JP2017227363A - 地中熱交換器 - Google Patents

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泰之 毎田
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Abstract

【課題】作業性の向上を図る。
【解決手段】地中に埋設した管の内部に熱媒体を循環させ、地盤との間で熱交換を行う地中熱交換器であって、水平方向に沿って配置される第1配管と、水平方向に沿って配置される第2配管と、第1配管の水平方向の端部と第2配管の水平方向の端部とを連結する連結管と、質量体と、第1配管と第2配管とを所定間隔離間させて保持する保持部材であって、質量体が落下しないように係合可能な係合部を有する保持部材と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、地中熱交換器に関する。
通年の温度変動の小さい地中熱を利用して建物の冷暖房等を行う地中熱利用システムが注目されている。この地中熱利用システムでは、地盤との間で採・放熱を行うべく地中に地中熱交換器が設置される。そして、例えば、夏場には地盤に放熱し、冬場には地盤から採熱する。このような地中熱交換器として、配管を水平方向に配置した水平方式のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−151351号公報
地中熱交換器に用いられる管は、通常、リール装置等に巻き回された状態で現場に搬入される。そして、リール装置から順次繰り出されて地中に設置される。このリール装置に巻き回されたときの巻き癖があるため、配管作業の作業性が悪かった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、作業性の向上を図ることにある。
かかる目的を達成するため、本発明発の地中熱交換器は、地中に埋設した管の内部に熱媒体を循環させ、地盤との間で熱交換を行う地中熱交換器であって、水平方向に沿って配置される第1配管と、前記水平方向に沿って配置される第2配管と、前記第1配管の前記水平方向の端部と前記第2配管の前記水平方向の端部とを連結する連結管と、質量体と、前記第1配管と前記第2配管とを所定間隔離間させて保持する保持部材であって、前記質量体が落下しないように係合可能な係合部を有する保持部材と、
を備えることを特徴とする地中熱交換器である。
このような地中熱交換器によれば、第1配管及び第2配管に巻き癖があっても、質量体によって第1配管と第2配管を押さえつけることができる。これにより作業性の向上を図ることができる。
かかる地中熱交換器であって、前記質量体は、ネジ鉄筋であり、前記保持部材の前記係合部は、前記ネジ鉄筋と螺合するネジ孔を有していてもよい。
このような地中熱交換器によれば、質量体を簡易に取り付けることができ、また、質量体の落下を防止できる。
かかる地中熱交換器であって、前記保持部材の前記係合部は、前記質量体の少なくとも一部と嵌合する溝を有していてもよい。
このような地中熱交換器によれば、質量体を簡易に取り付けることができ、また、質量体の落下を防止できる。
かかる地中熱交換器であって、前記保持部材は、前記第1配管及び前記第2配管がそれぞれ嵌合可能な一対の把持部と、前記一対の把持部を接続する接続部とを備え、前記係合部は、前記接続部に設けられていることが望ましい。
このような地中熱交換器によれば、第1配管と第2配管に質量体の荷重を効率的に付加することができる。
かかる地中熱交換器であって、前記一対の把持部は、前記第1配管と前記第2配管を水平方向に近接させることにより、それぞれ、前記第1配管及び前記第2配管と嵌合するように設けられていることが望ましい。
このような地中熱交換器によれば、両側から力を入れて嵌め込みすることができ、嵌め込みしやすい。
かかる地中熱交換器であって、前記接続部は、前記一対の把持部の中心線上に設けられていることが望ましい。
このような地中熱交換器によれば、座屈を抑制することができる。
かかる地中熱交換器であって、前記係合部は、前記接続部の片側又は両側に設けられていることが望ましい。
