JP2017224429A - 感電防止構造及び該構造を用いたコネクタ - Google Patents

感電防止構造及び該構造を用いたコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は簡単な構造で、電源用コンタクトを使用する感電防止構造及び該構造を使用するコネクタを提供する。【解決手段】本目的は相手物と接触する接触部163と接続対象物に接続される接続部182とを有する所要数の電源用コンタクト14と、電源用コンタクト14が保持・配列されるとともに相手物が入る挿入溝224を有するハウジング22とを、少なくとも備え、電気絶縁性のハウジング22の挿入溝224内に、配置された電源用コンタクト14の接触部163と挿入溝224との間に、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する棒状の絶縁体部材20を配置するようにしたものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、電動車両やハイブリッド車両等の車載機器や電気機器や電子機器等に使用され、接続対象物(ケーブルやバスバー等)に接続されるコネクタ及び感電防止構造に関するもので、特に、簡単な構造で、電源用コンタクトを使用する感電防止構造及び該構造を用いたコネクタに関するものである。
コネクタは、相手物が着脱されるとともに接続対象物(バスバーやケーブル等)に接続されるコネクタであって、前記相手物と接触する接触部と前記接続対象物に接続される接続部とを有する所要数の電源用コンタクトと、該電源用コンタクトが保持・配列されるとともに前記相手物が入る挿入溝を有し、前記相手物が嵌合する嵌合部を有するハウジングとを、少なくとも備えている。
下記に、特許文献1(特開2013−232283号)と特許文献2(特開2014−107079号)及び本出願人が提案した文献として特許文献3(特願2014−208602号)を挙げます。
特開2013−232283号。 特開2014−107079号。 特願2014−208602号。
電源用コンタクトを一体で成形しようとすると、切削加工でしか成形できず、切削に適した材料と接続安定性(バネ性や導電率)を考慮した材料では違いがあり、相反することになる。切削材料を使用するとバネがへたる、あるいは高温になりやすい。
その為、2つの部材で電源用コンタクトを成形したが、電源用コンタクトでは、大きな容量の電気を通電させる必要があるため、ピン側のコンタクト径は大きくなり、ピン側が入る受け側の挿入溝も大きくならざるを得ない。その為、挿入溝に指等が入ってしまい感電の恐れがあった。
特許文献1、特許文献2及び本出願人が提案した特許文献3の構造でも、感電防止対策が成されていないのが実情である。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、電源用コンタクトを使用するコネクタにおける感電を防止するコネクタを提供するものである。
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、まず、本発明の感電防止構造の要旨構成は以下の通りである。
(1)相手物と接触する接触部と前記接続対象物に接続される接続部とを有する所要数の電源用コンタクトと、
該電源用コンタクトが保持・配列されるとともに前記相手物が入る挿入溝を有するハウジングとを、少なくとも備え、
前記電源用コンタクトは、前記接触部を有する第1部材と前記接続部を有する第2部材とに分割され、
前記電源用コンタクトの接触部は、前記挿入溝内に所要数配置され、
前記所要数の電源用コンタクトの接触部が配置された前記挿入溝内に、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する棒状の絶縁体部材を配置し、
該絶縁体部材の底部を、前記第1部材と前記第2部材との間で挟持・保持し、前記挿入溝内に体の一部が入らないことで感電防止をすることを特徴とする感電防止構造である。
(2)前記第1部材の前記第2部材側に係合手段を有し、前記第2部材に前記係合手段と係合する係止手段を有することを特徴とする上記(1)記載の感電防止構造である。
(3)前記絶縁体部材の前記第2部材側を、円盤状のフランジを有することを特徴とする上記(1)または(2)記載の感電防止構造である。
つぎに、本発明のコネクタの要旨構成は以下の通りである。
(4)相手物が着脱されるとともに接続対象物に接続されるコネクタであって、
前記相手物と接触する接触部と前記接続対象物に接続される接続部とを有する所要数の電源用コンタクトと、
