JP2017228375A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的に簡単な構成で、異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射できる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置30は、長手方向に沿って複数個のLED1が実装される長尺の実装基板2と、実装基板2が取り付けられる長尺の取付板8と、複数個のLED1からの光を反射する長尺の反射板9と、内部に取付板8及び反射板9が配置される筒状の筐体32と、を備えている。反射板9は、複数個のLED1からの光を実装基板2の短手方向に沿った方向へ反射する。筐体32は、反射板9と実装基板2とが対向するように、反射板9及び取付板8を支持する。筐体32は、反射板9で反射された複数個のLED1の光を外部に透過させる。【選択図】図1
Description
本発明は、照明装置に関し、特に、LED(light emitting diode)を備えた照明器具に関する。
近年、複数のLEDが実装された実装基板を備える照明装置が利用されている。
この種の照明装置としては、LED等の発光素子と、長尺状の基板と、基板を取り付ける取付部材と、略円筒状に形成される本体と、を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、基板は、複数の発光素子が表面側に実装される。本体は、内側に突出する一対の支持レールで、取付部材を支持する。発光素子から出射された光は、透光性の本体を透過して放射され所定範囲に照射される、とされている。
ところで、照明装置では、複数のLEDが並んだ方向と直交する断面において、異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射する構成が求められる場合もあり、上述の特許文献1の構成だけでは十分でなく、更なる改良が求められている。
本発明の目的は、比較的に簡単な構成で、複数のLEDが並んだ方向と直交する断面において、異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射できる照明装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る照明装置は、複数個のLEDと、実装基板と、取付板と、反射板と、筐体と、を備えている。上記実装基板は、長尺の外形形状をしている。上記実装基板は、長手方向に沿って、上記複数個のLEDが実装される。上記取付板は、長尺の外形形状をしている。上記取付板は、上記実装基板が取り付けられる。上記反射板は、長尺の外形形状をしている。上記反射板は、上記複数個のLEDからの光を反射する。上記筐体は、筒状の外形形状をしている。上記筐体は、内部に、上記取付板及び上記反射板が配置される。上記反射板は、上記複数個のLEDからの光を、上記実装基板の短手方向に沿った方向へ反射する。上記筐体は、上記反射板と上記実装基板とが対向するように、上記反射板及び上記取付板を支持する。上記筐体は、上記反射板で反射された上記複数個のLEDの光を外部に透過させる。
本発明の照明装置は、比較的に簡単な構成で、複数のLEDが並んだ方向と直交する断面において、異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射できる。
以下では、本実施形態の照明装置30を、図1から図3に基づいて説明する。照明装置30を備えた冷蔵ショーケース40を、図4から図6Aに基づいて説明する。図中においては、同じ部材に対し、同じ符号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態を構成する各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の照明装置30は、図1及び図2に示すように、複数個のLED1と、実装基板2と、取付板8と、反射板9と、筐体32と、を備えている。実装基板2は、長尺の外形形状をしている。実装基板2は、長手方向に沿って、複数個のLED1が実装される。取付板8は、長尺の外形形状をしている。取付板8は、実装基板2が取り付けられる。反射板9は、長尺の外形形状をしている。反射板9は、複数個のLED1からの光を反射する。筐体32は、筒状の外形形状をしている。筐体32は、内部に、取付板8及び反射板9が配置される。反射板9は、複数個のLED1からの光を、実装基板2の短手方向に沿った方向へ反射する。筐体32は、反射板9と実装基板2とが対向するように、反射板9及び取付板8を支持する。筐体32は、反射板9で反射された複数個のLED1の光を外部に透過させる。
