JP2017503721A - 接種材料移送システム - Google Patents

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Abstract

容器のためのキャップは、第1の部位と、第1の部位の逆側の第2の部位とを有する。第1の流体通路は、キャップを貫通して第1の部位から第2の部位に延在し、第2の流体通路もまた、キャップを貫通して第1の部位から第2の部位に延在する。第2の流体通路の少なくとも一部分は、第1の流体通路の一部分を包囲する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2013年11月12日に出願された米国仮特許出願第61/902,957号の利益を主張し、その開示は本明細書に明示的に組み込まれる。
本発明は、サンプルをコンテナ間で移送するための方法および装置に関し、詳細には、培養物を発酵コンテナまたは発酵容器の中にまたはそこから外に移送する方法および装置に関する。
接種材料移送システムは、発酵醸造産業において、活発に成長する培養物を1つの発酵槽から別の発酵槽に移送して増殖を継続させるために使用される。接種材料は、発酵容器に移送される細胞培養物の部分である。接種材料の移送は、培養物の体積の増大を容易にし、生産設備の継続的な稼働を保証するためにも使用され得る。
一実施形態において、容器のためのキャップが提供される。キャップは、第1の部位(side)と、第1の部位の逆側の第2の部位とを有する。第1の流体通路は、キャップを貫通して第1の部位から第2の部位に延在し、第2の流体通路もまた、キャップを貫通して第1の部位から第2の部位に延在する。第2の流体通路の少なくとも一部分は、第1の流体通路の一部分を包囲する。
一実施形態において、流動性物質のための容器が提供される。容器は、上部、底部および少なくとも1つの壁部によって画定される内部と、内部へのアクセスを提供する容器の開口部と、を有する。キャップは、容器に結合して開口部を覆う。キャップは、容器の内部から離れる方向へ向く第1の部位と、容器の内部へ向く第2の部位とを有する。キャップを貫通する第1の流体接続部は、第1の外部ラインを容器の内部に流体接続するように構成される。キャップを貫通する第2の流体接続部は、第1の流体接続部とは別個に、第2の外部ラインを容器の内部に流体接続するように構成される。第2の流体接続部の一部分は、第1の流体接続部の一部分を包囲する。
一実施形態において、流動性物質を第1の容器から第2の容器に移送するための方法が提供される。流動性物質は、第1の容器の内部に提供される。第1の容器は、開口部を覆うキャップを含む。キャップは、キャップを貫通する第1の流体通路および第2の流体通路を有し、第1の流体通路は、キャップから流動性物質内に延在するチューブを含み、第2の流体通路の少なくとも一部分は、チューブを包囲する。第1の流体通路および第2の流体通路の出口と第2の容器の内部とを流体接続することによって、第1の容器と第2の容器との間に流体接続が形成される。第1の容器内の流動性物質に圧力が印加され、圧力は流動性物質の一部分をチューブおよび第1の流体接続部を通過させる。流動性物質の一部分は、第2の容器の内部に受け入れられる。
本発明の上記のおよび他の特徴、ならびにそれらを得るための方法は、添付の図面と併せて以下の本発明の実施形態の説明を参照することで、より明らかになり、発明自体がよりよく理解されるであろう。
2つ口キャップ接続部を含む発酵容器を示した図である。 図1の2つ口キャップ接続部の底面透視図を示した図である。 図2の2つ口キャップ接続部の断面図を示した図である。 図1の2つ口キャップ接続部を滅菌する例示的方法のフローチャートである。 第2の発酵容器に結合された図1の発酵容器を示した図である。 図5の容器間で物質を移送する例示的方法のフローチャートである。 容器の同一の開口部を介して、処理のために物質を抜き出し、および戻す様子を示した図である。
以下に開示される実施形態は、網羅的であること、または発明を以下の詳細な説明に開示される厳密な形態に限定することを意図してない。むしろ、これらの実施形態は、他の当業者がそれらの教示を利用し得るように選択および説明される。本開示は、主に、接種材料または培養物を発酵容器間で移送することを対象とするが、本明細書において開示される特徴は、他の流動性サンプルの容器間での移送、または同一の容器から単一の開口を介して流動性サンプルの取り出すことおよび戻すことにも適用可能であることは理解されるべきである。
