JP2017220556A - プリント基板および情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタのピンが圧入されるスルーホールに接続される信号配線をプリント基板の両面の配線層に形成可能にすることで、プリント基板の層数を削減する。
【解決手段】 プリント基板は、複数のスルーホールと、コネクタが搭載される搭載面に設けられる第1の配線層と、搭載面と反対側の面に設けられる第2の配線層とを含む複数の配線層と、第1の配線層においてコネクタに接する第1の領域を通って設けられ、複数のスルーホールのいずれかに接続された第1の信号配線と、第1の配線層において第1の領域の一部を含んで設けられる第1の接地パターンと、第2の配線層においてコネクタに対向する第2の領域を通って設けられ、複数のスルーホールの他のいずれかに接続された第2の信号配線と、第2の配線層において第2の領域の一部を含んで設けられる第2の接地パターンとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリント基板および情報処理装置に関する。
プリント基板上に行列状に配置され、コネクタ等の部品が接続されるランドにおいて、行方向に並ぶ複数のランドを接地パターンで連結することで、接地パターンの電気的な接続を良好に確保する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。プリント基板において、コネクタに接続される接地パターンと、プリント基板上の他の接地パターンとをフェライトビーズを介して接続することで、コネクタに接続されたケーブルからの不要輻射を低減する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。プレスフィットコネクタのピンが圧入されるプリント基板のスルーホールの開口部を面取りし、スルーホール内のピンの接触部分を、ピンの弾性変形部の長さより短くすることで、プリント基板の割れを抑止する手法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−124742号公報 特開2000−269613号公報 特開2009−218455号公報
プレスフィットコネクタ等のコネクタのピンをスルーホールに圧入する場合、プリント基板の表面においてコネクタが接触する接触領域と、プリント基板の裏面において治具が接触する接触領域には、応力が掛かる。応力による信号配線の変形を抑止するため、信号配線は、接触領域を避けて配置される。この場合、コネクタのピンが圧入されるスルーホールから引き出される配線は、プリント基板の表面の配線層と裏面の配線層以外の内層を使用して形成されるため、プリント基板の層数が増えるおそれがある。
1つの側面では、本件開示のプリント基板および情報処理装置は、コネクタのピンが圧入されるスルーホールに接続される信号配線をプリント基板の両面の配線層に形成可能にすることで、プリント基板の層数を削減することを目的とする。
一つの観点によれば、プリント基板は、複数のスルーホールと、コネクタが搭載される搭載面に設けられる第1の配線層と、搭載面と反対側の面に設けられる第2の配線層とを含む複数の配線層と、第1の配線層においてコネクタに接する第1の領域を通って設けられ、複数のスルーホールのいずれかに接続された第1の信号配線と、第1の配線層において第1の領域の一部を含んで設けられる第1の接地パターンと、第2の配線層においてコネクタに対向する第2の領域を通って設けられ、複数のスルーホールの他のいずれかに接続された第2の信号配線と、第2の配線層において第2の領域の一部を含んで設けられる第2の接地パターンとを備える。
別の観点によれば、複数のスルーホールを含むプリント基板と、複数のスルーホールに圧入された複数のピンを含むコネクタと、プリント基板に搭載された電子部品とを備える情報処理装置であって、プリント基板は、コネクタの複数のピンが圧入される複数のスルーホールと、コネクタが搭載される搭載面に設けられる第1の配線層と、搭載面と反対側の面に設けられる第2の配線層とを含む複数の配線層と、第1の配線層においてコネクタに接する第1の領域を通って設けられ、複数のスルーホールのいずれかに接続された第1の信号配線と、第1の配線層において第1の領域の一部を含んで設けられる第1の接地パターンと、第2の配線層においてコネクタに対向する第2の領域を通って設けられ、複数のスルーホールの他のいずれかに接続された第2の信号配線と、第2の配線層において第2の領域の一部を含んで設けられる第2の接地パターンとを備える。
本件開示のプリント基板および情報処理装置は、コネクタのピンが圧入されるスルーホールに接続される信号配線をプリント基板の両面の配線層に形成可能にすることで、プリント基板の層数を削減することができる。
