JP2017503140A - 管整列オリフィスを備えた蒸気発生器 - Google Patents

管整列オリフィスを備えた蒸気発生器 Download PDF

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Abstract

熱伝達システムは、一次側流体からの複数の伝熱管への給水などの二次側流体を提供するように構成されたプレナムと、複数の伝熱管に連結された管板とを含む。オリフィスプレートは、プレナム内に取り付けられ、管板に隣接して配置される。1つ以上のオリフィスデバイスが、オリフィスプレートによって支持され、複数の伝熱管への挿入又は複数の伝熱管に対するシールのために構成されている。1つ以上のオリフィスデバイスは、中央流オリフィス、及び/又は矩形又は螺旋状の移行段差部を有する環状流オリフィスを含んでもよく、複数の伝熱管への複数の移行段差部の挿入が、熱伝達システムにおける二次側流体の対応する圧力降下を決定し得る。

Description

発明の詳細な説明
[関連事項の記載]
本願は、2013年12月26日に出願された米国特許仮出願第61/921,027号及び2014年4月16日に出願された米国特許出願第14/254,729号の優先権を主張する。
[技術分野]
本願は、蒸気及び/又は電気を生成するように設計された熱伝達システムを含む発電の分野に関する。
[背景]
発電所の設計と規模は様々である。大規模発電所を使って広い地理的領域に電気の供給を行うことができる一方で、比較的小さな発電所を使って局所地域又は製造施設に電力供給を行うことができる。電気の提供に加え、海水の淡水化から医療目的での核同位体の生成まで、無数の付加的な又は異なる目的のために発電所を使用することができる。同様に、利用できる発電所のタイプは、そのいくつかを挙げると、ガスを燃料とするもの、石炭火力によるもの、及び様々な種類の原子力を含む、広範囲の技術にわたる。
これらの発電所の多くに共通する特徴は、熱の形態でのエネルギーの生成である。生成される熱は、最終的に、水を蒸気に変換するために使用できる。電気の生成が所望の目標である場合、蒸気はタービンを動かすために使用され得る。熱源に関係なく、熱伝達システムは、発電所で発生した熱を、後で蒸気に変換可能な水に伝達するために使用され得る。複数の管を含む熱交換器は、炉心を通って循環する一次冷却材と蒸気に変換される二次冷却材との間で熱交換を行うために使用され得る。いくつかのシステムでは、炉心により加熱されるのと同じ冷却材を、管を通して循環させてもよい。
機械的、空気圧式、又は油圧装置を用いて管板内で管の一部をロール拡大することにより、管を管板に摩擦又は圧力嵌めしてもよく、これにより接合箇所を密閉できる。管を管板に溶接することも可能である。管の内部で二次冷却材が沸騰している管については、二次流を安定させるために、オリフィス又は流量制限装置を二次冷却材(給水)入口に設けてもよい。オリフィスデバイスは、例えば入口で、管の端部に溶接されてもよい。溶接による取付技術は、設置後の管の検査を困難にする場合がある。また、熱伝達システムの多数のオリフィスデバイスの1つ以上が、設置、保守、検査及び/又は発電所の運転中に位置ずれを起こす可能性があり、その結果、管を通る冷却材の流れの障害、許容不可能な量の迂回流漏れ、圧力降下、及び/又は他の整列の問題が起きる可能性がある。
本発明は、これら及び他の問題に対処する。
例示的な蒸気発生システムを示す。 複数のプレナムに動作可能に連結された伝熱管を備えた、例示的な蒸気発生システムを示す。 例示的な蒸気発生システムの端面図を示す。 例示的なプレナムの上面図を示す。 図4Aのプレナムに関連付けられた例示的な管板の立面正面図を示す 蒸気発生システムのさらなる例を示す。 図6Aは、管板に挿入された管を示し、図6Bは、図6Aの管板内で塑性変形された管を示す。 管板に接続された伝熱管を示す。 給水の流れ方向が表示された、例示的なプレナムの断面図を示す。 図8の例示的なプレナムの内部に少なくとも部分的に位置する作業者を示す。 例示的な管板の断面図を示す。 例示的な管整列オリフィスシステムの断面図を示す。 例示的な管整列オリフィスシステムを示す。 例示的な管整列オリフィスシステムの拡大断面図を示す。 例示的な管整列オリフィスシステムの拡大部分上面図を示す。 例示的なオリフィスプレートを示す。 管整列オリフィスシステムを設置する例示的なプロセスを示す。 複数の伝熱管に隣接して取り付けられた例示的なオリフィスプレートを示す。 管板に隣接して取り付けられた例示的なオリフィスプレートを示す。 複数の取付プレートを備える例示的なオリフィス取付システムを示す。 取付プレートにオリフィスデバイスを固定するための4つの例示的な方法を示す。 取付プレートにオリフィスデバイスを取り付けるために反転された、スプリング式取付機構を示す。 オリフィスデバイスの除去、設置、及び/又は再設置作業を含む例示的なプロセスを示す。 オリフィスデバイスの除去、設置、及び/又は再設置作業を含むさらなる例示的なプロセスを示す。
[概要]
本明細書に開示される例示的な管整列オリフィスシステムは、複数の伝熱管に二次冷却材及び/又は給水を提供するように構成されるプレナムと、複数の伝熱管に連結された管板とを含む。オリフィスプレートを、プレナム内に取り付けて、管板に隣接して配置してもよく、1つ以上のオリフィスデバイスを、オリフィスプレートによって支持し、複数の伝熱管に挿入するように構成してもよい。1つ以上のオリフィスデバイスは、螺旋状の移行段差部を含んでもよく、螺旋状の移行段差部の複数の伝熱管への挿入深さが、熱伝達システムにおける給水の対応する圧力降下を決定してもよい。
本明細書に開示される例示的な装置は、給水源を受容する手段と、該受容する手段を、第1伝熱管及び第2伝熱管を含む複数の伝熱管に流体的に接続する手段とを含む。装置はさらにオリフィス手段を含んでもよく、オリフィス手段は、少なくとも部分的には、オリフィス手段の挿入深さに基づいて、第1伝熱管内に含まれる給水の圧力を変化させる。第1伝熱管内の給水の圧力は、第1伝熱管に関連付けられた流量及び/又は熱伝達率が、第2伝熱管に関連付けられた流量及び/又は熱伝達率に略等しくなるまで、オリフィス手段を取付手段に対して再配置することによって変化させてもよい。
本明細書に開示される管整列オリフィスシステムの例示的な設置方法は、オリフィスプレートを管板に隣接して取り付ける工程を含んでもよい。複数の伝熱管を管板に連結してもよく、複数の伝熱管は、流体を搬送するように構成されてもよい。オリフィスプレートに取り付けられた第1オリフィスデバイスは回転させられてもよく、第1オリフィスデバイスの回転が、第1伝熱管内における第1オリフィスデバイスの第1の挿入深さをもたらし得る。第1伝熱管内の流体の圧力は、少なくとも部分的には、第1の挿入深さに基づいて決定されてもよい。同様に、オリフィスプレートに取り付けられた第2オリフィスデバイスを、第2伝熱管内において第2の挿入深さに至るまで回転させてもよく、第2伝熱管内の流体の圧力が、少なくとも部分的には、第2の挿入深さに基づいて決定されてもよい。第2の挿入深さは、第1の挿入深さより深くてもよい。第1伝熱管内及び第2伝熱管内の流体の圧力を変化させることにより、流量及び/又は熱伝達率を複数の伝熱管を通して略均一にしてもよい。
本願の上記の例の理解は、添付の図面を参照する以下の詳細な説明からより容易に明らかになるであろう。
[詳細な説明]
本明細書に開示される様々な実施例は、本明細書にその全体が参照により援用される米国特許出願第11/941,024号及び米国特許出願第12/939,957号及び米国特許出願第13/451,759号の1つ以上に見られる特徴と矛盾せずに、又はそれら特徴と併せて、実施可能である。
図1は、パワーモジュール50と共に動作するように構成された例示的な蒸気発生システム100を示す。パワーモジュール50は、原子炉容器20内に配置される炉心5を含み得る。いくつかの例では、炉心5は、原子炉と、炉心5内の分裂速度を制御するように構成された複数の制御棒とを含んでいてもよい。別の例では、パワーモジュール50を、ガスを燃料とする発電所又は石炭火力発電所として、又はそれらと共に動作するように構成してもよい。
円筒状又はカプセル状の格納容器10は、原子炉容器20を取り囲むことができる。原子炉容器20と格納容器10との間の体積、すなわち格納空間、は、原子炉容器20から外部環境への熱伝達を低減するために、部分的又は完全に真空にしてもよい。格納空間内に存在する可燃性ガスを減少させるため及び/又は原子炉容器20を断熱するために、不完全真空の外部原子炉容器20を使用してもよい。他の例では、原子炉容器20と格納容器10との間の体積は、原子炉容器20と格納容器10との間の熱伝達を増大させることができるガス及び/又は流体で、少なくとも部分的に充填されてもよい。
原子炉容器20は、水などの流体45を含むように構成してもよく、流体45は、ホウ素又は他の種類の添加物を含んでいてもよい。いくつかの例において、流体45は、パワーモジュール50の動作中に炉心5により加熱される原子炉容器20内に一次冷却材を含んでいてもよい。矢印15で示すような一次冷却材の上昇運動は、一次冷却材が、強制対流及び/又は自然循環によって、ライザーカラム30を通り、蒸気発生システム100の1つ以上の熱交換器(第1熱交換器41及び第2熱交換器42など)を通過し及び/又はそれらを介して上方に移動するように、加熱プロセスによって生じるものであってもよい。1つ以上の熱交換器41、42は、矢印25で示すように、一次冷却材が原子炉容器20の底部に向かって下方に移動する際に、一次冷却材から熱を抽出するように構成してもよい。原子炉容器20の底部に到達した後、炉心5とのさらなる接触により、一次冷却材はさらに加熱され、一次冷却材が1つ以上の熱交換器41、42を経る及び/又はそれらを介する上記サイクルが継続されてもよい。
蒸気発生システム100及び/又は1つ以上の熱交換器41、42は、円筒状をなすように配置された複数の管を含んでいてもよい。いくつかの例では、管は、ライザーカラム30の上部の周囲に巻き付く複数の螺旋コイルとして配置されてもよい。
原子炉容器20内の一次冷却材は、大気圧より高い圧力の動作状態に維持することができるため、一次冷却材を気化(すなわち、沸騰)させることなく、高い温度で維持することができる。蒸気発生システム100は、水及び/又は給水などの二次冷却材を含んでもよい。1つ以上の熱交換器41、42内の二次冷却材の温度が、一次冷却材から伝達された熱が原因で上昇すると、二次冷却材が沸騰し始める場合がある。沸騰が始まったら、1つ以上の熱交換器41、42から気化冷却材又は蒸気13を送り、蒸気13の潜在熱エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成可能な1つ以上のタービン31、32を駆動してもよい。蒸気発生システム100は、蒸気13を凝縮し、1つ以上の熱交換器41、42に給水17を戻すように構成してもよい。
加圧水型原子炉などにおける、いくつかの例では、蒸気13及び給水17は、一次冷却材として原子炉容器20内を循環する流体45から分離して保持される二次冷却材を蒸気発生システム100内に含んでもよく、二次冷却材と一次冷却材とは、互いに混合又は直接接触することはできない。沸騰水型原子炉などにおける、他の例では、原子炉容器内の冷却材が沸騰し、蒸気発生装置を通って循環する蒸気を生成してもよい。
蒸気発生システム100は、1つ以上の上部プレナム37及び1つ以上の下部プレナム47を含んでもよい。下部プレナム47を、1つ以上の熱交換器41、42の入力ポートに配置してもよい。いくつかの例では、下部プレナム47は、伝熱管に流体的に接続される管板を含んでもよい。上部プレナム37を、ライザーカラム30の上部と交差する、平面11A(図2)などの、第1水平面に近接して配置してもよい。いくつかの例では、1つ以上の上部プレナム37は、第1水平面の下方に位置する、平面11B(図2)などの、第2水平面に向かって下を向いている管板を備えていてもよい。下部プレナム47を、ライザーカラム30の下部と交差する第2水平面に近接して配置してもよい。いくつかの例では、1つ以上の下部プレナム47は、第1水平面に向かって上を向いている管板を含んでもよい。