まず図1を参照すると、例示的な容器10Aが示されている。容器10Aは、例えば、定置滅菌(Sterilize-In-Place)(「SIP」)発酵槽などの発酵槽であってもよい。典型的なSIP発酵槽においては、栄養媒体が容器10Aの内部18に追加され、次いで、容器を滅菌するために、十分な蒸気を内部18に加えて内部18および栄養媒体の温度を所定の時間の間上昇させることによる内部18および栄養媒体の滅菌がこれに続く。容器10Aは、底部12と、少なくとも1つの壁部14と、例としては取り外し可能な上部プレート16である上部とを含み、容器10Aの内部18を画定する。図1に示されるように、内部18は、液体または流動性物質20と、ガスまたは水蒸気を含み液体または流動性サンプルの表面24の上方に位置する上部空間22とを含み得る。容器10Aは、容器10Aを包囲して容器を加熱および/または冷却するための容器ジャケット(図示せず)を含み得る。容器ジャケットは、例としては、水、蒸気、グリコールなどの熱伝導剤またはこれらの組み合わせを収容する。
一実施形態において、液体または物質20は、細胞培養物である。例示的な細胞培養物は、水性媒体内の培養物を含み、更に、栄養媒体および適切な添加物を含み得る。一実施形態において、容器10Aは、細胞培養物が育成され繁殖され得る滅菌環境を提供する。容器10Aは、容器10B(図5参照)などの追加的な容器に、接種材料サブヘッダ60などの1つまたは複数のラインを介して結合され得、これらは、移送される培養物の汚染を防止するために、使用時と使用時との間に滅菌され得る。
一実施形態において、容器10Aは、上部プレート16を貫通し、内部18へのアクセスを提供する開口部26を含む。一実施形態において、容器10Aは、開口部26へのアクセスを提供する2つ口キャップ28を含む。より詳細に後述されるように、2つ口キャップ28は、物質を容器10Aの内部へまたは容器10Aの内部から移送するための2つの個別の通路を提供する。一例示的実施形態において、2つ口キャップ28は、図2および図3に示される。一実施形態において、2つ口キャップ28は、316Lステンレス鋼などのステンレス鋼から構成されるが、他の適切な材料も使用され得る。
2つ口キャップ28は、開口部26において、容器10Aに取り外し可能に結合される。図1においては、容器10Aの上部プレート16に装着されるように図示されているが、2つ口キャップ28および対応する開口部26は、少なくとも1つの壁部14など、物質20の表面24よりも上方の容器10Aの任意の位置に配置されてよい。
2つ口キャップ28は、例としては、容器10Aの内部18から離れる方向へ向く第1の部位29と、第1の部位29とは逆の、開口部26および容器10Aの内部18の方向へ向く第2の部位31とを含む。
2つ口キャップ28は、例としては、取付具41を介して容器10Aに結合される(図2)。一例示的実施形態において、取付具41は、トリクランプ取付具である。トリクランプ取付具は、一方側においてヒンジで、逆の側において固定ナットおよびボルトで接続される2つの部分を有する円環状の取付具である。取付具41は、例としては、上側延長部またはフランジ42と下側延長部またはフランジ43を含む(図3参照)。取付具41は、2つ口キャップ28の一部分および容器10Aの一部分の周囲に配置され、固定ナットおよびボルトが締結される。取付具41の上側フランジ42は、2つ口キャップ28の上面39に対して固定され、下側フランジ43は、開口部26の周囲に延在する対応する延長フランジまたは容器10Aの表面に対して固定される。一実施例において、取付具41は、2つ口キャップ28と容器10Aとの間に液密な封止を提供する。
別の実施形態(図示せず)において、取付具41は、開口部26を包囲する容器10Aのネジ面(図示せず)と協働するネジ面を含む。取付具41のネジ面を容器10Aのネジ面に締めることによって、2つ口キャップ28と容器10Aの内部18との間に液密な封止が生み出される。いくつかの実施形態において、2つ口キャップ28と容器10Aとの間に液密な封止を提供するために、2つ口キャップ28、取付具41、および/または容器10Aは、1つまたは複数のOリング、ガスケットまたは他の適切な封止要素を含み得る。2つ口キャップ28を容器10Aに結合する他の適切な方法もまた使用され得る。
図1に示される例示的実施形態を再び参照すると、2つ口キャップ28は、2つ口キャップ28の第1の部位29から第2の部位31へ第1の接続部30を含む。第1の接続部30は、第1の外部ライン32をディップチューブ34に流体接続する。ディップチューブ34は、例としては、容器10Aの内部18を通って第1の接続部30の第2の部位31から物質20の表面24の下方に延在する中空のチューブである。一例示的実施形態において、ディップチューブ34は、3/8インチステンレス鋼チューブから構成されるが、他の適切な大きさおよび材料もまた使用され得る。
