JP2017228816A - 通信制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークにおいて、定周期伝送に発生する障害の影響をネットワーク全体に伝搬させない通信制御装置を提供する。【解決手段】境界ノード3及び一般ノード4a〜4eがネットワーク2aを構成し、境界ノード3に伝送フレーム5を生成させて定周期の時間間隔tREF[1]で一般ノード4a〜4eに順にデータを伝送させる通信制御装置1であって、一般ノード4a〜4eは、中継動作の際に上流ノード4aから伝送フレーム5の受信がない場合は、受信していた伝送フレーム5の定周期タイミングtREF[1]から、自己の周期tREF[3]へ漸近させて伝送フレーム5のフレーム生成を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御装置に係り、特に、複数のノードから構成されるネットワークにおいて、特定のノードである境界ノードに伝送フレームを生成させ、定周期の時間間隔で他のノードである一般ノードにデータ送信させるネットワークの通信制御装置に関する。
図6に、LAN等のネットワーク2の代表的な接続形態を示す。図6(a)はリング型又は環状のネットワーク2aであり、図6(b)はスター型のネットワーク2bであり、図6(c)は、バス型のネットワーク2cである。本発明は、これらの接続形態だけに限らず、ネットワーク2のあらゆる接続形態に適用される。これらのネットワーク2a,2b,2cは、一つのネットワーク2a,2b,2cに最大で一個存在する境界ノード3及、及び複数の一般ノード4から構成される。この境界ノード3は、定周期にて伝送フレーム5を生成し、ネットワーク2a,2b,2c内の他のノードである一般ノード4に送信する。一般ノード4は、その伝送フレーム5を受信し、そのまま中継するか、或いはその一般ノード4からの送信データと一部置換したデータを下流ノードに送信する。ここで、「下流ノード」とは、伝送フレーム5を送信するノードからみてその伝送フレーム5を受信するノードを称する。一方、「上流ノード」とは、伝送フレーム5を受信するノードからみてその伝送フレーム5を送信するノードを称する。
このネットワーク2a,2b,2cの境界ノード3のメンテナンス、或いはネットワーク2a,2b,2cの障害等に起因して、下流ノードが伝送フレーム5を上流ノードから受信できない場合がある。この場合には、通信制御装置1は、一般ノード4に境界ノード3を代替させて伝送フレーム5を発生させ、周期的な伝送を継続させるのが一般的である。この一般ノード4による伝送フレーム5の生成を「バックアップ送信」と称する。
特許文献1には、定周期で定周期信号を送信しながら、非定周期に発生する非定周期信号を送信し、あるいは送信失敗のときに定周期信号を再送信するネットワークに接続された通信制御装置が開示されている。ここでは、定周期ごとに定周期送信信号を送信し、この定周期送信信号の送信に失敗したときには、この失敗を検知した時刻から次回の一定周期が開始されるまでの第3の残余の時間と、定周期送信信号を再送信するに要する時間を求め、第3の残余の時間内に再送信完了できることを確認してから、定周期送信信号を再送信することが記載されている。
特許第5389071号
上述したバックアップ送信を行う場合には、定周期の判定時間を含んで、送信間隔の測定は各ノードが行っている。しかし、各ノードでは基準となるクロックが同一ではないために、時間の進み方はそれぞれのノードで異なってしまう。そのため、ネットワーク障害等で一般ノードがバックアップ送信を開始する場合、境界ノードで測定していた定周期からずれてしまう虞がある。
そして、この定周期からのずれが大きい場合、バックアップ送信による伝送フレームを受信した下流ノードにおいて、周期判定のための時間が短い場合に境界ノードによる定周期の時間とのずれにより、ネットワーク障害が発生した一般ノード以外の一般ノードによるバックアップ送信が多発する虞がある。
ここで、定周期の判定のための時間を長くすることにより、この不要なバックアップ送信の発生を抑制することも可能である。しかし、ネットワークを構成する各ノード全体にデータが行き渡るまでの時間が遅延するという問題がある。特に、各ノード数が多いネットワークの場合にはネットワーク内での短周期の転送が困難となるという問題がある。
