JP2017220820A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バス接続型の通信システムにおいて、リンギングによる波形乱れを適切に自己補正し、高速なバス通信を実現する。
【解決手段】レシーバ140の補正処理部144は、通信フレームのアービトレーションフェーズにおいて、ADC142の出力信号と理想波形とを比較することにより補正量を学習する。そして、補正処理部144は、通信フレームのデータフェーズにおいて、アービトレーションフェーズにおいて学習された補正量を用いて、ADC142の出力信号の波形を補正して出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の通信装置が共通の伝送路を介して通信信号を送受信する通信システムで用いられる受信装置に関する。
従来、複数の通信装置が共通の通信線を介して通信信号を送受信するバス接続型の通信システムが知られている。この種の通信システムでは、各通信装置が接続される支線と通信線との分岐点や通信装置の入出力点において、インピーダンスの不整合により信号の反射が生じて信号波形が劣化する。このような反射波により信号波形に乱れを生じる現象をリンギングという。
上記問題に対して、特許文献1には、信号がドミナントからレセッシブへ遷移するときに、一定時間の間は受信される通信信号に関係なくハイレベルの信号を出力することにより、リンギングにより乱された出力をマスクする技術が記載されている。
特開2011−135283号公報
特許文献1に記載の技術は、リンギングによる波形の乱れが符号1ビット分の通信期間内に収束することを前提としている。すなわち、符号1ビット分の通信時間長をTD、リンギングによる波形の乱れが生じる時間長をTRINGとすると、特許文献1に記載の技術を適用できるのは、TD>TRINGとなる状況下に限定される。TD≦TRINGとなる状況下で波形の乱れをマスクしようとすると、符号1ビット分の信号が全てマスクされてしまうため、特許文献1に記載の技術は適用できない。
近年、従来よりも高速な通信が可能なCAN FD(登録商標)等の通信規格が提案されている。なお、CAN FDは、Controller Area Network with Flexible Data-rateの略称である。このCAN FDにおいては、従来のCAN(登録商標)ならば500kbpsであった通信速度が最大5Mbpsまで高速化される。つまり、符号1ビットあたりの時間長が1/10まで縮小される。一方、リンギングにより波形に乱れが生じる時間長は通信速度に拠らず同程度であるため、特許文献1に記載の技術の適用は困難になる。
本開示はこうした課題を解決するためになされたものである。本開示は、リンギングによる波形乱れを適切に自己補正し、高速なバス通信を実現するための技術を提供する。
本開示の一態様に係る受信装置(140)は、複数の通信装置(100)が共通の通信線を介して通信信号を送受信する通信システムを構築する通信装置内に設けられた通信制御装置(110)と通信線との間のインタフェースとして機能するものである。この受信装置は、AD変換部(142)と、学習部(144)と、補正部(144)とを備える。なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
AD変換部は、通信線を介して受信される通信信号をデジタル信号に変換して出力するように構成されている。学習部は、所定の通信信号が受信されてAD変換部により変換されたときのデジタル信号の波形である受信波形と、当該通信信号に対応する理想的なデジタル信号の波形を表す所与の理想波形とを比較することにより波形補正情報を作成するように構成されている。この波形補正情報は、受信波形と理想波形との差に関する情報である。学習部は、作成された波形補正情報を記憶部に保存するように構成されている。補正部は、波形補正情報が記憶された後にAD変換部により変換されたデジタル信号の波形を、記憶部に記憶された波形補正情報を用いて補正した信号である補正信号を生成し、その生成された補正信号を通信制御装置に出力するように構成されている。
本開示に係る受信装置は、受信された通信信号をデジタル変換した受信波形と所与の理想波形との差分に基づいて波形補正情報を算出することで、短時間に小規模な回路で波形補正量を学習できる。このような学習により取得された波形補正情報を用いることで、リンギングによる波形乱れを適切に自己補正し、高速なバス通信を実現できる。
