JP2017214931A - 手動スタータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】小さい引張り力でよい等の手動スタータ組立体を提供すること。【解決手段】エンジン用の手動スタータ108は、主ハウジング202と、出力軸212と、ばねハウジング206と、ばね210と、2つの爪226、228と、第1、第2のアタッチメントユニット214とを備えている。第1のアタッチメントユニットが、ばねに連結された第1のカプラー230にして、第1の複数の爪に選択的に係合し且つ該爪から選択的に係合解除状態にし得る形態とされた第1のカプラー230を備える。スタータコード204が引かれる前にローププーリーアセンブリ222をばねハウジングに選択的に連結し、スタータコードが解放された後にローププーリーアセンブリ222をばねハウジング206から選択的に連結解除する形態とされた第2のアタッチメントユニットを備える。ばねを受けるためのばねハウジングが爪が第2のカプラーに係合している。【選択図】図2

Description

連邦援助による研究開発に関する声明
本発明は、国防総省国防高等研究事業局(DARPA)との契約番号第MDA972−01-9-0018号に基づく政府援助によって為されたものである。政府は、本発明に対する権利を留保する。
本発明は、超小型飛行機(micro air vehicle)、より詳細には、超小型飛行機の改良されたスタータに関する。
超小型飛行機及びその他の飛行機は、特に、軍事目的のため今日、重要性を増している。例えば、超小型飛行機は、人間のパイロットを必要とせずに、偵察を可能にする点にて価値がある。超小型飛行機は、商業的な芝刈り器にて一般に使用されているものと同様の手動スタータ組立体を使用して始動されるエンジンをしばしば含む。しかし、特定の状況にて、かかるスタータ組立体を作動させるためには、大きい引張り力が必要となる一方、その結果、特定の超小型飛行機の構成要素(例えば、誘導システム)が望ましくない動きをし、且つ(又は)超小型飛行機の1つ又はより多くの構成要素が磨耗する可能性がある。
従って、比較的小さい引張り力でよく且つ(又は)動きが少なく、さらに(又は)エンジン上にて誘発される慣性力が小さい、改良されたスタータ組立体が必要とされている。更に、何らかの外部の電力源に頼らない、かかる改良されたスタータ組立体が必要とされている。また、重量が減少した改良されたスタータ組立体も必要とされている。本発明は、これら必要性の1つ又はより多くに対応するものである。
本発明は、エンジン用の手動スタータを提供するものである。1つの実施の形態において、また、単に一例として、手動スタータは、主ハウジングと、出力軸と、ばねハウジングと、ばねと、アタッチメントユニットとを備えている。出力軸は、少なくとも部分的に主ハウジング内に配設され、且つ、エンジンに始動トルクを供給する形態とされている。ばねハウジングは、主ハウジング内に配設されている。このばねは、ばねハウジング内に配設され、スタータコードから初期力を受け取り、また、始動トルクを出力軸に供給する形態とされている。アタッチメントユニットは、エンジンが始動される前に選ばねを出力軸に選択的に連結し、エンジンが始動した後にばねを出力軸から選択的に連結解除する形態とされている。
別の実施の形態において、また、単に一例として、手動スタータは、主ハウジングと、スタータコードと、ばねハウジングと、駆動組立体と、ばねと、出力軸と、アタッチメントユニットとを備えている。スタータコードは、少なくとも部分的に主ハウジングの外部に配設されており、初期力を受け取る形態とされている。ばねハウジングは、主ハウジング内に配設されている。駆動組立体は、少なくとも部分的に主ハウジング内に配設され、初期力をスタータコードからばねハウジングまで伝達する形態とされている。ばねは、ばねハウジング内に配設されており、初期力をばねハウジングから受け取り、また、始動トルクをエンジンに対して供給する形態とされている。出力軸は、少なくとも部分的に主ハウジング内に配設され、始動トルクをばねから受け取り、また、始動トルクをエンジンに