また、境界ノードから発信される伝送フレームには、時間情報などの付加情報が付加される場合があり、この場合には、ネットワークにおける伝送フレームの伝送効率を低下させる虞がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、ネットワークにおいて、定周期伝送に発生する障害の影響をネットワーク全体に伝搬させない通信制御装置を提供することである。
また、本願の他の目的は、境界ノードから発信する伝送フレームにおいて付加情報を削減し、伝送効率を向上させることである。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信制御装置は、複数のノードがネットワークを構成し、特定のノードに伝送フレームを生成させて定周期の時間間隔で他のノードにデータ送信させる通信制御装置であって、他のノードは、伝送フレームの受信がない場合は、定周期の時間間隔に基づいて自己の周期を調整して伝送フレームの生成を継続することを特徴とする。
上記構成により、上流ノードから発信される伝送フレームの受信がない他のノードは、特定のノードによる定周期の時間間隔に基づき自己の周期を調整し、定周期の時間とのずれを調整し、伝送フレームの生成を継続する。これにより、伝送フレームの受信がない他のノードより下流のノードでは定周期の乱れが発生することがない。そのため、不要なバックアップ送信が発生することなく、定周期伝送に発生する障害の影響がネットワーク全体に伝搬するのを抑制することができる。
また、本発明は、他のノードが自己の定周期を調整して送信を継続させる方式であり、フレーム内に時間情報を付加させずに同期が可能となる。これにより、伝送フレームの付加情報を削減し、伝送効率を向上させることができる。また、上流ノードからの定周期タイミングに調整する方式なので、ネットワーク内での定周期のタイミングを容易に変更することもできる。
また、通信制御装置内の他のノードは、伝送フレームの受信がない場合は、受信していた伝送フレームの定周期タイミングから自己の定周期タイミングに漸近させてデータ転送を継続することが好ましい。これにより、伝送フレームの受信がない他のノードは、受信していた伝送フレームの定周期タイミングから自己の定周期タイミングに漸近させることで定周期タイミングを調整して伝送フレームの生成を継続することができる。
また、通信制御装置内の他のノードは、伝送フレームの定周期時間のタイミングを測定し、特定のノードの定周期タイミングとしてデータ転送を継続することが好ましい。これにより、伝送フレームの受信がない他のノードは、測定に基づき自己の周期を特定のノードの定周期タイミングに調整して伝送フレームの生成を継続することができる。
また、通信制御装置内の他のノードの定周期タイミングは、特定のノードが生成した複数の伝送フレームの定周期時間の平均値とすることが好ましい。このように、他のノードは、上流ノードからの定周期タイミングを平均化することで、下流ノードへの定周期タイミングの変動を抑えることができる。
また、通信制御装置内の伝送フレームを生成させた特定のノードと他のノードとは、定周期タイミングの相互の時間差により、両者の時間進行度合いの差を測定することが好ましい。これにより、他のノードは自己の時間を特定ノードの時間に容易に同期させることができる。
さらに、通信制御装置では、ネットワークでデータ転送される伝送フレーム内に伝送フレーム送信時又は受信時の時間情報が付加されることが好ましい。上述したように、本発明の効果には伝送フレーム内に時間情報を付加しないことも挙げられるが、伝送フレーム送信時又は受信時の時間情報を付加することで、他のノードは、より最初の時間同期が容易にできるという効果が生じる。
以上のように、本発明に係る通信制御装置によれば、ネットワークにおいて、定周期伝送に発生する障害の影響をネットワーク全体に伝搬することを防止できる。
また他の効果として、本発明に係る通信制御装置によれば、定周期送信を使用するために、伝送フレーム内に時間情報を付加する必要がなくなり、伝送効率を向上させることができる。
本発明に係る通信制御装置に関するネットワークの一つの実施形態の概略構成を示す説明図である。 従来のネットワークにおける通信制御方法を時間軸で示す説明図である。 本発明に係るネットワークの通信制御方法を時間軸で示す説明図である。 本発明に係る通信制御装置の中継動作からバックアップ送信に移る手順を示すフロー図である。 本発明に係る通信制御装置のバックアップ送信から中継動作に戻る手順を示すフロー図である。 LAN等のネットワークの主な接続形態を示す説明図である。
(通信制御装置の構成)
