JP2017215288A - マイクロ流路チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業性を高めることができるとともに、薬剤の混入あるいは飛散を防止することができるマイクロ流路チップを提供する。
【解決手段】マイクロ流路チップMFは、試験液導入口13と少なくとも1つの薬剤導入口14とを連通させる連通流路からなるマイクロ流路が形成された基板10と、基板10の表面に押圧されて貼り付けられる可撓性の封止フィルム21とを備え、封止フィルム21により薬剤が供給された薬剤導入口14が閉じられる。封止フィルム21は、粘着剤を使用することなく、表面に押圧により貼り付けられるので、基板10と封止フィルム21とからなるチップ本体20を備えたマイクロ流路チップMFの組立作業性が高められる。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤保持部に配置された薬剤と、微細な連通流路を介して試験液導入口から試験液を導入するマイクロ流路チップに関する。
細菌に対する薬剤の感受性評価や試薬の分析、反応度評価等を短時間で行うためにマイクロ流路チップが開発されている。マイクロ流路チップは、マイクロ流路デバイスとも言われ、薬剤導入口と試験液導入口とが表面に開口して形成された基板を有し、薬剤導入口の底面に設けられた薬剤保持部と試験液導入口との間を連通させるためのマイクロメートル(μm)レベルの微細な連通流路が基板の内部に形成されている。薬剤保持部に配置された薬剤に、試験液導入口から導入された試験液を、連通流路を介して送液することにより、薬剤と試験液とを接触させる。これにより、薬剤と試験液とを反応させて薬剤の感受性評価等を行うことができる。
特許文献1は送液構造体を有するマイクロ分析チップを開示している。この送液構造体は、一端が外部に開放された開放孔に接続され、他端が吸液体に接続された微細な流路を有しており、流路の溝幅を局所的に変えることによって、送液用の駆動源を必要とせずに、毛細管力のみを利用して送液を行うようにしている。
特許文献2は、検査対象となるサンプルと混合するための試薬を、あらかじめマイクロチップ内に内蔵する試薬内蔵型マイクロチップを開示している。このマイクロチップは、試薬を保持する試薬保持部、検体と試薬とを混合する混合部、および混合液について分析、検査のための検出部等の各部位を接続するための微細な流路を有している。試薬を試薬保持部に注入する貫通口がマイクロチップ本体に設けられ、貫通口を封止するためにマイクロチップ本体の表面には、粘着剤層が設けられた封止用フィルムが貼り付けられる。
特許第5429774号公報 特開2009−156682号公報
特許文献2に記載されるように、あらかじめ試薬を内蔵する形態のマイクロチップにおいては、粉粒体等の固形物である試薬を試薬保持部に配置すると、マイクロチップの運搬時等に試薬が封止用フィルムに向けて飛散することが避けられない。飛散した試薬が粘着剤層に付着することを避けるために、特許文献2に記載されたマイクロチップにおいては、封止用フィルムのうち貫通口に対向する領域には粘着剤層を設けないようにしている。
このように、貫通口に対応させて部分的に粘着剤層が設けられていない部分を有する封止用フィルムを、マイクロチップ本体の表面に貼り付けるようにすると、粘着剤層が設けられた部位と設けられていない部位とを有する特殊な構造の封止用フィルムを使用しなければならない。さらに、封止用フィルムをマイクロチップ本体の表面に貼り付けるために、貼り付け精度の高いフィルム貼り付け装置を使用する必要があり、マイクロチップの組立作業性を高めることができない。
本発明の目的は、組立作業性を高めることができるマイクロ流路チップを提供することにある。
本発明のマイクロ流路チップは、試験液導入口、薬剤保持部が設けられた少なくとも1つの薬剤導入口、および前記試験液導入口と前記薬剤導入口とを連通させる少なくとも1つの連通流路からなるマイクロ流路が少なくとも1つ形成された基板と、前記基板に粘着剤を用いずに貼り付けられ、前記薬剤保持部に供給された前記薬剤導入口を閉じる可撓性の封止フィルムと、を備えたチップ本体を有する。
薬剤導入口から薬剤保持部に薬剤が供給され、薬剤保持部に薬剤が供給された薬剤導入口は封止フィルムにより閉じられる。封止フィルムは可撓性を有し、基板の表面に封止フィルムを押圧すると、封止フィルムは基板の表面に密着した状態となり、粘着剤を使用することなく、表面に貼り付けられて固定される。封止フィルムは、これを基板の表面に押圧することにより、基板に貼り付けられるので、封止フィルムと基板とからなるチップ本体を備えたマイクロ流路チップを容易に組み立てることができ、その組立作業性を高めることができる。