かかる地中熱交換器であって、少なくとも1本の前記第1配管と、少なくとも1本の前記第2配管を含む3本以上の複数の配管を備え、前記保持部材は、前記複数の配管にそれぞれ対応して設けられた複数の把持部であって、仮想円の円周上に並ぶように設けられた複数の把持部と、前記複数の把持部を前記仮想円の内側で接続する接続部と、を備え、前記係合部は、前記仮想円の中央に設けられていてもよい。
このような地中熱交換器によれば、複数の配管を一つの保持部材で保持でき、また、複数の配管に質量体の荷重を安定して付加することが出来る。
本発明によれば、作業性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る地中熱交換器30を用いた地中熱利用システム11の説明図である。 本実施形態の地中熱交換器30の概略説明図である。 スペーサーユニット50の構成を示す斜視図である。 スペーサーユニット50を往路管32、復路管34に取り付けた状態を示す斜視図である。 スペーサー40の変形例の説明図である。 スペーサー40の変形例の説明図である。 スペーサーユニット50の変形例の斜視図である。
===本実施形態===
<<<地中熱利用システムについて>>>
図1は、本実施形態に係る地中熱交換器30を用いた地中熱利用システム11の説明図である。この地中熱利用システム11は、地盤Gとの間で熱交換を行う地中熱交換器30と、地中熱交換器30を含めた所定ルートで循環される水又は不凍液等の液状の熱媒体26からの熱を利用して、建物1の暖房のための温水や冷房のための冷水を生成するヒートポンプ15と、熱媒体26を上記所定ルートで循環するための循環ポンプ17とを有する。なお、ヒートポンプ15の構成は周知なので、その説明は省略する。
本実施形態に係る地中熱交換器30は、図1に示すように水平方式のタイプのものである。すなわち、採放熱管31を水平方向に沿って配置して、管内の熱媒体26の流れ方向を水平方向にしている。なお、図1では模式的に示しているため、採放熱管31を構成する管(直管)が上下に並んでいるように見えるが、実際は水平面内に並んでいる。このような水平方式の地中熱交換器30は、一般的に地表近くに埋設されるために設置費用が安く、また水平に配置されることから内部の熱媒体26の流通にかかるエネルギーが少なくて済むためランニングコストも安いという利点がある。なお、図1では、説明の簡略化のためU字状の採放熱管31が一つのみ形成されているが、これらを複数連結して水平コイルを形成してもよい。
このような水平方式の地中熱交換器30の埋設方法としては、例えば、採放熱管31を埋設するための掘削溝123を地面(地盤G)に形成し、掘削溝123内に採放熱管31を配置し、その後に、充填材27で掘削溝123を埋める。
なお、採放熱管31を構成する管は、通常、リール装置等に巻き回された状態で現場に搬入される。そして、リール装置から順次繰り出されて地中に設置されることになる。しかしながら、リール装置から繰り出される管にはリール装置に巻き回されたときの巻き癖があり、撓んだりして、真っ直ぐ伸ばすことが困難であった。このため配管作業の作業性が悪かった。そこで、本実施形態では、作業性の向上を図っている。
<<<地中熱交換器30について>>>
図2は本実施形態の地中熱交換器30の概略説明図である。なお、以下では説明のため、水平方向のうち、採放熱管31の往路管32及び復路管34の軸に沿った方向のことを軸方向といい、往路管32と復路管34が並ぶ方向(軸方向と直交する方向)のことを幅方向ともいう。
本実施形態の地中熱交換器30は、採放熱管31とスペーサーユニット50を備えている。
<採放熱管31について>
採放熱管31は、例えば高密度ポリエチレン製の2本の直管(往路管32,復路管34)と、2本の直管を水平方向の端部で連結して熱媒体26の流路の折り返し部をなす高密度ポリエチレン製の流路接続部36とを有している。なお、往路管32と復路管34のうちの一方は第1配管に相当し、他方は第2配管に相当する。
本実施形態に係る往路管32と復路管34は、互いに同仕様の直管である。つまり、往路管32と復路管34は、外径及び内径につき互いに同径(したがって、流路の断面積も互いに同じ)であり、真っ直ぐな直管である。図2Aに示すように、往路管32及び復路管34は、それぞれ水平方向(軸方向)に沿って配置されている。また、往路管32と復路管34の流路は、水平方向端の流路接続部36(連結管に相当)により互いに連通されている。なお、往路管32には、ヒートポンプ15から熱媒体26が送り込まれる。一方、復路管34は、地中に送られた熱媒体26を地上へ送ってヒートポンプ15へと送り返す。つまり、往路管32と復路管34において、熱媒体26の流れる方向は逆である。