以下に、図面を用いて、本発明に係る通信制御装置1につき詳細に説明する。図1にネットワーク2の通信制御装置1に関する一つの実施形態の概略構成を示す。本実施形態では、図6に示すLAN等の主なネットワーク2a,2b,2cの接続形態のうち、リング型又は環状のネットワーク2aの場合について説明する。しかし、本発明は、このリング型又は環状のネットワーク2aに限らず、その他のネットワーク2についても適用される。
図1に示すように、ネットワーク2aは、特定のノードである境界ノード3とその他のノードである複数の一般ノード4a〜4eとから構成されるのが一般的である。本実施形態では、説明のために一般ノードの個数は5個としたが、この個数には限らない。一つのネットワーク2aには一つの境界ノード3が存在し、この境界ノード3は、伝送フレーム5を作成し、定周期で情報を一般ノード4a〜4eに順次データ転送する。なお、境界ノード3及び一般ノード4には、それぞれのノード名を表す符号3,4a〜4eを付けるが、同時に伝送フレーム5が境界ノード3から伝送される順番を角括弧内に表す。すなわち、「境界ノード3[1]」、「一般ノード4a[2]」、「一般ノード4b[3]」、「一般ノード4c[4]」、「一般ノード4d[5]」、「一般ノード4e[6]」と表記する。また、伝送フレーム5は、本実施形態では、0x5A[1]などのデータを送信する。ここで、符号[1]は、境界ノード3[1]で生成されたフレームであることを示し、データ0x5A[3]などは、一般ノード4b[3]で生成されたフレームを開始フレームとして、以降の下流ノードへ0x5A[3]などのデータが伝送されていることを示す。
図1に示すように、一般ノード4a[2]から一般ノード4b[3]へのデータ0x5A[1]の送信に関して回線異常又はフレームロスが発生したものとする。この場合、一般ノード4b[3]以降の一般ノード4は、伝送フレーム5を受信できないという異常が発生する。その場合、通信制御装置1は、一般ノード4b[3]に定周期の時間間隔(tREF[1])に基づいて自己の定周期タイミングを調整して伝送フレーム5の生成を継続させる。なお、tREF[1]等のtREF[n]の記号は、伝送フレーム5が伝送される順番(角括弧内の数字)のノードの定周期の時間間隔を示す。
図2に、従来のネットワークにおける通信制御方法を時間軸により示す。さらに、図3に本発明に係る通信制御方法を時間軸により示し、本発明の特徴を説明する。図2、図3に示す通信制御方法は、図1に示すリング型又は環状のネットワーク2aの場合の具体的な通信制御方法であり、図1のネットワーク2aと同じ境界ノード3[1]及び同じ一般ノード4a[2],4b[3],4c[4],4d[5],4e[6]に関する通信制御方法を示している。また、図2(a),図2(b),及び図2(c)は、それぞれ伝送フレーム5が環状のネットワーク2aを一周した場合の伝送フレーム5の各周における動作を示している。これらは、図3(a)図3(b)、及び図3(c)についても同様である。
図2(a)に示すように、通信制御装置1は、境界ノード3[1]に定周期の時間間隔(tREF[1])で下流の一般ノード4a[1]に伝送フレーム5(0x5A[1])を伝送させる。境界ノード3[1]から送信された伝送フレーム5(0x5A[1])は、下流の一般ノード4a[2]に伝送される。このとき送信側である境界ノード3[1]の送信のタイミングと受信側である一般ノード4a[2]の受信のタイミングとは送信時間(dt)だけずれが生じる。この送信時間(dt)は、ノード間の送信により発生する時間であり、他の送受信においても同様に発生する。また、一般ノード4a[2]が受信した伝送フレーム5(0x5A[1])は、受信したデータを判定する判定時間(tRLY)が費やされて受信され、より下流の一般ノード4b[3]に送信される。この際、通信制御装置1は、伝送フレーム5をそのまま中継して下流の一般ノード4b[3]に伝送するか、一般ノード4a[2]からの送信データと一部置換したデータを一般ノード4b[3]に伝送する。一般ノード4b[3]が受信した伝送フレーム5(0x5A[1])は、判定時間(tRLY)がさらに費やされてより下流の一般ノード4c[4]に伝送される。一般ノード4c[4]が受信した伝送フレーム5(0x5A[1])は、判定時間(tRLY)がさらに費やされて境界ノード3[1]に伝送される。これにより、伝送フレーム5(0x5A[1])は、ネットワーク2aを一巡する。
