JP2017216061A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配光角を維持しつつ色むらを低減することができる照明装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る照明装置は、光を出射する光源と、前記光源の前記光が出射される側に設けられ、前記光を拡散する第1の光学素子が形成された第1の光学部材と、前記第1の光学部材の前記光源とは反対側に設けられ、前記第1の光学部材により拡散された光の配光角を制御する第2の光学素子が形成された第2の光学部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関する。
フルカラーの光源(RGB3色のLED)と、配光制御部材(フレネルレンズ)とを組み合わせた場合に発生する色むらを低減する従来の照明装置がある。例えば、従来の照明装置は、フレネルレンズの入射面に光拡散部を設けることにより、色むらを低減する。
特開2009−158473号公報
しかしながら、上述した従来の照明装置では、フレネルレンズの入射面に光拡散部が設けられているため、フレネルレンズから出射する光の配光角(配光分布)が広がってしまい、配光角の制御が困難であるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、配光角を維持しつつ色むらを低減することができる照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明装置は、光を出射する光源と、前記光源の前記光が出射される側に設けられ、前記光を拡散する第1の光学素子が形成された第1の光学部材と、前記第1の光学部材の前記光源とは反対側に設けられ、前記第1の光学部材により拡散された光の配光角を制御する第2の光学素子が形成された第2の光学部材と、を備える。
本発明の一態様によれば、配光角を維持しつつ色むらを低減することができる。
図1は、実施形態に係る照明装置の分解図である。 図2は、実施形態に係るLEDの正面図である。 図3Aは、ドーム形状の光学素子の一例について説明するための図である。 図3Bは、ドーム形状の光学素子の一例について説明するための図である。 図3Cは、ドーム形状の光学素子の一例について説明するための図である。 図4は、ピラミッド形状の光学素子の一例について説明するための図である。 図5は、ピラミッド形状の光学素子の他の例について説明するための図である。 図6は、実施形態に係る照明装置と、従来の照明装置との比較結果について説明するための図である。 図7は、実施形態に係る照明装置と、従来の照明装置との比較結果について説明するための図である。 図8は、実施形態に係る照明装置と、従来の照明装置との比較結果について説明するための図である。 図9は、実施形態に係る照明装置と、比較例に係る照明装置との比較結果について説明するための図である。 図10は、実施形態に係る照明装置と、比較例に係る照明装置との比較結果について説明するための図である。
以下、実施形態に係る照明装置について図面を参照して説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る照明装置の分解図である。図1の例に示すように、実施形態に係る照明装置10は、ヒートシンク部材11と、光源であるLED12と、載置部材13と、プレート14と、カバー15と、拡散レンズ16と、キャップ17と、リフレクタ(反射体)18と、フレネルレンズ19とを備える。
ヒートシンク部材11によりLED12により発生された熱が放熱される。
LED12は、RGBフルカラーのCOB(Chip On Board)タイプのLEDである。図2は、実施形態に係るLED12の正面図である。図2の例に示すように、LED12は、赤色(Red)のLEDチップ12a、青色(Blue)のLEDチップ12b、及び、緑色(Green)のLEDチップ12cが基板12dに実装されている。LEDチップ12a〜12cは、配線を介して電源に接続されており、電源からの電力の供給を受けて点灯する。LEDチップ12aは、赤色の光を出射し、LEDチップ12bは、青色の光を出射し、LEDチップ12cは、緑色の光を出射する。
また、LED12から黄色(Yellow)の光を出射させる場合には、LEDチップ12aとLEDチップ12cとを点灯させて、赤色の光と緑色の光とが混ぜられた結果、黄色の光が出射される。また、LED12から青緑色(Cyan)の光を出射させる場合には、LEDチップ12bとLEDチップ12cとを点灯させて、青色の光と緑色の光とが混ぜられた結果、青緑色の光が出射される。また、LED12から紅紫色(Magenda)の光を出射させる場合には、LEDチップ12aとLEDチップ12bとを点灯させて、赤色の光と青色の光とが混ぜられた結果、紅紫色の光が出射される。また、LED12から白色(White)の光を出射させる場合には、LEDチップ12aとLEDチップ12bとLEDチップ12cとを点灯させて、赤色の光と青色の光と緑色の光とが混ぜられた結果、白色の光が出射される。
