JP2017217153A - アダプタおよびコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置の構成を変更することなく、当該呼出装置が脱落したことを検出できるようにする。【解決手段】アダプタ100の第2のコネクタ120において、第1の扉123及び第2の扉124が外力を受けていないときには、第1の扉123及び第2の扉124が、ばね125,126からの付勢力によって閉じ、閉じた状態の第1の扉123及び第2の扉124に対し、第1の接続端子121の先端および第2の接続端子122の先端の各々が電気的に接触するようにする。これにより、第2のコネクタ120からハンド形子機30が脱落した場合、第1の接続端子121及び第2の接続端子122が第1の扉123及び第2の扉124を介して互いに導通し、呼び出しが行われるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、アダプタおよびコネクタに関し、特に、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置を接続できるようになされたアダプタおよびコネクタに関するものである。
一般に、病院や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、患者や被介護者(以下、単に「患者」と言う)が、壁埋込形子機に接続されたナースコール子機の呼び出しボタンを押下することにより、看護師や介護士(以下、単に「看護師」と言う)を呼び出すことができるように成されたシステムである。
このようなナースコールシステムにおいて、ナースコール子機の他にも、患者の所定の状態を検出する検出機器が接続されている場合がある。このような検出機器として、例えば、重量センサを備えたマットをベッド下の床に敷き、当該マットに患者が乗ったことを検知することにより、患者の徘徊(又は、ベッドからの落下)を示す警報を出力するように成されたマットセンサが挙げられる。
例えば、下記特許文献1には、ナースコールシステムにおいて、壁埋込形子機に対して分配器を接続することで、ナースコール子機およびマットセンサの双方を壁埋込形子機に接続できるようにした技術が開示されている。この技術によれば、ナースコール子機が分配器から脱落した場合には、検出される電圧がナースコール子機の抵抗によって分圧されたものではなくなることをもって、ナースコール子機の脱落を検出できるようになっている。また、この技術によれば、マットセンサに接続端子を追加して配線を改良することで、抵抗が設けられていないマットセンサが分配器から脱落したことも検出できるようになっている。
特開2010−172503号公報
しかしながら、上記した従来のナースコールシステムでは、ナースコール子機に抵抗が設けられていない場合には、このナースコール子機の脱落を検出することができないという問題があった。また、抵抗が設けられていないマットセンサの脱落を検出できるようにするために、マットセンサとして、接続コネクタに3つの接続端子を備えたものを用いて配線を改良しなければならない。そのため、2つの接続端子を備えた一般的なマットセンサには適用することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置の構成を変更することなく、当該呼出装置が脱落したことを検出できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置が接続されるコネクタにおいて、第1の接続端子および第2の接続端子よりも呼出装置の相手コネクタ側に開閉手段を設け、付勢手段によって開閉手段を閉じる方向に付勢するようにしている。そして、開閉手段が付勢手段からの付勢力に反する外力を受けて開くことにより、相手コネクタを第1の接続端子および第2の接続端子との接続位置まで至らせることが可能な第1の状態となり、開閉手段が外力を受けていないときには、開閉手段が付勢手段からの付勢力によって閉じた第2の状態となるようにしている。また、第2の状態において、閉じた状態の開閉手段が第1の接続端子の先端および第2の接続端子の先端の双方に電気的に接触することにより、第1の接続端子および第2の接続端子が、開閉手段を介して互いに導通するようにしている。
上記のように構成した本発明のアダプタによれば、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置の接続端子の数を増やしたり、呼出装置に抵抗を追加で設けたりすることなく、2つの接続端子を備えた一般的な呼出装置(例えば、ナースコール子機、マットセンサ等)をそのままアダプタに接続することができる。また、呼出装置の相手コネクタがコネクタから脱落した場合、コネクタ内部において、第1の接続端子および第2の接続端子が、開閉手段を介して互いに導通するようになる。すなわち、呼出装置のスイッチをONにした状態と同じ状態となる。このため、ナースコールシステムにおいて、呼出装置のスイッチをONにしたときと同様に、ナースコールの呼び出しがなされるようになる。よって、本発明によれば、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置の構成を変更することなく、当該呼出装置が脱落したことを検出することができる。
