JP2017220889A - 画像処理装置その制御方法、及び表示装置 - Google Patents

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達也 中島
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Abstract

【課題】複数の原色で表示を行う表示装置において階調によってホワイトバランスにずれが生じることを抑制する。
【解決手段】複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置であって、表示装置の表示特性を測定する手段と、表示装置が入力画像データをサブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する手段と、前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、ホワイトバランスの調整を行う調整手段と、を備え、前記調整手段は、条件に応じて、前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とする画像処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法、及び表示装置に関するものである。
RGBの3原色に他の原色を加えて広色域化を図る技術が提案されている。このような多原色ディスプレイにおいて原色点以外の色は、複数の原色の組み合わせにより表示することが可能である(特許文献1及び特許文献2を参照)。多原色ディスプレイに関して、複数のマトリクスを用いて補正を行うことでホワイトバランスを調整する技術がある(特許文献3を参照)。
特開2004−166045号公報 特表2008−538614号公報 特開2014−33361号公報
液晶ディスプレイ等の非線形な階調特性を有する表示装置では、全ての階調に同じマトリクスを適用して補正を行うと階調によってホワイトバランスにずれが生じることがある。
本発明は、3原色より多い多原色で表示を行う表示装置において階調によってホワイトバランスにずれが生じることを抑制する技術を提供することを目的とする。
本発明は、複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置であって、
前記表示装置の表示特性を取得する測定手段と、
前記表示装置が入力画像データを前記サブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する取得手段と、
前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、前記表示装置のホワイトバランスの調整を行う調整手段と、
を備え、
前記調整手段は、条件に応じて、
前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、
前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、
を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とする画像処理装置である。
本発明は、複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置の制御方法であって、
前記表示装置の表示特性を取得する測定工程と、
前記表示装置が入力画像データを前記サブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する取得工程と、
前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、前記表示装置のホワイトバランスの調整を行う調整工程と、
を有し、
前記調整工程では、条件に応じて、
前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、
前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、
を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とする画像処理装置の制御方法である。
本発明は、複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記制御方法は、
前記表示装置の表示特性を取得する測定工程と、
前記表示装置が入力画像データを前記サブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する取得工程と、
前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、前記表示装置のホワイトバランスの調整を行う調整工程と、
を有し、
前記調整工程では、条件に応じて、
前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、
前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、
を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、3原色より多い多原色で表示を行う表示装置において階調によってホワイトバランスのずれが生じることを抑制することができる。
実施例1及び実施例2の表示装置の概略構成を示すブロック図 実施例1及び実施例2の表示装置の各原色の単色表示の色度の変化を示す図 実施例1のホワイトバランスの調整のフローチャート 実施例2のホワイトバランスの調整のフローチャート 実施例1及び実施例2の表示装置の色度誤差グラフ 実施例1及び実施例2の表示装置の輝度誤差グラフ 実施例1及び実施例2の各色の輝度及び色度の測定値と目標値の一例 実施例1及び実施例2の入力階調に対応する各色の初期設定値の一例 実施例1のホワイトバランスの調整の補正値の一例 実施例2のホワイトバランスの調整の補正値の一例 実施例1及び実施例2の表示装置の輝度及び色度の誤差の一例 画像処理装置の概略構成を示すブロック図
