JP2017228142A - チェックアウトシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができるようにする。【解決手段】チェックアウトシステムは、登録装置と、決済装置と、記憶手段と、変更手段と、制御手段とを含む。登録装置は、入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する。決済装置は、会計データを基に決済処理を実行する。記憶手段は、決済装置の状態を示すステータス情報の種類別に決済処理を許容するか否かを指示する指示情報を記憶する。変更手段は、指示情報を変更する。制御手段は、自らの状態を示すステータス情報に対する指示情報が決済処理を許容する決済装置での決済処理を許容し、指示情報が決済処理を許容しない決済装置での決済処理を許容しないように制御する。【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、チェックアウトシステムに関する。
量販店向けのチェックアウトシステムとして、取引毎にその取引の決済に必要な会計データを生成する登録装置と、会計データを基に取引の決済処理を実行する決済装置とを分離したタイプがある。登録装置は、商品販売に係るデータの入力を待ち受ける。そして、操作者によって商品販売に係るデータが入力されると、登録装置は、そのデータを基に会計データを生成し、この会計データを決済装置に送信する。決済装置は、会計データに対する支払いデータの入力を待ち受ける。そして、操作者によって支払いデータが入力されると、決済装置は、会計データと支払いデータとに基づいて取引の決済処理を実行する。このような登録装置と決済装置とを分離したタイプのチェックアウトシステムには、登録装置と決済装置とを別々の店員が操作する二人制と、登録装置を店員が操作し決済装置を買物客が操作する分担制、いわゆるセミセルフ方式とがある。
セミセルフ方式の場合、決済処理のための会計データを、登録装置から空き状態にある決済装置に送信する。このため、全ての決済装置で決済処理が実行中であった場合には、会計データを決済装置へと送信することができない。また、レシート用紙切れ、釣銭機異常等のエラーが発生している決済装置に会計データを送信してしまった場合には、決済処理を行えないため、別の決済装置に送信し直さなければならない。また、会計データの送信時はエラーが発生していなくても、決済処理の途中でエラーとなってしまう場合もある。例えば所定金額の釣銭を払い出せなかったり、レシートの印字途中で用紙切れとなってしまったりする場合である。このような場合には、近くの店員が出向いて釣銭硬貨の補充、レシート用紙の交換などの作業を行う。このため、決済途中の客を待たせてしまうばかりか、登録装置における買上登録の処理をも滞らせてしまうこととなる。このような事情から、買上登録および決済のための処理を効率的に行えることが望まれている。
特開2013−242839号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができるチェックアウトシステムを提供しようとするものである。
一実施形態において、チェックアウトシステムは、登録装置と、決済装置と、記憶手段と、変更手段と、制御手段とを含む。登録装置は、入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する。決済装置は、会計データを基に決済処理を実行する。記憶手段は、決済装置の状態を示すステータス情報の種類別に決済処理を許容するか否かを指示する指示情報を記憶する。変更手段は、指示情報を変更する。制御手段は、自らの状態を示すステータス情報に対する指示情報が決済処理を許容する決済装置での決済処理を許容し、指示情報が決済処理を許容しない決済装置での決済処理を許容しないように制御する。
本実施形態に係るチェックアウトシステムの模式図。 登録装置及び決済装置の主要な回路構成を示すブロック図。 会計制御テーブルのデータ構造を示す模式図。 テーブル設定画面の一例を示す模式図。 登録装置のRAMに形成される主要なデータメモリ領域を示す模式図。 登録装置のCPUが実行するメイン処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行するメイン処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行するメイン処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行するメイン処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行するメイン処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行するメイン処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行する優先順位変更コマンド受信時の割込み処理の手順を示す流れ図。 決済装置のCPUが実行する通知データ受信時の割込み処理の手順を示す流れ図。 登録装置のCPUが実行する通知データ受信時の割込み処理の手順を示す流れ図。 登録画面の一例を示す模式図。 会計確認画面の一例を示す模式図。 レーン切替中の会計確認画面の一例を示す模式図。 誘導表示を含む会計確認画面の一例を示す模式図。 誘導表示を含むレーン切替中の会計確認画面の一例を示す模式図。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るチェックアウトシステム10の模式図である。チェックアウトシステム10は、複数台の登録装置11と決済装置12とを含む。決済装置12は、登録装置11よりも台数が多い。
登録装置11及び決済装置12は、店舗のチェックアウトレーン毎に配置される。チェックアウトレーンの数は任意である。また、1つのチェックアウトレーンに配置される登録装置11及び決済装置12の台数も任意である。図1においては、2つのチェックアウトレーンを示している。そして各チェックアウトレーンに、1台の登録装置11と3台の決済装置12とをそれぞれ配置した場合を示している。
各チェックアウトレーンにはそれぞれ固有の番号が割り当てられている。図1においては、図中上側のチェックアウトレーンに対してレーン番号“1”が割り当てられており、図中下側のチェックアウトレーンに対してレーン番号“2”が割り当てられている。レーン番号“1”のチェックアウトレーンには、1台の登録装置11(11-1)と3台の決済装置12(12-1A,12-1B,12-1C)とが配置されている。レーン番号“2”のチェックアウトレーンには、1台の登録装置11(11-2)と3台の決済装置12(12-1B,12-1B,12-1C)とが配置されている。
チェックアウトシステム10は、セミセルフ方式である。すなわち登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った店員21が、その操作者となる。決済装置12は、登録装置11にて買上商品の販売登録がなされた買物客22が、その操作者となる。
登録装置11は、図1においては、作業テーブル23に取り付けられる。作業テーブル23は、矩形の天板を有する。複数の作業テーブル23が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路(チェックアウトレーン)が形成される。
登録装置11は、商品の販売登録、会計データの生成及び会計データの送信の各機能を備える。商品の販売登録とは、買物客22が購入する商品のデータを登録装置11に登録することである。例えば、商品に付されたバーコードをスキャナでスキャンすることにより、当該商品の販売個数,販売金額等のデータが登録装置11に登録される。会計データとは、1つの取引として販売登録された商品の会計に係るデータである。販売登録された商品の商品コード、商品名、単価、販売個数及び販売金額とその合計個数、合計金額等が会計データに含まれる。
登録装置11は、同一のチェックアウトレーンに配置された3台の決済装置12のうち1台を会計データの送信先として設定する。どの決済装置12を送信先とするかは任意である。登録装置11は、送信先に設定された1台の決済装置12に対し、会計データを送信する。また登録装置11は、会計データの送信先を、他のチェックアウトレーンに配置されている登録装置11に切り替えることができる。どのチェックアウトレーンの登録装置11に会計データの送信先を切り替えるかは任意である。登録装置11は、送信先に設定された1台の決済装置12又は他のチェックアウトレーンに配置されている登録装置11に対し、会計データを送信する。
決済装置12は、決済処理の機能を備える。すなわち決済装置12は、同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11から会計データを受信すると、その会計データを基に取引の決済を処理する。決済処理とは、会計データを基に商品売買行為である取引の決済を処理することである。決済には、現金、クレジットカード、電子マネー等が利用される。このように決済装置12は、同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11と連携して決済処理を行う。ただし決済処理の対象となる会計データは、同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11で生成された会計データだけに留まらない。他のチェックアウトレーンに配置された登録装置11から同一のチェックアウトレーンに配置された登録装置11に対して転送されてきた会計データについても、決済装置12は、同様に決済処理を行う。
図2は、登録装置11及び決済装置12の主要な回路構成を示すブロック図である。各チェックアウトレーンの登録装置11及び決済装置12は、いずれも店舗内ネットワークであるLAN(local area network)13に接続されている。LAN13には、図示しないが、サーバが接続されている。サーバは、各商品の商品コードに関連付けて、商品名、単価等の商品情報が設定された商品データベースを記憶する。サーバは、他のデータベースをさらに記憶してもよい。
登録装置11及び決済装置12は、LAN13を介して情報を授受する。なお、ネットワークは、LAN13に代えてインターネットや無線LANなどの別の通信網を用いてもよい。また、登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して会計データ等の情報を授受してもよい。また、チェックアウトレーン毎に登録装置11と決済装置12とを通信網で接続し、他のチェックアウトレーン間では登録装置11どうしを別の通信網で接続してもよい。
登録装置11は、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g、通信ユニット11h及び伝送システム11iを含む。