本発明の第1実施形態に係るナースコールシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るアダプタの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るアダプタの接続例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るナースコールシステムの構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るナースコールシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1〜第3実施形態に係るアダプタの第1変形例を示す図である。 本発明の第1〜第3実施形態に係るアダプタの第2変形例を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るナースコールシステム10の構成例を示す図である。図1に示すように、第1実施形態のナースコールシステム10は、壁埋込形子機20、ハンド形子機30およびアダプタ100を備えている。そして、壁埋込形子機20とハンド形子機30との間にアダプタ100が接続されて構成されている。
壁埋込形子機20は、電源21、抵抗22、端点23、電圧検出回路24およびコネクタ25を備えている。電源21は、所定電圧(本実施形態における電圧値Vcc)を供給する。抵抗22は、一端が電源21に接続されており、他端が端点23に接続されている。電圧検出回路24は、端点23に現れる電圧を検出する。コネクタ25は、接続端子25aおよび接続端子25bを備えている。接続端子25aは、端点23に接続されている。接続端子25bは、壁埋込形子機20の内部でグランドに接続されている。
ハンド形子機30は、スイッチ31およびコネクタ32を備えている。コネクタ32は、接続端子32aおよび接続端子32bを備えている。スイッチ31は、一端が接続端子32aに接続されており、他端が接続端子32bに接続されている。スイッチ31は、患者がハンド形子機30の呼出ボタン(図示省略)を押したときにオン状態となる。ハンド形子機30の本体とコネクタ32との間は、ハンド形子機30のケーブルで繋がっている。
アダプタ100は、第1のコネクタ110および第2のコネクタ120を備えている。第1のコネクタ110は、壁埋込形子機20のコネクタ25に接続される。第1のコネクタ110は、接続端子110aおよび接続端子110bを備えている。接続端子110aは、コネクタ25の接続端子25aに接続される。接続端子110bは、コネクタ25の接続端子25bに接続される。
第2のコネクタ120は、本発明のコネクタに相当するものであり、ハンド形子機30のコネクタ32(特許請求の範囲に記載の相手コネクタに相当)に接続される。第2のコネクタ120は、第1の接続端子121および第2の接続端子122を備えている。第1の接続端子121は、コネクタ32の接続端子32aに接続される。第2の接続端子122は、コネクタ32の接続端子32bに接続される。アダプタ100の第2のコネクタ120は、図2に以降で詳細に説明するように、ハンド形子機30のコネクタ32が脱落すると、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが短絡するように構成されている。
アダプタ100において、第1のコネクタ110の接続端子110aと、第2のコネクタ120の第1の接続端子121とは、ケーブル101aで繋がっている。また、第1のコネクタ110の接続端子110bと、第2のコネクタ120の第2の接続端子122とは、ケーブル101bで繋がっている。
ハンド形子機30のコネクタ32は、元々、壁埋込形子機20のコネクタ25に接続できるようになっている。アダプタ100の第2のコネクタ120は、差込口の形状や、接続時における2つの接続端子121,122の配置が、壁埋込形子機20のコネクタ25と同様のものとなっている。これにより、アダプタ100の第2のコネクタ120には、ハンド形子機30のコネクタ32をそのまま接続できるようになっている。アダプタ100の第1のコネクタ110は、差込口の形状や、2つの接続端子110a,110bの配置が、ハンド形子機30のコネクタ32と同様のものとなっている。このため、壁埋込形子機20のコネクタ25には、アダプタ100の第1のコネクタ110をそのまま接続できるようになっている。
以上のような構成において、壁埋込形子機20は、端点23に現れる電圧を電圧検出回路24により検出することで、ハンド形子機30のスイッチ31のオン・オフ状態、および、ハンド形子機30の脱落を検出することができる。
例えば、患者がハンド形子機30の呼出ボタンを押すことによってスイッチ31がオン状態になると、電源21から抵抗22およびスイッチ31を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。
一方、ハンド形子機30のスイッチ31がオフ状態のとき、電源21から抵抗22およびスイッチ31を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されなくなり、抵抗22の先は開放端となるため、端点23の電圧はゼロに近い値ではなくなる。
このように、端点23の電圧がゼロに近い値かどうかでスイッチ31のオン状態が検知される。スイッチ31のオン状態を壁埋込形子機20にて検知したとき、壁埋込形子機20から、廊下灯(図示省略)、ナースコール親機(図示省略)の順に呼び出し信号が伝達され、患者からの呼び出しが看護師に通知される。
アダプタ100からハンド形子機30が脱落した場合(すなわち、アダプタ100の第2のコネクタ120からハンド形子機30のコネクタ32が外れた場合)、アダプタ100の第2のコネクタ120において、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが短絡する。これにより、電源21から抵抗22を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。この場合、壁埋込形子機20は、スイッチ31のオン状態を検出したときと同様に、アダプタ100からハンド形子機30が脱落したことを検出する。したがって、ナースコールシステム10において、ナースコール親機から、ナースコールの呼び出しが看護師に通知される。このようにナースコールの呼び出しがなされると、看護師が患者の元へ駆けつけるから、その看護師によって、このナースコールの呼び出しが、患者がハンド形子機30の呼出ボタンを押したことによるものか、または、アダプタ100からハンド形子機30が脱落したことによるものかを確認することができる。
