JP2017501943A - 多室付き耳栓ディスペンサ - Google Patents

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Abstract

使い捨て式耳栓を分配するための手動操作可能なディスペンサである。ディスペンサは、ハウジングと、割出し本体と、プレートとを有する。ハウジングは、容器からの耳栓を受容するための開口部を形成する。割出し本体は、ハンドルと、ハブと、ガイドコーンと、シールドとを有する。ハブは、互いに反対側の主面と複数の周方向に配置された通孔を形成する。ガイドコーンは上側主面から突出し、先端へと直径が先細になる。シールドの基部は、上側主面と反対側の前記先端の上方に配置される。シールドの壁は、前記先端の直径よりも大きい直径を有する縁部へと径方向外側に突出する。シールドとハンドルとは回転可能に取り付けられる。ハブは、前記開口部内に回転可能に取り付けられる。前記プレートは、ハウジングと連結され、分配開口部を形成する。ハンドルに手によって加えられる回転力によって、通孔の中の個々のものが分配開口部と選択的に整列される。【選択図】図1A

Description

本開示は、製品のディスペンサに関する。より詳細には、本発明は、使い捨て式耳栓を格納及び分配するための、手動操作可能なディスペンサに関する。
使い捨て式耳栓は、様々な場面で日常的に使用されている。工業的環境又は製造環境のような多くの場合では、大量の使い捨て式耳栓を常にすぐに利用可能な状態にしておくことが極めて望ましい。従来、使い捨て式耳栓は、例えば、中に耳栓が緩く詰められた大きな開放箱により、嵩張る形で提供されていた。作業者(又は他の使用者)は、単純に箱に手を突っ込んで必要なだけ耳栓を取り出す。このような開放箱方式は実行可能ではあるがいくつかの明らかな難点がある。例えば、作業者は箱に手を突っ込んで複数の耳栓を常に取り出すことになるため、余分な、必要のない耳栓がしばしば使用されることなく捨てられてしまう。更に、作業環境中の汚染物質及び/又は作業者の手によって運ばれる汚染物質が開放箱内に導入される場合があり、可能性のある衛生上の懸念につながる。
上記の懸念を解決するため、様々な使い捨て耳栓ディスペンサが考案されている。一般的に、ディスペンサは、使い捨て式耳栓の大規模な大量供給を緩く格納し、耳栓を一度に分配又は販売することを目的とした手動操作可能な機構を与える。このような分配機構は、従来、一連の個別の穴が形成されたホイールを有する回転式のものである。理論上は、大量供給用の耳栓は、複数の穴のそれぞれの中に自己装填されてから、ホイールの回転に伴って重量の下でその機構から個々に分配される。特に、耳栓ディスペンサと共に用いられる回転式分配機構は、一部の薬剤カプセルディスペンサ、又は小さくて固い物体(例えばガムボール)を格納し、個々に分配(又は販売)することを目的とした他の装置と似ている。薬剤カプセル及び使い捨て式耳栓とのサイズ及び形状との間の大まかな類似性を考慮すると、このような回転機構方式の一見したところの有用性は非常に根拠があるものである。しかしながら、使い捨て式耳栓に特有の特定の物理特性は、従来の回転式分配機構によっては完全に解決されない明らかな問題を生じる。
例えば、幾つかの種類の使い捨て式耳栓は開放気泡型又は閉鎖表面型の回復の遅い発泡材料で形成され、固い物体と異なり、圧縮可能である。更に、多くの使い捨て式耳栓は、その外表面にある程度の粘着性を有している。これらの特有の特性のため、従来の回転式分配機構では、使用者によって行われる毎回のホイールの回転によって1個のみの耳栓を正確かつ一定して分配することは困難である。代わりに、2個の(又はそれよりも多い)耳栓が1個の分配穴に自己装填された後、縦一列で分配されることになる。あるいは、大量供給のためにいずれか1個の耳栓が分配穴の中に自己装填されることが明らかに妨げられることになる。更に、圧縮可能な耳栓が分配機構の様々な可動要素の間に容易に挟まって、動作不良が頻発しうる。
以上の点を鑑み、詰まり又は他の動作不良の発生が最小限に抑えられて、耳栓を一度に1個正確に分配する使い捨て式耳栓ディスペンサ及び関連する手動操作可能な分配機構が求められている。
本開示の原理に基づく幾つかの態様は、使い捨て式耳栓を耳栓の容器から分配するための手動操作可能なディスペンサに関する。本ディスペンサは、ハウジングと、割出し本体と、プレートとを有する。ハウジングは、容器からの耳栓を受容するための開口部を形成する。割出し本体は、ハンドルと、ハブと、ガイドコーンと、シールドとを有する。ハンドルは下端で終端する。ハブは、前記下端の反対側において前記ハンドルから径方向外側に突出し、互いに反対側の上側及び下側主面を形成する。更に、ハブは、それぞれが耳栓を受容するように構成された複数の周方向に配置された通孔を形成する。ガイドコーンは上側主面から突出し、先端へと直径が先細になる。シールドは基部とシールド壁とを有する。基部は、上側主面と反対側の前記先端の上方に配置される。シールド壁は、前記基部から前記先端の直径よりも大きい直径を有する周縁部へと径方向外側に突出する。シールドとハンドルとは回転可能に取り付けられる。ハブは、前記開口部内に回転可能に取り付けられる。前記プレートは、下側主面に近接して前記ハウジングと連結され、分配開口部を形成する。本ディスペンサは、ハンドルに手によって加えられる回転力によって前記通孔の個々のものが分配開口部と選択的に整列されるように構成される。幾つかの実施形態では、第1室がシールドの下方に確立され、第2室がシールドの上方に確立される。これらの構造物では、シールドが第2室内の耳栓の集合的重さから第1室内の耳栓を保護することにより、第1室内の耳栓は複数の通孔の空いている1つの中により簡単に装填されることになる。幾つかの実施形態では、ハンドルはスリーブとガイド壁とを有する。最終的な組み立て時にはガイド壁の内縁部が各通孔に近接し、ガイド壁とガイドコーンとが、空いている複数の通孔内に耳栓を縦方向又は縦配向に装填されることを仕向けるように縦一列に構成される。