次に図2および図3を参照すると、第1の外部ライン32は、第1の接続部30においてディップチューブ34に流体接続される。第1の接続部30は、例としては、容器10Aの上部空間22に流体が進入することを阻止する液密な接続部である。第1の接続部30は、ディップチューブ34、第1の接続部30および第1の外部ライン32を介して延在する第1の流体通路を形成する。物質20の一部分をディップチューブ34および第1の接続部30を介して第1の外部ライン32に抜き出すことで、物質20の一部分は、容器10Aの内部18から取り出され得る。蒸気源44などからの蒸気、またはこのような蒸気から凝縮した水は、第1の外部ライン32から第1の接続部30およびディップチューブ34を介して、容器10Aの内部18に進入し得る。
図1〜図3に示される例示的実施形態を再び参照すると、2つ口キャップ28は、第2の接続部36を含む。第2の接続部36は、開口部26を介して第2の外部ライン38を容器10Aの上部空間22に流体接続する。第2の接続部36は、第2の外部ライン38から第2の接続部36を介して容器10Aの上部空間22内に至る第2の流体通路を形成する。第2の接続部36は、例としては、液密な接続部である。
サンプルは、第2の容器10Bの上部空間22など容器の内部18に、第2の接続部36を介して注入され得る。蒸気源44などからの蒸気、またはこのような蒸気から凝縮した水は、第2の外部ライン38から第2の接続部36を介して、容器10Aの内部18に進入し得る。
図2および図3に示される例示的実施形態において、2つ口キャップ28は、ディップチューブ34を包囲する凹部46を含む。一実施形態において、凹部46は、上部空間22と流体接続している。第2の外部ライン38からの物質は、第2の接続部36を介して凹部46に進入し、次いで容器10Aの内部18に進み得る。示される実施形態は、第2の外部ライン38と凹部46との間に単一の接続部を有するが、他の実施形態において、第2の接続部36は、第2の外部ライン38とディップチューブ34を包囲する凹部46との間に2つ以上の接続部を含む。いくつかの実施形態(図示せず)において、第2の接続部36は、1つまたは複数の、阻流板などの分流加減器または分配器を含み得、ディップチューブ34の周囲に物質をより均等に分配する。
一例示的実施形態において、第2の流体通路の一部分、例としては図2および図3の凹部46は、第1の流体通路の一部分、例としてはディップチューブ34、を取り囲むまたは包囲する。一例示的実施形態において、第1の流体通路の一部分を包囲する第2の流体通路の一部分は、包囲される第1の流体通路の一部分と同軸である。一例示的実施形態において、第2の接続部36の少なくとも一部分は、包囲される第1の接続部30の一部分と同軸である。一例示的実施形態において、凹部46は、ディップチューブ34と同軸である。
図1を再び参照すると、第1の外部ライン32および第2の外部ライン38を流れる蒸気または他の物質の流れは、例としては、第1の弁48および第2の弁50によってそれぞれ制御される。一例示的実施形態において、第1および第2の弁48、50は、1/4インチAqusynモデルSFV1を備える故障時閉、通気開の弁などの空気圧によって制御される弁であってもよい。第1および第2の弁48、50の開閉状態は、例としては、制御ライン54および56をそれぞれ介して制御器52によって制御される。開状態において、弁48、50は物質が弁48、50を通過することを可能にする。閉状態において、弁48、50は、物質が弁48、50を通過することを阻止する。
一実施形態において、制御器52は、制御ライン54、56を介して、第1および第2の弁48、50の状態を、圧縮空気またはガスの選択的な印加によって制御する。一実施形態において、制御器52は、コンピュータなどのプログラム可能論理装置、プロセッサおよびメモリを含む。
第1の外部ライン32および第2の外部ライン38は、例としては、接続されて、サブヘッダ60に接続される共通外部ライン58を形成する。共通外部ライン58は、ラインの一部分を流体的に隔離する1つまたは複数の弁62を含み得る。例えば、弁62Aは、サブヘッダ60と容器10Aとの間での物質の流れを制御する。容器10Aは、例としては、容器10Aの内部18、2つ口キャップ28、共通外部ライン58および/または第1および第2の外部ライン32、38を滅菌するために蒸気源40に装着される。蒸気源40は、ラインの一部分を流体的に隔離するための1つまたは複数の弁62に装着され得、蒸気トラップ64を更に含み得る。一例示的実施形態において、各弁62は、空気圧によって制御される弁であってもよく、1つまたは複数の弁62は、制御器52または別の適切な制御器に動作可能に結合され得る。
