JP2017221056A - 電動車両の制御方法、及び、制御装置 - Google Patents

電動車両の制御方法、及び、制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017221056A
JP2017221056A JP2016115288A JP2016115288A JP2017221056A JP 2017221056 A JP2017221056 A JP 2017221056A JP 2016115288 A JP2016115288 A JP 2016115288A JP 2016115288 A JP2016115288 A JP 2016115288A JP 2017221056 A JP2017221056 A JP 2017221056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command value
torque command
motor torque
motor
drive shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016115288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6819081B2 (ja
Inventor
翔 大野
Sho Ono
翔 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2016115288A priority Critical patent/JP6819081B2/ja
Publication of JP2017221056A publication Critical patent/JP2017221056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6819081B2 publication Critical patent/JP6819081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】不感帯区間における急峻なトルク変化に伴い発生する音や振動を抑制する。【解決手段】車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御方法であって、モータトルクが車両の駆動軸トルクに伝達されない不感帯区間を有する車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減するフィルタリング処理をモータトルク指令値に施すトルク指令値演算工程と、モータトルク指令値にフィルタリング処理が施されることによって求められるトルク指令値に基づいてモータトルクを制御するモータトルク制御工程と、を含む。トルク指令値演算工程では、不感帯区間におけるモータトルク指令値の変化率を所定の上限値に制限するレートリミッタ処理を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、電動車両の制御方法、及び、制御装置に関する。
特許文献1は、車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する制御装置を開示している。この制御装置では、モータトルクが車両の駆動軸に伝達されない不感帯区間を有する車両において、当該車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減するフィルタリング処理をモータトルク指令値に施し、フィルタリング処理後の最終トルク指令値に従ってモータトルクを制御している。
これにより、コーストや減速からの加速時でも不感帯区間を有する車両の駆動力伝達系の固有振動周波数成分を低減することができ、駆動軸トルクの振動を抑制することができる。従って、ギヤショックや不快な振動を感じさせることなく、滑らかでありながら、レスポンスを損なうことのない加速性能を実現することができる。
特開2013−223373号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、上述の不感帯区間においては、モータへのトルク指令値の変化率に応じて駆動モータトルクが決定される。このため、コーストや減速から緩やかに加速する場合は、ギヤが噛み合うタイミングで駆動モータトルクがトルク指令値に追従するように働くため、ギヤが離れてから再び噛み合う際のショックを抑制することができる。
しかしながら、コーストや減速から速やかに加速するような場合は、トルク指令値の変化率が大きいため、不感帯区間でのトルクの変化量が比較的大きくなる。その際、急峻なトルク変化に伴って、音や振動が発生する場合があり問題となる。
本発明は、コーストや減速から速やかに加速するようなシーンでも、急峻なトルク変化に伴い発生する音や振動を抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様における電動車両の制御方法は、車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御方法であって、モータトルクが車両の駆動軸トルクに伝達されない不感帯区間を有する車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減するフィルタリング処理をモータトルク指令値に施すトルク指令値演算工程と、モータトルク指令値にフィルタリング処理が施されることによって求められるトルク指令値に従ってモータトルクを制御するモータトルク制御工程と、を含む。トルク指令値演算工程では、不感帯区間におけるモータトルク指令値の変化率を所定の上限値に制限するレートリミッタ処理を行う。