通信システムの概略構成を表すブロック図。 ECUの回路構成を表す図。 レシーバの回路構成を表す図。 CAN FDの通信フレームの構成を表す図。 レシーバに関する動作波形図。 出力信号の波形と理想波形との比較の一例を表す図。 レシーバに関する動作波形図。 学習処理の手順を表すフローチャート。 CAN FDに関するビットタイム区分を表す図。 出力信号における立上がりノイズを表す図。 出力信号における立下がりノイズを表す図。 補正処理の手順を表すフローチャート。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[通信システムの構成の説明]
実施形態の通信システムの構成について、図1を参照しながら説明する。この通信システムは、複数のECU100が共通の通信線であるバス10を介して通信信号を送受信するように構成されたものである。この通信システムにおいて送受信される通信信号は、Dominant/Recessiveの2値で表されるビット単位の信号列で構成される。なお、ECUは、Electronic Control Unitの略称である。
この通信システムは、各ECU100が本開示における通信装置として機能する。本実施形態では、各ECU100間の通信プロトコルとして、周知の規格であるCAN FDを用いることを前提とする。本実施形態の通信システムにおいて用いられるバス10は、第1通信線11及び第2通信線12からなる2線式のものである。図2に例示されるとおり、第1通信線11の電位と第2通信線12の電位との電位差によってDominant/Recessiveが表現される。以下、第1通信線11の電位を「Sig−H」とし、第2通信線12の電位を「Sig−L」とする。なお、この通信システムは、幹線としてのバス10から複数の支線が分岐し、各支線にECU100が接続されている、いわゆるバス接続型のネットワーク形態である。
[ECUの構成の説明]
各ECU100に共通する構成について、図2を参照しながら説明する。図2に例示されるとおり、ECU100は、通信コントローラ110と、トランシーバ120とを備える。
通信コントローラ110は、CPU、ROM、RAM等を備える情報処理装置である。通信コントローラ110は、例えば、コンピュータシステムとしての機能が集約されたマイクロコントローラ等により具現化される。この通信コントローラ110は、通信制御のための処理を実行する。また、この通信コントローラ110は、通信端子としてのTx端子及びRx端子を備え、それぞれの端子がトランシーバ120の通信端子と接続されている。なお、通信コントローラ110は、本開示における通信制御装置に相当する。
トランシーバ120は、バス10と通信コントローラ110との間のインタフェースとして機能する装置であり、トランスミッタ130及びレシーバ140とを備える。トランスミッタ130及びレシーバ140は、それぞれが第1通信線11及び第2通信線12の両方に接続されている。
トランスミッタ130は、通信コントローラ110のTx端子から出力される送信信号を通信信号に変換して第1通信線11及び第2通信線12へ送出する機能を有する。通信コントローラ110のTx端子から出力される送信信号を、「Tx信号」という。具体的には、Tx信号がRecessiveの状態では、第1通信線11への電流の流し出し及び第2通信線12からの電流の引き込みを行わず、第1通信線11と第2通信線12との電位差をほぼゼロにすることにより、Recessiveを表す通信信号を送出する。一方、Tx信号がDominantレベルの状態では、第1通信線11への電流の流し出し及び第2通信線12からの電流の引き込みを行い、第1通信線11と第2通信線12との間に電位差を生じさせることにより、Dominantを表す通信信号を送出する。このようにして生成される通信信号が第1通信線11及び第2通信線12を介して他のECU100のレシーバ140へ伝わることで通信が成立する。
レシーバ140は、本開示における受信装置に相当する電子回路であり、デジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサ等により具現化される。レシーバ140は、第1通信線11及び第2通信線12から受信した通信信号を復調して通信コントローラ110のRx端子へ受信信号を出力する。レシーバ104から通信コントローラ110のRx端子へ出力される受信信号を、「Rx信号」という。このレシーバ140は、バス10に接続される支線と本線との分岐点やECU100の入出力点において発生する反射波による通信信号の波形の歪みを補正する機能を有する。
[レシーバの構成の説明]
レシーバ140の構成について、図3を参照しながら説明する。図3に例示されるとおり、レシーバ140は、アンチエイリアシングフィルタ(以下、AAF)141と、アナログデジタルコンバータ(以下、ADC)142と、学習判定部143と、補正処理部144とを備える。