該電源用コンタクトが保持・配列されるとともに前記相手物が入る挿入溝を有し、前記相手物が嵌合する嵌合部を有するハウジングとを、少なくとも備えるコネクタにおいて、
前記電源用コンタクトは、前記接触部を有する第1部材と前記接続部を有する第2部材とに分割され、
前記電源用コンタクトの接触部は、前記挿入溝に沿うように板状片として複数配置され、
複数の前記板状片の接触部とのほぼ中央部分に、棒状の絶縁体部材を配置し、
該絶縁体の底部を、前記第1部材と前記第2部材との間で挟持・保持し、前記挿入溝内に体の一部が入らないことで感電防止をすることを特徴とするコネクタである。
(5)前記挿入溝にφ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する前記棒状の絶縁体部材を配置することを特徴とする上記(4)記載のコネクタである。
(6)前記第1部材の前記第2部材側に係合手段を有し、前記第2部材に前記係合手段と係合する係止手段を有することを特徴とする上記(4)または(5)記載のコネクタである。
(7)前記絶縁体部材の前記第2部材側を、円盤状のフランジを有することを特徴とする上記(4)または(5)、(6)記載のコネクタである。
(8)前記第1部材の前記第2部材側に、前記第2部材との接触手段を有することを特徴とする上記(7)記載のコネクタである。
(9)さらに、前記相手物と接触する接触部とケーブルに接続する接続部とを有する信号用コンタクトを備えることを特徴とする上記(5)〜(8)のうちいずれか1記載のコネクタである。
本発明の感電防止構造及びコネクタによれば、簡単な構造で、確実に、体の一部(指等)が挿入溝内に入ることを防止することで、感電防止を行うことができる。
(A) 本発明のコネクタを、相手コネクタの嵌合方向よりみた斜視図である。(B) 本発明のコネクタを、相手コネクタの嵌合方向の反対側よりみた斜視図である。(C) 本発明のコネクタを、ある第1挿入部の中心で断面した断面図である。(D) 本発明のコネクタを、ある第2挿入部の中心で断面した断面図である。 (A) ハウジングを、相手コネクタの嵌合方向よりみた斜視図である。(B) ハウジングを、相手コネクタの嵌合方向の反対側よりみた斜視図である。(C) ハウジングを、ある第1挿入部の中心で断面した断面図である。(D) ハウジングを、ある第2挿入部の中心で断面した断面図である。 (A) 電源用コンタクトに絶縁体を保持した状態を、相手コネクタの接触方向からみた斜視図である。(B) 電源用コンタクトに絶縁体を保持した状態を、相手コネクタの接触方向と反対側(接続部方向)からみた斜視図である。(C) 電源用コンタクトに絶縁体を保持した状態を、ある板状片で、絶縁体の中心で断面した断面図である。 (A) 信号用コンタクトを相手コネクタとの接触方向よりみた斜視図である。(B) 信号用コンタクトを相手コネクタとの接触方向と反対側(接続方向)よりみた斜視図である。 (A) 第1部材を相手コネクタとの接触方向よりみた斜視図である。(B) 第1部材を相手コネクタとの接触方向と反対側(第2部材との係合方向)よりみた斜視図である。 (A) 第2部材を相手コネクタとの接触方向(第1部材との係合方向)よりみた斜視図である。(B) 第2部材を接続対象物との接続方向よりみた斜視図である。(C) 第2部材を、中心で断面した断面図である。 (A) 絶縁体を相手コネクタとの接触方向よりみた斜視図である。(B) 絶縁体を相手コネクタとの接触方向と反対側(第2部材との係合方向)よりみた斜視図である。 (A) 第1エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向よりみた斜視図である。(B) 第1エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向と反対側よりみた斜視図である。 (A) 第2エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向よりみた斜視図である。(B) 第2エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向と反対側よりみた斜視図である。 (A) 相手コネクタの嵌合方向よりみた斜視図である。(B) 相手コネクタを、ある電源用コンタクトと嵌合する部分の中心で断面した断面図である。(C) 相手コネクタを、ある信号用コンタクトと嵌合する部分の中心で断面した断面図である。
本発明の特徴は、相手物と接触する接触部163と前記接続対象物に接続される接続部182とを有する所要数の電源用コンタクト14と、
該電源用コンタクト14が保持・配列されるとともに前記相手物が入る挿入溝224を有するハウジング22とを、少なくとも備え、