本実施形態の照明装置30は、反射板9が複数個のLED1からの光を実装基板2の短手方向に沿った方向へ反射し、筐体32は、反射された光を外部に透過する比較的に簡単な構成で、異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射できる。
以下では、本実施形態の照明装置30の各構成について詳細に説明する。
本実施形態の照明装置30は、LED1と実装基板2と取付板8と反射板9と筐体32に加え、図2A及び図2Bに示すように、電源ケーブル3と、電子部品5と、端子部6と、コネクタ7と、エンドキャップ33と、を備えている。
LED1は、図2Bに示すように、LEDチップ1aと、パッケージ1bと、封止部1cと、を備えている。パッケージ1bは、LEDチップ1aを収容する凹部を備えている。封止部1cは、LEDチップ1aを覆うように凹部に充填される。封止部1cは、透光性封止材料が用いられる。透光性封止材料は、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、若しくはガラスなどが挙げられる。封止部1cには、LEDチップ1aから放射される光により励起されて、蛍光を放射する蛍光体が含有されている。
LED1は、例えば、LEDチップ1aから放射される青色光と、蛍光体から放射される黄色光との混色により、白色光を放射させることができる。LED1は、LEDチップ1a、若しくは蛍光体の種類を代えることで、白色光だけでなく、例えば、電球色の光を放射できる。
実装基板2は、矩形平板状の外形形状をしている。実装基板2は、第1表面2aa及び第1表面2aaと反対の第2表面2abに所定形状の配線が形成されている。実装基板2では、第1表面2aa側の配線と第2表面2ab側の配線とが、厚み方向に貫通する貫通配線により電気的に接続されている。実装基板2は、図2Aに示すように、LED1、電子部品5、端子部6及びコネクタ7の実装面を除いて、配線を覆うようにレジスト膜が形成されている。実装基板2の第1表面2aaには、実装基板2の長手方向に沿って、複数個のLED1が実装基板2の短手方向における中央部に実装される。実装基板2では、等間隔に並ぶように、複数個のLED1が配置される。
実装基板2は、はんだにより、第1表面2aaに形成された配線の一部に、各LED1が実装される。実装基板2は、配線により、複数個のLED1を電気的に直列接続させている。実装基板2は、複数個のLED1を電気的に直列接続させる構成だけに限られない。実装基板2は、複数個のLED1を電気的に並列接続させる構成でもよいし、複数個のLED1を電気的に直並列接続させる構成でもよい。
本実施形態の照明装置30では、図2A及び図2Bに示すように、2つの実装基板2が用いられている。以下では、2つの実装基板2のうち、一方の実装基板2を第1実装基板21と称し、他方の実装基板2を第2実装基板22と称することもある。
第1実装基板21は、第1表面2aaにおいて、長手方向の一端側における短手方向の両端部それぞれに、一対の端子部6が実装されている。第1実装基板21は、第1表面2aaにおいて、長手方向の他端側における短手方向の両端部それぞれに、一対のコネクタ7が実装されている。第1実装基板21の各コネクタ7は、例えば、雄コネクタ7aが用いられる。
第2実装基板22は、第1表面2aaにおいて、長手方向の一端側における短手方向の両端部それぞれに、一対のコネクタ7が実装されている。第2実装基板22の長手方向の一端側における一対のコネクタ7は、雌コネクタ7bが用いられている。雌コネクタ7bは、第1実装基板21の雄コネクタ7aと接続できる。第2実装基板22の各コネクタ7は、第1実装基板21の各コネクタ7が雌コネクタ7bの場合、雄コネクタ7aが用いられればよい。第2実装基板22は、第1表面2aaにおいて、長手方向の他端側における短手方向の両端部それぞれに一対のコネクタ7が実装されていることが好ましい。第2実装基板22は、長手方向の一端側及び他端側の両側にコネクタ7を備えることで、複数の第2実装基板22を電気的に接続できる。
