JP2017500573A - 安全手段を有する最適化された脱進機 - Google Patents

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Abstract

脱進機機構(1)は停止部材(3)を含み、停止部材(3)は、共振子(2)と協力する第1アクチュエータ(31)と、基準トルクよりも低い駆動トルクを受けるがんぎ車セット(4)と協力する第2アクチュエータ(32)とを備え、第1アクチュエータ(31)は、帯磁した又は帯電した極片(310)を備え、共振子(2)は、帯磁した又は帯電したトラック(21)を備え、且つ極片(310)及び/又はトラック(21)は、極片(310)とトラック(21)との間のエアーギャップ(210)の中に磁場又は静電場を形成し、この磁場又は静電場は、トルクが基準トルクよりも低い場合に、停止部材(3)及び共振子(2)の相対駆動を保証する強度を有し、且つ停止部材(3)及び/又は共振子(2)は、トルクが基準トルクよりも大きい場合、アクチュエータ(31)と共振子(2)との間の相対運動を制限する制止手段(211、311)を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は時計の脱進機機構に関し、この脱進機機構は、共振子と、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受けるがんぎ車セットとの間に停止部材を含む。前記停止部材は、前記共振子と協力するように配置された少なくとも第1アクチュエータと、前記がんぎ車セットと協力するように配置された少なくとも第2アクチュエータとを備える。
本発明はまた、少なくとも1つの、そのような脱進機機構を含む時計仕掛けに関する。
本発明はまた、少なくとも1つの、そのような仕掛けを備える時計に関する。
本発明は、運動伝達のための時計機構の分野に関し、且つ、より具体的には、脱進機機構の分野に関する。
伝達の少なくとも一部分が非接触である脱進機機構は、完全に機械的な脱進機よりも、より良い効率によって特徴付けられる。
しかしながら、非接触の脱進機機構は、がんぎ車セットが受けるかもしれない衝撃及び過大トルクに対して敏感である。
本発明は、停止部材とがんぎ車セットとの間の機械的な接触力を、磁気起源又は静電気起源の非接触力で置き換えることを提案する。これは、ある配置を用いることによるが、その配置とは、ぐいと動かす場合に、がんぎ車を解放すると共にロックする第2機能を、確実且つ安全に保証し、且つ衝撃及び過大トルクに対して良好な防護を提供する。
この目的のために、本発明は時計脱進機機構に関し、この時計脱進機機構は、共振子と、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受けるがんぎ車セットとの間に停止部材を含む。前記停止部材は、前記共振子と協力するように配置された少なくとも第1アクチュエータと、前記がんぎ車セットと協力するように配置された少なくとも第2アクチュエータとを備える。前記停止部材は、前記少なくとも第1アクチュエータが、少なくとも第1の帯磁した極片、又は強磁性の極片、若しくは、少なくとも第1の帯電した極片、又は静電的に伝導性の極片を備えることを特徴とし、且つ、前記共振子が、少なくとも第1の帯磁したトラック、又は強磁性のトラック、若しくは、少なくとも第1の帯電したトラック、又は静電的に伝導性のトラックを備え、且つ少なくとも前記第1極片及び/又は前記第1トラックが、前記少なくとも第1極片と前記第1トラックとの間の第1エアーギャップの中に、磁場又は静電場を形成することを特徴とし、前記がんぎ車セットに加えられるトルクが、前記基準トルクよりも低い、又は前記基準トルクに等しいという条件の下では、前記第1の場は、前記停止部材及び前記共振子の相対駆動を保証する強度を有する。
本発明の特徴によれば、前記がんぎ車セットに加えられるトルクが、前記基準トルクよりも大きい場合、前記停止部材及び/又は前記共振子は、前記少なくとも第1アクチュエータと前記共振子との間の相対的運動を制限するための、第1制止手段を備える。
本発明はまた、少なくとも1つのそのような脱進機機構を備える時計仕掛けに関し、この脱進機機構は、前記がんぎ車セットと協力するエネルギー蓄積手段を備える。
本発明はまた時計に関し、特に、少なくとも1つのそのような仕掛けを含む腕時計に関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付された図面を参照しながら、次の詳細な説明を読むにあたって、見えてくるであろう。