本開示の原理に基づく耳栓ディスペンサの分解斜視図である。 最終的な組み立て時の図1Aのディスペンサの斜視図である。 図1Aのディスペンサに有用な分配機構の分解斜視図である。 図2の分配機構の割出し本体部分の斜視図である。 図3Aの割出し本体の平面図である。 3C−3C線に沿った図3Bの割出し本体の断面図である。 3D−3D線に沿った図3Cの割出し本体の断面図である。 使い捨て式耳栓の簡略側面図である。 図3Aの割出し本体の一部の拡大断面図であり、使い捨て式耳栓と割出し本体に設けられた通孔との間の接触面を例示している。 図3Aの割出し本体の一部の拡大断面図であり、使い捨て式耳栓と割出し本体に設けられた通孔との間の接触面を例示している。 図2の分配機構に有用なシールドの平面図である。 5B−5B線に沿った図5Aのシールドの断面図である。 図5Aのシールドと組み立てられた図3Aの割出し本体の平面図である。 6B−6B線に沿った図6Aのアセンブリの断面図である。 図2の分配機構に有用なハウジングの斜視図である。 図7Aのハウジングの平面図である。 7C−7C線に沿った図7Bのハウジングの断面図である。 最終的な組み立て時の図2の分配機構の斜視図である。 図8Aの分配機構の斜視断面図である。 図8Aの分配機構の縦断面図である。 図8Aの分配機構の一部の平面図である。 使い捨て式耳栓を取扱い、分配する際の図8Aの分配機構の動作を例示する。 使い捨て式耳栓を取扱い、分配する際の図8Aの分配機構の動作を例示する。 使い捨て式耳栓を取扱い、分配する際の図8Aの分配機構の動作を例示する。 使い捨て式耳栓を取扱い、分配する際の図8Aの分配機構の動作を例示する。 使い捨て式耳栓を取扱い、分配する際の図8Aの分配機構の動作を例示する。 使い捨て式耳栓を取扱い、分配する際の図8Aの分配機構の動作を例示する。 図8Aの分配機構と容器を含む、図1Aのディスペンサの一部の分解斜視図である。 最終的な組み立て時の図10Aの容器と分配機構の一部の断面図である。 使い捨て式耳栓が装填された図11Bのアセンブリの断面図である。 分配機構及びフレームを含む、図1Aのディスペンサの一部の分解斜視図である。 最終的な組み立て時の図11Aの各構成要素の平面図である。 スタンドと組み立てられた分配機構を含む、図1Aのディスペンサの一部の側面図である。 最終的な組み立て時の図1Aのディスペンサの正面図である。
本開示の原理に基づく耳栓ディスペンサ20の一実施形態が図1A及び1Bに示されている。ディスペンサ20は、分配ユニット22及び任意選択のカバー24を有している。分配ユニット22は更に、分配機構26及び任意選択のスタンド30によって保持されたフレーム28を有している。多様な構成要素の詳細を以下に示す。しかしながら、大まかに述べると、分配機構26は、使い捨て式耳栓(図に示されていない)の大量供給を収容した容器32を受容するように構成されており、大量供給から個々の耳栓を分配するように手動操作することが可能である。フレーム28は分配機構26を保持しており、任意選択のスタンド30がフレーム28、したがって分配機構26を設置面(例えば壁、テーブルトップなど)に対して支持している。カバー24は、設けられる場合には、個々の耳栓が分配機構26から放出される際に耳栓を周囲の環境から部分的に遮蔽する。ディスペンサ20、詳細には分配機構26は、機構の詰まりの発生を最小限に抑えながら、圧縮可能な粘着性表面を有する耳栓と相互作用して正確にこれを分配するように構成されている。
分配機構26の一実施形態が図2に更に詳細に示されており、割出し本体40、ハウジング42、プレート44、及び任意選択のシールド46を有している。割出し本体40は、ハウジング42と回転可能に組み合わされるように構成されており、ハブ50、ガイドコーン52、及びハンドル54を有している。図3A〜3Dを参照すると、ガイドコーン52とハンドル54とは割出し本体40の長手方向軸に沿ってハブ50から互いに反対方向に突出している。
幾つかの実施形態では、ハブ50は、長手方向軸Aに対して径方向に延び、環状外壁58において終端するプラットフォーム56を有している。複数の通孔60がプラットフォーム56内に形成されており、それぞれ1個の耳栓(図に示されていない)を選択的に受容するような大きさ及び形状となっている。図3Bに最も分かりやすく示されるように、複数の通孔60は、外周方向に整列されており、かつ幾つかの実施形態では互いから等間隔で離間されている。各図では、ハブ50は5個の通孔60を有するものとして示されているが、これよりも多いか又は少ない他の任意の数も同様に許容される。
複数の通孔60は、長手方向に延びるように配置されており(例えば複数の通孔60のそれぞれの中心軸が長手方向軸Aとほぼ平行(例えば真の平行関係から5°以内)となっている)、かつハブ50の互いに反対側の主面に開いている。次に、図3A及び3Cの配向に対して、耳栓(図に示されていない)は最初にプラットフォーム56の「上方」から複数の通孔60内に装填され、ハブ50の「下方」の位置に分配又は放出される。これに関し、プラットフォーム56は、ハブ50の上側の主面を画定している。幾つかの実施形態では、ハブ50は、環状外壁58がプラットフォーム56の反対側のハブ50の下側主面62を画定した概ね中空の構造を有することができる。他の実施形態では、ハブ50はより中身の詰まった構造を有してもよい。いずれにせよ、下記により詳細に述べるように、個々の耳栓は、プラットフォーム56において複数の通孔60のそれぞれの中に自己装填され、続いて個々の耳栓は対応した通孔60から下側主面62の方向に重力誘導によって放出される。複数の通孔60はそれぞれ、図に示されるような円筒形状を有することができる。他の実施形態では、複数の通孔60は、プラットフォーム56から延びるにしたがって直径が増大又は減少する、先細になった形状を有することができる。更なる他の実施形態では、複数の通孔60は横断面が非円形であってもよく、例えば楕円状の外周形状を有することができる。
複数の通孔60は、一般的に個々の耳栓を直立した配向又は縦配向に一時的に保持することを助長するような大きさ及び形状となっている。参照の基準として、本開示のディスペンサに有用な使い捨て式耳栓は、様々な異なる構造物(例えば形状、寸法、材質など)を有してよく、複数の通孔60は、多くの異なる構成を有する耳栓のデザイン、スタイル又は形式と正確に相互作用するように又はこれらを扱えるように形状が決められている。しかしながらより一般的に述べ、また図4Aを参照すると、使い捨て式耳栓70は、長さL及び最大の外側幅(又は直径)Wを規定している。長さLは従来、最大幅Wよりも大きくなっており、図4Aは、耳栓70を直立した方向又は縦方向(すなわち、耳栓70の形状によって規定される主軸が垂直に配置されている)で示している。本開示に有用な使い捨て式耳栓は、図4Aに示されるような円錐状の形状、又は円筒若しくは円筒状、又はより複雑な形状などの様々な異なる形状を有しうる。本開示は、いかなる特定の使い捨て式耳栓の形状にも大きさにも限定されない。このことを考慮して、図4B及び4Cには、複数の通孔60のそれぞれが、予想される耳栓の長さL及び最大幅Wに基づいて選択された、詳細には耳栓70が縦方向でのみ通孔60内に完全に受容及び配置されるように選択された高さH及び最小直径Dを有していることが示されている。通孔直径Dは、装填された耳栓70が高さHの大部分を占有し、したがって第2の耳栓(図に示されていない)が既に装填されている耳栓70の「上になって」通孔60内に完全に装填されることを防止するように(したがって、1個のみの耳栓70が通孔60から続いて分配されるように)耳栓70の予想される長さよりも小さくなっている。