図2(b)に、伝送フレーム5(0x5A[1])が一般ノード4a[2]から下流の一般ノード4b[3]に伝送される際に、回線異常又はフレームロス等が発生した場合のネットワーク2aの通信制御方法を示す。このとき、一般ノード4b[3]は伝送フレーム5(0x5A[1])の受信ができない。この回線異常又はフレームロス等が発生した場合には、一般ノード4が境界ノード3に代替して伝送フレーム5を発生させて、周期伝送を継続する機能を有する。すなわち、一般ノード4b[3]は、境界ノード3に代替してバックアップ送信6を行う。
図2(b)では、一般ノード4b[3]は、バックアップ送信6として伝送フレーム5(0xA5[3])を新たに生成してこの伝送フレーム5(0xA5[3])を下流の一般ノード4c[4]に伝送する。従来は、このバックアップ送信6を行う場合、送信間隔の測定は各一般ノード4が行っていた。しかし、各一般ノード4で基準となるクロックが同一ではないために、時間の進み方は各一般ノード4で異なってしまう。そのため、ネットワーク障害等で一般ノード4がバックアップ送信6を開始する場合、境界ノード3で測定していた定周期からずれてしまう。
図2(b)には、回線異常からバックアップ送信6が発生した場合を示す。すなわち、一般ノード4a[2]から一般ノード4b[3]へ送信される伝送フレーム5が回線異常により伝送されない場合である。この場合には、一般ノードが4b[3]が伝送フレーム5の受信がないとして伝送フレーム5(0xA5[3])を作成してバックアップ送信6を行う。
そのバックアップ送信6を受信した一般ノード4c[4]は、一般ノード4b[3]から受信した伝送フレーム5(0xA5[3])をさらに境界ノード3に伝送すると共に、一般ノード4b[3]からの伝送フレーム5(0xA5[3])の受信が遅延したため、新たに回線異常又はフレームロスが発生したとして自ら新たな伝送フレーム5(0xA5[4])を発信してしまう。それにより、境界ノード3は、2種類のデータである0xA5[3]及び0xA5[4]を受信することになる。さらに、図2(c)に示すように、一般ノード4b[3]は、上流からの伝送フレーム5の受信が遅延したとして伝送フレーム5(0xA5[3])を自身の定周期タイミング(tREF[3])でバックアップ送信6することになる。
このように、従来の通信制御装置1では、定周期からのずれが大きい場合、下流ノードにおいて定周期との時間的なずれにより、ネットワーク障害が発生したノード以外でも一般ノード4によるバックアップ送信6が多発してしまい、ネットワーク2aの情報の伝送が混乱してしまう。この問題に対して改善された本発明に係る通信制御装置1の通信制御方法を時間軸により、以下に示す。
本発明に係る通信制御方法を示す図3(a)の内容は従来の通信制御方法を示す図2(a)と同様である。図3(b)に示すように、一般ノード4a[2]から下流の一般ノード4b[3]に伝送される際に、回線異常或いはフレームロスが発生した場合、一般ノード4b[3]は伝送フレーム5(0xA5[3])をバックアップ送信6するが、本実施形態では、通信制御装置1は、一般ノード4b[3]が受信していた伝送フレーム5の定周期タイミング(tREF[1])から自己の定周期タイミング(tREF[3])に漸近させてフレーム生成を継続させる。
すなわち、境界ノード3[1]の定周期タイミング(tREF[1])から一般ノード4b[3]の定周期タイミング(tREF[3])に一挙に変更すると、これらの定周期のずれが大きい場合、下流ノードにおいてこれらの定周期タイミングとの差分により、新たにネットワーク障害が発生する虞がある。そこで、境界ノードの定周期タイミング(tREF[1])でバックアップ送信を開始し、小刻みに一般ノード4b[3]の定周期タイミング(tREF[3])に漸近させることで新たなバックアップ送信6を抑制する。この結果、定周期タイミング(tREF[1])にて一般ノード4b[3]からバックアップ送信6を行うことにより、その下流の一般ノード4において一般ノード4c[4]は、一般ノード4b[3]との時間進行度合いにより、同期することができる。
さらに、図3(c)に示すように、一般ノード4a[2]から一般ノード4b[3]への伝送に異常が発生しても自己の定周期タイミング(tREF[3])に漸近させたバックアップ送信6により、定周期伝送に発生する障害の影響をネットワーク2全体に伝搬させることがない。