図1は、共振子と停止部材との間の境界面に制止手段を備える、本発明による脱進機機構の概略的断面図を示す。 図2は、停止部材とがんぎ車セットとの間の境界面に制止手段を備える、本発明による脱進機機構の概略的断面図を示す。 図3は、本発明による脱進機機構を組み込む仕掛けを備えた時計を例示するブロック図である。
本発明は、共振子(特に、テンプ)と停止部材との間の、且つ停止部材とがんぎ車セット(特に、がんぎ車)との間の通常の機械的な接触力を、磁気起源又は静電気起源の非接触力で置き換えることを提案する。
その目的は、脱進機の効率を改善することである。この改善は、磁場及び/又は静電場を用いて、力又はトルクを伝達することによって、且つ、全ての安全性特徴を維持すると共に、万一がんぎ車で高トルクがある場合にも動作を維持することによって行われる(脱進機は、同期外れにならないし、同期外れを妨害しない)。更に、磁気的又は静電気的な脱進機は、多くの場合、力が一定であるシステムを有することが可能である。
本発明は、共振子2とがんぎ車セット4との間に停止部材3を含む時計脱進機機構1に関する。
このがんぎ車セットは、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受ける。
停止部材3は、共振子2と協力するように配置された少なくとも1つの第1アクチュエータ31と、がんぎ車セット4と協力するように配置された少なくとも1つの第2アクチュエータ32とを備える。
本発明によれば、少なくとも1つの第1アクチュエータ31は、少なくとも第1の帯磁した極片310、又は強磁性の極片310、若しくは、少なくとも第1の帯電した極片310、又は静電的に伝導性の極片310を備え、且つ共振子2は、少なくとも1つの第1の帯磁したトラック21、又は強磁性のトラック21、若しくは、少なくとも1つの第1の帯電したトラック21、又は静電的に伝導性のトラック21を備える。
少なくとも第1極片310及び/又は第1トラック21は、少なくとも1つの第1極片310と第1トラック21との間の第1エアーギャップ210の中に、磁場又は静電場を形成する。がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しいという条件の下では、この第1の場は、停止部材3及び共振子2の相対駆動を保証する強度を有する。
特定の実施形態において、がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも大きい場合、停止部材3及び/又は共振子2は、少なくとも1つの第1アクチュエータ31と共振子2との間の相対運動を制限するための第1制止手段211を備える。
特定の変形例において、これら第1制止手段211、311は、エアーギャップ210を越えて、第1の磁場又は静電場よりも高い磁場又は静電場を形成するように配置された磁気的な障壁、又は帯電した障壁を備える。
特定の変形例において、これら第1制止手段211、311は、少なくとも1つの機械的な停止部材を備える。
より具体的には、少なくとも1つの第2アクチュエータ32は、少なくとも第2の帯磁した極片320又は強磁性の極片320、若しくは、少なくとも第2の帯電した極片320、又は静電的に伝導性の極片320を備え、且つがんぎ車セット4は、少なくとも1つの第2の帯磁したトラック42、又は強磁性のトラック42、若しくは、少なくとも1つの第2の帯電したトラック42、又は静電的に伝導性のトラック42を備える。少なくとも第2極片320及び/又は第2トラック42は、少なくとも1つの第2極片320と第2トラック42との間の第2エアーギャップ420の中に、磁場又は静電場を形成する。がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しいという条件の下では、この第2の場は、停止部材3及びがんぎ車セット4の相対駆動を保証する強度を有する。
がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも大きい場合、停止部材3及び/又はがんぎ車セット4は、少なくとも1つの第2アクチュエータ32とがんぎ車セット4との間の相対運動を制限するための、第2制止手段322、422を備える。
少なくとも1つの第1アクチュエータ31及び少なくとも1つの第2アクチュエータ32の両方が、このように非接触伝達に対して装備される場合、共振子2、停止部材3、がんぎ車セット4、第1制止手段211、311、及び第2制止手段322、422は共に、自律的な機械的脱進機を構成し、この自律的な機械的脱進機は、トルクが基準トルクよりも大きい場合、共振子2、停止部材3、がんぎ車セット4、第1極片310及び第1トラック21、第2極片320及び第2トラック42によって形成された非接触脱進機に取って代わる。この非接触脱進機は、がんぎ車4に加えられるトルクが、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい場合に動作し、且つ、そこでは、第1制止手段211、311及び/又は第2制止手段322、422と、共振子2の対向面、又は停止部材3の対向面、若しくはがんぎ車セット4の対向面との間の機械的な塞ぎ止め協力を可能にしない。
