JP2017501742A - 寄託番号CECT8258にて寄託されたBacillus subtilis株、および、植物を保護する、または植物を処理する方法 - Google Patents

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Abstract

寄託番号CECT8258にて寄託されたBacillus subtilis株、および、真菌の侵襲および細菌の侵襲から、植物、植物の一部分、植物の根、もしくは植物の種子を、保護する、または植物を処理する方法であり、当該方法は、寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株を含んでいる組成物、または、寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株の培養液から得られた上清、または、寄託番号CECT8258にて寄託されたBacillus subtilis株から単離された抽出物を、上記植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子に適用することを含んでいる、方法。

Description

発明の詳細な説明
本発明の分野
本発明は、バイオ農薬の分野に属する。より具体的に言うと、この発明は、防除することが困難な、真菌のおよび細菌の植物病害の全般を阻害する、Bacillus subtilisの新規の株、CECT8258に関する。本発明はまた、この新規のBacillus株、およびこの株により生産された代謝産物を、単独および組み合わせの両方で含む、殺真菌性および殺菌性の組成物単独、または、他の化学農薬および生物農薬と組み合わせた組成物に関する。
本発明の背景
先般来、特定の微生物が、植物病害の防除において有用である生物活性を保有することが、知られている。生物農薬を同定すること、および開発することにおいて、プロセスが作られているが、使用中の農薬の大部分は、引き続き合成化合物である。これらの多くは、食品に農薬が残留した結果、多くの消費者が避けたがるだけでなく、非対象の生物、環境、これらの農薬の使用者に対して、好ましからざる副作用も有する。
生物学的防除は、合成の化学殺真菌剤に対して魅力的な代替物を提供する。バイオ農薬は、環境及び使用者に対してより安全であり得、より速く分解することが可能であり、処理された作物上に、化学的に残留するという結果にならないだろう。微生物から開発されたバイオ農薬は、一体化した害虫管理プログラムに対して極めて有用であり、そして、合成化学物質に対する害虫の耐性進化に対抗するための道具として、極めて有用である。さらに、バイオ農薬は、合成農薬よりも、より短い期間の中で、より少ない費用で開発されることが可能である。
先般来、有利な条件下において、培養液中のいくつかの細菌が、乳酸および酢酸、シアン化物、並びに抗生物質のような植物毒性の代謝産物を、生産するということが知られている。生産された代謝産物は、細菌が置かれた環境の状況に依存する。従って、細菌によって生産された二次代謝産物は、環境、および特定の酵素複合体の利用可能性、に依存する。
二次代謝産物は、主要な代謝産物の副産物であり、そして細菌に対して必ずしも必須ではないけれども、細菌の生存を保証するためにいくつかの利点を生み出す場合がある。細菌は、環境の状況によって影響を及ぼされた、細菌の二次代謝産物合成を有している。スクリーニングプログラムにより抗真菌活性を示すBacillus属の株を同定した。これらの株は、ツヴィッターマイシンAおよび/またはカノサミンを生産することが示され、当該二つの複合抗生物質は、Phytophthora属またはSclerotinia minorによって引き起こされた土壌伝染病、立枯病に対して効果的である。
Handelsmanらの米国特許番号5,049,379には、ツヴィッターマイシンAが、アルファルファおよび大豆において、どのように立枯病を軽減するのかが記載されている。B.cereus ATCC53522と共に種子を被覆した結果、立枯病真菌による感染が軽減された。さらに、B.cereus株に由来する調剤に基づいた芽胞を、大豆種子または大豆種子を取り囲んでいる土壌のいずれかに適用することにより、実地調査において大豆収穫高が改善することを実証された。バイオ農薬を適用する方法は、公知の技術であり、当該技術は、水和剤、乾燥流動剤、活性剤のマイクロカプセル封入、培養物からの抗生物質画分の液体調剤または固形調剤、を含む(例えばRossallの米国特許番号5,061,495またはHandelsmanの米国特許番号5,049,379を参照)。
