JP2017225715A - 空気送込装置 - Google Patents

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池田 隆男
Takao Ikeda
隆男 池田
貴敏 井ノ口
Takatoshi Inoguchi
貴敏 井ノ口
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Abstract

【課題】静粛性を維持しつつ携帯性の更なる向上が図られた空気送込装置を提供することを目的とする。【解決手段】患者の気道に空気を送り込む、CPAP装置等の空気送込装置であって、患者に装着されるマスクあるいは鼻カニューレとの間をつなぐホースの端部に差し込まれる、先端に空気送込口21aが形成されたホース接続部21と、空気送込口21aからホース内に空気を送り込むターボファン50と、ホース接続部21をホース端部に差し込んだときのホース内部に位置する部分に備えられた、空気を通過させて通過前よりも通過後の空気の流れを整流に近づける整流板22とを具備する。【選択図】図5

Description

本発明は、患者の気道に空気を送り込む空気送込装置に関する。
従来より、睡眠時無呼吸症候群の治療に用いるCPAP(Continuous Positive Airway Pressure)装置や、痰を吐き出すために咳をすることが困難な人を支援する気道粘液除去処置等、患者の気道に空気を送り込む空気送込装置が知られている。ここでは、一例として、CPAP装置を取り上げて説明する。
睡眠時無呼吸症候群の治療用として、顔にマスクあるいは鼻カニューレを装着し、ファンで空気を強制的に気道に送り込むCPAP装置が用いられている。このCPAP装置として、ファンを内蔵した本体装置を人体から離れた位置に置き、その本体装置と顔に宛てがうマスクとの間をホースで接続して、そのホースを経由して空気を送り込む構造が一般に採用されている。マスク等は、様々な形状のものが開発されて市販されており、患者は自分の顔の形や好みに合うマスク等を任意に選択して使用している。
この構造のCPAP装置の場合、ホースを定期的に洗浄する必要があり、本体装置が持ち運びに不便な大きさであるなど、いくつもの課題がある。このため、このCPAP装置は、毎日継続して使用しなければならない治療器具であるのに反して、患者にとっても取扱いが不便な治療器具の1つとなっている。
ここで、特許文献1には、小型化・軽量化による携帯性の向上を図るとともに、小型化・軽量化とは相反する要素を持つ静粛性の向上を図ったCPAP装置が提案されている。この特許文献1に提案されているCPAP装置によれば、それ以前のCPAP装置と比べ、小型化・軽量化による携帯性と静粛性とがかなりの高い次元で両立されている。ただし、携帯性と静粛性の要請は、この特許文献1において提案されたレベルで十分に満足されるというものではなく、更なる向上が望まれている。また、携帯性と静粛性の要請は、CPAP装置に限られず、患者の気道に空気を送り込む空気送込装置全般に対する要請でもある。
特開2016−034411号公報
本発明は、上記事情に鑑み、静粛性を維持しつつ携帯性の更なる向上が図られた空気送込装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の空気送込装置は、患者の気道に空気を送り込む空気送込装置であって、
患者に装着されるマスクあるいは鼻カニューレとの間をつなぐホースの端部に差し込まれる、先端に空気送込口が形成されたホース接続部と、
空気送込口からホース内に空気を送り込むファンと、
ホース接続部をホース端部に差し込んだときのホース内部に位置する部分に備えられた、空気を通過させて通過前よりも通過後の空気の流れを整流に近づける整流板とを具備することを特徴とする。
空気送込装置の筐体と患者に装着されるマスクあるいは鼻カニューレとの間はホースで接続される。このため、空気送込装置の筐体には、ホース接続部が必要となる。一方、整流板は、ファンから送り出された空気流の乱流を低減させることにより静粛性の向上に寄与する部品であるが、乱流の有効な低減のためには、ファンの空気吐出口から整流板までの距離を、ある程度の長さ以上の距離、例えば30mm以上の距離とする必要がある。