前記電源用コンタクト14は、前記接触部163を有する第1部材16と前記接続部182を有する第2部材18とに分割され、
前記電源用コンタクト14の接触部163は、前記挿入溝224内に所要数配置され、
前記所要数の電源用コンタクト14の接触部163が配置された前記挿入溝224内に、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する棒状の絶縁体部材20を配置し、
該絶縁体部材20の底部を、前記第1部材16と前記第2部材18との間で挟持・保持し、前記挿入溝224内に体の一部が入らないことで感電防止をすることを特徴とする感電防止構造である。
つまり、本発明の感電防止構造とは、電気絶縁性のハウジング22の挿入溝224内に、配置された電源用コンタクト14の接触部163と前記挿入溝224との間に、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する棒状の絶縁体部材20を配置するようにしたものである。
図1から図10に基づいて、本発明のコネクタ10の実施例について説明する。
図1(A)は本発明のコネクタを、相手コネクタの嵌合方向よりみた斜視図であり、(B)は本発明のコネクタを、相手コネクタの嵌合方向の反対側よりみた斜視図であり、(C)は本発明のコネクタを、ある第1挿入部の中心で断面した断面図であり、(D)は本発明のコネクタを、ある第2挿入部の中心で断面した断面図である。図2(A)はハウジングを、相手コネクタの嵌合方向よりみた斜視図であり、(B)はハウジングを、相手コネクタの嵌合方向の反対側よりみた斜視図であり、(C)はハウジングを、ある第1挿入部の中心で断面した断面図であり、(D)はハウジングを、ある第2挿入部の中心で断面した断面図である。図3(A)は電源用コンタクトに絶縁体を保持した状態を、相手コネクタの接触方向からみた斜視図であり、(B)は電源用コンタクトに絶縁体を保持した状態を、相手コネクタの接触方向と反対側(接続部方向)からみた斜視図であり、(C)は電源用コンタクトに絶縁体を保持した状態を、ある板状片で、絶縁体の中心で断面した断面図である。図4(A)は信号用コンタクトを相手コネクタとの接触方向よりみた斜視図であり、(B)は信号用コンタクトを相手コネクタとの接触方向と反対側(接続方向)よりみた斜視図である。図5(A)は第1部材を相手コネクタとの接触方向よりみた斜視図であり、(B)は第1部材を相手コネクタとの接触方向と反対側(第2部材との係合方向)よりみた斜視図である。図6(A)は第2部材を相手コネクタとの接触方向(第1部材との係合方向)よりみた斜視図であり、(B)は第2部材を接続対象物との接続方向よりみた斜視図であり、(C)は第2部材を、中心で断面した断面図である。図7(A)は絶縁体を相手コネクタとの接触方向よりみた斜視図であり、(B)は絶縁体を相手コネクタとの接触方向と反対側(第2部材との係合方向)よりみた斜視図である。図8(A)は第1エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向よりみた斜視図であり、(B)は第1エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向と反対側よりみた斜視図である。図9(A)は第2エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向よりみた斜視図であり、(B)は第2エンドカバーを、電源用コンタクトの装着方向と反対側よりみた斜視図である。図10(A)は相手コネクタの嵌合方向よりみた斜視図であり、(B)は相手コネクタを、ある電源用コンタクトと嵌合する部分の中心で断面した断面図であり、(C)は相手コネクタを、ある信号用コンタクトと嵌合する部分の中心で断面した断面図である。
図1から図10に基づいて、コネクタ10について説明する。前記コネクタ10は、少なくとも相手物(相手コネクタ60)と接触する接触部163と接続対象物(バスバー40やケーブル42)に接続する接続部182を有する電源用コンタクト14(分割された第1部材16と第2部材18)と、該電源用コンタクト14が保持・配列されるハウジング22と感電防止の為の絶縁体20とを備えている。さらに、本実施例では、信号用コンタクト12と第1エンドカバー24と第2エンドカバー26を備えている。
本コネクタ10を説明する為に、図10に基づいて、相手物としての本実施例である相手コネクタ60について説明する。本実施例において、前記相手コネクタ60は、相手ハウジング62と相手信号コンタクト66と相手電源コンタクト64とカバー68と取手70を備えている。前記相手ハウジング22は略円筒形をしており、所要数の前記相手信号コンタクト66が挿入される相手信号挿入孔622と所要数の前記相手電源コンタクト64が挿入される相手電源挿入孔621が形成されている。