供給する形態とされている。アタッチメントユニットは、エンジンが始動する前にばねを出力軸に選択的に連結し、エンジンが始動した後にばねを出力軸から選択的に連結解除する形態とされている。アタッチメントユニットは、爪と、カプラーとを備えている。爪は、出力軸に連結されている。カプラーは、ばねに連結され且つ、爪に選択的に係合し且つ爪から選択的に係合解除状態にし得る形態とされている。
本発明は、超小型飛行機も提供する。1つの実施の形態において、また、単に一例として、超小型飛行機は、機体と、複数のエレクトロニックポッドと、エンジンと、手動スタータシステムとを備えている。複数のエレクトロニックポッドは、機体に連結されている。エンジンは、機体内に配設され且つ、複数のエレクトロニックポッドに連結されている。手動スタータシステムは、主ハウジングと、スタータコードと、ばねハウジングと、駆動組立体と、ばねと、出力軸と、アタッチメントユニットとを備えている。スタータコードは、少なくとも部分的に主ハウジング外に配設され且つ、初期力を受け取る形態とされている。ばねハウジングは、主ハウジング内に配設されている。駆動組立体は、少なくとも部分的に、主ハウジング内に配設され且つ、初期力をスタータコードからばねハウジングまで伝達する形態とされている。ばねは、ばねハウジング内に配設され且つ初期力をばねハウジングから受け取り、また、始動トルクをエンジンに対して供給する形態とされている。出力軸は、少なくとも部分的に主ハウジング内に配設され、始動トルクをばねから受け取り、また、始動トルクをエンジンに対して供給する形態とされている。アタッチメントユニットは、エンジンが始動される前にばねを出力軸に選択的に連結し、エンジンが始動した後にばねを出力軸から選択的に連結解除する形態とされている。アタッチメントユニットは、爪と、カプラーとを備えている。爪は、出力軸に連結される。カプラーは、ばねに連結され且つ、爪に選択的に係合し且つ爪から選択的に係合解除状態にし得る形態とされる。
好ましい手動スタータ組立体のその他の独立的な特徴及び有利な効果は、単に一例として本発明の原理を示す、添付図面と共に参照したとき、以下の詳細な説明から明らかなるであろう。
詳細な説明に進む前に、記載した実施の形態は、特定型式の装置と共に使用することにのみ限定されるものではないことを理解すべきである。このように、手動スタータ組立体の好ましい実施の形態は、説明の便宜のため、超小型飛行機にて具体化されるものとして図示し且つ説明したが、その他の型式の乗物にて、また、内燃機関を採用する色々なその他の装置にて具体化することができることが理解されよう。
図1には、超小型飛行機100の一例としての実施の形態が示されている。図1に示したように、超小型飛行機100は、機体102と、複数のエレクトロニックポッド104と、内燃機関106と、ファン109と、手動スタータ組立体108とを含む。エレクトロニックポッド104は、機体102に連結されている。エレクトロニックポッド104は多数の異なる実施の形態の任意の1つをとることができることが理解されよう。
エンジン106は、機体102内に配設され且つ、エレクトロニックポッド104に連結されている。エンジン106は、始動されたとき、例えば、該エンジンに連結されたファン109の作動を通して、超小型飛行機100の飛行を励起する。エンジン106は、図2及び図3に関連して以下により詳細に説明するように、手動スタータ組立体108により始動される。エンジン106は、2行程ガソリンエンジンであることが好ましいが、これは変更可能である。同様に、超小型飛行機100及びその色々なその他の構成要素は、各々が手動スタータ組立体108を含む、多数の異なる形状及び形態の任意の1つをとることができる。
図2及び図3には、超小型飛行機100の手動スタータ組立体108の一例としての実施の形態を示す、それぞれ簡略化した断面図及び分解斜視図が図示されている。図2及び図3に示すように、手動スタータ組立体108は、主ハウジング202と、スタータコード204と、動力ばねハウジング206と、駆動組立体208と、動力ばね210と、出力軸212とを含む。図2及び図3に示したように、手動スタータ組立体108は、基部板205及び色々な締結具207により互いに保持することができ、また、ハンドル209を含むこともできる。1つの好ましい実施の形態において、駆動組立体208及び手動スタータ組立体108の色々なその他の構成要素は、アルミニウム、及びアセタールプラスチックである、デルリン(delrin)にて出来ている。