図1に示される例示的実施形態において、2つ口キャップ28、ディップチューブ34、第1および第2の外部ライン32、38、ならびに第1および第2の弁48、50(集合的にはモジュラーシステム68)は、共通外部ライン58およびディップチューブ34に、取り外し可能接続部66によって装着される。取り外し可能接続部66を分離し、2つ口キャップ28を容器10Aから外すことで、モジュラーシステム68は、容器10Aおよびサブヘッダ60から取り外され得る。モジュラーシステム68は、次いで、第2の容器(図5に示される容器10Bなど)に装着され得、容器10Aにおいては簡易接続部70(図5参照)によって置き換えられ得る。このようにして、多数の容器10(容器10A、10Bなど)が、供与体タンクとして機能し得、物質20の一部分を、単一のモジュラーシステム68を使用して、容器10Bなどの受容体タンクに提供し得る。
一実施形態において、容器10Aは、容器10Aの上部空間22に圧力を印加する能力を有する。図1に示される例示的実施形態において、圧力は、例としては、加圧ガス源74への流体接続部72によって印加される。一実施形態において、加圧ガス源74は、滅菌空気源である。一実施形態において、流体接続部72は、容器10Aの内部18の上部空間22に流体接続する。容器10Aの上部プレート16を介して接続するように図示されているが、加圧ガス源74は、少なくとも1つの壁部14など、任意の位置で容器10Aに接続されてよい。流体接続部72を介した加圧ガス源74からのガスの流れは、例としては、ガス弁76によって制御される。ガス弁76は、空気圧によって制御される弁であってもよく、制御器52または別の適切な制御器に動作可能に結合され得る。
一実施形態において、容器10Aは、ベント82への流体接続部72を含む。容器10Aの上部プレート16を介して接続するように図示されているが、ベント82は、少なくとも1つの壁部14など、物質20の表面24よりも上方の任意の位置で容器10Aに接続されてよい。上部空間22とベント82との間の流体接続は、例としては、ベント弁75によって制御される。ベント弁75は、空気圧によって制御される弁であってもよく、制御器52または別の適切な制御器に動作可能に結合され得る。
次に図1および図4を参照すると、モジュラーシステム68および容器10Aのための例示的滅菌手順110が示されている。一連のブロック112〜122が示されているが、各ブロックは個別のステップとして実行されてもよく、または1つまたは複数のブロックが単一のステップに組合わせられてもよい。いくつかの実施形態において、滅菌手順110の順番は、図4に示されるものとは異なり得る。
ブロック112に示されるように、弁62Aが閉じられ、蒸気がサブヘッダ60内に移動することを阻止する。ブロック114に示されるように、蒸気源40と取り外し可能接続部66との間の弁62が開かれ、蒸気を共通外部ライン58に進入させる。蒸気の存在が、共通外部ライン58を滅菌する。
ブロック116〜120において、制御器52は、第1の弁48および第2の弁50の開閉を切り替える。まず、ブロック116に示されるように、第1の弁48が開かれる一方、第2の弁50は閉じられる。これにより、蒸気が第1の接続部30を通過してディップチューブ34内に至るための流体通路が開かれる。一実施形態において、第1の弁48は、比較的短い時間の間だけブロック116に示されるように保持され、過剰すぎる蒸気がディップチューブ34を通って容器10Aの内部18に進入することが防止される。過剰すぎる蒸気は、容器10A内の物質20の温度を上昇させる可能性があり、または、蒸気から凝縮した水が物質20の濃度を希釈する可能性がある。次に、ブロック118に示されるように、第1の弁48および第2の弁50の両方が閉じられる。次に、ブロック12に示されるように、第1の弁48を閉じたまま、第2の弁50が開かれる。これにより、蒸気が第2の接続部36を通過して凹部46および容器10Aの上部空間22に至るための流体通路が開かれる。
ブロック116、118、および120に示される弁の開閉の正確な時間の長さは、滅菌されるチューブの長さ、チューブの大きさ、ディップチューブ34の容器10A内での位置、および容器10A内の物質20の量などの多くの要因によって決まる。一実施形態において、弁48および50は、外部ライン32および38の温度を少なくとも30分の間121℃より高く維持する一方、容器10A内に蓄積する凝縮水または熱がほんの少量になるように開閉される。