(実施例1)
本発明の実施例1の表示装置について、図面を用いて具体的に説明する。実施例1の表示装置は、3原色より多い多原色で表示を行う表示装置である。この表示装置は、ホワイ
トバランスを調整する機能を有する。実施例1では、測定結果をフィードバックすることによりホワイトバランスの調整を行う。実施例1では、どの原色の階調値を補正してホワイトバランスの調整を行うかを、条件に応じて適宜変更することを特徴とする。これにより、階調によってホワイトバランスにずれが生じることを抑制する。
図1は、実施例1の表示装置100の構成の一例を示す図である。
制御部101は、表示装置100の各機能ブロックと接続され、各機能ブロックの動作を制御する。
画像入力部102は、表示部106が表示する画像の画像データを外部の画像出力装置又は制御部101から受け取り、LUT部103に送信する。
LUT部103は、画像入力部102から画像データを受け取り、受け取った画像データの各色の階調値をLUT(Lookup Table)により変換して、表示部106に送信する。LUT部103は、入力される画像データの階調値を、LUTに基づき、表示部106の各画素を構成するサブピクセルの制御のための階調値に変換する。LUTは、表示装置100が入力画像データをサブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を表すデータである。
保存部104は、制御部101やマトリクス作成部105で作成されたデータを保存する。
マトリクス作成部105は、画像データの補正に用いるマトリクスを作成する。マトリクス作成部105は、制御部101の制御による以下のような手順でマトリクスの作成を行う。まず、マトリクス作成部105は、原色画像データを作成する。原色画像データとは、表示部106に原色を表示させるための画像データである。原色とは、ここでは、表示部106の各画素を構成するサブピクセルの色を意味するものとする。実施例1では、原色はRGBCMYの6色である。なお、原色の種類や数は表示部106のサブピクセル構成によって異なり得る。マトリクス作成部105は、複数の原色の各色について原色画像データを作成する。制御部101は、マトリクス作成部105が作成した各色の原色画像データを画像入力部102に送信する。画像入力部102は、制御部101から受信した各色の原色画像データをLUT部103に送信する。LUT部103は、各色の原色画像データに対し、表示部106に入力するための表示データに変換する処理を行い、表示データを表示部106に出力する。表示部106は、各色の原色画像データに基づく各色の原色の単色表示を行う。センサ107は、表示部106における各色の原色の単色表示の表示特性(輝度及び色度)を測定する。マトリクス作成部105は、センサ107による各色の原色の単色表示の輝度及び色度の測定値と、各色の原色画像データの階調値とに基づき、マトリクスを作成する。マトリクス作成部105は、作成したマトリクスのデータを保存部104に保存する。
表示部106は、複数の画素から構成される液晶パネルである。表示部106の各画素は、複数の色のサブピクセルで構成される。サブピクセルの色は画像データの原色に対応する。表示部106は、LUT部103から入力される画像データの各色の階調値に従って各色のサブピクセルの透過率を制御することで、画像データに基づく画像を表示する。実施例1では、表示部106はRGBCMYの6色のサブピクセルで構成された液晶パネルであるとする。表示部106の構成は、4色以上の複数の原色のサブピクセルを有し、複数の原色は、白色を表示可能な第1の組み合わせの原色と、これとは異なる、白色を表示可能な第2の組み合わせの原色と、を含んでいれば良い。実施例1では、第1の組み合わせの原色はRGB、第2の組み合わせの原色はCMYである。またサブピクセル毎に画像データに従って透過率を制御可能な表示パネルであれば液晶パネルに限らない。
センサ107は、表示部106の画面を測定し、表示されている画像の表示特性(輝度及び色度の測定値)を出力する測定器(光学センサ)である。センサ107は、例えば、
色度(x、y)及び輝度(Lv)の形式で測定値を出力する。なお、センサ107が出力する測定値の形式はこれに限らない。制御部101は、センサ107から、表示装置100の輝度及び色度の測定値を取得する。
図2は、実施例1の表示装置100で各原色を単色表示させた場合の階調値と色度との関係を表した図である。図2に示すように、各原色を暗く表示させた場合(低い階調値とした場合)と明るく表示させた場合(高い階調値とした場合)とでは、色度が異なる。階調値が高くなるほど、色度は大きくなる。また、全ての原色を最大の階調値として白を表示させた場合の色度は、色温度の設定により、黒の色度とは異なる場合がある。
図3は、表示装置100におけるホワイトバランスの調整処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、制御部101は、複数の原色の各々について最大階調値で単色表示を行った場合の輝度及び色度を測定する。なお、ここで、単色表示とは、少なくともセンサ107により測定される領域内の画素を同一の階調値とした表示であっても良いし、画面の全画素を同一の階調値とした表示であっても良い。制御部101は、画像入力部102に、各原色の最大階調値の画像データを入力する。各原色の最大階調値の画像データは、LUT部103により変換され、各原色の最大階調値の単色表示を行うための表示データが表示部106に入力される。表示部106は、各原色の最大階調値の単色表示を行う。制御部101は、表示装置100の表示特性(センサ107による輝度及び色度の測定値)を取得し、保存部104に保存する。これにより、保存部104には、複数の原色(実施例1ではRGBCMYの6色)の各々に対応する輝度及び色度の測定値の情報が記録される。ここでは、測定値は、xy色度座標値(x、y)及び輝度値Lvで記録されるものとする。なお、測定値の形式はこれに限らず、例えば三刺激値等でも良い。なお、ここではLUT部103には複数の原色の最大階調値の画像データを変換するための初期値が予め規定されているものとする。