AAF141は、ADC142に入力される通信信号の帯域制限を行い、折り返し雑音の発生を防ぐローパスフィルタである。ADC142は、AAF141から出力された通信信号を所定のサンプリング周波数(例えば、5MHz)でサンプリングしたデジタル信号に変換する電子回路である。
学習判定部143は、ADC142から出力されたデジタル信号で表されるCAN FDの通信フレームの符号を監視し、当該通信フレームについて学習区間と補正区間とを判別するための信号を補正処理部144に出力する電子回路である。学習区間とは、受信された通信フレームのうち、信号波形の歪みを補正するための補正量を学習する区間である。また、補正区間とは、受信された通信フレームのうち、学習区間において取得された補正量を用いて信号波形の補正を行う区間である。
図4を参照して、CAN FDプロトコルで用いられる通信フレームを対象とする学習区間及び補正区間の具体例について説明する。図4に例示されるとおり、CAN FDプロトコルで用いられる通信フレームには、SOF,Identifier,RRS,IDE,FDF,res,BRS,ESI,DLC,Data,CRC等の符号領域が含まれる。
CAN FDプロトコルの通信フレームは、アービトレーションフェーズとデータフェーズの2つの局面で構成されている。このうち、アービトレーションフェーズは、従来のCANと同等のビットレート(例えば、500kbps)に設定されている。一方、データフェーズは、アービトレーションフェーズよりも高速の最大5Mbpsまでのビットレートを設定可能である。
なお、CAN FDは、CDMA/CAに則した通信方式であり、他のECU100との通信タイミングの調停をIdentifierを用いて行うように構成されている。つまり、アービトレーションフェーズのうちIdentifierの区間は複数のECU100からの通信信号の衝突により通信信号の波形が乱れるため、この間はリンギングによる波形の歪みを学習するには適していない。そこで、本実施形態では、アービトレーションフェーズのうち、RRSからBRSまでの区間を学習区間として利用する。そして、高速側のデータフェーズを構成するBRSからCRCまでの区間を補正区間とする。
本実施形態では、学習判定部143は、ADC142の出力信号の中からRRSに該当する符号を検知した場合、学習区間を表す信号である学習信号TRenをLowレベルからHighレベルに切換えて出力する。つぎに、学習判定部143は、ADC142の出力信号の中からBRSに該当する符号を検知した場合、補正区間を表す信号である補正信号CRenをLowレベルからHighレベルに切換えて出力する。そして、学習判定部143は、ADC142の出力信号の中からCRCに該当する符号を検知した場合、学習信号TRen及び補正信号CRenをLowレベルに切換える。
図3の説明に戻る。補正処理部144は、ADC142からの出力信号の歪みを補正するための補正量を学習する学習処理と、学習処理によって補正量に基づいて出力信号の歪みを補正する補正処理とを選択的に行う電子回路である。補正処理部144は、記憶装置としてのメモリ145を備える。なお、補正処理部144が各機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を論理回路やアナログ回路等を組合せたハードウェアを用いて実現してもよい。
補正処理部144は、学習判定部143から出力される学習信号TRenがHighレベルを表している場合、すなわち学習区間が有効である場合、ADC142からの出力信号の波形と理想波形との比較に基づいて補正量を学習する。ここでいう補正量は、本開示における波形補正情報に相当する。補正量を学習する学習処理の具体例について、図5,6を参照しながら説明する。
図5のグラフは、レシーバ140において受信された通信フレームのアービトレーションフェーズにおける符号1ビット分の信号波形の一例を表すグラフである。これらのグラフのうち、上段はADC142への入力信号の波形であり、下段はADC142からの出力信号の波形を表す。
図5に例示されるとおり、入力信号の波形において、振幅レベルの立上がりと立下がりの直後において、リンギングによる波形の乱れが生じている。この入力信号における波形の乱れがADC142からの出力信号に反映されることで、出力信号が正確な矩形波を形成せず、立上がりと立下りの直後において歪な形状となっている。
