JP2017215677A - Bimシステム、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】BIMシステムを用いて、昇降機のレイアウト画面を見やすく表示することを課題とする。【解決手段】実施形態のBIMシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備える。制御部は、入力される作成条件に対応する昇降機BIMパーツを、パーツ情報記憶手段に記憶されたパーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、昇降機モデリング手段により作成された昇降機BIMパーツを、BIMモデル記憶手段に記憶されたBIMモデルに組み込んで、建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、統合モデリング手段が作成した統合BIMモデルで示される建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、建築物の管理施設端末装置に対して送信する送信制御手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、BIMシステム、方法およびプログラムに関する。
近年、BIM(Building Information Modeling)を利用することで、建築に関する作業やデータ管理の合理化や効率化が図られている。また、一般に、建築物において、管理施設(防災センタ、監視室等)で昇降機の運行監視等を行う場合、表示モニタに建物の鉛直方向視の平面的な断面画面を表示させて、その画面上に昇降機を表示している。
特開平6−149624号公報
しかしながら、上記した従来技術では、例えば、低層の昇降機と高層の昇降機が鉛直方向視で重なっている場合に、両方の昇降機を、前記した平面的な断面画面上の実際の位置に表示することはできない。そのため、どちらかの昇降機を表示しないか、あるいは、どちらかの昇降機を実際とは異なる場所に表示しなければならない。つまり、昇降機のレイアウト画面を見やすく表示できていなかった。
そこで、本実施形態が解決しようとする課題は、BIMシステムを用いて、昇降機のレイアウト画面を見やすく表示することである。
実施形態のBIMシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備える。記憶部は、建築物に関するBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、BIMモデルに組込可能な昇降機BIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、を備える。制御部は、入力される作成条件に対応する昇降機BIMパーツを、パーツ情報記憶手段に記憶されたパーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、昇降機モデリング手段により作成された昇降機BIMパーツを、BIMモデル記憶手段に記憶されたBIMモデルに組み込んで、建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、統合モデリング手段が作成した統合BIMモデルで示される建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、建築物の管理施設端末装置に対して送信する送信制御手段と、を備える。
図1は、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、BIMパーツの一例を示す図である。 図3は、BIMモデルにBIMパーツを組み込んだ統合BIMモデルの一例を示す図である。 図4は、統合BIMモデルの作成と表示に関する概要説明図である。 図5は、比較例の昇降機のレイアウト画面の一例を示す図である。 図6は、複数のエスカレータが鉛直方向視で重なっている様子の一例を示す模式図である。 図7は、建築物BIMモデルとエスカレータBIMパーツの表示画面の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態におけるBIMシステムによるレイアウト画面表示のための処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、比較例における表示変更のための作業手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態におけるBIMシステムによる表示変更のための作業手順の一例を示すフローチャートである。 図11は、第1の実施形態において、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に、防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けた避難経路を表示させた場合の一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態において、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に、煙を感知した煙センサの感知エリアを避けた避難経路を表示させた場合の一例を示す図である。 図13は、第2の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図14は、第2の実施形態におけるBIMシステムによるレイアウト画面表示のための処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、第3の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図16は、第3の実施形態におけるBIMシステムによるレイアウト画面表示のための処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、第1の実施形態の変形例におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図である。
以下に、実施形態にかかるBIMシステム、方法およびプログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
BIMによる設計方法では、各業者にて建物全体のデータである建築物に関する3次元のBIMモデルを共有することができるので、共通のデータ上でそれらの関連性および整合性の確認を行うことができる。以下の実施形態では、このBIMを使用した昇降機客先提案システムについて説明する。
以下、実施形態の構成および処理について、第1の実施形態(BIMシステム(機能分散型))、第2の実施形態(BIMシステム(サーバ主導の機能分散型))、第3の実施形態(BIMシステム(スタンドアロン型のBIM装置))の順にて詳細に説明する。
まず、以下で用いる用語について説明する。単に「パーツ」と称する場合は建築物を構成する現実の構成部品を指し、「BIMパーツ」と称する場合はパーツに対応するBIM上の仮想的な構成部品を指すものとするが、説明の便宜上、「パーツ」が対応する「BIMパーツ」を指す場合や、「BIMパーツ」が対応する「パーツ」を指す場合もあるものとする。また、「設備」とは、建築物内の昇降機以外の設備を指す(詳細は後述)。また、「BIMモデル」とは、建築物BIMモデルと設備BIMモデルの総称である。
[第1の実施形態]
最初に、第1の実施形態について、図1〜図12を参照して以下に説明する。なお、第1の実施形態で例示するBIMシステムにおけるサーバ装置側と端末装置側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
[第1の実施形態におけるBIMシステムの構成]
まず、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち主要な部分を概念的に示している。