載置部材13には、LED12及びプレート14が載置される。プレート14の材質は、例えば、ステンレス鋼である。
カバー15は、LED12を覆ってLED12を保護する部材である。カバー15の材質は、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂である。カバー15は、LED12と、拡散レンズ16との間に設けられる。
カバー15は、筒状の部材である筒状部15aを有する。筒状部15aには、内孔15bが形成されている。筒状部15aは、本実施形態では、内径が一定の円筒状に形成されている。筒状部15aは、内孔15b内を、LED12から出射された光が拡散レンズ16に向けて進むことが可能な姿勢で設けられている。また、筒状部15aは、内孔15b内を、LED12から出射された光が拡散レンズ16に向けて進むことが可能な位置に設けられている。
また、筒状部15aには、拡散レンズ16をはめ込み可能な溝15cが形成されている。
拡散レンズ16は、LED12の光が出射される側に設けられている。拡散レンズ16は、シリコーンレンズであり、シリコーン樹脂を含む材料で形成されている。拡散レンズ16は、LED12の発光径と同程度の大きさのレンズである。本実施形態では、拡散レンズ16とLED12との距離が、例えば、最も短い場合で10mmである。このように、拡散レンズ16は、LED12と非常に近い位置に設けられている。このため、拡散レンズ16は、LED12が発する熱に耐性を有するシリコーン樹脂を含んで形成されている。このため、シリコーン樹脂を含む材料で形成された拡散レンズ16は、ポリカーボネート樹脂などの熱に耐性を有さない樹脂により形成された場合と比較して、熱に耐性を有し、劣化しにくい。
拡散レンズ16には、LED12から出射された光を拡散する光学素子が形成されている。例えば、拡散レンズ16の光が入射される入射面には、後述するピラミッド形状の光学素子が形成されている。拡散レンズ16の光が出射される出射面には、後述するドーム形状の光学素子が形成されている。
図3A、図3B及び図3Cは、ドーム形状の光学素子の一例について説明するための図である。図3Aの例に示すように、拡散レンズ16の出射面には、ドーム形状の光学素子31が千鳥格子状に形成されている。ドーム形状の光学素子31は、光軸に対して曲面を外形面に有する凸状の光学素子である。複数のドーム形状の光学素子31は、全体としてフライアイレンズを構成している。図3Aに示すドーム形状の光学素子31のX方向ピッチは、例えば、0.083mmであり、Y方向ピッチは、例えば、0.072mmである。また、図3Bに示すドーム形状の光学素子31を形成するためのバイトRは、例えば、0.1mmであり、最大深さは、例えば、0.0123mmである。また、図3Cに示すドーム形状の光学素子31の出射面に対する接触角θは、例えば、24.5°である。
図4は、ピラミッド形状の光学素子の一例について説明するための図であり、図5は、ピラミッド形状の光学素子の他の例について説明するための図である。図4の例に示すように、ピラミッド形状の光学素子32は、光軸に対して傾斜する傾斜平面を有し、回転対称に配置された4つの傾斜平面を外形面に有するピラミッド(接頭四角錐)形状を成し、凹状または凸状に形成されている。なお、図4の例では、接頭四角錐のピラミッド形状の例について説明したが、図5の例に示すように、光学素子32は、尖頭四角錐のピラミッド形状であってもよい。拡散レンズ16の入射面には、ピラミッド形状の光学素子31が格子状に形成されている。
図5に示すように、光学素子32が、尖頭四角錐のピラミッド形状である場合について説明する。この場合において、図5に示す三角形の角度は、例えば、60度である。すなわち、本実施形態では、例えば、回転対称に配置された4つの傾斜平面は、正三角形である。また、図5に示す高さは、例えば、0.017mmであり、底面幅は、例えば、0.05mmである。
本実施形態では、上述したようなピラミッド形状の光学素子32が入射面に形成され、ドーム形状の光学素子31が出射面に形成された拡散レンズ16が、LED12の光が出射される側に配置される。ここで、ピラミッド形状の光学素子32により各LEDチップ12a〜12cの光軸を基準として光が拡散されるが、光軸近傍には殆ど光が認められない。各LEDチップ12a〜12cの光軸を中心とする所定の径の円周上の4つに等分割された各位置に光が分散される。このような輝度分布は、ピラミッド形状の光学素子32の外形面に含まれる4つの傾斜平面のそれぞれに入射する光線の入射角度に応じた屈折・反射作用によって生じているものと考えられる。なお、光学素子32は、4つの傾斜平面以外の複数の傾斜平面を外形面に含む形状の光学素子であってもよい。