図2は、下部プレナム47A及び上部プレナム37Aなどの、複数のプレナムに動作可能に連結された伝熱管43を備えた蒸気発生システム200の例を示す。伝熱管43は、近接した管のいくつかの層として構成してもよい。いくつかの例では、伝熱管43は、下部プレナム47Aと上部プレナム37Aとの間で螺旋状に延びていてもよい。上部プレナム部37Aは、第1平面11Aなどの、第1の平面内に配置してもよく、下部プレナムは、第2平面11Bなどの、第2の平面内に配置してもよい。第1平面11Aは、第2平面11Bと平行であってもよい。下部プレナム47A及び上部プレナム37Aの一方又は両方を、蒸気発生システム200の周りに90度間隔で配置してもよい。4つの上部プレナム37Aが、4つの下部プレナム47Aと垂直方向において整列している状態が示されているが、いくつかの例では、上部プレナム37Aが(例えば、45度)下部プレナム47Aから回転オフセットしていてもよい。異なる数のプレナム(例えば、2つの上部プレナム及び2つの下部プレナム)及び異なる程度のずれ(例えば、90度)が、本明細書中において想定されている。
図3は、図2の蒸気発生システム200などの、例示的な蒸気発生システムの端面図を示す。4つのプレナム220が、X−Z平面に直交する中央軸の周りに略90度の間隔で配置された状態が示されている。X−Z平面は、1つ以上の平面11A、11B及び11C(図2)に一致してもよく、あるいは1つ以上の平面11A、11B及び11C(図2)と平行であってもよい。例えば、中心軸(又は図2のy軸)は、ハウジング又は、図1のライザーカラム30などの、炉心の上方に位置するライザーの長手方向中心線に対して取ってもよい。伝熱管210の同心状の層は、ライザー30を取り囲むように示されている。
1つ以上の伝熱管210が、下部プレナムにおいて始端し、かつ/あるいは、上部プレナムにおいて終端していてもよい。螺旋状の伝熱管の設計に関し、伝熱管210の一部は、反時計回りの方向でライザー30に巻きつく一方で、伝熱管210の他の管は、時計回りの方向でライザー30に巻きついてもよい。いくつかの例では、伝熱管210の連続的な層が、交互及び/又は逆方向にライザー30に巻きついていてもよい。
図4Aは、例示的なプレナム320の上面図を示す。プレナム320は、蒸気発生器の個々の管に連結するように構成された孔350を有する管板330を含み得る。孔350は、管板330上の同心状の弧及び/又は一連の行などの、様々な異なる構成で配置してもよい。行は、弓状又は曲線形状であってもよい。いくつかの例では、行は、略直線であってもよい。各行の孔350の数を、管板330の内縁250の近く又はそれに隣接する辺りでは行当たりの孔数がより少なく、管板330の外縁260の近く又はそれに隣接する辺りでは行当たりの孔数がより多くなるように、増加させてもよい。
いくつかの例では、内縁250に近い又はそれに隣接した孔の密集度と比較して、より高い密集度の孔(例えば、単位面積当たりの孔数に基づく)が、外縁260の近く又はそれに隣接して存在してもよい。内縁250は、ライザーカラム255に隣接するプレナム320の部分に対応してもよく、外縁260は、図1の原子炉容器20などの、原子炉容器の壁265に隣接するプレナム320の部分に対応してもよい。
図4Bは、図4Aのプレナム320及び管板330などの、例示的なプレナムと管板の立面正面図を示す。管板330は、ライザーカラム30(図1)などの、プレナム320の、ライザーカラムに最も近い側に位置するライザーカラム側縁335と、プレナム320の、原子炉容器20(図1)などの原子炉容器に最も近い側に位置する原子炉容器側壁縁340とを含んでもよい。いくつかの例では、管板330は、複数の孔が形成された略平坦な表面を含んでもよい。孔を、伝熱管の数に対応する複数の行及び/又は列として配置してもよい。伝熱管もまた、少なくとも管板330に連結されている箇所で、複数の行及び/又は列として配置してもよい。
管板330に関連付けられた行及び/又は列の数は、簡略図に示されたものよりもかなり多くしてもよい。いくつかの例では、管板は、20以上の行及び/又は列の孔と、対応する数の伝熱管とを含んでいてもよい。
管板330は、略平行な対向する辺を有するものとして示されているが、いくつかの例の管板は、2つ以上の非平行な辺を含んでいてもよい。管板330の一方の側に位置する孔の数を反対側の管の数より少なくして、管板がテーパ状をなすことを可能にしてもよい。例えば、管板の外側の列は、約22個の孔を含んでもよいのに対し、内側の列は、約17個の孔を含んでもよいが、本明細書では、いずれかの行で孔をより多く又はより少なくすることも企図している。テーパ付管板は、平行四辺形として形成される同様のサイズの管板より軽くなり得る。
いくつかの例では、管板330は、略水平面に配向されているとみなすことができる。管板330の孔は、同様に、水平面に対して略垂直な方向に、及び/又は管板330の表面/面に略垂直な方向に、略上向き又は下向きになっているとみなすことができる。いくつかの例では、管板330の表面は、図2の平面11A、11B、11Cなどの、1つ以上の水平面に略平行であってもよい。
別の例示的な管板は、略垂直な平面内に配向されているとみなすことができ、対応する孔は、概ね、原子炉容器の左手側又は右手側に面しているとみなせるであろう。いくつかの例では、管板の表面は、図2の平面11A、11B、11Cなどの、1つ以上の水平面に略垂直であってよい。
図5は、蒸気発生システム16のさらなる例を示す。蒸気発生システム16は、1つ以上の蒸気発生器及び/又はプレナムを含んでもよい。いくつかの例では、1つ以上の一体型の管板/プレナム(ITP)、例えば下部ITP20など、を、給水を受け取るように構成することができ、1つ以上の上部ITP34、36を、タービンへ蒸気を移送するように構成することができる。下部及び上部ITPを、ライザー、カラム、及び/又は原子炉容器のアニュラス部などの、熱ハウジング18に取り付けてもよい。蒸気発生システム16は、図1の格納容器10及び/又は原子炉容器20などの、圧力容器内に配置することができる。ITPは、1つ以上の管板を含んでもよい。例えば、第1の管板を、プレナムの第1の側面に配置し、第2の管板を、プレナムの第2の側面に配置してもよい。
下部ITP20は、第1の側面20A及び第2の側面20Bを含むものとして図示されている。一例では、第1の側面20Aが、第1管板を含んでもよい一方で、第2の側面は、第2の管を含んでもよい。下部ITP20は、弓形、円形、又は楕円形であってもよい。下部ITP20は、垂直方向に配向される主軸27を含み、第1及び第2の側面20A及び20Bは、主軸27の両側に配置されるものとして図示されている。いくつかの例では、1つ以上の管板20A、20Bは、楕円ITPを形成してもよい。第1及び第2の管の組23、24を、主軸27の両側で下部ITP20に流体的に接続してもよい。第2の下部ITP(図示せず)を、下部ITP20として、ハウジング18の第2のかつ反対側の側面に備えてもよい。同様に、第2の下部ITPもまた、上記のように、第1及び第2の側面を含んでもよい。
第1の組の伝熱管23を、下部ITP20の第1の側面20Aに流体的に接続してもよい。第2の組の伝熱管24を、第1の組の伝熱管23とは反対側の下部ITP20の第2側面20Bに流体的に接続してもよい。複数の管を、様々な個数を用いて又は中心軸の周りに巻回して形成し、管の位置が内側の列から外側の列へ移行するときの管の長さの変化を最小にしてもよい。
管の経路も、管の長さのばらつきを最小限に抑えるように調整してもよい。伝熱管の螺旋の角度は、対応する巻回部の半径方向の位置が異なることを考慮して変えてもよい。略同じ長さの管を有することにより、各管/組を通して一定の圧力降下及び等しい流体流量を促進し、また、圧力損失及び/又は流量再配分の均等化の必要性を最小限にしてもよい。さらに、コイルとして管を構成することにより、管の外に、したがって、周囲の過熱した一次冷却材のより近くに、液体を送出してもよく、これにより給水をより効率的に蒸気へ変換させてもよい。
炉心5(図1)を通過してハウジング18の内部を上昇する一次冷却材は、図1に関して説明したのと同様に、ハウジング18の外側周辺に戻り、伝熱管23、24、26を通過して循環してもよい。伝熱管の交差配置の性質によって、伝熱管23、24、26による及びそれらの間の一次冷却材の流れは、交互配置の管を通り過ぎて滝のように流れ落ち、蒸気発生システム16を通じて流速を一貫性があり均一なものとすることを容易にしてもよい。一次冷却材の流れが、上述のように、伝熱管23、24、26を通って流れる二次冷却材を熱し、蒸気に変えてもよい。伝熱管を巻くことで、一次冷却材から二次冷却材への熱伝達を最大にするために、所与の軸方向シリンダについての管の表面積を大きくすることができる。
下部ITP上方に十分なクリアランスを提供するために、管の組23、24の最初の部分を、コイルの中間部よりも急な角度で下部ITP20に接続してもよい。管の組23、24はまた、様々なコイルの螺旋の角度間の差を縮小するために、急峻な傾斜部を相殺するように、比較的浅い角度の部分を有していてもよい。楕円形ITPは、伝熱管の水平方向及び垂直方向の取り付けの両方を可能にしてもよい。上部及び下部ITPは、略垂直方向に配向されているように通常は図示/説明されているが、他の実施例では、略水平方向へITPを配向することを含む。
図6Aは、管板65に挿入された管60を示す。管60は、管60の内面67までの寸法として内径R1を含み得る。また、管板65は、半径R2の貫通孔を含んでもよい。管60の内径R1は、貫通孔の半径R2よりも小さくてもよい。管60を管板65に挿入することができるように、管60の外面64が貫通孔に嵌入されてもよい。管60の外面までの半径は、半径R2よりわずかに小さくてもよい。管60を管板65に接続する際、管60の下端部62を、管板65の反対側に突出するまで貫通孔内に挿入してもよい。
図6Bは、図6Aの管板65内で可塑的に変形した後の管60を示す。空気圧又は油圧式工具を、管60内に配置した後に、管60の内面67を押圧するように操作してもよい。内面67が、半径R3に拡張されると、外面64も貫通孔の周壁内に延びて、管板65とともにシールを形成してもよい。変形された管60の断面の半径R3は、管60の残りの部分の内径R1よりも大きくてもよく、可塑的に変形された後、管60の内面67に若干膨らみがあってもよい。例えば、半径R3は、約0.525インチ、内径R1は、約0.515インチとしてもよい。摩擦シール、又は圧入、の失敗を回避するために、管60の突出部をシール溶接して、接合箇所を確実に密閉してもよい。
図7は、管板75に接続された伝熱管70を示す。管スタブ76は、管板75又はITPと一体的に形成してもよい。管70の下端部78は、スタブ76に接続してもよい。一例では、管70の内壁77までの寸法である管70の内径RTは、管板75の内壁74までの寸法である管板75の貫通孔の内径RSと同じであってもよい。流体的に伝熱管70を管板75に接続するために、下端78をスタブ76に溶接してもよい。
管70を管板75に接続した後、貫通孔は、均一な半径を有する、管板75及び管70の両方を通る連続的な流路を形成してもよい。説明を簡単にするために、管板75は、単一のスタブ76を含むものとして図示されているが、管板75は、スタブ76と類似する複数のスタブを含んでもよいことを理解されたい。
図8は、熱伝達システム80を、給水流れ方向が図示された例示的なプレナム87の断面図と共に示す。給水管を通ってプレナム87に入る、二次冷却材を含むことができる給水17が、プレナム87を通って、また、複数のあるいは束になった、図7の伝熱管70などの、伝熱管へと流れ込む様子が矢印で示されている。プレナム87を、伝熱管と給水17及び/又は主蒸気ノズルとの間の移行部を提供するように構成してもよい。熱伝達システム80用の管の設置時又は設置後のプレナム87へのアクセスは、アクセスポート83によって提供されてもよい。
