JP2017228995A - 複合アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モノポールアンテナ素子の指向性を所望なパターンにできると共に設置面積を小さくできる複合アンテナ装置を提供する。
【解決手段】複数の周波数帯に対応する複合アンテナ装置は、第1周波数帯用アンテナ10と、第2周波数帯用アンテナ20とからなる。第1周波数帯用アンテナ10は、円形グラウンド板11と、モノポールアンテナ素子12と、反射器13とを具備する。反射器13は、反射器用グラウンド板16と反射器用側壁17とからなり、反射器用側壁17が、モノポールアンテナ素子12と同じかそれよりも高さが高くモノポールアンテナ素子12の軸を中心として周辺を囲むように反射器用グラウンド板16上に立設される。第2周波数帯用アンテナは、第1周波数帯用アンテナ10よりも小さく第1周波数帯用アンテナ10上に積層される。
【選択図】図1

Description

本発明は複合アンテナ装置に関し、特に、モノポールアンテナ素子とパッチアンテナ素子を組み合わせた複合アンテナ装置に関する。
従来から、複数のアンテナ素子を組み合わせた複合アンテナ装置が知られている。例えば、V2X(車車間/路車間)通信用のDSRC(狭域通信)では、5.9GHz帯の無線通信用のモノポールアンテナ素子と、現在位置を検出するGPS(GNSS)用のパッチアンテナ素子が用いられている。V2Xに用いられる無線通信用のモノポールアンテナ素子は、水平面(X−Y面)では無指向性であることが好ましく、垂直面(X―Z面)では水平又は水平から斜め上方向に打ち上がる指向性であることが好ましい。
ここで、モノポールアンテナ素子とパッチアンテナ素子の複合アンテナ装置としては、例えば特許文献1−特許文献3が存在する。これらは、何れもモノポールアンテナ素子とパッチアンテナ素子を水平面上に並べたものである。
また、反射器を用いてモノポールアンテナ素子の指向性を任意のパターンとするように構成した低背型のアンテナ装置も知られている(例えば特許文献4、特許文献5)。
特開2016−032121号公報 特開2012−034226号公報 特開2009−124577号公報 特開2004−120426号公報 特開2001−345633号公報
従来技術の特許文献1−特許文献3では、パッチアンテナ素子がモノポールアンテナ素子の指向性に影響を及ぼしてしまい、例えばV2Xに使用する場合には、十分所望な指向性パターンとはなっていなかった。また、モノポールアンテナ素子とパッチアンテナ素子を水平面上に並べたものであるため、複合アンテナ装置の設置面積も大きくなっていた。さらに、仮に反射器を用いて指向性を任意のパターンとする特許文献4や特許文献5のモノポールアンテナ素子とパッチアンテナ素子を組み合わせて指向性を任意のパターンにできたとしても、複合アンテナ装置の設置面積は大きいままである。
本発明は、斯かる実情に鑑み、モノポールアンテナ素子の指向性を所望なパターンにできると共に設置面積を小さくできる複合アンテナ装置を提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による複合アンテナ装置は、円形グラウンド板と、円形グラウンド板の略中央から垂直に立設されると共に円形グラウンド板近傍の給電部から給電されるモノポールアンテナ素子と、反射器用グラウンド板と反射器用側壁とからなる反射器と、を具備する第1周波数帯用アンテナであって、反射器用側壁が、モノポールアンテナ素子と同じかそれよりも高さが高くモノポールアンテナ素子の軸を中心として周辺を囲むように反射器用グラウンド板上に立設される、第1周波数帯用アンテナと、第1周波数帯用アンテナよりも小さく第1周波数帯用アンテナ上に積層され、パッチアンテナ素子と、誘電体板と、グラウンド電極とを具備する第2周波数帯用アンテナと、を具備するものである。
ここで、第1周波数帯用アンテナの反射器用側壁が複数の側壁からなり、該複数の側壁がモノポールアンテナ素子の軸を中心として等間隔に周辺を囲むように反射器用グラウンド板上に円弧状に立設されれば良い。
また、第1周波数帯用アンテナの円形グラウンド板は、反射器用グラウンド板よりも直径が小さく、反射器用グラウンド板と平行に延在し、第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子は、円形グラウンド板と反射器用グラウンド板の間に配置されれば良い。
また、第1周波数帯用アンテナは、さらに、反射器用グラウンド板を覆うように反射器用グラウンド板と平行に延在し反射器用側壁の頂部に固定され円形グラウンド板が配置される基板を具備し、第2周波数帯用アンテナは、基板上に配置されても良い。
