JP2017220124A - 曲げ加工費見積装置、曲げ加工費見積システムおよびプログラム - Google Patents

曲げ加工費見積装置、曲げ加工費見積システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】製品の製造の曲げ加工における付随作業を考慮した、より正確な曲げ加工費を見積もることを可能にする。【解決手段】曲げ加工費見積装置1のCADデータ取得部11は、工程共通属性情報および曲げ工程属性情報が付加された3次元CADデータを取得する。パラメータ抽出部13は、曲げ工程属性情報から、曲げ順、曲げパターンおよび曲げ角度で表される主作業を示す主作業情報を抽出し、曲げ線の対象物における座標に基づいて、曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成する。加工時間算出部16は、見積基準データ記憶部15が記憶する見積基準データを参照し、工程共通属性情報、主作業情報および付随作業情報に基づいて、曲げ加工にかかる加工時間を算出する。加工費算出部18は、加工費基準データ記憶部17が記憶する加工費基準データを参照し、加工時間算出部16が算出した加工時間から曲げ加工にかかる加工費を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、製品の製造における曲げ加工費を見積もる曲げ加工費見積装置、曲げ加工費見積システムおよびプログラムに関する。
製品の3次元姿図や展開図からコストに関するパラメータを抽出し、コンピュータにより自動的にコスト見積もりを行うシステムがある。
特許文献1には、製品製造の見積もりの依頼の受注者は、製品の三面図から立体姿図を複数の部品に分割した各部品の展開図より曲げの工程を決定し、この曲げの工程から曲げ加工時間、及び曲げ加工費を算出する板金加工作業の見積もり作成方法が開示されている。
特許文献2には、各部品データが記録されたCAD形状データから部品の加工コストに関係するパラメータ、例えば曲げ回数、ねじ穴数、板厚値等のパラメータを抽出する部品コスト見積りシステムが開示されている。
特許文献3には、3次元CADから見積もりに必要なパラメータを取得し、取得されたパラメータに基づいて加工工程を設定し、この加工工程ごとの加工工数を見積もり、この加工工数に加工レートを乗算し材料費を加えてコストを算出する製品製造の見積り装置が開示されている。
特開2002−203007号公報 特開平5−282331号公報 特開2001−101284号公報
特許文献1の技術では、曲げ線単体に付加された情報を基に作業時間を求めるため、曲げ工程における付随作業の発生の有無が判断できず、正確な加工時間を見積もることができない。特許文献2の技術では、曲げ回数をパラメータとしており、特定の条件下で発生する曲げ工程の付随作業を考慮していない。特許文献3の技術では、曲げ時間に係数をかけることによって、付随作業を考慮した工数を算出しているが、問題として、係数を入力する手間かかること、および見積もり精度が低いことが挙げられる。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、製品の製造の曲げ加工における付随作業を考慮した、より正確な曲げ加工費を見積もることを可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る曲げ加工費見積装置は、属性情報取得部と、パラメータ抽出部と、見積基準データ記憶部と、加工時間算出部と、加工費基準データ記憶部と、加工費算出部とを備える。属性情報取得部は、曲げ加工の対象物の材料の材質、板厚および寸法を含む工程共通属性情報、ならびに、曲げ加工の曲げ順、曲げパターン、曲げ角度および曲げ線の対象物における座標を含む曲げ工程属性情報を取得する。パラメータ抽出部は、曲げ工程属性情報から、曲げ順、曲げパターンおよび曲げ角度で表される曲げ加工の主作業を示す主作業情報を抽出し、曲げ工程属性情報が示す曲げ線の対象物における座標に基づいて、曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成する。見積基準データ記憶部は、曲げ加工の主作業および曲げ加工の付随作業に含まれる作業要素ごとの加工時間を示す見積基準データを記憶する。加工時間算出部は、見積基準データを参照し、工程共通属性情報、主作業情報および付随作業情報に基づいて、曲げ加工にかかる加工時間を算出する。加工費基準データ記憶部は、単位時間あたりの加工費を示す加工費基準データを記憶する。加工費算出部は、加工費基準データを参照し、加工時間算出部が算出した加工時間に基づいて、対象物の曲げ加工にかかる加工費を算出する。
本発明によれば、曲げ加工の曲げ線の対象物における座標を示す情報に基づいて、曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成し、付随作業情報を加味して加工時間および加工費を算出することで、製品の製造の曲げ加工における付随作業を考慮した、より正確な曲げ加工費を見積もることが可能になる。