ここで、第1のコネクタ110が壁埋込形子機20のコネクタ25に接続されている保持力は、第2のコネクタ120がハンド形子機30のコネクタ32に接続されている保持力よりも大きくなることが好ましい。このようにすることで、ハンド形子機30が脱落する方向に引っ張られた場合に、アダプタ100が壁埋込型子機20から脱落せず、ハンド形子機30がアダプタ100から脱落することになる。
〔アダプタ100の構成例〕
図2は、本発明の第1実施形態に係るアダプタ100の構成例を示す図である。図2に示すように、アダプタ100は、第1のコネクタ110、第2のコネクタ120、ケーブル101aおよびケーブル101bを備えている。
第1のコネクタ110は、壁埋込形子機20のコネクタ25に接続される。第1のコネクタ110は、接続端子110aおよび接続端子110bを備えている。第2のコネクタ120は、ハンド形子機30のコネクタ32に接続される。第2のコネクタ120は、第1の接続端子121および第2の接続端子122を備えている。第1のコネクタ110の接続端子110aと、第2のコネクタ120の第1の接続端子121とは、ケーブル101aで繋がっている。また、第1のコネクタ110の接続端子110bと、第2のコネクタ120の第2の接続端子122とは、ケーブル101bで繋がっている。
第2のコネクタ120の構成について詳細に説明する。なお、第2のコネクタ120が示された各図面において、第2のコネクタ120の構成を分かりやすくするために、各構成要素121〜126を実線で示している。但し、実際には、各構成要素121〜126は、第2のコネクタ120の本体120Aの内部に設けられている。
第2のコネクタ120は、第1の接続端子121および第2の接続端子122よりも相手コネクタ(ハンド形子機30のコネクタ32)側に開閉手段が設けられている。当該開閉手段は、第1の接続端子121側に設けられた第1の扉123と、第2の接続端子122側に設けられた第2の扉124とからなる両開き構造をなしている。
特に、本実施形態では、開閉手段は、第1の扉123および第2の扉124の各々が、第1の扉123と第2の扉124との間を開く方向(以下、単に「開く方向」と示す)および閉じる方向(以下、単に「閉じる方向」と示す)にスライド自在に構成された両開き構造をなしている。
具体的には、第1の扉123は、その底面を第1の接続端子121の先端に接触させたまま、開く方向(図中方向A)および閉じる方向(図中方向B)にスライドするように構成されている。また、第2の扉124は、その底面を第2の接続端子122の先端に接触させたまま、開く方向(図中方向D)および閉じる方向(図中方向C)にスライドするように構成されている。
第1の扉123は、第2のコネクタ120の本体120Aの側壁(図中左側壁)との間に設けられたばね125(第1の付勢手段の一例。図2の例では圧縮コイルばねを用いている。)によって、閉じる方向(図中方向B)に付勢されている。また、第2の扉124は、第2のコネクタ120の本体120Aの側壁(図中右側壁)との間に設けられたばね126(第2の付勢手段の一例。図2の例では圧縮コイルばねを用いている。)によって、閉じる方向(図中方向C)に付勢されている。
第1の扉123は、後端(図中左側(ばね125側)の端部)から先端にかけて徐々に下るように傾斜した傾斜面123aを有している。第2の扉124は、後端(図中右側(ばね126側)の端部)から先端にかけて徐々に下るように傾斜した傾斜面124aを有している。第1の扉123の傾斜面123aのスライド方向(方向Aおよび方向B)の幅W1と、第2の扉124の傾斜面124aのスライド方向(方向Cおよび方向D)の幅W2との合計幅は、相手コネクタの先端の幅よりも大きくなっている。これにより、図2に示すように第1の扉123と第2の扉124とが閉じた状態において、相手コネクタの先端を、第1の扉123の傾斜面123aおよび第2の扉124の傾斜面124aの双方に押し当てることができるようになっている。
第1の扉123には、その底面における後端(図中左側(ばね125側)の端部)から先端まで、金属端子123bが設けられている。金属端子123bは、第1の接続端子121の先端に当接している。第2の扉124には、その底面における後端(図中右側(ばね126側)の端部)から先端まで、金属端子124bが設けられている。金属端子124bは、第2の接続端子122の先端に当接している。図2に示すように、第1の扉123と第2の扉124とが閉じた状態において、第1の扉123の金属端子123bの先端側の端部と、第2の扉124の金属端子124bの先端側の端部とが、互いに接触している。
なお、第2のコネクタ120は、第1の扉123および第2の扉124が左右方向(スライド方向)には移動するが、上下方向には移動しないように構成されている。すなわち、第1の扉123および第2の扉124が、本体120Aから上方に抜け落ちてしまったり、本体120A内で下方に落ちてしまったりすることがないように構成されている。例えば、図2に示すように、第1の扉123および第2の扉124に突起123cおよび突起124cを設けるとともに、本体120Aの内側にスライド方向の溝120Bを設け、突起123cおよび突起124cが、溝120B内をスライド方向にのみ移動するように構成するとよい。
このように構成された第2のコネクタ120は、図2に示すように外力を受けていないときには、第1の扉123が、ばね125からの付勢力によって、閉じる方向(図中方向B)に付勢されている。また、第2の扉124が、ばね126からの付勢力によって、閉じる方向(図中方向C)に付勢されている。これにより、第2のコネクタ120は、図2に示すように第1の扉123と第2の扉124との間が閉じた第2の状態となる。この第2の状態において、第1の接続端子121の先端に金属端子123bが電気的に接触しており、第2の接続端子122の先端に金属端子124bが電気的に接触しており、金属端子123bの先端側の端部と金属端子124bの先端側の端部とが、互いに電気的に接触している。これにより、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが、金属端子123bおよび金属端子124bを介して互いに導通した状態となっている。