プレナムは1つしか示されていないが、熱伝達システム80は、2つ以上プレナムを含んでもよい。いくつかの例では、4つの下部プレナムを格納容器の下部近くに配置してもよく、4つの上部プレナムを格納容器の上部近くに配置してもよい。さらに、プレナムは、2つ以上の熱伝達システムの間で分割されてもよい。
複数の伝熱管を、管板85を介して流体的にプレナム87に接続してもよい。いくつかの例では、管板85を、プレナム87と一体的に形成してもよい。管板85は、略水平面に配置されているように示されているが、他の実施例の管板は、垂直面を含む、他の平面内で配向してもよい。同様に、管板85は、様々な実施例で略平坦であってもよく、あるいは湾曲していてもよい。図1及び5を参照すると、プレナム87は、プレナム47及びプレナム20それぞれが示すように、蒸気発生器の底部又はその近くに配置してもよい。
いくつかの例では、管流量制限オリフィスを、二次流が伝熱管に入る管板85の面に設置してもよい。プレナム87は、伝熱管をプレナム87に取り付ける役割をする上面に一体的に形成された管板を含んでいてもよい。原子炉圧力壁の外側に位置するプレナム87の一部は、給水ラインが取り付けられた円筒状のノズルを備えていてもよい。
流量制限器の除去/設置、管検査、二次側化学洗浄等の保守作業は、乾ドックに位置する、格納容器及び/又は蒸気発生器システムの上部で実行されてもよい。いくつかの例では、格納容器の上部を、上下部分を接続するボルト締めフランジの除去及び/又は係合解除により、格納容器の下部から取り外してもよい。格納容器及び/又は蒸気発生器システムの上部を取り外すことにより、伝熱管及び/又は供給ノズルへの直接のアクセスが提供されてもよい。
図9は、図8の例示的なプレナム87内に少なくとも部分的に配置された作業者84を示す。プレナム87からアクセスポート83(図8)を除去することによって、管板85及び/又は1つ以上の伝熱管へのアクセスを容易にしてもよい。いくつかの例では、格納容器及び/又は蒸気発生器システムの上部を除去することなく、アクセスポート83を除去してもよい。
プレナム87の内部領域へのアクセスは、流入量制限オリフィスや、1つ以上のオリフィスプレート(本明細書でさらに記載されるような)を含む、関連する位置決め及び取付金具の設置及び/又は除去のために提供されてもよい。プレナム87及びアクセスポート83の寸法及び形状に基づいて、作業者84が、プレナム87に入り、管板85の領域で手作業を実行すること、例えば、流量制限器や取付金具の除去及び設置を行い、任意の必要な流量制限器の設置検査を行うこと、が実用的な場合がある。いくつかの例では、プレナム87は、原子炉圧力容器及び/又はアクセスポート83に内径約2フィートの筒を備えていてもよく、その筒は、プレナム87が中央ライザーを貫通する内部端の近くで直径がより小さくなるようにテーパが付けられてもよい。
いくつかの例では、伝熱管の保守及び/又は検査を支援するためにオリフィスデバイスを除去する必要がある場合に、燃料交換停止の影響を最小限にするために、すべてのオリフィスデバイスの除去及び再設置について16時間以下の目標総継続時間を確立してもよい。管の全長にわたる検査を含む、すべてではないとしても大部分の保守活動は、オリフィスデバイスを所定の位置に置いたまま実行してもよい。いくつかの例では、管漏れ試験を行う場合及び/又は管詰まりの疑いがある場合に、下部管端にアクセスするために、オリフィスデバイスの一部又は全部の除去を実行してもよい。
一部の作業、例えば、乾ドックスタンドへの原子炉容器モジュールの配置、伝熱管の排水、プレナムのアクセスカバーの取り外し、関連する足場及び/又はプラットフォームの配置、シールドの設置などは、オリフィスデバイスの除去及び/又は設置の前に完了してもよい。さらに、全てのプレナムについて、並行して作業を行ってもよい。
図10は、伝熱管70などの、複数の例示的な伝熱管に動作可能に連結された、図8の管板85などの、例示的な管板の部分断面図を示す。管板85は、伝熱管70内への給水、すなわち流体2として識別される二次冷却材、の供給源を受容するための手段を提供してもよい。1つ以上のスタブ96は、伝熱管を含む第1の組の管に管板85を流体的に接続するための手段を提供してもよい。伝熱管70は、過熱された一次冷却材である流体1が伝熱管70の外表面の傍を又はその上を通過する際に、給水を蒸気に転換するように構成されてもよい。
管板85の第1の面91は、一次冷却流体1と直接接触していてもよい。管板85の第2の面92は、給水又は二次冷却流体2と直接接触していてもよい。管板85は、管板85の第1の面91に一次冷却流体1を留めるように構成されてもよい。伝熱管70は、一次冷却流体1を二次冷却流体2から分離し続けるために、溶接又はその他の方法でスタブ96に連結されてもよい。いくつかの例では、例えば、流体1が、放射性又は汚染物質を含有する場合や、又は、一次冷却流体1と二次冷却流体2との混合物が有害又は可燃性反応をもたらす可能性がある場合に、一次冷却流体1が二次冷却流体2から隔離された状態に保持される。
一次冷却流体1は、二次冷却流体2が伝熱管70内の流路95を通過するときに、二次冷却流体2を加熱するように構成されてもよい。伝熱管70の内面99が、二次冷却流体2に曝露され得る一方で、伝熱管70の外面97は、一次冷却流体1に曝露され得る。いくつかの例では、一次冷却流体1及び二次冷却流体2の両方が加圧水を含んでいてもよい。一次冷却流体1の圧力は、二次冷却流体2の圧力より大きくてもよい。いくつかの例では、一次冷却流体1の圧力は、二次冷却流体2の圧力よりも約4倍大きくてもよい。
加圧水型原子炉(PWR)設計に基づく蒸気発生器は、一次冷却系(加圧水)から二次冷却材へ熱を伝達してもよい。例えば、伝熱管70を通過する二次冷却流体2は、周囲の一次冷却流体1によって加熱されてもよく、それにより、二次冷却流体2が沸騰し、かつ/あるいは、過熱され、かつ/あるいは蒸気を生成してもよい。沸騰及び/又は過熱は、例えば、外管沸騰を含む原子炉設計とは異なる運転条件を提供してもよい。
密度波振動(DWO)として特徴付けることができる伝熱管間の動的不安定性は、伝熱管内のより密度の重い流体及びより密度の軽い流体の波と、伝熱管70を通る二次冷却流体2の伝播におけるそれぞれの遅延とに由来する可能性がある。伝熱管70に入る比較的低温の二次冷却流体2と、例えば低密度の蒸気としての、伝熱管70を出る比較的高温の二次冷却流体2との間の密度差は、伝熱管70に沿った圧力降下の過渡的分布の遅延の引き金になり得る。圧力降下の過渡的分布は、逆位相での単相及び二相圧力低下振動を有する自続発振をもたらす。DWOを、許容されるレベル、例えば、低レベルに制限する1つの方法は、伝熱管の入口で1つ以上のオリフィスを設けることである。
オリフィス89を、伝熱管70を通る二次冷却流体2、すなわち給水、の流れを均一化し、制御するために利用してもよい。オリフィス89は、伝熱管それぞれを通る流れが互いに類似し又は等しくなるように寸法が決められてもよい。例えば、オリフィスのない第1伝熱管を通る二次冷却流体2の第1流量81は、オリフィス89などの、入口オリフィスを含む第2伝熱管を通る二次冷却流体2の第2流量82と同様か、又は等しくてもよい。同様に、オリフィス89は、伝熱管70内の流体への熱伝達が、伝熱管それぞれについて同様か、又は等しくなるように寸法が決められてもよい。また、オリフィス89は、背圧又は逆流を減少させ、したがって、全ての伝熱管を通る流れを安定させるように寸法が決められてもよい。別の実施例では、2つ以上の伝熱管が、各伝熱管についてそれぞれの流量及び又は背圧を制御するために、異なる寸法のオリフィスを含んでもよい。オリフィス89などのオリフィスは、一部又はすべての伝熱管について含まれてもよい。いくつかの例では、オリフィス89を、管板85内に配置したり、あるいは管板85と一体形成したりしてもよい。
オリフィス89は、二次冷却流体2の圧力を減少させるために使用されてもよい。いくつかの例では、オリフィス89は、100.0mmHg〜300.0mmHgの量だけ、二次冷却流体2の圧力を低下させるように構成されてもよい。二次冷却流体2の圧力を低下及び/又は安定させることは、例えば、原子炉モジュールの低出力動作中、湿り蒸気と乾燥蒸気との間の瞬間的な振動を回避するのに役立ち、これは、湿り蒸気がタービン31、32(図1)などの複数のタービンに結合される可能性を低減することができる。いくつかの例では、オリフィス89及び過冷却管入口部にわたる総圧力損失が、二相の過熱された管部にわたる圧力損失を上回る場合がある。
入口流量制限オリフィスは、各伝熱管について配置され、かつ/あるいは、取り付けられてもよい。入口流量制限オリフィスを、管内の安定した二次側の流れを提供するために使用してもよい。さらに、入口流量制限オリフィスを、フルパワーでの熱伝達システムの動作中に、特定の流入量損失係数を達成するように構成して、管を通る十分に安定した流れを確保してもよい。いくつかの例において、入口流量制限オリフィスは、管の保守作業を支援するために、例えばシャットダウン期間中に、除去及び/又は再設置されてもよい。熱伝達システムの入口流量制限オリフィス及び入口ノズルの除去及び/又はそれらへのアクセスが可能であることは、通常、伝熱管の全長及び熱伝達システムの検査を容易にする。
中央オリフィス流量制限器は、伝熱管の内径に比べて小径の円筒形の孔を通して冷却材の流れを導くことにより、流量制限を行ってもよい。いくつかの例では、中央オリフィス流量制限は、管端又は管板の面のいずれかに押し付けられ得るオリフィスプレートに開けられた小さなオリフィスによって達成されてもよい。別の例では、個々のオリフィスを各管に挿入し、あるいは各管端部に対して取り付けてもよい。オリフィスデバイスを個々の管と整列させ、管に入る流れを制限するように構成してもよい。環状の流量制限器は、各伝熱管の中心に挿入された中実装置を含んでもよく、また、オリフィスデバイスと伝熱管の内径との間の環状部を通る、かつ/あるいは、インサートの長さにわたって開けられた中央オリフィス孔を通る流れを導くことによって、伝熱管に入る冷却材の流れを制限するように構成されてもよい。
中央オリフィス流構想又は環状流構想のいずれかを、所望の流量損失係数を達成するように寸法を決めてもよい。しかしながら、この2つの構想は、製造及び組立公差ならびに動作時変形によって、根本的に異なる方法で影響を受ける可能性がある。中央オリフィス流量制限の構想は、意図する円筒形オリフィス流路を迂回するようにして流れが管内を通過することを許容する公差及び変形に関連した迂回流の影響を受ける場合がある。プレートと管端部との間又はプレートと管板との間で漏れる流れが、オリフィスを迂回し、その効果を低減する場合がある。これらの漏れ流のあるプレートが十分に大きい場合には、流量制限器は、目標流入損失係数を達成するのに効果的でない場合がある。一方で、環状流量制限器は、装置と管の内径との間の環状部を通る単一の流路を提供するように構成されてもよい。
図11は、オリフィスプレート105を含む例示的な管整列オリフィスシステム1000の部分断面図を示す。オリフィスプレート105を、プレナム47、プレナム87、プレナム47A、プレナム320、又はプレナム20(図1〜5及び8)などのプレナム内に、かつ、管板95などの管板に隣接して取り付けてもよい。例えば、オリフィスプレート105を、プレナム内において管板95の下方に配置してもよい。オリフィスプレート105を、流路108によって管板95から離間させてもよい。流路108は、オリフィスプレート105と管板95と間の給水17の流れを許容するように構成されてもよい。いくつかの例では、オリフィスプレート105を、管板95に取り付けてもよい。別の例では、オリフィスプレート105を、周囲のプレナムに取り付けてもよい。
第1伝熱管71、第2伝熱管72、及び第3伝熱管73などの複数の伝熱管を、管板95に嵌着、挿入、取り付け、及び/又は連結してもよい。いくつかの例では、第1伝熱管71などの伝熱管の下端は、管板95から延出していてもよく、第1伝熱管71の下端は、隙間106によってオリフィスプレート105から離間されてもよい。隙間106は、複数の伝熱管の1つ以上に給水17が流れるように構成してもよい。