実装基板2は、はんだにより、複数種の電子部品5が配線の一部に実装される。実装基板2は、配線を介して、複数個のLED1と、複数種の電子部品5と、を電気的に接続させる。実装基板2は、はんだにより、一対の端子部6それぞれが配線の一部に実装される。実装基板2は、配線を介して、複数個のLED1と、一対の端子部6と、が電気的に接続される。実装基板2は、はんだにより、一対のコネクタ7が配線の一部に実装される。実装基板2は、配線を介して、複数個のLED1と、一対のコネクタ7と、が電気的に接続される。実装基板2は、ガラスエポキシ樹脂基板である。実装基板2は、ガラスエポキシ樹脂基板だけに限られず、例えば、セラミック基板、若しくは金属ベースプリント配線板でもよい。
電源ケーブル3は、図2Aに示すように、2本の電線3aと、保護チューブ3bと、プラグコネクタ3cと、を備えている。電線3aは、芯線が被膜で被覆された被覆電線である。2本の電線3aは、第1電線3sと、第2電線3tである。第1電線3sは、LED1のアノードと電気的に接続される。第2電線3tは、LED1のカソードと電気的に接続される。保護チューブ3bは、第1電線3s及び第2電線3tを覆って保護する。保護チューブ3bは、筒状の熱収縮チューブが用いられている。プラグコネクタ3cは、一端が端子部6と接続される電線3aの一端とは反対側の先端部に設けられている。プラグコネクタ3cは、照明装置30の外部に設けられた直流電源装置における出力ケーブルの先端に設けられたレセプタクルコネクタと挿抜できる。直流電源装置は、例えば、スイッチング電源回路を有し、電力系統から供給される交流電圧を、直流電圧に変換して出力できるように構成されていればよい。
複数種の電子部品5は、相互に電気的に接続されてLED1に定電流を供給する定電流回路を構成している。電子部品5は、例えば、抵抗、若しくはトランジスタなどが挙げられる。定電流回路は、実装基板2の第1表面2aaに形成される。定電流回路は、所定の直流電圧が印加される場合、LED1に流れる電流を一定にする。定電流回路は、例えば、複数個のLED1のうち、所定数のLED1の直列回路ごとに1つ設けられる。複数の定電流回路は、全て共通の回路構成で形成されている。
一対の端子部6は、配線によりLED1へ給電する電路の一部を構成する。一対の端子部6は、複数の定電流回路と電気的に並列接続される。端子部6は、電線3aの一端と接続される。端子部6は、電線3aの芯線と電気的に接続できる。各端子部6は、工具を用いずに電線3aの接続を行うことができる速結端子で構成されている。各端子部6は、速結端子だけに限られず、コネクタで構成されてもよい。実装基板2は、必ずしも端子部6が設けられる必要はなく、はんだにより、電線3aの一端が直接的に実装基板2における配線の一部と電気的に接続される構成でもよい。
一対のコネクタ7は、実装基板2の長手方向の両端に備えられてもよいし、実装基板2の長手方向の一端だけに備えられていてもよい。実装基板2は、例えば、長手方向の一方のコネクタ7を雄コネクタ7aとし、長手方向の他方のコネクタ7を雌コネクタ7bとすることができる。照明装置30は、隣接する実装基板2の一方の雄コネクタ7aと隣接する実装基板2の他方の雌コネクタ7bとが接続されれば、一方の実装基板2から他方の実装基板2へ給電させることができる。言い換えれば、実装基板2は、長手方向の両端に設けられたコネクタ7を、隣接する実装基板2への送り配線に利用することができる。照明装置30は、長手方向の両端にコネクタ7が設けられた実装基板2を実装基板2の長手方向に連結させることで、3つ以上の実装基板2に実装された複数個のLED1を点灯できる。
取付板8は、図2Aに示すように、長尺の実装基板2の長手方向よりも長く形成されている。取付板8は、図1から図3に示すように、ベース部8aと、ガイド部8bと、を備えている。ベース部8aは、矩形平板状の外形形状をしている。ベース部8aは、短手方向が実装基板2の短手方向よりも長い。ベース部8aは、長手方向が実装基板2の長手方向よりも長い。ベース部8aは、例えば、厚み方向に貫通するねじにより、実装基板2がねじ止めされる。