スタータコード204は、少なくとも部分的に主ハウジング202の外側、好ましくは、主ハウジング202に連結された管216内に配設されている。電源コード204は、人又は装置が機体102の少なくとも一部分を保持すると同時に、エンジン106を始動させるその者又は装置(図示せず)から初期力を受け取る形態とされている。更に、後退ばねハウジング218及び後退ばねハウジング218内に収容された後退ばね220は、スタータコード204が初期力を受け取る引っ張り手順の後、スタータコード204を後退させる。動力ばねハウジング206は、主ハウジング202内に配設され且つ動力ばね210を収容する。駆動組立体208はまた、少なくとも部分的に主ハウジング202内に配設され且つ、初期力をスタータコード204から動力ばね210まで伝達する形態とされている。
図示した実施の形態において、駆動組立体208は、プーリー222と、入力軸224と、1つ又はより多くの下部セットの入力爪226と、出力軸の端部227と、1つ又はより多くの上部セットの解除爪228とを含む。下部セットの入力爪226と、軸受232、ピン215、ばね213、カプラー230は、第2のアタッチメントユニット214’を構成する。駆動組立体は、1つ又はより多くのスタータコード204と、動力ばねハウジング206と、動力ばね210と、出力軸212とを含むものと考えることができる。プーリー222は、プーリー222及び動力ばねハウジング206の双方に連結された入力爪226を介して後退ばね220及び動力ばねハウジング206に連結されている。入力爪226は、各々ばね213(図2、図3に図示)と、入力爪226をプーリー222に対して保持する形態とされたピン215(同様に図3に図示)とを含むことが好ましい。
動力ばねハウジング206は、入力爪226を介して初期力をプーリー222から受け取ったとき、入力軸224の回りを回転し、これにより動力ばね210を励起させる形態とされている。この動力ばねハウジング206の回転は、少なくとも一部分、複数の軸受232により安定化され、シム221は、動力ばね210による動力ばねハウジング206の磨耗を防止するのを助ける(図3参照)。動力ばね210は、動力ばねハウジング206内に配設され且つ、始動トルクが駆動組立体208を介してスタータコード204から動力ばねハウジング206まで伝達されたとき、動力ばね(ハウジング206)から初期力を受け取る形態とされている。具体的には、以下に更に詳細に説明するように、動力ばねハウジング206がスタータコード204の引張りに従い入力軸224の回りで回転すると、動力ばね210は巻かれ、これにより励起される。更に、図2及び図3に示したように、軸受232は、出力軸212に対する高速度軸受け境界面を形成し且つ、また、出力軸212の回転を安定化させることも助ける。
出力軸212は、少なくとも部分的に主ハウジング202内に配設され、また、出力軸の端部227と、解除爪228に対する1つ又はより多くの停止部234とを含む(図3参照)。出力軸の端部227は、例えば、エンジン106を最初に始動させる段階の間、
エンジンの圧縮から保持力を受け取る形態とされている。以下に更に詳細に説明するように、動力ばね210が出力軸の端部227に加えられた保持力を上回るのに十分励起されたとき、動力ばね210は巻き戻されて始動トルクを出力軸212に伝達する。次に、出力軸212は回転し、始動トルクを出力軸の端部227を介してエンジン106に供給し、これによりエンジンを始動させる。
出力軸212における停止部234は、図6に関して以下に更に詳細に説明するように、解除爪228が動力ばね210から非係合状態にされた後、所定の角度以上回転するのを防止する形態とされている。1つの好ましい実施の形態において、停止部234は、解除爪228がカプラー230から非係合状態とされた後、該解除爪228が30°以上回転するのを防止する。