本発明によれば、不感帯区間でのトルク変化量を所定の上限値に制限できるため、コーストや減速から速やかに加速するようなシーンでも、急峻なトルク変化に伴い発生する音や振動を抑制することができる。
図1は、第1実施形態における制御装置を備えた電動車両の主要構成を示すブロック図である。 図2は、電動モータコントローラによって行われる処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、アクセル開度−トルクテーブルの一例を示す図である。 図4は、目標トルク指令値Tm*に基づいて、最終トルク指令値Tmf*を設定する制振制御演算処理を行う制御ブロック図の一例である。 図5は、車両の駆動力伝達系をモデル化した図である。 図6は、制振制御FF演算部のブロック図の一例である。 図7は、制振制御FB演算部のブロック図の一例である。 図8は、伝達関数H(s)の周波数特性を示す図である。 図9は、第2実施形態における制振制御FF演算部のブロック図の一例である。 図10は、第1実施形態および第2実施形態の制御装置を電動車両に適用した際の制御結果の一例と従来例に係る制御結果とを示したタイムチャートである。
−第1実施形態−
図1は、第1実施形態における制御装置を備えた電動車両の主要構成を示すブロック図である。なお、電動車両とは、車両の駆動源の一部または全部として電動モータを備え、電動モータの駆動力により走行可能な自動車のことであり、電気自動車や、ハイブリッド自動車が含まれる。
電動モータコントローラ2には、車速V、アクセル開度θ、電動モータ4の回転子位相α、電動モータ4の電流iu、iv、iw等の車両状態を示す信号がデジタル信号として入力される。電動モータコントローラ2は、入力された信号に基づいて電動モータ4を制御するためのPWM信号を生成する。また、生成したPWM信号に応じてインバータ3の駆動信号を生成する。
インバータ3は、相ごとに備えられた2個のスイッチング素子(例えば、IGBTやMOS−FET等のパワー半導体素子)をオン/オフすることにより、バッテリ1から供給される直流の電流を交流に変換し、電動モータ4に所望の電流を流す。
電動モータ(三相交流モータ)4は、インバータ3から供給される交流電流により駆動力を発生し、減速機5および駆動軸8を介して、左右の駆動輪9a、9bに駆動力を伝達する。また、電動モータ4は、車両の走行時に駆動輪9a、9bに連れ回されて回転するときに、回生駆動力を発生させることで、車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。この場合、インバータ3は、電動モータ4の回生運転時に発生する交流電流を直流電流に変換して、バッテリ1に供給する。
電流センサ7は、電動モータ4に流れる3相交流電流iu、iv、iwを検出する。ただし、3相交流電流iu、iv、iwの和は0であるため、任意の2相の電流を検出して、残りの1相の電流は演算により求めてもよい。
回転センサ6は、例えば、レゾルバやエンコーダであり、電動モータ4の回転子位相αを検出する。
図2は、電動モータコントローラ2によって行われる処理の流れを示すフローチャートである。ステップS201からステップS206に係る処理は、車両システムが起動している間、一定の間隔で常時実行される。
ステップS201では、車両状態を示す信号が電動モータコントローラ2に入力される。ここでは、車速V(km/h)、アクセル開度θ(%)、電動モータ4の回転子位相α(rad)、電動モータ4の回転速度Nm(rpm)、電動モータ4に流れる三相交流電流iu、iv、iw、および、バッテリ1の直流電圧値Vdc(V)が入力される。
車速V(km/h)は、図示しない車速センサや、他のコントローラより通信にて取得される。または、電動モータコントローラ2は、回転子機械角速度ωmにタイヤ動半径rを乗算し、ファイナルギヤのギヤ比で除算することにより車速v(m/s)を求め、3600/1000を乗算することで単位変換して、車速V(km/h)を求める。
電動モータコントローラ2は、アクセル開度θ(%)を、図示しないアクセル開度センサから取得する。なお、アクセル開度θ(%)は、図示しない車両コントローラ等の他のコントローラから取得するようにしても良い。
電動モータ4の回転子位相α(rad)は、回転センサ6から取得される。電動モータ4の回転速度Nm(rpm)は、回転子角速度ω(電気角)を電動モータの極対数pで除算して、電動モータ4の機械的な角速度であるモータ回転速度ωm(rad/s)を求め、求めたモータ回転速度ωmに60/(2π)を乗算することによって求められる。回転子角速度ωは、回転子位相αを微分することによって求められる。
電動モータ4に流れる電流iu、iv、iw(A)は、電流センサ7から取得される。
直流電流値Vdc(V)は、バッテリ1とインバータ3間の直流電源ラインに設けられた電圧センサ(不図示)により検出する。なお、直流電圧値Vdc(V)は、バッテリコントローラ(不図示)から送信される信号により検出するようにしてもよい。
ステップS202では、モータコントローラ2が基本目標トルクとしての目標トルク指令値Tm*を設定する。具体的には、電動モータコントローラ2は、ステップS201で入力されたアクセル開度θ及び車速Vに基づいて、図3に示すアクセル開度−トルクテーブルを参照することにより、目標トルク指令値Tm*を設定する。ただし、図示したアクセル開度−トルクテーブルは一例であり、図3に示すものに限定されるものではない。
ステップS203では、モータコントローラ2において、制振制御演算部400(図4参照)が制振制御演算処理を行う。具体的には、制振制御演算部400は、ステップS202で設定された目標トルク指令値Tm*と、モータ回転速度ωmとに基づいて、駆動軸トルクを無駄にすることなく、駆動力伝達系振動(駆動軸8のねじり振動など)を抑制する制振制御後の最終トルク目標値Tmf*を算出する。制振制御演算処理の詳細については後述する。