一方、第2のコネクタ120は、相手コネクタの先端を第1の扉123の傾斜面123aおよび第2の扉124の傾斜面124aの双方に押し当ててつつ、相手コネクタを第1の接続端子121および第2の接続端子122に接続する方向(図中下方)に押し込むことにより、第1の扉123および第2の扉124の各々に、開く方向(図中方向AおよびD)の力が生じる。これにより、第1の扉123が、ばね125の付勢力に反して開く方向(図中方向A)に移動するとともに、第2の扉124が、ばね126の付勢力に反して開く方向(図中方向D)に移動する。そして、相手コネクタをさらに押し込んでゆくと、第1の扉123と第2の扉124との間に、相手コネクタを通過させることが可能な幅の通路が形成される。これにより、第2のコネクタ120は、相手コネクタを第1の接続端子121および第2の接続端子122との接続位置まで至らせることが可能な第1の状態となる。
〔アダプタ100の接続例〕
図3は、本発明の第1実施形態に係るアダプタ100の接続例を示す図である。
まず、図3(a)に示すように、アダプタ100の第1のコネクタ110を、壁埋込形子機20のコネクタ25に接続する。これにより、第1のコネクタ110の接続端子110aが、コネクタ25の接続端子25aに接続される。また、第1のコネクタ110の接続端子110bが、コネクタ25の接続端子25bに接続される。
次に、図3(b)に示すように、ハンド形子機30のコネクタ32の先端を、第1の扉123の傾斜面123aおよび第2の扉124の傾斜面124aの双方に押し当てつつ、コネクタ32を接続する方向(図中方向E)に押し込む。これにより、第1の扉123を開く方向(図中方向A)に移動させるとともに、第2の扉124を開く方向(図中方向D)に移動させる。
さらに、コネクタ32を接続する方向(図中方向E)に押し込むことにより、図3(c)に示すように、第1の扉123と第2の扉124との間を押し広げて、この間にコネクタ32を通過させて、コネクタ32(接続端子32aおよび接続端子32b)を第1の接続端子121および第2の接続端子122に接続する。
そして、第2のコネクタ120からハンド形子機30のコネクタ32が脱落すると、第1の扉123が、ばね125からの付勢力によって、閉じる方向(図中方向B)に移動するとともに、第2の扉124が、ばね126からの付勢力によって、閉じる方向(図中方向C)に移動する。これにより、第2のコネクタ120は、図3(a)に示すように第1の扉123と第2の扉124との間が閉じた状態となる。このとき、第1の扉123の底面にある金属端子123bが第1の接続端子121の先端に電気的に接触し、第2の扉124の底面にある金属端子124bが第2の接続端子122の先端に電気的に接触し、金属端子123bと金属端子124bとが互いに電気的に接触する。これにより、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが、金属端子123bおよび金属端子124bを介して互いに導通した状態となる。すなわち、ナースコールシステム10において、ナースコールの呼び出しがなされるようになる。
以上詳しく説明したように、本発明の第1実施形態によれば、ハンド形子機30の接続端子の数を増やしたり、ハンド形子機30に抵抗を追加で設けたりすることなく、2つの接続端子32a,32bを備えたハンド形子機30をそのまま用いて、壁埋込形子機20とハンド形子機30との間にアダプタ100を接続することができる。また、アダプタ100の第2のコネクタ120に接続されたハンド形子機30が脱落した場合、第2のコネクタ120内部において、第1の接続端子121および第2の接続端子122が、第1の扉123および第2の扉124を介して互いに導通するようになる。すなわち、ハンド形子機30のスイッチ31をONにした状態と同じ状態となる。このため、ナースコールシステム10において、ハンド形子機30のスイッチ31をONにしたときと同様に、ナースコールの呼び出しがなされるようになる。よって、本発明の第1実施形態によれば、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチ31を備えたハンド形子機30の構成を変更することなく、当該ハンド形子機30が脱落したことを検出できるようにすることができる。
特に、本発明の第1実施形態によれば、ハンド形子機30のコネクタ32を接続する方向に押し込むだけで、第1の扉123および第2の扉124を開く動作と、コネクタ32を第1の接続端子121および第2の接続端子122接続する動作とを同時に行うことができる。すなわち、コネクタ32の接続を、ワンアクションで行うことができる。
〔第2実施形態〕
以下、図4を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、ハンド形子機30の代わりにマットセンサ40を接続する例について説明する。以下、第1実施形態からの変更点についてのみ説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係るナースコールシステム10bの構成例を示す図である。
図4に示すように、第2実施形態のナースコールシステム10bは、壁埋込形子機20、マットセンサ40およびアダプタ100を備えている。そして、壁埋込形子機20とマットセンサ40との間にアダプタ100が接続されて構成されている。