第1のアタッチメントユニット214は、複数の解除爪228と、カプラー230とを含んでおり、また、選択的に、エンジン106が始動する前、動力ばね210を出力軸212に連結し且つ、エンジン106が始動された後、動力ばね210を出力軸212から連結解除する形態とされている。解除爪228の各々は出力軸212に連結され、選択的に、カプラー230と係合し且つ係合解除する。具体的には、エンジン106が始動した後、図4及び図5に関して以下に更に詳細に説明するように、エンジン106の回転速度による遠心力の増加のため、解除爪228はカプラー230を係合解除する。
カプラー230は、解除爪228及び動力ばね210の各々に連結され且つこれらの各々と境界面を形成する形態とされている。カプラー230は、選択的に、動力ばね210及び動力ばねハウジング206を出力軸212に連結し且つ、出力軸から分離させることを少なくとも容易にする形態とされている。カプラー230は、解除爪228と境界面を形成し、トルクを伝達すると共に、図4及び図5に関して以下に更に詳細に説明するように、解除爪228を、高回転速度にて解除する更なる形態とされている。
次に、図4ないし図7を参照すると、図示した手動スタータ組立体108のアタッチメントユニット214内にて使用される解除爪228及びカプラー230の一例としての実施の形態の拡大図が示されている。具体的には、図4は、一例としての解除爪228の拡大図、図5は、解除爪228を示す手動スタータ組立体108の一部分の断面図、図6は、一例としてのカプラー230の拡大図、及び図7は、カプラー230と、その回りに部分的に巻かれた動力ばね210とを示す、手動スタータ組立体108の別の部分の断面図である。
図4及び図5に示したように、解除爪228の各々は、第一の部分238と、第二の部分240と、その両者の間に少なくとも部分的に配設された開口部236とを含むことが好ましい。開口部236は、ピン215(同様に図5に図示)によりその内部にばね213(図5に図示)が保持される形態とされている。第一の部分238は、開口部236の第一の側部242に配設されている。第一の部分238は、厚さT1と、重量W1とを有する。第二の部分240は、第一の側部242の反対側の、開口部236の第二の側部244に配設されている。第二の部分240は、T1よりも厚い厚さT2を有し、これに伴い、W1よりも重い重量W2を有する。以下に更に詳細に説明するように、この重量の非対称の配分は、エンジン106が十分な速度で回転するとき、解除爪228の慣性質量を可能にすることにより、エンジン106が始動した後、解除爪228(及びこれにより出力軸212)をカプラー230(また、これにより動力ばね210)から分離させ易くする。
図5に示したように、好ましくは、第一の部分238は、当初、出力軸212の回転前、出力軸212の第一の停止部234Aに対して休止している。出力軸212が十分な速
度にて回転すると、解除爪228は30°まで回転し、この時点にて、第二の部分240は第二の停止部234Bに対して休止している。
図6及び図7に示したように、カプラー230は、頂部分246と、底部分248とを含む。頂部分246は、解除爪228と合わさる。図示した実施の形態において、頂部分246は、4つの突出する端縁250を有する星形に類似する。突出する端縁250の各々は、少なくとも部分的に、合わさり領域を画成し、これによりカプラー230は、それぞれの解除爪228と合わさる。しかし、突出する端縁250の数、及びその形状及び形態は、頂部分246ののその他の特徴のように変更可能である。例えば、頂部分246は、多数の異なる形状及び形態の任意の1つをとることができ、また、解除爪228と合わさる多数の異なる機構又は部分を1つ以上、含むことができる。
底部分248は、内側ばね脚部(図7に図示せず)を捕捉するスロットにて、動力ばね210が底部分248の回りに巻くようにすることにより(図7参照)、動力ばね210と、好ましくは少なくとも部分的に合わさる形態とされている。図示した実施の形態において、底部分248は、少なくとも部分円筒状の形状をしている。しかし、底部分248は、多数の異なる形状の任意の1つをとることができる。