最初に、前記電源用コンタクト14について説明する。該電源用コンタクト14は、一体で成形しようとすると、切削加工でしか成形できず、切削に適した材料と接続安定性(バネ性や導電率)を考慮した材料では違いがあり、相反することから、相手物との接触部163を有する第1部材16と接続対象物との接続部182を有する第2部材18に分割した2体構造している。
前記第1部材16は金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。前記第1部材16の材質としては、バネ性や導電性や寸法安定性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅、その他の各種合金を挙げることができる。
前記第1部材16は略円筒形をしており、本体161から両方向に複数の板状片162が突出している。相手物との嵌合方向には、相手物と接触する第1接触部163が設けられている。第2部材18方向側には、該第2部材18と接触する第2接触部164と前記第2部材に保持・係合する係合手段165が設けられている。
前記第1接触部163は、相手物と接触し易いように、湾曲形状にしており、挿入力のピーク値を低減するため、接点位置を1本おきに前記板状片163の長手方向にずらしている。前記板状片162の数量及び前記第1接触部163の形状・位置は、接続安定性やバネ特性や導電性や電流容量等を考慮して適宜設計する。本実施例では、前記板状片163を等間隔に12本設け、1本おきに長手方向に2.5mmずらしている。
前記第2接触部164は、前記第2部材18と接触し、導通を図る部分である。前記第2接触部164の形状・大きさ及び数量は、安定した導通が得られれば、如何なるものでも良いが、接続安定性やバネ特性や導電性や電流容量等を考慮して適宜設計する。本実施例では、前記第2接触部164を、係合手段を設けた2本以外の9本に4本と5本がほぼ対向するように、凸形状に設けた。
前記係合手段165は、前記第2部材18の係止手段184と係合させることで、前記第1部材16と前記第2部材18とを一体として、前記電源用コンタクト14を形成させるものである。前記係合手段165の形状・大きさ及び数量は、安定した保持が出来れば如何なるものでも良いが、保持力や保持強度や加工性や組立性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、ほぼ180度対向する位置に、ランスとして切り起こしをして設けた。
前記第2部材18は金属製であり、公知技術の切削加工によって製作されている。前記第2部材18の材質としては、切削性や導電性などが要求されるので、黄銅や純銅やリン青銅、その他の各種合金等を挙げることができる。
前記第2部材18は略円筒形をしており、一方側に前記ハウジング22に位置決めする為の鍔185が設けられている。該鍔185の形状・大きさ及び位置は、位置決めでき、保持できればよく、位置や強度や加工性当を考慮して適宜設計している。
前記鍔185側には、前記第1部材16の第2接触部164が入る嵌入溝181を有し、該嵌入溝181と連設する係止手段184と該係止手段184と連設する位置決め溝183を更に有している。前記嵌入溝181の反対側には、接続対象物と接続する接続部182を有している。
前記嵌入溝181は、前記第1部材16の第2接触部164部分が入り、側面の接触部186と安定した接続が得られればよく、大きさ・形状は第2接触部164部分の形状に沿い、接続安定性や加工性や組立性等を考慮して適宜設計する。
前記係止手段184は、前記第1部材16の係合手段165と係合する部分であり、形状・大きさは安定した保持や保持力や加工性や組立性等を考慮して適宜設計する。本実施例では、第1部材16のランス形状に対応して、前記嵌入溝181より一段大きい溝状にしている。深さは安定した保持力を考慮して適宜設計している。
前記位置決め溝183は、後術する絶縁体20の位置決めピン204が入る部分であり、位置・大きさは、前記板状片162の中心に絶縁体20のピン部201がなるようにし、位置決めピン204の形状に沿うようにしている。
前記接続部182の位置は、接続対象物によって相違する。
バスバー40の場合には、端面になり、雌ねじ加工をした部分に雄ねじを螺着させることによりバスバー40を端面に押し付けることで接続を図っている。
ケーブルの場合には、孔を開けておき、該孔にケーブルの芯線を差込み半田付けや圧着等で固定することにより接続を図っている。