ステップS102において、制御部101は、ステップS101と同様の制御により、黒を表示させた場合の輝度及び色度を測定する。ここでは、制御部101は、RGBCMYの全ての原色を最小階調値とした場合の輝度及び色度を測定する。
ステップS103において、制御部101は、ステップS101と同様の制御により、RGB白を表示させた場合の輝度及び色度を測定する。RGB白とは、RGBの3つの原色を最大階調値、CMYを最小階調値とし、RGBの3色のサブピクセルのみを用いて表示した白である。
ステップS104において、制御部101は、ステップS101と同様の制御により、CMY白を表示させた場合の輝度及び色度を測定する。CMY白とは、CMYの3つの原色を最大階調値、RGBを最小階調値とし、CMYの3色のサブピクセルのみを用いて表示した白である。
ステップS105において、マトリクス作成部105は、ステップS101で得られた測定値のうち、RGBの3つの原色の各々の単色表示の測定値と、ステップS103で得られたRGB白表示の測定値とを用いて、RGBマトリクスを算出する。具体的には、RGBW各色のXYZ測定値の3×4行列及びその転置行列の行列積により求めた3×3行列の逆行列を計算し、この逆行列と転置行列との行列積により求めた3×4行列と、測定時の階調の4×3行列との行列積により求めた3×3行列を算出する。なお、RGBマトリクスの算出は、ステップS101で得られた測定値のうち、RGBの3つの原色の各々の単色表示の測定値のみを用いて行っても良い。その場合、RGB各色のXYZ測定値の3×3行列の逆行列と測定時の階調の3×3行列との行列積を計算して得られる3×3行
列をRGBマトリクスとする。マトリクス作成部105は、算出したRGBマトリクスを保存部104に保存する。RGBマトリクスとは、画像データのRGBの階調値の組み合わせと、その画像データを表示させたときの測定値(例えばXYZ値)とを関連付けるマトリクスである。RGBマトリクスは、中間階調の変換に用いるLUTの初期値を算出するために用いられる(後述)。
ステップS106において、マトリクス作成部105は、ステップS101で得られた測定値のうち、CMYの3つの原色の各々の単色表示の測定値と、ステップS104で得られたCMY白表示の測定値とを用いて、CMYマトリクスを算出する。具体的には、CMYW各色のXYZ測定値の3×4行列及びその転置行列の行列積により求めた3×3行列の逆行列を計算し、この逆行列と転置行列との行列積により求めた3×4行列と、測定時の階調の4×3行列との行列積により求めた3×3行列を算出する。なお、CMYマトリクスの算出は、ステップS101で得られた測定値のうち、CMYの3つの原色の各々の単色表示の測定値のみを用いて行っても良い。その場合、CMY各色のXYZ測定値の3×3行列の逆行列と測定時の階調の3×3行列との行列積を計算して得られる3×3行列をCMYマトリクスとする。マトリクス作成部105は、算出したCMYマトリクスを保存部104に保存する。CMYマトリクスとは、画像データのCMYの階調値の組み合わせと、その画像データを表示させたときの測定値(例えばXYZ値)とを関連付けるマトリクスである。CMYマトリクスは、中間階調の変換に用いるLUTの初期値を算出するために用いられる(後述)。
ステップS107において、制御部101は、ステップS105とステップS106で算出したRGBマトリクスとCMYマトリクス、及び表示部106の入出力特性に基づき、中間階調(グレー)の変換に用いるLUTの初期値を算出する。表示部106の入出力特性は、例えばガンマで表される。LUT部103のLUTは、画像データがとり得る全ての階調値(画像データが8ビットの場合、0〜255)について定義されたものとしても良いし、離散的な階調値(例えば、0,8,16,・・・)について定義されたものとしても良い。ステップS107では、制御部101は、まずRGB白とCMY白の輝度の比率を求める。RGBの入力階調毎にガンマ値を適用した目標XYZ値を求め、RGBの各階調値から、S105で求めた変換マトリクスを用いて、LUTの各色の初期値を計算する。CMYの入力階調毎にガンマ値を適用した目標XYZ値を求め、CMYの各階調値から、S106で求めた変換マトリクスを用いて、LUTの各色の初期値を計算する。
ステップS108において、制御部101は、ステップS107で算出した初期値をLUT部103のLUTに適用する。
ステップS109において、制御部101は、ステップS101と同様の制御により、表示部106に以下のステップでホワイトバランス調整を実施する対象の階調値(以下、対象階調値という)のグレーの単色表示を行う。制御部101は、対象階調値として、ホワイトバランス調整を未実施の階調値のうち最も低い階調値又は最も高い階調値を設定する。従って対象階調値は、低階調側から高階調側へ、又は、高階調側から低階調側へ、順に設定される。なお、対象階調値を設定する順序はこの例に限らない。このように、実施例1では、複数の階調値についてホワイトバランスの調整が行われる。
ステップS110において、制御部101は、ステップS109で設定した対象階調値のグレーを表示部106に単色表示させた状態で、センサ107によりそのグレー単色表示の輝度及び色度を測定する。
ステップS111において、制御部101は、ステップS109で設定した対象階調値が、予め設定された閾値以下であるか否かを判定する。対象階調値が所定の閾値以下であ
る場合、ステップS113に進み、対象階調値が閾値より大きい場合、ステップS112に進む。ステップS112に進んだ場合、後述のステップS116で第1の組み合わせの原色(RGB)についてLUTの補正が行われ、ステップS113に進んだ場合、後述のステップS116で第2の組み合わせの原色(CMY)についてLUTの補正が行われる。このように実施例1では、調整の対象の階調値に応じて、第1の組み合わせの原色(RGB)についてLUTを補正する第1の調整と、第2の組み合わせの原色(CMY)についてLUTを補正する第2の調整と、の2つのホワイトバランス調整が切り替えられる。