そこで、図6に例示されるとおり、補正処理部144は、ADC142からの出力信号の波形と、アービトレーションフェーズにおける符号1ビット分の正確な信号波形を模した理想波形とを比較し、出力信号の波形と理想波形との電圧差を補正量として算出する。なお、図6のグラフにおいて破線で表される矩形波は、アービトレーションフェーズに対応する500kbpsの理想波形である。このような理想波形を表す情報が、補正処理部144が備えるメモリ145に予め登録されているものとする。
図6に例示されるとおり、補正処理部144は、出力信号の振幅レベルが閾値Vth(例えば、1V)を越えて上昇した直後における出力信号と理想波形との振幅レベルの差を測定し、その測定値を立上がり補正量Vriseとして取得する。また、補正処理部144は、出力信号の振幅レベルが閾値Vthを越えて下降した直後における出力信号と理想波形との振幅レベルの差を測定し、その測定値を立下がり補正量Vfallとして取得する。補正処理部144は、取得されたVrise及びVfallの各補正量をメモリ145に保存する。
なお、補正量を学習する方法として、複数ビットから測定された補正量の平均値を取得する構成であってもよい。具体的には、補正処理部144は、図4に例示される学習区間に相当するRRS〜BRSの領域に含まれる複数の符号からそれぞれVrise及びVfallを測定し、その平均値を補正量としてメモリ145に保存する。
一方、補正処理部144は、学習判定部143から出力される補正信号CRenがHighレベルを表している場合、すなわち補正区間が有効である場合、メモリ145に記憶されている補正量を用いてADC142からの出力信号の波形を補正する。この補正処理の具体例について、図7を参照しながら説明する。
図7のグラフは、レシーバ140において受信された通信フレームのアービトレーションフェーズ(すなわち、500kbps)からデータフェーズ(すなわち、5Mbps)に移行する過程における信号波形の一例を表すグラフである。図7に例示されるとおり、補正処理部144は、通信フレームがデータフェーズに入り補正信号CRenがHighレベルになることで、Vrise及びVfallの補正量を用いて出力信号の振幅レベルの補正を開始する。
具体的には、図7の中段のグラフに例示されるとおり、補正処理部144は、ADC142の出力信号の振幅レベルが閾値Vthを越えて上昇したときに、Vriseの分だけ振幅レベルを加算して補正する。また、ADC142の出力信号の振幅レベルが閾値Vthを越えて下降したときに、Vfallの分だけ振幅レベルを減算して補正する。アービトレーションフェーズとデータフェーズにおいて、ADC142のサンプリングクロックの位相が通信フレームに正しく同期されている状態であれば、500kbpsのアービトレーションフェーズで学習された補正量を、5Mbpsのデータフェーズに対して適用することが可能である。これは、リンギングによる信号波形の歪みがデータ速度に依存しないからである。
その結果、図7の下段のグラフに例示されるとおり、補正後の出力信号においてはリンギングによる波形の歪みの影響の大部分を取除くことができ、閾値Vthに対して十分なノイズマージンを持ったデジタル信号の波形を生成することができる。なお、CAN FDにおいては、通信信号がRecessiveのときとDominantときで、トランシーバ120のインピーダンスが変化する。このため、通信信号の立上がりと立下りでリンギングを起す反射の状態が変化する。そのため、本実施形態のようにVrise及びVfallをそれぞれ学習することで、精度の高い補正を実現できる。
[学習処理の手順の説明]
レシーバ140の補正処理部144が実行する学習処理の手順について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。この学習処理は、レシーバ140において通信フレームが受信される度に実行される。
S100では、補正処理部144は、学習判定部143から出力されている学習信号TRenがHighレベルであるか否かを判定する。学習信号TRenがLowレベルである場合(すなわち、S100:NO)、補正処理部144はS100を繰返す。一方、学習信号TRenがHighレベルである場合(すなわち、S100:YES)、補正処理部144はS102に移る。
S102では、補正処理部144は、ADC142からの出力信号(以下、出力信号)の振幅レベルが閾値Vthを超えて上昇する立上がりを検知したか否かを判定する。出力信号の立上がりが検知されていない場合(すなわち、S102:NO)、補正処理部144はS102を繰返す。一方、出力信号の立上がりが検知された場合(すなわち、S102:YES)場合、補正処理部144はS104に移る。S104では、補正処理部144は、出力信号の立上がり直後における振幅レベルと、理想波形の立上がり直後における振幅レベルとの差を測定し、その測定値を立上がり補正量Vriseとして取得する。