CPU11aは、ROM11b、RAM11c及び補助記憶ユニット11dと伝送システム11iを介して接続されて、コンピュータを構成する。CPU11aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11b及びRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、登録装置11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM11bは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記オペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記ミドルウェア又はアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。ROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM11cは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。またRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとしても利用される。
補助記憶ユニット11dは、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSDなどを使用できる。ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、登録装置11で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。
スキャナ11eは、商品に付されたバーコードを読み取って、当該商品の商品コードを得る。タッチパネル11fは、表示デバイス及びタッチセンサを含む。タッチパネル11fには、店員用と客用とがある。店員用のタッチパネル11fは、表示画面が店員21の作業スペース側を向くように、作業テーブル23上に設けられる。客用のタッチパネル11fは、表示画面が買物客22用の通路側を向くように、作業テーブル23上に設けられる。プリンタ11gは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像などを印刷することにより、レシートを発行する。通信ユニット11hは、LAN13に接続する。通信ユニット11hは、LAN13を介して接続され、連携状態にある複数の決済装置12とデータ通信を行う。通信ユニット11hは、他の登録装置11とLAN13を介してデータ通信を行うこともできる。
伝送システム11iは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、スキャナ11e、タッチパネル11f、プリンタ11g及び通信ユニット11hの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11iは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。このような登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
決済装置12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h、カードリーダ・ライタ12j、自動釣銭機12k及び伝送システム12iを含む。
カードリーダ・ライタ12jは、カードに記録されたデータを読み取る機能と、上記カードへデータを書き込む機能とを有する。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードを含む。自動釣銭機12kは、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また自動釣銭機12kは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。その他のCPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、通信ユニット12h及び伝送システム12iは、登録装置11のものと同一の機能を有するものである。すなわちCPU12aは、ROM12b、RAM12c及び補助記憶ユニット12dと伝送システム12iを介して接続されて、コンピュータを構成する。そしてCPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、決済装置12で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムを含む。このような決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフ方式に対応したPOS端末を利用することが可能である。
かかる構成の登録装置11及び決済装置12を備えたチェックアウトシステム10は、登録装置11の補助記憶ユニット11dにデータ記憶部M11、M12、M13及びM14を形成し、決済装置12の補助記憶ユニット12dにデータ記憶部M21、M22及びM23を形成する。
データ記憶部M11は、登録装置IDを記憶するエリアである。各登録装置11には、それぞれ固有の登録装置IDが設定されており、該登録装置11の登録装置IDがデータ記憶部M11に格納される。以下、データ記憶部M11を登録装置ID記憶部M11と称する。
データ記憶部M12は、レーン番号を格納するための領域である。各登録装置11が配置されるチェックアウトレーンには、それぞれ固有のレーン番号が設定されており、該登録装置11が配置されたチェックアウトレーンのレーン番号がデータ記憶部M12に格納される。以下、データ記憶部M12をレーン番号記憶部M12と称する。
データ記憶部M13は、送信先情報を記憶する。送信先情報は、会計データの送信先となる決済装置12を識別するための情報である。当該登録装置11と同一のチェックアウトレーンに配置され連携状態にある複数台の決済装置12のうちいずれか1台が会計データの送信先となる。各決済装置12には、固有のIDが予め設定されている。このIDを送信先情報として用いることができる。あるいは各決済装置12のIDにそれぞれ関連付けて番号、記号、コード等を割り当て、送信先情報としてもよい。以下、データ記憶部M13を送信先記憶部M13と称する。
データ記憶部M14は、会計制御テーブルTを記憶する。会計制御テーブルTは、図3に示すように、第1のフィールドF1をステータス名とし、第2のフィールドF2をステータス情報とし、第3のフィールドF3を会計可否フラグとし、第4のフィールドF4を変更可否フラグとする。そして、第1フィールドF1に設定されたステータス名に関連付けて、ステータス情報、会計可否フラグ及び変更可否フラグをそれぞれ第2乃至第4フィールドF2,F3,F4で記憶する。以下、データ記憶部M14をテーブル記憶部M14と称する。
ステータス名は、決済装置12の状態を表す名称である。決済装置12の状態としては、待機中、会計中、プリンタ異常、釣銭機異常、釣銭不足、レシート交換要等がある。待機中とは、会計データを待機している正常状態である。会計中とは、会計データを基に決済処理を実行している正常状態である。プリンタ異常とは、レシート用紙切れ、プリンタ12gの故障等によってレシート印字を行えないエラー状態である。釣銭機異常とは、釣銭貨幣切れ、自動釣銭機12kの故障等によって自動釣銭機12kから釣銭を払い出せないエラー状態である。釣銭不足とは、釣銭貨幣が有り釣銭は払い出せるものの、その在高では一部の金種の貨幣が不足していることにより釣銭として払い出しできない金額が存在する警告状態である。一例としては、9,999円を払い出すことができない場合、釣銭不足となる。レシート交換要とは、プリンタ12gによってレシート印字は行えるもののレシート用紙が所定残量以下であり、印字途中でレシート用紙無しエラーが発生する可能性がある警告状態である。
ステータス情報は、対応するステータス名で特定される決済装置12の状態を識別する情報である。この実施形態では、待機中を表すステータス情報を“0”とし、会計中を表すステータス情報を“1”とし、プリンタ異常、釣銭機異常、釣銭不足、レシート交換要等のエラー又は警告を表すステータス情報を“2”とする。そして、エラー又は警告については、ステータス情報“2”に1からの連番を付すことで個々を識別可能としている。
会計可否フラグは、決済装置12が対応するステータス名で特定される状態のとき決済処理を許容するか否かを識別する情報である。決済処理を許容する場合、会計可否フラグは“1”となる。決済処理を許容しない場合、会計可否フラグは“0”となる。待機中のとき、決済装置12は決済処理を行える。したがって、会計可否フラグは“1”となる。会計中のとき、決済装置12は決済処理を行えない。したがって、会計可否フラグは“0”となる。プリンタ12gの異常又は自動釣銭機12kの異常によりエラー状態のときにも、決済装置12は決済処理を行えない。したがって、会計可否フラグは“0”となる。これに対し、釣銭不足又はレシート交換要等の警告状態のときには、決済装置12は決済処理を行える。しかし、決済処理の途中でエラーとなる可能性がある。したがって、会計可否フラグは“0”又は“1”である。会計可否フラグを“0”とするか“1”とするかは、ユーザによって決定される。
変更可否フラグは、対応する会計可否フラグの変更が可能であるか否かを識別する情報である。変更が可能である場合、変更可否フラグは“1”となる。変更が不可能である場合、変更可否フラグは“0”となる。前述したように、決済装置12が待機中のとき、会計可否フラグは“1”で固定である。したがって、変更可否フラグは“0”となる。決済装置12が会計中のとき、会計可否フラグは“0”で固定である。したがって、変更可否フラグは“0”となる。決済装置12がプリンタ12gの異常又は自動釣銭機12kの異常によりエラー状態のときにも、会計可否フラグは“1”で固定である。したがって、変更可否フラグは“0”となる。これに対し、決済装置12が釣銭不足又はレシート交換要の警告状態のとき、会計可否フラグは“0”でもよいし“1”でもよい。したがって、変更可否フラグは“1”となる。ここに、登録装置11は、補助記憶ユニット11dのテーブル記憶部M14により、決済装置12の状態を示すステータス情報の種類別に決済処理を許容するか否かを指示する指示情報、すなわち会計可否フラグを記憶する記憶手段を構成する。
登録装置11は、会計制御テーブルTの設定モードを備える。この設定モードでの動作により、変更可否フラグが“1”に設定された会計可否フラグについて、ユーザが“0”とするか“1”とするかを決定できる。