より具体的には、停止部材3は、ここでは一組のホーンによって形成される第1制止手段311を備え、且つ共振子2は、ここではこの一組のホーンと協力するように配置されたローラー・ピンによって形成される第1制止手段211を備える。
より具体的には、一組のホーンにはガード・ピンが補足され、且つローラー・ピンには、ガード・ピンと協力するように配置されたローラー・ノッチが補足される。
特定の実施形態において、ガード・ピンは磁気的なガード・ピン、又は帯電したガード・ピンである。
より具体的には、停止部材3は、一組のパレット・ストーンによって形成された第2制止手段322を備え、且つがんぎ車セット4は、一組のパレット・ストーンと協力するように配置された歯部によって形成された第2制止手段422を備える。
特定の実施形態において、第1トラック21は以下の層を含み、ここで以下の層とは、可変厚さの磁化された層、又はそれぞれ、可変厚さの帯電した層、若しくは一定厚さであるが可変磁化の磁化された層、又はそれぞれ、一定厚さであるが可変電荷の帯電した層、若しくは可変表面密度を有する微小磁石、又はそれぞれ、可変表面密度を有するエレクトレット、若しくは可変厚さの強磁性層、又はそれぞれ、可変厚さの静電的に伝導性の層、若しくは可変形状の強磁性層、又はそれぞれ、可変形状の静電的に伝導性の層、若しくはホールの表面密度が可変である強磁性層、又はそれぞれ、ホールの表面密度が可変である静電的に伝導性の層である。
特定の実施形態において、第2トラック42は以下の層を含み、ここで以下の層とは、可変厚さの磁化された層、又はそれぞれ、可変厚さの帯電した層、若しくは一定厚さであるが可変磁化の磁化された層、又はそれぞれ、一定厚さであるが可変電荷の帯電した層、若しくは可変表面密度を有する微小磁石、又はそれぞれ、可変表面密度を有するエレクトレット、若しくは可変厚さの強磁性層、又はそれぞれ、可変厚さの静電的に伝導性の層、若しくは可変形状の強磁性層、又はそれぞれ、可変形状の静電的に伝導性の層、若しくはホールの表面密度が可変である強磁性層、又はそれぞれ、ホールの表面密度が可変である静電的に伝導性の層である。
特定の実施形態において、停止部材3は、パレット・レバーである。
本発明はまた、少なくとも1つのそのような脱進機機構1を備えた時計仕掛け100に関し、時計仕掛け100は、がんぎ車セット4と協力するエネルギー蓄積手段5を備える。
本発明はまた時計200に関し、特に、少なくとも1つのそのような時計仕掛け100を含む腕時計に関する。
図は単に例であり、且つ、例えば、がんぎ車は2つのレベルを有するように、且つパレット・レバーはただ1つのレベルを有するように(ガード・ピンを除いて)、変更することが可能であろう。
要するに、本発明は、2つの脱進機を一体で達成する。
これら2つの脱進機は、機械タイプ、磁気タイプ、静電タイプ、又は他のタイプであってもよい。
これら2つの脱進機は競争するものではなく、それらの動作範囲は、第1脱進機が許容できるトルクの範囲から外れた場合、第2脱進機が引き継ぐことを可能にする。
万一トルクが高すぎる場合、第2脱進機は、同期の喪失を防止し、且つシステムを妨害しない。
「メイン」である、例えば磁気的脱進機は、それが摩擦無しで動作するため、改善された効率を享受し、且つ、例えば、「力が一定」の脱進機である。磁気的脱進機はまた、静かであり、且つ良好なクロノメーター特性を有する。磁気的脱進機は、しかしながら、がんぎ車セットにおいて万一、衝撃又は過大トルクがある場合、安全及び同期の喪失に関して、問題を呈するかもしれない。第2の補足的な機械的脱進機(これは頑丈であるが、しかし効率が悪く、且つ一定の力を提供するのに懸命である)は、第1脱進機に対するトルクが極端である場合、引き継ぐ。結合された2つの脱進機は、このように補足的であり、且つ全体として、より良い特性を提供する。
本発明は時計の脱進機機構に関し、この脱進機機構は、共振子と、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受けるがんぎ車セットとの間に停止部材を含む。前記停止部材は、前記共振子と協力するように配置された少なくとも第1アクチュエータと、前記がんぎ車セットと協力するように配置された少なくとも第2アクチュエータとを備える。