ステップS112において、制御部101は、ホワイトバランス調整のために補正を行う原色の組み合わせを第1の組み合わせ(RGB)に設定する。第1の組み合わせの原色についてホワイトバランスの調整を行うことを第1の調整という。第1の調整では、第1の組み合わせの原色に関して、LUTの値を補正することにより、ホワイトバランスの調整が行われる。
ステップS113において、制御部101は、ホワイトバランス調整のために補正を行う原色の組み合わせを第2の組み合わせ(CMY)に設定する。第2の組み合わせの原色についてホワイトバランスの調整を行うことを第2の調整という。第2の調整では、第2の組み合わせの原色に関して、LUTの値を補正することにより、ホワイトバランスの調整が行われる。
ステップS114において、制御部101は、ステップS110で測定した測定値がホワイトバランス調整の目標値に対し所定の範囲内の値であるか判定する。測定値が目標値に対し所定の範囲内の値である場合、ステップS115に進み、測定値が目標値に対し所定の範囲内の値でない場合、ステップS116に進む。制御部101は、ステップS110で取得した輝度の測定値とその目標値との差分絶対値が所定の閾値以下であり、かつ、色度の測定値とその目標値との差分絶対値が所定の閾値以下である場合に、測定値は目標値の範囲内であると判定する。輝度の判定のための閾値と色度の判定のための閾値はそれぞれ予め定められ表示装置100に記憶されている値であっても良いし、ユーザが所望の値を設定できるようにしても良い。測定値が目標値の範囲内であるか否かの判定方法はこれに限らない。
ステップS115において、制御部101は、調整対象の全ての階調値についてホワイトバランス調整を完了したか判定する。調整対象の全ての階調値についてホワイトバランス調整が完了した場合、制御部101はこのフローチャートの処理を終了し、完了していない場合はステップS109に戻る。ステップS109において、制御部101は、未調整の階調値を対象階調値に設定し、ステップS109以下の処理を繰り返す。調整対象の階調値は、画像データがとり得る全階調値(8ビットなら0、1、2、・・・、255)としても良いし、全階調値の中から選択した離散的な階調値(例えば、0、8、16、・・・、255)としても良い。
ステップS116において、制御部101は、ステップS112又はステップS113で設定したホワイトバランスの調整のために補正を行う原色の組み合わせ(以下、補正3原色という)に関して、測定値が目標値に近づくように、LUTの値を補正する。例えば、測定輝度と目標輝度との差分と、測定色度と目標色度との差分と、補正3原色に応じてRGBマトリクス又はCMYマトリクスと、に基づき、補正3原色に応じたLUTの値を補正する。LUTの補正後、制御部101は、ステップS110に戻り、対象階調値の測定値が目標値の範囲内になるまで同様の処理を繰り返す。このように、実施例1では、ホワイトバランスの調整は、ステップS111で判定される条件に応じて、第1の組み合わせの原色(RGB)によるホワイトバランス調整と、第2の組み合わせの原色(CMY)によるホワイトバランスの調整と、が切り替えられる。
以上のフローチャートの処理によるホワイトバランスの調整例について説明する。
図7は、ステップS101〜S104で測定されるホワイトバランス調整前の表示装置100の各原色(RGBCMY)、白色(W1,W2)及び黒色(Bk)の輝度と色度の測定値と、ステップS114及びS116で参照される目標値の例を示す。図7の測定値の各原色(RGBCMY)の輝度及び色度はS101で取得された測定値であり、黒色(Bk)の輝度及び色度はS102で取得された測定値であり、白色(W1,W2)の輝度及び色度はS103,S104で取得された測定値である。
図8は、ステップS107で算出される中間階調の初期値を含むLUTの一例である。図8の中間階調の初期値は図7の測定値に基づき算出される。
図8において、最も左側の「入力階調」の列は入力画像データの無彩色(グレー)の各階調を表す。入力階調は8ビットの場合0から255までの値をとる。図8は、LUTが入力階調について8階調おきに離散的に定義されている場合の例を示す。図8に含まれない階調値が入力された場合、図8に含まれる階調値に基づく補間計算により変換を行う。
図8において、「出力階調」の欄のR(10Bit)、G(10Bit)、B(10Bit)、C(10Bit)、M(10Bit)、Y(10Bit)は、表示部106の液晶パネルの各画素を構成する各原色のサブピクセルの制御に用いられる階調値である。図8は、各入力階調に対応する各原色の階調値の初期設定値である。これらの値は、図7に示す測定値及び表示部106の入出力特性(ここではγ2.2であるとする)に基づき算出される。
図7のLUTの初期値を求めるために、制御部101は、図7に示す各色の測定値(x,y,Lv)を三刺激値(X,Y,Z)に変換する。三刺激値への変換式は、式1で表される。

X=x/y×Lv
Y=Lv ・・・(式1)
Z=(1−x−y)/y×Lv
制御部101は、RGBとCMYのサブピクセルの組み合わせの各々で目標色度値になるように各色の組み合わせを作成し、RGBとCMYで対応する輝度のバランス決定し、図8の各原色の階調値を決定する。
計算式は、下記の式2である。

WX
=(RX)×(R階調/最大階調値)2.2
+(GX)×(G階調/最大階調値)2.2
+(BX)×(B階調/最大階調値)2.2
+(CX)×(C階調/最大階調値)2.2
+(MX)×(M階調/最大階調値)2.2
+(YX)×(Y階調/最大階調値)2.2
+BkX

WY
=(RY)×(R階調/最大階調値)2.2
+(GY)×(G階調/最大階調値)2.2
+(BY)×(B階調/最大階調値)2.2
+(CY)×(C階調/最大階調値)2.2
+(MY)×(M階調/最大階調値)2.2
+(YY)×(Y階調/最大階調値)2.2
+BkY

WZ
=(RZ)×(R階調/最大階調値)2.2