Bacillus subtilisは、拮抗的なバクテリアであり、寄生によって、並びに空間および栄養物に対する競合によって作用するだけでなく、抗生物質の生産を通しても作用する。抗生物質を通して作用する微生物は、一般的に、広範囲の作用、特に広範囲の真菌阻害を有する。このやり方は、他の抗真菌剤の作用機構より、より効果的である。
キュウリ綿腐病を引き起こす土壌カビ菌、Pythium aphanidermatum、の活性は、B.cereus株UW85が生産するツヴィッターマイシンを使用して、抑えられることが可能であるということが、開示されている。二つのBacillus株、B.subtilis CL27およびB.pumilus CL45による、抗Botrytis抗生物質および抗Alternaria抗生物質の生産は、報告されている。培養液全体、および無細胞濾液の両方で実証されたインビトロ試験は、BotrytisおよびAlternariaに対して活性があった。Leifertらの米国特許番号5,597,565は、B.subtilis、B.pumilus、およびB.polymyxaは、ポストハーベスト病を引き起こす真菌を阻害することにおいて、効果的であるということを開示する。Leifertらはまた、無細胞培養濾液において生産された抗生物質の存在、および当該抗生物質の活性を、特定しないが、開示する。
Rossallの米国特許番号5,344,647は、広範な抗真菌活性を有するB.subtilis株を開示する。当該技術分野における多数の研究者は、Bacillus属およびBacillus subtilisの使用、特に、真菌の植物病原体の生物学的防除剤としての使用を開示しており、当該使用は、収穫後の果実腐敗の防除のための使用を含んでいる。Puseyの米国特許番号5,047,239は、桃(収穫前)、リンゴ(収穫後)、およびブドウ(収穫後)において、赤腐れ、灰色の糸状菌、および苦腐れ病を阻害するための、B.subtilis B−3の使用を開示する。Leifertらの米国特許番号5,780,080は、キャベツにおいて、ポストハーベスト病を引き起こす、真菌Botrytis cinereaおよびAlternaria brassicicolaの生物の成長を阻害するための、B.subtilis NCIMB40491の使用を開示する。Heinsらの米国特許番号6,203,228は、殺虫活性、抗真菌活性、および抗細菌活性を示すB.subtilis AQ713を開示する。Heinsらはまた、この株によって生産された抗細菌剤化合物および抗真菌剤化合物について議論する。Lehmanらの米国特許番号6,245,551は、抗真菌活性を示すが、抗細菌活性を示さない、新規のBacillus pumilus株を開示する。
Liuらの米国特許番号5,403,583は、Bacillus megaterium ATCC55000、および、真菌の植物病原体、Rhizoctonia solaniを防除するための方法、を開示する。Drechslera oryzae、Alternaria alternate、およびFusarium roseumに対するB.megateriumのインビトロ拮抗効果は、開示されている。培養濾液の中の構成要素の最も活性のあるものは、ポリオキシン様リポペプチドであることが証明された、水およびメタノールにおいて可溶であることを強調する、抗生物質であった。
Bacillus属は、先般来、抗真菌性および抗細菌性の二次代謝産物を生産することが知られている。Bacillus属によって生産された、殺真菌性の化合物ツヴィッターマイシンA、および化合物カノサミンは、先行技術において同定されている。
Bacillusの代謝産物の別の群は、イツリン(iturin)類の環状リポペプチドであり、それらの内のいくつかは、強力な殺真菌剤である。これらのリポペプチドの作用様式は、生体イオンの放出を許容する膜貫通チャネルを作り出す真菌膜との相互作用に起因していることが報告されている。
アミノ酸鎖の長さにおいて異なっている多数の類同体を合成することによって、イツリンの構造/活性の関係が、研究されている。イツリンの活性は、脂肪酸側鎖の長さおよび末端の分岐の長さに伴って増加した(Blandら“Iturin-A, and antifungal peptide produced by Bacillus subtilis” Proc. Plant Growth Regulation Soc. Am. 22:102-107 (1995))。