また、第2周波数帯用アンテナのグラウンド電極は、円形グラウンド板と共用されても良い。
また、第1周波数帯用アンテナは、さらに、反射器用グラウンド板を覆うように反射器用グラウンド板と平行に延在し反射器用側壁の頂部に固定される非導電性板を具備し、第2周波数帯用アンテナは、非導電性板上に配置されても良い。
また、第1周波数帯用アンテナの反射器用グラウンド板は、円形グラウンド板と共用され、第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子は、円形グラウンド板としての反射器用グラウンド板の略中央から垂直に立設されても良い。
また、第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子は、トップロード部を有するものであっても良い。
本発明の複合アンテナ装置には、モノポールアンテナ素子の指向性を所望なパターンにできると共に設置面積を小さくできるという利点がある。
図1は、本発明の第1実施例の複合アンテナ装置の構成を説明するための概略分解斜視図である。 図2は、本発明の第1実施例の複合アンテナ装置を説明するための概略断面図である。 図3は、本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子がトップロード部を有する例を説明するための概略斜視図である。 図4は、本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナの反射器を説明するための概略斜視図である。 図5は、本発明の第2実施例の複合アンテナ装置を説明するための概略断面図である。 図6は、本発明の複合アンテナ装置の指向性パターンである。
以下、本発明を実施するための形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明の複数の周波数帯に対応する第1実施例の複合アンテナ装置の構成を説明するための概略分解斜視図である。また、図2は、本発明の第1実施例の複合アンテナ装置を説明するための概略断面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、本発明の複合アンテナ装置は、第1周波数帯用アンテナ10と、第2周波数帯用アンテナ20とを有するものである。
第1周波数帯用アンテナ10は、例えばV2Xに用いられる5.9GHz帯のアンテナであれば良い。第1周波数帯用アンテナ10は、円形グラウンド板11と、モノポールアンテナ素子12と、反射器13とから構成されている。円形グラウンド板11は、例えば基板14の裏面側にベタアースとして設けられれば良い。そして、基板14がねじ等により反射器13に固定されれば良い。モノポールアンテナ素子12は、円形グラウンド板11の略中央から垂直に立設される。そして、モノポールアンテナ素子12は、円形グラウンド板11近傍の給電部15から給電される。モノポールアンテナ素子12の長さは、例えば標準的なλ/4であれば良い。反射器13は、反射器用グラウンド板16と反射器用側壁17とからなる。反射器用グラウンド板16は、例えば円形の導電板であれば良い。反射器用側壁17は、モノポールアンテナ素子12と同じかそれよりも高さが高くモノポールアンテナ素子12の軸を中心として周辺を囲むように反射器用グラウンド板16上に立設されるものである。反射器用グラウンド板16と反射器用側壁17は、同一部材で作成されれば良い。なお、反射器用側壁17の詳細については後述する。
ここで、本明細書中で円形グラウンド板とは、図示のような真円のものだけでなく、円形とみなせる程度のものも含むものである。指向性にあまり影響を及ぼさない円形とみなせる程度であれば、例えば8角形等の多角形であっても良い。
第1周波数帯用アンテナ10は、反射器13を用いることで、例えば水平面のパターンを無指向性にしつつ、垂直面のパターンを水平から若干斜め上方向に打ち上がるような所望の指向性パターンとすることが可能となる。
ここで、モノポールアンテナ素子12は、例えば図1や図2に示されるような、棒状アンテナであれば良く、標準的なλ/4のアンテナ長を有するものであれば良い。しかしながら、本発明はこれに限定されない。図3は、本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子がトップロード部を有する例を説明するための概略斜視図である。図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。また、図示例では反射器は省略している。図示の通り、本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナ10のモノポールアンテナ素子12の頂部に、トップロード部18を設けても良い。トップロード部18は、容量負荷となるものであり、モノポールアンテナ素子12の実際の長さを短くする、即ち、高さを低くすることが可能なものである。これにより、より低背化も可能となる。