本発明の空気送込装置は、この点に着目し、整流板を、ホース接続部をホース端部に差し込んだときの、そのホースの内部に位置する部分に配置したものである。これにより、前掲の特許文献1のCPAP装置のように整流板よりも空気の流れの下流側にホース接続部を設けた場合と比べ、静粛性を維持しつつ更なる小型化が図られる。
ここで、本発明の空気送込装置において、
整流板通過後の空気の圧力を測定する圧力センサと、
ホース接続口が差し込まれたホース端部の内壁面を外壁面とし整流板を通過した後の空気流路と繋がる第1の圧力測定室と、
第1の圧力測定室内の空気の圧力を圧力センサに伝える第1の圧力伝達路とを備えることが好ましい。
空気送込装置には、患者の気道に送り込む空気の圧力モニタ用として、あるいは圧力制御用として、圧力センサを備えるのが一般的である。この圧力センサを備えた場合に、この圧力センサでの圧力測定の対象となる第1の圧力測定室の外壁面として、ホース接続口が差し込まれたホース端部の内壁面を利用することで、空気送込装置の筐体にはその外壁面を形成するための厚みが不要となり、その分、空気流路を大口径化して空気流に対する圧力損失のレベルを低く抑えることができる。
また、前掲の特許文献1のCPAP装置と比べたとき、静粛性のみでなく圧力測定精度についても維持したまま、更なる小型化を実現することができる。
また、本発明の空気送込装置において、
整流板を通過して流れる空気の流量を整流板通過前後の空気の差圧に基づいて測定する流量センサと、
整流板を通過する前の空気流路と繋がる第2の圧力測定室と、
第2の圧力測定室内の空気の圧力を流量センサに伝える第2の圧力伝達路とを備え、
上記第1の圧力伝達路が、第1の圧力測定室内の空気の圧力を圧力センサとともに流量センサに伝えるものであることが好ましい。
流量センサを備えて空気の流量を測定すると、患者が吸気のタイミングにあるか呼気のタイミングにあるか等、患者の現在の状況を把握することができる。そこで、患者に送り込む空気流の制御を行なうにあたり圧力センサに加え流量センサを備えると、それらの測定結果に応じてファンの回転速度を制御して、その患者のその時その時の状況に合わせた、きめ細かな制御を行なうことができる。
また、上述の圧力測定の場合と同様、流量測定を行なうにあたっても、その測定精度を維持したまま小型化が実現することができる。
ここで、本発明の空気送込装置が、睡眠時の患者の呼吸を確保するCPAP治療に用いられる装置であることが好ましい。
本発明の空気送込装置は、CPAP装置に好適に適用可能である。
以上の本発明によれば、静粛性を維持しつつ更なる小型化が図られた空気送込装置が実現する。
本発明の一実施形態としてのCPAP装置の全体構成図である。 図1に示すCPAP装置の使用状態を示す説明図である。 送風ユニットの斜視図である。 CPAP装置の制御ブロック図である。 図3に外観を示す送風ユニットの主要部品の分解斜視図である。 図3に外観を示す送風ユニットの主要部品の、図5とは異なる向きから眺めた形状を示した分解斜視図である。 送風ユニットを構成する一部の部品を組み立てた状態を、図6に示す矢印Zの向きに見て示した図である。 図7に矢印H−Hで示す面での断面図である。 図7に矢印I−Iで示す面での断面図である。 ホース接続部品の整流板近傍部分とキャップ部品の分解斜視図である。 キャップ部品を取り付けた状態のホース接続部品の、整流板近傍部分の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としてのCPAP装置の全体構成図、図2は、図1に示す
CPAP装置の使用状態を示す説明図である。ただし、図2では、図1に示すコントロー
ルユニット80は図示省略されている。
このCPAP装置100は、送風ユニット10と、コントロールユニット80と、ケーブル90とを備えている。このCPAP装置100は、図2に示すように、送風ユニット10とマスク300とをホース200で繋ぎ、マスク300を患者400の顔面に装着し、送風ユニット10を患者400の寝具の上あるいは脇に置いた状態で使用される。ホース200は、例えば長さが50cm程度のものである。