流路接続部36は、前記2本の直管(本実施形態においては、往路管32,復路管34)の水平方向の端部に位置している。流路接続部36は、この2本の直管の各流路を幅方向に接続させるためのものでありU字状に形成されている。
そして、これにより、ヒートポンプ15から採放熱管31へと送られた熱媒体26は、往路管32、流路接続部36、復路管34の順番で流れ、これら往路管32及び復路管34を流れている間に、熱媒体26は地盤Gの地中熱により加熱又は冷却される。そして、かかる熱交換後に、循環ポンプ17の圧力によりヒートポンプ15へ向けて送出されて、ヒートポンプ15において温水生成や冷水生成に供される。
<スペーサーユニット50について>
図3は、スペーサーユニット50の構成を示す斜視図であり、図4は、スペーサーユニット50を往路管32、復路管34に取り付けた状態を示す斜視図である。
スペーサーユニット50は、スペーサー40と錘49を備えている。
スペーサー40は、例えば高密度ポリエチレン製の部材であり、図5に示すように、一対の把持部42と、接続部44とを備えている。
把持部42は、地中熱交換器30の直管(往路管32、復路管34)を把持する部位である。把持部42は、断面が略U字形状の筒状に設けられており、直管(往路管32、復路管34)の外周面に嵌合可能である。これにより、往路管32や復路管34に対して、把持部42(換言するとスペーサー40)の取り付けや取り外しを容易に行うことが出来る。また、把持部42が筒状なので、往路管32と復路管34との平行性を維持できる。一対の把持部42は、略U字形状の開いた部分が外側を向くようにして接続部44の両側に設けられている。換言すると、一対の把持部42は、往路管32と復路管34を水平方向(幅方向)に近接させることで、それぞれ往路管32及び復路管34に嵌合するように設けられている。これにより、往路管32と復路管34とを両側から力を入れて嵌め込みすることができ、嵌め込みしやすい。
接続部44は、一対の把持部42を接続する板形状の部位である。接続部44は、一対の把持部42の筒状の中心線上に設けられている。これにより、一対の把持部42に往路管32、及び復路管34を嵌め込む際に座屈を抑制することができる。また、接続部44の横幅(幅方向の長さ)によって、スペーサー40の寸法(幅)を容易に設定することができる。換言すると、接続部44の長さの設定によって、往路管32と復路管34との間隔を容易に調整することができる。なお、本実施形態では接続部44の両側に設けられた把持部42の内周面間の距離はSであり、往路管32と復路管34の間隔(所定間隔に相当)もSとなっている。
また、接続部44の片面側は突出しており、当該突出した部位に把持部42の円筒の軸と平行な方向に貫通するネジ孔46(係合部に相当)が設けられている。このネジ孔46の内周には、錘49の外周の雄ネジ491と螺合する雌ネジ461が形成されている。このネジ孔46の雌ねじ461を錘49の雄ネジ491と螺合させることで、錘49はスペーサー40のネジ孔46に係合する。この係合により、錘49はスペーサー40に取り付けられ、錘49の落下を防止することができる。本実施形態では、接続部44の片側にネジ孔46を形成しているが、これには限らず両側にネジ孔46を形成してもよい。そして、両側に錘49を設けるようにしてもよい。また、一対の把持部42の筒状の中心線上にネジ孔46を設けてもよいが、この場合、錘49を取り付けていない状態で、一対の把持部42に往路管32及び復路管34に嵌め込むと、座屈するおそれがある。
なお、図2A、図4におけるスペーサー40の軸方向の長さは2〜4cm(好ましくは3〜3.5cm)である。
錘49(質量体に相当)は、円柱形状の鉄製の部材であり、具体的には、円柱の外周部分に雄ネジ491の形成された継手用の鉄筋(所謂、ネジ鉄筋)である。本実施形態の錘49の重量は1本4〜6kgである。本実施形態において、錘49は、採放熱管31を押さえつけるために用いられている。すなわち、錘49は、採放熱管31(往路管32、復路管34)に対しての「重し」として機能する。
本実施形態のスペーサーユニット50は、図3に示すように、錘49の両端に、それぞれスペーサー40を取り付けて構成されているが、これには限られず、錘49に3つ以上のスペーサー40を取り付けてもよい。また、例えば、スペーサー40の軸方向の長さを長くして、錘49に対してスペーサー40を1つのみ取り付けるようにしてもよい。