第2周波数帯用アンテナ20は、円偏波を受信可能なマイクロストリップアンテナであり、例えばGPS用のパッチアンテナであれば良い。第2周波数帯用アンテナ20は、第1周波数帯用アンテナ10よりも小さいものである。そして、第2周波数帯用アンテナ20は第1周波数帯用アンテナ10上に積層されている。第2周波数帯用アンテナ20は、パッチアンテナ素子21と、誘電体板22と、グラウンド電極23とからなる。パッチアンテナ素子21は、誘電体板22上に配置されるものであり、円偏波アンテナとなるように縮退分離素子が設けられる円形状又は方形状の銀膜等の導電性薄膜からなる。誘電体板22は、例えばセラミックスからなる。そして、誘電体板22のパッチアンテナ素子21の設けられる面の裏面側に、グラウンド電極23が設けられている。誘電体板22及びグラウンド電極23の中心近傍には貫通孔が設けられており、この貫通孔にパッチアンテナ素子21に接続される給電ピンが貫通して給電部に接続されている。なお、第2周波数帯用アンテナ20の指向性パターンは、垂直面のパターンが上方向に打ち上がるものである。第2周波数帯用アンテナ20は、従来の又は今後開発されるべきあらゆるパッチアンテナが適用可能である。
図4を用いて本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナの反射器について説明する。図4は、本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナの反射器を説明するための概略斜視図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図1では、反射器13の反射器用側壁17は、一連の環状側壁として表したが、本発明はこれに限定されず、図4に示されるように複数の側壁からなるものであっても良い。図4(a)は反射器用側壁17が4つの側壁17aからなるものであり、図4(b)は反射器用側壁17が6つの側壁17bからなるものであり、図4(c)は反射器用側壁17が8つの側壁17cからなるものである。そして、これらの複数の側壁が、モノポールアンテナ素子12の軸を中心として等間隔に周辺を囲むように反射器用グラウンド板16上に円弧状に立設されている。
ここで、本明細書中で円弧状に立設されるとは、図示のような複数の湾曲状の反射器用側壁がアンテナ素子周辺を囲むように立設されるものだけでなく、複数の平板状の反射器用側壁がアンテナ素子周辺を囲むように立設されるものも含むものである。例えば、板金加工により、金属平板を打ち抜いて反射器用グラウンド板を作成すると共に、反射器用グラウンド板から反射器用側壁部分を90度折り曲げることで、側壁がアンテナ素子周辺を等間隔に円弧状に囲むように立設されても良い。
具体的な例を挙げると、4つの側壁17aは、その高さが1/4λであり、モノポールアンテナ素子12までの距離が1/3λであり、モノポールアンテナ素子12を中心に34度の角度を成すように等間隔に円弧状に立設されれば良い。また、6つの側壁17bは、その高さが1/4λであり、モノポールアンテナ素子12までの距離が1/3λであり、モノポールアンテナ素子12を中心に12度の角度を成すように等間隔に円弧状に立設されれば良い。また、8つの側壁17cは、その高さが1/4λであり、モノポールアンテナ素子12までの距離が1/3λであり、モノポールアンテナ素子12を中心に8度の角度を成すように等間隔に円弧状に立設されれば良い。なお、これらの具体的な数字は単なる一例であり、指向性が所望なパターンとなるように種々選択されれば良い。
図2を再度参照すると、第1周波数帯用アンテナ10は、さらに、反射器用グラウンド板16を覆うように反射器用グラウンド板16と平行に延在し反射器用側壁17の頂部に固定される非導電性板19を具備している。非導電性板19は、モノポールアンテナ素子12の放射に影響を及ぼさない材質であれば良い。また、非導電性板19上には、第2周波数帯用アンテナ20が配置される。したがって、非導電性板19は、第2周波数帯用アンテナ20を支えられる程度の強度を有する材質であれば良い。一例としては、例えばポリ塩化ビニル等であれば良い。