マットセンサ40は、スイッチ41およびコネクタ42を備えている。コネクタ42は、接続端子42aおよび接続端子42bを備えている。スイッチ41は、一端が接続端子42aに接続されており、他端が接続端子42bに接続されている。スイッチ41は、重量センサ(図示省略)で加重の変化を検出したときにオン状態となる。マットセンサ40の本体とコネクタ42との間は、マットセンサ40のケーブルで繋がっている。
アダプタ100の第2のコネクタ120は、マットセンサ40のコネクタ42(特許請求の範囲に記載の相手コネクタに相当)に接続される。第2のコネクタ120の第1の接続端子121は、コネクタ42の接続端子42aに接続される。第2のコネクタ120の第2の接続端子122は、コネクタ42の接続端子42bに接続される。アダプタ100の第2のコネクタ120は、第1実施形態で詳細に説明したように、マットセンサ40のコネクタ42が脱落すると、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが短絡するように構成されている。
以上のような構成において、壁埋込形子機20は、端点23に現れる電圧を電圧検出回路24により検出することで、マットセンサ40のスイッチ41のオン・オフ状態、および、マットセンサ40の脱落を検出することができる。
例えば、重量センサにおいて加重の変化が検出されることによってスイッチ41がオン状態になると、電源21から抵抗22およびスイッチ41を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。
一方、マットセンサ40のスイッチ41がオフ状態のとき、電源21から抵抗22およびスイッチ41を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されなくなり、抵抗22の先は開放端となるため、端点23の電圧はゼロに近い値ではなくなる。
このように、端点23の電圧がゼロに近い値かどうかでスイッチ41のオン状態が検知される。スイッチ41のオン状態を壁埋込形子機20にて検知したとき、壁埋込形子機20から、廊下灯(図示省略)、ナースコール親機(図示省略)の順に呼び出し信号が伝達され、患者からの呼び出しが看護師に通知される。
アダプタ100からマットセンサ40が脱落した場合(すなわち、アダプタ100の第2のコネクタ120からマットセンサ40のコネクタ42が外れた場合)、アダプタ100の第2のコネクタ120において、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが短絡する。これにより、電源21から抵抗22を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。この場合、壁埋込形子機20は、スイッチ41のオン状態を検出したときと同様に、アダプタ100からマットセンサ40が脱落したことを検出する。したがって、ナースコールシステム10bにおいて、ナースコール親機から、ナースコールの呼び出しが看護師に通知される。このようにナースコールの呼び出しがなされると、看護師が患者の元へ駆けつけるから、その看護師によって、このナースコールの呼び出しが、重量センサにおいて加重の変化が検出されたことによるものか、または、アダプタ100からマットセンサ40が脱落したことによるものかを確認することができる。
以上詳しく説明したように、本発明の第2実施形態によれば、マットセンサ40の接続端子の数を増やしたり、マットセンサ40に抵抗を追加で設けたりすることなく、2つの接続端子42a,42bを備えたマットセンサ40をそのままアダプタ100に接続することができる。また、アダプタ100の第2のコネクタ120に接続されたマットセンサ40が脱落した場合、第2のコネクタ120内部において、第1の接続端子121および第2の接続端子122が、第1の扉123および第2の扉124を介して互いに導通するようになる。すなわち、マットセンサ40のスイッチ41をONにした状態と同じ状態となる。このため、ナースコールシステム10bにおいて、マットセンサ40のスイッチ41をONにしたときと同様に、ナースコールの呼び出しがなされるようになる。よって、本発明の第2実施形態によれば、ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチ41を備えたマットセンサ40の構成を変更することなく、当該マットセンサ40が脱落したことを検出することができる。
〔第3実施形態〕
以下、図5を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、分配器50を介してハンド形子機60およびマットセンサ40の双方を接続する例について説明する。以下、第1実施形態および第2実施形態からの変更点についてのみ説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係るナースコールシステム10cの構成例を示す図である。
図5に示すように、第3実施形態のナースコールシステム10cは、壁埋込形子機20、マットセンサ40、分配器50、ハンド形子機60およびアダプタ100を備えている。このナースコールシステム10cは、壁埋込形子機20に対して分配器50を接続し、分配器50からハンド形子機60およびマットセンサ40を並列に接続している。分配器50とマットセンサ40との間には、アダプタ100が接続されている。
分配器50は、コネクタ51、コネクタ52およびコネクタ53を備えている。コネクタ51は、壁埋込形子機20のコネクタ25に接続される。コネクタ51は、接続端子51aおよび接続端子51bを備えている。接続端子51aは、コネクタ25の接続端子25aに接続される。接続端子51bは、コネクタ25の接続端子25bに接続される。
コネクタ52は、アダプタ100の第1のコネクタ110に接続される。コネクタ52は、接続端子52aおよび接続端子52bを備えている。接続端子52aは、第1のコネクタ110の接続端子110aに接続される。接続端子52bは、第1のコネクタ110の接続端子110bに接続される。