さらに、薬剤導入口は封止フィルムにより閉じられるので、チップ本体を包装体に梱包した状態で保管したり、搬送したりしても、微細な薬剤が薬剤導入口から飛散することが防止される。封止フィルムとしてガス透過性の材料を使用すると、包装体に乾燥剤を収容することにより、薬剤導入口の内部の水分や酸素を乾燥剤が吸着し、薬剤の劣化を防止することができる。封止フィルムの外面に凹凸部を設けると、封止フィルムが包装体の内面に接触しても、封止フィルムが基板から剥離することが防止される。
(A)は一実施の形態であるマイクロ流路チップの基板を示す斜視図であり、(B)は封止フィルムが貼り付けられたマイクロ流路チップの基板を示す斜視図である。 図1の基板の表面を示す拡大平面図であり、基板に形成された連通流路が破線で示されている。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 連通流路を形成する凹溝が形成された第1の基板の背面を示す平面図である。 (A)、(B)は封止フィルムを基板の表面に押圧して貼り付ける手順を示す概念図である。 包装体とチップ本体とを示す分解斜視図である。 チップ本体が包装体に収容されたマイクロ流路チップを示す斜視図である。 図8のC−C線拡大断面図である。 封止フィルムの一部を拡大して示す断面図である。 図5に示された複数対のマイクロ流路のうちの1つを拡大して示す平面図である。 (A)〜(D)は、マイクロ流路チップを用いて薬剤の感受性評価試験を行う際の手順を示す説明図である。 変形例であるマイクロ流路チップの第1の基板の接合面を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に示されるマイクロ流路チップMFは、四辺形の基板10を有している。基板10は、それぞれ透明な材料からなる表面側の第1の基板11と、背面側の第2の基板12とを貼り合わせることにより形成される。第1の基板11はシロキサン結合を主骨格とするシリコーンゴムからなり、第2の基板12はガラス材からなる。
図3〜図5に示されるように、第1の基板11の一方の長辺側には、表面11aと背面11bとを貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔により試験液導入口13が形成される。第1の基板11の他方の長辺側には、貫通孔が形成されており、この貫通孔により薬剤導入口14が形成される。図2においては、基板10の表面11aの右側端部に開口して設けられた4つの薬剤導入口14に、符号(a)〜(d)が付されている。図4においては、薬剤導入口14(b)、14(c)の部分の第1の基板11が第2の基板12の上側となって示されている。第1の基板11については、試験液導入口13と薬剤導入口14が外部に開口した面を表面11aとし、第2の基板12が貼り付けられる接合面を背面11bとする。表面11aは基板10の表面である。
図4に示されるように、第2の基板12のうち薬剤導入口14に対向する部分、つまり薬剤導入口14の底面は、薬剤保持部15を構成しており、薬剤導入口14には薬剤保持部15が設けられている。薬剤導入口14から導入された薬剤は薬剤保持部15に供給される。
図5は、第1の基板11の背面11bつまり接合面を示す平面図であり、主面である接合面には試験液導入口13と、試験液導入口13と4つの薬剤導入口14とをそれぞれ連通させる4つの連通流路16を形成するための凹溝が形成されている。接合面に第2の基板12を接合すると、第1の基板11の凹溝と第2の基板12とにより、基板10の内部には連通流路16が形成される。図5においては、背面11bの左側端部に開口して設けられた4つの薬剤導入口14に、符号(a)〜(d)が付されている。
各々の試験液導入口13と、4つの薬剤導入口14と、試験液導入口13を薬剤導入口14に連通するための4本の連通流路16とにより、1対のマイクロ流路17が構成される。
基板10には5対のマイクロ流路17が設けられている。それぞれのマイクロ流路17は、同一形状であり、基板10の幅方向に延在し、相互に平行となって基板10の長手方向に沿って所定の間隔を隔てて基板10に設けられている。図5においては、それぞれのマイクロ流路17には、符号(a)〜(e)が付され、マイクロ流路17(a)を構成する4本の連通流路16には符号(a)〜(d)が付されている。