B.cereusから単離されたリポペプチドの別の群は、プリパスタチンである。これらの化合物は、もともとは豚の膵臓のホスホリパーゼA2の阻害剤の研究において同定されたが、その後の研究から、それらがまた、Botrytis、Pyricularia、およびAlternariaを含む、いくつかの植物病原体の真菌を阻害することを発見した(Yamadaら “Biological activity of antifungal substances produced by Bacillus subtilis” J. Pesticide Sci. 15(1):95-96 (1990))。Yamadaはまた、両方ともに同じB.cereus株によって生成されるイツリンAおよびプリパスタチンの間で観察された、相乗作用の効果を報告した。
B.subtilisによって生産された別の環状リポペプチドは、サーファクチンであり、当該サーファクチンは、非常に優れた界面活性剤の活性を保有する。新規の微生物B.subtilis AQ713は、Aイツリン、プリパスタチン、およびサーファクチンを生産する。リポペプチドのこの組み合わせの生産は、生物学的防除剤としてのその有用性に対して重要である。
Sclerotinia sclerotiorumは、重要な植物病原体の土壌真菌であり、レタス、ジャガイモ、穀物、および幅広く多数の他の重要な農作物において、経済的損失を引き起こす。S.sclerotiorumによって引き起こされた兆候および症状は、宿主に依存して変化する。しかし、最も明らかな兆候は、白い綿毛の菌糸の成長の出現であり、当該菌糸の成長は、後に菌核を形成するだろう。真菌は、植物の基部において感染し且つ菌糸を生産し、当該菌糸は、最終的に茎を上方へ移動し、植物の腐敗を引き起こすだろう。菌核は、食物の蓄えを含んでいる、硬くなった真菌の菌糸の小型の塊である。菌核の一つの役割は、環境の危機を切り抜けて生きることであり、これがこの病気の防除を挑戦的にしている。
防除が存在しない場合には、Sclerotiniaは、病気に対して有利な条件下で、最大で60パーセントまでの損失を引き起こすことが可能である。菌核が、少しの宿主も存在しない中で、または発達に対して有利な条件の中で、数年間、土壌の中で生存することが可能であるように、病原体の防除および根絶は、困難である。主要な化学的防除方法は、土壌の燻蒸消毒を含んでいるが、これらの化合物(例えば、臭化メチル)は、高い毒性、並びに、環境に対する、および非対象生物に対する潜在的な不都合な効果のために、極度の規制圧力下にある。効果的な防除方法を用いても、病気を引き起こすための、十分な菌核がまだある場合がある、ということが報告されている。Sclerotiniaに対するBacillus属の可能性を評価するための研究は、植物宿主によって生産された根の滲出物に大いに依存する結果を示している。
本発明の説明
用語「細菌(bacteria)」または「細菌(bacterium)」は、明確な核を有しない任意の原核生物を含む。
用語「真菌(fungus)」または「真菌(fungi)」は、クロロフィルが欠けており、有核胞子を生む広範に多様な生物を含む。例えば、酵母、糸状菌、白カビ、さび菌、およびキノコが挙げられる。
「殺真菌性」は、真菌の死亡率を増加させる、あるいは真菌の増殖速度を阻害するための、物質の能力を意味する。
「抗生物質」は、微生物を殺す、あるいは阻害することが可能である、任意の物質を含む。抗生物質は、微生物によって生産される場合があるか、または合成過程によってもしくは半合成過程によって生産される場合がある。用語は、ツヴィッターマイシンAまたはカノサミンのような、真菌を阻害する、または真菌を殺す物質を含む。
「抗真菌剤」は、真菌を殺す、あるいは、真菌の増殖を阻害することが可能である、任意の物質を含む。
「抗細菌剤」は、細菌を殺す、あるいは、細菌の増殖を阻害することが可能である、任意の物質を含む。
用語「培養すること」は、様々な種類の培地の上の、または様々な種類の培地の中の、生物の増殖を指す。
「培養液全体」は、細胞および培地の両方を含んでいる液体培養液を指す。「上清」は、培養液の中で増殖した細胞が、遠心分離法、濾過、沈殿法、または他の公知の手段によって取り除かれた場合に残っている液体培養液を指す。
用語「溶媒」は、溶液の中に他の物質を保持する任意の液体を含む。「溶媒抽出物」は、溶媒の中に溶解し、そしてその後溶媒から単離される場合がある、任意の化合物を指す。
本発明の好ましい実施態様は、寄託番号CECT8258にて寄託されたBacillus subtilis株であり、これに加えて本発明の株である。