本発明はまた、少なくとも1つの、そのような脱進機機構を含む時計仕掛けに関する。
本発明はまた、少なくとも1つの、そのような仕掛けを備える時計に関する。
本発明は、運動伝達のための時計機構の分野に関し、且つ、より具体的には、脱進機機構の分野に関する。
伝達の少なくとも一部分が非接触である脱進機機構は、完全に機械的な脱進機よりも、より良い効率によって特徴付けられる。
しかしながら、非接触の脱進機機構は、がんぎ車セットが受けるかもしれない衝撃及び過大トルクに対して敏感である。
HAYDONの名における特許文献1は、磁気的ながんぎ車を含む完全に磁気的な脱進機を説明しており、そこでは、がんぎ車が半周期を通じて回る際、エネルギーは、最小値と最大値との間を連続的且つ漸進的に変動し、そして、その後、次の半周期にわたって、エネルギーは最小値に戻る。換言すれば、がんぎ車における磁気力は、1つの角度周期にわたって最小値(負)と最大値(正)の間を漸進的に変動する。
FARの名における特許文献2は、がんぎ車の再巻き取り無しで動作するレバー脱進機を説明しており、そこではガード・ピンは磁極を備え、且つバランス・ローラーは、ガード・ピンの活性端部が通過するためのノッチを有する円形磁石又は環状磁石で形成され、磁石は放射状に磁化され、且つ磁石の外側部分は、ガード・ピンの端部に面し、前記ガード・ピンに反発するために、ガード・ピンと同じ極性にある。
GRUGERの名における特許文献3は、エレクトレット結合を用いた電気機械的な振動子を説明している。
BLANCPAIN SAの名における特許文献4は、時計仕掛けのための改良されたパレット・レバーを説明し、このパレット・レバーは、第1端部で、パレット・レバーの旋回軸を定義するパレット棒のいずれかの側で、少なくとも2つのパレット・ストーン(入口パレット、出口パレット)を備え、各々は、それぞれ入口アーム及び出口アーム上に取り付けられ、各パレット・ストーンは、がんぎ車の歯によって与えられた衝撃を受け入れるように配置された衝撃面で終端し、且つ各パレット・ストーンは、衝撃面に接続されているが、そのようながんぎ車の歯を、それが静止する場合に受け入れるように配置されたロック面と、第2端部において、入口アーム及び出口アームに、それぞれのアームの側面上で、それぞれの入口ドテピンと出口ドテピンとの間で旋回するように配置されたレバーによって接続されたフォークとを備える。フォークは、フォークのノッチのいずれかの側で、2つの入口ホーン及び出口ホーンを含み、これらのホーンは、調整部材のはずみ車の衝撃ピンの運動を制限するように配置される。フォークはガード・ピンを更に含み、ガード・ピンは、そのようなバランス・ローラーのノッチと協力するように配置され、且つフォークは、各パレット・ストーンのロック面が、楕円部分のプリズムの一部であることを特徴とするが、ここで楕円部分の対称軸は、パレット・レバーの旋回軸と合体して1つになる。
米国特許出願公開第3183426A号明細書 中国特許第510285号明細書 米国特許第3652955号明細書 欧州特許出願公開第241823A1号明細書
本発明は、停止部材とがんぎ車セットとの間の機械的な接触力を、磁気起源又は静電気起源の非接触力で置き換えることを提案する。これは、ある配置を用いることによるが、その配置とは、ぐいと動かす場合に、がんぎ車を解放すると共にロックする第2機能を、確実且つ安全に保証し、且つ衝撃及び過大トルクに対して良好な防護を提供する。
この目的のために、本発明は時計脱進機機構に関し、この時計脱進機機構は、共振子と、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受けるがんぎ車セットとの間に停止部材を含む。前記停止部材は、前記共振子と協力するように配置された少なくとも第1アクチュエータと、前記がんぎ車セットと協力するように配置された少なくとも第2アクチュエータとを備える。前記停止部材は、前記少なくとも第1アクチュエータが、少なくとも第1の帯磁した極片、又は強磁性の極片、若しくは、少なくとも第1の帯電した極片、又は静電的に伝導性の極片を備えることを特徴とし、且つ、前記共振子が、少なくとも第1の帯磁したトラック、又は強磁性のトラック、若しくは、少なくとも第1の帯電したトラック、又は静電的に伝導性のトラックを備え、且つ少なくとも前記第1極片及び/又は前記第1トラックが、前記少なくとも第1極片と前記第1トラックとの間の第1エアーギャップの中に、磁場又は静電場を形成することを特徴とし、前記がんぎ車セットに加えられるトルクが、前記基準トルクよりも低い、又は前記基準トルクに等しいという条件の下では、前記第1の場は、前記停止部材及び前記共振子の相対駆動を保証する強度を有する。