+(GZ)×(G階調/最大階調値)2.2
+(BZ)×(B階調/最大階調値)2.2
+(CZ)×(C階調/最大階調値)2.2
+(MZ)×(M階調/最大階調値)2.2
+(YZ)×(Y階調/最大階調値)2.2
+BkZ
・・・(式2)
式中のRX、RY、RZは、原色Rの測定値を三刺激値に変換した値を表す。その他の原色についても同様の記号で表す。階調値は実施例1の場合10Bitで表され、最大階調値は1023である。
図8の値をLUT部013に適用した場合、グレーの階調毎に、図11の「初期値」の列に示す色度、輝度のそれぞれの目標値からのずれΔxy、ΔLvが生じる。
図9は、実施例1のフローチャートに基づいてグレーの各階調についてフィードバック補正によるホワイトバランス調整を行った場合のLUTの補正量の一例を示す。ここでは、図3のステップS111で用いる閾値を72に設定した。ただしこの値は一例であってステップS111で用いる閾値はこの値に限られない。図9からわかるように、閾値72以下の階調値については、LUTの補正はCMYについてのみ行われている(第2の調整)。閾値72より大きい階調値については、LUTの補正はRGBについてのみ行われている(第1の調整)。このように、階調に応じてホワイトバランス調整に用いる原色を切り替えてフィードバック補正によるホワイトバランス調整を行うことにより、色度、輝度の目標値からのずれΔxy、ΔLvは、図11の「実施例1」で示す列の値にまで縮小できる。
図5は、階調毎の色度の目標値からのずれを示すグラフである。図5において、初期値と実施例1を比較すると、64以下の階調値においてずれが大きく改善することがわかる。
図6は、階調毎の輝度の目標値からのずれを示すグラフである。図6において、初期値と実施例1を比較すると、128以下の階調値においてずれが大きく改善することがわかる。
以上説明したように、実施例1の表示装置によれば、4原色以上の多原色ディスプレイにおいて、階調値によらずホワイトバランスを精度良く調整することができる。
(実施例2)
次に本発明の実施例2について説明する。実施例2では、実施例1と異なる点について詳細に説明する。
図4は、実施例2の表示装置のホワイトバランス調整の処理内容を示すフローチャートである。図4において、図2と処理内容が同じステップには図2と同じ符号を付している
ステップS209において、制御部101は、補正3原色の組み合わせをRGB(第1の組み合わせ)に設定する。
ステップS210において、制御部101は、ステップS101と同様の制御により、表示部106に以下のステップでホワイトバランス調整を実施する対象階調値でグレーの単色表示を行う。実施例2では、制御部101は、対象階調値として、ホワイトバランス調整を未実施の階調値のうち最も高い階調値を設定する。従って対象階調値は、高階調から低階調へ順に設定され、まず第1の組み合わせの原色(RGB)によるホワイトバランスの調整(第1の調整)が行われる。
ステップS211において、制御部101は、ステップS210で設定した対象階調値のグレーを表示部106に単色表示させた状態で、センサ107によりそのグレー単色表示の輝度及び色度を測定する。このとき、ステップS108でLUT部103に適用されたLUTを用いて変換が行われる。
ステップS212において、制御部101は、ステップS210で設定した対象階調値に関して、後述するステップS216のフィードバック補正によるLUTの補正を、設定されている補正3原色で行った回数が閾値以上になったか判定する。ここでは補正3原色はステップS209で設定されたRGBであるから、繰り返し処理の初期ではステップS212においては補正3原色RGBでの補正回数が閾値以上になったか否かが判定される。ここで補正回数が閾値以上になったということは、補正3原色RGBでは目標値を達成できなかった(後述のステップS213で測定値が目標値の範囲内であると判定されなかった)ことを意味する。このような場合(補正回数が閾値以上になった場合)、補正3原色をCMYに変更するためにステップS214に進む。補正回数が閾値に達していない場合、補正3原色RGBでさらに目標値に近づけることができる可能性があるため、補正3原色RGBでのホワイトバランス調整を継続すべくステップS213に進む。このように、実施例2では、第1の組み合わせの原色(RGB)によるホワイトバランスの調整(第1の調整)によって輝度及び色度を所定の目標値に調整できない場合、第2の組み合わせの原色(CMY)によるホワイトバランスの調整(第2の調整)を行う。特に、まず第1の調整が行われ、第1の調整によってホワイトバランスを所定の目標値に調整できない階調値があった場合、当該階調値についてさらに第2の調整によってホワイトバランスの調整を行う。さらに、当該階調値より低い階調値については第2の調整のみでホワイトバランスの調整を行う。
ステップS213において、制御部101は、ステップS211で測定した測定値がホワイトバランス調整の目標値に対し所定の範囲内の値であるか判定する。測定値が目標値に対し所定の範囲内の値である場合、ステップS215に進み、測定値が目標値に対し所定の範囲内の値でない場合、ステップS216に進む。
ステップS214において、制御部101は、補正3原色の組み合わせをCMYに設定する。ステップS214で補正3原色がCMYに変更された対象階調値より低階調の対象階調値については、ホワイトバランス調整が行われる3原色はCMYのみとなる。補正3原色RGBで目標値を達成できなかった階調値を境に、以降の階調値(境の階調値より低い階調値)についてのホワイトバランス調整は補正3原色CMYで行われる。
ステップS215において、制御部101は、調整対象の全ての階調値についてホワイトバランス調整を完了したか判定する。調整対象の全ての階調値についてホワイトバランス調整が完了した場合、制御部101はこのフローチャートの処理を終了し、完了してい
ない場合はステップS210に戻る。ステップS109において、制御部101は、未調整の階調値を対象階調値に設定し、ステップS210以下の処理を繰り返す。