プリント基板および情報処理装置の一実施形態を示す図である。 図1に示すプリント基板の要部の一例を示す図である。 図1に示すコネクタをプリント基板に取り付ける製造工程の一例を示す図である。 プリント基板および情報処理装置の別の実施形態を示す図である。 図4に示す情報処理装置において、システム基板の断面を含む部分断面を示す図である。 図4および図5に示すシステム基板の表面の要部の一例を示す図である。 図6に示すシステム基板において、図5に示すコネクタのピンがスルーホールに圧入された状態の一例を示す図である。 図4および図5に示すシステム基板の裏面の要部の一例を示す図である。 図5に示すシステム基板の配線層の構造の一例を示す図である。 プリント基板および情報処理装置の別の実施形態におけるシステム基板の表面の要部の一例を示す図である。 図10に示すシステム基板の裏面の要部の一例を示す図である。 プリント基板および情報処理装置の別の実施形態におけるシステム基板の表面の要部の一例を示す図である。 図12に示すシステム基板の裏面の要部の一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。
図1は、プリント基板および情報処理装置の一実施形態を示す。図1に示す情報処理装置100は、例えば、サーバであり、CPU(Central Processing Unit)等の電子部品20およびコネクタ30が搭載されたプリント基板10と、コネクタ40が搭載されたバックプレーン50とを有する。プリント基板10は、コネクタ30をコネクタ40に接続することでバックプレーン50に接続される。図1は、プリント基板10の断面を含む部分断面を示す。
プリント基板10は、コネクタ30が搭載される搭載面である表面SFに設けられる配線層L1と、搭載面と反対側の面である裏面BCに設けられる配線層L4と、配線層L1、L4の間に設けられる配線層L2、L3とを有する。なお、プリント基板10に設けられる配線層L1−L4の数は、4つに限定されない。
プリント基板10は、コネクタ30のピン32が圧入される複数のスルーホール12を有する。スルーホール12は、配線層L1−L4を貫通して設けられ、スルーホール12の開口部は、表面SFと裏面BCとに露出する。例えば、コネクタ30は、プレスフィットコネクタであり、スルーホール12への圧入により弾性変形したピン32の先端部の復元力により、ピン32がスルーホール12内に固定され、ピン32とスルーホール12との機械的および電気的な接触が維持される。
電子部品20は、バンプ等を介して配線層L1にはんだ付けされる。なお、プリント基板10には、他の電子部品が搭載されてもよく、他の電子部品は、プリント基板10の裏面BCに搭載されてもよい。また、電子部品は、配線層L1または配線層L4に形成されたパターン(電極)に端子がはんだ付けされる面実装タイプでもよく、スルーホールに挿入された端子がはんだ付けされる挿入タイプでもよい。
図2は、図1に示すプリント基板10の要部の一例を示す。図2の左側は、プリント基板10の表面SFにおけるコネクタ30が搭載される領域を示す。図2の右側は、プリント基板10の裏面BCにおけるコネクタ30が搭載される領域を示す。白抜きの二重丸は、信号配線が接続されるスルーホール12を示し、網掛けの二重丸は、接地線が接続されるスルーホール12を示し、二重丸のうちの外側の円は、ランドを示す。なお、コネクタ30のピン32(図1)が圧入されるスルーホール12の数(すなわち、ピン32の数)は、16本に限定されない。また、図2および図6等では、表面SFおよび裏面BCを部分的に絶縁するソルダーレジストの記載は省略される。
表面SFにおいて、太い点線の二重の矩形枠で挟まれた環状の領域A1は、プリント基板10の表面SFと、コネクタ30の台座(スタンドオフ)とが接触する部分を示す。表面SFにおいて、配線層L1に形成される信号配線S1は、領域A1を通って、スルーホール12に接続される。また、表面SFにおける領域A1の一部を含む領域には、信号配線S1の配線領域を避けて、網掛けで示す接地パターンGNDが形成される。接地パターンGNDは、接地パターンGND上に設けられたスルーホール13に接続される。例えば、スルーホール13は、電源層(図1に示す配線層L2または配線層L3)に配線された接地線に接続される。このように、接地パターンGNDは接地されているため、アンテナとなって電波を放射するノイズ源となることを抑止することができる。
信号配線S1と接地パターンGNDとは、銅箔等を用いて形成され、互いに同じ厚さである。ピン32をスルーホール12に圧入することで、コネクタ30をプリント基板10に取り付ける情報処理装置100の製造工程において、領域A1と重複する信号配線S1および接地パターンGNDは、領域A1に接触するコネクタ30による応力を受ける。
裏面BCにおいて、太い点線の矩形枠で囲まれた領域A2は、コネクタ30に対向する位置を示す。領域A2を示す太い点線は、領域A1を示す二重の太い点線のうち、外側の点線と同じ位置である。コネクタ30をプリント基板10に取り付けるときにプリント基板10の裏面BCを支える板状の治具が裏面BCに接触する領域は、裏面BCにおいてコネクタ30に対向する領域A2を含み、領域A2より広い。このため、コネクタ30をプリント基板10に取り付けるときに、接地パターンGNDに接触する板状の治具の面積は、接地パターンGNDに接触する領域A2の面積より大きい。
裏面BCにおいて、配線層L4に形成される信号配線S4は、領域A2を通って、スルーホール12に接続される。また、裏面BCにおける領域A2の一部には、信号配線S4の配線領域を避けて、網掛けで示す接地パターンGNDが形成される。配線層L4に形成される信号配線S4と接地パターンGNDとは、銅箔等を用いて形成され、互いに同じ厚さである。コネクタ30のプリント基板10への取り付け時に、領域A2と重複する信号配線S4および接地パターンGNDは、プリント基板10の裏面BCが載置される板状の治具による応力を受ける。
