JP2017503864A5 - - Google Patents

Claims (6)

1. 抗微生物製剤であって、
   （ａ）脂肪族カルボン酸銀を含む抗微生物剤を含む少なくとも１種の銀含有化合物であって、前記脂肪族カルボン酸銀の前記銀が公称原子価２を有し、前記少なくとも１種の銀含有化合物が少なくとも１．１の平均原子価を有する、少なくとも１種の銀含有化合物と、
   （ｂ）担体基剤と
   を含み、
   前記少なくとも１種の銀含有化合物が前記基剤内に分散されており、
   前記少なくとも１種のカルボン酸銀が、９を超える炭素数または平均炭素数を有する少なくとも二価のカルボン酸銀を含み、
   前記製剤の総銀含有量または前記少なくとも１種の銀含有化合物の総銀含有量が、０．０００５％〜７％の範囲内であり、
   前記製剤が、クリーム剤、乳剤または軟膏剤の形状を有する、
   抗微生物製剤。
2. 前記製剤が少なくとも１種のカルボン酸を含有し、
   前記少なくとも１種のカルボン酸が、前記公称原子価２を有する前記カルボン酸銀の対応するカルボン酸を含み、
   前記対応するカルボン酸の少なくとも２の公称原子価を有する前記カルボン酸銀に対するモル比が、少なくとも０．０１、少なくとも０．５、少なくとも１．５または少なくとも３である、
   請求項１に記載の製剤。
3. 前記平均原子価が少なくとも１．５である、請求項１または２に記載の製剤。
4. 局所皮膚病態の治療のための医薬であって、請求項１〜３のいずれか１項に記載のカルボン酸銀（ＩＩ）製剤を含む医薬。
5. 請求項１〜４のいずれか１項に記載のカルボン酸銀（ＩＩ）製剤を製造する方法であって、
   （ａ）カルボン酸と酸化銀（ＩＩ）とを混合して反応混合物を生成するステップと、
   （ｂ）前記反応混合物を加熱してカルボン酸銀（ＩＩ）製剤中の脂肪族カルボン酸銀を生成するステップであって、前記脂肪族カルボン酸銀の銀が公称原子価２を有するステップと、
   を含む方法。
6. カルボン酸銀（ＩＩ）製剤を担体基剤と混合してクリーム剤、乳剤または軟膏剤を作製することをさらに含む、請求項５に記載の方法。