本発明の複合アンテナ装置の第1周波数帯用アンテナ10の反射器用グラウンド板16には、例えばねじボスが設けられており円形グラウンド板11が設けられる基板14がねじ止めされている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、反射器用グラウンド板16が円形グラウンド板11と共用されても良い。即ち、反射器用グラウンド板16を、モノポールアンテナ素子12のグラウンドとなる円形グラウンド板11として用いることも可能である。この場合、モノポールアンテナ素子12は、円形グラウンド板11としての反射器用グラウンド板16の略中央から垂直に立設されれば良い。これにより、部品点数の削減や薄型化が可能となる。
本発明の第1実施例の複合アンテナ装置は、第2周波数帯用アンテナ20を第1周波数帯用アンテナ10の上に配置しても、第1周波数帯用アンテナ10の指向性パターンに殆ど影響を与えることがない。したがって、指向性を所望なパターンに保ったまま設置面積を小さくすることが可能となる。
次に、本発明の第2実施例の複合アンテナ装置を説明する。図5は、本発明の第2実施例の複合アンテナ装置を説明するための概略断面図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。本発明の第2実施例の複合アンテナ装置は、第1周波数帯用アンテナ10が第1実施例のものとは上下逆さに配置されるものである。図示の通り、第2実施例の複合アンテナ装置は、第1周波数帯用アンテナ10の円形グラウンド板11が、反射器用グラウンド板16よりも直径が小さく、反射器用グラウンド板16と平行に延在している。そして、第1周波数帯用アンテナ10のモノポールアンテナ素子12は、円形グラウンド板11と反射器用グラウンド板16の間に配置されている。即ち、モノポールアンテナ素子12は、反射器用グラウンド板16の上方に設けられる円形グラウンド板11から、下方の反射器用グラウンド板16に向かって延在することになる。
より具体的には、第1周波数帯用アンテナ10は、円形グラウンド板11が配置される基板14を有している。円形グラウンド板11は、例えば基板14の裏面側(図示例では上部側)にベタアースとして設けられていれば良い。基板14は、反射器用グラウンド板16を覆うように反射器用グラウンド板16と平行に延在している。そして、基板14は、例えばねじ等により反射器13の反射器用側壁17の頂部に固定されれば良い。ここで、基板14は、モノポールアンテナ素子12の放射に影響を及ぼさない材質であれば良い。そして、第2周波数帯用アンテナ20は、この基板14上に配置されれば良い。即ち、基板14の円形グラウンド板11が設けられる側の面上に第2周波数帯用アンテナ20が配置されれば良い。例えば、第2周波数帯用アンテナ20がGPSアンテナモジュールとして一体形成されたものであれば、そのまま基板14上に両面テープ等で固定されれば良い。
また、第2周波数帯用アンテナ20のグラウンド電極23は、円形グラウンド板11と共用されても良い。即ち、図5に示されるように、基板14の第2周波数帯用アンテナ20と対向する面上には円形グラウンド板11が配置されている。そして、第2周波数帯用アンテナ20のグラウンド電極23が円形グラウンド板11と接触することになる。したがって、グラウンド電極23を円形グラウンド板11と共用することとし、第1周波数帯用アンテナ10と第2周波数帯用アンテナ20のグラウンドを1つのグラウンド板で構成することも可能である。
このように、本発明の第2実施例の複合アンテナ装置は、第1周波数帯用アンテナ10が逆さ配置された構造である。このような構造であっても、円形グラウンド板11は、反射器用グラウンド板16よりも直径が小さいため、円形グラウンド板11で覆われることなく、モノポールアンテナ素子12からの放射波や反射器13からの反射波が反射器用側壁17と円形グラウンド板11の間から漏れ出る。これらの合成波が所望な指向性パターンとなるように設計すれば良い。そして、第2実施例の複合アンテナ装置でも、第1実施例と同様に、第1周波数帯用アンテナ10の指向性パターンは第2周波数帯用アンテナ20の影響を殆ど受けることがない。
ここで、図6に本発明の複合アンテナ装置の指向性パターンを示す。図6(a)が第1実施例の反射器用側壁が1つ(図1)の場合、図6(b)が第1実施例の反射器用側壁が4つ(図4(a))の場合、図6(c)が第2実施例の反射器用側壁が4つ(図5)の場合の第1周波数帯用アンテナの指向性パターンである。図中、上段が垂直面(X―Z面)のパターンであり、下段が水平面(X−Y面)のパターンである。