図1に示すように、第1の実施形態のBIMシステムでは、概略的に、昇降機の3次元モデル(BIMパーツ)等の情報を提供できるサーバ装置200と、単数または複数のBIMアプリケーション等を搭載した端末装置100と、管理施設(防災センタ、監視室等の)に設置されている管理施設端末装置500とが、有線または無線のネットワーク300を介して通信可能に接続して構成される。また、端末装置100、サーバ装置200、管理施設端末装置500のそれぞれにおいて、各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
[サーバ装置200の構成]
図1において、サーバ装置200は、端末装置100から送信される作成条件に対応するBIMパーツを作成し、端末装置100へ送信する等の機能を有する。サーバ装置200は、制御部202と、記憶部206とを少なくとも備えている。サーバ装置200は、通信制御インターフェース部204を介してネットワーク300を経由し、端末装置100、管理施設端末装置500と相互に通信可能に接続されている。制御部202は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部204は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、サーバ装置200とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部204は、端末装置100等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部206は、HDD(Hard Disk Drive)等の固定ディスク装置またはSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(パーツ情報データベース206a等)を格納する。
パーツ情報データベース206aは、BIMモデルに組込可能なBIMパーツ(昇降機BIMパーツ)を作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段である。本実施形態において、昇降機は、エレベータおよび乗客コンベアを含む概念であり、乗客コンベアは、エスカレータおよび動く歩道を含む。ここで、パーツ情報は、利用者が昇降機を設計する上で必要となるあらゆる情報を含む。パーツ情報としては、例えば、用途、定員、積載量、動作速度、色、機種等といった昇降機の仕様、昇降機を建築物に設置する際に必要とされるスペース、寸法、各種付属設備に関する情報、昇降機を構成する必要部材の部材強度、価格、寸法、質量、色、素材、固有振動数といった情報の他、納期、在庫状況、据付時間、仕上げ材、耐用年数、メーカ情報、品番型番などが挙げられるが、上記に限定されない。
より具体的には、本実施形態において、パーツ情報は、例えば、端末装置100の制御部102によりBIMモデルにBIMパーツを組み込む際等に参照されるサイズ(寸法)情報を含む。ここで、BIMパーツのサイズ情報は、BIMパーツを構成する各ユニット、構成部品のサイズ情報も含む。BIMパーツを構成する各ユニットとしては、例えば、昇降機がエレベータである場合には、昇降路、乗りかご、カウンタウェイト、メインロープ、巻上機、ガイドレール、乗り場ホール関連品、機械室、制御盤、電源設備、各種配線配管等が挙げられる。また、BIMパーツを構成する各ユニットとしては、例えば、昇降機がエスカレータである場合には、トラス、踏段、踏段チェーン、移動手摺、乗降板、欄干、駆動装置、機械室、制御盤、電源設備、各種配線配管等が挙げられる。また、パーツ情報は、例えば、端末装置100の制御部102によりBIMパーツを変更する際に用いられる設定パラメータを含む。ここで、設定パラメータは、BIMパーツを構成する各ユニットのサイズ、色、材質、上記各種配線配管等を規定するパラメータを含む。なお、BIMパーツは、典型的なBIMモデルと同様に、このBIMパーツ自体に対象の昇降機に関連するパーツ情報等の情報を含んでいる。
また、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、作成条件受信部202a、昇降機モデリング部202b、および、情報送受信部202cを備える。
作成条件受信部202aは、端末装置100から送信される作成条件を受信する作成条件受信手段である。ここで、作成条件は、利用者が所望する昇降機の仕様等を示す条件である。つまり、作成条件は、BIMモデルに組込可能な昇降機BIMパーツを作成するための条件である。作成条件は、例えば、昇降機の機種、色、素材、希望の価格、納期、利用者の嗜好性等のうちの少なくとも1つを含んでいればよい。また、作成条件は、利用者により端末装置100において入力部118を介して入力されたものであってもよいし、予め作成条件が記憶された外部記憶装置(図示せず)から読み込まれたものであってもよい。
昇降機モデリング部202bは、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に対応するBIMパーツ(昇降機BIMパーツ)を、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段である。昇降機モデリング部202bは、例えば、図2に示すようなエレベータの3次元のBIMパーツを作成する。ここで、図2は、BIMパーツの一例を示す図である。図2の左側は、昇降路、乗りかご、ガイドレール等のユニットから構成されるBIMパーツであり、図2の右側は、乗り場ホーム関連品の一例として、乗降口のドアのユニット等から構成されるBIMパーツである。
図1に戻って、昇降機モデリング部202bは、利用者が画面上で確認しながら選択可能なように、作成条件を満たす複数のBIMパーツを作成してもよい。昇降機モデリング部202bは、例えば、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に基づいた後述のBIMモデルの構造情報等に基づいて、建築物の概要、規模、設置位置、電源設備容量等から当該建築物に設置可能なBIMパーツを単数あるいは複数作成する。また、昇降機モデリング部202bは、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に基づいた昇降機の納期、価格、あるいは、嗜好性に応じてBIMパーツを自動的に最適化して作成するようにしてもよい。例えば、昇降機モデリング部202bは、利用者によって昇降機の設置に際し納期優先の選択がなされている場合には、設置可能なBIMパーツのうち納期が早いものから順に自動で複数作成するようにしてもよい。同様に、昇降機モデリング部202bは、利用者によって価格優先の選択がなされている場合には、設置可能な複数のBIMパーツのうち価格が安いものから順に自動で複数作成するようにしてもよい。昇降機モデリング部202bは、利用者によって利用者の嗜好性が設定されている場合には、設置可能な複数のBIMパーツのうち嗜好性にあったものから順に自動で複数作成するようにしてもよい。ここで、昇降機モデリング部202bは、作成したBIMパーツを記憶部206に格納して、BIMパーツデータベース(図示せず)を構築してもよい。
情報送受信部202cは、昇降機モデリング部202bにより作成されたBIMパーツを端末装置100へ送信する情報送受信手段である。情報送受信部202cは、複数のBIMパーツを含む計算結果を端末装置100へ送信してもよい。
[端末装置100の構成]
図1において、端末装置100は、サーバ装置200へBIMパーツを作成するのに必要な作成条件を送信し、作成条件にしたがって作成されたBIMパーツを含むサーバ装置200の計算結果を、サーバ装置200から受信する等の機能を有する。端末装置100は、出力部(表示部114および音声出力部116)と、入力部118と、制御部102と、記憶部106と、を少なくとも備えている。また、端末装置100は、図3に示すように、サーバ装置200から受信したBIMパーツをBIMモデルに組み込んで統合BIMモデルを作成する等の機能を有する。ここで、図3は、BIMモデルにBIMパーツを組み込んだ統合BIMモデルの一例を示す図である。図3では、昇降機組込建築物の完成時におけるエレベータの設置状態を示す統合BIMモデルの一部が示されている。