ガイド部8bは、一対の補強部8cと、複数の支柱部8dと、を備えている。一対の補強部8cそれぞれは、矩形平板の外形形状をしている。一対の補強部8cは、ベース部8aの短手方向の両端に設けられている。一対の補強部8cは、ベース部8aの長手方向に沿って設けられる。一対の補強部8cは、ベース部8aの短手方向の両端からベース部8aの厚み方向に沿って突出する。一対の補強部8cは、ベース部8aの厚み方向において、同じ方向に突出する。一対の補強部8cは、ベース部8aの短手方向の両端からベース部8aの厚み方向に沿って離れるにつれ、先端が互いに離れる向きに突出する。一対の補強部8cは、ベース部8aの機械的強度を高めることができる。
支柱部8dは、ベース部8aの短手方向の両端それぞれにおいて、ベース部8aの長手方向の両端部に設けられる。言い換えれば、支柱部8dは、平面視において、ベース部8aの四隅に設けられる。支柱部8dは、平面視において、ベース部8aの四隅に設けられる構成だけに限られない。支柱部8dは、ベース部8aの長手方向の任意の場所に設けられてもよい。
支柱部8dは、図3に示すように、第1突出部8d1と、第2突出部8d2と、を有している。第1突出部8d1は、側面視において、補強部8cに沿って補強部8cから外方に突出する。第1突出部8d1は、角柱状の外形形状をしている。第2突出部8d2は、第1突出部8d1における補強部8cと反対側に設けられる。第2突出部8d2は、角柱状の外形形状をしている。第2突出部8d2は、ベース部8aの厚み方向に沿って、第1突出部8d1から突出する。第2突出部8d2は、側壁32cに沿うように配置される。第2突出部8d2は、図1に示すように、照明装置30の縦断面において、側壁32cの平滑な板状の短手方向の長さよりも長さが短い。取付板8は、ガイド部8bを利用して、筐体32の内部へ挿入される。
取付板8は、ガイド部8bの支柱部8dが第1突出部8d1及び第2突出部8d2を有しているので、筐体32の内部へ実装基板2と共に取付板8をスライドさせて挿入及び抜去させることを容易に行うことができる。取付板8は、複数のガイド部8bが4つ以上設けられていることが好ましい。本実施形態の照明装置30では、複数のガイド部8bが4つ以上設けられていることで、取付板8の長さが長い場合でも、取付板8の変形を抑制して実装基板2を筐体32の内部に挿入できる。
取付板8は、支柱部8dが筐体32と当たることで、筐体32の内部で取付板8が、がたつくことを抑制できる。取付板8は、ベース部8aと補強部8cと支柱部8dとが、LED1から照射される光を遮光する。言い換えれば、取付板8は、ガイド部8bが切り欠くように設けられた窓部8baから、実装基板2の短手方向に沿った方向へLED1の光を放射できる。取付板8は、窓部8baの形状により、照明装置30の配光を制御することもできる。
取付板8は、ベース部8aとガイド部8bとが一体的に形成されている。取付板8は、例えば、金属板により形成される。金属板の材料としては、例えば、亜鉛鋼板が挙げられる。取付板8は、金属平板の打ち抜き加工及び折り曲げ加工により形成される。取付板8は、照明装置30に1つだけ設けられる場合に限られず、長尺の実装基板2の長手方向に沿って、適宜に複数設けられてもよい。
反射板9は、図1及び図3に示すように、長尺の外形形状をしている。反射板9は、実装基板2の第1表面2aaに対向して配置される。反射板9は、LED1の光軸と交差するように、実装基板2に正対して配置される。反射板9は、図1に示すように、短手方向の中央部を中心として、線対称に形成される。反射板9は、長手方向と直交する断面視において、短手方向の中央部を境に線対称に形成されている。言い換えれば、反射板9は、実装基板2の短手方向の中央部に近づくほど、LED1に向かって突出する。反射板9は、線対称に形成された一方に第1反射面9aaを有する。反射板9は、線対称に形成された一方と反対の他方に第2反射面9abを有する。反射板9は、線対称に形成された第1反射面9aa及び第2反射面9abそれぞれがパラボラ状の形状をしている。反射板9は、短手方向に沿った両側方に、LED1からの光を反射する。第1反射面9aa及び第2反射面9abは、パラボラ形状の形成だけに限られず、放物状の形状でもよい。反射板9は、LED1の光の出射方向と交差する方向へ光を反射させる。反射板9の材料は、例えば、アルミニウムを用いることができる。アルミニウムは、陽極酸化により酸化膜が表面に形成されている。アルミニウムは、真空蒸着技術により銀膜が表面に形成されていてもよい。アルミニウムは、表面が鏡面加工されてもよいし、凹凸加工されてもよい。反射板9は、アルミニウム板の打ち抜き加工及び折り曲げ加工により形成される。