別の言い方をすると、通孔60が、耳栓70を通孔60内に水平方向に(又は通孔60の高さHに垂直に)配置することができるような大きさであれば、第2の耳栓も通孔60内に完全に装填されうるため、望ましくない。しかしながら、通孔直径Dは、耳栓70が通孔60内に容易に入り、又は縦方向に装填されるように、予想される耳栓の最大幅Wよりも少なくともわずかに大きくなっている。この点に関し、幾つかの実施形態では、本開示のディスペンサは、通孔直径Dが、特定のディスペンサに使用されることを意図した耳栓製品の最大耳栓直径よりもわずかに大きくなるように選択されており、多くの異なる耳栓の形状及び大きさ(例えば11種類の異なる使い捨て式耳栓の形式)において同様に有用であるように構成されている。図4B及び4Cの図(その図において耳栓70が、通孔高さH及び直径Dの相当部分を占有している)に示される通孔60と耳栓70との間の寸法の関係はあくまで1つの例にすぎない。本開示のディスペンサ及び分配機構は、図に示される耳栓70よりも小さいものを含む他の耳栓の大きさでも同様に有用である。したがって、他の耳栓は、図4B及び4Cの相対的な大きさと比較して、より短くても(したがって通孔高さHのより小さい部分を占有する)、かつ/又はより幅が狭くても(したがって通孔直径Dのより小さい部分を占有する)よい。
図4B及び4Cに示されるように、複数の通孔60のそれぞれは壁表面80によって形成、又は囲まれている。理論上は、個々の耳栓70を、通孔60の壁表面80と接触することなく、複数の通孔60の対応する1つの中に置くことが可能であるが、実際上は、耳栓70は壁表面80の様々な領域とほとんど常に接触することになる。このことを考慮して、幾つかの実施形態では、壁表面80は、使い捨て式耳栓70との低摩擦の接触面を増加させる1つ以上の固着防止構造物又は機能を任意選択で組み入れる。より詳細には、壁表面80は、従来、少なくともある程度の粘着性又は粘つきを有する耳栓70の外表面と摺動する接触面を任意選択で増加させるように構成される。この摺動する接触面は、壁表面80の少なくとも一部に、又は少なくとも一部の上にマクロ的な凹凸の部分を形成することによって与えることができる。例えば、幾つかの実施形態では、壁表面80は複数の長手方向のリブ82を形成、又は画定する。複数リブ82は集合的にリブ状のマクロ的構造を形成し、各リブ82の周方向に隣り合うもの同士は溝84によって分離されている。複数リブ82のそれぞれの径方向の高さ(すなわち複数溝84のそれぞれの深さ)は少なくとも約0.3mm程度であってよいが、他の寸法(これよりも大きいか又は小さい)も許容される。複数リブ82は壁表面80の周囲に沿って均一に形成することができ、複数溝84のそれぞれの周方向の幅は1mmを下回らない程度であるが、他の寸法(これよりも大きいか又は小さい)も許容される。複数リブ82は、耳栓70の意図される落下方向に概ね沿っていてよい(例えば通孔60の中心線、したがって長手方向軸A(図3C)とほぼ平行(例えば真の平行関係の5%以内)である)。また、複数リブ82は、壁表面80の両端の間に延びるわずかな螺旋又は捩れ又は旋条を画定するように、通孔の中心線に対して所定の角度をなして配置することもできる。最後に、複数リブ82は、壁表面80の全体に沿って形成又は設けられている(例えばプラットフォーム56と通孔60の反対側の末端部との間に延びる)様子が示されているが、他の実施形態では、リブ82(又は他の耳栓接触面増加する構成)は壁表面80の一部のみを含んでもよい。
他の実施形態では、複数リブ82は、別の形のマクロ的な表面テクスチャー化加工若しくは粗面化加工(例えば壁表面80に刻み付き加工することができる)で置き換えられるか、又は一連の隆起部若しくはリング、又はそれと接触する使い捨て式耳栓との低摩擦接触面を与えるように構成された他の形状の突起部によって形成される。更なる他の実施形態では、任意選択で壁表面80に設けられる固着防止構造又は構成として、壁表面80を低表面エネルギー材料でコーティング又は形成することによって耳栓70と壁表面80との間の接着力を低減させることが挙げられる(例えば低表面エネルギー材料とは、幾つかの使い捨て式耳栓に存在する粘着面を誘引するのではなく、反発する傾向を示すものである)。その低表面エネルギー材料は、低表面エネルギーを本来示す任意の材料であってよく、又は壁表面80の材料中に組み込まれた材料であってもよい(例えば、ハブ50、したがって壁表面80は成形プラスチックであってよく、このプラスチック材料又は樹脂が、フルオロポリマー(例えばミネソタ州セントポールのスリー・エム社(3M Company)より3M(商標)Dyneon(商標)の商品名で販売されている)などの低表面エネルギー添加剤を含む)。
本開示に基づく、任意選択の固着防止構造物又は機能には、耳栓と固着防止構造又は構成を有さない通孔の壁表面との間に他の方法で存在する摩擦接触面と比較した場合に、耳栓との摩擦接触面を減少させる任意の表面構成が含まれる。その固着防止構造又は構成は、化学的な性質のもの(例えば低表面エネルギー材料又はコーティング)、又は機械的な性質のもの(例えばリブなどのマクロ的な凹凸のもの)、又は両者の組み合わせであってよい。更なる他の実施形態では、壁表面80は平滑であってよく、低表面エネルギーの特性を有さない材料で形成することもできる。
図3A〜3Dに戻り、幾つかの実施形態では、壁表面80は、環状外壁58と中央リング92との間に延びるブラケット構造90(図3Dに最も分かりやすい)によってそれぞれ支持又は画定されている。ブラケット構造90はそれぞれ、対応する壁表面80をプラットフォーム56に対して支持し、対応する通孔60がブラケット構造90の終端94(図3C)において開放している。この構成によって、ブラケット構造90の周方向に隣り合ったものの間に開放領域96(図3D)が形成される。また、ハブ50はより中身のより詰まった構造を有してもよい。最後に図3Cに最も分かりやすく示されるように、開放端94は、任意選択で下記で明らかとされる理由のために、環状壁58によって画定される下側主面62よりもわずかに上方に位置することができる。