ステップS204では、モータコントローラ2において、電流指令値演算部403(図4参照)が電流指令値算出処理を行う。具体的には、電流指令値演算部403は、ステップS203で算出された最終トルク目標値Tmf*に加え、モータ回転速度ωmや直流電圧値Vdcに基づいて、d軸電流目標値id*、q軸電流目標値iq*を求める。例えば、トルク指令値、モータ回転速度、及び、直流電圧値と、d軸電流目標値及びq軸電流目標値との関係を定めたテーブルを予め用意しておいて、このテーブルを参照することにより、d軸電流目標値id*及びq軸電流目標値iq*が求められる。
ステップS205では、電動モータコントローラ2において、電流制御演算部404(図4参照)が電流制御演算処理を行う。具体的には、電流制御演算部404は、d軸電流id及びq軸電流iqをそれぞれ、ステップS204で求めたd軸電流目標値id*及びq軸電流目標値iq*と一致させるための電流制御を行う。このため、まず初めに、ステップS201で入力された三相交流電流値iu、iv、iwと、電動モータ4の回転子位相αに基づいて、d軸電流id及びq軸電流iqを求める。続いて、d軸、q軸電流指令値id*、iq*と、d軸、q軸電流id、iqとの偏差から、d軸、q軸電圧指令値vd、vqを算出する。なお、ここでは、算出したd軸、q軸電圧指令値vd、vqに対して非干渉制御を加える場合もある。
次に、d軸、q軸電圧指令値vd、vqと、電動モータ4の回転子位相αから、三相交流電圧指令値vu、vv、vwを求める。そして、求めた三相交流電圧指令値vu、vv、vwと、電流電圧値Vdcから、PWM信号tu(%)、tv(%)、tw(%)を求める。このようにして求めたPWM信号tu、tv、twにより、インバータ3のスイッチング素子を開閉することによって、電動モータ4を目標トルク指令値Tm*で指示された所望のトルクで駆動することができる。
<制振制御演算処理>
以下では、前述のステップS203において実行される制振制御演算処理の詳細を説明する。
図4は、本実施形態の電動車両の制御装置において、目標トルク指令値Tm*に対して制振制御処理を行い、最終トルク目標値Tmf*を設定する制御ブロック図の一例である。最終トルク目標値Tmf*を設定する制振制御演算部400は、制振制御フィードフォワード演算部401(以下、制振制御FF演算部401と呼ぶ)と、制振制御フィードバック演算部402(以下、制振制御FB演算部402と呼ぶ)と、加算器43とを備える。
制振制御FF演算部401は、目標トルク指令値Tm*が入力され、駆動軸8における捻れ振動を抑制するためのフィルタリング処理(後述)を行うことで、第一のトルク指令値Tm1*(フィルタ処理後指令値)を出力するものである。また、駆動力伝達系が不感帯区間にあるとき、制振制御FF演算部401で算出される第一のトルク指令値Tm1*の変化率が所定の上限値で制限される。これにより、目標トルク指令値の急峻な変化に伴い発生する音や振動を抑制することができる。
制振制御FB演算部402は、制振制御FF演算部401で算出されたモータ回転速度推定値とモータ角速度検出値ωmに基づいて、外乱やモデル誤差を考慮した第二のトルク指令値Tm2*を算出する。
加算器43は、第一のトルク指令値Tm1*と第二のトルク指令値Tm2*とを加算して最終トルク指令値Tmf*を出力する。
制振制御FF演算部401で行われるフィードフォワード演算処理について説明する。図5は、車両の駆動力伝達系をモデル化した図であり、同図における各パラメータは以下に示す通りである。
Jm:モータイナーシャ
Jw:駆動輪イナーシャ(1軸分)
M:車両の質量
Kd:駆動軸のねじり剛性
Kt:タイヤと路面の摩擦に関する係数
al:オーバーオールギヤ比
r:タイヤ荷重半径
ωm:モータ角速度
ωw:駆動輪角速度
Tm:モータトルク
Td:駆動軸トルク
F:駆動力(2軸分)
V:車体速度
θ:駆動軸のねじり角
バックラッシュによる不感帯を線形関数と飽和関数の差分で表現すると、図5より以下の運動方程式(5)〜(10)を導くことができる。
Figure 2017221056
Figure 2017221056
Figure 2017221056
Figure 2017221056
Figure 2017221056
Figure 2017221056
ただし、式(4)におけるSt(θ)は、飽和関数であり、次式(7)により定義される。
Figure 2017221056
式(7)中のθBLは、モータ4から駆動軸8までのオーバーオールのギヤバックラッシュ量である。
式(1)〜(5)より、目標トルク指令値Tm*から駆動軸ねじり角までの伝達特性は、次式(8)〜(10)で表せる。
Figure 2017221056
Figure 2017221056
Figure 2017221056
ただし、式(9)、(10)中のp1、p0、a3、a2、a1、a0はそれぞれ、次式(11)により表される。また、ζpは駆動トルク伝達系の減衰係数であり、ωpは駆動トルク伝達系の固有振動周波数である。
Figure 2017221056
従って、駆動軸8の駆動軸トルクTd(トルク応答)は、式(4)、(8)より、次式(12)で表される。
Figure 2017221056
以下、車両へのモータトルク入力に対するモータ回転速度の伝達特性を示す線形プラントモデルGp(s)、モータ回転速度のバックラッシュ補償分を算出する伝達関数Gps(s)について説明する。
式(1)〜(5)をラプラス変換して、トルク指令値からモータ角速度までの伝達特性を求めると、次式(13)〜(15)で表せる。
Figure 2017221056
Figure 2017221056