図1に戻って、端末装置100は、例えば、建築物の管理者が所持する装置であって、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置等である。端末装置100は、例えば、インターネットブラウザ、BIMアプリケーション等を搭載していている。
図1において、表示部114は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ、モニタ、および、タッチパネル等)である。音声出力部116は、音声情報を音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)である。入力部118は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド(例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等)、マウス、キーボード、マイク等である。入出力制御インターフェース部108は、表示部114、音声出力部116、入力部118等の制御を行う。
図1において、通信制御インターフェース部104は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部104は、サーバ装置200、管理施設端末装置500等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。ネットワーク300は、端末装置100およびサーバ装置200と、図示しない外部機器または外部システム(例えば、BIMモデルデータベースサーバ等として機能する外部のデータベース装置など)とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網および一般電話回線網等)、イントラネット、電力線通信(PLC(Power Line Communications))回線等である。
図1において、記憶部106は、HDDやSSD等の大容量のストレージ手段、および/または、SRAM(Static Random Access Memory)等を用いて構成される小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル(BIMモデルデータベース106a、統合BIMモデルデータベース106b等)を格納する。ここで、記憶部106は、各種のデータベース、ファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
BIMモデルデータベース106aは、建築物に関するBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段である。本実施形態において、BIMモデルデータベース106aには、予め設計者により設計されたBIMモデルが格納されている。前記したように、BIMモデルは、建築物BIMモデルと設備BIMモデルに大別できる。建築物BIMモデルには、例えば、建物形状、空間関係、地理情報、建物部材情報(数量、特性、耐用年数)、階床数、階床名、階高、各階の占有面積、部屋、壁、通路、階段、非常階段、ガス管、水道管、梁等が含まれる。また、設備BIMモデルには、例えば、建築物内に配置される各設備に関する寸法、位置等を示す情報が含まれる。設備としては、例えば、防火シャッタ、煙センサ、火災報知機、スプリンクラー、安全対策品等が挙げられるが、これらに限定されない。
統合BIMモデルデータベース106bは、統合モデリング部102cが作成した統合BIMモデルを記憶する統合BIMモデル記憶手段である。
制御部102は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、作成条件送信部102a、情報送受信部102b、統合モデリング部102c、避難経路決定部102d、送信制御部102eを備える。なお、制御部102における各部102a〜102e以外の制御について説明するときは、動作主体を制御部102と記載する。この点、サーバ装置200における制御部202、および、図15における制御部402についても同様である。
作成条件送信部102aは、利用者により入力される作成条件をサーバ装置200へ送信する作成条件送信手段である。
情報送受信部102bは、サーバ装置200から送信される作成条件に対応するBIMパーツを含む計算結果を受信する等の情報の送受信を行う情報送受信手段である。情報送受信部102bは、複数のBIMパーツを含む計算結果をサーバ装置200から受信してもよい。情報送受信部102bは、受信したBIMパーツを記憶部106に格納して、BIMパーツデータベース(図示せず)を構築してもよい。
統合モデリング部102cは、情報送受信部102bにより受信されたBIMパーツ(昇降機BIMパーツ)を、BIMモデルデータベース106aに記憶されたBIMモデルに組み込んで、建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段である。
送信制御部102eは、統合モデリング部102cが作成した統合BIMモデルで示される建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、管理施設端末装置500に対して送信する送信制御手段である。なお、建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報とは、例えば、3次元レイアウト画面の情報、3次元レイアウト画面を簡略化した情報のほか、3次元レイアウト画面を作成するために必要なBIMモデル、BIMパーツ、その他の情報などである。
また、統合モデリング部102cは、統合BIMモデルの作成に使用されたBIMモデル、昇降機BIMパーツの少なくともいずれかが更新されたとき、統合BIMモデルを更新する。そのとき、送信制御部102eは、更新された統合BIMモデルで示される建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、管理施設端末装置500に対して送信する。
ここで、統合BIMモデルには、建築物に設けられた防火設備を示す防火設備BIMモデルが含まれている。避難経路決定部102dは、統合BIMモデルに含まれた防火設備BIMモデルで示された防火設備に基づいて建築物における通過不能な箇所を避けて避難経路を決定する。そのとき、送信制御部102eは、決定された避難経路が表された3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、管理施設端末装置500に対して送信する。
より具体的には、次の通りである。例えば、統合BIMモデルに含まれた防火設備BIMモデルには、防火シャッタBIMモデルが含まれている。そして、避難経路決定部102dは、統合BIMモデルに含まれた防火シャッタBIMモデルで示された防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けて、避難経路を決定する。
また、例えば、統合BIMモデルに含まれた防火設備BIMモデルには、煙センサBIMモデルが含まれている。そして、避難経路決定部102dは、統合BIMモデルに含まれた煙センサBIMモデルで示された煙センサのうち煙を感知した煙センサの感知エリアを避けて、避難経路を決定する。
[管理施設端末装置500の構成]
図1において、管理施設端末装置500は、制御部502、通信部504、記憶部506、表示部514、音声出力部516、入力部518を備える。管理施設端末装置500は、例えば、管理施設に設置されているパーソナルコンピュータである。