S106では、補正処理部144は、CAN FDの仕様で規定されているビットタイミングのサンプリングポイントにおいて、出力信号がHighレベルを維持しているか否かを判定する。CAN FDの仕様においては、図9に例示されるとおり、符号1ビット分の時間長が、SYNC_SEG,PROP_SEG,PHASE_SEG1,PHASE_SEG2の4つのセグメントに区分されている。そして、符号1ビット分の時間長のうち、PHASE_SEG1とPHASE_SEG2との境界に相当するサンプリングポイントにおいて認識された出力信号の振幅レベルが、当該出力信号が表す符号として認識されるようになっている。
図8のフローチャートの説明に戻る。S106において、サンプリングポイントで出力信号がHighレベルを維持していると判定された場合(すなわち、S106:YES)、補正処理部144はS108に移る。S108では、補正処理部144は、S104において取得された立上がり補正量Vriseをメモリ145に保存する。一方、S106において、サンプリングポイントで出力信号がLowレベルに変わっていると判定された場合(すなわち、S106:NO)、補正処理部144はS110に移る。
S110では、補正処理部144は、S104において取得された立上がり補正量Vriseを保存せずに棄却する。S110の後、補正処理部144はS102に戻る。このS110における処理について、図10を参照しながら詳しく説明する。
図10に例示されるとおり、出力信号が閾値Vthを越えて立上がったにも関わらず、当該ビットタイム区分のサンプルポイントに相当する時刻において振幅レベルがLowレベルに下がっている場合、先の立上がりはノイズである可能性が高い。そのため、出力信号の立上がりが検出された後、サンプリングポイントにおいて出力信号がLowレベルであった場合には、その学習結果を棄却するように構成されている。
図8のフローチャートの説明に戻る。S112では、補正処理部144は、出力信号の振幅レベルが閾値Vthを超えて下降する立下がりを検知したか否かを判定する。出力信号の立下りが検知されていない場合(すなわち、S112:NO)、補正処理部144はS112を繰返す。一方、出力信号の立下がりが検知された場合(すなわち、S112:YES)場合、補正処理部144はS114に移る。S114では、補正処理部144は、出力信号の立下がり直後における振幅レベルと、理想波形の下がり直後における振幅レベルとの差を測定し、その測定値を立下がり補正量Vfallとして取得する。
S116では、補正処理部144は、S112において立下がりが検知されたタイミングが、図9に例示されるビットタイミングのPHASE_SEG2の区間内に含まれているか否かを判定する。立下りが検知されたタイミングがPHASE_SEG2の区間内に含まれていない場合(すなわち、S116:NO)、補正処理部144はS118に移る。S118では、補正処理部144は、S114において取得された立下がり補正量Vfallをメモリ145に保存する。
一方、S116において、立下りが検知されたタイミングがPHASE_SEG2の区間内に含まれていると判定された場合(すなわち、S116:YES)、補正処理部144はS120に移る。S120では、補正処理部144は、S114において取得された立上がり補正量Vfallを保存せずに棄却する。S120の後、補正処理部144はS112に戻る。
このS120の処理について、図11を参照しながら詳しく説明する。レシーバ140において受信される通信フレームは、送信側のタイミングよりも遅れて入力される。そのため、符号1ビット分の通信信号の終端は、通常、受信側のビットタイミングのPHASE_SEG2よりも遅れて検出される。したがって、図11に例示されるとおり、ビットタイミングのPHASE_SEG2の区間内において立下がりが検知された場合、その検知された立下りはノイズである可能性が高い。そのため、出力信号の立上がりが検出された後、PHASE_SEG2の区間内において立下りが検出された場合には、その立下りに関する学習結果を棄却するように構成されている。
図8のフローチャートの説明に戻る。S122では、補正処理部144は、学習判定部143から出力されている補正信号CRenがHighレベルであるか否かを判定する。補正信号CRenがLowレベルである場合(すなわち、S122:NO)、補正処理部144はS102に戻り、次の符号についてVrise及びVfallの取得を繰返す。一方、補正信号CRenがHighレベルである場合(すなわち、S122:YES)、補正処理部144はS124に移る。