本発明の実施の形態に係る曲げ加工費見積システムの構成例を示す図である。 実施の形態に係るパラメータ抽出部の機能構成例を示す図である。 実施の形態に係る付随作業判定部の機能構成例を示す図である。 実施の形態に係る工程共通属性情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る曲げ工程属性情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る主作業情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る付随作業情報の一例を示す図である。 実施の形態に係る主作業の見積基準データの一例を示す図である。 実施の形態に係る試し曲げの有無の見積基準データの一例を示す図である。 実施の形態に係る部品の回転の見積基準データの一例を示す図である。 実施の形態に係る加工費基準データの一例を示す図である。 実施の形態に係る曲げ加工費見積処理の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る試し曲げ有無判定処理の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る回転量算出処理の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る曲げ加工費見積装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。以下の実施の形態では、曲げ加工の対象物を製品の部品としているが、曲げ加工の対象物は製品そのものであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る曲げ加工費見積システムの構成例を示す図である。曲げ加工費見積システム100は、曲げ加工費見積装置1と、設計者端末2とで構成される。設計者端末2には、3次元での製品の設計専用のソフトウェアがインストールされている。製品の設計者は、このようなソフトウェアを用いて3次元CADモデルをモデリングしながら製品の設計を行う。設計者端末2は、設計者が設計した製品の3次元CADデータを曲げ加工費見積装置1に送信する。なお、3次元CADデータは、設計者が曲げ加工費見積装置1に入力してもよい。3次元CADデータには、図形に対して、曲げ加工に関する属性情報が付加されている。曲げ加工に関する属性情報には、部品の材料の材質、板厚および寸法を含む工程共通属性情報や、曲げ加工の曲げ順、曲げパターン、曲げ角度および曲げ線の部品における座標を含む曲げ工程属性情報が含まれる。
曲げ加工費見積装置1は、機能構成として、CADデータ取得部11、CADデータ記憶部12、パラメータ抽出部13、パラメータ記憶部14、見積基準データ記憶部15、加工時間算出部16、加工費基準データ記憶部17および加工費算出部18を備える。CADデータ取得部11は、設計者端末2から、3次元CADデータを取得する。設計者が3次元CADデータを曲げ加工費見積装置1に入力する場合には、CADデータ取得部11は、設計者からの3次元CADデータの入力を受け付ける。CADデータ取得部11は、少なくとも工程共通属性情報および曲げ工程属性情報を取得すればよい。CADデータ取得部11は、本発明における属性情報取得部である。CADデータ取得部11は、取得した3次元CADデータをCADデータ記憶部12に記憶する。
パラメータ抽出部13は、CADデータ記憶部12が記憶する3次元CADデータに付加された工程共通属性情報および曲げ工程属性情報から、曲げ加工費に関するパラメータを抽出する。パラメータ抽出部13は、抽出した曲げ加工費に関するパラメータをパラメータ記憶部14に記憶する。パラメータ抽出部13について図2を用いて説明する。
図2は、実施の形態に係るパラメータ抽出部の機能構成例を示す図である。パラメータ抽出部13は、工程共通属性情報抽出部21、曲げ工程属性情報抽出部22、主作業情報抽出部23および付随作業判定部24を備える。工程共通属性情報抽出部21は、CADデータ記憶部12が記憶する3次元CADデータに付加された属性情報から工程共通属性情報を抽出し、パラメータ記憶部14に記憶する。曲げ工程属性情報抽出部22は、CADデータ記憶部12が記憶する3次元CADデータに付加された属性情報から曲げ工程属性情報を抽出し、主作業情報抽出部23および付随作業判定部24に送る。工程共通属性情報および曲げ工程属性情報について図4および図5を用いて説明する。
図4は、実施の形態に係る工程共通属性情報の一例を示す図である。工程共通属性情報は、材料の種類を示す「材質」と、板厚を示す「板厚」と、部品の矩形長辺寸法を示す「X寸法」と、部品の矩形短辺寸法を示す「Y寸法」との項目からなる。図4の例では、材料の種類はSPHC、板厚は2.3mm、部品の矩形長辺寸法は200mm、部品の矩形短辺寸法は100mmである。
図5は、実施の形態に係る曲げ工程属性情報の一例を示す図である。曲げ工程属性情報は、曲げる順番を示す「曲げ順」と、曲げ方を示す「曲げパターン」と、曲げる角度を示す「曲げ角度」と、部品における曲げ線の始点のXY座標を示す「曲げ線の始点座標(X,Y)」と、部品における曲げ線の終点のXY座標を示す「曲げ線の終点座標(X,Y)」との項目からなる。例えば、図5の曲げ工程属性情報において曲げる順番が一番目の曲げ工程の曲げ方はV曲げであり、曲げる角度は90度である。この曲げ工程の曲げ線の始点のX座標は−80、始点のY座標は−50、終点のX座標は−80、終点のY座標は50である。
図2のパラメータ抽出部13の主作業情報抽出部23は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報から、「曲げ順」、「曲げパターン」および「曲げ角度」で表される曲げ加工の主作業を示す主作業情報を抽出し、パラメータ記憶部14に記憶する。主作業情報について図6を用いて説明する。