なお、図2において、信号配線が接続される白抜きのスルーホール12のうち、信号配線S1、S2のいずれにも接続されないスルーホール12は、図1に示す配線層L2または配線層L3に形成される信号配線に接続される。スルーホール12に接続される信号配線は、図1に示すバックプレーン50の信号線をプリント基板10に搭載される電子部品20等に接続する引き出し配線である。
図3は、図1に示すコネクタ30をプリント基板10に取り付ける製造工程の一例を示す。まず、図3(A)において、プリント基板10の裏面BCにおけるコネクタ30を取り付ける部分が、板状の治具60上に載置され、ピン32の先端部33をスルーホール12に合わせて、コネクタ30がプリント基板10上に載置される。ピン32の先端部33は、スルーホール12の内径より大きい幅を有し、先端部33を弾性変形させるための開口部を有する。そして、コネクタ30上に板状の治具62が載置された後、治具62がプリント基板10に向けて押圧される。
図3(B)において、ピン32の先端部33の開口部は、応力によりつぶれ、先端部33は、弾性変形し、スルーホール12内に挿入され、スルーホール12内に固定される。図3(B)の状態で、プリント基板10の表面SFにおけるコネクタ30との接触部分(図2の領域A1)に位置する信号配線S1および接地パターンGNDは、コネクタ30から応力を受ける。しかし、応力は、信号配線S1と接地パターンGNDにより分散されるため、応力が信号配線S1に集中することが抑止され、信号配線S1が応力により塑性変形することが抑止される。
同様に、図3(B)の状態で、プリント基板10の裏面BCにおける治具60の接触部分(図2の領域A2の一部を含む)に位置する信号配線S4および接地パターンGNDは、応力と同じ応力を反作用として治具60から受ける。しかし、反作用による応力は、信号配線S4と接地パターンGNDにより分散されるため、信号配線S4に応力が集中することが抑止され、信号配線S4が応力により塑性変形することが抑止される。
材質が銅である信号配線S1、S4は、弾性限度を超える応力が掛かると、変形した形状は元に戻らない(塑性変形)。塑性変形に至らない最大の応力をNcu(N/mm)とし、安全率をαとすると、塑性変形に至らない許容応力N(N/mm)は、式(1)で示される。例えば、安全率αは、銅の場合、”3”から”5”の間に設定される。
N=Ncu/α ‥‥(1)
コネクタ30の各ピン32をスルーホール12に圧入する力をFp(kgf)とし、コネクタ30のピン32の数をNpとすると、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時の応力F(kgf)は、式(2)で示される。
F=Fp×Np ‥‥(2)
式(2)で求めた応力Fに耐えられる銅箔の面積S(mm)は、式(1)で求めた許容応力Nを用いて、式(3)で示される。
S=F/N ‥‥(3)
プリント基板10の表面SFにおいて、コネクタ30に接触する信号配線S1のパターン長をL(mm)、パターン幅をd(mm)、信号配線S1の本数をnとすると、コネクタ30に接触する信号配線S1のパターンの面積Sp(mm)は、式(4)で示される。
Sp=L×d×n ‥‥(4)
式(3)および式(4)より、プリント基板10の表面SFにおいて、信号配線S1を塑性変形させないために、コネクタ30に接触させる接地パターンGNDの面積Sb(mm)は、式(5)により示される。すなわち、コネクタ30に接触する接地パターンGNDの面積を”Sb”以上にすることで、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時の信号配線S1の塑性変形を抑止することができる。ここで、コネクタ30に接触する接地パターンGNDの面積は、図2に示す領域A1と接地パターンGNDとの重複部分の面積である。
Sb=S−Sp ‥‥(5)
一方、プリント基板10の裏面BCにおいて、治具60に接触する接地パターンGNDの面積Sbは、式(4)を信号配線S4の数値に置き換えることで求めることができる。すなわち、治具60に接触する接地パターンGNDの面積を”Sb”以上にすることで、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時の信号配線S4の塑性変形を抑止することができる。
ここで、治具60に接触する接地パターンGNDの面積は、領域A2と接地パターンGNDとの重複部分の面積とする。上述したように、裏面BCを支える板状の治具60が裏面BCに接触する領域は、領域A2を含み、領域A2より広い。このため、領域A2と接地パターンGNDとの重複部分の面積を面積Sb以上にすることで、治具60に接触する接地パターンGNDの面積は、面積Sb以上になる。