コネクタ53は、ハンド形子機60のコネクタ63に接続される。コネクタ53は、接続端子53aおよび接続端子53bを備えている。接続端子53aは、コネクタ63の接続端子63aに接続される。接続端子53bは、コネクタ63の接続端子63bに接続される。
分配器50の内部において、コネクタ51の接続端子51aには、コネクタ52の接続端子52aおよびコネクタ53の接続端子53aが並列に接続されている。また、コネクタ51の接続端子51bには、コネクタ52の接続端子52bおよびコネクタ53の接続端子53bが並列に接続されている。
アダプタ100の第1のコネクタ110は、分配器50のコネクタ52に接続される。アダプタ100の第2のコネクタ120は、マットセンサ40のコネクタ42に接続される。
ハンド形子機60は、スイッチ61、抵抗62およびコネクタ63を備えている。コネクタ63は、接続端子63aおよび接続端子63bを備えている。スイッチ61は、一端が接続端子63aに接続されており、他端がハンド形子機60の内部でグランドに接続されている。スイッチ61は、患者がハンド形子機60の呼出ボタン(図示省略)を押したときにオン状態となる。抵抗62およびスイッチ61は、コネクタ63の接続端子63aとグランドとの間で並列に接続されている。コネクタ63の接続端子63bは、ハンド形子機60の内部でグランドに接続されている。ハンド形子機60の本体とコネクタ63との間は、ハンド形子機60のケーブルで繋がっている。
以上のような構成において、壁埋込形子機20は、端点23に現れる電圧を電圧検出回路24により検出することで、ハンド形子機60のスイッチ61のオン・オフ状態、マットセンサ40のスイッチ41のオン・オフ状態、ハンド形子機60の脱落、および、マットセンサ40の脱落を検出することができる。
例えば、ハンド形子機60のスイッチ61およびマットセンサ40のスイッチ41がオフ状態のとき、電源21から抵抗22および抵抗62を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成される。このため、壁埋込形子機20の端点23の電圧は、この電流経路上で直列接続された抵抗22および抵抗62の各抵抗値R1,R2によって電源電圧Vccが分圧された電圧値(=Vcc×R2/(R1+R2))が生じる。
この状態で、例えば、患者がハンド形子機60の呼出ボタンを押すことによってスイッチ61がオン状態になると、端点23はスイッチ61を介してグランドに短絡されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。一方、マットセンサ40の重量センサにおいて加重の変化が検出されることによってスイッチ41がオン状態になると、端点23はスイッチ41を介してグランドに短絡されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。
このように、端点23の電圧がゼロに近い値かどうかでスイッチ61,41のオン状態が検知される。スイッチ61,41のオン状態を壁埋込形子機20にて検知したとき、壁埋込形子機20から、廊下灯(図示省略)、ナースコール親機(図示省略)の順に呼び出し信号が伝達され、患者からの呼び出しが看護師に通知される。
分配器50からハンド形子機60が脱落した場合(すなわち、分配器50のコネクタ53からハンド形子機60のコネクタ63が外れた場合)、電源21から抵抗22と抵抗62とを通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されなくなり、抵抗22の先は開放端となるため、端点23に現れる電圧は、上述した電源電圧Vccの分圧ではなくなる。つまり、端点23に現れる電圧がハンド形子機60の脱落前後で異なり、かつ、脱落後の電圧はスイッチ61,41の何れかがオン状態のときのゼロに近い値でもないので、端点23の電圧を電圧検出回路24により監視することにより、分配器50からハンド形子機60が脱落したことを検出することができる。
一方、アダプタ100からマットセンサ40が脱落した場合(すなわち、アダプタ100の第2のコネクタ120からマットセンサ40のコネクタ42が外れた場合)、アダプタ100の第2のコネクタ120において、第1の接続端子121と第2の接続端子122とが短絡する。これにより、電源21から抵抗22を通ってグランドに電流が流れる電流経路が形成されるため、端点23の電圧はゼロに近い値となる。この場合、壁埋込形子機20は、スイッチ41のオン状態を検出したときと同様に、アダプタ100からマットセンサ40が脱落したことを検出する。したがって、ナースコールシステム10cにおいて、ナースコール親機から、ナースコールの呼び出しが看護師に通知される。このようにナースコールの呼び出しがなされると、看護師が患者の元へ駆けつけるから、その看護師によって、このナースコールの呼び出しが、マットセンサ40の重量センサにおいて加重の変化が検出されたことによるものか、患者がハンド形子機30の呼出ボタンを押したことによるものか、または、アダプタ100からマットセンサ40が脱落したことによるものかを確認することができる。
以上詳しく説明したように、本発明の第3実施形態によれば、分配器50からハンド形子機60とマットセンサ40とを並列に接続する構成において、抵抗が設けられていないマットセンサ40については、アダプタ100を介して分配器50に接続するようにした。これにより、端点23に現れる電圧値を電圧検出回路24により監視することにより、分配器50からハンド形子機60が脱落したことだけでなく、アダプタ100からマットセンサ40が脱落したことも検出できる。
なお、第3実施形態において、ハンド形子機60の代わりに、抵抗が設けられていない第1実施形態のハンド形子機30を用いるようにしてもよい。この場合、ハンド形子機30をアダプタ100を介して分配器50に接続することで、このハンド形子機30が分配器50から脱落したことを検出することができる。