Figure 2017221056
ただし、式(14)、(15)中のb3、b2、b1、b0、c2、c1はそれぞれ次式(16)で表される。
Figure 2017221056
式(14)を整理すると、Gp(s)は、次式(17)のように表すことができる。一般的な車両では、式(17)の伝達関数の極と零点を調べると、1つの極と1つの零点は極めて近い値を示す。これは、式(17)のαとβが極めて近い値を示すことに相当する。ここで、ζpとωpはそれぞれ、駆動軸ねじり振動系の減衰係数と固有振動周波数である。
Figure 2017221056
従って、式(17)における極零相殺(α=βと近似)を行うことにより、次式(18)に示すように、(2次)/(3次)の伝達特性Gp(s)を構成する。
Figure 2017221056
ここで、駆動軸トルクの規範応答は、次式(19)、(20)により定義される。
Figure 2017221056
Figure 2017221056
ただし、ζm1とωm1はそれぞれ規範モデルの減衰係数と固有振動周波数である。
駆動軸トルクTdとモータトルクTmが一致するようなトルク指令値を求めると、次式(21)、(22)となる。
Figure 2017221056
Figure 2017221056
また、式(8)に式(21)を代入すると、次式(23)となる。
Figure 2017221056
上記式(21)〜(23)により、制振制御FF演算部401のブロック図は、図6で表される。すなわち、制振制御FF演算部401は、車両のトルク伝達の固有振動周波数成分を低減する線形フィルタ601(GINV(s))と、駆動軸ねじり角を演算するねじり角算出フィルタ602(Gtm(s))と、上下限値がSt(θ)で定義される飽和関数603(リミッタ)と、駆動軸ねじり角の位相ずれを補償する補償フィルタ604(Fs(s))と、不感帯区間の補正トルク(補償フィルタ604の出力)の変化率の上限を制限するレートリミット605と、加算器66、67と、減算器68とを備える。
加算器66は、目標トルク指令値Tm*と、レートリミット605の出力とを加算する。
レートリミット605は、制振制御FF演算部401において、不感帯区間における補正トルクの変化率(傾き)の上限値を制限する。これにより、コーストや減速から速やかに加速するようなトルクの変化率が大きい場面で、当該変化率が所定の上限値に制限されるので、急峻なトルク変化に伴って発生する音や振動を抑制することができる。
レートリミット605において制限される補正トルクの変化率上限値には、予め実験やシミュレーションにより求められた値であって、トルクの応答性を悪化させない範囲で、音や振動の発生要因となる急峻なトルク変化を抑制することができる値が設定される。
ねじり角算出フィルタ602は、加算器66の加算結果に基づいて、駆動軸のねじり角θを演算結果として出力する。
飽和関数603は、ねじり角算出フィルタ602から出力される駆動軸のねじり角θが所定の上限値を超えている場合には、所定の上限値となるように制限するとともに、駆動軸のねじり角θが所定の下限値を下回っている場合には、所定の下限値となるように制限する。
補償フィルタ604は、飽和関数603で上下限値が制限された後の駆動軸捻り角のリミッタ値St(θ)に対して、駆動軸捻り角の車輪イナーシャとタイヤ摩擦力等による位相ずれを補償する。
加算器67は、目標トルク指令値Tm*と、レートリミット605の出力とを加算する。
線形フィルタ601は、加算器67の加算結果に対して、車両のトルク伝達の固有振動周波数成分を低減する。
減算器68は、線形フィルタ601の出力と、補償フィルタ604の出力との偏差を算出し、算出した値を第1のトルク目標値Tm1として出力する。
これにより、車両の駆動力伝達系が不感帯区間にいるか、不感帯区間以外の領域にいるかを判断する等の複雑な演算(初期化、条件設定、切替など)を要することなく、不感帯区間におけるトルクの変化率を所定の上限値に制限することができる。
続いて、制振制御FB演算部402で行われるフィードバック演算処理について説明する。
図7は、本実施形態の電動車両の制御装置のモータコントローラ2を構成する制振制御FB演算部402と、制振制御FF演算部401と、モータ回転速度推定値演算部701と、制御系遅れ時間調整器702のブロック図である。
制振制御FF演算部401は、図6を用いて上述した通りである。
モータ回転速度推定値演算部701は、減算器71、73と、比例要素72(Kd/Nal)と、積分要素74(1/(Jm)s)とから構成される。
減算器71は、捻れ角算出フィルタ602の出力(θ)と、飽和関数603の出力(St(θ))との差分を算出する。減算器73は、第一のトルク指令値Tm1*と、比例要素72(Kd/Nal)を介した減算器71の出力との差分を算出する。そして、積分要素74は、減算器71の出力を積分することによりモータ角速度推定値を算出する。
制御系遅れ要素702は、制御系の遅れ要素を考慮し、入力されるモータ角速度推定値を所定時間遅らせて、制振制御FB演算部402に出力する。制御系の遅れの要素としては、フィードバックループ内の制御演算における遅れ要素である制御演算時間遅れe-L1s、及びセンサ検出及びその処理に伴う遅れであるセンサ信号処理時間e-L2sがある。また、また、目標トルク指令値Tm*に対して実際にモータトルクが発生するまでのモータ応答遅れGa(s)が存在する。よって、制御系遅れ要素702は、モータ角速度推定値に加味する処理遅れ要素75(e-(L1+L2)s)と、その出力に加味してモータ角速度推定値ωm^を出力する応答遅れ要素76(Ga(s))を備える。
ここで、L1、L2は、それぞれ制御演算時間、センサ信号処理時間である。またモータ応答遅れGa(s)は次式(24)で表される。
Figure 2017221056