以上、図1から図3に示す実施形態では、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時に、表面SFに形成された信号配線S1および裏面BCに形成された信号配線S4が、応力により塑性変形することを抑止することができる。これにより、信号配線S1、S4の抵抗値が高くなることを抑止することができ、あるいは、信号配線S1、S4が断線することを抑止することができる。すなわち、コネクタ30に接触する接地パターンGNDの面積を、式(5)に示す”Sb”以上にすることで、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時の信号配線S1の塑性変形を抑止することができる。同様に、治具60に接触する接地パターンGNDの面積を”Sb”以上にすることで、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時の信号配線S4の塑性変形を抑止することができる。
これにより、プレスフィットコネクタ等、ピン32を圧入するタイプのコネクタ30が搭載されるプリント基板10において、従来は困難であったコネクタ30および治具60が接触する配線層L1、L4の領域に信号配線S1、S4を配線することができる。したがって、プリント基板10において表面SFに露出する配線層L1および裏面BCに露出する配線層L4を、コネクタ30からの引き出し配線に使用することができる。この結果、配線層L1、L4をコネクタ30からの引き出し配線に使用しない場合に比べて、プリント基板10の層数を削減することができ、プリント基板10の製造コストを削減することができる。
これに対して、プリント基板10の配線層L1、L4に、図2に示す接地パターンGNDを形成しない場合、コネクタ30のプリント基板10への取り付け時に掛かる応力により信号配線S1、S4が塑性変形するおそれがある。塑性変形を避けるために信号配線S1、S4をプリント基板10の内層に形成する場合、プリント基板10の層数は、図1に示す4層に対して2層多い6層になる。この結果、図1に比べて、プリント基板10のコストは上昇する。
コネクタ30をプリント基板10に取り付けるときの応力を分散させるために配線層L1、L2に形成されるパターンは、接地パターンGNDであるため、アンテナとなって電波を放射するノイズ源となることを抑止することができる。
図4は、プリント基板および情報処理装置の別の実施形態を示す。図1から図3に示す実施形態で説明した要素と同一または同様の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明は省略する。
図4に示す情報処理装置101は、例えば、サーバであり、システム基板14と、システム基板14が接続されるバックプレーン51とを有する。システム基板14は、プリント基板の一例である。システム基板14には、CPU21、22、複数のメモリモジュール23、複数のHDD(Hard Disk Drive)24、チップセット25、BMC(Baseboard Management Controller)26およびコネクタ35、36、37が搭載される。バックプレーン51には、コネクタ35、36、37のそれぞれが接続されるコネクタ41、42、43が搭載される。
CPU21、22、メモリモジュール23、HDD24、チップセット25およびBMC26は、電子部品の一例である。例えば、メモリモジュール23は、DIMM(Dual Inline Memory Module)であり、各CPU21、22に4つのメモリモジュール23が接続される。チップセット25は、例えば、CPU21、22とHDD24との間のデータの入出力を管理し、図示しないネットワークインタフェースおよび通信インタフェースとの情報の入出力を管理する。BMC26は、CPU21、22に供給される電源電圧、CPU21、22に供給されるクロックの周波数、および図示しないファンの回転数等を制御する。なお、システム基板14に搭載される電子部品は、図4に示す例に限定されない。
コネクタ35、36は、図1に示すコネクタ30と同様のプレスフィットコネクタである。コネクタ35を介してバックプレーン51に接続されるシステム基板14上の配線は、CPU21に接続され、コネクタ36を介してバックプレーン51に接続されるシステム基板14上の配線は、CPU22に接続される。
コネクタ37は、電源コネクタであり、図1に示すコネクタ30と同様のプレスフィットコネクタである。但し、コネクタ37のピンは、図1に示すコネクタ30のピン32より太い。コネクタ37により、バックプレーン51の電源線PWRがシステム基板14の電源線PWRに接続され、バックプレーン51の接地線GNDがシステム基板14の接地線GNDに接続される。そして、コネクタ43、37を介して、バックプレーン51からシステム基板14に電源電圧PWRが供給される。
図5は、図4に示す情報処理装置101において、システム基板14の断面を含む部分断面を示す。図5において、情報処理装置101を表す矩形は、筐体を示す。バックプレーン51には、システム基板14の他に、I/O(Input/Output)基板71と電源装置81(PSU:Power Supply Unit)とが接続される。
I/O基板71には、PCI(Peripheral Component Interconnect)スロットおよび図示しないLAN(Local Area Network)ポート等のインタフェース部品72と、プレスフィットコネクタ等のコネクタ73とが搭載される。I/O基板71は、コネクタ73とバックプレーン51に取り付けられたコネクタ45とを介してバックプレーン51に接続され、バックプレーン51を介してシステム基板14に接続される。電源装置81は、バックプレーン51に取り付けられたコネクタ46に接続され、システム基板14およびI/O基板71に電源電圧を供給する。