筐体32は、支持壁32aと、底壁32bと、一対の側壁32cと、を備えている。筐体32は、図2に示すように、長手方向の両端部にエンドキャップ33が設けられる。筐体32は、図1及び図3に示すように、筒状の外形形状をしている。筐体32は、内部に実装基板2が取り付けられた取付板8がスライドされて挿入される。筐体32は、内部に反射板9がスライドされて挿入される。
支持壁32aは、半円筒状の外形形状をしている。支持壁32aの内周面には、複数の凹凸32dが形成されている。筐体32の凹凸32dは、照明装置30の内部の構造を照明装置30の外部から視認者に直接的に見え難くし、照明装置30の意匠性を向上できる。
一対の側壁32cは、支持壁32aの両端から延びるように、支持壁32aと一体に形成されている。一対の側壁32cは、LED1から放射され反射板9で反射された光を外部に出射できるように、LED1の光に対して透光性を有している。
側壁32cは、図1に示すように、引掛部32eと、支持部32fと、を有している。引掛部32eは、筐体32の長手方向から見て、V字形状の外形形状をしている。引掛部32eは、筐体32の長手方向から見て、外方に向かって突出する。支持部32fは、平板状の外形形状をしている。支持部32fは、長尺の外形形状をしている。支持部32fは、筐体32の長手方向から見て、側壁32cの内側面における中央部から支持壁32aと反対の底壁32b側に突出する。
底壁32bは、長尺の矩形板状の外形形状をしている。底壁32bは、短手方向の両端で側壁32cと連結される。底壁32bは、凹部32gと、第1突部32hと、第2突部32jと、を有している。底壁32bは、筐体32の長手方向から見て、中央部に凹部32gが設けられる。凹部32gは、底壁32bの長手方向に沿って、底壁32bの全長に渡って形成される。凹部32gの両端には、第1突部32hが設けられる。第1突部32hは、底壁32bの厚み方向に沿って、外方に向かって突出する。第1突部32hは、矩形板状の外形形状をしている。第1突部32hは、底壁32bの長手方向に沿って、底壁32bの全長に渡って形成される。
第2突部32jは、底壁32bの短手方向において、凹部32gの外側に設けられる。第2突部32jは、底壁32bの厚み方向に沿って、支持壁32aに向かって突出する。第2突部32jは、矩形板状の外形形状をしている。第2突部32jは、底壁32bの長手方向に沿って、全長に渡って形成される。一対の第2突部32jは、凹部32gを挟むように、対向して設けられる。
筐体32は、一対の第1突部32h及び一対の第2突部32jにより、機械的強度の向上が図られている。筐体32は、長手方向と直交する断面視において、取付板8のベース部8aが凹凸32dと当たり、取付板8の支柱部8dが支持部32fと当たることで、凹凸32d及び支持部32fを筐体32に対する取付板8の位置合わせに利用できる。筐体32は、反射板9を実装基板2に対向させた状態で、反射板9の短手方向の両端部それぞれを、対応する支持部32fと第2突部32jとの組で挟み持つ。
筐体32は、支持壁32aと底壁32bと一対の側壁32cとが一体的に形成されている。筐体32は、透光性を有する樹脂材料によって形成される。筐体32は、例えば、ポリカーボネート樹脂、若しくはアクリル樹脂などの樹脂材料を用いて形成される。筐体32は、例えば、押出成形により形成される。筐体32は、二色成形で形成されていてもよい。筐体32は、透光性の樹脂材料に光拡散材が含有されていてもよい。筐体32は、支持壁32aと底壁32bと一対の側壁32cとが一体的に形成された構成だけに限られず、別体に形成された構成でもよい。筐体32は、例えば、少なくともLED1からの光を外部に出射できるように、側壁32cが透光性材料で形成され、側壁32c以外がアルミニウム材料で形成されてもよい。
エンドキャップ33は、図2に示すように、筐体32の長手方向の端部に設けられる。エンドキャップ33は、有底筒状の外形形状に形成される。エンドキャップ33は、筐体32の端部に装着できるように、筐体32の端部の外形よりも若干大きい外形形状に形成される。エンドキャップ33は、筐体32に装着された場合、筐体32の外側面に密着する。