本発明の、Bacillus subtilis株は、2012年12月18日に、Parc Cientific Universitat de Valencia, Catedratico Agustin Escardino, 9, 46980 Paterna (Valencia, Spain)に設置されたColeccion Espanola de Cultivos Tipo(CECT)上に、Edificio ceeim, Campus Universitario, S/N, 30100 Murcia(Spain)にいる、寄託者Symborg, S.Lよって寄託された。
Bacillus subtilisの株は、引例SB0003と共に、寄託者によって同定され、そして国際寄託当局が、生存可能だと株を言明した後に、受託番号CECT8258でCECTに受け入れられた。
株は、分子の特徴、物理的およびプロテオミクスの研究の活用に基づいて同定された。顕微鏡観察で同定された株は、グラム陽性桿菌によって形成されており、胞子形成の能力があり、従って、Bacillus属に属している。サンプルは、様々な液体培地および様々な固体培地を用いて播種され、30℃と37℃との間での培養後、この培地にて増殖が見られた。株から単離されたコロニーは、次いで、生化学的試験にかけられた。当該試験の結果は、以下の表の中に記載される。
CECT8258のより広範囲な特徴決定は、CECTによって実施された。
単離され、提示された株:Bacillus属、SB0003株。
単離同定:API50CHギャラリー(gallery)を補完するためにAPI20Eギャラリーの使用を勧める製品の説明書(Biomerieux)に従って、APIストリップ、具体的に言うとAPI50CHEを使用した。そして37℃において培養を行った。好気的環境下で、株の最適の増殖温度にて24時間および48時間培養した後に、読み込みが実施された。
細胞の形態学:運動性の細胞は、端近くの領域の上に形成された二つの内生胞子とともに、単一で見出された。細胞は、グラム陽性に一様に染色される。
コロニー形態学:コロニーは、低い凸状の隆起、キラキラ輝いている外観、および滑らかな外観を有し、不透明であり且つ、完全である。縁は、白く、且つ規則正しい。
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更なるタンパク質の解析は、エタノール/ギ酸の抽出による、Bruker Daltroniksによって推奨された手順に従って、測定された。分光写真は、この株と、既知のB.subtilis株との間の密接な相関関係を示した。
最終的に、Bacilllus Subtilis株CECT8258の遺伝子の配列は完成され、そして、40よりも多い異なるB.subtilis株と、99%よりも大きい類似性で一致することが分かった。この解析に基づいて、株CECT8258はBacillus subtilisの一員であるということが、断定された。加えて、2次元(2D)電気泳動を通して、株CECT8258のペプチド指紋は、NCBIデータバンクにおいて、タンパク質含有率に関しては、他の種と異なる。
すべての入手可能な、生理学的および生化学的データに基づいて、株CECT8258は、Bacillus subtilisと最も酷似している。
別の態様において、本発明は、真菌の侵襲、および細菌の侵襲から、植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子を、保護する方法、または処理する方法を包含し、本発明の方法は、
−寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株を含んでいる組成物、または
−寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株の培養液から得られた上清を、
上記植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子、に適用することを含んでいる。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、上記真菌の侵襲は、Sclerotineaceae科の一員によって引き起こされる。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、上記真菌の侵襲、または細菌の侵襲は、Erwinia amylovora、Macrophomina phaseolinaおよびBotrytis cinereaによって構成される群から選択された真菌または細菌によって引き起こされる。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、上記真菌の侵襲は、上記植物の葉を攻撃する、葉の真菌の病原体によって引き起こされる。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、上記真菌の侵襲は、植物の根を攻撃する、土壌の真菌の病原体によって引き起こされる。