手動スタータ組立体108の構造上の特徴について説明したが、次に、手動スタータ組立体108の一例としての実施の形態の操作について説明する。手動スタータ組立体108の操作は、ユーザには、商業的な芝刈り器のコードを引っ張るように感じられるが、引張る力は比較的小さい。出力軸の端部227がエンジン106の出力軸212との境界面を形成したとき、エンジン106の圧縮は、これにより上述した保持力を作用させ、これにより出力軸212の回転を防止する。
スタータコード204が引っ張られると、初期力は、駆動組立体208を介して動力ばねハウジング206に伝達される。具体的には、スタータコード204が引っ張られると、後退ばね220は巻かれ、スタータコード204は、少なくとも部分的に、プーリー222から巻き戻される。プーリー222は、入力軸224の回りを回転し、これにより入力爪226を回転させ、これによって動力ばねハウジング206が入力軸224の回りを回転するようにする。このため、始動トルクは、入力爪226を介してプーリー222から動力ばねハウジング206まで伝達される。好ましくは、駆動組立体208は、商業的な芝刈り器と同様に作用するものとする。
次に、動力ばねハウジング206は、回転し且つ動力ばね210を巻く。なお、カプラー230、解除爪228、及び出力軸212は、出力軸の端部227との境界面を形成するエンジン106の圧縮により加えられた保持力のため、未だ回転していない。この時間の間、動力ばね210は、出力軸の端部227との境界面を形成することを通じてエンジンの圧縮により供給された保持力と反対方向に向けて励起される。その後、動力ばね210がエンジンの圧縮により加えられた保持力を上回るのに十分に励起されたとき、動力ばね210は、巻き戻され又は解放される。
動力ばね210が巻き戻されると、該動力ばねは、始動トルクを解放し、このことは、出力軸212を回転させ、これによりエンジン106を始動させることになる。具体的には、動力ばね210は、カプラー230に連結されているため、カプラー230は、動力ばね210が巻き戻されるとき、回転する。この時点にて解除爪228は、カプラー230と係合して同様に回転する。一方、このことは、出力軸212を旋回させ、これによりエンジン106を始動させることになる。
次に、解除爪228がカプラー230から非係合(係合解除)状態とされると、動力ば
ね210及び動力ばねハウジング206は、出力軸212から切り離される。具体的には、エンジン106が始動された後のエンジンの高回転速度のため、解除爪228は、解除爪228の質量の慣性力を利用してカプラー230から非係合状態とされる。停止部234は、解除爪228がこの非係合状態となった後、30°以上回転するのを防止し、不必要な動き及び磨耗を最小にする。なお、出力軸212は、エンジン106が運転している間、旋回を続けるが、このとき、カプラー230、動力ばね210、動力ばねハウジング206から切り離されている。また、好ましくは、この時点にて、入力爪226は、また、プーリー222から非係合状態とされ、このため、スタータコード204がプーリー222に巻き戻るのを許容するようにする。
最終的に、エンジン106が停止したとき、解除爪228は、カプラー230と再係合し、これにより出力軸212を動力ばね210及び動力ばねハウジング206と再接続する。次に、手動スタータ組立体108は、エンジン106を始動させる次の時点のため用意が整い、その時点にて、過程は繰り返される。
手動スタータ組立体108は、多数の異なる態様にて潜在的に有益である。例えば、解除爪228の設計の非係合状態とする特徴は、駆動組立体208及び(又は)動力ばねハウジング206のその他の構成要素の磨耗を少なくし、始動過程の間、超小型飛行機100の構成要素の望ましくない動きを少なくし、また、エンジン106に加わる誘発された慣性荷重を少なくすることが可能である。スタータハブは、エンジン106が運転しているか又は停止しているかを問わず、エンジンとの境界面から容易に除去され、これにより超小型飛行機が着陸、又は格納及び輸送のため地面に位置することを許容する。更に、手動スタータ組立体108は比較的軽量であり、また、外部電源に依存しない。エンジン106の始動過程は、また、動力ばね210により出力軸212に加えられ、エンジンの圧縮力に打勝つのを助ける力を誘発させることにより容易とされる。超小型飛行機100が図1に示されているが、多数の異なる超小型飛行機の任意の1つ、多数のその他の異なる型式の乗物の任意のもの、その他の乗物、及び(又は)多数のその他の型式の装置の任意の1つと共に、手動スタータ組立体108を使用することができることが理解されよう。