図6は、実施の形態に係る主作業情報の一例を示す図である。主作業情報抽出部23は、図5に示すような曲げ工程属性情報を受け取った場合、図6に示すような、1回目および2回目の曲げ工程で90°に曲げるV曲げの曲げ加工を行い、3回目および4回目の曲げ工程で180°に曲げるヘミング曲げの曲げ加工を行う主作業を示す主作業情報をパラメータ記憶部14に記憶する。
図2のパラメータ抽出部13の付随作業判定部24は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報に含まれる「曲げ順」、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目に基づいて、曲げ工程ごとの付随作業を示す付随作業情報を生成し、パラメータ記憶部14に記憶する。付随作業判定部24について図3を用いて説明する。
図3は、実施の形態に係る付随作業判定部の機能構成例を示す図である。付随作業判定部24は、試し曲げ有無判定部31、回転量算出部32および付随作業情報生成部33を備える。試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報に含まれる「曲げ順」、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目に基づいて、曲げ工程ごとの試し曲げ作業の有無を判定する。一般的に、同一の材料でも、気温や金型の摩耗具合、材料の品質、材料の圧延方向に対する曲げ方向が異なることなどの条件によって、曲げるために必要な力が変化する。試し曲げ作業とは、上記の条件の違いによる曲げ角度のばらつきを抑えるため、指定された曲げ角度より小さい角度で曲げ、その後、曲げ箇所を複数回にわたって曲げることにより、曲げ箇所を指定された曲げ角度に曲げる作業である。試し曲げ作業が発生するか否かによって、曲げ加工の加工時間が変わる。
試し曲げ有無判定部31は、曲げ加工のN−1回目の曲げ工程で加工された部品においてN回目の曲げ工程の曲げ線がある面の中心を原点とする座標系を定義する。N−1回目の曲げ工程は、本発明における先の曲げ工程である。N回目の曲げ工程は、本発明における後の曲げ工程である。試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程属性情報が示す「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目の値を、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の座標およびN回目の曲げ工程の曲げ線の定義した座標系における座標に変換し、曲げ線の角度を算出する。試し曲げ有無判定部31は、N回目の曲げ工程の曲げ線の角度と、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度とが異なる場合は、N回目の曲げ工程で試し曲げ作業が発生すると判定し、N回目の曲げ工程の曲げ線の角度と、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度とが一致する場合は、N回目の曲げ工程で試し曲げ作業が発生しないと判定する。試し曲げ有無判定部31は、1回目の曲げ工程についてはN−1回目の曲げ工程がないので、試し曲げ作業が発生すると判定する。試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程ごとの試し曲げ作業の有無を示す情報を付随作業情報生成部33に送る。
回転量算出部32は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報に含まれる「曲げ順」、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目から、曲げ工程ごとの部品を回転させる回転量を算出する。任意の曲げ線を曲げる場合、曲げ線同士の位置関係によって、部品を回転しプレスブレーキの金型の下降面に曲げ線をセットする部品を回転させる作業が必要となる場合がある。部品を回転させる回転量によって、曲げ加工の加工時間が変わる。
回転量算出部32は、試し曲げ有無判定部31と同様に座標系を定義し、曲げ工程属性情報が示す「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目の値を、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の座標およびN回目の曲げ工程の曲げ線の定義した座標系における座標に変換し、N回目の曲げ工程で部品を回転させる回転量を算出する。回転量算出部32は、1回目の曲げ工程についてはN−1回目の曲げ工程がないので、回転量を0°とする。回転量算出部32は、曲げ工程ごとの回転量を示す情報を付随作業情報生成部33に送る。
付随作業情報生成部33は、試し曲げ有無判定部31および回転量算出部32から受け取った情報に基づいて、曲げ工程ごとの試し曲げ作業の有無および回転量を示す付随作業情報を生成し、パラメータ記憶部14に記憶する。付随作業情報について図7を用いて説明する。