ここで、τaはモータ応答時定数である。なお、モータ角速度推定値ωm^の算出において、制御演算時間遅れe-L1s、モータ応答遅れGa(s)、センサ信号処理時間e-L2sのうち、誤差として無視できるほど小さいものが有る場合は、それを省略してもよい。
制振制御FB演算部402は、制御対象の伝達特性要素703(Gp(s)=Gt(s))と、伝達特性要素703の逆特性とバンドバスフィルタH(s)とから構成される逆特性フィルタ704(H(s)/Gp(s))と、加算器77と、減算器78と、を備える。
伝達特性要素703は、式(13)に基づき構成される。伝達特性要素703は、逆特性フィルタ704から出力される第2のトルク指令値Tm2*を入力とし、第2のトルク指令値Tm2*に対するモータ回転速度推定値を算出し、算出した値を加算器77に出力する
加算器77は、モータ回転速度推定値演算部701から出力され、制御系遅れ時間調整器702を介して入力されるモータ回転速度推定値ωm^と、伝達特性要素703の出力とを足し合わせて最終モータ角速度推定値を算出する。
減算器78は、最終モータ角速度推定値とモータ角速度検出値ωmの偏差を算出する。そして、減算器78で算出された値が逆特性フィルタ704に入力されることで、第二のトルク指令値Tm2*が算出される。
算出された第2のトルク指令値Tm2*は、加算器43に入力され、第1のトルク指令値Tm1*と足し合わされて、最終トルク指令値Tmf*が算出される。
図8は、逆特性フィルタ704を構成するバンドパスフィルタH(s)の周波数特性を示す図である。次に、バンドパスフィルタH(s)について説明する。バンドパスフィルタH(S)は、振動のみを低減するフィードバック要素となる。この際、図8に示すようにフィルタの特性を設定すると、最も大きな効果を得ることができる。即ち、バンドパスフィルタH(s)は、ローパス側、及びハイパス側の減衰特性が略一致し、かつ、駆動系の捻れ共振周波数が、対数軸(Logスケール)上で、通過帯域の中央部近傍となるように設定されている。そして、例えばH(s)を1次のハイパスフィルタと1次のローパスフィルタで構成する場合、周波数fpを駆動系の捻れ共振周波数とし、fLCを低周波側遮断周波数、fHCを高周波側遮断周波数、kを任意の値として(25)式のように構成する。
Figure 2017221056
ただし、τL=1/(2πfHC)、fHC=k・fp、τH=1/(2πfLC)、fLC=fp/kである。
以上が、第1実施形態の電動車両の制御装置における制振制御演算処理の詳細である。ここで、本実施形態の電動車両の制御装置による制御結果について、図10を参照して説明する。
図10は、第1実施形態、後述する第2実施形態の電動車両の制御装置による制御結果、および、従来技術による制御結果との比較図である。図中、上から順に、目標トルク指令値、最終トルク指令値、駆動軸トルク、モータ回転速度の波形をそれぞれ示している。
図10で示されるのは、車両が、回生トルクにより減速している状態から目標トルク指令値Tm*を急峻な傾きで増加させて加速するシーンにおける制御結果である。
従来技術(a)では、目標トルク指令値が急峻な傾きで増加し始めた後、駆動軸トルクが負からゼロとなる時刻t1からt2まで、バックラッシュの影響により不感帯区間となる。不感帯区間においては、目標トルク指令値の変化率に応じてモータトルクが決定されるため、急峻な傾きで増加した目標トルク指令値に追従してモータ回転速度が急激に増加する。その結果、不感帯を脱して再びギヤが噛み合う時刻t2で、音や振動が発生してしまう。
これに対して、第1実施形態の電動車両の制御装置(b)では、目標トルク指令値が急峻な傾きで増加し始めた後、時刻t3からt4まで、バックラッシュの影響により不感帯区間となる。しかしながら、従来技術に対してレートリミット605が追加されているため、最終トルク指令値の急峻な変化を制限することができている。このため、不感帯区間におけるモータ回転速度の増加傾きが小さくなっている。その結果、不感帯区間を脱する際、従来に比べて緩やかにギヤが噛み合うので、時刻t4で発生する音や振動を軽減することができる。
以上、第1実施形態の電動車両の制御装置は、車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御方法を実現する制御装置であって、モータトルクが車両の駆動軸トルクに伝達されない不感帯区間を有する車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減するフィルタリング処理をモータトルク指令値に施すトルク指令値演算手段と、モータトルク指令値にフィルタリング処理(601)が施されることによって求められる第1のトルク指令値に基づいてモータトルクを制御するモータトルク制御手段と、を備える。トルク指令値演算手段は、不感帯区間におけるモータトルク指令値の変化率を所定の上限値に制限するレートリミッタ処理を行う。これにより、不感帯区間における最終トルク指令値の急峻な変化を抑制することができるので、急峻なトルク変化に伴って発生する音や振動を抑制することができる。
また、第1実施形態の電動車両の制御装置によれば、フィルタリング処理は、車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減する線形フィルタ601を用いて実行される。また、トルク指令値演算工程では、フィルタリング処理(線形フィルタ601)と、モータトルク指令値に基づいて駆動軸ねじり角を算出する駆動軸ねじり角算出処理(ねじり角算出フィルタ602)と、算出した前記駆動軸ねじり角に上下限値のリミットを与えるねじり角上下限リミッタ処理(飽和関数603(St(リミッタ)))と、ねじり角上下限リミッタ処理が施された前記駆動軸ねじり角の位相ずれを補償する位相ずれ補償処理(補償フィルタ604(Fs(s)))と、位相ずれが補償された駆動軸ねじり角に施されるレートリミッタ処理(レートリミット605)と、が実行される。これにより、複雑な演算(初期化、条件判定、切替など)を実施することなく、不感帯区間における急峻なトルク変化に伴って発生する音や振動を抑制することができる。