一例示的実施形態において、弁48は約5秒間、ブロック116に示されるような開状態に保持され、両方の弁は25秒間、ブロック118に示されるように閉じられ、弁50は約5秒間、ブロック120に示されるように開状態に保持され、両方の弁は25秒間、ブロック122に示されるように閉じられる。
ブロック124に示されるように、次に方法は、滅菌サイクルの持続のためにブロック116に戻る。一例示的実施形態において、滅菌の持続は約30分間である。別の例示的実施形態において、滅菌サイクルの持続は約60分間である。
ブロック126に示されるように、第1の弁48および第2の弁50は両方とも、依然として開かれていない場合、開位置に置かれ、共通外部ライン58、第1の外部ライン32および第2の外部ライン38内の全ての凝縮水を、2つ口キャップ28を通って容器10Aの内部18に排出する。これにより、ライン内に水が残留することが防止される。
一実施形態において、蒸気源への接続部と取り外し可能接続部との間の弁62と、弁62Aとは、滅菌手順110の間は開かれる。第2の接続部36および第2の外部ライン38を介した容器10Aの上部空間22からの正圧は、共通外部ライン58およびサブヘッダ60を、使用に先立って滅菌する。
次に図5を参照すると、容器10Aは、別の容器10Bに流体接続され得、接種材料または細胞培養物などの物質20の、容器10Aから容器10Bへの移送を可能にする。容器10Bは容器10Aと同様のものであり、同様の部材は同様の部材番号で示される。例示的な流体接続部は、パイプ、チューブ、チュービング、ホース、ダクト、チャネルおよび他の適切な接続具を含む。図5に示される例示的実施形態において、容器10Aは、2つ口キャップ28と、容器10Aの内部18内の物質20内に延在するディップチューブ34とを含むモジュラーシステム68を含み、容器10Bは、簡易接続部70と簡易キャップ71とを含む。簡易接続部70は、簡易キャップ71を介して容器10Bの内部18の上部空間22に流体接続される。一実施形態において、容器10Bは、内部18に物質20を含まず、内部18は完全に上部空間22によって占められる。図5に示される実施形態において、容器10Bは、栄養分または細胞培養物媒体を含む水などの物質20を含み、簡易キャップは、簡易接続部70と容器10Bとの間に、液密な嵌合を提供する。
別の実施形態(図示せず)において、容器10Bは、簡易接続部70ではなくモジュラーシステム68を含む。容器10Aと容器10Bとの間で物質を移送するために、容器10Bのモジュラーシステム68に関連する第1の弁48が閉じられ、第2の弁50が開かれる。容器10Bの第2の接続部36に装着された第2の外部ライン38は、容器10Bの上部空間18に流体接続される。第1の弁48を閉じ、第2の弁50を開くことにより、容器10Bに関連するモジュラーシステム68は、簡易接続部70として機能する。
次に図5および図6を参照すると、2つ口キャップ28を使用して容器10Aから容器10Bに流動性物質を移送するための例示的移送方法130が示されている。一連のブロック132〜144が示されているが、各ブロックは個別のステップとして実行されてもよく、または1つまたは複数のブロックが単一のステップに組合わせられてもよい。いくつかの実施形態において、移送方法130の順番は、図6に示されるものとは異なり得る。
一実施形態において、移送方法130は、例示的滅菌手順110に続いて行われる。この実施形態において、弁50は、滅菌手順110の終了から移送方法130の開始の直前まで開かれたままである。これにより、第2の接続部36を介して共通外部ライン58および接種材料サブヘッダ60に流体接続される容器10Aの上部空間18からの正圧によって滅菌状態が保たれる。
ブロック132に示されるように、制御器52によって第1の弁48が開かれる。ブロック134に示されるように、弁62A、62Bおよび他の全ての閉じた弁などの、容器10Aの取り外し可能接続部66と容器10Bとの間の全ての残りの弁が開かれる。弁50は、例としては、ブロック132において閉じられ、ディップチューブ34および第1の外部ライン32を通る流体の流れを開始するために差圧を生じさせる。
ブロック136に示されるように、加圧ガスが容器10Aの上部空間22に印加される。一例示的実施形態において、加圧ガスは、約30psiの滅菌空気である。