システム基板14は、図1に示すプリント基板10と同様に、複数の配線層を有し、コネクタ36のピン32の先端部が圧入される図示しないスルーホールを有する。以下の説明では、システム基板14において、コネクタ36が搭載される搭載面は表面SFと称され、コネクタ36の搭載面と反対側の面は裏面BCと称される。なお、システム基板14は、図4に示すコネクタ35、37のそれぞれに対向する位置に、コネクタ35、37のピンが圧入されるスルーホールを有する。I/O基板71も、図1に示すプリント基板10と同様に、複数の配線層を有し、コネクタ73のピン74の先端部が圧入される図示しないスルーホールを有する。なお、HDD24は、バックプレーン51を介してシステム基板14に接続される別のプリント基板に搭載されてもよい。
図6は、図4および図5に示すシステム基板14の表面SFの要部の一例を示す。図2で説明した要素と同一または同様の要素については、詳細な説明は省略する。図6は、システム基板14の表面SFにおけるコネクタ36が搭載される領域(図4に示す一点鎖線の矩形領域)を示す。
図6において、太い点線の二重の矩形枠で挟まれた環状の領域A1は、システム基板14の表面SFと、コネクタ36の台座(スタンドオフ)とが接触する部分を示す。表面SFの配線層に形成される信号配線S1は、領域A1を通って、スルーホール12に接続される。また、領域A1の一部を含む領域には、信号配線S1の配線領域を避けて、網掛けで示す接地パターンGNDが形成される。接地パターンGNDのうち、領域A1に重複する面積は、上述した式(5)から求められる面積Sb以上に設定される。
スルーホール12に接続される信号配線S1は、バックプレーン51の信号線をプリント基板14に搭載されるCPU22等に接続する引き出し配線である。各接地パターンGNDは、システム基板14の接地層に接続される接地パターンGND上のスルーホール13に接続される。
図2と同様に、白抜きのスルーホール12のうち、信号配線S1に接続されないスルーホール12は、表面SFの配線層以外の配線層に形成される信号配線に接続される。図6に示すシステム基板14では、互いに隣接する2つのスルーホール12の間に配線を2本まで配置可能な、いわゆるピン間2本ルールが採用される。このため、4つの配線層を使用して、図6の縦方向に並ぶ8個の白抜きのスルーホール12から配線が引き出される。システム基板14の配線層の構造の例は、図9に示される。
なお、システム基板14の表面SFにおいて、図4に示すコネクタ35が載置される領域の要部、および図5に示すI/O基板71の表面において、コネクタ73が載置される領域の要部は、図6と同様である。これに対して、システム基板14において、図4に示す電源コネクタ37が載置される領域では、スルーホールがシステム基板14の電源層または接地層に直接接続されるため、引き出し配線は存在しない。このため、システム基板14の表面SFにおける電源コネクタ37が載置される領域には、接地パターンGNDは形成されない。
図7は、図6に示すシステム基板14において、図5に示すコネクタ36のピン32がスルーホール12に圧入された状態の一例を示す。スルーホール12に圧入されたピン32は、ピン32の先端部33の根元側(コネクタ36の本体側)に、スルーホール12の開口部に当接される板状のピンショルダー34を有する。信号配線S1およびピンショルダー34とのショートを避けるため、接地パターンGNDは、スルーホール12の形成領域に配置されない。
図8は、図4および図5に示すシステム基板14の裏面BCの要部の一例を示す。図2で説明した要素と同一または同様の要素については、詳細な説明は省略する。図8は、図6と同様に、システム基板14の裏面BCにおけるコネクタ36が搭載される領域(図4に示す一点鎖線の矩形領域)を示す。
図8において、太い点線の矩形枠で囲まれた領域A2は、コネクタ36に対向する位置を示し、コネクタ36をシステム基板14に取り付けるときにシステム基板14の裏面BCが載置される板状の治具の接触部分に含まれる。裏面BCの配線層に形成される信号配線S4は、領域A2を通って、スルーホール12に接続される。また、裏面BCにおける領域A2の一部には、信号配線S4の配線領域を避けて、網掛けで示す接地パターンGNDが形成される。接地パターンGNDのうち、領域A2に重複する面積は、上述した式(5)から求められる面積Sb以上に設定される。なお、厳密には、図3に示す治具60に接触する接地パターンGNDの面積が、”Sb”以上であれば、信号配線S4の塑性変形を抑止することができる。
スルーホール12に接続される信号配線S4は、バックプレーン51の信号線をプリント基板14に搭載されるCPU22等に接続する引き出し配線である。各接地パターンGNDは、システム基板14の接地層に接続されるスルーホール12に接続される。なお、各接地パターンGNDは、図6と同様に、システム基板14の接地層に接続されるスルーホール13に接続されてもよい。