本発明の特徴によれば、前記がんぎ車セットに加えられるトルクが、前記基準トルクよりも大きい場合、前記停止部材及び/又は前記共振子は、前記少なくとも第1アクチュエータと前記共振子との間の相対的運動を制限するための、第1制止手段を備える。
本発明はまた、少なくとも1つのそのような脱進機機構を備える時計仕掛けに関し、この脱進機機構は、前記がんぎ車セットと協力するエネルギー蓄積手段を備える。
本発明はまた時計に関し、特に、少なくとも1つのそのような仕掛けを含む腕時計に関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付された図面を参照しながら、次の詳細な説明を読むにあたって、見えてくるであろう。
図1は、共振子と停止部材との間の境界面に制止手段を備える、本発明による脱進機機構の概略的断面図を示す。 図2は、停止部材とがんぎ車セットとの間の境界面に制止手段を備える、本発明による脱進機機構の概略的断面図を示す。 図3は、本発明による脱進機機構を組み込む仕掛けを備えた時計を例示するブロック図である。
本発明は、共振子(特に、テンプ)と停止部材との間の、且つ停止部材とがんぎ車セット(特に、がんぎ車)との間の通常の機械的な接触力を、磁気起源又は静電気起源の非接触力で置き換えることを提案する。
その目的は、脱進機の効率を改善することである。この改善は、磁場及び/又は静電場を用いて、力又はトルクを伝達することによって、且つ、全ての安全性特徴を維持すると共に、万一がんぎ車で高トルクがある場合にも動作を維持することによって行われる(脱進機は、同期外れにならないし、同期外れを妨害しない)。更に、磁気的又は静電気的な脱進機は、多くの場合、力が一定であるシステムを有することが可能である。
本発明は、共振子2とがんぎ車セット4との間に停止部材3を含む時計脱進機機構1に関する。
このがんぎ車セットは、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受ける。
停止部材3は、共振子2と協力するように配置された少なくとも1つの第1アクチュエータ31と、がんぎ車セット4と協力するように配置された少なくとも1つの第2アクチュエータ32とを備える。
本発明によれば、少なくとも1つの第1アクチュエータ31は、少なくとも第1の帯磁した極片310、又は強磁性の極片310、若しくは、少なくとも第1の帯電した極片310、又は静電的に伝導性の極片310を備え、且つ共振子2は、少なくとも1つの第1の帯磁したトラック21、又は強磁性のトラック21、若しくは、少なくとも1つの第1の帯電したトラック21、又は静電的に伝導性のトラック21を備える。
少なくとも第1極片310及び/又は第1トラック21は、少なくとも1つの第1極片310と第1トラック21との間の第1エアーギャップ210の中に、磁場又は静電場を形成する。がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しいという条件の下では、この第1の場は、停止部材3及び共振子2の相対駆動を保証する強度を有する。
特定の実施形態において、がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも大きい場合、停止部材3及び/又は共振子2は、少なくとも1つの第1アクチュエータ31と共振子2との間の相対運動を制限するための第1制止手段211を備える。
特定の変形例において、これら第1制止手段211、311は、エアーギャップ210を越えて、第1の磁場又は静電場よりも高い磁場又は静電場を形成するように配置された磁気的な障壁、又は帯電した障壁を備える。
特定の変形例において、これら第1制止手段211、311は、少なくとも1つの機械的な停止部材を備える。
より具体的には、少なくとも1つの第2アクチュエータ32は、少なくとも第2の帯磁した極片320又は強磁性の極片320、若しくは、少なくとも第2の帯電した極片320、又は静電的に伝導性の極片320を備え、且つがんぎ車セット4は、少なくとも1つの第2の帯磁したトラック42、又は強磁性のトラック42、若しくは、少なくとも1つの第2の帯電したトラック42、又は静電的に伝導性のトラック42を備える。少なくとも第2極片320及び/又は第2トラック42は、少なくとも1つの第2極片320と第2トラック42との間の第2エアーギャップ420の中に、磁場又は静電場を形成する。がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しいという条件の下では、この第2の場は、停止部材3及びがんぎ車セット4の相対駆動を保証する強度を有する。