本発明の株は、他の知られた農薬と組み合わせられることが可能である。したがって、特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、生物農薬または化学農薬が、上記植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子にさらに適用される。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株は、培養液全体として適用される。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株は、上記植物の根を取り囲んでいる上記土壌に適用される。
特定の実施形態は、本発明の方法であり、ここでは、寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株は、水和剤、粒剤、水性懸濁液、乳剤またはマイクロカプセル封入として適用される。
本発明の株は、適切な培地または類似の調剤において、水和剤、粒剤、および他の類似の調剤として調剤されることが可能であるか、あるいはマイクロカプセル封入されることが可能である。調剤の具体例は、水溶性粉剤、水和性粒剤、乾燥流動剤、水性流動剤、水和性分散性粒剤、乳剤、および水性懸濁液を含むが、これらに限定されない。他の適切な調剤は、当事者に知られているだろう。
図面の簡単な説明
図1.治療的処理のために、70日間生物抗真菌剤で処理したレタス植物、および未処理のレタス植物に対する影響率(Rate impact)。
図2.予防的処理のために、70日間生物抗真菌剤で処理したレタス植物、および未処理のレタス植物に対する影響率。
図3.西洋ナシにおける、葉の、および土壌の処理に続く、Erwinia amylovora病の発達に対する、Bacillus subtilis株CECT8258の効果。
本発明の実施例
実施例1.Sclerotinia sclerotiorumおよびMacrophomina phaseolinaに対するBacillus subtilis CECT8258のインビトロ活性
培養培地のCECT8258株細菌懸濁液を、作製し、そして培養から24時間および48時間について、分光光度計(λ=623においてA=1.002)によって較正した。細菌の培養培地によって分泌された代謝産物を評価することの目的として、選択された時間からの培養液を、120℃で40分間オートクレーブ殺菌し、それによって微生物の増殖性細胞および芽胞の完全な除去を確実にした。
Sclerotinia sclerotiorumおよびMacrophomina phaseolinaに対する代謝産物の阻害活性を評価するために、ジャガイモのD−グルコース寒天培地(PDA)において、培養から24時間および48時間で、培地中の代謝産物の4つの濃度を、選択した(0%(コントロール)、5%、15%および20%)。菌糸盤(Mycelial discs)(直径5mm)を、Sclerotinia sclerotiorumおよびMacrophomina phaseolinaのプレートの中心に置き、そしてSclerotinia sclerotiorumに対しては20℃で、およびMacrophomina phaseolinaに対しては30℃で、コールドチャンバー内で培養した。菌糸成長を、培養から24、48、および72時間において評価した。
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真菌のコロニーの発達における有意差は、両方の種で観察された。代謝産物の濃度が増加するにつれて、真菌の発達の阻害は増加した。48時間培養された培養培地からの代謝産物は、両方の種においてより大きな阻害を引き起こした。
実施例2.レタスにおける、Sclerotinia sclerotiorumに対するBacillus subtilis CECT8258のインビボ活性
研究された植物種は、90日間周期で作付するLactuca sativa L “Iceberg”型であった。移植は、Sclerotinia sclerotiorumの感染に有利な粘土質土壌を含んでいる、サイズにおいて75cm×15cm×15cmの容器(ポット)の中に、3つの苗木/ポットで、植えることによって行った。
病気の防除を評価するために、2つの条件、予防的適用時期または治療的適用時期の何れかの条件にて研究した。両方の条件について、3つの適用の濃度および未処理のコントロール処理、合計で8処理について評価した。これは研究された別形である。