−第2実施形態−
図9は、第2実施形態の電動車両の制御装置において、第1のトルク指令値Tm1*を算出する処理を行う制御ブロック図の一例である。
第1のトルク指令値Tm1*を算出する制振制御FF演算部401は、車両のトルク伝達の固有振動周波数成分を低減する線形フィルタ601(GINV(s))と、駆動軸ねじり角を演算するねじり角算出フィルタ602(Gtm(s))と、上下限値がSt(θ)で定義される飽和関数603(St(リミッタ))と、駆動軸ねじり角の位相ずれを補償する補償フィルタ604(Fs(s))と、不感帯区間におけるモータトルク応答を不感帯区間以外に対して早める応答促進フィルタ906(GINV2(s))と、不感帯区間の補正トルク(補償フィルタ604の出力)の変化率の上限を制限するレートリミット605と、加算器66、67と、減算器68とを備える。なお、図6に示す構成(第1実施形態)と同じ構成の制御ブロックについては、同一の符号を付して詳しい発明は省略する。
図9に示す第2実施形態の制振制御FF演算部401は、図4で示した制振制御FF演算部401とは、応答促進フィルタ906がレートリミット605の前段に配置されている点が主に異なる。応答促進フィルタ906は、不感帯区間と、不感帯区間以外のモータトルク応答とを個別に設定することができる。
応答促進フィルタ906は、次式で表される。
Figure 2017221056
ここで、ζm2とωm2は、駆動力伝達系がバックラッシュ区間(不感帯区間)以外の区間にあるときを想定した第二の規範モデルの減衰係数と固有振動周波数である。
本実施形態の制振制御FF演算部401は、式(24)で表される応答促進フィルタ906(GINV2(s))を備えることにより、不感帯区間のモータトルク応答を不感帯区間以外に対して早めることができる。
また、応答促進フィルタ906(GINV2(s))の後段に配置されるレートリミット605は、不感帯区間の補正トルク(応答促進フィルタ906GINV2(s)の出力)の変化率(傾き)の上限値を制限する。本実施形態のレートリミット605において制限される変化率上限値には、予め実験やシミュレーションにより定められた値であって、応答促進フィルタ906による応答促進効果を低減させない範囲で、音や振動の発生要因となる急峻なトルク変化を抑制することができる値が設定される。
これにより、不感帯区間のモータトルク応答を不感帯区間以外に対して早めることができ、且つ、不感帯区間において音や振動の発生要因となる急峻なトルク変化を抑制することができる。
第2実施形態の電動車両の制御装置による制御結果について、図10を参照して説明する。
図10は、前述の第1実施形態、および、第2実施形態の電動車両の制御装置による制御結果と、従来技術による制御結果との比較図である。図中、上から順に、目標トルク指令値、最終トルク指令値、駆動軸トルク、モータ回転速度の波形をそれぞれ示している。
図10で示されるのは、車両が、回生トルクにより減速している状態から目標トルク指令値Tm*を急峻な傾きで増加させて加速するシーンにおける制御結果である。
従来技術(a)では、目標トルク指令値が急峻な傾きで増加し始めた後、駆動軸トルクが負からゼロとなる時刻t1からバックラッシュの影響により不感帯区間となる。不感帯区間においては、目標トルク指令値の変化率に応じてモータトルクが決定されるため、モータ回転速度が急激に増加する。その結果、不感帯を脱して再びギヤが噛み合う時刻t2で、音や振動が発生してしまう。
これに対して、第2実施形態の電動車両の制御装置(c)では、目標トルク指令値が急峻な傾きで増加し始めた後、時刻t5からt6まで、バックラッシュの影響により不感帯区間となる。しかしながら、従来技術に対して、応答促進フィルタ906、およびレートリミット605が追加されているため、不感帯区間の応答を速めつつ、最終トルク指令値の急峻な変化を制限することができている。このため、不感帯区間におけるモータ回転速度の増加傾きが小さくなっている。その結果、不感帯区間を脱する際、従来に比べて緩やかにギヤが噛み合うので、時刻t6で発生する音や振動を軽減することができる。
以上、第2実施形態の電動車両の制御装置によれば、フィルタリング処理は、車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減する線形フィルタ601を用いて実行される。トルク指令値演算工程では、フィルタリング処理(線形フィルタ601)と、モータトルク指令値に基づいて駆動軸ねじり角を算出する駆動軸ねじり角算出処理(ねじり角算出フィルタ602)と、算出した駆動軸ねじり角に上下限値のリミットを与えるねじり角上下限リミッタ処理(飽和関数603)と、ねじり角上下限リミッタ処理が施された駆動軸ねじり角の位相ずれを補償する位相ずれ補償処理(補償フィルタ604)と、位相ずれが補償された駆動軸ねじり角に施される、不感帯区間のモータトルク応答を不感帯区間以外の区間におけるモータトルク応答に対して早める応答促進処理と、レートリミッタ処理と、が実行され、レートリミッタ処理は、応答促進処理の後段で実行される。これにより、不感帯区間の応答を速める処理を実施した場合においても、駆動軸のねじり振動を抑制しつつ、不感帯区間における急峻なトルク変化に伴う音や振動を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
2…モータコントローラ(トルク指令値演算手段、モータトルク制御手段)