第1の基板11は、例えば、長辺が40mm、短辺が25mmであり、厚さは2mmである。また、連通流路16を構成する凹溝の深さは、50μmであり、試験液導入口13の内径は1mmであり、薬剤導入口14の内径は1.5mmである。
実施の形態のマイクロ流路チップMFは、基板10に複数対のマイクロ流路17が設けられた複数形態であるが、任意の数のマイクロ流路17を基板10に設けることができる。基板10に1対のマイクロ流路17を形成すると、単体形態の基板10となる。このように、基板10には少なくとも1つのマイクロ流路17が設けられる。また、それぞれのマイクロ流路17は、4つの薬剤導入口14と、1つの試験液導入口13とからなるが、試験液導入口13に連通される薬剤導入口14の数は、任意の数とすることができる。試験液導入口13に1つの薬剤導入口14を1本の連通流路16により連通させるようにしたマイクロ流路17を基板10に設けるようにしても良く、マイクロ流路17は少なくとも1つの薬剤導入口14を備えている。
マイクロ流路チップMFが薬剤の感受性評価試験に使用される場合には、予め薬剤が薬剤導入口14から薬剤導入口14の底面、つまり薬剤保持部15に供給される。薬剤保持部15に薬剤が供給された状態のもとで、試験液導入口13から試験液を供給する。試験液は、所定の細菌を含んだ培養液からなり、連通流路16を介して薬剤保持部15に案内される。試験液が連通流路16を流れると、連通流路16内の空気は、薬剤導入口14から外部に排出され、薬剤導入口14は排気口としての機能を有している。
例えば、図面に示した1対のマイクロ流路17を構成する4つの薬剤保持部15のうち3つの薬剤保持部15に、抗菌成分の濃度が異なる同一種類の薬剤、あるいは抗菌成分が異なる異種の薬剤等のように、薬効が相互に異なる薬剤を固定し、残りの1つの薬剤保持部15には薬剤を保持しないようにすると、1対のマイクロ流路17において、3種類の薬剤についての感受性評価試験を行うことができる。残りの1つの薬剤保持部15に薬剤を供給しないことにより、薬剤が使用されない場合と、薬剤を使用した場合との比較評価を行うことができる。
基板10には、5対のマイクロ流路17が設けられているので、各マイクロ流路17における3つの薬剤保持部15に相互に薬効が相違する薬剤を固定すれば、同時に15種類の薬剤の感受性評価試験を行うことができ、合計20箇所の薬剤保持部15のうち、1つの薬剤保持部15に薬剤を供給せずに、他の19箇所の薬剤保持部15に相互に薬効が相違する薬剤を固定すれば、19種類の感受性評価試験を行うことができる。また、合計20箇所の薬剤保持部15の全てに、相互に薬効が相違する薬剤を供給すれば、20種類の感受性評価試験を行うことができる。さらに、5対のマイクロ流路17の3つの薬剤保持部15に、それぞれ同じ薬効の3種類の薬剤を固定して感受性評価試験を行うと、各々のマイクロ流路17において、試験液に対する3種類の薬剤の薬効のバラツキを評価することができる。
上述のように、何れかの薬剤保持部15には、予め薬剤が供給される。薬剤導入口14からその底面である薬剤保持部15に薬剤を供給するには、予め薬剤を溶媒に溶かした液状の薬剤を調製した後に、マイクロシリンジ等を使用して液状の薬剤を薬剤導入口14から薬剤保持部15に滴下する。滴下された薬剤の溶媒を蒸発させることにより、薬剤保持部15には薬剤が配置される。
薬剤が供給された薬剤導入口14を閉じるために、図1(B)に示されるように、基板10の表面には可撓性の封止フィルム21が貼り付けられる。基板10と封止フィルム21とによりチップ本体20が構成される。封止フィルム21は、感受性評価試験を行うときに、剥離されるので、剥離操作性のために、基板10の外周面よりも外方に迫り出した舌部22を有しており、作業者が舌部22を手に持って操作することにより、封止フィルム21が剥離される。