ガイドコーン52は、長手方向軸Aと同心のプラットフォーム56から上方に突出しており、プラットフォーム56と反対側の先端100で終端している。ガイドコーン52は、プラットフォーム56から先端100へと外径が先細になっている概ね円錐状の形状を有している。ガイドコーン52の外表面104には任意選択で複数の溝102が形成され、各溝102は複数の通孔60の対応する1つと整列している。ガイドコーン52の高さ(すなわちプラットフォーム56と先端100との間の長手方向の寸法)は、予想される耳栓の長さ(図に示されていない)よりも大きくなっており、複数の溝102は、1個の耳栓を上記に述べた直立した配向又は縦配向で対応する通孔60に向けて案内するような大きさ及び形状となっている。しかしながら、複数の溝102以外に、ガイドコーン52のプラットフォーム56における外径は、複数の通孔60によって集合的に規定される内径よりも大きくてよい。この構成により、外表面104は複数の隔壁106(図3A及び3B)を形成し、複数の隔壁106のそれぞれが、複数の通孔60周方向に隣り合った間隔の間の間隔内に突出している。このため、プラットフォーム56において、複数の隔壁106のそれぞれと環状外壁58との間の径方向の距離は、複数の溝102のそれぞれと環状外壁58との間の径方向の距離(すなわち長手方向軸Aに対して径方向又は垂直な方向の)よりも小さく、後述するように、このように小さくなっている間隔のために装填されなかった耳栓がプラットフォーム56から取り除かれると考えられる。
最後に、ガイドコーン52は、外表面104から突出した1個のブレード108を有することができる。そのブレード108は長手方向軸Aに対して径方向に配置されており、割出し本体40の回転によって、ガイドコーン52の周囲に緩く配置された耳栓(図に示されていない)の混合を助長するように構成されている。
ハンドル54は、長手方向軸Aを中心とする同心状に、ハブ50に対して下方に(すなわちガイドコーン52と反対の方向に)突出している。幾つかの実施形態では、ハンドル54は、ハブの中心リング92の延長部分とみなすことができる。ハンドル54は、使用者の指との接触面を増加させるように構成された輪郭形成グリップ面110を画定することができる。正確な構成を問わず、ハンドル54の外径は、複数の通孔60によって集合的に規定される内径よりも小さくなっている。別の言い方をすると、複数の通孔60は長手方向軸Aに対して径方向に(すなわち長手方向軸Aに垂直な方向に)ハンドル54を越えて配置されている。
図2に戻り、シールド46は、設けられる場合には、割出し本体40に組み付けられるように構成されており、他の実施形態では、割出し本体40と一体に形成することができる。いずれにせよ、図5A及び5Bを参照すると、シールド46は、基部120及びシールド壁122を有するか又は画定している。シールド壁122は、基部120から周縁部124へと径方向外側に突出している。更に、シールド壁122は円錐状の形状を画定しているため、シールド46は傘に類似している。下記で明らかとされる理由のため、輪郭126(例えば複数溝又は複数スロット)をシールド壁122の外表面に形成することができる。いずれにせよ、シールド46の周縁部124における外径は、ハブ50の対応する機能(図3A)に基づいた大きさとなっている。
より詳細には、図6A及び6Bに、例えばダボアセンブリ130を介して割出し本体40に組み立てられたシールド46が示されている。図に示されるように、基部120は、ガイドコーン52の先端100の上方に、シールド壁122がプラットフォーム56に向かって外側かつ下方に延在するようにして取り付けられる。シールド壁122のテーパ角はガイドコーン52のテーパ角とは異なっているため、シールド壁122はガイドコーン52の外表面104から径方向に離間している。図6Bに最も分かりやすく示されるように、これにより、ガイドコーン52の外表面104とシールド壁122の下面134との間には間隔132が形成されている。この構成では、周縁部124はガイドコーン52から径方向に離間している。周縁部124はプラットフォーム56から長手方向に離間しているため、シールド46とプラットフォーム56との間に室136が形成される。下記に述べるように、耳栓(図に示されていない)は室136内に緩く配置され、シールド46が室136内の耳栓を、シールド46の上方に位置する他の耳栓から隔離する。これに関し、また図6Aに最も分かりやすく示されるように、シールド46の周縁部124における外径は、複数の通孔60によって集合的に規定される内径よりも大きくなっている。別の言い方をすれば、図6A及び6Bの最終的な組み立て状態では、シールド46は複数の通孔60のそれぞれの少なくとも一部を覆うように突出し、室136が複数の通孔60のそれぞれの少なくとも一部をより確実に含むことになる。
図2に戻ると、ハウジング42は、割出し本体40、詳細にはハブ50を回転可能に受容するような大きさに形成された概ねリング形状の構造である。例えば、また図7A〜7Cを参照すると、ハウジング42は、スリーブ140、ガイド壁142、捕捉リング144、及びフランジ本体146を有している。スリーブ140は、中心軸Cを中心として同心円状に配置された円筒状のものである。スリーブ140は上端148と下端150との間に延在し、内表面152及び外表面154を画定している。内表面152によって画定される直径(ガイド壁142を除く)は、ハブ50の外径(図3A)、詳細には環状外壁58の直径(図3A)と一致している。より詳細には、スリーブ140はハブ50を同軸的に受容するような大きさの開口部を画定しており、環状外壁58は、ハブ50がスリーブ140に対して回転することができる方法で内表面152と接して入れ子に収まるようになっている。
ガイド壁142は、スリーブ140の上端148から径方向内側に(中心軸Cに対して径方向又は垂直な方向に)突出している。図7Cに最も分かりやすく示されるように、ガイド壁142は、上端148から長手方向及び径方向にオフセットした内縁部160で終端している。したがって、内縁部160の直径はスリーブ140の内表面152の直径よりも小さくなっている。ガイド壁142のガイド面162は、上端148から内縁部160まで延びる間でほぼ平滑かつ均一であってよい。しかしながら、幾つかの実施形態では、ガイド壁142の周囲の一部に沿って、他の均一なガイド面162の径方向内向き(中心軸Cに対して径方向又は垂直な方向)の突起部又は不連続部として形成されたバリア部材164が画定されている。図7Bに見られるように、バリア部材164は、ガイド壁142の周囲の一部のみに沿って形成されており、そのため、360°よりも小さい円弧の角度、又は90°よりも小さい円弧の角度を有している。これに関して、下記に明らかとされるように、バリア部材164の円弧長は割出し本体40(図2)の幾何学的特徴と一致しており、ガイド面162の内縁部160の半径とバリア部材164も同様に一致している。
捕捉リング144は、上端148に隣接してスリーブ140の周りに同軸的に配置されている。スリーブ140の捕捉リング144と外表面154との間にはスロット170が形成されており、容器32(図1A)のネックを受容するように寸法決めされている。これに関して、ハウジング42は、スロット170内に容器のネックを選択的に捕捉する固定タブ172のような様々な機構を有することができる。