がんぎ車セット4に加えられるトルクが、基準トルクよりも大きい場合、停止部材3及び/又はがんぎ車セット4は、少なくとも1つの第2アクチュエータ32とがんぎ車セット4との間の相対運動を制限するための、第2制止手段322、422を備える。
少なくとも1つの第1アクチュエータ31及び少なくとも1つの第2アクチュエータ32の両方が、このように非接触伝達に対して装備される場合、共振子2、停止部材3、がんぎ車セット4、第1制止手段211、311、及び第2制止手段322、422は共に、自律的な機械的脱進機を構成し、この自律的な機械的脱進機は、トルクが基準トルクよりも大きい場合、共振子2、停止部材3、がんぎ車セット4、第1極片310及び第1トラック21、第2極片320及び第2トラック42によって形成された非接触脱進機に取って代わる。この非接触脱進機は、がんぎ車4に加えられるトルクが、基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい場合に動作し、且つ、そこでは、第1制止手段211、311及び/又は第2制止手段322、422と、共振子2の対向面、又は停止部材3の対向面、若しくはがんぎ車セット4の対向面との間の機械的な塞ぎ止め協力を可能にしない。
より具体的には、停止部材3は、ここでは一組のホーンによって形成される第1制止手段311を備え、且つ共振子2は、ここではこの一組のホーンと協力するように配置されたローラー・ピンによって形成される第1制止手段211を備える。
より具体的には、一組のホーンにはガード・ピンが補足され、且つローラー・ピンには、ガード・ピンと協力するように配置されたローラー・ノッチが補足される。
特定の実施形態において、ガード・ピンは磁気的なガード・ピン、又は帯電したガード・ピンである。
より具体的には、停止部材3は、一組のパレット・ストーンによって形成された第2制止手段322を備え、且つがんぎ車セット4は、一組のパレット・ストーンと協力するように配置された歯部によって形成された第2制止手段422を備える。
特定の実施形態において、第1トラック21は以下の層を含み、ここで以下の層とは、可変厚さの磁化された層、又はそれぞれ、可変厚さの帯電した層、若しくは一定厚さであるが可変磁化の磁化された層、又はそれぞれ、一定厚さであるが可変電荷の帯電した層、若しくは可変表面密度を有する微小磁石、又はそれぞれ、可変表面密度を有するエレクトレット、若しくは可変厚さの強磁性層、又はそれぞれ、可変厚さの静電的に伝導性の層、若しくは可変形状の強磁性層、又はそれぞれ、可変形状の静電的に伝導性の層、若しくはホールの表面密度が可変である強磁性層、又はそれぞれ、ホールの表面密度が可変である静電的に伝導性の層である。
特定の実施形態において、第2トラック42は以下の層を含み、ここで以下の層とは、可変厚さの磁化された層、又はそれぞれ、可変厚さの帯電した層、若しくは一定厚さであるが可変磁化の磁化された層、又はそれぞれ、一定厚さであるが可変電荷の帯電した層、若しくは可変表面密度を有する微小磁石、又はそれぞれ、可変表面密度を有するエレクトレット、若しくは可変厚さの強磁性層、又はそれぞれ、可変厚さの静電的に伝導性の層、若しくは可変形状の強磁性層、又はそれぞれ、可変形状の静電的に伝導性の層、若しくはホールの表面密度が可変である強磁性層、又はそれぞれ、ホールの表面密度が可変である静電的に伝導性の層である。
特定の実施形態において、停止部材3は、パレット・レバーである。
本発明はまた、少なくとも1つのそのような脱進機機構1を備えた時計仕掛け100に関し、時計仕掛け100は、がんぎ車セット4と協力するエネルギー蓄積手段5を備える。
本発明はまた時計200に関し、特に、少なくとも1つのそのような時計仕掛け100を含む腕時計に関する。
図は単に例であり、且つ、例えば、がんぎ車は2つのレベルを有するように、且つパレット・レバーはただ1つのレベルを有するように(ガード・ピンを除いて)、変更することが可能であろう。
要するに、本発明は、2つの脱進機を一体で達成する。
これら2つの脱進機は、機械タイプ、磁気タイプ、静電タイプ、又は他のタイプであってもよい。
これら2つの脱進機は競争するものではなく、それらの動作範囲は、第1脱進機が許容できるトルクの範囲から外れた場合、第2脱進機が引き継ぐことを可能にする。
万一トルクが高すぎる場合、第2脱進機は、同期の喪失を防止し、且つシステムを妨害しない。
「メイン」である、例えば磁気的脱進機は、それが摩擦無しで動作するため、改善された効率を享受し、且つ、例えば、「力が一定」の脱進機である。磁気的脱進機はまた、静かであり、且つ良好なクロノメーター特性を有する。磁気的脱進機は、しかしながら、がんぎ車セットにおいて万一、衝撃又は過大トルクがある場合、安全及び同期の喪失に関して、問題を呈するかもしれない。第2の補足的な機械的脱進機(これは頑丈であるが、しかし効率が悪く、且つ一定の力を提供するのに懸命である)は、第1脱進機に対するトルクが極端である場合、引き継ぐ。結合された2つの脱進機は、このように補足的であり、且つ全体として、より良い特性を提供する。