可撓性の封止フィルム21は、第1の基板11と同種のシリコーンゴムからなる。例えば、PDMSなどに代表されるシリコーンゴムであればいかなるゴムでもよい。封止フィルム21として可撓性の材料を使用すると、封止フィルム21を基板11の表面11aに押圧することにより、粘着剤を使用することなく、封止フィルム21は表面11aに貼り付けられて固定される。図6は、封止フィルム21を表面11aに貼り付けている状態を示す概念図である。図6(A)に示されるように、封止フィルム21を表面11aに乗せた状態では表面11aと封止フィルム21との間に気泡や空気層Aが存在した状態となる。これに対し、封止フィルム21を表面11aに押圧すると、図6(B)に示されるように、可撓性の封止フィルム21は厚みが薄くなるように弾性変形するとともに、気泡や空気層Aは外部に排出される。封止フィルム21に対する押圧力を解除すると、図6(B)に二点鎖線で示されるように、封止フィルム21は弾性力により元の厚みに復帰する。このように、封止フィルム21の厚みが復帰すると、封止フィルム21と表面11aの間は負圧状態となって、封止フィルム21は表面11aに強く密着される。これにより、封止フィルム21は粘着剤を使用することなく、基板11の表面11aに貼り付けられる。図6においては、封止フィルム21の厚みや弾性変形量が誇張して示されている。
このように、封止フィルム21の可撓性を利用することにより、封止フィルムに粘着剤を設けることなく、基板10の表面11aに封止フィルム21を押圧操作することにより封止フィルム21は表面11aに貼り付けられる。第1の基板11は、封止フィルム21と同種のシリコーンゴムにより形成されており、封止フィルム21を押圧すると、第1の基板11も弾性変形し、封止フィルム21と第1の基板11が同種、例えば、PDMSからなるシリコーンゴムであるため、シリコーンゴムの未架橋部分である高分子鎖間の絡みによりさらに密着力を高めることができる。
したがって、薬剤導入口14に対応する部位に粘着剤層を設けないようにした特殊な封止フィルムを使用することなく、封止フィルム21を弾性変形する可撓性の材料とすることにより、容易に基板10に貼り付けることができる。簡単な貼り付け操作により容易に封止フィルムを貼り付けることができるので、基板10と封止フィルム21とからなるチップ本体20を備えたマイクロ流路チップMFの組立作業性を高めることができる。
なお、封止フィルム21を押圧操作するとは、封止フィルム21を直接加圧せず、封止フィルム21自体の自重のみで加圧する場合も押圧に相当する。要は可撓性の封止フィルム21と基板11の間の気泡や空気層Aが消失できればよい。
所定の薬剤保持部15に薬剤が固定された基板10と、表面11aに貼り付けられた封止フィルム21とにより図1(B)に示されるようにチップ本体20が構成される。チップ本体20は、図7〜図9に示されるように、包装体23に収容される。包装体23は、矩形の2枚の遮光性材料からなる包装シート24,25を有し、図8に示されるように、包装シート24,25の外周部を接着することにより、包装体23の内部に収容スペース26が形成される。収容スペース26の内部には、チップ本体20とともに脱気剤つまり乾燥剤27が梱包される。図8は包装体23により包装されたマイクロ流路チップMFを示し、図1(B)は未包装のマイクロ流路チップMFを示す。
第1の基板11と第2の基板12は、透明な材料により形成されており、基板10の内部に形成された連通流路16は外部から目視観察されるが、図1(A)においては、連通流路16は図示省略されている。同様に、封止フィルム21も第1の基板11と同種の材料により形成されており、透明であるが、図1(B)においては、薬剤導入口14は図示省略されている。
包装体23内の空気中に含まれる水分や気体は、乾燥剤27により吸収される。封止フィルム21はガス透過性を有するシリコーンゴムにより形成されている。薬剤は、空気中の水分や酸素に触れると、劣化する場合がある。封止フィルム21としてガス透過性を有する材料を使用すると、薬剤導入口14の内部の水分や酸素が、封止フィルム21を透過して乾燥剤27により吸着されるので、薬剤の劣化を防止することができる。
チップ本体20が包装体23に包装されて搬送される過程において、微量の薬剤が薬剤保持部15から離脱しても、薬剤導入口14は封止フィルム21により覆われているので、薬剤がチップ本体20の外部に飛散することが防止される。このように、封止フィルム21は薬剤の飛散防止の機能を有するとともに、薬剤導入口14内における水分や酸素を透過させて薬剤の劣化を防止する機能を有している。ガス透過性を有する材料からなる封止フィルム21を用いると、薬剤導入口14のみならず、試験液導入口13の内部の水分や酸素が乾燥剤27により封止フィルム21を透過して吸収されるので、封止フィルム21を、試験液導入口13を含めて基板10の表面全体に貼り付けるようにしても良い。