図7A〜7Cを引き続き参照すると、フランジ本体146は、肩部180及びフランジ182を有している。肩部180は、捕捉リング144と接続して捕捉リング144から延びており、フランジ182は肩部180から径方向外側に突出している。大まかに述べると、フランジ本体146はフレーム28(図1A)に関連した構成に基づいた大きさ及び形状に構成されているため、ハウジング42をフランジ本体146を介してフレーム28に取り付けることができるようになっている。これに関して、幾つかの実施形態では、ハウジング42は、フレーム28に対して回転できないようにフレーム28に取り付けられることが望ましい。このような回転しない連結を確実とする上で有用な、任意選択の構成要素については後述する。しかしながら、フランジ本体146は、フランジ182の対応する切欠き部186a,186bに隣接して配置されるピン184a,184bなどの更なる構成要素と協働する更なる機構を有するか又は与えることができる。
図2に戻り、プレート44は、ハウジング42と固定的に組み立てられるように構成されており、分配開口部200を画定している。下記により詳しく述べるように、分配機構26の動作は、分配開口部200を通って耳栓(図に示されていない)が分配されるように、複数の通孔60のそれぞれを分配開口部200と選択的に整列させることを伴う。このため、分配開口部200は、複数の通孔60のそれぞれの大きさ及び形状と概ね一致した大きさ及び形状を有している。例えば、幾つかの実施形態では、分配開口部200は、複数の通孔60よりも大きくなっている。しかしながら、分配開口部200の周方向の幅は、2個の周方向に隣り合った通孔60の間の円弧長よりも小さくなっているため、プレート44に対する割出し本体40の任意の回転位置において、複数通孔60のうちの1個のみが分配開口部200の「中」にあることになる。
プレート44では、分配機構26の一部としての組み立てを容易にする様々な異なる機能を用いることができる。例えば、幾つかの実施形態では、プレート44は、ハウジング42の形状と概ね一致した円形の外周を有し、割出し本体のハンドル54を同軸的に受容するような大きさの中心穴202を形成する。
分配機構26の最終的な組み立て状態が図8A〜8Dに示されている。割出し本体40はハウジング42内に同軸的に配置され、ハブの環状外壁58がスリーブ140内に入れ子に収まっている。プレート44は、例えば穴202内に回転可能に受容されたハンドル54と共にハウジング42と組み立てられる。プレート44はハウジング42に取り付けられ、一方では割出し本体40はハウジング42に回転可能に取り付けられる。より詳細には、ハブ50が、ハウジング42のガイド壁142とプレート44との間に捕捉される。ガイド壁142の内縁部160は、プラットフォーム56と接触するか又はプラットフォーム56からわずかに離間してよく、かつ環状外壁58の下側主面62は、プレート44と接触するか又はプレート44からわずかに離間してよい。いずれにせよ、ハブ50の外径はスリーブ140の内径よりもわずかに小さくなっているため、ハブ50はスリーブ140に対して回転することができる。この構成では、更に割出し本体40は、長手方向軸Aを中心としてハウジング42及びプレート44に対して回転可能である(すなわち、長手方向軸Aはハウジング軸Cと整列している)。最後に、シールド46(設けられる場合)が、割出し本体40に取り付けられ、割出し本体40の回転と共に回転する。しかしながら、他の実施形態では、シールド46は割出し本体40からの回転と遮断されてもよい。
ガイドコーン52とガイド壁142は、組み合わせて、複数の通孔60に隣接する環状通路204を形成する。図8Dの平面図(説明を簡単にするためにシールド46は省略されている)に強調されているように、幾つかの実施形態では、ガイド壁142の内縁部160は、プラットフォーム56上に複数の通孔60のそれぞれの径方向の最も外側の部分に直接隣接して配置されるが、複数の通孔60を覆うことはない(バリア部材164以外で)。他の実施形態では、内縁部160は、複数通孔60のそれぞれの径方向の最も外側の部分から離間してもよい。バリア部材164の径方向内側への延長部は、複数の通孔60によって集合的に規定される外周内に突出している。バリア部材164の円弧の長さは複数の通孔60のそれぞれの直径よりも大きくなっており、バリア部材164の円弧の角度は、2個の周方向に隣り合った通孔60の間の周方向の間隔と概ね等しい。この構成では、複数通孔60の少なくとも1つの一部はバリア部材164の「下に」配置されている。上記の説明に一致して、(プラットフォーム56上での)複数の隔壁106とガイド壁142との間の径方向の(すなわち軸A,Cに垂直な方向の)距離は、複数の溝102とガイド壁142との間の径方向の距離よりも小さくなっている。
使い捨て式耳栓70を扱って分配するときの分配機構26の動作が図9A〜9Fに大まかに示されている。説明及び理解を助けるため、シールド46は図9Aの図では取り外されている。図9Aの動作状態では、第1〜第4の通孔60a〜60dのそれぞれには耳栓70が装填されているが、第5の通孔60eは空になっている。更にいくつかの耳栓70a〜70cがプラットフォーム56の近くに緩く、又はランダムに置かれている。装填されていない耳栓は事実上あらゆる配向を自然にかつランダムにとりうるものであり、分配機構26の近くの装填されていない耳栓は、可能なあらゆる表面において分配機構26とランダムに接触することから、図9Aの配置はあくまで1つの例にすぎない点は理解されるであろう。幾つかの実施形態では、ガイドコーン52とガイド壁142との間の間隔により、装填されていない耳栓70a〜70cの少なくとも一部のものはプラットフォーム56からわずかに離れて、続いて空の通孔60内への自己装填につながる配向に動くように仕向けられる。例えば、図9Bは、第2の装填されていない耳栓70bの1つの可能な自然に生じる配向を示している。図9A及び9Bを交互に参照すると、(ガイドコーン52の)隔壁106とガイド壁142との間の径方向の距離は耳栓70bの長さよりも小さくなっているため、図9A及び9Bの配向で置かれた場合に耳栓70bはプラットフォーム56からわずかに上に持ち上げられる。更に、ガイドコーン52及びガイド壁142の反対向きのテーパ角度のために耳栓70bが傾き(すなわち耳栓70bの中心線がプラットフォーム56の平面と非平行となる)、後述するように、この傾いた配向が複数通孔60の空いている1つの中で整列すると、耳栓70bの自己装填につながる。図9A及び9Bの第2の耳栓70bの位置及び配向はあくまで1つの可能性であり、多くの場合において、装填されていない耳栓はプラットフォーム56と接触することができ、また接触するものである。更に、本開示に有用な他の使い捨て式耳栓は、より短い長さを有するものでもよく、したがって、図9Bの配向にある場合でもガイドコーン52とガイド壁142とにわたって架らない場合もある。装填されていない耳栓70a〜70cの少なくとも一部のものをプラットフォーム56から任意選択で持ち上げることにより、散らばっている、装填されていない耳栓が分配機構26の可動部分の間の隙間に挟まる確率が低くなり、これにより分配機構26の動作不良又は「詰まり」が低減される。