制御部502は、記憶部506に記憶された制御プログラム、データ等を用いて、各種処理を実行する制御手段である。通信部504は、外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。記憶部506は、RAM,ROM(Read Only Memory)等の記憶手段である。
表示部514は、液晶ディスプレイ等の画面表示手段である。音声出力部516は、音声情報を音声として出力する音声出力手段である。入力部518は、キー入力部、タッチパネル等の入力手段である。
以上で、第1の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例の説明を終える。
[第1の実施形態におけるBIMシステムの処理]
次に、このように構成された第1の実施形態におけるBIMシステムの処理の例について、図4〜図12を参照して説明する(適宜他図参照)。まず、図4〜図7を参照して、処理の概要について説明する。
図4は、統合BIMモデルの作成と表示に関する概要説明図である。図4に示すように、本実施形態では、例えば、BIMシステムにおいて、建築物BIMモデル、設備BIMモデル、昇降機BIMパーツを統合し、統合BIMモデルを作成し、その統合BIMモデルの3次元レイアウト画面を作成し、その3次元レイアウト画面(3次元レイアウト画面の情報。以下同様)を管理施設端末装置500に送信して表示させる。
3次元レイアウト画面について、図5〜図7を参照して説明する。図5は、比較例(従来技術)の昇降機のレイアウト画面の一例を示す図である。図5に示すように、比較例では、表示モニタに、建物の鉛直方向視の平面的な断面画面を表示させて、その画面上に昇降機が表示される。ここでは、エレベータELV1−8、9,10,11,12と、エスカレータESC3,4が表示されている。
しかし、実際の建築物内には、図6に示すように、エスカレータESC3の鉛直方向下方にエスカレータESC1が存在し、また、エスカレータESC4の鉛直方向下方にエスカレータESC2が存在している。比較例では、平面的な断面画面のため、鉛直方向視で重なっているエスカレータの両方を実際の位置に表示することはできない。つまり、昇降機のレイアウト画面を見やすく表示できていない。
一方、本実施形態では、図7に示すように、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面として、建築物BIMモデル内に、鉛直方向視で重なっている複数のエスカレータを実際の位置に表示することができる。つまり、昇降機のレイアウト画面を見やすく表示することができる。
図8は、第1の実施形態におけるBIMシステムによるレイアウト画面表示のための処理の一例を示すフローチャートである。
まず、端末装置100の作成条件送信部102aは、利用者により入力部118を用いて入力される作成条件をサーバ装置200へ送信する(ステップSA−1)。サーバ装置200の作成条件受信部202aは、その作成条件を受信する(ステップSA−2)。
次に、サーバ装置200の昇降機モデリング部202bは、ステップSA−2で受信した作成条件に対応するBIMパーツを、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する(ステップSA−3)。例えば、昇降機モデリング部202bは、図2に示すようなエレベータのBIMパーツを作成する。ここで、ステップSA−3において、昇降機モデリング部202bは、作成条件を満たす複数のBIMパーツを作成してもよい。
次に、サーバ装置200の情報送受信部202cは、作成されたBIMパーツを端末装置100へ送信する(ステップSA−4)。端末装置100の情報送受信部102bは、そのBIMパーツを受信する(ステップSA−5)。
次に、端末装置100の統合モデリング部102cは、ステップSA−5で受信した単数または複数のBIMパーツをBIMモデルデータベース106aに記憶されたBIMモデルに組み込んで統合BIMモデルを作成する(ステップSA−6)。例えば、統合モデリング部102cは、図3に示すような、エレベータのBIMパーツがBIMモデルに組み込まれた統合BIMモデルを作成する。
次に、端末装置100の送信制御部102eは、ステップSA−6で作成した統合BIMモデルの3次元レイアウト画面を作成し(ステップSA−7)、その3次元レイアウト画面を管理施設端末装置500に送信する(ステップSA−8)。管理施設端末装置500は、その3次元レイアウト画面を受信する(ステップSA−9)。
なお、ステップSA−8では、統合BIMモデルの情報のうち、3次元レイアウト画面を表示するために必要な情報だけを送信するようにすることが望ましい。例えば、統合BIMモデルの情報のうち、ガス管、水道管、梁等の情報は、送信しなくてもよい。また、ステップSA−8では、画面内容を簡略化する等によりデータ量を減らしてもよい。そうすれば、回線や管理施設端末装置500の負担が減少する。
次に、管理施設端末装置500の制御部502は、表示部514に、ステップSA−9で受信した3次元レイアウト画面を表示する(ステップSA−10、図7)。
このようにして、本実施形態によれば、BIMシステムを用いて、管理施設端末装置500で昇降機のレイアウト画面を見やすく表示することができる。つまり、低層の昇降機と高層の昇降機が鉛直方向視で重なっている場合でも、両方の昇降機を実際の位置に表示することができる。
次に、建築物、昇降機、設備について、レイアウトや仕様が変更された場合の表示変更について説明する。図9は、比較例(従来技術)における表示変更のための作業手順の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、比較例では、建築物のレイアウト、仕様の変更があった場合(ステップS1)、昇降機のレイアウト、仕様の変更があった場合(ステップS2)、設備のレイアウト、仕様の変更があった場合(ステップS3)、建築物の管理者が、ソフトウエア担当者(監視盤メーカの技術担当者等)に、昇降機監視盤のモニタ表示を変更するよう依頼する(ステップS4)。
次に、ソフトウエア担当者は、ソフトウエアを設計し(ステップS5)、ソフトウエア更新日程を調整し(ステップS6)、ソフトウエアを更新して(ステップS7)、ようやく昇降機監視盤のモニタ表示の変更が完了する(ステップS8)。このように、比較例では、当該表示変更に多くの時間や手間がかかってしまう。
一方、図10は、第1の実施形態におけるBIMシステムによる表示変更のための作業手順の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、本実施形態では、建築物のレイアウト、仕様の変更があった場合(ステップS11)、昇降機のレイアウト、仕様の変更があった場合(ステップS12)、設備のレイアウト、仕様の変更があった場合(ステップS13)、各担当者がそれらの変更をBIMシステム(端末装置100、サーバ装置200)へ登録する(ステップS14)。
次に、当該変更が統合BIMモデルに反映される(ステップS15)。具体的には、端末装置100の統合モデリング部102cは、統合BIMモデルの作成に使用された建築物BIMモデル、設備BIMモデル、昇降機BIMパーツの少なくともいずれかが更新されたとき、統合BIMモデルデータベース106bの統合BIMモデルを更新する。
次に、更新された統合BIMモデルを昇降機監視盤モニタに出力する(ステップS16)。具体的には、端末装置100の送信制御部102eは、更新された統合BIMモデルの3次元レイアウト画面を作成し、管理施設端末装置500に送信して表示させる。こうして、昇降機監視盤のモニタ表示の変更が完了する(ステップS17)。このように、本実施形態では、当該表示変更に、時間も手間もほとんどかからない。つまり、当該表示変更のためだけの作業がほとんどない。