ステップS216において、制御部101は、ステップS209又はステップS214で設定した補正3原色の組み合わせに関して、測定値が目標値に近づくように、LUT部103のLUTの値を補正する。
実施例2の表示装置100の特性は、実施例1と同様であり、ステップS101〜S104による測定値及び目標値は図7に示す値であるとする。この場合、ステップS108で設定されるLUTの初期値も実施例1と同様、図8に示す値となる。この初期値のもとで生じる色度、輝度の目標値からのずれは、実施例1と同様、図11の「初期値」の列に示す値となる。
図10は、実施例2のフィードバック補正によるホワイトバランス調整を行った場合の最終的な補正量の一例を示す。実施例1の最終的な補正量(図9)と比較すると、実施例2では、RGB及びCMYの両方でホワイトバランス調整のための補正が行われている階調値が存在する。これは、図4のフローチャートで説明したように、補正3原色の組み合わせをRGBとして一定回数の補正を行っても目標値を達成できなかった場合には、補正3原色の組み合わせをCMYに変更してさらなるホワイトバランス調整が行われるからである。図10の例では、補正3原色RGBで一定回数の補正を行っても目標値を達成できなかった境界となる階調値は72であり、階調値72より低い階調値では補正3原色CMYでホワイトバランス調整が行われていることがわかる。
このように、実施例2では、低階調では補正3原色CMYでホワイトバランス調整が行われる。ここで、補正3原色RGBのみでホワイトバランス調整を行った場合に達成できる補正後の色度及び輝度と目標値との差分の例を図11の「RGBフィードバック」の列に例示する。図11からわかるように、階調値72より低い階調値では、輝度の誤差(ΔLv)が急激に増加する。これは、補正3原色RGBでは、低階調においてホワイトバランスを精度良く調整できないことを意味する。例えば、図4のステップS213において目標範囲内と判定される輝度の目標値からのずれの閾値(許容できるΔLvの上限値)を1%に設定したとする。この場合、図11の例では、階調値72において、補正3原色RGBでフィードバックを繰り返しても目標値に対するずれを許容レベル以下にできず、ステップS211〜ステップS216の繰り返し回数が閾値に達してしまう。実施例2では、このような場合、ステップS214によりさらに補正3原色CMYでの補正も行われる。よって、図10の入力階調72では、RGBのサブピクセルの組み合わせとCMYのサブピクセルの組み合わせの両方に対して補正が行われている。そしてそれ以降の階調(72より低い階調)に対してはCMYのみに対して補正が行われている。このように、実施例2では、ホワイトバランスの調整は、ステップS212で判定される条件に応じて、第1の組み合わせの原色(RGB)による調整と、第2の組み合わせの原色(CMY)による調整とが、組み合わせられ、又は、切り替えられる。
このように、フィードバック補正によるホワイトバランス調整を補正3原色RGBと補正3原色CMYで行うことにより、表示装置1の輝度及び色度の目標値に対する誤差は、図11の「実施例2」のΔxy及びΔLvで示す値まで縮小できる。図11の「RGBフィードバック」の列の値と比較すると、特に低階調において著しく誤差を縮小できていることがわかる。
図5は、階調毎の色度の目標値からのずれを示すグラフである。図5において、初期値と実施例2を比較すると、64以下の階調値においてずれが大きく改善することがわかる。
図6は、階調毎の輝度の目標値からのずれを示すグラフである。図6において、初期値と実施例2を比較すると、128以下の階調値においてずれが大きく改善することがわかる。
以上説明したように、実施例2の表示装置によれば、4原色以上の多原色ディスプレイにおいて、階調値によらずホワイトバランスを精度良く調整することができる。
なお、実施例2では、対象階調値を高階調側から低階調側へ順に設定する例を説明したが、低階調側から高階調側へ順に設定するようにしても良い。その場合、高階調側でRGBを補正3原色とし、低階調側でCMYを補正3原色としてホワイトバランス調整が行われるようにすると良い。
また、実施例2では、RGBCMYの6色のサブピクセルから構成される多原色ディスプレイに本発明を適用した例を説明したが、サブピクセルの原色数はこれに限らず、4色以上であれば良い。
また、各実施例では、白色を表示可能な第1の組み合わせの原色がRGBであり、第2の組み合わせの原色がCMYである構成を例示したが、白色を表示可能な原色の組み合わせであれば第1の組み合わせ、第2の組み合わせは上記の例に限定されない。また、実施例1では、対象階調値が閾値より大きい場合、第1の組み合わせ(RGB)で第1の調整を行い、対象階調値が閾値以下の場合、第2の組み合わせ(CMY)で第2の調整を行う構成を例示したが、これは本発明のホワイトバランス調整の一例である。この構成は、低階調のホワイトバランスの調整にCMYが適しているような表示特性を有する表示装置に適用して好適な構成である。表示装置の表示特性に応じて、どのような条件で第1の調整と第2の調整とを切り替え、又は組み合わせて、ホワイトバランス調整を行うか決定するのが好ましい。実施例2についても同様に、表示装置の表示特性に応じて、第1の組み合わせ、第2の組み合わせをそれぞれどのような原色の組み合わせとするか、また、第1の調整と第2の調整とをどのような条件で組み合わせ又は切り替えるか、決定するのが好ましい。
実施例1では、最大階調値の複数の原色、白及び黒の各々の画像データを表示した場合の表示装置の輝度及び色度の測定値と、表示装置の入出力特性と、に基づきLUTの初期値を算出する構成を例示したが、LUTの初期値を求める方法はこれに限らない。LUTは画像データを表示パネルのサブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性を表す情報であり、このような変換の特性を表す情報の形式はLUTに限られない。LUTの初期値は、どのような値が与えられたとしても、その後のホワイトバランスの調整処理で補正されることになる。従って、LUTの初期値を算出する工程又は手段の如何によらず、階調値に応じて第1の調整と第2の調整とを組み合わせて、又は切り替えて、ホワイトバランスの調整を行う、という特徴を有する本発明を構成することが可能である。