4…電動モータ
5…減速機
8…駆動軸

Claims (4)

  1. 車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御方法において、
    モータトルクが車両の駆動軸トルクに伝達されない不感帯区間を有する車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減するフィルタリング処理を前記モータトルク指令値に施すトルク指令値演算工程と、
    前記モータトルク指令値に前記フィルタリング処理が施されることによって求められるトルク指令値に基づいてモータトルクを制御するモータトルク制御工程と、を含み、
    前記トルク指令値演算工程では、前記不感帯区間における前記モータトルク指令値の変化率を所定の上限値に制限するレートリミッタ処理を行う、
    ことを特徴とする電動車両の制御方法。
  2. 前記フィルタリング処理は、車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減する線形フィルタを用いて実行され、
    前記トルク指令値演算工程では、
    前記フィルタリング処理と、
    前記モータトルク指令値に基づいて駆動軸ねじり角を算出する駆動軸ねじり角算出処理と、
    算出した前記駆動軸ねじり角に上下限値のリミットを与えるねじり角上下限リミッタ処理と、
    前記ねじり角上下限リミッタ処理が施された前記駆動軸ねじり角の位相ずれを補償する位相ずれ補償処理と、
    位相ずれが補償された前記駆動軸ねじり角に施される前記レートリミッタ処理と、が実行される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両の制御方法。
  3. 前記フィルタリング処理は、車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減する線形フィルタを用いて実行され、
    前記トルク指令値演算工程では、
    前記フィルタリング処理と、
    前記モータトルク指令値に基づいて駆動軸ねじり角を算出する駆動軸ねじり角算出処理と、
    算出した前記駆動軸ねじり角に上下限値のリミットを与えるねじり角上下限リミッタ処理と、
    前記ねじり角上下限リミッタ処理が施された前記駆動軸ねじり角の位相ずれを補償する位相ずれ補償処理と、
    位相ずれが補償された前記駆動軸ねじり角に施される、前記不感帯区間のモータトルク応答を前記不感帯区間以外の区間におけるモータトルク応答に対して早める応答促進処理と、
    前記レートリミッタ処理と、が実行され、
    前記レートリミッタ処理は、前記応答促進処理の後段で実行される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動車両の制御方法。
  4. 車両情報に基づいてモータトルク指令値を設定し、駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御装置において、
    モータトルクが車両の駆動軸トルクに伝達されない不感帯区間を有する車両の駆動力伝達系の固有振動周波数を低減するフィルタリング処理を前記モータトルク指令値に施すトルク指令値演算手段と、
    前記モータトルク指令値に前記フィルタリング処理が施されることによって求められるトルク指令値に従ってモータトルクを制御するモータトルク制御手段と、を備え、
    前記トルク指令値演算手段は、前記不感帯区間における前記モータトルク指令値の変化率を所定の上限値に制限するレートリミッタ処理を行う、
    ことを特徴とする電動車両の制御装置。
JP2016115288A 2016-06-09 2016-06-09 電動車両の制御方法、及び、制御装置 Active JP6819081B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016115288A JP6819081B2 (ja) 2016-06-09 2016-06-09 電動車両の制御方法、及び、制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016115288A JP6819081B2 (ja) 2016-06-09 2016-06-09 電動車両の制御方法、及び、制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017221056A true JP2017221056A (ja) 2017-12-14
JP6819081B2 JP6819081B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=60657844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016115288A Active JP6819081B2 (ja) 2016-06-09 2016-06-09 電動車両の制御方法、及び、制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6819081B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113276689A (zh) * 2021-05-21 2021-08-20 江铃汽车股份有限公司 纯电动汽车的扭矩滤波方法
WO2022044300A1 (ja) * 2020-08-28 2022-03-03 日産自動車株式会社 電動機の制御方法及び電動機システム