すなわち、設定モードが選択されると、登録装置11のCPU11aは、図4に示すように、タッチパネル11fの画面の一部にテーブル設定画面SC0を表示させる。テーブル設定画面SC0は、会計制御テーブルTのデータ内容を表すテーブル画像TPを表示する。テーブル画像TPには、会計制御テーブルTのステータス名、ステータス情報、会計可否フラグ及び変更可否フラグの情報が可視化されて表示される。
ここで、対応する変更可否フラグが“1”、すなわち変更可の状態である会計可否フラグについては、会計可又は会計不可を選択するラジオボタン形式で表示される。そして、タッチパネル11fへのタッチ入力により会計可のラジオボタンが選択されると、CPU11aは、会計制御テーブルTの該当する会計可否フラグを“1”とする。同様に、タッチパネル11fへのタッチ入力により会計不可のラジオボタンが選択されると、CPU11aは、会計制御テーブルTの該当する会計可否フラグを“0”とする。ここに登録装置11は、前記指示情報、すなわち会計可否フラグを変更する変更手段を備える。そして変更手段は、対応する変更可否フラグが“1”、すなわち変更可の状態であるステータス情報の会計可否フラグを変更する。対応する変更可否フラグが“0”、すなわち変更不可の状態であるステータス情報の会計可否フラグは変更しない。
データ記憶部M21は、決済装置IDを記憶するエリアである。各決済装置12には、それぞれ固有の決済装置IDが設定されており、該決済装置12の決済装置IDがデータ記憶部M21に格納される。以下、データ記憶部M21を決済装置ID記憶部M21と称する。
データ記憶部M22は、レーン番号を格納するための領域である。各決済装置12が配置されるチェックアウトレーンには、それぞれ固有のレーン番号が設定されており、該決済装置12が配置されたチェックアウトレーンのレーン番号がデータ記憶部M22に格納される。以下、データ記憶部M22をレーン番号記憶部M22と称する。
データ記憶部M23は、転送先情報を記憶する。転送先情報は、会計データの転送先となる他の決済装置12を識別するための情報である。当該決済装置12と同一のチェックアウトレーンに配置される他の決済装置12のうちいずれか1台が会計データの転送先となる。各決済装置12には、固有のIDが予め設定されている。このIDを転送先情報として用いることができる。あるいは各決済装置12のIDにそれぞれ関連付けて番号、記号、コード等を割り当て、転送先情報としてもよい。以下、データ記憶部M23を転送先記憶部M23と称する。
またチェックアウトシステム10は、図5に示すデータメモリ領域31、32、33、34及び35を、登録装置11のRAM11cに形成する。
データメモリ領域31は、販売登録された1つの商品の商品コード、商品名、単価、個数及び金額を一時的に格納するための領域である。商品コードは、各商品を個々に識別するための固有のコードである。各商品には、例えばバーコードによって表された商品コードが付されており、スキャナ11eでバーコードをスキャンすることにより、登録装置11は商品コードを取得できる。商品名及び単価は、対応する商品コードにより識別される商品の名称及び1点当たりの価格である。個数は、同商品の販売個数であり、金額は、その販売個数分の金額(販売金額)である。以下、データメモリ領域31を一時メモリ31と称する。
データメモリ領域32は、1取引として販売登録された全ての商品のデータを格納するための領域である。データは、商品コード、商品名、単価、個数、金額の各項目を含む。以下、データメモリ領域32を取引メモリ32と称する。
データメモリ領域33は、1取引として販売登録された全ての商品の合計個数と合計金額とを格納するための領域である。以下、データメモリ領域33を合計メモリ33と称する。
データメモリ領域34は、“1”から始まる一連の番号に関連付けて決済装置ID、識別名称及びステータス情報をそれぞれ記憶する領域である。番号“1”の行には、該登録装置11と連携状態にある複数台の決済装置12のうち、会計データ転送の優先順位が1位に設定された決済装置12の決済装置ID、識別名及びステータス情報が格納される。同様に、番号“2”の行には、優先順位が2位に設定された決済装置12の決済装置ID、識別名及びステータス情報が格納され、番号“3”の行には、優先順位が3位に設定された決済装置12の決済装置ID、識別名及びステータス情報が格納される。以下、データメモリ領域34を優先順位メモリ34と称する。
優先順位メモリ34の行数は、1台の登録装置11に連携する決済装置12の台数に依存する。以下では、1台の登録装置11に連携する決済装置12の台数を3台として説明を続ける。
登録装置11の送信先記憶部M13に格納された送信先情報で識別される決済装置12が、会計データ転送の優先順位1位となる。そして、この優先順位1位の決済装置12の転送先記憶部M23に格納された転送先情報で識別される決済装置12が優先順位2位となり、この優先順位2位の決済装置12の転送先記憶部M23に格納された転送先情報で識別される決済装置12が優先順位3位となる。優先順位3位の決済装置12の転送先記憶部M23には、優先順位1位の決済装置12を識別するための情報が記憶される。
優先順位をどのように設定するかは任意である。例えば、連携する登録装置11との距離が近い方から順に優先順位を設定してもよい。優先順位は、決済装置12の状態によって変更することができる。
データメモリ領域35は、会計データの送信先を他の登録装置11に切り替える場合に、他の登録装置11が設置されているチェックアウトレーンのレーン番号を格納するための領域である。以下、データメモリ領域35を切替先メモリ35と称する。
図6乃至図11は、登録装置11のCPU11aが実行するメイン処理の手順を示す流れ図である。図12は、登録装置11のCPU11aが他の登録装置11から優先順位変更コマンドを受信したときの割込み処理の手順を示す流れ図である。図13は、決済装置12のCPU12aが会計データの受信時に実行する割込み処理の手順を示す流れ図である。図14は、登録装置11のCPU11aが他の登録装置11から転送されてきた会計データの受信時に実行する割込み処理の手順を示す流れ図である。図15乃至図19は、登録装置11のタッチパネル11fに表示される画面の一例を示す模式図である。
以下、図1乃至図19を用いて、レーン番号1のチェックアウトレーンに設置された登録装置11-1を主体に、チェックアウトシステム10の情報処理動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
登録装置11-1が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、図6乃至図11の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。この処理は、ROM11b又は補助記憶ユニット11dに記憶される制御プログラムに従ったものである。
先ずCPU11aは、Act1としてタッチパネル11fの画面の一部に登録画面SC1(図15を参照)を表示させる。
登録画面SC1は、一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33の内容を表し、登録処理の実施状況を店員21に確認させるものである。登録画面SC1の一例を図15に示す。登録画面SC1は、表示エリアR1、R2を含む。表示エリアR1は、一時メモリ31の内容、すなわち最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売個数及び販売金額と、合計メモリ33の内容、すなわちその商品を登録した後の買上商品の合計個数及び合計金額とを表示する。表示エリアR2は、取引メモリ32の内容、すなわち表示エリアR1に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、単価、販売個数及び販売金額のリストを表示する。
なお、図示は省略するが、CPU11aは、タッチパネル11fの画面のうちの登録画面SC1とする領域外に、店員21が商品を指定するための商品ボタンや、小計ボタンなどの各種の機能ボタンを表示する。
店員21は、タッチパネル11fに登録画面SC1が表示されていることを確認したならば、買上商品の販売登録が可能であると認識する。そして買物客22が買上商品を持って作業テーブル23まで来たならば、店員21は、例えばスキャナ11e又は商品ボタンを操作して、買上商品の商品コードを順次入力する。そして、全ての買上商品の商品コードを入力し終えると、店員21は、小計ボタンにタッチする。以上の操作により、一人の買物客が買い上げる商品の販売登録が終了する。
このような販売登録操作に対し、登録装置11-1のCPU11aは、以下の情報処理を実行する。先ずCPU11aは、Act2として商品登録を待ち受ける。スキャナ11e又は商品ボタンを介して商品コードが入力されると(Act2にてYES)、CPU11aは、Act3として商品販売データの登録処理を実行する。すなわちCPU11aは、商品コードに関連付けられて商品データベースに設定されている商品名、単価等の商品情報を取得する。またCPU11aは、この単価に販売個数を乗算して販売個数分の金額、いわゆる販売金額を算出する。販売個数は、商品コードが入力される前にテンキー等によって置数されている場合にはその数値であり、置数されていない場合には“1”である。かくしてCPU11aは、商品コード、商品名、単価、販売個数及び販売金額を含む商品販売データを生成する。そしてCPU11aは、商品販売データを一時メモリ31に格納する。このとき、既に一時メモリ31に直前に販売登録された買上商品の販売データが記憶されていたならば、CPU11aは、その記憶されていた商品販売データを取引メモリ32に移動させてから、新たな商品販売データを一時メモリ31に格納する。またCPU11aは、商品販売データの販売個数と販売金額とをそれぞれ合計メモリ33に加算する。そしてCPU11aは、一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33のデータを基に登録画面SC1を更新する。
CPU11aは、Act4として販売商品の登録終了が宣言されたか否かを確認する。例えば小計ボタンがタッチされると、CPU11aは登録終了が宣言されたと判断する。登録終了が宣言されていない場合(Act4にてNO)、CPU11aは、Act2に戻り、次の商品登録を待ち受ける。登録終了が宣言された場合には(Act4にてYES)、CPU11aは、Act5として一時メモリ31、取引メモリ32及び合計メモリ33のデータを基に会計データを生成する。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct2乃至Act5の処理により、入力されたデータである商品販売に係るデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する生成手段を構成する。
