JP2017503810A5

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Publication number: JP2017503810A5
Application number: JP2016545917A
Authority: JP
Filing date: 2015-01-08
Publication date: 2018-02-22
Anticipated expiration: 2035-01-08

Claims

それを必要とする対象における癌の処置に使用するためのＴ細胞含有集団であって、
前記Ｔ細胞含有集団は、前記対象から、または前記対象と実質的に組織適合性があるドナーから、取得され、有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストと共にエクスビボでインキュベートされる、
Ｔ細胞含有集団。
前記インキュベーションが、Ｔ細胞受容体（ＴＣＲ）刺激およびフィーダー細胞の存在下で、外因性ＩＬ−２を添加せずに実施される、および／または
前記Ｔ細胞含有細胞集団が、ＣＤ８ ^＋Ｔ細胞を含む、および／または
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインまたは前記アゴニストとのインキュベーションが、Ｔ細胞上のＣＤ１３７の発現をアップレギュレートするように実施される、
請求項１に記載のＴ細胞含有集団。
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインが、ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメインであるか、または
前記アゴニストが、ＮＴＢ−Ａエクトドメインに特異的な抗体であるか、または
前記対象が、実質的なＮＴＢ−Ａ表面発現の欠如を特徴とする腫瘍に冒されているか、または
前記対象が、ＣＤ１３７の表面発現を特徴とする腫瘍に冒されているか、または
前記対象が、血球減少症の対象もしくは血球減少症を発症するリスクのある対象である、
請求項１に記載のＴ細胞含有集団。
前記対象が、有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストを投与されているか、または
ＩＬ−２が、前記対象に体外から投与されていない、
請求項１に記載のＴ細胞含有集団。
それを必要とする対象において癌を処置するための医薬の調製における、治療有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストの使用であって、前記対象が、実質的なＮＴＢ−Ａ表面発現の欠如を特徴とする腫瘍、固形腫瘍およびＣＤ１３７の表面発現を特徴とする腫瘍からなる群から選択される腫瘍に冒されている、使用。
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインが、ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメインであるか、または
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインが、エピトープタグおよび／または血清半減期延長物質をさらに含む、
請求項５に記載の使用。
前記対象が、血球減少症の対象であるか、または血球減少症を発症するリスクのある対象である、請求項５に記載の使用。
ＩＬ−２が、前記対象に体外から投与されないか、または
ＣＤ１３７リガンドまたはそのアゴニストを前記対象に投与することをさらに含む、
請求項５に記載の使用。
Ｔ細胞を有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストと接触させることを含む、Ｔ細胞死を低減または阻害する方法であって、前記接触がインビトロで実施される、方法。
有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストを含む、血球減少症に罹患している対象またはそれを発症するリスクのある対象においてＴ細胞死を低減または阻害するための医薬組成物。
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインが、ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメインであるか、または
前記アゴニストが、ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメインに特異的な抗体である、
請求項１０に記載の医薬組成物。
それを必要とする対象において血球減少症を処置または予防するための医薬の調製における、治療有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストの使用。
前記血球減少症が放射線照射または化学療法に関連するか、または
リンパ球減少症の処置または予防のための、
請求項１２に記載の使用。
前記対象が、Ｘ連鎖リンパ増殖性疾患（ＸＬＰ）に冒されていないか、または
前記対象が、癌に冒されていない、
請求項１２に記載の使用。
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインが、ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメインであるか、または
前記アゴニストが、ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメインに特異的な抗体である、
請求項１２に記載の使用。
Ｔ細胞含有細胞集団を有効量の単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストと共にエクスビボでインキュベートすることを含み、前記細胞集団にＴ細胞受容体（ＴＣＲ）刺激を提供することをさらに含む、細胞組成物を調製するための方法であって、
前記Ｔ細胞含有細胞集団が、外因性ＩＬ−２の添加を伴うことなくＴＣＲ刺激およびフィーダー細胞の存在下で、前記単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストと共にインキュベートされる、
方法。
前記Ｔ細胞含有細胞集団がＣＤ８ ^＋Ｔ細胞を含み、前記組成物が、養子移入免疫療法に適合される、請求項１６に記載の方法。
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインまたは前記アゴニストとのインキュベーションが、Ｔ細胞上のＣＤ１３７発現をアップレギュレートするように実施される、請求項１６に記載の方法。
前記ＮＴＢ−Ａエクトドメインまたは前記アゴニストとのインキュベーションが、Ｔ細胞数を少なくとも１００倍増加させるように実施されるか、または
前記インキュベーションが、外因性ＣＤ１３７リガンドまたはそのアゴニストの存在下で実施される、
請求項１６に記載の方法。
請求項１６〜１９のいずれか１項に記載の方法により調製される、細胞組成物。
それを必要とする対象における癌の処置に使用するための、請求項２０に記載の細胞組成物。
１）単離されたＮＴＢ−Ａエクトドメインまたはそのアゴニストと、２）ＣＤ１３７リガンドまたはそのアゴニストを含むポリペプチドと、場合により３）医薬的に許容し得る担体と、の治療的組み合わせを含む医薬組成物。
ヒトＮＴＢ−Ａエクトドメイン、ヒトＣＤ１３７リガンド、および／またはヒトＮＴＢ−ＡエクトドメインもしくはヒトＣＤ１３７に対するアゴニスト抗体を含む、請求項２２に記載の医薬組成物。