照明装置30は、図2に示すように、2つのエンドキャップ33のうちの片方において、電源ケーブル3の電線3aが挿通される一対の孔が設けられている。エンドキャップ33は、可撓性を有する材料によって形成されている。エンドキャップ33の材料としては、例えば、シリコーン樹脂、若しくはウレタン樹脂などが挙げられる。
以下では、本実施形態の照明装置30の組立工程について、簡単に説明する。
組立工程では、LED1、電子部品5、端子部6及びコネクタ7が第1表面2aaに実装された実装基板2を予め準備する。実装基板2は、エンドキャップ33の孔に挿通させた電線3aの一端側の芯線が、端子部6と電気的に接続されている。
一対の実装基板2のうち、第1実装基板21は、雄コネクタ7aが第2実装基板22の雌コネクタ7bと機械的及び電気的に接続される。組立工程では、一対の実装基板2のコネクタ7を連結させて長尺にした上で、ねじにより、一対の実装基板2が取付板8にねじ止めされる。
次に、組立工程では、一対の実装基板2が取付板8に取り付けられた状態で、支柱部8dが凹凸32dと支持部32fとに挟まれるように、筐体32の端部から筐体32の内部に取付板8が挿入される。取付板8は、ガイド部8bが筐体32の側壁32cに沿って、取付板8の移動をガイドする。次に、反射板9の短手方向の両端部がそれぞれ対応する支持部32fと第2突部32jとで挟まれるように、筐体32の端部から筐体32の内部に反射板9が挿入される。取付板8と反射板9とは、何れを先に筐体32に挿入されてもよい。
照明装置30は、筐体32の内部に実装基板2及び反射板9が収容され、筐体32の両端にエンドキャップ33がそれぞれ装着されることで組み立てられる。照明装置30は、電源ケーブル3を介して、直流電源装置から直流電力が供給されることにより、LED1が点灯する。
次に、本実施形態の照明装置30を備えた冷蔵ショーケース40を、図4及び図5に基づいて簡単に説明する。
本実施形態に係る冷蔵ショーケース40は、スーパーマーケット、若しくはコンビニエンスストアなどの店舗に設置され、商品45を陳列しながら冷蔵するように構成されている。冷蔵ショーケース40は、陳列室40aaと、複数段の陳列棚41と、複数枚の扉42と、複数の支柱43と、を有している。陳列室40aaは、前方が開放された箱型の外形形状をしている。図4では、商品45として、ペットボトルを図示している。
複数段の陳列棚41は、陳列室40aaの内部に配置されている。複数段の陳列棚41は、鉛直方向に沿って、所定の間隔を空けて設けられている。陳列棚41は、商品45が載せ置かれる。扉42は、陳列室40aaの前方を塞ぐように配置されている。支柱43は、扉42を支持する。扉42は、蝶番により、支柱43に対して回転できるように固定されている。
扉42は、前面ガラス42aと、取手42bと、を有している。前面ガラス42aは、冷蔵ショーケース40の外部から陳列棚41に置かれた商品45が見えるように透光性を有している。取手42bは、扉42の開閉に使用される。照明装置30は、各陳列棚41に陳列されている商品45を、それぞれの陳列棚41の前方、かつ側方から照明するように支柱43に設置される。図4では、照明装置30を破線で例示している。照明装置30は、各段の陳列棚41における前方の側方側から後方に突出するように取り付けられる。
冷蔵ショーケース40は、図4から図6Aに示すように、一対の取付部材36を用いて、照明装置30が支柱43に沿って設置される。一対の取付部材36は、照明装置30の長手方向の両端部を保持するように配置されている。取付部材36は、固定ねじ37により、支柱43に固定される。取付部材36は、固定板36aと、第1ばね片36bと、第2ばね片36cと、を備えている。固定板36aは、矩形平板状に形成されている。固定板36aの中央には、固定ねじ37を挿通させるねじ挿通孔が貫通している。第1ばね片36bは、長手方向から見て、Z字状に形成されている。第1ばね片36bは、固定板36aの一端部に連結されている。第1ばね片36bは、第1引掛凹部36dを有している。第1引掛凹部36dは、第2ばね片36cに対して凹むように設けられている。第2ばね片36cは、固定板36aの一端部と反対の他端部に連結されている。第2ばね片36cは、第2引掛凹部36eと、第3引掛凹部36fと、を有している。第2引掛凹部36eと第3引掛凹部36fとは、それぞれ第1ばね片36bに対して凹むように設けられている。