会計データを生成すると、CPU11aは、Act6として切替フラグCFを確認する。切替フラグCFは、少なくとも直前の商取引において、会計データの送信先を連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cから他の登録装置11-2に切り替えた場合に“1”にセットされる。会計データの送信先が連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cであった場合には、切替フラグCFは“0”のままである。切替フラグCFとしては、RAM11cに記憶される1ビットデータが使用される。
切替フラグCFが“1”にセットされていた場合(Act6にてYES)、CPU11aは、Act7としてオプションフラグOPを調べる。オプションフラグOPは、会計データの送信先を他の登録装置11-2に切り替えた場合に次の商取引でもその切替を維持するか元へ戻すかを識別するフラグである。本実施形態では、切替を維持する場合の値を“1”、元へ戻す場合の値を“0”とする。オプションフラグOPとしては、補助記憶ユニット11dで記憶される1ビットデータが使用される。オプションフラグOPは、登録処理を行うモードとは別に実施される設定モードにおいて“1”又は“0”に設定可能である。
オプションフラグOPが“0”にリセットされている場合(Act7にてNO)、CPU11aは、Act8として切替フラグCFを“0”にリセットする。そしてCPU11aは、Act9として自レーン情報を取得する。また、切替フラグCFが元々“0”にリセットされていた場合も(Act6にてNO)、CPU11aは、Act9として自レーン情報を取得する。
自レーン情報とは、自らと連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの決済装置ID、識別名称及びステータス情報である。CPU11aは先ず、送信先記憶部M13で記憶する送信先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Aから、決済装置ID、識別名称及びステータス情報を取得する。そしてCPU11aは、この決済装置ID、識別名称及びステータス情報を優先順位メモリ34の番号“1”の行にセットする。次いでCPU11aは、番号“1”の行にセットした決済装置IDの決済装置12-1Aから転送先記憶部M23に記憶されている転送先情報を読み込む。そしてCPU11aは、この転送先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Bから決済装置ID、識別名称及びステータス情報を取得して、優先順位メモリ34の番号“2”の行にセットする。次いでCPU11aは、番号“2”の行にセットした決済装置IDの決済装置12-1Bから転送先記憶部M23に記憶されている転送先情報を読み込む。そしてCPU11aは、この転送先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Cから決済装置ID、識別名称及びステータス情報を取得して、優先順位メモリ34の番号“3”の行にセットする。
一方、オプションフラグOPが“1”にセットされていた場合には(Act7にてYES)、CPU11aは、Act10として切替レーン情報を取得する。切替レーン情報とは、会計データの送信先として切り替えられた他の登録装置、例えば登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの決済装置ID、識別名称及びステータス情報である。CPU11aは、通信ユニット11hに対して、切替先メモリ35に記憶されたレーン番号のチェックアウトレーンにある他の登録装置11-2に対してレーン情報要求コマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、他の登録装置11-2の通信アドレスを送信先アドレスとするレーン情報要求コマンドをLAN13上に送出する。レーン情報要求コマンドの送信元アドレスは、該登録装置11-1の通信アドレスである。レーン情報要求コマンドは、LAN13に接続された複数台の登録装置11のうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の登録装置11-2で受信される。
レーン情報要求コマンドを受信した登録装置11-2のCPU11aは、前述したAct9の自レーン情報取得処理と同様な処理を行う。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、優先順位メモリ34に記憶したデータをコマンド送信元の登録装置11-1に送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、レーン情報要求コマンドの送信元アドレスを送信先アドレスとするデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。データ伝文には、優先順位メモリ34のデータが含まれる。
レーン情報要求コマンドを送信した登録装置11-1のCPU11aは、コマンド送信先である他の登録装置11-2からのデータ伝文を待機する。そしてデータ伝文を受信すると、そのデータ伝文に含まれるデータを、自らの優先順位メモリ34に上書きする。
Act9の自レーン情報取得処理、又はAct10の切替レーン情報取得処理を終えると、CPU11aは、Act11としてタッチパネル11fの画面の一部に会計確認画面SC2(図16を参照)を表示させる。
会計確認画面SC2の一例を図16に示す。会計確認画面SC2は、表示エリアR3、R4及びボタンB1、B2、B3、B4、B5、B6を含む。表示エリアR3は、合計メモリ33に格納された商品の合計個数、合計金額等を表示する。
表示エリアR4は、優先順位メモリ34のデータを基に、各決済装置12の優先順位と状態とを表示する。すなわち優先順位メモリ34のデータが自レーン情報取得処理によって得られたデータであった場合、表示エリアR4は、当該登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの優先順位と状態とを表す。優先順位メモリ34のデータが切替レーン情報取得処理によって得られたデータであった場合、表示エリアR4は、会計データの送信先となった他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの優先順位と状態とを表す。
ボタンB1、B2は、合計金額に対して値引又は割引を適用することを店員21が指定するための小計値引ボタンB1、小計割引ボタンB2である。ボタンB3は、タッチパネル11fの画面の一部領域を登録画面SC1に戻すことを店員21が指定するための戻るボタンB3である。ボタンB4は、1つの取引に対する商品の登録が終了し会計への移行を店員21が指定するための会計ボタンB4である。ボタンB5は、決済装置12に対する優先順位の変更を店員21が指定するための優先順位変更ボタンB5である。ボタンB6は、会計データの送信先を該登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cでなく他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に切り替えることを店員21が指定するためのレーン切替ボタンB6である。
したがって、1商取引の商品登録終了時、直前の商取引で会計データが他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に送信されなかったか、送信されたとしてもオプションフラグOFが“0”に設定されている場合には、登録装置11-1のタッチパネル11fに、該登録装置11-1と連携する複数の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの状態が優先順位の順番に表示される。直前の商取引で会計データが他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に送信され、かつオプションフラグOFが“1”に設定されている場合には、当該他のチェックアウトレーンの登録装置11-2と連携する複数の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態が優先順位の順番に表示される。ここに登録装置11-1は、CPU11aによって実行されるAct9及びAct11の処理により、タッチパネル11fと協働して表示手段を構成する。同様に登録装置11-1は、Act10及びAct11の処理により、タッチパネル11fと協働して表示手段を構成する。
会計確認画面SC2を確認した店員21は、表示エリアR4に表示される情報を参考に、決済装置の優先順位を変更した方がよいか、又は会計データの送信先を切り替えた方がよいかを判断する。例えば該登録装置11-1と連携する優先順位1位の決済装置12-1Aの状態が待機中であり決済処理が可能であるときには、優先順位の変更も会計データ送信先の切替も必要はない。このような場合、店員21は会計ボタンB4を入力する。
該登録装置11-1と連携する優先順位1位及び優先順位2位の決済装置12-1Bの状態がいずれも会計中であり、優先順位3位の決済装置12-1Cの状態が待機中の場合、決済処理を実行するのは優先順位3位の決済装置12-1Cとなる。このような場合、優先順位を変更した方が効率的であるので、店員21は優先順位変更ボタンB5を入力する。
連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cがいずれも会計中又はエラー状態である場合、あるいは別のチェックアウトレーンで会計したいと買物客22に言われた場合には、会計データの送信先を切替える必要がある。このような場合、店員21はレーン切替ボタンB6を入力する。
会計確認画面SC2を表示させたCPU11aは、Act21として会計ボタンB4が入力されるか、Act22として優先順位変更ボタンB5が入力されるか、Act23としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待ち受ける。なお、その他のボタンB1〜B3が入力された場合には、CPU11aはそのボタンに基づく処理を実行する。
会計ボタンB4が入力された場合には(Act21にてYES)、CPU11aは,Act24として切替フラグCFを調べる。そしてCPU11aは、切替フラグCFが“0”にリセットされていた場合には(Act24にてNO)、図8の流れ図に示す手順の情報処理を実行し、切替フラグCFが“1”にリセットされていた場合には(Act24にてYES)、図9の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。これらの情報処理については後で詳述する。
また優先順位変更ボタンB5が入力された場合も(Act22にてYES)、CPU11aは,Act25として切替フラグCFを調べる。そしてCPU11aは、切替フラグCFが“0”にリセットされていた場合には(Act25にてNO)、図10の流れ図に示す手順の情報処理を実行し、切替フラグCFが“1”にリセットされていた場合には(Act25にてYES)、図11の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。これらの情報処理についても後で詳述する。