容器10Aの上部空間22内のガスの圧力は、ブロック138に示されるように、物質20の一部分をディップチューブ34の中に進入させ、更に2つ口キャップ28の第1の接続部30に上昇させる。物質は、共通外部ライン58および弁62Aを通過してサブヘッダ60内に移動を続ける。物質は更に移動を続け、弁62Bを通過してライン77へ進入し、次いで簡易キャップ71を通過する。物質は容器10Bの開口部26を通過して簡易キャップ71を出て、容器10Bの内部18の上部空間22内に進入する。ブロック140に示されるように、加圧ガスは、所望の量の物質が容器10B内に移送されるまで、引き続き印加される。ブロック142に示されるように、ガス弁76は閉じられる一方、ベント弁75は開かれ、上部空間22の圧力を除去し、容器10Bへの物質の流れを停止する。
一実施形態において、上述のガス圧移送は、容器10Aから容器10Bに物質20の一部分を移送するためのポンプ(図示せず)に置き換えられる。例示的なポンプとしては、蠕動ポンプなどがある。一実施形態において、第1の外部ライン58、接種材料サブヘッダ60およびライン77のうちの少なくとも1つは、ラインを通過する接種材料の量を測定するインライン質量流量計(図示せず)を含む。一実施形態において、容器10Aおよび10Bのうちの少なくとも1つは、表面24の位置を監視することによって容器内の物質20の現在の量を監視するインタンク水位プローブ(図示せず)を含む。
ブロック144に示されるように、第1の弁48および第2の弁50は、依然として開かれていない場合、開状態に設定される。これにより、第1の外部ライン32と第2の外部ライン38との間で圧力が平衡状態になり、第1の外部ライン32または第2の外部ライン38内に残留する物質を2つ口キャップ28を介して排出して容器10Aに戻すことができる。
容器10Bもまた、簡易接続部70ではなくモジュラーシステム68を含む場合、このモジュラーシステムの第1および第2の弁48および50もまた、依然として開かれていない場合、開状態に設定され、ライン間で圧力を平衡状態にし、残留する物質を排出して容器10Bに戻すことができる。
一実施形態において、モジュラーシステム68は、排出自在に設計され、第1の弁48および第2の弁50を、ブロック144に示されるように開くことにより、物質が移送されていないときに比較的完全にラインの水抜きを行うことができる。これにより、移送中に失われる接種材料または細胞培養物の量を減少することができる。接種材料の少なくとも一部分をラインから除去することで、滅菌中に蒸気はラインによりよくアクセスでき、汚染の恐れが減少する。
次に図7を参照すると、容器10Cが示されている。容器10Cは内部18を有し、そこに物質20が配置される。上部空間22は、物質20の表面24の上方に存在する。2つ口キャップ28は、容器10Cの開口部26に装着され、ディップチューブ34は、2つ口キャップ28から流動性物質の表面24の下方に延在する。示される実施形態において、物質20の一部分が、ディップチューブ34および2つ口キャップ28の第1の接続部30を介して上方に抜き出される。一実施形態において、物質20の一部分は、ポンプ78によって上方に抜き出される。処理装置80の前に位置するように示されているが、別の実施形態において、ポンプ78は、処理装置80の後に位置する。別の実施形態において、物質20の一部分は、上部空間22を加圧ガス源74からのガスによって加圧することで、処理装置80に上方に抜き出される。処理装置80に続いて、ベント弁75が開かれて減圧し、物質を処理装置80から流動させ第2の接続部36を介して容器10Cの上部空間18内に戻す。個別のベント82が、容器10Cに装着され得、または、処理装置80は、ベントを含み得る。ベントが開かれると、容器10Cの内部18内の圧力は減少する。
容器10Cから取り出された物質20の一部分は、1つまたは複数の処理ステップにおいて、処理装置80にかけられる。例示的な処理ステップは、濾過、音波処理、均質化、紫外線処理、化学処理、加熱/冷却、混合、1つまたは複数の化学物質の添加、試料採取、遠心分離、化学的抽出、クロマトグラフ分離、結晶化、沈殿析出および他の適切な処理ステップを含む。
処理装置80による処理に続いて、物質20の全てを含んでもよい物質20の一部分が、2つ口キャップ28第2の接続部36を介して、容器10Cの内部18へ、およびディップチューブ34を包囲する凹部46内に戻される。凹部46は、上部空間22に流体接続されている。したがって、処理される物質20の一部分は、2つ口キャップ28の異なる接続部を介して、しかしながら単一の開口部26を通って、容器10Cの内部18を出入りする。