Claims (14)

  1. 時計脱進機機構(1)であって、共振子(2)と、実質的にゼロでない基準トルクよりも低い、又は基準トルクに等しい駆動トルクを受けるがんぎ車セット(4)との間に停止部材(3)を備え、前記停止部材(3)は、前記共振子(2)と協力するように配置された少なくとも第1アクチュエータ(31)と、前記がんぎ車セット(4)と協力するように配置された少なくとも第2アクチュエータ(32)とを備える、時計脱進機機構(1)において、
    前記少なくとも1つの第1アクチュエータ(31)は、少なくとも第1の帯磁した極片(310)又は強磁性の極片(310)、若しくは、少なくとも第1の帯電した極片(310)又は静電的に伝導性の極片(310)を備え、
    前記共振子(2)は、少なくとも第1の帯磁したトラック(21)又は強磁性のトラック(21)、若しくは、少なくとも第1の帯電したトラック(21)又は静電的に伝導性のトラック(21)を備え、且つ少なくとも前記第1極片(310)及び/又は前記第1トラック(21)は、前記少なくとも1つの第1極片(310)と前記第1トラック(21)との間の第1エアーギャップ(210)の中に磁場又は静電場を形成し、前記がんぎ車セット(4)に加えられるトルクが、前記基準トルクよりも低い、又は前記基準トルクに等しいという条件の下では、前記第1の場は、前記停止部材(3)及び前記共振子(2)の相対駆動を保証する強度を有することを特徴とする、時計脱進機機構(1)。
  2. 請求項1に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記がんぎ車セット(4)に加えられるトルクが、前記基準トルクよりも大きい場合、前記停止部材(3)及び/又は前記共振子(2)は、前記少なくとも1つの第1アクチュエータ(31)と前記共振子(2)との間の相対運動を制限するための第1制止手段(211、311)を備えることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  3. 請求項2に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記第1制止手段(211、311)は、前記第1エアーギャップ(210)を越えて、前記第1の磁場又は静電場よりも高い磁場又は静電場を形成するように配置された磁気的障壁又は帯電した障壁を備えることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  4. 請求項2に記載の時計脱進機(1)であって、
    前記制止手段(211、311)は、少なくとも1つの機械的停止部材を備えることを特徴とする、時計脱進機(1)。
  5. 請求項2に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記少なくとも1つの第2アクチュエータ(32)は、少なくとも第2の帯磁した極片(320)又は強磁性の極片(320)、若しくは、少なくとも第2の帯電した極片(320)又は静電的に伝導性の極片(320)を備え、且つ、
    前記がんぎ車セット(4)は、少なくとも1つの第2の帯磁したトラック(42)又は強磁性のトラック(42)、若しくは、少なくとも1つの第2の帯電したトラック(42)又は静電的に伝導性のトラック(42)を備え、且つ少なくとも前記第2極片(320)及び/又は前記第2トラック(42)は、前記少なくとも1つの第2極片(320)と前記第2トラック(42)との間の第2エアーギャップ(420)の中に第2の磁場又は静電場を形成し、前記がんぎ車セット(4)に加えられるトルクが、前記基準トルクよりも低い、又は前記基準トルクに等しいという条件の下で、前記第2の場は、前記停止部材(3)及び前記がんぎ車セット(4)の相対駆動を保証する強度を有し、且つ、