感受性評価試験を行うときに、封止フィルム21を表面11aから剥離すると、帯電剥離現象により、封止フィルム21に静電気が発生することがある。封止フィルム21が帯電すると、薬剤保持部15に固定された薬剤の微量部分が封止フィルム21に、静電気により吸引されて付着することが想定される。微量であっても薬剤が封止フィルム21に付着すると、封止フィルム21の剥離操作によって、微量の薬剤が飛散したり、薬効が異なる他の薬剤に混入したりするおそれがある。
上述のように、封止フィルム21を基板11と同種の材料により形成すると、封止フィルム21を基板10から剥離しても、剥離によって封止フィルム21に発生する静電気を大幅に低減することができる。したがって、感受性評価試験を行うときに、包装体23からチップ本体20を取り出して、封止フィルム21を表面11aから剥離しても、薬剤が封止フィルム21に付着することがなく、高精度の評価試験を行うことができる。
図10は封止フィルム21の一部を拡大して示す断面図である。封止フィルム21の外面全体には、多数の微細な凹凸部28が設けられている。包装シート24,25からなる包装体23にチップ本体20を梱包すると、チップ本体20が包装体23に収容された状態のマイクロ流路チップMFを保管したり、搬送したりするときに、封止フィルム21の外面が包装体23の内面に接触することがある。しかしながら、封止フィルム21の外面に、多数の凹凸部28を設けると、封止フィルム21の外面が包装体23の内面に接触しても、凹凸部28により形成される微細な凹部内には空気が入り込んでおり、凸部のみが包装体23の内面に接触し、封止フィルム21の外面が全体的に包装体23の内面に接触することがない。したがって、封止フィルム21が包装体23の内面に密着することが防止され、封止フィルム21が基板10から剥離されることを防止できる。つまり、封止フィルム21と基板11の表面11aとの密着力よりも、封止フィルム21と包装体23との密着力が大きくなることはなく、封止フィルム21が表面11aから剥離することが防止される。
図11は、図5に示された5対のマイクロ流路17のいずれか1つのマイクロ流路17を拡大して示す平面図である。
第1の基板11の背面11bには、試験液導入口13に連通する分岐部31が設けられ、分岐部31の内周面は試験液導入口13の内径よりも大径の円弧面を有している。それぞれの連通流路16の上流端は分岐部31を介して試験液導入口13に連通しており、それぞれの連通流路16は、上流側から下流側に向けて、導入部32と、反応部33と、観察部34と、拡大接続部35とを有している。分岐部31から拡大接続部35は、基板11の背面11bに形成される凹溝と、基板11に接合される基板12とにより形成される。
導入部32は、分岐部31に連通し上流端から下流側に向けて幅が狭くなったテーパ状の狭窄導入部32aと、この狭窄導入部32aに連通するほぼ一定幅の最狭窄部32bとを有しており、最狭窄部32bは狭窄拡形部32cに連なっている。狭窄拡形部32cは、最狭窄部32bの幅よりも下流側に向けて連続的に広くなったテーパ状である。反応部33の上流側部分は、狭窄拡形部32cの下流端の幅とほぼ同一となった一定幅の部分を有している。
反応部33の下流側部分は、反応部33の上流側の部分よりも流路幅が狭くなるとともに、幅の狭い観察部34に連通している。1組のマイクロ流路17を構成する4本の観察部34は集合されており、集合された4本の観察部34内を位相差顕微鏡などで同時に観察することにより、薬剤に対する細菌の感受性を比較評価する。連通流路16の最下流部は拡大接続部35であり、拡大接続部35は薬剤導入口14に向けて幅が連続的に大きくなったテーパ状である。
試験液導入口13から導入部32に流入した試験液は、狭窄導入部32aを経て最狭窄部32bに送液され、狭窄拡形部32cにおいて流路が徐々に広げられることで、最狭窄部32b内に液残りすることなく、薬剤導入口14に向けて案内される。また、図11に示されるように、狭窄導入部32aのテーパ角度に比べて、狭窄拡形部32cのテーパ角度(逆テーパ角度)を大きくすることで、試験液が試験液導入口13に向けて逆流、つまり液戻りの発生が防止される。
次に、図8に示されるように、包装体23により基板10が梱包された試薬内蔵型のマイクロ流路チップMFを作製する手順について説明する。