S124では、補正処理部144は、S108及びS118においてメモリ145に保存された立上がり補正量Vrise及び立下がり補正量Vfallそれぞれについて平均値を算出し、算出された立上がり補正量Vriseの平均値及び立下がり補正量Vfallの平均値をメモリ145に保存する。S124の後、補正処理部144は、図12に例示される補正処理に移行する。
ところで、図8に例示されるフローチャートは、出力信号の振幅レベルがLowレベルからHighレベルに立上がる局面から始まる符合を対象に、VriseとVfallとを学習することを想定したものである。一方、出力信号の振幅レベルがHighレベルからLowレベルに立下がる局面から始まる符合を対象にVfallとVriseとを学習する構成であってもよい。
その場合、符号の開始に相当するタイミングにおいて立上がりを検知したか立下りを検知したかに応じて、立上がりから始まる符合を対象に学習を行うシーケンスと、立下りから始まる符合を対象に学習を行うシーケンスとを分岐することが考えられる。なお、立下りから開始する符合を学習の対象とする場合にも、図8に例示されるフローチャートと類似の手順により学習を行うことができる。具体的には図8のフローチャートの内容を次のように読替える。
補正処理部144は、S102において立下がりを検知したことを条件に、S104において立下がり補正量Vfallを取得する。そして、補正処理部144は、S106においてサンプリングポイントにおける振幅レベルがLowレベルであることを条件に、S108において立下がり補正量Vfallをメモリ145に保存する。一方、S106においてサンプリングポイントにおける振幅レベルがHighレベルである場合、補正処理部144は、補正量Vfallを棄却する。
また、補正処理部144は、S112において立上がりを検知したことを条件に、S114において立上がり補正量Vriseを取得する。そして、補正処理部144は、立上がりが検知されたタイミングがPHASE_SEG2の区間内に含まれていないことを条件に、立上がり補正量Vriseをメモリ145に保存する。一方、S112において立上がりのタイミングがPHASE_SEG2の区間内に含まれている場合、補正処理部144は、立上がり補正量Vriseを棄却する。
[補正処理の手順の説明]
レシーバ140の補正処理部144が実行する補正処理の手順について、図12のフローチャートを参照しながら説明する。この補正処理は、上述の学習処理に続けて実行される。
S200では、補正処理部144は、ADC142の出力信号の振幅レベルが閾値Vthを超えて上昇する立上がりを検知したか否かを判定する。出力信号の立上がりが検知されていない場合(すなわち、S200:NO)、補正処理部144はS200を繰返す。一方、出力信号の立上がりが検知された場合(すなわち、S200:YES)、補正処理部144はS202に移る。
S202では、補正処理部144は、上述の補正処理のS124においてメモリ145に保存された立上がり補正量Vriseを用いて、立上がり直後の出力信号の波形を補正する。具体的には、補正処理部144は、ADC142の出力信号の振幅レベルを立上がり補正量Vriseの分だけ加算してRx信号を出力する。
S204では、補正処理部144は、出力信号の振幅レベルが閾値Vthを超えて下降する立下がりを検知したか否かを判定する。出力信号の立下りが検知されていない場合(すなわち、S204:NO)、補正処理部144はS204を繰返す。一方、出力信号の立下がりが検知された場合(すなわち、S204:YES)場合、補正処理部144はS206に移る。
S206では、補正処理部144は、上述の補正処理のS124においてメモリ145に保存された立下がり補正量Vfallを用いて、立下がり直後の出力信号の波形を補正する。具体的には、補正処理部144は、ADC142の出力信号の振幅レベルを立下がり補正量Vfallの分だけ減算してRx信号を出力する。
S208では、補正処理部144は、学習判定部143から出力されている補正信号CRenがLowレベルであるか否かを判定する。補正信号CRenがHighレベルである場合(すなわち、S208:NO)、補正処理部144はS200に戻り、出力信号の補正を繰返す。一方、補正信号CRenがLowレベルである場合(すなわち、S208:YES)、補正処理部144はS210に移る。
S210では、補正処理部144は、メモリ145に保存されている立上がり補正量Vrise及び立下り補正量Vfallに関するデータをクリアする。S210の後、補正処理部144は補正処理を終了する。