一方、レーン切替ボタンB6がタッチされた場合には(Act23にてYES)、CPU11aは、Act26としてレーン番号が入力されたか否かを確認する。会計データの送信先を切替える場合、店員21は、切替先となるチェックアウトレーンのレーン番号をタッチパネル11fから入力する。なお、各登録装置11にはそれぞれ隣接するチェックアウトレーン(左右に隣接するチェックアウトレーンがある場合にはいずれか一方のチェックアウトレーン)のレーン番号がデフォルトとして設定されている。このため、切替先がデフォルトのチェックアウトレーンで良い場合には、店員21は、レーン番号の入力を省略できる。
レーン番号が入力された場合(Act26にてYES)、CPU11aは、Act27としてそのレーン番号がレーン番号記憶部M12に記憶されるレーン番号と一致するか否かを確認する。一致する場合(Act27にてYES)、入力されたレーン番号は自らのチェックアウトレーンの番号である。この場合、CPU11aは、レーン番号の入力を無効とする。そしてCPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
入力されたレーン番号がレーン番号記憶部M12に記憶されるレーン番号と一致しない場合、すなわち他のチェックアウトレーンのレーン番号が入力された場合(Act27にてYES)、CPU11aは、Act28としてその入力レーン番号を切替先メモリ35に格納する。
一方、レーン番号が入力されなかった場合には(Act26にてNO)、CPU11aは、Act29として切替フラグCFを調べる。そして切替フラグCFが“0”にリセットされていた場合(Act29にてNO)、CPU11aは、Act30としてデフォルトのレーン番号を切替先メモリ35に格納する。
Act28又はAct30の処理により、切替先メモリ35にレーン番号が格納されたならば、CPU11aは、Act31として切替フラグCFを“1”にセットする。なお、切替フラグCFが既に“1”にセットされていた場合には、CPU11aは、その状態を維持する。続いてCPU11aは、Act32として切替レーン情報を取得する。この処理は、前述したAct10の処理と同様である。切替レーン情報を取得できたならば、CPU33は、Act33として会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を、Act32の処理により取得した切替レーン情報の内容に更新する。CPU11aはその後、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
このように、店員21がレーン切替ボタンB6を入力して会計データの送信先を他のチェックアウトレーンの登録装置、例えば登録装置11-2に切り替えると、タッチパネル11fには、その切替先に指定された他のチェックアウトレーンの登録装置11-2と連携する複数の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態が優先順位の順番に表示される。
図17は、会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を切替レーン情報の内容に更新した例である。表示エリアR4には、切替先のチェックアウトレーンに設置されている決済装置12-2A,12-2B,12-2Cのステータス情報が優先順位の高い順に表示されている。また、会計ボタンB4を囲う枠上に表示エリアR5が形成され、この表示エリアR5にチェックアウトレーンが切替中であることを報知するガイダンス「レーン切替中」が表示されている。さらに、会計ボタンB4を囲う枠の色も、図16の画面例と比較して変更している。
したがって店員21は、登録装置11-1が設置されたチェックアウトレーンに居ながらにして、会計データの送信先である他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態を把握することができる。
一方、会計データの送信先を他の登録装置、例えば登録装置11-2から連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cに戻す場合にも、店員21はレーン切替ボタンB6を入力する。すなわち、切替フラグCFが“1”にセットされた状態でレーン番号の入力無しにレーン切替ボタンB6がタッチされると、Act29の処理において“YES”となる。この場合、CPU11aは、Act34として切替フラグCFを“0”にリセットする。続いてCPU11aは、Act35として自レーン情報を取得する。この処理は、前述したAct9の処理と同様である。自レーン情報を取得できたならば、CPU33は、Act36として会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を、Act35の処理により取得した自レーン情報の内容に更新する。その後、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
このように、会計データの送信先を他の登録装置から連携する決済装置12に戻す場合には、店員21は、単にレーン切替ボタンB6を入力すればよい。
図8は、切替フラグCFが“0”にリセットされた状態で会計ボタンB4が入力された場合の情報処理手順を示す。先ずCPU11aは、Act41として送信先記憶部M13に格納されている送信先情報を読み込む。またCPU11aは、Act42としてテーブル記憶部M14から会計制御テーブルTを読み込む。なお、先に会計制御テーブルTを読み込み、後から送信先情報を読み込んでもよい。
こうして、送信先情報と会計制御テーブルTとを読み込んだならば、CPU11aは、Act43として会計通知データを生成する。会計通知データには、Act5の処理で生成した会計データと、Act41の処理で読み込んだ送信先情報と、Act42の処理で読み込んだ会計制御テーブルTとが含まれる。そしてCPU11aは,Act44として通信ユニット11hに対して、送信先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-1Aを宛先として会計通知データを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、送信先情報で識別される決済装置12-1Aの通信アドレスを送信先アドレスとする第1のデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。第1のデータ伝文には、会計通知データが含まれる。第1のデータ伝文の送信元アドレスは、当該登録装置11-1の通信アドレスである。第1のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cのうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の決済装置12-1Aで受信される。すなわち決済装置12-1Aの通信ユニット12hは、LAN13上に送出された第1のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスである第1のデータ伝文を受信する。
決済装置12-1AのCPU12aは、通信ユニット12hを介して第1のデータ伝文を受信すると、図13の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。この処理は、ROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶される制御プログラムに従ったものである。
先ずCPU12aは、Act111として第1のデータ伝文に含まれる会計通知データから会計制御テーブルTを検出する。またCPU12aは、Act112として該決済装置12-1Aの状態を表すステータス情報を認識する。該決済装置12-1Aが待機中のとき、ステータス情報は“0”である。該決済装置12-1Aが会計中のとき、ステータス情報は“1”である。該決済装置12-1Aのプリンタ12gが異常のとき、ステータス情報は“2-1”である。
CPU12aは、Act113として会計制御テーブルTを検索し、該決済装置12-1Aのステータス情報に対応する会計可否フラグを調べる。ここで、会計可否フラグが“1”、すなわち決済処理を許容する設定の場合(Act113にてYES)、CPU12aは、Act114としてビジィフラグBFが“0”にリセットされているか否かを判断する。ビジィフラグBFは、決済装置12-1Aが決済処理を実行していない間は“0”にリセットされており、決済処理が開始されると、終了するまで“1”にセットされる1ビットの情報である。ビジィフラグFとしては、RAM12cに記憶された1ビットデータが使用される。
ビジィフラグBFが“0”にリセットされている場合(Act114にてYES)、CPU12aは、Act115としてビジィフラグBFを“1”にセットする。またCPU12aは、Act116として第1のデータ伝文に含まれる会計通知データから会計データを検出し、RAM12cの会計バッファに格納する。さらにCPU12aは、Act117として通信ユニット12hに対して、第1のデータ伝文送信元の登録装置11-1を宛先として会計可能の応答コマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hは、第1のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計可能の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドの送信元アドレスは、当該決済装置12-1Aの通信アドレスである。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
会計可能の応答コマンドを送信した決済装置12-1AのCPU12aは、Act118として会計バッファに格納された会計データを基に取引の決済処理を実行する。決済処理は、買物客22による操作に応じて会計データに示された取引を決済するための処理であり、既存のセルフPOS端末などで行われている処理と同様なので、詳しい説明は省略する。決済処理が終了すると、CPU12aは、Act119としてビジィフラグBFを“0”にリセットする。
一方、会計可否フラグが“0”、すなわち決済処理を許容しない設定の場合(Act113にてNO)、又はビジィフラグFが“1”にセットされている場合(Act114にてNO)、CPU12aは、Act120として転送先記憶部M23に格納されている転送先情報を読み込む。そしてCPU11aは、Act121としてこの転送先情報で識別される決済装置が、第1のデータ伝文に含まれる会計通知データから検出された送信先情報で識別される決済装置と一致するか否かを確認する。