そして、このスペーサーユニット50を、往路管32及び復路管34に取り付ける。すなわち、図4に示すように、各スペーサー40の一対の把持部42の一方に往路管32を嵌合させ、他方に復路管34を嵌合させる。これにより、スペーサーユニット50は、往路管32と復路管34とを間隔S離間させた状態で保持するとともに、錘49が「重し」として機能する。よって、採放熱管31(往路管32、復路管34)の配置作業時に管に巻き癖があっても、容易に水平方向に沿って配置することができる。これにより、配置作業の作業性の向上を図ることができる。
なお、図2では、水平方向(軸方向)の異なる位置に3つのスペーサーユニット50を設けているが、これには限られない、2つ以下でもよいし、3つ以上でもよい。また、隣接させて配置してもよいし、間隔を空けて配置してもよい。取り付けるスペーサーユニット50の数に応じて、荷重の調整を容易に行うことができる。
また、本実施形態のスペーサーユニット50のスペーサー40は、往路管32と復路管34とを一定の間隔Sに保つので、これにより復路管34から往路管32へと熱移動する現象(所謂ショートサーキット)の発生を抑制することができる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、往路管32及び復路管34、流路接続部36、及び、スペーサー40は、高密度ポリエチレン製としていたが、その素材は何等これに限らない。例えば、通常密度のポリエチレン等の熱可塑性樹脂でも良い。また、樹脂以外の材料でもよい。
また、前述の実施形態では、往路管32及び復路管34として、丸パイプ状(断面正円形状)の管を例示したが、その管形状は何等これに限るものではない。例えば、断面形状が楕円等の断面非正円形状の管でも良いし、角パイプ等の断面多角形状の管でも良い。この場合、スペーサー40の把持部42をその管形状に合わせて嵌合可能な形状にすればよい。
また、前述の実施形態では、1つのスペーサー40で2本の採放熱管31を保持していたが、これには限られず、1つのスペーサー40で3本以上の採放熱管31を保持するようにしてもよい。
図5及び図6は、スペーサー40の変形例の説明図である。
図5では、3つの把持部42が仮想円の円周上に並ぶように設けられている。また、各把持部42は、開口部分が外側を向くように均等間隔で配置されている。接続部44は、この3つの把持部42を仮想円の内側で接続しており、接続部44の中央(換言すると仮想円の中央)にネジ孔46が形成されている。これにより、各把持部42に外側から採放熱管31を嵌合させて、1つのスペーサー40で3本の採放熱管31を保持することができる。また、3本の採放熱管31に錘49の荷重を安定して付加することができる。
また、図6では、4つの把持部42が仮想円の円周上に並ぶように設けられている。また、各把持部42は、開口部分が外側を向くように均等間隔で配置されている。接続部44は、この4つの把持部42を仮想円の内側で接続しており、接続部44の中央(換言すると仮想円の中央)にネジ孔46が形成されている。これにより、各把持部42に外側から採放熱管31を嵌合させて、1つのスペーサー40で4本の採放熱管31を保持することができる。また、4本の採放熱管31に錘49の荷重を安定して付加することができる。
採放熱管31が5本以上の場合も同様に構成することができる。
また、前述の実施形態では、錘49は円柱の外周全体に雄ネジ491の形成されたネジ鉄筋であったがこれには限られない。例えば、端部のみにネジ加工した鉄筋であってもよい。あるいは、ネジが形成されていなくてもよい。
図7は、スペーサーユニット50の変形例を示す図である。この変形例のスペーサーユニット50は、錘49´とスペーサー40´を備えている。
錘49´は、錘本体部49a(本体部に相当)とフランジ49bを備えている。
錘本体部49aは、円柱形状の部材であり、外周にネジは形成されていない。
フランジ49bは、錘本体部49aの軸の両端部に設けられており、錘本体部49aの径よりも径が大きい。
スペーサー40´は、把持部42と接続部44´を備えている。把持部42は前述の実施形態と同じ構成なので説明を省略する。
接続部44´には、溝46´が形成されている。溝46´は、錘49´の錘本体部49aが嵌合可能な形状に設けられている。