本発明は、例示的な設計について説明されたが、本発明は、本開示の趣旨および範囲内において更に修正され得る。更に、本出願は、本発明が関連する技術分野における既知のまたは通例の実践の範囲内にあるような本開示からの逸脱も含むと意図される。
10 容器
10A 容器
10B 容器
10C 容器
12 底部
14 壁部
16 上部プレート
18 内部
20 流動性物質
22 上部空間
24 表面
26 開口部
28 2つ口キャップ
29 第1の部位
30 第1の接続部
31 第2の部位
32 第1の外部ライン
34 ディップチューブ
36 第2の接続部
38 第2の外部ライン
39 上面
40 蒸気源
41 取付具
42 上側フランジ
43 下側フランジ
44 蒸気源
46 凹部
48 第1の弁
50 第2の弁
52 制御器
54 制御ライン
56 制御ライン
58 共通外部ライン
60 サブヘッダ
62 弁
62A 弁
62B 弁
64 蒸気トラップ
66 取り外し可能接続部
68 モジュラーシステム
70 簡易接続部
71 簡易キャップ
72 流体接続部
74 加圧ガス源
75 ベント弁
76 ガス弁
77 ライン
78 ポンプ
80 処理装置
82 ベント
110 滅菌手順
130 移送方法

Claims (20)

  1. 容器のためのキャップであって、
    第1の部位と、前記第1の部位の逆側の第2の部位とを有する本体部と、
    前記キャップを貫通して前記第1の部位から前記第2の部位に延在する第1の流体通路と、
    前記キャップを貫通して前記第1の部位から前記第2の部位に延在する第2の流体通路であって、第2の流体通路の少なくとも一部分は、前記第1の流体通路の一部分を包囲する、第2の流体通路と
    を備えるキャップ。
  2. 前記第1の流体通路は、前記キャップの前記第2の部位から延在するチューブを含み、前記第2の流体通路の前記一部分は、前記チューブを包囲する、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記チューブは、前記キャップが前記容器に結合されたときに、前記容器内の流動性物質の表面の下方に延在するように構成されるディップチューブである、請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記流動性物質の一部分を前記容器から前記ディップチューブおよび前記第1の流体通路を介して抜き出すように構成され、更に、物質を前記流動性物質の前記表面の上方の上部空間に、前記第2の流体通路を介して注入するように構成される、請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記第2の流体通路は、前記第2の部位に凹部を含み、前記凹部は、前記第1の流体通路の一部分を包囲する、請求項1に記載のキャップ。
  6. 前記第2の流体通路の前記一部分は、前記第1の流体通路の前記一部分と同軸である、請求項1に記載のキャップ。
  7. 流動性物質のための容器であって、
    上部、底部および少なくとも1つの壁部によって画定される内部と、
    前記内部へのアクセスを提供する前記容器の開口部と、
    前記容器に結合して前記開口部を覆うように構成されるキャップであって、前記容器の前記内部から離れる方向へ向く第1の部位と、前記容器の前記内部へ向く第2の部位とを有するキャップと、
    前記キャップを貫通する第1の流体接続部であって、第1の外部ラインを前記容器の前記内部に流体接続するように構成される、第1の流体接続部と、
    前記キャップを貫通する第2の流体接続部であって、前記第1の流体接続部とは別個に、第2の外部ラインを前記容器の前記内部に流体接続するように構成される、第2の流体接続部と
    を備え、
    前記第2の流体接続部の一部分は、前記第1の流体接続部の一部分を包囲する、容器。
  8. 前記キャップは、取り外し可能に前記容器に結合される、請求項7に記載の容器。
  9. 前記第1の流体接続部は、前記キャップの前記第2の部位から前記容器の前記内部に延在するチューブを含む、請求項7に記載の容器。
  10. 前記第2の流体接続部は、前記容器の前記内部と流体連通する凹部を前記キャップに含み、前記凹部は、前記チューブを包囲する、請求項9に記載の容器。
  11. 前記凹部は、前記チューブと同軸である、請求項10に記載の容器。
  12. 前記第1の流体接続部に結合される第1の弁を更に備え、前記第1の弁は、前記流動性物質が前記第1の流体接続部を通って移送されることを阻止する閉状態と、前記流動性物質が前記第1の流体接続部を通って移送されることが可能にされる開状態とを有する、請求項7に記載の容器。