図7は、実施の形態に係る付随作業情報の一例を示す図である。付随作業判定部24の試し曲げ有無判定部31は、図5に示すような曲げ工程属性情報を受け取った場合、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目から1回目〜4回目の曲げ工程の曲げ線の角度を算出する。試し曲げ有無判定部31は、1回目の曲げ工程は、試し曲げ作業が有ると判定する。2回目の曲げ工程は、1回目の曲げ工程と曲げ線の角度が一致するので、試し曲げ作業が無いと判定する。3回目の曲げ工程は、2回目の曲げ工程と曲げ線の角度が異なるので、試し曲げ作業が有ると判定する。4回目の曲げ工程は、3回目の曲げ工程と曲げ線の角度が一致するので、試し曲げ作業が無いと判定する。試し曲げ有無判定部31は、このような判定結果を示す情報を付随作業情報生成部33に送る。
回転量算出部32は、図5に示すような曲げ工程属性情報を受け取った場合、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目から1回目〜4回目の曲げ工程の曲げ線の作業方向を算出する。回転量算出部32は、1回目の曲げ工程の回転量は0°とする。2回目の曲げ線の作業方向は1回目の曲げ線の作業方向と同じであるので、2回目の曲げ工程の回転量は0°とする。3回目の曲げ線の作業方向と2回目の曲げ線の作業方向との差から、3回目の曲げ工程の回転量は90°とする。4回目の曲げ線の作業方向は3回目の曲げ線の作業方向と同じであるので、4回目の曲げ工程の回転量は0°とする。試し曲げ有無判定部31は、算出した曲げ工程ごとの回転量を示す情報を付随作業情報生成部33に送る。
付随作業情報生成部33は、試し曲げ有無判定部31および回転量算出部32から受け取った情報に基づいて、図7に示すような、1回目の曲げ工程は試し曲げ作業が発生し、回転量は0°、2回目の曲げ工程は試し曲げ作業が発生せず、回転量は0°、3回目の曲げ工程は試し曲げ作業が発生し、回転量は90°、4回目の曲げ工程は試し曲げ作業が発生せず、回転量は0°であることを示す付随作業情報をパラメータ記憶部14に記憶する。
このように、図1の曲げ加工費見積装置1のパラメータ記憶部14には、工程共通属性情報、主作業情報および付随作業情報が、加工コストに関するパラメータとして記憶される。加工時間算出部16は、見積基準データ記憶部15が記憶する、曲げ加工の主作業および曲げ加工の付随作業に含まれる作業要素ごとの加工時間を示す見積基準データを参照し、パラメータ記憶部14が記憶する加工コストに関するパラメータに基づいて、曲げ工程ごとの加工時間を算出する。見積基準データについて図8〜図10を用いて説明する。
図8は、実施の形態に係る主作業の見積基準データの一例を示す図である。主作業の見積基準データは、曲げ角度と曲げパターンとの組み合わせで決まる加工時間を示す。図8の例では、「曲げ角度」には、「30°」、「60°」、「90°」、「120°」、「150°」および「180°」の項目があり、「曲げパターン」には、「V曲げ」、「R曲げ」および「ヘミング曲げ」の項目がある。例えば、「90°」の「V曲げ」には、加工時間が3秒かかる。「ヘミング曲げ」は「曲げ角度」が180°であり、加工時間が10秒かかる。
図9は、実施の形態に係る試し曲げの有無の見積基準データの一例を示す図である。試し曲げの有無見積基準データは、試し曲げ作業の有無によって決まる追加の加工時間を示す。図9の例では、試し曲げ作業が発生する場合には、追加の加工時間が20秒かかる。
図10は、実施の形態に係る部品の回転の見積基準データの一例を示す図である。部品の回転の見積基準データは、回転量と曲げ工程の対象の部品のX寸法との組み合わせで決まる追加の加工時間を示す。図10の例では、「回転量」には、「±0〜59°」、「±60〜119°」および「±120〜180°」の項目があり、曲げ工程の対象の部品のX寸法を示す「X寸法」には、「0〜199mm」、「200〜499mm」、「500〜999mm」および「1000〜1500mm」の項目がある。例えば、「回転量」が「±0〜59°」で「X寸法」が「0〜199mm」である場合には、追加の加工時間が2秒かかる。見積基準データは、材料ごとに異なる。図8〜図10は、図4の工程共通属性情報が示す材料(材質がSPHC、板厚が2.3mm、X寸法が200mmおよびY寸法が100mm)が属する分類の見積基準データである。
図1の曲げ加工費見積装置1の加工時間算出部16は、図8〜図10に示すような、工程共通属性情報が示す材料の属する分類の見積基準データを参照し、主作業情報、付随作業情報に基づいて、曲げ工程ごとの主作業の加工時間、試し曲げ作業の有無による追加の加工時間および回転量による追加の加工時間を算出する。加工時間算出部16は、主作業の加工時間に試し曲げ作業の有無による追加の加工時間および回転量による追加の加工時間を加算して、曲げ工程ごとの加工時間を算出する。加工時間算出部16は、算出した曲げ工程ごとの加工時間を示す加工時間情報を生成し、加工費算出部18に送る。加工費算出部18は、加工費基準データ記憶部17が記憶する、単位時間あたりの加工費を示す加工費基準データを参照し、加工時間算出部16から受け取った加工時間情報に基づいて、加工費を算出する。加工費基準データについて図11を用いて説明する。