図3は、送風ユニットの斜視図である。
この送風ユニット10の筐体11には、後述するターボファン50(図5、図6参照)が内蔵されている。また、この送風ユニット10は、ホース200(図1,図2参照)が接続されるホース接続部21や整流板22を備えたホース接続部品20を有する。このホース接続部品20のホース接続部21は、突き出た形状を有し、整流板22をその先端近傍に備え、さらに、その先端には、整流板22を通過した空気をホース200に送り込む空気送込口21aが形成されている。このホース接続部21はホース200の一端に差し込まれる。
また、この筐体11には、図3の右側を向いた面に筐体11内に空気を取り込む空気取込口(不図示)が設けられている。この筐体11に内蔵されているターボファン50はその空気取込口から筐体内に取り込んだ空気を吸入してホース接続部21の先端の空気送込口21aから、そのホース接続部21に接続されたホース200内に空気を送り込む。
また、このホース接続部21の先端近傍に備えられた整流板22は、空気を通過させて通過前よりも通過後の空気の流れを整流に近づけるものである。ホース接続部21からホース200内に送り込まれる空気はこの整流板22を通過する際に流れが整えられ、流れのバラつきや空気の圧力振動が抑えられる。これにより、渦の発生領域、圧力振動領域が抑制されて、発生するノイズが低減する。
図4は、CPAP装置の制御ブロック図である。
ここには、送風ユニット10からホース200を経由し、さらにマスク300を通って流れる空気流路AFと、このCPAP装置100の主な構成要素が示されている。
送風ユニット10には、その空気流路AF上に、筐体11の空気取込口11aから取り込んだ空気の流入音を低減するサイレンサ91、および空気を送り出すターボファン50が備えられている。このターボファン50は空気動圧軸受によりブレード等のロータ部が回転自在に支持されているため高速回転が可能であって、小型化・軽量化が図られている。
ターボファン50から送り出された空気は、整流板22を通過してホース200内に送り込まれ、そのホース200を経由してマスク300に送り込まれる。マスク300に送り込まれた空気は、患者の吸気動作に伴って患者の気道に送り込まれ、患者の呼気動作により、リーク穴301(図2を合わせて参照)を通って外部に吐出される。
ここで、送風ユニット10の筐体11には、流量センサ61と圧力センサ62が内蔵されている。これら流量センサ61と圧力センサ62には、整流板22の近傍の空気の圧力が圧力伝達路70を経由して伝達されて、その部分の流量と圧力が測定される。それらの測定結果は、ケーブル90を経由してコントロールユニット80に伝えられる。圧力伝達路70の詳細については、後述する。
コントロールユニット80には、ユーザインタフェース81と、制御基板82と、バッテリ83が内蔵されている。またこのコントロールユニット80にはACアダプタ接続端子84(図1を合わせて参照)が備えられている。
ユーザインタフェース81は、図1に示すように、複数の操作ボタン81aと表示画面81bとを有する。患者は、表示画面81bを確認しながら操作ボタン81aを操作し、固定モードとオートモードとの別、医師により指定されている、ターボファン50から送り出される空気の圧力範囲、ターボファン50のオン/オフのタイミング等を設定する。
ここで、固定モードは、ターボファン50から送り出される空気の圧力を指定された圧力に固定するモードであり、オートモードは、流量センサ61や圧力センサ62による流量や圧力の変化から患者の呼吸の状態を検出し、患者の呼吸の状態に応じて、指定された圧力範囲内で圧力を変化させるモードである。
ユーザインタフェース81で設定された情報は制御基板82に入力される。また、流量センサ61や圧力センサ62で測定された空気の流量や圧力も制御基板82に入力される。制御基板82では、それらの情報を基にターボファン50の単位時間あたりの回転数が算出される。そしてターボファン50を算出された回転数で回転させるためのファン駆動信号が生成され、ケーブル90を経由してターボファン50に伝えられる。ターボファン50は、その伝えられてきたファン駆動信号に応じた回転数で回転する。