転送先情報で識別される決済装置が送信先情報で識別される決済装置と一致しない場合(Act121にてNO)、CPU12aは、Act122として会計通知データから検出された会計データと送信先情報とを通信ユニット12hに出力する。そしてCPU12aは、通信ユニット12hに対して、転送先情報で識別される他の決済装置、例えば決済装置12-1Bを宛先として第1のデータ伝文を転送するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hは、第1のデータ伝文の送信先アドレスを転送先情報で識別される決済装置12-1Bの通信アドレスに変更し、LAN13上に送出する。この第1のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cのうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の決済装置12-1Bで受信される。すなわち決済装置12-1Bの通信ユニット12hは、LAN13上に送出された第1のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスである第1のデータ伝文を受信する。
優先順位が最下位の決済装置、例えば決済装置12-1Cには、転送先情報として優先順位が1位の決済装置12-1Aを識別するための情報が設定されている。したがって決済装置12-1Cでは、転送先情報で識別される決済装置が送信先情報で識別される決済装置と一致する。一致する場合(Act121にてYES)、CPU12aは、Act123として通信ユニット12hに対して、第1のデータ伝文送信元の登録装置11-1を宛先として会計不可応答のコマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット12hは、第1のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計不可の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドの送信元アドレスは、当該決済装置12の通信アドレスである。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
このように決済装置12は、決済処理が可能な状態のとき、LAN13を介して受信した会計通知データに含まれる会計データの決済処理を実行する。しかし、会計制御テーブルTにおいて、決済装置12の状態を示すステータス情報の種類別に設定された会計可否フラグにより決済処理を許容しない状態のときには、決済装置12は、他の決済装置にLAN13を介して会計通知データを転送する。
ここに、決済装置12のCPU12aは、Act111乃至Act123の処理により、自らの状態を示すステータス情報に対する指示情報(会計可否フラグ)が決済処理を許容する決済装置での決済処理を許容し、指示情報が決済処理を許容しない決済装置での決済処理を許容しないように制御する制御手段として機能する。
図8のAct44において会計通知データを送信した登録装置11-1のCPU11aは、Act45として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して会計可能の応答コマンドを受信すると(Act45にてYES)、CPU11aは、Act46として会計確認画面SC2に対して誘導表示を行う。
図18は、誘導表示が行われた会計確認画面SC2の一例を示す。この例は、当該登録装置11-1と同一のチェックアウトレーンに配置された決済装置12-1Cから会計可能の応答コマンドが送信された場合である。誘導表示は、決済処理が可能であることを通知した決済装置12-1Cへと客を案内する表示である。誘導表示は、表示エリアR4にて行われる。店員21は、誘導表示によって報知された同一チェックアウトレーンの決済装置12-1Cで決済を行うように買物客22を誘導する。例えば決済装置12-1Cへと誘導を受けた買物客22は、決済装置12-1Cが設置されている場所まで移動し、決済を行う。
一方、優先順位が最下位の決済装置、例えば決済装置12-1Cから会計不可の応答コマンドを受信した場合には(Act45にてNO)、CPU11aは、Act47として会計確認画面SC2に対して自レーン不可表示を行う。自レーン不可表示は、当該登録装置11-1に連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cでは会計が不可であり、他のチェックアウトレーンで会計することを促す表示である。自レーン不可表示は、表示エリアR4にて行われる。店員21は、自レーン不可表示を確認すると、レーン切替ボタンB6を入力する。
自レーン不可表示を行ったCPU11aは、Act48としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待機する。そしてレーン切替ボタンB6が入力されたならば(Act48にてYES)、CPU11aは、Act26の処理に進む。そしてCPU11aは、前述したAct26乃至Act33の処理を実行する。このとき切替フラグCFは“0”にリセットされているので、Act34乃至Act36の処理が実行されることはない。Act33の処理が終了すると、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。ここで、会計ボタンB4が入力されると、切替フラグCFは“1”にセットされているので、CPU11aは、図9の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。
図9は、切替フラグCFが“1”にセットされた状態で会計ボタンB4が入力された場合の情報処理手順を示す。先ずCPU11aは、Act51として切替先メモリ35に格納されている切替先レーン番号を読み込む。またCPU11aは、Act52としてテーブル記憶部M14から会計制御テーブルTを読み込む。なお、先に会計制御テーブルTを読み込み、後から切替先レーン番号を読み込んでもよい。
こうして、切替先レーン番号と会計制御テーブルTとを読み込んだならば、CPU11aは、Act53として会計通知データを生成する。会計通知データには、Act5の処理で生成した会計データと、Act52の処理で読み込んだ会計制御テーブルTとが含まれる。そしてCPU11aは、Act54として会計通知データを通信ユニット11hに出力する。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、切替先レーン番号で特定されるチェックアウトレーンに配置されている登録装置、例えば登録装置11-2を宛先として会計通知データを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、レーン番号で特定されるチェックアウトレーンに配置されている登録装置11-2の通信アドレスを送信先アドレスとする第2のデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。第2のデータ伝文には、会計通知データが含まれる。第2のデータ伝文の送信元アドレスは、当該登録装置11-1の通信アドレスである。第2のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の登録装置11のうち、送信先アドレスが通信アドレスと一致する登録装置11-2で受信される。すなわち登録装置11-2の通信ユニット11hは、LAN13上に送出された第2のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスであるデータ伝文を受信する。
他の登録装置11-1から第2のデータ伝文を受信した登録装置11-2のCPU11aは、図14の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ずCPU12aは、Act131として送信先記憶部M3に格納されている送信先情報を読み込む。そしてCPU11aは、Act132として、第2のデータ伝文に含まれる会計通知データとAct131の処理で読み込んだ送信先情報とを通信ユニット11hに出力する。そしてCPU11aは、通信ユニット11hに対して、送信先情報で識別される決済装置、例えば決済装置12-2Aを宛先として会計通知データと送信先情報とを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、送信先情報で識別される決済装置12-2Aの通信アドレスを送信先アドレスとする第3のデータ伝文を生成し、LAN13上に送出する。第3のデータ伝文には、会計通知データと送信先情報とが含まれる。会計通知データは、第2のデータ伝文に含まれていたものである。第3のデータ伝文の送信元アドレスは、第2のデータ伝文の送信元アドレスである。第3のデータ伝文は、LAN13に接続された複数台の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cのうち、送信先アドレスである通信アドレスが設定された1台の決済装置12-2Aで受信される。すなわち決済装置12-2Aの通信ユニット12hは、LAN13上に送出された第3のデータ伝文のうち、送信先アドレスが自らの通信アドレスである第3のデータ伝文を受信する。
第3のデータ伝文を受信した決済装置12-2AのCPU12aは、前述した図13の流れ図に示す手順と同様の情報処理を行う。すなわちCPU12aは、第3のデータ伝文に含まれる会計通知データから会計制御テーブルTを検出する。またCPU12aは、該決済装置12-2Aの状態を表すステータス情報を認識する。次いでCPU12aは、会計制御テーブルTを検索する。そして、該決済装置12-2Aのステータス情報に対応する会計可否フラグが“1”、すなわち決済処理を許容する設定の場合には、CPU12aは、ビジィフラグBFを調べる。そして、ビジィフラグが“0”にリセットされている場合には、CPU12aは、Act115乃至Act119の処理を実行する。これに対し、該決済装置12-2Aのステータス情報に対応する会計可否フラグが“0”、すなわち決済処理を許容しない設定であるか、ビジィフラグが“1”にセットされている場合には、CPU12aは、Act120、Act121、Act122の処理、又はAct120、Act121、Act123の処理を実行する。
図14のAct132において会計データを送信した登録装置11-2のCPU11aは、Act133として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して会計可能の応答コマンドを受信すると(Act133にてYES)、CPU11aは、Act134としてレーン番号記憶部M12に格納されているレーン番号を読み込む。そしてCPU11aは、Act135としてこのレーン番号とともに会計可能の応答コマンドを、第2のデータ伝文の送信元である他の登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、第2のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計可能の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドには、レーン番号が含まれる。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