第1オリフィス101、第2オリフィス102、及び第3オリフィス103などの、1つ以上のオリフィスデバイスを、オリフィスプレート105に嵌着、挿入、取り付け、及び/又は連結してもよい。いくつかの例では、1つ以上のオリフィスデバイスは、環状流量制限器を含んでいてもよい。別の例では、1つ以上のオリフィスデバイスは、中央流量制限器を含んでいてもよい。第1オリフィス101は、挿入深さH1まで第1伝熱管71に挿入されるように構成されてもよい。第2オリフィス102は、挿入深さH2まで第2伝熱管72に挿入されるように構成されてもよい。同様に、第3オリフィス103は、挿入深さH3まで第3伝熱管73に挿入されるように構成されてもよい。1つ以上のオリフィスデバイスを、深度を変化させて伝熱管に挿入してもよい。例えば、挿入深さH2が挿入深さH1よりも深くてもよく、挿入深さH3が挿入深さH1及び挿入深さH2の両方よりも深くてもよい。
複数の伝熱管内の流量及び/又は圧力には、例えば、管の長さの差、管の入口における給水17の流量の差、並びに他の各管の熱的及び/又は機械的な差の結果として、元々の差が存在していてもよい。第1のオリフィス101などのオリフィスデバイスの挿入深さは、第1伝熱管71などの各伝熱管を通過する流体109の流量、熱伝達、圧力を制御するために変更してもよい。いくつかの例において、オリフィスプレート105と管板95との間で流路108の距離又は寸法を変化させて、1つ以上のオリフィスデバイスの挿入深さを変化させてもよく、かつ/あるいは、隙間106などの、1つ以上の伝熱管に関連付けられた隙間を変更してもよい。例えば、取付装置を、管整列オリフィスシステム1000の組立、保守及び/又は調整時に、オリフィスプレート105を管板95により近くあるいは管板95からより遠くに移動させるように構成することで、流路108の寸法及び/又は隙間106の間隔をそれぞれ増減することができる。
オリフィスプレート105は、オリフィスデバイス同士の中間に、流路104などの、1つ以上の流路を含んでもよい。例えば、流路104は、複数の伝熱管に給水17の付加的な流れを提供するように構成してもよい。流路104は、図示のオリフィスデバイスよりも小さいものとして、例えば直径が小さいものとして、示されているが、いくつかの例では、オリフィスプレート105は、オリフィスデバイスより大きい、かつ/あるいは、オリフィスデバイスが配置されているオリフィスプレート105の孔よりも大きい、1つ以上の流路を含んでいてもよい。さらに別の例では、流路は、オリフィスデバイスが配置される、他の孔と略同じ寸法であってもよい。
いくつかの例では、管端部への供給流は、オリフィスプレート105を通る給水17の流れ及び/又はオリフィスプレート105の周囲の給水17の迂回流を含んでいてもよい。オリフィスプレート105を、例えば、1つ以上の取付スタッド上のスペーサを介して、管板95の面から約0.5インチ、離れるように構成してもよい。オリフィスプレート105と管板95との間の間隔は、給水17の流れが、流路108及び/又は隙間106を通って管に入ることを許容するように構成されてもよい。また、その間隔は、管に入る前に流れの分配を許容する体積を提供するように構成されてもよい。管端部への流れに依存する圧力降下は、管端部への流れの均一な分配を提供するために最小化されてもよい。
流路104は、オリフィスデバイス取付孔の各列の間に流通孔を備えて、プレナム体積からオリフィスプレート105を通る流れを許容してもよい。いくつかの例では、流路は、直径約0.25インチの流通孔を含んでもよい。プレートの離間を調整することができ、オリフィスプレート105を通る流量及び/又はオリフィスプレート105の周囲の迂回流量を変更するために、追加の流通孔を追加するか、流通孔の寸法を調整することができる。
伝熱管の端部は、公称上、管板95の面を越えて延びていてもよい。いくつかの例では、伝熱管の端部を、共通面に機械加工してもよい。伝熱管を管板95の孔の中へ拡張した場合、1つ以上の伝熱管の内径を、管板95を越えて突出する伝熱管の部分における内径より管板95内における内径の方が大きくなるようにしてもよい。いくつかの例では、管板95を越えて突出する伝熱管の部分の内径を、管板の孔への拡張後、わずかに拡大してもよい。
オリフィスプレート105のオリフィス孔は、オリフィス孔とそれぞれの伝熱管との整列を改善するために、管板95において管孔が実際に設けられた場所に合わせて機械加工されてもよい。座標測定機、大気条件の制御、及び/又は精密掘削装置を使用して、設計許容値内でオリフィスプレート105上に管板孔の位置を再現してもよい。
オリフィスデバイス及び関連する取付金具の設置及び除去は、管と管板との溶接及び/又は管板95におけるもしくはその周辺の伝熱管の部分の検査のためのアクセスを提供するために、動作中に行ってもよい。運転停止中は時間が重要であり得るため、オリフィスデバイス及び/又は取付金具をできるだけ短時間で設置又は除去することが可能であるべきである。オリフィスデバイス、取付金具、及びオリフィスプレート105は、アクセスポート83(図8)よりも小さいアセンブリ/組立部品を含んでいてもよく、したがって、アクセスポートを通してプレナムの中に又は外に移動させることができる。いくつかの例では、管板95は、プレナムの内面の底部の上方約1フィート半の位置に配置されてもよい。また、オリフィスデバイスが、各伝熱管内に延びていてもよく、その一方で、その長さの一部(例えば、数インチ)を伝熱管の外側に残し、管板95からのオリフィスプレート105の間隔を調整してもよい。
図12は、例示的なオリフィスプレート115に取り付けられたオリフィスデバイス110を備える例示的な管整列オリフィスシステム1100を示す。いくつかの例では、オリフィスデバイス110は、オリフィスプレート115の貫通孔に螺入され又は捻じ込まれてもよい。例えば、オリフィスデバイス110は、管板95などの、隣接する管板に対してオリフィスデバイス110の位置を調整及び/又は固定するために、オリフィスプレート115の内ねじと噛み合う外ねじを備えていてもよい。いくつかの例では、オリフィスデバイス110にオリフィスプレート115内で1回以上の部分的又は完全な回転を行わせ、伝熱管111などの、伝熱管へのオリフィスデバイス110の挿入深さを増減させてもよい。固定装置118などの、固定装置は、オリフィスプレート115に対するオリフィスデバイス110の位置を保持、ロック、締着、固定あるいはその他の方法で維持することができるように構成されてもよい。例えば、管整列オリフィスシステム1100の設置後、熱伝達システムの動作中にオリフィスデバイス110が意図せずに移動しないように、固定装置118を構成してもよい。
設置、保守、調整、及び/又は検査の間、オリフィスデバイス110の位置調節を可能にするために、固定装置118を緩めてもよい。同様に、オリフィスデバイス110を、オリフィスプレート115に取り付け、かつ/あるいは、オリフィスプレート115から取り外してもよい。オリフィスデバイス110は、オリフィスプレート115に対してオリフィスデバイス110を回転させることによって、伝熱管111の内部に挿入され、あるいは該内部から引き出されてもよい。いくつかの例では、複数のオリフィスデバイスは、管板95からオリフィスプレート115を除去及び/又は接続解除することによって、かつ/あるいは、周囲のプレナムからオリフィスプレート115を除去及び/又は接続解除することによって、すべて一緒に引き出されてもよい。例えば、オリフィスデバイス110などの、1つ以上のオリフィスデバイス、及び/又は、オリフィスプレート115などの、1つ以上のオリフィスプレートは、伝熱管の全長にわたる検査の間、移動及び/又は除去されてもよい。同様に、複数のオリフィスデバイスは、オリフィスプレート115を管板95に及び/又は周囲のプレナムに設置及び/又は装着することによって、管板95にすべて一緒に挿入されてもよい。
オリフィスデバイス110の挿入深さの漸進的な調節を行って、オリフィスの圧力損失及び/又は伝熱管111を通る給水17の流速を変化させてもよい。給水17は、伝熱管111内壁とオリフィスデバイス110との間に位置するオリフィス入口112を介して進入してもよい。給水17は、伝熱管111内に位置するオリフィス通路114を通り、迂回流としてオリフィスデバイス110の外面に沿って流れてもよい。オリフィス通路114は、オリフィス入口112を伝熱管111内に位置するオリフィス出口113と流体的に接続するように構成されてもよい。いくつかの例では、オリフィス通路114は、オリフィスデバイス110の周囲の環状領域を含んでもよい。
整列装置116を伝熱管111内に設け、伝熱管111内のオリフィスデバイス110の位置合わせを行ってもよい。例えば、整列装置116は、伝熱管111の略長手方向中心線に沿ってオリフィスデバイス110をセンタリングし、給水17の迂回流に対して均一なオリフィス通路を提供するように構成されてもよい。整列装置116は、オリフィス出口113に近接するオリフィスデバイス110の端部近傍もしくは端部に位置してもよい。いくつかの例では、整列装置116は、オリフィスデバイス110を伝熱管111に挿入する前に、オリフィスデバイス110に取り付けられてもよい。
伝熱管111の内部でオリフィスデバイス110をセンタリングすることに加えて、整列装置116は、起こり得る迂回漏れ流の流量を最小化するように構成されてもよい。伝熱管111の一部が管板95内に拡張されている例では、整列装置116は、依然として、効果的にセンタリングを提供するために、設置位置で伝熱管111の拡張部分に対して十分な力を提供するために十分な大きさでありながら、伝熱管111の下端部の小径入口を通過するように寸法決め及び/又は構成されてもよい。
図10及び/又は11に示されているオリフィスデバイスは、伝熱管に挿入されてもよく、あるいは伝熱管の端部に当接するように設計されてもよい。いくつかの例では、1つ以上の一体的な取付プレートの使用により、伝熱管の端部に直接影響を与えることなく、オリフィスデバイスを定位置に固定してもよい。1つ以上の一体的な取付プレートの使用により、オリフィスデバイスの設置及び/又はプレナムからの除去を容易にしてもよい。
図13は、伝熱管124内に少なくとも部分的に配置されるオリフィス125を含む例示的な管整列オリフィスシステム120の拡大断面図を示す。伝熱管124は、例示的説明の目的のために断面で示された管板95内に少なくとも部分的に配置されているように示されている。オリフィス125は、伝熱管124内でオリフィスによる漸進的な圧力降下を提供するように構成可能な1つ以上の外ねじ122を含んでもよい。例えば、外ねじ122のそれぞれが、別々の漸進的な圧力降下及び/又は段階的な圧力移行部を提供してもよい。外ねじ122は、比較的短い距離にわたって複数の移行段差部を提供してもよい。オリフィス125と伝熱管124の内壁との間の環状部における漸進的な圧力降下は、各移行段差部で生じてもよく、これにより伝熱管124通る流体109の可変の環状流を提供してもよい。いくつかの例で、外ねじ122は、規格のUNC−2A並目おねじ固定具(ASME B1.1−2003)に準拠していてもよい。別の例では、外ねじ122は、特注されてもよい。外ねじ122は、螺旋状であってもよい。
外ねじ122は、少なくとも部分的には、ねじ山の角度126、谷の深さ127、及びねじのピッチ129の1つ以上に基づいて分類又は識別されてもよい。同様に、オリフィス125は、オリフィス125の直径128及び/又は長さに加え、ねじの分類によって識別されてもよい。オリフィス125と伝熱管124との間の流路123は、変化していてもよく、かつ/あるいは、オリフィス125の直径128及び/又は長さに依存していてもよい。ねじのピッチ129は、オリフィス125の所与の長さについていくつの移行段差部があるかを決定するために使用されてもよい。例えば、圧力の段階的な移行は、伝熱管124に挿入される追加の各ねじ山について生じていてもよい。さらに、螺旋状ねじ山は、流体109が、合理化された方法でオリフィス125の周りを伝熱管124を通って流れるように、くるくる回る、回転する、及び/又は螺旋状の流路を提供してもよい。螺旋状流路は、伝熱管124を通るより均一な流路を提供し、オリフィスの出口又はその付近の任意の界面の熱流束の停滞を低減することにより、及び/又は、伝熱管124内の単相領域の長さを短くすることにより、流体の熱伝達を改善してもよい。さらに、螺旋状流路は、伝熱管24自体の全長を短くする機会を提供してもよい。