T1:コントロール未処理
T2:3l/ha
T3:4l/ha
T4:5l/ha
最終的に、生物抗真菌剤が使用される処理において、予防的条件の場合は、2l/haの投与量を適用し、且つ最初の投与量の後20日間適用し、そして、治療的条件のために、最初の接種から3日ごとに、2l/haの2つの投与量を適用する。
葉の生体重量(FFW)および乾燥重量(FDW)、ならびに根の生体重量(RFW)および乾燥重量(RDW)を、培養90日後に評価した。処理あたり10の植物を、種々の器官へ切り離し、ザルトリウス天秤型上で重さを図った。乾燥重量を得るために、一定の重さのためにサンプルを80℃におけるオーブンの中に置いた。葉の生物体量と乾燥生物体量との間の比率を計算した。
死亡率および病気の関係を計算し、最も確からしい微生物の数、根圏における細菌および真菌の濃度を決定するために、各々の植物および処理からの根圏土壌サンプルを連続希釈した。細菌の増殖のために培地を使用し、そして真菌のローズベンガルのために寒天培地を使用した。
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治療的処理として適用した時、B.subtilis CECT8258の3つの比率のすべては、病気の感染を軽減した(図1)。研究の終点において、80%より多い感染を伴う、未処理のコントロールと比較して、3L/haの比率は、20%より少ない感染を伴う最も良い予防という結果になった。予防的処理として適用した時、90%の感染を伴う、未処理のコントロールと比較して、3つの比率のすべては、両方とも卓越した予防(20%より少ない感染)を提供する3L/haおよび4L/haの処理を伴って、再び病気を軽減した(図2)。
実施例3.西洋ナシにおける、Erwinia amylovoraに対するBacillus subtilis CECT8258のインビボ活性
Erwinia amylovoraによって引き起こされた細菌の病気、火傷病に対する、Bacillus subtilis株CECT8258の能力を評価するために、野外にて、西洋ナシの3つの品種、Ercolini、Castell、およびEtruscanを用いて、合計5つの試行を、実施した。すべての試行の場所において、木が30%開花しており、且つ病気がすでに木の中に存在するとき、適用を行った。各々の試行において、処理あたり最低限80の木を用いた。感染場所の最初の勘定は、処理の時点において行った。
本研究において用いられた処理は、以下のとおりである:
1.未処理の植物
2.3リッター/haで葉の処理
3.両方3リッター/haで土壌および葉の処理。
適用後、感染した枝の数を数えた。Erwinia amylovoraと感染された枝の数における割合の変化を計算し、そして未処理と比較した。結果は、3つの品種すべてにおいて、コントロールとの比較において、病気の枝の数が、少なくとも50%まで、軽減されたということを示す。この傾向は、低い病気の圧力下、およびとても高い病気の圧力下の両方で観察された。土壌および葉の両方の処理を受ける木は、Erwinia amylovora感染における割合の増加において最も大きい軽減を示した。病気の圧力がより低かった幾つかの場合は、土壌および葉の両方の処理を受ける木は、感染の割合における軽減があり、治療的活性を示している。感染した枝における、3つの処理に対する、割合の変化の比較は、図3において見られることが可能である。
実施例4.インビトロ培養(96−ウェルプレート)における、植物病原体に対するCECT8258の活性
真菌、Phytophthora infestans、Collectotrichum geosporoide、Botrytis cinerea、Sclerotinia sclerotiorum、Sclerotinia minor、Alternaria solani、およびPythium属、ならびに細菌Erwinia amylovora、に対してCECT8258が効果的であるかどうかを決定すること。CECT8258を、特定の培地において予め増殖させた。Bacillus subtilis接種材料を特定の培養培地において増殖させた。当該培養培地は、5%糖液、3%酵母抽出物、30%炭水化物抽出物、および0.5%MgSO X 7HOならびに塩(硝酸カルシウム(1M)、塩化マグネシウム(10mM)、硫酸鉄(1mM))が含まれている。1日古いストリーク培養物を、250mlバッフル攪拌フラスコに接種するために使用した。フラスコを36時間、37℃において、130rpmで攪拌した。