一方、通信ユニット11hを介して会計不可の応答コマンドを受信した場合には(Act133にてNO)、登録装置11-2のCPU11aは、Act136としてレーン番号記憶部M12に格納されているレーン番号を読み込む。そしてCPU11aは、Act137としてこのレーン番号とともに会計不可の応答コマンドを、第2のデータ伝文の送信元である他の登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、第2のデータ伝文の送信元アドレスを送信先アドレスとする会計不可の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドには、レーン番号が含まれる。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
図9のAct54において会計データを送信した登録装置11-1のCPU11aは、Act55として応答コマンドを待機する。通信ユニット11hを介して他の登録装置11-2からレーン番号が含まれた会計可能の応答コマンドを受信すると(Act55にてYES)、CPU11aは、Act56として会計確認画面SC2に対して誘導表示を行う。
図19は、レーン番号が含まれた会計可能の応答コマンドを受信したことにより誘導表示がなされた会計確認画面SC2の一例を示す。この例は、当該登録装置11-1とは別のチェックアウトレーンに配置された決済装置12-2Aから会計可能の応答コマンドが送信された場合である。誘導表示は、決済処理が可能であることを通知した決済装置12-2Aへと客を案内する表示である。誘導表示は、表示エリアR4にて行われる。この誘導表示を確認した店員21は、誘導表示によって報知された他のチェックアウトレーンの決済装置12-2Aで決済を行うように買物客22を誘導する。
一方、他の登録装置11-2から受信した応答コマンドが会計不可応答であった場合(Act55にてNO)、CPU11aは、Act57として会計確認画面SC2に対して切替先レーン不可表示を行う。切替先レーン不可表示は、会計データの切替先として選択した他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cでは会計が不可であり、自らのチェックアウトレーンで会計することを促す表示である。切替レーン不可表示は、表示エリアR4にて行われる。切替レーン不可表示を確認した店員21は、レーン番号を入力することなくレーン切替ボタンB6を入力する。
切替先レーン不可表示を行ったCPU11aは、Act58としてレーン切替ボタンB6が入力されるのを待機する。そしてレーン切替ボタンB6が入力されたならば(Act58にてYES)、CPU11aは、Act26の処理に進む。そしてCPU11aは、前述したAct34乃至Act36の処理を実行する。このとき、レーン番号の入力が無く、かつ切替フラグCFが“1”にセットされているので、Act27,28,30〜33の処理が実行されることはない。Act36の処理が終了すると、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。ここで、会計ボタンB4が入力されると、切替フラグCFは“0”にリセットされているので、CPU11aは、前述した図8の流れ図に示す手順の情報処理を実行する。
図16に示す会計確認画面SC2が表示されている状態で、店員21が会計ボタンB4を入力した場合を想定する。なお、会計制御テーブルTには、ステータス名「釣銭不足」については会計可否フラグが“0”、ステータス名「レシート交換要」については会計可否フラグが“1”と設定されている。この場合、当該登録装置11-1で生成された会計通知データは先ず、優先順位が1位の決済装置12-1Aに送信される。このとき決済装置12-1Aは釣銭不足の状態にあり、この状態での決済処理が許容されていないので、会計通知データは、決済装置12-1Aから優先順位が2位の決済装置12-1Bに転送される。しかし決済装置12-1Bは会計中なので、会計通知データは、決済装置12-1Bから優先順位が3位の決済装置12-1Cに転送される。決済装置12-1Cはレシート用紙が少ない状態である。しかしこの状態での決済処理は許容されているので、会計確認画面SC2には、図18に示すように、決済装置12-1Cへ買物客22を誘導する表示が行われる。その結果、買物客22は、決済装置12-1Cにおいて決済を行うことができる。
次に、会計制御テーブルTにおいて、ステータス名「レシート交換要」についても会計可否フラグが“0”と設定されている場合を想定する。この場合、決済装置12-1Cでも決済処理は許容されない。このため会計確認画面SC2には、自レーン不可表示が行われる。そこで店員21は、レーン切替ボタンB6を入力する。そうすると、図17に示すように会計確認画面SC2の表示エリアR4に、他のチェックアウトレーン例えばレーン番号“2”のチェックアウトレーンにある決済装置12の状態が優先順位の高い順に表示される。ここで、店員21が会計ボタンB4を入力すると、会計通知データは先ず、他の登録装置11-2に送信される。そしてこの登録装置11-2の作用により、会計通知データは優先順位が1位の決済装置12-1Aに送信される。決済装置12-2Aは待機中であり、決済処理が可能である。したがって、登録装置11-2から登録装置11-1に対して会計可能の応答コマンドが送信される。この応答コマンドには、他のチェックアウトレーンのレーン番号“2”が含まれる。そして会計確認画面SC2には、図19に示すように、レーン番号“2”の決済装置12-2Aへ買物客22を誘導する表示が行われる。その結果、買物客22は、決済装置12-2Aにて決済を行うことができる。
このようにチェックアウトシステム10によれば、登録装置11-1と同一のチェックアウトレーンにある決済装置12-1A,12-1B,12-1Cだけでなく、他のチェックアウトレーンにある決済装置12-2A,12-2B,12-2Cも、登録装置11-1で登録された買上商品の決済対象機器となる。しかも、いずれのチェックアウトレーンの決済装置12を決済対象機器とする場合でも、登録装置11-1において会計データの送信先となる決済装置12を選択する必要はない。1台でも決済処理が可能な状態の決済装置12が存在すれば、決済処理を実施できる。したがって、登録装置11における買上登録の処理が滞ることが少ないので、買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができる。
また、チェックアウトシステム10では、決済装置12の状態が、例えば釣銭不足、レシート交換要等の警告状態にあるとき、決済処理を許容するか否かを任意に設定できるようになっている。そこで、警告状態にあるときには決済処理を許容しないことで障害の発生を未然に防止することを重視するユーザは、警告状態のステータス情報に関連付けられた会計可否フラグを“0”とする。逆に、エラー状態となるまで決済処理を優先することで効率を重視するユーザは、警告状態のステータス情報に関連付けられた会計可否フラグを“1”とする。このように、ユーザの要望に合わせて警告状態に対する決済処理を許容するか否かを任意に設定することができる。
しかも、警告状態の種類毎に決済処理を許容するか否かを設定できるので、例えばプリンタ12gに関する警告は決済処理を許容するが、自動釣銭機12kに関する警告は決済処理を許容しないといった対応も容易にとることができる。
また、正常状態あるいはエラー状態のときには、決済処理を許容するか否かはシステムで固定されており、可変することはできないので、ユーザが誤って設定してしまうのを未然に防ぐことができる。
ところで、図16に示される会計確認画面SC2の表示エリアR4を確認することで、当該登録装置11-1と連携する複数の決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの状態を知ることができる。同様に、図17に示される会計確認画面SC2の表示エリアR4を確認することで、会計データの送信先である他のチェックアウトレーンの登録装置11-1と連携する複数の決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの状態を知ることができる。ここで、例えば優先順位が1位の決済装置12-1Aに修復まで時間を要するエラーが発生していた場合、他の決済装置12-1B,12-1Cが優先順位1位となるように優先順位を変更した方が効率的である。そこで優先順位を変更する場合、店員21は優先順位変更ボタンB5を入力する。
図10は、切替フラグCFが“0”にリセットされた状態、すなわち図16に示す会計確認画面SC2が表示された状態で優先順位変更ボタンB5が入力された場合の情報処理手順を示す。なお、ここでは説明の便宜上、変更前の優先順位1位を決済装置12-1Aとし、2位を決済装置12-1Bとし、3位を決済装置12-1Cとする。
CPU11aは先ず、Act61としてテーブル記憶部M14から会計制御テーブルTを読み込む。次いでCPU11aは、Act62として優先順位メモリ34を検索し、番号“1”に関連付けられたステータス情報ST1を取得する。そしてCPU11aは、会計制御テーブルTを参照して当該ステータス情報に関連付けられた会計可否フラグを調べる。会計可否フラグが“1”、すなわち会計可の場合(Act62にてYES)、CPU11aは、図7のAct21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
会計可否フラグが“0”、すなわち会計不可の場合には(Act62にてNO)、CPU11aは、Act63として優先順位メモリ34から番号“2”に関連付けられたステータス情報ST2を取得し、会計制御テーブルTを参照して当該ステータス情報に関連付けられた会計可否フラグを調べる。そして、会計可否フラグが“1”、すなわち会計可の場合
(Act63にてYES)、CPU11aは、Act65として番号“2”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータス情報を、番号“1”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータス情報と入れ替える。その結果、待機中であった決済装置12-1Bが優先順位1位となり、優先順位1位であった決済装置12-1Aが優先順位2位となる。その後、CPU11aは、Act67として優先順位の更新を行う。