また、通信制御装置1は、一般ノード4a〜4eが、伝送フレーム5の定周期時間のタイミング(tREF[1])を測定し、境界ノード3の定周期タイミングとしてデータ転送を継続させても良い。これにより、伝送フレーム5の受信がない一般ノード4は、測定に基づき自己の周期を境界ノード3の定周期タイミング(tREF[1])に調整して伝送フレーム5のデータ転送を継続することができる。また、通信制御装置1は、一般ノード4b[3]の定周期タイミングは、境界ノード3が発生させた複数の伝送フレーム5の定周期タイミング(tREF[1])の平均値としても良い。さらに、通信制御装置1は、伝送フレーム5を生成させた境界ノード3と一般ノード4a〜4eとが定周期タイミングの相互の時間差により、両者の時間進行度合いの差を測定しても良い。これにより、一般ノード4b[3]は自己の定周期タイミングを境界ノード3の定周期タイミング(tREF[1])と容易に同期させることができる。
さらに、通信制御装置1は、ネットワーク2aでデータ転送される伝送フレーム5内には伝送フレーム5送信時の時間情報が付加される。上述したように、本発明の特徴は、伝送フレーム5内に時間情報を付加しないことである。しかし、伝送フレーム5の送信時の時間情報のみを付加することで、一般ノード4a〜4eは、境界ノード3との絶対時間差を計測でき容易に同期をすることができる。
(通信制御装置のバックアップ送信手順)
図4及び図5に、本発明に係る通信制御装置1のバックアップ送信6の手順をフロー図で示す。図4のフローは、一般ノード4a〜4eが、中継動作を開始してから(S1)バックアップ送信6を開始する(S8)までの手順を示す。まず、中継動作を開始した一般ノード4a〜4e(S1)は、上流ノードから定周期に伝送される伝送フレーム5の定周期の時間間隔(tREF)を計測して平均値を算出する(S2)。このように、上流ノードからの定周期タイミング(tREF)を平均化することで、下流ノードへの定周期タイミングの変動を抑えることができる。
次に、上述した定周期タイミング(tREF)と判定時間(tRLY)とを合わせた時間内に上流ノードから伝送フレーム5を受信したか否かが判定される(S3)。送信フレーム5の受信が上記時間内であれば(Yesの場合)正常な受信であったとしてバックアップ送信6は行わずに中継動作(S1)を継続する。送信フレーム5の受信が上記時間を越えている場合(Noの場合)には回線異常又はフレームロスあったものとしてステップS4に進む。
ステップS4では、上流ノードから送信された定周期の伝送フレーム5の定周期タイミング(tREF[1])の平均値と、自ノード(4b[3])の伝送フレーム5の定周期タイミング(tREF[3])とが同じか許容範囲内である場合には、自ノード(4b[3])の伝送フレーム5の定周期タイミング(tREF[3])でバックアップ送信6を行う(S8)。一方、この時間差が許容範囲内ではない場合(Noの場合)には、ステップS5〜S7に示すバックアップ送信6を行う。
すなわち、上流ノードから送信された定周期フレームの時間間隔の平均値と、自ノード(4b[3])の伝送フレーム5発生の定周期との時間差を計測する(S5)。そして、上流ノードから送信された定周期フレームの時間間隔に同期していた自ノードでの伝送フレーム5発生の定周期タイミング(tREF[1])を自ノード(4b[3])の既定の定周期タイミング(tREF[3])に漸近させて、フレームの生成を行う(S6)。この自ノードの既定の定周期タイミング(tREF[3])は、自ノードのカウンタにより計測された定周期フレームの時間間隔である。このように、上流ノードから送信された定周期フレームの時間間隔に同期していた自ノードでのフレーム発生の定周期タイミング(tREF[1])を自ノードの既定の定周期タイミング(tREF[3])に漸近させるのは、定周期を急激に変化させると、下流ノードにおいて不要なバックアップ送信6が発生するからである。
このように、上流ノードから送信された定周期フレームの時間間隔の平均値(tREF[1])と、自ノードの既定の定周期タイミング(tREF[3])との時間差を分割し、バックアップ送信を繰り返しながら自ノードでのフレーム発生の定周期を自ノードの既定の定周期に漸近させる。そして、定周期の時間間隔が自ノードの既定の定周期タイミング(tREF[3])になるまで繰り返す(S7)。