照明装置30は、図5Aに示すように、一方の側壁32cの引掛部32eが、第1ばね片36bにおける第1引掛凹部36dに引っ掛けられる。照明装置30は、他方の側壁32cの引掛部32eが、第2ばね片36cにおける第2引掛凹部36eに引っ掛けられて取付部材36に取り付けられるように設置される。筐体32は、図5Aに示すように、底壁32bに設けられた凹部32gによって、固定ねじ37の頭部37aとの干渉を回避できる。
照明装置30は、図5Aに示すように、取付部材36に固定される場合だけでなく、図5Bに示すように取付部材36に固定されてもよい。図5Bに示す照明装置30では、一方の側壁32cの引掛部32eが、第1ばね片36bにおける第1引掛凹部36dに引っ掛けられる。照明装置30は、他方の側壁32cの引掛部32eが、第2ばね片36cにおける第3引掛凹部36fに引っ掛けられて、取付部材36に取り付けられるように設置される。
以下では、本実施形態の照明装置30が比較的に簡単な構成で、複数のLED1が並んだ方向と直交する断面において、異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射できることについて図6を参照して説明する。図6Aは、本実施形態の照明装置30を示し、図6Bは、本実施形態の照明装置30と比較する比較例1の照明装置51を示し、図6Cは、本実施形態の照明装置30と比較する比較例2の照明装置52を示す。比較例1の照明装置51は、取付板8及び反射板9を有していない。比較例1の照明装置51は、本実施形態の照明装置30の反射板9の位置に実装基板2を配置している。比較例1の照明装置51は、主として、LED1の光を実装基板2と対向する筐体32から出射している。比較例2の照明装置52は、比較例1と同じ構造をしている。図6A、図6B及び図6Cでは、LED1の光を破線の矢印で例示している。図6A、図6B及び図6Cでは、配光曲線を一点鎖線で例示している。
図6A、図6B及び図6Cでは、照明装置30、比較例1の照明装置51、若しくは比較例2の照明装置52が、例えば、冷蔵ショーケース40の内部を照明する。図6A、図6B及び図6Cでは、照明装置30、比較例1の照明装置51、若しくは比較例2の照明装置52が、商品45として、ペットボトルを照明する。
ところで、比較例1の照明装置51は、LED1の光によって、正面の光出力が高くなっており、冷蔵ショーケース40に取り付けられると、図6Bに示すように、冷蔵ショーケース40の扉42に沿って支柱43から側方に離れるにつれ急激に暗くなる傾向にある。言い換えれば、比較例1の照明装置51は、前方に光を照射するため、照明装置51の近傍が明るく、かつ照明装置51の側方が暗くなり、商品45の見栄えが悪くなる傾向にある。
冷蔵ショーケース40の扉42に沿った支柱43から側方が急激に暗くなることを抑制するため、比較例2の照明装置52は、図6Cに示すように、冷蔵ショーケース40の両側方へ向けて光を照射させている。比較例2の照明装置52を備えた冷蔵ショーケース40は、照明装置52を2つ使用することで、照明装置52の近傍が明るく、かつ照明装置52の間が暗くなることを抑制し、見栄えを改善できる。
しかしながら、比較例2の照明装置52を備えた冷蔵ショーケース40は、2つの照明装置52が必要となる。2つの照明装置52を備えた冷蔵ショーケース40は、冷蔵ショーケース40全体の小型化を図ることが難しくなる。2つの照明装置52を備えた冷蔵ショーケース40は、1つの照明装置30を備えた冷蔵ショーケース40と比較して、コストの上昇を招く傾向にある。
本実施形態の照明装置30は、実装基板2に実装されたLED1からの光を反射板9で反射させ、実装基板2の短手方向に沿った異なる2方向にピークを備えた配光曲線を形成するように光を出射する構成で、被照射面での見栄えの改善を行うことができる。照明装置30は、前方への光を抑制し、側方への光の照射を多くすることで、商品45が陳列された被照射面全体での均斉度を高めることができる。
本実施形態の照明装置30は、設置にあたって、照明装置30に外力が加わっても、取付板8及び反射板9を備えていることで、筐体32の内部の実装基板2の撓みを抑制し、より信頼性を高めることもできる。言い換えれば、照明装置30は、長尺の取付板8と、長尺の反射板9とを対向して、筐体32の内部に配置されているので、照明装置30の長手方向と交差する方向から力が掛かっても、照明装置30が損傷することを抑制できる。