また、ここで、ドーム形状の光学素子31により各LEDチップ12a〜12cの光軸を中心として周囲に光が均等に拡散される。
このように、ドーム形状の光学素子31における輝度分布と、ピラミッド形状の光学素子32における輝度分布とを比較すると、互いに相補的な領域から光が出射されていると考えられる。そのため、ピラミッド形状の光学素子32が入射面に形成され、ドーム形状の光学素子31が出射面に形成された拡散レンズ16により、色度分布及び輝度分布が均一となるように、LED12から出射された光が拡散される。
拡散レンズ16は、筒状部15の溝15cにはめ込まれる。そして、拡散レンズ16がはめ込まれた筒状部15を覆うように、キャップ17がはめられる。キャップ17は、開口部を有し、拡散レンズ16の出射面から出射された光が、キャップ17の開口部及びリフレクタ18の後述する開口部18bを通って、フレネルレンズ19の入射面に入射される。
なお、拡散レンズ16の出射面に、ピラミッド形状の光学素子32が形成され、入射面に、ドーム形状の光学素子31が形成されてもよい。
リフレクタ18には、LED12に対応した位置、すなわち、リフレクタ18の中央位置に開口部18bが設けられている。リフレクタ18のフレネルレンズ19側は、開口部18bに向かって円錐形状に凹んだ形状に形成されており、LED12からの光をフレネルレンズ19側に反射する反射面18cを有する。反射面18cの色は、光を反射することを目的としているので、光の反射率が高くなる白色や銀色といった色であることが好ましい。
また、リフレクタ18の外周面(周面)には、螺旋状のガイド溝18aが形成されている。ここで、図示は省略するが、照明装置10は、リフレクタ18の外周を覆うように配置される移動体と、この移動体の外周を覆うように配置され、移動体を支持する支持体とを備えている。移動体の内周面には、リフレクタ18の螺旋状のガイド溝18aに摺動可能に係合する係合突起が設けられている。移動体は、係合突起をリフレクタ18のガイド溝18aに係合させて、リフレクタ18を覆うように配置される。
移動体には、フレネルレンズ19が取り付けられている。したがって、移動体の係合突起をガイド溝18aに沿って摺動させることで、移動体がリフレクタ18に対して回転し、移動体が、LED12から離れる方向又はLED12に近づく方向に移動する。すなわち、移動体をリフレクタ18に対して回転させることで、フレネルレンズ19とLED12との距離を調整することができる。本実施形態では、フレネルレンズ19とLED12との距離は、所定の範囲内で調整可能である。フレネルレンズ19とLED12との距離が、最も短い場合には、例えば、10mmであり、最も長い場合には、例えば、25mmや32mmである。
フレネルレンズ19は、拡散レンズ16のLED12とは反対側に設けられる。フレネルレンズ19は、拡散レンズ16により拡散された光の配光角を制御する光学素子が形成されている。例えば、フレネルレンズ19の光が入射される入射面には、光の配光角を所定の配光角にするプリズムが形成されている。なお、フレネルレンズ19の光が出射される出射面には、光を拡散する拡散ドットが形成されていてもよい。
フレネルレンズ19の出射面から出射される光のビーム角は、フレネルレンズ19とLED12との距離に応じて変化する。例えば、フレネルレンズ19とLED12との距離が、所定の範囲内において最も短い距離(例えば10mm)である場合には、ビーム角は、最も広くなる。このときの最も広いビーム角を広角と呼ぶ。また、フレネルレンズ19とLED12との距離が、所定の範囲内において最も長い距離(例えば25mmや32mm)である場合には、ビーム角は、最も狭くなる。このときのビーム角を狭角と呼ぶ。狭角は、例えば、12°から18°が好ましい。
次に、実施形態に係る照明装置10が出射する光の色ごとの狭角と広角との関係の一例を表1に示す。
なお、表1の例では、LED12とフレネルレンズ19との距離が32mmの場合のビーム角、及び、25mmの場合のビーム角を広角と呼ぶ。
例えば、拡散レンズ16を有さずフレネルレンズを有する従来の照明装置では、狭角が13.5°であり、広角が21°であるが、拡散レンズ16及びフレネルレンズ19を有する照明装置10においても、狭角は1°程度しか広がっておらず、どの色を点灯させても、ほぼ同程度の配光分布となる。これは、LED12の発光径と同程度の大きさの拡散レンズ16を有することによって、オリジナルの発光径、配光の変化を極力抑えられたためではないかと考えられる。
