 電子レンジドアシール Pending JP2017504953A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361898569P 2013-11-01 2013-11-01
US61/898,569 2013-11-01
PCT/US2014/063664 WO2015066600A1 (en) 2013-11-01 2014-11-03 Microwave oven door seals

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017504953A true JP2017504953A (ja) 2017-02-09

Family

ID=52011289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016527444A Pending JP2017504953A (ja) 2013-11-01 2014-11-03 電子レンジドアシール

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20150122805A1 (ja)
EP (1) EP3064035A1 (ja)
JP (1) JP2017504953A (ja)
WO (1) WO2015066600A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016179317A1 (en) * 2015-05-05 2016-11-10 Dynamo Aviation, Inc. Microwave oven providing a tortuous path door seal
IT202000017299A1 (it) * 2020-07-16 2022-01-16 Smeg Spa Forno per vivande

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018181Y1 (ja) * 1970-06-01 1975-06-04
JPS5616994U (ja) * 1979-07-18 1981-02-14
JP2006162170A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Jamco Corp 電子レンジ
WO2012007842A2 (en) * 2010-07-15 2012-01-19 Goji Ltd. A choke for an oven

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7842A (en) * 1850-12-17 Arrangement of steam-engines
US3448232A (en) * 1967-01-11 1969-06-03 Hammtronics Systems Inc Microwave unit seal
JPS4939571B1 (ja) * 1970-04-23 1974-10-26
GB1392498A (en) * 1971-05-20 1975-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Microwave oven
US3879595A (en) * 1973-01-08 1975-04-22 Tappan Co Microwave oven door seal
US3846608A (en) * 1974-02-11 1974-11-05 Litton Systems Inc High temperature resistant door seal for a microwave oven
US3985993A (en) * 1974-08-29 1976-10-12 U.S. Philips Corporation Sealing arrangement in a microwave oven
JPS5230940A (en) * 1975-09-03 1977-03-09 Tdk Corp High-frequency heating apparatus
US4166207A (en) * 1977-05-31 1979-08-28 Whirlpool Corporation Microwave generating device--door seal
JPS5743599U (ja) * 1980-08-26 1982-03-10
US4454403A (en) * 1980-12-01 1984-06-12 Raytheon Company Microwave heating method and apparatus
US4523069A (en) * 1983-10-24 1985-06-11 General Electric Company Microwave oven door seal
KR100218957B1 (ko) * 1997-02-10 1999-09-01 윤종용 전자렌지의 고주파 누설방지장치
US5958278A (en) * 1997-09-08 1999-09-28 Amana Company, L.P. Microwave oven having an orthogonal electromagnetic seal
SE519514C2 (sv) * 1998-12-17 2003-03-11 Whirlpool Co Mikrovågsugn med mikrovågstätning samt förfarande för tätning
KR100652600B1 (ko) * 2005-07-13 2006-12-01 엘지전자 주식회사 마이크로파를 이용한 조리기기

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5018181Y1 (ja) * 1970-06-01 1975-06-04
JPS5616994U (ja) * 1979-07-18 1981-02-14
JP2006162170A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Jamco Corp 電子レンジ
WO2012007842A2 (en) * 2010-07-15 2012-01-19 Goji Ltd. A choke for an oven

Also Published As

Publication number Publication date
EP3064035A1 (en) 2016-09-07
US20150122805A1 (en) 2015-05-07
WO2015066600A1 (en) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10477741B1 (en) Communication enabled EMF shield enclosures
US9622338B2 (en) Frequency selective structures for EMI mitigation
WO2014116703A1 (en) Frequency selective structures for shielding or mitigating emi within open or closed structures
CN213951063U (zh) 噪声抑制石墨物品和组件
JP2015149833A (ja) 電子機器
JP2017504953A (ja) 電子レンジドアシール
US4785148A (en) Broad-band absorptive tape for microwave ovens
KR20220066401A (ko) 수동 상호변조 완화를 위한 자기 흡수체들
US20160249494A1 (en) Voltage dividing shielded door seal
JPS6225920Y2 (ja)
CN106535606B (zh) 射频屏蔽装置
JP2004103550A (ja) マグネトロン
Matsuzawa et al. Trench structure to suppress magnetic field leakage from an aperture in a metallic enclosure
CN105140624A (zh) 一种用于金属后壳的高隔离度nfc和wpc天线
JPH06252578A (ja) 漏洩電磁波遮蔽構造
CN112242607B (zh) 传输线缆和电子设备
RU2749190C1 (ru) Экранирующее устройство для уменьшения зон распространения побочного электромагнитного излучения и наводок
JP2006303260A (ja) 電磁シールド室におけるケーブルの差込口装置
JP2013031001A (ja) 無線通信システム
Dey et al. SAR reduction of bio-tissue in cellular communication
Pelletti et al. Techniques for reducing the SAR in mobile devices by using graphene-type absorbing materials
Van Loock European regulations, safety issues in rf and microwave power
Keshtkar et al. Design considerations to affect on shielding effectiveness for conductive enclosure
JP3021316B2 (ja) 携帯電話機の不要電磁波吸収構造
JP2002246169A (ja) 高周波加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190528