図11は、実施の形態に係る加工費基準データの一例を示す図である。加工費基準データは、曲げ加工で使用する機械を示す「加工方法」と、該機械による単位時間あたりの加工費を示す「曲げ基準単価」との項目からなる。図11の例では、曲げ加工で使用する機械には「ベンダーA」、「ベンダーB」および「ベンダーC」がある。「ベンダーA」、「ベンダーB」および「ベンダーC」はそれぞれ、「V曲げ」、「R曲げ」および「ヘミング曲げ」の曲げパターンに対応する。また、図11の例では、「曲げ基準単価」は1秒あたりの加工費を示す。
図1の曲げ加工費見積装置1の加工費算出部18は、図11に示すような加工費基準データを参照し、加工時間情報が示す曲げ工程ごとの加工時間に曲げパターンに対応する「加工方法」の「曲げ基準単価」を乗算して、曲げ工程ごとの加工費を算出する。加工費算出部18は、算出した曲げ工程ごとの加工費を示す加工費情報を生成し、設計者端末2に送信する。設計者端末2は、曲げ加工費見積装置1から受信した加工費情報を表示する。設計者は、フィードバックされた加工費情報に基づいて設計内容を修正することができる。なお、加工費算出部18は、生成した加工費情報を記憶しておいてもよいし、表示させてもよい。この場合、設計者は、曲げ加工費見積装置1に記憶された、または、表示された加工費情報を参照する。加工費算出部18は、加工費情報だけでなく、加工時間情報を設計者端末2に送信してもよいし、設計者端末2に送信する加工時間情報には、主作業の加工時間、試し曲げ作業の有無による追加の加工時間および回転量による追加の加工時間を示す情報を含んでもよい。続いて、曲げ加工費見積装置1が行う処理について、図12〜図14のフローチャートを用いて説明する。
図12は、実施の形態に係る曲げ加工費見積処理の動作の一例を示すフローチャートである。曲げ加工費見積処理は、曲げ加工費見積装置1が起動すると開始する。曲げ加工費見積装置1のCADデータ取得部11は、設計者端末2から、3次元CADデータを取得する(ステップS11)。CADデータ取得部11は、取得した3次元CADデータをCADデータ記憶部12に記憶する。
パラメータ抽出部13の工程共通属性情報抽出部21は、CADデータ記憶部12が記憶する3次元CADデータに付加された属性情報から、図4に示すような工程共通属性情報を抽出し(ステップS12)、パラメータ記憶部14に記憶する。曲げ工程属性情報抽出部22は、CADデータ記憶部12が記憶する3次元CADデータに付加された属性情報から図5に示すような曲げ工程属性情報を抽出し(ステップS13)、主作業情報抽出部23および付随作業判定部24に送る。主作業情報抽出部23は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報から、「曲げ順」、「曲げパターン」および「曲げ角度」を示す図6に示すような主作業情報を抽出し(ステップS14)、パラメータ記憶部14に記憶する。
付随作業判定部24の試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報に含まれる「曲げ順」、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目に基づいて、曲げ工程ごとの試し曲げ作業の有無を判定する試し曲げ有無判定処理を行う(ステップS15)。試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程ごとの試し曲げ作業の有無を示す情報を付随作業情報として生成し、パラメータ記憶部14に記憶する。回転量算出部32は、曲げ工程属性情報抽出部22から受け取った曲げ工程属性情報に含まれる「曲げ順」、「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目から、曲げ工程ごとの部品を回転させる回転量を算出する回転量算出処理を行う(ステップS16)。回転量算出部32は、図7に示すような付随作業情報を生成し(ステップS17)、パラメータ記憶部14に記憶する。
加工時間算出部16は、図8〜図10に示すような、工程共通属性情報が示す材料の属する分類の見積基準データを参照し、主作業情報および付随作業情報に基づいて、曲げ工程ごとの加工時間を算出する(ステップS18)。加工時間算出部16は、算出した曲げ工程ごとの加工時間を示す加工時間情報を加工費算出部18に送る。加工費算出部18は、図11に示すような、加工費基準データを参照し、加工時間算出部16から受け取った加工時間情報に基づいて、曲げ工程ごとの加工費を算出する(ステップS19)。加工費算出部18は、算出した曲げ工程ごとの加工費を示す加工費情報を生成し(ステップS20)、処理を終了する。続いて、図12のフローチャートのステップS15で定義した試し曲げ有無判定処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。
図13は、実施の形態に係る試し曲げ有無判定処理の動作の一例を示すフローチャートである。試し曲げ有無判定処理は、付随作業判定部24の試し曲げ有無判定部31が曲げ工程属性情報抽出部22から曲げ工程属性情報を受け取ると開始する。試し曲げ有無判定部31は、N回目の曲げ工程について、N=1である場合(ステップS21;YES)、試し曲げ作業有りと判定する(ステップS26)。N=1でない場合(ステップS21;NO)、試し曲げ有無判定部31は、N−1回目の曲げ工程で加工された部品においてN回目の曲げ工程の曲げ線がある面の中心を原点とする座標系を定義する(ステップS22)。N=1の場合、原点のX座標は、工程共通属性情報の「X寸法」の値を2で除算した値、原点のX座標は、工程共通属性情報の「Y寸法」の値を2で除算した値である。