次に、図11、図12を参照して、避難経路の表示について説明する。図11は、第1の実施形態において、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に、防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けた避難経路を表示させた場合の一例を示す図である。
端末装置100の避難経路決定部102dは、統合BIMモデルデータベース106bを参照し、統合BIMモデルにおいて、防火シャッタBIMモデルに対応する防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けて避難経路を決定する。そのとき、送信制御部102eは、管理施設端末装置500に対して、決定した避難経路を、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に表示させるように送信する。これにより、管理施設端末装置500において、制御部502は、表示部514の統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に避難経路を表示することができる。
具体的には、図11の3次元レイアウト画面において、4Fのヒトオブジェクトの位置から2Fの出入口までの避難経路を決定する場合を想定する。3Fの防火シャッタ付近で火が出ていて、防火シャッタが閉鎖されているとすると、その防火シャッタを避けて、3Fエスカレータを経由せず、3F階段と2Fエスカレータを経由する避難経路を決定し、表示する。このようにして、適切な避難経路を決定し、かつ、立体的に見やすく表示することができる。
なお、例えば、複数の防火シャッタがある場合、管理施設端末装置500から端末装置100にどの防火シャッタが閉鎖したかを通知し、その情報を用いて端末装置100で避難経路を決定し、その避難経路を端末装置100から管理施設端末装置500に送信し、管理施設端末装置500において避難経路を表示すればよい。
また、例えば、複数の防火シャッタがある場合、端末装置100で、閉鎖されている防火シャッタの全組み合わせについて、それぞれの避難経路を決定しておき、端末装置100から管理施設端末装置500に全避難経路を送信しておけばよい。そうすれば、管理施設端末装置500において、実際に閉鎖された防火シャッタに対応する避難経路を表示することができる。
次に、図12は、第1の実施形態において、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に、煙を感知した煙センサの感知エリアを避けた避難経路を表示させた場合の一例を示す図である。
端末装置100の避難経路決定部102dは、統合BIMモデルデータベース106bを参照し、統合BIMモデルにおいて、煙センサBIMモデルに対応する煙センサのうち煙を感知した煙センサの感知エリアを避けて避難経路を決定する。そのとき、送信制御部102eは、管理施設端末装置500に対して、決定した避難経路を、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に表示させるように送信する。
具体的には、図12の3次元レイアウト画面において、4Fのヒトオブジェクトの位置から2Fの出入口までの避難経路を決定する場合を想定する。4Fの図示の煙センサ付近で火が出ているとすると、その煙センサの感知エリアを避けて、3Fエスカレータを経由せず、3F階段と2Fエスカレータを経由する避難経路を決定する。このようにして、適切な避難経路を決定し、かつ、立体的に見やすく表示することができる。
なお、例えば、複数の煙センサがある場合、管理施設端末装置500から端末装置100にどの煙センサが煙を感知したかを通知し、その情報を用いて端末装置100で避難経路を決定し、その避難経路を端末装置100から管理施設端末装置500に送信し、管理施設端末装置500において避難経路を表示すればよい。
また、例えば、複数の煙センサがある場合、端末装置100で、煙を感知した煙センサの全組み合わせについて、それぞれの避難経路を決定しておき、端末装置100から管理施設端末装置500に全避難経路を送信しておけばよい。そうすれば、管理施設端末装置500において、実際に煙を感知した煙センサに対応する避難経路を表示することができる。
なお、図11、図12で示した避難経路は、他の用途として、例えば、火が出ている付近に人がいないかどうかを消防隊員等が確かめるときのルートとしても使用することができる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について、図13、図14を参照して以下に説明する。図13は、第2の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本実施形態に関係する部分を概念的に示している。以下、第1の実施形態と同様の事項については、説明を適宜、簡略化または省略する。なお、第2の実施形態は、多くの機能をサーバ装置200側で有する点で、第1の実施形態と異なっている。
[第2の実施形態におけるBIMシステムの構成]
まず、第2の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例について、図13を参照して以下に説明する。
図13に示すように、第2の実施形態のサーバ装置200は、有線または無線のネットワーク300を介して端末装置100と通信可能に接続され、制御部202と記憶部206とを少なくとも備える。端末装置100は、出力部(表示部114および音声出力部116)と入力部118と制御部102と記憶部106とを少なくとも備える。また、端末装置100、サーバ装置200、管理施設端末装置500のそれぞれにおいて、各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
図13において、サーバ装置200は、端末装置100から送信される作成条件に対応するBIMパーツを作成し、BIMモデルにBIMパーツを組み込んで統合BIMモデルを作成する等の機能を有する。
なお、サーバ装置200における通信制御インターフェース部204および記憶部206(パーツ情報データベース206a、統合BIMモデルデータベース206c等)の機能、また、端末装置100における表示部114、音声出力部116、および、入力部118の機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部206のうち、BIMモデルファイル206bには、端末装置100側の記憶部106のBIMモデルデータベース106aに記憶された複数のBIMモデルのうち、対象のBIMモデルが予めサーバ装置200側へ転送されて一時的に記憶されているものとする。
図13において、制御部202は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、作成条件受信部202a、昇降機モデリング部202b、統合モデリング部202d、避難経路決定部202e、送信制御部202fを備える。
作成条件受信部202aは、端末装置100から送信される作成条件を受信する作成条件受信手段である。
昇降機モデリング部202bは、作成条件受信部202aにより受信された作成条件に対応するBIMパーツを、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段である。
統合モデリング部202dは、昇降機モデリング部202bにより作成されたBIMパーツを、BIMモデルファイル206bに記憶されたBIMモデルに組み込んで統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段である。
送信制御部202fは、統合モデリング部202dが作成した統合BIMモデルで示される建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、管理施設端末装置500に対して送信する送信制御手段である。