次に、絶縁体20について説明する。この絶縁体20は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形や切削によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。本実施例では射出成形によって製作されている。
前記絶縁体20は、略棒状をし、一端側にはピン部201を有し、他端側には前記第2部材18との位置決めの為の位置決めピン204を有し、該位置決めピン204のピン部201側に前記第1部材16と前記第2部材18とで挟持するフランジ202を有し、該フランジ202のピン部201側にテーパ部203を有している。
前記ピン部201は、円状に複数配置された前記板状片162の中央に位置することで、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止している。前記ピン部201の形状・大きさは、この役割が出来れば如何なるものでも良く、役割や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記テーパ部203は、前記ピン部201を補強する為の部分である。前記ピン部201の大きさ(太さ)のまま前記フランジ202までいっても役割は達成できるが、強度的に折れやすくなるので、補強の意味でテーパにし、徐々に大きさを大きくしている。
前記フランジ202は、前記第1部材16と前記第2部材18とで、挟持するための部分である。その大きさや形状は、前記第1部材16と前記第2部材18とで、挟持出来ればよく、保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記位置決めピン204は、前記第2部材18の位置決め溝183に入る部分であり、位置・大きさは、前記板状片162の中心に絶縁体20のピン部201がなるようにし、位置決め溝183の形状に沿うようにしている。
次に、ハウジング22について説明する。このハウジング22は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形や切削によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。本実施例では射出成形によって製作されている。
前記ハウジング22は、主に嵌合部221とフランジ部226とを有している。前記嵌合部221の内側には相手物が入る嵌合口5が形成され、該嵌合口5内には前記電源用コンタクト14が入る第1挿入部222と前記信号用コンタクト12が入る第2挿入部223が形成され、前記第1挿入部222には貫通した挿入溝224を有し、前記第2挿入部223には貫通した挿入孔225を有している。
前記嵌合部221及び前記嵌合口5は、相手物が入る(嵌合できる)ように適宜設計され、本実施例では相手コネクタ60と嵌合出来るようにしている。つまり、相手コネクタ60の形状に沿い、安定した接続が得られるようにしている。
前記第1挿入部222と前記挿入溝224は、前記電源用コンタクト14が保持され、相手電源コンタクトと接続できるように適宜設計されている。前記挿入溝224内には、前記電源用コンタクト14の第1部材16の第1接触部163が配列・保持されている。本実施例では、第1接触部163が先端に有する板状片162に分割され、略円筒形に配置され、対向する前記第1接触部163間に、前記絶縁体20を装着することによりφ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止している。本実施例では、前記挿入孔224は3本設けているが、本数については用途等により、2本でも4本でも良い。
前記第2挿入部223と前記挿入孔225は、前記信号用コンタクト12が保持され、相手信号コンタクトと接続できるように適宜設計されている。本実施例では、前記挿入孔225は2本設けられ、2本が1対になるように配置されている。本数については、用途等により、1本でも、3本1対でも、4本1対でも良い。場合によっては、電源用コンタクト14のみの場合もある。
次に、前記信号用コンタクト12について説明する。該信号用コンタクト12は、金属製であり、公知技術のプレス加工や切削加工によって製作されている。前記信号用コンタクト12の材質としては、バネ性や導電性や寸法安定性などが要求されるので、ベリリウム銅やリン青銅やその他の各種銅合金等を挙げることができる。
前記信号用コンタクト12には、少なくとも相手物と接触する接触部122と接続対象物と接続する接続部125を有している。本実施例では、前記信号用コンタクト12は2本設けられ、2本が1対になるように配置され、2本1対が2箇所に配置され、前記信号用コンタクト12が計4本配置されている。本数については、用途等により、1本でも、3本1対でも、4本1対でも良い。場合によっては、電源用コンタクト14のみの場合もある。