ところで、図12に例示されるフローチャートは、出力信号の振幅レベルがLowレベルからHighレベルに立上がる局面から始まる符合を対象に、出力信号の波形を補正することを想定したものである。一方、出力信号の振幅レベルがHighレベルからLowレベルに立下がる局面から始まる符合を対象に出力信号の波形を補正する構成であってもよい。
その場合、符号の開始に相当するタイミングにおいて立上がりを検知したか立下りを検知したかに応じて、立上がりから始まる符合を対象に補正を行うシーケンスと、立下りから始まる符合を対象に補正を行うシーケンスとを分岐することが考えられる。なお、立下りから開始する符合を補正の対象とする場合にも、図12に例示されるフローチャートと類似の手順により学習を行うことができる。具体的には図12のフローチャートの内容を次のように読替える。
補正処理部144は、S200において立下がりを検知したことを条件に、S202において立下がり補正量Vfallを用いて立下がり直後の出力信号の波形を補正する。そして補正処理部144は、S204において立上がりを検知したことを条件に、S206において立上がり補正量Vriseを用いて立上がり直後の出力信号の波形を補正する。
[効果]
実施形態の通信システムによれば、以下の効果を奏する。
レシーバ140の補正処理部144は、CAN FDの通信フレームにおけるアービトレーションフェーズの間に、ADC142の出力信号と理想波形との差分に基づいて、立上がり補正量Vrise及び立下り補正量Vfallを学習することができる。そして、データフェーズにおいて、補正処理部144が、学習により取得された立上がり補正量Vrise及び立下り補正量Vfallを用いて、出力信号を補正することで、リンギングによる波形乱れを適切に自己補正し、高速なバス通信を実現できる。
信号波形を整形する回路としては、DFEのような比較的な大規模デジタル回路が知られている。なお、DFEは、Decision Feedback Equalizerの略語である。一般的に、DFEは複数の掛算器を有することで回路規模が大きいため、トランシーバを含む通信装置の価格が高くなってしまうという欠点がある。また、DFEは、LMSアルゴリズムによって補正量を調節する仕組みであるため、補正量の習得に時間がかかる。このため、CAN FDの通信フレームにおけるRSS〜BRSの区間のような短時間に学習を終えることができない。なお、LMSは、Least Mean Squareの略語である。
これに対し、本実施形態では、レシーバ140の補正処理部144の内部に格納した理想波形と、ADC142の出力信号の波形との比較により補正量を算出することで、小規模な回路でかつ短期間に補正量を学習することができる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
ADC142が、AD変換部に相当する。補正処理部144が、学習部及び補正部に相当する。メモリ145が、記憶部に相当する。
[変形例]
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
上述したレシーバ140を備えるトランシーバ120を構成要件とするシステム、補正処理部144としてコンピュータを機能させるためのプログラム、プログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、プログラムに対応する信号波形補正方法等の種々の形態で本開示を実現することもできる。
10…バス、11…第1通信線、12…第2通信線、100…ECU、110…通信コントローラ、120…トランシーバ、130…トランスミッタ、140…レシーバ、141…アンチエイリアシングフィルタ、142…アナログデジタルコンバータ、143…学習判定部、144…補正処理部、145…メモリ。

Claims (7)

  1. 複数の通信装置(100)が共通の通信線を介して通信信号を送受信する通信システムを構築する前記通信装置内に設けられ通信制御のための処理を行う通信制御装置(110)と前記通信線との間のインタフェースとして機能する受信装置(140)であって、
    前記通信線を介して受信される通信信号をデジタル信号に変換して出力するように構成されたAD変換部(142)と、
    所定の通信信号が受信されて前記AD変換部により変換されたときのデジタル信号の波形である受信波形と、前記所定の通信信号に対応する理想的なデジタル信号の波形を表す所与の理想波形とを比較し、前記受信波形と前記理想波形との差に関する情報である波形補正情報を作成し、作成された波形補正情報を記憶部(145)に保存するように構成された学習部(144)と、