    前記がんぎ車セット(4)に加えられるトルクが、前記基準トルクよりも大きい場合、前記停止部材(3)及び/又は前記がんぎ車セット(4)は、前記少なくとも1つの第2アクチュエータ(32)と前記がんぎ車セット(4)との間の相対運動を制限するための、第2制止手段(322、422)を備えることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  6. 請求項5に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記共振子(2)、前記停止部材(3)、前記がんぎ車セット(4)、前記第1制止手段(211、311)及び前記第2制止手段(322、422)は共に、トルクが前記基準トルクよりも大きい場合、前記共振子(2)、前記停止部材(3)、前記がんぎ車セット(4)、前記第1極片(310)及び前記第1トラック(21)、前記第2極片(320)及び前記第2トラック(42)によって形成される非接触脱進機を置き換える自律的な機械的脱進機機構を形成し、この非接触脱進機は、前記がんぎ車セット(4)に加えられるトルクが、前記基準トルクよりも低い、又は前記基準トルクに等しい場合に動作し、且つ、そこでは、前記第1制止手段(211、311)及び/又は前記第2制止手段(322、422)と、前記共振子(2)の対向表面、又は前記停止部材(3)の対向表面、若しくは前記がんぎ車セット(4)の対向表面との間の機械的な塞ぎ止め協力を可能にしないことを特徴とする、脱進機機構(1)。
  7. 請求項2に記載の脱進機機構(1)であって、
    停止部材(3)は、一組のホーンによって形成された第1制止手段(311)を備え、且つ、
    前記共振子(2)は、前記一組のホーンと協力するように配置されたローラー・ピンによって形成された第1制止手段(211)を備えることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  8. 請求項7に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記一組のホーンは、ガード・ピンによって補足され、且つ、
    前記ローラー・ピンは、前記ガード・ピンと協力するように配置されたローラー・ノッチによって補足されることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  9. 請求項5に記載の脱進機機構(1)であって、
    停止部材(3)は、一組のパレット・ストーンによって形成された第2制止手段(322)を備え、且つ、
    前記がんぎ車セット(4)は、前記一組のパレット・ストーンと協力するように配置された歯部によって形成された第2制止手段(422)を備えることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  10. 請求項1に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記第1トラック(21)は、以下の層を含み、ここで以下の層とは、可変厚さの磁化された層、又はそれぞれ、可変厚さの帯電した層、若しくは一定厚さであるが可変磁化の磁化された層、又はそれぞれ、一定厚さであるが可変電荷の帯電した層、若しくは可変表面密度を有する微小磁石、又はそれぞれ、可変表面密度を有するエレクトレット、若しくは可変厚さの強磁性層、又はそれぞれ、可変厚さの静電的に伝導性の層、若しくは可変形状の強磁性層、又はそれぞれ、可変形状の静電的に伝導性の層、若しくはホールの表面密度が可変である強磁性層、又はそれぞれ、ホールの表面密度が可変である静電的に伝導性の層であることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  11. 請求項5に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記第2トラック(42)は、以下の層を含み、ここで以下の層とは、可変厚さの磁化された層、又はそれぞれ、可変厚さの帯電した層、若しくは一定厚さであるが可変磁化の磁化された層、又はそれぞれ、一定厚さであるが可変電荷の帯電した層、若しくは可変表面密度を有する微小磁石、又はそれぞれ、可変表面密度を有するエレクトレット、若しくは可変厚さの強磁性層、又はそれぞれ、可変厚さの静電的に伝導性の層、若しくは可変形状の強磁性層、又はそれぞれ、可変形状の静電的に伝導性の層、若しくはホールの表面密度が可変である強磁性層、又はそれぞれ、ホールの表面密度が可変である静電的に伝導性の層であることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  12. 請求項1に記載の脱進機機構(1)であって、
    前記停止部材(3)は、パレット・レバーであることを特徴とする、脱進機機構(1)。
  13. 請求項1に記載の少なくとも1つの脱進機機構(1)を含む時計仕掛け(100)。
  14. 請求項13に記載の少なくとも1つの仕掛け(100)を含む時計(200)。
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