会計可否フラグが“0”、すなわち会計不可の場合には(Act63にてNO)、CPU11aは、Act64として優先順位メモリ34から番号“3”に関連付けられたステータス情報ST3を取得し、会計制御テーブルTを参照して当該ステータス情報に関連付けられた会計可否フラグを調べる。そして、会計可否フラグが“1”、すなわち会計可の場合
(Act64にてYES)、CPU11aは、Act66として番号“3”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータスを、番号“1”に関連付けられた決済装置ID、識別名称及びステータスと入れ替える。その結果、待機中であった決済装置12-1Cが優先順位1位となり、優先順位1位であった決済装置12-1Aは優先順位3位となる。その後、CPU11aは、Act67として優先順位の更新を行う。
会計可否フラグが“0”、すなわち会計不可の場合には(Act64にてNO)、CPU11aは、図8のAct47の処理に進み、会計確認画面SC2に対して自レーン不可表示を行う。
Act67では、具体的にはCPU11aは、送信先記憶部M13の送信先情報を、優先順位メモリ34の番号“1”に関連付けられた決済装置IDで識別される決済装置、例えば決済装置12-1Cを識別するための情報とする。またCPU11aは、優先順位メモリ34のデータを、同一チェックアウトレーンに配置されている全ての決済装置12-1A,12-1B,12-1Cに送信する。優先順位メモリ34のデータを受信した決済装置12-1A,12-1B,12-1CのCPU12aは、自らの決済装置IDが番号“1”に関連付けられているとき、転送先記憶部M23に記憶される転送先情報を番号“2”に関連付けられた決済装置、例えば決済装置12-1Bの情報に更新する。自らの決済装置IDが番号“2”に関連付けられているとき、CPU12aは、転送先記憶部M23に記憶される転送先情報を番号“3”に関連付けられた決済装置、例えば決済装置12-1Aの情報に更新する。自らの決済装置IDが番号“3”に関連付けられているとき、CPU12aは、転送先記憶部M23に記憶される転送先情報を番号“1”に関連付けられた決済装置12-1Cの情報に更新する。かくして、Act61乃至Act66の処理により変更された優先順位が、登録装置11-1及び当該登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cに設定される。
Act69の処理が終了すると、CPU11aは、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
図11は、切替フラグCFが“1”にリセットされた状態で優先順位変更ボタンB5が入力された場合の情報処理手順を示す。先ずCPU11aは、Act81として切替先メモリ35に記憶されたレーン番号のチェックアウトレーンにある他の登録装置11-2を宛先として優先順位変更コマンドを送信するように指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、他の登録装置11-2の通信アドレスを送信先アドレスとする優先順位変更コマンドをLAN13上に送出する。優先順位変更コマンドの送信元アドレスは、該登録装置11-1の通信アドレスである。優先順位変更コマンドは、LAN13に接続された複数台の登録装置11のうち、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された1台の登録装置11-2で受信される。
優先順位変更コマンドを受信した登録装置11-2のCPU11aは、図12の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ずCPU11aは、Act91として受信コマンドが優先順位変更コマンドであるか否かを確認する。そして優先順位変更コマンドの場合(Act91にてYES)、CPU11aは、Act92乃至Act98として、図10のAct61乃至Act67と同様の処理を実行する。そして、Act67の処理を終了すると、CPU11aは、Act99として優先順位メモリ34のデータとともに会計可能の応答コマンドを、優先順位変更コマンドの送信元である登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、優先順位変更コマンドの送信元アドレスを送信先アドレスとする会計可能の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドには、優先順位メモリ34のデータが含まれる。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
一方、Act95にてステータス情報ST3に関連付けられた会計可否フラグが“0”、すなわち会計不可の場合には(Act95にてNO)、CPU11aは、Act100として会計不可の応答コマンドを、優先順位変更コマンドの送信元である他の登録装置11-1に送信するように通信ユニット11hに指令する。この指令を受けて、通信ユニット11hは、優先順位変更コマンドの送信元アドレスを送信先アドレスとする会計不可の応答コマンドを生成し、LAN13上に送出する。この応答コマンドは、送信先アドレスが通信アドレスとして設定された登録装置11-1で受信される。
優先順位変更コマンドを送信した登録装置11のCPU11aは、Act82として応答コマンドを待機する。ここで、会計不可応答を受信した場合(Act82にてNO)、CPU11aは、図9のAct57の処理に進み、会計確認画面SC2に対して切替レーン不可表示を行う。
会計可能応答を受信した場合には(Act82にてYES)、CPU11aは、Act83として切替レーン情報を取得する。この処理は、前述したAct10又はAct32の処理と同様である。切替レーン情報を取得できたならば、CPU33は、Act84として会計確認画面SC2の表示エリアR4の内容を、Act83の処理により取得された切替レーン情報の内容に更新する。CPU11aはその後、Act21の処理に戻り、次のボタン入力を待機する。
このように、図16の会計確認画面SC2が表示されている状態で、店員21が優先番号変更ボタンB5を入力することにより、登録装置11-1と連携する決済装置12-1A,12-1B,12-1Cの優先順位を、より効率的になるように変更することができる。また、図15の会計確認画面SC2が表示されている状態で、店員21が優先番号変更ボタンB5を入力することにより、会計データを送信する他の登録装置11-2と連携する決済装置12-2A,12-2B,12-2Cの優先順位を、より効率的になるように変更することができる。
以下、実施形態の変形例について説明する。
前記実施形態において、会計制御テーブルT及びこのテーブルTに記憶された会計可否フラグの変更手段は、登録装置11が具備するものとして説明した。会計制御テーブルT及び変更手段は、必ずしも登録装置11が具備しなくてもよい。例えば決済装置12が会計制御テーブルT及び変更手段を具備してもよい。あるいは決済装置12が会計制御テーブルTを具備し、登録装置11が変更手段を具備してもよい。決済装置12が会計制御テーブルTを具備する場合、会計通知データは会計制御テーブルTを含まないものとなる。また、優先順位変更ボタンR4の入力を検知した登録装置11のCPU11aは、連携するいずれかの決済装置12の会計制御テーブルTを参照すればよい。
また、LAN13に接続されたサーバが会計制御テーブルTを記憶し、登録装置11がサーバにアクセスして、会計制御テーブルTを読み込むようにしてもよい。
前記実施形態において、決済装置12の状態を示すステータス情報を表示する表示手段を登録装置11が具備するものとして説明した。表示手段は、表示デバイスを有する機器であれば登録装置11が具備していなくてもよい。
決済処理を許容するか否かを指示する指示情報(会計可否フラグ)を変更可能なステータス情報の種類は、実施形態のものに限定されない。例えば、自動釣銭機12kの金庫に収容されている貨幣がオーバーフローする直前のニアフル状態や、貨幣が無くなる直前のニアエンプティ状態を表すステータス情報の種類について、指示情報を変更可能としてもよい。
前記実施形態では、登録装置11は、送信先に指定された1つの決済装置12に会計データを送信する。そして決済装置12において決済処理が不能な場合、決済装置12は、転送先に指定された他の決済装置12に会計データを転送する。そして、決済処理が可能な決済装置12が会計データを基に決済処理を行う。他の実施形態では、登録装置11は、連携する全ての決済装置12に会計データを転送する。各決済装置12は、他の決済装置12の状態を認識して決済処理を行う決済装置12を決定し、その決済装置12が会計データを基に決済処理を行う。このようなチェックアウトシステムにおいても登録装置11が第1乃至第3の送信手段と第1及び第2の表示手段とを備えることによって、買上登録および決済のための処理を効率的に行うことができるようになる。
10…チェックアウトシステム、11…登録装置、12…決済装置、21…店員、22…買物客、31…一時メモリ、32…取引メモリ、33…合計メモリ、34…優先順位メモリ、35…切替先メモリ、B4…会計ボタン、B5…優先順位変更ボタン、B6…レーン切替ボタン、M11…登録装置ID記憶部、M12…レーン番号記憶部、M13…送信先記憶部、M14…テーブル記憶部、M21…決済装置ID記憶部、M22…レーン番号記憶部、M23…転送先記憶部、SC0…テーブル設定画面、SC1…登録画面、SC2…会計確認画面、T…会計制御テーブル。

Claims (5)

  1. 入力されたデータを基に取引の決済に必要な会計データを生成する登録装置と、
    前記会計データを基に決済処理を実行する決済装置と、
    前記決済装置の状態を示すステータス情報の種類別に前記決済処理を許容するか否かを指示する指示情報を記憶する記憶手段と、
    前記指示情報を変更する変更手段と、
    自らの状態を示すステータス情報に対する前記指示情報が前記決済処理を許容する決済装置での前記決済処理を許容し、前記指示情報が前記決済処理を許容しない決済装置での前記決済処理を許容しないように制御する制御手段と、
    を具備するチェックアウトシステム。
  2. 前記決済装置の状態を示すステータス情報を表示する表示手段、
    をさらに具備する請求項1記載のチェックアウトシステム。
  3. 前記変更手段は、前記ステータス情報の種類のうち限られた種類の前記指示情報を変更可能である、請求項1又は2記載のチェックアウトシステム。
  4. 前記指示情報を変更可能な前記ステータス情報の種類は、釣銭機の在高で所定金額の釣銭額を払い出せない状態を示すものである、請求項3記載のチェックアウトシステム。
  5. 前記指示情報を変更可能な前記ステータス情報の種類は、レシートプリンタで印字されるレシート用紙の残量が所定残量以下の状態を示すものである、請求項3記載のチェックアウトシステム。
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