避難経路決定部202eは、統合BIMモデルデータベース206cを参照し、統合BIMモデルにおいて、防火シャッタBIMモデルに対応する防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けて避難経路を決定する。そのとき、送信制御部202fは、管理施設端末装置500に対して、決定した避難経路を、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に表示させるように送信する。これにより、管理施設端末装置500において、制御部502は、表示部514の統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に避難経路を表示することができる。
また、避難経路決定部202eは、統合BIMモデルデータベース206cを参照し、統合BIMモデルにおいて、煙センサBIMモデルに対応する煙センサのうち煙を感知した煙センサの感知エリアを避けて避難経路を決定する。そのとき、送信制御部202fは、管理施設端末装置500に対して、決定した避難経路を、統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に表示させるように送信する。これにより、管理施設端末装置500において、制御部502は、表示部514の統合BIMモデルの3次元レイアウト画面上に避難経路を表示することができる。
以上で、第2の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例の説明を終える。
[第2の実施形態におけるBIMシステムの処理]
次に、このように構成された第2の実施形態におけるBIMシステムの処理の例について、以下に図14を参照して詳細に説明する(適宜他図参照)。図14は、第2の実施形態におけるBIMシステムによるレイアウト画面表示のための処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、まず、端末装置100の制御部102は、利用者により入力部118を用いて入力される作成条件をサーバ装置200へ送信する(ステップSB−1)。サーバ装置200の作成条件受信部202aは、その作成条件を受信する(ステップSB−2)。
次に、サーバ装置200の昇降機モデリング部202bは、ステップSB−2で受信した作成条件に対応するBIMパーツを、パーツ情報データベース206aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する(ステップSB−3)。
次に、サーバ装置200の統合モデリング部202dは、ステップSB−3で作成したBIMパーツを、BIMモデルファイル206bに記憶されたBIMモデルに組み込んで統合BIMモデルを作成する(ステップSB−4)。
次に、サーバ装置200の送信制御部202fは、ステップSB−4で作成した統合BIMモデルの3次元レイアウト画面を作成し(ステップSB−5)、その3次元レイアウト画面を管理施設端末装置500に送信する(ステップSB−6)。管理施設端末装置500は、その3次元レイアウト画面を受信する(ステップSB−7)。
次に、管理施設端末装置500の制御部502は、表示部514に、ステップSB−7で受信した3次元レイアウト画面を表示する(ステップSB−8、図7)。
なお、表示変更(図10)と避難経路の決定と表示(図11、図12)については、動作主体が端末装置100からサーバ装置200に変わる点以外は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
以上で、第2の実施形態におけるBIMシステムの処理の例の説明を終える。
このようにして、第2の実施形態におけるBIMシステムによれば、第1の実施形態の場合と同等の効果に加えて、端末装置100のデータ管理やデータ処理の負担を軽減することができ、特に、サーバ装置200に対して多くの端末装置100が接続されている場合に有効である。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について、図15、図16を参照して以下に説明する。図15は、第3の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本実施形態に関係する部分を概念的に示している。第3の実施形態におけるBIMシステムは、スタンドアロン型に構成され、単独で処理を行うBIM装置400により実現される。
第3の実施形態においては、サーバ装置と端末装置の機能をBIM装置400に集約しており、BIM装置400がスタンドアロン型に構成され単独で処理を行う点でその他の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態、第2の実施形態の少なくともいずれかと同様の事項については、説明を適宜、簡略化または省略する。
[第3の実施形態におけるBIMシステムの構成]
まず、第3の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例について、図15を参照して以下に説明する。
図15に示すように、第3の実施形態のBIM装置400は、出力部(表示部414および音声出力部416)と入力部418と制御部402と記憶部406とを少なくとも備える。BIM装置400は、例えば、PND(Portable Navigation Device)等の各種情報処理端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置等により実現できる。また、BIM装置400は、有線または無線のネットワーク300を介して管理施設端末装置500と通信可能に接続されている。BIM装置400、および、管理施設端末装置500のそれぞれにおいて、各部は任意の通信路を介して通信可能に互いに接続されている。
図15において、入出力制御インターフェース部408、表示部414、音声出力部416、および、入力部418の各機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部406の各部についても、第1の実施形態と比較して、一部がサーバ装置200ではなくBIM装置400に備えられている点を除き、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、制御部402の各部についても、一部がサーバ装置200ではなくBIM装置400に備えられている点を除き、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上で、第3の実施形態におけるBIMシステムの構成の一例の説明を終える。
[第3の実施形態におけるBIMシステムの処理]
次に、このように構成された第3の実施形態におけるBIMシステムの処理の例について、以下に図16を参照して詳細に説明する。図16は、第3の実施形態におけるBIMシステムによるレイアウト画面表示のための処理の一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、まず、作成条件設定部402aは、利用者により入力部418を用いて入力される作成条件を設定する(ステップSC−1)。
次に、昇降機モデリング部402bは、ステップSC−1で設定された作成条件に対応するBIMパーツを、パーツ情報データベース406aに記憶されたパーツ情報を用いて作成する(ステップSC−2)。
次に、統合モデリング部402cは、ステップSC−2で作成したBIMパーツを、BIMモデルデータベース406bに記憶されたBIMモデルに組み込んで統合BIMモデルを作成する(ステップSC−3)。
次に、送信制御部402eは、ステップSC−3で作成した統合BIMモデルの3次元レイアウト画面を作成し(ステップSC−4)、その3次元レイアウト画面を管理施設端末装置500に送信する(ステップSC−5)。管理施設端末装置500は、その3次元レイアウト画面を受信する(ステップSC−6)。
次に、管理施設端末装置500の制御部502は、表示部514に、ステップSC−6で受信した3次元レイアウト画面を表示する(ステップSC−7、図7)。