  13. 前記第2の流体接続部に結合される第2の弁を更に備え、前記第2の弁は、前記流動性物質が前記第2の流体接続部を通って移送されることを阻止する閉状態と、前記流動性物質が前記第2の流体接続部を通って移送されることが可能にされる開状態とを有する、請求項12に記載の容器。
  14. 前記第1の流体接続部は前記容器の前記内部に延在するチューブを含み、前記容器は圧力源を更に含み、前記圧力源からの圧力の印加によって、前記流動性物質は、前記チューブと、前記第1の流体接続部と、前記第1の弁とを通って移送される、請求項13に記載の容器。
  15. 容器を滅菌するための方法であって、
    前記容器を提供するステップであって、前記容器は、上部、底部および少なくとも1つの壁部によって画定される内部と、前記内部へのアクセスを提供する開口部とを有する、ステップと、
    前記開口部を覆うキャップを提供するステップであって、前記キャップは、前記キャップを貫通する第1の流体接続部と、前記キャップを貫通する第2の流体接続部とを有し、前記第2の流体接続部の少なくとも一部分は、前記第1の流体接続部の一部分を包囲する、ステップと、
    前記容器の前記内部を前記第1の流体接続部を介して蒸気源に流体接続するステップであって、前記第1の流体接続部を通る蒸気の流れは、第1の弁によって制御される、ステップと、
    前記容器の前記内部を前記第2の流体接続部を介して蒸気源に流体接続するステップであって、前記第2の流体接続部を通る蒸気の流れは、第2の弁によって制御される、ステップと、
    前記第1の弁を開いて、蒸気に前記第1の流体接続部を滅菌するステップと、
    前記第2の弁を開いて、蒸気に前記第2の流体接続部を滅菌するステップと
    を備える方法。
  16. 流動性物質を第1の容器から第2の容器に移送するための方法であって、
    前記流動性物質を前記第1の容器の内部に提供するステップであって、前記第1の容器は、開口部を覆うキャップを含み、前記キャップは、前記キャップを貫通する第1の流体通路および第2の流体通路を有し、前記第1の流体通路は、前記キャップから前記流動性物質内に延在するチューブを含み、前記第2の流体通路の少なくとも一部分は、前記チューブを包囲する、ステップと、
    前記第1の流体通路および前記第2の流体通路の出口と前記第2の容器の内部とを流体接続することによって、前記第1の容器と前記第2の容器との間に流体接続を形成するステップと、
    前記流動性物質に圧力を印加するステップであって、前記圧力は前記流動性物質の一部分を前記チューブおよび第1の流体接続部を通過させる、ステップと、
    前記流動性物質の前記一部分を前記第2の容器の前記内部に受け入れるステップと
    を備える方法。
  17. 前記第1の流体通路と前記第2の容器との間の前記流体接続は、前記流動性物質が前記第1の流体通路を通って移送されることを阻止する閉状態と、前記流動性物質が前記第1の流体通路を通って移送されることが可能にされる開状態とを有する第1の弁を含み、前記第2の流体通路と前記第2の容器との間の前記流体接続は、前記流動性物質が前記第2の流体通路を通って移送されることを阻止する閉状態と、前記流動性物質が前記第2の流体通路を通って移送されることが可能にされる第2の状態とを有する第2の弁を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記圧力の印加中に前記第1の流体通路を介して前記流動性物質の前記一部分を移送させるために、前記圧力を印加する前に前記第1の弁を開くステップと、
    前記流動性物質の前記一部分を前記第2の容器の前記内部に受け入れた後で前記第2の弁を開くステップであって、前記第2の弁を開くことにより前記流体接続内の前記流動性物質の第2の部分を前記第1の容器に戻す、ステップと
    を更に備える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2の容器は、前記第2の容器の開口部を覆う第2のキャップを含み、前記第2のキャップは、前記第2のキャップを貫通する第1の流体通路および第2の流体通路を有し、前記第2のキャップの前記第2の流体通路の少なくとも一部分は、前記第2のキャップの前記第1の流体通路の一部分を包囲する、請求項17に記載の方法。
  20. 前記第2の容器の前記内部の前記流動性物質の前記一部分は、前記第2のキャップの前記第2の流体通路を介して受け入れられる、請求項19に記載の方法。
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