本発明は、1つの好ましい実施の形態に関して説明したが、当該技術の当業者には、本発明の精神から逸脱せずに、色々な変更を為し、また、等価物にてその要素を置換することができることが理解されよう。更に、その必須の範囲から逸脱せずに、本発明の教示に対し特定の状況又は材料を適応させるため多くの改変を為すことが可能である。このため、本発明は、本発明を実施するため考えられる最良の形態として開示した特定の実施の形態に限定されることを意図するものではなく、本発明は、特許請求の範囲に属する全ての実施の形態を含むことを意図するものである。
一例としての超小型飛行機の平面図である。 図1の超小型飛行機と関連して使用することのできる一例としての手動スタータ組立体の簡略化した断面図である。 図2の手動スタータ組立体の分解斜視図である。 図2及び図3の手動スタータ組立体にて使用することのできる一例としての解除爪の拡大図である。 分解した状態で示され且つその内部にて使用することのできる解除爪を特徴とする、図2及び図3の手動スタータ組立体の一部分の断面図である。 図2及び図3の手動スタータ組立体にて使用し且つ図4の解除爪と合わさるよう使用することのできる一例としてのカプラーの拡大図である。 分解した状態で示され且つその内部にて使用することのできるカプラーを特徴とする、図2及び図3の手動スタータ組立体の別の部分の断面図である。
100 超小型飛行機
102 機体
104 エレクトロニックポッド
106 内燃機関
108 手動スタータ組立体
109 ファン
202 主ハウジング
204 スタータコード、電源コード
205 基部板
206 動力ばねハウジング
207 締結具
208 駆動組立体
209 ハンドル
210 動力ばね
212 出力軸
213 ばね
215 ピン
216 管
218 後退ばねハウジング
220 後退ばね
221 シム
222 プーリー
224 入力軸
226 入力爪
227 出力軸の端部
228 解除爪
230 カプラー
232 軸受
234 停止部
234A 第一の停止部
234B 第二の停止部
236 解除爪の開口部236
238 解除爪の第一の部分
240 解除爪の第二の部分
242 解除爪の第一の側部
244 解除爪の第二の側部
246 頂部分
248 底部分
250 突出する端縁

Claims (2)

  1. エンジン(106)用の手動スタータシステム(108)において、
    主ハウジング(202)と、
    少なくとも部分的に前記主ハウジング(202)内に配設され、前記エンジン(106)に始動トルクを供給する形態とされた出力軸(212)と、
    前記主ハウジング(202)内に配設されたばねハウジング(206)と、
    前記ばねハウジング(206)内に配設され、スタータコード(204)から初期力を受け取り、また、始動トルクを前記出力軸(212)に供給する形態とされたばね(210)と、
    前記エンジン(106)が始動される前に前記ばね(210)を前記出力軸(212)に選択的に連結し、前記エンジン(106)が始動した後に前記ばね(210)を前記出力軸(212)から選択的に連結解除する形態とされた第1のアタッチメントユニット(214)と、
    前記手動スタータシステム(108)のロープに係合するようになっている、前記主ハウジング(202)内に配置されたローププーリーアセンブリ(222)と、
    前記スタータコード(204)が引かれる前に前記ローププーリーアセンブリ(222)を前記ばねハウジング(206)に選択的に連結し、前記スタータコード(204)が解放された後に前記ローププーリーアセンブリ(222)を前記ばねハウジング(206)から選択的に連結解除する形態とされた第2のアタッチメントユニット(214’)とを備え、