ハウジング42に対する割出し本体40の回転(図9Aの配向に対して時計回りの)(例えば使用者によりハンドル54に加えられる回転力)、及び/又は重力による割出し本体40の回転に伴って、第1の装填されていない耳栓70aは、図9C及び9Dに示されるように第5の通孔60eと整列してその中に自己装填される。これに関して、対応する溝102とガイド壁142との間の径方向の距離はプラットフォーム56の方向に先細りしており、耳栓70aが通孔60eに向かって(重力によって)落下するようになっている。更に、ガイド壁142のガイド面162と第5の通孔60eに対応した溝102とは、耳栓70aが直立した状態又は縦方向で通孔60e内に直接滑り込むこと案内する助けとなる。ガイド壁142及び溝102により、個々の耳栓70aが空の通孔60e内に速やかに落下するように仕向けられ、耳栓70aはガイド面162又は溝102のいずれか(又は両方)に沿って落下する又は滑るときに、自然に縦方向に配向される。通孔60e内に入ると(図9D)、耳栓70aはプレート44上に位置し、割出し本体40が回転させられるのに伴ってプレート44の表面に沿って滑る。
図9Eを参照すると、割出し本体40が更に回転されるのにしたがって(例えば図9A及び9Eに対して時計回りに)、今や装填された第5の通孔60eはバリア部材164の近くに動かされた後、バリア部材164の下を通過する。装填されていないいずれかの耳栓70(例えば図9Eに示される第3の装填されていない耳栓70c)が第5の通孔60eの近くにある場合、バリア部材164は、第5の通孔60eがバリア部材164の下を動かされるのにしたがって、装填されていない耳栓70を第5の通孔60eから離れる方向に押し出すか又は取り除く。第5の通孔60eが分配開口部200と整列するように割出し本体40が回転させられると、耳栓70aは第5の通孔60eから放出されて、図9Fに示されるように重力によって分配開口部200を通って落下する(プレート44は、割出し本体40が回転する間、分配開口部200がバリア部材164に対して固定位置に維持されるようにハウジング42に取り付けられている点に注意されたい)。割出し本体40が引き続き更に回転すると、新たな耳栓70が、今や空となった第5の通孔60e内に自己装填され(第5の通孔60eがバリア部材164を越えて進むにしたがって)、その後、上記に述べたように分配される。
上記の説明から明らかなように、分配機構26は、耳栓70の個々の又は1個単位での正確かつ一貫した装填及び分配を助長する多くの新規な構成を組み入れている。例えば、複数の通孔60に設けられた壁表面のテクスチャー化加工(例えば図4B及び4Cの複数リブ82)によって、耳栓70が粘つくか又は粘着性を有するような場合であっても耳栓70が通孔60内に滑り込み、更に通孔60から滑り出ることが助長される。更に、ガイド壁142は、一貫して耳栓70がいずれの空の通孔60内に直立して又は縦配向で落下するように仕向けるものである。
参照の基準として、図9Fに、通孔60eの終端94とプレート44との間の任意選択の小さな長手方向の隙間204を示す。幾つかの場合では、例えば割出し本体40が急速に回転させられる場合に、耳栓70aの圧縮可能な性質のために耳栓70aが終端94とプレート44との間に挟まる(そして分配開口部200から落下しそこねる)可能性が生じる。分配機構26は、こうした状況下で分配機構26が詰まることを防止するための機能を任意選択で有している。例えば、図3Dに関して上記に述べたように、ハブ50は、各ブラケット構造90を介して各通孔60を形成し、各ブラケット構造90は、開放領域96によって互いから隔離される。耳栓70aが終端94とプレート44との間に詰まると、耳栓70aは、割出し本体40の更なる回転に伴って、対応するブラケット構造90とプレート44との間で(隙間204において)隣の開放領域96へと滑ることになる。開放領域96の1つが図9F(及び図8B)に示されているが、第5の通孔60eのすぐ隣の開放領域は図9Fを見ると見えていない点は理解されるであろう。耳栓70aは開放領域96に達すると脱圧縮/膨張する。この後、開放領域96が分配開口部200と整列すると耳栓70agは分配開口部200から落下する。
図9A〜9Fは、数個の耳栓に対する分配機構26の動作を示したものであるが、本開示の分配機構は、大量供給からの個々の耳栓を扱い、かつ分配するのに役立つことは理解されるであろう。例えば、上記で触れたように、ハウジング42は、耳栓の容器に選択的に組み付けられるように構成されている。このことを考慮して、図10Aは、分配機構26に対する容器32の一実施形態を示している。容器32は様々な形態をとることができ、任意の数の耳栓(図に示されていない)が収容される大きさとすることができる。したがって、本開示は図に示される容器32に決して限定されるものではない。大まかに述べると、容器32は、供給される耳栓をその中に保持する密閉容積を与えるものである。容器32は、床部212の反対側にネック210を形成している。ネック210は、内部容積に開いている開口端214(大まかに符合で示されている)で終端している。参照の基準として、開放端214を一時的に閉鎖するための蓋(図に示されていない)を容器32に設けることができる。これにより、例えば、分配機構26に取り付けるのに先立って、容器32を閉鎖して床部212を介して直立した配向で格納することができる。いずれにせよ、ネック210の大きさ及び形状は、分配機構26に対する容器32の解放可能な取り付けを助長するようにハウジング42に設けられた幾何学的構造と一致している。
より詳細には、図10Bを参照すると、容器32を分配機構26に解放可能に組み付けるには、ネック210をハウジング42に設けられたスロット170に挿入することが挙げられる。容器32と分配機構26とのよりしっかりとした連結は、任意選択のロックタブ172(図7A)及び/又は他の構成要素によって実現することができる。いずれにせよ、シールド46の大きさ及び形状は、ネック210を、シールド46に被せてハウジング42と嵌合するように容易に導入することができるようなものである。幾つかの実施形態では、ネック210の大きさ及び形状がガイド壁142の形状及び空間的位置と一致していることにより、最終的な組み立ての際に、容器32の先細りする領域216がガイド壁142の角度配向と概ね整列することによって、容器32内の耳栓(図に示されていない)がガイド壁142に向かって、かつガイド壁142に沿って自然に流れる。