本実施形態の照明装置30では、取付板8は、筐体32へ挿入される際に、筐体32の内面と当たって挿入を案内するガイド部を有することが好ましい。
本実施形態の照明装置30は、取付板8がガイド部8bを有する構成で、比較的簡単に取付板8を筐体32に挿入させることができる。
本実施形態の照明装置30では、反射板9は、第1反射面9aaと、第2反射面9abと、を有している。第1反射面9aaは、実装基板2の短手方向に沿った第1方向へ複数個のLED1の光を反射する。第2反射面9abは、実装基板2の短手方向に沿った第1方向と反対の第2方向へ複数個のLED1の光を反射する。第1反射面9aaと第2反射面9abとは、実装基板2の短手方向の中央部に近づくほど、LED1に向かって突出する曲面を有することが好ましい。
本実施形態の照明装置30は、反射板9が第1反射面9aaと第2反射面9abとを有し、第1反射面9aaと第2反射面9abとが、実装基板2の短手方向の中央部に近づくほどLED1に向かって突出する曲面を有する簡単な構成で、所定の配向特性が得られる。
本発明は、上述の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲で、種々変更することができる。
1 LED
2 実装基板
8 取付板
8b ガイド部
9 反射板
9aa 第1反射面
9ab 第2反射面
30 照明装置
32 筐体
2 実装基板
8 取付板
8b ガイド部
9 反射板
9aa 第1反射面
9ab 第2反射面
30 照明装置
32 筐体
Claims (3)
- 複数個のLEDと、
長手方向に沿って前記複数個のLEDが実装される長尺の実装基板と、
前記実装基板が取り付けられる長尺の取付板と、
前記複数個のLEDからの光を反射する長尺の反射板と、
内部に前記取付板及び前記反射板が配置される筒状の筐体と、
を備え、
前記反射板は、前記複数個のLEDからの光を前記実装基板の短手方向に沿った方向へ反射し、
前記筐体は、前記反射板と前記実装基板とが対向するように、前記反射板及び前記取付板を支持し、前記反射板で反射された前記複数個のLEDの光を外部に透過させることを特徴とする照明装置。 - 前記取付板は、前記筐体へ挿入される際に、前記筐体の内面と当たって挿入を案内するガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記反射板は、第1反射面と、第2反射面と、を有し、
前記第1反射面は、前記実装基板の短手方向に沿った第1方向へ前記複数個のLEDの光を反射し、
前記第2反射面は、前記実装基板の短手方向に沿った第1方向と反対の第2方向へ前記複数個のLEDの光を反射し、
前記第1反射面と前記第2反射面とは、前記実装基板の短手方向の中央部に近づくほど、前記LEDに向かって突出する曲面を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016122172A JP2017228375A (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016122172A JP2017228375A (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 照明装置 |
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---|---|
JP2017228375A true JP2017228375A (ja) | 2017-12-28 |
Family
ID=60892144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016122172A Pending JP2017228375A (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017228375A (ja) |
-
2016
- 2016-06-20 JP JP2016122172A patent/JP2017228375A/ja active Pending
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