伝熱管124を通る流体109の圧力降下及び/又は流量を、異なる種類、形状、又は寸法のオリフィスを用いて制御及び/又は変更してもよい。例えば、図11で示すような挿入深さに加えて、流体109の圧力降下及び/又は流量を、オリフィス125のねじ山角度126、谷の深さ127、ねじピッチ129、直径128、及び/又は挿入深さを変えることによって制御してもよい。
対応する伝熱管内で漸進的な圧力降下を提供する移行段差部として動作することに加えて、外ねじは、次の機能の1つ以上又は全てを提供してもよい:オリフィスプレートなどの取付構造にオリフィスデバイスを固定及び/又は取り付けるための手段、対応する伝熱管へのオリフィスデバイスの挿入深さを精密に制御する手段、及び/又は対応する伝熱管に入る流体/給水のための螺旋状の流路を提供するための手段。
オリフィスデバイスは、流動励起振動、インサート及び管の熱膨張差、及び/又は、冷却材の圧力差による管板の反りによって、原子炉の運転中に伝熱管内で移動する傾向がある場合がある。矩形の段差付インサートオリフィスなどの他のタイプのオリフィス形状も、段階的な機能を提供することができる一方で、オリフィスの長さ当たりの比較的少ない数の段階的移行部は、比較的多数の段階的移行部を有する外ねじオリフィスと同様のオリフィス圧力損失を達成するために、内管壁とのより高い密着(例えば、より狭いクリアランス)及び/又はより長いオリフィス長を必要としてもよい。より多数の移行段差部を有することにより、必要とされる伝熱管内へのオリフィスデバイスのより浅い挿入深さ、より容易な取り付け(例えば、より大きな整列誤差)、熱伝達システムの組立、保守、検査、及び/又は動作時にオリフィスデバイスと内管壁との間のクリアランスの増加をもたらしてもよい。
蒸気発生器二次流の安定性と入口オリフィスの挙動を、寿命初期(BOL)状態時のフルパワー定常運転について分析することができる。蒸気発生器は、二次流、圧力及び温度の変動が小さな割合で、ほとんどの時間、正常に又は正常に近い状態で、フルパワーで動作し得る。
内部管での沸騰が生じている貫流式蒸気発生器では、少なくとも2つのタイプの不安定性が観察され得る。第1のタイプの不安定性は、モジュール蒸気/給水管の間の静的不安定性を含み得る。静的不安定(レジネグの不安定としても知られている)においては、摂動は、新たな定常状態に達するまで減衰する流動特性の変化を引き起こし得る。第2のタイプでは、加熱された管間の不安定性が、動的な発生メカニズムを考慮して、二相領域の振動位相境界に密接に関連した密度波振動(DWO)として分類されてもよい。流量変動は、管入口における擾乱に関連する管出口における遅延した蒸気圧変化によって進行する可能性がある。不安定性は、重い及び軽い流体の波及び流路を介したそれぞれの遅延に起因してもよい。加熱された流路に入る流体(過冷却された液体を含んでいてもよい)と出て行く流体(低密度の蒸気を含んでいてもよい)との密度差が、管に沿ったの圧力降下の過渡的な分布における遅延を引き起こし得るが、これが、自続発振(逆位相での単相及びニ相圧力振動を有する)をもたらし得る。
密度波振動は、特定の種類の熱伝達システム設計における第1の動的二次流不安定モードとみなしてもよい。一定の圧力降下境界条件(例えば、共通のヘッダに接続された2つ以上の並列流路によって提供されるような)を、沸騰流路の入口における流速の乱れを励起するために使用してもよい。いくつかの例では、程度の大きい二次入口過冷却は、単相過冷却液体領域がより長くなるため、DWOの出現を遅延させ得る。
過熱された出口状況における二次流は、例えば密度波振動に関して、例えばより安定した動作範囲の提供など、安定した動的二次流性能を達成するために、入口オリフィスの存在によって改善されてもよい。
いくつかの例では、管は、10度を超える角度で傾斜していてもよい。二次流安定性の境界評価のために、垂直管の境界質量速度は、垂直管用の調整係数に基づいて計算されてもよい。垂直管の境界質量速度は、いくつかの例示的な動作条件について、水平管の約2倍の境界質量速度であってもよい。
オリフィス係数、すなわちオリフィス及び過冷却領域にわたる流体力学的抵抗と二相及び過熱領域の流体力学的抵抗との比を、二次流安定性を評価するために使用してもよい。いくつかの例では、オリフィス係数は、オリフィス通過後の圧力損失、及び過冷却領域及び出口領域における圧力損失に基づいて、公称上のフルパワー運転について4の比率を超えてもよい。
入口流オリフィスは、プレナム管板の底部に位置し、1つ以上の別個のオリフィス支持プレート上に取り付けられてもよい。オリフィスは、燃料交換停止中に容易に除去及び設置可能に構成されてもよい。さらに、オリフィスは、オリフィス支持プレートのずれを許容し、個々のオリフィスが、(管中心軸に対して)軸方向、横方向、及び/又は角度方向において、依然として許容範囲内で目標流体力学的抵抗値を得るように構成及び/又は調整されてもよい。オリフィスは、管入口への比較的一定の迂回流を制限及び/又は提供するように構成されてもよい。
中央流オリフィスは、オリフィスデバイスの外径と管の内径との間の密着に依存して、迂回流を制限する。この場合、管の実際の位置についての許容誤差とオリフィスプレートの取付孔の実際の位置についての許容誤差とを用いて、取り付けを制御してもよい。いくつかの例では、本明細書に記載のオリフィスの1つ以上が、オリフィスデバイスの環状の及び/又はねじを付けられた領域における例示された迂回流に加えて、あるいは該迂回流に代えて、中央流を含むことができる。
一方、環状流オリフィスは、オリフィスインサートと管との間に位置する環状部を通る流れを許可するように構成することができる。ねじ付オリフィスは、短い距離で多数の移行段差部を提供することにより、大きな入口オリフィス圧力降下を達成する外ねじインサートを含んでいてもよい。外ねじのピッチは、インチあたりのねじ山の数の逆数として定義することができる。例えば、インサートが3/8−16と指定されている場合、ピッチがP=1/16インチの3/8インチ外ねじ径固定具に対応する。
ねじ山は、オリフィスデバイスの挿入深さの単位長あたり(例えば、インチあたり又はセンチメートルあたり)で複数の段階的な圧力移行部を提供してもよい。単位長あたりの移行段差部の数が比較的多いオリフィスデバイスが、単位長あたりの移行段差部の数がより少ない、より長いオリフィスデバイスと比較して、同一の伝熱及び/又は圧力降下を達成してもよい。より短いオリフィスデバイスは、設置、検査、及び/又は保守時のずれ問題を低減することができ、また、オリフィスデバイスが、熱伝達システムの運転中に伝熱管の内面に接触及び/又は周期的に衝突する可能性を減少させ得る。
比較的縁が厚いオリフィスについては、縮小された流断面積の水力直径に対する移行段差部の長さの比が約0.015を超えてもよい。円形オリフィス孔については、水力直径は、制限されたスロット面積のスロット外周に対する4倍の比率として算出してもよい。いくつかの例示的なオリフィスは、水力直径に対する段階差(step height)の比が3.0を超えてもよく、オリフィスインサートの移行段差部の角度の影響を比較的受けない場合がある。
形状損失及び摩擦損失を含む移行k係数は、式1に基づいて算出してもよく、制限を受けていない(下流の)管流断面Fの速度に正規化してもよい。
ただし、
ΔP オリフィス通過後の圧力降下、[Pa]
ρ 流体密度(特定の体積の逆数)、[Kg/m]
ω (下流側の管)流断面Fにおける速度、[m/s]
ξloc2 下流の速度ωに基づく移行損失係数、[‐]
ξloc 文献からの移行損失係数、[‐]
ξfr2 下流の速度ωに基づく摩擦損失係数、[‐]
λ オリフィス純流断面積Fにおける摩擦損失係数、[‐]
縮小された管流断面の長さ、[m]
オリフィス純流断面積Fにおける水力直径、[m]
小さな(縮小された)オリフィス純流断面積、[m]
オリフィスの下流の流断面積、[m]
or オリフィス流断面積比(F/F)、[‐]
である。
(より大きな縮小流断面積Fから最も外側の半径での小さな縮小流断面積Fまでの)複数の(並んでいる)移行部については、移行段差部の数と流断面積比を考慮し、式2を使用してもよい。
ただし、
N 移行段差部の数、[‐]
より大きな(ねじの谷又は段差部の)オリフィス純流断面積、[m]
オリフィスの下流の流断面積、[m]
ξloc 文献からの移行損失係数、[‐]
λ オリフィス純流断面積Fにおける摩擦損失係数、[‐]
縮小された管流断面の長さ、[m]
オリフィス純流断面積Fにおける水力直径、[m]
or オリフィス流断面積比(F/F)、[‐]
である。
ねじ付インサートオリフィスの場合、移行段差部の数は、管におけるオリフィスの挿入長(挿入深さ)の1インチあたりのねじ山の数(例えば、3/8‐16 UNC‐2Aねじ付インサートについては1インチあたり16のねじ山)の倍数によって特定されてもよい。摩擦係数は、滑らかな壁を備えた円管を想定して決定されてもよい。同様に、管のレイノルズ数は、乱流の境界値に対応する一定の摩擦係数により完全に乱流状態であると仮定されてもよい。特定のオリフィスの流体力学的抵抗係数に基づいて、流体力学的抵抗係数は、オリフィスの種類や仕様に応じて、k=10(最小)の近似値からk=10(最大)の範囲であり得る。
いくつかの例では、水平管での沸騰に関して、最低限必要な流体力学的抵抗係数であるk係数を決定してもよい。垂直配向管は、より高いk係数値を使用してもよい。
図14は、例示的な管整列オリフィスシステム130の拡大部分平面図を示す。例示的な目的のために、3つの伝熱管、すなわち、第1伝熱管71、第2伝熱管72、及び第3の伝熱管73を、部分的な管板95内に示しているが、当業者であれば、管板が、図に示すよりもかなり多くの伝熱管を含んでもよいことが理解されるであろう。管整列オリフィスシステム130は、第1伝熱管71内に配置された状態で示される第1のオリフィスデバイス131と、第2伝熱管72内に配置された状態で示される第2のオリフィスデバイス132と、第3伝熱管73内に配置された状態で示される第3のオリフィスデバイス133とを含んでもよい。
第1のオリフィスデバイス131と第1伝熱管71とは、共通の長手方向中心線CLにおいて位置決めされていることが示されており、給水が第1のオリフィスデバイス131と第1伝熱管71との間で流れるように、均一な環状流路134が設けられている。第2のオリフィスデバイス132は、長手方向中心線CL1に位置することが示されており、長手方向中心線CL1は、第2伝熱管72の長手方向中心線CL2から1つ以上の軸方向においてずれていてもよい。例えば、長手方向中心線CL1は、オフセット139により、長手方向中心線CL2からずれていることが示されている。オフセット139の量に応じて、オリフィスデバイス132の位置は、第2伝熱管72の内部で移動してもよい。例えば、オリフィスデバイス132は、オフセット139が許容可能な最大整列許容誤差かその近くにある場合には、第2伝熱管72の内壁付近に配置してもよい。伝熱管71の均一な環状流路134と比較すると、オフセットされた第2のオリフィスデバイス132は、第2伝熱管72を通る流体の非均一な流路138をもたらし得る。
1つ以上の整列オリフィスデバイスを含む管整列オリフィスシステム130は、許容可能な最大整列許容誤差範囲内にオフセット139の量を維持するように構成されてもよい。いくつかの例では、許容可能な最大整列許容誤差値は、非均一な流路138内の圧力、熱伝達、及び/又は流量の間の任意の変動が、均一な環状流路134と比較して、所定の許容誤差範囲内に維持されるように設定してもよい。