分配機構26に対して容器32を組み立てると、容器32と分配機構26とによって有効貯蔵容積220を集合的に規定される。有効貯蔵容積220には、容器32の開放容積と分配機構26のプラットフォーム56の上側(図10Bの配向に対して)の領域が含まれる。このことを考慮し、シールド46が設けられる場合、シールド46により有効貯蔵容積220が2つの室に分割される。第1室136は上記に述べたようにシールド46とプラットフォーム56との間に確立される。第2室222はシールド46の上側(図10Bの配向に対して)に確立される。有効貯蔵容積220が図10Cに示されるように使い捨て式耳栓70で比較的満たされている場合、耳栓70の第1の群230(大まかに符合で示されている)は第1室136内に自然に位置するか又は集積し、耳栓70の第2の群232(大まかに符合で示されている)は第2室222内に自然に位置するか又は集積するであろう。すなわち、重力により、最初に容器32内にちょうど存在する耳栓70の一部は、容器32が分配機構26に取り付けられる際に第1室136内に落下する(又はネック210が上を向く向きに容器32が向けられ、分配機構26がネック210上に置かれる代替的な取り付け方法では、容器32内の耳栓70の一部は、組み立てられた分配機構26/容器32が図10Cの配向にその後回転させられる際に第1室136内に落下する)。
第1の群230の個々の耳栓70が、(上記に述べたような)分配機構26の動作によって第1室136から徐々に分配されるにしたがって、第2の群232の耳栓70の中の別々のものが重力によって第2室222から第1室136内に自然に移動する。しかしながら、シールド46によって、第2の群232の集合的重さが第1室136内の第1の群230に作用することは効果的に防止される。その結果、第1室136内の耳栓70は互いに対してより緩く維持され、そのため互いからより容易に分離され(割出し本体40の回転により)、上記に述べたような複数の通孔60(図8A)の個々中に案内又は装填される。更に、シールド壁122の輪郭形成された表面126(図8A)によって(ブレード108と同様)、割出し本体40が回転する間に輪郭形成された表面126と接触する耳栓70の混合が促進される。
上記に述べたように、分配機構26の手動操作は、ハウジング42に対する(したがってハウジング42にその他の方法で取り付けられたプレート44に対する)割出し本体40の、使用者によって行われる回転を一般的に伴う。このことを考慮して、本開示のディスペンサは、割出し本体40が回転する間、ハウジング42を所望の位置に、かつハウジング42が空間的に「維持される」方法で、ハウジング42を空間的に保持する構成要素を有することができる。例えば、図1Aは、スタンド30の一部として設けられたフレーム28を示している。図11Aに示されるように、フレーム28はハウジング42を受容する大きさ及び形状に構成された通路240を形成している。これに関し、フレーム28をハウジング42と縦一列となるように任意選択で構成することで、ハウジング42(したがって分配機構26)を通路240に着脱可能に取り付けることができる。更に、フレーム28及びハウジング42には、ハウジング42がフレーム28に対して回転できないようにハウジング42をフレーム28に固定するための相補的な機能を組み入れている。例えば、フレーム28は、ハウジング42に設けられたピン184a,184b(その一方が図11Aに見えている)のそれぞれ1個を受容する大きさ及び形状の対向したキャビティ242a,242bを形成することができる。更に図11Bを参照すると、ピン184a,184bが対応するキャビティ242a,242b内に配置されると、ハウジング42はフレーム28によって支持されてフレーム28に対して自由に回転することはできない。幾つかの実施形態では、クリップアセンブリ246a,246bをそれぞれピン184a,184bのそれぞれに組み付けることができ、ピン184a,184bとフレーム28との間のより丈夫な圧入嵌め型の連結が実現されるように構成される。また、他の様々な取り付け構造物も同様に許容される。
幾つかの実施形態では、フレーム28は、対象とする表面(例えば垂直な壁)に直接組み付けることができる。他の実施形態では、フレーム28は、図1Aに示されるようなフレーム28を支持する機能を有する、追加的で任意選択に別法で組み入れられる構造を有するスタンド30の一部として設けることができる。例えば、スタンド30は、後壁250及び底壁252を有するか又は形成することができる。フレーム28は後壁250と連結され、底壁252がフレーム28の下に突出するように配置されている。幾つかの実施形態では、後壁250は、例えば取り付けシェル254などの垂直面(例えば壁)への組み付けを助長する様々な構造物を有することができる。底壁252が設けられる場合、底壁252は分配機構26から放出される耳栓(図に示されていない)の受けとして機能し、排水穴256を有するか又は形成することができる。底壁252は、図に示されるような湾曲した形状(例えばスタンド30が、底壁252を床又は他の表面の上方に保持するための別の構造に組み付けられるような実施形態において)を有するか又は平らなものとすることができる。他の構成では、底壁252を省略することもできる。スタンド30に対する分配機構26の最終的な取り付け状態が図12に示されている。
図1A及び1Bに戻り、分配ユニット22は、任意選択でカバー24によって環境から更に保護することができる。カバー24は前面パネル260及び対向した側面パネル262a,262bを有するか又は画定している。前面パネル260は、アクセス開口部264及び充填高さ開口部266を形成している。側面パネル262a,262bは、スタンド30の後壁250に組み付けられるような大きさ及び形状に構成されており、アクセス開口部264は使用者の手の挿入を容易にするような大きさ及び形状となっている。充填高さ開口部266は、後述するようにカバー24内の構成要素がよく見えるように配置されている。
例えば、図13は、分配機構26(大まかに符合で示される)に対する容器32の取り付けを含む、最終的な組み立て時のディスペンサ20を示している。使用者は、アクセス開口部264から手を挿入してハンドル54を掴むことによって個々の耳栓(図に示されていない)を得ることができる。次いで使用者は、ハンドル54を回転させることによって、上記に述べたように1個の耳栓を使用者の手の中に分配させる。カバー24は、このように分配された耳栓を周辺環境(例えば風、雨など)から保護する機能を有する点に注意されたい。更に、底壁252の排水穴256(図13では隠れているが図1Aに示されている)によって、アクセス開口部264から入り込んだ水(例えば雨)を速やかに排水することができる。このように、ディスペンサ20は、屋外での使用を含む様々な異なる場所に設置するのに極めて適している。最後に、充填高さ開口部266が容器の一部と大まかに整列されることにより、使用者が容器32内に残っている耳栓の量を目で見て見積もることを可能とする。