また、コントロールユニット80に内蔵されているバッテリ83は、このCPAP装置100を1回の睡眠時間である8時間動作させることができるだけの容量を持っているバッテリである。このバッテリが搭載されていることで、一泊であれば、商用電力を得ることのできない環境下であっても使用することができる。このバッテリは、ACアダプタ接続端子84に接続されるACアダプタ(不図示)から充電される。
以下、送風ユニットの詳細構造を説明する。
図5,図6は、図3に外観を示す送風ユニットの主要部品の、互いに異なる向きから眺めた形状を示した分解斜視図である。
ここで、図4は、CPAP装置100の動作説明図であり、図5,図6は、主としては、図4に示す圧力伝達路70の説明図である。このため、図4と、図5および図6とでは、一部の部品あるいは要素が共通しており、また、一部の部品あるいは要素は互いに異なっている。
図5,図6には、これまでの説明にも登場してきた部品である、ホース接続部品20、ターボモータ50、流量センサ61および圧力センサ62が示されている。また、図5,図6には、さらに、ジョイント部品40とチューブ79が示されている。
ジョイント部品40はゴム製の部品であり、主に、ターボファン50の空気吐出口51と整流板22とを繋いで空気流路を形成する役割と、図4に示した圧力伝達路70を構成する役割とを担っている。
このジョイント部品40の中央には、ターボファン50とホース接続部品20とを繋いで空気流路を形成する貫通孔41が形成されている。
また、圧力伝達路70は、整流板22を通過した後の空気流路の圧力を伝える第1伝達路71(図8参照)と整流板22を通過する前の空気流路の圧力を伝える第2伝達路72(図9参照)との2つの圧力伝達路で構成されている。整流板22を通過した後の空気流路の圧力を伝える第1伝達路71は流量センサ61と圧力センサ62との双方に繋がっている。また、整流板22を通過する前の空気流路の圧力を測定する第2伝達路72は流量センサ61に繋がっている。整流板22は、差圧を発生させるオリフィスの役割を果たしており、流量センサ61ではその差圧から流量が検出される。以下、これらの圧力伝達路について詳述する。
圧力センサ62には、チューブ79が接続されている。このチューブ79は、整流板22を通過した後の空気流路の圧力を測定する第1伝達路71の一部を成している。このチューブ79は、ジョイント部品40に設けられている貫通孔42を通過し、案内スリット43を通って、ホース接続部品20の、ジョイント部品40に向かって突き出た連結部23と連結する。この連結部23には、その中央に、整流板22の外側まで貫通した貫通孔27が設けられている。
また、流量センサ61は第1検出口611と第2検出口612を有し、この流量センサ61では、第1検出口611に伝達された圧力と第2検出口612に伝達された圧力との間の差圧に基づいて、空気流路を流れる空気の流量が検出される。
流量センサ61は第1検出口611および第2検出口612は、ジョイント部品40の第1貫通孔44および第2貫通孔46にそれぞれ差し込まれる。第1貫通孔44は、ジョイント部品40のホース接続部品20側を向いた面に形成されている第1溝45と、ホース接続部品20の、ジョイント部品40側を向いた面に形成されている第1対向溝24とが合わさることによって形成される圧力伝達路を通って、ホース接続部品20に設けられている連結部23に繋がっている。すなわち、チューブ79に加え、第1貫通孔44、互いに向き合って合わさった第1溝45と第1対向溝24からなる圧力伝達路、および、連結部23を貫く貫通孔27も、整流板22の外側の空気流路の圧力を伝える第1伝達路71を構成している。