なお、表示変更(図10)と避難経路の決定と表示(図11、図12)については、動作主体が端末装置100からBIM装置400に変わる点以外は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
以上で、第3の実施形態におけるBIMシステムの処理の例の説明を終える。
このようにして、第3の実施形態におけるBIM装置400によれば、第1の実施形態の場合と同等の効果に加えて、BIM装置400がスタンドアロン型であることにより、データ処理がシンプルになるという効果を奏する。
[変形例]
第1の実施形態では、避難経路を決定する場合、端末装置100の避難経路決定部102dが避難経路を決定し、送信制御部102eが管理施設端末装置500に対してその決定した避難経路を送信するものとした。
変形例では、例えば、管理施設端末装置500の側で避難経路を決定することができる。図17は、第1の実施形態の変形例におけるBIMシステムの構成の一例を示すブロック図である。図17のBIMシステムは、図1のBIMシステムと比較して、端末装置100の制御部102に避難経路決定部102dがなく、管理施設端末装置500の制御部502に避難経路決定部5021が設けられている点で相違している。
この場合、例えば、端末装置100の制御部102の送信制御部102eは、統合BIMモデルに含まれた防火設備BIMモデルで示された防火設備に基づいて通過不能な箇所を避けて避難経路を決定するために必要な情報を、建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報に含めて、管理施設端末装置500に対して送信する。より具体的には、次の通りである。
端末装置100の制御部102の送信制御部102eは、管理施設端末装置500に対して、統合BIMモデルにおいて、防火シャッタBIMモデルに対応する防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けて避難経路を決定するために必要な統合BIMモデルにおける情報(建築物、エスカレータ、階段、防火シャッタ、出入口等の情報)を送信する。これにより、管理施設端末装置500の制御部502の避難経路決定部5021は、防火シャッタBIMモデルに対応する防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けて避難経路を決定することができる。
また、例えば、端末装置100の制御部102の送信制御部102eは、管理施設端末装置500に対して、統合BIMモデルにおいて、煙センサBIMモデルに対応する煙センサのうち煙を感知した煙センサの感知エリアを避けて避難経路を決定するために必要な統合BIMモデルにおける情報(建築物、エスカレータ、階段、煙センサ、出入口等の情報)を送信する。これにより、管理施設端末装置500の制御部502の避難経路決定部5021は、煙センサBIMモデルに対応する煙センサのうち煙を感知した煙センサの感知エリアを避けて避難経路を決定することができる。
同様に、第2の実施形態、第3の実施形態についても、管理施設端末装置500の側で避難経路を決定することができる。
[他の実施形態]
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述の実施形態では、昇降機として主にエスカレータを例にして説明したが、エレベータについても同様に本発明を適用できる。また、管理施設端末装置500に代えて、建築物の監視室に配置されているパーソナルコンピュータを用いてもよい。
また、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、端末装置100、サーバ装置200、BIM装置400、管理施設端末装置500に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、端末装置100、サーバ装置200、BIM装置400、管理施設端末装置500の各装置が備える処理機能、特に制御部102、制御部202、制御部402、制御部502にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100、サーバ装置200、BIM装置400、管理施設端末装置500に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDDなどの記憶部106、記憶部206、記憶部406、記憶部506などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100、サーバ装置200、BIM装置400、管理施設端末装置500に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EP(Erasable Programmable)ROM、EEP(Electrically Erasable and Programmable)ROM、CD−ROM、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106、記憶部206、記憶部406に格納される各種のデータベース、ファイル等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、端末装置100、サーバ装置200、BIM装置400、管理施設端末装置500は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置100、サーバ装置200、BIM装置400、管理施設端末装置500は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 端末装置、102 制御部、102a 作成条件送信部、102b 情報送受信部、102c 統合モデリング部、102d 避難経路決定部(避難経路決定手段)、102e 送信制御部(送信制御手段)、104 通信制御インターフェース部、106 記憶部、106a BIMモデルデータベース、106b 統合BIMモデルデータベース(統合BIMモデル記憶手段)、108 入出力制御インターフェース部、114 表示部、116 音声出力部、118 入力部、200 サーバ装置、202 制御部、202a 作成条件受信部、202b 昇降機モデリング部(昇降機モデリング手段)、202c 情報送受信部、202d 統合モデリング部、202e 避難経路決定部(避難経路決定手段)、202f 送信制御部(送信制御手段)、204 通信制御インターフェース部、206 記憶部、206a パーツ情報データベース(パーツ情報記憶手段)、206b BIMモデルファイル、206c 統合BIMモデルデータベース(統合BIMモデル記憶手段)、300 ネットワーク、400 BIM装置、402 制御部、402a 作成条件設定部、402b 昇降機モデリング部(昇降機モデリング手段)、402c 統合モデリング部、402d 避難経路決定部(避難経路決定手段)、402e 送信制御部(送信制御手段)、406 記憶部、406a パーツ情報データベース(パーツ情報記憶手段)、406b BIMモデルデータベース、406c 統合BIMモデルデータベース(統合BIMモデル記憶手段)、408 入出力制御インターフェース部、414 表示部、416 音声出力部、418 入力部、500 管理施設端末装置、502 制御部、504 通信部、506 記憶部、514 表示部、516 音声出力部、518 入力部