コネクタ36(または35)をシステム基板14に取り付ける製造工程は、図3と同様である。すなわち、システム基板14の裏面BCにおいてコネクタ36(または35)を取り付ける領域が、板状の治具60上に載置された後、ピン32の先端部33をスルーホール12に合わせて、コネクタ36がシステム基板14上に載置される。次に、コネクタ36上に板状の治具62が載置された後、治具62がシステム基板14に向けて押圧され、ピン32の先端部33は、スルーホール12内に圧入される。
このとき、治具62の押圧によりコネクタ30からプリント基板14に掛かる応力は、信号配線S1と接地パターンGNDにより分散されるため、信号配線S1が応力により塑性変形することが抑止される。同様に、治具62による応力の反作用としてプリント基板10の裏面BCに掛かる応力は、信号配線S4と接地パターンGNDにより分散されるため、信号配線S4が応力により塑性変形することが抑止される。
図9は、図5に示すシステム基板14の配線層の構造の一例を示す。図6および図8で説明したように、図5に示すコネクタ36を介してバックプレーン51に接続される引き出し配線は、表面SFと裏面BCとにそれぞれ設けられる2つの配線層を含む複数の配線層に形成される。
このため、図9の左側に示すように、システム基板14の層数は、4つの信号配線層L1、L3、L6、L8と4つの電源層(PWR/GND層)L2、L4、L5、L7とを含む8層になる。ここで、図6に示す信号配線S1は、信号配線層L1に形成され、図8に示す信号配線S4は、信号配線層L8に形成される。例えば、電源層L2、L4、L5、L7の各々は、ストライプ状に交互に配置された電源線PWRと接地線GNDとを有する。なお、図6および図8に網掛けの二重丸で示すスルーホール12、13は、電源層L2、L4、L5、L7のいずれかの接地線GNDに接続される。
一方、図9の右側は、図6および図8に示す接地パターンGNDを表面SFの配線層および裏面BCの配線層に形成しない場合の配線層の構造を示す。接地パターンGNDを表面SFの配線層に形成しない場合、図3に示す治具62からの応力を受ける信号配線が塑性変形するおそれがあるため、信号配線S1は、内層(例えば、信号配線層L3)に形成される。同様に、接地パターンGNDを裏面BCの配線層に形成しない場合、図3に示す治具60からの応力(反作用による)を受ける信号配線が塑性変形するおそれがあるため、信号配線S4は、内層(例えば、信号配線層L10)に形成される。
したがって、コネクタ36の引き出し配線は、内層である信号配線層L3、L5、L8、L10に形成される。互いに隣接する信号配線層の間には電源層が配置されるため、接地パターンGNDを表面SFの配線層および裏面BCの配線層に形成しない場合のシステム基板14の層数は、図9の左側に比べて4層多い12層になる。例えば、信号配線層L1、L12には、引き出し配線以外の配線が形成される。
システム基板14等のプリント基板は、層数が多いほど、厚さが大きくなり、スルーホールは長くなる。コネクタ36のピンが圧入されるスルーホール12では、引き出し配線が形成される配線層と裏面BCとの間にスタブと呼ばれる枝分かれ配線が存在する。スタブは、引き出し配線が形成される配線層が表面SFに近いほど長くなる。スタブは、スルーホール12のインピーダンスに不整合を生じさせ、スルーホール12に伝送される信号の波形を劣化させるため、短い方が望ましい。スルーホール12内のスタブによる信号波形の劣化が無視できない場合、システム基板14の製造工程において、裏面BC側からスルーホール12の一部を切削することでスタブを除去するバックドリルと称される工程が追加される。
図5に示すシステム基板14では、図9の右側に示すシステム基板に比べて、スタブの長さを短くでき、スルーホール12に伝送される信号の波形の劣化を抑えることができる。スルーホール12内のスタブによる信号波形の劣化が無視できる場合、バックドリル工程を省略することができ、システム基板14の製造コストを削減することができる。
以上、図4から図9に示す実施形態においても、図1から図3に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、コネクタ35、36のシステム基板14への取り付け時に、表面SFに形成された信号配線S1および裏面BCに形成された信号配線S4が、応力により塑性変形することを抑止することができる。したがって、プレスフィットコネクタ等のコネクタ35、36が搭載されるシステム基板14において、コネクタ35、36および治具60が接触する領域にコネクタ35、36の引き出し配線である信号配線S1、S4を配線することができる。この結果、従来に比べて、システム基板14の層数を削減することができ、システム基板14の製造コストを削減することができる。
さらに、図4から図9に示す実施形態では、システム基板14を従来に比べて薄くできるため、スタブの長さを短くでき、スルーホール12に伝送される信号の波形の劣化を抑えることができる。スタブの長さを短くすることでバックドリル工程を省略できる場合、システム基板14の製造コストをさらに削減することができる。
図10は、プリント基板および情報処理装置の別の実施形態におけるシステム基板の表面の要部の一例を示す。図1から図9に示す実施形態で説明した要素と同一または同様の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明は省略する。