図示の通り、何れの実施例の場合でも第2周波数帯用アンテナの影響を受けず、第1周波数帯用アンテナの指向性パターンは、水平面のパターンが略無指向性となっていることが分かる。また、垂直面のパターンも水平から若干斜め上方向に打ち上がる所望な指向性となっていることが分かる。即ち、第1周波数帯用アンテナの指向性パターンの弱い位置(不要な位置)である上方に第2周波数帯用アンテナが配置されるため、第2周波数帯用アンテナが第1周波数帯用アンテナの指向性パターンに影響を殆ど与えることがない。また、第2周波数帯用アンテナについても、上方向に打ち上がる指向性パターンを有するものであるため、下方に配置される第1周波数帯用アンテナの影響を殆ど受けることがない。さらに、図6(b)と図6(c)の指向性パターンは略同一のものとなっており、第1周波数帯用アンテナを上下逆さに配置しても、指向性パターンに影響を与えないことも分かる。
なお、本発明の複合アンテナ装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 第1周波数帯用アンテナ
11 円形グラウンド板
12 モノポールアンテナ素子
13 反射器
14 基板
15 給電部
16 反射器用グラウンド板
17 反射器用側壁
18 トップロード部
19 非導電性板
20 第2周波数帯用アンテナ
21 パッチアンテナ素子
22 誘電体板
23 グラウンド電極

Claims (8)

  1. 複数の周波数帯に対応する複合アンテナ装置であって、該複合アンテナ装置は、
    円形グラウンド板と、円形グラウンド板の略中央から垂直に立設されると共に円形グラウンド板近傍の給電部から給電されるモノポールアンテナ素子と、反射器用グラウンド板と反射器用側壁とからなる反射器と、を具備する第1周波数帯用アンテナであって、反射器用側壁が、モノポールアンテナ素子と同じかそれよりも高さが高くモノポールアンテナ素子の軸を中心として周辺を囲むように反射器用グラウンド板上に立設される、第1周波数帯用アンテナと、
    前記第1周波数帯用アンテナよりも小さく第1周波数帯用アンテナ上に積層され、パッチアンテナ素子と、誘電体板と、グラウンド電極とを具備する第2周波数帯用アンテナと、
    を具備することを特徴とする複合アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用アンテナの反射器用側壁が複数の側壁からなり、該複数の側壁がモノポールアンテナ素子の軸を中心として等間隔に周辺を囲むように反射器用グラウンド板上に円弧状に立設されることを特徴とする複合アンテナ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用アンテナの円形グラウンド板は、反射器用グラウンド板よりも直径が小さく、反射器用グラウンド板と平行に延在し、
    前記第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子は、円形グラウンド板と反射器用グラウンド板の間に配置されることを特徴とする複合アンテナ装置。
  4. 請求項3に記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用アンテナは、さらに、反射器用グラウンド板を覆うように反射器用グラウンド板と平行に延在し反射器用側壁の頂部に固定され円形グラウンド板が配置される基板を具備し、
    前記第2周波数帯用アンテナは、基板上に配置される、
    ことを特徴とする複合アンテナ装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の複合アンテナ装置において、前記第2周波数帯用アンテナのグラウンド電極は、円形グラウンド板と共用されることを特徴とする複合アンテナ装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用アンテナは、さらに、反射器用グラウンド板を覆うように反射器用グラウンド板と平行に延在し反射器用側壁の頂部に固定される非導電性板を具備し、
    前記第2周波数帯用アンテナは、非導電性板上に配置される、
    ことを特徴とする複合アンテナ装置。
  7. 請求項6に記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用アンテナの反射器用グラウンド板は、円形グラウンド板と共用され、
    前記第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子は、円形グラウンド板としての反射器用グラウンド板の略中央から垂直に立設される、
    ことを特徴とする複合アンテナ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第1周波数帯用アンテナのモノポールアンテナ素子は、トップロード部を有することを特徴とする複合アンテナ装置。
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