前記接触部122は、相手信号コンタクト66と接触する部分であり、接触できる構造に適宜設計している。本実施例では、ソケット構造にし、スリット123で4枚の接触片121に分割し、相手信号コンタクト66が4枚の接触片121内に挿入することで接触できる構造にしている。
前記接続部125は、接続対象物と接続する部分であり、本実施例では、孔を設けて該孔にケーブルの芯線を挿入して、ケーブル42と圧着によって、接続している。安定して接続できれば、圧着以外の如何なるものであってもよい。
前記接触部122と前記接続部123のほぼ中間には、固定の位置決めの為の鍔部124が形成されている。前記信号用コンタクト12を、前記ハウジング22の挿入孔225に挿入した際に位置決めを行うものである。前記ハウジング22の挿入孔225内に段部が形成され、突き当たる構造になっている。
前記信号用コンタクト12は、本実施例においては、ケーブル42接続側より第2エンドカバー26を前記ハウジング22に保持することにより、前記ハウジング22と前記第2エンドカバーとで挟み込むことで保持している。保持方法としては、安定した接続が出来き、かつ、保持出来れば如何なるものであっても良い。例えば、圧入や引っ掛け(ランス構造)や溶着等であっても良い。
次に、第1エンドカバー24について説明する。この第1エンドカバー24は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形や切削によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。本実施例では射出成形によって製作されている。
前記第1エンドカバー24は、前記電源用コンタクト14(第1部材16と第2部材18)を前記ハウジング22の第1挿入部222の挿入溝224内に保持する為のものである。前記第1エンドカバー24には、前記第1挿入部221が入る装着穴242を有する装着部241と、前記ハウジング22と係合する係合部243を有する保持部245と、前記バスバー40を位置決めする為の位置決め凸部244を有している。
前記装着穴242の形状・大きさは、前記ハウジング22の第1挿入部221の形状に沿い、前記電源用コンタクト14の接続信頼性や保持力等を考慮して適宜設計されている。
前記係合部243は、前記ハウジング22と係合することで、前記電源用コンタクト14を保持する為のものである。本実施例では、引っ掛け構造にしているが、接続安定性や保持力等を満足すれば如何なる構造であってもよい。圧入や溶着やネジ止め等が挙げられる。
前記位置決め凸部244は、前記バスバー40の切り欠け等と係合することにより、前記バスバー40の方向性を定めるものである。前記位置決め凸部244の形状・大きさは、この役割や保持力や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、第2エンドカバー26について説明する。この第2エンドカバー26は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形や切削によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。本実施例では射出成形によって製作されている。
前記第2エンドカバー26は、前記信号用コンタクト12を前記ハウジング22の第2挿入部223の挿入孔225内に保持する為のものである。前記第2エンドカバー26には、前記第2挿入部223が入る挿入穴263を有する装着部262と、前記ハウジング22と係合する係合部264を有する本体部261とを有している。
前記挿入穴263の形状・大きさは、前記ハウジング22の第2挿入部223の形状に沿い、前記信号用コンタクト12の接続信頼性や保持力等を考慮して適宜設計されている。本実施例では、2本1対に前記信号用コンタクト12がなっているので、前記挿入穴263は2つ設けられている。
前記係合部264は、前記ハウジング22と係合することで、前記信号用コンタクト12を保持する為のものである。本実施例では、引っ掛け構造にしているが、接続安定性や保持力等を満足すれば如何なる構造であってもよい。圧入や溶着やネジ止め等が挙げられる。
最後に、本発明の感電防止構造について説明する。本発明の感電防止構造とは、電気絶縁性のハウジング22の挿入溝224内に、配置された電源用コンタクト14の接触部163と前記挿入溝224との間及び前記接触部163同士の間に、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する棒状の絶縁体部材20を配置するようにしたものである。