錘49´(錘本体部49a)を、図に示すように、両端のフランジ49bがスペーサー40´の外側になるように位置させて、錘49´の錘本体部49aを溝46´に嵌合させる。こうすることによって、スペーサー40´(溝46´)の外側に錘49´のフランジ49bが配置されるので、たとえスペーサーユニット50が傾いたとしても錘49´は落下しない。よって、この場合も前述の実施形態と同様に荷重の調整をすることができる。
なお、錘本体部49aの形状は円柱には限られない。例えば、断面が楕円や多角形などの形状でもよい。この場合、溝46´の形状を錘本体部49aの形状に合わせるようにすればよい。また、フランジ49bは無くてもよい。この場合、例えば、接続部44´の溝46´を錘本体部49aの軸方向の端部にも嵌合するように形成すればよい。
また、図5、図6と同様に、3本以上の採放熱管31(往路管32、復路管34)を保持するようにスペーサー40´を構成してもよい。
1 建物
11 地中熱利用システム
15 ヒートポンプ
17 循環ポンプ
26 熱媒体
27 充填材
30 地中熱交換器
31 採放熱管
32 往路管
34 復路管
36 流路接続部
40 スペーサー
42 把持部
44,44´ 接続部
46 ネジ孔
46´ 溝
49,49´ 錘
49a 錘本体部
49b フランジ
50 スペーサーユニット
461 雌ネジ
491 雄ネジ
123 掘削溝
G 地盤

Claims (8)

  1. 地中に埋設した管の内部に熱媒体を循環させ、地盤との間で熱交換を行う地中熱交換器であって、
    水平方向に沿って配置される第1配管と、
    前記水平方向に沿って配置される第2配管と、
    前記第1配管の前記水平方向の端部と前記第2配管の前記水平方向の端部とを連結する連結管と、
    質量体と、
    前記第1配管と前記第2配管とを所定間隔離間させて保持する保持部材であって、前記質量体が落下しないように係合可能な係合部を有する保持部材と、
    を備えることを特徴とする地中熱交換器。
  2. 請求項1に記載の地中熱交換器であって、
    前記質量体は、ネジ鉄筋であり、
    前記保持部材の前記係合部は、前記ネジ鉄筋と螺合するネジ孔を有する、
    ことを特徴とする地中熱交換器。
  3. 請求項1に記載の地中熱交換器であって、
    前記保持部材の前記係合部は、前記質量体の少なくとも一部と嵌合する溝を有する、
    ことを特徴とする地中熱交換器。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の地中熱交換器であって、
    前記保持部材は、
    前記第1配管及び前記第2配管がそれぞれ嵌合可能な一対の把持部と、
    前記一対の把持部を接続する接続部と
    を備え、
    前記係合部は、前記接続部に設けられている、
    ことを特徴とする地中熱交換器。
  5. 請求項4に記載の地中熱交換器であって、
    前記一対の把持部は、前記第1配管と前記第2配管を水平方向に近接させることで、それぞれ、前記第1配管及び前記第2配管と嵌合するように設けられている
    ことを特徴とする地中熱交換器。
  6. 請求項4又は5に記載の地中熱交換器であって、
    前記接続部は、前記一対の把持部の中心線上に設けられている
    ことを特徴とする地中熱交換器
  7. 請求項6に記載の地中熱交換器であって、
    前記係合部は、前記接続部の片側又は両側に設けられている
    ことを特徴とする地中熱交換器。
  8. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の地中熱交換器であって、
    少なくとも1本の前記第1配管と、少なくとも1本の前記第2配管を含む3本以上の複数の配管を備え、
    前記保持部材は、
    前記複数の配管にそれぞれ対応して設けられた複数の把持部であって、仮想円の円周上に並ぶように設けられた複数の把持部と、
    前記複数の把持部を前記仮想円の内側で接続する接続部と、
    を備え、
    前記係合部は、前記仮想円の中央に設けられている、
    ことを特徴とする地中熱交換器。
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