JP2017219405A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 車両走行時の放電量と単位放電量当たりの劣化度増分値とに基づいて車載電池の劣化度を求める電池状態検知システムにおいて、
   車載電池を標準電池と想定して車両走行時の劣化度増分値を求める手段と、
   車載電池に固有の正極活物質密度に基づいて前記劣化度増分値を補正する手段と、
   前記補正する手段による補正後の劣化度増分値に基づいて車載電池の劣化度を求める手段とを具備したことを特徴とする電池状態検知システム。
2. 車載電池の車両走行時の放電深度を求める手段と、
   標準電池の放電深度と劣化度増分値との関係を温度ごとに記憶した劣化度増分値マップとを具備し、
   前記劣化度増分値を求める手段は、車載電池の温度および前記放電深度を前記劣化度増分値マップに適用して劣化度増分値を求めることを特徴とする請求項１に記載の電池状態検知システム。
3. 放電深度と活物質密度補正係数との関係を正極活物質密度ごとに記憶した活物質密度補正係数マップをさらに具備し、
   前記劣化度増分値を補正する手段は、車載電池の正極活物質密度および前記放電深度を前記活物質密度補正係数マップに適用して活物質密度補正係数を求め、当該活物質密度補正係数、標準電池の満充電容量および車載電池の満充電容量に基づいて前記劣化度増分値を補正することを特徴とする請求項２に記載の電池状態検知システム。
4. 前記車載電池の劣化度を求める手段は、前記補正された劣化度増分値と放電量との積を走行前の劣化度から減じて走行後の劣化度を求めることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載の電池状態検知システム。
5. 前記請求項１ないし４のいずれかに記載の電池状態検知システムを用いて車載電池の状態を検知することを特徴とする車両。