本開示の使い捨て式耳栓分配機構及び関連する耳栓ディスペンサは、従来の設計と比較して大幅な改良を与えるものである。本分配機構は、容易に手動操作することができ、詰まりの発生を最小に抑えながら大量供給から耳栓を1個単位で正確に分配するものである。低表面エネルギー通孔、シールド、耳栓ガイドなどの任意選択の構造物によって、圧縮可能な粘着性の使い捨て式耳栓との一貫した接触面が増加される。
以上、好ましい実施形態を参照しながら本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態及び細部に変更を行いうる点は認識されるであろう。

Claims (20)

  1. 容器からの耳栓を受容するための開口部を形成するハウジングと、
    割出し本体と、
    プレートと、
    を備える耳栓の容器から耳栓を分配するための手動操作可能なディスペンサであって、
    前記割出し本体が、
    下端で終端するハンドルと、
    前記下端と反対側の前記ハンドルから径方向外側に突出したハブであって、上側主面、該上側主面の反対側の下側主面、及びそれぞれが耳栓を受容するように構成された複数の周方向に配置された通孔を形成するハブと、
    前記上側主面から突出し、前記上側表面から先端へと直径が先細になっているガイドコーンと、
    前記上側表面と反対側の前記先端の上方に配置される基部と、前記基部から前記先端の直径よりも大きい直径を有する周縁部へと径方向外側に突出するシールド壁とを有するシールドと、を有し、
    前記シールドと前記ハンドルとが回転可能に取り付けられ、
    前記ハブが前記開口部内に回転可能に取り付けられており、
    前記プレートは、前記下側主面に近接して前記ハウジングと連結されると共に、分配開口部を形成し、
    前記ハンドルに手によって加えられる回転力によって前記通孔の個々のものが前記分配開口部と選択的に整列されるように構成されている、ディスペンサ。
  2. 前記ハウジングに対する前記ハンドルの回転にともなって前記シールドが回転するように前記割出し本体が構成されている、請求項1に記載のディスペンサ。
  3. 前記シールド壁の外径が、前記複数の通孔によって集合的に規定される内径以上である、請求項1に記載のディスペンサ。
  4. 前記シールド壁が前記ガイドコーンの反対側の上面を画定し、更に前記上面が、前記基部から前記周縁部に延びて前記上側主面の方向に径方向外側かつ長手方向下向きに突出する、請求項1に記載のディスペンサ。
  5. 前記上面が複数の輪郭を形成する、請求項4に記載のディスペンサ。
  6. 前記ハンドル、前記ガイドコーン、及び前記シールドが共通の長手方向軸を規定する、請求項1に記載のディスペンサ。
  7. 前記ディスペンサが、最終的な組み立て時に前記割出し本体が前記長手方向軸の周りで前記ハウジングに対して回転可能であるように構成されている、請求項6に記載のディスペンサ。
  8. 前記シールドと前記ハブとが組み合わさって耳栓を受容するための室を画定し、更に前記ガイドコーンが個々の耳栓を前記室から前記複数の通孔のそれぞれの中に案内するように構成されている、請求項1に記載のディスペンサ。
  9. 供給される耳栓を収容するための容器であって、開放端で終端するネックと前記開放端の反対側の閉鎖端とを形成する容器を更に備え、
    前記ハウジングが、取り付け状態において前記開放端を選択的に受容するように構成され、
    更に、前記取り付け状態において、前記ディスペンサが、
    前記シールド壁と前記上側主面との間の第1室と、
    前記シールド壁と前記閉鎖端との間の第2室とを画定する、請求項1に記載のディスペンサ。
  10. 前記第1室が前記第2室に開いている、請求項9に記載のディスペンサ。
  11. 前記シールド壁の前記周縁部の直径が、前記開口端の直径よりも小さい、請求項9に記載のディスペンサ。
  12. 前記ディスペンサは、前記容器に供給される耳栓の第1の部分が前記第1室内に位置し、前記供給される耳栓の第2の部分が前記シールドによって前記第2室内に支持されるように構成されている、請求項9に記載のディスペンサ。
  13. 前記ディスペンサは、前記供給される耳栓の前記第2の部分の耳栓が、重力によって前記第1室から分配された耳栓を補充するように構成されている、請求項12に記載のディスペンサ。
  14. 前記ディスペンサは、前記ハウジング内の個々の耳栓が重力によって前記複数の通孔のそれぞれの中に誘導され、前記複数の通孔のそれぞれ1個と前記分配開口部とが整列すると前記複数の通孔のそれぞれ1個の中の耳栓が重力によって前記分配開口部の中に誘導されるように構成されている、請求項1に記載のディスペンサ。
  15. 前記ハウジングが前記フレームに組み付けられる際に、前記ハンドルが前記フレームの下方に延在し、かつ前記ハンドルの回転に対して前記ハウジングが不動状態に保持されるように、前記ハウジングを支持する大きさに形成されたフレームを表面の上方に維持するスタンドを更に含む、請求項1に記載のディスペンサ。
  16. 前記ハウジングが、
    前記開口部、上端、下端、及び中心軸を形成するスリーブと、
    前記上端から前記下端の方向に内縁部まで突出するガイド壁であって、前記上端から前記内縁部まで前記中心軸に対して直径が先細になっている、ガイド壁と、
    前記ガイド壁から径方向内側に突出するバリア部材であって、360°よりも小さい円弧角度を有するバリア部材と、を更に有する、請求項1に記載のディスペンサ。
  17. 最終的な組み立て時に、
    前記上側主面が前記内縁部に近接し、前記内縁部の直径は前記複数の通孔によって集合的に規定される外径よりも大きく、
    前記バリア部材は、前記中心軸に対して、前記複数の通孔によって集合的に規定される内径よりも大きい径方向の距離に配置されている、請求項16に記載のディスペンサ。
  18. 前記ガイド壁及び前記ガイドコーンが、個々の耳栓を前記複数の孔のそれぞれの中に縦方式で案内するように構成されている、請求項16に記載のディスペンサ。
  19. 前記バリア部材が前記分配開口部と長手方向に整列されている、請求項16に記載のディスペンサ。
  20. 前記ハブが前記上側主面を画定するプラットフォームを形成し、更に、前記ガイドコーンが前記プラットフォームから上向きに突出し、かつ複数の溝を形成し、前記複数の溝のそれぞれが前記複数の通孔の対応する1つと整列され、更にまた、前記ガイドコーンが複数の隔壁を形成し、前記複数の隔壁のそれぞれが、周方向に隣り合った1対の通孔間の対応する間隔の間の間隔内に突出する、請求項16に記載のディスペンサ。
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