図10に示すシステム基板16では、接地パターンGNDは、表面SFの配線層において、領域A1の四隅を含む位置に形成され、各接地パターンGNDは、システム基板16の接地層に接続されるスルーホール13に接続される。すなわち、接地パターンGNDは、表面SFにおいて、スルーホール12の形成領域の周囲の四隅を含む位置に形成される。また、図10では、図6に比べて多くの信号配線S1が引き出される。表面SFの配線層のその他の構成は、図6と同じである。システム基板16を含む情報処理装置の構成および構造は、システム基板14の代わりにシステム基板16が配置されることを除き、図4および図5と同じである。システム基板16は、プリント基板の一例である。
信号配線S1および接地パターンGNDが領域A1の片側に偏って配置される場合、領域A1に重複する接地パターンGNDの面積が、上述した式(5)に示す面積Sbを満足する場合にも、コネクタ36(図5)の圧入時に治具62(図3)が傾くおそれがある。治具62が傾いた場合、コネクタ36のピン32がスルーホール12にまっすぐ挿入されず、接触不良または座屈が発生するおそれがある。
接地パターンGNDを領域A1の四隅にそれぞれ配置することで、コネクタ36の圧入時に治具62による応力が領域A1の四隅に均等に掛かるため、治具62が傾くことを抑止することができる。この結果、コネクタ36のピン32の接触不良または座屈の発生を抑止することができる。
図11は、図10に示すシステム基板16の裏面BCの要部の一例を示す。図11において、接地パターンGNDは、裏面BCの配線層において、領域A2の四隅を含む位置に形成され、各接地パターンGNDは、システム基板16の接地層に接続されるスルーホール13に接続される。すなわち、接地パターンGNDは、裏面BCにおいてスルーホール12の形成領域の周囲の四隅を含む位置に形成される。また、図11では、図8に比べて多くの信号配線S4が引き出される。裏面BCの配線層のその他の構成は、図8と同じである。
図10と同様に、接地パターンGNDを領域A2の四隅にそれぞれ配置することで、コネクタ36の圧入時に治具62が傾くことを抑止することができ、コネクタ36のピン32の接触不良または座屈の発生を抑止することができる。
以上、図10および図11に示す実施形態においても、図1から図9に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。例えば、プレスフィットコネクタ等のコネクタ35、36が搭載されるシステム基板16において、コネクタ35、36および治具60が接触する配線層L1、L8にコネクタ35、36の引き出し配線である信号配線S1、S4を配線することができる。この結果、従来に比べて、システム基板16の層数を削減することができ、システム基板16の製造コストを削減することができる。システム基板16を従来に比べて薄くできるため、スタブの長さを短くでき、スルーホール12に伝送される信号の波形の劣化を抑えることができる。バックドリル工程を省略できる場合、システム基板16の製造コストをさらに削減することができる。
さらに、図10および図11に示す実施形態では、システム基板16の表面SFおよび裏面BCにおいて、接地パターンGNDを領域A1、A2の四隅にそれぞれ配置することで、コネクタ36の圧入時に治具62が傾くことを抑止することができる。この結果、コネクタ36の圧入時に発生するコネクタ36のピン32の接触不良または座屈の発生を抑止することができる。
図12は、プリント基板および情報処理装置の別の実施形態におけるシステム基板の表面の要部の一例を示す。図1から図11に示す実施形態で説明した要素と同一または同様の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明は省略する。
図12に示すシステム基板18では、接地パターンGNDは、表面SFの配線層において、領域A1の四隅を含む、互いに対向する二辺にそれぞれ形成される。表面SFの配線層のその他の構成は、図10と同じである。システム基板16を含む情報処理装置の構成および構造は、システム基板14の代わりにシステム基板18が配置されることを除き、図4および図5と同じである。システム基板18は、プリント基板の一例である。
図13は、図12に示すシステム基板18の裏面BCの要部の一例を示す。図13において、接地パターンGNDは、裏面BCの配線層において、領域A2の四隅を含む、互いに対向する二辺にそれぞれ形成される。裏面BCの配線層のその他の構成は、図11と同じである。