いくつかの例では、少なくとも同じようなサイズ及び/又は同じように位置するオリフィスデバイスについては、非均一な流路138を通る流体の圧力、熱伝達、及び/又は流量は、均一な環状流路134を通る流体の圧力、熱伝達及び/又は流量とは異ってもよい。圧力、熱伝達、及び/又は流量は、例えば特定のオリフィスデバイスの挿入深さを変えることによって変更してもよい。例えば、1つ以上のオリフィスデバイス(図11参照)の挿入深さを変えることにより、一部又は全ての伝熱管について、対応する流路に関連する圧力、熱伝達、及び/又は流量を等しくし、伝熱管内のオリフィスデバイスのずれの程度の差を示してもよい。
第3のオリフィスデバイス133は、整列装置135と共に第3伝熱管73内に配置されていることが示されている。整列装置135は、第3の伝熱管73内で、オリフィスデバイス133を整列、案内及び/又は配置するように構成されてもよい。いくつかの例では、整列装置135は、オリフィスデバイス133を第3伝熱管73と共通の長手方向中心線に沿って整列させるように構成してもよい。整列装置135は、略“C”字形状の断面を有するものとして示されている。その結果、整列装置135の端部は、流体のための部分流路137を形成する空間又は隙間を提供することができる。部分流路137は、給水が流れることができる幅136を有する隙間を提供してもよい。いくつかの例において、整列装置135は、オリフィスデバイスの1つ以上のねじ山に適合する自動ロック構造を含んでいてもよい。整列装置135は、溶接又はその他の方法でオリフィスデバイスに取り付けられてもよい
図15は、例示的なオリフィスプレート140を示す。オリフィスプレート140は、複数のオリフィスデバイスを受容するように構成された複数の貫通孔145、すなわち孔、を備えていてもよい。同数の貫通孔145を、対応する数のオリフィスデバイスのために設けてもよい。いくつかの例では、同数の貫通孔145を、対応する数の伝熱管のために設けてもよい。1つ以上の取付孔146を、オリフィスプレート140に設けてもよい。例えば、1つ以上の取付孔146は、管板及び/又は周囲のプレナムにオリフィスプレート140を取り付けるように構成されてもよい。
オリフィスプレート140は、隣接する管板と同様の配置を含んでいてもよい。例えば、貫通孔145は、管板に取り付けられた複数の伝熱管と略同様のパターンで配置してもよい。オリフィスプレート140は、第1行141及び第2行142などの、複数の行及び/又は列の貫通孔を備えていてもよい。第2行142は、第1行141より多くの貫通孔を有していてもよい。
オリフィスプレート140は、略台形であってもよい。例えば、オリフィスプレート140は、真っ直ぐな第1辺144と第2辺149とを含んでもよい。2つの非平行な辺148が、オリフィスプレート140の残りの周囲を形成してもよい。いくつかの例では、オリフィスプレート140は、本明細書に様々に記載される1つ以上の管板と同様の形状であってもよい。
貫通孔145に加えて、オリフィスプレート140は、図11の流路104などの、1つ以上の流路を含んでもよい。1つ以上の流路は、複数の貫通孔145の中間に位置していてもよい。いくつかの例では、貫通孔145は、少なくとも部分的には、伝熱管束の対応するパターン及び/又は対応する数の伝熱管に応じて、オリフィスデバイスの挿入孔又は流路のいずれかとして、互いに代替可能に使用されてもよい。
2つ以上のオリフィスプレートを管板と組み合わせて使用してもよい。オリフィスプレートの貫通孔の数は、管板に関連付けられた伝熱管の総数の分数であってもよい。例えば、300個の伝熱管と関連付けられた管板を、三分の一、すなわち100個の貫通孔及び/又はオリフィスデバイスをそれぞれ有する3つのオリフィスプレートに隣接して配置してもよい。いくつかの例において、単一のプレナムを、300個を超える伝熱管及び/又は300個を超えるオリフィスデバイスに関連付けてもよい。4つのプレナム(例えば、4つの下部プレナム)を含む例示的な熱伝達システムでは、1000個を超える伝熱管及び/又は1000個を超えるオリフィスデバイスが存在してもよい。
図16は、管整列オリフィスシステムを設置する例示的なプロセス160を示す。工程161において、オリフィスプレートを管板に隣接して取り付けることができる。複数の伝熱管が管板に連結されてもよく、複数の伝熱管は、流体を搬送するように構成されてもよい。オリフィスプレートは、周囲のプレナムに取り付けてもよい。いくつかの例では、オリフィスプレートは、管板に直接取り付けてもよい。1つ以上のオリフィスデバイスを、オリフィスプレートの取り付け前又は後のいずれかにおいて、オリフィスプレートに取り付けてもよい。
工程162において、オリフィスプレートに取り付けられた第1のオリフィスデバイスを回転させてもよく、かつ/あるいは、その他の方法でオリフィスプレートに対して位置決めしてもよい。例えば、第1のオリフィスデバイスの回転が、第1のオリフィスデバイスの第1の伝熱管内への第1の挿入深さを生じさせてもよい。
工程163において、挿入深さを、第1伝熱管内の流体の圧力を変更するように制御してもよい。いくつかの例において、1つ以上のオリフィスデバイスは、複数の移行段差部又は伝熱管内の流体の複数の圧力降下を提供する複数のねじ山を含んでいてもよい。
対応する伝熱管内へのオリフィスデバイスの相対的な挿入深さを調節することに加えて、オリフィスデバイスは、例えば、伝熱管への挿入とは反対方向にオリフィスデバイスをさらに回転させることにより、オリフィスプレートから取り外されてもよい。いくつかの例では、取り付けられたオリフィスデバイスの一部又は全てを含むオリフィスプレート全体を、管束の検査及び/又は保守のためにプレナムから除去してもよい。
工程164において、オリフィスデバイスに取り付けられた第2のオリフィスデバイスを回転させ、あるいはその他の方法で第2伝熱管内において第2の挿入深さに位置決めしてもよい。いくつかの例では、第2の挿入深さは、第1の挿入深さより深くてもよい。別の例では、第2の挿入深さは、第1の挿入深さより浅くてもよく、あるいは第1の挿入深さと等しくてもよい。伝熱管の選択された位置は、複数の固定装置によって、保持され、ロックされ、締着され、固定され、又はその他の方法で維持されてもよい。
1つ以上のオリフィスデバイスが、オリフィスプレートに位置する貫通孔の内ねじと噛み合うように構成された外ねじを備えていてもよい。例えば、オリフィスデバイスを貫通孔内で回転させることによって、オリフィスデバイスの挿入深さを変化させることができる。さらに、オリフィスデバイスは、第1の回転方向へのオリフィスデバイスの回転が挿入深さを増加させ、第2の回転方向へのオリフィスデバイスの回転が挿入深さを減少させるように構成されてもよい。
いくつかの例では、完成したオリフィスデバイス及びオリフィスプレートアセンブリとしてプレナムにオリフィスプレートを設置する前に、1つ以上のオリフィスデバイスを、オリフィスプレート内の対応する挿入深さに予め配置してもよい。例えば、オリフィスプレートに取り付けられたオリフィスデバイスを、オリフィスプレートをプレナム内に配置及び/又は取り付けるのと同時に、対応する管に挿入してもよい。
工程165では、第2伝熱管内の流体の圧力を、第2の挿入深さに応じて変更してもよい。いくつかの例では、圧力降下量は、少なくとも部分的には、挿入深さに設けられた複数のねじ山に基づいて決定されてもよい。例えば、オリフィスデバイスは、挿入深さに設けられたねじ山の数を変更することにより、圧力降下の量を変更するように構成してもよい。さらに、挿入深さに設けられたねじ山の数は、オリフィスプレート内でオリフィスデバイスを回転させることによって変化させてもよい。
工程166において、第1伝熱管及び/又は第2伝熱管内の流体の圧力を変えて、複数の伝熱管を通して略均一な流量及び/又は熱伝達を得てもよい。1つ以上のオリフィスデバイスは、伝熱管の内管壁内に挿入されるシャフトを備えていてもよく、給水の環状流路は、オリフィスシャフトと内管壁との間に形成されてもよい。
オリフィスシャフトは、給水の螺旋状をなす環状流路を提供するように構成された同心のねじ山を含んでもよい。さらに、同心のねじ山を、圧力降下が漸進的である移行段差部として構成してもよく、圧力降下を、伝熱管内に位置する同心ねじ山の数に応じて漸進的に変化させてもよい。
図17は、複数の伝熱管172に隣接して取り付けられた例示的なオリフィスプレート170を示す。伝熱管172は、管板175に溶接179してもよい。本明細書に示される様々な他の実施例が、オリフィスプレート内にオリフィスデバイスを配置することを示しているのに対し、オリフィスプレート170は、伝熱管172と整列する複数のオリフィス孔174を含み、伝熱管172へ入る冷却材176の流れを制御してもよい。いくつかの例では、オリフィスプレート170を、伝熱管172の端部に着座させてもよい。
オリフィスプレート170は、伝熱管172とオリフィスプレート170との隙間を通って生じ得る、冷却材176の迂回流178(又は漏れ)を最小化するために、伝熱管172の端部に押し付けられてもよい。いくつかの例において、金属製Oリング又はVシールなどの機械的シール装置177を、隙間を減少させる及び/又はなくすために、伝熱管172の端部とオリフィスプレート170との間に配置してもよい。
図18は、管板185に隣接して取り付けられた例示的なオリフィスプレート180を示す。オリフィスプレート180は、各オリフィス孔184の周囲に位置する複数の円筒形スタブ183を備えていてもよく、スタブ183は、迂回流漏れ188を制限するために管板185の面に取り付けられるようになっている。半径方向における各管孔及び/又は伝熱管182の間に、リガメント部187を配置してもよい。管板185の面上において、リガメント部187の大部分が、1つ以上の溶接部189によって占有されてもよい。
いくつかの例では、伝熱管182が管板185の表面より下に凹んでいる場合、オリフィスプレート180を、管板185の表面に直接もたれかかるように構成してもよい。伝熱管182を、管と管板の界面に沿ったレーザ溶接部により管板185に溶接してもよい。隅肉溶接に代えてレーザ溶接を使用することにより、例えば、伝熱管182間のリガメント部187上の溶接の侵入を最小限にしてもよい。プレナム内に単一のオリフィスプレートを設置する十分なアクセス空間があってもよい一方で、いくつかの例では、マルチプレートオリフィス取付システムを設置してもよい。
図19は、第1プレート191と、第2プレート192と、第3プレートの193と含む複数の取付プレートを備えた例示的なオリフィス取付システム190を示す。複数の取付プレートを含むことにより、単一プレート構成に比べ、各プレートの重量を減少させることができる。例えば、単一の取付プレートの重量が30ポンドである場合、3つのプレート191、192、193はそれぞれ、重量が約10ポンドとなるように寸法決め及び/又は構成してもよい。寸法を小さくした取付プレートは、手作業での取り扱いを容易にすることができ、かつ/あるいは、同時に設置及び/又はプレナムから除去可能なオリフィスデバイスの数を減少させることができる。1つ以上の取付プレートを使用することにより、管端に影響を与えることなく、所定の場所にオリフィスデバイスを位置決め及び固定しやすくなる。
いくつかの例では、取付プレートは、管の列又は行の間に配置された(例えば、曲線に沿って管の列又は行を分離している)1つ以上の周辺リガメント部に沿って分離及び/又は接続されてもよい。各取付プレートは、他のプレートと略同数の管を有するように構成してもよい。
ダウエルピンは、整列を容易にするために、設置時に、取付プレートを介して対応する管に挿入することができる。さらに、管板にオリフィスプレートを取り付けるために、複数のスタッド195を使用してもよい。スタッド195を、管板の孔に螺入してもよく、かつ/あるいは、管板の面に溶接してもよい。いくつかの例では、スエージ加工具を有底管に挿入してもよい。