試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程属性情報が示す、N−1回目の曲げ工程の曲げ線およびN回目の曲げ工程の曲げ線の「曲げ線の始点座標(X,Y)」および「曲げ線の終点座標(X,Y)」の項目の値を、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の座標およびN回目の曲げ工程の曲げ線の定義した座標系における座標に変換する(ステップS23)。試し曲げ有無判定部31は、定義した座標系におけるN−1回目の曲げ工程の曲げ線の座標およびN回目の曲げ工程の曲げ線の座標から、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度およびN回目の曲げ工程の曲げ線の角度を算出する(ステップS24)。定義した座標系におけるN回目の曲げ工程の曲げ線の始点のX座標をx1、始点のY座標をy1、終点のX座標をx2、終点のY座標をy2とすると、曲げ線の角度=tan−1{(y2−y1)/(x2−x1)}の計算式より、N回目の曲げ工程の曲げ線の角度を求める。ただし、曲げ線角度が負の場合、180を加算する。N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度も同様に求める。
試し曲げ有無判定部31は、N回目の曲げ工程の曲げ線の角度と、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度とが異なるか否かを判定する(ステップS25)。N回目の曲げ工程の曲げ線の角度と、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度とが異なる場合(ステップS25;YES)、試し曲げ有無判定部31は、試し曲げ作業有りと判定する(ステップS26)。N回目の曲げ工程の曲げ線の角度と、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の角度とが一致する場合(ステップS25;NO)、試し曲げ有無判定部31は、試し曲げ作業無しと判定する(ステップS27)。
N回目の曲げ工程が最後の曲げ工程でない場合(ステップ28;NO)、処理はステップS22に戻り、試し曲げ有無判定部31は、ステップS22〜ステップ28を繰り返す。N回目の曲げ工程が最後の曲げ工程である場合(ステップ28;YES)、試し曲げ有無判定部31は、曲げ工程ごとの試し曲げ作業の有無を示す情報を付随作業情報生成部33に送り、処理を終了する。続いて、図12のフローチャートのステップS16で定義した回転量算出処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。
図14は、実施の形態に係る回転量算出処理の動作の一例を示すフローチャートである。回転量算出処理は、付随作業判定部24の回転量算出部32が曲げ工程属性情報抽出部22から曲げ工程属性情報を受け取ると開始する。回転量算出部32は、N回目の曲げ工程について、N=1である場合(ステップS31;YES)、1回目の曲げ工程の回転量を0°として算出する(ステップS35)。N=1でない場合(ステップS31;NO)、処理はステップS32に移行する。ステップS32およびステップS33は、図13のフローチャートのステップS22およびステップS23と同じ処理であるので説明を省略する。回転量算出部32は、定義した座標系におけるN−1回目の曲げ工程の曲げ線の座標およびN回目の曲げ工程の曲げ線の座標から、N−1回目の曲げ工程の曲げ線の作業方向およびN回目の曲げ工程の曲げ線の作業方向を算出する(ステップS34)。回転量算出部32は、N回目の曲げ工程の曲げ線に対して、原点から垂直線aを引く。N回目の曲げ工程の曲げ線に対して原点から垂直線aが引けない場合は、N回目の曲げ工程の曲げ線の延長線に対して原点から垂直線aを引く。第1象限のX座標軸と垂直線aのなす角(反時計周り)を曲げ線の作業方向とする。N−1回目の曲げ工程の曲げ線の作業方向も同様に求める。
回転量算出部32は、N回目の曲げ工程の曲げ線の作業方向の値からN−1回目の曲げ工程の曲げ線の作業方向の値を減算した値をN回目の曲げ工程の回転量として算出する(ステップS35)。N回目の曲げ工程が最後の曲げ工程でない場合(ステップ36;NO)、処理はステップS32に戻り、回転量算出部32は、ステップS32〜ステップ36を繰り返す。N回目の曲げ工程が最後の曲げ工程である場合(ステップ36;YES)、回転量算出部32は、曲げ工程ごとの回転量を示す情報を付随作業情報生成部33に送り、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態の曲げ加工費見積装置1によれば、曲げ加工の曲げ線の対象物における座標を示す情報に基づいて、曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成し、付随作業情報を加味して加工時間および加工費を算出することで、製品の製造の曲げ加工における付随作業を考慮した、より正確な曲げ加工費を見積もることが可能になる。
上記の実施の形態では、曲げ工程ごとの加工時間および加工費を算出したが、すべての曲げ工程の合計の加工時間および加工費を算出してもよい。また、上記の実施の形態では、付随作業判定部24は、試し曲げ有無判定部31および回転量算出部32を備えるが、どちらか一方を備える構成でもよい。