    前記波形補正情報が記憶された後に前記AD変換部により変換されたデジタル信号の波形を前記記憶部に記憶された波形補正情報を用いて補正した信号である補正信号を生成し、その生成された補正信号を前記通信制御装置に出力するように構成された補正部(144)と、
    を備える受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記通信線を介して受信される通信信号は、データ転送レートが比較的遅い調停領域と、前記調停領域のデータ転送レートより高速のデータ転送レートを設定可能なデータ領域とを順に備えるフレームを構成するものであり、
    前記学習部は、前記調停領域の通信信号が前記AD変換部により変換されたときのデジタル信号の波形である受信波形と、前記調停領域の通信信号に対応する理想的なデジタル信号の波形を表す所与の理想波形とを比較して前記波形補正情報を作成するように構成されており、
    前記補正部は、前記データ領域の通信信号が前記AD変換部により変換されたデジタル信号の波形を前記波形補正情報を用いて補正した信号である補正信号を生成するように構成されている、受信装置。
  3. 請求項2に記載の受信装置において、
    前記通信線を介して受信される通信信号の前記調停領域は、当該通信信号を識別する情報であるID領域と、当該通信信号に関する情報である制御領域とを順に備えるように構成されており、
    前記学習部は、前記調停領域のうち前記制御領域の通信信号が前記AD変換部により変換されたときのデジタル信号の波形である受信波形と、前記制御領域の通信信号に対応する理想的なデジタル信号の波形を表す所与の理想波形とを比較して前記波形補正情報を作成するように構成されている、受信装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の受信装置において、
    前記学習部は、前記受信波形において信号レベルがローレベルからハイレベルに立上がる局面である立上がり局面と、前記立上がり局面に対応する前記理想波形との間で信号レベルを比較して、前記立上がり局面に関する前記波形補正情報を作成し、また、前記受信波形において信号レベルがハイレベルからローレベルに立下がる局面である立下り局面と、前記立下り局面に対応する前記理想波形との間で信号レベルを比較して、前記立下がり局面に関する前記波形補正情報を作成するように構成されており、
    前記補正部は、前記AD変換部により変換されたデジタル信号について、前記立上がり局面の波形を前記立上がり局面に関する波形補正情報を用いて補正した補正信号を生成し、前記立下り局面の波形を前記立下がり局面に関する波形補正情報を用いて補正した補正信号を生成するように構成されている、受信装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の受信装置において、
    前記学習部は、前記受信波形を構成する複数の符号に対応する波形について複数の前記波形補正情報を作成し、前記複数の波形補正情報の平均値を前記補正部による補正に用いる波形補正情報として前記記憶部に保存するように構成されている、受信装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の受信装置において、
    前記学習部は、前記受信波形の信号レベルがローレベルからハイレベルに立上がる局面である立上がり局面について前記波形補正情報を作成するように構成されているものであって、前記信号レベルの立上がりが検知された後、前記受信波形の符号1ビット分の時間間隔におけるサンプリングポイント相当する局面において、前記信号レベルがローレベルになっている場合、当該立上がり局面に関する前記波形補正情報を棄却するように構成されている、受信装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の受信装置において、
    前記学習部は、前記受信波形の信号レベルがハイレベルからローレベルに立下がる局面である立下がり局面について前記波形補正情報を作成するように構成されているものであって、前記信号レベルの立上がりが検知された後、前記受信波形の符号1ビット分の時間間隔におけるサンプリングポイント相当する局面から当該時間間隔の終端までの期間に信号レベルがハイレベルからローレベルに立下がった場合、当該立上がり局面に関する前記波形補正情報を棄却するように構成されている、受信装置。
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