培養液を使用できる状態にしたとき、続いて実験を行った。96−ウェルプレート(平らな底、1ウェルあたり400マイクロリッター)を、ジャガイモのD−グルコース寒天培地で満たした。Phytophthora infestans培養液を3日間、液体培地、YPG培地(0.4g酵母、0.1%KHPO、0.5%MgSO X 7HO、1.5%グルコース)の中で増殖させ、そして、Erwinia amylovoraは同様に48時間、栄養培地において増殖させた。他の真菌に対しては、PDA培地において増殖させ、そして真菌の芽胞をペトリプレートの表面からすくい取り、それから、0.1−0.2mL分取の脱イオン水および病原体の芽胞懸濁液(濃度、約2 X 10芽胞/mL)を、寒天の上に薄く塗った。
上清を得るために、培養液全体を30分間5,000rpmで遠心分離した。微生物の植物病原体を96−ウェルプレートの上にピペットした(8ウェル/病原体)。微生物の増殖の有無を、8ウェルのそれぞれについて記録した。CECT8258の上清の約35μLまたは培養液全体の35μLを各々のウェルに加えた。点数の“1”は、微生物の増殖の完全な阻害を意味する。点数の“4”は、微生物の増殖の阻害がないことを意味する。
結果を表7に示す。
Figure 2017501742
治療的処理のために、70日間生物抗真菌剤で処理したレタス植物、および未処理のレタス植物に対する影響率(Rate impact)を示す。 予防的処理のために、70日間生物抗真菌剤で処理したレタス植物、および未処理のレタス植物に対する影響率を示す。 西洋ナシにおける、葉の、および土壌の処理に続く、Erwinia amylovora病の発達に対する、Bacillus subtilis株CECT8258の効果を示す。
CECT8258

Claims (10)

  1. 寄託番号CECT8258にて寄託されたBacillus subtilis株。
  2. 真菌の侵襲、および細菌の侵襲から、植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子を、保護する方法、または処理する方法であり、
    −寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株を含んでいる組成物、または
    −寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株の培養液から得られた上清、または
    −寄託番号CECT8258にて寄託されたBacillus subtilis株から単離された抽出物を、
    上記植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子に適用することを含んでいる、方法。
  3. 上記真菌の侵襲が、Sclerotineaceae科の一員によって引き起こされることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 上記真菌の侵襲、または細菌の侵襲が、Erwinia amylovora、Macrophomina phaseolinaおよびBotrytis cinereaによって構成される群から選択された真菌または細菌によって引き起こされることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  5. 上記真菌の侵襲が、上記植物の葉を攻撃する、葉の真菌の病原体によって引き起こされることを特徴とする、請求項2〜3の何れか1項に記載の方法。
  6. 上記真菌の侵襲が、植物の根を攻撃する、土壌の真菌の病原体によって引き起こされることを特徴とする、請求項2〜3の何れか1項に記載の方法。
  7. 生物農薬または化学農薬が、上記植物、植物の一部分、植物の根、または植物の種子にさらに適用されることを特徴とする、請求項2〜6の何れか1項に記載の方法。
  8. 寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株が、培養液全体として適用されることを特徴とする、請求項2〜7の何れか1項に記載の方法。
  9. 寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株が、上記植物の根を取り囲んでいる上記土壌に適用されることを特徴とする、請求項2〜8の何れか1項に記載の方法。
  10. 寄託番号CECT8258にて寄託された上記Bacillus subtilis株が、水和剤、粒剤、水性懸濁液、乳剤またはマイクロカプセル封入として適用されることを特徴とする、請求項2〜9の何れか1項に記載の方法。
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