図15は、実施の形態に係る曲げ加工費見積装置のハードウェア構成の一例を示す図である。曲げ加工費見積装置1は、図15に示すように、一時記憶部101、記憶部102、計算部103、入力部104、外部出力部105および表示部106を備える。一時記憶部101、記憶部102、入力部104、外部出力部105および表示部106はいずれもBUSを介して計算部103に接続されている。
計算部103、はCPU(Central Processing Unit)などから構成され、記憶部102に記憶されている制御プログラムに従って、曲げ加工費見積装置1のパラメータ抽出部13、加工時間算出部16および加工費算出部18の各処理を実行する。
一時記憶部101はRAM(Random-Access Memory)などから構成され、記憶部102に記憶されている制御プログラムをロードし、計算部103の作業領域として用いられる。
記憶部102は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM、DVD−RWなどの不揮発性メモリから構成され、曲げ加工費見積装置1の処理を計算部103に行わせるためのプログラムをあらかじめ記憶し、また、計算部103の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを計算部103に供給し、計算部103から供給されたデータを記憶する。CADデータ記憶部12、パラメータ記憶部14、見積基準データ記憶部15および加工費基準データ記憶部17は、記憶部102に構成される。
入力部104は、キーボードおよびマウスなどのポインティングデバイスなどと、キーボードおよびポインティングデバイスなどをBUSに接続するインタフェース装置から構成されている。入力部104を介して入力された情報は、計算部103に供給される。設計者が曲げ加工費見積装置1に3次元CADデータを入力する場合は、入力部104は、CADデータ取得部11として機能する。
外部出力部105は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースから構成されている。加工費算出部18が加工費情報を設計者端末2に送信する場合には、外部出力部105は、加工費算出部18として機能する。
表示部106は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成されている。表示部106は、ユーザが曲げ加工費見積装置1に情報を入力する場合は、操作画面を表示する。加工費算出部18が加工費情報を表示する場合には、表示部106は、加工費算出部18として機能する。
図1に示す曲げ加工費見積装置1のCADデータ取得部11、CADデータ記憶部12、パラメータ抽出部13、パラメータ記憶部14、見積基準データ記憶部15、加工時間算出部16、加工費基準データ記憶部17および加工費算出部18の処理は、制御プログラムが、一時記憶部101、計算部103、記憶部102、入力部104、外部出力部105および表示部106などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
計算部103、一時記憶部101、記憶部102、入力部104、外部出力部105および表示部106などから構成される曲げ加工費見積装置1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROMなど)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する曲げ加工費見積装置1を構成してもよい。また、インターネットなどの通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロードなどすることで曲げ加工費見積装置1を構成してもよい。
また、曲げ加工費見積装置1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを提供してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
1 曲げ加工費見積装置、2 設計者端末、11 CADデータ取得部、12 CADデータ記憶部、13 パラメータ抽出部、14 パラメータ記憶部、15 見積基準データ記憶部、16 加工時間算出部、17 加工費基準データ記憶部、18 加工費算出部、21 工程共通属性情報抽出部、22 曲げ工程属性情報抽出部、23 主作業情報抽出部、24 付随作業判定部、31 試し曲げ有無判定部、32 回転量算出部、33 付随作業情報生成部、100 曲げ加工費見積システム、101 一時記憶部、102 記憶部、103 計算部、104 入力部、105 外部出力部、106 表示部。

Claims (5)

  1. 曲げ加工の対象物の材料の材質、板厚および寸法を含む工程共通属性情報、ならびに、前記曲げ加工の曲げ順、曲げパターン、曲げ角度および曲げ線の前記対象物における座標を含む曲げ工程属性情報を取得する属性情報取得部と、
    前記曲げ工程属性情報から、曲げ順、曲げパターンおよび曲げ角度で表される前記曲げ加工の主作業を示す主作業情報を抽出し、前記曲げ工程属性情報が示す曲げ線の前記対象物における座標に基づいて、前記曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成するパラメータ抽出部と、