US11472389B2 (en) 2019-01-10 2022-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller and control method for vehicle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029261A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Toyota Motor Corp 車両用駆動力制御装置
JP2011125089A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Hitachi Ltd 車両駆動用電動機の制御装置
JP2013223373A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Nissan Motor Co Ltd 電動車両の制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029261A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Toyota Motor Corp 車両用駆動力制御装置
JP2011125089A (ja) * 2009-12-08 2011-06-23 Hitachi Ltd 車両駆動用電動機の制御装置
JP2013223373A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Nissan Motor Co Ltd 電動車両の制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11472389B2 (en) 2019-01-10 2022-10-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller and control method for vehicle
WO2022044300A1 (ja) * 2020-08-28 2022-03-03 日産自動車株式会社 電動機の制御方法及び電動機システム
EP4207584A4 (en) * 2020-08-28 2023-10-25 Nissan Motor Co., Ltd. METHOD FOR CONTROLLING A MOTOR AND MOTOR SYSTEM
JP7452671B2 (ja) 2020-08-28 2024-03-19 日産自動車株式会社 電動機の制御方法及び電動機システム
CN113276689A (zh) * 2021-05-21 2021-08-20 江铃汽车股份有限公司 纯电动汽车的扭矩滤波方法
CN113276689B (zh) * 2021-05-21 2022-05-10 江铃汽车股份有限公司 纯电动汽车的扭矩滤波方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6819081B2 (ja) 2021-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5862436B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP6669249B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び、電動車両の制御装置
JP6135775B2 (ja) 電動車両の制御装置および電動車両の制御方法
JP6614357B2 (ja) 車両の制御方法および制御装置
JP6711064B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び、電動車両の制御装置
JP6237789B2 (ja) 電動車両の制御装置および電動車両の制御方法
JP5850171B2 (ja) 電動車両の制御装置および電動車両の制御方法
JP6819081B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び、制御装置
JP2017220971A (ja) 電動車両の制御方法、及び、制御装置
JP6736991B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び電動車両の制御装置
JP6686658B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び、電動車両の制御装置
JP6720714B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び電動車両の制御装置
JP6597174B2 (ja) 電動車両の制御装置、及び、電動車両の制御方法
JP6191777B2 (ja) 電動車両の制御装置および電動車両の制御方法
JP6992298B2 (ja) 電動車両の制御装置及び電動車両の制御方法
JP5915349B2 (ja) 電動車両の制振制御装置
JP6728632B2 (ja) 電動車両の制御方法、及び、制御装置
JP2015023623A (ja) 電動車両の制御装置および電動車両の制御方法
JP2019103249A (ja) 電動車両の制御方法、及び、制御装置
JP2017046419A (ja) 電動車両の制御方法、及び、制御装置
JP2021175279A (ja) 電動車両の制御方法、及び、電動車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6819081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151