〔アダプタ100の第1変形例〕
以下、図6を参照して、アダプタ100の第1変形例について説明する。図6は、本発明の第1〜第3実施形態に係るアダプタ100の第1変形例を示す図である。
図6に示すアダプタ100’は、第1のコネクタ110と、第2のコネクタ120とが一体的に形成されている。これに伴い、第1のコネクタ110の接続端子110aと、第2のコネクタ120の第1の接続端子121とが、アダプタ100’の本体の内部で直接的に繋がっている。また、第1のコネクタ110の接続端子110bと、第2のコネクタ120の第2の接続端子122とが、アダプタ100’の内部で直接的に繋がっている。それ以外の点では、第1のコネクタ110の構成および第2のコネクタ120の構成は、図2に示したアダプタ100と同じである。
このように構成されたアダプタ100’は、第1〜第3実施形態のナースコールシステム10,10b,10cにおいて、アダプタ100の代わりに適用することができる。アダプタ100’は、第1のコネクタ110と第2のコネクタ120との間にケーブルが介在しないため、アダプタ100よりも小型化することができる。
〔アダプタ100の第2変形例〕
以下、図7を参照して、アダプタ100の第2変形例について説明する。図7は、本発明の第1〜第3実施形態に係るアダプタ100の第2変形例を示す図である。図7(a)は、扉133が閉じている状態を示す。また、図7(b)は、扉133が開いている状態を示す。
図7に示すアダプタ100''は、第2のコネクタ120の代わりに第2のコネクタ130を備える点で、図2に示したアダプタ100と異なる。図7に示すように、第2のコネクタ130は、第1の接続端子131および第2の接続端子132を備えている。また、第2のコネクタ130には、第1の接続端子131および第2の接続端子132よりも相手コネクタ(ハンド形子機30のコネクタ32)側に開閉手段が設けられている。当該開閉手段は、一枚の扉133が、その底面を第1の接続端子131の先端および第2の接続端子132の先端に接触させたまま、開く方向(図中方向A)および閉じる方向(図中方向B)にスライド自在に構成された片開き構造をなしている。
扉133は、第2のコネクタ130の本体130Aの側壁(図中左側壁)との間に設けられたばね134(付勢手段の一例。図7の例では圧縮コイルばねを用いている。)によって、閉じる方向(図中方向B)に付勢されている。
扉133は、後端(図中右側(ばね134側)の端部)から先端にかけて徐々に下るように傾斜した傾斜面133aを有している。扉133の傾斜面133aのスライド方向(方向Aおよび方向B)の幅W3は、相手コネクタの先端の幅よりも大きくなっている。これにより、図7(a)に示すように扉133が閉じた状態において、相手コネクタの先端を、扉133の傾斜面133aに押し当てることができるようになっている。
扉133には、その底面における後端(図中右側(ばね134側)の端部)から先端まで、金属端子133bが設けられている。
このように構成された第2のコネクタ130は、図7(a)に示すように外力を受けていないときには、扉133が、ばね134からの付勢力によって、閉じる方向(図中方向B)に付勢されている。これにより、第2のコネクタ130は、図7(a)に示すように扉133と本体130Aの側壁(図中右側壁)との間が閉じた第2の状態となる。この第2の状態において、扉133の底面に設けられている金属端子133bは、第1の接続端子131の先端および第2の接続端子132の先端の各々に、電気的に接触している。これにより、第1の接続端子131と第2の接続端子132とが、金属端子133bを介して互いに導通した状態となっている。
一方、第2のコネクタ130は、相手コネクタの先端を扉133の傾斜面133aに押し当ててつつ、相手コネクタを第1の接続端子131および第2の接続端子132に接続する方向(図中下方)に押し込むことにより、扉133に、開く方向(図中方向A)の力が生じる。これにより、扉133が、ばね134の付勢力に反して開く方向(図中方向A)に移動する。そして、相手コネクタをさらに押し込んでゆくと、扉133と本体130Aの側壁(図中右側壁)との間に、相手コネクタを通過させることが可能な幅の通路が形成される。これにより、図7(b)に示すように、第2のコネクタ130は、相手コネクタを第1の接続端子131および第2の接続端子132との接続位置まで至らせることが可能な第1の状態となる。
このように構成されたアダプタ100''は、第1〜第3実施形態のナースコールシステム10,10b,10cにおいて、アダプタ100の代わりに適用することができる。アダプタ100''は、開閉手段が備える扉の数が1枚であるため、アダプタ100よりも構成を簡略化することができる。
上記各実施形態では、本発明のアダプタ及びコネクタの接続対象とする呼出装置の一例として、ナースコール子機、マットセンサを用いたが、本発明はこれに限らない。少なくともナースコール呼び出しを起動するためのスイッチおよび2つの接続端子を備えたものであれば、これ以外の機器(例えば、ベッドセンサ、握り押しボタン等)を、本発明のアダプタ及びコネクタの接続対象とするようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明のコネクタをアダプタに実装するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、本発明のコネクタを、呼出装置が接続される機器(例えば、壁埋込型子機、分配器等)に直接に実装するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、特許請求の範囲に記載の付勢手段の一例として、圧縮コイルばねを用いているが、本発明はこれに限らない。