各取付プレートに関連するスタッド195を配置するために、4つ以上の取付孔を、管孔パターン196の外側の領域で管板の周縁部の周りに配置してもよい。いくつかの例では、取付孔が配置される領域は、より大きな直径を有するようにドリル加工され、ねじを切られた取付孔が耐腐食性材料内に完全に含まれるように、耐腐食性材料で塞ぐことができる。耐腐食性プラグ用の管板の孔は、クラッディング前にドリル加工してもよく、その場合には、円筒状の耐腐食性プラグを挿入し、クラッディングし、その後、ドリル加工し、ねじが切られる。あるいは、耐腐食性プラグ用の管板の孔は、クラッディング後にドリル加工し、予めドリル加工されてねじが切られたプラグを挿入し、シール溶接してもよい。
ドリル加工及びねじ切り作業は、管板の内側表面上で実施してもよい。代替オプションとしては、管板の外面から管板の厚さを通してドリル加工する。この場合、孔に挿入されるプラグは、予めドリル加工されてその内面にねじが切られ、設置後に両面において溶接されてもよい。このドリル加工作業は、管板の外面からの管孔のドリル加工と併せて容易に実行することができる。いくつかの例では、溶接されたスタッドは、スタッドガンによって管板やオリフィスプレートの内面に溶接してもよい。
前述したように、オリフィスデバイスは、プレナムに取付プレートを設置する前に、取付プレートに取り付けられ、又はその他の方法で接合されてもよい。この手法により、取付プレートに関連したすべてのオリフィスデバイスを、取付プレートの設置時に略同時に、伝熱管の端部に挿入することができる。別の実施例においては、取付プレートにオリフィスデバイスを取り付ける前に、取付プレートを管板に整列させて該管板に設置してもよい。次に、オリフィスデバイスを、取付プレートの貫通孔を通して伝熱管の端部に個別に挿入し、その後、所定の位置になったところで取付プレートに取り付けてもよい。
いくつかの例では、オリフィスデバイスは、伝熱管の端部を通って挿入される、略半インチだけ大きな外径の領域を含んでいてもよい。伝熱管の内径は、オリフィスデバイスのより大きな外径の領域よりも僅かに大きくてもよい。各管の端部へ複数の流量制限器を同時挿入することを容易にするために、精密機械加工された嵌合フランジをオリフィスデバイス上、及び/又は取付プレート上に配置し、取付プレートに対する組み付けられたオリフィスデバイスの垂直性を向上させてもよい。
別の例では、取付プレートを一体型オリフィス突起と共に、金属三次元印刷技術により製造してもよい。管板の面上で管位置のレーザマッピングを行い、一体型流量制限器突起を含む取付プレートのソリッドモデルを作製してもよい。その後、このソリッドモデルを、管端部の現況データに基づいて具体的に配置されたオリフィス突起を含む一体型オリフィスプレートの精密三次元印刷のために利用してもよい。
オリフィスデバイス、取付プレート、及び/又は関連する金具の材料は、二次水環境に対する適合性を有していてもよい。取付プレート及びオリフィスデバイスの例示的材料は、優れた耐腐食性及び耐浸食性と、エチレンジアミン四酢酸又はヒドロキシ酢酸−ギ酸混合物などの、様々な伝熱管洗浄液との適合性とを有するため、例えば304又は304Lステンレス鋼などのステンレス鋼、又はSB−0564、UNS N06690(合金690)である。
まず取付プレートを設置して伝熱管の端部と整列させ、そして次に個々のオリフィスデバイスを、取付プレートを介して管の端部に挿入し、定位置に固定してもよい。流量制限器を管の内側に配置した後にプレートに固定するには、いくつかの任意選択的な方法がある。
図20は、取付プレートにオリフィスデバイスを固定するための4つの例示的な方法を示している。第1のオリフィスデバイス20Aは、ねじ接続部204によって取付プレート202に取り付けられていることが図示されている。ねじ接続部204は、第1のオリフィスデバイス20A上の外ねじ接続部及び取付プレート202内の内ねじ接続部の両方を含み得る。いくつかの例では、ねじ接続部204は、外ねじ接続部と内ねじ接続部との間に間隔を設け、例えばねじ接続部204において結合を生じさせることなく、対応する伝熱管205内での第1のオリフィスデバイス20Aの比較的些細な再配置及び/又はセンタリングを可能にするように、寸法決め及び/又は構成されてもよい。
第1のオリフィスデバイス20Aは、取付プレート202からの第1のオリフィスデバイス20Aの意図しない回転及び/又は緩みを回避するために、所定の位置に固定及び/又はロックされてもよい。いくつかの例では、第1のオリフィスデバイス20Aは、ねじ山をかしめることより及び/又はねじ接合部に自己ロック溶接(autogenous lock weld)206を行うことにより、取付プレート202に固定してもよい。
第2のオリフィスデバイス20Bは、断続ねじ、又は閂子機構208、を使用して取付プレートに取り付けられているものとして図示されている。第2のオリフィスデバイス20Bを、取付プレートを介して管端部に挿入し、第2のオリフィスデバイス20B上のフランジが取付プレートのフランジに接するまで、外ねじの領域に断続内ねじの領域を通過させてもよい。続いて、第2のオリフィスデバイス20Bを略90度回転させ、第2のオリフィスデバイス20Bの外ねじを取付プレート孔の内ねじと係合させてもよい。緩嵌平坦ねじ山(例えば、ピッチなし)の使用により、組み付け中に所定の位置に第2のオリフィスデバイス20Bを緩く保持するように構成してもよい。
いくつかの例では、別個の取付片を使用して、第2のオリフィスデバイス20Bを取付プレートにしっかりと固定し、動作中に第2のオリフィスデバイス20Bが回転したり緩むことを防止してもよい。別個の取付片は、第2のオリフィスデバイス20Bの端部に対して螺合及び/又は締着できるバッキングプラグ207を含んでもよい。
第3のオリフィスデバイス20Cは、第3のオリフィスデバイス20Cの端部に対して位置決め可能なバッキングプレート209を備えた別個の取付片により、取付プレートに取り付けられているものとして示されている。第3のオリフィスデバイス20C用に別個のねじ付プラグを使用することは、ねじ付プラグをバッキングプレート209にかしめる、又はロック溶接して、回転及び緩みを防止することを含んでもよい。いくつかの例では、第3のオリフィスデバイス20Cを所定の位置に保持するためにバッキングプレート209を使用することは、取り付けプレートに第3のオリフィスデバイス20Cを取り付けるために使用可能な4つ以上のスタッド及び/又はナットを含んでもよい。
第4のオリフィスデバイス20Dは、スプリング式ロック機構210によって取付プレートに取り付けられているものとして図示されている。図20に示されている1つ以上の他のオリフィスデバイスと同様に、第4のオリフィスデバイス20Dは、取付プレートを介して管端部に挿入されてもよい。第4のオリフィスデバイス20D上に位置する2つ以上の一体型ラグ214を、取付プレートの底部のスロットを通過するように構成してもよい。第4オリフィスデバイス20Dの挿入が継続しているときに、ラグ214は、第4オリフィスデバイス20Dが約90度回転され得る箇所に向かって、スプリング212及び/又はスプリングワッシャ213を押圧してもよく、第4オリフィスデバイス20Dが約90度回転された時点で、ラグ214が取付プレートのスロット内に落ちるようにしてもよい。続いて、ラグ214をスロット内にしっかり保持しているスプリングワッシャ213によって、第4オリフィスデバイス20Dを所定の位置にロックしてもよい。
いくつかの例では、十分な直径のクリアランスをラグ214とスロットとの間に設け、第4のオリフィスデバイス20Dの管との整列及び/又はセンタリングを可能にしてもよい。スプリング212に関連付けられたばね定数は、絞りアセンブリを実用可能にするために(例えば、手による過度の挿入力なしで)十分に低くなるように、かつ、動作中に第4のオリフィスデバイス20Dのがたつきを防止するのに十分な付着力を提供するために十分に高くなるように、選択されてもよい。表示スロット又はその他の位置表示部を第4オリフィスデバイス20Dの外側端部に配置して、適切な組み立ての目視確認を可能にしてもよい。
スプリングロックアセンブリ210は、孔の底部にワッシャ213を配置し、ワッシャ213の上にスプリング212を挿入し、その後、スプリング212を圧縮し、組み付け後にロック溶接することができるねじ付保持ワッシャ211でスプリングロックアセンブリ210を所定の位置にロックすることによって、それぞれの孔に予め組み付けることができる。スプリングロックアセンブリ210は、自動ロック式であってもよく、また、緩みの回避及び/又は流体励起振動(FIV)によるがたつきの可能性の低減のために提供され得るばね力及び/又は予めかけられた力で、第4オリフィスデバイス20Dの位置を保持するように構成されてもよい。
1つ以上のオリフィスデバイスを取付プレートに取り付けてもよく、同時に、取付プレートに取り付けている間に、1つ以上のオリフィスデバイスを降下させ、又は管から取り外してもよい。いくつかの例では、オリフィスデバイスは、まず取付プレートに設置及び/又は整列させられ、その後、取付プレートの孔を介して管端部の中に一度に挿入されてもよい。
図20に示されているオリフィスデバイスは、環状型流量制限器又は外ねじ付環状流量制限器を含むものとして示されているが、中央オリフィス流量制限器を含む、他のタイプのオリフィスデバイスもまた、同様の方法で取付プレートに取り付けられてもよい。いくつかの例においては、オリフィスデバイスは管に挿入されなくてもよく、むしろ管端部に着座させられてもよい。オリフィス流デバイスが管端部に挿入されない場合には、管と取付プレート孔との整列要件は、オリフィスデバイスが伝熱管に挿入される場合ほど重要ではない場合がある。
各オリフィスデバイスをそれぞれの管端部に適切に着座させることが、迂回漏れ流の低減又は排除の支援となってもよい。上記の1つ以上の取付手順を、オリフィスデバイスの位置を調節するように構成し、例えば、熱的及び/又は機械的な管板の反り、ならびに製造公差及び組立公差を考慮して、設置及び/又は動作時に、オリフィスデバイスが確実に管端部と同一平面にあるようにしてもよい。オリフィスデバイス及び/又は取付金具は、管板の反りを許容するために、動作中にオリフィスデバイスの位置を自己調整するように構成してもよい。例えば、スプリング式ロック機構210を、この調整機能を提供するように構成してもよい。取付プレート内に及び/又は管端部に対してオリフィスデバイスを着座させるために、ばね力を使用してもよい。
図21は、取付プレート230にオリフィスデバイス225を取り付けるために反転可能なスプリング式取付機構220を示す。いくつかの例では、オリフィスデバイス225は、中央流型オリフィスデバイスを含んでもよい。ばね力が伝熱管235の端部に対して取付プレート230を押す方向に作用するように、オリフィスデバイス225を、管板240に対向する取付プレート230の側から取付プレート230に組み付けてもよい。オリフィスデバイス225が適切に着座しているかどうかを間接確認することは、少しだけオリフィスデバイス225を後退させ、スプリング式取付機構220の適切な機能を確認すること、及び/又は寸法検査を行い、取付プレート230からオリフィスデバイス225の後端部までの距離が予想範囲内にあることを確認することを含んでもよい。管板240上に取付プレート230を設置する前に、オリフィスデバイス225を取付プレート230に取り付けてもよい。
図22は、対応する伝熱管に挿入されたオリフィスデバイスの除去、設置、及び/又は再設置作業を含む例示的プロセス2200を示す。工程2210において、取付プレートを保持し、取付プレートの輸送を支援するために、支援ツールを設置してもよい。
工程2220において、1つ以上の取付装置のロックを解除してもよい。取付装置は、各取付プレート用に4つ以上のナットを含んでもよい。ナットを緩めた及び/又は除去した後、取付プレートを降下させてもよく、かつ/あるいは、プレナムから除去してもよい。いくつかの例では、オリフィスデバイスは、除去される際に、取付装置に取り付けたままであってもよい。工程2210及び2220を、追加の取付プレート(例えば、マルチプレート取付構成用)について、反復及び/又は実行してもよい。