図5に示されるように、試験液導入口13と薬剤導入口14とを形成する貫通孔と、連通流路16を形成する凹溝とが形成された第1の基板11と、その背面11bに貼り合わされる第2の基板12とからなる基板10が作製される。第1の基板11を作製するには、まず、連通流路16を構成する凹溝に対応した凸パターンが設けられた鋳型を用意し、基板11の原材料となる液状の未架橋シリコーンゴムをこの鋳型に流し込んで硬化させる。これにより、背面11bに連通流路16を構成する凹溝が形成された四辺形のシリコーンゴム製の基板11が得られる。
続いて、このシリコーンゴム製の基板11を鋳型から脱型した後、連通流路16の一端側に対応する部分の基板11を加工することにより試験液導入口13が形成される。また、連通流路16の他端側に対応する部分の基板を加工することにより薬剤導入口14が形成される。連通流路16を構成する凹溝の深さは全体的に一定となっている。このようにして作製された第1の基板11の主面つまり背面11bに第2の基板12を接合することにより、図1(A)に示されるように、基板10が作製される。
次いで、薬剤の感受性評価試験にマイクロ流路チップMFが使用されるときには、薬剤保持部15、つまり薬剤導入口14の底部に露出した第2の基板12の内面に、感受性評価試験により比較評価が行われる反応物である薬剤が供給される。薬剤を使用しない場合を比較基準とした評価試験を行うときには、例えば、1組のマイクロ流路17を構成する4つの薬剤保持部15のうちの3つの薬剤保持部15に互いに異なる量(容積)の薬剤を供給し、他の1つの薬剤保持部15には薬剤を供給しない。
所定の薬剤保持部15に薬剤を配置するには、予め薬剤は水などの溶媒に溶かされて調製された後、マイクロシリンジなどを使用して液状の薬剤が薬剤導入口14から内部に滴下される。その後、薬剤導入口14の内部に貯留された薬剤の溶媒を蒸発させることにより、薬剤導入口14の底部に固形の薬剤が固定される。このとき、殆どの薬剤が薬剤導入口14の底部に凝集されるので、固形化した薬剤が薬剤保持部15から剥がれても、連通流路16を閉鎖することがない。特に、薬剤導入口14に連通させて下流側に向けて幅の広い拡大接続部35を連通流路16に設けると、拡大接続部35の付近に薬剤が析出しても連通流路16を閉鎖することがない。
このように、所定の薬剤保持部15に薬剤が供給された基板10の表面には、図1(B)および図6に示されるように、封止フィルム21が表面11aに押圧されて貼り付けられる。これにより、薬剤保持部15に薬剤が配置された薬剤導入口14は封止フィルム21により閉じられ、図1(B)に示されるように、基板10と封止フィルム21とからなるチップ本体20が作製される。薬剤導入口14が封止フィルム21により閉じられるので、薬剤保持部15に固定された薬剤が薬剤保持部15から剥離しても、薬剤が薬剤導入口14から外部に飛散することが防止される。チップ本体20は、図9に示されるように、乾燥剤27とともに包装体23の内部に収容され、試料つまり薬液が内蔵された形態のマイクロ流路チップMFが作製される。なお、封止フィルム21は、図2に示されるように、全てのマイクロ流路17を構成する全ての薬剤導入口14を覆うように基板11の表面に貼り付けられているが、薬剤が配置される薬剤導入口14のみを覆うようにしても良い。さらには、図2において二点鎖線で示されるように、試験液導入口13を含めて基板11の全体を封止フィルム21により覆うようにしても良い。また、包装体23としては、包装シート24,25からなるものに限られることなく、遮光性を有する部材により形成される包装体23であれば、箱型の本体部とこれに取り付けられる蓋部材とからなる箱体内にチップ本体20と乾燥剤27とを収容するようにしても良い。
チップ本体20と乾燥剤27とが梱包されたマイクロ流路チップMFは、包装体23により包装された状態で保管され搬送される。この状態のもとでは、包装体23の収容スペース26の内部の水分や酸素が乾燥剤27により吸収される。封止フィルム21がガス透過性を有していると、薬剤導入口14の内部の水分や酸素が封止フィルム21を透過して乾燥剤27により脱気され、薬剤Mの劣化が防止される。また、保管時等において、封止フィルム21の外面が包装体23に接触しても、図10に示されるように、封止フィルム21の外面に微細な凹凸部28を設けると、封止フィルム21が包装体23に密着することが防止され、封止フィルム21が基板10の表面から剥離されることが防止される。