    前記曲げ加工の主作業および前記曲げ加工の付随作業に含まれる作業要素ごとの加工時間を示す見積基準データを記憶する見積基準データ記憶部と、
    前記見積基準データを参照し、前記工程共通属性情報、前記主作業情報および前記付随作業情報に基づいて、前記曲げ加工にかかる加工時間を算出する加工時間算出部と、
    単位時間あたりの加工費を示す加工費基準データを記憶する加工費基準データ記憶部と、
    前記加工費基準データを参照し、前記加工時間算出部が算出した加工時間に基づいて、前記対象物の曲げ加工にかかる加工費を算出する加工費算出部と、
    を備える曲げ加工費見積装置。
  2. 前記パラメータ抽出部は、
    前記曲げ加工の曲げ順が隣り合う先の曲げ工程および後の曲げ工程について、前記先の曲げ工程で加工された前記対象物において前記後の曲げ工程の曲げ線がある面の中心を原点とする座標系を定義し、前記曲げ工程属性情報が示す前記先の曲げ工程の曲げ線および前記後の曲げ工程の曲げ線の前記対象物における座標を、前記先の曲げ工程の曲げ線および前記後の曲げ工程の曲げ線の定義した前記座標系における座標に変換し、定義した前記座標系における前記先の曲げ工程の曲げ線の角度と前記後の曲げ工程の曲げ線の角度とが異なる場合は、前記後の曲げ工程で試し曲げ作業が発生すると判定し、定義した前記座標系における前記先の曲げ工程の曲げ線の角度と前記後の曲げ工程の曲げ線の角度とが一致する場合は、前記後の曲げ工程で試し曲げ作業が発生しないと判定する試し曲げ有無判定部を備え、
    前記付随作業情報は、前記曲げ加工における前記試し曲げ作業の有無を示す情報を含む請求項1に記載の曲げ加工費見積装置。
  3. 前記パラメータ抽出部は、
    前記曲げ加工の曲げ順が隣り合う先の曲げ工程および後の曲げ工程について、前記先の曲げ工程で加工された前記対象物において前記後の曲げ工程の曲げ線がある面の中心を原点とする座標系を定義し、前記曲げ工程属性情報が示す前記先の曲げ工程の曲げ線および前記後の曲げ工程の曲げ線の前記対象物における座標を、前記先の曲げ工程の曲げ線および前記後の曲げ工程の曲げ線の定義した前記座標系における座標に変換し、定義した前記座標系における前記先の曲げ工程の曲げ線の作業方向と前記後の曲げ工程の曲げ線の作業方向との差から、前記後の曲げ工程で前記対象物を回転させる回転量を算出する回転量算出部を備え、
    前記付随作業情報は、前記曲げ加工における前記回転量を示す情報を含む請求項1または2に記載の曲げ加工費見積装置。
  4. 設計者が使用する設計者端末と、曲げ加工費見積装置とで構成される曲げ加工費見積システムであって、
    前記設計者端末は、
    曲げ加工の対象物の材料の材質、板厚および寸法を含む工程共通属性情報、ならびに、前記曲げ加工の曲げ順、曲げパターン、曲げ角度および曲げ線の前記対象物における座標を含む曲げ工程属性情報が付加された3次元CADデータを前記曲げ加工費見積装置に送信し、
    前記曲げ加工費見積装置は、
    前記設計者端末から、前記3次元CADデータを取得する属性情報取得部、
    前記曲げ工程属性情報から、曲げ順、曲げパターンおよび曲げ角度で表される前記曲げ加工の主作業を示す主作業情報を抽出し、前記曲げ工程属性情報が示す曲げ線の前記対象物における座標に基づいて、前記曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成するパラメータ抽出部、
    前記曲げ加工の主作業および前記曲げ加工の付随作業に含まれる作業要素ごとの加工時間を示す見積基準データを記憶する見積基準データ記憶部、
    前記見積基準データを参照し、前記工程共通属性情報、前記主作業情報および前記付随作業情報に基づいて、前記曲げ加工にかかる加工時間を算出する加工時間算出部、
    単位時間あたりの加工費を示す加工費基準データを記憶する加工費基準データ記憶部、および、
    前記加工費基準データを参照し、前記加工時間算出部が算出した加工時間に基づいて、前記曲げ加工にかかる加工費を算出し、算出した前記加工費を示す加工費情報を前記設計者端末に送信する加工費算出部、
    を備える曲げ加工費見積システム。
  5. コンピュータを、
    曲げ加工の対象物の材料の材質、板厚および寸法を含む工程共通属性情報、ならびに、前記曲げ加工の曲げ順、曲げパターン、曲げ角度および曲げ線の前記対象物における座標を含む曲げ工程属性情報を取得する属性情報取得部、
    前記曲げ工程属性情報から、曲げ順、曲げパターンおよび曲げ角度で表される前記曲げ加工の主作業を示す主作業情報を抽出し、前記曲げ工程属性情報が示す曲げ線の前記対象物における座標に基づいて、前記曲げ加工の付随作業を示す付随作業情報を生成するパラメータ抽出部、
    前記曲げ加工の主作業および前記曲げ加工の付随作業に含まれる作業要素ごとの加工時間を示す見積基準データを参照し、前記工程共通属性情報、前記主作業情報および前記付随作業情報に基づいて、前記曲げ加工にかかる加工時間を算出する加工時間算出部、および、
    単位時間あたりの加工費を示す加工費基準データを参照し、前記加工時間算出部が算出した加工時間に基づいて、前記曲げ加工にかかる加工費を算出する加工費算出部、
    として機能させるプログラム。
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