JP2017503639A5

JP2017503639A5 -

Info

Publication number: JP2017503639A5
Application number: JP2016541084A
Authority: JP
Filing date: 2014-12-16
Publication date: 2017-10-26

Claims

サンプルを含み、存在する場合には、目的の検体の検出のために前記サンプルを濃縮するように適合されるサンプル検出容器であって、
前記容器は、サンプルを受容するように構成される開放端部と、微細空洞を含む閉鎖端部と、分離液と、を含み、
前記微細空洞は上部開口部及び底部を含み、目的のサンプルを保持するための毛細管力を提供するように構成され、前記微細空洞は、前記サンプルの遠心分離の結果生じたサンプル濃縮物を含み、前記濃縮物は、沈降物、及び上澄みの少なくとも一部分を含み、
前記分離液は、前記容器内において、前記微細空洞と前記微細空洞の外側に配置された前記上澄みの間に配置され、
前記分離液は、前記サンプルの前記上澄みの密度よりも高い密度、及び少なくとも０．０５Ｎ／ｍの前記上澄みとの界面張力を有し、
前記分離液は非毒性かつ不活性である、サンプル検出容器。
存在する場合には、サンプル内の目的の検体を検出するための方法であって、
サンプルを受容するように構成される開放端部、及び微細空洞を含む閉鎖端部を含むサンプル検出容器であって、前記微細空洞が上部開口部及び底部を含み、かつ目的のサンプルを保持するための毛管力を提供するように構成される、前記サンプル検出容器を準備することと、
前記サンプル検出容器内にサンプルを配置することと、
前記サンプル検出容器を前記微細空洞へ向けて遠心分離し、前記サンプルの沈降物及び上澄みを形成することと、
前記サンプル検出容器を遠心分離した後に、前記サンプルの濃縮物が前記微細空洞内に保持されるように、前記微細空洞の外側に配置された前記上澄みを前記微細空洞から押しのけるために、前記サンプル検出容器に分離液を添加することであって、前記濃縮物が前記沈降物を含み、前記分離液が、前記微細空洞と前記微細空洞の外側に配置された前記上澄みの間に移動する、ことと、を含み、
前記分離液は、前記サンプルの前記上澄みの密度よりも高い密度、及び少なくとも０．０５Ｎ／ｍの前記上澄みとの界面張力を有し、
前記分離液は非毒性かつ不活性である、方法。
存在する場合には、サンプル内の目的の検体を検出するためのシステムであって、
フィルタ部を含む第１の容器アセンブリであって、前記フィルタ部がフィルタを含み、前記フィルタが第１の面を有し、かつ前記第１の面上に前記サンプルの濾過物を含む、第１の容器アセンブリと、
請求項１に記載のサンプル検出容器に連結されるフィルタ部を含む第２の容器アセンブリであって、該フィルタ部及び前記サンプル検出容器が、前記フィルタの前記第１の面が前記サンプル検出容器の前記微細空洞に面するように互いに連結されている、第２の容器アセンブリと、を含む、システム。
前記サンプル検出容器内にサンプルを配置することが、
フィルタ部を含む第１の容器アセンブリであって、前記フィルタ部が、前記サンプルからの目的の検体を保持するように構成されるフィルタを含み、前記フィルタが第１の面を有し、かつ前記第１の面上に前記サンプルの濾過物を含む、前記第１の容器アセンブリを準備することと、
前記フィルタ部を前記サンプル検出容器に連結させて、前記フィルタ部及び前記サンプル検出容器が、前記フィルタの前記第１の面が前記サンプル検出容器の前記微細空洞に面するように互いに連結されている第２の容器アセンブリを形成することと、を含む、請求項２に記載の方法。