実施形態のBIMシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備える。記憶部は、建築物に関するBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、BIMモデルに組込可能な昇降機BIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、を備える。制御部は、入力される作成条件に対応する昇降機BIMパーツを、パーツ情報記憶手段に記憶されたパーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、昇降機モデリング手段により作成された昇降機BIMパーツを、BIMモデル記憶手段に記憶されたBIMモデルに組み込んで、建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、統合モデリング手段が作成した統合BIMモデルで示される建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、建築物の管理施設端末装置に対して送信する送信制御手段と、を備える。前記統合BIMモデルには、鉛直方向視で重なっている複数の昇降機と、前記建築物に設けられた防火設備を示す防火設備BIMモデルと、が含まれている。前記制御部は、前記統合BIMモデルに含まれた前記防火設備BIMモデルで示された防火設備に基づいて前記建築物における通過不能な箇所を避けて避難経路を決定する避難経路決定手段を、さらに備える。前記送信制御手段は、前記決定された避難経路が表された前記3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、前記建築物の管理施設端末装置に対して送信する

Claims (8)

  1. 制御部と記憶部とを少なくとも備えるBIMシステムであって、
    前記記憶部は、
    建築物に関するBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、
    前記BIMモデルに組込可能な昇降機BIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、を備え、
    前記制御部は、
    入力される作成条件に対応する前記昇降機BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリング手段と、
    前記昇降機モデリング手段により作成された前記昇降機BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んで、前記建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリング手段と、
    前記統合モデリング手段が作成した前記統合BIMモデルで示される前記建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、前記建築物の管理施設端末装置に対して送信する送信制御手段と、
    を備えることを特徴とするBIMシステム。
  2. 前記統合モデリング手段は、前記統合BIMモデルの作成に使用された前記BIMモデル、前記昇降機BIMパーツの少なくともいずれかが更新されたとき、前記統合BIMモデルを更新し、
    前記送信制御手段は、更新された前記統合BIMモデルで示される前記建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、前記管理施設端末装置に対して送信する、ことを特徴とする請求項1に記載のBIMシステム。
  3. 前記統合BIMモデルには、前記建築物に設けられた防火設備を示す防火設備BIMモデルが含まれており、
    前記制御部は、
    前記統合BIMモデルに含まれた前記防火設備BIMモデルで示された防火設備に基づいて前記建築物における通過不能な箇所を避けて避難経路を決定する避難経路決定手段を、さらに備え、
    前記送信制御手段は、前記決定された避難経路が表された前記3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、前記建築物の管理施設端末装置に対して送信する、ことを特徴とする請求項1に記載のBIMシステム。
  4. 前記統合BIMモデルに含まれた前記防火設備BIMモデルには、防火シャッタBIMモデルが含まれており、
    前記避難経路決定手段は、前記統合BIMモデルに含まれた前記防火シャッタBIMモデルで示された防火シャッタが閉鎖されている箇所を避けて、避難経路を決定する、ことを特徴とする請求項3に記載のBIMシステム。
  5. 前記統合BIMモデルに含まれた前記防火設備BIMモデルには、煙センサBIMモデルが含まれており、
    前記避難経路決定手段は、前記統合BIMモデルに含まれた前記煙センサBIMモデルで示された煙センサのうち煙を感知した煙センサの感知エリアを避けて、避難経路を決定する、ことを特徴とする請求項3に記載のBIMシステム。
  6. 前記統合BIMモデルには、前記建築物に設けられた防火設備を示す防火設備BIMモデルが含まれており、
    前記送信制御手段は、前記統合BIMモデルに含まれた前記防火設備BIMモデルで示された防火設備に基づいて通過不能な箇所を避けて避難経路を決定するために必要な情報を、前記建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報に含めて、前記建築物の管理施設端末装置に対して送信する、ことを特徴とする請求項1に記載のBIMシステム。
  7. 制御部と記憶部とを少なくとも備えるBIMシステムにおいて実行される方法であって、
    前記記憶部は、
    建築物に関するBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、
    前記BIMモデルに組込可能な昇降機BIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、を備えており、
    前記制御部において実行される、
    入力される作成条件に対応する前記昇降機BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、
    前記昇降機モデリングステップにより作成された前記昇降機BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んで、前記建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、
    前記統合モデリングステップで作成した前記統合BIMモデルで示される前記建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、前記建築物の管理施設端末装置に対して送信する送信制御ステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  8. 制御部と記憶部とを少なくとも備えるBIMシステムに実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶部は、
    建築物に関するBIMモデルを記憶するBIMモデル記憶手段と、
    前記BIMモデルに組込可能な昇降機BIMパーツを作成するためのパーツ情報を記憶するパーツ情報記憶手段と、を備えており、
    前記制御部に、
    入力される作成条件に対応する前記昇降機BIMパーツを、前記パーツ情報記憶手段に記憶された前記パーツ情報を用いて作成する昇降機モデリングステップと、
    前記昇降機モデリングステップにより作成された前記昇降機BIMパーツを、前記BIMモデル記憶手段に記憶された前記BIMモデルに組み込んで、前記建築物の3次元立体形状を含む統合BIMモデルを作成する統合モデリングステップと、
    前記統合モデリングステップで作成した前記統合BIMモデルで示される前記建築物の3次元レイアウト画面を表示可能な情報を、前記建築物の管理施設端末装置に対して送信する送信制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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