薬剤Mの感受性評価試験を行うときには、封止フィルム21がチップ本体20から剥離される。封止フィルム21と第1の基板11とを同種の材料により形成すると、封止フィルム21を剥離しても、剥離動作によって封止フィルム21に静電気が発生することを低減することができる。したがって、包装体23からチップ本体20を取り出して、封止フィルム21を表面11aから剥離しても、薬剤Mが封止フィルム21に付着することがなくなる。これにより、封止フィルム21の剥離操作によって、微量の薬剤Mが飛散したり、いずれかの薬剤が、薬効が異なる他の薬剤に混入したりすることが防止され、感受性評価試験の分析精度を高めることができる。
図1(A)に示されるように、図1(B)に示された封止フィルム21が基板10から剥離された状態のもとで、マイクロ流路チップMFを用いて、薬剤の感受性評価試験が行われる。
図12は感受性評価試験を行う際の手順を示す図であり、図12においては、基板10を表面側から見た状態として、第2の基板12により形成される薬剤導入口14の薬剤保持部15と連通流路16とが実線で示されている。
図12(A)はそれぞれのマイクロ流路17を構成する4つの薬剤保持部15のうちの3つに薬剤Mが固定された状態を示す。薬剤Mは、上述したように、基板10が作製された後に、薬剤保持部15に固定されている。図12(B)に示されるように、試験液導入口13から試験液Lが注入される。試験液Lは、例えば、所定の細菌を含んだ培養液からなり、試験液導入口13に挿入されるマイクロシリンジ等により連通流路16内に供給される。
次に、図12(C)に示されるように、試験液導入口13にエアーを供給する。これにより、既に試験液導入口13から連通流路16内に導入された試験液Lは、4本の微細な連通流路16に分岐してそれぞれの連通流路16内を流れて、薬剤導入口14の底部に案内される。試験液導入口13のサイズに比して連通流路16は、相当に微細な部分を有しており、マイクロ流路チップMFの基板10を傾斜させて試験液Lを自重で連通流路16内に流動させることは難しいが、エアーによって、試験液Lを連通流路16内に押し込むことにより、確実に試験液Lを薬剤Mに送液することができる。また、複数の連通流路16を有するマイクロ流路チップMFの場合には、それぞれの連通流路16に試験液Lが均等に分岐されるので、この点においても、エアー供給による送液は有用である。
図12(C)に示されるように、薬剤導入口14の底部に固定された薬剤Mに試験液Lが接触すると、薬剤Mが試験液Lに溶解し、薬剤Mに含まれる薬効成分と試験液Lに含まれる細菌との反応が開始される。この状態を所定時間、例えば、数時間維持することによって、薬剤Mに対する細菌の感受性が評価される。感受性の評価は、観察部34内の4本の流路を位相差顕微鏡などで同時に観察することにより行われる。
連通流路16内に長時間に亘って試験液Lが貯留されると、一般に第2の基板12を構成するガラス材は親水性が高いことから、連通流路16の反応部33に貯留された試験液Lが毛細管現象によって経時的に上流側、つまり試験液導入口13に向けて逆流することがある。逆流すると、複数の連通流路16内の試験液Lが試験液導入口13を介して混じり合ってしまい、細菌の感受性を正しく評価することができなくなる。
しかしながら、本実施の形態のマイクロ流路チップMFのように、それぞれの連通流路16の導入部32には最狭窄部32bが設けられており、最狭窄部32bの最小の開口面積は、反応部33に比べて小さいため、反応部33内の試験液Lが試験液導入口13側に濡れ広がろうとする力よりも、導入部32における高撥水性(低濡れ性)の素材(シリコーンゴム)と試験液Lとの間に働く表面張力が上回るようになる。これにより、図12(D)に示されるように、連通流路16の内部の試験液Lが試験液導入口13側に逆流することを抑制できるので、上述したような試験液Lの混じり合いを防ぐことができ、細菌の感受性を正しく評価することが可能となる。
図13は、変形例であるマイクロ流路チップの第1の基板11の接合面を示す平面図である。このマイクロ流路チップMFは円形の基板10を有しており、マイクロ流路17を構成する連通流路16が1つの試験液導入口13に分岐部31を介して連通して基板10に設けられている。それぞれのマイクロ流路17は試験液導入口13の中心線に対して径方向に延在し、放射状に基板10に形成されている。このマイクロ流路チップMFにおいても、基板10の平面形状を除いて、上述したものと同様であり、基板10はシリコーンゴムからなる第1の基板11と、ガラス材からなる第2の基板12とを貼り合わせることにより形成される。図13は、図5と同様に、第1の基板11の接合面である背面11bを示し、背面11bには連通流路16を形成する凹溝が設けられている。