例えば、上記各実施形態において、外力が加えられていないときに、開閉手段を構成する各扉を反発力によって閉じることができるように、圧縮コイルばねの代わりに、他の付勢手段(例えば、引張コイルばね、ゴム等)を配置するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、開閉手段を構成する各扉をスライドさせることによって開閉するようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、各扉を本体の側壁部と軸部によって結合し、当該軸部を中心に回動させることによって開閉するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、開閉手段を構成する各扉の底面に金属端子を設けるようにしているが、本発明はこれに限らない。例えば、各扉の底面に、金属以外の導体を用いた端子を設けるようにしてもよい。また、各扉の底面に端子を設けず、各扉の本体そのものに導体を用いるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、開閉手段を構成する各扉の傾斜面に相手コネクタを押しこむことによって各扉を開く構成としているが、本発明はこれに限らない。例えば、各扉を手動で開く構成としてもよい。
その他、上記説明した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10,10b,10c ナースコールシステム
20 壁埋込形子機
30 ハンド形子機
50 分配器
40,60 マットセンサ
100,100’,100'' アダプタ
110 第1のコネクタ
120 第2のコネクタ
121 第1の接続端子
122 第2の接続端子
123 第1の扉(開閉手段)
123a 傾斜面
123b 金属端子
124 第2の扉(開閉手段)
124a 傾斜面
124b 金属端子
125,126 ばね(付勢手段)

Claims (4)

  1. ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置が接続されるアダプタであって、
    前記呼出装置の相手コネクタと接続されるコネクタを備え、
    前記コネクタは、
    第1の接続端子および第2の接続端子と、
    前記第1の接続端子および前記第2の接続端子よりも前記相手コネクタ側に設けられた開閉手段と、
    前記開閉手段を閉じる方向に付勢する付勢手段と
    を備え、
    前記開閉手段が前記付勢手段からの付勢力に反する外力を受けて開くことにより、前記相手コネクタを前記第1の接続端子および前記第2の接続端子との接続位置まで至らせることが可能な第1の状態となり、
    前記開閉手段が前記外力を受けていないときには、前記開閉手段が前記付勢手段からの付勢力によって閉じた第2の状態となり、
    前記第2の状態において、閉じた状態の前記開閉手段が前記第1の接続端子の先端および前記第2の接続端子の先端の双方に電気的に接触することにより、前記第1の接続端子および前記第2の接続端子が、前記開閉手段を介して互いに導通する
    ことを特徴とするアダプタ。
  2. 前記開閉手段は、前記第1の接続端子側に設けられた第1の扉と、前記第2の接続端子側に設けられた第2の扉とからなる両開き構造をなしており、
    前記付勢手段は、前記第1の扉を閉じる方向に付勢する第1の付勢手段と、前記第2の扉を閉じる方向に付勢する第2の付勢手段とを有しており、
    前記第1の扉および前記第2の扉の各々が、前記外力を受けて開くことにより、前記第1の扉と前記第2の扉との間に、前記相手コネクタを通過させることが可能な幅を有する通路が形成される前記第1の状態となり、
    前記開閉手段が前記外力を受けていないときには、前記第1の付勢手段および前記第2の付勢手段からの付勢力によって、前記第1の扉および前記第2の扉の各々が閉じることにより、前記第1の扉と前記第2の扉との間が閉じた前記第2の状態となり、
    前記第2の状態において、閉じた状態の前記第1の扉が前記第1の接続端子の先端に電気的に接触し、閉じた状態の前記第2の扉が前記第2の接続端子の先端に電気的に接触するとともに、前記第1の扉と前記第2の扉とが互いに電気的に接触することにより、前記第1の接続端子および前記第2の接続端子が、前記第1の扉および前記第2の扉を介して互いに導通する
    ことを特徴とする請求項1に記載のアダプタ。
  3. 前記開閉手段は、前記第1の扉および前記第2の扉の各々が、前記第1の扉と前記第2の扉との間を開く方向および閉じる方向にスライド自在に構成された両開き構造をなしており、
    前記第1の扉および前記第2の扉の各々には、前記相手コネクタが接続する方向に押し込まれたときに前記開く方向の力を生じさせるための傾斜面が、前記相手コネクタが当接する位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のアダプタ。
  4. ナースコール呼び出しを起動するためのスイッチを備えた呼出装置が接続されるコネクタであって、
    第1の接続端子および第2の接続端子と、
    前記第1の接続端子および前記第2の接続端子よりも前記呼出装置の相手コネクタ側に設けられた開閉手段と、
    前記開閉手段を閉じる方向に付勢する付勢手段と
    を備え、
    前記開閉手段が前記付勢手段からの付勢力に反する外力を受けて開くことにより、前記相手コネクタを前記第1の接続端子および前記第2の接続端子との接続位置まで至らせることが可能な第1の状態となり、
    前記開閉手段が前記外力を受けていないときには、前記開閉手段が前記付勢手段からの付勢力によって閉じた第2の状態となり、
    前記第2の状態において、閉じた状態の前記開閉手段が前記第1の接続端子の先端および前記第2の接続端子の先端の双方に電気的に接触することにより、前記第1の接続端子および前記第2の接続端子が、前記開閉手段を介して互いに導通する
    ことを特徴とするコネクタ。
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