また、第2貫通孔46も、もう一方の第2溝47に繋がっている。この第2溝47は、ホース接続部品20の、ジョイント部品40側の面に設けられている第2対向溝25と合わさることによって圧力伝達路の一部を構成している。これらの第2溝45と第2対向溝25により形成される圧力伝達路は、さらに、ジョイント部品40の外向きに開いた溝48とホース接続部品20の内壁面26とで構成される圧力伝達路、さらに、整流板22の内側の空間の圧力を測定するための内側圧力測定室29(図9を参照して後述する)に繋がる通し孔29aを経由して、その内側圧力測定室29に繋がっている。すなわち、ジョイント部品40の第2貫通孔46、ジョイント部品40の第2溝47とホース接続部品20の第2対向溝25とで構成される圧力伝達路、ジョイント部品40の溝48とホース接続部品20の内壁面26とで構成される圧力伝達路、および、ホース接続部品20に設けられている通し孔29aは、整流板22を通過する前の空気流路の圧力を流量センサの61の第2検出口612に伝える第2伝達路72を構成している。
このように、本実施形態では、ゴム製のジョイント部品40を備えて、そのジョイント部品40にターボファン50の空気吐出口51と整流板22とを繋いで空気流路を形成する役割と、図4に示した圧力伝達路70を構成する役割を担わせ、これにより、部品点数の少ない送風ユニット10を実現している。
図7は、送風ユニットを構成する一部の部品を組み立てた状態を、図6に示す矢印Zの向きに見て示した図である。具体的には、この図7には、図5,図6に示す部品のうち、サーボモータと圧力センサを除く部品が示されている。なお、この図7には、図5,図6には不図示の、流量センサ61を取り付ける取付部品63も示されている。
この図7は、以下に示す、図8,図9に示す断面図の断面位置を示すための図である。
図8は、図7に矢印H−Hで示す面での断面図である。
この図8には、整流板22の外側の空間の圧力を流量センサ61の第1検出口611に伝える第1伝達路71が示されている。この第1伝達路71は、チューブ79を経由して圧力センサ62にも繋がっている(図5,図6参照)。
図9は、図7に矢印I−Iで示す面での断面図である。
この図9には、整流板22の内側の空間に圧力を流量センサ61の第2検出口612に伝える第2伝達路72が示されている。
ホース接続部品20には、内側圧力測定室29が、整流板22を一周に亘って取り巻くように形成されている。そして、その内側圧力測定室29は、一周の間の6か所で、ターボファイン50から吐出した空気が流れる空気流路に繋がっている。第2伝達路72は、内側圧力測定室29に繋がっていて、その内側圧力測定室29内の空気の圧力を伝達する圧力伝達路である。この内側圧力測定室29を設けたことにより、圧力の変動が抑えられ、安定した圧力が伝えられる。この内側圧力測定室29は、本発明にいう第2の圧力測定室の一例に相当する。
また、本実施形態では、整流板22の外側にも、整流板22の外側の空気の圧力を測定する外側圧力測定室が形成されている。以下では、この整流板22の外側に設けられている外側圧力測定室について説明する。
図10は、ホース接続部品の整流板近傍部分とキャップ部品の分解斜視図である。
また、図11は、キャップ部品を取り付けた状態のホース接続部品の、整流板近傍部分の斜視図である。
図10に示すように、ホース接続部品20のホース接続部21の先端部分には整流板22が設けられており、さらに、その整流板22よりも突き出た、一段小径の段部28が一周に亘って形成されている。そして、第1伝達路71(図8参照)を構成する貫通孔27(図6を合わせて参照)は、その段部28の外側の空間に繋がっている。また、この段部28には、一周の間の6か所に、圧力測定用ポート281が形成されている。
キャップ部品30は、略円環形状を有し、段部28に取り付けられる。すると、段部28は、一周に亘る溝となる。ホース接続部21は、このキャップ部品30を取り付けた状態で、ホース200の一端に差し込まれる。すると、この段部28からなる溝は、ホース200の内周面を外周面とする、一周に亘る空間となる。この空間は、一周の間の6か所で整流板22の外側の空間に繋がっている。また、この空間は、貫通孔27とも繋がっている。この空間は、整流板22を通過した空気流路の圧力を測定するための空間であり、この空間、すなわち外側圧力測定室により、整流板22を通過した後の空気流路の圧力の振動が抑えられる。この外側圧力測定室内の空気の圧力は貫通孔27を含む第1伝達路71(図8参照)を経由して流量センサ61と圧力センサ62に伝えられる。