工程2230において、取付プレートの設置及び/又は再設置時に、取付プレートを取付装置及び/又はスタッドの上方に配置し、スタッドに螺嵌された1つ以上のナットにより所定の位置に緩く保持してもよい。
工程2240において、オリフィスデバイスの取付孔を管端部に整列させるために、取付プレートを介して、1つ以上のガイドピンを選択された孔に設置及び/又は挿入してもよい。いくつかの例では、4つのスタッド上のナットを締め付けることによって、取付プレートを所定の位置に固定してもよい。取付プレートを固定した後に、ガイドピンを除去してもよい。
工程2250において、オリフィスデバイスを取付プレートの孔を通して管端部に挿入し、スプリングワッシャを圧縮し、オリフィスデバイスをロック位置へと約90°回転させることにより、複数のオリフィスデバイスを一度に1つずつ設置してもよい。
工程2230、2240、及び2250を、追加の取付プレート(例えば、マルチプレート取付構成用)について、反復及び/又は実行してもよい。
工程2260において、1つ以上の取付プレート用の取付装置をロックし、最終的な設置検査を行ってもよい。
図23は、対応する伝熱管の端部に隣接して配置されたオリフィスデバイスの除去、設置、及び/又は再設置作業を含む例示的なプロセス2300を示す。オリフィスデバイスを、1つ以上のスプリングロック取付具により取付プレートに取り付けてもよい。また、オリフィスデバイスを、除去作業中及び設置/再設置作業中の両方において、取付プレートに取り付けてもよい。
工程2310において、取付プレートを保持し、取付プレートの輸送を支援するために、支援ツールを設置してもよい。
工程2320において、1つ以上の取付装置のロックを解除してもよい。取付装置は、各取付プレート用に4つ以上のナットを含んでもよい。ナットを緩めた及び/又は除去した後、取付プレートを降下させてもよく、かつ/あるいは、プレナムから除去してもよい。いくつかの例では、オリフィスデバイスは、除去されるときに、取付装置に取り付けたままであってもよい。工程2310及び2320は、追加の取付プレート(例えば、マルチプレート取付構成用)について、反復及び/又は実行してもよい。
工程2330において、取付プレートの設置及び/又は再設置時に、取付プレートを取付装置及び/又はスタッドの上方に配置し、スタッドに螺嵌された1つ以上のナットにより所定の位置に緩く保持してもよい。
工程2340において、オリフィスデバイスを管端部と整列させるために、取付プレートを介して1つ以上の整列装置を管板整列機構に設置してもよい。
工程2350において、取付プレートを、スタッドにナットを締め付けることによって所定の位置に固定してもよい。取付プレートの固定後、1つ以上の整列装置を除去してもよく、各オリフィスデバイスが適切に管端部に着座していることの確認を行ってもよい。工程2330、2340、2350を、追加の取付プレート(例えば、マルチプレート取付構成用)について、反復及び/又は実行してもよい。
工程2360において、1つ以上の取付プレート用の取付装置をロックし、最終的な設置検査を行ってもよい。
本明細書で提供される実施例は、主に加圧水型原子炉について説明しているが、実施例が、記載の、あるいは、いくつかの自明な改変を加えた、他のタイプの発電システムに適用されてもよいことは当業者に明らかであるはずである。例えば、その例又は変形例は、沸騰水型原子炉、液体金属ナトリウム原子炉、ペブルベッド型原子炉、又は、動作空間が限られた推進システムなどの、空間内で動作するように設計された原子炉、と共に動作可能としてもよい。特定の例では、原子炉内での螺旋コイル形蒸気発生器の使用について説明しているが、蒸気発生器はまた、ガス火力及び石炭火力発電所を含む、他のタイプの蒸気発生発電設備で動作するようにしてもよい。同様に、蒸気発生器は、自然又は強制循環のいずれかで動作するように構成されてもよい。
他の例としては、酸化ウラン、水素化ウラン、窒化ウラン、炭化ウラン、混合酸化物、及び/又は他のタイプの放射性燃料を採用する原子炉などの様々な原子炉技術を含み得る。なお、実施例は、特定のタイプの原子炉冷却機構に限定されるわけではなく、また、核反応内の又は核反応に関連付けられた、熱を生成するために使用される特定のタイプの燃料に限定されるものでもないことに留意すべきである。本明細書に記載の任意の速度及び値は、例として提供されるにすぎない。その他の速度及び値は、原子炉システムのフルスケール又はスケーリングされたモデルの構築などによる実験によって決定され得る。
本明細書に様々な実施例を記載及び例示したが、他の実施例では、構成及び詳細を変更してもよいことは明らかである。我々は、以下の特許請求の範囲の精神及び範囲に含まれるすべての改変例及び変形例を請求するものである。

Claims (25)

  1. 熱伝達システムであって、
    複数の伝熱管に給水を供給するように構成されるプレナムと、
    前記複数の伝熱管を前記プレナムに連結するように構成される管板と、
    前記プレナム内に取り付けられ、前記管板に隣接して配置されるオリフィスプレートと、
    前記オリフィスプレートによって支持され、前記複数の伝熱管に挿入するように構成される1つ以上のオリフィスデバイスと
    を備え、
    前記1つ以上のオリフィスデバイスが螺旋状の移行段差部を含み、前記複数の伝熱管への前記螺旋状の移行段差部の挿入が、前記熱伝達システムにおける前記給水の対応する圧力降下を決定する、熱伝達システム。
  2. オリフィスデバイスの前記螺旋状の移行段差部が、前記オリフィスプレートに配置された貫通孔の内ねじと噛み合うように構成される、請求項1に記載の熱伝達システム。
  3. 伝熱管内の前記オリフィスデバイスの挿入深さが、前記貫通孔内で前記オリフィスデバイスを回転させることによって変化する、請求項2に記載の熱伝達システム。
  4. 前記オリフィスデバイスが、第1の回転方向に前記オリフィスデバイスを回転させると前記オリフィスデバイスの挿入深さが増加し、第2の回転方向に前記オリフィスデバイスを回転させると前記オリフィスデバイスの挿入深さが減少するように構成されている、請求項3に記載の熱伝達システム。
  5. 前記螺旋状の移行段差部が外ねじを含み、前記圧力降下の量が、少なくとも部分的には、前記挿入深さにおいて提供されるねじ山の数に基づいて決定される、請求項1に記載の熱伝達システム。
  6. 前記オリフィスデバイスが、前記挿入深さにおいて提供されるねじ山の数を変更することによって、前記圧力降下の量を変更するように構成される、請求項5に記載の熱伝達システム。
  7. 前記挿入深さにおいて提供されるねじ山の数が、前記オリフィスプレート内で前記オリフィスデバイスを回転させることによって変化する、請求項6に記載の熱伝達システム。
  8. 前記1つ以上のオリフィスデバイスが、伝熱管の内管壁内に挿入されたシャフトを含み、前記シャフトと前記内管壁との間に、前記給水の略環状の流路が形成される、請求項1に記載の熱伝達システム。
  9. 前記螺旋状の移行段差部が、前記伝熱管内で前記給水の螺旋状の流路を提供するように構成される、請求項8に記載の熱伝達システム。
  10. 前記螺旋状の移行段差部が、前記伝熱管内に配置される螺旋状の移行段差部の数に応じて前記伝熱管内の圧力降下を漸進的に変化させるように構成される、請求項8の熱伝達システム。
  11. 給水源を受容する手段と、
    第1伝熱管及び第2伝熱管を含む複数の伝熱管に前記受容する手段を流体的に接続する手段と、
    オリフィス手段の挿入深さに少なくとも部分的に基づいて、前記第1伝熱管内に含まれる前記給水の圧力を変化させるためのオリフィス手段と、
    前記オリフィス手段を取り付けるための手段と
    を備え、
    前記第1伝熱管内の給水の圧力が、前記第1伝熱管に関連付けられた流量が前記第2伝熱管に関連付けられた流量に略等しくなるまで、前記取り付けるための手段に対して前記オリフィス手段を再配置することによって変化する、装置。
  12. 前記オリフィス手段が、前記第1伝熱管内で前記給水の回転流を提供する手段を含む、請求項11の装置。
  13. 前記取り付けるための手段が、前記第1伝熱管内で前記オリフィス手段の挿入深さを変更するための手段を含む、請求項11の装置。
  14. 前記取り付けるための部分が、前記取り付けるための手段を介して前記給水を導くように構成される貫通孔を含む、請求項11に記載の装置。
  15. 1つ以上の前記貫通孔が、さらに、前記オリフィス手段を支持するように構成される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記貫通孔が内ねじを含み、前記オリフィス手段が外ねじを含み、前記内ねじが前記外ねじと噛み合うように構成される、請求項15に記載の装置。
  17. 前記取り付けるための手段が、前記挿入深さに対する前記オリフィス手段の位置をロックする手段を含む、請求項11に記載の装置。
  18. 管整列オリフィスシステムを設置する方法であって、
    流体を搬送するように構成される複数の伝熱管が連結された管板に対してオリフィスプレートを隣接して取り付ける工程と、
    前記オリフィスプレートに取り付けられた第1のオリフィスデバイスを回転させる工程であって、前記第1のオリフィスデバイスの回転により、第1伝熱管内での前記第1のオリフィスデバイスの第1の挿入深さがもたらされ、前記第1伝熱管内の流体の圧力が、少なくとも部分的には、前記第1の挿入深さに基づいて決定される、工程と、
    前記オリフィスプレートに取り付けられた第2のオリフィスデバイスを第2の伝熱管内において第2の挿入深さに至るまで回転させる工程であって、前記第2の伝熱管内の流体の圧力が、少なくとも部分的には、前記第2の挿入深さに基づいて決定され、前記第2の挿入深さが、前記第1の挿入深さよりも深く、前記第1の伝熱管内及び第2の伝熱管内の流体の圧力を変化させることによって、前記複数の伝熱管を通る流量を略均一にする、工程と
    を含む方法。
  19. 前記第1のオリフィスデバイスが、螺旋状の移行段差部を含み、前記螺旋状の移行段差部が、前記第1伝熱管内の流体の圧力を変化させるように構成される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1のオリフィスデバイスの回転が、前記第1伝熱管内に位置する螺旋状の移行段差部の数を変化させる、請求項19に記載の方法。
  21. 複数の伝熱管に給水を提供するように構成されるプレナムと、
    前記複数の伝熱管を前記プレナムに連結するように構成される管板と、
    前記プレナム内に取り付けられ、前記管板に隣接して配置されるオリフィスプレートと
    を備え、
    前記オリフィスプレートが、前記給水が前記プレナムから前記伝熱管に流入するための通路を提供するように構成される複数の流路を含み、前記複数の流路が、隣接する流路間の迂回流漏れを制限する複数のシールによって分離されている、熱伝達システム。
  22. 前記複数のシールが、前記伝熱管の端部と前記オリフィスプレートとの間に配置される複数のOリング又はVシールを含む、請求項21に記載の熱伝達システム。
  23. 前記複数のシールが、前記複数の流路の周りに位置するとともに前記伝熱管の間に位置する複数のスタブを含み、前記複数のスタブが、前記管板の面に備え付けられる、請求項21に記載の熱伝達システム。
  24. 前記オリフィスプレートに取り付けられ、少なくとも部分的に、前記複数の流路内に位置する複数の中央流オリフィスデバイスをさらに含み、前記給水が、前記中央流オリフィスデバイスを介して前記プレナムから前記伝熱管に流入する、請求項21に記載の熱伝達システム。
  25. 前記中央流オリフィスデバイスが、前記複数の伝熱管に対して前記オリフィスプレートを押圧する方向にばね力を加えるように構成されるスプリング式取付機構によって、前記オリフィスデバイスに取り付けられる、請求項24に記載の熱伝達システム。
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