上記各実施例では、表示装置がホワイトバランス調整を行う画像処理装置を備える構成について例示したが、ホワイトバランスの調整を行う画像処理装置は、表示装置とは別体であっても良い。この場合、図12に示すように、画像処理装置200は、制御部101とマトリクス作成部105と保存部104を含む。センサ107は画像処理装置200と別体であって、画像処理装置200は外部のセンサ107から測定値を取得する構成としても良いし、センサ107も含めて画像処理装置200を構成するとしても良い。制御部101は、中間階調の単色画像を表示装置に出力して表示させ、センサ107から輝度及び色度の測定値を取得し、表示装置100からLUT及び入出力特性を取得し、それらに基づきLUTを補正することでホワイトバランスの調整を行う。上記各実施例で説明したようなマトリクス作成処理、LUT初期値算出処理も同様に行う構成としてもよい。この画像処理装置は、調整対象の表示装置100のサブピクセルの原色構成に応じて、第1の
調整と第2の調整を組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行う。これにより階調によらず精度良くホワイトバランスの調整を行うことができる。各実施例で説明したホワイトバランスの調整処理を行うプログラム、又はそのようなプログラムを記録した記録媒体、又はそのようなプログラムを実行することで画像処理装置として機能するコンピュータは本発明に含まれる。また、汎用のコンピュータにこのような画像処理装置の機能を追加する機能追加ボード等のハードウェアも本発明の範囲に含まれる。例えば、コンピュータは、ディスプレイの輝度及び色度を測定する光学センサから測定値を取得し、ディスプレイからLUTのデータを取得し、測定値と目標値と対象階調値に基づきLUTを補正し、ディスプレイに補正後のLUTを出力する。
上記各実施例は、記憶装置又はメモリに記憶又は記録又は格納又は保存されたプログラムをコンピュータ又はプロセッサ又はCPUが実行することによって各機能ブロックの機能又は処理を実現する態様で実施することができる。プロセッサとメモリとを備え、前記メモリにはコンピュータが実行することによって上記各実施例で説明した各機能ブロックの機能が実現されるプログラムが記憶されている構成も、本発明の範囲に含まれる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101:制御部、103:LUT部、106:表示部、107:センサ

Claims (21)

  1. 複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置であって、
    前記表示装置の表示特性を取得する測定手段と、
    前記表示装置が入力画像データを前記サブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する取得手段と、
    前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、前記表示装置のホワイトバランスの調整を行う調整手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、条件に応じて、
    前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、
    前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、
    を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記調整手段は、複数の階調値についてホワイトバランスの調整を行い、
    調整の対象の階調値に応じて、前記第1の調整と前記第2の調整とを切り替える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記調整手段は、
    調整の対象の階調値が所定の閾値より大きい場合、前記第1の調整を行い、
    調整の対象の階調値が前記閾値以下の場合、前記第2の調整を行う請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記調整手段は、前記第1の調整によってホワイトバランスを所定の目標値に調整できない場合に、さらに前記第2の調整によってホワイトバランスの調整を行う請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記調整手段は、複数の階調値について高階調から低階調へ順に前記第1の調整によってホワイトバランスの調整を行うものであり、前記第1の調整によってホワイトバランスを所定の目標値に調整できない階調値があった場合、当該階調値についてさらに前記第2の調整によってホワイトバランスの調整を行うとともに、当該階調値より低い階調値については前記第2の調整によってホワイトバランスの調整を行う請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示装置の表示特性を測定する測定手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記測定手段から前記表示特性を取得する請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 最大階調値の前記複数の原色、白及び黒の各々の画像データを表示した場合の前記表示装置の表示特性を前記測定手段により取得し、前記表示装置の入出力特性の情報を前記取得手段により取得し、前記表示特性と前記入出力特性とに基づき、前記変換の特性の初期値を算出する算出手段と、を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記複数の原色はR、G、B、C、M、Yであり、
    前記第1の組み合わせはR、G、Bであり、