以上、図12および図13に示す実施形態においても、図1から図11に示す実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図6に示すシステム基板14の表面SFにおける領域A1の四隅を含む領域に、図10または図12と同様に接地パターンGNDが形成されてもよい。また、図8に示すシステム基板14の裏面BCにおける領域A2の四隅を含む領域に、図11または図13と同様に接地パターンGNDが形成されてもよい。さらに、図10に示すシステム基板16の表面SFに形成される接地パターンGNDが、図12と同様の形状にされてもよく、図11に示すシステム基板16の裏面BCに形成される接地パターンGNDが、図13と同様の形状にされてもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10…プリント基板;12、13…スルーホール;14、16、18…システム基板;20…電子部品;21、22…CPU;23…メモリモジュール;24…HDD;25…チップセット;26…BMC;30…コネクタ;32…ピン;33…先端部;34…ピンショルダー;35、36、37…コネクタ;40、41、42、43、45、46…コネクタ;50、51…バックプレーン;60、62…治具;71…I/O基板;72…インタフェース部品;81…電源装置;100、101…情報処理装置;A1、A2…領域;BC…裏面;GND…接地パターン、接地線;L1−L12…配線層;PWR…電源線;S1、S2…信号配線;SF…表面

Claims (9)

  1. 複数のスルーホールと、
    コネクタが搭載される搭載面に設けられる第1の配線層と、前記搭載面と反対側の面に設けられる第2の配線層とを含む複数の配線層と、
    前記第1の配線層において前記コネクタに接する第1の領域を通って設けられ、前記複数のスルーホールのいずれかに接続された第1の信号配線と、
    前記第1の配線層において前記第1の領域の一部を含んで設けられる第1の接地パターンと、
    前記第2の配線層において前記コネクタに対向する第2の領域を通って設けられ、前記複数のスルーホールの他のいずれかに接続された第2の信号配線と、
    前記第2の配線層において前記第2の領域の一部を含んで設けられる第2の接地パターンと
    を備えることを特徴とするプリント基板。
  2. 前記第1の接地パターンは、前記複数のスルーホールの形成領域の周囲の四隅を含む位置に設けられること
    を特徴とする請求項1記載のプリント基板。
  3. 前記複数の配線層は、接地線が配線される電源層を含み、
    前記第1の接地パターンは、前記第1の接地パターン内に設けられたスルーホールを介して前記接地線に接続されること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のプリント基板。
  4. 前記複数の配線層は、接地線が配線される電源層を含み、
    前記第2の接地パターンは、前記複数のスルーホールのうち、前記接地線に接続されたスルーホールに接続されること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のプリント基板。
  5. 前記第2の接地パターンは、前記複数のスルーホールの形成領域の周囲の四隅を含む位置に設けられること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のプリント基板。
  6. 前記複数の配線層は、接地線が配線される電源層を含み、
    前記第2の接地パターンは、前記第2の接地パターン内に設けられたスルーホールを介して前記接地線に接続されること
    を特徴とする請求項1、請求項2および請求項5のいずれか1項記載のプリント基板。
  7. 前記第1の領域に重複する前記第1の接地パターンの面積は、前記コネクタの複数のピンの前記スルーホールへの圧入時に前記プリント基板に掛かる応力に対して前記第1の配線層に形成される配線を塑性変形させない配線の面積から前記第1の領域に重複する前記第1の信号配線の面積を差し引いた面積以上に設定されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載のプリント基板。
  8. 前記第2の領域に重複する前記第2の接地パターンの面積は、前記コネクタの複数のピンの前記スルーホールへの圧入時に前記プリント基板に掛かる応力に対して前記第2の配線層に形成される配線を塑性変形させない配線の面積から前記第2の領域に重複する前記第2の信号配線の面積を差し引いた面積以上に設定されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載のプリント基板。
  9. 複数のスルーホールを含むプリント基板と、前記複数のスルーホールに圧入された複数のピンを含むコネクタと、前記プリント基板に搭載された電子部品とを備える情報処理装置であって、
    前記プリント基板は、
    コネクタの複数のピンが圧入される複数のスルーホールと、
    前記コネクタが搭載される搭載面に設けられる第1の配線層と、前記搭載面と反対側の面に設けられる第2の配線層とを含む複数の配線層と、
    前記第1の配線層において前記コネクタに接する第1の領域を通って設けられ、前記複数のスルーホールのいずれかに接続された第1の信号配線と、
    前記第1の配線層において前記第1の領域の一部を含んで設けられる第1の接地パターンと、
    前記第2の配線層において前記コネクタに対向する第2の領域を通って設けられ、前記複数のスルーホールの他のいずれかに接続された第2の信号配線と、
    前記第2の配線層において前記第2の領域の一部を含んで設けられる第2の接地パターンと
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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