図5は、バックアップ送信6から中継動作に戻る場合の手順を示す。すなわち、一旦、バックアップ送信6を開始した一般ノード4a〜4eが、ネットワーク2aの復旧を検知すると、バックアップ動作を終了して中継動作に切り替わる。図5のフロー図には、バックアップ送信6から中継動作に戻る手順をS1からS5まで示す。なお、この図5のフローは、環状のネットワーク2aのように、境界ノード3が送信した伝送フレーム5がネットワーク2aを一周して再び境界ノード3及び一般ノード4a〜4eに戻ることを想定している。すなわち、伝送フレーム5は、境界ノード3を通過するとヘッダ7が書き換えられる。従って、伝送フレーム5のヘッダ7を確認すればネットワーク2aが復旧したか否かが検知できる。
まず、一般ノード4a〜4eは、例えば図4に示すような手順により、バックアップ送信6を実施する(S1)。次に、上流ノードから受信する伝送フレーム5があるか否かが判断される(S2)。上流ノードから受信した伝送フレーム5がある場合(Yesの場合)には、ステップ3に進む。そして、上流ノードから受信した伝送フレーム5がない場合(Noの場合)には、バックアップ送信6(S1)に戻る。
次に、定周期タイミング(tREF)と判定時間(tRLY)とを合わせた時間内に上流ノードから伝送フレーム5を受信しているか否かが判定される(S3)。上記時間内に上流ノードから伝送フレーム5を受信していない(Noの場合)には、バックアップ送信6(S1)に戻る。一方、上記時間内に上流ノードから伝送フレーム5を受信している場合(Yesの場合)には、さらにステップ4へと進む。
ステップ4では、上流ノードからの伝送フレーム5のヘッダ7が境界ノード3経由のヘッダ7であるか否かが判定される(S4)。伝送フレーム5のヘッダ7が境界ノード3を経由していないヘッダ7である場合(Noの場合)には、ネットワーク2aが復旧していないものとしてバックアップ送信6(S1)に戻る。伝送フレーム5のヘッダ7が境界ノード3を経由しているヘッダ7である場合(Yesの場合)には、ネットワーク2aが復旧したものとして中継動作に切り換わる(S5)。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ、及び配置関係については、本発明が理解、実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
1 通信制御装置、2 ネットワーク,2a リング型又は環状のネットワーク,2b スター型ネットワーク,2c バス型ネットワーク、3,3[1] 境界ノード、4,4a[2],4b[3],4c[4],4d[5],4e[6] 一般ノード、5 伝送フレーム、6 バックアップ送信、7 ヘッダ、0x5A[1],0x5A[3],0x5A[4],0xA5[3],0xA5[4] 伝送フレームのデータ、tREF,tREF[1],tREF[3],tREF[4] 定周期の時間間隔又は定周期タイミング、tRLY 判定時間。

Claims (6)

  1. 複数のノードがネットワークを構成し、特定のノードに伝送フレームを生成させて定周期の時間間隔で他のノードにデータ送信させる通信制御装置であって、
    前記他のノードは、前記伝送フレームの受信がない場合は、前記定周期の時間間隔に基づいて自己の周期を調整して前記伝送フレームのデータ転送を継続する、通信制御装置。
  2. 請求項1に記載された通信制御装置であって、前記他のノードは、前記伝送フレームの受信がない場合は、受信していた前記伝送フレームの定周期タイミングから自己の定周期タイミングに漸近させて前記データ転送を継続する、通信制御装置。
  3. 請求項1に記載された通信制御装置であって、前記他のノードは、前記伝送フレームの定周期時間のタイミングを測定し、前記特定のノードの定周期タイミングとして前記データ転送を継続する、通信制御装置。
  4. 請求項3に記載された通信制御装置であって、前記他のノードの前記定周期タイミングは、前記特定のノードが発生させた複数の前記伝送フレームの定周期時間の平均値とする、通信制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載された通信制御装置であって、前記伝送フレームを生成させた特定のノードと前記他のノードとは、定周期タイミングの相互の時間差により、両者の時間進行度合いの差を測定する、通信制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載された通信制御装置であって、前記ネットワークで前記データ転送される前記伝送フレーム内に前記伝送フレームの送信時又は受信時の時間情報が付加される、通信制御装置。
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