    前記第2の組み合わせはC、M、Yである請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処
    理装置。
  9. 前記変換の特性の情報はLUTの形式のデータであり、
    前記調整手段は、前記第1の調整では前記LUTのうち前記第1の組み合わせの原色について補正し、前記第2の調整では前記LUTのうち前記第2の組み合わせの原色について補正する請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示特性は輝度及び色度である請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記複数の原色のサブピクセルを有する表示手段と、
    を備える表示装置。
  12. 複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置の制御方法であって、
    前記表示装置の表示特性を取得する測定工程と、
    前記表示装置が入力画像データを前記サブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する取得工程と、
    前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、前記表示装置のホワイトバランスの調整を行う調整工程と、
    を有し、
    前記調整工程では、条件に応じて、
    前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、
    前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、
    を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  13. 前記調整工程では、複数の階調値についてホワイトバランスの調整を行い、
    調整の対象の階調値に応じて、前記第1の調整と前記第2の調整とを切り替える請求項12に記載の画像処理装置の制御方法。
  14. 前記調整工程では、
    調整の対象の階調値が所定の閾値より大きい場合、前記第1の調整を行い、
    調整の対象の階調値が前記閾値以下の場合、前記第2の調整を行う請求項13に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 前記調整工程では、前記第1の調整によってホワイトバランスを所定の目標値に調整できない場合に、さらに前記第2の調整によってホワイトバランスの調整を行う請求項12に記載の画像処理装置の制御方法。
  16. 前記調整工程では、複数の階調値について高階調から低階調へ順に前記第1の調整によってホワイトバランスの調整を行うものであり、前記第1の調整によってホワイトバランスを所定の目標値に調整できない階調値があった場合、当該階調値についてさらに前記第2の調整によってホワイトバランスの調整を行うとともに、当該階調値より低い階調値については前記第2の調整によってホワイトバランスの調整を行う請求項15に記載の画像処理装置の制御方法。
  17. 前記表示装置の表示特性を測定する測定工程をさらに有し、
    前記取得工程では、前記測定工程で測定された表示特性を取得する請求項12〜16のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  18. 最大階調値の前記複数の原色、白及び黒の各々の画像データを表示した場合の前記表示装置の表示特性と、前記表示装置の入出力特性の情報とを取得し、前記表示特性と前記入出力特性とに基づき、前記変換の特性の初期値を算出する算出工程と、を有する請求項12〜17のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  19. 前記複数の原色はR、G、B、C、M、Yであり、
    前記第1の組み合わせはR、G、Bであり、
    前記第2の組み合わせはC、M、Yである請求項12〜18のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  20. 前記変換の特性の情報はLUTの形式のデータであり、
    前記調整工程では、前記第1の調整において前記LUTのうち前記第1の組み合わせの原色について補正し、前記第2の調整において前記LUTのうち前記第2の組み合わせの原色について補正する請求項12〜19のいずれか1項に記載の画像処理装置の制御方法。
  21. 複数の原色のサブピクセルを有する表示装置のホワイトバランスを調整する画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記制御方法は、
    前記表示装置の表示特性を取得する測定工程と、
    前記表示装置が入力画像データを前記サブピクセルの原色毎の階調値データに変換する際の変換の特性の情報を取得する取得工程と、
    前記表示特性に基づき前記変換の特性を補正することで、前記表示装置のホワイトバランスの調整を行う調整工程と、
    を有し、
    前記調整工程では、条件に応じて、
    前記複数の原色のうち白色を表示可能な第1の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第1の調整と、
    前記複数の原色のうち白色を表示可能な第2の組み合わせの原色について前記変換の特性を補正する第2の調整と、
    を、組み合わせて、又は、切り替えて、ホワイトバランスの調整を行うことを特徴とするプログラム。
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CN111292670A (zh) * 2020-03-30 2020-06-16 Tcl华星光电技术有限公司 白平衡调整方法以及白平衡测试数据演算方法

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