次に、図6を参照して、拡散レンズ16及びフレネルレンズ19を有する照明装置10と、拡散レンズ16を有さずフレネルレンズ19を有する照明装置(従来の照明装置)との比較結果について説明する。図6は、実施形態に係る照明装置10と、従来の照明装置との比較結果について説明するための図である。
図6の例において、「拡散レンズなし」が、拡散レンズ16を有さずフレネルレンズ19を有する従来の照明装置に対応し、「拡散レンズあり」が、実施形態に係る照明装置10に対応する。
従来の照明装置により、赤色の光と緑色の光が混合されて、ビーム角が狭角である黄色の光が照射された照射面41、及び、ビーム角が広角である黄色の光が照射された照射面43の見栄えについて説明する。拡散レンズ16を有さないため、照射面41及び照射面43ともに、混色されておらず、LEDチップの数が多い赤色が目立ってしまう。
次に、実施形態に係る照明装置10により、赤色の光と緑色の光が混合されて、ビーム角が狭角である黄色の光が照射された照射面42、及び、ビーム角が広角である黄色の光が照射された照射面44の見栄えについて説明する。拡散レンズ16を有するため、照射面42及び照射面44ともに、しっかりと混色され、赤色のむらが抑制され、照射面42及び照射面44には、むらがない黄色の光が照射されている。
また、従来の照明装置により、赤色の光と緑色の光と青色の光とが混合されて、ビーム角が狭角である白色の光が照射された照射面45、及び、ビーム角が広角である白色の光が照射された照射面47の見栄えについて説明する。白色の場合においても、照射面45及び照射面47ともに、混色されておらず、LEDチップの数が多い赤色が目立ってしまう。
次に、実施形態に係る照明装置10により、赤色の光と緑色の光と青色の光とが混合されて、ビーム角が狭角である白色の光が照射された照射面46、及び、ビーム角が広角である白色の光が照射された照射面48の見栄えについて説明する。白色の場合においても、照射面46及び照射面48ともに、しっかりと混色され、赤色のむらが抑制され、照射面46及び照射面48には、むらがない白色の光が照射されている。
ここで、図6の例に示すように、従来の照明装置により白色の光が出射された場合の狭角が13.4°であり、広角が20.9°であり、狭角と広角との差が7°程度である。これに対して、実施形態の照明装置10により白色の光が出射された場合の狭角が15.1°であり、広角が43.4°であり、狭角と広角との差が約28°となる。このように、実施形態の照明装置10によれば、狭角と広角との差を大きくすることができる。
次に、図7を参照して、拡散レンズ16及びフレネルレンズ19を有する照明装置10と、拡散レンズ16を有さずフレネルレンズを有する照明装置(従来の照明装置)との他の比較結果について説明する。図7は、実施形態に係る照明装置10と、従来の照明装置との比較結果について説明するための図である。
図7の例には、照明装置10により出射された、ビーム角が狭角である白色の光の色度Xの角度分布(配光分布)51、色度Yの角度分布52が示されている。また、図7の例には、従来の照明装置により出射された、ビーム角が狭角である白色の光の色度Xの角度分布53、色度Yの角度分布54が示されている。
角度分布51〜54から、角度が−30°から30°までの範囲において、従来の照明装置の光のほうが、照明装置10の光よりも、色度変化が激しいことが分かる。
また、角度分布51及び角度分布52は、角度が0°付近で青みを帯び、その周辺で黄色となる光であることを示す。このような角度分布は、白色LEDから出力される光の角度分布と類似する。したがって、本実施形態に係る照明装置10は、白色LEDから出力される白色の光に角度分布が類似する白色の光を出射することができる。
次に、図8を参照して、拡散レンズ16及びフレネルレンズ19を有する照明装置10と、拡散レンズ16を有さずフレネルレンズを有する照明装置(従来の照明装置)との他の比較結果について説明する。図8は、実施形態に係る照明装置10と、従来の照明装置との比較結果について説明するための図である。
図8の例は、従来の照明装置により出射された、ビーム角が狭角である白色の光の色度Xの角度分布53において、角度が−30°から30°までの範囲における最大の色度と最小の色度との差が0.0279であることを示す。また、図8の例は、従来の照明装置により出射された、ビーム角が狭角である白色の光の色度Yの角度分布54において、角度が−30°から30°までの範囲における最大の色度と最小の色度との差が0.0166であることを示す。