    前記第1のアタッチメントユニット(214)が、前記出力軸(212)に係合するようになっている第1の複数の爪(228)を有し、前記第2のアタッチメントユニット(214’)が前記ロープに係合するようになっている第2の複数の爪(226)を有し、
    前記第1のアタッチメントユニット(214)が、
    前記ばね(210)に連結された第1のカプラー(230)にして、前記第1の複数の爪(228)に選択的に係合し且つ該爪(228)から選択的に係合解除状態にし得る形態とされた第1のカプラー(230)を備え、
    前記第2のアタッチメントユニット(214’)が、第2のカプラー(230‘)を備え、前記ばね(210)を受けるための前記ばねハウジング(206)が前記爪(226)を備え、前記第2のカプラー(230‘)に係合している、
    エンジン(106)用の手動スタータシステム(108)。
  2. 機体(102)と、
    前記機体(102)に連結された複数のエレクトロニックポッド(104)と、
    前記機体内(102)に配設され、前記複数のエレクトロニックポッド(104)に連結されたエンジン(106)と、
    手動スタータシステム(108)と、
    を備え、
    前記手動スタータシステム(108)が、
    主ハウジング(202)と、
    少なくとも部分的に前記主ハウジング(202)外に配設され、初期力を受け取る形態とされたスタータコード(204)と、
    前記主ハウジング(202)内に配設されたばねハウジング(206)と、
    少なくとも部分的に前記主ハウジング(202)内に配設され、初期力を前記スタータコード(204)から前記ばねハウジング(206)まで伝達する形態とされた駆動組立体(208)と、
    前記ばねハウジング(206)内に配設され、初期力を前記ばねハウジング(206)から受け取り、また、始動トルクを前記エンジン(106)に対して供給する形態とされたばね(210)と、
    少なくとも部分的に前記主ハウジング(202)内に配設され、始動トルクを前記ばね(210)から受け取り、また、始動トルクを前記エンジン(106)に対して供給する形態とされた出力軸(212)と、
    前記エンジン(106)が始動される前に前記ばねハウジング(206)を前記出力軸(212)に選択的に連結し、前記エンジン(106)が始動した後に前記ばね(210)を前記出力軸(212)から選択的に連結解除する形態とされた第1のアタッチメントユニット(214)と、
    前記スタータコード(204)が引かれる前に前記ローププーリーアセンブリ(222)を前記ばねハウジング(206)に選択的に連結し、前記スタータコード(204)が解放された後に前記ローププーリーアセンブリ(222)を前記ばねハウジング(206)から選択的に連結解除する形態とされた第2のアタッチメントユニット(214’)であって、前記主ハウジング(202)内に配置され、前記手動スタータシステムのロープに係合するようになっているローププーリーアセンブリ(222)を有する第2のアタッチメントユニット(214’)と、
    を備え、
    前記第1のアタッチメントユニット(214)が更に、
    前記出力軸(212)に連結されるようになっている第1の複数の爪(228)を備え、
    前記第2のアタッチメントユニット(214’)が、前記ローププーリーアセンブリ(222)を介して前記ロープに連結されるようになっている第2の複数の爪(226)を備えており、
    前記第1のアタッチメントユニット(214)が、
    前記ばね(210)に連結された第1のカプラー(230)にして、前記第1の複数の爪(228)に選択的に係合し且つ該爪(228)から選択的に係合解除状態にし得る形態とされた第1のカプラー(230)を備え、
    前記第2のアタッチメントユニット(214’)が、第2のカプラー(230’)を備え、前記ばね(210)を受けるための前記ばねハウジング(206)が前記爪(226)を備え、前記第2のカプラー(230‘)に係合している、第2のカプラー(230’)を備えている、
    超小型飛行機(100)。
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