このマイクロ流路チップMFにおいても、薬剤が薬剤保持部に薬剤導入口14から供給された後に、薬剤導入口14は基板10の表面11aに貼り付けられる封止フィルムにより閉じられる。このように、基板10の平面形状は、図1に示されるように、四辺形でも円形でも良く、さらには多角形でも良い。
本実施形態では、基板10に4本の連通流路16により1組のマイクロ流路17を形成した例を説明したが、連通流路16の数は5本以上であってもよい。さらに、本発明は、連通流路16の数が1本のマイクロ流路17とすることもできる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。このマイクロ流路チップMFを、細菌に対する薬剤の感受性評価に適用する場合について説明したが、このマイクロ流路チップMFは、試薬の分析、反応度評価等、種々の対象物の分析、評価に適用することができる。
10 基板
11 第1の基板
11a 表面
11b 背面
12 第2の基板
13 試験液導入口
14 薬剤導入口
15 薬剤保持部
16 連通流路
17 マイクロ流路
20 チップ本体
21 封止フィルム
23 包装体
27 乾燥剤
28 凹凸部

Claims (13)

  1. 試験液導入口、薬剤保持部が設けられた少なくとも1つの薬剤導入口、および前記試験液導入口と前記薬剤導入口とを連通させる少なくとも1つの連通流路からなるマイクロ流路が少なくとも1つ形成された基板と、
    前記基板に粘着剤を用いずに貼り付けられ、前記薬剤保持部に供給された前記薬剤導入口を閉じる可撓性の封止フィルムと、
    を備えたチップ本体を有するマイクロ流路チップ。
  2. 請求項1記載のマイクロ流路チップにおいて、前記封止フィルムはガス透過性を有する、マイクロ流路チップ。
  3. 請求項1または2記載のマイクロ流路チップにおいて、前記封止フィルムは前記基板の表面と同種の素材により形成される、マイクロ流路チップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロ流路チップにおいて、前記封止フィルムの外面に凹凸部を形成した、マイクロ流路チップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロ流路チップにおいて、前記基板は、前記試験液導入口を形成する貫通孔および前記薬剤導入口を形成する貫通孔が形成され、前記連通流路を形成する凹溝が接合面に形成された第1の基板と、前記接合面に接合される第2の基板とを有する、マイクロ流路チップ。
  6. 請求項5記載のマイクロ流路チップにおいて、前記封止フィルムと前記第1の基板はシリコーンからなり、前記第2の基板はガラスからなる、マイクロ流路チップ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロ流路チップにおいて、前記チップ本体を収容する包装体と、前記チップ本体とともに前記包装体内に収容される乾燥剤とを有する、マイクロ流路チップ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロ流路チップにおいて、前記マイクロ流路は、複数の薬剤導入口と、前記試験液導入口から導入された試験液をそれぞれの前記薬剤導入口に案内する複数の連通流路とを有する、マイクロ流路チップ。
  9. 請求項8記載のマイクロ流路チップにおいて、少なくとも1つの前記薬剤導入口を除いて他の前記薬剤導入口の前記薬剤保持部に薬剤が配置される、マイクロ流路チップ。
  10. 請求項8記載のマイクロ流路チップにおいて、前記薬剤導入口の前記薬剤保持部の全てに薬剤が配置される、マイクロ流路チップ。
  11. 請求項8または9記載のマイクロ流路チップにおいて、少なくとも1つの前記薬剤導入口を除いて他の前記薬剤保持部に、相互に薬効が相違する薬剤が配置される、マイクロ流路チップ。
  12. 請求項8または10記載のマイクロ流路チップにおいて、前記薬剤導入口の前記薬剤保持部全てに、相互に薬効が相違する薬剤が配置される、マイクロ流路チップ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のマイクロ流路チップにおいて、前記基板は、複数の前記マイクロ流路を有する、マイクロ流路チップ。
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