この外側圧力測定室は、ホース200の内壁面を外壁面としている。このため、ホース接続部品20あるいはキャップ部品30には、その外側圧力測定室を区画する外壁を設ける必要がなく、その分、整流板22を通る空気流路の径が広げられ、圧力損失が抑えられている。
なお、整流板22を通過した後の空気流は整流に近づいており、また、ある程度の長さのホース200が接続されていることでかなり広い空間となっている。このため、必要な測定精度にもよるが、整流板22の外側の空気の圧力を測定するための外側圧力測定室は、空気流路との間が段部28のみで区切られ、空気流の下流側が開放された空間であってもよい。具体的には、図11に示すキャップ部品30を取り付けずに、ホース接続部21の先端部分が剥き出しとなったまま、ホース接続部21をホース200に差し込んでも差し支えない。この外側圧力測定室は、本発明にいう第1の気圧測定室の一例に相当する。
なお、上記の実施形態では、本発明にいうファンの一例としてのターボファンを備えたCPAP装置を取り上げて説明したが、本発明のCPAP装置に採用するファンは、ターボファンに限られるものではない。
また、ここでは、CPAP装置を取り上げて説明したが、本発明は、CPAP装置には限られず、BIPAP装置あるいは気道粘液除去装置等、患者の気道に空気を送り込む様々な種類の空気送込装置に適用することができる。
10 送風ユニット
11 筐体
20 ホース接続部品
21 ホース接続部
22 整流板
21a 空気送込口
22 整流板
23 連結部
24 第1対向溝
25 第2対向溝
26 内壁面
27 貫通孔
28 段部
281 圧力測定用ポート
29 内側圧力測定室
29a 通し孔
30 キャップ部品
40 ジョイント部品
41 貫通孔
42 貫通孔
43 案内スリット
44 第1貫通孔
45 第1溝
46 第2貫通孔
47 第2溝
48 溝
50 ターボファン
51 空気吐出口
61 流量センサ
611 第1検出口
612 第2検出口
62 圧力センサ
70 圧力伝達路
71 第1伝達路
72 第2伝達路
79 チューブ
80 コントロールユニット
90 ケーブル
100 CPAP装置
200 ホース
300 マスク
301 リーク穴
400 患者

Claims (4)

  1. 患者の気道に空気を送り込む空気送込装置であって、
    患者に装着されるマスクあるいは鼻カニューレとの間をつなぐホースの端部に差し込まれる、先端に空気送込口が形成されたホース接続部と、
    前記空気送込口から前記ホース内に空気を送り込むファンと、
    前記ホース接続部を前記ホース端部に差し込んだときの該ホース内部に位置する部分に備えられた、空気を通過させて通過前よりも通過後の空気の流れを整流に近づける整流板とを具備することを特徴とする空気送込装置。
  2. 前記整流板通過後の空気の圧力を測定する圧力センサと、
    前記ホース接続部が差し込まれたホース端部の内壁面を外壁面とし前記整流板を通過した後の空気流路と繋がる第1の圧力測定室と、
    前記第1の圧力測定室内の空気の圧力を前記圧力センサに伝える第1の圧力伝達路とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気送込装置。
  3. 前記整流板を通過して流れる空気の流量を該整流板通過前後の空気の差圧に基づいて測定する流量センサと、
    前記整流板を通過する前の空気流路と繋がる第2の圧力測定室と、
    前記内の空気の圧力を前記流量センサに伝える第2の圧力伝達路とを備え、
    前記第1の圧力伝達路が、前記第1の圧力測定室内の空気の圧力を前記圧力センサとともに前記流量センサに伝えるものであることを特徴とする請求項2に記載の空気送込装置。
  4. 当該空気送込装置が、睡眠時の患者の呼吸を確保するCPAP治療に用いられる装置であることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項記載の空気送込装置。
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