また、図8の例は、照明装置10により出射された、ビーム角が狭角である白色の光の色度Xの角度分布51において、角度が−30°から30°までの範囲における最大の色度と最小の色度との差が0.0187であることを示す。また、図8の例は、照明装置10により出射された、ビーム角が狭角である白色の光の色度Yの角度分布52において、角度が−30°から30°までの範囲における最大の色度と最小の色度との差が0.0101であることを示す。
図8に示す結果から、従来の照明装置よりも実施形態に係る照明装置10のほうが、色度分布が安定していることが分かる。
次に、図9及び図10を参照して、拡散レンズ16及びフレネルレンズ19を有する照明装置10と、比較例に係る照明装置との比較結果について説明する。図9及び図10は、実施形態に係る照明装置10と、比較例に係る照明装置との比較結果について説明するための図である。
図9及び図10に示すように、照明装置10の構成からフレネルレンズ19を省略した構成の照明装置を比較例の照明装置(1)とする。また、比較例の照明装置(1)の構成から更に筒状部15aを省略し、拡散レンズ16の径を大きくした拡散レンズ16‘がリフレクタ10上に配置された構成の照明装置を比較例の照明装置(2)とする。また、実施形態に係る照明装置10を照明装置(3)とする。また、照明装置(2)の構成に、フレネルレンズ19を設けた構成の照明装置を比較例の照明装置(4)とする。また、フレネルレンズ19を有する従来の照明装置を比較例の照明装置(5)とする。
図9には、照明装置(1)の配光分布61、照明装置(2)の配光分布62、照明装置(3)の配光分布63、照明装置(4)の配光分布64、及び、照明装置(5)の配光分布65が示されている。
配光分布61と配光分布62とを比較すると、矢印71及び矢印72が示すように、配光分布61のほうが50°付近の配光及び−50°付近の配光が絞られていることが分かる。また、配光分布63と配光分布64とを比較すると、矢印73及び矢印74が示すように、配光分布63のほうが30°付近の配光及び−30°付近の配光が絞られていることが分かる。また、絞られた結果、配光分布63は、配光分布65と同等の分布となる。以上のことから、筒状部15aにより、配光が絞られて、スポット感を高めることができると言える。
また、図10に示すように、従来の照明装置と照明装置(3)のビーム角は略同程度となる。
以上、本実施形態に係る照明装置10について説明した。上述した内容から、本実施形態に係る照明装置10によれば、配光角を維持しつつ色むらを低減することができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
10 照明装置
12 LED
15a 筒状部
16 拡散レンズ
18 リフレクタ
19 フレネルレンズ

Claims (7)

  1. 光を出射する光源と、
    前記光源の前記光が出射される側に設けられ、前記光を拡散する第1の光学素子が形成された第1の光学部材と、
    前記第1の光学部材の前記光源とは反対側に設けられ、前記第1の光学部材により拡散された光の配光角を制御する第2の光学素子が形成された第2の光学部材と、
    を備える、照明装置。
  2. 内孔が形成され、前記光源から出射された光が前記第1の光学部材に向けて前記内孔内を進むように、前記光源と前記第1の光学部材との間に設けられた筒状部を更に備える、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1の光学部材は、前記光源からの光が入射される入射面、又は、当該光が出射される出射面のうちの少なくとも1つの面に、前記第1の光学素子が形成される、請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記第1の光学部材は、前記第1の光学素子として、ピラミッド形状の光学素子が前記入射面又は前記出射面に形成される請求項1〜3のいずれか1つに記載の照明装置。
  5. 前記第1の光学部材は、更に、前記第1の光学素子として、ドーム形状の光学素子が、前記ピラミッド形状の光学素子が形成された面とは反対側の面に形成される、請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記光源と前記第2の光学部材との距離は、所定の範囲内で調整可能であり、
    前記光源と前記第2の光源との距離が、前記所定の範囲内において、最も長い距離である場合に、前記第2の光学部材から出射される光のビーム角が、12度〜18度の範囲内である、請求項1〜5のいずれか1つに記載の照明装置。
  7. 前記第1の光学部材は、シリコーン樹脂を含む材料で形成されている、請求項1〜6のいずれか1つに記載の照明装置。
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