本発明の活用例としては、電動車両やハイブリッド車両等の車載機器や電気機器や電子機器等に使用されるコネクタに活用され、特に、簡単な構造で、電源用コンタクトを使用する感電防止構造及び該構造を用いたコネクタに関するものである。
5 嵌合口
10 コネクタ
12 信号用コンタクト
121 接触片
122 接触部
123 スリット
124 鍔部
125 接続部
14 電源用コンタクト
16 第1部材
161 本体
162 板状片
163 第1接触部
164 第2接触部
165 係合手段
18 第2部材
181 嵌入溝
182 接続部
183 位置決め溝
184 係止手段
185 鍔
186 接触部
20 絶縁体
201 ピン部
202 フランジ
203 テーパ部
204 位置決めピン
22 ハウジング
221 嵌合部
222 第1挿入部
223 第2挿入部
224 挿入溝
225 挿入孔
226 フランジ部
227 孔
24 第1エンドカバー
241 装着部
242 装着穴
243 係合部
244 位置決め凸部
245 保持部
26 第2エンドカバー
261 本体部
262 装着部
263 挿入穴
264 係合部
40 バスバー
42 ケーブル
60 相手コネクタ
62 相手ハウジング
621 相手電源コンタクト挿入孔
622 相手信号コンタクト挿入孔
64 相手電源コンタクト
66 相手信号コンタクト
68 カバー
70 取手

Claims (9)

  1. 相手物と接触する接触部と前記接続対象物に接続される接続部とを有する所要数の電源用コンタクトと、
    該電源用コンタクトが保持・配列されるとともに前記相手物が入る挿入溝を有するハウジングとを、少なくとも備え、
    前記電源用コンタクトは、前記接触部を有する第1部材と前記接続部を有する第2部材とに分割され、
    前記電源用コンタクトの接触部は、前記挿入溝内に所要数配置され、
    前記所要数の電源用コンタクトの接触部が配置された前記挿入溝内に、φ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する棒状の絶縁体部材を配置し、
    該絶縁体部材の底部を、前記第1部材と前記第2部材との間で挟持・保持し、前記挿入溝内に体の一部が入らないことで感電防止をすることを特徴とする感電防止構造。
  2. 前記第1部材の前記第2部材側に係合手段を有し、前記第2部材に前記係合手段と係合する係止手段を有することを特徴とする請求項1記載の感電防止構造。
  3. 前記絶縁体部材の前記第2部材側を、円盤状のフランジを有することを特徴とする請求項1または2記載の感電防止構造。
  4. 相手物が着脱されるとともに接続対象物に接続されるコネクタであって、
    前記相手物と接触する接触部と前記接続対象物に接続される接続部とを有する所要数の電源用コンタクトと、
    該電源用コンタクトが保持・配列されるとともに前記相手物が入る挿入溝を有し、前記相手物が嵌合する嵌合部を有するハウジングとを、少なくとも備えるコネクタにおいて、
    前記電源用コンタクトは、前記接触部を有する第1部材と前記接続部を有する第2部材とに分割され、
    前記電源用コンタクトの接触部は、前記挿入溝に沿うように板状片として複数配置され、
    複数の前記板状片の接触部とのほぼ中央部分に、棒状の絶縁体部材を配置し、
    該絶縁体の底部を、前記第1部材と前記第2部材との間で挟持・保持し、前記挿入溝内に体の一部が入らないことで感電防止をすることを特徴とするコネクタ。
  5. 前記挿入溝にφ12mm以上の円柱形状の物の挿入を防止する前記棒状の絶縁体部材を配置することを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記第1部材の前記第2部材側に係合手段を有し、前記第2部材に前記係合手段と係合する係止手段を有することを特徴とする請求項4または5記載のコネクタ。
  7. 前記絶縁体部材の前記第2部材側を、円盤状のフランジを有することを特徴とする請求項4または5、6記載のコネクタ。
  8. 前記第1部材の前記第2部材側に、前記第2部材との接触手段を有することを特徴とする請求項7記載のコネクタ。
  9. さらに、前記相手物と接触する接触部とケーブルに接続する接続部とを有する信号用コンタクトを備えることを特徴とする請求項5〜8項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
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